新カード雑感)オリジン1 ニッサとか
2015年6月28日 新カード紹介
皆さん、こんばんは。しもべです。
少し時間が出来たため、Mオリジンに関して少しずつ感想を書いていこうかと。
機を逸した感は半端無いですがw仕方ない。
まぁ、自分の感想なので、ニュースでもなし。
まず新種のPW組からの予定ですが、これまでには無い変身と言う性質を考えると経験則がないので評価が難しい。
少なくとも既存のPWとしての基準で見た場合はちり紙レベルの価値しかないのでその基準は早々に捨てるべき。
なぜならPWは場に出た時点で多かれ少なかれ+能力や-能力で何らかの仕事をし、その中でもアドが取れる物はその時点で仕事をしていましたからね。が、生物になったことでその計算が非常に立ちにくくなってしまった。不安定さはMtGで最も嫌われる要素です。PWという除去されづらいカードタイプを失ってしまったのも痛恨。
下環境では特に除去は溢れ・《突然の衰微》や《仕組まれた爆薬》で消えゆく上にさらにその他の生物除去まで効いてしまう。《タルモゴイフ》のサイズも上げられ無い等、その影響はさらに大きい。
これらを踏まえ、その上で生物としてどれだけ貢献できるかが基本重要になってくると思います。
・《巨森の予見者、ニッサ》/《精霊信者の賢人、ニッサ》
:その基準を本人の能力まで合わせて最も正確に体現できているのがこのニッサだと思います。
今回のPW達は変身の手間を考慮した本体の軽さが一つの売りだったのですが、何を血迷ったか「土地7枚以上で変身」と言う条件持ち。土地7枚と言うのは単に7マナを生み出すよりも余程難しい条件であり、つまり《精霊龍、ウギン》や《頂点捕食者、ガラク》《太陽の勇者、エルズペス》に匹敵するKPを必要とされるわけです。
が、実際の能力は《揺るぎないサルカン》レベル。と言うよりも奥義が若干使いやすい以外は寧ろ劣化しているとすら言えるかもしれません。実質的にサルカンよりも重いのにサルカン以下の能力。そしてサルカンが使われているのかと言うと・・・。
と言う事でPWとして見た場合は紙です。
そもそも7~マナと言えば《女王スズメバチ》や《龍王アタルカ》の様なボム相当のKPですがPWの括りを外してもこれらに比べると如何にショボイかがよく判ります。
[+1]なんてマイナス能力を除けば、歴代のPWのドロー能力でもJtMsに次ぐレベルなんですけどね・・・。
と言う事で見ていくのが生物の部分であるという事。
《護民官の道探し》や《国境地帯のレインジャー》の劣化版です。基本地形《森》しか持ってこれない為ほぼ劣化と言って差し支えないでしょう。只それでも確実にアドバンテージを稼いでくれています。現THS期のStdでは《サテュロスの道探し》《森の女人像》《クルフィックスの狩猟者/CoK》が居ますがKTKブロックにはそれ程優秀なマナサポーターがいない上に《ニクスの祭殿、ニクソス》も無くなるためその分野が枯渇する可能性は高い。
ゆえに、そこを補う道に活路を見いだせるでしょう。
後は適当にチャンプブロックでもして時間を稼ぐのが仕事。対Controlならすかさず殴りに行けますが基本は「森サーチ+ライフゲイン」程度に見ておくのが妥当でしょう。生物がパワフルな環境だからこそ1回分でも躊躇なくチャンプブロックに行けることは重要になってくるはず。下手に生き残らせようとしない事がここでは基本になります。
そして後半以降、もうマナサポーターが不要な時に引いてしまってもPW化する事で使い道を残しておけるわけです。
確かに後半喩えPW化しても時期を考えれば差して強くはない能力ですが、それでも決して弱いわけでもない。少なくとも4/4の生物は最後までフィニッシャー級なので何も使い道の無いマナサポーターに比べれば無いよりは遥かにマシ程度の評価は出来ます。その意味では、比べるレベルにはありませんが《死儀礼のシャーマン》が持つ強みと方向性は同じでしょう。
と言う事でPWとして見れば産業廃棄物ですがマナサポーターとして見ればそこそこ。
正に今回の変身系PWの評価の見本となれる存在だと思います。
当然3マナのマナサポーターを使うのはMidrange~Controlなので、その系統のデッキに運用される事が想定ですよね。
相性が良いカードは土地の数を確保できる《ニッサの巡礼》《爆発的植生》ですが、コイツを変身させるためと考えると前述の通りの貧相さに悲しみを背負う事になるため、別の目的≒明確なボムの用意がされているデッキでの運用に限られるでしょう。一応変身後はデッキ内の土地比率を削る事が出来るため[+1]の有効牌率を上げる事には関連していますがね・・・。
3マナで出せる生物と言う事で《集合した中隊》を併用する事も想定できますが、中隊を使うデッキは少なくとも生物が軽めの構成になるのが基本なので、土地を伸ばす必要性に駆られる・伸ばす事で意義を満たすニッサとは適合性が低い。
同様、なぜか復活した部族推しのなかElvesもStdで注目されていますが、遅い上に貧弱すぎてBeatdownに入れる利点を見出せません。余程エルフが枯渇しているのでもなければ使う利点は無いでしょう。
THS期には残念な事に相性の良いカードも多く特に競合対象でもあるCoKは土地を伸ばす事で変身も狙える上に変身後も[+1]の有効性の向上、及び壁になる事での[-7]の可能性を示せる素晴らしい相性だったのですが・・・。土地・生物抑止の意味では《荒ぶる波濤、キオーラ》、土地と生物関連では《収穫の神、ケイラメトラ》なんかがなかなか相性が良い。
土地を伸ばした先では前述の生物やPWに加えて《世界を喰らう者、ポルクラノス》や《起源のハイドラ》《ネシアンの猟区管理者》が候補になるはず。
Eternalでは《森》関連の土地をサーチ出来れば使い道を探せなくもなかった気もしないでもないですが、基本地形の《森》限定では流石に・・・。
そもそも7マナ前後で土地関連のカードで~と言ったら、もう素直に《原始のタイタン》使えよ!と言う事になるはず。生物として見る云々では3マナのマナサポーターなんてCoKレベルのパワーがあっても悩ましいのに、コイツは言わずもがな。
土地が3~4枚揃うのならとっととボム叩きつけてフィニッシュしろ!な環境なのでコイツを使う理由が無い。《風景の変容》デッキはその典型。
Landsはそもそも《森》を使わない上にデッキの不純物にすら成る。
敢えて言うならNicFit。
生物も使う。《森》も使う。土地を伸ばす。リアニ手段や《緑の太陽の頂点》があれば更に使いやすくなります。
方向性としては適合しています。
ただ、やはり3マナの置き物としては貧弱だし、比較的簡単にこの上のマナ域までは《老練の探険者》で伸ばせるので、それなら《世界を目覚めさせる者、ニッサ》や《原初の狩人、ガラク》を最初から使う。
結局コイツを使う有用性が見いだせないので出番は無いでしょう。
正直PWとしては《悪鬼の血脈、ティボルト》を超える弱さを持っているとさえ思っているこの1枚。本体の軽さと変身条件が本当に謎。
果たして、実際の評価はどうなるのでしょうかね?
個人的には私の評価なんて吹き飛ばせるほど活躍してくれると嬉しいのですが。
・《ニッサの巡礼》
:通常は劣化《木霊の手の内》《耕作》ですが、魔朽を満たす事で脅威のハンドアドを獲得できます。
Gの濃い中速以下の速度のデッキでは運用可能でしょう。結果的に土地比率を圧縮しているのも悪くない。可能な限り魔朽を満たしたいですね。これで得たハンドアドは何も土地をセットするだけではないので、例えばルーター用の交換札として保持するのも良い。新ジェイスや《僧院の包囲》を併用するのも良いですね。
ニッサ自身との相性は前述の通り。
問題は魔朽を満たせるかどうか。
Gの濃いデッキはどうしても置き物を多用しがちである為、地味に魔朽の達成が難しい。
意識した構築が必要になるはず。流石に魔朽が使えなければ《爆発的植生》に勝る部分はありませんからね。
・《マナ喰らいのハイドラ》
:《雄牛のやっかいもの》と《クウィリーオンのドライアド》を足した様なカード。自分だけでなく相手でも成長するので中々に高い成長性と避雷針性があると言えます。
本体に「トランプル」がある為、巨大化させる意味も有りますね。
問題は《地割れ潜み》の様にアドバンテージを稼ぐカードではない事。これを成長させるためにカードを連打しても、除去された際の損失が計り知れないため、そこを補えでもしない限り可能性は無いでしょう。
と言う事で併用したいのは《鼓舞する呼び声》。除去耐性を補える上にドローも出来る。《硬化した鱗》が有ると成長速度が倍になる。マナカーブも良いため中々悪くない。
毎ターン唱えることを想定するのなら「疾駆」持ちが良い味を出すはず。また引き益し系の《強欲なドラゴン》も相性が良い。ハイドラが避雷針になってくれるのならドラゴンも生き残り易い。
そんなところで。
少し時間が出来たため、Mオリジンに関して少しずつ感想を書いていこうかと。
機を逸した感は半端無いですがw仕方ない。
まぁ、自分の感想なので、ニュースでもなし。
まず新種のPW組からの予定ですが、これまでには無い変身と言う性質を考えると経験則がないので評価が難しい。
少なくとも既存のPWとしての基準で見た場合はちり紙レベルの価値しかないのでその基準は早々に捨てるべき。
なぜならPWは場に出た時点で多かれ少なかれ+能力や-能力で何らかの仕事をし、その中でもアドが取れる物はその時点で仕事をしていましたからね。が、生物になったことでその計算が非常に立ちにくくなってしまった。不安定さはMtGで最も嫌われる要素です。PWという除去されづらいカードタイプを失ってしまったのも痛恨。
下環境では特に除去は溢れ・《突然の衰微》や《仕組まれた爆薬》で消えゆく上にさらにその他の生物除去まで効いてしまう。《タルモゴイフ》のサイズも上げられ無い等、その影響はさらに大きい。
これらを踏まえ、その上で生物としてどれだけ貢献できるかが基本重要になってくると思います。
・《巨森の予見者、ニッサ》/《精霊信者の賢人、ニッサ》
:その基準を本人の能力まで合わせて最も正確に体現できているのがこのニッサだと思います。
今回のPW達は変身の手間を考慮した本体の軽さが一つの売りだったのですが、何を血迷ったか「土地7枚以上で変身」と言う条件持ち。土地7枚と言うのは単に7マナを生み出すよりも余程難しい条件であり、つまり《精霊龍、ウギン》や《頂点捕食者、ガラク》《太陽の勇者、エルズペス》に匹敵するKPを必要とされるわけです。
が、実際の能力は《揺るぎないサルカン》レベル。と言うよりも奥義が若干使いやすい以外は寧ろ劣化しているとすら言えるかもしれません。実質的にサルカンよりも重いのにサルカン以下の能力。そしてサルカンが使われているのかと言うと・・・。
と言う事でPWとして見た場合は紙です。
そもそも7~マナと言えば《女王スズメバチ》や《龍王アタルカ》の様なボム相当のKPですがPWの括りを外してもこれらに比べると如何にショボイかがよく判ります。
[+1]なんてマイナス能力を除けば、歴代のPWのドロー能力でもJtMsに次ぐレベルなんですけどね・・・。
と言う事で見ていくのが生物の部分であるという事。
《護民官の道探し》や《国境地帯のレインジャー》の劣化版です。基本地形《森》しか持ってこれない為ほぼ劣化と言って差し支えないでしょう。只それでも確実にアドバンテージを稼いでくれています。現THS期のStdでは《サテュロスの道探し》《森の女人像》《クルフィックスの狩猟者/CoK》が居ますがKTKブロックにはそれ程優秀なマナサポーターがいない上に《ニクスの祭殿、ニクソス》も無くなるためその分野が枯渇する可能性は高い。
ゆえに、そこを補う道に活路を見いだせるでしょう。
後は適当にチャンプブロックでもして時間を稼ぐのが仕事。対Controlならすかさず殴りに行けますが基本は「森サーチ+ライフゲイン」程度に見ておくのが妥当でしょう。生物がパワフルな環境だからこそ1回分でも躊躇なくチャンプブロックに行けることは重要になってくるはず。下手に生き残らせようとしない事がここでは基本になります。
そして後半以降、もうマナサポーターが不要な時に引いてしまってもPW化する事で使い道を残しておけるわけです。
確かに後半喩えPW化しても時期を考えれば差して強くはない能力ですが、それでも決して弱いわけでもない。少なくとも4/4の生物は最後までフィニッシャー級なので何も使い道の無いマナサポーターに比べれば無いよりは遥かにマシ程度の評価は出来ます。その意味では、比べるレベルにはありませんが《死儀礼のシャーマン》が持つ強みと方向性は同じでしょう。
と言う事でPWとして見れば産業廃棄物ですがマナサポーターとして見ればそこそこ。
正に今回の変身系PWの評価の見本となれる存在だと思います。
当然3マナのマナサポーターを使うのはMidrange~Controlなので、その系統のデッキに運用される事が想定ですよね。
相性が良いカードは土地の数を確保できる《ニッサの巡礼》《爆発的植生》ですが、コイツを変身させるためと考えると前述の通りの貧相さに悲しみを背負う事になるため、別の目的≒明確なボムの用意がされているデッキでの運用に限られるでしょう。一応変身後はデッキ内の土地比率を削る事が出来るため[+1]の有効牌率を上げる事には関連していますがね・・・。
3マナで出せる生物と言う事で《集合した中隊》を併用する事も想定できますが、中隊を使うデッキは少なくとも生物が軽めの構成になるのが基本なので、土地を伸ばす必要性に駆られる・伸ばす事で意義を満たすニッサとは適合性が低い。
同様、なぜか復活した部族推しのなかElvesもStdで注目されていますが、遅い上に貧弱すぎてBeatdownに入れる利点を見出せません。余程エルフが枯渇しているのでもなければ使う利点は無いでしょう。
THS期には残念な事に相性の良いカードも多く特に競合対象でもあるCoKは土地を伸ばす事で変身も狙える上に変身後も[+1]の有効性の向上、及び壁になる事での[-7]の可能性を示せる素晴らしい相性だったのですが・・・。土地・生物抑止の意味では《荒ぶる波濤、キオーラ》、土地と生物関連では《収穫の神、ケイラメトラ》なんかがなかなか相性が良い。
土地を伸ばした先では前述の生物やPWに加えて《世界を喰らう者、ポルクラノス》や《起源のハイドラ》《ネシアンの猟区管理者》が候補になるはず。
Eternalでは《森》関連の土地をサーチ出来れば使い道を探せなくもなかった気もしないでもないですが、基本地形の《森》限定では流石に・・・。
そもそも7マナ前後で土地関連のカードで~と言ったら、もう素直に《原始のタイタン》使えよ!と言う事になるはず。生物として見る云々では3マナのマナサポーターなんてCoKレベルのパワーがあっても悩ましいのに、コイツは言わずもがな。
土地が3~4枚揃うのならとっととボム叩きつけてフィニッシュしろ!な環境なのでコイツを使う理由が無い。《風景の変容》デッキはその典型。
Landsはそもそも《森》を使わない上にデッキの不純物にすら成る。
敢えて言うならNicFit。
生物も使う。《森》も使う。土地を伸ばす。リアニ手段や《緑の太陽の頂点》があれば更に使いやすくなります。
方向性としては適合しています。
ただ、やはり3マナの置き物としては貧弱だし、比較的簡単にこの上のマナ域までは《老練の探険者》で伸ばせるので、それなら《世界を目覚めさせる者、ニッサ》や《原初の狩人、ガラク》を最初から使う。
結局コイツを使う有用性が見いだせないので出番は無いでしょう。
正直PWとしては《悪鬼の血脈、ティボルト》を超える弱さを持っているとさえ思っているこの1枚。本体の軽さと変身条件が本当に謎。
果たして、実際の評価はどうなるのでしょうかね?
個人的には私の評価なんて吹き飛ばせるほど活躍してくれると嬉しいのですが。
・《ニッサの巡礼》
:通常は劣化《木霊の手の内》《耕作》ですが、魔朽を満たす事で脅威のハンドアドを獲得できます。
Gの濃い中速以下の速度のデッキでは運用可能でしょう。結果的に土地比率を圧縮しているのも悪くない。可能な限り魔朽を満たしたいですね。これで得たハンドアドは何も土地をセットするだけではないので、例えばルーター用の交換札として保持するのも良い。新ジェイスや《僧院の包囲》を併用するのも良いですね。
ニッサ自身との相性は前述の通り。
問題は魔朽を満たせるかどうか。
Gの濃いデッキはどうしても置き物を多用しがちである為、地味に魔朽の達成が難しい。
意識した構築が必要になるはず。流石に魔朽が使えなければ《爆発的植生》に勝る部分はありませんからね。
・《マナ喰らいのハイドラ》
:《雄牛のやっかいもの》と《クウィリーオンのドライアド》を足した様なカード。自分だけでなく相手でも成長するので中々に高い成長性と避雷針性があると言えます。
本体に「トランプル」がある為、巨大化させる意味も有りますね。
問題は《地割れ潜み》の様にアドバンテージを稼ぐカードではない事。これを成長させるためにカードを連打しても、除去された際の損失が計り知れないため、そこを補えでもしない限り可能性は無いでしょう。
と言う事で併用したいのは《鼓舞する呼び声》。除去耐性を補える上にドローも出来る。《硬化した鱗》が有ると成長速度が倍になる。マナカーブも良いため中々悪くない。
毎ターン唱えることを想定するのなら「疾駆」持ちが良い味を出すはず。また引き益し系の《強欲なドラゴン》も相性が良い。ハイドラが避雷針になってくれるのならドラゴンも生き残り易い。
そんなところで。