今季のアニメの感想)鉄血のオルフェンズ2期
2017年4月3日 アニメ・マンガ コメント (3)
個人的に感じた「鉄血のオルフェンズ 2期」失速の原因は
-メインヒロインの存在の希薄化
-鉄華団の目的が不鮮明
-戦闘におけるライバルの不在
-舞台装置たる話を動かす人物が悉く愚かすぎる(オルガ、イオク、マクギリス)
だいたいこんなとこ。
クーの非干渉とビスケット不在で主人公陣営の目的地が見えない・常に行き当たりばったり。後手後手で事態の悪化でフラストレーションが溜まる。そして目的が無いのでストーリーとして盛り上がりようが無い。
首脳陣の若人組が悉くバカで本当に萎える。
瞬間的なインパクトは有っても、全体として繋がり・積み重ねとしての面白みが欠片も無い・・・。
何故マクギリスを馬鹿キャラにしたのか意味不明ですよ。あのゲスさと狡猾さが素晴らしかったのに。
戦闘は面白いんですが、正直クーデリアの目的成就と言う軸が有った分遥かにストーリーは一期の方が面白かった。
結局改革の重要な部分はラスタルが行ったわけで、クーデリアも協力していたとはいえ政治的な価値は本編上は薄い。
もう少しこちら方面も本編中で話を進めていれば・・・。と言うか素直にクーデリアを話の中心に据えたままで良かった。
その戦闘に関しても、個としてのライバル・ラスボスの不在も痛い。
結局ガエリオはマクギリスしか見てないし、MAも味方陣営の人的被害が皆無・ビームが微妙なお陰で登場時ほどのインパクトが無い。せめてもう何種類か出てきてほしかった。
ロボットアニメの癖に、主人公陣営がロボット戦で強すぎて真面に苦戦する相手がおらず、戦闘でも名有の人間が殆ど死なないのも、盛り上がりと緊張感の欠如に拍車をかける。
お陰で三日月がMA戦を除けば、ほぼ雑魚狩りしかしてない。
そのくせ非戦闘時に普通に死ぬ。
多分、幾ら喧嘩が強くても、権力の前にはどうしようもないと言う事を書きたかったんでしょうけど・・・。
そのロボも設定周りで活かせていないものが多い。
グリムゲルデを一とした厄災戦後期に開発されたヴァルキュリアフレームの存在意義が皆無。バエルも折れない剣とかアグニカの魂が宿るとか何だったのか・・・
ミカヅキに関しても一期最終話で左腕の感覚を投げだした戦いの中で手に入れた刀を扱う感覚を生かす機会が皆無。フレームごと叩き斬る威力は鈍器振り回すより遥かにMS線より重要なのに。
そのくせMA戦で火力不足、その後対MA用に手に入れた大型ハンマーメイスはMS戦しかないので大して役に立たない。
装備の更新が常に一手遅れていてチグハグ。尻尾は強力でしたがやや異様にも見えましたし。
そして最終的にダインスレイブ!ダインスレイブ!!ダインスレイブ!!!
攻略も無し。なんだそれ・・・。MA攻略も力技でしたし。
面白かったのはぎりぎりアーブラウ防衛戦ぐらいまでで、あそこもややぐだってましたがカタルシスは有った。途中は真綿で首を絞められる怖さと焦燥感が有った。
そしてそこでマッキーと手を切っておけばよかった。火星の王とか訳分からん甘言に騙されたお陰で(結局、形・規模を変えただけで地球支部と同じ、頭のまわる人物に回される猿回しでしかなかった)、アリアンロッドと全面対決・タービンズ半壊・テイワズから脱退、そして壊滅。
クーデリアがタカキに言った「多くを学べばその分選択肢が見えてくる」が、そのまま再現されたのが2期でしたね。
まぁ主人公側の敗北は別に良いと思います。
大局的な見方をすれば、クーデリアの願いも成就されつつあり、鉄華団の生き残りも割と安定した生計を立てている様なので。それはオルガやミカヅキの願いでもあったわけですし。
個人的な願いとしては画像1の一期EDの様な物になって欲しかったですが。
恐らく主人公サイド≒マクギリスが勝利していたより、世界の状況はマシであろうと推測されるのも皮肉な物ですよね~。
最後、墓碑の周りに多数の名前が掘り追加されていたのが個人的には胸に来るものが有りましたね。
マークが消されていたのは最初嫌がらせかと思ったのですが、それなら墓碑自体もっと荒れていたり撤去されていないとおかしいので、寧ろそれらを恐れた生き残り組により秘匿のための消されたとみています。
ラスタル様は作品で数少ない頭が回る良キャラだった。
周りの評価や言動を見るに恐らく生来は真っ当な人間なのでしょう。それが改革にも繋がる。が、この人、ドルトコロニー(一期)で虐殺したり、利己的な権力闘争のために無関係の地で戦争起こしたり、マッキーへの妨害のために火星の市民が虐殺されたりとかになってるわけで最後だけ綺麗に纏められても、もやもやも・・・。
まぁ目的のために手段を選ばない人物という事なんでしょう。蒔苗やマクマードも主人公サイドの味方側で、善人的な部分が有るというだけで、やっぱり同じように目的のために手段を択ばないタイプでしたし。
イオク様は最後まで結局成長せんかったなぁ・・・。
余計なことせず、生き残る事(家の存続)が最大の役目って言われてるのに。感情論を別にすれば、ただあそこまで行くのなら、もう最終話まで生き残って改心させても良かったと思うんですがね~。脚本に振り回された極めて愚かで可哀想な人物だった。
逆にノブリスはあの場で処理できていて正解だと思います。
クーデリアの願いは別にして、ノブリスは戦争商売人なので今後は火付け役として邪魔な存在なので。こいつはキャラ貫き通した分マッキーよりマシ。
オルフェンズ界きって肌色要員だった(衝撃)。
全話を通して一番気に入った機体はデザインではヴィダール。他にグレイズ、マンロディ。色は微妙ですがグシオンRFも。
兵器ではグシオンRFのペンチ。隠し腕。
一期はとても面白かったのに、二期は残念で惜しい作品でした。
いつだったか、分割2クールに当りを見た事が無いと言う意見を耳にしましたが、VVVやアルドノアに続いてこれも肥やしになってしまったか・・・。
まぁそう入ってもなんだかんだ毎週の楽しみではあったわけで、それなりには楽しめてはいた作品でした。
-メインヒロインの存在の希薄化
-鉄華団の目的が不鮮明
-戦闘におけるライバルの不在
-舞台装置たる話を動かす人物が悉く愚かすぎる(オルガ、イオク、マクギリス)
だいたいこんなとこ。
クーの非干渉とビスケット不在で主人公陣営の目的地が見えない・常に行き当たりばったり。後手後手で事態の悪化でフラストレーションが溜まる。そして目的が無いのでストーリーとして盛り上がりようが無い。
首脳陣の若人組が悉くバカで本当に萎える。
瞬間的なインパクトは有っても、全体として繋がり・積み重ねとしての面白みが欠片も無い・・・。
何故マクギリスを馬鹿キャラにしたのか意味不明ですよ。あのゲスさと狡猾さが素晴らしかったのに。
戦闘は面白いんですが、正直クーデリアの目的成就と言う軸が有った分遥かにストーリーは一期の方が面白かった。
結局改革の重要な部分はラスタルが行ったわけで、クーデリアも協力していたとはいえ政治的な価値は本編上は薄い。
もう少しこちら方面も本編中で話を進めていれば・・・。と言うか素直にクーデリアを話の中心に据えたままで良かった。
その戦闘に関しても、個としてのライバル・ラスボスの不在も痛い。
結局ガエリオはマクギリスしか見てないし、MAも味方陣営の人的被害が皆無・ビームが微妙なお陰で登場時ほどのインパクトが無い。せめてもう何種類か出てきてほしかった。
ロボットアニメの癖に、主人公陣営がロボット戦で強すぎて真面に苦戦する相手がおらず、戦闘でも名有の人間が殆ど死なないのも、盛り上がりと緊張感の欠如に拍車をかける。
お陰で三日月がMA戦を除けば、ほぼ雑魚狩りしかしてない。
そのくせ非戦闘時に普通に死ぬ。
多分、幾ら喧嘩が強くても、権力の前にはどうしようもないと言う事を書きたかったんでしょうけど・・・。
そのロボも設定周りで活かせていないものが多い。
グリムゲルデを一とした厄災戦後期に開発されたヴァルキュリアフレームの存在意義が皆無。バエルも折れない剣とかアグニカの魂が宿るとか何だったのか・・・
ミカヅキに関しても一期最終話で左腕の感覚を投げだした戦いの中で手に入れた刀を扱う感覚を生かす機会が皆無。フレームごと叩き斬る威力は鈍器振り回すより遥かにMS線より重要なのに。
そのくせMA戦で火力不足、その後対MA用に手に入れた大型ハンマーメイスはMS戦しかないので大して役に立たない。
装備の更新が常に一手遅れていてチグハグ。尻尾は強力でしたがやや異様にも見えましたし。
そして最終的にダインスレイブ!ダインスレイブ!!ダインスレイブ!!!
攻略も無し。なんだそれ・・・。MA攻略も力技でしたし。
面白かったのはぎりぎりアーブラウ防衛戦ぐらいまでで、あそこもややぐだってましたがカタルシスは有った。途中は真綿で首を絞められる怖さと焦燥感が有った。
そしてそこでマッキーと手を切っておけばよかった。火星の王とか訳分からん甘言に騙されたお陰で(結局、形・規模を変えただけで地球支部と同じ、頭のまわる人物に回される猿回しでしかなかった)、アリアンロッドと全面対決・タービンズ半壊・テイワズから脱退、そして壊滅。
クーデリアがタカキに言った「多くを学べばその分選択肢が見えてくる」が、そのまま再現されたのが2期でしたね。
まぁ主人公側の敗北は別に良いと思います。
大局的な見方をすれば、クーデリアの願いも成就されつつあり、鉄華団の生き残りも割と安定した生計を立てている様なので。それはオルガやミカヅキの願いでもあったわけですし。
個人的な願いとしては画像1の一期EDの様な物になって欲しかったですが。
恐らく主人公サイド≒マクギリスが勝利していたより、世界の状況はマシであろうと推測されるのも皮肉な物ですよね~。
最後、墓碑の周りに多数の名前が掘り追加されていたのが個人的には胸に来るものが有りましたね。
マークが消されていたのは最初嫌がらせかと思ったのですが、それなら墓碑自体もっと荒れていたり撤去されていないとおかしいので、寧ろそれらを恐れた生き残り組により秘匿のための消されたとみています。
ラスタル様は作品で数少ない頭が回る良キャラだった。
周りの評価や言動を見るに恐らく生来は真っ当な人間なのでしょう。それが改革にも繋がる。が、この人、ドルトコロニー(一期)で虐殺したり、利己的な権力闘争のために無関係の地で戦争起こしたり、マッキーへの妨害のために火星の市民が虐殺されたりとかになってるわけで最後だけ綺麗に纏められても、もやもやも・・・。
まぁ目的のために手段を選ばない人物という事なんでしょう。蒔苗やマクマードも主人公サイドの味方側で、善人的な部分が有るというだけで、やっぱり同じように目的のために手段を択ばないタイプでしたし。
イオク様は最後まで結局成長せんかったなぁ・・・。
余計なことせず、生き残る事(家の存続)が最大の役目って言われてるのに。感情論を別にすれば、ただあそこまで行くのなら、もう最終話まで生き残って改心させても良かったと思うんですがね~。脚本に振り回された極めて愚かで可哀想な人物だった。
逆にノブリスはあの場で処理できていて正解だと思います。
クーデリアの願いは別にして、ノブリスは戦争商売人なので今後は火付け役として邪魔な存在なので。こいつはキャラ貫き通した分マッキーよりマシ。
オルフェンズ界きって肌色要員だった(衝撃)。
全話を通して一番気に入った機体はデザインではヴィダール。他にグレイズ、マンロディ。色は微妙ですがグシオンRFも。
兵器ではグシオンRFのペンチ。隠し腕。
一期はとても面白かったのに、二期は残念で惜しい作品でした。
いつだったか、分割2クールに当りを見た事が無いと言う意見を耳にしましたが、VVVやアルドノアに続いてこれも肥やしになってしまったか・・・。
まぁそう入ってもなんだかんだ毎週の楽しみではあったわけで、それなりには楽しめてはいた作品でした。