OWG雑感)その6 騒がれてる理由がよく判らんもの
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皆さん、こんばんは。しもべです。


 基本的に電波を受信し発するジョニーな私ですが、常に病にかかっているわけでもなく時折ふと我に帰る時もあります。

 ここ数日はかなり盛り上がっているOWGのプレビューですが、騒ぎ過ぎでは?とかそれ違わない?と思う者もチラホラ。
最初から電波とばすつもりのヘンテコ評価をしないとまた考え方も変わってきます。

・《嵐追いの魔道士》
:2マナ1/3速攻・飛行・果敢とアフォみたいなスペックしています。
しかしだからと言ってこれがLegacyのURx Delverで入る、これで勝つる!、《僧院の速僧》を超えた!
とか聞こえてくる評価が全く分からんです。

 《僧院の速僧》が強いのは1マナと言う圧倒的な軽さとその割に標準以上の打点を持っている事です。
それを考えるとコイツは全く別物。
2マナと1マナの差はLegacyに置いては天と地の差です。相手のカウンターの容易さも違いますしManadenial(する/される)でも違ってくる。クロックパーミッションとして構える事が出来るかどうかも違ってくるし、除去される場合の差もかなり大きい。《稲妻》にこそ強めですが2マナのCMCのお陰でスペルを使って果敢を誘発させる余裕は減ります。《突然の衰微》では確実に対処され、2マナ故にテンポ差も稼げない。《剣を鍬に》では確実にテンポロスで《稲妻》以上に対処が難しくなる。
 時期的なブロッカーの有無は回避能力持ちなので一長一短。
とは言え飛行は希少という点は大きなウェイトが有ります。

 また、打点の低さも気になります。
速僧は上述の様に単体でも最低限の打点を確保し、1枚でもスペルを使えれば非常にマナレシオに優れた打点になる事が出来ました。対してコイツは2マナでパワー1。1枚足してもパワー2で不十分。徹底的なマナレシオが求められるクロックパーミで熊レベルでは満足できず、するとやっと合格ラインは手札を2枚以上使った場合。そんな余裕あります?
当然ここでもCMCの問題は出てくるので速攻からの打点強化も活かしづらい。除去に弱い点も響きます。勢い勇んで強化した分を《突然の衰微》された場合ゲロ吐きそうになりますし。


 確かにスペックの高さに疑いの余地は有りませんが、2マナ域に採用するのならより強力な札も有るような・・・。
《若き紅蓮術士》は他の札を使った守る・攻めるの両挙動がアドバンテージと打点に繋がりました。セラピーとの相性も有りました。《タルモゴイフ》は圧倒的なマナレシオ。
こいつはそれらに比べると単体のKPも併用時のKPも遥かに劣る気もします・・・。

 じゃぁ何が強いのか?と言うとやはり飛行を持った速僧と言う点でしょうね。
つまり脆い反面、強化分を相手に叩き込みやすいと言う事なので、一部で言われている《強大化》等の対象にはもってこいと言えます。しかしその場合確実に(U)(G)(R)の3色が必要になってしまうのが辛いですね。

 Uが入ってくるので《Force of Will》で切る事が出来る利点はありますが、同時に《紅蓮破》《赤霊破》で問答無用で除去されるデメリットもあるので一長一短ですね。


 因みに「《ニヴメイガスの精霊》」デッキにおける+《天主の勢力》の新たな候補として個人的には期待しています。付けただけで3/5飛行被覆速攻果敢で、そのターンは4/6ですからね。
後は《よじれた映像》とのシナジーは速槍よりも上と言えますね。



・《難題の予見者》
:各地で新しい《ヴェンディリオン三人衆》!と騒がれているコイツ。
強いのは間違いないですしスペックが極めて高いのも事実ながらその評価も今一つ納得しかねるもの。

 確かに抜いたハンドを相手に戻さないという点ではCliqeと類似性を見出せます。
が、Cliqe最大の強みは「瞬足」で相手のハンドを見る事が出来た事です。《実物提示教育》のキャスト時に、《終末》《天使への願い》の誘発時に、《霊気の薬瓶》《石鍛冶の神秘家》《騙し討ち》の起動時にスタックで相手のハンドをブッコ抜き、相手のメイン前に相手のハンドを検閲して相手とメイン入るを言った言わないの火種を作る「瞬足」こそが最大唯一の強みだと思います。
打点として見ても疑似速攻な上に回避能力持ちなので対ContolにもPWにも強く、《Karakas》での毎ターン検閲と言う嫌がらせ戦法も保有しています。

 それを考えるとコイツは相変わらずのSoc挙動。
当たり前でCliqeがおかしいだけですが。
そして4マナからのハンデスと言う遅さもかなり目に付きます。Stdは兎も角ModernやLegacyは全体的に軽い分、ハンドのスペルは基本的にどんどん使われるのが常。悠長に4ターン目に検閲しても大した札が残っていないなんて珍しくも無い。ハンデスを中盤以降に引くと弱いと言われる所以で、これも相手の展開にかなり依存しますが、Eternalの4t目のハンデスが強いか?という期待値は低いと言わざるを得ません。
何より4マナ掛けて行う動作が4/4とハンデスでは極めて地味と言わざるを得ない・・・。勝てる能力とは言いづらい。

 じゃぁ弱いのか?と言われるとそんな事も無い。
どう考えても強いといえます。
また長くなるので、強いと言える部分は別の機会に挙げますがスペックは間違いなく高い。
しかしCliqe!!と言う騒ぎがよく判らん。
どう考えても《潮の虚ろの漕ぎ手》の強化上位種。どのくらい違うかと言うと《稲妻》と《炎の斬りつけ》ぐらい別物に見えています。



 其々間違いなく高いスペックを持っていますが世間の狂騒に今一つ同調できない2枚。
私が彼らの思考言動を理解できていないだけですかね?
まぁ私は下段は兎も角、Delverなんて使わんので本職の方達の言ってる事の方が正しいとは思いますがね。



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