皆さん、こんばんは。しもべです。


こ、これで最後・・・。
何とか間に合った。

・《戦争に向かう者、オリヴィア》
:2枚目のオリヴィア様。
貴族然としてパーティフロアを見下ろしていた《オリヴィア・ヴォルダーレン》が、何を血迷ったか肩パッド系世紀末スタイルに華麗に転身しました。
イラストもアンコモンチック・・・。

 3マナ3/3飛行と決して高くは無い戦闘力ながら十二分に優秀なマナレシオ。また、他の生物のETBに誘発してハンドを1枚捨てる事でその生物に+1/+1カウンター×1・速攻を付与。
宛ら《熱情》内蔵生物の様に振舞えますが、実質的にはハンド1枚を消費しているので、ハンド1枚を《無謀なる突撃》系に変換する能力と考えると判り易い。殆どは何もしないよりも高い打点を提供できるようになる(実質2打点分以上は追加で稼げるはず)ため、高速Beatdownにとってはかなり強力な能力と言えます。
 この手の能力持ちは大体が4マナ以上で、生物の展開をし終えているのですが、これは3マナ域なので全然間に合います。KtKが落ちるのでMidrange相手にしても速度的に問題も少ないでしょう。そして《熱情》系の性能宜しく速攻の群れと言うのは実に恐ろしい打撃力を発揮できるので、特にシナジーを意識せずとも十分高速Beatdownの主軸になれます。
2枚目以降が腐りやすい欠点も、除去耐性の薄い生物である点を考えればまだ気にならない方でしょう。

 そしてただでさえ強い札が、シナジーを経由する事でより強くなる。
「マッドネス」と合わせれば何のロスも無く墓地復活系も悪くない。何より《ファルケンランスの過食者》もいますしね。過食者自身も中盤に引いても1マナ3/2速攻になれるなら最低限の威力は保証されてます。ハンドロスも《精神病棟の訪問者》で。
 まぁ中量級は《マラキールの解放者、ドラーナ》《ゲトの裏切り者、カリタス》も使う事になるでしょうから渋滞を避けるためにどう構築するかはかなりばらけるでしょうがネ。

 アタッカーとして見ても高い打点が有るわけでは無いですが「飛行」持ちなので割と攻撃を通しやすい筈。
 速攻付与と+1/+1カウンターが優秀なので《搭載歩行機械》(X=1)で場に出してハンド使って1個、即起動でもう一個で3個載せ状態を作り出す事も出来ますね。高速打点の趣旨には合ってませんが、消耗戦に強くなりますし面展開もしやすい。
この様に特段吸血鬼やマッドネスと合わせなくとも十分強い誘発能力でハンド1枚分の価値をAggroなら置けるので、幅広いBeatdownで見たいものですね。除去耐性さえ何とかなれば・・・。

 この手の3マナ3/3以下の生物はいずれも優秀ながら実績を残しきれていないのが実情です。
コイツはどうでしょうね? とりあえず除去耐性はどうしようも有りませんが、そこは数で勝負。それ以外のシナジーと戦闘力は化け物レベルなので吸血鬼を使うなら必須になるでしょうね。


 ↓環境でも割と優秀です。
一応ギリギリの重さの共鳴者ですから、デッキもその系統になるでしょうね。
しかしやはり3マナ3/3は非現実的ですかね・・・。


・《聖トラフトの祈祷》
:《聖トラフトの霊》になれるAura。
せめてサイズ強化が付くとかコストが軽くなるとかないと話にならないような気がしますが、そもそもトラフトがおかしいだけの話。3マナで実質4打点分の確保と考えると実は効率は良い方です。後は軽い呪禁持ちさえいれば・・・。

 一応先に生物を出しておけばトラフトより一手早く攻撃できる特性を考えれば、後は軽い呪禁持ちさえいれば・・・。


・《もう一人の自分》
:《クローン》の亜種です。自分の優良生物の水増しだけでなく、最低でも相手の生物をコピーし盤面を拮抗させる能力で、場の最高札と同等に成れるのが特徴でしたが、マナを掛ける事で単独最高札になれる可能性を秘めています。《悲劇的な傲慢》の様な互いのリソースを削りあって同数化する札を併用する事で優位を形成しやすいですね。打ち消されないので対抗札としての有効性もさらに上がっています。
 他にも+1/+1カウンター等を使うタイプをコピーする事でそのままXを流用できます。場以外ではP/T=0/0ですし、KTKで幾つか相性のいい札もあったのが残念。

 下環境ではまぁこの手の札では《幻影の像》や《ファイレクシアの変形者》を上回るとは思えませんが、唯一一点、G生物である事を利用すれば《緑の太陽の頂点》からの銀弾は出来るので何かに使えるかもしれません・・・。


・《熱病の幻視》
:《吠えたける鉱山》系の新種ですが、中々強力です。
この手の札の基本である相手から恩恵に与ると言うデメリットは無く、構築採用実績のある《クルフィックスの指図》と同じで自分からその恩恵に与れます

 また、同時にクロックにもなるのも良いですね。
ターボ系はLO又はダメージのどちらかが勝利手段の構築になるのですが、これはその両方を一枚で満たせるかもしれません。

 有難い事にStd環境はそこまで致命的に速いわけでは無く、そして範囲バウンスが結構揃っています。《氷の中の存在/目覚めた恐怖》《岸の飲み込み》《変位の波》《死者を冒涜するもの》《押し潰す触手》等延々と相手をバウンス出来ます。大量バウンス出来れば必然的に相手のハンドも増えていくのでクロックの計算も立ちやすい。《氷の中の存在/目覚めた恐怖》と《押し潰す触手》はフィニッシャーにもなります。後者はパーマネントすべてなので《幻視》自体を巻き込むのは厄介ですが。
 小型でも《反射魔道士》と言う素晴らしい札が有るのも良い。
大きくテンポを稼いでハンド枚数を固定化する上に、コイツ自身も多量バウンスに巻き込まれハンドに戻ってきます。
《シディシの信者》は序盤は壁として、大量バウンス後はそのままバウンススペルとして使い分けれます。やや重いですが《粗暴な排除》《秘密の解明者、ジェイス》も良いですね。
そして追加ドローでそれらを引き込めます。

 どのデッキでも使える訳ではありませんが、《吠えたける鉱山》系の最新作としてはかなり良質な性能をしていると思います。地味に貴重なURの信心の稼げる札ですが、肝心の《嵐の神、ケラノス》が顕現しない方が強いと言うツンデレなのでこの方面では使えませんね。

 また個人的に大好きなカードの一つに《ケデレクトの寄生魔》が有るのですが、条件であるRの置物がなかなか無かった。その待望の相棒になるかもしれません。相手だけ一方的なクロックになるので《悪意に満ちた幻視》よりも遥かに使いやすく、その上軽い。


・《秘蔵の縫合体》
:新しい勝手に蘇えるゾンビ。
能力は誘発で他の自陣の誰かが蘇えった(墓地から場に出る/墓地からのキャスト)際に付いてきます。それらが揃っている環境では相応に機能しそうですね。

 Stdではあまり対象が多くないのが気に掛かります。
一応《無情な死者》のお陰で定期的に墓地からリアニできます。しかし重い。後は《魂の略奪者》《縫い翼のスカーブ》とかになりますかね?
流石に《死霧の猛禽》は重すぎるでしょうが、どうでしょうね?
手間はかかりますが《反抗する屍術師、リリアナ》は[+2]→[-X]で誘発可能とバランスが取れていますね。

 復活生物が多い↓環境では当然その手の構築に期待は出来ます。
ただし終了ステップ+タップインであるため、戦闘には参加しづらくDredgeの様な瞬殺Comboにはやや弊害となります。それでも《ナルコメーバ》《イチョリッド》等で復活は可能。継戦仕様を選ぶことも有りますし、《憎悪縛りの剥ぎ取り》を使えばその度にダメージを飛ばせますし、剥ぎ取り自体が「不死」を抱えていますから、携わり併用も可能。
 ZombardmentやDredgeVineなら《墓所這い》や《恐血鬼》《復讐蔦》等になりますかね。特に前2つは小型故にBeatするにはやや力不足なのですが、そこに3打点が付いてくるのは大きい。Dredgeと異なり真っ当なBeatdownですからね。

 あまり使われていませんが、「蘇生」でも成り立つので《朽ちゆくネズミ》は良い相棒に。捨てる事まで出来ますからね。《死体の鑑定人》も重ささえどうにかできれば良い相棒なんですがネ・・・。
後はいつも通り、《ストロームガルドの災い魔、ハーコン》。ゾンビですからね。
少し面白いのは《ネル・トース族のメーレン》。毎エンドステップに誘発するので軽量生物を釣り上げれば、ついでに付いてきます。


・《崩れた墓石》
:2マナの色マナファクト。
しかしタップインな上に墓地に札が必要。
こんな物でも使えるかも?と思ってしまえる現環境のマナブーストの弱々しさと言ったら・・・。


・《溺墓の寺院》
:墓地から(3)マナを掛ける事で場に出せる土地。
過去にも《トロウケアの敷石》や《ダクムーアの回収場》等がりましたが、直接墓地から復活できるのは初めてですね。

 Ins速度で場に戻せる点から、上陸の相性もいいのですが、どちらかと言うとディスカード用の土地で中盤に捨てた土地を戻せる、場合によっては即戻せる為マッドネス的な土地と言う事でしょうかね。また、3マナでマナソースを一つ増やせる為、マナブーストスペルやマナファクト様な扱いにもなりますね。真面なマナ加速が無い環境なので地味に重要かもしれません。
 《世界を破滅させるもの》の回収札にも一応なりますね。
但しこれはどちらかと言うとマナ加速のついでの要素だと思います。

 後は他のDNの方が載せていましたが
《強引な採掘》でマナを出しつつ生贄にし2ドローが出来るようになるんですね。合わせて3マナで2ドロー。マナが有れば同一ターンにさらに増やせますね。
しかしまぁ土地を伸ばせないリスクを考えれば《苦しめる声》や《マグマの洞察力》の方が使いやすいのは事実ですよね。

 下の環境でも生贄手段は幾らでもあります。
《Zuran Orb》が有れば毎ターンゲインに出来ますし、《爆裂+破綻》様の発破源にも。特に土地破壊は低速展開になりがちなので起動の重さも多少緩和できますね。
 同じ様に《輪作》等の対象にも出来ますね。
2t目(G)(C)の状況から《輪作》をし《寺院》を食べ《古の墳墓》を持ってきて(2)を出せば、合わせて3マナで《寺院》を場に戻せますね。強いかどうかは別にしてwwこの時点で4マナ有りますし、同一ターンに3回の土地のセットが出来ている点など遊び甲斐の有る効果ではあります。

 《黄塵地帯》で食べる手も有りますが、毎ターンの起動の可能性があるとはいえ流石に7マナはツライ。《軍隊蟻》を使えば実質4マナで毎ターン《石の雨》が撃てます。
まぁ《壌土からの生命》+《不毛の大地》の方が遥かに話は速いんですがネww



これにて終了。
さて、明日から新環境ですね。


P.S.
マエケンのホームランは凄いですねw
カーショーやバムガーナーに続け!!

バイバイタルキール
バイバイタルキール
バイバイタルキール
皆さん、こんばんは。しもべです。


 来たるSOI。そして去りゆくKTK・FRFの2ブロック。
思えば、Eternal民の私にとっても多くを齎したブロックでしたね。

大なり小なりModern以下の環境で影響を与えた札
《宝船の巡航》
《頑固な否認》
《時を超えた探索》
《残忍な切断》
《死の投下》
《わめき騒ぐマンドリル》
《強大化》
《真面目な訪問者、ソリン》
《アブザンの魔除け》
《包囲サイ》
《先頭に立つもの、アナフェンザ》
《ジェスカイの隆盛》
《カマキリの乗り手》
《スゥルタイの魔除け》
《群の祭壇》
《幽霊火の刃》

・各種フェッチの再録

《精霊龍、ウギン》
《僧院の導師》
《雲変化》
《グルマグのアンコウ》
《黄金牙、タシグル》
《謙虚な離反者》
《ティムールの激闘》


それに加えてStdでも下のものを中心に多数の札が使われていましたね。
《道の探求者》
《風番いのロック》
《真珠湖の古きもの》
《不気味な腸卜師》
《軍属童の突発》
《血の暴君、シディシ》
《はじける破滅》
《先祖の結集》
《魂火の大導師》
《乱撃斬》
《囁きの森の精霊》
《始まりの木の管理人》
《漂う死、シルムガル》
etc

 これを考えると如何に高いKPのブロックだったかがよく判りますね・・・。まぁ《宝船の巡航》《時を超えた探索》と言う危険札を生み出し、改めて「探査」の危険性とドローの凶悪さを認識させましたが、それでもUR DelverやGrixis Delverの様なデッキをModernやLegacyにて提起したのは決して小さくない功績だと思います。
まぁ悪さをしたのも過去の話ですしね。

 また、フェッチランド再録に釣られた結果かつてないほど大量のパックが剥かれ、その結果高いKPを誇る数々の札も安価に手に入るようになりました。フェッチランドも含めてMtG民には、特に新規参入者や↓環境に参入したいプレイヤーに多くを齎したブロックだと思えます。


 とりあえず個人的な象徴は《包囲サイ》ですかね?
StdだけでなくModernでも悪さをしたレベルですし。個人的にはJunkカラーではLegacyレベルの4マナ生物ですしね。
ただし、《出産の殻》をModernで禁止にした遠因となった事は罪深い。
これだけは許しがたい・・・。



P.S.
しかし、結局「変異」は今一つ機能しませんでしたね・・・。
真面に使われてたのはDTKの2枚でしたし。やっぱり構築では難しい能力ですよね。コンセプトは面白いんですがね。



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