皆さん、こんにちは。しもべです。


　昨晩は更新できなかったので昼間に書いてた分を更新。
続き続き。
・《ナヒリの怒り》
：捨てた札の枚数分で生物＋PWを対象に火を飛ばすSoc。
かなり角度が異なっていますが、基本ラインを見ると私の大好きな《炎の嵐》を思わせます。プレイヤーには飛ばないものの、代りに捨てた札の合計CMC分の数値をばら撒きます。序盤なら適当な枚数を重ねるだけで盤面を一掃できます。注意点は土地を捨てても意味がない所ですかね・・・。

　同時期に公開された《騒乱の歓楽者》との相性は抜群。
これに合わせて適当に捨てるだけで8+α点をばら撒けます。これだけやれば憎き《死の宿敵、ソリン》も焼ける事でしょうｗ
《騒乱の歓楽者》側でも、これで墓地を一気に肥やせるので、次ターンに土地をセットできれば後は墓地にIns/Socが4枚でOK。そして場に出れば3ドローで復旧可能。盤面も一掃できる。良い事尽くめですね。まぁこの手の相乗効果的シナジーは単体で如何に扱えるかがネックなわけですが。故に上手く手札を調整するためにも《苦しめる声》を併用したいですね。マナカーブの流れも良いし、同時に墓地も肥やせる。良い事尽くめです。


　どうしても枚数が必要になるので中盤以降は上手く扱えなくなる可能性も高い。探査が有ればまた違ったのでしょうがネ。それを考えれば「現出」エルドラージ等も相棒に出来るかもしれません。対して《食い荒らす炎》は手札を戻すと言う逆挙動で5点火力になります。良い対比になりますね。
　またCMC=3なので《ゴブリンの闇住まい》との併用も考えられますね。
《ナヒリの怒り》の再利用だけでなく、捨てた札自体の再利用になり、そして場合によっては《ナヒリの怒り》で《闇住まい》そのものを投げる事も出来ます。

　↓環境的に考えるとどうしても「ドラコ爆発」を想定しますが、本体に飛ばない。
なので《モグの偏執狂》や《ボロスの反攻者》を相棒にする必要が有りますね。しかしそれらを場に出しているのならこんな面倒をせずとも《シヴ山の隕石》で良い気もしますからね・・・。

　打ち消された時や捲られた時のリスクが大きすぎますが、それでも中々に魅力あるスペルだと思います。
まぁ失敗してもナヒリさん曰く「自業自得」らしいので・・・。アヴァされても泣かないようにね！！
しかしナヒリさんこえーな。そのうち《抹消》とか唱えそうですがな。



・《集団的抵抗》
：Rのレア増呪サイクル。
強化版《トレイリアの風》or《変化の風》/《炎の斬り付け》/《溶岩の打ち込み》から1つ選べるチャーム。正直どれも効果は1～1.5マナ程度の価値であり、単品で3マナSocにするには流石に弱すぎます。
と言う事で増呪が基本。コスト自体も(1)と軽いためどんどん増呪したいですね。

　5マナ払うとシャッフル+《焼尽の猛火》のような格好になりますが、同時に形を変えた《焼夷の命令》の様にも成ります。そう思うと3～5マナのどれを揃えてもやや力不足に見えますね。《焦熱の合流点》や《焼夷の命令》に比べると行う事が出来る範囲が狭すぎる。
なので、手札のシャッフル能力が重要になってきそうですね。如何にここを伸ばせるかで価値が増しそうですから。

　《精神病棟の訪問者》がいれば手札を引き増せます。
《ニッサの巡礼》ならば土地を伸ばしつつ手札を増やせます。色拘束がやや気に掛かるとはいえ、魔巧をするにもルーターは使えるので。《苦い真理》は色が苦しい。
Midrangeの運用を想定できるのなら《紅蓮術士のゴーグル》と組み合わせる事で後半～終盤でもかなりの威力を発揮するようになるでしょうね。
Tempoを極めるのなら《騒乱の歓楽者》も出てきたので巧く使えるかもしれません。

　↓環境なら、土地を伸ばす点と回収力≒手札を増やす能力から《壌土からの生命》との併用が出来そうです。同じように《罰する火》+《燃え柳の木立ち》でも機能しますね。しかし2つ合わせて4マナの割には弱い。5マナでそこそこはどうなの？
Dreageとして盤面の除去+捨て札として使えない事も無いですが、コストが重たいのであまり実用的には見えませんね。代わりにルーターなのでどんどん発掘はして行ける訳ですが・・・。



・《騒乱の歓楽者/Chaos Reveler》
：最初見た時に我が目を疑った歌って踊れる《宝船の巡航》。よくよく考えると全然違うんですがねｗｗ
しかしそのポテンシャルは本物だと思います。

　この手のAll inチックな生物は対処された時に努力の大半が戻ってくる事は無いのですが、コイツの場合は回収可能。墓地にあるIns/Soc分コストも軽くなるので、それこそこれのためにどんどん手札を使って手札が無くなってしまっても良いわけですね。フェチランドを一とした土地などをコストに当てられない事はかなり大きな減点対象になってはいます。《火炎破》→《巡航》ｗｗとかも出来なくなっています。が、同時に探査と異なりキャストに墓地を追放する理由が無いため、二度目三度目がどんどん簡単になって行きます。当然カウンターされても復旧は可能で、そもそも↓環境では生物であるためにカウンターはされ辛くなっています。
そして《巡航》と異なりこれ単体が3/4果敢と十分なアタッカーとなれます。
ここまでくれば十分凶悪の部類に入ると思います。

　問題点は軽減対象の制限化ではなく、ハンドをシャッフルすると言う事。
つまり本来的にはクロックパーミッションなどが打ち消しを抱えて状況を固めていたのが一切使えなくなります。もちろんカウンターの枚数を増量したりする事は可能ですが、そもそも墓地枚数を溜める挙動に齟齬が生じます。
ついでにUではないため使えない場合に《Force of Will》できると言う事が出来ないのは割とリスクが有りますね。もちろんこれは《紅蓮破》の対象になる事も意味するのですが、まぁ対Comboを考えればリスクの方が大きいです。
　また、矢張り(R)(R)の土地基盤の負担は中々のもの。
3色構築はまず狙えませんね。


　Stdでも《苦しめる声》のお陰でかなり実用性が高いように思えます。
《マグマの洞察力》は土地を捨てなければいけない上に、土地が墓地に有っても意味がないためやや不安定。他には上述の通り《ナヒリの怒り》と《集団的抵抗》。
　マナベースは難しくなりますがStdの速度的にまぁ2色程度なら問題は無いでしょう。
Gなら《過去との取り組み》が掘削する・Insを墓地に落す・生物を回収するとほぼ完ぺきに近い働きが出来ます。一応「魔巧」の達成も普通に狙える事になるので《ニッサの巡礼》もあり？ 色基盤に貢献は出来ませんが、そのターンは兎も角実質2マナブーストですからね。Bなら《集団的蛮行》が墓地肥やし・前方確認・盤面掃除の全てを熟してくれます。後は《過去との取り組み》から大きく劣化しますが《死体の攪拌》ぐらいですかね？
　Uは、余り軽量のルーターが無いのですが、その代わり重くなると《熟読》と言う素晴らしい札が有ります。墓地を二枚肥やしつつ土地を起こせる為、上手くいけば5マナから《熟読》→《騒乱の歓楽者》と並べる事が出来ます。《ナヒリの怒り》で捨てるコストにも十分。他だとシンプルに《予期》。方向性が合う《詮索好きのホムンクルス/貪欲な読書家》や本体がルーターとなれる《ヴリンの神童、ジェイス/束縛なきテレパス、ジェイス》なんかも。《氷の中の存在》はブロッカー。しかしやや悠長ですかね。まぁCipなのでバウンス自体も相性が良く、なので自分まで引っ掛かる《岸の飲み込み》を使っても何の問題も無いですね。
《ホムンクルス》のサポートが有れば《潮からの蘇生》までは可能ですかね？


　下だと、UR/RのBurnやDelverで可能性が有ります。
ただDelverの場合はただでさえ《巡航》時は攻撃的でComboに弱かったのに、それが悪化しそうです。上述の様に3色目は厳しいのでGrixisの《グルマグのアンコウ》の代わりと言うは難しそうです。Burnに関しても、弱くはないでしょうが、これが場に出せる頃には4発近くは火力を投入しているでしょうから、もっとシンプルに勝ちを目指す札(≒《極上の炎技》)で良い気も。
　場に出せばいいため、大量に墓地を肥やす事が出来るDredgeも面白いですが(R)(R)は出ませんし、《戦慄の復活》で釣るには半端なのでまぁ無いでしょうね。まぁ、開き直って《物あさり》から《浅すぎる墓穴》で釣りながら火力と共に使うような形でも良い気がします。《グリセルブランド》のシュート系Comboとは異なるBurn型としてね。

　個別で考えれば《魔力変》《ギタクシア派の調査》や《思考掃き》《信仰無き物あさり》が中心になりそうです。
All inでも機能するので《煮えたぎる歌》等のマナ加速から入っても問題は無いですね。1枚で(1)(R)(R)分の加速になりますし。
個人的には面白いと思ったのは《物静かな思索》。2マナでFbスペルを最大3枚まで墓地におけるので合わせれば一気に(4)マナ減らせます。その上Fbなのでキャストも出来ますしね。まぁ本人を持ってこれる《直観》も悪くはないですが。
　墓地にある事が基本となりそうな《罰する火》型の構築も当然あり。回避能力の欠如も補えますね。

　また上述の様にカウンターがあまり有効に機能しないので、能動的なハンデスを用いるべきかもしれませんね。ただBは個人的には《集団的蛮行》を入れても大して候補が無いんですよね・・・。

　捨てる+盤面掃除の《ナヒリの怒り》が有るのなら下環境ならそれに準拠して、《炎の嵐》《燃焼》《壊滅的な夢》《不快な夢》等が使えそうです。


　構築の方向性的に《氷の中の存在/TitI》を用いたデッキなどが考えられそうですが、消費を是とする《騒乱の歓楽者》に対して、TitIは手札の保持が必要になるのでやや趣が異なります。ブロッカーやリセットにもなるならないもありますし。《紅蓮術士の昇天》は墓地にIns/Socが有る方が望ましい状況であるため、より方向性としてはこちらが準じています。使いやすいかどうかは別ですがｗｗ


　正直ポテンシャルは半端無いのですが、(R)(R)のせいでどういう構築が出来るのかが不透明。下環境では期待させるだけで実現性は無いですかね？