皆さん、こんばんは。しもべです。
新環境後初のSCGのLegacy OpenがPhiladelphiaにて開催されました。
750名以上の大型大会になっていました。早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/270216_philadelphia.html#content_decks_legacy-tab
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=02/27/2016&end_date=02/28/2016&start=1&finish=32&event_ID=20&limit=50
今週の優勝はNoah Walker氏のGrixis Delverです。
以下Top16(上から順に1位~)
Grixis Delver
Eldrazi Stompy
Infect
Grixis Delver
Miracles
Lands
UR Delver
Eldrazi Stompy
------------------
Eldrazi Stompy
Elves
Grixis Delver
Infect
Miracles
ANT
Eldrazi Stompy
Imperial Painter
です。
因みに2日目のメタゲームは
http://www.starcitygames.com/events/coverage/3715_day_2_metagame_breakdown_.html
Colorless Eldrazi *9
Lands *8
Miracles *7
Grixis Delver *4
U/R Delver *4
Infect *4
Enchantress *3
Storm *3
Esper Deathblade* 3
Death and Taxes *3
其の他2名以下
と言う事です。
もうEldraziが凄まじい事になっています。これまでLegacyで差して出てこなかった、話題にならなかったのは何故なのか?と言うレベル。しかも成績が素晴らしい。Top8に2名/Top16に4名ですが、それだけでなく公開されているTop32に7名です。2日目進出者の大半がそこに入っているわけです。
同時にLandsも増えましたね。元々少なすぎる印象がここ最近には有ったので、おかしくは無いのですが、それでもなかなかの数です。こちらも2日目進出8名中6名がTop32入り。
対フェアデッキ相手にかなりの威力をほこっているのが判ります。
Miraclesはその陰に隠れていますがこちらもTier1の名に相応しくしっかり数がいます。苦手なデッキが一気に増えた割に成績を残しているところがこのデッキの強さを証明していますね。
寧ろここ最近安定した成績を残していたANT、そしてそれに準じていたSnT系を含めて各種Comboの激減が大きな印象です。しかもここまでUの割合の少ない大会だったにもかかわらず、です。
理由は判りませんが、今大会で膨大に増えてしまった妨害置物の影響を受けているのでしょうかね?
さて、ここからは個別に気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99286
http://www.starcitygames.com/events/coverage/colorless_eldrazi_with_kent_ke.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99291
上は今週2位、Gerry Tompson氏のEldraziです。下は26位、Greg Gentile氏のリスト。中は今週のDeck Techで、Kent Ketter氏のリストです。
一大勢力で大会を侵食したEldraziですが、当然まだ構築も未発達。各人によってかなり構築に幅が有ります。なのでリストを見ていくのも楽しいですね。
Gerry氏のリストは割とシンプルな構築ですが、初速を意識し《モックス・ダイアモンド》が入っています。似た様な構築に《猿人の指導霊/SSG》型が有ります。初動2マナを絶対用意するマン。土地もかなり多めの25枚になっており、取り敢えずマナスクリューを回避できる構築になっていますね。また《不毛の大地》4枚型であるのも基本形。マナフラしないか逆に心配なんですが、それなら《不毛の大地》を起動しやすいのかもしれません。
生物は基本的な軽量型になっています。
妨害要素では珍しい《Karakas》に《虚空の杯/CotV》、《アメジストのとげ》、《歪める嘆き》と入っていますが、枠が無いので《四肢切断》が優先されています。切断が入っていないリストも在る中で3枚も取っているのは対ミラーを考えての事でしょうかね。お陰でやや妨害札の枚数がへるのですが、サイドに其々4枚目までを採ってあるので必要に応じてスイッチするようですね。
そしてサイドには《抵抗の宝球》です。
このメインとげ、サイドからの宝球追加は某動画版でもされていてかなり効いていましたね。その分無駄牌も増えるので正直リスクも高いのですが。それも考えて宝球は2枚か。
この大会のEldraziを見ていて印象的だったのは《ウギンの目》を3枚に抑えてあるリストが多い事ですね。絶対に引きたい1枚の一つの上に《不毛の大地》まで有る環境なのですが、Modernの様な固定4枚枠でもない、と判断した方が多い。
確かに1枚有れば十分ではありますが・・・?
まぁ2マナランドが豊富になる環境なので、《目》が初手に無くともいいのかもしれません。
また《梅沢の十手》の多さですね。
元々ライフロスも多いですが、それ以上にやはり小型除去と言う事ですかね?以前挙げたエントリーで挙げた回避能力の無さを補っているのでしょうか。
Kent氏のリストはCotV+《三なる宝球》型。最初に考案されていたModern初期型に近いですね。
《ミシュラの工廠》と《終末を招くもの》3枚で判りますが、中長期戦までを視野に入れた形。対Miracles戦で極めて効果的な前者に、膨大なアドを生む後者。後者は対ファッティの側面もあるので対SnTに合わせて出す事も可能です。
ミシュラン+不毛の形になっていますが、中にはすっぱり諦めて不毛を切っているリストも有ります。
最も感嘆したのは《ファイレクシアの破棄者》。
なんで思い浮かばなかったのか?と思う程。メインの妨害置物は欲しいけど、これ以上増やすと事故になる~と言うジレンマを回避できます。その上2マナなので1t目も可能。
またサイドに《虚空の力線》や《精神壊しの罠》等最速で動かれた場合に対処出来る札を用意しているのも、デッキの欠点を考えての事でしょうね。《フェアリーの忌み者》とどちらが良いかは一長一短。
《冬の宝珠》も最初見た時は驚きましたが、これも非常に理に適っていますよね。対土地デッキ戦が出来たりするだけでなく、利点は《ウギンの目》が有る事。マナを出さずとも済むために、相手より土地拘束のリスクが遥かに少ない。
同時にこのデッキが不毛4枚に三球を追加妨害として採用している理由でもあるのでしょうね。
Deck Techでの解説は有難いですね。
最後のGreg氏のリストは少数派のBigMana型。
MetalworkerやMUDとのハイブリッド程ではないですが、《忘却蒔き》3枚に《大いなる歪み、コジレック》が印象的です。場合に依ってはここが《絶え間ない飢餓、ウラモグ》になったりもする様です。
以前のエントリーで挙げた様に《忘却蒔き》が対Miraclesや対Lands戦で大量に土地を引っ張ってきたり、《裏切り者の都》と併用で来たりするのでかなり強力です。
また、マリガンしたり、高速展開する関係でハンドが枯渇する事も有るデッキ故か《海門の残骸》は非常に強力かも知れないですね。
BigManaの癖に分回りの3Killが有ると思うとズルいデッキですよねw
とこんな感じになります。
土地を除けば、生物枠4種各4枚にCotV4枚は固定。加えて《歪める嘆き》も3枚以上が基本ではありますが、それ以外はかなり自由度の高い構築である事も判ります。最善のリストが見つかっていないと言うのは判りますが、それでも各人の各コンセプトを反映しやすいデッキでもある様です。
今回出てきたのは無色Eldraziだけです。
Modernでは個々からご存じの様に各色に派生して行ったわけですが、流石にLegacyでは無さそうですね。特にCotVなどを抜けないので劇的な改築が難しい。その上KPも必要にされますから。
まぁそう言っていて出てくるかもしれませんがw
しかしこれはModernでbanされるね。
致し方ないね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99290
優勝したNoah Walker氏のGrixis Delverです。
すっかり話題をさらわれましたがGrixis Delverも4名とTempo系では最大数であり、かつその全員がTop32入りとかなりいい成績を残しています。
ここ最近の沈黙ぶりはなんだったのか?と言う程。
リストの特徴は《もみ消し》を外してデッキパワーを上げています。
新しく入ったのが《グルマグのアンコウ》3枚《ヴェンディリオン三人衆》1枚、増加した生物枠を活かした《陰謀団式療法》2枚です。
フェッチランドを使わないEldraziには挿して効果が薄いので、これは切って正解でしょうね。Comboが結果的に減ったのも追い風。土地基盤の脆さは通常のデッキ以上なので《不毛の大地》+《目くらまし》のTempoの基本であるManadenialは十分効果的。
入っても1枚のアンコウが2枚目まで取られているのを見るとEldraziや《タルモゴイフ》とサイズ勝負が出来るように~と言う事でしょうね? 少なくともTier1のMiraclesを想定するなら使うはずもない。
大半が回避能力が無いため《若き紅蓮術士》で延々と出されるブロッカーやサイドの《悪意の大梟》等はかなり効くはず。そうして時間稼ぎをしている間に《秘密を掘り下げる者》と《死儀礼のシャーマン》で削り切る事が出来る。
生物が増えた事でセラピーの増量が図られています。
これは対Comboで有効な選択ですが、ドローサポが無いEldraziはキープハンドから重要所を抜かれるとかなり停滞してしまいます。《ギタクシア派の調査》→セラピーで有効牌2枚を抜かれるともうかなり苦しいでしょうね。
これまでのGrixisとはかなり異なる意匠ですが、今回はこの手の形が他にもいる為、相応の結果(亜種3人がTop16で、ベーシックなタイプが32位)が付いてきているようですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99299
6位、David Long氏のLandsです。
特徴はメインから《罰する火》+《燃え柳の木立ち》を抜き、代わりに《突然の衰微》+《溶鉄の渦》を採用している事です。これまでLandsの代名詞であったのですが大きく変わりましたね。
《溶鉄の渦》は《突撃の地鳴り》の代わりにサイドインされる事が多かったのですがね。回り出せば罰する火よりも遥かに効率が良いですし相手のライフを焼くのも早め。《不毛の大地》にも《血染めの月》にも強い札です。ある程度の土地が有れば十分であるため《マナ結合》も不要です。また《衰微》が入った事で《相殺》やCotVを躱し手の設置も可能となります。同時に衰微は2点では除去出来なかった生物を直接的に処理する手段になるため一部の盤面支配力が高くなります。
しかし最大のシナジーである《壌土からの生命》で、発掘から墓地に落しても回収できると言う挙動が採れないのは結構気に掛かりますね。
まぁ其処も含めて墓地対策にやや耐性を持たせているのかも。
黒が入った事で再度もかなり変わっていますね。
特に効果が大きいのが《闇の腹心》。メインはほぼ生物0枚に近いため除去は抜かれがちですし、対Wには《剣を鍬に》をつり出しやすいため、後続のDDコンボの露払いを1マナハンデス5枚と合わせて務める事も出来ます。生き残ったら残ったで土地をどんどん引き込めるので《溶鉄の渦》が機能しやすくなっています。
久しく見なかったLands系ですが今回は活躍。
しかしEldraziやGrixisに比べると、数はいるものの、成績の内訳ではやや劣っていますね。
延々と繰り返される《不毛の大地》+Loamが有るので、ハンデス+衰微で序盤を挫く事が出来ればEldraziにも十分対抗できそうな気もしますが、どうでしょうね?見ていた動画では通常のタイプでは分回りされるとどうしようもないので、こちらが成績を残せるようになるのを期待ですかね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99298
28位、Eetai Ben-sasson氏のWR Death&Taxです。
Borosカラーの構築で、時折見かける形ですね。
+《月の大魔術師》でLands・Eldrazi系に対する威力の補強になっている点が今大会では大きい。通常のLegacyのデッキでは《スレイベンの守護者、サリア》《ヴリンの翼馬》+《不毛の大地》/《リシャーダの港》で締め上げる事は十分可能なのですが、サリアが効きづらい相手は苦手ですからね。
また久々に《コロンドールのマンガラ》が入っているリストを見ました。
特にこのBoros版では初めて見た気がします。
これも土地破壊に使えるだけでなく、D&T本来のコンボである《Karakas》+マンガラのお陰で生物戦にも強い。
土地破壊の強化・除去方面への回帰の両方がEldraziだけでなくフェアデッキ全般に強力なデッキになっています。
サイドの《投火師》も珍しいですね。
Rと言うと大体《唐突な死》なんかが取られるものですが。そうでなければ《漸増爆弾》とか。
しかし実は5枚目の単体除去である《流刑への道》の方が珍しいかも知れません。徹底した除去デッキに仕上げていますね。
こんな所ですか。
他にも《悟りの教示者》+《Moat》を採用しているMiraclesや奇跡を切りBを足してMidrangeにしてしまったDeckTechのEsperが気になりました。
しかし、なぜJoe氏は《血染めの月》ではなく《基本に帰れ》なのでしょうね?
確かに赤札を多めに取る事で《月》の対策は取られてしまいますが、そもそも《ウギンの目》やDDコンボなど存在を看過できない特殊地形も多い筈ですが・・・?つまりそれ以外の理由があるという事なのでしょうが・・・。
後は16位のPainterも。
リストは単体火力を減らした古典系ですが、ご存じのとおり《絵描きの召使い》が単体で《ウギンの目》を潰せるだけでなく《丸砥石》との瞬殺コンボ、《血染めの月》と、単にHateカードを入れたデッキではない完成度と威力があるデッキですからね。Eldraziの増加に対して増えてくるかもしれないと期待しています。
BOMでもEldraziはTop8に残っていたようですし、750名オーバーの大会でここまで成績を残すとは。本当に華々しいデビューです。もちろん今後対策は進むのでこんな風には勝てなくなるでしょうが、それに対応したEldraziの変遷、及び触発されたLegacy環境の変化も実に楽しみですね。今回の様に著しくComboが減りUのフェアデッキも減るような事も有るのでしょうかね?
Burnも《発展の代価》《罠の橋》が極めて有効なので出てくるはず。《古の墳墓》で好きなだけライフロスしてくれますしね。《焼尽の猛火》/《灼熱の血》も良いですし、逆に基本枠であった《大歓楽の幻霊》が効きづらくなるのでまた別の構築に変化するやも・・・。
Miraclesもこれからまた形は変わってくるでしょうが、もしかしたら《エネルギー・フィールド》+《安らかなる眠り》が使えるHelmRip式がまた少しは見えるようになるかもしれませんよ!
さて、今回はここまで、です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この文章が何処かでお役に立てば幸いです。
P.S.
個人的にはEldraziが流行ってくれるなら有難い。確かに速いけどJunkとしては対策が難しいという訳でもないので、方向性を寄せればお客様に出来そうです。
しかしまぁ魑魅魍魎溢れるLegacy界で対策が解り易いデッキが勢力を維持できるとは思えないので、どこまでメタ上に残るか?になるか程度に収まると思います。
新環境後初のSCGのLegacy OpenがPhiladelphiaにて開催されました。
750名以上の大型大会になっていました。早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/270216_philadelphia.html#content_decks_legacy-tab
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=02/27/2016&end_date=02/28/2016&start=1&finish=32&event_ID=20&limit=50
今週の優勝はNoah Walker氏のGrixis Delverです。
以下Top16(上から順に1位~)
Grixis Delver
Eldrazi Stompy
Infect
Grixis Delver
Miracles
Lands
UR Delver
Eldrazi Stompy
------------------
Eldrazi Stompy
Elves
Grixis Delver
Infect
Miracles
ANT
Eldrazi Stompy
Imperial Painter
です。
因みに2日目のメタゲームは
http://www.starcitygames.com/events/coverage/3715_day_2_metagame_breakdown_.html
Colorless Eldrazi *9
Lands *8
Miracles *7
Grixis Delver *4
U/R Delver *4
Infect *4
Enchantress *3
Storm *3
Esper Deathblade* 3
Death and Taxes *3
其の他2名以下
と言う事です。
もうEldraziが凄まじい事になっています。これまでLegacyで差して出てこなかった、話題にならなかったのは何故なのか?と言うレベル。しかも成績が素晴らしい。Top8に2名/Top16に4名ですが、それだけでなく公開されているTop32に7名です。2日目進出者の大半がそこに入っているわけです。
同時にLandsも増えましたね。元々少なすぎる印象がここ最近には有ったので、おかしくは無いのですが、それでもなかなかの数です。こちらも2日目進出8名中6名がTop32入り。
対フェアデッキ相手にかなりの威力をほこっているのが判ります。
Miraclesはその陰に隠れていますがこちらもTier1の名に相応しくしっかり数がいます。苦手なデッキが一気に増えた割に成績を残しているところがこのデッキの強さを証明していますね。
寧ろここ最近安定した成績を残していたANT、そしてそれに準じていたSnT系を含めて各種Comboの激減が大きな印象です。しかもここまでUの割合の少ない大会だったにもかかわらず、です。
理由は判りませんが、今大会で膨大に増えてしまった妨害置物の影響を受けているのでしょうかね?
さて、ここからは個別に気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99286
http://www.starcitygames.com/events/coverage/colorless_eldrazi_with_kent_ke.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99291
上は今週2位、Gerry Tompson氏のEldraziです。下は26位、Greg Gentile氏のリスト。中は今週のDeck Techで、Kent Ketter氏のリストです。
一大勢力で大会を侵食したEldraziですが、当然まだ構築も未発達。各人によってかなり構築に幅が有ります。なのでリストを見ていくのも楽しいですね。
Gerry氏のリストは割とシンプルな構築ですが、初速を意識し《モックス・ダイアモンド》が入っています。似た様な構築に《猿人の指導霊/SSG》型が有ります。初動2マナを絶対用意するマン。土地もかなり多めの25枚になっており、取り敢えずマナスクリューを回避できる構築になっていますね。また《不毛の大地》4枚型であるのも基本形。マナフラしないか逆に心配なんですが、それなら《不毛の大地》を起動しやすいのかもしれません。
生物は基本的な軽量型になっています。
妨害要素では珍しい《Karakas》に《虚空の杯/CotV》、《アメジストのとげ》、《歪める嘆き》と入っていますが、枠が無いので《四肢切断》が優先されています。切断が入っていないリストも在る中で3枚も取っているのは対ミラーを考えての事でしょうかね。お陰でやや妨害札の枚数がへるのですが、サイドに其々4枚目までを採ってあるので必要に応じてスイッチするようですね。
そしてサイドには《抵抗の宝球》です。
このメインとげ、サイドからの宝球追加は某動画版でもされていてかなり効いていましたね。その分無駄牌も増えるので正直リスクも高いのですが。それも考えて宝球は2枚か。
この大会のEldraziを見ていて印象的だったのは《ウギンの目》を3枚に抑えてあるリストが多い事ですね。絶対に引きたい1枚の一つの上に《不毛の大地》まで有る環境なのですが、Modernの様な固定4枚枠でもない、と判断した方が多い。
確かに1枚有れば十分ではありますが・・・?
まぁ2マナランドが豊富になる環境なので、《目》が初手に無くともいいのかもしれません。
また《梅沢の十手》の多さですね。
元々ライフロスも多いですが、それ以上にやはり小型除去と言う事ですかね?以前挙げたエントリーで挙げた回避能力の無さを補っているのでしょうか。
Kent氏のリストはCotV+《三なる宝球》型。最初に考案されていたModern初期型に近いですね。
《ミシュラの工廠》と《終末を招くもの》3枚で判りますが、中長期戦までを視野に入れた形。対Miracles戦で極めて効果的な前者に、膨大なアドを生む後者。後者は対ファッティの側面もあるので対SnTに合わせて出す事も可能です。
ミシュラン+不毛の形になっていますが、中にはすっぱり諦めて不毛を切っているリストも有ります。
最も感嘆したのは《ファイレクシアの破棄者》。
なんで思い浮かばなかったのか?と思う程。メインの妨害置物は欲しいけど、これ以上増やすと事故になる~と言うジレンマを回避できます。その上2マナなので1t目も可能。
またサイドに《虚空の力線》や《精神壊しの罠》等最速で動かれた場合に対処出来る札を用意しているのも、デッキの欠点を考えての事でしょうね。《フェアリーの忌み者》とどちらが良いかは一長一短。
《冬の宝珠》も最初見た時は驚きましたが、これも非常に理に適っていますよね。対土地デッキ戦が出来たりするだけでなく、利点は《ウギンの目》が有る事。マナを出さずとも済むために、相手より土地拘束のリスクが遥かに少ない。
同時にこのデッキが不毛4枚に三球を追加妨害として採用している理由でもあるのでしょうね。
Deck Techでの解説は有難いですね。
最後のGreg氏のリストは少数派のBigMana型。
MetalworkerやMUDとのハイブリッド程ではないですが、《忘却蒔き》3枚に《大いなる歪み、コジレック》が印象的です。場合に依ってはここが《絶え間ない飢餓、ウラモグ》になったりもする様です。
以前のエントリーで挙げた様に《忘却蒔き》が対Miraclesや対Lands戦で大量に土地を引っ張ってきたり、《裏切り者の都》と併用で来たりするのでかなり強力です。
また、マリガンしたり、高速展開する関係でハンドが枯渇する事も有るデッキ故か《海門の残骸》は非常に強力かも知れないですね。
BigManaの癖に分回りの3Killが有ると思うとズルいデッキですよねw
とこんな感じになります。
土地を除けば、生物枠4種各4枚にCotV4枚は固定。加えて《歪める嘆き》も3枚以上が基本ではありますが、それ以外はかなり自由度の高い構築である事も判ります。最善のリストが見つかっていないと言うのは判りますが、それでも各人の各コンセプトを反映しやすいデッキでもある様です。
今回出てきたのは無色Eldraziだけです。
Modernでは個々からご存じの様に各色に派生して行ったわけですが、流石にLegacyでは無さそうですね。特にCotVなどを抜けないので劇的な改築が難しい。その上KPも必要にされますから。
まぁそう言っていて出てくるかもしれませんがw
しかしこれはModernでbanされるね。
致し方ないね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99290
優勝したNoah Walker氏のGrixis Delverです。
すっかり話題をさらわれましたがGrixis Delverも4名とTempo系では最大数であり、かつその全員がTop32入りとかなりいい成績を残しています。
ここ最近の沈黙ぶりはなんだったのか?と言う程。
リストの特徴は《もみ消し》を外してデッキパワーを上げています。
新しく入ったのが《グルマグのアンコウ》3枚《ヴェンディリオン三人衆》1枚、増加した生物枠を活かした《陰謀団式療法》2枚です。
フェッチランドを使わないEldraziには挿して効果が薄いので、これは切って正解でしょうね。Comboが結果的に減ったのも追い風。土地基盤の脆さは通常のデッキ以上なので《不毛の大地》+《目くらまし》のTempoの基本であるManadenialは十分効果的。
入っても1枚のアンコウが2枚目まで取られているのを見るとEldraziや《タルモゴイフ》とサイズ勝負が出来るように~と言う事でしょうね? 少なくともTier1のMiraclesを想定するなら使うはずもない。
大半が回避能力が無いため《若き紅蓮術士》で延々と出されるブロッカーやサイドの《悪意の大梟》等はかなり効くはず。そうして時間稼ぎをしている間に《秘密を掘り下げる者》と《死儀礼のシャーマン》で削り切る事が出来る。
生物が増えた事でセラピーの増量が図られています。
これは対Comboで有効な選択ですが、ドローサポが無いEldraziはキープハンドから重要所を抜かれるとかなり停滞してしまいます。《ギタクシア派の調査》→セラピーで有効牌2枚を抜かれるともうかなり苦しいでしょうね。
これまでのGrixisとはかなり異なる意匠ですが、今回はこの手の形が他にもいる為、相応の結果(亜種3人がTop16で、ベーシックなタイプが32位)が付いてきているようですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99299
6位、David Long氏のLandsです。
特徴はメインから《罰する火》+《燃え柳の木立ち》を抜き、代わりに《突然の衰微》+《溶鉄の渦》を採用している事です。これまでLandsの代名詞であったのですが大きく変わりましたね。
《溶鉄の渦》は《突撃の地鳴り》の代わりにサイドインされる事が多かったのですがね。回り出せば罰する火よりも遥かに効率が良いですし相手のライフを焼くのも早め。《不毛の大地》にも《血染めの月》にも強い札です。ある程度の土地が有れば十分であるため《マナ結合》も不要です。また《衰微》が入った事で《相殺》やCotVを躱し手の設置も可能となります。同時に衰微は2点では除去出来なかった生物を直接的に処理する手段になるため一部の盤面支配力が高くなります。
しかし最大のシナジーである《壌土からの生命》で、発掘から墓地に落しても回収できると言う挙動が採れないのは結構気に掛かりますね。
まぁ其処も含めて墓地対策にやや耐性を持たせているのかも。
黒が入った事で再度もかなり変わっていますね。
特に効果が大きいのが《闇の腹心》。メインはほぼ生物0枚に近いため除去は抜かれがちですし、対Wには《剣を鍬に》をつり出しやすいため、後続のDDコンボの露払いを1マナハンデス5枚と合わせて務める事も出来ます。生き残ったら残ったで土地をどんどん引き込めるので《溶鉄の渦》が機能しやすくなっています。
久しく見なかったLands系ですが今回は活躍。
しかしEldraziやGrixisに比べると、数はいるものの、成績の内訳ではやや劣っていますね。
延々と繰り返される《不毛の大地》+Loamが有るので、ハンデス+衰微で序盤を挫く事が出来ればEldraziにも十分対抗できそうな気もしますが、どうでしょうね?見ていた動画では通常のタイプでは分回りされるとどうしようもないので、こちらが成績を残せるようになるのを期待ですかね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99298
28位、Eetai Ben-sasson氏のWR Death&Taxです。
Borosカラーの構築で、時折見かける形ですね。
+《月の大魔術師》でLands・Eldrazi系に対する威力の補強になっている点が今大会では大きい。通常のLegacyのデッキでは《スレイベンの守護者、サリア》《ヴリンの翼馬》+《不毛の大地》/《リシャーダの港》で締め上げる事は十分可能なのですが、サリアが効きづらい相手は苦手ですからね。
また久々に《コロンドールのマンガラ》が入っているリストを見ました。
特にこのBoros版では初めて見た気がします。
これも土地破壊に使えるだけでなく、D&T本来のコンボである《Karakas》+マンガラのお陰で生物戦にも強い。
土地破壊の強化・除去方面への回帰の両方がEldraziだけでなくフェアデッキ全般に強力なデッキになっています。
サイドの《投火師》も珍しいですね。
Rと言うと大体《唐突な死》なんかが取られるものですが。そうでなければ《漸増爆弾》とか。
しかし実は5枚目の単体除去である《流刑への道》の方が珍しいかも知れません。徹底した除去デッキに仕上げていますね。
こんな所ですか。
他にも《悟りの教示者》+《Moat》を採用しているMiraclesや奇跡を切りBを足してMidrangeにしてしまったDeckTechのEsperが気になりました。
しかし、なぜJoe氏は《血染めの月》ではなく《基本に帰れ》なのでしょうね?
確かに赤札を多めに取る事で《月》の対策は取られてしまいますが、そもそも《ウギンの目》やDDコンボなど存在を看過できない特殊地形も多い筈ですが・・・?つまりそれ以外の理由があるという事なのでしょうが・・・。
後は16位のPainterも。
リストは単体火力を減らした古典系ですが、ご存じのとおり《絵描きの召使い》が単体で《ウギンの目》を潰せるだけでなく《丸砥石》との瞬殺コンボ、《血染めの月》と、単にHateカードを入れたデッキではない完成度と威力があるデッキですからね。Eldraziの増加に対して増えてくるかもしれないと期待しています。
BOMでもEldraziはTop8に残っていたようですし、750名オーバーの大会でここまで成績を残すとは。本当に華々しいデビューです。もちろん今後対策は進むのでこんな風には勝てなくなるでしょうが、それに対応したEldraziの変遷、及び触発されたLegacy環境の変化も実に楽しみですね。今回の様に著しくComboが減りUのフェアデッキも減るような事も有るのでしょうかね?
Burnも《発展の代価》《罠の橋》が極めて有効なので出てくるはず。《古の墳墓》で好きなだけライフロスしてくれますしね。《焼尽の猛火》/《灼熱の血》も良いですし、逆に基本枠であった《大歓楽の幻霊》が効きづらくなるのでまた別の構築に変化するやも・・・。
Miraclesもこれからまた形は変わってくるでしょうが、もしかしたら《エネルギー・フィールド》+《安らかなる眠り》が使えるHelmRip式がまた少しは見えるようになるかもしれませんよ!
さて、今回はここまで、です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この文章が何処かでお役に立てば幸いです。
P.S.
個人的にはEldraziが流行ってくれるなら有難い。確かに速いけどJunkとしては対策が難しいという訳でもないので、方向性を寄せればお客様に出来そうです。
しかしまぁ魑魅魍魎溢れるLegacy界で対策が解り易いデッキが勢力を維持できるとは思えないので、どこまでメタ上に残るか?になるか程度に収まると思います。
Stompyのお値段か・・・。
2016年3月3日 Magic: The Gathering コメント (2)リンクされている方が「Eldrazi Stompy」のお値段を参考としてあげており、それを見て愕然としました。
私がLegacyを初めて10年前後経ちますが、この所謂2マナランド2種・CotV・三球を使ったLegacy仕様のStompyと言えば、それが主にトーナメント級として姿を現したのは「Empty the Slogger」及びその派生形である「Dragon Stompy」だと記憶しています。AngelやSeaは正直トーナメント級として扱われた記憶はありません。
しかし、その当時は
それが一から組もうとすると20万以上。
しかもLegacyでは安い方と言うのだから驚きも驚き・・・。
ここ数年は本当にカードの値上がりも激しく、買った時が底値!がますます深刻化しています。
現に今年に入ってからもCotVと《裏切り者の都》の値上がりでEldrazi Stompyの値段は何割何厘のレベルで値上がりしているはず。そしてこの華々しい登場を受け《アメジストのとげ》《冬の宝珠》《抵抗の宝球》《三なる宝球》等は値がさらに上がっていくでしょう。当然最初から高い《不毛の大地》《梅沢の十手》等も今後も値上がりを続けるはず。
次に見た時はこのお手頃デッキも幾らになっているのか・・・。
私がLegacyを初めて10年前後経ちますが、この所謂2マナランド2種・CotV・三球を使ったLegacy仕様のStompyと言えば、それが主にトーナメント級として姿を現したのは「Empty the Slogger」及びその派生形である「Dragon Stompy」だと記憶しています。AngelやSeaは正直トーナメント級として扱われた記憶はありません。
しかし、その当時は
10万も掛けられないなら、Legacy諦めろ。デュアラン使ってデッキ組みたいなら10万以上は出せ。どうしてもLegacyしたいなら部族かDragonStompyみたいな5万以下で組める貧乏デッキ使ってろ!みたいな意見が多かったように思います。
それが一から組もうとすると20万以上。
しかもLegacyでは安い方と言うのだから驚きも驚き・・・。
ここ数年は本当にカードの値上がりも激しく、買った時が底値!がますます深刻化しています。
現に今年に入ってからもCotVと《裏切り者の都》の値上がりでEldrazi Stompyの値段は何割何厘のレベルで値上がりしているはず。そしてこの華々しい登場を受け《アメジストのとげ》《冬の宝珠》《抵抗の宝球》《三なる宝球》等は値がさらに上がっていくでしょう。当然最初から高い《不毛の大地》《梅沢の十手》等も今後も値上がりを続けるはず。
次に見た時はこのお手頃デッキも幾らになっているのか・・・。
新セットのカードのプレビューも始まってきているのでぼちぼち感想でも書き始めようかと思っています。
で《瓶詰め脳》なんですが、分割カード対応なんですかね?
たしか
なので「続唱」では片方でクリアして、もう片方の重たいスペルを使う~と言う挙動が出来たわけですが、同じようにこの《瓶詰め脳》でも出来るはずですよね?
ついでに、「手札からマナコスト無しでキャスト」なのでDMZの分割スペルの「融合」も可能なんですかね?
出来たら、強いとは思いませんが、面白い挙動が取れそうです。
で《瓶詰め脳》なんですが、分割カード対応なんですかね?
たしか
「分割カード」
スタック上にない場合
点数で見たマナ・コストを参照する際に、別々に見るのか合計値を見るのかが場合によって違う。おおむね、数値を見る場合は合計、はい・いいえで答える条件では論理和となる。
分割カードの特性を参照して何かする効果は、2つの特性の組み合わせを答えとして参照する。点数で見たマナ・コストは各部分のマナ・コストの和となる。 例1:生き返りの蒸気/Reviving Vaporsは手札に加えたカードの点数で見たマナ・コストによって得るライフの量を決定する。ここで暴行+殴打/Assault+Batteryを手札に加えた場合、これの点数で見たマナ・コストは「1」と「4」なので、1点と4点のライフを得る=5点のライフを得る。
例2:きらめく願い/Glittering Wishはゲームの外部から多色のカード1枚を手札に加える。暴行+殴打/Assault+Batteryが持っている色は赤と緑の2つなので、多色のカードであり、よってこれにより手札に加えることができる。
分割カードの特性がある条件に当てはまるかそうでないかを問う効果は、2つの特性に対しての答えの論理和を回答とする。すなわち、どちらかが「はい」なら全体の答えも「はい」である。 例1:虚空/Voidは指定した値の点数で見たマナ・コストに該当するカードを捨てさせる。対象のプレイヤーの手札に暴行+殴打/Assault+Batteryがあった場合、これの点数で見たマナ・コストは「1」と「4」なので、指定が1か4のどちらかであったならば捨てさせる事ができる。「5」では捨てさせられない。
例2:神河謀叛の「群れ」サイクルの代替コストとして分割カードを追放する場合、「点数で見たマナ・コストがXである(色名)のカード1枚」と指定されているので、2つある点数で見たマナ・コストのどちらかを選ぶ。例えば抵抗+救難/Stand+Deliverを追放する場合、Xとして「1」か「3」を選ぶ(「4」として使うことはできない)。
MtG Wikiより転載
(http://mtgwiki.com/wiki/%E5%88%86%E5%89%B2%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89)
なので「続唱」では片方でクリアして、もう片方の重たいスペルを使う~と言う挙動が出来たわけですが、同じようにこの《瓶詰め脳》でも出来るはずですよね?
ついでに、「手札からマナコスト無しでキャスト」なのでDMZの分割スペルの「融合」も可能なんですかね?
出来たら、強いとは思いませんが、面白い挙動が取れそうです。
皆さん、こんばんは。しもべです。
タイトルの通り公式にて幾つかの新ページと新カードが発表されています。
http://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/shadowsoverinnistrad
http://mtg-jp.com/reading/translated/0016590/#
という事でようやっと私も感想を書いて行こうと思います。
また後日からね。
今回の最大の驚きは両面カードのメカニズムの変更でしょう。
と言うか裏面のマナコストは0ではなく、表面のそれになるそうです。これにより全体的に4マナ以上の変身カードが強化される事になりますね。
特に個人的に大きいのは《情け知らずのガラク》ですかね。
《突然の衰微》や《仕組まれた爆薬》で死亡する事が無くなったので対BGxに対する価値が遙かに向上したように思います。特に爆薬はTokenを生めるタイプにはガンでしたからね。
今後は併用もできる。
正直現状、一番採用を考えていたPWなのでかなり嬉しいです。
まぁそれだけでなく《秘密を掘り下げる者/DoS》+《若き紅蓮術士》や《高原の狩りの達人》+Tokenなどにも意味がある。
DoSに関してはよく判りませんね。
デッキに依るのではないでしょうかね。
少なくともRUGにとっては虎の子の《敏捷なマングース》とともに葉っぱされるのは望ましくないはず。ただでさえアド手段有りませんしね。BGxも《死儀礼のシャーマン》が誘爆されますからね・・・。
ただYPMとの関連性は有難い事ですし、《漸増爆弾》で即起動される事も無くなった。
とするとRUG・BUGにとってはマイナスでGrixisは一長一短ですかね?
これで《解き放たれたウィゼンガー》!!→衰微ww
という事も無くなるぜ!
よーし、《石鍛冶の神秘家》の出番だぜ!!
後各GPの結果も出ていますね。
多くのプレイヤーがエルドラージもかなり警戒、対策されるから少しは精力も落ちるだろう!と言う希望的観測をしていたと思いますが、現実の厳しさが露呈しましたね。
もうどうしようもなくBanだね・・・。
タイトルの通り公式にて幾つかの新ページと新カードが発表されています。
http://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/shadowsoverinnistrad
http://mtg-jp.com/reading/translated/0016590/#
という事でようやっと私も感想を書いて行こうと思います。
また後日からね。
今回の最大の驚きは両面カードのメカニズムの変更でしょう。
と言うか裏面のマナコストは0ではなく、表面のそれになるそうです。これにより全体的に4マナ以上の変身カードが強化される事になりますね。
特に個人的に大きいのは《情け知らずのガラク》ですかね。
《突然の衰微》や《仕組まれた爆薬》で死亡する事が無くなったので対BGxに対する価値が遙かに向上したように思います。特に爆薬はTokenを生めるタイプにはガンでしたからね。
今後は併用もできる。
正直現状、一番採用を考えていたPWなのでかなり嬉しいです。
まぁそれだけでなく《秘密を掘り下げる者/DoS》+《若き紅蓮術士》や《高原の狩りの達人》+Tokenなどにも意味がある。
DoSに関してはよく判りませんね。
デッキに依るのではないでしょうかね。
少なくともRUGにとっては虎の子の《敏捷なマングース》とともに葉っぱされるのは望ましくないはず。ただでさえアド手段有りませんしね。BGxも《死儀礼のシャーマン》が誘爆されますからね・・・。
ただYPMとの関連性は有難い事ですし、《漸増爆弾》で即起動される事も無くなった。
とするとRUG・BUGにとってはマイナスでGrixisは一長一短ですかね?
これで《解き放たれたウィゼンガー》!!→衰微ww
という事も無くなるぜ!
よーし、《石鍛冶の神秘家》の出番だぜ!!
後各GPの結果も出ていますね。
多くのプレイヤーがエルドラージもかなり警戒、対策されるから少しは精力も落ちるだろう!と言う希望的観測をしていたと思いますが、現実の厳しさが露呈しましたね。
もうどうしようもなくBanだね・・・。
SOI)新カード雑感その1 遅ればせながら
2016年3月9日 新カード紹介 コメント (2)
皆さん、こんばんは。しもべです。
ようやっとSOIの新カードの感想でも書いて行こうかと思います。
しかし完全に気を逸していますがねww
・《無情な死者》
:2マナ2/2威迫PiGで回収能力に加えてマナを払えば他のZombieをリアニメイト出来るという、もう訳分かんないゾンビ。
しかも復活系特有の「ブロック出来ない~」が付いていないので3マナ有れば延々とブロッカーとして立てる事が可能。しかも伝説ではないため積み得。
普通、Zombieに代表される復活系能力を持った生物ってCMCの割に質が低いのが特徴だったわけですが、コイツはこれでもか!と言う程のメリット付。
もう眩暈がする程の「The 神話レア」です・・・。
但し、幾つかの問題点も。
先ずアタッカーとして見ると2マナで2点と打点が大したことが無い。回収能力もリアニもPiG限定且つマナが掛ると制限がやや強く、当然再キャストの手間がかかります。その上環境柄《死霧の猛禽》や《搭載歩行機械》が悪さをし過ぎたため軽量の追放除去が割と使われています。次期環境も《石の宣告》なる物の収録が決まっていますしね。Cipでアドが採れているわけでもないので、ただ出して即除去の憂き目に遭う危険性も割と高い。
と言う事でシンプルに使っても大きな価値を見出すのは難しいかも知れません。手間の掛かりにくい《搭載歩行機械》や《復活の声》に比べるとやや扱い辛さが見えます。
逆に言えばシナジー性を重視すれば物凄い事になるわけですが。
アタッカーとして見ると継続的性が魅力ですが、「威迫」を利用できると良い。
StdだとInsの《ツキノテブクロの浸潤》とか。ブロックされれば確実に2体墓地に落せる上に、墓地に落とした生物数分2点ロスが付くので4点本体火力まで付いてきます。中量級以上を落せれば尚良く、一度見せておけば相手に圧力をかける事も出来ます。
どの道回収用に(B)を立てて攻撃するので問題ありませんね。
この場合は接死持ちのブロッカーとしての側面も見出せるので、それこそ《死霧の猛禽》の如く嫌がらせが出来ます。
しかしやはり攻撃手としての腕力は低い。
その上、安全な運用を考えると(B)を立てておきたい。とするとキャスト時に(B)(B)(B)が必要になってきます。なら早くとも攻撃できるのは4t目。流石に・・・。
WeenieでもBeatdownでもテンポロスはかなり痛いです。
また、復活用の~云々から判りますがかなりの色拘束をデッキに科します。
現環境は多色環境なので、その点であまり向いていませんね。4マナの中のダブルシンボルと2マナのダブルシンボルは全く意味が異なりますし。
環境変化で多色から構築が単色に変遷して行けば使われるかもしれませんが、そうでないとStd期の《ファイレクシアの抹消者》の様なお寒い扱いを受けそうです。少なくとも神話レアで4枚積めるとは言え、どのデッキでも扱える類ではない。
下記しますが、自身を2枚目で回収できる点を考えれば普通に出して除去されても、その後2枚目から復活させて~と言う消耗戦を望むような戦い方も良いかも知れません。その場合は優秀なクルセイドと軽量生物が欲しい所ですが。
回収可能な2マナの優秀なZombieが揃っていれば、自然に3t目のキャストにシフトできる事でしょうに、ね。
シナジー性を考えるとやはりその回収能力とリアニメイト能力に目が行きます。
追放の存在などを考えると軽い生贄エンジンが有るのが望ましいですね。その生贄エンジンでボーナスが得られればそれこそアドバンテージエンジンにする事も出来ます。同時にZombie限定の(X)(B)(B)(B)+αマナで使い回しが出来るリアニメイトスペルと化すことも出来ます。
と言う事で、なるべく軽い生贄エンジンが欲しいですね。
《吸血の儀式》なら色が合う上に1ドロー+1ライフゲイン、《進化の飛躍》なら色拘束が強いですが生物の調達、《永代巡礼者、アイリ》なら軽いライフゲインと結構生贄エンジンが揃っているので構築のし甲斐が有りますね。其々に使い分けも出来ます。
《ゲトの裏切り者、カリタス》は自身のサイズを上げる事が出来ますね。起動コストは重いですが、他に食べた生物の回収も後半では叶います。しかし逆に相手に使われると沈黙せざるを得ない。
折角実存の有る回収生物なのに《不気味な腸卜師》が落ちてしまうのは残念ですね。
リアニスペルとしては面白いのですが正直余り釣りたい相手がいない。まぁこれからに期待かもしれません。
今のところ最も釣りたいのが自分ですからね。しかし威迫持ちが複数並ぶと考えると中々にたちが悪い。ますます積み得ですね。
他には《肉袋の匪賊》ですかね。
匪賊を釣り上げれば宛ら(3)マナで布告能力が付いているようです。回収能力と合わせて消耗戦向き。また、匪賊をキャストし場に残し《無情な死者》を食べればリアニ能力の誘発もさせる事が出来ます。と言う事で釣られてもキャストしても相性が良いスペルです。
死者→匪賊をキャストし布告+死者の回収→匪賊死亡→死者キャストからそのうち死亡で匪賊をリアニメイト+死者の回収→∞
と厭らしい動きが出来ますからね。
まぁマナが掛る上に効果も小さいので環境が遅くなければいけないのですが。
自身を追放してしまう動きと合わないので《鞭打つ触手》とは難しいですが《衰滅》等と合わせてMidrangeの除去Beatも。
リアニ要素を考えるのなら山札を掘っていく事が出来る生物とも相性が良いですよね。
挙動の理想で言えば、軽い・Zombie・Cipで掘削の《金切り声のスカーブ》なんて理想的なんですが、流石にKPが低すぎる。《精神壊しの悪魔》とかもいますし、期待したいですね。デッキを掘り進めながら生物の回収が出来る《死体の攪拌》もWeenie的に面白いかも知れません。
「昂揚」等も上手く絡めて行けたのなら・・・。
多色化を許容できるのなら《オジュタイの命令》も面白いんですがネ。
リアニ能力を考えるのならどの道、コイツの真価は中盤以降です。なら《森の代言者》等と同じ様に序盤はブロッカーとして、中盤以降で戦力として扱う方針で運用も出来るはず。Uで優良なZombieが出るかどうかですが、2マナ以下なら命令で釣り上げる事も出来るので是非期待ですね。
回収能力は制限が有る上に、キャストしなければならないので同系の中では質が低い。
が、無いよりは全然マシですし、逆に生物のキャストをトリガーとする類の札と合わせる事も可能と言えなくもない。例えば、《往時の主教》ならキャスト毎に新能力の「調査」が誘発します。まぁ実用性は有りませんが。
シナジー重視と言う事でEternalでも色々考えられるかもしれませんが、重いのが何とも・・・。
Zombie専用リアニメイトも便利に思えますが、構築級のZombieは大体復活能力有していますからね・・・。
軽量用リアニ要素として考えれば、追加コスト持ちの《スカーブの殲滅者》を直接釣る事が出来るのは便利。自身も墓地からキャスト出来ますし。後は除去を喰らうのが基本路線となっている《潮の虚ろの漕ぎ手》なんかは良い仕事をしてくれると思います。先に出して避雷針を喰らう事まで含めてね。
重さを許容できるのなら「壮大」でマナを伸ばせる《黒き剣の継承者コーラシュ》なんて割と理想的なんですがネ。
《ロッテスのトロール》や《朽ちゆく猛禽》の様な共鳴者Zombiesを使えば墓地に生物の供給もしやすい。
Zombieデッキのそれで見ればロード能力及び「接死」の付与が出来る《死の男爵》がかなりいい相性です。男爵自体が除去されても釣り上げる事も出来ますからね。
後は信心が高い事を活かせますね。
丁度《ゲラルフの伝書使》や《アスフォデルの灰色商人》と言う優秀なZombiesもいます。
特に《ゲラルフの伝書使》は本体が「不死」持ちなので一度釣り上げれば二度美味しい。ねちっこく本体を攻めれます。
場持ちも良い上に、《ニクスの祭殿、ニクソス》が有ればマナも出せるので、能動的な生贄だけでなく、受動的な除去時にも信心を無駄にし辛いのは良いですね。当て逃げが出来た頃なら戦闘中でも信心を利用できたんですがネ~。
相手の除去や戦闘での死亡のPiGにスタックで《納墓》を持ってくるとそれはそれで面白いかも知れません。
まぁただでさえマナが掛るのにそんな余裕が中々あるとは思えませんが。
単体で相性が良いのは《情け知らずのガラク/ヴェールの呪いのガラク》ですかね?
延々とブロッカーとして利用できるだけでなく、変身後の[-1]でマナを掛けずに墓地に落せる上に、生物の調達が出来ます。似たような方向性で、《よりよい品物》も使えますね。これの場合は墓地を肥やす事が出来るのでリアニ能力も活かせます。
まぁ考える程に色々なシナジーが出てきそうな札ではありますね。
イラストは《終わり無き死者の列》の教会のようですね。以前は押し寄せていても教会の外にいたゾンビが中に入ってきてしまっているんですね。
綺麗なステンドグラスなのに・・・。
自衛していた村々は悲惨な事になっていそうです。
場持ちが良い観点から、地味に《終わり無き死者の列》とも併用できるわけですが。
・《ファルケンラスの後継者/夜陰の後継者》
:軽量で変身して3/2飛行と言う事からBの《秘密を掘り下げる者》!?と話題のコイツ。
2マナ2/1では戦力にならず、ディスカード1枚でパワー3の方が規定路線。
それを考えると嘗ての《ドレカヴァク》の亜種の様な使い勝手になるでしょうね。
そしてそれもそうでしたが、現環境はアド取り合戦でもありますし、小型除去で簡単に対処されるこいつは普通の運用では流石に苦しいでしょうね・・・。
しかし2マナ3/2飛行のスペックが極めて高いのは事実。
通常のディスカードなら厳しいデメリットですが、これを利用できれば、逆に有用な札になりますね。御誂え向きの「マッドネス」も有りますし、構築によっては「魔巧」や「昂揚」を満たす手段にもなりますね。
そこここで言われていますが2t目設置→3t目変身から《癇しゃく》や《手に負えない若輩》の展開から6~7点を提供できると考えると中々のものです。また《癇癪》など1マナの選択肢が増えれば《ゴブリンの自在駆け》も構築上の選択肢になるのではないでしょうかね。3/2回避能力を2種類用意できる事になりますから。
ハンドの消費が激しい分《海門の残骸》が光ります。
デッキに火力を積めるので間延びしても火力を投げ込んで勝ちを狙えるので合理性も有る。
欠点はBRなデッキに(C)を混ぜる必要がある点ですよね。
真価は↓環境にあるタイプだと思います。
共鳴者としては制限が有るものの、一度は確実に起動できますし、アタッカーとしても3/2飛行は有効ですからね。Beatdownとして採用に値する共鳴者は少ないので、そこで一定の価値が引き出せるはず。流石にComboには使えませんが、アタッカーとしては《ロッテスのトロール》位しかいない状況なので、有難い。
また2マナの重さも、1t目ハンデスが基本となるEternalでは無理が無いですからね。
「発掘」「フラッシュバック」「蘇生」等捨て札にも選択肢が多いので存分に活かせます。
マッドネスで考えても、小型除去は単色だけでも《ベラドンナの暗殺者》、大型対処の《大物狙い》に安定の《闇の委縮》など幾らでもあります。如何にBが共鳴者に飢えていたか・・・。
これで《ウーナのうろつく者》とか言うカードを完全に記憶から抹消できるぞ!!
こんな所で。
ようやっとSOIの新カードの感想でも書いて行こうかと思います。
しかし完全に気を逸していますがねww
・《無情な死者》
:2マナ2/2威迫PiGで回収能力に加えてマナを払えば他のZombieをリアニメイト出来るという、もう訳分かんないゾンビ。
しかも復活系特有の「ブロック出来ない~」が付いていないので3マナ有れば延々とブロッカーとして立てる事が可能。しかも伝説ではないため積み得。
普通、Zombieに代表される復活系能力を持った生物ってCMCの割に質が低いのが特徴だったわけですが、コイツはこれでもか!と言う程のメリット付。
もう眩暈がする程の「The 神話レア」です・・・。
但し、幾つかの問題点も。
先ずアタッカーとして見ると2マナで2点と打点が大したことが無い。回収能力もリアニもPiG限定且つマナが掛ると制限がやや強く、当然再キャストの手間がかかります。その上環境柄《死霧の猛禽》や《搭載歩行機械》が悪さをし過ぎたため軽量の追放除去が割と使われています。次期環境も《石の宣告》なる物の収録が決まっていますしね。Cipでアドが採れているわけでもないので、ただ出して即除去の憂き目に遭う危険性も割と高い。
と言う事でシンプルに使っても大きな価値を見出すのは難しいかも知れません。手間の掛かりにくい《搭載歩行機械》や《復活の声》に比べるとやや扱い辛さが見えます。
逆に言えばシナジー性を重視すれば物凄い事になるわけですが。
アタッカーとして見ると継続的性が魅力ですが、「威迫」を利用できると良い。
StdだとInsの《ツキノテブクロの浸潤》とか。ブロックされれば確実に2体墓地に落せる上に、墓地に落とした生物数分2点ロスが付くので4点本体火力まで付いてきます。中量級以上を落せれば尚良く、一度見せておけば相手に圧力をかける事も出来ます。
どの道回収用に(B)を立てて攻撃するので問題ありませんね。
この場合は接死持ちのブロッカーとしての側面も見出せるので、それこそ《死霧の猛禽》の如く嫌がらせが出来ます。
しかしやはり攻撃手としての腕力は低い。
その上、安全な運用を考えると(B)を立てておきたい。とするとキャスト時に(B)(B)(B)が必要になってきます。なら早くとも攻撃できるのは4t目。流石に・・・。
WeenieでもBeatdownでもテンポロスはかなり痛いです。
また、復活用の~云々から判りますがかなりの色拘束をデッキに科します。
現環境は多色環境なので、その点であまり向いていませんね。4マナの中のダブルシンボルと2マナのダブルシンボルは全く意味が異なりますし。
環境変化で多色から構築が単色に変遷して行けば使われるかもしれませんが、そうでないとStd期の《ファイレクシアの抹消者》の様なお寒い扱いを受けそうです。少なくとも神話レアで4枚積めるとは言え、どのデッキでも扱える類ではない。
下記しますが、自身を2枚目で回収できる点を考えれば普通に出して除去されても、その後2枚目から復活させて~と言う消耗戦を望むような戦い方も良いかも知れません。その場合は優秀なクルセイドと軽量生物が欲しい所ですが。
回収可能な2マナの優秀なZombieが揃っていれば、自然に3t目のキャストにシフトできる事でしょうに、ね。
シナジー性を考えるとやはりその回収能力とリアニメイト能力に目が行きます。
追放の存在などを考えると軽い生贄エンジンが有るのが望ましいですね。その生贄エンジンでボーナスが得られればそれこそアドバンテージエンジンにする事も出来ます。同時にZombie限定の(X)(B)(B)(B)+αマナで使い回しが出来るリアニメイトスペルと化すことも出来ます。
と言う事で、なるべく軽い生贄エンジンが欲しいですね。
《吸血の儀式》なら色が合う上に1ドロー+1ライフゲイン、《進化の飛躍》なら色拘束が強いですが生物の調達、《永代巡礼者、アイリ》なら軽いライフゲインと結構生贄エンジンが揃っているので構築のし甲斐が有りますね。其々に使い分けも出来ます。
《ゲトの裏切り者、カリタス》は自身のサイズを上げる事が出来ますね。起動コストは重いですが、他に食べた生物の回収も後半では叶います。しかし逆に相手に使われると沈黙せざるを得ない。
折角実存の有る回収生物なのに《不気味な腸卜師》が落ちてしまうのは残念ですね。
リアニスペルとしては面白いのですが正直余り釣りたい相手がいない。まぁこれからに期待かもしれません。
今のところ最も釣りたいのが自分ですからね。しかし威迫持ちが複数並ぶと考えると中々にたちが悪い。ますます積み得ですね。
他には《肉袋の匪賊》ですかね。
匪賊を釣り上げれば宛ら(3)マナで布告能力が付いているようです。回収能力と合わせて消耗戦向き。また、匪賊をキャストし場に残し《無情な死者》を食べればリアニ能力の誘発もさせる事が出来ます。と言う事で釣られてもキャストしても相性が良いスペルです。
死者→匪賊をキャストし布告+死者の回収→匪賊死亡→死者キャストからそのうち死亡で匪賊をリアニメイト+死者の回収→∞
と厭らしい動きが出来ますからね。
まぁマナが掛る上に効果も小さいので環境が遅くなければいけないのですが。
自身を追放してしまう動きと合わないので《鞭打つ触手》とは難しいですが《衰滅》等と合わせてMidrangeの除去Beatも。
リアニ要素を考えるのなら山札を掘っていく事が出来る生物とも相性が良いですよね。
挙動の理想で言えば、軽い・Zombie・Cipで掘削の《金切り声のスカーブ》なんて理想的なんですが、流石にKPが低すぎる。《精神壊しの悪魔》とかもいますし、期待したいですね。デッキを掘り進めながら生物の回収が出来る《死体の攪拌》もWeenie的に面白いかも知れません。
「昂揚」等も上手く絡めて行けたのなら・・・。
多色化を許容できるのなら《オジュタイの命令》も面白いんですがネ。
リアニ能力を考えるのならどの道、コイツの真価は中盤以降です。なら《森の代言者》等と同じ様に序盤はブロッカーとして、中盤以降で戦力として扱う方針で運用も出来るはず。Uで優良なZombieが出るかどうかですが、2マナ以下なら命令で釣り上げる事も出来るので是非期待ですね。
回収能力は制限が有る上に、キャストしなければならないので同系の中では質が低い。
が、無いよりは全然マシですし、逆に生物のキャストをトリガーとする類の札と合わせる事も可能と言えなくもない。例えば、《往時の主教》ならキャスト毎に新能力の「調査」が誘発します。まぁ実用性は有りませんが。
シナジー重視と言う事でEternalでも色々考えられるかもしれませんが、重いのが何とも・・・。
Zombie専用リアニメイトも便利に思えますが、構築級のZombieは大体復活能力有していますからね・・・。
軽量用リアニ要素として考えれば、追加コスト持ちの《スカーブの殲滅者》を直接釣る事が出来るのは便利。自身も墓地からキャスト出来ますし。後は除去を喰らうのが基本路線となっている《潮の虚ろの漕ぎ手》なんかは良い仕事をしてくれると思います。先に出して避雷針を喰らう事まで含めてね。
重さを許容できるのなら「壮大」でマナを伸ばせる《黒き剣の継承者コーラシュ》なんて割と理想的なんですがネ。
《ロッテスのトロール》や《朽ちゆく猛禽》の様な共鳴者Zombiesを使えば墓地に生物の供給もしやすい。
Zombieデッキのそれで見ればロード能力及び「接死」の付与が出来る《死の男爵》がかなりいい相性です。男爵自体が除去されても釣り上げる事も出来ますからね。
後は信心が高い事を活かせますね。
丁度《ゲラルフの伝書使》や《アスフォデルの灰色商人》と言う優秀なZombiesもいます。
特に《ゲラルフの伝書使》は本体が「不死」持ちなので一度釣り上げれば二度美味しい。ねちっこく本体を攻めれます。
場持ちも良い上に、《ニクスの祭殿、ニクソス》が有ればマナも出せるので、能動的な生贄だけでなく、受動的な除去時にも信心を無駄にし辛いのは良いですね。当て逃げが出来た頃なら戦闘中でも信心を利用できたんですがネ~。
相手の除去や戦闘での死亡のPiGにスタックで《納墓》を持ってくるとそれはそれで面白いかも知れません。
まぁただでさえマナが掛るのにそんな余裕が中々あるとは思えませんが。
単体で相性が良いのは《情け知らずのガラク/ヴェールの呪いのガラク》ですかね?
延々とブロッカーとして利用できるだけでなく、変身後の[-1]でマナを掛けずに墓地に落せる上に、生物の調達が出来ます。似たような方向性で、《よりよい品物》も使えますね。これの場合は墓地を肥やす事が出来るのでリアニ能力も活かせます。
まぁ考える程に色々なシナジーが出てきそうな札ではありますね。
イラストは《終わり無き死者の列》の教会のようですね。以前は押し寄せていても教会の外にいたゾンビが中に入ってきてしまっているんですね。
綺麗なステンドグラスなのに・・・。
自衛していた村々は悲惨な事になっていそうです。
場持ちが良い観点から、地味に《終わり無き死者の列》とも併用できるわけですが。
・《ファルケンラスの後継者/夜陰の後継者》
:軽量で変身して3/2飛行と言う事からBの《秘密を掘り下げる者》!?と話題のコイツ。
2マナ2/1では戦力にならず、ディスカード1枚でパワー3の方が規定路線。
それを考えると嘗ての《ドレカヴァク》の亜種の様な使い勝手になるでしょうね。
そしてそれもそうでしたが、現環境はアド取り合戦でもありますし、小型除去で簡単に対処されるこいつは普通の運用では流石に苦しいでしょうね・・・。
しかし2マナ3/2飛行のスペックが極めて高いのは事実。
通常のディスカードなら厳しいデメリットですが、これを利用できれば、逆に有用な札になりますね。御誂え向きの「マッドネス」も有りますし、構築によっては「魔巧」や「昂揚」を満たす手段にもなりますね。
そこここで言われていますが2t目設置→3t目変身から《癇しゃく》や《手に負えない若輩》の展開から6~7点を提供できると考えると中々のものです。また《癇癪》など1マナの選択肢が増えれば《ゴブリンの自在駆け》も構築上の選択肢になるのではないでしょうかね。3/2回避能力を2種類用意できる事になりますから。
ハンドの消費が激しい分《海門の残骸》が光ります。
デッキに火力を積めるので間延びしても火力を投げ込んで勝ちを狙えるので合理性も有る。
欠点はBRなデッキに(C)を混ぜる必要がある点ですよね。
真価は↓環境にあるタイプだと思います。
共鳴者としては制限が有るものの、一度は確実に起動できますし、アタッカーとしても3/2飛行は有効ですからね。Beatdownとして採用に値する共鳴者は少ないので、そこで一定の価値が引き出せるはず。流石にComboには使えませんが、アタッカーとしては《ロッテスのトロール》位しかいない状況なので、有難い。
また2マナの重さも、1t目ハンデスが基本となるEternalでは無理が無いですからね。
「発掘」「フラッシュバック」「蘇生」等捨て札にも選択肢が多いので存分に活かせます。
マッドネスで考えても、小型除去は単色だけでも《ベラドンナの暗殺者》、大型対処の《大物狙い》に安定の《闇の委縮》など幾らでもあります。如何にBが共鳴者に飢えていたか・・・。
これで《ウーナのうろつく者》とか言うカードを完全に記憶から抹消できるぞ!!
こんな所で。
レガシー)Eldrazi Stompyは生物戦をどうするべきか?
2016年3月9日 考察 コメント (5)
皆さん、こんばんは。しもべです。
先週の前半に書いていた文なのですが、SOIのプレビューが始まっている時期なので、今後放置しておくと載せる機会を逸してしまう可能性が高く、なので今のうちに載せておくことにします。
《難題の予見者》や《現実を砕くもの》は確かに大きい。
しかしそれはフェアデッキからすると大き目のサイズと言うだけの話です。
《タルモゴイフ》や《グルマグのアンコウ》等が使われるLeagcyでは単体除去が豊富な事も合ってサイズの優位性を完全には確立しづらい。特にタルモはこちらがAtfを使う関係でCre/Land/Ins/Soc/Atfで5/6~4/5に到達してしまいやすい。
と言う事でこれらの問題をどう対処すべきなのでしょうか?
現時点でのサイズ的な優位の安定性が保てるものは《果てしなきもの》ぐらいになってしまう対フェアデッキ戦を考える必要が対Eldraziの構築思想が進む今後はあるように思います。。
・大型札の水増し
-《果てしなきもの》
-《終末を招くもの》
:メインに入れる事が出来る札。
《果てしなきもの》はブン回りだけでなく使えるのが優秀。《終末を招くもの》は戦闘から外す能力が優秀なので対ファッティを熟せる。サイズ的に普通で、これが有るかないかで大分変ってくるはず。
ここに加えてMUD仕様にすると《磁石のゴーレム》も。
妨害も兼ねているので一石二鳥です。2マナランド多数構築というLegacy仕様だからこそ許される構築ですね。まぁエルドラージ全般も重くなるので、今一つ齟齬が消えない構築になりますが。
またTC Decksに有った構築に《塵の中を忍び寄るもの》を採用している物も。
《魂の洞窟》とペインランド、モックスを併用すれば数枚の投入程度ならどうにかなります。《猿人の指導霊》の採用も出来ます。色マナの問題を解消できれば《現実を砕くもの》の様に2~3t目に打点5速攻で走らせる事が出来ます。タフネスは気に掛かりますが、CotV(X=1)で封じる前提なら除去耐性は関係なし。で、Legacyではパワー3以上はフェアデッキでもアタッカー以外には滅多に持っていないのでまぁ十分でしょう。アタッカーのつぶし合いになっても水増し分で優位が出ます。躱すのではなく物量で押しつぶす作戦ですね。
ハンドに戻るデメリットも、全体除去やSoc挙動を躱せるメリットにもなるので一長一短。
これらパワー5の水増しは《エルドラージのミミック》にとっても良い影響が有るので単純な枚数増量以上の打撃力を齎すはず。という事で色物ですが結構いいかも?
しかし重たい札ばかり増えるとそれはそれでツライ。
Modernのそれの様に《不快な集合体》も無くは無いかと思うのですが、面展開が望めないので正直無いでしょうね。
・墓地対策
:《大祖師の遺産》で墓地を一掃すればタルモやアンコウだけでなく《死儀礼のシャーマン》にも圧力をかける事が出来ます。それだけでなく《瞬唱の魔道士》→《剣を鍬に》にも対処出来るのでやはりここは重要、と言うか重大。
今の所色々選択肢がありますが、無難に扱えるものが望ましい。正解は如何に・・・。
この方向性を見るとModern初期の追放Atf+《不毛の地の絞殺者》型も一定の価値を認められますね。
・除去を増す
-色を足す(B)
:基本的には《四肢切断》の増量をすると言う方針で問題ないような気もしますが、ただでさえ《古の墳墓》でライフロスしているので、それで更にロスすのは如何なものか・・・。
と言う事で色を足す選択肢が有るはず。
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》は頑張れば3~4積出来ます。後はどうやってマナ源を増やすか・・・。色マナさえ確保できていれば通常キャストも叶う。《モックス・ダイアモンド》を足す選択肢もあるし、Modernの様にペインランドを用いるのも良い。
只それでも黒の除去は一長一短なので選択が難しい。《喉首狙い》ではMUDに対応できないし、《破滅の刃》では《死儀礼のシャーマン》や探査生物に対処できない。そもそも破壊ではDDコンボに対処できない・・・。
どれをとっても中途半端に欠点が残る。
またどのマナソースも壊されやすいし、調達手段が無いのでやはり半端な構築になるかも・・・。
他にもエルドラージの水増しとして《静寂を担うもの》が考えられますかね。2マナランドが豊富な状況なら4マナでもタルモや探査生物に速度でも十分間に合う。
キャスト誘発なので妨害にも強い。SnTやReanimatorに対しての価値も有る。但しフェアデッキを相手にするのなら小型も並んだりするため、あまり現実的ではないかもしれません。
生物としては最低限の2/1飛行。
しかし回避能力の欠如が問題のデッキでもある為、飛行は悪くない。打点は低いが、メインで《梅沢の十手》を採れるなら多少マシになるでしょうね。無いとだめだけど・・・。
・《からみつく鉄線》で寝かせる
:生物も寝かせる事が出来るので攻撃も無理やり通せる。
しかし選択肢は相手にありますし、中盤以降はパーマネントが揃っているため余計に機能しづらい。《不毛の大地》が容易には使い辛いデッキなので、相手の置物を減らせばいため余計につらい所だ・・・。
追加の妨害手段として入れる事が出来るのは有難いが効果の真偽が怪しい・・・。
・装備品でごまかす
:装備品で強引にサイズを上げて突破する。十手ではサイズの強化が出来ないので、剣シリーズの登用も有りですね。
ついでに除去耐性や回避能力もプロテクションで補強できる。
《饗宴と飢餓の剣》ならそのままタルモやアンコウを突破できますし、土地のアンタップが出来るのも使い道が有るかもしれません。引き増しは出来ませんが《ウギンの目》や《終末を招くもの》の起動能力に当てる事も出来るはず。
除去耐性を考えるとプロテクション(W)が望ましい気もしますが、環境にあるW系デッキにサイズ補強が必要ない事を考えると、敢えてサイズ強化の意味では枠を取る必要はないかも知れない。それよりも《若き紅蓮術士》や《僧院の導師》のTokensを突破できることが重要になると思われます。
ここでも色を足す選択肢が出てきます。
《石鍛冶の神秘家》が有れば装備品プランも安定します。SfMパッケージでブン回りをし辛くなってしまいますが、どのみち不利が付くような相手には関係ないし、ブン回りが捌かれた後に展開していけばいい話なのでプレイングでどうとでもなる範疇。
元々対小型で《梅澤の十手》を使うつもりなら悪くもない筈。
しかしやっぱり土地基盤が脆いのは変わりない。
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》が貢献できない以上余計につらくなる。
・土地で強化する
-《戦の大聖堂》
-《オラン=リーフの廃墟》
:土地基盤を削れば多少入れる事も可能なはず。
問題はタップインを許容できるかどうかにかかってくる。ブン回り前提のデッキなので、正直タップインは極力避けたいところなのでまぁ無いかな・・・。
・その他
:色を足すとするとペインランド、モックス、の他に手段が有るのでしょうか?
タリスマン系が2マナから展開できるので使いやすいかも知れない。しかしデッキパワーが下がるんですよね。
tWを許容できるのなら万能除去である《忘却の輪》を採用できるので全然ありだと思います。
生物のサイズも関係ないしPiG持ちでも関係なし。置物にも対処出来るので《血染めの月》や《罠の橋》も潰せる。SnTに合わせて出す事も出来る。
2マナランドのお陰で軽いため、色を足せるのなら本当に現実的な手段だと思えますね・・・。
他には《変異エルドラージ》で強引に突破する事も出来なくもないですね。但しCip持ちが少ないので劇的な価値は望みづらい。SfMとの併用も出来なくもないですが、そうするとエルドラージ成分が下がり過ぎるのでまぁ無理でしょう。
それでも戦闘でガチャガチャできますし、ファッティComboにも対処できるので一定の威力はあるはず。
(※この文章を書いてる時点では無かったのですが、どうやらMO?か何かで《変異エルドラージ》を採用した形が出てきているようですね。)
また《スレイベンの守護者、サリア》《ヴリンの翼馬》と言う選択肢も有り得えます。
《アメジストのとげ》の増量に《抵抗の宝球》もあるぐらいなので、効果自体はムリが無いはず。問題は1t目2マナではない事でしょう。
tBが出来るなら《ヴォルラスの要塞》も。
タルモだろうが探査生物だろうが、《現実を砕くもの》なら相討ちです。《果てしなきもの》なら乗り越えられる。それ以下のサイズでも数が揃えば強引な突破も出来る。
問題は消耗戦になった場合。そもそも《悪意の大梟》が辛いのもこの消耗戦になるからですからね。なのでそれを緩和できるように生物の回収手段を設ければ多少マシになるかもしれません。
番外でtBには《仕組まれた疫病》と言う選択肢もありますね。
部族を潰すだけでなく、《若き紅蓮術士》や《僧院の導師》《未練ある魂》の面展開も消せますし、EsperやBUGには入ったりする《真の名の宿敵》もつぶせますから。まぁ面展開は《仕組まれた爆薬》や《漸増爆弾》なんかもあるわけd菅、そいつらは自分にも被害が飛んできますからね・・・。
こんな所ですかね?
他にも何かいい選択肢が在るかしら・・・?
先週の前半に書いていた文なのですが、SOIのプレビューが始まっている時期なので、今後放置しておくと載せる機会を逸してしまう可能性が高く、なので今のうちに載せておくことにします。
《難題の予見者》や《現実を砕くもの》は確かに大きい。
しかしそれはフェアデッキからすると大き目のサイズと言うだけの話です。
《タルモゴイフ》や《グルマグのアンコウ》等が使われるLeagcyでは単体除去が豊富な事も合ってサイズの優位性を完全には確立しづらい。特にタルモはこちらがAtfを使う関係でCre/Land/Ins/Soc/Atfで5/6~4/5に到達してしまいやすい。
と言う事でこれらの問題をどう対処すべきなのでしょうか?
現時点でのサイズ的な優位の安定性が保てるものは《果てしなきもの》ぐらいになってしまう対フェアデッキ戦を考える必要が対Eldraziの構築思想が進む今後はあるように思います。。
・大型札の水増し
-《果てしなきもの》
-《終末を招くもの》
:メインに入れる事が出来る札。
《果てしなきもの》はブン回りだけでなく使えるのが優秀。《終末を招くもの》は戦闘から外す能力が優秀なので対ファッティを熟せる。サイズ的に普通で、これが有るかないかで大分変ってくるはず。
ここに加えてMUD仕様にすると《磁石のゴーレム》も。
妨害も兼ねているので一石二鳥です。2マナランド多数構築というLegacy仕様だからこそ許される構築ですね。まぁエルドラージ全般も重くなるので、今一つ齟齬が消えない構築になりますが。
またTC Decksに有った構築に《塵の中を忍び寄るもの》を採用している物も。
《魂の洞窟》とペインランド、モックスを併用すれば数枚の投入程度ならどうにかなります。《猿人の指導霊》の採用も出来ます。色マナの問題を解消できれば《現実を砕くもの》の様に2~3t目に打点5速攻で走らせる事が出来ます。タフネスは気に掛かりますが、CotV(X=1)で封じる前提なら除去耐性は関係なし。で、Legacyではパワー3以上はフェアデッキでもアタッカー以外には滅多に持っていないのでまぁ十分でしょう。アタッカーのつぶし合いになっても水増し分で優位が出ます。躱すのではなく物量で押しつぶす作戦ですね。
ハンドに戻るデメリットも、全体除去やSoc挙動を躱せるメリットにもなるので一長一短。
これらパワー5の水増しは《エルドラージのミミック》にとっても良い影響が有るので単純な枚数増量以上の打撃力を齎すはず。という事で色物ですが結構いいかも?
しかし重たい札ばかり増えるとそれはそれでツライ。
Modernのそれの様に《不快な集合体》も無くは無いかと思うのですが、面展開が望めないので正直無いでしょうね。
・墓地対策
:《大祖師の遺産》で墓地を一掃すればタルモやアンコウだけでなく《死儀礼のシャーマン》にも圧力をかける事が出来ます。それだけでなく《瞬唱の魔道士》→《剣を鍬に》にも対処出来るのでやはりここは重要、と言うか重大。
今の所色々選択肢がありますが、無難に扱えるものが望ましい。正解は如何に・・・。
この方向性を見るとModern初期の追放Atf+《不毛の地の絞殺者》型も一定の価値を認められますね。
・除去を増す
-色を足す(B)
:基本的には《四肢切断》の増量をすると言う方針で問題ないような気もしますが、ただでさえ《古の墳墓》でライフロスしているので、それで更にロスすのは如何なものか・・・。
と言う事で色を足す選択肢が有るはず。
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》は頑張れば3~4積出来ます。後はどうやってマナ源を増やすか・・・。色マナさえ確保できていれば通常キャストも叶う。《モックス・ダイアモンド》を足す選択肢もあるし、Modernの様にペインランドを用いるのも良い。
只それでも黒の除去は一長一短なので選択が難しい。《喉首狙い》ではMUDに対応できないし、《破滅の刃》では《死儀礼のシャーマン》や探査生物に対処できない。そもそも破壊ではDDコンボに対処できない・・・。
どれをとっても中途半端に欠点が残る。
またどのマナソースも壊されやすいし、調達手段が無いのでやはり半端な構築になるかも・・・。
他にもエルドラージの水増しとして《静寂を担うもの》が考えられますかね。2マナランドが豊富な状況なら4マナでもタルモや探査生物に速度でも十分間に合う。
キャスト誘発なので妨害にも強い。SnTやReanimatorに対しての価値も有る。但しフェアデッキを相手にするのなら小型も並んだりするため、あまり現実的ではないかもしれません。
生物としては最低限の2/1飛行。
しかし回避能力の欠如が問題のデッキでもある為、飛行は悪くない。打点は低いが、メインで《梅沢の十手》を採れるなら多少マシになるでしょうね。無いとだめだけど・・・。
・《からみつく鉄線》で寝かせる
:生物も寝かせる事が出来るので攻撃も無理やり通せる。
しかし選択肢は相手にありますし、中盤以降はパーマネントが揃っているため余計に機能しづらい。《不毛の大地》が容易には使い辛いデッキなので、相手の置物を減らせばいため余計につらい所だ・・・。
追加の妨害手段として入れる事が出来るのは有難いが効果の真偽が怪しい・・・。
・装備品でごまかす
:装備品で強引にサイズを上げて突破する。十手ではサイズの強化が出来ないので、剣シリーズの登用も有りですね。
ついでに除去耐性や回避能力もプロテクションで補強できる。
《饗宴と飢餓の剣》ならそのままタルモやアンコウを突破できますし、土地のアンタップが出来るのも使い道が有るかもしれません。引き増しは出来ませんが《ウギンの目》や《終末を招くもの》の起動能力に当てる事も出来るはず。
除去耐性を考えるとプロテクション(W)が望ましい気もしますが、環境にあるW系デッキにサイズ補強が必要ない事を考えると、敢えてサイズ強化の意味では枠を取る必要はないかも知れない。それよりも《若き紅蓮術士》や《僧院の導師》のTokensを突破できることが重要になると思われます。
ここでも色を足す選択肢が出てきます。
《石鍛冶の神秘家》が有れば装備品プランも安定します。SfMパッケージでブン回りをし辛くなってしまいますが、どのみち不利が付くような相手には関係ないし、ブン回りが捌かれた後に展開していけばいい話なのでプレイングでどうとでもなる範疇。
元々対小型で《梅澤の十手》を使うつもりなら悪くもない筈。
しかしやっぱり土地基盤が脆いのは変わりない。
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》が貢献できない以上余計につらくなる。
・土地で強化する
-《戦の大聖堂》
-《オラン=リーフの廃墟》
:土地基盤を削れば多少入れる事も可能なはず。
問題はタップインを許容できるかどうかにかかってくる。ブン回り前提のデッキなので、正直タップインは極力避けたいところなのでまぁ無いかな・・・。
・その他
:色を足すとするとペインランド、モックス、の他に手段が有るのでしょうか?
タリスマン系が2マナから展開できるので使いやすいかも知れない。しかしデッキパワーが下がるんですよね。
tWを許容できるのなら万能除去である《忘却の輪》を採用できるので全然ありだと思います。
生物のサイズも関係ないしPiG持ちでも関係なし。置物にも対処出来るので《血染めの月》や《罠の橋》も潰せる。SnTに合わせて出す事も出来る。
2マナランドのお陰で軽いため、色を足せるのなら本当に現実的な手段だと思えますね・・・。
他には《変異エルドラージ》で強引に突破する事も出来なくもないですね。但しCip持ちが少ないので劇的な価値は望みづらい。SfMとの併用も出来なくもないですが、そうするとエルドラージ成分が下がり過ぎるのでまぁ無理でしょう。
それでも戦闘でガチャガチャできますし、ファッティComboにも対処できるので一定の威力はあるはず。
(※この文章を書いてる時点では無かったのですが、どうやらMO?か何かで《変異エルドラージ》を採用した形が出てきているようですね。)
また《スレイベンの守護者、サリア》《ヴリンの翼馬》と言う選択肢も有り得えます。
《アメジストのとげ》の増量に《抵抗の宝球》もあるぐらいなので、効果自体はムリが無いはず。問題は1t目2マナではない事でしょう。
tBが出来るなら《ヴォルラスの要塞》も。
タルモだろうが探査生物だろうが、《現実を砕くもの》なら相討ちです。《果てしなきもの》なら乗り越えられる。それ以下のサイズでも数が揃えば強引な突破も出来る。
問題は消耗戦になった場合。そもそも《悪意の大梟》が辛いのもこの消耗戦になるからですからね。なのでそれを緩和できるように生物の回収手段を設ければ多少マシになるかもしれません。
番外でtBには《仕組まれた疫病》と言う選択肢もありますね。
部族を潰すだけでなく、《若き紅蓮術士》や《僧院の導師》《未練ある魂》の面展開も消せますし、EsperやBUGには入ったりする《真の名の宿敵》もつぶせますから。まぁ面展開は《仕組まれた爆薬》や《漸増爆弾》なんかもあるわけd菅、そいつらは自分にも被害が飛んできますからね・・・。
こんな所ですかね?
他にも何かいい選択肢が在るかしら・・・?
この所、MOか何かでいい成績を残したJunkカラーのNicFitが紹介されている記事を幾度か見ています。
その構築は《包囲サイ》が3~4枚採用されている構築であり、その事が驚きをもって迎えられているようです。
が、個人的に言えばそんなに驚かれる事なのかと(´・ω・`)
これが収録されたKTKの発売からチョコチョコと使われ始め、勢力を伸ばし、DTK~BFZが出るような頃にはNicFitと言うデッキの大勢をJunkが占めているようになったと記憶しています。
それまでは所謂BUG型がNicFitでは圧倒的に一番人気だったのですが、それを遥かに上回る大きなシェアを占めているのが現状この犀型のNicFitです。
そしてそのような体制になってからはもうかなりの期間が過ぎようとしています。
にも拘らず、ここまで驚かれるのかと(´・ω・`)
NicFitと言えばRUG DelverやMaverickが趨勢を極めていた頃、それらをいわすために開発され、相応の勢力を築いていたはずのデッキ。その後、大成こそしませんでしたが、それでも現状でもデッキは残っていますし、愛好家もそこそこ多い。
なのにここまで無関心を貫かれるような状況にまで来てしまっているのかと、愛好家の一人としては、嘗ての事を思うとその凋落ぶりが少し切ない気分になりました。
まぁ、メタにほとんど無い様なマイナーな部類のデッキですし、そんなもん知るわけないだろ?と言うのが当然の反応なので其のこと自体はどうとも思わないのですがネ。
P.S.
因みにここ最近《裏切り者グリッサ》が少し使われているようです。
理由は不明ですが、Eldraziが出てきてからの事で、Eldraziの対策どうするか?とワイワイ議論がされた後に登用されるようになったので、無敵ブロッカーとしての側面を捉えられているのだと思います。数少ないとはいえ《仕組まれた爆薬》は強力で、それを使い回せるなら十分。面展開が多いので、爆薬自体の価値も高いですからね。
まぁ詳しい事は知らんですけどね。
その構築は《包囲サイ》が3~4枚採用されている構築であり、その事が驚きをもって迎えられているようです。
が、個人的に言えばそんなに驚かれる事なのかと(´・ω・`)
これが収録されたKTKの発売からチョコチョコと使われ始め、勢力を伸ばし、DTK~BFZが出るような頃にはNicFitと言うデッキの大勢をJunkが占めているようになったと記憶しています。
それまでは所謂BUG型がNicFitでは圧倒的に一番人気だったのですが、それを遥かに上回る大きなシェアを占めているのが現状この犀型のNicFitです。
そしてそのような体制になってからはもうかなりの期間が過ぎようとしています。
にも拘らず、ここまで驚かれるのかと(´・ω・`)
NicFitと言えばRUG DelverやMaverickが趨勢を極めていた頃、それらをいわすために開発され、相応の勢力を築いていたはずのデッキ。その後、大成こそしませんでしたが、それでも現状でもデッキは残っていますし、愛好家もそこそこ多い。
なのにここまで無関心を貫かれるような状況にまで来てしまっているのかと、愛好家の一人としては、嘗ての事を思うとその凋落ぶりが少し切ない気分になりました。
まぁ、メタにほとんど無い様なマイナーな部類のデッキですし、そんなもん知るわけないだろ?と言うのが当然の反応なので其のこと自体はどうとも思わないのですがネ。
P.S.
因みにここ最近《裏切り者グリッサ》が少し使われているようです。
理由は不明ですが、Eldraziが出てきてからの事で、Eldraziの対策どうするか?とワイワイ議論がされた後に登用されるようになったので、無敵ブロッカーとしての側面を捉えられているのだと思います。数少ないとはいえ《仕組まれた爆薬》は強力で、それを使い回せるなら十分。面展開が多いので、爆薬自体の価値も高いですからね。
まぁ詳しい事は知らんですけどね。
もう5年も経つのか・・・と。
言われると驚くほかありません。
全くと言っていいほど影響を受けていない名古屋在住の私ですら、当時揺れている時の記憶はまだ残っています。あまりに長い揺れに自分が眩暈でも起こしているのかと疑ったほどでした。
クソ寒い中、来もしない津波への予防に建物の屋上に登らされました。
そして帰ってきてから、初めて事の大きさをTVのニュースで知り愕然とさせられた覚えが有ります。津波に蹂躙される街やその後の火力発電所の火災映像なども、思い出せます。
あれからもう5年。
あの時は、5年も経て、ここまで復興が進まないとは露とも考えていませんでした。復興どころか復旧も完全にはままならず、除染さえ終わっていません。
それなのに5年。
忘れることなく、黙祷だけは済ませる事は出来ました。
言われると驚くほかありません。
全くと言っていいほど影響を受けていない名古屋在住の私ですら、当時揺れている時の記憶はまだ残っています。あまりに長い揺れに自分が眩暈でも起こしているのかと疑ったほどでした。
クソ寒い中、来もしない津波への予防に建物の屋上に登らされました。
そして帰ってきてから、初めて事の大きさをTVのニュースで知り愕然とさせられた覚えが有ります。津波に蹂躙される街やその後の火力発電所の火災映像なども、思い出せます。
あれからもう5年。
あの時は、5年も経て、ここまで復興が進まないとは露とも考えていませんでした。復興どころか復旧も完全にはままならず、除染さえ終わっていません。
それなのに5年。
忘れることなく、黙祷だけは済ませる事は出来ました。
「20年以上愛されるRPG」とか言う売り文句
2016年3月12日 趣味 コメント (2)SOI)新カード雑感その2 こじらせたアヴァンシンとか
2016年3月13日 新カード紹介 コメント (4)
皆さん、こんばんは。しもべです。
気が付いたら、感想書くとか言いながら書いてなかったw
本格的なプレビューが月曜の深夜らしいの進めなければ!
・《大天使アヴァシン/浄化の天使、アヴァシン》
:なんやかんやで3枚目のアヴァシン様。
中堅以上のサイズ・コストに飛行・警戒とらしさを残しつつ、変身後はストーリーに則り狂気と殺戮の天使と化します。
・・・「浄化」?
表面は現代5マナの割には大人しくシンプル。
「4/4飛行・警戒・瞬速・ターン終了時まで自軍に破壊不能」な時点で5マナの性能でない事は判ります。が、何となくこじんまりな内容。追放除去も多い環境では安心な除去耐性もないし、アドも取りにくい。サイズ的な優位も有るわけでないと、少々物足りない気もします。それでなくとも《闇の掌握》や《ヴァラクートの涙》で簡単にコイツは除去されますしね。
《修復の天使》と異なり明滅しないので他の生物とのシナジーも小さい。と言うかそもそも生物を他に抱えていないとショボイ。とりあえず性能が受動的すぎるんですよね。
そうは言っても、瞬速から出てくる無敵ブロッカー。そして疑似速攻から飛行4点パンチ。奇襲性は十分ですし対PWにも強そうです。そう考えるとSHMの《羽毛覆い》の上位種のような感覚ですかね?
変身後は3点をばら撒く狂犬な天使。
対Weenieには強い能力ですが、そもそもそんな相手には間に合わない。その上自軍を巻き込むので半端なサイズ郡では寧ろアドロスに。奇襲性を考えても《ゼンディガーの同盟者、ギデオン》に強い能力に見えますね。
打点は6に上がるので、変身誘発も合わせて3回パンチで勝てる打点の高さは魅力ですね。大型のフライヤーは何時の時代も脅威ですし。
変身要件も、生物の死亡なので、今一つCipと噛み合っていない。別途サクリ台を用意しないと能動的な変身も困難。
Cipにしろ変身にしろ他の生物がいないと宝の持ち腐れになり易いのに、変身するとそいつらにまで牙を剥く。矛盾の塊ですね。巻き込まれて死亡しないためにもタフネス4以上の頑強な生物が好ましい。重さを考えてもMidrange~Control向きなのですが、生物が定期的にいないと意味が無いのでほぼMidrange用。
3~4マナの生物の保護が出来ると考えれば、攻撃的にも出る事が出来るので自軍の《ゼンディガーの同盟者、ギデオン》の[+1]が扱いやすくなりますし、[0]と共にギデオンの保護も出来ますね。
重い・打点もそこそこ・除去耐性薄い・Cipアド稼げない・単体で機能しない。
相応に強いのは事実なのですが、そこからの上積みをし辛い天使。
《セラの天使》から考えると異様に強い様な気もしますが、《悪斬の天使》と比べると単体で機能しないし、支配力も劣る気がします。環境的にファッティもそれなりにいるので正直戦闘力でも物足りない。まぁ希望の守護者と悪魔狩りの天使では在り方も違って当然ですが・・・。
当然↓環境では無い。
・《倒し霊》
:1マナ1/1飛行+α。
タッパーとして基本は使い切りなので微妙ですが、ブロッカーを寝かせる事は出来るので、地を這うWeenie共の強引な後詰も可能です。その上「昂揚」を満たせば毎ターン相手の生物一体をタップ出来るので、中盤以降の攻防でも単体で活躍できます。相手のアタッカーを潰すだけでなく、こちらのターンのブロッカーも潰せる事になるので、そのスペックを最大限活かせば1マナとは思えないほど強力な性能を持っています。
《陽光尾の鷹》にツエ~!とか言っていた頃が懐かしい。
Weenieなら昂揚を満たせなくとも、そこそこ機能するはず。
使い切りのタッパーで見ても生物回収札を使えばブロッカーで時間稼ぎにも応用できますし。《コラガンの命令》等は回収も合わせて、除去範囲の棲み分けも。
ただ、より強力に使うならやはり昂揚を満たしたいですよね・・・。
Eternalであるなら、素晴らしいのは《霊気の薬瓶》。
Insで場に出せるためにタッパーとしてより機能しやすい。またAtfをデッキに組み込めるために昂揚を満たしやすくなります。Weenieであるのなら《モックス・ダイアモンド》と言う選択肢もあります。土地を能動的に落せるし、土地を捨てなければ能動的にAtfを捨てる事も出来る。《税収》も使いやすくなる。ただし、初速は強力ながらやはりIns速度の挙動が採れる《薬瓶》の方が有用ですよね。
やや重いが《ギデオン・ジュラ》ともよく合う。
[+2]→[-2]の手間が省けるうえに、ブロッカーを退かせるので[0]も使いやすくなる。PWなので昂揚も満たしやすくなるし、霊魂をブロッカーに回す事も出来る。多色化できるなら《復讐のアジャニ》も良いですね。[+1][-2]とそれぞれ補完できます。
他にも装備品と言う方向も有ります。
同じくAtfであるし、担ぎ手として活きます。特に生物回収できる《光と影の剣》は光る。装備品は速度が衰えますが、タッパーで時間稼ぎが補います。Weenieで強化手段と割り切るのなら《ヘリオッドの槍》も良いかも。どうせ数を並べる事になるし、Atf/Encなので墓地に落ちても機能する。
数を揃える事が出来ればより強力に成ると考えれば、《イーオスのレインジャー》や《再誕の宣言》等で並べて行ければ戦場を支配する事も出来る。
生物で相性のいいものは少ないのですが、《磁器の軍団兵》で良い。
墓地に落ちやすいCre/Atfなので満たしやすい。2マナ3/1先制攻撃+2ペイならWeenieとしては十分だし。中型以上を寝かせるのなら尚更機能しやすい筈。
ルーターなどが無い分Wは積極的に落ちやすい札を使わなければいけないのはやや面倒ですがネ。
Hatebear的に組まれる事も多いので《ファイレクシアの破棄者》も候補ですかね。どのデッキにも腐る事は稀ですし。相手が一体ならタッパー機能で破棄者自体も攻撃に参加しやすい。
優秀なスピリットなので、部族的なシナジーを考えたいのですが、ろくな札が無い・・・。
せっかく「スピリットクラフト」を組めそうでも、使えそうなのは《脂火玉》ぐらいの物。まぁAuraを積極的に集める事が出来るので、その意味で「昂揚」にきっちり貢献も出来るんですがね・・・。
多色化した場合はもっと可能性があるはずですが、どうでしょうね。
上述のようにタッパーとして機能させたいのなら、《オルゾフの魔除け》なんか最適ですね。色拘束を許容できるのなら、昂揚を見たいしやすい《小悪疫》なんかも良いんですがね。
逆に墓地にあまり依存しないことが多いEternalでのWなので、その意味で自分から《安らかなる眠り》等を使っていけないのはかなり選択肢を狭める事になりますよね・・・。
今のところ正式に発表されている範囲では最も下環境で扱いやすい札だと思っています。やっぱり軽いは正義。
・《石の宣告》
:新しい除去。デメリットを含みつつ問答無用の追放除去をすると言う、伝統に則った由緒正しきW除去ですね。Socとはいえ2マナで制限無く追放、その上同名の札を一掃できるとすれば圧倒的な威力を誇ります。
確かにアドこそ相手に与えるものの、起動2マナは割と重いしテンポも損なう。軽量級デッキでも小さくないリスクで、中量級以上なら、1ドローでは明らかに損をしています。そう考えるとこちらのデメリットもかなり抑えめです。
その上Tokensならリスクなしで一掃可能。
この上Socに文句を言うのは無理が有ります。
こちらの昇華者の肥やしにしたり、相手の昂揚を妨害したりと環境のメカニズムにも割と貢献できますからね、追放は。
ただし、消耗戦やTop捲り合戦になってしまった際には明確なリスクとも成ります。
なので相手に行動の隙を与えないよう、Weenieや速度の速いBeatdownでこそ真価を発揮するタイプと言えますね。
・《スレイベンの検査官》
:1マナ1/2にCipで「調査」付。
調査をいかように使うかに依りますが、スペック的には1マナとは思えないほど優れています。対して確実にドローで使うつもりならば、分割可能とは言え3マナ1/2Cip1ドローと正直微妙な路線です。どちらかと言うとドローよりも他への流用手段が有る方が望ましいと思います。
《爆片破》やら《アーティファクトの魂込め》が有ったら結構使えそうな札でしたよね・・・。本体も付いてくる事を考えれば《カルドーサの再誕》ですかね。2枚掛るとはいえ生物4体は強力。
話題の《新たな造形》の併用も勿論可能ですし。1マナからなら時間稼ぎのブロッカーとしても使えますからね。
・《アヴァシン教の宣教師/月皇の審問官》
:変身時に生物一体を封印する生物。変身条件が装備であるため簡単なのか難しいのかよく判りませんね。
宗教家に武器与えるとこんな風になるらしい・・・。
地味にModern以下の環境では《稲妻のすね当て》と良い相性を誇りますね。
着地から即装備し、除去を誘発させた上で「被覆」で保護できるので封印も解かれ辛い。「速攻」付なので即攻撃に参加も可能。
色拘束も薄いですしW系のStompyで行けるやも・・・。
こんな所で。
気が付いたら、感想書くとか言いながら書いてなかったw
本格的なプレビューが月曜の深夜らしいの進めなければ!
・《大天使アヴァシン/浄化の天使、アヴァシン》
:なんやかんやで3枚目のアヴァシン様。
中堅以上のサイズ・コストに飛行・警戒とらしさを残しつつ、変身後はストーリーに則り狂気と殺戮の天使と化します。
・・・「浄化」?
表面は現代5マナの割には大人しくシンプル。
「4/4飛行・警戒・瞬速・ターン終了時まで自軍に破壊不能」な時点で5マナの性能でない事は判ります。が、何となくこじんまりな内容。追放除去も多い環境では安心な除去耐性もないし、アドも取りにくい。サイズ的な優位も有るわけでないと、少々物足りない気もします。それでなくとも《闇の掌握》や《ヴァラクートの涙》で簡単にコイツは除去されますしね。
《修復の天使》と異なり明滅しないので他の生物とのシナジーも小さい。と言うかそもそも生物を他に抱えていないとショボイ。とりあえず性能が受動的すぎるんですよね。
そうは言っても、瞬速から出てくる無敵ブロッカー。そして疑似速攻から飛行4点パンチ。奇襲性は十分ですし対PWにも強そうです。そう考えるとSHMの《羽毛覆い》の上位種のような感覚ですかね?
変身後は3点をばら撒く狂犬な天使。
対Weenieには強い能力ですが、そもそもそんな相手には間に合わない。その上自軍を巻き込むので半端なサイズ郡では寧ろアドロスに。奇襲性を考えても《ゼンディガーの同盟者、ギデオン》に強い能力に見えますね。
打点は6に上がるので、変身誘発も合わせて3回パンチで勝てる打点の高さは魅力ですね。大型のフライヤーは何時の時代も脅威ですし。
変身要件も、生物の死亡なので、今一つCipと噛み合っていない。別途サクリ台を用意しないと能動的な変身も困難。
Cipにしろ変身にしろ他の生物がいないと宝の持ち腐れになり易いのに、変身するとそいつらにまで牙を剥く。矛盾の塊ですね。巻き込まれて死亡しないためにもタフネス4以上の頑強な生物が好ましい。重さを考えてもMidrange~Control向きなのですが、生物が定期的にいないと意味が無いのでほぼMidrange用。
3~4マナの生物の保護が出来ると考えれば、攻撃的にも出る事が出来るので自軍の《ゼンディガーの同盟者、ギデオン》の[+1]が扱いやすくなりますし、[0]と共にギデオンの保護も出来ますね。
重い・打点もそこそこ・除去耐性薄い・Cipアド稼げない・単体で機能しない。
相応に強いのは事実なのですが、そこからの上積みをし辛い天使。
《セラの天使》から考えると異様に強い様な気もしますが、《悪斬の天使》と比べると単体で機能しないし、支配力も劣る気がします。環境的にファッティもそれなりにいるので正直戦闘力でも物足りない。まぁ希望の守護者と悪魔狩りの天使では在り方も違って当然ですが・・・。
当然↓環境では無い。
・《倒し霊》
:1マナ1/1飛行+α。
タッパーとして基本は使い切りなので微妙ですが、ブロッカーを寝かせる事は出来るので、地を這うWeenie共の強引な後詰も可能です。その上「昂揚」を満たせば毎ターン相手の生物一体をタップ出来るので、中盤以降の攻防でも単体で活躍できます。相手のアタッカーを潰すだけでなく、こちらのターンのブロッカーも潰せる事になるので、そのスペックを最大限活かせば1マナとは思えないほど強力な性能を持っています。
《陽光尾の鷹》にツエ~!とか言っていた頃が懐かしい。
Weenieなら昂揚を満たせなくとも、そこそこ機能するはず。
使い切りのタッパーで見ても生物回収札を使えばブロッカーで時間稼ぎにも応用できますし。《コラガンの命令》等は回収も合わせて、除去範囲の棲み分けも。
ただ、より強力に使うならやはり昂揚を満たしたいですよね・・・。
Eternalであるなら、素晴らしいのは《霊気の薬瓶》。
Insで場に出せるためにタッパーとしてより機能しやすい。またAtfをデッキに組み込めるために昂揚を満たしやすくなります。Weenieであるのなら《モックス・ダイアモンド》と言う選択肢もあります。土地を能動的に落せるし、土地を捨てなければ能動的にAtfを捨てる事も出来る。《税収》も使いやすくなる。ただし、初速は強力ながらやはりIns速度の挙動が採れる《薬瓶》の方が有用ですよね。
やや重いが《ギデオン・ジュラ》ともよく合う。
[+2]→[-2]の手間が省けるうえに、ブロッカーを退かせるので[0]も使いやすくなる。PWなので昂揚も満たしやすくなるし、霊魂をブロッカーに回す事も出来る。多色化できるなら《復讐のアジャニ》も良いですね。[+1][-2]とそれぞれ補完できます。
他にも装備品と言う方向も有ります。
同じくAtfであるし、担ぎ手として活きます。特に生物回収できる《光と影の剣》は光る。装備品は速度が衰えますが、タッパーで時間稼ぎが補います。Weenieで強化手段と割り切るのなら《ヘリオッドの槍》も良いかも。どうせ数を並べる事になるし、Atf/Encなので墓地に落ちても機能する。
数を揃える事が出来ればより強力に成ると考えれば、《イーオスのレインジャー》や《再誕の宣言》等で並べて行ければ戦場を支配する事も出来る。
生物で相性のいいものは少ないのですが、《磁器の軍団兵》で良い。
墓地に落ちやすいCre/Atfなので満たしやすい。2マナ3/1先制攻撃+2ペイならWeenieとしては十分だし。中型以上を寝かせるのなら尚更機能しやすい筈。
ルーターなどが無い分Wは積極的に落ちやすい札を使わなければいけないのはやや面倒ですがネ。
Hatebear的に組まれる事も多いので《ファイレクシアの破棄者》も候補ですかね。どのデッキにも腐る事は稀ですし。相手が一体ならタッパー機能で破棄者自体も攻撃に参加しやすい。
優秀なスピリットなので、部族的なシナジーを考えたいのですが、ろくな札が無い・・・。
せっかく「スピリットクラフト」を組めそうでも、使えそうなのは《脂火玉》ぐらいの物。まぁAuraを積極的に集める事が出来るので、その意味で「昂揚」にきっちり貢献も出来るんですがね・・・。
多色化した場合はもっと可能性があるはずですが、どうでしょうね。
上述のようにタッパーとして機能させたいのなら、《オルゾフの魔除け》なんか最適ですね。色拘束を許容できるのなら、昂揚を見たいしやすい《小悪疫》なんかも良いんですがね。
逆に墓地にあまり依存しないことが多いEternalでのWなので、その意味で自分から《安らかなる眠り》等を使っていけないのはかなり選択肢を狭める事になりますよね・・・。
今のところ正式に発表されている範囲では最も下環境で扱いやすい札だと思っています。やっぱり軽いは正義。
・《石の宣告》
:新しい除去。デメリットを含みつつ問答無用の追放除去をすると言う、伝統に則った由緒正しきW除去ですね。Socとはいえ2マナで制限無く追放、その上同名の札を一掃できるとすれば圧倒的な威力を誇ります。
確かにアドこそ相手に与えるものの、起動2マナは割と重いしテンポも損なう。軽量級デッキでも小さくないリスクで、中量級以上なら、1ドローでは明らかに損をしています。そう考えるとこちらのデメリットもかなり抑えめです。
その上Tokensならリスクなしで一掃可能。
この上Socに文句を言うのは無理が有ります。
こちらの昇華者の肥やしにしたり、相手の昂揚を妨害したりと環境のメカニズムにも割と貢献できますからね、追放は。
ただし、消耗戦やTop捲り合戦になってしまった際には明確なリスクとも成ります。
なので相手に行動の隙を与えないよう、Weenieや速度の速いBeatdownでこそ真価を発揮するタイプと言えますね。
・《スレイベンの検査官》
:1マナ1/2にCipで「調査」付。
調査をいかように使うかに依りますが、スペック的には1マナとは思えないほど優れています。対して確実にドローで使うつもりならば、分割可能とは言え3マナ1/2Cip1ドローと正直微妙な路線です。どちらかと言うとドローよりも他への流用手段が有る方が望ましいと思います。
《爆片破》やら《アーティファクトの魂込め》が有ったら結構使えそうな札でしたよね・・・。本体も付いてくる事を考えれば《カルドーサの再誕》ですかね。2枚掛るとはいえ生物4体は強力。
話題の《新たな造形》の併用も勿論可能ですし。1マナからなら時間稼ぎのブロッカーとしても使えますからね。
・《アヴァシン教の宣教師/月皇の審問官》
:変身時に生物一体を封印する生物。変身条件が装備であるため簡単なのか難しいのかよく判りませんね。
宗教家に武器与えるとこんな風になるらしい・・・。
地味にModern以下の環境では《稲妻のすね当て》と良い相性を誇りますね。
着地から即装備し、除去を誘発させた上で「被覆」で保護できるので封印も解かれ辛い。「速攻」付なので即攻撃に参加も可能。
色拘束も薄いですしW系のStompyで行けるやも・・・。
こんな所で。
SOI)新カード雑感その3 Uは生物の色(キリっ
2016年3月15日 新カード紹介 コメント (2)
皆さん、こんばんは。しもべです。
SCGは今週は休みです。先週も休みです。ついでにプレリリースが始まったらそこでも休みです。
・・・どんだけ~。
今日から公式のプレビューも始まっているのでせっせと更新していきます。
いつも追いつけずに力尽きるのでw
・《逸脱した研究者/完成態》
:帰ってきた《秘密を掘り下げる者》。研究が完成したら凡庸になった。
前段階ではまだ人間性を残していた物の、完全に蟲と化しました。
ザふらい的な・・・。
まぁしかし現実的に見ると正常なKPと言えます。
元がおかしいだけなので。4マナ3/2飛行で変身で5/4飛行+墓地肥やしで文句を言われるこいつも可哀想ですな。レアリティがコモンのままならまだ許せましたが、そうすると限定戦がおかしくなるので致し方なし。
どうでも良いですが、見た時に裏面の《完成態(かんぜんたい)》が「完全熊(かんぜんクマ)」に読めました。
・《ゲラルフの傑作》
:《ニクサシッド》や《戦慄の金屑》に似たファッティ。しかし回避能力の関係で段違いの打撃力も有ります。マナ域や回避能力等諸々を見ていくとODSの《思考を貪るもの》なんかを想像してしまいますね。
しかし《スカーブの殲滅者》をリデザインしたのかもしれません。
まぁハンドを確保できない時点でUのデッキとしての在り方を否定しているので、Uの入るBeatdownが前提になるでしょうね。
ハンドを3枚捨てる事でリアニも出来ますが、除去耐性も無いですし、リスクも高い。その上マナも掛るのでマッドネスを合わせるのも難しい。ハンドの保持も出来ないので「魔巧」や「昂揚」のスペルも合わせづらい。
デメリットばかりが目立ちますね。
これがコストでは無く効果だったらまるで違った評価だったのでしょうが・・・。
しかしまぁ4マナIns速度で自身をリアニメイトするので、
5t目に5/5~7/7程度に飛行・疑似速攻と考えると悪くは無いですね。何らかのシナジーを構築できれば1チャンス。
↓環境ではまぁ当たり前ですが《壌土からの生命》の供。
発掘から墓地に直接落せますし、《マナ結合》等と合わせて4マナ到達は難しくない(まぁハンド空ですがww)。打ち消され辛いですし、マナさえあれば墓地対策にもある程度対処可能。
《罰する火》も合わせて大半は墓地を手札としても問題の無いデッキなのでリスクも少ない。
まぁDDコンボの欠点を上回る部分がほぼ無いしデメリットも被っているので、ネタの域を出ないのは事実ですが、選択肢の一つにはなると思います。
後は墓地から復活できるZombieなので《墓所這い》の運用に適していますね。
捨て札にもなりますし、キャストの条件達成にもなります。
復活コストが(3)(U)と言う色からすれば、実は「Sea Stompy」で1チャンスあるのではないか?と考えています。
1t目《虚空の杯》から入って、2t目に《知識の渇望》/《僧院の包囲》で捨てて、3t目に蘇生。
どうせ腐りやすいハンドばかりですし、CotVで除去耐性も補える。一手遅らせて《三なる宝球》も混ぜると尚良し。それらで高速・低速化させている間にファッティで殴りつける~と考えると中々に強くないですか?
正直、これが一番ましな使い道に見えます。
・《氷の中の存在/目覚めた恐怖》
:2マナ0/4の壁→変身後の怪物と考えると《ルーデヴィックの実験材料/ルーデヴィックの嫌悪者》のオマージュですかね?
カウンターに関係した変身条件も同じですが、方向は逆になっていますね。壁としての性能も上がっています。
ハードルが割と楽で最大でも4つしかない上に、Ins/Soc毎に減らせるので序盤に出す事が出来れば簡単に変身できます。
只まぁ軽いキャントリップが少ない事と、中盤のハンドが枯渇した時に引いてしまうと悲劇ですね。「果敢」をテーマにしている様なデッキなら十分いけるでしょうがそれでも辛い。引きましor諦めのルーターが欲しい。
2マナ以下でブロッカーとしても相応なので《オジュタイの命令》とはそこそこの相性です。下手にTempo系で高速変身を考えるより耐える戦術に向いていますし、キャントリップを選べばスペルの補充もしやすい。その上変身時に大量バウンスが出来るのでフィニッシャーとしての威力もそこそこです。
この手の色の構築で合理性が見いだせるのは、やはり打消しを抱えておくことでバウンス→再キャストにカウンターを合わせる機会が得られる事ですよね。それこそ《オジュタイの命令》は《霊魂放逐》モードが有るわけですし。
只やはり引き増しが無いと辛いので《苦い真理》等で頑張るのが得策ですね。
「反復」なら1枚で2個減らせるので併用も有りかもしれません。
《魂の基点》なら自身の保護だけでなく変身後の突撃のサポート。《オジュタイの息吹》なら時間稼ぎから、変身してそいつをバウンス出来ます。
他にはやはりスペルの回数自体を稼げる《卓絶のナーセット》か《束縛なきテレパス、ジェイス》等も考えたいですね。PWは丁度壁も欲しいのでこちらは中~低速向き。
軽量スペルの連打は構築環境にも依るのでStdでは何とも言えませんが、上記の様に「果敢」も有る。
まぁKTKとFRFが落ちてしまいますがww
《ケラル砦の修道院長》も有るので巧くSligh風味に組めると良いですね。院長自体もバウンスされる事でCipの再利用が出来ますし。
真価はやはりEternalでしょうね。
カウンター個数を増やすよりも減らす方が遥かに簡単です。その上キャントリップも大量にあるのでお手軽変身。《魔力変》や《ギタクシア派の調査》はModernでも健在ですし、Legacyなら《渦まく知識》《思案》《定業》まで揃っています。マナは掛かるものの手札は減らないので喩え除去されても問題ない。まぁブロッカーとしての価値は下がりますが、除去の惹きつけは可能。どの道《秘密を掘り下げる者》とかもいますし、その手のデッキでも使えるかも。打点以上に変身時の面一掃が重要です。自分の生物の救出から、Tokens戦略の否定まで。
打点も高い。
2t目に出し得て普通に3t目から7点パンチできますからね。
ライフロスが当たり前の環境なので、下手に除去に拘らずとも《蒸気の絡みつき》で十分良い働きになると思います。パンチ力が有るので数点削っておくだけでも意味がりますし、自身の救出にもなるので。
UのTempoで、スペルを連打する能動性を考えるとどうしても《若き紅蓮術士》を思い浮かべますが、展開した分のTokensも一掃してしまうのを考えると正直チグハグ。変身も強制。其々がKPが高いのは間違いないので、それを飲み込んでプレイングでカバーする方法もありですが・・・。《陰謀団式療法》に依るハンデスはこのカードにも露払いに加えて、バウンス後の処理にまで使えますし、Fbでの回数稼ぎも有りますからね。アンシナジーを飲み込んでも使えるかもしれません。
対して、盤面がほぼ空になるので《僧院の速僧》や《ゴブリンの先達》はハンドから再キャストしてそのまま走らせる事も可能ですね。なので単騎型は相応に使いやすい筈。
それ以外にはそこそこのUの壁の側面を考えれば嘗ての「CTG」の《T》の部分の運用は出来るでしょうかね?
《相殺》+《師範の占い独楽》の組み合わせ自体は強力ですし、変身誘発の優秀さを考えればコイツは保護する価値が有りますからね。上記しましたが、バウンスでカウンターする機会がある分《相殺》も活きます。
しかしタルモ程単体で安定しない点、相殺ロックを使う様なデッキはそこまで能動的にスペルを重ねない点などを考えれば難しいですかね。《独楽》のグルグルのある《僧院の導師》で良いし・・・。
それよりもModern構築にあるような中~低速のUW Controlに合致するような気もします。
2マナの壁→《オジュタイの命令》・リセット能力・フィニッシャー・Cip生物と相性が良い、運用の要素は揃っていますからね。
やはりDDコンボの片割れたる《吸血鬼の呪詛術士》も気に掛かりますね。最近《演劇の舞台》に出番を取られがちでBUG Landsぐらいでしか使われていないので。
Bを混ぜるなら露払いもしやすいですし、アドバンテージを失う挙動ですが、変身時の大量バウンスが有るならまぁ惜しくも無いでしょう。一応即変身ではないので、そこは注意が必要。しかしまぁスペル1枚程度なら難しくもないでしょう。
逆に、0個でキープできるとも言えますが。0個の状態で《思考囲い》→スタックで除去→レスポンスで打消しで変身した上に、バウンスした生物の処理も出来ます。
そして旧DDコンボの相棒たる《交錯の混乱》も。「変成」でのサーチに、自身を護る札になりますからね。使う札も生物2枚なので回収も調達も割と楽なので対処されやすくとも、カバーもしやすい。異なる働きが出来る《引き裂かれた記憶》も有るのでより変成構築はしやすい。
一応カウンター4個なら《呪詛の寄生虫》でも処理範囲ですが、この程度ならキャントリップやルーターの方が枠を取る事に依る齟齬より確実だと思います。
当然バウンスなので《瞬唱の魔道士》を併用したい。
スペルのFbでの水増しも有りますし、ブロッカーとしても良い。
地味に「ホラー以外の生物」と言うのもポイントで、生物を保護し、ブロッカーを務める事も出来る《呪文滑り》やシステム生物で打点として運用しづらい《ファイレクシアの破棄者》等を使う事も出来ます。特に滑りはアタック時にも残せるので最後まで避雷針の役を担えます。
自身の2枚目以降もそのまま場に残せます。
Stdの場合は《魂の略奪者》も有ります。
中盤以降で変身の芽が無い場合は氷の中の存在を食べて復活~の挙動にも流用できますね。
と言う事で期待に胸膨らむジョニーだと思います。
この手の変身生物はまぁ期待値ほど強くない、扱いづらいのが通例なので、特にStdは期待できないのですがどうでしょうね?
ところで裏面から直接出せると言う効果だと思われる札が出るとか出ないとか。
この項でも挙げた《ルーデヴィックの実験材料/ルーデヴィックの嫌悪者》だって候補なのですがどうなのでしょうね?
・《抗えない抑止》
:《分散》の亜種。ゾンビを抱えていると宛ら《はね返り》になる。INVから始めた私にとっては思い入れのあるカードです。
テンポアドバンテージに加えてディスカードでのカードアドも取れる。《はね返り》の凶悪さを思い出すと戦慄する程です。
軽いので最低限は保証されているとはいえ、Uのデッキが生物、それもゾンビを用意するのは一苦労。少なくともControlでは出来ないしMidrangeでも難しい。
なのでカードプール次第ですが、かなり構築が限定されがち。
ISD時代に有った「UB Zombie」の様な構築が出来る事が望ましい。元々テンポアドもBeatプランで良く輝くので。
また、コントローラーがディスカードする事になるため、自身の札の救出の際にリスクになってしまう。
と言う事で非常に強力ながら一長一短な性能をしていますね。
《無情な死者》の存在は有難いですが、これだけでは札不足で、そもそもそいつの色拘束を乗り越える土地基盤が有るのかも疑わしい。テンポを活かしやすいとするなら《ゲラルフの傑作》は良いですね。ファッティなので時間を稼ぐだけでもゲームを込める事が出来ますから。《ゲラルフの傑作》自体を墓地に落す手段にもなりますし。
ISD期の様に優秀なZombieが出ると良いですね。
特に《墓所這い》《戦墓のグール》の様な優秀な1マナZombieがいるなら特に優秀と言える。
下環境だとControlでも一応使えなくもないかな?と。
《死者の王、ドラルヌ》はFb出来る為に低速向きですが、この場合ボーナスが付いているために単純にFbでハンデスを重ねる事も可能。また、ドラルヌ自身の救出にも使えるのが大きい。
こんなところで。
SCGは今週は休みです。先週も休みです。ついでにプレリリースが始まったらそこでも休みです。
・・・どんだけ~。
今日から公式のプレビューも始まっているのでせっせと更新していきます。
いつも追いつけずに力尽きるのでw
・《逸脱した研究者/完成態》
:帰ってきた《秘密を掘り下げる者》。研究が完成したら凡庸になった。
前段階ではまだ人間性を残していた物の、完全に蟲と化しました。
ザふらい的な・・・。
まぁしかし現実的に見ると正常なKPと言えます。
元がおかしいだけなので。4マナ3/2飛行で変身で5/4飛行+墓地肥やしで文句を言われるこいつも可哀想ですな。レアリティがコモンのままならまだ許せましたが、そうすると限定戦がおかしくなるので致し方なし。
どうでも良いですが、見た時に裏面の《完成態(かんぜんたい)》が「完全熊(かんぜんクマ)」に読めました。
・《ゲラルフの傑作》
:《ニクサシッド》や《戦慄の金屑》に似たファッティ。しかし回避能力の関係で段違いの打撃力も有ります。マナ域や回避能力等諸々を見ていくとODSの《思考を貪るもの》なんかを想像してしまいますね。
しかし《スカーブの殲滅者》をリデザインしたのかもしれません。
まぁハンドを確保できない時点でUのデッキとしての在り方を否定しているので、Uの入るBeatdownが前提になるでしょうね。
ハンドを3枚捨てる事でリアニも出来ますが、除去耐性も無いですし、リスクも高い。その上マナも掛るのでマッドネスを合わせるのも難しい。ハンドの保持も出来ないので「魔巧」や「昂揚」のスペルも合わせづらい。
デメリットばかりが目立ちますね。
これがコストでは無く効果だったらまるで違った評価だったのでしょうが・・・。
しかしまぁ4マナIns速度で自身をリアニメイトするので、
5t目に5/5~7/7程度に飛行・疑似速攻と考えると悪くは無いですね。何らかのシナジーを構築できれば1チャンス。
↓環境ではまぁ当たり前ですが《壌土からの生命》の供。
発掘から墓地に直接落せますし、《マナ結合》等と合わせて4マナ到達は難しくない(まぁハンド空ですがww)。打ち消され辛いですし、マナさえあれば墓地対策にもある程度対処可能。
《罰する火》も合わせて大半は墓地を手札としても問題の無いデッキなのでリスクも少ない。
まぁDDコンボの欠点を上回る部分がほぼ無いしデメリットも被っているので、ネタの域を出ないのは事実ですが、選択肢の一つにはなると思います。
後は墓地から復活できるZombieなので《墓所這い》の運用に適していますね。
捨て札にもなりますし、キャストの条件達成にもなります。
復活コストが(3)(U)と言う色からすれば、実は「Sea Stompy」で1チャンスあるのではないか?と考えています。
1t目《虚空の杯》から入って、2t目に《知識の渇望》/《僧院の包囲》で捨てて、3t目に蘇生。
どうせ腐りやすいハンドばかりですし、CotVで除去耐性も補える。一手遅らせて《三なる宝球》も混ぜると尚良し。それらで高速・低速化させている間にファッティで殴りつける~と考えると中々に強くないですか?
正直、これが一番ましな使い道に見えます。
・《氷の中の存在/目覚めた恐怖》
:2マナ0/4の壁→変身後の怪物と考えると《ルーデヴィックの実験材料/ルーデヴィックの嫌悪者》のオマージュですかね?
カウンターに関係した変身条件も同じですが、方向は逆になっていますね。壁としての性能も上がっています。
ハードルが割と楽で最大でも4つしかない上に、Ins/Soc毎に減らせるので序盤に出す事が出来れば簡単に変身できます。
只まぁ軽いキャントリップが少ない事と、中盤のハンドが枯渇した時に引いてしまうと悲劇ですね。「果敢」をテーマにしている様なデッキなら十分いけるでしょうがそれでも辛い。引きましor諦めのルーターが欲しい。
2マナ以下でブロッカーとしても相応なので《オジュタイの命令》とはそこそこの相性です。下手にTempo系で高速変身を考えるより耐える戦術に向いていますし、キャントリップを選べばスペルの補充もしやすい。その上変身時に大量バウンスが出来るのでフィニッシャーとしての威力もそこそこです。
この手の色の構築で合理性が見いだせるのは、やはり打消しを抱えておくことでバウンス→再キャストにカウンターを合わせる機会が得られる事ですよね。それこそ《オジュタイの命令》は《霊魂放逐》モードが有るわけですし。
只やはり引き増しが無いと辛いので《苦い真理》等で頑張るのが得策ですね。
「反復」なら1枚で2個減らせるので併用も有りかもしれません。
《魂の基点》なら自身の保護だけでなく変身後の突撃のサポート。《オジュタイの息吹》なら時間稼ぎから、変身してそいつをバウンス出来ます。
他にはやはりスペルの回数自体を稼げる《卓絶のナーセット》か《束縛なきテレパス、ジェイス》等も考えたいですね。PWは丁度壁も欲しいのでこちらは中~低速向き。
軽量スペルの連打は構築環境にも依るのでStdでは何とも言えませんが、上記の様に「果敢」も有る。
まぁKTKとFRFが落ちてしまいますがww
《ケラル砦の修道院長》も有るので巧くSligh風味に組めると良いですね。院長自体もバウンスされる事でCipの再利用が出来ますし。
真価はやはりEternalでしょうね。
カウンター個数を増やすよりも減らす方が遥かに簡単です。その上キャントリップも大量にあるのでお手軽変身。《魔力変》や《ギタクシア派の調査》はModernでも健在ですし、Legacyなら《渦まく知識》《思案》《定業》まで揃っています。マナは掛かるものの手札は減らないので喩え除去されても問題ない。まぁブロッカーとしての価値は下がりますが、除去の惹きつけは可能。どの道《秘密を掘り下げる者》とかもいますし、その手のデッキでも使えるかも。打点以上に変身時の面一掃が重要です。自分の生物の救出から、Tokens戦略の否定まで。
打点も高い。
2t目に出し得て普通に3t目から7点パンチできますからね。
ライフロスが当たり前の環境なので、下手に除去に拘らずとも《蒸気の絡みつき》で十分良い働きになると思います。パンチ力が有るので数点削っておくだけでも意味がりますし、自身の救出にもなるので。
UのTempoで、スペルを連打する能動性を考えるとどうしても《若き紅蓮術士》を思い浮かべますが、展開した分のTokensも一掃してしまうのを考えると正直チグハグ。変身も強制。其々がKPが高いのは間違いないので、それを飲み込んでプレイングでカバーする方法もありですが・・・。《陰謀団式療法》に依るハンデスはこのカードにも露払いに加えて、バウンス後の処理にまで使えますし、Fbでの回数稼ぎも有りますからね。アンシナジーを飲み込んでも使えるかもしれません。
対して、盤面がほぼ空になるので《僧院の速僧》や《ゴブリンの先達》はハンドから再キャストしてそのまま走らせる事も可能ですね。なので単騎型は相応に使いやすい筈。
それ以外にはそこそこのUの壁の側面を考えれば嘗ての「CTG」の《T》の部分の運用は出来るでしょうかね?
《相殺》+《師範の占い独楽》の組み合わせ自体は強力ですし、変身誘発の優秀さを考えればコイツは保護する価値が有りますからね。上記しましたが、バウンスでカウンターする機会がある分《相殺》も活きます。
しかしタルモ程単体で安定しない点、相殺ロックを使う様なデッキはそこまで能動的にスペルを重ねない点などを考えれば難しいですかね。《独楽》のグルグルのある《僧院の導師》で良いし・・・。
それよりもModern構築にあるような中~低速のUW Controlに合致するような気もします。
2マナの壁→《オジュタイの命令》・リセット能力・フィニッシャー・Cip生物と相性が良い、運用の要素は揃っていますからね。
やはりDDコンボの片割れたる《吸血鬼の呪詛術士》も気に掛かりますね。最近《演劇の舞台》に出番を取られがちでBUG Landsぐらいでしか使われていないので。
Bを混ぜるなら露払いもしやすいですし、アドバンテージを失う挙動ですが、変身時の大量バウンスが有るならまぁ惜しくも無いでしょう。一応即変身ではないので、そこは注意が必要。しかしまぁスペル1枚程度なら難しくもないでしょう。
逆に、0個でキープできるとも言えますが。0個の状態で《思考囲い》→スタックで除去→レスポンスで打消しで変身した上に、バウンスした生物の処理も出来ます。
そして旧DDコンボの相棒たる《交錯の混乱》も。「変成」でのサーチに、自身を護る札になりますからね。使う札も生物2枚なので回収も調達も割と楽なので対処されやすくとも、カバーもしやすい。異なる働きが出来る《引き裂かれた記憶》も有るのでより変成構築はしやすい。
一応カウンター4個なら《呪詛の寄生虫》でも処理範囲ですが、この程度ならキャントリップやルーターの方が枠を取る事に依る齟齬より確実だと思います。
当然バウンスなので《瞬唱の魔道士》を併用したい。
スペルのFbでの水増しも有りますし、ブロッカーとしても良い。
地味に「ホラー以外の生物」と言うのもポイントで、生物を保護し、ブロッカーを務める事も出来る《呪文滑り》やシステム生物で打点として運用しづらい《ファイレクシアの破棄者》等を使う事も出来ます。特に滑りはアタック時にも残せるので最後まで避雷針の役を担えます。
自身の2枚目以降もそのまま場に残せます。
Stdの場合は《魂の略奪者》も有ります。
中盤以降で変身の芽が無い場合は氷の中の存在を食べて復活~の挙動にも流用できますね。
と言う事で期待に胸膨らむジョニーだと思います。
この手の変身生物はまぁ期待値ほど強くない、扱いづらいのが通例なので、特にStdは期待できないのですがどうでしょうね?
ところで裏面から直接出せると言う効果だと思われる札が出るとか出ないとか。
この項でも挙げた《ルーデヴィックの実験材料/ルーデヴィックの嫌悪者》だって候補なのですがどうなのでしょうね?
・《抗えない抑止》
:《分散》の亜種。ゾンビを抱えていると宛ら《はね返り》になる。INVから始めた私にとっては思い入れのあるカードです。
テンポアドバンテージに加えてディスカードでのカードアドも取れる。《はね返り》の凶悪さを思い出すと戦慄する程です。
軽いので最低限は保証されているとはいえ、Uのデッキが生物、それもゾンビを用意するのは一苦労。少なくともControlでは出来ないしMidrangeでも難しい。
なのでカードプール次第ですが、かなり構築が限定されがち。
ISD時代に有った「UB Zombie」の様な構築が出来る事が望ましい。元々テンポアドもBeatプランで良く輝くので。
また、コントローラーがディスカードする事になるため、自身の札の救出の際にリスクになってしまう。
と言う事で非常に強力ながら一長一短な性能をしていますね。
《無情な死者》の存在は有難いですが、これだけでは札不足で、そもそもそいつの色拘束を乗り越える土地基盤が有るのかも疑わしい。テンポを活かしやすいとするなら《ゲラルフの傑作》は良いですね。ファッティなので時間を稼ぐだけでもゲームを込める事が出来ますから。《ゲラルフの傑作》自体を墓地に落す手段にもなりますし。
ISD期の様に優秀なZombieが出ると良いですね。
特に《墓所這い》《戦墓のグール》の様な優秀な1マナZombieがいるなら特に優秀と言える。
下環境だとControlでも一応使えなくもないかな?と。
《死者の王、ドラルヌ》はFb出来る為に低速向きですが、この場合ボーナスが付いているために単純にFbでハンデスを重ねる事も可能。また、ドラルヌ自身の救出にも使えるのが大きい。
こんなところで。
非MtG)よかったなリィズ
2016年3月15日 趣味
晒し者にされて、最後の最後までぼろ雑巾のドアマットにされた原作に比べたらまだマシだったよ(´;ω;`)
哀しくなんかない。
嘘じゃないよ・・・。
ほんとだよ、これただの汗だから(´;ω;`)
マブラヴシリーズは好きだけど、好きな分心削られるから見てて辛いわ。
哀しくなんかない。
嘘じゃないよ・・・。
ほんとだよ、これただの汗だから(´;ω;`)
マブラヴシリーズは好きだけど、好きな分心削られるから見てて辛いわ。
既に更新に対して、感想が間に合わなくなったのでw致し方なく少しでも昼間に更新。まぁ書いてあるの張るだけなんで、時間はかからんのですけどね。
・《苦渋の破棄》
:《名誉回復》の新種
イラスト→アヴァシン「うわぁぁあああ!!」
現実MtG →ズルゴ「ウワァァアアアアア!!!!!」
これが一族長とPWとの違いか・・・。
万能除去の新種ですが《完全なる終わり》を(1)マナ軽くしたら3点ロスが付いたと説明すればすべて解決のシンプルな除去。4マナと重いながらも使われている事からその威力の説明は不要でしょう。
問題はやはり3点ロスの部分。
Insにする事で戦闘に介入できるわけですが、そこで減じた分のロスを自分で喰らっていては意味が薄い。《四肢切断》は1マナ+4点ペイ~3マナで選択的に使えるから強いわけで・・・。《見栄え損ない》は使われるのに《潰瘍化》がさっぱり使われない事を考えればリスクの高さも察する事が出来ます。
その上これらはそのロスが気にならないような速度や支配力を発揮できたデッキで使われるわけですが、その手のデッキに3マナは不向きですからね。
特に痛いのは現環境ではB系多色では《苦い真理》を用いると言う事。
3ドローのためのライフを潰してまでこれを優先するべきか?と言われると甚だ疑問。折角3マナ以下に成れたのにその3点ロスの大きさのお陰で《ゴブリンの闇住まい》の再利用も躊躇われます・・・。
安定札ではある為、1~2枚積まれる事は有ると思いますが、2枚目のキャストの難しさを考えると4枚目まで投入は無いと考えています。
また、使うならライフゲイン要素の用意は必須ですね。
《道の探究者》《魂火の大魔導師》《真面目な訪問者、ソリン》の退場はBeatdown/Midrangeには辛い所。《ゲトの裏切り者、カリタス》が有るじゃないか!と思うのですが、ここで効果が追放である事に気付く。・・・《名誉回復》宜しく破壊だったら完璧だったのに。まぁそれでも別に齟齬が生まれるわけでは無いのでこれが現実的。
Controlなら《保護者、リンヴァーラ》もありですが、そもそもControlでそこまで積極的にライフロスをする事を許容できるんでしょうかね?
《アラシンの僧侶》も落ちるのでブロッカーで《オジュタイの命令》と合せての時間稼ぎも出来ない・・・。
とりあえず安定の《乱脈な気孔》さんに頑張りに期待するべし。
下の環境では残念ながら万能除去の枠に入るのは難しと思います。
《名誉回復》は土地を潰せる、《大渦の脈動》は同名札の一掃に依るアドの可能性、《議会の評決》は《真の名の宿敵》から《引き裂かれし永劫、エムラクール》まで問答無用で処理とそれぞれ強みがある中でこれはInsと言う事程度。それも小さくはないのですが、非Uのデッキなら3マナ域以降になるとInsである事よりも効果の大きさを求められる傾向にあるので。
特にこの色は《スレイベンの守護者、サリア》が使える分、Manadenialできる《名誉回復》に勝るのは難しいと思います。《死儀礼のシャーマン/DrS》を積極的に使えるのでマナの重さもある程度緩和できるし、墓地利用にもなる。その上ライフロスのスピードは環境柄断然速いので3点ロスしている暇は無い。《闇の腹心》から引いてきたら合計6点ロスとかやっていられないので・・・。
しかしそれでもInsである事は重要なので置物系Comboや装備品のスタックに割り込んだりと言うのは希少な利点です。
Uに比べるとInsの重要性が落ちるのは事実ですが、《歪める嘆き》の登場により非U系のフェアデッキでも構える重要性が増しているのも事実ですので、その点を重視する構築ならば1チャンスあるかもしれません。
そもそも相手に使われるDrSのお陰でManadenialの価値は薄まっていますし、自分のDrSで使えばマナの重さだけでなくライフゲインもある程度できる。《闇の腹心》を使わない構築も有るので、その方針ならば組み込めるかもしれません。
成る程、ライフロスはソリンの心の痛みなわけか・・・。
逆に考えるとジェラード死んでも誰も悲しまないの? まぁ本人の遺志には遵ってるし、ウルザ殺しているしね。
・《苦渋の破棄》
:《名誉回復》の新種
イラスト→アヴァシン「うわぁぁあああ!!」
現実MtG →ズルゴ「ウワァァアアアアア!!!!!」
これが一族長とPWとの違いか・・・。
万能除去の新種ですが《完全なる終わり》を(1)マナ軽くしたら3点ロスが付いたと説明すればすべて解決のシンプルな除去。4マナと重いながらも使われている事からその威力の説明は不要でしょう。
問題はやはり3点ロスの部分。
Insにする事で戦闘に介入できるわけですが、そこで減じた分のロスを自分で喰らっていては意味が薄い。《四肢切断》は1マナ+4点ペイ~3マナで選択的に使えるから強いわけで・・・。《見栄え損ない》は使われるのに《潰瘍化》がさっぱり使われない事を考えればリスクの高さも察する事が出来ます。
その上これらはそのロスが気にならないような速度や支配力を発揮できたデッキで使われるわけですが、その手のデッキに3マナは不向きですからね。
特に痛いのは現環境ではB系多色では《苦い真理》を用いると言う事。
3ドローのためのライフを潰してまでこれを優先するべきか?と言われると甚だ疑問。折角3マナ以下に成れたのにその3点ロスの大きさのお陰で《ゴブリンの闇住まい》の再利用も躊躇われます・・・。
安定札ではある為、1~2枚積まれる事は有ると思いますが、2枚目のキャストの難しさを考えると4枚目まで投入は無いと考えています。
また、使うならライフゲイン要素の用意は必須ですね。
《道の探究者》《魂火の大魔導師》《真面目な訪問者、ソリン》の退場はBeatdown/Midrangeには辛い所。《ゲトの裏切り者、カリタス》が有るじゃないか!と思うのですが、ここで効果が追放である事に気付く。・・・《名誉回復》宜しく破壊だったら完璧だったのに。まぁそれでも別に齟齬が生まれるわけでは無いのでこれが現実的。
Controlなら《保護者、リンヴァーラ》もありですが、そもそもControlでそこまで積極的にライフロスをする事を許容できるんでしょうかね?
《アラシンの僧侶》も落ちるのでブロッカーで《オジュタイの命令》と合せての時間稼ぎも出来ない・・・。
とりあえず安定の《乱脈な気孔》さんに頑張りに期待するべし。
下の環境では残念ながら万能除去の枠に入るのは難しと思います。
《名誉回復》は土地を潰せる、《大渦の脈動》は同名札の一掃に依るアドの可能性、《議会の評決》は《真の名の宿敵》から《引き裂かれし永劫、エムラクール》まで問答無用で処理とそれぞれ強みがある中でこれはInsと言う事程度。それも小さくはないのですが、非Uのデッキなら3マナ域以降になるとInsである事よりも効果の大きさを求められる傾向にあるので。
特にこの色は《スレイベンの守護者、サリア》が使える分、Manadenialできる《名誉回復》に勝るのは難しいと思います。《死儀礼のシャーマン/DrS》を積極的に使えるのでマナの重さもある程度緩和できるし、墓地利用にもなる。その上ライフロスのスピードは環境柄断然速いので3点ロスしている暇は無い。《闇の腹心》から引いてきたら合計6点ロスとかやっていられないので・・・。
しかしそれでもInsである事は重要なので置物系Comboや装備品のスタックに割り込んだりと言うのは希少な利点です。
Uに比べるとInsの重要性が落ちるのは事実ですが、《歪める嘆き》の登場により非U系のフェアデッキでも構える重要性が増しているのも事実ですので、その点を重視する構築ならば1チャンスあるかもしれません。
そもそも相手に使われるDrSのお陰でManadenialの価値は薄まっていますし、自分のDrSで使えばマナの重さだけでなくライフゲインもある程度できる。《闇の腹心》を使わない構築も有るので、その方針ならば組み込めるかもしれません。
成る程、ライフロスはソリンの心の痛みなわけか・・・。
逆に考えるとジェラード死んでも誰も悲しまないの? まぁ本人の遺志には遵ってるし、ウルザ殺しているしね。
SOI)新カード雑感その5 ボロスナヒリ
2016年3月17日 新カード紹介 コメント (2)
皆さん、こんばんは。しもべです。
更新しても更新しても、大量の新カードが出てくるww
もう3枚目とか大盤振る舞いですな。あと1枚?は何時なのか。
・《先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbinger》
:2枚目のナヒリ。
[+2]はR式の捨ててから同数を引くルーター。
何故かマルチカラーになったのに《屑鉄の学者、ダレッティ》の[+2]から大幅劣化しました・・・。《ダク・フェイデン》には軽さでも効果でも劣っています。
恐らく、マッドネスや昂揚と合わせる事前提の能力ですが、フルタップからの着地ではマナが無いのでマッドネスは使えない。
その上この手の能力はハンドの質を上げる事に価値が有るわけですが、R式は寧ろ劣化する可能性も有る使い辛さ。ハンド枚数を稼げる場合は非常に使いやすいのですが、そもそも引き増し札など色的に皆無・・・。そこを考えると《苦い真理》を併用したマルドゥカラーが基本になりますかね?
せっぱつまっていない限り、着地でいきなり忠誠度「2」にはしたくないので、基本的にこちらを使いたい。がなんとも使い辛い・・・。
またこれを使う事で忠誠度を溜めて奥義[-8]に到達させるわけですが、短時間式踏み倒し系なので、なるべく大型の札を使いたい。ですが、そうすると[+2]で掘削作業を進める事でそれらを引いてしまう場合が有る。当然踏み倒しを前提とした札なんぞ引きたくは無い・・・。
ハンドに戻す→再キャストする?と言う点から低~中マナ域の札でも良い様な気もしますが、そんな半端なものに大量の忠誠度を使うぐらいなら[-2]を使いたい気もします。何せ時間はかかるとはいえ盤面のアド4枚分ですからね。
と考えると益々使い辛くなる[+2]。
そもそも共鳴者としてなら、こんなもの使わずとも色が合うなら《ヴリンの神童、ジェイス》でいいですし。
まぁ基本は[-2]での除去能力が中心の運用になるはずなので、攻撃を誘発させるための[+2]と考えればいいわけで形を変えた《ギデオン・ジュラ》の[+2]です。攻撃強制も無いのでスルーされる可能性も有りますが、そうすると[-8]に到達される恐れもあり、コンボ的な怖さを考えれば中々放置も出来ないでしょう。
それに、システム的に活かせる構築でマッドネスを多用できれば[+2]をした上でロスなく1枚引けるんですから効果の上限値も非常に高い能力です。
[-2]は《復讐》系の除去です。
効果範囲が拡張しEnc/タップ状態のAtf/同Creとなっています。《払拭の一撃》に近い感じですね。しかし正直判りづらい。もっと綺麗に纏めてくださいな。
範囲も広く、その上追放。忠誠度の消費はやや大きいですが、費用対効果を考えると決して大きくはなく、その上[+2]も持っているので何の問題も無い。交互に撃ってるだけでいい。この能力のお陰で、とりあえずお守り代わりに入れておくだけでもメインでの対処範囲も広がるためかなり強力です。
ただし、最も活用頻度が多いであろう生物を相手にはタップ状態である必要があり、現実的に考えれば殴られなければいけない。そうすると《見えざる者、ヴラスカ》の[+1]を2ターン掛けて[+2]→[-2]で再現しているわけでやや使い辛い。手間を省くためにもタッパーの存在は必須と言えると思います。
生物ならブロッカーにも使えるので一石二鳥、どころかブロッカーも退かせるので一石三鳥ですね。
とするとCre・Encに対して最も除去が難しいのはタップする手段も少ないAtfになるでしょうが。正直どうすればAtf除去が現実的になるんですかね・・・。
何にせよ「自分を護る能力のあるPWは強い」の格言に適合する上に、その上コイツは4マナと軽めです。しかも妨害が無ければ初期忠誠度からでも2度使えると言う破格のコストパフォーマンス。
正直これだけでも相応に強いPWと言えます。
[-8]の奥義は上記の通り一時的な踏み倒し。
感覚的に近いのは嘗て《霊気魔道士の接触》ですかね?《ボガーダンのヘルカイト》であの頃は暴れていましたが・・・。
上述の通り、Stdではなんとも噛み合いの悪い能力です。
呼び出したいファッティがいないので。エルドラージ組はそもそもキャスト誘発ですからね。まぁ《絶え間ない飢餓、ウラモグ》は山札20枚吹き飛ばすのでダメージと両面で攻めれるわけですが、矢張り使い辛さは拭えません。
正直Stdではそうするのか判らない能力。
そうは言っても、《霊気魔道士の接触》宜しくブリンクしてしまえば、場に定着できるのでその手の行動が狙えますね。
これからに期待ですが、能力自体は優秀。
何より素晴らしいのは着地から奥義までの到達の速さで3t目に使う事は出来ます。壁を用意す易い色でもあるのでカードプール次第で非常に強力な能力になるはず。
↓環境なら《荒廃鋼の巨像》や《引き裂かれし永劫、エムラクール》がいるので1ショットキルを狙えるコイツを積極的に使うControlも組めますかね? Stdのように[+2]で引いてしまってもなんら問題が無いので。後者なら山札修復までできる。
たとえ叶わなくともナヒリが的になってくれるので別途勝利手段到達までの時間稼ぎも熟せるわけですしね。
敢えてStdならば、現実的な重さ兼再キャストの意味が有る札として《保護者、リンヴァーラ》ぐらいですかね? スペルを多用できるMidrangeなら《ゴブリンの闇住まい》も相応。色と重さを許容できるのなら《龍王アタルカ》とか。
しかしいずれも強力なものの、上記の様に[-2]の4回分と天秤にかける必要が有ります。よく考える能力ですね。
似たような運用方法で言えばModernでもタイタンシリーズが入るので《業火のタイタン》で6/6+1点×6+ブレス能力とか、《太陽のタイタン》で3マナ以下の置物2枚釣ってから突撃とかでも悪くは有りませんがね。
総合的に見て中々悪くない能力だと思います。
其々が一癖あるので単体ではやや苦味も有るものの、それを補強できれば凶悪な性能を発揮しそうです。
とりあえずタッパーとして《倒し霊》や《変異エルドラージ》は優秀ですね。
前者は序盤から使える上にナヒリのお陰で昂揚もしやすい。後者は打点としても使いやすいのですが、それ以上に凶悪なのが[-8]との併用ですよね。マナを掛けずに大型札を踏み倒しで呼び出せるので、問題なく能力を使用し定着できます。Cip持ちなら更に良し。かなり強力な組み合わせですね。
他にも《オジュタイの模範》とかも有りますね。
模範→ナヒリと繋げれば誘発で生物をタップする事も出来るので即[-2]に繋げる事も出来ますし。模範自体が除去耐性と先制攻撃+サイズのお陰で壁としてそこそこ優秀ですし、Insのスペルを増やせればタッパーとしても安定します。
[+2]で継続的にドローが出来る事を考えると《スフィンクスの後見》を使ったLOデッキも使えるかもしれません。
Uにも《ヴリンの神童、ジェイス》や《珊瑚兜への撤退》の様な併用可能な札も色々ありますからね。低速のControlとして軸をずらした構築が可能なはず。
Bならば上記の《苦い真理》の引き増しに加え《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》も有ります。
これで除去Controlと言うのも悪くないでしょう。ニクシリスの[+1]で引き増しが出来ますし、[-8]を通せばナヒリの[+2]も勝利手段になりますからね。
とは言えフェッチの無い環境で3色がどこまで実用的になるのか? 特にニクシリスの(B)(B)は割とリスクが高いと思います。
コンセプト全く無視で考えるのなら《ギデオンの誓い》は当然入ってきますよね。
初期忠誠度が上がるお陰で[-2]を連打しても使い切りにならない上に、ブロッカーまで用意できるのでより使いやすい。[+2]で2枚目を引いてこれる確率も上がるのでアドも伸ばしやすい。
壁の観点で言えば《復興の壁》とかも有るのでMidrange~Controlでも低速Controlに普通に嵌ると思います。
同じく《チャンドラの誓い》とも相性が良い。
序盤の小型除去で時間を稼ぎ、タフネス4点以上はナヒリの[-2]で処理する事も出来るので。
↓環境では難しいですね。
Comboで使うにはとろい上に挙動も安定しないので。[-2]の扱いもやや面倒ですね。上述の様に一撃必殺を込めたControlと言うのなら悪くも無い。[-8]は《屑鉄の学者、ダレッティ》も《ダク・フェイデン》にもない利点なのでそこをどれだけ生かせるか?で大分変ってくると思います。大型のCreは幾らでも候補がいるんですが、非Creの大型Atfも持ってこれる以上、折角なので候補を探してみたいと思いますが、正直あまり良いのが無いんですよね・・・。《イシュ・サーの背骨》は再キャストまで含めて意味は有るんですけど、役割が[-2]とかなり被りますからね。
MidrangeやControlの場合、シンプルに使うなら《ギデオン・ジュラ》で良いですし、各種シナジーで考えるなら《復讐のアジャニ》《槌のコス》の方がコンセプトを徹底しやすい。マッドネスなどは有りますが正直↓環境で4マナの共鳴者なんてなぁ・・・。同じ様に墓地利用にしてもどうしても遅い。
Combo特化抜きなら[-2]の丸さがどこまで通用するか。《血染めの月》の様な割と致命的な札にメインから対処出来るのは決して小さくは無いと。逆にこちらから《血染めの月》を使った上で漏れ出てきた札を[-2]で処理する使い方も叶うはず。後は《突然の衰微》をされず《紅蓮破》《赤霊破》されず、火力にも強いので場持ちは中々と言う点は良いですね。
引き増し札が↓環境まで見てもWやRにはあまり無いのは悲しい事情ですね。ルーターとして使うならやっぱり3色目が欲しくなります。敢えて2色を貫くなら《テゼレットの計略》とかですかね?
と考えていたのですが、他の方のDNで見ていて「グリセルシュート」にいい!と言う話が合って成る程と。
[+2][-8]は言わずもがなですが、特に重要なのは[-2]を持っている事で対墓地Hateや対生物Hateを処理する手段まで備えている事になんですね。言われてみればその通り。元々それらが投入される様なサイド後は展開速度が大きく劣るので、これを使う速度的な猶予も現実的にあるでしょうね。
流石にLegacyの墓地系Comboに入るとは思いませんが、サイドから《精神を刻む者、ジェイス》を投入する形も有りますし、同じように墓地を使う上で色の合う構築を出来れば・・・と思いますね。
丸さを活かしつつコンセプトもきっちり適合するわけですね。
《新たな造形》の場合は[-8]から自力で呼び出せるので、3~4マナ域のCipから出てくるAtfをブロッカーに回すと言う2種類のルートを確保できるのが良い所ですね。
KPの高さは本物ですし、期待の一枚です。
少なくとも装備品特化の上に重たい《石術師、ナヒリ》よりも遙かに使いやすいと思います。
更新しても更新しても、大量の新カードが出てくるww
もう3枚目とか大盤振る舞いですな。あと1枚?は何時なのか。
・《先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbinger》
:2枚目のナヒリ。
[+2]はR式の捨ててから同数を引くルーター。
何故かマルチカラーになったのに《屑鉄の学者、ダレッティ》の[+2]から大幅劣化しました・・・。《ダク・フェイデン》には軽さでも効果でも劣っています。
恐らく、マッドネスや昂揚と合わせる事前提の能力ですが、フルタップからの着地ではマナが無いのでマッドネスは使えない。
その上この手の能力はハンドの質を上げる事に価値が有るわけですが、R式は寧ろ劣化する可能性も有る使い辛さ。ハンド枚数を稼げる場合は非常に使いやすいのですが、そもそも引き増し札など色的に皆無・・・。そこを考えると《苦い真理》を併用したマルドゥカラーが基本になりますかね?
せっぱつまっていない限り、着地でいきなり忠誠度「2」にはしたくないので、基本的にこちらを使いたい。がなんとも使い辛い・・・。
またこれを使う事で忠誠度を溜めて奥義[-8]に到達させるわけですが、短時間式踏み倒し系なので、なるべく大型の札を使いたい。ですが、そうすると[+2]で掘削作業を進める事でそれらを引いてしまう場合が有る。当然踏み倒しを前提とした札なんぞ引きたくは無い・・・。
ハンドに戻す→再キャストする?と言う点から低~中マナ域の札でも良い様な気もしますが、そんな半端なものに大量の忠誠度を使うぐらいなら[-2]を使いたい気もします。何せ時間はかかるとはいえ盤面のアド4枚分ですからね。
と考えると益々使い辛くなる[+2]。
そもそも共鳴者としてなら、こんなもの使わずとも色が合うなら《ヴリンの神童、ジェイス》でいいですし。
まぁ基本は[-2]での除去能力が中心の運用になるはずなので、攻撃を誘発させるための[+2]と考えればいいわけで形を変えた《ギデオン・ジュラ》の[+2]です。攻撃強制も無いのでスルーされる可能性も有りますが、そうすると[-8]に到達される恐れもあり、コンボ的な怖さを考えれば中々放置も出来ないでしょう。
それに、システム的に活かせる構築でマッドネスを多用できれば[+2]をした上でロスなく1枚引けるんですから効果の上限値も非常に高い能力です。
[-2]は《復讐》系の除去です。
効果範囲が拡張しEnc/タップ状態のAtf/同Creとなっています。《払拭の一撃》に近い感じですね。しかし正直判りづらい。もっと綺麗に纏めてくださいな。
範囲も広く、その上追放。忠誠度の消費はやや大きいですが、費用対効果を考えると決して大きくはなく、その上[+2]も持っているので何の問題も無い。交互に撃ってるだけでいい。この能力のお陰で、とりあえずお守り代わりに入れておくだけでもメインでの対処範囲も広がるためかなり強力です。
ただし、最も活用頻度が多いであろう生物を相手にはタップ状態である必要があり、現実的に考えれば殴られなければいけない。そうすると《見えざる者、ヴラスカ》の[+1]を2ターン掛けて[+2]→[-2]で再現しているわけでやや使い辛い。手間を省くためにもタッパーの存在は必須と言えると思います。
生物ならブロッカーにも使えるので一石二鳥、どころかブロッカーも退かせるので一石三鳥ですね。
とするとCre・Encに対して最も除去が難しいのはタップする手段も少ないAtfになるでしょうが。正直どうすればAtf除去が現実的になるんですかね・・・。
何にせよ「自分を護る能力のあるPWは強い」の格言に適合する上に、その上コイツは4マナと軽めです。しかも妨害が無ければ初期忠誠度からでも2度使えると言う破格のコストパフォーマンス。
正直これだけでも相応に強いPWと言えます。
[-8]の奥義は上記の通り一時的な踏み倒し。
感覚的に近いのは嘗て《霊気魔道士の接触》ですかね?《ボガーダンのヘルカイト》であの頃は暴れていましたが・・・。
上述の通り、Stdではなんとも噛み合いの悪い能力です。
呼び出したいファッティがいないので。エルドラージ組はそもそもキャスト誘発ですからね。まぁ《絶え間ない飢餓、ウラモグ》は山札20枚吹き飛ばすのでダメージと両面で攻めれるわけですが、矢張り使い辛さは拭えません。
正直Stdではそうするのか判らない能力。
そうは言っても、《霊気魔道士の接触》宜しくブリンクしてしまえば、場に定着できるのでその手の行動が狙えますね。
これからに期待ですが、能力自体は優秀。
何より素晴らしいのは着地から奥義までの到達の速さで3t目に使う事は出来ます。壁を用意す易い色でもあるのでカードプール次第で非常に強力な能力になるはず。
↓環境なら《荒廃鋼の巨像》や《引き裂かれし永劫、エムラクール》がいるので1ショットキルを狙えるコイツを積極的に使うControlも組めますかね? Stdのように[+2]で引いてしまってもなんら問題が無いので。後者なら山札修復までできる。
たとえ叶わなくともナヒリが的になってくれるので別途勝利手段到達までの時間稼ぎも熟せるわけですしね。
敢えてStdならば、現実的な重さ兼再キャストの意味が有る札として《保護者、リンヴァーラ》ぐらいですかね? スペルを多用できるMidrangeなら《ゴブリンの闇住まい》も相応。色と重さを許容できるのなら《龍王アタルカ》とか。
しかしいずれも強力なものの、上記の様に[-2]の4回分と天秤にかける必要が有ります。よく考える能力ですね。
似たような運用方法で言えばModernでもタイタンシリーズが入るので《業火のタイタン》で6/6+1点×6+ブレス能力とか、《太陽のタイタン》で3マナ以下の置物2枚釣ってから突撃とかでも悪くは有りませんがね。
総合的に見て中々悪くない能力だと思います。
其々が一癖あるので単体ではやや苦味も有るものの、それを補強できれば凶悪な性能を発揮しそうです。
とりあえずタッパーとして《倒し霊》や《変異エルドラージ》は優秀ですね。
前者は序盤から使える上にナヒリのお陰で昂揚もしやすい。後者は打点としても使いやすいのですが、それ以上に凶悪なのが[-8]との併用ですよね。マナを掛けずに大型札を踏み倒しで呼び出せるので、問題なく能力を使用し定着できます。Cip持ちなら更に良し。かなり強力な組み合わせですね。
他にも《オジュタイの模範》とかも有りますね。
模範→ナヒリと繋げれば誘発で生物をタップする事も出来るので即[-2]に繋げる事も出来ますし。模範自体が除去耐性と先制攻撃+サイズのお陰で壁としてそこそこ優秀ですし、Insのスペルを増やせればタッパーとしても安定します。
[+2]で継続的にドローが出来る事を考えると《スフィンクスの後見》を使ったLOデッキも使えるかもしれません。
Uにも《ヴリンの神童、ジェイス》や《珊瑚兜への撤退》の様な併用可能な札も色々ありますからね。低速のControlとして軸をずらした構築が可能なはず。
Bならば上記の《苦い真理》の引き増しに加え《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》も有ります。
これで除去Controlと言うのも悪くないでしょう。ニクシリスの[+1]で引き増しが出来ますし、[-8]を通せばナヒリの[+2]も勝利手段になりますからね。
とは言えフェッチの無い環境で3色がどこまで実用的になるのか? 特にニクシリスの(B)(B)は割とリスクが高いと思います。
コンセプト全く無視で考えるのなら《ギデオンの誓い》は当然入ってきますよね。
初期忠誠度が上がるお陰で[-2]を連打しても使い切りにならない上に、ブロッカーまで用意できるのでより使いやすい。[+2]で2枚目を引いてこれる確率も上がるのでアドも伸ばしやすい。
壁の観点で言えば《復興の壁》とかも有るのでMidrange~Controlでも低速Controlに普通に嵌ると思います。
同じく《チャンドラの誓い》とも相性が良い。
序盤の小型除去で時間を稼ぎ、タフネス4点以上はナヒリの[-2]で処理する事も出来るので。
↓環境では難しいですね。
Comboで使うにはとろい上に挙動も安定しないので。[-2]の扱いもやや面倒ですね。上述の様に一撃必殺を込めたControlと言うのなら悪くも無い。[-8]は《屑鉄の学者、ダレッティ》も《ダク・フェイデン》にもない利点なのでそこをどれだけ生かせるか?で大分変ってくると思います。大型のCreは幾らでも候補がいるんですが、非Creの大型Atfも持ってこれる以上、折角なので候補を探してみたいと思いますが、正直あまり良いのが無いんですよね・・・。《イシュ・サーの背骨》は再キャストまで含めて意味は有るんですけど、役割が[-2]とかなり被りますからね。
MidrangeやControlの場合、シンプルに使うなら《ギデオン・ジュラ》で良いですし、各種シナジーで考えるなら《復讐のアジャニ》《槌のコス》の方がコンセプトを徹底しやすい。マッドネスなどは有りますが正直↓環境で4マナの共鳴者なんてなぁ・・・。同じ様に墓地利用にしてもどうしても遅い。
Combo特化抜きなら[-2]の丸さがどこまで通用するか。《血染めの月》の様な割と致命的な札にメインから対処出来るのは決して小さくは無いと。逆にこちらから《血染めの月》を使った上で漏れ出てきた札を[-2]で処理する使い方も叶うはず。後は《突然の衰微》をされず《紅蓮破》《赤霊破》されず、火力にも強いので場持ちは中々と言う点は良いですね。
引き増し札が↓環境まで見てもWやRにはあまり無いのは悲しい事情ですね。ルーターとして使うならやっぱり3色目が欲しくなります。敢えて2色を貫くなら《テゼレットの計略》とかですかね?
と考えていたのですが、他の方のDNで見ていて「グリセルシュート」にいい!と言う話が合って成る程と。
[+2][-8]は言わずもがなですが、特に重要なのは[-2]を持っている事で対墓地Hateや対生物Hateを処理する手段まで備えている事になんですね。言われてみればその通り。元々それらが投入される様なサイド後は展開速度が大きく劣るので、これを使う速度的な猶予も現実的にあるでしょうね。
流石にLegacyの墓地系Comboに入るとは思いませんが、サイドから《精神を刻む者、ジェイス》を投入する形も有りますし、同じように墓地を使う上で色の合う構築を出来れば・・・と思いますね。
丸さを活かしつつコンセプトもきっちり適合するわけですね。
《新たな造形》の場合は[-8]から自力で呼び出せるので、3~4マナ域のCipから出てくるAtfをブロッカーに回すと言う2種類のルートを確保できるのが良い所ですね。
KPの高さは本物ですし、期待の一枚です。
少なくとも装備品特化の上に重たい《石術師、ナヒリ》よりも遙かに使いやすいと思います。
SOI)新カード雑感その6 《秘密の解明者、ジェイス》
2016年3月18日 新カード紹介 コメント (3)
皆さん、こんばんは。
今日公開されたGの《地勢》もどきとデーモンランドのせいで肉汁が出そうなほどテンション上がってきたしもべです。
ソリン?
何故ドラコ爆発??
PW止めて芸人にでも転向するんですか?
という事で続き続き
・《秘密の解明者、ジェイス》
:7体目のジェイス。
5マナと重いですが、高い初期忠誠度「5」とシンプルな3つの能力を備えています。
[+1]は《選択》。
Soc挙動しか取れませんが、嘗てのINV期のControlの基本だったキャントリップですね。
数ある忠誠度を上げながらのドロー効果の中でも、ドローの質自体を引き上げる事が出来る為に最もドロー自体の効果としては強力。墓地まで肥やす事が出来た《記憶の熟達者、ジェイス》の[+1]に比べるとシナジー性では劣るので一長一短です。が、まぁ普通のControlで考えればドローの質優先でしょう。
高い初期忠誠度に加えて着地時に腐る事も無いこの能力のお陰で躊躇なく上げる事が出来ます。故に実質「6」。プレイヤーの盾としても有効な能力ですね。
しかし5マナ掛けて設置して毎ターン1ドローしか出来ないようでは正直力不足を感じます。
ダメージや除去に脅えながらでは何枚ドロー出来るかも怪しい。ドローだけに頓着するならマナを構えることが出来る《熟読》や《龍王の大権》で良い気もします。ドローの質の話でも《ウギンの洞察力》も有りますしね。
使いやすい能力である事は間違いないので、後は他能力をどこまで使いやすくするか・・・。
[-2]は《送還》。
これ自体の有効性に疑いの余地は有りません。時間稼ぎにもCip等の再利用にも。Insで使えない分制限は有りますが決して弱くは無い。しかしなぜ《精神を刻む者、ジェイス/JtMs》が[-1]で出来ていたことが、1マナ重くなったのに、その上忠誠度消費が倍になるのか?全く持って納得できないですね・・・。
また大型のマナ域の生物を退かさないとテンポも取れないのですが、それらはCip持ちも多いため余計に退かしづらい。
連続で使えるため単騎掛け系のデッキへの時間稼ぎは出来るものの、正直かなり微妙な評価を下さざるを得ない。まぁそれでも《カマキリ乗り》や《風番いのロック》も消えますから多少は使いやすくなりますかね。
せめて《分散》とか《現実からの剥離》で良かったんじゃないですかね・・・?
5マナなんですよ!?
[-8]は《エラヨウの本質》。
これも効果自体は疑いの余地は無い物の、正直微妙。
《エラヨウの本質》が強かったのはデッキ構築の意図した結果最序盤に設置してその後相手に常にアドロスを強いる事が出来ていたためです。5マナの設置から3ターン後と言うのは奥義の到達時間としては決して遅くは有りませんが、効能自体の機能開始時間が気を逸しています。その上乗り越えるのも割かし簡単なのでボムの妨害が出来る訳でもありませんからね・・・。
マナ加速・マナ生物や《ギデオンの誓い》で少しでも時間到達を早くするべきでしょうね。
また、それと共にリセットが欲しい。
盤面を更地に換える事が出来ればハンド勝負になるので。大量バウンススペルもありですかね。
と其々の能力は悪くないものの、総合的に見て5マナ掛ける程の価値が有るのか?と言わざるを得ない。
特に単体で支配力が有るわけでも、勝負を決める必殺技が有るわけでもない。何処まで行ってもサポーターなのに、それにSocの5マナを支払うのか?と。
正直、辛口だとは思いますが、どれも悪くないものの、使用頻度の高い小±能力がどちらも1マナスペル相当の劣化版ではなぁ・・・。最低でも三回以上は起動できないと流石に5マナをペイできる能力とは言い辛い。5マナ域は《龍王、オジュタイ》もいますし。
しかし、最大の弊害は《ヴリンの神童、ジェイス》が環境にいる事で、序盤からのルーターとしての潤滑油・[+1]の時間稼ぎ・[-3]のアド・[-8]のフィニッシュ力等々様々な点で其方は優れています。ジェイスのルーターで不要ならば捨てれば良いので腐らない!と言い訳も出来ますが、5マナの札を捨てたいわけがない。取り敢えず、これが落ちてから本気出す!!
何か全体的に「B-」で収まっている感じです。
とは言えそれは癖が無く使いやすい事の証明でもありますがネ。堅いし使いやすい。ドローしながらダメージを吸ってくれるだけでもそれなり。サポーターとしてだけでなく、特別サポートが無くとも本人である程度動けるのですから、Controlを組む上で何処かに居場所を見つける事になると思います。
相性が良いのは《オジュタイの命令》。
ゲイン/ドローと腐りにくく耐える事に使えますが、同時に《霊魂放逐》が有るので《送還》の妨害が腐り辛い。まぁこれの相性でもリアニメイトが使える分《ヴリンの神童、ジェイス》に負けてる上に、それと同時にStd落ちるんですがネww
これでも判りますが、盤面の処理が出来る分、カウンターを活かせるのは数少ないこれの利点だと思います。カウンターでなくともハンドに直接干渉すればいいので《無限の抹消》や昂揚を達成させた《知恵の拝借》等でも良いですね。
後はU絡みで[-2]を活かせるようなCip生物が出るかどうかにも大分かかってくると思います。
フェッチが無い以上3色目を期待したくは無いので。
《反射魔道士》は除去でこそありませんが、Cipをバウンスで使い回されると嫌がらせとしてはかなり上々で、時間稼ぎになるはず。
あまり使われてはいませんが《ハリマーの潮呼び》は十分使い回せる類のCipなので《破滅の道》を使ったUB Controlも有り得る形だと思います。流石に軽い時間稼ぎ札は必要ですが。
フィニッシャーとして《保護者、リンヴァーラ》なら伝統的な低速UW Controlも組めそうです。
しかし同時期のStdに小+がドロー系、少-が盤面干渉系のPWが《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》に《先駆ける者、ナヒリ》にこれ。今はこれが開発部のトレンド?
↓環境?
有るわけないべ。はいはいJtMsでGG。
何一つ勝てる要素が有りません。
これで通算7枚目のジェイス。
正直もうジェイスは止めて欲しいんですよね。見飽きた~と言うのも無くは無い(枚数よりも頻度が酷い)のですが、それ以上にEternal環境の人間からすると、JtMsがいる以上新しく追加されても結局現実的な運用の見込みは立たないので。特に丸いタイプ。
見るたびにジェイスか(´・ω・`)になるんですよ。
《ヴリンの神童、ジェイス》が使われているのは2マナの軽さとルーターとしての価値、何より最初はCreと言う事で被らないからですし。せめてLO特化の《記憶の熟達者、ジェイス》の様に特価品になってくれるとまだ運用の余地は有るのですが・・・。《心霊破》ジェイスとかタコTokens製造機ジェイスとかにしてくれませんかね?と言う我が儘です。
まぁStdのデザインがEternalに気を使う訳も無いので、主人公格の人間なのでこれからも増え続けるでしょうがね。
・《鎖鳴らし》
:最近のコンパクト優良パッケージのUの生物の新種。
2マナ2/1瞬速・飛行+αβとかどれだけ凄いのさ・・・。《次元潜入者》にも驚きましたが、コイツはシナジー性が高い分より強力です。
《倒し霊》で嘆いていた「スピリット」部族札ですね。
その上、他のスピリットも「瞬速」を付くようになるので、《倒し霊》のタッパー性能がより上がりますね。
ここまで来ると《族樹の精霊、アナフェンザ》をロードにしたスピリットデッキも良い様な気もしますが、そうすると「昂揚」が難しくなる・・・。地味に《始まりの樹の管理人》の第二強化段階もスピリットですが、流石に色拘束が難しいですね・・・。
《次元潜入者》は自己完結した脱出能力と《幽霊火の刃》と言う優秀なサポーターが有ったのでクロッカーとして機能していましたが、コイツはシナジーを形成してこそなので、後は何処まで増えていくか・・・。
しかし保護力と瞬速付与まで考えると本当に《脂火玉》を使った「ゴースト・ダッド」が組めそうですね。
↓環境では《迷宮の霊魂》が優秀なHatebearなのでその保護に努める事も出来ますね。
・《驚恐の目覚め/絶え間ない悪夢》
:現実の様な悪夢に悩まされて目が覚めたら、その悪夢自身のモーニングコールと言う笑えないネタですね。
ついでにISDブロック特有の「13」にフィーチャーしてカード。
《書庫の罠》を彷彿とさせますが、そちらが強襲札であるのに対して、こちらは使用後にひと手間かける代りに再利用も可能です。13枚と言うと大体3~4発撃てば終わる威力。これを勝利手段としたヘビーコントロールを作る事も出来そうです。丁度《スフィンクスの後見》デッキも有りますね。
最近のスペルはUの本体Burnデッキと言う性質であったのを考えるとやや趣の異なる札と言えますね。
しかし、Controlで考えると、生物を減らして相手の除去を腐らせる事が特徴なのですが、再利用の条件を考えるとそこに戦略的齟齬が生じますね・・・。
まぁ、どの道《ヴリンの神童、ジェイス》がいるので除去を抜かれないのは既定路線ですね。変身できればそれこそ[-3]出来るのでこの札に回収能力がある意味がより薄れますがww
そんな面倒な盤面に何の影響も及ぼせない札よりも《龍王オジュタイ》とかの方が余程安定するんで・・・。
生物抜きと言う構築を意識するなら《卓絶のナーセット》の[-2]で反復するのがてっとりばやいですかね。
と言うより、攻撃を通す事がハンドに戻る条件になっていますが、そもそもそんな面倒な事せずに普通にバウンスすればいい話だと思います。《シディシの信者》や《分散》とかで。リセットの《押し潰す触手》も有りますしね。
もちろん攻撃が通ればアドロスも無いので、普通に攻撃→ブロック/除去されたら《分散》でハンドに戻して、再キャスト~で良いと思います。アドロスこそ気に掛かるものの、3~4発で勝てる本体火力で2発目を確保できると思えば大したロスではないでしょう。本来の相手へのバウンスの価値のテンポアドもこのクロック速度ならそこそこですし。ついでにこの挙動なら《/絶え間ない悪夢》をブロッカーに立てて、バウンスする事での時間稼ぎも出来ますね。
惜しむらくは相手にしか打ち込めない事。
自分に打ち込めれば一気に墓地を肥やせる上に、自身の2枚目3枚目の調達も容易になり、昂揚のサポートも出来た物を・・・。また相手の手助けになる危険もあるんですよね。
フェッチが消えるとはいえ、《苦い真理》や《苦悩の破棄》等ペイ手段はそれなりに残る環境でしょうから、本体火力としてはライフロス系のスペルを使ってくれている相手を利用できないのはやや気に掛かりますね。
Modern以下のLOデッキでは流石に無い。
《不可思の一瞥》を見習え・・・。
こんなところで。
今日公開されたGの《地勢》もどきとデーモンランドのせいで肉汁が出そうなほどテンション上がってきたしもべです。
ソリン?
何故ドラコ爆発??
PW止めて芸人にでも転向するんですか?
という事で続き続き
・《秘密の解明者、ジェイス》
:7体目のジェイス。
5マナと重いですが、高い初期忠誠度「5」とシンプルな3つの能力を備えています。
[+1]は《選択》。
Soc挙動しか取れませんが、嘗てのINV期のControlの基本だったキャントリップですね。
数ある忠誠度を上げながらのドロー効果の中でも、ドローの質自体を引き上げる事が出来る為に最もドロー自体の効果としては強力。墓地まで肥やす事が出来た《記憶の熟達者、ジェイス》の[+1]に比べるとシナジー性では劣るので一長一短です。が、まぁ普通のControlで考えればドローの質優先でしょう。
高い初期忠誠度に加えて着地時に腐る事も無いこの能力のお陰で躊躇なく上げる事が出来ます。故に実質「6」。プレイヤーの盾としても有効な能力ですね。
しかし5マナ掛けて設置して毎ターン1ドローしか出来ないようでは正直力不足を感じます。
ダメージや除去に脅えながらでは何枚ドロー出来るかも怪しい。ドローだけに頓着するならマナを構えることが出来る《熟読》や《龍王の大権》で良い気もします。ドローの質の話でも《ウギンの洞察力》も有りますしね。
使いやすい能力である事は間違いないので、後は他能力をどこまで使いやすくするか・・・。
[-2]は《送還》。
これ自体の有効性に疑いの余地は有りません。時間稼ぎにもCip等の再利用にも。Insで使えない分制限は有りますが決して弱くは無い。しかしなぜ《精神を刻む者、ジェイス/JtMs》が[-1]で出来ていたことが、1マナ重くなったのに、その上忠誠度消費が倍になるのか?全く持って納得できないですね・・・。
また大型のマナ域の生物を退かさないとテンポも取れないのですが、それらはCip持ちも多いため余計に退かしづらい。
連続で使えるため単騎掛け系のデッキへの時間稼ぎは出来るものの、正直かなり微妙な評価を下さざるを得ない。まぁそれでも《カマキリ乗り》や《風番いのロック》も消えますから多少は使いやすくなりますかね。
せめて《分散》とか《現実からの剥離》で良かったんじゃないですかね・・・?
5マナなんですよ!?
[-8]は《エラヨウの本質》。
これも効果自体は疑いの余地は無い物の、正直微妙。
《エラヨウの本質》が強かったのはデッキ構築の意図した結果最序盤に設置してその後相手に常にアドロスを強いる事が出来ていたためです。5マナの設置から3ターン後と言うのは奥義の到達時間としては決して遅くは有りませんが、効能自体の機能開始時間が気を逸しています。その上乗り越えるのも割かし簡単なのでボムの妨害が出来る訳でもありませんからね・・・。
マナ加速・マナ生物や《ギデオンの誓い》で少しでも時間到達を早くするべきでしょうね。
また、それと共にリセットが欲しい。
盤面を更地に換える事が出来ればハンド勝負になるので。大量バウンススペルもありですかね。
と其々の能力は悪くないものの、総合的に見て5マナ掛ける程の価値が有るのか?と言わざるを得ない。
特に単体で支配力が有るわけでも、勝負を決める必殺技が有るわけでもない。何処まで行ってもサポーターなのに、それにSocの5マナを支払うのか?と。
正直、辛口だとは思いますが、どれも悪くないものの、使用頻度の高い小±能力がどちらも1マナスペル相当の劣化版ではなぁ・・・。最低でも三回以上は起動できないと流石に5マナをペイできる能力とは言い辛い。5マナ域は《龍王、オジュタイ》もいますし。
しかし、最大の弊害は《ヴリンの神童、ジェイス》が環境にいる事で、序盤からのルーターとしての潤滑油・[+1]の時間稼ぎ・[-3]のアド・[-8]のフィニッシュ力等々様々な点で其方は優れています。ジェイスのルーターで不要ならば捨てれば良いので腐らない!と言い訳も出来ますが、5マナの札を捨てたいわけがない。取り敢えず、これが落ちてから本気出す!!
何か全体的に「B-」で収まっている感じです。
とは言えそれは癖が無く使いやすい事の証明でもありますがネ。堅いし使いやすい。ドローしながらダメージを吸ってくれるだけでもそれなり。サポーターとしてだけでなく、特別サポートが無くとも本人である程度動けるのですから、Controlを組む上で何処かに居場所を見つける事になると思います。
相性が良いのは《オジュタイの命令》。
ゲイン/ドローと腐りにくく耐える事に使えますが、同時に《霊魂放逐》が有るので《送還》の妨害が腐り辛い。まぁこれの相性でもリアニメイトが使える分《ヴリンの神童、ジェイス》に負けてる上に、それと同時にStd落ちるんですがネww
これでも判りますが、盤面の処理が出来る分、カウンターを活かせるのは数少ないこれの利点だと思います。カウンターでなくともハンドに直接干渉すればいいので《無限の抹消》や昂揚を達成させた《知恵の拝借》等でも良いですね。
後はU絡みで[-2]を活かせるようなCip生物が出るかどうかにも大分かかってくると思います。
フェッチが無い以上3色目を期待したくは無いので。
《反射魔道士》は除去でこそありませんが、Cipをバウンスで使い回されると嫌がらせとしてはかなり上々で、時間稼ぎになるはず。
あまり使われてはいませんが《ハリマーの潮呼び》は十分使い回せる類のCipなので《破滅の道》を使ったUB Controlも有り得る形だと思います。流石に軽い時間稼ぎ札は必要ですが。
フィニッシャーとして《保護者、リンヴァーラ》なら伝統的な低速UW Controlも組めそうです。
しかし同時期のStdに小+がドロー系、少-が盤面干渉系のPWが《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》に《先駆ける者、ナヒリ》にこれ。今はこれが開発部のトレンド?
↓環境?
有るわけないべ。はいはいJtMsでGG。
何一つ勝てる要素が有りません。
これで通算7枚目のジェイス。
正直もうジェイスは止めて欲しいんですよね。見飽きた~と言うのも無くは無い(枚数よりも頻度が酷い)のですが、それ以上にEternal環境の人間からすると、JtMsがいる以上新しく追加されても結局現実的な運用の見込みは立たないので。特に丸いタイプ。
見るたびにジェイスか(´・ω・`)になるんですよ。
《ヴリンの神童、ジェイス》が使われているのは2マナの軽さとルーターとしての価値、何より最初はCreと言う事で被らないからですし。せめてLO特化の《記憶の熟達者、ジェイス》の様に特価品になってくれるとまだ運用の余地は有るのですが・・・。《心霊破》ジェイスとかタコTokens製造機ジェイスとかにしてくれませんかね?と言う我が儘です。
まぁStdのデザインがEternalに気を使う訳も無いので、主人公格の人間なのでこれからも増え続けるでしょうがね。
・《鎖鳴らし》
:最近のコンパクト優良パッケージのUの生物の新種。
2マナ2/1瞬速・飛行+αβとかどれだけ凄いのさ・・・。《次元潜入者》にも驚きましたが、コイツはシナジー性が高い分より強力です。
《倒し霊》で嘆いていた「スピリット」部族札ですね。
その上、他のスピリットも「瞬速」を付くようになるので、《倒し霊》のタッパー性能がより上がりますね。
ここまで来ると《族樹の精霊、アナフェンザ》をロードにしたスピリットデッキも良い様な気もしますが、そうすると「昂揚」が難しくなる・・・。地味に《始まりの樹の管理人》の第二強化段階もスピリットですが、流石に色拘束が難しいですね・・・。
《次元潜入者》は自己完結した脱出能力と《幽霊火の刃》と言う優秀なサポーターが有ったのでクロッカーとして機能していましたが、コイツはシナジーを形成してこそなので、後は何処まで増えていくか・・・。
しかし保護力と瞬速付与まで考えると本当に《脂火玉》を使った「ゴースト・ダッド」が組めそうですね。
↓環境では《迷宮の霊魂》が優秀なHatebearなのでその保護に努める事も出来ますね。
・《驚恐の目覚め/絶え間ない悪夢》
:現実の様な悪夢に悩まされて目が覚めたら、その悪夢自身のモーニングコールと言う笑えないネタですね。
ついでにISDブロック特有の「13」にフィーチャーしてカード。
《書庫の罠》を彷彿とさせますが、そちらが強襲札であるのに対して、こちらは使用後にひと手間かける代りに再利用も可能です。13枚と言うと大体3~4発撃てば終わる威力。これを勝利手段としたヘビーコントロールを作る事も出来そうです。丁度《スフィンクスの後見》デッキも有りますね。
最近のスペルはUの本体Burnデッキと言う性質であったのを考えるとやや趣の異なる札と言えますね。
しかし、Controlで考えると、生物を減らして相手の除去を腐らせる事が特徴なのですが、再利用の条件を考えるとそこに戦略的齟齬が生じますね・・・。
まぁ、どの道《ヴリンの神童、ジェイス》がいるので除去を抜かれないのは既定路線ですね。変身できればそれこそ[-3]出来るのでこの札に回収能力がある意味がより薄れますがww
そんな面倒な盤面に何の影響も及ぼせない札よりも《龍王オジュタイ》とかの方が余程安定するんで・・・。
生物抜きと言う構築を意識するなら《卓絶のナーセット》の[-2]で反復するのがてっとりばやいですかね。
と言うより、攻撃を通す事がハンドに戻る条件になっていますが、そもそもそんな面倒な事せずに普通にバウンスすればいい話だと思います。《シディシの信者》や《分散》とかで。リセットの《押し潰す触手》も有りますしね。
もちろん攻撃が通ればアドロスも無いので、普通に攻撃→ブロック/除去されたら《分散》でハンドに戻して、再キャスト~で良いと思います。アドロスこそ気に掛かるものの、3~4発で勝てる本体火力で2発目を確保できると思えば大したロスではないでしょう。本来の相手へのバウンスの価値のテンポアドもこのクロック速度ならそこそこですし。ついでにこの挙動なら《/絶え間ない悪夢》をブロッカーに立てて、バウンスする事での時間稼ぎも出来ますね。
惜しむらくは相手にしか打ち込めない事。
自分に打ち込めれば一気に墓地を肥やせる上に、自身の2枚目3枚目の調達も容易になり、昂揚のサポートも出来た物を・・・。また相手の手助けになる危険もあるんですよね。
フェッチが消えるとはいえ、《苦い真理》や《苦悩の破棄》等ペイ手段はそれなりに残る環境でしょうから、本体火力としてはライフロス系のスペルを使ってくれている相手を利用できないのはやや気に掛かりますね。
Modern以下のLOデッキでは流石に無い。
《不可思の一瞥》を見習え・・・。
こんなところで。
SOI)新カード雑感その7 6マナに戻りし者、ソリン
2016年3月19日 新カード紹介 コメント (4)
皆さん、こんばんは。しもべです。
ようやっとプレビューの勢いが収まり始めましたね。
しかし来週はどうするんですかね、こんな大盤振る舞いで。PW4枚も刷る暇あったら「からくり」作っておくれやす、と。
・《死の宿敵、ソリン》
:4枚目のソリン。
デビュー当時の体重にリバウンドしもの物のWの心は失いませんでした。何で6マナなのさ・・・。イラストがカートューン?
[+1]はドローしつつ、そのCMC分の本体火力になる凶悪さ。
《狂乱のサルカン》の[0]のデメリットがメリットに。今考えるとこれが如何に弱い能力かが判りますがね。5マナ圏のPWが[+1]でドロー+αを考えると、クロックになるならば十分強力な能力ですね。
《太陽の勇者、エルズペス》や《炎呼びのチャンドラ》を思えば6マナ域は[+1]が明確なアドや勝ち手段になる部分が重要だったと考えれば、これは単なるドローでは足りない。最低限数点のクロックを継続できる事が望ましいです。
しかしここで問題は6マナと言う重さ。
どう考えてもControl仕様で使う事になるので土地を多数込める事になりますが、そうすると[+1]で土地を引く確率も上がるんですよね・・・。フェッチランドもいなくなれば余計に圧縮手段も無い。
せめて《クルフィックスの狩猟者》が有れば・・・。
後は古き良き「ドラコ爆発」宜しく大型札で一気に削る!!戦法も有るのですが、最も使いやすいであろう「探査」が落ちてしまうんですよね・・・。BigManaのお供の《精霊龍ウギン》も落ちます。
「Eldrazi Ramp」をするには+Cになる上に、それはもうエルドラージで勝てる・・・。
と言う事で割と悩ましい[+1]です。
文面は強いんですが、環境に恵まれない気がします。上手くTop操作をする手段が有ればまだよかったんですが。
[-X]は《堕落》の系譜。
プレイヤーには飛びませんが、PWにも飛ぶことを思えば中々の盤面処理能力です。盤面処理しか出来ない事を思うと《堕落の触手》が近いですかね?
自分を護る~云々は事実ですが、流石に6マナ圏でそれだけでは評価は上げられない。
《復讐のアジャニ》の[-2]や《見えざる者、ヴラスカ》の[-3]を思うと効率の悪さにややイライラしますが、《チャンドラ・ナラー》の[-X]の正統強化で、忠誠度を減らしても本体ゲインでありPWの忠誠度がそのままゲインになる点を思えばかなり強い。ごく一部のファッティを除けば処理できない相手はいないので消費は大きくとも除去としては確定レベルなので安定性も高い。
X値であるため当然分割運用も可能。
なので固めのブロッカーを用意しておけば複数体の処理も叶うので、活かそうと思えば盤面のアド量もきっちり稼げます。
セット時からそのまま6点ドレインが出来る為、劣勢も多いControlには有難い。ライフが厳しいときにはPWを設置しても無視されるだけですが、これは確実にライフゲイン≒一時凌ぎに繋がるのが大きいですね。セットから[-5]をしてその後は延々と[+1]から[-X]をすると攻撃を貰えるので相当なライフを稼げるはず。
正にプレイヤーの代わりを務めてくれます。
地味に着地から即墓地に落とせるので「昂揚」の達成を能動的に補助できます。いつでも無駄なく自殺できるので[+1]で自身の2枚目を引いてきても問題なし。
[-9]は最も多いライフのプレイヤーの数値分1/1絆魂の吸血鬼Tokensを出せます。
一見ただの大量Token展開能力で、まぁまぁだな・・・レベルなのですが、「最も多いプレイヤーのライフ分出てくる」と言う事は「全ての打点が通れば一度で確実にゲームに勝てる」と言う事です。無限ライフだろうが無駄無駄!!です。
何と無く効果は大きい=勝てる能力とは限らない・・・という最近のPWに多い半端な奥義でない点が良いですね。
これは効果自体も大きい明確な勝ち手段なのですが、もう一つ重要な点は[+1]から繋げる価値のある能力と言う事です。上述の通り[+1]はどうしても不安定でありクロックが半端なのですが、その欠点は関係ないわけです。
しかもクロックとして機能していても、最も多いライフを持つ~なので自分が多くても何の関係も無いわけですね。
と言う事でかなり強力な能力です。
喩え一撃で倒せなくとも膨大なライフを削れる事は確実。少なくとも2回で十分いけるはず。大量のブロッカーにもなるので隙も最低限埋めやすい。相手のライフ量は関係ないため徹底したヘビーコントロールを組む事が出来ます。流石にBで速攻は難しいですし、スィーパーも怖いので《強迫》の様なハンデスをきっちり用意しておきたいです。それらも[+1]で探してこれるので合理性が有ります。
[-9]と言う驚異が有る以上、[+1]連打だけでも十分な壁役を務める事が出来ますし、本当に苦しいときにはドレインで一時凌ぎ。
基本的にドローエンジン的な魅力のあるフィニッシャーですね。マナ域は違いますが《大いなる歪み、コジレック》と《終末を招くもの》の中間点に位置するような感覚だと思っています。
同じくフィニッシャーを務める事の出来た上述の6マナPW達とは少々趣が異なり、特にスィーパー成分が薄いのは気に掛かります。ソリンは、攻防一体だったそれらとは違い、耐えて耐えてボムを投げつける純粋なControlのフィニッシャーと言う感じで、なのでそこは補いたいところですよね。
後は個別に札を見ていきたいですね。
やっぱり着地前には一掃しておきたい事を考えると5マナ域が欲しい。《命運の核心》が落ちることと、6マナは却下する事を考えれば《次元の激高》ぐらいしか候補が無い気がしますね。
上述の《強迫》は、PW処理札が多い事も含めて、矢張り併用したいですね。
《ギデオンの誓い》はまぁそのままなんですが、奥義到達を目標にするPWである以上、ブロッカーの用意は非常に役に立ちますね。着地からの[+1]を安心して行えるので、即「8」にして奥義発動は2ターン後、そして勝利が3ターン後と考えれば十分でしょう。ただ奥義を撃つだけではないので。
またブロッカーである観点から、上述の[-X]の分割運用に置いても効果を発揮するのが良いですね。
低速Controlなので3色目も狙えると思います。
《死天狗茸の栽培者》《巨森の予見者、ニッサ》が丁度マナ生物兼ブロッカーになる。色が気になるなら、序盤の安定性向上も兼ねて《ニッサの誓い》も悪くない筈。ソリン自体を調達できますしね。
《風切る泥沼》も有る。しかし低速コンなので《石の宣告》が非常に使い辛いのは残念ですよね・・・。
三色目を足せるのなら《苦い真理》も在り得ます。
ソリン自体がライフゲイン札にもなるのでリスクも少ない。同じように《苦渋の破棄》も採用は出来ますが、やはり土地を伸ばしたい観点から《苦い真理》が欲しいですよね。
ライフは多い方が良いので《ムラーサの胎動》や《オジュタイの魔除け》でマナサポーターを回収しつつ~と言うのも悪くない。除去の色であり、本体も[-X]が有るのですから《ゲトの裏切り者、カリタス》も良いですがネ。
と言う事でこの所の万能ぶりとは違う、ある種特化型に近いソリン。重たい点を緩和できればかなり強力なPWになるはず。似た様な使い勝手の《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》もいるのでよく考えて使い分けたいですね。
下の環境では難しいですね。
そもそも6マナ域以降の札なんて特定のコンボ以外ではほぼ使う余地のない環境になるので。必然的にコンボ札ではないこれにチャンスは無い。「ドラコ爆発」したいなら最初からそうしますし、同マナ域でも《天才の煽り》で良い筈。
対して、土地の圧縮に加えて、重量級でも運用上は軽い札なんて相応にあるプールなので[+1]がクロックに成り易い。小型生物も割合も遥かに増えるので[-X]の支配力も高くなると札のKP自体は上がるんですよね・・・。
一応JunkカラーのNicFitでは運用できる余地は有ります。
土地の重さは気にならない上に、高い忠誠度のお陰でクロックや火力に強い。そして[+1]は単なる生物クロックではなく本立火力である点が重要。《老練の探険者》とフェッチで土地の圧縮は出来ますし、《破滅的な行為》等で盤面制圧も出来るので実用的な札であると思います。
ただ、[+1]をクロックとした勝利手段ならば《世界を目覚めさせる者、ニッサ》が有ります。[+1]で忠誠度を高めてのフィニッシュに加えて、マイナス能力の盤面干渉とでは《見えざる者、ヴラスカ》も有るので、その上での優位性を考える必要は有りますね?
強みは、生物に頼らないクロックである点とライフゲインと言った所でしょうかね。対Miraclesを考えるならより高い威力が有ります。しかしMiraclesなら不安定な[+1]よりもう《ソリン・マルコフ》で[-3]→[+2]連打の方が早い様な・・・。
個別の札ではまずは《クルフィックスの狩猟者/CoK》。
ブロッカーになる上に、Top確認兼土地掃除も出来るのでクロックが安定します。
大型札で考えると幾つか有りますが《死の投下》が一番ですかね?
「探査」でコストは減らせるのでMidrange以下の構築なら実用性も有る上に盤面のアドも取れる。スィーパーの併用や[-X]で小型処理をしやすいので布告の威力も出やすいですね。
《黄金牙、タシグル》はブロッカーとしても使えますね。ピッチスペルだと《闇の旋動》や《虐殺》《Contagion》等。
除去兼用で考えるなら自力でTopに戻る《復讐に燃えたファラオ》も有りますが、捨てる事やTop操作が面倒ですね・・・。
序盤から「想起」で使える《叫び大口》→《ヴォルラスの要塞》を使った方が纏まりが良いと思います。
一応、低速コンで考えるなら《リリアナ・ヴェス》の[-2]を使えば能動的に[+1]のクロックを安定させる事が出来ますからね。ただ、Controlで考えるならもっと軽く単体で使いやすい《残酷な教示者》で良い気がします。
どうでも良いですがハンドに加えるので《Chains of Mephistopheles》には引っかかりません。
《ぬいぐるみ人形》や《ボロスの反攻者》をブロッカーに立てる事が出来ていれば、[+1]連打から適当な所で[-X]点投げ込めるので、[+1]にも[-9]にも頼らない勝ち手段になります。
しかし、この所思うのは、普通に5マナ6マナのPWが使われる時代なんだなぁ・・・と。
嘗てLOWからPWと言うカードタイプが登場して暫くは、強い条件の一つが4マナであり、5マナは相当KPが高い場合でなければ精々デッキの補助、6マナは論外。こんな評価だったような気がします。
それが今や5~6マナのPWがデッキの主力級と言う事も少なくない。
KP自体は上がっているのですが、マナ域が後ろへ後ろへずれて、各デッキの展開速度が遅くなったのでしょうかね?
P.S.
「死」に対する宿敵よりも、「真名(マナ)」に対する宿敵のどこぞの魚の方がよっぽど強そうなのはなんか納得いきませんね・・・。
ようやっとプレビューの勢いが収まり始めましたね。
しかし来週はどうするんですかね、こんな大盤振る舞いで。PW4枚も刷る暇あったら「からくり」作っておくれやす、と。
・《死の宿敵、ソリン》
:4枚目のソリン。
デビュー当時の体重にリバウンドしもの物のWの心は失いませんでした。何で6マナなのさ・・・。イラストがカートューン?
[+1]はドローしつつ、そのCMC分の本体火力になる凶悪さ。
《狂乱のサルカン》の[0]のデメリットがメリットに。今考えるとこれが如何に弱い能力かが判りますがね。5マナ圏のPWが[+1]でドロー+αを考えると、クロックになるならば十分強力な能力ですね。
《太陽の勇者、エルズペス》や《炎呼びのチャンドラ》を思えば6マナ域は[+1]が明確なアドや勝ち手段になる部分が重要だったと考えれば、これは単なるドローでは足りない。最低限数点のクロックを継続できる事が望ましいです。
しかしここで問題は6マナと言う重さ。
どう考えてもControl仕様で使う事になるので土地を多数込める事になりますが、そうすると[+1]で土地を引く確率も上がるんですよね・・・。フェッチランドもいなくなれば余計に圧縮手段も無い。
せめて《クルフィックスの狩猟者》が有れば・・・。
後は古き良き「ドラコ爆発」宜しく大型札で一気に削る!!戦法も有るのですが、最も使いやすいであろう「探査」が落ちてしまうんですよね・・・。BigManaのお供の《精霊龍ウギン》も落ちます。
「Eldrazi Ramp」をするには+Cになる上に、それはもうエルドラージで勝てる・・・。
と言う事で割と悩ましい[+1]です。
文面は強いんですが、環境に恵まれない気がします。上手くTop操作をする手段が有ればまだよかったんですが。
[-X]は《堕落》の系譜。
プレイヤーには飛びませんが、PWにも飛ぶことを思えば中々の盤面処理能力です。盤面処理しか出来ない事を思うと《堕落の触手》が近いですかね?
自分を護る~云々は事実ですが、流石に6マナ圏でそれだけでは評価は上げられない。
《復讐のアジャニ》の[-2]や《見えざる者、ヴラスカ》の[-3]を思うと効率の悪さにややイライラしますが、《チャンドラ・ナラー》の[-X]の正統強化で、忠誠度を減らしても本体ゲインでありPWの忠誠度がそのままゲインになる点を思えばかなり強い。ごく一部のファッティを除けば処理できない相手はいないので消費は大きくとも除去としては確定レベルなので安定性も高い。
X値であるため当然分割運用も可能。
なので固めのブロッカーを用意しておけば複数体の処理も叶うので、活かそうと思えば盤面のアド量もきっちり稼げます。
セット時からそのまま6点ドレインが出来る為、劣勢も多いControlには有難い。ライフが厳しいときにはPWを設置しても無視されるだけですが、これは確実にライフゲイン≒一時凌ぎに繋がるのが大きいですね。セットから[-5]をしてその後は延々と[+1]から[-X]をすると攻撃を貰えるので相当なライフを稼げるはず。
正にプレイヤーの代わりを務めてくれます。
地味に着地から即墓地に落とせるので「昂揚」の達成を能動的に補助できます。いつでも無駄なく自殺できるので[+1]で自身の2枚目を引いてきても問題なし。
[-9]は最も多いライフのプレイヤーの数値分1/1絆魂の吸血鬼Tokensを出せます。
一見ただの大量Token展開能力で、まぁまぁだな・・・レベルなのですが、「最も多いプレイヤーのライフ分出てくる」と言う事は「全ての打点が通れば一度で確実にゲームに勝てる」と言う事です。無限ライフだろうが無駄無駄!!です。
何と無く効果は大きい=勝てる能力とは限らない・・・という最近のPWに多い半端な奥義でない点が良いですね。
これは効果自体も大きい明確な勝ち手段なのですが、もう一つ重要な点は[+1]から繋げる価値のある能力と言う事です。上述の通り[+1]はどうしても不安定でありクロックが半端なのですが、その欠点は関係ないわけです。
しかもクロックとして機能していても、最も多いライフを持つ~なので自分が多くても何の関係も無いわけですね。
と言う事でかなり強力な能力です。
喩え一撃で倒せなくとも膨大なライフを削れる事は確実。少なくとも2回で十分いけるはず。大量のブロッカーにもなるので隙も最低限埋めやすい。相手のライフ量は関係ないため徹底したヘビーコントロールを組む事が出来ます。流石にBで速攻は難しいですし、スィーパーも怖いので《強迫》の様なハンデスをきっちり用意しておきたいです。それらも[+1]で探してこれるので合理性が有ります。
[-9]と言う驚異が有る以上、[+1]連打だけでも十分な壁役を務める事が出来ますし、本当に苦しいときにはドレインで一時凌ぎ。
基本的にドローエンジン的な魅力のあるフィニッシャーですね。マナ域は違いますが《大いなる歪み、コジレック》と《終末を招くもの》の中間点に位置するような感覚だと思っています。
同じくフィニッシャーを務める事の出来た上述の6マナPW達とは少々趣が異なり、特にスィーパー成分が薄いのは気に掛かります。ソリンは、攻防一体だったそれらとは違い、耐えて耐えてボムを投げつける純粋なControlのフィニッシャーと言う感じで、なのでそこは補いたいところですよね。
後は個別に札を見ていきたいですね。
やっぱり着地前には一掃しておきたい事を考えると5マナ域が欲しい。《命運の核心》が落ちることと、6マナは却下する事を考えれば《次元の激高》ぐらいしか候補が無い気がしますね。
上述の《強迫》は、PW処理札が多い事も含めて、矢張り併用したいですね。
《ギデオンの誓い》はまぁそのままなんですが、奥義到達を目標にするPWである以上、ブロッカーの用意は非常に役に立ちますね。着地からの[+1]を安心して行えるので、即「8」にして奥義発動は2ターン後、そして勝利が3ターン後と考えれば十分でしょう。ただ奥義を撃つだけではないので。
またブロッカーである観点から、上述の[-X]の分割運用に置いても効果を発揮するのが良いですね。
低速Controlなので3色目も狙えると思います。
《死天狗茸の栽培者》《巨森の予見者、ニッサ》が丁度マナ生物兼ブロッカーになる。色が気になるなら、序盤の安定性向上も兼ねて《ニッサの誓い》も悪くない筈。ソリン自体を調達できますしね。
《風切る泥沼》も有る。しかし低速コンなので《石の宣告》が非常に使い辛いのは残念ですよね・・・。
三色目を足せるのなら《苦い真理》も在り得ます。
ソリン自体がライフゲイン札にもなるのでリスクも少ない。同じように《苦渋の破棄》も採用は出来ますが、やはり土地を伸ばしたい観点から《苦い真理》が欲しいですよね。
ライフは多い方が良いので《ムラーサの胎動》や《オジュタイの魔除け》でマナサポーターを回収しつつ~と言うのも悪くない。除去の色であり、本体も[-X]が有るのですから《ゲトの裏切り者、カリタス》も良いですがネ。
と言う事でこの所の万能ぶりとは違う、ある種特化型に近いソリン。重たい点を緩和できればかなり強力なPWになるはず。似た様な使い勝手の《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》もいるのでよく考えて使い分けたいですね。
下の環境では難しいですね。
そもそも6マナ域以降の札なんて特定のコンボ以外ではほぼ使う余地のない環境になるので。必然的にコンボ札ではないこれにチャンスは無い。「ドラコ爆発」したいなら最初からそうしますし、同マナ域でも《天才の煽り》で良い筈。
対して、土地の圧縮に加えて、重量級でも運用上は軽い札なんて相応にあるプールなので[+1]がクロックに成り易い。小型生物も割合も遥かに増えるので[-X]の支配力も高くなると札のKP自体は上がるんですよね・・・。
一応JunkカラーのNicFitでは運用できる余地は有ります。
土地の重さは気にならない上に、高い忠誠度のお陰でクロックや火力に強い。そして[+1]は単なる生物クロックではなく本立火力である点が重要。《老練の探険者》とフェッチで土地の圧縮は出来ますし、《破滅的な行為》等で盤面制圧も出来るので実用的な札であると思います。
ただ、[+1]をクロックとした勝利手段ならば《世界を目覚めさせる者、ニッサ》が有ります。[+1]で忠誠度を高めてのフィニッシュに加えて、マイナス能力の盤面干渉とでは《見えざる者、ヴラスカ》も有るので、その上での優位性を考える必要は有りますね?
強みは、生物に頼らないクロックである点とライフゲインと言った所でしょうかね。対Miraclesを考えるならより高い威力が有ります。しかしMiraclesなら不安定な[+1]よりもう《ソリン・マルコフ》で[-3]→[+2]連打の方が早い様な・・・。
個別の札ではまずは《クルフィックスの狩猟者/CoK》。
ブロッカーになる上に、Top確認兼土地掃除も出来るのでクロックが安定します。
大型札で考えると幾つか有りますが《死の投下》が一番ですかね?
「探査」でコストは減らせるのでMidrange以下の構築なら実用性も有る上に盤面のアドも取れる。スィーパーの併用や[-X]で小型処理をしやすいので布告の威力も出やすいですね。
《黄金牙、タシグル》はブロッカーとしても使えますね。ピッチスペルだと《闇の旋動》や《虐殺》《Contagion》等。
除去兼用で考えるなら自力でTopに戻る《復讐に燃えたファラオ》も有りますが、捨てる事やTop操作が面倒ですね・・・。
序盤から「想起」で使える《叫び大口》→《ヴォルラスの要塞》を使った方が纏まりが良いと思います。
一応、低速コンで考えるなら《リリアナ・ヴェス》の[-2]を使えば能動的に[+1]のクロックを安定させる事が出来ますからね。ただ、Controlで考えるならもっと軽く単体で使いやすい《残酷な教示者》で良い気がします。
どうでも良いですがハンドに加えるので《Chains of Mephistopheles》には引っかかりません。
《ぬいぐるみ人形》や《ボロスの反攻者》をブロッカーに立てる事が出来ていれば、[+1]連打から適当な所で[-X]点投げ込めるので、[+1]にも[-9]にも頼らない勝ち手段になります。
しかし、この所思うのは、普通に5マナ6マナのPWが使われる時代なんだなぁ・・・と。
嘗てLOWからPWと言うカードタイプが登場して暫くは、強い条件の一つが4マナであり、5マナは相当KPが高い場合でなければ精々デッキの補助、6マナは論外。こんな評価だったような気がします。
それが今や5~6マナのPWがデッキの主力級と言う事も少なくない。
KP自体は上がっているのですが、マナ域が後ろへ後ろへずれて、各デッキの展開速度が遅くなったのでしょうかね?
P.S.
「死」に対する宿敵よりも、「真名(マナ)」に対する宿敵のどこぞの魚の方がよっぽど強そうなのはなんか納得いきませんね・・・。
レガシー)Legacy Mono-White Eldrazi(てきとう翻訳
2016年3月20日 紹介 コメント (2)
皆さん、こんばんは。しもべです。
プレビューの感想書くのも飽きてきたので、久々に意訳エントリーにしました。
記事はCFB元は(http://www.channelfireball.com/articles/legacy-mono-white-eldrazi/)です。文は短いし、画期的という訳ではないのですが、とある理由から読んでみた記事です。
残念な英語力をいかんなく発揮し相変わらずガバガバで、且つ意訳なので興味が湧いた方は本文をご自身で読まれる事をお勧めします。
実は《変異エルドラージ》がModernで使われ出してから、私もLegacy版として《封じ込める僧侶》の組み合わせは考えてみたのですが、メインで腐る相手にはあまりに無力で、ただでさえ右手デッキなのにそれを助長するであろうこの構築の現実的な運用は無理だろうと考えていました。
しかし判らないものですね・・・。
まさか実際に試して、その上好感触とは。私は「メインで極めて腐りやすいので入れたくない!」と考えていたのに対して、デザイナーは「寧ろ必要不必要が判り易くなるから、サイドカードが使いやすくなる!」と手応えを得ているんですからね。
発想が違うんですね。
何でも試してみるものです。
P.S.
実に恐ろしきはチラリズム
プレビューの感想書くのも飽きてきたので、久々に意訳エントリーにしました。
記事はCFB元は(http://www.channelfireball.com/articles/legacy-mono-white-eldrazi/)です。文は短いし、画期的という訳ではないのですが、とある理由から読んでみた記事です。
残念な英語力をいかんなく発揮し相変わらずガバガバで、且つ意訳なので興味が湧いた方は本文をご自身で読まれる事をお勧めします。
【Legacy Mono-White Eldrazi】
By Brian DeMars // 17 Mar, 2016
春も近づき、SOIのカードの数々でテンションの上がる日々だね。でもそれだけでなく、僕らはEldraziの冬を終わらせてくれるであろう春の雨と言う名の春のBan祭りを切望してもいるだよね。Modernではまぁそうなるんだろうけど、Legacyに関してはDCIは様子見をするんじゃないかとも思っているんだ。
LegacyのEldraziデッキはMTGOと現実の両方で至る所で結果を出している。このアーキタイプは未だ未開地であり、Legacyの様な広大な環境では、僕らのプレイングに臨む余地も沢山与えられるんだ。
ここ2週間当たりでデッキの基本的な部分の情報については書かれているんだから、そんな事はしようとは思わないけど、その代わりに僕の友人でありこのデッキのご意見番であるJon Jojnsonがデザインしたデッキについてフォーカスしようと思う。
Jonは以前からLegacyのイカしたEldraziを何個も作って勝ってきているんだ。僕は彼がローカルの大会でLegacy版のデッキを持ち込んで大会を制した後に、このデッキのLegacy版について僕に夢中で話してくれた事をEldraziが流行する前だったPT OGWで思い出したんだ。僕はその時は大して頓着してなかったんだけど、その後Legacyにて結果を出してすぐに僕はこうしたためた「全く君って奴はLegacy版Eldraziを作るなんて本当にすごい奴だよ」と。その後、Jonはprizon型を持ち込んで地方の大型大会でマネーフィニッシュする事になる。
今回の場合、Jonは核心をつき、LegacyのEldrazi版と言う時代を先度ったと言えるね。
とにかく、みんなこのデッキがどれだけ凄いかはもう知っていると思う。けれど彼は自身の新作を僕らにシェアしてくれたんだ。だから僕はそれを少し回して練習してみたんだけど、コイツは本当にすごいよ。
「Mono-White Eldrazi」
-----------------------------------------
Jon Johnson
Lands
4 x Adarkar Wastes
1 x Brushland
4 x Ancient Tomb
4 x Cavern of Souls
3 x City of Traitors
4 x Eldrazi Temple
3 x Eye of Ugin
2 x Karakas
Creatures
2 x Phyrexian Revoker
4 x Eldrazi Mimic
4 x Endless One
2 x Endbringer
2 x Containment Priest
4 x Eldrazi Displacer
4 x Reality Smasher
4 x Thought-Knot Seer
Spells
4 x Chalice of the Void
4 x Thorn of Amethyst
1 x Warping Wail
Sideboard
4 x Rest in Peace
2 x Containment Priest
1 x Disenchant
1 x Pithing Needle
2 x Ratchet Bomb
2 x Winter Orb
2 x Phyrexian Revoker
1 x Null Rod
Wを導入する事に依る最大の影響は選択的で素敵なサイドボードカード(僕は感動すら覚えたよ)、と小粋な《変異エルドラージ》にアクセスできる事なんだ。
「Everything in its Proper Displace」
・《変異エルドラージ》
こいつは究極のパワーカードだ。優秀なマナレシオ見加えて、自分の生物を護ったり相手の生物を戦闘から退かしたりと、ゲームの大きく変えてしまうんだ。
《殴打頭蓋》の細菌Tokenを毎回ちらつかせたら? ね、すごいでしょ。相手を事を全く知らなくとも、さようならマリット・レイジ。《騙し討ち》の《引き裂かれし永劫、エムラクール》を滞らせて、鬱陶しい妨害になるし、《秘密を掘り下げる者》は1/1に戻る。自分の《難題の予見者》をちらつかせれば毎度相手のハンドを検閲し続ける事が出来るんだ。他にも幾らでも書き出せるよ。
Modern版と異なり、Legacy版は《希望を溺れさせるもの》も入っていないし、デッキ内にもそれ程多くのCip持ちは見当たらないので、彼の価値は基本的には守備的な物になるんだ。
・《封じ込める僧侶》
僕らの《変異エルドラージ》に膨大な利益を齎してくれるのはコイツさ。デッキの原形には《空中生成エルドラージ》が入っていたんだけれど、その成果には少々失望した。僕らはそいつを切って、この僧侶を入れる事にしたのさ。その決定には満足しているよ。
僧侶はReanimatorやElves等に対する優秀なサイドカードだけど、《変異エルドラージ》とは酷い手を使うのさ。コストを支払わずに戦場に入る事を禁ずるので、僧侶はちらついた生物を永続的に追放してしまうんだ。このユニットは君が対象を取るたびに存在を抹消していくんだ!
やばいね!
「Notes on the Sideboard」
メインの大半は一貫した物だね。《虚空の杯》と《アメジストのとげ》は極めてスタンダードな組み合わせで、殆どのデッキ相手に仕事をしてくれて、君が使うEldrazi≒生物どもには影響しないんだ。《古の墳墓》が有るのは本当に素晴らしいよ。
この形の本当の武器はサイドボードに有るんだ。
白札にアクセスできるのが優れているんだよ。LandsやReanimator等の墓地に依存する類のデッキに《安らかなる眠り》を採れる。Dredgeが動き出す気配が有る最近では本当に価値が有るのさ。
《封じ込める僧侶》はサイドカードとしても優れていたけど、メインに移してしまった。こいつを使うマッチでは本当に輝くので、沢山のマッチアップに対してメイン/サイドの交換も判断が楽になる。
残りのサイドカードはMUDチックになるような類で、これらも伝統的なものさ。《冬の宝珠》《無のロッド》そして《ファイレクシアの破棄者》は種々雑多なデッキに対しての其々のManadenialを仕掛ける選択肢となるんだ。
・《冬の宝珠》
毎ターン1枚しか土地を起こせないなんだとても厭らしい効果を相手に押し付けるのに、僕らは追加の(2)が特別に許されるんだ(≒《ウギンの目》?)。RUGやBUG Delverを相手に大きな成果を齎しているし、これまでの似た様なデッキ群よりもより良く使えているんだ。
僕は1週間ほどはこのデッキで楽しめて、実際Wを加える事はユニークな価値を加えるんだよ。
Eldraziの冬はもうすぐModernでは終わりを付けるだろうけど、でもLegacyにて同じくするとは考えない。きっとLegacyにてEldraziの春と夏の到来を許可してくれるはずさ! Legacyに膨大なカードプールが有る事は素晴らしい事で、Eldraziの猛威に抗うデッキも有るんだと信じている。競合する様な他のデッキが有るフォーマットと言う事は来る大会に対してEldraziがファンタスティックな選択だと言う事にはならないんだからね。
実は《変異エルドラージ》がModernで使われ出してから、私もLegacy版として《封じ込める僧侶》の組み合わせは考えてみたのですが、メインで腐る相手にはあまりに無力で、ただでさえ右手デッキなのにそれを助長するであろうこの構築の現実的な運用は無理だろうと考えていました。
しかし判らないものですね・・・。
まさか実際に試して、その上好感触とは。私は「メインで極めて腐りやすいので入れたくない!」と考えていたのに対して、デザイナーは「寧ろ必要不必要が判り易くなるから、サイドカードが使いやすくなる!」と手応えを得ているんですからね。
発想が違うんですね。
何でも試してみるものです。
P.S.
実に恐ろしきはチラリズム
レガシー)Eldraziが流行るならまたNicFit使いたい
2016年3月21日 BigMana道 コメント (2)
皆さん、こんばんは。しもべです。
Eldraziが流行ってくれるなら、個人的にはNicFitの環境的な価値が引きあがってくると思っている今日この頃。
基本的に盤面勝負になる上に地面を走ってきてくれるので《老練の探険者》がブロッカーとしてきっちり役に立つ。そして誘発能力でマナを一方的に伸ばせるので、土地が伸びる前に轢き殺された~というMidrangeやControlの様な事も起こり辛い。
確かに追放除去の《歪める嘆き》が気になるのは事実ですけど、それが4枚フルで積まれる事は滅多にないですし、それこそハンデスしてしまえる。
《虚空の杯》のX=1はやや辛いですが、他のデッキに比べて低マナ域の依存度も低いですし、ベテラン自体も《緑の太陽の頂点》で探してこれるので問題無し。
いろいろ理由は有りますが、ベテランが環境的に役に立ち辛くなったのが衰退の理由の一つには違いなかったので、逆にそれが立つのならこのデッキの優位性も増すはず。
元々フェアデッキ、特にBeatdownを圧殺するデッキなので戦略的にも相性が良い。
加えて、BGWカラーなら生物処理もお手の物。BUGなら《悪意の大梟》がある。唯一Junkは微妙ですが。
火力が役に立ちづらいしBurn戦略も当然ムリ。《風景の変容》が打ち消されるリスクも有る。《高原の狩りの達人》は強いんですが遅滞攻撃にしかならんので・・・。
と言う事で、Eldraziが増えるならNicFitの調整ももう少し調整してみるかな?と思う今日この頃。
しかしそれより本命のTheRockの形が決まらん・・・。
まぁ、優位性が増そうが、Miraclesに勝てるようにはしておかないと話にならないのは事実ですがね。
ベテランで土地わざわざプレゼントして、早々に《精神を刻む者、ジェイス》着地されたらもうそれで死亡なので。
《酸のスライム》はもしかしたら対Eldraziで使えるんじゃないかと思った事も有ります。
消耗戦が苦手なデッキなので接死で必ず1-1交換以上を取られるブロッカーは苦手。そしてCipで最も苦手な土地破壊及び小細工していく戦略でありAtf/Encにも対処可能なのですから。
しかし冷静に考えてスペックは通用するかもしれないのですが、5マナなんてどう考えても間に合わない。消耗戦の末にぎりぎり間に合うか、マナソース連打から強引に到達するかだと思っていました。
前者では安定感ないし、後者ではそもそも消耗戦の体を成していない。
と言う事でお蔵入りの生物でした。
それが、ModernのG信心でいい成績を残したデッキリストではこれが4枚入っていました。
考えを実践に移し、その上で成績を残せる人は素直に凄いと思った。
土地問題から解消されるLegacyのNicFitでも1チャンスあると思っている《酸のスライム》。
しかし2マナランドが倍増するせいでマリガン頻度も減り、土地基盤の効率も上がるので、5マナ使って1枚破壊が間に合うのか?費用対効果に見合うのか?と言う新たな疑問も・・・。
同じ5マナなら《スラーグ牙》で5点ゲインしつつ、Eldraziの中型と相討ちした上で3/3のブロッカーを残す方が威力があるのではないのか?とも考えていますのでやはりスライムはムリそうです。
Eldraziが流行ってくれるなら、個人的にはNicFitの環境的な価値が引きあがってくると思っている今日この頃。
基本的に盤面勝負になる上に地面を走ってきてくれるので《老練の探険者》がブロッカーとしてきっちり役に立つ。そして誘発能力でマナを一方的に伸ばせるので、土地が伸びる前に轢き殺された~というMidrangeやControlの様な事も起こり辛い。
確かに追放除去の《歪める嘆き》が気になるのは事実ですけど、それが4枚フルで積まれる事は滅多にないですし、それこそハンデスしてしまえる。
《虚空の杯》のX=1はやや辛いですが、他のデッキに比べて低マナ域の依存度も低いですし、ベテラン自体も《緑の太陽の頂点》で探してこれるので問題無し。
いろいろ理由は有りますが、ベテランが環境的に役に立ち辛くなったのが衰退の理由の一つには違いなかったので、逆にそれが立つのならこのデッキの優位性も増すはず。
元々フェアデッキ、特にBeatdownを圧殺するデッキなので戦略的にも相性が良い。
加えて、BGWカラーなら生物処理もお手の物。BUGなら《悪意の大梟》がある。唯一Junkは微妙ですが。
火力が役に立ちづらいしBurn戦略も当然ムリ。《風景の変容》が打ち消されるリスクも有る。《高原の狩りの達人》は強いんですが遅滞攻撃にしかならんので・・・。
と言う事で、Eldraziが増えるならNicFitの調整ももう少し調整してみるかな?と思う今日この頃。
しかしそれより本命のTheRockの形が決まらん・・・。
まぁ、優位性が増そうが、Miraclesに勝てるようにはしておかないと話にならないのは事実ですがね。
ベテランで土地わざわざプレゼントして、早々に《精神を刻む者、ジェイス》着地されたらもうそれで死亡なので。
《酸のスライム》はもしかしたら対Eldraziで使えるんじゃないかと思った事も有ります。
消耗戦が苦手なデッキなので接死で必ず1-1交換以上を取られるブロッカーは苦手。そしてCipで最も苦手な土地破壊及び小細工していく戦略でありAtf/Encにも対処可能なのですから。
しかし冷静に考えてスペックは通用するかもしれないのですが、5マナなんてどう考えても間に合わない。消耗戦の末にぎりぎり間に合うか、マナソース連打から強引に到達するかだと思っていました。
前者では安定感ないし、後者ではそもそも消耗戦の体を成していない。
と言う事でお蔵入りの生物でした。
それが、ModernのG信心でいい成績を残したデッキリストではこれが4枚入っていました。
考えを実践に移し、その上で成績を残せる人は素直に凄いと思った。
土地問題から解消されるLegacyのNicFitでも1チャンスあると思っている《酸のスライム》。
しかし2マナランドが倍増するせいでマリガン頻度も減り、土地基盤の効率も上がるので、5マナ使って1枚破壊が間に合うのか?費用対効果に見合うのか?と言う新たな疑問も・・・。
同じ5マナなら《スラーグ牙》で5点ゲインしつつ、Eldraziの中型と相討ちした上で3/3のブロッカーを残す方が威力があるのではないのか?とも考えていますのでやはりスライムはムリそうです。
レガシー)今週のSCG 穏やかなる日々
2016年3月21日 紹介 コメント (3)
皆さん、こんばんは。しもべです。
久々のSCGがIndianapolisで開催されています。
Legacy Classicも併催されているので早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/190316_indianapolis.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=03/20/2016&end_date=03/20/2016&start=1&finish=16&event_ID=36&city=Indianapolis&state=IN&country=US
今週の優勝はTianyi Zhao氏のMiraclesです。
以下Top16(上から順に一位~)
Miracles
TheRock
Burn
Death&Tax
Infect
Miracles
Grixis Delver
Omni-SnT
----------------------
Maverick
BUG Delver
ANT
Death&Tax
Miracles
Eldrazi
Eldrazi
Tin Fins
と言う結果です。
かなり久しぶりのSCGなのでOpenの影響が是正されているような結果を予想しましたが、まぁその通りでEldraziは2名のみ。後1~2回で立ち位置も推し量れるでしょう。数自体は相応にいる事は間違いないようですが、後は結果が付いてくるのかどうか。
今回はかなりバランスよくコンボもフェアデッキも溢れていますね。
特にCombo勢は壊滅に近かったOpenを見ると大分マシに。とは言え小規模大会なので判断は難しい。
一転ここ最近数を増やしているのはD&TとMaeverickのBeatControl系。
特にD&Tはかなり安定して顔を見るようになっていますね。その割にデッキの構築がややばらけている事も少なくはないのですが。
Miraclesは一時期より数こそ減らしているものの矢張り安定。Tier1の地位はそう簡単には揺るぎませんかね? 但しその構築は変化していて、一時期の《僧院の導師》を採用したMidrange風味から脱却しつつあります。メイン採用される事が激減した上に、サイドにさえ取られていない事が増えていますね。まぁBeatdownが増えているのなら限界も有りますからね・・・。
さて、ここから先は個別に気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99970
優勝したTianyi Zhao氏のMiraclesです。
生物多めの形。
特徴的なのは4枚目の《終末》に加えてメインから《至高の評決》が採られている事。5枚のリセットボタンと言うのはあまり見ませんね、殆んどはメイン3枚ですし、多くても4枚です。《議会の評決》も入っているので、除去にそれだけ念を入れていると言う事ですね。
対Comboは枠が減っているのでメインが苦しくなるでしょうが、サイドボードでの対応ですかね。サイドが見れないのが痛い。
基本地形が多いので恐らくサイドに《血染めの月》か《基本に還れ》が入っているはずですね。
気になるのは、重めの構築にも拘らず土地21+《思案》3枚の形になっている事。デッキが重い上に、土地21+《思案》4枚ですらない。若干この辺の周りが気になりますね・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99984
2位、JJ Garlock氏のTheRockです。
何故かAbzan Maverickになってますが、どう見てもMaverickじゃない。
TheRockです。またはJunk。
珍しいのは《闇の腹心》4枚に加えて《苦い真理》1枚を取っている事。
多くはボブのみ、又は真理のみが時折見かける少数派。加えて《師範の占い独楽》も無しで、申し訳程度に《森の知恵》が1枚入っています。
これらから理想的なドローをするのではなく如何に大量のアドバンテージを狙っていくのか?を目指している事が読み取れますね。
しかしライフロスが心配になる構築です。通常以上のペイ札に通常程度のゲイン要素とBeat環境なので。が、Burnに勝っていたりするので意外と大丈夫なんですかね?
また3マナ域に《未練ある魂》が有るのも今では珍しいですね。
しかしEldraziには時間を稼ぎ、Miraclesには攻めに転じる札でもあるので成る程、確かに有効な構築だと思いました。《石鍛冶の神秘家》とも相性が良いですし、これらもアド戦略の後押しですね。
何故1枚を《聖遺の騎士》にしているのかは不明ですが・・・。《緑の太陽の頂点》も他のドローサポートも無いですし、この1枚は一体どんな意図が有るんですかね。
サイドの《窒息》は、最近Miraclesの意識が薄れてきているのでかなり威力を発揮しやすい筈。個人的にはメタによっては3枚目まで考えたいですね。
減ってきてはいますが、面展開もまだ健在なので《盲信的迫害》の一石二鳥プランも強力です。
Eldraziが増えてくれるのならD&Tなどと同じ様に、生物に対応出来るBeatdownとしてこのデッキも楽な環境になるんですがネ・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99976
10位、Jim Davis氏のBUG Delverです。
どう考えてもGrixisでない。
通常の12枚に加えて《闇の腹心》3枚、《真の名の宿敵》1枚の生物マシマシ型です。
初動Manadenialで相手を減速しつつ、アドを採って消耗戦も出来る形ですが、そこにTNNまで入ってます。まぁ環境を考えたら無敵のブロッカーは欲しいですし、探査生物を入れる事はかないませんからね。土地18枚でやや少なめですが、ボブから引き増せれば3マナも届くはず。
サイドの《悪意の大梟》は割と珍しいですが、低速戦に向けてボブがアドを稼ぎ、Beatdownにはサイドから《悪意の大梟》を入れるんですかね。
メインは《ヴェールのリリアナ/LotV》も《四肢切断》も《残忍な切断》も無いので、その分サイド後が重要なはず。
《Hymn to Tourach》が有効性が挙がっているとの話も聞きますし、LotVも含め、黒めのBUG Delverが増えてくるのかと思いきや、Tempoアド型。
《もみ消し》って今そんなに役に立つんですかね?
こんな所ですかね。
もう少し結果待ちな所は有りますがOGWで確かにメタが変化したようですね。
嬉しい限りですよ。
個人的にはBUG 続唱が増えてくるのかな?と感じていただけに盛大に予想を外しているわけですがww あとANTは形が変わるのかどうかも現状注目しています。
まぁここも様子見。
さて、今回はここまで、です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この文章が何処かでお役に立てば幸いです。
P.S.
BMO S.Legacyの無色12Post(実質14)が気になりました。
Eldraziが入ってPost系も結構動きが有るので、これらももう少し増えてきたらなぁ~と。
久々のSCGがIndianapolisで開催されています。
Legacy Classicも併催されているので早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/190316_indianapolis.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=03/20/2016&end_date=03/20/2016&start=1&finish=16&event_ID=36&city=Indianapolis&state=IN&country=US
今週の優勝はTianyi Zhao氏のMiraclesです。
以下Top16(上から順に一位~)
Miracles
TheRock
Burn
Death&Tax
Infect
Miracles
Grixis Delver
Omni-SnT
----------------------
Maverick
BUG Delver
ANT
Death&Tax
Miracles
Eldrazi
Eldrazi
Tin Fins
と言う結果です。
かなり久しぶりのSCGなのでOpenの影響が是正されているような結果を予想しましたが、まぁその通りでEldraziは2名のみ。後1~2回で立ち位置も推し量れるでしょう。数自体は相応にいる事は間違いないようですが、後は結果が付いてくるのかどうか。
今回はかなりバランスよくコンボもフェアデッキも溢れていますね。
特にCombo勢は壊滅に近かったOpenを見ると大分マシに。とは言え小規模大会なので判断は難しい。
一転ここ最近数を増やしているのはD&TとMaeverickのBeatControl系。
特にD&Tはかなり安定して顔を見るようになっていますね。その割にデッキの構築がややばらけている事も少なくはないのですが。
Miraclesは一時期より数こそ減らしているものの矢張り安定。Tier1の地位はそう簡単には揺るぎませんかね? 但しその構築は変化していて、一時期の《僧院の導師》を採用したMidrange風味から脱却しつつあります。メイン採用される事が激減した上に、サイドにさえ取られていない事が増えていますね。まぁBeatdownが増えているのなら限界も有りますからね・・・。
さて、ここから先は個別に気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99970
優勝したTianyi Zhao氏のMiraclesです。
生物多めの形。
特徴的なのは4枚目の《終末》に加えてメインから《至高の評決》が採られている事。5枚のリセットボタンと言うのはあまり見ませんね、殆んどはメイン3枚ですし、多くても4枚です。《議会の評決》も入っているので、除去にそれだけ念を入れていると言う事ですね。
対Comboは枠が減っているのでメインが苦しくなるでしょうが、サイドボードでの対応ですかね。サイドが見れないのが痛い。
基本地形が多いので恐らくサイドに《血染めの月》か《基本に還れ》が入っているはずですね。
気になるのは、重めの構築にも拘らず土地21+《思案》3枚の形になっている事。デッキが重い上に、土地21+《思案》4枚ですらない。若干この辺の周りが気になりますね・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99984
2位、JJ Garlock氏のTheRockです。
何故かAbzan Maverickになってますが、どう見てもMaverickじゃない。
TheRockです。またはJunk。
珍しいのは《闇の腹心》4枚に加えて《苦い真理》1枚を取っている事。
多くはボブのみ、又は真理のみが時折見かける少数派。加えて《師範の占い独楽》も無しで、申し訳程度に《森の知恵》が1枚入っています。
これらから理想的なドローをするのではなく如何に大量のアドバンテージを狙っていくのか?を目指している事が読み取れますね。
しかしライフロスが心配になる構築です。通常以上のペイ札に通常程度のゲイン要素とBeat環境なので。が、Burnに勝っていたりするので意外と大丈夫なんですかね?
また3マナ域に《未練ある魂》が有るのも今では珍しいですね。
しかしEldraziには時間を稼ぎ、Miraclesには攻めに転じる札でもあるので成る程、確かに有効な構築だと思いました。《石鍛冶の神秘家》とも相性が良いですし、これらもアド戦略の後押しですね。
何故1枚を《聖遺の騎士》にしているのかは不明ですが・・・。《緑の太陽の頂点》も他のドローサポートも無いですし、この1枚は一体どんな意図が有るんですかね。
サイドの《窒息》は、最近Miraclesの意識が薄れてきているのでかなり威力を発揮しやすい筈。個人的にはメタによっては3枚目まで考えたいですね。
減ってきてはいますが、面展開もまだ健在なので《盲信的迫害》の一石二鳥プランも強力です。
Eldraziが増えてくれるのならD&Tなどと同じ様に、生物に対応出来るBeatdownとしてこのデッキも楽な環境になるんですがネ・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=99976
10位、Jim Davis氏のBUG Delverです。
どう考えてもGrixisでない。
通常の12枚に加えて《闇の腹心》3枚、《真の名の宿敵》1枚の生物マシマシ型です。
初動Manadenialで相手を減速しつつ、アドを採って消耗戦も出来る形ですが、そこにTNNまで入ってます。まぁ環境を考えたら無敵のブロッカーは欲しいですし、探査生物を入れる事はかないませんからね。土地18枚でやや少なめですが、ボブから引き増せれば3マナも届くはず。
サイドの《悪意の大梟》は割と珍しいですが、低速戦に向けてボブがアドを稼ぎ、Beatdownにはサイドから《悪意の大梟》を入れるんですかね。
メインは《ヴェールのリリアナ/LotV》も《四肢切断》も《残忍な切断》も無いので、その分サイド後が重要なはず。
《Hymn to Tourach》が有効性が挙がっているとの話も聞きますし、LotVも含め、黒めのBUG Delverが増えてくるのかと思いきや、Tempoアド型。
《もみ消し》って今そんなに役に立つんですかね?
こんな所ですかね。
もう少し結果待ちな所は有りますがOGWで確かにメタが変化したようですね。
嬉しい限りですよ。
個人的にはBUG 続唱が増えてくるのかな?と感じていただけに盛大に予想を外しているわけですがww あとANTは形が変わるのかどうかも現状注目しています。
まぁここも様子見。
さて、今回はここまで、です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この文章が何処かでお役に立てば幸いです。
P.S.
BMO S.Legacyの無色12Post(実質14)が気になりました。
Eldraziが入ってPost系も結構動きが有るので、これらももう少し増えてきたらなぁ~と。
SOI)新カード雑感その8 アーリンとか
2016年3月22日 新カード紹介 コメント (2)
プレビューについていけてないので、昼更新・・・。
2枚目の変身を持つPW。
しかも、どこぞの「(4つのジェイスを超える)5つの能力を持つPW!」と異なり、自力で表裏を行き来する事が出来る為本当の意味で5つの能力を使い分ける事が出来ます。
表[+1]:単体パンプ。
効果で考えると類似の札は有りませんが《捨て身の抵抗》を考えれば2.5~3マナ相当。4マナのPWの+能力としてはかなり強力な部類です。《遍歴の騎士、エルズペス》で証明されていますが、単体強化は相応に強力な能力で生物の色なら尚更。更にこれは「警戒」まで付与できるため自身を護る壁の手配まで出来ます。ペスの[+1]ほど攻撃力は有りませんが、攻防一体で使いやすい。優秀な生物がいればこれだけでもかなり強い。
また、《熱情》的な速攻付与装置としても使えます。後続のテンポアップも含めて、見た目よりもずっと価値のある能力だと思っています。
表[0]:2/2狼Token製造。
自身を護る能力のあるPWは強いを忠実に守る能力。その上タフネスが2あるので一点スィーパーにも耐えます。
但し、変身が強制される為、製造速度は通常のPWに比べると半分。その点では見た目ほど使いやすいわけでは無く、やや注意が必要です。
火力や盤面差が無い限りはこれから入る基本の能力です。
丁度、狼をサポートできる札も有るので、それらと組み合わせると真価を発揮しますね。
裏[+1]:《暴獣乗り》の起動能力ですね。
これにより点だけでなく、面での強化方法を手に入れる事になります。サイズのある生物の強引な突破にも役立ちます。実質的にはこれも3マナ相当。3体以上生物がいれば3打点以上を稼げるので能力の上限が高い優秀な能力です。
守りたいなら表[+1]、攻めたいのなら裏[+1]と使い分ける事が出来ますね。
[-1]を即座に使いたい場合にはこちらを基本的に運用していく事になりますし、着地[0]から入った場合もこれを使う機会が有る以上、表[+1]よりもシナジー性を確保したいですね。
裏[-1]:《火山の槌》。
盤面に干渉出来るPWは強いを忠実に守る能力。除去からフィニッシュまで何でもござれで、2マナ相当とは言え、このPWでは一番強い能力です。しかも消費が僅か-1と非常に小さい。一度も+能力を挟まずとも9点を飛ばせます。《ラル・ザレック》を考えれば如何に強力化が判ります。
しかしこれも表[0]と同じで強制的に変身してしまいます。
其々の強い能力を連続で扱えない事に依るジレンマが有りますね。個人的には良調整だと思いますが。
裏[-6]:プレイヤーも対象に取れる《陰惨な殺戮》的な紋章。その上速攻まで付与出来ます。
元のスペルが6マナ以上な事を思うとかなり強力な効果であるのが判ります。しかし、個人的にはこの能力を有効活用できるぐらい展開数が有るなら、裏[+1]も有りますし、それまでにフィニッシュできるのではないのかと・・・。
しかも自分のToken製造能力とマッチしているように思えて、忠誠度を増やそうと思うと表[0]が使えないので挙動的に全くマッチしていない・・・。
正直、どう使えばいいのか不明な能力です。
とこんな感じですね。
強化能力、Token製造能力、盤面処理能力と凡そPWに求められる能力が詰まっている超優秀なPW。しかし使いたい能力が連続で使えなかったり、奥義が遠かったりとチグハグな組み合わせでもあるのが難しい所ですね。シンプルに考えるのなら壁を用意した上で表[0]⇔裏[-1]を交互に繰り返すだけでも非常に強力です。
色の関係で生物の確保に困る事は無いでしょうから、最も最初に行いたいであろう裏[-1]を最初に起動でいないのはツライ。自分を護る壁または除去スペルを増して隙を消す必要は有りますね。
また、下手に[0]と[-1]の両方を狙おうとしても、上手くは行かない事も有ります。相手のデッキ的に最も必要な挙動を常に取る事が出来るように、状況における変身の弊害の有無をしっかり把握しておく事が大切に思えます。プレイヤーの腕の差が見えるところですし、使い込みにより強さを引き上げる事が出来る部分でもありますね。
この所のPWに比べると初期忠誠度がやや低め。
壁を使う同じ[0]でもギデオンに劣り、次の環境で使われるであろう《癇癪》で落とされてしまいます。なので相手によっては表[+1]から入るべきな。それを考えると単体で安定した戦力が欲しいですね。
しかし裏[+1]でも面展開に強い。
表にしろ裏にしろ、基本的にはこの強化能力で立ち回ると必要時に対処しやすいので、故にそれが引き出せる構築にしたい。幸いBeatdownとしてどの形にも対応できるのは素晴らしいですね。
両方に対応出来る点では《搭載歩行機械》が圧倒的に優秀ですね。
壁として出しても表[+1]から入って走りながら、壁になり、死んでも裏[+1]で高打点になる。壁しか能が無かったこれまでの歩行機械とは別に使い道が出来そうです。
面展開は《ドラゴンの餌》や《ピア・ナラーとキラン・ナラー》もいますし、《アタルカの命令》も有るのでパーツが揃っていますね。惜しむらくは最も必要であったろう《軍属童の突発》が落ちてしまう事ですか・・・。代わりにWを足せれば《ギデオンの誓い》から入れるので変身して[+1]が使える頃には最低3体の生物を確保できている事になりますが、果たしてBeatで3色が組めるのか・・・。ましてやギデオンなんて遠い夢。
《アタルカの命令》は手札の土地過多の状況なら土地セットモードから3t目の設置も叶います。
がToken生成が遅いこいつはそこまでして出しても自分を護り切れるかは疑わしいので、あまり実用的ではありませんね。
表の単体強化を主体で使っていくのなら、単体で安定した戦力が欲しい。
個人的には《死霧の猛禽》が良い活躍が出来るかと。「接死」持ちで突撃できますし、それが壁に回り、その上蘇ってくる恐怖。3マナとマナカーブも優秀です。因みに裏[+1]のトランプルとも相性が良いですし、数の確保にもなるので、矢張りどちらでも使える生物と言う事ですね。相棒の《棲み家の防御者》もBeatにしてはやや悠長ですが、死にやすいPWの回収で困る事は無いですし、表[+1]がそのまま回避能力に繋がるのが大きいです。
同様に《死天狗茸の栽培者》もありですね。まぁコイツの場合は昂揚を満たさなければ意味が薄いのですが、それでも3t目着地が可能。その後は強化手段を持って突撃と無駄が有りませんし、PW自体が昂揚達成も手助けできますからね。
打点を稼ぐのなら《雷破の執政》も強力です。いきなり6/6飛行・速攻・警戒で反応装甲持ちで突っ込んでくるので。
《ゴブリンの闇住まい》は後ろのマナ域として強力ですね。Cip付きな上に6/6速攻・威迫・警戒で奔ってアーリンも守れます。やや重いのは事実ですが、《極上の炎技》や《コジレックの帰還》などそこまで考えたBeatdownとしての構築なら悪くは無い。特に炎技なら4点+6点+4点で14点を叩き込めますからね。
《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》はもし組めるマナ基盤が出来ればかなり強力なんですがネ。
[0]の面展開、[-4]の面強化に加えて、アーリンの表[+1]でギデオンを加速できるのでいきなり7/7で奔る事も出来ますからね。警戒を全く生かせないので攻め特化ですが。
しかし無理だろうなぁ・・・。
強引に考えるのなら《ニッサの誓い》から色拘束を無視する構築もありですが・・・。
Wを足すのなら《鋭いの突端》を強化対象に使えるのでそれもありですね。
4/3二段攻撃・警戒なら十分な戦力です。
他のPWと異なり割とBeatdown~Midrange向けで低速環境の中では高速向けのPW。
其々が強力ながら、扱いが難しいと、危うい札です。しかしどう使おうが戦略上マッチするので、RG系にきっちり居場所を見つけると思います。
↓環境?
最も使いたい除去と同じく使いたいToken製造が、選択的に制限なく使える上にG単色で扱える《情け知らずのガラク》を使います。
・SOIランド
:次期環境を規定する新しい2色土地。色は今の所有効色のみ。
場に出た時に対応した2色の内のどちらか一つの基本地形タイプを見せればアンタップイン。
アンタップインに土地1つと考えるとM10ランドを想起しますが、正直これをアンタップインさせようとする場合、常にハンドに対応した土地を持っておく必要があります。なので序盤は2色程度なら割と可能でしょうが、中盤以降はほぼ絶望的で、ほぼタップインとなりますね。
バトルランドが有ればこれらはアンタップインできますが、どのみちバトルランドは基本地形が無ければアンタップインできないのでタップインになります。
なのでSOIランドとバトルランドで組む場合は、途中からタップインだらけになると予想されます。とてもBeatdwonには許容は出来ないでしょうね。ならペインランドを使うのか?と言うとまた難しい。
1t目はアンタップインの可能性のある2色土地とは言え、近年のデザインの中ではかなり弱い。
イラストはキレイ。
但し、現環境では低マナ域の札に比べて中~高マナ域の札は遥かにKPが高い(別に低マナ域が弱いわけでは決してない)。
なので必然的にブン回りできないと苦しい立ち位置である事が多かったのですが、中速以降を土地の展開で縛る事で、低マナ域のKPの相対的劣勢を補えるようになりますね。
2枚目の変身を持つPW。
しかも、どこぞの「(4つのジェイスを超える)5つの能力を持つPW!」と異なり、自力で表裏を行き来する事が出来る為本当の意味で5つの能力を使い分ける事が出来ます。
表[+1]:単体パンプ。
効果で考えると類似の札は有りませんが《捨て身の抵抗》を考えれば2.5~3マナ相当。4マナのPWの+能力としてはかなり強力な部類です。《遍歴の騎士、エルズペス》で証明されていますが、単体強化は相応に強力な能力で生物の色なら尚更。更にこれは「警戒」まで付与できるため自身を護る壁の手配まで出来ます。ペスの[+1]ほど攻撃力は有りませんが、攻防一体で使いやすい。優秀な生物がいればこれだけでもかなり強い。
また、《熱情》的な速攻付与装置としても使えます。後続のテンポアップも含めて、見た目よりもずっと価値のある能力だと思っています。
表[0]:2/2狼Token製造。
自身を護る能力のあるPWは強いを忠実に守る能力。その上タフネスが2あるので一点スィーパーにも耐えます。
但し、変身が強制される為、製造速度は通常のPWに比べると半分。その点では見た目ほど使いやすいわけでは無く、やや注意が必要です。
火力や盤面差が無い限りはこれから入る基本の能力です。
丁度、狼をサポートできる札も有るので、それらと組み合わせると真価を発揮しますね。
裏[+1]:《暴獣乗り》の起動能力ですね。
これにより点だけでなく、面での強化方法を手に入れる事になります。サイズのある生物の強引な突破にも役立ちます。実質的にはこれも3マナ相当。3体以上生物がいれば3打点以上を稼げるので能力の上限が高い優秀な能力です。
守りたいなら表[+1]、攻めたいのなら裏[+1]と使い分ける事が出来ますね。
[-1]を即座に使いたい場合にはこちらを基本的に運用していく事になりますし、着地[0]から入った場合もこれを使う機会が有る以上、表[+1]よりもシナジー性を確保したいですね。
裏[-1]:《火山の槌》。
盤面に干渉出来るPWは強いを忠実に守る能力。除去からフィニッシュまで何でもござれで、2マナ相当とは言え、このPWでは一番強い能力です。しかも消費が僅か-1と非常に小さい。一度も+能力を挟まずとも9点を飛ばせます。《ラル・ザレック》を考えれば如何に強力化が判ります。
しかしこれも表[0]と同じで強制的に変身してしまいます。
其々の強い能力を連続で扱えない事に依るジレンマが有りますね。個人的には良調整だと思いますが。
裏[-6]:プレイヤーも対象に取れる《陰惨な殺戮》的な紋章。その上速攻まで付与出来ます。
元のスペルが6マナ以上な事を思うとかなり強力な効果であるのが判ります。しかし、個人的にはこの能力を有効活用できるぐらい展開数が有るなら、裏[+1]も有りますし、それまでにフィニッシュできるのではないのかと・・・。
しかも自分のToken製造能力とマッチしているように思えて、忠誠度を増やそうと思うと表[0]が使えないので挙動的に全くマッチしていない・・・。
正直、どう使えばいいのか不明な能力です。
とこんな感じですね。
強化能力、Token製造能力、盤面処理能力と凡そPWに求められる能力が詰まっている超優秀なPW。しかし使いたい能力が連続で使えなかったり、奥義が遠かったりとチグハグな組み合わせでもあるのが難しい所ですね。シンプルに考えるのなら壁を用意した上で表[0]⇔裏[-1]を交互に繰り返すだけでも非常に強力です。
色の関係で生物の確保に困る事は無いでしょうから、最も最初に行いたいであろう裏[-1]を最初に起動でいないのはツライ。自分を護る壁または除去スペルを増して隙を消す必要は有りますね。
また、下手に[0]と[-1]の両方を狙おうとしても、上手くは行かない事も有ります。相手のデッキ的に最も必要な挙動を常に取る事が出来るように、状況における変身の弊害の有無をしっかり把握しておく事が大切に思えます。プレイヤーの腕の差が見えるところですし、使い込みにより強さを引き上げる事が出来る部分でもありますね。
この所のPWに比べると初期忠誠度がやや低め。
壁を使う同じ[0]でもギデオンに劣り、次の環境で使われるであろう《癇癪》で落とされてしまいます。なので相手によっては表[+1]から入るべきな。それを考えると単体で安定した戦力が欲しいですね。
しかし裏[+1]でも面展開に強い。
表にしろ裏にしろ、基本的にはこの強化能力で立ち回ると必要時に対処しやすいので、故にそれが引き出せる構築にしたい。幸いBeatdownとしてどの形にも対応できるのは素晴らしいですね。
両方に対応出来る点では《搭載歩行機械》が圧倒的に優秀ですね。
壁として出しても表[+1]から入って走りながら、壁になり、死んでも裏[+1]で高打点になる。壁しか能が無かったこれまでの歩行機械とは別に使い道が出来そうです。
面展開は《ドラゴンの餌》や《ピア・ナラーとキラン・ナラー》もいますし、《アタルカの命令》も有るのでパーツが揃っていますね。惜しむらくは最も必要であったろう《軍属童の突発》が落ちてしまう事ですか・・・。代わりにWを足せれば《ギデオンの誓い》から入れるので変身して[+1]が使える頃には最低3体の生物を確保できている事になりますが、果たしてBeatで3色が組めるのか・・・。ましてやギデオンなんて遠い夢。
《アタルカの命令》は手札の土地過多の状況なら土地セットモードから3t目の設置も叶います。
がToken生成が遅いこいつはそこまでして出しても自分を護り切れるかは疑わしいので、あまり実用的ではありませんね。
表の単体強化を主体で使っていくのなら、単体で安定した戦力が欲しい。
個人的には《死霧の猛禽》が良い活躍が出来るかと。「接死」持ちで突撃できますし、それが壁に回り、その上蘇ってくる恐怖。3マナとマナカーブも優秀です。因みに裏[+1]のトランプルとも相性が良いですし、数の確保にもなるので、矢張りどちらでも使える生物と言う事ですね。相棒の《棲み家の防御者》もBeatにしてはやや悠長ですが、死にやすいPWの回収で困る事は無いですし、表[+1]がそのまま回避能力に繋がるのが大きいです。
同様に《死天狗茸の栽培者》もありですね。まぁコイツの場合は昂揚を満たさなければ意味が薄いのですが、それでも3t目着地が可能。その後は強化手段を持って突撃と無駄が有りませんし、PW自体が昂揚達成も手助けできますからね。
打点を稼ぐのなら《雷破の執政》も強力です。いきなり6/6飛行・速攻・警戒で反応装甲持ちで突っ込んでくるので。
《ゴブリンの闇住まい》は後ろのマナ域として強力ですね。Cip付きな上に6/6速攻・威迫・警戒で奔ってアーリンも守れます。やや重いのは事実ですが、《極上の炎技》や《コジレックの帰還》などそこまで考えたBeatdownとしての構築なら悪くは無い。特に炎技なら4点+6点+4点で14点を叩き込めますからね。
《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》はもし組めるマナ基盤が出来ればかなり強力なんですがネ。
[0]の面展開、[-4]の面強化に加えて、アーリンの表[+1]でギデオンを加速できるのでいきなり7/7で奔る事も出来ますからね。警戒を全く生かせないので攻め特化ですが。
しかし無理だろうなぁ・・・。
強引に考えるのなら《ニッサの誓い》から色拘束を無視する構築もありですが・・・。
Wを足すのなら《鋭いの突端》を強化対象に使えるのでそれもありですね。
4/3二段攻撃・警戒なら十分な戦力です。
他のPWと異なり割とBeatdown~Midrange向けで低速環境の中では高速向けのPW。
其々が強力ながら、扱いが難しいと、危うい札です。しかしどう使おうが戦略上マッチするので、RG系にきっちり居場所を見つけると思います。
↓環境?
最も使いたい除去と同じく使いたいToken製造が、選択的に制限なく使える上にG単色で扱える《情け知らずのガラク》を使います。
・SOIランド
:次期環境を規定する新しい2色土地。色は今の所有効色のみ。
場に出た時に対応した2色の内のどちらか一つの基本地形タイプを見せればアンタップイン。
アンタップインに土地1つと考えるとM10ランドを想起しますが、正直これをアンタップインさせようとする場合、常にハンドに対応した土地を持っておく必要があります。なので序盤は2色程度なら割と可能でしょうが、中盤以降はほぼ絶望的で、ほぼタップインとなりますね。
バトルランドが有ればこれらはアンタップインできますが、どのみちバトルランドは基本地形が無ければアンタップインできないのでタップインになります。
なのでSOIランドとバトルランドで組む場合は、途中からタップインだらけになると予想されます。とてもBeatdwonには許容は出来ないでしょうね。ならペインランドを使うのか?と言うとまた難しい。
1t目はアンタップインの可能性のある2色土地とは言え、近年のデザインの中ではかなり弱い。
イラストはキレイ。
但し、現環境では低マナ域の札に比べて中~高マナ域の札は遥かにKPが高い(別に低マナ域が弱いわけでは決してない)。
なので必然的にブン回りできないと苦しい立ち位置である事が多かったのですが、中速以降を土地の展開で縛る事で、低マナ域のKPの相対的劣勢を補えるようになりますね。
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