明けましてオメデトウございます。
明けましてオメデトウございます。
明けましてオメデトウございます。
本年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m



 最近時間が取れなくて更新が滞りがち。
もう少し頑張らねば。

A店で4パック購入→《苦い真理》がこんにちわ。
B店で3パック購入→《苦い真理》がこんにちわ。

 これでBFZは13パックを合計で剥いたわけですが、
《苦い真理》×3、《荒廃を招くもの》×2
です・・・。
まぁどちらも単価は安いとはいえKP高めですし、シングル購入予定だったからいいんですがね・・・。
なんだか《苦い真理》を使えという無言の圧力を感じますなw

 引き換えエクスペディションどころか神話レアも零枚とはこれいかに・・・。


そろそろ新カード雑感も復活させる予定。


OWG雑感)その4 新リンヴァーラなど
OWG雑感)その4 新リンヴァーラなど
OWG雑感)その4 新リンヴァーラなど
皆さん、こんにちは。しもべです。


 とりあえず前言通り、新カードの雑感でも続けていきます。
まずは新キーワード/メカニズム
・「怒涛」
:スペルをキャストしている事で代替コストで唱えられるスペル。
CMCが軽くなるのか効果が追加されるのか、その両方なのかは不明ですが、その両方であるのが望ましいですね。

 基本的には重く効果が大きい物にはマナソースを当てたいです。軽めのものなら元々の軽いスペルを合わせていきたい。一度の行動に対するコスト(マナと最低2枚の手札)を考えると打消しや妨害に対するリスクが大きいので対処出来るようにしておくのも望ましい。特にハンデス系は露払いが出来るので理想的。
 単にスペルを重ねたいだけなら0マナスペルが有ると望ましい。《ギタクシア派の調査》や《魔力変》です。



・(C)
:色々な所で言われていますが、これまでのマナシンボルの表記の(X)との区別が面倒になりますね。
表記がかなり手間になります。

 しかし、既存の価値に変化を促すと言う試みは個人的には歓迎したいです。
使えるかどうか判らないキーワード能力よりもそれまでに散々従ってきたルールそのものに新たな部分が生まれますからね。φマナしかり信心然り。
領域を広げる墓地・追放領域利用は際限がないので好きではありませんが、これはその範疇外です。

 これまで完全に色マナの下位交換だった無色マナに相応の意味が出てくるわけで、古いカード達にも新しい光が当たりますから、環境に変化を齎しやすい。特に私の戦場のLegacyでは《不毛の大地》をはじめ凶悪な無色ランドや《古えの墳墓》や《厳かなモノリス》等の無色ソースが多数存在するため悪用できそうです。本来はデメリットと天秤にかけるはずのものですが、Eternalでは最初から入っている無色ランドの価値向上なので殆んどリスクなしです。後は実用的な部類が出るかどうかですね。
 《不毛の大地》はマナソースとしては望まれていない分、2マナランドに加えて《魂の洞窟》や《ミシュラの工廠》の価値は引きあがる気がします。中~低速になりがちな《燃え柳の木立ち》や《リシャーダの港》なども。
また、どこまで現実的かは別にして《堆石堤》や全景サイクルも価値がやや向上しましたね。フェッチランドの中でも(1)を自力で出せるマナ能力持ちですので、そのまま(C)に当てる事も出来ます。前者は基本地形なら何でもいいので《荒野》もサーチも可能。しかしマナが起動に掛る分面倒ですのでまぁ現実的に使われる事も無いでしょうね。
タップインが許せるなら《クローサの境界》や《無限地帯》もいいですね。

 後は使える札が有るかどうかですね。
楽しみです。



・「支援」
:「支援X」は最大X体を対象に+1/+1カウンターを置く能力。
X部分は自分で変数に出来ないとはいえ、実質《生育》がただで付いてくるような物です。例えばX=2なら3マナ相当がキーワード化しているわけですから。因みに全体に置く事になると《ティタニアの加護》の4マナ相当です。
なので本体の効果にも依りますが概ね抱き合わせで見てもコストパフォーマンスは良いと言えますね。

 が、そもそも場に生物がいなければ何の意味も無い能力。
もっと言えば場に複数の生物がいなければ価値が大きく減衰する事になります。正直2体程度でもやや不安定なのにX≦3以上とかかなり難しい範囲です。X=6の《林鹿騎兵隊》なんて無駄の権化とも言えそうなカード。
基本的には面展開をする為のデッキで使う事になりそうですが、何処まで行かせるか・・・。



・「盟友」
:構築におけるタップ能力のリスクの大きさは散々知られていますが、何故かコイツは自身ともう1枚の2体を要求します。
限定戦でも苦しいぞ・・・。



・《戮力協心》
:優秀な相棒は《ドラゴンの餌》や《軍属童の突発》等ですね。
餌→《戮力協心》等は限定戦でも結構な威力を発揮しそうです。構築編では《搭載歩行機械》《毅然さの化身》《鼓舞する呼び声》等が使えそうですね。
 軽量展開するWeenieも有るのでそれらで一定の可能性が有りますが、コンバットトリックに使えないのではなぁ・・・。
まぁ素直に化身や餌と合わせるべきかと。
 しかしこの手の効果を見るにつけ、ますます新ニッサの弱さが引き立ちますね・・・。
なんであれなんや・・・。
誰得?



・《岩屋の装備役》
:新しい装備品関連生物。
装備している生物に対するロードと、その生物が死亡時に1ドローの補填が付きます。

 ロード能力は面白いですが、装備品自体が面展開と相性が良い物ではありません。装備品も数を並べる物でもありませんのでロードと言う側面はほぼ期待できません。最大で2体程度で普通は1体でしょう。
 そもそも単体では機能しない事態でかなり微妙です。悪まで装備品が並んでいて且つ装備されていなければいけないのでかなりハードルが高いですよね。その上装備品が安定して装備できるとは思えないし、それが出来ているのなら大体勝っている・・・。
 しかし最低限あっても損ではない。
特に装備するだけではサイズを修正できない《梅沢の十手》の初撃やそもそも修正できない《稲妻のすね当て》には価値が高めです。特に後者は「被覆」で保護できるためエンジンとして機能しやすい側面も有りますので尚相性が良い。

 生物が付いてくる「生体武器」とも相性が良いですね。
《皮剥ぎの鞘》は1マナ2/2になりますし、《迫撃鞘》も1/2+砲撃と面白い。

 で、本命のドローエンジンの方ですが、生物の死亡時にドローというと《頭蓋骨絞め》を思わせますが、こちらはドロー枚数は半分。悪まで補填ですね。
何と相性が良いかは微妙ですが、エンジンなら最低限生贄手段が欲しい所。「生体武器」は外さないといけない、同じく《融合する武具》も外れて誘発で死亡するのでこれではドロー出来ない筈?とすると単体で生贄が付いてくる《迫撃鞘》か亜種である《猛火の松明》程度ですかね実用的なのは・・・。
なので装備品の他にも生贄手段が無いと難しいでしょう。
ただでさえ装備品も揃えなければいけないのでより苦しい。エンジンとして見ても結構リスクばかり高いですね。
なのでこちらも非現実的。

 それでも、これまでには無い能力なので幾らかの可能性は有りますね。
《純鋼の聖騎士》の様に専用のデッキ(大量の軽量装備品を用いる)が組まれる可能性が無いわけではありませんから。というか、そのデッキをもう少しBeatdown寄りにする構築なんかでは行けるかもしれませんし。
 後は、「コー」で装備品関連なので「Equip」でも何かできるかも。
《コーの決闘者》なんかは特に修正の価値が有ります。《武装の達人》なら達人を装備品でボーナス修正をしつつ、達人の効果で装備役も含めコー全体を+2/+2と大幅強化できるので装備品の数が足りないという欠点も補えますね。
 コンセプトに賭けるなら《浸透のレンズ》を装備し、ブロックされ死亡で3ドロー!!とする方法もありますがねw


 ちなみStdでは正直、肝心の装備品そのものが死んでいるためほぼ終わっている扱いだと思います。
軽い装備品が無く、実用的なものはもっと少ない。それが場に無ければいけないのだから構築の使用も無い。
生物を使ったドローのエンジンを考えるのなら素直に《息詰まる忌まわしきもの》か《不気味な腸卜師》を使うべきだと思います。



・《ゲートウォッチ招致》
:ついに出たPWを直接サーチする札。
しかし3マナSocとかなり重たい。まぁアドエンジンのサーチなので軽くすると危険ではあるのですが・・・。

 とりあえず3マナを使って(恐らくほぼ1ターン分のマナ)テンポを大幅に失った上で次ターンに出しても1度アドを取る程度では割に合いません。安定的にアドが採れるような状況に出来る事や、強力なPWがいる事が前提になるはず。
そう《太陽の勇者、エルズペス》の様な凶悪なやつ。
《精霊龍、ウギン》は素晴らしいですが、ウギンを出す様なデッキでこの札を入れる暇が有るなら妨害かマナ加速を優先しますよね。《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》も強力ですが、3マナのテンポロスをしてまで出すカードでもない。生物を出すしか仕事が出来ませんからね。
 もしかすると6マナの新チャンドラを使ったヘビーコンに可能性を残しているのかもしれませんが・・・。《龍語りのサルカン》と合わせて、単体除去/盤面掃除を使い分ける事ができ、加えて打点にもなるのでこちらは可能性が有りそうです。
他の干渉札のサポートが必要になりますが《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》も中々ですね。

 しかし環境最強と言われる《ヴリンの神童、ジェイス》に全く関われない(関わったとしても重たいですが)ので正直PWサーチとしても失格では?


 と言う事で如何に優秀なバカKPを誇るPWが在るかと、高い盤面掃除札が有るか?に懸かってくるはず。
ハードルが高すぎるのでまぁ難しいですね。



《保護者、リンヴァーラ》
:RoEから還ってきたリンヴァーラ。
原本の方がModernやLegacyでお高くとまっています。

 性能面ですが、宛ら《機を見た援軍》の如く不利な盤面を支える札です。
ライフが劣っていれば5点ゲイン、生物数で劣っていれば3/3飛行の天使を場に出せます。
全てを得る事が出来れば6マナ8/8(5/5+3/3)飛行5点ゲインとかなり優秀ですね。即勝てる能力ではないとはいえ、除去にも強く戦闘にも強い面展開で、打点も高め。
本体の除去耐性こそやや不足していますが最低限ありますのでControlのフィニッシャーに向いていますね。

 しかしその真価を発揮できるのは悪まで負けている状況限定
勝っている状況では《マハモティ・ジン》にも劣ります。
まず最初に挙げた《機を見た援軍》ですが、これは軽さが有ってこそWeenieやBeatdownに対して価値が有ったわけで、保護者ではどう考えても間に合わないので、結局他の札が必要になります。その意味では対Beatdownでは役不足です。他の札でサポートできれば~と言う補欠合格レベル。
またControl対決では除去耐性の欠如と、ボーナスの獲得の難しさからかなり非現実的な性能になります。
なので弱くは有りませんが、悪まで相手依存の札ですね・・・。

 しかし相手依存と言うほど弱すぎる訳ではありません。
上記の援軍などと違い、最低でも6マナ5/5飛行。勝っている状況ならそれこそこれだけでも十分でしょうし、維持できれば普通に勝てる打点です。なのでやっぱり悪くはない程度の評価に落ち着くと思います。
環境にBeatdownが多いのならControlが対抗札の一種に混ぜる価値は有ります。
 因みにMidrangeレベルで2体の生物でゲインと言うと《風番いのロック》が居ますが、あちらは「強襲」が前提な上に殴らないとゲインも出来ない。ゲイン量も不安定なので、どう考えてもControl向きではない。それでもジェイスを誘発条件に特攻させるシーンも見た事は有りますがww、やはりControl的な側面ではCipでの獲得が出来るリンヴァーラに理が有りますね。
そもそも今の環境Controlが使う劣勢に耐える札が余りありません。
嘗ての《スフィンクスの啓示》や《太陽の勇者、エルズペス》がおかしいだけですが、《龍王オジュタイ》は強い札ではありますが負けているときに出しても焼け石に水と言う事はよくあります。劣勢でこそ強いというのは《龍王シルムガル》程度で、こちらは逆転の一手になる分、竜王の除去で元の木阿弥になります。あと2マナ増やして《精霊龍、ウギン》を出せるならそれでもいい気もしますが、それはまた別の形になりそうです。なのでその意味で「耐える」というControlの本質があるフィニッシャーとして希少性がリンヴァーラには環境的にあると思います。

 可能ならライフを詰めても行きたいので、その意味では《苦い真理》や《アブザンの魔除け》、《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》など積極的にライフを使っていくのも良いですね。どれもControlで使い出が有ります。
ただフェッチランドだけはあまり使うと6マナ域への到達が難しくなるリスクを考えて調整の必要が有るでしょうね。


 LegacyのJunk型のNicFitに1枚採用しても良いレベルではあります。
WBGカラーで6マナ域と言うと《原初のタイタン》を除けば、《墓所のタイタン》や《太陽のタイタン》になりますが、前者は正直今一つ信頼性が薄い上に地を這う2/2よりも3/3飛行の方が価値が有ります。もちろん打点では比べるべくも有りませんが。後者とは使い道が異なる為何とも言えませんね。《スラーグ牙》や《包囲サイ》で十分ならWタイタン優先となりますしMiraclesを意識するなら尚更ですが、まぁこれも割と優秀なので一考の価値も有るかも。まぁデッキの基礎たる《緑の太陽の頂点/GSZ》から持ってくる事は出来ないですし、《激情の共感者》を経由するとCreボーナスが得にくくなるので、見た目ほどの適合性は無さそうです。


 イラストはキレイですが何かごちゃごちゃしてて、まぁのイラストの方がシンプルで好きですね個人的には。



・《鑽火の輝き》
:2マナで攻撃生物限定の破壊除去。
W札が「破壊」とか未だに違和感が有りますね。
ただ実は《ギデオンの叱責》も有るので一長一短な使い分けになりそうです。どちらも対Beatへの性能の高さは言わずもがな。ブロック生物も潰せるので叱責の方がより攻撃的、こちらは《包囲サイ》から大型まで潰せるので対Midrange~Control向き。パンプスペルを使うBeatdownにも対応できるので受け幅は輝きの方が広い。しかしお見合いになると意味が薄いので相応のリスクも有りますね。




こんなところで

レガシー)今週のSCGの結果 今は適正な環境か?
レガシー)今週のSCGの結果 今は適正な環境か?
レガシー)今週のSCGの結果 今は適正な環境か?
皆さん、こんばんは。しもべです。


 新年一発目のSCGが行われましたので早速見ていこうと思います。時間が無いので簡易で。
今回はCincinnatiにてLegacy PIQが併催されました。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/020116_cincinnati.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=01/02/2016&end_date=01/03/2016&event_ID=36&city=Cincinnati&state=OH


 優勝はDylan Donegan氏のGrixis Delverです。


以下Top16(上から順に一位~)
Grixis Delver
ANT
Miracles
RUG Delver
SneakShow
Death&Tax
Miracles
Elves
-----------------
SneakShow
BUG 続唱
Infect
Grixis Control
RUG Delver
Maverick
SneakShow
Miracles

 と言う結果です。
上3つがDelver/ANT/Miraclesと言う、今のLegacyの縮図のような結果になりましたねw
Delverは数こそ安定しませんが、割とRUG・BUG・UBRの3つが混在していますね。Player’s Championshipを除けばGrixisがSCGのLegacy部門では連覇していますが、そこまで圧倒的な勢力ではないんですよね。
 対して、一時期の勢いをすっかり失ってしまった「続唱」。
環境のパワー勝負志向の変遷を見てとれますね。
また、最近徐々にですがSnT系を跨視るようになってきています。以前までの本当に時折隙を見せたらレベルではなく数自体も増えているように思います。そろそろサイドボードへの影響が懸念される頃ではありますね。
 サイドと言えばWデッキの《安らかなる眠り》、75枚中のRUGの《四肢切断》が最近増加傾向にあるようにも見受けられます。
まぁRipは割と判りやすいですし、個人の使用感にも依る所が有るのでしょうが、四肢切断はなんですかね?そこまでするほど《タルモゴイフ》や《グルマグのアンコウ》が多いようにも見えませんが。特にメインに2枚入っている今回の結果は少し不思議。まぁ今回だけならそれだけなのですが、デッキとして増えているように見えるんですよね。はて?

 しかし今回は上手くばらけているのが印象的。
MUDやLandsこそいませんが現在のLegacyのデッキの大半が詰まっている状況で、今回程ではありませんが最近はばらける事も多い。そう考えれば良質な環境と言えなくもないですね。



 さて、ここからは個人的に気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=97059
一位、Dylan Donegan氏のGrixis Delverです。

 最近リストが固定化傾向にあったGrixis Delverですが、このリストは割と特徴的ですね。
メインから《ヴェンディリオン三人衆》を入れる形になっており、対Combo/Miraclesへの耐性を強めています。また《グルマグのアンコウ》の2枚目を取っており打点や戦闘力に注力している様子です。

 同時に《もみ消し》が抜かれておりその枠に《呪文貫き》2枚、《二股の稲妻》2枚が追加されています。これもそれぞれ妨害と打点の強化に繋がりますね。《もみ消し》を抜いて妨害札を増やす、Cliqeを入れるなどまんまRUGと同じ様な形の変質を仕方をしているところが面白いですね。
 二股は最近の面展開に対応してきた形なのか徐々に数を増やしていますね。0枚のリストも少なくは有りませんが多ければ3枚目まで取っているリストも有りますから。《若き紅蓮術士/YPM》等の関係上スィーパーを使いづらく、あえて使うなら《Fire Covenant》になってしまいますが重いですからね。

 サイドにも《コラガンの命令》《苦い真理》が其々入っており、よりアドの取れる重量系を備えています。
全体的にミラーを意識し、妨害よりもデッキパワーを上げている形に見えますね。RUGから《もみ消し》が消えた経緯を思い出します。まぁ幾らYPMが居ると言ってもデッキパワーの低下は抑えられませんからね。

 その代わりなのか入っているのが《冬の宝珠》。
対Combo性能は兎も角Manadenialと言う戦略自体を捨てきっているわけでもないようですね。
因みにこの《冬の宝珠》は主にRUGですが数を僅かですが増しています。《もみ消し》型に還ってきているDelver系ですが、それをより伸張しようという訳ですね。まぁやるなら徹底した方が効果gは挙がりますが、これはどうでしょうね。
この先もこの手の変化は楽しみです。

 よく判らないのが《汚損破》2枚。
元々の対Atfは妨害にも強い《古えの遺恨》で、それも1枚あるかどうかですが、何故これは《汚損破》が2枚なんですかね・・・。
よく判らん。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=97048
12位、Tariq Patel氏のGrixis Controlです。

 同じGrixisでもこちらはControl。
元々数は少なかったのですが探査ドロー後は全く見なくなっていました。まぁDelverと異なり《もみ消し》を採用するわけにもいきませんからね。
と言う事で久々のリストです。

 特徴的なのが、上述のDelverのサイドに有った《苦い真理》《コラガンの命令》をメインから採用しており、これらで探査ドローのアドの代わりとしているところです。よく探査5枚分の《宝船の巡航》と評される《苦い真理》ですが、ライフロスの関係とやはり固定3マナの重さからそのまま代用される事は少ないのですが、このデッキでは明確ですね。
 しかしよく判らないのは《死儀礼のシャーマン/DrS》を採っていない事。
マナの調達は色と加速の両面だけでなく、ライフゲインでもサポートできるはずです。特にControl型はメインから《陰謀団式療法》を入れる事が特徴でもあり、このリストもそれに則っているわけですが、その上でDrSを採っていません。ただでさえDelver型に比べ《秘密を掘り下げる者》を抜くので生物数が少なくなるのに、DrSまで抜いて良いんですかね?と言うよりどういう意図なのかがよく判りません。
生物自体も計7枚と非常に少ない。その分スペルが33枚と多いのでYPMのTokensには繋げる事が出来るのは事実ですが・・・。

 もう一つの特徴はカウンターを極力抑えているという事。
Control故に《目くらまし》は採用しないので《Force of will》を除けば僅か2枚、合わせても計6枚です。もう少しあるのが普通ですが、かといってハンデスも《コジレックの審問》1枚のみ(まぁセラピーの4枚目まで取っていると言えなくもないですが)。全体的にはそれらのスペルの妨害ではなく、ドローと盤面干渉に力を入れているような形ですね。
これも上述のDelverと同じ方向性です。それが今のトレンドなのですかね・・・。




 さて、本日はここまで、です。
冒頭でも述べましたが、簡易です。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。
何処かでこの文章がお役に立てば幸いです。





OWG雑感)その5 ミシュランの3種
OWG雑感)その5 ミシュランの3種
OWG雑感)その5 ミシュランの3種
皆さん、こんばんは。しもべです。

OWGの続き続き。
・《鋭い突端》
:みんな待ってた?ミシュランのボロスカラー。(2)(W)(R)で2/1に段攻撃に生物化。
まぁ予想の範囲内と言うか予想通り過ぎて草も映えないと言うか・・・。UGといいBWといいRtRブロックの《魔鍵》シリーズまんまなのですが・・・。

 で肝心の本体ですが、実質5マナとかなり重い部類ですが、打点4なので《天界の列柱》や《怒り狂う山峡》と並んでミシュランとしてはかなり高め。一応ブロッカーとしてもタフネス2まで一方的に倒せるので役立ちます。
しかしどうにもその2種と比べると重い割に単体では安定性に劣る。なのでより価値を発揮するためにサイズ強化の併用手段が欲しいですね。

 起動能力の側面に対しBorosと言う色の割にどう考えてもBeatdown向きではない・・・。Midrangeですら扱えるか怪しい所です。
なので低速Midrange~Controlに割り切った方が良さそうですね。そんなデッキあったっけ?


 と言う事で使うのなら中~低速デッキのアタッカー兼ブロッカー。しかし一応それらを作る事は可能ですね。
そう、《次元の激高》を使ったControlです。丁度これを使うとブロッカーを吹き飛ばせるので一方的にミシュランを奔らせる事が出来ます。また、マナが伸びた暁に覚醒でサイズを強化する事が出来るのも良いですね。覚醒できれば強力なフィニッシャー級です。
《コジレックの帰還》も悪くない。其々で序盤と中盤以降で使い分けも出来ますからね。
マナを掛けずに強化する方法も相性が良いので《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の[-4]や《真面目な訪問者、ソリン》の[+1]ともとても相性が良いです。《栄光の頌歌》の様なクルセイド系も有ると良いのですが、現環境には無いですしね。
 他に手軽な所だと撤退シリーズですかね。マナを伸ばす観点で土地を置きやすいですし、選択的に選べます。特に同色の《ヴァラクートへの撤退》はパワー強化で8打点又はブロッカー排除とかなり強力な部類です。
《ハグラへの撤退》は接死+先制攻撃になれるのでサイズ無視の戦闘が出来る点とドレインの時間稼ぎが便利ですね。《カザンドゥへの撤退》も似た様な物。


 ↓環境ではBorosカラーのMidrangeは有るので一応可能性はなくも無いと思います。しかし最大の問題はこれらになると《血染めの月》や《月の大魔術師》を入れる事でしょうね・・・。
 利点は中速に《遍歴の騎士、エルズペス》が有る事。
[+1]で+3/+3飛行を付与できるので、その場合は5/4飛行・二段攻撃。2発でゲームに勝つ
ことが出来ます。中速デッキのフィニッシャーとしては十分でしょう。《神の怒り》やRのスィーパーも有りますし。
 Nayaカラーにするのなら《貴族の教主》も扱えますね。マナ加速で重さを緩和しつつ「賛美」で二打点をサポートできます。まぁサイズ的な安定性を考えると《怒り狂う山峡》の方が良いですが、探査生物等を乗り越える事はまぁ一つの利点ですね。しかしどの道マナベースの優先度的にG/R>>W/Rなので優先する事は無さそうです。

 こう考えると重い分の能力は有ると思えますね。
単体では兎も角、併用札を考えればハイエンドな性能と言えます。



・《風切る泥沼》
(´;ω;`)
B/Gのタップインミシュラランド。
3マナで2/2接死の《短刀背のバジリスク》になれます。余りに予定調和過ぎて草も生えない・・・。
絶対やめてくれと言った物がここに正に顕現しましたね。ハハハ・・・・(´;ω;`)ブワッ

 とりあえずStdで考えれば、Midrange~Controlレベルの中量級以上の生物を使うデッキが多いため、相応の抑止力となる事が出来ますね。KTKが落ちた後は不明ながら、それが落ちるまでは優秀中量級生物に溢れているため、価値が大きいでしょう。
 ただ速度が足りないのは事実なので環境が余り早すぎると難しいですよね。ここはまぁ不鮮明ですが。現環境でもControlのフィニッシャーが飛行を抱えている点は割とブロッカーにとっては致命的ですかね。
もっと気になるのは最低限の2点火力でも落ちてしまう点ですかね。つまり環境の軽量除去の殆どで除去されるという事なのであまりブロッカーとしての信頼性も高くないかもしれないですね。まぁ3点除去が増えるようならそれも大した差はないのかもしれませんが。

 Modernでも生物戦が主流であり、かつミシュラランドも十分に使われている環境のため、相応に使われる可能性は有るはず?
《タルモゴイフ》にしろ探査生物にしろ。同じく防御的な《活発な野生林》も有ります。《稲妻》に耐えパワー3のフライヤーを受け止める事も出来るため一長一短ですね。JundやBUGなら其々攻撃的な性能のRGやUBとの対比になる為より選択肢として考慮できるはず。
 という事で考慮の一因とはなるはず。それでも使うかと言われると疑問符が大きくつきますが。

 で、私にとって肝心のLegacyではですが、まぁ正直まるで採用に値しない能力です。
もともとBG系は対生物に於いてはとても長けているデッキであり、わざわざそこを補強する必要性は薄く、それをしようとしてもこんな重たい物は要らない。採用するにしても環境的な枚数の多いであろう《稲妻》《秘密を掘り下げる者》に耐える事が出来る《活発な野生林》の方が遥かに扱いやすい。ライフロスを緩和できたりダメージレースを優位に進める事の出来る《乱脈な気孔》を上回っているとも思えない。
 そして接死の価値の薄さと重さに対して打点の低さから対Controlに置いても強みは薄い。
今の所Junkに置いては何一つ強みが有る様に見えませんね。
敢えて言うならB/Gと言う色を出せる事ですが、それはミシュランにおける絶対基準でもない。2色出る時点で十分ですからね。

 「接死」と言う伸び白の無い能力なのも面白味が無い。
例えばStdで言うなら「覚醒」でサイズを強化する価値がほぼありません。それはEternalでもほぼ同じ。敢えて言うなら「先制攻撃」を持たせたり「ティム能力」を付与したりですが、起動能力の重さを考えれば相性が良いと言える類の札がほぼ無いんですよね・・・。


 と言う事で散々な結果です。
まぁこの手のカードデザインがある程度きめられたうえでのサイクルにおいてBGは基本日陰ですからね。まぁ、こんな事だろうと思っていましたよ(´;ω;`)ブワッ
期待なんてこれぽっちもしていませんでしたよ・・・。
本当だよ?
まぁ纏っている丸さは疑いようも無いので、それなりに使われるでしょう。



・《さまよう噴気孔》
:最後に登場したURのミシュラランド。
能力は4マナ起動で1/4+「(0)マナでP/Tを入れ替える」と言うもの。なんでこっちはルーターと言う予想は外してくるのにBGは接死なんや・・・。イゼット団やからか?
正直実質5マナ掛ってしまう点を考えると極めて高いハードルが有ります。何せUもRもInsで構える事が重要になりがちなデッキですからね。特にカウンターを構える必要性を考えればアタッカーとしては難しいと言わざるを得ません。
しかし《稲妻》に耐え《突然の衰微》を無視できるそのサイズは頑強で、ブロッカーとしては優秀です。またSocが効かない点まで加えれば劣化《方解石のカミツキガメ》とまで言えそうであり、そこまで考えればそこそこに使える札なのかもしれません。亀は起動にマナが掛らなかったとはいえ非常に優秀な札でしたからね。

 起動マナこそ重いものの、盤面が空いていればパワー4のアタッカーとかなりの圧力が有るのも事実。
対Controlでも対Beatdownでも使い道のある札と言えそうですね。
Modernではそもそもこれより重い《天界の列柱》が使われている事を考えれば、起動マナ的にもギリギリの範疇に収まるはず。実質5マナ起動は同じながら遥かにKPが劣るのはご愛嬌ww
しかしその分色的に攻撃的なデッキを組みやすいのは事実ですし、《瞬唱の魔道士》を考えればどのみちマナも伸ばすのでまぁ適合はするはず。
 因みに中量級のマナ域で「エレメンタル」なので《波使い》での強化も可能です。
U信心tRみたいなデッキもアリかもしれませんね。流石に《海の神、タッサ》の起動能力と合わせるのは難しいかも知れませんが・・・。

 また起動マナが重いのは事実ですが、土地枠ながらパワー4を達成できるため「獰猛」とも非常に相性が良い。
《頑強な否認》は特に優秀で自身を護るだけでなく、非生物スペルをシャットアウトし、抜け落ちた生物は自身で受け止める体制を築く事が出来ます。

 Stdは知らん。
LegacyはUR CounterBurn(Control)で僅かながら可能性がある様な気がしないでもない。
圧倒的に重いのは事実ながら優秀なサイズであるのでミシュランに出来ない事が出来るのは事実。特に間延びしやすいゲーム展開になるので対Controlに強いのは有り。しかしそこだけなら最初から《ミシュラの工廠》で補えてもいますがね・・・。
マナ基盤を整える事が出来るのは売り。後は打点の高さが驚異的なので《行き詰まり》を強要しやすい点なんかも有りますかね?

 (0)マナの起動能力である為、起動する度~と言う類の誘発系効果の札ともシナジーを組めます。
まぁネタ臭満載ですがねww

 と言う事で重いながら、相応に強く、且つ遊び甲斐も有る優良札だと思います。
しかしまさか《回れ右》とはなぁww



・《オラン=リーフの廃墟》
:廃墟と化してしまった嘗ての《巨森、オラン=リーフ》。
その名残として場に出た生物の強化は出来ますが、G生物からC生物限定になっている上に対象は一体のみとかなりKPは落ちています。生み出せるマナは(G)→(C)になった上に、そのくせタップインは変わっていません。
 しかし起動にマナが掛らない上に場に何枚も集める事で中盤以降の生物をしっかり強化していく事が可能となっています。2枚程度集める事が出来れば小型も十分後半に通用するサイズになりますから。

 とりあえず一緒に使え使いてある《搭載歩行機械》は素晴らしい。
これを経由する事で(1)マナ少なくカウンターを乗せる事が出来るので3マナから2/2でアドバンテージを拡張できます。
 後はLegacyにある無色型Affinityなんかも可能性ありますかね?
《電結の荒廃者》は当然として《大霊堂のスカージ》とかも1つ強化できるだけでずいぶん異なりますからね。そして何より大きいのが《墨蛾の生息地》を恒久強化できる点。流石に5発で勝てるのなら打点強化の価値も有ります。

 G専用だった嘗てから色マナを生み出せなくなってしまっていますが、まぁ元々専用機であったのは事実でこれは無色専用になったと思えばそれなりですよね。



OWG雑感)その6 騒がれてる理由がよく判らんもの
OWG雑感)その6 騒がれてる理由がよく判らんもの
OWG雑感)その6 騒がれてる理由がよく判らんもの
皆さん、こんばんは。しもべです。


 基本的に電波を受信し発するジョニーな私ですが、常に病にかかっているわけでもなく時折ふと我に帰る時もあります。

 ここ数日はかなり盛り上がっているOWGのプレビューですが、騒ぎ過ぎでは?とかそれ違わない?と思う者もチラホラ。
最初から電波とばすつもりのヘンテコ評価をしないとまた考え方も変わってきます。

・《嵐追いの魔道士》
:2マナ1/3速攻・飛行・果敢とアフォみたいなスペックしています。
しかしだからと言ってこれがLegacyのURx Delverで入る、これで勝つる!、《僧院の速僧》を超えた!
とか聞こえてくる評価が全く分からんです。

 《僧院の速僧》が強いのは1マナと言う圧倒的な軽さとその割に標準以上の打点を持っている事です。
それを考えるとコイツは全く別物。
2マナと1マナの差はLegacyに置いては天と地の差です。相手のカウンターの容易さも違いますしManadenial(する/される)でも違ってくる。クロックパーミッションとして構える事が出来るかどうかも違ってくるし、除去される場合の差もかなり大きい。《稲妻》にこそ強めですが2マナのCMCのお陰でスペルを使って果敢を誘発させる余裕は減ります。《突然の衰微》では確実に対処され、2マナ故にテンポ差も稼げない。《剣を鍬に》では確実にテンポロスで《稲妻》以上に対処が難しくなる。
 時期的なブロッカーの有無は回避能力持ちなので一長一短。
とは言え飛行は希少という点は大きなウェイトが有ります。

 また、打点の低さも気になります。
速僧は上述の様に単体でも最低限の打点を確保し、1枚でもスペルを使えれば非常にマナレシオに優れた打点になる事が出来ました。対してコイツは2マナでパワー1。1枚足してもパワー2で不十分。徹底的なマナレシオが求められるクロックパーミで熊レベルでは満足できず、するとやっと合格ラインは手札を2枚以上使った場合。そんな余裕あります?
当然ここでもCMCの問題は出てくるので速攻からの打点強化も活かしづらい。除去に弱い点も響きます。勢い勇んで強化した分を《突然の衰微》された場合ゲロ吐きそうになりますし。


 確かにスペックの高さに疑いの余地は有りませんが、2マナ域に採用するのならより強力な札も有るような・・・。
《若き紅蓮術士》は他の札を使った守る・攻めるの両挙動がアドバンテージと打点に繋がりました。セラピーとの相性も有りました。《タルモゴイフ》は圧倒的なマナレシオ。
こいつはそれらに比べると単体のKPも併用時のKPも遥かに劣る気もします・・・。

 じゃぁ何が強いのか?と言うとやはり飛行を持った速僧と言う点でしょうね。
つまり脆い反面、強化分を相手に叩き込みやすいと言う事なので、一部で言われている《強大化》等の対象にはもってこいと言えます。しかしその場合確実に(U)(G)(R)の3色が必要になってしまうのが辛いですね。

 Uが入ってくるので《Force of Will》で切る事が出来る利点はありますが、同時に《紅蓮破》《赤霊破》で問答無用で除去されるデメリットもあるので一長一短ですね。


 因みに「《ニヴメイガスの精霊》」デッキにおける+《天主の勢力》の新たな候補として個人的には期待しています。付けただけで3/5飛行被覆速攻果敢で、そのターンは4/6ですからね。
後は《よじれた映像》とのシナジーは速槍よりも上と言えますね。



・《難題の予見者》
:各地で新しい《ヴェンディリオン三人衆》!と騒がれているコイツ。
強いのは間違いないですしスペックが極めて高いのも事実ながらその評価も今一つ納得しかねるもの。

 確かに抜いたハンドを相手に戻さないという点ではCliqeと類似性を見出せます。
が、Cliqe最大の強みは「瞬足」で相手のハンドを見る事が出来た事です。《実物提示教育》のキャスト時に、《終末》《天使への願い》の誘発時に、《霊気の薬瓶》《石鍛冶の神秘家》《騙し討ち》の起動時にスタックで相手のハンドをブッコ抜き、相手のメイン前に相手のハンドを検閲して相手とメイン入るを言った言わないの火種を作る「瞬足」こそが最大唯一の強みだと思います。
打点として見ても疑似速攻な上に回避能力持ちなので対ContolにもPWにも強く、《Karakas》での毎ターン検閲と言う嫌がらせ戦法も保有しています。

 それを考えるとコイツは相変わらずのSoc挙動。
当たり前でCliqeがおかしいだけですが。
そして4マナからのハンデスと言う遅さもかなり目に付きます。Stdは兎も角ModernやLegacyは全体的に軽い分、ハンドのスペルは基本的にどんどん使われるのが常。悠長に4ターン目に検閲しても大した札が残っていないなんて珍しくも無い。ハンデスを中盤以降に引くと弱いと言われる所以で、これも相手の展開にかなり依存しますが、Eternalの4t目のハンデスが強いか?という期待値は低いと言わざるを得ません。
何より4マナ掛けて行う動作が4/4とハンデスでは極めて地味と言わざるを得ない・・・。勝てる能力とは言いづらい。

 じゃぁ弱いのか?と言われるとそんな事も無い。
どう考えても強いといえます。
また長くなるので、強いと言える部分は別の機会に挙げますがスペックは間違いなく高い。
しかしCliqe!!と言う騒ぎがよく判らん。
どう考えても《潮の虚ろの漕ぎ手》の強化上位種。どのくらい違うかと言うと《稲妻》と《炎の斬りつけ》ぐらい別物に見えています。



 其々間違いなく高いスペックを持っていますが世間の狂騒に今一つ同調できない2枚。
私が彼らの思考言動を理解できていないだけですかね?
まぁ私は下段は兎も角、Delverなんて使わんので本職の方達の言ってる事の方が正しいとは思いますがね。



OWG雑感)その7 ポルナレフしちまったぜ
OWG雑感)その7 ポルナレフしちまったぜ
OWG雑感)その7 ポルナレフしちまったぜ
皆さん、こんばんは。しもべです。

 更新できなかったのでいつもとは違うタイミングで。
と言うかカードの出るタイミングが早すぎて、雑感が追い付かん。


《次元の歪曲》
:まさかの還ってきた《名も無き転置》。
「多相」を失った代りに「欠色」を得て、どんなデッキでも使える2マナInsの3点除去となりました。《よじれた実験》から続く除去と強化の兼用と言う汎用性と、余り最近は見かけませんがプロテクション(色)を無効化できる事で除去として更に価値が出ています。

 Std環境的に軽量除去が薄いので、それがどこでも使える可能性を残している以上、大きな変化を齎しそうです。《カマキリ乗り》《始まりの木の管理人》等を落せればかなり大きいですね。
上述の様に中型以上ならパンプスペルでも使えるので《包囲サイ》や《風番いのロック》《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の[0]など中型の優秀生物も多数いるのでKTK環境では特に活かし易い筈。ただ《包囲サイ》や《放浪する森林》などはただでさえ多色化しているにも拘らず実質4色目を要求する事になるのが苦しいですね・・・。
 Controlでも序盤の隙を埋める札として環境次第ですが使えそうです。
特に《龍王オジュタイ》《龍王シルムガル》などは最後の詰めをする場面に役に立ちますね。
Bigmanaでも《面晶体の記録庫》や《予見者のランタン》+土地1枚からの動きが出来るのも有難いですね。マグロにならずに済む。
 しかし「アタルカレッド」の様なパンプスペルを使うデッキや「果敢」で強化能力を持っている生物相手には友情コンボで自分の首を絞める可能性があるのは怖い所です。

 パワーを上げる以上特に重要なのが回避能力なので、他にも探せばいい物が有るはず。
ギリギリの軽さとフェッチランドの可能性から、上陸デッキで除去兼強化として《噛み付きナーリッド》や《僧院の速僧》等でも使えそうです。
ネタデッキでは無色デッキなんてのも有りますがね。《コジレックの歩哨》だと2マナ1/4で、無色スペルでパンプも出来ます。《荒地》が多数並んだ状態で《荒地を歩くもの》を突撃させたりとかww


 ただ↓環境でも非常に大きな価値が有ります。
取り敢えず無色なので《刻まれた勇者》を除去できるModern。それだけでなく除去の無かったMUD・Tron・PostにUやG信心など幾らでも採用できる余地が有ります。除去に制限が付く《タイタンの存在》よりも遙かに使いやすい。
 また《古きものの活性》から本当の意味で除去を調達できるようになりました。
StdだけでなくEternalでも存在意義のある札だと思います。



《歪める嘆き》
:驚異のエルドラージチャーム。
小型除去/《被覆》/エルドラージ末裔Token×1体のモードを持つIns(1)(C)スペル。
取り敢えずどのモードも腐りにくいわけですが、ここに加えて末裔を使った次のターンの不安定マナソースでもあるので実質的には4つのモードを所持している事になります。
《セレズニアの魔除け》と《ディミーアの魔除け》を足して2で割ってエルドラージ風味にしてある感覚です。

 こいつはぶったまげちまったぜ・・・。
まじポルナレフです。
個人的な感想ですが、現状公開されている中で最もEternalへの影響力を持つ札に思えますね。実際は判らんけど。


 とりあえず影響力が小さいであろうStdで見ても序盤の《ヴリンの神童、ジェイス》やその他のBeatdownの初動を捌く事が出来る札です。それも無色なのでどのデッキでも扱えます。
一応追放なので昇華者との相性も良いです。
Bigmana的な観点でもブロッカーやカウンターも有用ですが、除去兼マナソースになるのが大きいですね。《面晶体の記録庫》や《予見者のランタン》+土地1枚から繋げる事で、次のターンにもう+1マナ。つまり記録庫の場合は最大8マナのキャストになるわけですね。
正直BFZの《墓の出産》は大層芸の細かい札だと考えていたのですが、これはその非ではありませんね・・・。


 しかし、その真価はEternalでこそです。
まず小型除去の除去範囲が圧倒的に、圧倒的に、広くなります。Modernでも《闇の腹心》や《やっかい児》/《詐欺師の総督》など色々居ますが、Lgeacyではさらに広い。《死儀礼のシャーマン/DrS》《若き紅蓮術士》《ルーンの母》(無色なのでプロテクションは無視)《スレイベンの守護者、サリア》《渋面の溶岩使い》に変身前の《秘密を掘り下げる者》《イチョリッド》など。Cip持ちも含めれば《石鍛冶の神秘家》《瞬唱の魔道士》《悪意の大梟》《ヴェンディリオン三人衆》等々。
後はElves・D&T・Maverick・Infect等デッキの大半が小型と言う生物デッキもそれなりにいます。Modernはかなりここから数を減らしますがAffinityには多数効く生物はいます。
もう環境に存在する5~6割に対処出来るのではないでしょうかね?

 打消しは《被覆》の有用性を考えればいくらでも対象が有る事が判ります。
ANT《炎の中の過去》《冥府の教示者》《闇の請願》、SNT《実物提示教育》《紅蓮地獄》、それらに入る得る《燃え立つ願い》に、Reaninator《再活性》《死体発掘》《実物提示教育》、Elves《自然の秩序》《垣間見る自然》《緑の太陽の頂点》、Dredge《戦慄の復活》《打開》
Modern:《風景の変容》《古き物の活性》《森の占術》《粉砕の嵐》《忍び寄る腐食》
と言うかComboで重要なSocを使っていない物を探した方が早いぐらいです。
それ以外にもMiraclesの《終末》《天使への願い》、その他にも《祖先の幻視》《毒の濁流》《Hymn to Tourach》《苦い真理》等々。
 Insに比べ重い代わりにKPの高い札が多いためアドが採れるかComboのフィニッシュまたはそれに繋がる系が大半。非常に価値が高いです。
まず腐るという事も無いでしょう。

 最も使用頻度が低いであろうTokenも瞬足生物なので奇襲性は有ります。
タフネス1のシステム生物の安易な突撃にブロックも出来ますし、対Control/PW戦にも有効。装備品などでサイズ強化手段が有ればそのまま使えるはず。
そしてマナソースになるのでMUDやテゼレッター等の展開にも価値を与えます。
また、Ins速度で生物をだせるため《ヴェールのリリアナ》の[-2]への対処手段にもなりますね。アドは稼がれてしまってますが、それでもほかの札よりマシですし、生物をどのみち残せるので返しで落とせます。

 と言う事で信じられないぐらい多芸です。
特にカウンターを構えながら/マナソースに、除去に、生物の展開に繋げる事が出来るというのはこれまで殆んど無かったと思われる挙動を無色で出来るのです。MUDやテゼレッター、Stompyは2マナランド1枚からキャストが出来るのが恐ろしいですね・・・。これらのデッキは《虚空の杯》《三なる宝球》をすり抜けてくるComboデッキに屈託を抱えていましたが、それも多少は改善されるかもしれません。
非Uに許されざる哀しき現実に一石を投じる事が出来るようになったわけです。
LegacyだろうがModernだろうが対Comboの存在の前に屈していた非Uのデッキにも可能性が生まれてきます。
 そして以前挙げた(C)はLegacyなら割とどうとでもなるけれど、それに採用できるような汎用スペルが出るのかどうか?と言う部分を見事に回収しています。


 またこれの重要な所は「U以外にも使える打消し」コンセプトで作られた《精神的つまづき/MM》の轍を踏んでいない所です。
確かに打消し併用の便利な札ですが、MMの様な圧倒的な支配力が有るわけでもなく、(C)を含んだ2マナの重さ(これが殆どのデッキで致命的)、そしてカウンターの側面で見ればU札にはそれ以上に使いやすい物も相応にある為、Uデッキにとっては取捨選択の一つにしかならない点。除去も併用できるとはいえ2マナとして見れば質は極めて低いですしね。と言うか似たような効果でより使いやすそうな《ディミーアの魔除け》が使われていない時点でUにとっては割とお察し。
Uのデッキにとっては《Force of will》のために非Uの札を増やしたくない事情もあるはず。
 打消しを持とうが持つまいが、大半のComboデッキは其々ハンデスに《ザンティッドの大群》や《防御の光網》《すべてを護るもの、母聖樹》等々の打消し対策を備えているので、これが有れば勝てる!とか全く無いです。
打消しとしては2マナを考えれば《呪文嵌め》の価値が伸びますね。
 既存の持たざるものには新しい光となりつつも、環境を固定化してしまったMMとは違います。
多分環境を微修正する程度の影響で終わるでしょう


 環境的に使われるなら、1マナ域の生物は多かれ少なかれその威力は減衰されるはず。
色々ありますがルンママが一番の被害者ですかね?
 非Uのデッキにとっては構築も変化させざるを得ない。これまでは無かった(C)マナを調達する事に加え、より「構える」プレイングも要求されますからね。特に(C)を含む2マナは展開を著しく遅らせるので、Soc挙動の多いデッキに用いられる可能性が高い事を思えば文字通り展開を阻害しますから。マナ加速の併用や色の弊害も無い《霊気の薬瓶》を備えたりなんてのも良いかも知れません。
また、貴重な(C)マナを生む土地のプレイングも変化します。(C)を使う側も使われる側も《不毛の大地》を切るタイミングは変わってくるはずですし、同時に使う側は敢えて切らない事で相手に《歪める嘆き》を抱えていると思わせるブラフなんかも出来るようになりますね。


 そして何枚入れるのか?と言う点も難しい。
確かに多様性は有りますが勝ちに繋がるわけではありません、2マナの割に1つ1つの効果は小さいこれを入れる事でデッキが歪みデッキパワーも減衰する恐れは小さくも無い
 本格的に使おうと思うのなら現実的に無色ランド/マナソースはどれぐらい必要になるでしょうかね?
(C)が実質+1色目な上に常用のフェッチランドからの調達が出来ないのは死活問題です。3色デッキどころか2色デッキでも難産しますね。投入枚数にも依りますが、戦力として見るなら軽量キャントリップを持つUでも《不毛の大地》4枚では足りない。それ以外なら最低6枚、可能なら8~10程度が必要でしょうかね?もちろんサイドから1~2枚程度の納入ならその限りでもないでしょうが。
最初から入っている無色デッキやStompy・部族・D&Tでもないとかなり辛い。Gと言うなら本体の調達も兼ねて《古きものの活性》はかなり使いやすいはず。

 個人的には構築次第で勿論十分使っていけると思います。
Junkでも《聖遺の騎士》から《すべてを護るもの、母聖樹》の動きは元々考えていたのですが、それを使う事でほぼ確実に《被覆》モードを機能させる事が出来るようになりますね。勿論《法の定め》とかでも良いわけですが。ミシュランの追加もそうでしたが、KotRにとっては朗報で、デッキ的にも苦手なMiracleへの対抗手段が増えるのは良い事です。
装備品や《遍歴の騎士、エルズペス》が有ると生物モードも使いやすくなりますね。
 NicFitはまぁ《老練の探険者》+《緑の太陽の頂点》と《ファイレクシアの塔》+αが有るから何とかなるでしょう。
必要によっては《桜族の長老》とかも再び日の目を見るかも。

 《魂の裏切りの夜》は個人的に結構使いやすくなりますね。
もともと対小型対策が出来る訳ですが、《歪める嘆き》の除去範囲を広げる事が出来ます。除去と打消しで夜設置までの時間稼ぎも出来ます。まぁ生物モードは死んでしまいますが。
似たようなことは《束縛なきテレパス、ジェイス》の[+1]でも出来ますが、Cre/PWを護る札としてはかなり不安な上にFbもしたいほどではないので正直其方はまぁ無いよりマシレベルです。




 個人的には《次元の歪曲》だけでも驚きモノでしたが、もうこれはゲシュタルト崩壊レベルですわ・・・。
これが出ただけでもこのセットには価値が有ると言えます。




OWG雑感)その8 無色系が異様に強いよね。
OWG雑感)その8 無色系が異様に強いよね。
OWG雑感)その8 無色系が異様に強いよね。
皆さん、こんばんは。しもべです。

(追記)
→訂正が面倒なのでココで一括表記。
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》+《ウギンの目》では(B)(B)+(2)軽減なので(C)を含む4マナは2t目には出ない!!・・・orz
という事で使うなら予見者には2t目のアクションが必要になりますね。何が有るでしょうかね・・・?


 今日でフルスポ出ましたね。
更新早いなぁ・・・。こちらが遅いだけですが。
しかしまぁ今考えると、あの大量リークされたカード郡よりも公式発表された後続の方が遙かに強いというね・・・。
ただでさえ詰まらんことをしてくれているのに中身さえ価値が低いとか・・・。

 まぁどうでもいいので続き続き。
・《難題の予見者》
:で先のエントリーにてネガキャンした感じになりましたが、今度は逆にポジティブキャンペーン。
やはり4マナ4/4の安定感は売り。
《稲妻》・《突然の衰微》も躱せる。なので基本的に除去自体がされ辛く、Pigの相手ボーナスも渡しづらい。半ばCipのアドバンテージになっているわけです。
戦闘に関しても非常に安定していますし、マナ基盤も4マナまで考えるのなら十分です。ハンデスとしても制限が殆ど無いのも良い。しかしどうせならこのハンデスを強い状況でこそ使いたい。

 と言う事で出てくるのがModernで話題沸騰のエルドラージランドですね。
《ウギンの目》+《エルドラージの寺院》/《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》で2t目に出す事が出来ます。特にアーボーグは1t目アーボーグからハンデス→2t目《ウギンの目》から《予見者》と繋げる事で連続的に選択ハンデスをしつつ4/4を場に投下しているわけです。
まぁこの時点でほぼ勝ちですww
個人的には3ターン目に出せる」事よりもこの「選択ハンデスを重ねつつ戦力投下」の部分に最大の強みがあると思っています。
因みにハンデスが追放であるため昇華者との相性も良く次ターンに《不毛の地の絞殺者》と続けることで何とか出てきたブロッカーを潰す事さえ出来るので、ブロッカーを潰す動きにもなります。GGですね。
 Legacyでは《暗黒の儀式》がある為、同じように1t目ハンデスから2t目キャストと繋げる事が出来ます。

 しかしハンデス→生物と言う挙動はBのWeenieのそれを忠実に再現しており、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》との相性を考えても、もうこれは黒ですぜ旦那!!
まぁ除去云々は横に置くとしても初動のハンデス×2はどの類のデッキにも効く凶悪な挙動です。敢えて文句を言うなら何故他のエルドラージの様にキャスト誘発ではないのか?とか死亡(墓地に置かれる)条件ではないのか?レベルぐらい。
 と言う事でBlitzにするために《ヴェールのリリアナ》も是非併用すべし。
ハンドの回復を許さず常に減少させ続けることができ、その上盤面から生物を退かせるので回避能力が無い欠点も緩和できます。BRになりますが盤面とハンドの両方を攻める事が出来る《コラガンの命令》も有用な組み合わせです。


 無色ながらハンデスが出来るという点でも価値が高く、同じく無色でハンデスが出来る《解放された者、カーン》もいるのでその手のデッキでの運用も可能かもしれません。
 とはいえ他のエルドラージと同じくAtfでない点は心苦しく、4マナ域には《磁石のゴーレム》が居ますからね・・・。同じく妨害が出来るのならよりリスクが少なくシナジーも高いゴーレムを優先すべきなので、もう少し異なる構築になると思われます。
 MUD系でコイツが優れているのはハンデス自体もですが、他のデッキでは存在しづらい「重い後続」が存在するという事ですよね。より大きな札の前の露払い。他のデッキが3~4マナ程度に対して1マナのハンデスが行う事をコイツは出来ているわけですから。しかも1マナのハンデスとか漕ぎ手と異なり4/4は放置できないので単体戦力と言うだけでない繋がりの強みが有ります。

 またBlitzも良いですが、ハンデスは序盤にこそ効くわけで、しかしそれは必ずしも序盤でなければいけないわけではありません。つまり相手が旨く展開できずハンドが減っていない状況ならば問題が無いわけです。
MUD系で言えば《虚空の杯》や《三なる宝球》、Beatdownなら《不毛の大地》で相手を絞めつけているうちなら十分効果もあるはず。その方面でもしっかり考えていきたいですね。
以前のエントリーで挙げた単体で4マナ目からハンデスしても価値が薄いという部分は回収できる可能性があります。

 連続挙動でハンド枚数を攻める観点からすると続くマナ域に《現実を砕くもの》を置けるのもシナジーです。
これでハンド枚数を減らしておくことで砕くものを除去しようとする場合に更にプレッシャーをかける事も出来ます。4/4と5/5が二体な訳でただでさえ除去の枚数が足りませんからね。


 と言う事でどこからどう考えても強い。
しかしやはりのろまな通常挙動をしても微妙な部分は先に挙げた通りなので如何に強く使えるのか?と言う事に懸かってくるはず。
後やっぱりCliqe云々はおかしいと思います。胃薬と頭痛薬ぐらい違う。



・《現実を砕くもの》
:これも騒がれた一枚。
5マナ5/5速攻・回避能力+αを考えると《雷光のヘルカイト》を個人的には想起させられます。
つまり強い。
多少気に掛かるのは、あの頃に比べ軽量生物の質(と言うか数)は落ち、中量デッキはより強力になっているように思いますので同じ様には使えないはず。


 本体はテンポも採れるし奇襲性と貫通力が有るので特に対Control/PW戦に強い。正直サイズ的な不安も有るので完璧ではありませんがそれでもMidrangeなら十分でしょう。
除去耐性こそありませんが、対象を取る除去に対してはハンデスが出来る為に実質的なアドバンテージも採れています。《雷光の執政》の如く十分な強みです。

 しかし反応装甲もStdでは完璧ではありませんね。
布告除去をされると他の生贄が必要ですしリセットボタンや全体火力もツライ。
大型の生物もそれなりにいるため普通にサイズ負けも有る。

 除去の面を考えると高いパワーを持つため《タイタンの存在》が多少使いやすくなりますね。また《次元の歪曲》でパワー強化が出来る選択肢も出てくるため、無色デッキに置いて攻防併用の挙動を採れるようになりますね。


 そしてModernでのエルドラージランドの恩恵で高速キャストできるのも売り。3t目から速攻5/5で殴りに行けると思うとかなりの凶悪さが溢れますね・・・。
Modernでも十分通用する挙動です。
取り敢えず《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》との絡みでハンデスで露払いしておくと更に良いわけですが、上述の様に《難題の予見者》や《ヴェールのリリアナ》《コラガンの命令》との相性も抜群です。盤面の圧力でもハンデスの回数でもね。相手のEoTに命令で回収する動きは相手に同情するレベル。
単純な「枚数」が重要になる事を思えばBR命令よりも《荒廃稲妻》の方が効果があるかもしれませんね。

 併用札に関しては反応装甲のお陰で、保護する札が有るとまるで違いますね。
特に無色同士《呪文滑り》が居るとかなり強力。展開も無駄が無いし、ブロッカーが要る分《砕く者》を攻撃に回せますからね。後は同じように《差し戻し》も良いですね。

 が流石にModernでは5/5の安定感もやや薄れますね。
《グルマグのアンコウ》やコンボファッティもいますから。矢張りしっかりサポートが欲しい。多分《タルモゴイフ》には勝てますがそれも確実ではない。
 除去も強力になりますが《四肢切断》でも撃ちこんでくれればそれなりのライフロスになるので最低限の仕事になりますね。

 因みに無色土地でも問題ない上に打力も有る事を考えれば《戦の大聖堂》を使った無色デッキBeatdownも組めるかなぁ?と妄想中。それ以外の色だと《貴族の教主》でのマナサポ兼賛美も良いですね。と言う事で黒Cだけでなくそれ以外にもいろいろ組めそうですね。


 まぁどの道、《ウギンの目》買えなかったから関係ないけどね!!
晴れる屋で紹介されてたエルドラージランプに惚れこんで買おう買おうと思っていたらこのざまだよ・・・orz



・《終末を招くもの》
:(5)(C)マナ5/5のエルドラージ。
《終末を招く者ショークー》はエルドラージになっていたのか・・・。
毎アップキープにアンタップする能力と
(T)でティム、(T)+(C)で対象の生物を戦闘参加の禁止。(T)+(C)(C)で1ドロー。
と3種類の起動能力を持って居る為に、珍しい大型のシステム生物と言えますね。
普通に考えて5/5警戒をしながら相手のエンドに能力を起動するか、起動能力偏重で2度の起動が選べるわけで、その上3種類の起動能力がある為に挙動の幅も出ます。当然タップアウトレットとの相性も良い。
Cipアドも取れませんし、特段戦闘能力が高いわけではないのですが、非常に高い運用幅が有りますね。


 ただ、悪くはないのですが少々パンチ力が足りない。
特にこれを活かそうとすると通常のControlでは(C)は用意しづらいため(C)系のBigmana系になる可能性が高い。ですが、それを考えるとより大型に繋げる事が出来る《破滅の伝導者》やCip付の《忘却蒔き》等が同マナ域に居る為に優先するべきかどうかと言うと怪しい気も・・・。

 優秀な事には変わりないので、使えそうな札を考えてみたいです。特にティムと戦闘除外能力は支配力が高いので。
取り敢えず無色マナの確保手段として考えると《爆発的植生》や《面晶体の記録庫》、後は《コジレックの媒介者》とかですかね?
土地だと《荒廃した森林》と《見捨てられた神々の神殿》ですかね。森林は本体が(C)を出せますし、起動能力で《爆発的植生》が使えますからね。Gを足せるのなら帰ってきたランパン事《残された廃墟》も有りますね。6マナを目指すなら良い選択肢になりそうですからG茶は良さそうです。
 基本的に使う上で(C)(C)を立てながらの運用になるでしょうが、その場合に構える事の出来る《歪める嘆き》《次元の歪曲》等の札の選択肢が多い事でしょうね。

 個人的には一番期待しているのは《珊瑚兜への撤退》ですね。
「上陸」で《ぐるぐる》モードで攻防のサポート。「占術」モードでドローの質を上げる事でドローサポも出来ます。
当然《ぐるぐる》で自分を起こす事でそれらを複数回起動する事でシステム生物としての価値を最大限にまで引き延ばせますね。
Bigmanaとして土地を伸ばす事がこれをそのまま上陸を誘発させる事が出来るので相乗効果が有ります。
 マナ生物を《ぐるぐる》で《水蓮のコブラ》化する事でマナ加速も出来ますので高速設置にも便利ですね。
正直この組み合わせは、↓環境でも通用するぐらいのKPを感じます。悪まで動きだけはですがww
色の制限が無ければ《ジェスカイの隆盛》も可能性が有ったんですが。


 ↓環境としてはTronやMUDで可能性を見出せるように言われていますね。
特にMUDでは《ニンの杖》との比較が始まっています。まぁ専門家に詳しい事は任せれば良いでしょうww
KPの高さは認めますが、個人的にはAtfシナジーを組めない事は結構面倒だと思います。《金属細工師》や《通電式キー》、《磁石のゴーレム》等々。《ゴブリンの溶接工》や《悟りの教示者》もつかえない。
後は置き物としての安定性を「生物化」する事で壊してしまうんですよね。しかも召喚酔いが有る・・・。
 対して打点の高さや表裏で2回起動が非常に強力ですよね。
ティム能力はかなり支配力を発揮できますし、ドローも強い。ファッティを寝かせると多芸で強力。多数掛かるマナもデッキの性質的に問題が無い。
特に小型生物が溢れるLegacyでは正直凶悪レベルです。《ルーンの母》も無視できますしね。

 一応うまく利用するのは取り敢えず除去耐性をどうにかする必要が有る。
MUDには最低限《虚空の杯》が有るのでとりあえず《剣を鍬に》には対処できますね。時折見かけるtW版で採用されている《稲妻のすね当て》も良いですね。
 ただやっぱりエルドラージ構築の方が向いている気がします。
あちらならサーチもし放題ですからね。


 と言う事で正直重めな上Cipも稼げない、突出した威力も無いとやや使いづらい印象も有るのですが、丸さに置いては断トツだと思いますので、結構可能性が有ると思います。



・《作り変えるもの》
:コイツも大騒ぎがよく判らん品です。
3マナ3/2にPiGでTop捲って3マナ以下のパーマネントなら場に出せて、それ以外なら1ドロー。
詰まる所3マナ3/2PiG1ドローの+αと言う事です。
がPiGはCipに比べて安定性も低く≒任意性が低く、即効性も有りません。少なくともこれ自身が落ちるまでは機能しない訳で、そうすると積極的に機能させるorそうなるまで働いてもらうかの2択。しかし積極的に落すには少々重い上に効果の信頼性が低い。所詮1ドロー+α程度ですから。対して死ぬまで働いてもらうということを考えると3マナ3/2バニラと正直微妙です。
2マナ1/1程度ならともかく、どう使うにも中途半端な性能をしています。
高確率で置き物を場に出せるような軽量デッキでは挙動が重いですし、そうでなければ使い難い1ドロー生物に思えます。
これだけ追放除去が増えている現状の信頼感を損なわせます。

 対して札のCMCが必然的に下がるEternalではもう少し評価が上がると思います。
Midrangeで使ったとしてデッキの大半は3マナ以下である事がざらなので能力も利用しやすい。「追放」もModernでは《流刑の道》程度しかありませんしね。
 Legacyでは除去の質も跳ね上がるため3マナである事はかなりデメリットで、サイズ的な上積みも無いに等しい。ただでさえ不安定な能力には向い風。
が、その分併用札も強力になります。《石鍛冶の神秘家》や《闇の腹心》などそもそも場の設置さえカウンターや除去で難しい生物も多いので、それらを直接場に出せるのは極めて大きいと思います。
何を捲るかに依りますが、可能な限り重い札を捲りたい。そんな時には《師範の占い独楽》や《渦まく知識》で可能な限り有効牌を探しに行く事が出来ます。《ヴェールのリリアナ》とか捲れたら最高ですね。
また札によっては相手に見られたくない場合も有るので、その場合はTop1ドローをしその後独楽を能力で場に出す動きにもなるので独楽は素晴らしい相棒ですね。
 ただまぁやっぱりCipの方が使いやすいですし、このマナ域なら可能なら《断片無き工作員》とかにしますよね。置き物多数の軽量目の生物デッキと言うとD&TやMaverickですが、それらにこれを入れる余裕は恐らくない。

 と言う事でやっぱり↓環境でもエルドラージデッキに活路を見いだす事になるでしょうね。
サイズ的な強みは無かろうが2t目に出せるのなら十分なPiGですからね。




 エルドラージは兎も角(C)のコンセプトは好きなのでこれからも出してほしいのですが難しいでしょうね・・・。
しかしもう無色と言うか全色(の役割)足した結果「透明」色になったような大盤振る舞いですね。



OWG雑感)その9 フルスポの残り気になる物W
OWG雑感)その9 フルスポの残り気になる物W
皆さん、こんばんは。しもべです。

 フルスポの残りを片付ける作業です。
今回はW・U。

・《ギデオンの誓い》
:誓いサイクルのW。
3マナで1/1同盟者×2のCipに、PWが場に出るとき忠誠度+1の状態で場に出せる向上能力持ちです。

 1/1×2を出せる点でアドバンテージを得る事が出来るためそれだけで仕事をしています。《急報》は兎も角、《ドラゴンの餌》に劣る為Tokens生成スペルとしては微妙なわけですが、同盟者Tokensスペルとして考えれば悪くはないマナレシオです。

 しかし真価はPWのサポーターとして。
貴重な追加忠誠度を得る事が出来る点。大体において忠誠度+能力一回分になっており、一ターン分の時間を得る事が出来る訳です。
この点で有難いのは「小マイナス能力が強力で初期忠誠度では2回連続で起動できない」様なPW、及び「割とすぐに奥義に到達できる」PWになるでしょうね。特に後者は増加分のお陰で1度の+起動で次のターンに奥義を使える札がとてつもなく強力になります。
PWにとってターンを跨ぐと言うのは至難であり至上命題でもあるので圧倒的な価値がここにあるわけです。《倍増の季節》程ではありませんが充分でしょう。
 同時に、Tokens2体を用意できるために、つまりPWにとっての壁を用意する事が出来る訳でその意味でも相性抜群です。

 Stdでは幾つ候補は有りますが《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》か《真面目な訪問者、ソリン》でしょうかね。
どちらもTokensが出せるのでその方向性を強化できます。ギデオンは紋章クルセイドの奥義使い切りの呪縛から解放される為、即紋章で打点を強化しつつ[0]で3/3を生み出し続ける事が出来るようになります。ソリンは[+1]で出ているTokensを強化しつつブロッカー兼ゲイン要素に出来るのでより防御的。そして次のターンに[-6]の奥義に到達できるので消耗戦に強くなります。
これらはどちらも奥義系になりますね。
 マイナス系はあまりいませんが、敢えて言うなら《ヴリンの神童、ジェイス》でしょうかね。
壁を用意できるので[+1]の必要性も減りますし[-3]の2回分が確保されている事になります。Tokensと合わせて使う事を考えれば《ジェスカイの魔除け》が中々威力を引き出せるはず。
《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》の[-3]も2回使えますがそれだけではやや寂しいような・・・。


 ↓環境ではもっと選択肢が多くなりますね。
《野生語りのガラク》は[-4]の踏み荒らしが即起動出来るので1マナ軽い《踏み荒らし》になります。1t目マナ生物→2t目W誓い→3t目ガラクのオーバーランで4/4トランプル×3です。ついでにW誓いを挟まなくとも2t目《未練ある魂/LgS》表→3t目ガラク[+1]+LgS裏→4t目ガラク[-4]の動きも有るのが良いですね。《エルズペス・ティレル》も[-5]を即起動出来るので1/1×2と土地を残した状態でのリセットボタンになれます。それだけでなく[+2]から入る挙動も容易になれますね。[-2]連打でも落ちないので盤面形成能力も極めて高い。
火力で考えるなら《槌のコス》の[-5]や《チャンドラ・ナラー》の[-8]も有りますね。

 強力な少マイナス持ちはもっと豊富です。
《復讐のアジャニ》は[-2]の《稲妻のらせん》が、《ヴェールのリリアナ》は[-2]の《残酷な布告》が、《見えざる者、ヴラスカ》は[-3]の疑似《大渦の脈動》が2回ずつ使える事になります。《黒き誓約、オブ・ニクシリス》は[-2]で5/5飛行Demonです。それだけでもかなりの圧力です。アジャニの場合は[+1]で対Beat性能がある為[-7]に繋げ易い。ヴラスカは同時に1度の起動で[-7]まで行ける奥義型でもありますね。
 特殊なマイナスとして《情け知らずのガラク》《狂乱のサルカン》も面白い。
其々忠誠度を増やす能力が無いので、その点でも絶対的な価値が有ります。ガラクは[4]になる事で[0]の格闘可能生存範囲が広がります。

 その他の特殊系として《滞留者ヴェンセール》と《不動のアジャニ》が有ります。
ヴェンセールは[+2]でブリンクできるので何度でもCipTokensの獲得が出来るので忠誠度を確保しやすい。[-8]の紋章も十分狙えますし、Token数を確保できて来たら[-1]でブロッカーを無力化して突撃させるだけですね。
《不動のアジャニ》は同じくPWのサポーターなので、スーパーフレンズの様なデッキでW誓いと共に使えるわけですが、[-2]で他のPWの忠誠度を上げつつ自軍生物にもカウンターを置けるため誓いのTokensも強化できますね。
 特別強力な組ではありませんが《ギデオン・ジュラ》も忠誠度を上げる事が出来るので、プロレスラー精神をサポートできますね。いや、この場合は本人の精神性が強化された影響が肉体に波及しているというべきか・・・。


 一応同盟者Tokensスペルとしても上述のように効率は良い方なので「同盟者」デッキの類でも可能性が無いわけではないですね。
まぁ今の所同盟者は数の確保は当然ですが速度に特化しているデッキが多いのでこれは悠長に過ぎますがね。


 と言う事で既存のプールに大きく影響を与える素晴らしい札であると個人的には思います。
ただでさえ強いPWを完ぺきにサポートするのは頼もしいですね。
私の《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス》がとうとう本気を出す用ですよ(ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・。



・《変位エルドラージ》
:新ブリンク生物。
早速∞コンボも作られているようですが、個人的には今一つです。

 3マナ3/3は弱くはないですが、除去耐性は不十分。
そして能力起動するためには3マナと他にもう一体のCip系生物が必要です。2マナ域に強力なCipが居るのなら→変位エルドラージ→次ターンからブリンクで良いわけですが、同マナ域や後続だった場合はブリンクし始めるのも非常に時間がかかります。そんな余裕あるのか?と。
 勿論《巨森の予見者、ニッサ》でブロックしながら毎ターン《森》調達したり、《包囲サイ》で毎ターン3点ドレインするだけでも十分強いので機能し始めれば強いのは事実。また最悪、単体でもタッパーとして相手の攻撃を減衰できるのも事実ですが・・・。

 Eternalでは複数回のブリンクが強みなわけですが、こんな脆い上に重いもの使うなら《一瞬の瞬き》や《霊体の地滑り》の方が遥かに安定感が有ります。
マナだけでブリンクできる類では《ミストメドウの魔女》を考えれば遥かに強化されているのは事実ですし、生き残ったらと言う条件付きで使える札ではありますね。



・《抗戦》
:全体打点強化兼破壊不能の付与と言う希少性を地味に備えたスペル。
Weenieが使うとお守りにも突撃用にもなります。1マナWeenie等も構築される事もあるようですし《アクロスの英雄、キテオン》の変身を促すスペルとして可能性は?。



・《復興の壁》
:Cip覚醒3が付いてくる3マナ0/6の壁。
実質的に3マナで3/3と0/6の壁を手に入れる事が出来るので、その点は利点。4マナ以上あれば速攻で走らせる事も出来ますしね。

 しかし0/6の壁が付いてきてもControl以外には大して嬉しくも無く、3/3も別に3マナ掛けてほどの価値は大してない。其々が戦力として半端で両方抱き合わせ!と言われても・・・。
特に序盤には土地は生物化する事で除去されてしまう危険性もあると思えば尚更使いづらい・・・。

 逆に《乱脈の気孔》や《鋭い突端》を強化すればアタッカーとしては悪くないかもしれません。ネタですが+Gの3色にすれば《森の代言者》で更に強化したり、《突撃陣形》で壁語と殴りに行ったりできます。
しかし現実的には何に使えるのか今一つ判然としませんね。



・《ジェイスの誓い》
:誓いサイクルU。
3マナSocとはいえCip効果は3ドロー2ディスカードと相応に優秀な実質的なドロースペルです。流石に本家である《強迫的な研究》や《知識の渇望》と比べると見劣りしますが、其れでも使える部類。継続的な効果が見込めれば、ですがね。
見込めなければ流石に弱いかも。

 墓地を肥やす事が出来るので、《ヴリンの神童、ジェイス》と合わせて使えと言わんばかり。
1t目にスペル→2t目ジェイス→3t目フェッチ+誓い+ジェイス起動で即変身できますね。1t目を《強迫》できていれば安定性も増します。
そしてそれからは毎ターン占術1です。
因みに似たようなルーター効果として《僧院の包囲》もあるので一長一短。即効性か継続性+汎用性か・・・。


 単純にルーターとしても価値が高いので、Controlにとってはそれだけで有難いのですが、墓地肥やせしで《黄金牙、タシグル》や《残念な切断》、そして《時を超えた探索》《宝船の巡航》等爆発的な挙動が出来ます。
 しかし上述の如く、単体では流石にKPがやや低い。多色化する必要が有るとはいえ《苦い真理》の3ドローと比べると格差も有りますね。探査が落ちた後ジェイスの為だけに使う事が出来るのかどうか・・・。


 またエンチャントでCipと言う事から《ニクスの星原》と合わせる事をつい考えてしまいますね。
引き札であると同時に墓地を肥やせる為、非常に良い相性となるはず。本体も3/3で殴れるようになりますし、墓地から毎ターン釣り上げる事が出来れば毎ターン3ドロー2ディスカードが付いてくるのですから。

 ↓環境では流石に無い。
ドローの質だけでなく、PWとのシナジーでも《強迫的な研究》や《知識の渇望》の方がFb出来る分ジェイスと相性が良いですからね。
占術の効果は高いですが、それだけのために使い気にならない。


 まぁ中々素敵なデザインではあると思います。
フレーバー的にも使える札だとは思います。


・《面晶体の連結》
:別途記載



以上です。


レガシー)今週のSCGの結果 LegacyOpenが待ち遠しい
レガシー)今週のSCGの結果 LegacyOpenが待ち遠しい
レガシー)今週のSCGの結果 LegacyOpenが待ち遠しい
皆さん、こんばんは。しもべです。


 フルスポの感想も続けたいのですがまずはこちら。
今週のSCGはCharlotteにておこなわれ、Legacy PIQも併催されました。早速結果を見ていきましょう
ペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=01/10/2016&end_date=01/10/2016&start=1&finish=16&event_ID=36&city=Charlotte&state=NC&country=US

 今週の優勝はChris Boozer氏のMiraclesです。

以下Top16(上から順に一位~)
Miracles
ANT
UR Delver
Aluren
Grixis Delver
Lands
RUG Delver
SneakShow
--------------
Maverick
Grixis Delver
BUG Delver
Belcher
Miracles
Dredge
BUG Control
Burn

 です。
今週も相変わらずうまく散っていますね。非Uのフェアデッキが少ないのは気に掛かりますがそれ以外は良い環境に見えますよ本当に。
欠席がちだったLandsやUR Delverに、本当になかなか見れないDredgeとか。
しかしそうは言ってもDelverがばらけているとはいえ16名中の5名と言うのだからDelverが今の所Tier1になるのでしょうかね? PIQを2週連続でGrixisが勝っているのも事実ですし。
Miraclesはその次点ですかね?
SneakShowは後このペースが続くようなら環境復帰と言えそうですね。

 全体的と言う事ではなくDelverに限られた傾向ですが、自分たちのやりたい事やあるべきリストを崩し、環境に対応した札が増えてきてもいるように見受けられます。
つまり、今一つ不定形のメタの様に見えて、しっかりとメタは形成されておりかつ既に変化が始まってもいるという事ですかね?


さて、ここからは個別に気になったものを見ていきます。

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=97580
10位、Jesse Inman氏のGrixis Delverです。

 先週を含めここの所見られる《若き紅蓮術士/YPM》を3枚に圧縮、《もみ消し》を撤廃と言う形です。
YPMはただでさえスィーパーに弱いのに《僧院の導師》がMiraclesの当り前になりその上、それらに対処するべくサイドだけでなくメインにも《二股の稲妻》が増加した関係でしょうかね。その分で入っている《ヴェンディリオン三人衆》は逆にメイン数を増やしても言えるように思えます。
 また《もみ消し》を止めて直接的な札を増やしている傾向ですが、上述の《二股の稲妻》に加えてメインに《陰謀団式療法》2枚を取る形にしていますね。サイドにも《強迫》1枚を加えています。
Cliqeも合わせてかなりハンデスに力を入れていますね。

 先週のDylan Donegan氏のリストは《もみ消し》を抜いて、必要に応じてパワー札を入れる形でしたが、Jesse氏のリストは《もみ消し》こそ換えていますが悪まで妨害に注力した形になっていますね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=97581
11位、Jim Davis氏のBUG Delverです。

 そんな《もみ消し》を抜かれ始めているDelverの中でBUGはどう推移していくのでしょうかね?
もともとRUGやGrixisに対して明らかに採用し始めるのも遅かったBUGなので変化も遅くはなるでしょうが。と言うか入っていないリストは別に少なくも有りませんからね。
Jim氏のリストは《もみ消し》型のリストになっています。自由枠に《見栄え損ない》を2枚も採っている事を思うとかなりRUGの様なストイックなManadenial型に見えます。しかしその中で大きな違いが通常の生物12枚に追加枠で《闇の腹心》3枚とCliqe1枚を使っている事。追加が有っても1枚程度で《グルマグのアンコウ》が普通でありますが、ここはアドバンテージを取りに行っていますね。
もともとRUGも《森の知恵》を1枚+αでアドバンテージを取りに行く構築をする事も有りますが、ここまでではない。またYPMもいないためを考えた際のデッキパワーを上げる選択なんですかね?


 またこの2つのリストでも判りますがやっぱりManadenialを取っている形は《冬の宝珠》を備えるのが現在のトレンドですね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=97571
3位、Phillip Lorren氏のUR Delverです。

 そんな感じのDelver界の変遷中、このURはどの様に動いていくでしょうね?
元々今のアーキタイプは《宝船の巡航》を基礎として組まれて《時を超えた探索》の禁止で完全に途絶えてしまいましたが・・・。

 それでも多くのリストは《秘密を掘り下げる者》《僧院の速僧》《若き紅蓮術士》+《瞬唱の魔道士》が基本となっていますが、このリストは違いますね。
代わりに《ゴブリンの先達》に先祖返りし、純粋なUR Burnに近い形に。上述の様にYPMが生きづらいのならこちらの方が良い気もしますね。
ハンデスや《苦い真理》等のB、《タルモゴイフ》のGを足せないURはどうしていくべきなのか・・・。叩き付きあいでは不利なのでこのようにBurnに近づけるべきなのでしょうか。

 《極上の炎技》はちらほら見ます。
この時代に(R)(R)は苦しいように見えますが、しかしキャントリップで安定して「魔巧」を達成できるのなら最後の一押しにはかなり有効そうです。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=97585
15位、Rich WilliamsのBUG Controlです。

 Controlと言ってもMidrangeレベルで形としては「続唱」に近い。
しかし悪まで続唱レスです。
よく狙いは判りませんが、続唱を排する事で《呪文貫き》や《思考囲い》《見栄え損ない》のような軽量の妨害を採用できるからと言う事なんでしょうかね?
KPを捨てて妨害に~。
まぁ今は一時期の様にComboが死滅しているわけではありませんし、最近の続唱の勝率を見ているとそれもありなん。
 一応アド手段としては《苦い真理》にスィーパーの《毒の濁流》、兼用万能除去の《大渦の脈動》、《瞬唱の魔道士》となっておりアドバンテージもそれなりでデッキパワーを維持しようとしていますね。

 《湿った墓》は恐らく《Underground Sea》を持っていないだけでしょう。




 こんな所ですかね。
上述で述べた様に本来あるべきデッキの形をかなり変えてきているフェアデッキが目立ちます。其々が妨害札を増やしている。
こういうのは見ていても面白いですね。


 さて、今週はここまで、です。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
この文章が何処かでお役に立てば幸いです。


OWG雑感)その10 フルスポの残り気になる物B
OWG雑感)その10 フルスポの残り気になる物B
皆さん、こんばんは。しもべです。


 残りのOWG雑感の続き。

・《無情な処罰》
:相手に選択肢のあるスペルは弱い。以上。
スペックを考えるなら4マナにするか5マナで合流点の様に3回選択にするかしてください。

 誓いサイクルの代わりがこれとか・・・。
せめてもっとネタに奔ってくれたら救いもあるのに・・・。



・《搾取ドローン》
:古きは《カーノファージ》の系譜を思うと由緒正しい黒(※無色)生物ですね。

 まぁ今でも1マナパワー2が強力なのには変わりありません。
が、コントローラーに1点を与えるデメリットのお陰で、ダメージレース上では2-1=1となり実際の所1マナパワー1+α程度の価値しかありません。生物の質が全体的に向上した事を考えると正直かなりKPが弱くなった気もします。そもそも《血に染まりし勇者》を考えると遥かに弱いですし。

 では何に価値を置けるのでしょうかね?
あまり見当たりませんが《威圧ドローン》の前に設置するBeatdown向き無色生物と言うのは価値が置けるかと。《幽霊火の刃》も有りますし、貴重な1マナ域になる可能性も。



・《コジレックの叫び手》
:素のスペックは3マナ3/2と微妙ですが、(C)マナでパンプ出来、その上「威迫」付。マナが有ればパワー4や5に回避能力を付ける3マナと考えると悪くないです。
まぁテンポロスなのですが、Beatdownで3マナ圏を出した後なら手札も枯渇しがちなので1~2マナ程度なら多少使う余裕もあるでしょう。



・《異常な忍耐》
:1マナで+2/0+「再生」Ins。
「欠色」ながらライフロスが削られ《エレボスの加護》の実質上位交換です。
追放除去も増える為、あまり信用性が無いですがやはり攻防に使い分けるスペルが有るのは便利です。《次元の歪曲》もそうですが、使い分けの出来る軽量スペルが豊富なのは素敵な環境ですね。



・《終末の目撃》
:逆に「欠色」で劣化した《荒廃稲妻》。
しかし《精神的苦悶》を考えるとやっぱり軽くなってますね。
まぁそれでも4マナは重いのですが、続く5マナ域に《現実を砕くもの》や《荒廃を招くもの》が居るのが有難い。前者はハンド枚数を攻める事が、後者は追放枚数を稼ぐ事が其々良質なサポートになりますね。
強力なドローに対して強力なハンデスが無い環境なのでその意味でも貴重。



・《闇の掌握》
:SOMより再録。
あの頃は2マナの優秀な除去が多かったので出番は有りませんでしたが、軽量除去の薄い環境ならまた異なってくるはず。しかし環境を是正したいのか知りませんが、このOWGだけでどれだけ2マナの除去出すんや・・・。



・《真実を覆すもの》
:B特有のデメリットファッティ。
デーモンではないのは世界柄か・・・。マイルドになった《地ならし屋》。

 大きなデメリットの割に中途半端。トランプルが無いので普通に使うのも難しく何とも扱いづらいのですが・・・。多色とは言え《放浪する森林》が4マナ6/6のデメリット無しを考えると・・・。

 まぁ、序盤から仕掛けて優位の場から高速勝利を狙うような状況では悪くない。しかしその方向性なら《難題の予見者》の方がデメリット薄いですしね。
 逆に不確定な山札のドローを、墓地の札で確定ドローに出来る為、有効牌を使う→山札と交換で連続的に有効札を畳み掛ける!なんて方法が良いかも知れません。6/6と言う優秀な打点とBeat制を考えると火力を混ぜたRedDeathの様な物でしょうかね?

 数ターンの命になる割に回避能力が万全ではないので、それを思うと除去も欲しい。しかし除去→覆すものでは無駄が生じるかもしれません。
とすると攻撃に反転できる《次元の歪曲》がここでも活躍しますね。
 

 一応Combo性は有りますが、Comboにするには4マナと重く且つ生物と不安定ですし、今一つだと考えています。まぁ《最後の審判》の無いModernでは何らかの選択肢にはなるかもしれませんが・・・。

 

・《鞭打つ触手》
:《蔓延》の亜種。
「欠色」ですが《コジレックの帰還》の様なダメージと異なり殆ど意味が無いので関係なし。重要なのは追放の方です。
これで対Weenie戦略札になりますが、その上で複数枚の追放札を確保できるので昇華者組との相性が極めて良いと言えます。特に《荒廃を招くもの》にとっては条件を満たす上に軽量ブロッカーを退かせる為、本体を含め4/5+1/1×3の7打点を活かし易くなりますね。
 もう一つ重要なのは《静寂を担うもの》と言う除去領域の異なる札が次のマナ域にある事。
触手で小型を一掃しておけば、残った大型はこちらで対処できますからね。同じ様な観点で《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》もいいですね。
単純に《搭載歩行機械》の処理が出来るのも有難い。

 Eternalで見た場合、《コジレックの帰還》と同じく「欠色」である事が重要になりますね。
と言っても主に《古き物の活性》からの調達が出来るという点に置いてですが。G茶デッキのタッチカラーの選択肢が一つ増える事になりますね。
 しかし個人的には《古き物の活性》を使ったG茶型NicFitにとっては「追放」と余分なものが付いてしまったのが残念でならない。《老練の探険者》や《真面目な身代わり》が誘発しませんからね・・・。

 正直単純なKPは《悲哀まみれ》に及ぶべくもないですが・・・。
どうでしょうね?



・《静寂を担うもの》
:《マラキールの門番》がエルドラージになって帰ってきました。
「キッカー」がキャスト誘発になりました。シンボルには有効活用するなら(C)が入りその上計4マナと重めですが、(B)(B)(B)の門番なのでまぁ一長一短ですよね。黒単以外なら寧ろ使いやすくなっています。
 使う上での魅力として最大の魅力は打消しに強い除去として機能する事ですね。
生物増量以外では《もみ消し》程度でしか対処できないため対Uに非常に強い。特に《龍王オジュタイ》の様なヘビーコントロールのフィニッシャーに対して非常に凶悪です。
また、単体で見てもブロッカーに慣れないとはいえ2(+2)マナ2/1飛行なので相応です。
 ということでBeatdownで選択的に使っていけるのが中々いいですね。
《幽霊火の刃》を足せれば4/3飛行になれますし。

 除去性能の優秀さを考えると↓環境でも可能性があるかもしれません。
ファッティを他の札を経由して場に出すタイプの構築に対してそこそこの働きが出来ます。
まぁLgeacyではほぼ確定除去として機能するのは良いのですが4マナが重すぎる上に、フェアデッキ相手には現状布告が今一つ有効性が示せない事を考えると難しいですかね。



・《ゲトの裏切り者、カリタス》
:スペックは4マナ3/4絆魂に相手の生物が死亡でこちらに2/2が変換され、吸血鬼・ゾンビを生け贄に捧げる事で+1/+1カウンター×2で強化。
余り食べる対象を用意出来ないStdでは殆ど死に札能力でしょう(一応呼び出したZombieを食べる事が出来るので、除去を併用すれば5/6絆魂以上にもなれるので割と攻防で優れていますね)。
 なので相手の生物を潰す際にTokenを出せる能力が一番になるでしょうね。
除去兼用でTokenを展開できるため攻防一体。しかし本体の性能的にBeatdownでは難しいのでMidrange以下のデッキになるはず。とすると《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》が相性が良い筈。[-3]の除去能力が有り、しかも複数回を狙えます。アドがアドを呼びます。更に呼び出すTokenでPW自身も保護できるので尚更相性が良いですね。
 他にも《肉袋の匪賊》が良いですね。
相手に生贄を要求するのでTokenを得る事も出来ますし、匪賊を生き残らせていれば食べる事が出来ますしね。

 一応《異端の癒し手、リリアナ》とも相性が良いですね。
生物を食べる事でリリアナを変身させる事が出来、出てきたZombieも食べる事が出来ます。更に食べた対象はリリアナの[-X]で回収も出来るので回転させる事が出来ますね。

 ここでも《次元の歪曲》がタフネス4と絆魂の関係で良い働きをしますが、除去の場合でも2/2Tokenのおまけつきの可能性も。本当に使いやすい奴ですよ。


 しかしスペック的にはどちらかと言うと↓環境の方が優秀ですね。
《稲妻》《突然の衰微》に引っ掛からない。その上除去をしていく消耗戦でアドバンテージを取る事が出来るので。生物を一度でも食べれば5/6なので《グルマグのアンコウ》にも勝てるし《タルモゴイフ》にも負けにくい。
 《墓所這い》や《恐血鬼》等の復活生物がいるので何度でも食べる事が出来ます。《ゲラルフの伝書使》なんかも中々に相性が良い筈。
またそれらを使えば面展開もしやすいために全体強化とも相性が良いですね。色基盤が少々面倒ですが擬似《返礼》持ちの《ヘリオッドの槍》が結構いい味を出すかもしれません。

 他にはやはり除去持ちのPWである事を想定すれば《ヴェールのリリアナ》が挙がるでしょうね。相応の除去耐性もある事ですし1t目《思考囲い》2t目《暗黒の儀式》からカリタス3t目LotVの[-2]とか動けたらなかなか良質な動きではないですかね?
 しかしそれだけでなく《闇の領域のリリアナ》の相性が良い。[+1]で《沼》を調達できれば《恐血鬼》を復活させる事が出来ますし、[-3]では除去が出来るだけでなく強化にも回せる為に絆魂をより強力に使う事も出来ます。

 B系Stompyにもマナ域的な相性が有ります。
ライフロスも絆魂で補えますしStPはCotVで対処可能です。しかし食べる対象や除去スペルの不足などあまり本体を活かせるデッキとも思えませんね。

 「戦士」用の《黒曜石の戦斧》や「伝説」用の《英雄の刃》など特殊な装備品と相性が良いのも↓環境における強みになるでしょうね。「吸血鬼」の部族も利用できます。

 地味に個人的にも《稲妻》《突然の衰微》を躱せて「絆魂」を持っている札を所望していたのでその望みが叶った札とも言えます。
まぁ地味すぎて使えるか?と言われると微妙な所ですがwwポテンシャルは間違いなし。消耗戦に強い所を見ると《ネル・トース族のメーレン/》と競合しそうです。こちらの方が単体で機能しますが、カリタスは除去が打点となる為より能動的で前のめりと言えます。まぁ一長一短。
墓地生物対策がアナフェンザの如く領域移動で誘発だったらもう少し使いやすくなるんですがね。なんで死亡だけなのさ。

 インパクトには欠けているのですが、全体的に高めの水準に纏っていますね。
地味すぎてどうにも惹きつける物が無いのですが。それに対フェアデッキでしか強みが無いのがなぁ・・・。



こんなところで。


OWG雑感)その11 フルスポの残り気になる物R
OWG雑感)その11 フルスポの残り気になる物R
OWG雑感)その11 フルスポの残り気になる物R
皆さん、こんばんは。しもべです。


 何やら急に寒くなった。
熱いなら合ついで付与の風情が無いので嫌になりますが、こう急に寒くなるとやっぱりいやと言う我が儘ぶりですw

 さぁ続き。

・《チャンドラの誓い》
:誓いサイクルのR。
正直微妙です。生物火力と言う点で腐りにくいのは事実ですが、どうせなら両方共プレイヤー/生物の制限を無くしてくれよ・・・。其々が別対象になるのは割と痛い。

 何だかんだStdは生物環境なので生物が全く無いデッキは殆どありませんから使い道は有りますがね。
ただやっぱり制限が多いのでKPは低い。特にこれ以外の軽量除去が増えてくるようならわざわざこんな物を作る理由になるのかは怪しい。Socな上にRはPWを積極的に使う色でもありませんしね。

 サイクル通り、自身とは非常に相性が良いですね。
特に《カラデシュの火、チャンドラ》にとっては道を抉じ開ける軽量除去兼アンタップ用の札としてチャンドラ→誓いと続けることで変身させやすい。そして変身後は誘発で2点なので[+1]一回分の効果を得る事が出来る訳で、[+1]を重ねて計7点でもよし、[-2]で盤面干渉するもよし。《炎呼び、チャンドラ》とはそれ程相性が良いようにも感じませんが、序盤の隙を埋める札になりますし[+1]×3=18点分の残り2点を埋める事も出来そうですね。



・《コジレックの帰還》
:3マナで「欠色」でInsになった《紅蓮地獄》です。
似た様な関係にある《鞭打つ触手》に比べて圧倒的に強い。特にプロテクションを無力化できる点で下の環境でも使いやすくなりますね。

 基本的にそれ程Stdでは多くは無い速攻系ですがそれを更に首を絞める事が出来ます。
自身の色に対してのアンチと言う事で中々嫌らしい自家撞着。
 また色拘束の薄さとエルドラージへのシナジーでの再利用からBigmanaでの運用もしやすいしする価値もあります。環境に多くないBigmanaを増やせるので環境的な価値が有りますね。

 とりあえず↓環境でも扱えるので十分扱える札。
TronやLegacyでの赤茶でも十分使っていけるはずですね。



・《ゴブリンの闇住まい》
:Cipで3マナ以下のIns/Soc1枚をただでキャスト出来るGoblinです。
スペルの利用範囲で如何に強いスペルを扱えるのか?で環境的な強さもだいぶ変わってきますが、最低限5マナ4/4威迫。それだけで普通のマナレシオですので、喩え1マナのスペル再利用でしかなかったとしてもマナ効率は十分良好と言えますね。

 Rと言う事でどうしても攻撃的な運用を考えますが、5マナと言う重さと4/4威迫とアタッカーの素養も十分であるためMidrangeがやはり主戦場になるでしょうね。
Cipは何を使っても強いのですが、しかし可能な限り高い効果のスペルを使いたいので2~3マナを希望でしょうね。
 単色で考えるのなら《軍属童の突発》ならこの2枚で7体の生物を調達できますね。
より直接的なら《極上の炎技》。圧倒的な押し込みが出来ますね。再利用しやすいようにスペル多めの構築であれば「魔巧」も達成しやすい筈。
火力で本体を狙うのも良いですが、4/4をアタッカーとして扱いたいのなら除去に目を向けるべきでしょうね。《はじける破滅》はファッティを退かせサイズ的な優位性を発揮しやすい。その上本体火力も付きますしね。数を減らす事に主眼を置くのなら《コジレックの帰還》でも良いですが、まぁ一長一短。単体除去でも2回目行えるのなら十分数は減らせていますしね。

 バランスを考えたMidrangeだと《マルドゥの魔除け》もTokens展開や生物除去で汎用性が高めですし、《はじける破滅》《コラガンの魔除け》も有るので3マナ圏の選択肢が豊富。上記の突発もありますしね。
ライフゲインなら《真面目な訪問者、ソリン》が居ればTokens戦術と合わせて生きてくるでしょうね。

 フェッチランドが落ちるまではそれこそ4色にしても動きそうなので《アブザンの魔除け》や《ジェスカイの魔除け》なんかも選択肢かも知れませんが・・・。
それでもRRはツライ。
アブチャはドローと除去が揃っているのでもっとも扱いやすいですかね。
サイズ的に対処できない範囲はゴブリン自身のサイズで無地出来ますし、小型多数のチャンプもサイズを上げる事が出来ますからね。回避能力持ちと言う意味でもサイズ強化は生きるはず。

 低速のR Cotnrolが作れるのなら《炎呼び、チャンドラ》と合わせるのも良いですね。壁になりますし、[0]で墓地を肥やせるのでそれらを利用する意味で墓地をリソースに換える事が出来ますからね。


 Eternalではカードプールが広がり低マナ域のスペルが強力になるので、このカードのKPもより上がりますね。
Legacyなら1マナのスペルの再利用でも十分強いのは《瞬唱の魔道士/ScM》で証明済み。
 しかしそのScMとの比較は成立しません。
体重を横に置くにしても、ScMは「瞬足」の状況対応能力と奇襲性も売りで且つなるべく軽めのスペルを使う生物であり、最終的にUであった事も大きな利点でしたから。

 正直Legacyでは何に使うべきなのか皆目見当が付きません。
まず5マナのスペルを扱えるデッキが極端に少ない。Dragonstompyは殆んどIns/Soc使いません。JundカラーのNicFitもその傾向が有ります。Jundはスペル自体は豊富ですが5マナを出す様な構築ではなく、また《不毛の大地》と《罰する火》コンボと《ヴェールのリリアナ》《Hymn to Tourach》を共存させた極めて負担の大きなマナ基盤をしています。そこに設定マナよりも大きなマナ域で且つRのダブルシンボルは流石に非現実的。そもそもアド取りたいなら《血編み髪のエルフ》の4枚目を取ればいいだけな気もします・・・。
 と言う事で今の所、KPに疑いの余地はないものの、居場所が無い生物だと思います。
だいたい、3マナまでをただでキャストできるのが売りですが、3マナのスペルなんて滅多に使わないので旨味が少なすぎる。Modernでも似たような状況でしょうね。
《剣を鍬に》だろうが《稲妻》だろうが《突然の衰微》だろうが《渦まく知識》だろうが使えれば凶悪な事に何ら変わりないので、何とか居場所を確保したいところ。

 ScMと違い2~3マナ兼のスペルを利用してこその札なので、なるべく重めの構築で運用を見出したいはず。
全体除去ではいくつか候補が有りますが除去範囲を指定できる《毒の濁流》の効果が大きい筈。
効能の大きさで考えるのなら《コラガンの命令》もStdよりも遥かに強力になるので絡めていきたいはず。命令の場合は後半・終盤にゴブリン自体を回収する音で更にアドに繋がりますしね。Insなので合わせやすい。

 どうでも良いシナジーですが《煮えたぎる歌》を使うとフリースペル化します。
なので5マナのスペル×2を3t目に展開と言う面白い挙動も取れます。5マナの札2枚を3t目に抱えている状況が絶望的なハンドを選択する必要が有りますがねww
 同じくGoblinなのでGoblinsのシナジーを活かす事が出来ますね。
《ゴブリンの従僕》デッキで出しても意味はないので、必要に応じて調達できる《モグ捕り人》から場に出すのが望ましい筈。その場合は3マナで扱えるため更に運用しやすくなります。しかし「モグキャッチャー」は要はDragonStompyなのでやはりスペルは使わないんですよね・・・。


 一応マナコストを支払わずに唱える事が出来るので墓地にマナコストの無いスペルを置く事でそれらを即時にキャスト出来るようになります。
が、そんな面倒をするのなら山札内から直接キャストできる《白日の下に》の方が遥かに手間がかかりませんね。
本当にどう使うべきなのでしょうかね?



・《無謀な奇襲隊》
:単体では殆ど良い所無しですが、「怒涛」を達成で2マナ2/1速攻+自分以外に+1/+0・速攻を付与するゴブリンに早変わり。
名前や効果からZen期の名カード《ゴブリンの奇襲隊》を思わせますね。流石にかなり劣化していますが、それでも弱いわけでもないので。また《モーギスの匪賊》なんかも近いかも知れません。
怒涛までを含めてみれば非常にコストパフォーマンスに優れ、《アタルカの命令》と合わせて面展開Beatdownの爪役として非常に威力を発揮しそうです。《ドラゴンの餌》→奇襲体で4マナ2/1速攻+2/2速攻×2ですからね。

 怒涛とBeat向けと言う事ですからマナフィルター生物がいれば是非使いたいわけですが、残念ながら《マルドゥの戦呼び》《獣呼びの学者》は相棒足り得ない。
マナフィルターはいないので普通に軽量生物を連打するのが良いようですね。

 ↓環境では当然優秀なフィルターと共に使いたい。
《炎樹族の使者》がベストですが、《ウラブラスクの僧侶》等でも悪くはないですね。
また大元が使われたデッキである「カルドーサレッド」で《ゴブリンの奇襲隊》の水増しとして使うのもよさそうです。あのデッキも面展開、軽量展開の2つを満たしていますからね。

どうでもいいですがイラストが《地震(10th)》とか《巣穴の煽動者》とかに見えますね。



・《コジレックの帰還》
:3マナで「欠色」でInsになった《紅蓮地獄》です。どこぞの触手と違い無色の意味が有ります。



・《怒りの具象化》
:今の所、個人的なジョニー期待枠No.2の生物。
本体も4マナ4/3トランプルと及第点ですが、次のターンに土地を置く事で計7打点、フェッチランドを経由すれば計10打点を提供できると考えれば、十二分に強力な生物と言えるはず。しかもそいつらは全員トランプル・速攻を所持していますからね。
ネタ臭が強いのは事実ですが、割とシャレにならない威力ではあると思います。
生物化した土地は全て速攻を持っているので土地を持ってくる能力や札ともガッチリマッチしますね。

 相性が良いのは取り敢えず《アタルカの命令》。
2t目に追加土地をセットし、一手早く4マナに到達し、4t目に10点。命令の火力分も含めれば13点まで入っている事になります。また後引きでも、追加土地をセットしつつ、全体強化/本体火力も出来ますからね。R具象化→自ターンにフェッチ+命令(追加土地/強化)で5/4トランプル+4/4トランプル×3~4=17~21打点です。
土地の供給数は難しいですが、上陸系のデッキで重めの構築として使えるはず。基本は速攻系ですが、仕留めきれず展開が伸びきった時の後詰になります。
中~低速上陸ならトランプルを活かせる《ヴァラクートへの撤退》《そびえる尖頂》から《アクームのヘルカイト》まで!
 次ターンに土地セットに加えて《ニッサの巡礼》《爆発的植生》なんかも良いですね。
それを考えるとMidrange的なBigmanaでの運用も可能になるかも。と言うより2戦目からのアグレッシブサイド枠?
土地の調達・伸張から《巨森の予見者、ニッサ》とも非常に相性が良いです。暇なら突撃係に立候補も可能で、そうでなければその内変身。
何より期待していながら使い道のなかった《精霊信者の覚醒》を使う事も出来る!! どう考えても「魔巧」の達成が難しく《爆発的植生》の方が強いとは思いますがねww
丁度《ニッサの誓い》と言う優秀なドローも出てきたので安定感も多少増すはず。

 シンプルにNayaでも良いですがね。
《戮力協心》は生物化し面展開が出来る点から活かし易くキャントリップも有難い。《エメリアへの撤退》も面展開/面強化の両方が出来ますからね。
サイズを換えられる点から《鋭い突端》も良いですね。突端→具象化→土地と置く事で突端を3/3二段攻撃トランプルにできます。3/3単体では頼りない点を緩和でき、打点は実質土地2枚分ですからね。


 Modern以下では《風景の変容》との組も出来ますね。
2t目に《桜族の長老》とかランパン系マナ加速から3t目に出して、4t目に変容で土地5枚を3/3にして合計19点の突撃出来ます。
メインでは除去に弱い点が如何ともしがたいですが、サイド後なら除去も減っているでしょうから十分運用可能なはず。

と言う事でネタ札ながら爆発力を備えた、実に魅力的な札だと思います。



・《食い荒らす炎》
:本体に撃ちこめない上に土地1枚を戻す必要が有るとはいえ3マナで5点火力は中々。
中型生物を落すにも十分な火力。取り敢えずアタルカレッドの様な高速Beatdownするデッキのサイドで使えるかもしれません。本体火力にあまり良い物が無いので中型生物を退かして殴り倒した方が早い筈。大体は《焙り焼き》で十分ですが飛行生物も退かせますしね。土地を戻す以上「上陸」が使えますし、《そびえる尖塔》とかの再利用にもなる。
PWを直接落すには十分な威力です。

 3マナは重いですが、まぁ相応のパワー札ではあると思います。
使い道もあるはず。




P.S.
SMAPではオレンジと夜空ノムコウが好きでした・・・(´・ω・`)

OWG雑感)その12 フルスポの残り気になる物G
OWG雑感)その12 フルスポの残り気になる物G
OWG雑感)その12 フルスポの残り気になる物G
皆さん、こんばんは。しもべです。

 続き続き。

・《ニッサの誓い》
:誓いサイクルの「G」版。
CipでTop3枚を見てその中からCre/Land/PWのどれかをハンドに入れる1マナのEncで、恒常能力でPWの色拘束を無視できるようになります。
僅か1マナのSoc挙動で3枚に干渉し1枚を手札に入れる。「Uにキャントリップが出せないなら他の色で出してしまおう!」と言う様などこか間違った気がしないでもない札ですね・・・。過去に強力な重ドローがU以外で出た事は有りましたが、キャントリップで~と言うのは珍しいですね。

 とりあえず、初動で土地や生物の確保に動く事が出来るので圧倒的に展開が安定化します。流石に土地1枚キープはそれでも厳しいのですが、土地3枚目が欲しいけど手放すには惜しい土地2枚のハンドのキープ程度なら十分現実的になるはず。
それだけでなく中盤以降も全く無駄にならないのは有難い。

 一応、ダブルシンボルである事が多いPWも3色デッキを組む際には相応に役に立ちますね。「怒涛」の成立にも貢献できます。
どんなデッキにも使えるキャントリップなので広く使われていく事になるでしょうね。
無色札が異様に押されている関係で無色土地を使う際にもこれのお陰でPWの併用が楽になるはず。文字通り潤滑油ですね。強力なKPこそ無いものの、圧倒的な利便性から殆んどのGデッキでも使っていけると思います。
《未開地の捜索》と比べると如何に強いかがよく判る。

 《巨森の予見者、ニッサ》とも相応の相性です。
効果自体が小さいため、これで2枚目の土地の確保が出来るためニッサにも繋げ易く、ニッサは4枚目以降の土地の確保にも繋げるので順調に土地を伸ばせるようになり変身も狙いやすくなりますね。ニッサ自身の調達も可能ですし。


 しかし最大の価値はEternalでこそでしょうね。
Stdはどうしても中量級以上の戦になりがちで1マナの価値は薄れていきますが、低マナ域の展開が続くEternalでは1マナの価値は最後まで劣ることはありませんから。
Uの強みはデッキの安定性を支えるキャントリップであり特権だったわけですが、それがGにも許されるようになったという訳ですからね。かなりの確変です。流石に本家には劣りますが、それでも1マナで3枚に干渉した上で1ドローと言うと《思案》や《定業》なみ。実に恐ろしい・・・。
Ins/Soc/Enc/Atfを調達できないのは残念ですが、それでも無かったことを思えば十二分な性能と言えます。そもそも非UのGデッキの大半は生物デッキであるため土地と生物だけで30枚強~40枚前後になるのは普通ですから十分な干渉範囲と言えます。

 除去等の妨害が欲しいというのであれば、それこそ該当の能力持ち生物を入れればいいだけの話です。
《潮の虚ろの漕ぎ手》《叫び大口》《ヴェールのリリアナ》《再利用の賢者》《苦痛の公使》など幾らでも選択肢は有りますからね。これまでGで安静性を支えるのは《緑の太陽の頂点》だったわけですが、これからは誓いにとって変わるかもしれませんね。
正直、TheRockに登用可能な札として検討できる札で、BGミシュランがあんなことになってしまった事を思っても、それを補って余りある収穫と言えそうです。
これで良かったんや・・・。

 伝説なので任意に落せるEncであり、故に《タルモゴイフ》のサイズにも貢献できます。
BGxにおける《不毛の大地》と《ヴェールのリリアナ》の共存にも役立ちます
この2点だけでも素晴らしい価値ですね。

 Stdでも言える事ですが、PWの色を無視から無色系のMidrange~Controlでも扱えるわけで、故に土地を起こすタイプの能力を持っているPW《野生語りのガラク》や《深海の主、キオーラ》、《世界を目覚めさせる者、ニッサ》とはとても相性が良い。特に前者は起こす土地に制限が無いため無色系の2マナランドまで扱えますからね。

 後はEncである事を思えばそのカウントで考えていく事も出来るはず。
残念ながらEncを調達できないため「Enchantress」では難しいかもしれませんが、《クルフィックスの狩猟者》や《迷宮の霊魂》等との併用も十分可能です。
 敢えて伝説であるデメリットを上げるとすれば、折角軽量のEncでドロー関連なのに数を並べられないので《神々の兜》や《天上の鎧》に貢献しづらい点ぐらいですかね。それでも生物の調達が可能なEncと言う事で「呪禁Aura」でも1チャンスありますかね?

 とりあえず3~4枚購入予定。
構築するのが楽しみですね。
Rock用の記事もそのうち挙げる予定です。



・《森の代言者》
:特定の土地枚数以上で強化される《硬鎧の群れ》《竜使いののけ者》の系譜。
本体2マナ2/3警戒とそこそこの性能で、土地6枚以上で+2/+2と土地生物+2/+2と強化されます。マナ域が上がっている分本体と周囲の両方を強化できます。
と言う事で中盤以降でも活躍できる可能性を秘めた軽量生物です。

 が、その運用なら現状《始まりの木の管理人》が居ます。
1t目に場に出せて2t目に3/3で攻防に参加できる管理人と、どう頑張っても土地6枚以降で4/5警戒の代言者では正直Beatdownとしては勝負にならない。6マナ有るなら管理人は更に強化が出来ますしね。
そもそも「2マナとしても強い」と言う文句はよく聞きますが、マナレシオが良い事と実用性があるかどうかは別の話ですしね。これが「接死」でも持っていたらそれこそ2マナでも価値が有るのでしょうが・・・。
 また、土地強化もミシュランや覚醒を使わないと実感しづらい。なのであまり使いやすいとは言い辛いです。Bigmanaならこれを序盤のブロッカーに出来なくもないですが、ブロッカーとしてはサイズが足りないしそれなら最初からマナブーストしたくなります。そしてそれらが6マナ出る頃に2マナのスペルを使う必要が無いわけで・・・。

 取り敢えず、理想的な併用札は《爆発的植生》。
4マナからジャンプできるので盤面にあるコイツは4/5で殴りに行けます。代言者→《巨森の予見者、ニッサ》/《ニッサの巡礼》→植生で綺麗なまぐろ挙動になりますねww
まぁまぐろが辛いならその都度ブロッカーにして掛け捨てすればいいだけです。


 個人的には特殊なNicFitに1枚挿しは面白いかも知れないと思っています。
《生+死》を使う形なのですが、《生》のX火力が3X火力になりますからね。元々土地6枚以上は簡単なデッキですし、GSZからサーチも出来るので。同じような《始まりの木の管理人》も1枚挿ししていましたが交換も有るかも?
GSZからの加速装置として《ドライアドの東屋》も大体1枚入っているので、その恩恵に与れます。

 Eternalなら《スカイシュラウドの要求》を使えれば《森》2枚をアンタップ状態で持ってこれるので、その浮いた2マナから代言者のプレイも可能となります。《未開の狩り》ならキッカーも含めれば持ってきた森2枚を3/3速攻に出来るので4/5警戒+5/5速攻×2と言う必殺ムーブになります。
ランドが無いと必殺しか出来ない《粗野な覚醒》より使いやすい筈。



・《残された廃墟》
:帰ってきた《不屈の自然》。
そして如何に《不屈の自然》が強かったのかを思い知らされる懐古装置。
しかしそれでも《荒屋》が有ればいいわけですから、G茶構築なら何とかなるかもしれません。

 しかしそうすると《荒屋》と通常土地の枚数調整がむずかしでしょうね。



・《自然のままに》
:軽量《帰化》。
1マナになる代わりに範囲が3マナ以下に。環境次第ですが《自然の要求》の方が対策札として安定感が有ります。除去ににおける《剣を鍬に》の様な物ですね。個人的にはメイン札ならともかくサイド札ならきっちり仕事をする方が良いので制限つきはよろしくない。
 これが優先するのはBurnやSligh/Weenie、20点前後の1ショットキルComboや《ダークスティールの巨像》2パンチで勝つ等、20点前後を与えるCombo程度ではないでしょうかね?



・《ムラーサの胎動》
:《死者再生》+6点ゲイン。
3マナを考えるとやや大人しい効果ですが、悪くない。Cip生物の再利用になれば素晴らしい。特に対Rや対Beatdownの様な消耗戦には強めですね。
重さをクリアできれば使いようもあるかもしれません。



・《種子の守護者》
:4マナを考えるとこれも少々物足りないですが、それが逆に現状のKPの高さを裏打ちしていますね。
RUG DelverがLegacyで隆盛していた時なんかに出ていれば使ったかもしれませんね。4マナさえクリアできれば。



・《世界を壊すもの》
:エルドラージ化した《酸のスライム》。
土地を生け贄に墓地から復活できる能力もある為、とことん対Controlに強いと言えますね。
しかしPWやCreがControlでも主戦力になる現環境で、土地が帯び切った後半にこいつを出して何を破壊するのか?と言う疑問もあります・・・。

 しかしまぁ《龍王オジュタイ》をはじめControlのフィニッシャーを一方的に打ち取ることの出来る5/7到達のサイズが売りでそこに復活能力とCipが有ると思えばやっぱりキラー札として優秀だと思います。





OWG雑感)その13 フルスポの残り気になる物 最後
OWG雑感)その13 フルスポの残り気になる物 最後
皆さん、こんばんは。しもべです。


 残り少しですが、今回でラスと。

・《鞭打ちドローン》
:3マナを考えるとやや大人しいですが先制攻撃のお陰で序盤の攻防で役に立ちます。その上、無色生物のETBに誘発で1点を飛ばせるので相応に高いスペック。
《衝撃の震え》と合わせてエルドラージ末裔を量産するデッキとか作れそうですね。
まぁ安定的にTokensを生み出す手段が一番難しいんですがね。《群れの誕生》の様な軽量スペルが有るとまた別なんですがね~。



・《反射魔道士》
:「瞬足」さえあれば実用性は十分だったろうに・・・。



・《武器の教練者》
:2マナ3/2の時点で高めのスペックに装備品が場に在りさえすれば全体に+1/+0と《刃の隊長》を思わせます。戦士デッキでこれが如何に強力だったかを思えば面白いかも。

 《石鍛冶の見習い》《岩屋の装備役》等も有りますし意外と装備品Beatdownを組めそうです。しかし肝心の軽量装備品をどうするのか?と言う事になりそうですね。《骨の鋸》は軽いのですが効果も極めて軽い・・・。



・《隊長の鉤爪》
:2マナ+(1)マナ装備で+1/+0とサボタージュで1/1同盟者を出せます。
プチ《刃砦の英雄》になれます。
と言う事でまぁアドバンテージの面で悪くはないのですが、1/1が生き残れるか?と言う問題と装備品の割に本体の強化が殆どないという本末転倒。
まぁサポート不要の装備先を用意するのは最低限ですが、加えて出てくる1/1をどう上手く活用すべきか?
放っておいても大抵は死ぬだけなのでしっかりとアドとして活用したい。《ナイレアの弓》《ヘリオッドの槍》の様な恒常強化手段が有ると良いのですが今は環境が悪い。ギデオンの[-4]を経由すれば2/2を出せるとは言え、そこまでするべきですかね?



・《海門の残骸》
:「暴勇」時に3マナ+タップ(実質4マナ)で1ドローが出来る驚異の札。
手札の消耗の激しいデッキでは、明確なアドエンジンになるかもしれません。能力だけで見るとEternal級は間違いなし。
しかしまず起動4マナが極めて重い。ハンドの消耗の激しいデッキは大抵軽量デッキなのですが、そんな物が扱えるとは思えないマナ域ですし、軽量デッキだと尚更(C)の使い道が薄い。
その上でコイツは何処まで実用性が有るんでしょうかね?
最も担保されている価値は間延びした消耗戦でのドローエンジンですが少々後ろ向き過ぎますね。

 積極的にハンドを減らす《ヴェールのリリアナ/LotV》の[+1]が↓環境では強そうです。
が、それでも通常のフェアデッキは暴勇のリスクが高い事を思えばあまり積極的にはなれない。とすると相手の行動を制限する且つハンドを使っていくと来れば「POX」ですかね?
しかしただでさえ色拘束の強いデッキに無色ランドを追加し、更に(C)を要求するとかできるんですかね?まぁ出来なくもないんでしょうが安定性は?と。自分でも土地を削っていくわけですしね。


 能力的には間違いのない札ですが、積極的に使おうとすると些か難しい札のように思います。
しかし土地のドローエンジンはそれを見越しても使いたくなる魅力が有りますよね。



・《鏡の池》
:驚異のコピーランド。
実質4マナ生贄でIns/Soc、実質6マナ生贄で生物のコピーを作り出せます。
単純なコピーでアドバンテージを稼ぐのも良いですし、生物にとっては除去回避のためのお守りにもなります。またIns速度で生物を出せる為疑似速攻の様に走らせる事も出来ますね。
しかしマナソースとしてはタップインな上に(C)しか生み出せないので最低基準。その上コピー自体も極めて重いため、基本的にはBigmanaやControlでの運用になるはず。

 コピー先もスペルは抱き合わせのコストを考えると1~2マナが精々でどうあっても3~4マナでしょう。それも非現実的ではありますが。と言う事で軽量スペルの弱いStdよりも軽量スペルの強いEternalのBigManaの方が可能性は有ると思います。

Stdでは色々候補もあると思いますが、《保護者、リンヴァーラ》なんてなかなかいいですよね。生物の数が増えないのでTokenボーナスを獲得しやすいです。好きなタイミングでコピーを狙っていけるのでボーナスの確保の時期を狙いやすいですね。
 スペルではコピー可能なギリギリの重さ且つ汎用性を考えると魔除けが欲しくなりますが実質4cはかなり過酷。
それよりもDTKの命令シリーズの方が実用性が有りそうです。特に《コラガンの魔除け》や《オジュタイの魔除け》はかなりのボーナスを生み出すはず。《苦い真理》は単体で使う場合には3cを使いこれでコピーする際には必要に応じて色を減らすなどできる為、結構強力な組み合わせになるかもしれません。真理自体がドロー札で引き増せるので土地サポにならなくもないですからね。


 個人的にはBGxのNicFitでこれも扱えると思います。
《緑の太陽の頂点/GSZ》(X=3)程度なら十分戦力になるので、例えばGSZをコピーして《聖遺の騎士》×2にしたりですね。GSZは悪までそれ以下のサーチなのでもう一体を《ガドック・ティーグ》や《クァーサルの群れ魔道士》に換えたりする事も出来るわけです。Ins/Socのコピーは元が打ち消された場合のリスクが有るのですが、それを考えれば《突然の衰微》は非常に良い相棒になりますね。普通に2枚破壊しただけでも大きい。
 生物に関しては幾つか候補が有りますが、使いたいのは《太陽のタイタン》か《アルゴスの庇護者、ティタニア》ですね。どちらもCipで土地を回収し場に出せるので、つまり自身をコピーし続ける事が出来ます。タイタンは6/6警戒を、ティタニアは伝説なので場に落ちるのですが、生け贄に反応して5/3エレメンタルを場に残せますので結局数は増える。Cipの能力と戦闘力はタイタンの方が遥かに上ですが、GSZからのサーチやKotRとの相性を考えるとシナジー性はティタニアの方が上ですね。
まぁここらではなくとも《墓所のタイタン》なら相手のEoTに増やす事で2/2×2を攻撃に参加させる事が出来ますし、《原初のタイタン》ならGSZからの召喚で《鏡の池》自体のサーチにもなります。マナ的なハードルもクリアできますね。
 もっと軽い物ではそれこそ《包囲サイ》で十分でしょうし。
Bigmanaでは遊び甲斐のある土地になると思います。

 無色で重さと言うとやはりMUDでも扱えるはず。
《隔離するタイタン》をはじめCip持ちや、なんなら《磁石のゴーレム》とかも有りますしね。それこそフィニッシャーでも。
問題はMUDに置いて土地サーチ手段が無いので完全に出たとこ勝負なのに土地としての性能が低すぎる点。加えてIns/Socを使うデッキでは無いため必然的にKPが劣る点ですね。
正直無理をしてまで入れる必要が有るとも思えません。

 上記の命令シリーズはModernでも使われるのでその延長の可能性も無くはない筈。
まぁマナ基盤を弱める事になるので、そのリスクを負えるかどうかは別ですが。




 こんな所ですかね。
今回は非常にお財布に優しい感じになりそうです。どうしても欲しいのは《ニッサの誓い》と《歪める嘆き》ぐらいですからね。


modern怖い
modern怖い
皆さん、こんばんは。しもべです。


 OWG発売目前のこの時期に衝撃の事実が発表されましたね。
なんとModernの代表的なComboデッキであった「Twin」の《欠片の双子》と「Amulet」の《花盛りの夏》が禁止されてしまいました。

http://mtg-jp.com/publicity/0016309/#

特にTwinは環境黎明期より存在したModernを代表するデッキなのでショックは大きいと思います。ModernのKillは4ターンからと言う基本方針を表していた札でもありますし。

 ただ禁止の理由も納得できるものなんですよね。
TwinはURxのクロックパーミッションが結局そこに収束してしまうせいで構築の多様性を狭めていましたから。《野生のナカティル》や《緑の太陽の頂点》《出産の殻》もその様な理由でしたし、同様にこれが禁止されない理由が無い。
 Amuletは《精力の護符》のお陰で最速2Killも可能と言う話でしたし明らかに環境のガイドラインを越えたところにあるのでこれも納得。てっきり護符が禁止になるのかと思われましたが、その札の特殊性における希少価値から速度を速める補助剤の方を狙ったようです。
《花盛りの夏》も遙かにKPは落ちるもののデッキ自体が組めないわけではありませんしTwinも挙動上で似たような形は組める。
なので苦肉の決断且つ痛みも最小限の範囲と言うように見受けられます。


 ただやはりファンやプレイヤーの多いそうでしたし、数少ないModernのComboなので・・・。
個人的にはAmuletのあのガチャガチャした挙動がとても好きなんですがね~。

 Modernは環境発足時からこうして禁止・解禁を繰り返し常に新陳代謝を計ってきた環境なので今回の事もその一つ。
その結果が、Legacyと異なり「Modernにメタは無い」と言わしめるほどの多様性を環境に生んでいるわけですしね。これでまた環境が変わり、新エキスパンションの参戦とともに新しいデッキも生まれるでしょう。故に創造の余地があると言えます。
 が、こう禁止が頻繁に有ってはあまり積極的に参加する気になれませんね・・・。


 せめて何か解禁でもしてくれればいいのに。
因みにTwinが禁止でModernに絶望した諸氏はこの機にLegacyに参戦してみてはいかがでしょうかね?
そのメタ外・希少性故と言う所もありますが、ここの所Legacyの大会でもチラホラ使われるようになってきています。《精神を刻む者、ジェイス》や《Force of Will》にデュアランなど相応の出費が掛かりますが十分通用するスペックのデッキの様です。
なのでストレージにお気に入りをしまうぐらいなら清水の舞台から飛び降りてみてはどうでしょうか?




ネタバレ有)空の軌跡SC Evolutionクリア!! 感想・上(戦闘分野)
ネタバレ有)空の軌跡SC Evolutionクリア!! 感想・上(戦闘分野)
ネタバレ有)空の軌跡SC Evolutionクリア!! 感想・上(戦闘分野)
皆さん、こんばんは。しもべです。

 「空の軌跡SC evolution」をようやっとクリアしました!
クリア時間は108時間。難易度はHard。実働を含めると恐らく120強と言うところでしょう。一番最初に適当にやってた時でも80時間かかった作品ですが、久々にクリアに100時間越え。
「 I swear... 」の感動再び・・・(´;ω;`)



 様々なバランス改正が行われ特にクラフトの性能向上とC0ボーナスの関係でかなり物理系の地位が向上しましたね。
終盤は堅い敵も増えるのですが、それでも物理は十分強い。
普通に物理だけの面子でもいけます。

 しかし実はアーツの方が更に強化されていました。
種類の整理統合・性能強化等々ありますが一番大きいのが~鈴系のクオーツの搭載。手に入れた時は驚きましたww
正直これが手に入る最終盤はバランスが崩壊気味。
一撃でやられない限り被ダメージの大小はもはや関係なくなりますからね・・・。また周囲の雑魚を倒した後は下級アーツ連発も出来ますから。特に後続作品と異なりボスのHPが一ケタ小さい作品である為、下級アーツで1k~3k/回でもそれが4回程度連打できるだけでも十分凶悪になります。
お陰で元「2番目に有名なラスボス」がほぼサンドバック・・・。
 鈴系は恐らく水と地が一番チート。
次に時。これらは意味不明に強い。攻撃性能では詠唱が早く、範囲もある時が一番。火はクリムゾンレイがディレイが重く正直微妙。折角火の鈴が出てきてアーツ使いでも火のアーツを使いやすくなったのに。
上位では追加効果の関係で空・時の2種が強いですが、単純な速度と威力では幻のアヴァロンゲートが一番優秀。

 と言う事で物理が強くなったように見えて圧倒的にアーツが強かった。
力関係の図式は変わらないどころか、差が開きましたww

 クオーツの能力修正も大きい。
HPの最大修正値が2倍の+30%に成ったり、各種クオーツのマイナス修正(火の場合はDEFのマイナス)が無くなったりしたので単純に使いやすくなりました。特に黒耀珠(行動5≒SPD+50%)のMOV-2と刻耀珠(駆動5≒駆動時間-50%)のSTR-14%,DEF-14%,ATS-14%が無くなったお陰で圧倒的に強くなりました。


 また、今回は大ボス(各種執行者)にも最後までステータス低下が効きます。
クラフト・アーツともに大幅に付与手段が増えたため、圧倒的に弱体化しました。今作最強のレーヴェが驚くほど弱い。喩えそれらを施さずとも~鈴系のお陰でやっぱり余裕で勝てます。
Sクラも分身もそれほど使ってきません。
これは改悪。レーヴェ強化パッチが必要ですぜ・・・。
ミュラーもSクラフトのタイミングとHP量の判断を間違えなければ負けない。こちらもSクラの頻度が減っています。

 ここ等辺の緊張感を味わいたいならそれぞれ自主規制するしかないですね。
もう回転率が段違いなのでハードだろうがナイトメアだろうが関係ない。
まぁ唯一レーヴェだけはハード→ナイトメアになるとSTR 2740→ 3660/SPD 135 → 188と意味不明な数値になりますがww 「零ストーム」も強いし。


 図鑑は20強を逃しました。
そんなにモンスターがまだいたのか・・・。
2週目にはブレイク回数や先制攻撃回数はリセットされますがリトライ回数はリセットされません。プレイ時間はリセットされます。恐らく駆動解除回数はリセットされているのではないでしょうか?

 色々な変化が有る中で地味に大きいのが他のEvolutionのセーブデータによるボーナスで「幸運」のクオーツが最初から貰えた事。
中~後半以降にもらえるレアクオーツですが、これのお陰で最序盤からアイテムを荒稼ぎできます。零や閃に比べるとドロップ確率が高いとはいえ釣り餌や魔獣の食材は非常に貴重でどれだけ数が有っても足りないのはどの作品でも一緒。しかしアイテムの確率アップ系は何時も中盤程度からしかもらえず、しかも弱いので使う事に苦痛が伴うのです。がそれを補えて序盤から使える。属性値も優秀。
非常にありがたい。下手なレア装備なんぞよりも遥かに実用的なボーナスでしたね。

 猫装備がSPD+50→SPD+20に下方修正されています。
理由は判りませんがこれは必要だったんですかね?

 どうでも良いですが陽炎はいつも通り無し。
まぁそれでも原作に比べると楽なもんです。


 高レベル宝箱ボスは結構多いですが、今回は後半に各地を回る為、戦う余裕も出てきます。
能力低下も効くので対策をしっかりすればそれ程苦も無く勝てます。



・エステル
:クラフト強化の恩恵を受け、どれもが非常に有用になったエステル。
特に低消費・低ディレイ・広範囲・高威力の真・旋風輪、駆動解除+気絶60%の中円の真・金剛撃は極めて強力。CP補充とSTR↑の掛け声も健在。
また単体瞬間火力最強の「太極輪」がC0ボーナスのお陰で更に凶悪に。STR・SPDを上げてサポーター兼物理アタッカーに。

 最強武器は「麒麟具」
STR+480,RNG+1,DEF+50,ADE+50,SPD+20
最終的にLv.96,STR=1422,SPD=114で暴れまわりました。


・ヨシュア
:ジンと並ぶ味方系物理最強の一人なのは健在。
SPD↓が付いて遅延嵌めがより強力になった真・絶影、範囲と威力の魔眼に加えて、通常物理クラフト最強の真・双連撃で通常時のアタッカー兼遅延係。
アーツもそこそこ。
C0ボーナスのお陰で雑魚戦もSクラフトでGG

 最強武器は「鳳凰剣」
STR+490,AGL+30,SPD+30
最終的にLv.96,STR=1419,SPD=132,AGL=116の超回転力で戦場を行ったり来たり。流石にAGLが100を超すと割と攻撃を躱せるのですがカウンターが無いのでリターンが少なく、大ボスは普通に当ててくる。本当に死にステータスだわ・・・。
しかしそれを於いてもSPD+30なので装備品としては最強候補。


・シェラザード
:「バインドウィップ」「シルフェンウィップ」も使いやすくなったが雑魚戦をするには力不足。SPD低下もヨシュア合流後は絶影がある為不要。ステータスは丸さが際立っており要は器用貧乏。
Sクラフトも効果・威力・範囲どれをとっても微妙。
ゆえに唯一最大の強みの「ヘブンズキス」を如何にして扱えるかが勝負の分かれ目なのは変わらず。後続の作品の加速キャラのそれと比べると消費もディレイも圧倒的に少なく、且つ自身は並みのSPDが有る事を思えば常時加速要因に。
自身のSPDと生存率を上げつつ加速加速。特に味方が強くなっているので相対的にこれも強くなっている。

 最強武器は「天狼鞭」
STR+480,RNG+2,ATS+50,AGL+30,SPD+20
其の他の装備品も含めればAGLが余裕で100越えを果たし敵の攻撃を多少躱せるようになる。生存率を上げるという点で重要。


・オリビエ
:ステータスは最底辺に次ぐレベルで低いのは変わらずながらクラフト・アーツの性能向上により更に使いやすくなった。
元々アーツ使いは少ないので需要もある。
Sクラはハウリングバレットは魔法扱い・レクイエムアーツは物理扱いなのでどちらかと言うと前者の方が強力。倍率は低いが物理は堅い敵が多いので。

 クラフトは中円回復+CP回復のハッピートリガーが実に素晴らしく、残りも付属効果がそこそこ。
アーツ自身の性能の向上もあるが、~鈴系が付いたことで連続詠唱が可能に。固定枠も使いやすい幻1つなので総じて最も使いやすいアーツ使い。最上位の中では駆動・威力共にバランスが採れて優れているアヴァロンゲートなのも有難い。下位4属性を捨てれば行動系と駆動系の両立も他を捨てずとも可能なのでクローゼではハードルの高い高速駆動も容易。男性陣のアーツ系装備が弱い分を補って余りある。
鈴系では早めに手に入る天王鈴でゴールドハイロウ・テンペストフォールで相手を弱体化。ダークマターで収束。出来ないならラストディザスターを連発し後半を作業ゲート化した。

 最強武器は「霊銃 久遠」。
STR+480、RNG+4、ATS+100、SPD+20
武器も強く、ラインも強くアーツ使い最強候補。


・クローゼ
:何故か最大の利点だった「リヒトクライス」が大幅下方修正を喰らった代りに、ケンプファーが最後まで暴れまわる事に。
皆口ボイスを除けば本体は鷹。人間はオマケ。
簡単にクリアしたいのなら使いまくるべし。
それでも先出しのグラールスフィアの価値がそれ程無い(敵が弱いため)ので、後出しのリヒトクライスを良く使うことになる。

 最強武器は「月読」。
STR+480,ATS+50,ADF+50,SPD+20
最終的にLv.96,ATS=1059,SPD=114,+辰星鈴でティア/ティアラの駆動1+アクアブリード駆動8/コキュートス駆動14+アクアミラージュ駆動2の超回転力で戦場を完全支配。誰よりも回復し誰よりもダメージを与え誰よりも敵を屠り処刑人と化した。ブラッディ何とかさんですかね?
多分時属性でその方向性をすればより強くなる仲間はいる。
ATSはあと+100程度できますがそれよりも他の装備品でバランスよくした方が良いですしね。



・アガット
:序盤は頼りになる相棒だが、終盤は正直使いにくい。
クラフトはどれも高威力だが、ディレイが遅く追加効果の火傷も後半では使いづらい。ステータスもSTR以外見るべき物が無い。
しかし全体攻撃+高火力な「ドラゴンダイブ」にSTR↑のボーナスが付いてより凶悪になった「バッファローレイジ」の価値は健在。その上今回は「吸収」のクオーツが吸収率が2%→5%に強化されたのでクサナギ+ベルゼルガーのように動けます。まぁ其処までの回復力は有りませんが自己完結しやすくなった。
一芸特化型。

 最強武器は「奇剣 鬼喰い」
STR+560,SPD+20
正直最終ダンジョンに特別な因縁も無いので連れて行く理由も無い・・・。



・ティータ
:最弱候補の一人。
HPが最終盤でも7000強と言う驚異の低さ・・・。その上素のステータスで秀でる物も特にない。アーツも苦手。

 最強武器は「九龍砲」
STR+530,RNG+3,SPD+20,大円
専用防具「ヨルムンガルド」と合わせるとSTR/DEFともに1300越えも可能で中々の物理アタッカーになれる。通常火力で考えるとかなり優秀ながら攻撃クラフトが貧弱すぎて結局使え無さそう。と言う事で雑魚専門になってしまうのでやっぱり使えない。
「バイタルカノンII」が地点指定の中円HP回復・全状態異常/能力低下解除なので回復を中心としたサポーターもボス戦なら務める事が出来そうです。



・ジン
:「挑発」の無価値化と「真・龍神功」の希少性が失われた事により弱体化したジン。
それでも広い戦闘フィールドと追加されたダークマターのお陰で囮戦法は健在。龍神功も消費は挙がったが「アースグロウ」の効果と低ディレイ化で一長一短なので十分強い。
味方陣営の中では物理面で劣った部分が無く、何より本体のHPが段違いで高いので数少ない大ボスとタイマンで殴り合いが出来る強さ。お望みどおりヴァルターとはタイマンしてもらいました。
グラールロケットを付けておくと養命功で救助係にもなる為、非常にボス戦が安定する。雷神脚も封技60%と性能が上がったので雑魚戦も熟せるように。数少ない明確な上方修正は地属性のクオーツでSTRが下がらなくなったですね。
Sクラフト「奥義・泰山玄武靠」は中円攻撃のみでやや寂しいが威力は保証済み。ついでに地味エフェクトが多少改善されました。
工夫の要らない物理系最強。
OPに省かれようがアニメで省かれようが強い。

 最強武器は「千手観音」
STR+510、DEF+100、SPD+20

 しかし問題は泰斗流が後続作品で掘り下げられたのに技が一つも増えない所。
まぁ移植リメイクなので致し方ないのですが、寸勁も菩薩掌も風神脚も鳳凰天翔も千手悔拳も何一つ追加されない事・・・。寸勁ぐらいくれや!



・ケビン
:元祖無敵バリア「グラールスフィア」が大活躍!!の筈がハードだと一撃死するような非ダメージはまず無いので思ったより要らない。
それでも本人が強い事に変わりなく、ステータスもヨシュアに次ぐレベルで高水準に纏ったバランス型。
クラフトが強くなったお陰で使いやすくなったサクリファイスアロー、状態異常+体力回復にATS↑のボーナスが付いたセイクリッドブレスのお陰で良質なサポーターに。グラールスフィアを大して使わないので残りを積極的に使う。

 最強武器は「破弓 綺羅星」
STR+510,RNG+5,ATS+50,SPD+30
SPDは最高なのでATS系の中で最高性能。
最終的にLv.96,ATS=761,SPD=73と装備品が残り物の関係で明らかに一段低い数値ながらグラールロケットを装備して良質サポーターとして最終メンバーに同行。



・ミュラー
:PSPから追加された最終参戦組。
HP・STR・DEF・SPDがどれも最上位一歩手前と言う高レベルアタッカー。地味に水属性のアタッカーとしてラウラの先駆け的存在。
「ラグナバインド」は低ディレイ・低消費(20)・引付け・気絶50%と優秀な性能
「ハウンドゲイル」は小円+気絶60%と高性能な代わりに消費CP40と大きめ。「ブレードダンサー」は重ディレイですがSTR/ATS↓で低消費でHit数多し。「ミラージュエッジ」は駆動解除+STR↓↓で重ディレイ。
Sクラの「破邪顕正」は大円+気絶50%とこれまた高性能。
未だ真価のチェイン2回攻撃が無いのですが十分使える性能。全体的にクラフトの威力も高い。

 序盤から使えていたらさぞかし強かったろうに・・・。残念ながら気絶は大ボスには効かない時期なので素のステータスとラグナバインド・ブレードダンサーぐらいしか強みを発揮できません。ストーリー的に引き連れても特段のイベントは無く、どこぞのムキムキメガネと同じ処遇。
攻撃範囲は小さめで、重ディレイも多いですがアガットほど重くも無いので普通に強い。

 最強武器は「ダイナフォッシル」
STR+530,AGL+30,SPD+20


・ユリア
:同じくPSPから追加された最終参戦組。
バランスアタッカーの代わりに秀でた物が無いのでやや使いづらい。
「ランツェンレイター」は駆動解除+ATS↓↓
「ミラージュベルク」は低ディレイの自己完全防御+AGL↑が付くので回避系を付与すると面白いかも。
Sクラの「トリニティクライシス」は中円+ATS↓
同じく真価のチェイン2回攻撃が無し。その上「号令」も無いので3rdの強みが1つも残っていない。
正直弱い。
3rdからは本気出す。

 最強武器は「デヴァインノヴァ」
STR+480,DEF+50,AGL+30,SPD+20
Lv90の時点で自力でAGL145まで行くので後はミラージュベルクで常時AGL↑↑にしておけばシャイニングポム化する。と思いきや平然と攻撃が当たるww ほんと何のためにあるのだろうかAGLは。


・ジョゼット
:リベル・アークより参戦。
SPD以外はほぼ全て人並み以下の最弱候補。
盗みクラフトも無いので、全体攻撃のSクラフト「ワイルドキャット」程度しか強みが無い。
スタンピードはDEF/ADF↓↓、アンカーフレイルは100%気絶と単体攻撃である事を除けば付加効果はそこそこのクラフトが揃うが、ボス相手には無力。
何よりイラついたのは、グロリアス攻略戦においてLv95の宝箱3つの攻略時にこいつを使わなければいけない事。仕方ないのでSPD特化でサポートアーツ担当にしたがEPも低いのが更にたちが悪い。
個人的にはこいつの性でリトライ記録0が破られた恨みも・・・。

 最強武器は「デヴァインノヴァ」
STR+480,DEF+50,RNG+4,SPD+30



 最終メンバーはエステル、ヨシュア、クローゼ、ケビンの4名。
ケビンは誰でも良かったのですがまぁイベント重視で。最強装備はエステル・ヨシュア・クローゼの3名。正直クローゼのそれより明らかにケビンの装備の方が強いのですが、まぁ最序盤からここまで頑張ってくれたクローゼへの功労賞と言う事で。




 戦闘に関してはこんな所ですね。
原作のノーマル~イージーが今作のハードなのではないか?と思うほど簡単な場面も多いのですが、被ダメージだけは多いので縛りプレイである程度調整可能です。また油断したりバックアタックになると簡単に死ねる。

 やっぱりSクラフトの威力倍率はこのぐらいで良い。精々通常攻撃の2~3倍程度の火力でないと。閃だとインフレし過ぎて通常攻撃する気なくなりますからね。
オーブメントの属性値とライン配列も懐かしく面白い。特に以前とクオーツにしろアーツにしろ異なっているのでそれらを如何に共存させようかああでもないこうでもないと悩むそれがいい。
ココも閃では味わえない。
とは言ってもこれは簡易化も致し方ない部分もあるのですが・・・。


 振り返ってみると、やはりかなり現代仕様のストレスフリーな作りにしているように思います。
ロード時間もほぼ無し。道中でのフィールドアタックの追加により有利な状況からの戦闘開始、又は戦闘を裂けることが出来るようになら圧倒的に楽に。
また高速化・Autoモードにより時間も短縮。
天眼や探知の様な探索向きのクオーツも先頭にせずとも仲間内で共有できるようになっています。
一部不満は有りつつもシステム周りはかなり扱いやすくなっているように思います。



 
ネタバレ有)空の軌跡SC Evolutionクリア!! 感想・下(ストーリー分野)
ネタバレ有)空の軌跡SC Evolutionクリア!! 感想・下(ストーリー分野)
ネタバレ有)空の軌跡SC Evolutionクリア!! 感想・下(ストーリー分野)
続き


 これで4週目?ですが、以前やっていた時はヤリコミをすることはなく攻略情報も見なかった為に、今回丁寧にプレイし直したら知らないイベントや敵がわんさか出てくる。毎度ストーリーだけを追っていた弊害か・・・。
-ボースの食材調達イベントでゲテモノ食材のおじさんを紹介するというイベントを知りませんでした。当然今回も全く知らずスルーしてしまい・・・(´・ω・`)
-8章では各地を回る事になりますが、ティータのパワーアップイベントを発見
-また各地の塔の最上階に敵がいる事も知らず、今回偶々発覚。

 等々色々出てきました。
単純に町の人間の会話聞いているだけでも色々伏線出てきますね。
料理も釣りも本もコンプリートは初めて。この勢いで魔獣図鑑もだ!と思ったら8章の手配魔獣が同じ見た目の癖に持ち物だけ違う性で別枠扱いになり、不注意で一体逃す。
2時間前に戻る気にはなれず・・・(´・ω・`)
 戦闘図鑑は死亡は兎も角リトライは零や!と思ったら最終章序盤で僕っ娘救出イベントが入り、開幕1パンチで沈む僕っ娘・・・。
1時間前にやりなおす気にもならず、致し方なくリトライが2回(2度も死にやがって・・・)。
しかもクリアした後に図鑑見てみたらまだ20強の雑魚が図鑑に載っていないww

 と割とグタグタww
食材おじさんの件を逃しており、また後一つ何処か不明ですが加点を逃していてBPは378でB+止まり(´;ω;`)ブワッ
考えてみれば一度でもA級に成れた事あったっけ?
なんで零EvoではA級のクリア条件簡単にしてくれたのに今回はそのままなんや・・・。


 本命のイベントの方ですが、大なり小なり不満は有りつつも全体的には良い出来だったと思います。
フルボイス化がEvolutionの売りの一つですが、殆んど不満の演技も無い。特に導入部だったFCに比べ物語が大きく動くSCでは、その分物語性が強く、語りが入る機会が増えるゆえに臨場感やその出来に大きく寄与する事が出来るのでFCよりもずっと価値が出てきます。

 FCの頃にも書きましたが、通常会話にボイスが付く事でそのキャラクターの人間性が遥かに強調され、生を吹き込まれている様です。
アガット、シェラザード、ティータ、ユリアなどは本当に印象が変わりましたね。
作品の掘り下げに間違いなく貢献しています。
アガットは特に5章のティータとの語らいが素晴らしい。こんなに良い演技できるのか・・・と言うほど。声優さんの本領発揮ですね。
 そして矢張りキャラクター通しの繋がりと言う物の良さを実感。
主人公が絡むのも別にいいんですが、主人公がいなくとも深く醸成されていく絆、それを物語るのはやっぱり本人通しのストーリー有ってこそですよね。
やっぱりSC最高や!!

 以前やった頃にはさっぱり気づいていなかったのですが、
この5章のアガットや市長コンビの過去から目を逸らす事の欺瞞とその気付き、そこからの成長はヨシュアのそれに繋がっていたわけですね。

 4章の夢の中の話も良かったなぁ~。
レナさんとはあそこでしか会えないし。最初何していいのか判らんかったけど、そうかあそこで吹くのか!と思いついた時にこみ上げた感情とか思い出しました。
ヨシュアと合流する前の「家族の在り方」を明示したイベントでしたね。

 んで本作最高の6章のイベント。
上述の通りボイス付のイベントの出来が全体的に良好なのですが、しかしやはりこの章のエステルは良いなぁ。特にレーヴェとの語らいぐらいからの彼女の覚醒っぷりが、正に「太陽の娘」と言われるほど輝きだします。
 砂浜イベントも素晴らしい。
久々にゲームやってて目頭が熱くなりましたよ。もう何回目か忘れましたがww
特に、ドラマCD版は個人的には情緒に訴えかけすぎた演技で逆にイメージの中のエステルらしさが失われてしまっていたと感じていた(「英雄伝説 空の軌跡SC ~繋がる絆~」とかで動画版で検索すれば幾らでも出てくるはず)ので、今回のEvoではイメージ通りサバサバとした口調と温かく湿っぽい口調を交互に使っていく演技になっていました。
いい出来ですよホント。
たしかなまんぞく。
 只気に掛かる点が2つ。
1つは割と軽めですが、BGMのアレンジがメロディーラインを増やしている分不安定になってます。個人的にはここは原作通りハーモニカorクラシックギター?を強調した大きくはなくとも芯のあるシンプルで太いBGMの方が映えるので、ここは原曲に変更がお勧めです。
2つ目はかなりダメな部分で、Evoシリーズになってからイラストの一枚絵をイベント時に挿入する事が良くあるのですが、とにかくこれが邪魔です。碧の時にも思いましたが、これが長々と全画面で表示されているおかげでプチキャラのモーションがまるで見えない。ヨシュアやリーシャのそれが全て潰されています。ヨシュアの目に手を当てて驚き、顔を覆うあのシーンが見えないわけです。何の動きも無い場面ならともかく、こういう場面でダラダラと移し続けて・・・。
しかもこのシーンはキャラのアクションだけでなく表情もころころ変わるのですが、それも一枚絵のアップの顔は当然固定されていますので違和感がかなり有りました。
ついでに暗転しない。
 全体的によく纏っていますし、両声優さんの演技も素晴らしい。ついでにイラスト自体の出来もまぁまぁ。
なのにどうしてこう余計な事だけは一生懸命自己主張するのか・・・。



 ワイスマンがとうとう本格参戦する6章ですが、思っていたのとはかなり演技のイメージが離れていました。
もっと飄々と且つ慇懃無礼な感じの声をイメージしていたのですが、こちらでは外連味を大分持たせて太く濃い演技をしていますね。
まぁ所詮私のイメージと違っていただけなので、これはこれで問題無し。
 しかし、やっぱりこのワイスマンは良いキャラしてますよね、敵として。
昨今は軌跡も含め敵キャラに戦わせる致し方ない理由を作ったり実は意外と良い人でした的な人間味を持たせたりする事が多いですが、こういうフルボッコにしても何の心の痛みも無い様なゲス・外道の方が落ち着く。
理由が有ろうが無かろうが、それまでの行動が否定されるわけでもないのに無駄に語らいが入っても萎えるだけですしね。どこぞのお嬢様の様にやり逃げはもっと悪い。あいつ凹らせろよ!!
と言う事でコイツは非常によく出来たやられラスボスですよ。本当に呼吸するように新しいゲス要素を次々と繰り出してくる。清々しいまでの外道です。


 レン・ケビンと後続作品に続くキャラクター性もこれで補完できています。
レンは零・碧で散々演技していましたが、やっぱり本来の活躍はこちら。それを知った上で、やるからこそ零のイベントも感動ものなわけで。
問題は3rdの扉イベントの中身ですね。通常のCEROでは間違いなく対応できないですし、そうするとPSP版の様に意味不明な話になります。私もネットでPC版の動画を見るまでは????でしたからね。
取り敢えず零Evoやってくるか。
 で、その3rdの主人公のケビン。
もっと濃いべたべた関西弁キャラを演じるのかと思ったら爽やか・穏やかな関西弁キャラでしたね。どちらかと言うと3rd原作よりも碧のそれに近い演技です。まぁこちらの方が親近感湧きますから。自称和み系らしいですし。
しかしケビンってあまり覚えてませんでしたが、終盤までスポット参戦ばかりで殆んど使えなかったんですね。

 サブキャラでもアントン&リックスとかアルム&エアリーとか後続作品にも出てくるキャラの原点でもありましたし。
それらを見ていくのも楽しかった。


 BGMは相変わらずいい出来でしたが、幾つかはやはり原作の方がスキと言う曲もあり今回も原作版DLコンテンツを購入。
好きな時に切り替えは便利です。
EDは同じく「 I swear... 」ですがこちらも撮り直しが行われています。また映像部分はだいぶ異なっていますが、個人的には問題無し。特別好くも有りませんが嫌でもない。
顔パターンが少ないとか正面グラ無くしたとかいろいろありましたが、何だかんだ新イラストも最後には慣れました。
 HD化のお陰でPSPのぼやけたが面では判別できなかったプチモブの動きも細部まで分かります。
そう言う発見の一つ一つが楽しかった。


 因みにクリア後の2週目開始の難易度選択画面では前回と同じく子安氏の「琥珀の愛」が流れます。
今回は2番。
別に今回は要らない気もしましたが、まぁ有るに越したことはないw

 細かい不満は幾つか出ていますが、それは依然述べた分が精々で大体は無視できるような物ばかり。少なくとも完成度では零・碧に比べたら雲泥の差です。
但し、OPだけは劣悪を通り越して害悪なので本当にここはどうにかならなかったのでしょうかね・・・。


 総じて感じたのは、矢張り原点たる「空」が最高だという事。
各キャラクターが生き生きしていますし、絆の深さ・仲間としての在り方に好感が持てます。これがやりたかった軌跡なんですよね・・・。個人的にはエステルの性格は好きではないのですが、彼女だからこそ成立したストーリーがここにあります。他の誰にも代えの効かない唯一無二のストーリー。
 それに各キャラクターの成長がはっきりと見て取れるんですよね。へっぽこ→覚醒のエステルや同じくトラウマを乗り越えるヨシュア。ツッパリ→打ち解け→いい兄貴なアガットなど。サブキャラも含めて大なり小なり各キャラが人間的な成長を遂げているわけです。
閃のメンバーって正直明確な成長を見せる人間がマキアス・ユーシスぐらいなんですよね・・・。後は成長してるのか後退してるのか今一つな面子か変わらない面子ばっかりで・・・。
イライラする事もしょっちゅうでしたし。
ストーリ上ではしているんでしょうが言動が馬鹿過ぎてそれが見えない。シナリオライターの性か?
果たしてラノベの軌跡IIIはどうなるか・・・。

 個人的にはやっぱり買ってよかったと思える作品でした
零や閃から入った方々への空のプレイの機会の提供にもなったわけですし出た価値はあったと思います。
3rdも楽しみだな。


追記)
 またシリーズにおける後味の良さも「空」は抜群。
結社との決着はつきませんが、とりあえず黒幕はフルボッコに出来るし、リベールで起こっている当面の問題は解決できているからです。

 閃は論外としても、零・碧は黒幕には逃げられるわ、街を好き勝手にした奴らを理解不能な感情論で見逃した結果やっぱり逃げられ尚且つ結社の戦力状況に貢献されるわで意味不明。また、あれだけ頑張ったのに結果的にクロスベルは帝国に占領されてしまいます。その後に独立が果たせるとは言え、後味の悪さは残る。
 そもそもロイドたちが大樹を崩壊させるべきかどうかのか?と言うところにも議論の余地が有る。倫理的な問題が有るとはいえ、あれが有れば帝国の侵略を阻止できたのは事実であり、ならばそれを含めた方針を政治家たちが議論し国民に信を問うのが民主主義ではないのか?あの場で可及的な判断を要されていたわけでもないし、事を成したのはロイドたちの都合と言われても仕方ない所が有ります。
 政治の問題に正解は無いため、満額の回答を用意しようがないわけで、どうあっても賛否の分かれる終り方になる仕方なかったのは零・碧と言う作品に置いては致し方ないところですね。

 これらに対して種々の問題が殆ど解決している空はやはり素晴らしい。カタルシスがあるとは正にこの事を言うのだと思います。
まぁ厳密には執行者には逃げられていますが、それも碧の赤い星座の様に都市を襲った際に民間人を蹂躙したわけでもないのでまだ我慢できる範疇。

 平和になり人々の笑顔あふれる邦。
新たな歩みを進める仲間たち。そして互いに手を取り進み始めて希望溢れる二人の姿。
さわやかで健やかですよね。
よかったよかった。めでたしめでたし。



追記の追記)
振り返ってみると空Evoの一番の欠点(マイナス点)は結局表情パターンの減少。ミスマッチでしたかね。
例えば、実はFCで16、描き直されたSCで19とエステルの表情パターンが有るのですが、おそらくEvoでは統一な上に10強(数えてないので詳細は不明なのですが)。それはどうあっても少ない・足りないですよね・・・。
特にエステルはFCの頃はやんちゃ坊主な表情が多いのに対して、SCでは精神的な成長をし成熟した表情をしている物も増えています。ここら辺の変化が無いというのは割とマイナスでしたね。そして使い分けの無さはこれまで指摘した通りです。
因みにヨシュアはSCで追加されています。

 しかしまぁこれも、今までの様な致命的に我慢できない範疇ではありません。
そしてそれぐらいしか難癖をつける部分が無いのが空Evoと言う作品。後は細かい物ばかり。
本当に今回は頑張ったなぁ~と思います。



エターナル)無色札系でつらつらと考え事
エターナル)無色札系でつらつらと考え事
エターナル)無色札系でつらつらと考え事
皆さん、こんばんは。しもべです。


 OWG発売直前ですね。
色々デッキ構築に妄想の暇が有りませんが、GPも近く皆さん大変な時期ですね。


 さて、以前挙げた記事で《難題の予見者》は《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》+《ウギンの目》で《思考囲い》から2ターン連続でハンデスしつつ4/4を2t目に出せて強い!とか言う恥ずかしい文章を挙げましたw

 残念ながらそれだと用意できるのが(B)(B)+(2)マナ軽減なので(C)が出ずどう足掻いても着地は3t目なわけです。
なので2t目の行動として何が理想的なのでしょうね?

 個人的には《歪める嘆き》がやっぱりいいように思います。
1t目《思考囲い》を前提としてますが、それで相手の選択肢を限定できるので、2t目に《嘆き》を構える際に機能しやすくなるはず。対処できないものをハンデスしてしまえばいいだけですので。また、何も無ければ相手のEoTに末裔Tokenを出せればマナソースにもなるのでより行動がしやすくなるはず。
まぁこれ自体もMidrange気味の動きですが、しかしそれ以外が微妙ですね・・・。

 1t目の行動を空けるのなら《探検の地図》から2t目起動が割と挙動としては安定しそうですね。
 それ以外だと《群れネズミ》なんてのもアリかも。
《アーボーグ》にしろ《ウギンの目》にしろ無駄牌となり易いため捨て札には丁度いいですし、マナが伸びやすいデッキなので中盤以降のネズミゲーに出来るかもしれません。無色マナに貢献できる《変わり谷》も使えますし、1t目囲いの挙動にも合いますからね。
しかし動きとしてはアリですが挙動としては弱いなぁ・・・。

 Legacyなら1t目《アーボーグ》なら2t目《Hymn to Tourach》と動けるんでむしろ問題は無いんですがネ。
正直Modernではあまり良い挙動は有りませんね・・・。



 其の他気になった事
・《裂け岩の扉》+《輪作》
:《ウギンの目》にマナ能力を与えると言う点で《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》が注目されていますが、《裂け岩の扉》と言う土地にもそれが出来ます。因みに最近LegacyでもLandsで使われてますね。《血染めの月》対策?
 が、面倒なのはそれを墓地に置かなければいけない点。ただでさえC+1色の実質2色なので、そこに捨て札を入れる為にもう1色足すべきとは思えませんね。そこで出てくるのが《輪作》です。土地1枚を生け贄に土地銀弾が出来るので、場の《裂け岩の扉》を墓地に落しつつ必要な土地のサーチが出来ます。正に欲しかった《ウギンの目》や《エルドラージの寺院》にその他諸々です。
土地が大きな価値を持つデッキになるはずなので、それをサポートする札と言う事で《輪作》自体にも価値はあるはず。

1t目:《森》系
2t目:《裂け岩の扉》→(1)を出しつつ《輪作》で《ウギンの目》
とすると(1)(G/W)+(2)マナ軽減で実質4マナ出る事に成りますね。
 《裂け岩の扉》自体も (1)マナを出せるので土地として腐りにくいのも良いですね。

 ただ添える2色目がハンデスが出来るBに対してGではあまり有効な一手が無いのがどうかと思いますね。まぁ《古き物の活性》でも良いですし、そもそも1t目の《森》に《輪作》して《エルドラージの寺院》を持ってくるのでもまぁ悪くはないんですがネ。
妨害力に関して不振が有るのは否めない。

 Legacyでしか出来ない組み合わせですが、まぁエルドラージBeatdownを組む際の一考慮にはなるはず。



・《宝石の洞窟》
:他の方のDNに載ってて面白そうだなぁ~と思ったネタ札。
悪までネタ札。
単体では極めて使いづらい伝説の無色土地なんですが、しかしその真価は後手のゲームで初手に有った場合で、ハンド1枚を追放する事でゲーム開始時に場に出す事が出来ます。こちらが後手でも1マナを構えつつ、自ターンの1t目に2マナ、2マナランドが有れば3マナまでを揃える事も可能。なので実質的には後手の初手専用の《金属モックス》ですね。

 しかしそれだけ見ると土地枠を使う上に重ね張りできず、且つ後手の初手に無い場合はマナ加速もできないという何とも欠陥品
ですが、よくよく考えてみるとモックスも土地枠に換算するのも同じ。また初動(1~2t目)でもない限りハンドのすり減っている中盤以降でわざわざディスアドをしてまでマナ加速をする事が有るのか?と言うとかなり微妙です。
それでもAtf札であるのも事実なので「金属術」やその他Atfシナジーを活かす事も可能ではあります。しかしそれらが無いデッキの場合どうしても上回っていると言えるほどでもないはず。
 そして明確な利点として、単体で土地として機能する為に中盤以降の腐りにくさでは断然洞窟の方が上です。また刻印用の札に制限が無い。単体でも(1)が出る事が(C)の調達手段にもなります。必然的に無色が増えるデッキに置いて刻印札の選択肢も《金属モックス》では限られる。これは最も不要な札を捨てればいいだけ。ダブった場合は捨て札にするとか最低でも(1)マナソースになるとかの使い道もあるわけです。モックスではそもそも色マナしか出ない事だし。
総合的に考えればCデッキに置いては中々に価値が有ると言えるマナ加速札に見えます。


 最序盤の2マナスタートを目指すのなら置いておいても悪くはない札に見えます(見えるだけw)。
しかしそうでないなら、そこまでする必要もなさそう。
それと、上述の通りエルドラージデッキには無駄が多いそのため、処理手段は必須ですね。そうするとルーターの多い色なども対象になっきます。Bでも《ヴェールのリリアナ》や上述の《群れネズミ》なんかが相当しそうです。


エターナル)無色札系でつらつらと考え事 その2
エターナル)無色札系でつらつらと考え事 その2
エターナル)無色札系でつらつらと考え事 その2
皆さん、こんばんは。しもべです。



 《次元の歪曲》は無色の軽量除去としてこれまで除去が無かったデッキにも採用の可能性を示しました。
除去としても軽さと範囲のバランスは取れており、プロテクションも突破する点は非常に旨味が有ります。
 が、やはりその真価を発揮するには+/-修正の特性を生かし、自身の生物のパンプにまで使えてこそだと思います。
しかし、タフネスが下がる為に必然的に中型以上に限られます。同時に戦闘にも数値系除去にも弱くなるリスクも抱えています。これらを突破しつつ併用できる生物を採用し、且つ除去が薄い様なデッキとかないかな?とまぁ考えていたわけです。


 で思いついたのが
・《アーティファクトの魂込め》
  +《ダークスティールの城塞》
です。
これで5/5破壊不能なので除去も戦闘死亡のリスクも有りません。回避能力の無さも補えるので5打点を叩き付けやすいですし、道が空いていれば8/2とこれまた強力な打点ですね。

 んで、これを扱う様なデッキですが、「Affinity」は除去より殴りに行った方が早い場合もある上に、多色化も出来るので除去持たせます。
そもそもデッキ全体のサイズが不足していますし野で対象が限定的すぎます。《マイアの処罰者》とか《ダークスティールの巨大戦車》なら単独でも使っていけますが・・・。

 と言う事で別に考えて、出てきたのが《ファイレクシアン・ドレッドノート》を使った「ハサミノート」デッキです。こちらなら元々色も少ないので除去としての価値も出せます。まぁ2色目にRやBを選択すればいいだけですが。
一応ドレッドノートを強化し15/9トランプルにも出来ますね。
 またこのデッキは《ダークスティールの城塞》《不毛の大地》と無色土地8枚を最低でも扱えるため(C)の調達にも困りません。主力のドレッドノート自身がAtfであり無色が苦にならないのも良いですね。




 こんな感じで他にも使えそうなデッキや生物は有るかと思ったのですが、意外にパンプまで含めると対象が少ないんですよね。(MUDやエルドラージは言わずもがななので却下。)

 信心デッキだと《海の神、タッサ》なんかは実に良い相性なんですがネ。
除去の薄いデッキ。初速が遅い。破壊不能に十分なサイズ。また自身をアンブロッカブルにも出来るのでパンプ分を叩き込みやすいのも魅力。
同じ様に《死者の神、エレボス》とか《狩猟の神、ナイレア》も良い強化対象になるのですが、そもそもデッキにこいつら使いませんからね・・・。《勝利の神、イロアス》とか《歓楽の神、ゼナゴス》なんかも良い対象なんですが、信心が遠すぎる・・・。

 生物ではありませんが《龍眼のサルカン》や《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》《歴戦の戦士、ギデオン》なんかが良いかもしれません。
どれも生物化する際に十分なサイズと「破壊不能」を得る事が出来ますからね。
特にサルカンは飛行の回避能力も活かしやすいですし、アドロスですが[-3]の合わせ技でタフネス7まで処理出来るようにもなりますし。オリジンギデオンも[0]に加えて[+1]で生物に破壊不能を付与できる点までは良いんですが、これが入るようなデッキに強化対象は他にいそうにないんですよね・・・。
まぁ赤に攻防一体のスペルを使うならそのまま火力で良いと言う悲しい性が有るのですがねw



レガシー)今週のSCGの結果 OWGの影響は?
レガシー)今週のSCGの結果 OWGの影響は?
レガシー)今週のSCGの結果 OWGの影響は?
皆さん、こんばんは。しもべです。


 2週間ぶりのSCGです。
今週はAtlantaで行われ、LegacyもClassicが併催されました。結果を見ていこうと思います。
ペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=01/24/2016&end_date=01/24/2016

 今週の優勝はJohn-Peter Reiland氏のGoblinsです。


以下Top16(上から順に一位~)
Goblins
MUD
Grixis Delver
BUG Depths
Miracles
Death&Tax
Miracles
ANT
----------------
UR Delver
RUG Delver
Belcher
BUG 続唱
ANT
Death&Tax
Imperial Painter
BUG 続唱


 です。
特徴は最近見かけなかった、数が少なかったフェアデッキが増えているという事ですね。部族は言わずもがなですが、MUDやLands系等前環境では相応以上の数がいたデッキ群です。このところは不安定。フェアデッキ群には強いとは言われていますが、今の所Tempoデッキがそれほど多いわけではない環境ですからやや劣勢も致し方ない。しかしMiralcesの数を見ればもっと増えても良い様な気もするんですがネ・・・。矢張り対策か。
 無色を使えるデッキが最近の大会の中では圧倒的に多いように思いますが、OWGさんの新カードはほぼ使われていません。まぁ予想通り・予定調和ではありますね。まだここから変化する可能性も有り使われるか無視されるかは不明ですが・・・。

 Tempo・Miracles・ANTの3つは相変わらず安定。
数の増減はすれどきえる事はほぼ無いですね。まぁバランスが取れている証拠でしょう。
ただ、ComboはANT以外はあまり安定はしていませんね。
ココの所安定していたSnT系のSneakShowがいません。たかが大会一つなので、関係は有りませんが、SnT系自体が環境的な数の復帰をしていないのは事実でしょうね。Belcherは地味に2大会連続のTop16ですが、まぁこれは良く判らん。

 個人的には均衡が取れているメタなのでどう動くかは不明なのですが、《血染めの月》を用いたPainterはもう少し増えても良い様な気もするんですが・・・。スィーパーも機能しやすいですしね。
Tempo系が《冬の宝珠》を取っているように特殊地形系には効果が上がっているのも明白ですし。今は特殊地形対策がされるのが当たり前なのでそこら辺が中心のデッキには苦しい環境が続くかもしれません。


 さて、ここからは個人的に気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=98007
優勝したJohn-Peter Reiland氏のGoblinsです。

 いつ以来か?と言う様なSCG優勝のGoblins。
3大部族の中では最も日陰が長い分インパクトも大ですね。唯一OWG産の札《歪める嘆き》を使っているデッキでもあります。しかし僅か1枚。

 久々ですが、その構築自体もかなり独特です。
まずtWの《スレイベンの守護者、サリア》型でも、赤単色でもありません。tBGと言う珍しい構築をしています。
当然中身も珍しい。
《ヤスデ団》と《地下牢の管理人、グレンゾ》が採用されています。意図は良く判りませんが対Miraclesを想定しているんですかね?
サイドには《巣穴の運命支配》も入っており《棘鞭使い》も入っておりファッティにも対処できます。

 基本形である《モグの戦争司令官》は抜かれており、その分《ゴブリンの酋長》や《群衆の親分、クレンコ》が入っているためよりKP重視ですね。酋長は1点スィーパーに対しての耐性にもなります。グレンゾもそうですが全体的に数の確保。保持の戦略を重視している様に見えますね。
 対して3枚採られた《Pyrokinesis》に2枚の《ゴブリンの名手》と小型除去にも力を入れているのも判ります。

 上述の通りサリアは抜かれており、軽量デッキには《虚空の杯》で対処するようですね。自身への被害もそれなりですが、CotVはどうなんでしょうね・・・。
Tempoは兎も角、Storm系もそれなりの環境で、サリア貫は推奨されるべきなのか・・・。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=98022
4位、Lincoln Baxter III氏のSultai Depthsです。

 以前にも見られたLandsのBUGカラー構築ですが、その時とはずいぶん形が異なります。
《吸血鬼の呪詛術士》《森の占術》《探検の地図》まで配した徹底した高速DDコンボ型でしたが、こちらはもっとControlシフトしていますね。
特に《精神を刻む者、ジェイス》《ヴェールのリリアナ》の2大PWが特徴であり、《瞬唱の魔道士》まで使ってControlデッキとしても振舞えます。低速になった分、Bantカラーで使われている《直観》の様な強力なサーチが使えるのでDDデッキとしても決して遅くは無いです。
また、《The Tabernacle at Pendrell Vale》なんかを見るとBUGカラーにしたLandsと言った様子でもあります。

 通常のLandsに加えてハンデスと打消しを用いる事も出来るため、アンフェアデッキに耐性を持たせる事も出来ますが、その分《抵抗の宝球》やCotVも使えません。また自身でUを使うため《窒息》も使えないなどやはりデメリットもそれなりに目立ちますね。

 しかしその分サイドも色々と調整できる余地も有りますね。
特にBの部分はLandsでは発揮しづらいので。《毒の濁流》《夜の戦慄》での小型対策や《カラスの罪》を使った鴉Loamでの対Controlなど。
どれ程価値が有るのか判りませんが《グルマグのアンコウ》も珍しいですね。ただ、この所、この手の非生物デッキのサイドにアグレッシブサイドとして用いられていたりと面白い使い方がされるようにもなってきています。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=98015
11位、Cody Sweeney氏のBelcherです。

 メインでは《金属モックス》2枚が《炎の儀式》にスイッチしていますね。
より連鎖性を増す構築になっています。あまり見ない構築ですが、まぁ時折見かける?レベル。

 目を引くのはサイド。
なんと《龍王ドロモカ》が3枚入っています。高確率で生物除去が抜かれるサイド後のアグレッシブサイドでしょうが、実際決まれば5/7飛行絆魂・打ち消されない為ほぼ戦場を支配できます。《燃え立つ願い》から《生ける願い》を経由して持ってくる事も出来るようになっており、《ヴェールのリリアナ》等で除去された時もR願い→《再活性》で回収可能と言う念の入れ様。《花の絨毯》からのキャストも普通に可能でしょう。
これぞアグレッシブサイドボーディング・・・。

 因みに《ゴブリンの溶接工》も入っており、対処されたBelcerのカバーも出来ます。これもG願いから調達可能になっていますね。

 他にも追加の《巣穴からの総出》に加えて《苦悶の触手》を入れていたり、《Chain Lightning》を入れていたりと、かなりR願いの銀弾用として構築されているようですね。
 代わりに《ザンティッドの大群》やスィーパーの様な定番のサイドボードの枠が無くなってしまっていますね。まぁ一か八かの方がBelcherのそれを体現している気もします。
しかし、前回の《原初の狩人、ガラク》と言い、本当にBelcherのサイドはヘンテコなものが入り込む余地が有りますねww



 こんな所ですかね・・・。
後は《もみ消し》+その他のハイブリッド型Grixisがいて、アド手段に《苦い真理》に加えて《祖先の幻視》が有ったり、Miraclesが《嵐の神、ケラノス》や《悪斬の天使》を使って、対《僧院の導師》の裏をかこうと先祖返りしたりしています。

 今回は正直OWGの影響は全くと言っていいほどない様なリストですが、普段買っていないデッキがこれだけ多いと何らかの影響も有ったのでは?と邪推したくもなります。
まぁ多分無いでしょうがw
その判断もあとひと月程度で出るでしょうね。今後も楽しみです。

 さて、今回はここまで、です。
お付き合いいただきありがとうございました。
この文章がお役に立てば幸いです。





1 2

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索