SOI)新カード雑感その7 6マナに戻りし者、ソリン
2016年3月19日 新カード紹介 コメント (4)
皆さん、こんばんは。しもべです。
ようやっとプレビューの勢いが収まり始めましたね。
しかし来週はどうするんですかね、こんな大盤振る舞いで。PW4枚も刷る暇あったら「からくり」作っておくれやす、と。
・《死の宿敵、ソリン》
:4枚目のソリン。
デビュー当時の体重にリバウンドしもの物のWの心は失いませんでした。何で6マナなのさ・・・。イラストがカートューン?
[+1]はドローしつつ、そのCMC分の本体火力になる凶悪さ。
《狂乱のサルカン》の[0]のデメリットがメリットに。今考えるとこれが如何に弱い能力かが判りますがね。5マナ圏のPWが[+1]でドロー+αを考えると、クロックになるならば十分強力な能力ですね。
《太陽の勇者、エルズペス》や《炎呼びのチャンドラ》を思えば6マナ域は[+1]が明確なアドや勝ち手段になる部分が重要だったと考えれば、これは単なるドローでは足りない。最低限数点のクロックを継続できる事が望ましいです。
しかしここで問題は6マナと言う重さ。
どう考えてもControl仕様で使う事になるので土地を多数込める事になりますが、そうすると[+1]で土地を引く確率も上がるんですよね・・・。フェッチランドもいなくなれば余計に圧縮手段も無い。
せめて《クルフィックスの狩猟者》が有れば・・・。
後は古き良き「ドラコ爆発」宜しく大型札で一気に削る!!戦法も有るのですが、最も使いやすいであろう「探査」が落ちてしまうんですよね・・・。BigManaのお供の《精霊龍ウギン》も落ちます。
「Eldrazi Ramp」をするには+Cになる上に、それはもうエルドラージで勝てる・・・。
と言う事で割と悩ましい[+1]です。
文面は強いんですが、環境に恵まれない気がします。上手くTop操作をする手段が有ればまだよかったんですが。
[-X]は《堕落》の系譜。
プレイヤーには飛びませんが、PWにも飛ぶことを思えば中々の盤面処理能力です。盤面処理しか出来ない事を思うと《堕落の触手》が近いですかね?
自分を護る~云々は事実ですが、流石に6マナ圏でそれだけでは評価は上げられない。
《復讐のアジャニ》の[-2]や《見えざる者、ヴラスカ》の[-3]を思うと効率の悪さにややイライラしますが、《チャンドラ・ナラー》の[-X]の正統強化で、忠誠度を減らしても本体ゲインでありPWの忠誠度がそのままゲインになる点を思えばかなり強い。ごく一部のファッティを除けば処理できない相手はいないので消費は大きくとも除去としては確定レベルなので安定性も高い。
X値であるため当然分割運用も可能。
なので固めのブロッカーを用意しておけば複数体の処理も叶うので、活かそうと思えば盤面のアド量もきっちり稼げます。
セット時からそのまま6点ドレインが出来る為、劣勢も多いControlには有難い。ライフが厳しいときにはPWを設置しても無視されるだけですが、これは確実にライフゲイン≒一時凌ぎに繋がるのが大きいですね。セットから[-5]をしてその後は延々と[+1]から[-X]をすると攻撃を貰えるので相当なライフを稼げるはず。
正にプレイヤーの代わりを務めてくれます。
地味に着地から即墓地に落とせるので「昂揚」の達成を能動的に補助できます。いつでも無駄なく自殺できるので[+1]で自身の2枚目を引いてきても問題なし。
[-9]は最も多いライフのプレイヤーの数値分1/1絆魂の吸血鬼Tokensを出せます。
一見ただの大量Token展開能力で、まぁまぁだな・・・レベルなのですが、「最も多いプレイヤーのライフ分出てくる」と言う事は「全ての打点が通れば一度で確実にゲームに勝てる」と言う事です。無限ライフだろうが無駄無駄!!です。
何と無く効果は大きい=勝てる能力とは限らない・・・という最近のPWに多い半端な奥義でない点が良いですね。
これは効果自体も大きい明確な勝ち手段なのですが、もう一つ重要な点は[+1]から繋げる価値のある能力と言う事です。上述の通り[+1]はどうしても不安定でありクロックが半端なのですが、その欠点は関係ないわけです。
しかもクロックとして機能していても、最も多いライフを持つ~なので自分が多くても何の関係も無いわけですね。
と言う事でかなり強力な能力です。
喩え一撃で倒せなくとも膨大なライフを削れる事は確実。少なくとも2回で十分いけるはず。大量のブロッカーにもなるので隙も最低限埋めやすい。相手のライフ量は関係ないため徹底したヘビーコントロールを組む事が出来ます。流石にBで速攻は難しいですし、スィーパーも怖いので《強迫》の様なハンデスをきっちり用意しておきたいです。それらも[+1]で探してこれるので合理性が有ります。
[-9]と言う驚異が有る以上、[+1]連打だけでも十分な壁役を務める事が出来ますし、本当に苦しいときにはドレインで一時凌ぎ。
基本的にドローエンジン的な魅力のあるフィニッシャーですね。マナ域は違いますが《大いなる歪み、コジレック》と《終末を招くもの》の中間点に位置するような感覚だと思っています。
同じくフィニッシャーを務める事の出来た上述の6マナPW達とは少々趣が異なり、特にスィーパー成分が薄いのは気に掛かります。ソリンは、攻防一体だったそれらとは違い、耐えて耐えてボムを投げつける純粋なControlのフィニッシャーと言う感じで、なのでそこは補いたいところですよね。
後は個別に札を見ていきたいですね。
やっぱり着地前には一掃しておきたい事を考えると5マナ域が欲しい。《命運の核心》が落ちることと、6マナは却下する事を考えれば《次元の激高》ぐらいしか候補が無い気がしますね。
上述の《強迫》は、PW処理札が多い事も含めて、矢張り併用したいですね。
《ギデオンの誓い》はまぁそのままなんですが、奥義到達を目標にするPWである以上、ブロッカーの用意は非常に役に立ちますね。着地からの[+1]を安心して行えるので、即「8」にして奥義発動は2ターン後、そして勝利が3ターン後と考えれば十分でしょう。ただ奥義を撃つだけではないので。
またブロッカーである観点から、上述の[-X]の分割運用に置いても効果を発揮するのが良いですね。
低速Controlなので3色目も狙えると思います。
《死天狗茸の栽培者》《巨森の予見者、ニッサ》が丁度マナ生物兼ブロッカーになる。色が気になるなら、序盤の安定性向上も兼ねて《ニッサの誓い》も悪くない筈。ソリン自体を調達できますしね。
《風切る泥沼》も有る。しかし低速コンなので《石の宣告》が非常に使い辛いのは残念ですよね・・・。
三色目を足せるのなら《苦い真理》も在り得ます。
ソリン自体がライフゲイン札にもなるのでリスクも少ない。同じように《苦渋の破棄》も採用は出来ますが、やはり土地を伸ばしたい観点から《苦い真理》が欲しいですよね。
ライフは多い方が良いので《ムラーサの胎動》や《オジュタイの魔除け》でマナサポーターを回収しつつ~と言うのも悪くない。除去の色であり、本体も[-X]が有るのですから《ゲトの裏切り者、カリタス》も良いですがネ。
と言う事でこの所の万能ぶりとは違う、ある種特化型に近いソリン。重たい点を緩和できればかなり強力なPWになるはず。似た様な使い勝手の《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》もいるのでよく考えて使い分けたいですね。
下の環境では難しいですね。
そもそも6マナ域以降の札なんて特定のコンボ以外ではほぼ使う余地のない環境になるので。必然的にコンボ札ではないこれにチャンスは無い。「ドラコ爆発」したいなら最初からそうしますし、同マナ域でも《天才の煽り》で良い筈。
対して、土地の圧縮に加えて、重量級でも運用上は軽い札なんて相応にあるプールなので[+1]がクロックに成り易い。小型生物も割合も遥かに増えるので[-X]の支配力も高くなると札のKP自体は上がるんですよね・・・。
一応JunkカラーのNicFitでは運用できる余地は有ります。
土地の重さは気にならない上に、高い忠誠度のお陰でクロックや火力に強い。そして[+1]は単なる生物クロックではなく本立火力である点が重要。《老練の探険者》とフェッチで土地の圧縮は出来ますし、《破滅的な行為》等で盤面制圧も出来るので実用的な札であると思います。
ただ、[+1]をクロックとした勝利手段ならば《世界を目覚めさせる者、ニッサ》が有ります。[+1]で忠誠度を高めてのフィニッシュに加えて、マイナス能力の盤面干渉とでは《見えざる者、ヴラスカ》も有るので、その上での優位性を考える必要は有りますね?
強みは、生物に頼らないクロックである点とライフゲインと言った所でしょうかね。対Miraclesを考えるならより高い威力が有ります。しかしMiraclesなら不安定な[+1]よりもう《ソリン・マルコフ》で[-3]→[+2]連打の方が早い様な・・・。
個別の札ではまずは《クルフィックスの狩猟者/CoK》。
ブロッカーになる上に、Top確認兼土地掃除も出来るのでクロックが安定します。
大型札で考えると幾つか有りますが《死の投下》が一番ですかね?
「探査」でコストは減らせるのでMidrange以下の構築なら実用性も有る上に盤面のアドも取れる。スィーパーの併用や[-X]で小型処理をしやすいので布告の威力も出やすいですね。
《黄金牙、タシグル》はブロッカーとしても使えますね。ピッチスペルだと《闇の旋動》や《虐殺》《Contagion》等。
除去兼用で考えるなら自力でTopに戻る《復讐に燃えたファラオ》も有りますが、捨てる事やTop操作が面倒ですね・・・。
序盤から「想起」で使える《叫び大口》→《ヴォルラスの要塞》を使った方が纏まりが良いと思います。
一応、低速コンで考えるなら《リリアナ・ヴェス》の[-2]を使えば能動的に[+1]のクロックを安定させる事が出来ますからね。ただ、Controlで考えるならもっと軽く単体で使いやすい《残酷な教示者》で良い気がします。
どうでも良いですがハンドに加えるので《Chains of Mephistopheles》には引っかかりません。
《ぬいぐるみ人形》や《ボロスの反攻者》をブロッカーに立てる事が出来ていれば、[+1]連打から適当な所で[-X]点投げ込めるので、[+1]にも[-9]にも頼らない勝ち手段になります。
しかし、この所思うのは、普通に5マナ6マナのPWが使われる時代なんだなぁ・・・と。
嘗てLOWからPWと言うカードタイプが登場して暫くは、強い条件の一つが4マナであり、5マナは相当KPが高い場合でなければ精々デッキの補助、6マナは論外。こんな評価だったような気がします。
それが今や5~6マナのPWがデッキの主力級と言う事も少なくない。
KP自体は上がっているのですが、マナ域が後ろへ後ろへずれて、各デッキの展開速度が遅くなったのでしょうかね?
P.S.
「死」に対する宿敵よりも、「真名(マナ)」に対する宿敵のどこぞの魚の方がよっぽど強そうなのはなんか納得いきませんね・・・。
ようやっとプレビューの勢いが収まり始めましたね。
しかし来週はどうするんですかね、こんな大盤振る舞いで。PW4枚も刷る暇あったら「からくり」作っておくれやす、と。
・《死の宿敵、ソリン》
:4枚目のソリン。
デビュー当時の体重にリバウンドしもの物のWの心は失いませんでした。何で6マナなのさ・・・。イラストがカートューン?
[+1]はドローしつつ、そのCMC分の本体火力になる凶悪さ。
《狂乱のサルカン》の[0]のデメリットがメリットに。今考えるとこれが如何に弱い能力かが判りますがね。5マナ圏のPWが[+1]でドロー+αを考えると、クロックになるならば十分強力な能力ですね。
《太陽の勇者、エルズペス》や《炎呼びのチャンドラ》を思えば6マナ域は[+1]が明確なアドや勝ち手段になる部分が重要だったと考えれば、これは単なるドローでは足りない。最低限数点のクロックを継続できる事が望ましいです。
しかしここで問題は6マナと言う重さ。
どう考えてもControl仕様で使う事になるので土地を多数込める事になりますが、そうすると[+1]で土地を引く確率も上がるんですよね・・・。フェッチランドもいなくなれば余計に圧縮手段も無い。
せめて《クルフィックスの狩猟者》が有れば・・・。
後は古き良き「ドラコ爆発」宜しく大型札で一気に削る!!戦法も有るのですが、最も使いやすいであろう「探査」が落ちてしまうんですよね・・・。BigManaのお供の《精霊龍ウギン》も落ちます。
「Eldrazi Ramp」をするには+Cになる上に、それはもうエルドラージで勝てる・・・。
と言う事で割と悩ましい[+1]です。
文面は強いんですが、環境に恵まれない気がします。上手くTop操作をする手段が有ればまだよかったんですが。
[-X]は《堕落》の系譜。
プレイヤーには飛びませんが、PWにも飛ぶことを思えば中々の盤面処理能力です。盤面処理しか出来ない事を思うと《堕落の触手》が近いですかね?
自分を護る~云々は事実ですが、流石に6マナ圏でそれだけでは評価は上げられない。
《復讐のアジャニ》の[-2]や《見えざる者、ヴラスカ》の[-3]を思うと効率の悪さにややイライラしますが、《チャンドラ・ナラー》の[-X]の正統強化で、忠誠度を減らしても本体ゲインでありPWの忠誠度がそのままゲインになる点を思えばかなり強い。ごく一部のファッティを除けば処理できない相手はいないので消費は大きくとも除去としては確定レベルなので安定性も高い。
X値であるため当然分割運用も可能。
なので固めのブロッカーを用意しておけば複数体の処理も叶うので、活かそうと思えば盤面のアド量もきっちり稼げます。
セット時からそのまま6点ドレインが出来る為、劣勢も多いControlには有難い。ライフが厳しいときにはPWを設置しても無視されるだけですが、これは確実にライフゲイン≒一時凌ぎに繋がるのが大きいですね。セットから[-5]をしてその後は延々と[+1]から[-X]をすると攻撃を貰えるので相当なライフを稼げるはず。
正にプレイヤーの代わりを務めてくれます。
地味に着地から即墓地に落とせるので「昂揚」の達成を能動的に補助できます。いつでも無駄なく自殺できるので[+1]で自身の2枚目を引いてきても問題なし。
[-9]は最も多いライフのプレイヤーの数値分1/1絆魂の吸血鬼Tokensを出せます。
一見ただの大量Token展開能力で、まぁまぁだな・・・レベルなのですが、「最も多いプレイヤーのライフ分出てくる」と言う事は「全ての打点が通れば一度で確実にゲームに勝てる」と言う事です。無限ライフだろうが無駄無駄!!です。
何と無く効果は大きい=勝てる能力とは限らない・・・という最近のPWに多い半端な奥義でない点が良いですね。
これは効果自体も大きい明確な勝ち手段なのですが、もう一つ重要な点は[+1]から繋げる価値のある能力と言う事です。上述の通り[+1]はどうしても不安定でありクロックが半端なのですが、その欠点は関係ないわけです。
しかもクロックとして機能していても、最も多いライフを持つ~なので自分が多くても何の関係も無いわけですね。
と言う事でかなり強力な能力です。
喩え一撃で倒せなくとも膨大なライフを削れる事は確実。少なくとも2回で十分いけるはず。大量のブロッカーにもなるので隙も最低限埋めやすい。相手のライフ量は関係ないため徹底したヘビーコントロールを組む事が出来ます。流石にBで速攻は難しいですし、スィーパーも怖いので《強迫》の様なハンデスをきっちり用意しておきたいです。それらも[+1]で探してこれるので合理性が有ります。
[-9]と言う驚異が有る以上、[+1]連打だけでも十分な壁役を務める事が出来ますし、本当に苦しいときにはドレインで一時凌ぎ。
基本的にドローエンジン的な魅力のあるフィニッシャーですね。マナ域は違いますが《大いなる歪み、コジレック》と《終末を招くもの》の中間点に位置するような感覚だと思っています。
同じくフィニッシャーを務める事の出来た上述の6マナPW達とは少々趣が異なり、特にスィーパー成分が薄いのは気に掛かります。ソリンは、攻防一体だったそれらとは違い、耐えて耐えてボムを投げつける純粋なControlのフィニッシャーと言う感じで、なのでそこは補いたいところですよね。
後は個別に札を見ていきたいですね。
やっぱり着地前には一掃しておきたい事を考えると5マナ域が欲しい。《命運の核心》が落ちることと、6マナは却下する事を考えれば《次元の激高》ぐらいしか候補が無い気がしますね。
上述の《強迫》は、PW処理札が多い事も含めて、矢張り併用したいですね。
《ギデオンの誓い》はまぁそのままなんですが、奥義到達を目標にするPWである以上、ブロッカーの用意は非常に役に立ちますね。着地からの[+1]を安心して行えるので、即「8」にして奥義発動は2ターン後、そして勝利が3ターン後と考えれば十分でしょう。ただ奥義を撃つだけではないので。
またブロッカーである観点から、上述の[-X]の分割運用に置いても効果を発揮するのが良いですね。
低速Controlなので3色目も狙えると思います。
《死天狗茸の栽培者》《巨森の予見者、ニッサ》が丁度マナ生物兼ブロッカーになる。色が気になるなら、序盤の安定性向上も兼ねて《ニッサの誓い》も悪くない筈。ソリン自体を調達できますしね。
《風切る泥沼》も有る。しかし低速コンなので《石の宣告》が非常に使い辛いのは残念ですよね・・・。
三色目を足せるのなら《苦い真理》も在り得ます。
ソリン自体がライフゲイン札にもなるのでリスクも少ない。同じように《苦渋の破棄》も採用は出来ますが、やはり土地を伸ばしたい観点から《苦い真理》が欲しいですよね。
ライフは多い方が良いので《ムラーサの胎動》や《オジュタイの魔除け》でマナサポーターを回収しつつ~と言うのも悪くない。除去の色であり、本体も[-X]が有るのですから《ゲトの裏切り者、カリタス》も良いですがネ。
と言う事でこの所の万能ぶりとは違う、ある種特化型に近いソリン。重たい点を緩和できればかなり強力なPWになるはず。似た様な使い勝手の《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》もいるのでよく考えて使い分けたいですね。
下の環境では難しいですね。
そもそも6マナ域以降の札なんて特定のコンボ以外ではほぼ使う余地のない環境になるので。必然的にコンボ札ではないこれにチャンスは無い。「ドラコ爆発」したいなら最初からそうしますし、同マナ域でも《天才の煽り》で良い筈。
対して、土地の圧縮に加えて、重量級でも運用上は軽い札なんて相応にあるプールなので[+1]がクロックに成り易い。小型生物も割合も遥かに増えるので[-X]の支配力も高くなると札のKP自体は上がるんですよね・・・。
一応JunkカラーのNicFitでは運用できる余地は有ります。
土地の重さは気にならない上に、高い忠誠度のお陰でクロックや火力に強い。そして[+1]は単なる生物クロックではなく本立火力である点が重要。《老練の探険者》とフェッチで土地の圧縮は出来ますし、《破滅的な行為》等で盤面制圧も出来るので実用的な札であると思います。
ただ、[+1]をクロックとした勝利手段ならば《世界を目覚めさせる者、ニッサ》が有ります。[+1]で忠誠度を高めてのフィニッシュに加えて、マイナス能力の盤面干渉とでは《見えざる者、ヴラスカ》も有るので、その上での優位性を考える必要は有りますね?
強みは、生物に頼らないクロックである点とライフゲインと言った所でしょうかね。対Miraclesを考えるならより高い威力が有ります。しかしMiraclesなら不安定な[+1]よりもう《ソリン・マルコフ》で[-3]→[+2]連打の方が早い様な・・・。
個別の札ではまずは《クルフィックスの狩猟者/CoK》。
ブロッカーになる上に、Top確認兼土地掃除も出来るのでクロックが安定します。
大型札で考えると幾つか有りますが《死の投下》が一番ですかね?
「探査」でコストは減らせるのでMidrange以下の構築なら実用性も有る上に盤面のアドも取れる。スィーパーの併用や[-X]で小型処理をしやすいので布告の威力も出やすいですね。
《黄金牙、タシグル》はブロッカーとしても使えますね。ピッチスペルだと《闇の旋動》や《虐殺》《Contagion》等。
除去兼用で考えるなら自力でTopに戻る《復讐に燃えたファラオ》も有りますが、捨てる事やTop操作が面倒ですね・・・。
序盤から「想起」で使える《叫び大口》→《ヴォルラスの要塞》を使った方が纏まりが良いと思います。
一応、低速コンで考えるなら《リリアナ・ヴェス》の[-2]を使えば能動的に[+1]のクロックを安定させる事が出来ますからね。ただ、Controlで考えるならもっと軽く単体で使いやすい《残酷な教示者》で良い気がします。
どうでも良いですがハンドに加えるので《Chains of Mephistopheles》には引っかかりません。
《ぬいぐるみ人形》や《ボロスの反攻者》をブロッカーに立てる事が出来ていれば、[+1]連打から適当な所で[-X]点投げ込めるので、[+1]にも[-9]にも頼らない勝ち手段になります。
しかし、この所思うのは、普通に5マナ6マナのPWが使われる時代なんだなぁ・・・と。
嘗てLOWからPWと言うカードタイプが登場して暫くは、強い条件の一つが4マナであり、5マナは相当KPが高い場合でなければ精々デッキの補助、6マナは論外。こんな評価だったような気がします。
それが今や5~6マナのPWがデッキの主力級と言う事も少なくない。
KP自体は上がっているのですが、マナ域が後ろへ後ろへずれて、各デッキの展開速度が遅くなったのでしょうかね?
P.S.
「死」に対する宿敵よりも、「真名(マナ)」に対する宿敵のどこぞの魚の方がよっぽど強そうなのはなんか納得いきませんね・・・。