NBA)本日のステフィン・カリー 16分の12
 タイトルの12/16はFG(フィールドゴール)でもFT(フリースロー)でもありません。
3P(3ポイントシュート)の成功/試投数です。
因みにFGは14/24、FT6/8で46点・・・。


 個人的な感覚ですがNBAでその試合中3本以上を決めていれば十分な数値。
一試合平均2.5本以上(成功率38%)決めていればリーグでシューターとして名が通るレベルです。5~6本決めれば試合の寸評やタイトルで紹介されるレベル。



 GSWは24試合を残し他状況で自身の持つシーズン3P成功数を早々更新(288)。このまま怪我が無ければ300本どころか350も超えて行けそうです・・・。
有史以来様々な名スコアリングシューターがいた(近年ではレジー・ミラーやレイ・アレンが代表的ですかね)NBAですがここまで突出した選手はいたのか?と言うレベル。
その2名に比べ、ハンドリングが優れている(別にミラーもアレンも下手ではないけどSGとPGでは根本的に差と違いが有る)ため得点パターンも豊富で独力での得点力が上であるため、コート上を走り回りスクリーンを貰う必要が無い。その上ディフェンダーがいようがフェイスガードされてようが視界が塞がれていようが距離が遠かろうが、とにかくクィックリリース。そして高確率。シューターがチーム内/コート内に複数いる(去年の3Pコンテスト王者カリーに、今年の王者クレイ・トンプソン。そして3Pを武器に出来る選手が複数名)恩恵もあるでしょうがそんなレベルを遥かに超えている。
ここまでのシューティングスコアラーを見た事が無い。
自身が更新するまでの3Pシーズン最多成功数がアレンの268本だった事を考えると、24試合(1シーズンの1/4以上)残し、自身の記録288本を更新している事がどれだけ異様な光景かが良く判ります。


 近年の3Pは得点源の一つながら、ペネトレイトやポストプレイの脇を支え相手のディフェンスを広げる役どころが多かった。連覇中のMIAやそれと争うSAS等も3Pを多用していたのは事実。
しかしながらここまでチームの攻撃の主役として3Pが立てられているのは見た事が有りません。
そしてその中心にいるのがカリー。
連打される3Pの恐ろしさを嫌と言うほど味あわせてくれています。同じ本数のゴールを決めても一方的に離されていくだけですからね。何より雰囲気的にもう無理ぽ・・・になる。

 先日カリーの余りの暴れっぷりに、同リーグのレジェンドであるオスカー・ロバートソン(史上唯一のシーズントリプルダブルを達成した人)が「ディフェンスを広げようとしないNBAコーチ陣は愚かだ」と苦言を呈していましたが、もうそんなレベルではない。寧ろチーム全体で3P撃てるんだから十分広がっているし、上述したようにフェイスガード張り付いていても関係なく決められる。広がり切ればドライブされるだけ。そしてプレスを使うような走り合いになったら勝てるチームはいない。



 この男は一体どこまで行くのでしょうかね・・・?
現在はリーグ一位の平均30.6点にも拘らずFG51.5%、3P46.8%、FT90.8%に加え何よりも驚異的なのが出場時間34分弱と言う各チームのエース級で考えれば少ないプレイ時間。どんだけ凄いんだ・・・。
FG50%、3P40%、FT90%以上は歴代で達成した人が数えられるレベルに達成が難しい得点関連指数なのですがね・・・。
得点王争いをしているケビン・デュラントの今ゲームのFG13/26、3P7/11、FT4/4で37得点が霞むレベル。KDも得点王争いが出来る驚異のスコアラーなのですが・・・。
怪我だけが怖い所。



 因みに、チームの勝敗の数字53勝-5敗。
かの有名なマイケル・ジョーダンを有した3連覇時のCHIが達成していた72勝-10敗と言うシーズン最多勝利数を割合で言うなら上回っていると事。
流石に序盤の様な連勝は出来ないし、疲れも出てくるので更新は難しいでしょうが・・・。


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