レガシー)今週のSCGの結果 フェアデッキ過多につき
レガシー)今週のSCGの結果 フェアデッキ過多につき
レガシー)今週のSCGの結果 フェアデッキ過多につき
皆さん、こんばんは。しもべです。


 盛り上がっていたBMOも終わりましたね。次は週末のPTです。
個人的には浅原さんの「UG Dredge?」に感銘を覚えました。判らん殺しも凄いのですが、コンセプトの一貫性と整合性に。ヤソさんとのシングルエミリは事故で真面に回らなかったのが残念でしたね・・・。


 さて、先週はお休みしましたがSCG BaltimoreでLegacy Classicが開催されたので早速結果を見ていきましょう。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=07/31/2016&end_date=07/31/2016&city=Baltimore&state=MD


 優勝はBen Friedman氏のGrixis Delverです。


以下Top16(上から順に1位~)
Grixis Delver
Bant DeathBlade
ANT
Death&Tax
Death&Tax
BUG Delver
Esper DeathBlade
Miracles
--------------
Miacles
Death&Tax
Grixis Delver
Sneak Show
UW Blade
ANT
Miracles
Eldrazi

 です。
先週はやや復活したCombo勢ですが今回はまた影を潜めています。それだけならまぁ特段なんとも無いのですが、各デッキのリストをどう考えてもフェアデッキ用に傾倒した構築が大半。にも拘らず劣勢なCombo勢。
一体どういう事なのか・・・。

 Miraclesは最高位が8位ですが、相変わらずTop16に3名と安定していますね。逆にLandsは零名。最近勢力を落し気味。Combo減少+フェアデッキ環境でこそのLandsですが・・・。


 さて、ここからは個別に気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=105816
優勝したBen Friedman氏のGrixis DelvertGです。

 驚くべきは4枚採用されている《グルマグのアンコウ》です。
基本1枚、Eldraziの登場で2枚目の採用が出てくるようになったGrixisですが、この4枚構築は中々衝撃的。そのために《思考掃き》4枚を採用しています。まぁ結果的にこれは《死儀礼のシャーマン》や《瞬唱の魔道士》とのシナジーを形成はしていますが。代わりにパージされたのが《若き紅蓮術士》+《陰謀団式療法》組。正直これがGrixis形成の一理由と成る程の大きい存在だったので、かなり驚きました。単にアドを採っても意味が無く、《二股の稲妻》→《四肢切断》も含めてサイズに如何に重きを置いているかが判りますね。

 アンコウのためにキャントリップ8枚体制なので当然妨害力も落ち、クロックパーミとしては最低限。しかもサイドには《紅蓮破》も抜き。一応セラピーの代わりに《思考囲い》は入っていますが、現環境が如何に妨害を軽視しているかの一端を見せてくれています。
このリストは先週のSCGでも15位Dylan Donegan氏が使っていたのですが、その時は単なる偶然と思っていました。しかしどうやらそうでもない??



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=105829
13位、Darrel Feltner氏のUW Bladeです。

 色自体も珍しいですが、もっと珍しいのは生物構成。
通常採用されがちな《真の名の宿敵/TNN》ではなく《ヴェンディリオン三人衆》と《難題の予見者》になっています。特に後者を採用しているのは初めて見ますが、妨害兼クロッカーの採用という観点ではある意味D&T系の方向性を持った構築に見えますね。またカウンターも9枚と多めで、少し変わったクロックパーミになっています。
重たい構築にその分なっていますが通常の構築札に加えて《思案》と《呪文嵌め》がその隙埋めの選択肢何ですかね。

 (C)マナを出すための土地は《ミシュラの工廠》+《変わり谷》、《アカデミーの廃墟》で6枚も採用されています。まぁ重めの構築なので《不毛の大地》が使い辛いのは判るのですが0枚とはややリスクも有りますね。代わりに消耗戦に強く、サイドの多めのPWまで含めて対Miracles戦に強い構築になっていますね。
其の他のフェアデッキには、よりControl寄りになる様です。

 因みに他にもBant Bladeが2位、Esper Bladeが7位とU系のBladeが多めです。D&Tまで含めればTop16名中6名(しかもそのうち4名はTop8)もBlade系がいる訳です。最近でここまでSfMが使われたことあったか?と言うレベル。
Bantは1マナ生物2種のテンポ型、Esperは《悪意の大梟》を採用しています。クロッカーには両者ともTNNです。サイド後はやはりControlシフト/PW採用と、細部こそ違いますがどれも似たような方向性である事が判ります。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=105835
16位、Matthew Serre氏のEldraziです。

 最近は一時期の勢いを無くしていますが、それでも高確率で上位に入る当たり人気と実力が有るのは判ります。
これも最近の形で、《アメジストのとげ》が2枚に減らされ《四肢切断》が2枚も取られています。フェアデッキの個への対応に力を入れていますね。

 特徴的なのが《Elvish Spirit Guide》4枚です。《猿人の指導霊》の例は有りますが、こちらは珍しい。よく意図が判らなかったのですが、サイドの《世界を壊すもの》の運用のためと言う事でしょうかね?
最近はEldraziの対策が知れ渡りMiralcesなんかは《血染めの月》《基本に帰れ》《Moat》がサイドに、場合によってはメインにすら採用されています。それらへの対抗策と言う事でしょうかね? 一応《魂の洞窟》含め8枚の(G)マナ源が有りますし、何よりキャスト誘発なので打ち消される事もほぼ無い。《クローサの掌握》よりも簡単キャストなんですかね。また、《ウギンの目》が有れば残り5マナで5/7と高いサイズを誇るため《タルモゴイフ》《グルマグのアンコウ》及び同系を前にもじもじする事も無くなります。
あまり採用される事の無い札ですが、時折見ますし、マナ域が高すぎる《絶え間ない飢餓、ウラモグ》より軽いのでもっと使われても良い様な気もしますね。Bigmana型では時折見た札ではあるのですが、この様な非Bigmana型ではどうでしょうね。

 《灰からの再興》対策に《荒地》も2枚も取られていますし、全体的に対策の対策と言った感じですね。
最近色付き構築も少しずつLegacyで見られてきていますので、対策されてきた今後もまた見どころが有りそうですねEldraziには。


 こんなところです。
取り上げたリストは、前述の通り、如何にフェアデッキを潰すか?をテーマに挙げている物ばかりで、その上殆どがよりクロックを高める・安定させる方向に向いているのが印象的です。特にBladeとTNNはその点において高い威力を誇るはず。GrixisはアンコウもですがTNNの水増し型なんてのも増えていますね。
何か近年のLegacyにはあまり見られないような不可思議な方向性に話が進んでいるようでやや不気味ですね。こんな物以前ならComboに駆逐されていた構築なんですがネ・・・。

 因みにMiraclesは最近《予報》の採用が目立ってきていますが、今回は2名が2枚目まで採用しています。アドとTop弾きは確かにそこそこですが2枚目まで取るほどでなのでしょうかね?
BMOでも優勝とやはり高い威力を発揮し、やはり環境のTier1である事を如何なく発揮していますが、これらも今後どうなるでしょうね。《紅蓮破》/《月》型→《僧院の導師》型→生物過多型と流行が変遷していますが次に期待。
 新サリア採用のD&Tは先週・今週で1名ずつ。
どうなのでしょうね? 《ファイレクシアの破棄者》に合わせての運用で対SneakShowに更に圧力がかかるわけですが。対Uなら妨害枠は《迷宮の霊魂》がここ最近の基本でしたが・・・。



 さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
この文章が何処かでお役に立てば幸いです。



 P.S.
日本語リストを見ていて《意志の力》ってなんだっけ??という状況に毎度陥ります・・・。

レガシー)意識曲げ等追加感想1
レガシー)意識曲げ等追加感想1
レガシー)意識曲げ等追加感想1
皆さん、こんばんは。しもべです。


 まだ触っている途中なのですが、色々と追加で思いついた感想を。

 《膨らんだ意識曲げ》自体は強札だと思うのですが、「現出」と言う生物を減らしてしまうコストは正直現状のEldraziの在り方として正しいのか些か疑問が有ります。

 Eldrazi Stompyはサイズと速度に加えて生物の数も(面と言う程ではないにしろ)そこそこ掛けての圧力が重要のはず。
なのに一々生物を消耗するぐらいなら、やや性能が劣っても追加の生物を足した方がいいのではないか?と考えるように。もちろん《難題の予見者》の水増しと言う点では悪くないわけですが。

 《ウギンの目》と「現出」の相性の良さ、《目》+《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》の相性の良さなど良い部分は多いんですがネ・・・。
まぁそれ以前に他の手段でダブルシンボルをどうやって捻出するか?が致命的な問題になりますか・・・。ついでに《エルドラージのミミック》は兎も角、サイズと速度を両立できる《果てしなき者》との相性もさっぱりと言うのもツライ。
他の現出大型2種は出せるかはともかく方向性は合致しているのですがね~。


 んで、そうやって思っていくと下手なEldraziに突っ込むよりも「B系Stompy」やB系のMidrangeの方が良い様な気がするんですよね。
特に注目しているのが嘗てのDemonStompy御用達だった《ギックスの僧侶》。
通常のマナフィルター生物として《炎樹族の使者》の原点としてテンポよく展開していけたわけですが、現出に合わせる場合は《ギックスの僧侶》1枚で(3)(B)(B)(B)分の働きが出来る訳で圧倒的な加速力が有ります。
例えば1t目2マナランドから《歪める嘆き》を構え、何も無ければTokens展開。2t目に《僧侶》を現出+末裔Tokensで《意識曲げ》の着地が出来るようになります。キャスト誘発なので除去は怖くないし、打ち消されるリスクは当然ありますが、ハンデスで枚数が採れていればまぁ打ち消されても最低限の枚数交換はできます。
そして着地できればそれこそ、高速・枚数検閲ハンデス+5/5と素晴らしい事になりますからね。

 《ギックスの僧侶》は一気に展開をせずとも、本体が3マナなので、次のターンは普通に行けば土地4マナに届くので現出できる。なのでこれまでの通り他の挙動(装備品を置いたり担いだり、《ヴェールのリリアナ》など)を採る事も出来る訳ですしね。
Stompy系ではハンデスも取り辛いですし、その意味でも有難い。

 ついでにEldraziの様な打撃力で押し込むより、Control要素を若干に含んだ生物デッキの方がやはり活かせる気もしますしね。
回避能力が無い点を考えれば《疫病吐き》《屍の原形質》等で補えた方が良い気もします。Eldrazi側で言うと《不毛の地の絞殺者》など? 現出のアドロス分をカバーするため《作り変えるもの》が良く話に出てきますが、ハンデスの効果は時限的ですし、折角5/5のサイズも有るのですから悠長にドロー擬きをしているよりも其方の相手への干渉の方が有用に思えます。



・《集団的蛮行》
:捨てる・除去するの動作なのでReanimatorばかり考えていたわけですが、普通にフェアデッキで考えても《恐血鬼》等を捨てるのも全然アリな訳で、盤面を退かせるのなら《恐血鬼》もアタッカーとして機能しやすくなりますよね。一応ドレインもライフ10点以下のサポートにはなりますし。

 しかしそこまで考えるとせっかくの復活生物ですし上記《意識曲げ》の現出に使いたくなって、しかしハンデスの時期的な限界を考えると正直現出のコストにするには力不足。まぁ《アーボーグ》+《ウギンの目》が有るなら2t目《蛮行》3t目《意識曲げ》も不可能ではないですが条件が厳しすぎる上に《恐血鬼》と《ウギンの目》が全く噛み合っていない。
そこまでする価値が無い。
 それを思えばもう少し高いマナ域の《イチョリッド》や《灰塵のグール》の方が実用的ですよね。複数枚生物を墓地に落せる強みを此処でも活かせますし。
例えば
2t目《蛮行》でイチョ+生物を捨てて盤面処理→3t目にイチョ復活+突撃からイチョを食べて《意識曲げ》着地
と言うのが理想ですかね?




レガシー)蛮行等追加感想2
皆さん、こんばんは。しもべです。


 何やらGP千葉?の参加費云々で盛り上がってますね。
遊べるだけで良い人間である自分としては、参加費5000円でも辟易するレベルなのでこれはない。異様に豪華な参加賞でもない限り。
 しかし何故こう、近年は参加費が上昇し続けるのでしょうね。会場変えたりなんだりで色々あるのは判りますが・・・。



・《不毛の地の絞殺者》
  →《永遠の災い魔》
:《絞殺者》はModern初期の「B昇華者Eldrazi」でどうやって追放手段を確保するか?を考える必要が有り、面倒だったのですが、以前考えていたB系Beatdownでのハンデス+《外科的摘出》を使えないかな~?と考えていました。

 で、新しいハンデス手段の《集団的蛮行》をそこへ当てるのも一つなのでが、それだけではまだ足りない。で、思いついたのが《永遠の災い魔》。

 墓地にある《永遠の災い魔》に使えば実質的に《戦隊の鷹》的に揃える事が出来る訳で、正直《運命の操作》に比べると挙動の制限が大きいのですが、まぁ《災い魔》の墓地からの実質的回収にもなりますし、《集団的蛮行》での捨て札に《災い魔》(ついでに付与な場合の《外科的摘出》)を当てる事も出来る訳ですね。《ヴェールのリリアナ》の[+1]でも《災い魔》は捨てる事が出来ますし。

 で、《絞殺者》《災い魔》と揃うので《ウギンの目》が有ればかなり良い展開力となるはず・・・。

 と、ここまで考えたのですが、それが上手くいかない場合、具体的には《ウギンの目》が無い場合3マナ3/3を4枚も集めてもどこまで実用性があるのか?と。扱いづらい《戦隊の鷹》にしかならない訳で・・・。
とかなり脆いプランですよね。ここ以外はそれ以外が其々噛み合っていて良質な挙動だと思うんですが。



・《集団的蛮行》
:小型処理に対して大型処理と言う部分に関して欲しくなるのがまぁ布告系。なのでLotVはそれだけで十分なのですが。他にも色々と試してみたい。

 ScMとの併用は以前挙げた通りですが、どうせなら黒単色で運用できる点から《梅沢俊郎》も考えてみたい。Ins限定とはいえ使い回せるのですから単純にアドエンジンとしても優秀で、増呪分の回収も出来る。ハンデスの露払いも有難い。
んで、問題はBのInsと言う事ですが、そこで考えたのが《悪魔の布告》。《蛮行》との噛み合わせも、《梅沢俊郎》との噛み合わせも良好なので。
しかしこれに続くInsが黒単色だと殆んど無い。上記の《外科的摘出》も無いわけではないが・・・。


 捨て札と言う観点から《復讐に燃えたファラオ》も有り?
ダメージは喰らうものの、小型処理が出来る分特定札の除去に当てやすいし、ドレインなのでダメージ分も多少カバーできる。
まぁクロッカーとしては極めて微妙ですが、ね。




・TheRockにおける《蛮行》
:Junk系に置いても考えています。
汎用性は高いし、ボブとの相性も抜群なのですが、何処の枠に入れる事が出来るか?という状況で考えが止まっています。

 特に気に掛かっているのが除去モード。
スィーパーでもないのに2マナで-2/-2はどうなのだろうと。いえ、それ自体は悪くはないのですが、現在は小型を多数と言う構築よりも、中型マシマシor面展開です。《歪める嘆き》程の特異性も有りませんし、中途半端な効果で使えるのだろうか?と。Landsとかだと何も使いませんしね。

 しかし、汎用性の高さが有るのは事実。
それに除去としては《剣を鍬に》《突然の衰微》は其々サイズのある生物/非生物以外に使える事を思えば小型処理にこれらを当てたくはない。生物自体は多めになっているわけですし、まぁ使いようは相応にあるはず。
う~む・・・。

 ユーティリティ枠は有ると便利ですが無色が出るのなら《歪める嘆き》が、又は大型に対処出来る《アブザンの魔除け》の方が環境的に向いている気もするんですよね・・・。




コンスピ)《幽霊暗殺者、ケイヤ》の感想遅ればせながら
コンスピ)《幽霊暗殺者、ケイヤ》の感想遅ればせながら
コンスピ)《幽霊暗殺者、ケイヤ》の感想遅ればせながら
皆さん、こんにちは。しもべです。


 知らない間にコンスピラシーの新カードが発表されていたようです。
なので早速感想。

・《幽霊暗殺者、ケイヤ》
:「コンスピラシー 王位争奪」収録のPW。
前回の《ダク・フェイデン》宜しくコイツも中々に稀有な能力持ちです。特に暗殺者然としたハイド能力が良いですね。逆に暗殺者の癖にKillスキルには乏しくて手傷を負わせるのが精一杯の様で・・・。

[0]は自身or生物をブリンクさせる能力。
似た様な能力で言えば《滞留者ヴェンセール》の[+2]を思い浮かべますが、高い忠誠度上昇値と対象が自軍限定とはいえパーマネント全般だったヴェンセールに比べると流石に劣化具合も大きい。まぁあちらは5マナですからね。
効果としては2マナ相当?

 特徴的なのは「自分の次のアップキープまで」ブリンクさせている時間
割に長時間消失させているので、それによる利点と欠点も当然出てきますね。

 《ケイヤ》は忠誠度を回復させる手段を持っていませんので、実質的にこれが+能力も兼任しています。特定の忠誠度以上の数値に持っていく事が出来ないので大型火力や中量級以上のサイズ持ちに対しては脆い。が、Eternalで5点以上を削る火力などほぼ運用されないので、落される時点で複数アドを得る事が計算できます。生物云々はまぁ除去の色たるB+Wなのでどうとでもカバーできるでしょう。
《現実を砕くもの》に対しては泣くしかない。しかしそれはどのPWも同じ。
そしてそれを乗り切れば一気に回復できる事を思うと下手な+能力よりも余程高い回復量と言えます。もちろん+能力一回分の効果が無いのでそこは減点対象ですがネ。それでも最大[-2]×2回分は中々のもの。

 同時に生物をブリンク可能。
判り易い所でCip等の使い回しや、自分のリセットからの避難が有ります。しかし自軍に使うには次のターンまで戻ってこない点が割と重たく、アタッカーをちらつかせて疑似警戒を持たせたりも出来ず、その上毎度召喚酔いをする為Cip兼任のアタッカーの価値が半減します。《包囲サイ》の様な中量級生物は腐ってしまいますね。逆に《永遠の証人》や《石鍛冶の神秘家》等は何の問題も無いのですが。

 また、相手の生物にも適用できるので、実質的にブロッカーを排した状態から攻撃参加まで封ずることが出来ます。当然Tokenは消失しますので、《殴打頭蓋》に嫌がらせは出来ます。マリット・レイジはInsタイミングで出てくるので理論上は兎も角現実的な対処は不能。《秘密を掘り下げる者》を人間に戻したり。
《荒ぶる波頭、キオーラ》が似たような無力化能力を持っていますが、それよりもより攻撃的ですね。 
自分を護る能力であり、攻撃性も持っているわけです。他のブリンク系にはない強みがここですね。

 自分を活かすにも周りを活かすにも使える非常に有用で且つ高いシナジー性を持っています。このPWの運用性に置けるの核と言える能力でもあるので、上手く真価を引き出したいですね。


[-1]はライフドレイン。
効果は劣化《吸魂》であり、2~2.5マナ相当?で小マイナスとしてはそこそこ。ダメージレース上での働きでは(+2)+(+2)-(-1)=+3点分であり、総量では《黄金のたてがみのアジャニ》相当で、《黒き誓約、オブ・ニクシリス》の+4点分に比べると劣りますが、代わりに2点クロックと勝利を見据える能力としてはやや上なのでこれも優良な部類です。

 クロックの名の通り、勝ちを目指す能力でもあり低速Controlの追加クロック手段程度にはなるかもしれません。しかしこれだけを勝ち手段とした場合は悠長に過ぎるのでどこまで行っても追加クロック止まりでしょうね。
 ただ、「生物を用いずにクロックとなる」ということ自体がこの色では有用な事で、対Miracles等の生物処理に特化しているデッキを相手にする場合は小さくはない利点となります。まぁMiraclesを考えるならTokens製造PWで良いんですがネw
2度起動出来れば4点ドレインなので、これを使うなら最低限の運用回数がそこになるでしょうね。


 [-2]は明確なアドバンテージ手段。
多人数戦を除けば、基本は《蝶番はずし》。なので3マナ相当なのですが、能力で有り手札を用いない事とハンドを消費しない事を思えば、実質的には3.5マナ程度の価値は有るかと思います。と言うか単独で+2枚分のハンドを獲得できるってかなり凄い事です。
特段の併用札や妨害が無ければ[-2]×2→[0]のループが最高の挙動でしょう。

 当然、捨てる/引くのトリガーにもなりますし、同時に高確率で相手<自分の手札枚数になるため、消耗戦や対カウンターでもかなり楽になります。
どうでも良いですが《清麻呂の末裔》等のサポートにもなりますね。継続的なハンデスが出来る能力の中では珍しく《Chains of Mephistopheles》との相性は最低。

 一度の起動で忠誠度が「3」まで下がってしまうので《稲妻》圏内。なので抵抗感も有りますが、ハンデスも同時に行えている事を思えば悪くない交換です。
まぁそれでも[-1]でゲインした方が丸いのは事実ですがね。
なので対Rを考えると要注意ですね。Rはデッキに寄っては《ゴブリンの先達》《僧院の速僧》と速攻持ちも多いので。


 とこんな感じです。
単体で使うだけでも[-1][-2]でアドは取れますし、[0]で耐える事も出来る相応に使い勝手の良い能力ですね。ダメージレースにもハンドにも干渉出来るわけですし。
 しかし真価を発揮するのはやはり[0]を活かせるかどうか。
特に生物除去やToken能力が中心になるマナ域と色である事を考えるとその希少性と唯一性を活かしたいですよね。
 正直Legacyの4マナ域と考えるとかなり力不足です。
特に蓋も出来ないし、単体で盤面への圧力を掛けられるわけでもないので。ただそう言った普通の事は他のPWがいるので、似たような物を刷られても仕方ない。BFZのPW組のような事にしかならない。なのでこういった特異性のあるデザインで良かったと個人的には思います。


 個別に併用したい札も色々とありますね。
除去効果は上の通り併用が重要なのですが、問答無用で相手を退かせる点から、小型除去や布告等の一癖ある効果だとより良いかも知れませんね。
《最後の希望、リリアナ》や《罰する火》は前者、《ヴェールのリリアナ/LotV》は後者となりますね。LotVの場合は[+1]に《ケイサ》の[-2]を合わせる事も出来ますし、マナカーブの流れも良いので中々のシナジーです。生き残っているとは思いませんが、毎ターンハンデス(場合によっては2枚)が出来るようになるので他の妨害要素を含めればCombo耐性とみなす事も出来なくも有りません。もちろん単体では機能しませんがネ。
一応《リリアナの誓い》も自身をブリンクさせる事が出来る点からTokenを毎ターン生めます(但し[0]の時差と召喚酔い有り)し布告付。自身をトリガーとする場合、相手のターン中も消えているためミシュランやSoc除去に強いのは利点ですね。

 色々とCipの利用法も有りますが、自軍に使う場合ブロッカーに当てられない点を考えるとなるべく《叫び大口》等の様に除去能力、若しくはToken展開能力に当てたい。自分を守らなければいけないので。
 ちょっと美味しい使い方としては「昇華者」組との併用。
この場合は[0]が実質的に除去能力になります。また昇華者組がそもそもCip持ちなのでそれらをブリンクさせるのも良い。相手に使っても自分に使っても良い事例です。
壁で言うとマナカーブの流れも良い《刃の接合者》など。Cipの利用を中心にするなら《前兆の壁》でもいいんですがね。

 少し変わった方法としては《封じ込める僧侶》+[0]ですかね。[0]が恐怖の追放除去となります。取り敢えずファッティComboへの対策になるのは有効。自軍への被害も有りますが、相手の場を一掃できているのならCipのアド稼ぐよりも殴るべきでしょうからまぁ運用次第で問題は無いでしょう。

 [0]の召喚酔いを緩和したいのなら《稲妻のすね当て》が妥当ですかね。
ブリンクしたい生物の保護にもなりますし、サーチ担当の《石鍛冶の神秘家》自体がブリンクの対象になりますしね。
 その召喚酔いを緩和できる速攻+ブリンクの価値のあるCipの療法持ちは殆どいないのが残念。

 [-1]で2点クロック、[-2]でリソースを削る事を考えると《血の長の昇天》との相性も抜群。[0]で時間稼ぎも出来るし面白い存在になりそうです。
 


こんな所です。

レガシー)今週のSCGの結果 より甲子園が楽しい。
レガシー)今週のSCGの結果 より甲子園が楽しい。
レガシー)今週のSCGの結果 より甲子園が楽しい。
皆さん、こんばんは。しもべです。


 昨日の甲子園、東邦と八戸は凄い試合でしたね。
地元としては東邦が勝ってくれて嬉しいのですが、逆に八戸は少し可哀想でしたね。実際にはそうではなく単純に盛り上がるエンターテイメントを期待しているだけなのでしょうが、会場全体がヒットが出る度に盛り上がって、彼らにとっては逆転を期待する大声援に聞こえたでしょうし。
ああいう負け方するとトラウマにならないかと言う心配も・・・。まぁ9-2から逆転劇に盛り上がるなと言う方が無理です。



 さて、今週もSCGを見ていきましょう。
今週はSyracuseにてClassic Legacyが併催されています。
ペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=08/14/2016&end_date=08/14/2016&start=1&finish=16&event_ID=36&city=syracuse

 今週の優勝はNizar Sarhan氏のInfectです。


以下Top16(上から順に一位~)
Infect
Belcher
Bant Blade
Elves
Burn
Jund
ANT
Grixis Delver
---------------------
BUG 続唱
Grixis Delver
ANT
Death&Tax
Grixis Delver
Maverick
Miracles
Jund

 です。
前回に比べると軽量のフェアデッキが増えている印象ですね。同時にMiraclesの減少、Eldrazi/SnT系の不在がやや気に掛かります。フェアデッキの内訳で見ると前回異様に多かったBlade系は常態に戻りつつあります。しかしMidrage・アドバンテージ型、Tempoと中々にバランスが良いですね。
Grixisは最近《グルマグのアンコウ》を用いた大型化やアドバンテージを採ってデッキパワーを追い求める傾向にあったのですが、今回は《もみ消し》を採用した純Tempo仕様。デッキパワーではどこまで行っても中速にかなうものではないため、そのようにシフトしたのですかね?

 またCombo系が早いANTとBelcherの3名になっていて、上記の様にSnTは不在。
特にANTは《闇の請願》抜きの《金属モックス》型や、《汚物の雨》型などになっていますね。


 さて、ここから先は気になったデッキを個別に見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=106356
14位、Karim Badrudin氏のMaverickです。

 《異端聖戦士、サリア》採用型Maverickです。
今週はD&Tには不採用。代わりにMaverickには採用されているようです。う~む・・・。まぁ元は似た様なデッキの方向性なので転用されるのは判りますがネ。
土地縛り・盤面支配と言う点に関して言えばD&Tの方が上の筈(形にも依りますがネ)。対してMaverickはマナ生物を採用しているため、素早く《サリア》の着地が可能。相手の土地を勝手に縛っていってもらうためには着地が早い方が望ましいので、この点は大きい。特に1マナ生物がこのデッキでは5枚+《緑の太陽の頂点》(X=0:《ドライアドの東屋》)4枚で実質9枚体制になっているのでかなり力が入っています。

 サイドの《戦争と平和の剣》は一体何を想定して入れるのでしょうね?
Grixis Delverの《若き紅蓮術士》群対策?



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=106353
16位、Joey Sacino氏のJundです。

 メインは《思考囲い》3枚、《Hymn to Tourach》3枚、《ヴェールのリリアナ/LotV》4枚の耐性になっており代わりに万能除去などがオミットされています。サイドの《Chains of Mephistopheles》を含めかなりハンデス特化型の形をとっているのが判りますね。
現環境でハンデス型って強みは何処にあるんですかね・・・。

 面白いのは再度の《最後の希望、リリアナ》の存在。
流石にLotVを押しのける事は出来ませんが、彼女の特徴は[+1]で小型除去をし続ける事が出来る点。なのでLotVが苦手な小型面展開の物量戦に向いています。メインがハンデス特化型であるのに対し、サイド後は必要に応じて対フェアデッキを熟せるようになっていると言う事。特にGrixisが多いのなら尚更です。
 正直あまり強い能力ではありませんが[-2]の掘削能力も《罰する火》の調達に加えて、《血編み髪のエルフ》を回収出来ればアドバンテージを引き延ばせますからね。そのチアミンの「続唱」からキャスト出来ますし、サイズ不足も[+1]でフォローできます。

 強いかどうかは判りませんが、この様な特化型のスイッチ手段としては有りなのかもしれませんね、《最後の希望リリアナ》は。
 因みにこの札は9位Stephen Snelson氏のBUG 続唱のサイドにも使われています。今後ちょくちょく見るんですかね?まぁ《罰する火》には及ばなくとも、Bにとってはネームレスハーコンよりは使いやすい継続小型除去手段ですからね。

 物量戦用と言えば同じJundでも6位のJonathan Delano氏は《コラガンの命令》を2枚採っています。同じ小型除去/生物回収の意味ではこちらの方が遥かに丸いですが、どうなのでしょうね。



 こんな所です。
まぁ当たり前ですがEMNの影響はほぼない環境なので今はStdの方が個人的には面白いのですが、それでも僅かながら環境も変化しているようですね。

 さて、今週はここまで、です。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この文章が何処かでお役に立てば幸いです。



コンスピ)《護衛募集員》について
コンスピ)《護衛募集員》について
コンスピ)《護衛募集員》について
皆さん、こんばんは。しもべです。


 東邦は負けてしまいました。
投手の子はひじ?を痛めていたようですが、さすがにチーム全体的に守備が荒すぎ。打力に頼ったチームの限界を感じました。やっぱり打線は水物。
しかし2回戦だけで甲子園の球史に残りましたし、今年は良い物が見れました。


 さて、コンスピもどんどん新しい札が公開されていますね。
まぁ基本的には多人数戦用なのであまり関係は無いのですが、中でも数枚は光る物が有ります。


・《護衛募集員》

 《帝国の徴募兵》のオマージュ。
色と職業部族が変更され、サーチ対象の参照値が「パワー2以下」→「タフネス2以下」になっています。使用感はもちろん変わってはいますが、似たような運用は出来ますので、確実にその方向性での考え方がされるはず。
20K弱する《帝国の徴募兵》は調達するのも一苦労な上に、複数枚使うのもデッキに依っては珍しくもない汎用札。なのでそれを思うと圧倒的に調達が楽になりますね。


 3マナ掛けて1枚アド付の生物なのでまぁ現実的なラインでしょうね。
R→Wになっていますが、特定のComboを除く通常の運用性を考えれば高速Aggroを旨とするRに対して、WeenieからControlまで幅広く組めるWでは、3マナアド生物の低速性を無理なく運用できるのはWの方と言えます。
しかも生物性能の汎用性で言えば打点・防衛・妨害・アドと全て揃っているWにとっては非常に有用で強力と言えるでしょうね。
 しかし攻撃を旨とするRが低打点の生物を調達し、防御に優れるWが紙装甲の生物を調達するとはジレンマですね・・・。
低速性を考えれば《前兆の壁》と併用したControlチックなデッキが組めそうだったのですが・・・。R→Wになって《幕屋の大魔術師》を呼び出せなくなり即ちW Staxに運用しづらく、《ボール・ライトニング》を呼び出せると言う極めて大きな矛盾が・・・。

 Etenralの高速環境を考えれば、3マナリクルーターでは遅すぎる。
決して使えない訳ではありませんが、中~低速戦を旨とする妨害系のデッキでの運用が基本となるでしょう。まぁそもそもWの高速Aggroなんてありませんから問題は無いでしょう。


 併用札は幾らでも候補が有るのは上記の通り。
まぁやっぱり《石鍛冶の神秘家/SfM》ですかね? 単純に速度も合ってますし、装備品を担ぐためにも一体でも担ぎ手は多い方が良いので。ただし、SfMをサーチし装備品を担ぐとこまでを考えた場合《護衛募集員》→SfM設置→装備品設置→装備と極まってテンポが悪い。その間に妨害も当然入りますし、《殴打頭蓋》の場合は確実に1ターン間に挟むわけですしね・・・。
この挙動は果たして誰に通用するんですかね??
 ブリンク生物を併用できれば、更にアドを引き延ばせますね。
マナカーブの流れに沿えば《修復の天使》。しかし自身がサーチ対象である《ちらつき鬼火》の方がデッキの挙動としての安定性は上。D&Tだけの挙動ではないでしょう。
まぁ後は各種Hatebear組でしょうね。
《異端聖騎士、サリア》は、ただでさえ設置速度/時期が重要なのに、3マナから1クッション置く事を許容できますかね?

 同マナ域ではのアド生物というと《刃の接合者》《弱者の師》なんかも比較対象ですかね?
 因みに生物をサーチする生物と言う事を考えれば《イーオスのレインジャー》の下位種として見る事も出来ますね。因みにその《レインジャー》自体もサーチする事が出来ます。まぁ重たすぎますが。

 幅広いサーチ対象範囲を誇り、基本的にカードプールが広がるほど、エキスパンションが追加される程強力に成る札の筈。しかし昨今の生物のマナレシオの劇的向上のあおりを受け、意外とサーチ対象が増え辛いと言うのは皮肉な話。
《呪文捕らえ》なんていい例ですね。

 
 次に運用先のデッキ。
基本的には《帝国の徴募兵》が採用されていた構築を見ていく事になるはず。
→Painter
:無理。
そもそも《絵描きの召使い》がサーチ対象ですらない。ただ、元々Wには《悟りの教示者》も有ります。多色化する場合3マナも出せばAtf対象のサーチ札は幾らでもあるので、一々これに拘る必要もない。

→Aluren
:そもそもアルレーンはR要素はほぼ《帝国の徴募兵》のみ。
そして《徴募兵》でしか持ってこれないのはメインは《夢で忍び寄るもの》、サイドで使われる可能性のある《苦痛の公使》程度。後はたまに入る壁組?
この程度なら、構築次第では十分変更可能な範囲のはず。
 因みにTheSourceでは《北極マーフォーク》《クイック・リング》なんかを代案に出されていますね。サイドにはHatebearも使えるWなので割と真面目に議論されているようです。
まぁ壁組もそうですが、ブロッカーとしての性能はどうしようもないですがネ。
と言う事で既存の形からそのままスイッチ出来ないと言うだけで、十分構築の範囲内でしょうね。

→Ninja
:URの《徴募兵》をUWにするだけ。ほぼ生物の採用範囲に問題はない筈。問題はその他の札になるでしょうね。《稲妻》や《紅蓮破》を捨てる事が出来るかどうか・・・。


 その他のフェアデッキで運用できそうなものは
→Death&Tax
:9割方の生物がサーチ対象範囲。
範囲外は《セラの報復者》《オレスコスの王、ブリマーズ》とサイドに入る《萎れ葉のしもべ》ぐらいでしょうか。枠の問題が有り、ただでさえキツキツで取捨選択している状況なので、これを入れる枠が有るかどうか? まぁ銀弾戦法で其々の枠を削手各種の水増しに当てるくらいですかね。
取り敢えず《ちらつき鬼火》がいるだけで最高ですね。

 Uには《迷宮の霊魂》、ANTには《エーテル宣誓会の法学者》《スレイベンの守護者、サリア》、対ファッティには《封じ込める僧侶》《ファイレクシアの破棄者》《悪鬼の狩人》
対生物デッキには《平和の番人》、対フェアデッキには《コロンドールのマンガラ》
etc
幾らでも運用対象がいますね。
今日発表された《Sanctum Prelate》なんかも議論の余地が有りますね。

 因みにtRのBoros型の場合は《月の大魔術師》をサーチする目的で《帝国の徴募兵》を採用していたのでこの枠とスイッチできるでしょう。機能的にはほぼ影響はないですが、メインの《平地》マナから出るわけですし。

→Maverick
:こちらも基本軸はD&Tと似たり寄ったりなので運用できる筈。
しかし差が有るのはこのデッキが常用的に《緑の太陽の頂点/GSZ》を使っている事。なのでこの枠に入れる事も検討できます。ほぼ全ての生物をサーチ出来るのなら、テンポは悪いものの非G生物の調達も可能ですし、GSZはそもそも《スレイベンの守護者、サリア》と相性が悪いですからね。
1t目《ドライアドの東屋》の加速補助、テンポロスさえ呑み込めれば・・・。
 特に各種システム生物だけでなく、《聖遺の騎士》と言う戦闘力の高い札の調達が出来るのが、このデッキにとっては売りでしょうね。

 ただこちらはDark型は兎も角、Naya型はそもそも《サリア》もGSZも採用されておらず、枠も圧迫されているため、こちらでの運用は難しいですね。

→W Stax
→W Stompy系
:デッキの安定性の確保ができます。元々速度と妨害力は持っているデッキですしSfMとHatebaerに繋げる事が出来るだけでも悪くない。

→各種Blade系
:まぁ基本はUWxのBladeになるでしょうが、SfMに加えてその他の生物を調達できますね。特に大きいのは《瞬唱の魔道士/ScM》を調達できる点。
その他にも《ヴェンディリオン三人衆》《造物の学者、ヴェンセール》《真の名の宿敵》等。

→SoulSisters
:上述の様に《イーオスのレインジャー》の下位種なので、使えるやも。
当然KPは断トツでレインジャーなのですが、4マナは極めて重いので、こちらを優先したくもなります。SfMや《アジャニの群れ仲間》等もサーチ出来ますしね。

 他にもW系を中心とした人間や兵士、レベル、同盟者など幾らでも就職先は有りますね。
生物デッキならば本当に無数にあるはず。


 その他で併用してみたい札。
・《集合した中隊》
:3マナ以下なので当然《護衛募集印》を調達できますし、サーチ範囲を考えて全体的に3マナ以下で統一できるので、アドからアドに繋げる事が出来そうですね。一気に展開できるのでテンポの悪さも多少カバーできます。


・《霊気の薬瓶》
:上記の様にテンポが悪すぎるので少しでも速度不足を補えるものが欲しい。


・《目覚ましヒバリ》
・《永遠の証人》
・《死に微笑むもの、アリーシャ》

・《台所の嫌がらせ屋》
・《復活の声》
:その他のアド生物。


・《サッフィー・エリクスドッター》
:保護・アドの再回収が狙えます。《墓所の勇者》の調達も出来るため、「Project X」を組みやすくなりますね。


・《双つ身の炎》
:《二重詠唱の魔道士》+《双つ身の炎》のComboのサポートに使う《帝国の徴募兵》の代わり。多色化する事になりますが、どのみち1ショットキルのコンボなのでそれまで耐える構築をしやすいWの方が使いやすい。



他にも探すだけあるでしょうね~。
コイツは買いだわ・・・。問題は何時(幾ら)買うか。


コンスピ)《聖域の僧院長》について
皆さん、こんばんは。しもべです。


 今日はあまりの暑さに死ぬかと思いました・・・。
気温自体は昨日より低いのですが、極めて高い湿度のお陰で不快指数が半端無い。もう名古屋の夏は嫌や~。


《聖域の僧院長》
:3マナ2/2のクレリック。
出る際に数字を指定、その数のCMCの非生物スペルのキャストを禁止する生物。
その効果から《虚空の杯/CotV》の生物化と言われていますね。ただ個人的には、好きな数値を言える事から、より高い支配力を持たせるか、特定の札を潰すかを選択できる余地が有る事からCotVとしてだけでなく《翻弄する魔道士》の性質も備えていると考えています。
《護衛募集員》は有用な札であったのに対し、こちらは凶悪さが見え隠れするビックリ生物です・・・。

 CotVとの違いは、弱みとして
3マナであるため1t目設置はまず難しい事。しかも(W)(W)を含むため、2t目の設置もやや難しいと言えます。2マナランドではなく《モックス》系やマナ生物がいなければい難しいでしょう。X=0~1を指定する場合に置いてはCotV側に速度の強みがかなりある事になります。なので高速Comboに対しての抑止力ではやや弱い部分が有ります
 同時に生物でもある為妨害札としてはやや使い辛い部分も見え隠れします。
除去も容易なので。しかしその除去のマナ域を封殺して場に出てくる事も可能なので、他のHatebearに比べればまだマシな範疇でしょう。生物に対する制限が抜ける事も有り、Elvesの様な生物Comboには弱さも見せます。が、それ以外のフェアデッキに対してはWなら除去も用意できるのでそれ程問題にはならないでしょう。寧ろ自分が生物を使う際のリスクを躱せます。

 強みとして
大きな数値を指定しやすい事だと思います。
CotVのX=2~では4マナ以上かかるため、このクレリックが同等以上の速度で封殺できます。ただしCMC=4~では《ガドック・ティーグ》もいます。それを考えると主戦場はX=2~3でしょうか?もちろん好きな範囲を指定できる事が一番の強みでしょうがネ。
 また、「打ち消す」ではなく「キャスト制限」であるため打ち消されない《突然の衰微》《至高の評決》や打消しの上から効果を重ねる「複製などのコピー、《若き紅蓮術士》《僧院の導師》のTokens戦術に軒並み強いと言えます。
他にも一長一短で有った部分ですが、「生物」である事は強みにもなるはず。
《ルーンの母》の保護対象に出来る点は有りますが、そんな事よりも大きいのは《魂の洞窟》から打ち消されずに着地可能と言う事。FoWを切って一撃死を回避!と言う事が出来ないわけです。しかも~際なので割り込む時間は無い。


 どうでもいい部分としては、CotVと異なりカウンターを用いていないため、後からそこを触って変更する/される事が無い点もあります。


 速度不足を補えるのならCotVよりも高い自由度のお陰で凶悪な性能を発揮しそうですね・・・。
デッキの潤滑油である1マナ域(ComboとTempo)、フェアデッキを一として軸札やパワー札が揃う2マナ域(ComboとMidrange)、特定のパワー札やCombo札の揃う3マナ域以降を必要に応じて封殺してしまえます。CotVや《ガドック》《相殺》等がそれぞれ抱えていた隙を埋める/対処出来ると言うトンデモ生物です・・・。
設置できればANTやLandsはかなり苦しそうですね。
 速度不足を嘆くのならCotV(X=1)から《聖域の僧院長》に繋げられればほぼ完封できそうではありますがw X=1~2を指定できればLegacyの大半のデッキを始末できるように思いますよ。
まぁ生物である事に拘れば《ガドック》→《聖域の僧院長》(X=1)でも多くのデッキを何とか出来そうですがね。《スレイベンの守護者、サリア》→《聖域の僧院長》も有り。
もっと言えばコイツを頑張って2枚揃える事を目標にするのも良いですね。

 速度不足が有るのは事実なので、その隙を埋めるカウンター也、妨害也は欲しい。が、別にこの札に限った話ではありませんので、当たり前の話ですがネ。しかしこれだけ支配力が有るのですからこれを軸に沿えるレベルで、脇を固めていく価値は有ると言う事。同時に1枚ではどのみち隙が有るのでそれもどうすべきですかね・・・。
因みに置物封殺系は現在では「Death&Tax」が中心ですが、Maverickは《サリア》+《ガドック》、Stompy系・MUDはCotVと《三なる宝球》、4c LoamはCotV+《ガドック》など等結局はどれも複数種/複数枚使っているので、問題は無いでしょう。

 使い勝手として《翻弄する魔道士》に近い性質も持っているため、UW系での運用も不可能ではないと思います。
ただ、U系はどうしても非生物スペルを使う割合が他の色に比べて高いため、無理をせずピキュラで良い気もしますね。軽いし、FoWでも切れますから。

 Maverickにとっては《ガドック》の脇を固める事が出来ますが、それだけでなく《終末》を潰したり《罰する火》を躱したりもするのでかなり便利なはず。本体を《緑の太陽の頂点/GSZ》から持ってくる事は出来ませんが、逆にG生物がキャストに関係なくGSZから持ってくる事が出来るのでその意味でデッキとして相性は良さそうです。

 《護衛募集員》からのサーチ!は正直遅すぎるので微妙ですが、そもそも《聖域の僧院長》単体でも速度不足は散々上に挙げている通り。
なのでなんにせよ他の札による妨害を敢行できているのなら問題は薄いでしょう。D&T等にとっては対スィーパーやリセットを潰せる札になるはず。


 まぁしかし、元々《ルーンの母》+各種Hatebearを揃えるMaverickやD&Tからするとこれが入っても何処までHate値を上げる事が出来るのか怪しい所では有ります・・・。そもそも現在揃っている妨害手段のどれよりも遅いのですからね。



 何と無く併用したい札。
・《集合した中隊》
:支配力も高いし、3マナなのでこれで一気に展開して、よしんば複数展開できればそれでゲームを決めてしまえそうです。
《幻影の像》や《護衛募集員》とかでの水増し戦法が有ればより安定するでしょう。


・《異界の進化》
:1t目マナ生物から2t目に3マナを用意しマナ生物を食べて2t目サーチ。
ハイリスクですが決まるとそれなり。もちろんマナ生物から直接キャストもある。



 相手にする場合はとりあえず、封殺されると厄介なので複数マナ域での除去を揃える、カウンターする、ハンデスする等々でどうにかしたいところですね。下手に揃えられるとCombo・Control・フェアデッキ全て潰されますので。
個人的にはCMCをXで変更できる《不敬の命令》や《仕組まれた爆薬》なんかがKPも保持しつつ役目も全うできるので期待しています。
 しかし《迷宮の霊魂》や《封じ込める僧侶》等もそうですが、ここ最近困ったらWでHatebear刷ったろ!という風潮を感じなくもないんですがネ・・・?


 使う側としては、個人的には《ガドック》+《聖域の僧院長》又は《聖域の僧院長》×2でにっくきMiraclesを完封できるぞ!と思っていたのですが、2枚も対策札使えば大体他でもなんとかなりますよね・・・。
ついでに今現在は使われていませんが《拘留の宝球》や《議会の評決》がまた使われるようになるでしょうし(しかしどうせ入っても1枚なのでそれで引かれても、諦めもつきますがね)。



 P.S.
そう言えばCotVが禁止されているVintageではどうなのだろう?と期待もしましたが、最初動X=0が出来ない時点でCotVに及ぶべくもないですよね。それでも効果が強力である事に変わりありませんし、Vitangeは行ったことないのでどこまでの価値を有するのか判断は不可能ですが。


アマガミ関連で動き有
アマガミ関連で動き有

 何かアマガミ方面で動きが有るらしいです。
先ずデザイナーだった高山箕犀氏を中心としたアマガミ的なアニメの新規格が動いているとかなんとか。
ttp://www.tbs.co.jp/anime/seiren/

 また
それに連動してアニメ[アマガミSS/SS+]のBDセットがまた新しく出るようです。何度目だwと思いますが、今回は各ヒロインごとに6話(恐らくSS4話+SS+2話)で一セットになっており特定のヒロインだけを目的に揃えられます。ついでにお値段が3Kと非常に安い。6人分集めても20kを切りますので、これまでのボックスよりも圧倒的に安い。
私も持ってないのでこれを機会に買っても良いかも・・・。

 同時にアニメのヒロインのテーマソングを中心としたアルバムも出るそうです。中身が判らんので何とも言えないのですが、これは今までのものとは何が違うんですかね?


 そして、これらと合わせているのかどうかは知りませんがアマガミの新しい漫画が連載を開始しているようです。
こちら(ttp://www.comic-clear.jp/comic.aspx?c=55)で無料公開されており、現在は森島先輩をヒロインにした話。
 これまでの漫画の多くは後日談でもない限りゲームのストーリを漫画に落し込んでいる物が殆どなのですが、現在公開されている2話は基本的にオリジナル。その上で変態2人組の、特に森島先輩の頭のねじが飛んだ様なキャラが反映された話になっていて、個人的には高評価です。まぁ話として面白いかどうかは今後次第ですが。
応援中なので早く続きが読みたいな。

 因みにこの著者Santa氏は、私の記憶違いでなければアマガミのR18の同人誌書いていた人ではないでしょうかね?
まぁアマガミ愛を持っているならそれに越した事は無い。



P.S.
早くキミキスPsVitaで出してや。


皆さん、こんばんは。しもべです。


 今週はちょっと忙しいのでSCGの感想はお休み。
リンクは張っておきますね。ペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=08/21/2016&end_date=08/21/2016&event_ID=36&city=Somerset&state=NJ&limit=50
Storm系は高速系が今週も引き続き優勢。他に目立つのは大増殖したEldrazi。しかしとくだん傾向も無いようで・・・?
気になったデッキはLandsで通常の形にtUで《直観》+《アカデミーの廃墟》+《仕組まれた爆薬》が入った形。《直観》はBant型なら見ましたが、通常系に入れるのは珍しいような・・・。しかし今後《聖域の僧院長》の様な札でX=2を封じられる可能性を考えるとEEは結構重要な存在かもしれませんね。


 後はコンスピラシー2のフルスポが公式で出ているようです。
アナウンスはされてないけど多量に張られているので。これから残りを物色していく予定。



 関係ありませんがPCでBDが再生できなくなってしまいました・・・。
PowerDVDをアップデートしろ→完了しました!→しても見れない~・・・。
数か月前に録画したものは普通に見れて、最近採った物は見れません。家のBDレコーダーではどちらも見れます。機器の関係は詳しくないのでよく判りませんが、どうもAACSとか何とかの権利保護関係のプロテクトが更新されているのに対し、PC側の再生ソフトのプロテクト関係の更新が追い付いていないという事なのでしょうかね?
まぁさっぱりわからん。

 何にせよ録画したものを自室で見れないので不便でしょうがない・・・。
どうしたものか。






コンスピ)残りの気になった物
コンスピ)残りの気になった物
コンスピ)残りの気になった物
皆さん、こんばんは。しもべです。


 コンスピのフルスポが発表されましたね。
正直未発表分で気になった物は皆無。今回は紹介されていた分は良質なのですが、それ以外のC・Uが微妙では? 前回って確か《剣を鍬に》や《渦巻く知識》が入ってませんでしたかね?記憶違いかしら・・・。

残りで気になった物。
・《トレストの使者、レオヴォルド》
:《Chains of Mephistopheles》を生物化しよう!の第3弾。
《迷宮の霊魂》と《概念泥棒》の中間体のマナ域が表すように、制限は相手だけと有難いのですが強奪は不可。瞬速も無いので相手の《渦まく知識》に合わせて阿鼻叫喚させる事は出来ません。
代りにG生物でもある為《緑の太陽の頂点》を含めサーチ手段が多く、伝説性も相まって複数積みをしたくない構築のリスクもカバーできます。正直《死儀礼のシャーマン》とGSZを積めるため、私のTheRockでも1枚挿ししてみたいですね。UのままでもあるのでFoWでも切れます。

 ただでさえ生物の上に3マナ3/3とほぼ除去耐性は無いに等しい。《Karakas》でバウンスもされるため封殺手段としてはやや脆いでしょう。妨害札としての信頼性は低い。
 それらの脆さを助けるのが、自分を含め自陣のパーマネントが呪文/能力の対象にされた際に1ドロー出来る能力。これのお陰で高確率で1枚分のアドは取れます。更に自分の《Karakas》で回収できるのなら尚更。その《Krakas》対策の《不毛の大地》でも同じ。とりあえず全ての置物に影響が及ぶのが素晴らしいですね。そして呪文だけでなく能力でも反応します。

 封殺力については微妙な線ですが、その分消耗戦に強いのが強みですよね。まぁこの観点では《Chains of Mephistopheles》を超える物は無いでしょうから問題にしても仕方がないでしょう。
 只やはりこの手の札はアドバンテージを取る(自分へのメリット)より封殺力等相手への影響力が優先されるべきで、それを思うと今一つかもしれませんね。
まぁアド生物、というかアド差を引き延ばす生物として用いるべきかもしれませんね。


 保護札としてはやはり相性が良いので揃えたい。
ただカウンターは兎も角、《ルーンの母》では色が合わない。それを思えば《呪文滑り》?。それ以外ではハンデスは受け身ではないので意味がない。《ゴルガリの魔除け》《シミックの魔除け》も。
しかし《Karakas》を使うえるのならそれほど問題も無いか。

 色的に合うためGSZが有るならどのデッキでも使えますが、とりあえず色の合う《死儀礼のシャーマン》を併用したい。残りの(U)も出せる。ついでに《魂の洞窟》。
Elvesでは色も速度も合わないしなぁ・・・。
他に妨害札積めますし。マナ生物に加えて《ワイアウッドの共生虫》とかもいるんですがね~。



・《地底の揺れ》
:《地震》の亜種。
本体に入らない代わりに、X値を大きくする事でボーナスが付いてくきます。
一瞬使える気もしましたが、Bigmanaに近い挙動が出来るRのデッキでAtf吹き飛ばしてたらダメだという事に気が付いた・・・。



・《騒乱の発端、グレンゾ》
:2枚目のグレンゾは赤単色に。こちらは自軍全体に選択的なサボタージュ能力を付与出来ます。
1つ目は、Eternalではシンプルな「挑発」になるだけ。まぁそれでもブロッカーを退かす事は出来可能。
もう一つは《メレティスのダクソス》のサボタージュ能力。相手に依りますが、場合によっては相応のアドバンテージを得る事も出来ます。ただ、アドバンテージとするには相手に依存し過ぎるし、多数のアドを採れるような札だったならGoblinsでも有るんだし、そのまま打点を高めて勝負を決めた方が早い。盤面のアドをカードアドに変換する事にどこまでの価値が有るのか?
今一つ使い道の判らない能力・・・。

 なのでGoblins以外のデッキで運用した方が強い様な・・・。
「挑発」能力を単純に活かした殴り合いだけでなく、《ボロスの反攻者》や《ファイレクシアの抹消者》を使っても良い訳ですし。
 衝撃的ドローの部分は面展開を中心に強引に突撃させる類のデッキであるのが良いでしょうかね。部族的な側面を考えると《モグの戦争司令官》や《ゴブリンの熟練扇動者》も有りますが、《若き紅蓮術士/YPM》や《ハンウィアーの守備隊》、後は「カルドーサレッド」の《カルドーサの再誕》等が良いのではないでしょうかね?特にカルドーサレッドは《グレンゾ》の展開前に複数展開できているのが大きいですね。アドロスも回収できるわけですし。YPMの場合は、相手のスペルを利用する事でよりアドを引き延ばせます。
 後は追放札を用意しやすいので《不毛の地の絞殺者》や《荒廃を招くもの》なんかもしいかも知れませんね。盤面の差をつけやすい札ですから。



・《マルチェッサ女王》
:戦闘スペックは高くはないものの、「統治者」が本体とは独立して機能するため着地時からCip1ドローが保証されており、その後も《マルチェッサ女王》が除去されてもドローを続けることが可能なのが利点。確実ではないものの相手によってはドローエンジンとして期待出来ます。
 たとえ奪われたとしても《マルチェッサ女王》を維持していれば盤面のアドを稼げるため少なくともアドバンテージ上のロスは起こり辛い。
除去の色足る3色故に相手のクロックの妨害をするのも割と楽。ハンデスまで合わせれば割ときっちり機能するはず。《Karakas》まで合わせれば救出活動に統治者への再就任も可。《魂の洞窟》まで合わせれば色拘束とカウンター対策も出来るのでより強固な基盤に。

 もちろんダメージレースになると厄介ですが、現状Legacyにこの3色が捌き切れないほぼ多量の生物を展開・攻勢をかけるデッキは殆ど無い。Comboは別ですが、そもそもCombo相手にアドバンテージエンジンの話をしても仕方ない。部族関連は焼き払うだけ。
と言う事で基本的にはある程度機能するはず。が、それでもきつい相手にはサイドアウトしてしまうのも手。4マナの札なら躊躇なく抜ける。
 同時に《未練ある魂》や《若き紅蓮術士》の様に継続的なクロック・ブロッカーを維持できると尚良し。

 基本的には真価を発揮するのは中~低速相手の筈でその場合は3/3速攻がそれなりに役に立つ。対PW性能を合わせれば十分だし、Tokenまで含めて接死持ちなのでブロッカーとしても相応。

 あまり期待されていない札の様ですが、相手次第では、状況を整えれば中々に優良な札と思えます。
 《Karakas》《魂の洞窟》以外にも《永岩城》で《稲妻》圏外に成りブロッカーとしても強固に、《死の溜まる地、死蔵》で回避能力の付与、《血に染まりし城砦、真火》で戦闘で無敵に。
以外と土地からのサポーターも多め。


・《カストーディのリッチ》
:統治者就任と就任の度に布告が誘発する4/2。
5マナの重さのお陰で構築ではやや非現実的な重さになってしまってはいますが、ドローエンジン付きの4/2にCipで布告だけでも十分。その上殴り合いで統治者の地位を奪い返すたびに布告が誘発するのだからアドエンジンとしては良質。
Midrangeのマナ域ならギリギリ可能性が有るコストなので狙ってみても良いかも知れない。



・《高層都市の玉座》
:生贄+4(実質5)マナで統治者になれる土地。
サーチ手段が有れば1枚挿しでマナが溜まった状況で引いてくると言う事も出来る。基本的に5マナは環境柄運用は難しいが、ついでなら別の話で、中速以下なら間々出るマナ域。

 問題は奪われないかどうか?
サーチ+重さの緩和を考えれば土地単は非常に楽なのだがブロッカーも奪い返す手段も殆んど無いのがネック。MUD系はマナは出る物の、ブロッカーは薄めでそもそも別にアドエンジンは用意できる。土地基盤に負担を掛けるべきかと言うと・・・。

 《聖遺の騎士/KotR》を使う中速デッキなら運用は一応可能なはず。KotRが有る時点で3+1マナには届いているのだから後土地1枚有ればいい。Maverickは生物過多なデッキだし、TheRockは除去コンのBeatdownなので、この2つは良い候補になるはず。
まぁLoam+《地平線の梢》とか別の手段も有るのだが、これはこれで悪くない筈。
 ただこの色はフライヤーに乏しいため、それらを相手にする際に隙が有る。当然奪い返すのも一苦労。
速度は兎も角、そちらの制限がやや苦しい・・・。



・《巧妙な偶像破壊者、ダレッティ》
:いずれも優秀な能力ですが、Atf縛りの能力の割に各効果が普通過ぎる気がします。これまでのAtf関連はテゼレットにしろダレッティにしろ明確な方向性が書く能力に表れていましたが、これは盤面干渉ばかり。
下手に普通のPWのような丸い効果よりも、Atfを活かす尖った能力の方が当然Atf構築では強い。なので既存のAtf構築への投入は難しいというのが現状の意見です。

 とはいっても能力自体は間違いなく優秀。
適当に突っ込んでもそこそこの働きはするでしょうし、新しい方向性のデッキが生み出される可能性も無きにしも非ず?



こんな所で。

マイナーカードの紹介《記憶の放流》
マイナーカードの紹介《記憶の放流》
マイナーカードの紹介《記憶の放流》
皆さん、こんばんは。しもべです。


 コンスピが発売しましたが、期待の《護衛募集員》と《聖域の僧院長》はどんな感じになるでしょうね。発売直後でかなりお値段が張っていますがいつもの事。問題は何時収まるかですね・・・。
《真の名の宿敵》なんかも発売当時は最高で10Kを超えた時期が有りましたからね。《ダク・フェイデン》等もその内収まりましたし、もう少々放置が個人的には一番と考えているのですが、GPとかで下手に結果を出すと下がらないからな~。
取り敢えずGPでどの程度D&Tが増えるかは見物ですね。



 さて全く別の話題ですが、以前RAVが発売したぐらいの時期では《不可思の一瞥》のお陰でLOデッキを使いたくなり、その後しばらくはLOデッキの事をあれやこれやと考えていた時期が有ります。《不可思の一瞥》はあの時何の実績も無かったくせに異様に高かったので結局購入はだいぶ後になりましたが、今はもっと高くなっていますね・・・。
そんな頃に見たのが《記憶の放流》でした。
《Memory Sluice/記憶の放流》(U/B)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーのカードを上から4枚、自分の墓地に置く。
共謀
 シンプルに1マナで4枚削る微妙なスペルなのですが、「共謀」を満たせるとなんと1マナで8枚削る事になりかなり効率よくなります。ここまで来ると強力と言えるレベルです。
 が、その時は実用的に運用するための「共謀」コストを満たす当てが有りませんでした。

 しかしここ最近LOデッキのリストや動画などを見ていると《躁の書記官》が使われている事が間々あり、それもそこそこの機能をしています。流石に《面晶体のカニ》には及びませんが、「昂揚」を満たせば中々の量を削れるようになります。最低でもCip+壁にはなりますしBeatdown環境なら壁の価値も有るかも?
《催眠の宝珠》が有るお陰で「昂揚」も狙えます。逆に「昂揚」を達成できずとも《記憶の放流》が入っているおかげで《躁の書記官》を採用するリスクも最小に抑える事が出来ますし。

 元々LOデッキには《面晶体のカニ》を用います。
それに加えて《瞬唱の魔道士》や《ヴリンの神童、ジェイス》等も付け加える事も普通であるため、《躁の書記官》も含め10枚以上の生物の採用も狙えそうです。
これだけ有れば「共謀」のコストも十分実用的になるのでは?とその時にふいに思い付き、久々にLOデッキについて、このカードを思い出した次第です。
ScMはFbで《記憶の放流》の再利用が出来ますし、「共謀」コストにも充てる事が出来る。1枚で16枚削れるとしたら十分価値に繋がるはず。

 生物除去に弱くなるので軸をずらした戦いが出来なくなるのは気に掛かります。同時に自分を対象に《墓所への乱入》を使う事も出来るようになるんですよね。上述の通り生物を壁にも出来る訳で。《記憶の放流》がその真価を発揮できるのなら《墓所への乱入》もやはり使いやすくなるし。
Beatdown環境でなら相応の筈。
また、他の動画では《氷の中の存在》なんかを使っている物も有りました。あれもブロッカーになり、最終的にはクロッカーになれる点を考えると悪くない。


 やっぱりMtGはデッキを考えているときが一番楽しいなぁ~。
こんな感じで久々にマイナーカードの紹介をしてみました。



P.S.
海外でModernのGPが3つも同時期に行われたそうです。
PTでの採用がなくなる以上GPと後は各地のSCG等の大型ショップがどこまで大会を開けるかで環境の精子が決まってくると思われますが、こんな風に3つも同時期に開く必要は有るんですかね?
瞬間的なインパクトは有りますが、年間で分けた方が継続的に目に留まるし、プレイヤーも参加しやすいと思うのですが。
何か別の思惑が有るんでしょうかね。


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