SOI)新カード雑感その9 赤い悪魔とか狼とかゾンビ
SOI)新カード雑感その9 赤い悪魔とか狼とかゾンビ
SOI)新カード雑感その9 赤い悪魔とか狼とかゾンビ
皆さん、こんばんは。しもべです。


 今週末にはすべて発表という事でもうプレビューが終わりそうww
全く間に合わない。
Gの神話レアの発表が有りませんが、つまり噂されていたあれはそれなのでしょうかね?

・《罪を誘うもの》
:自分のアップキープにTopを捲って、相手が拒否するなら墓地に落してCMC分のダメージをプレイヤーに、許容するなら手札に加える悪魔。
正直悩ましい能力です。
過去の反省から相手に選択権が有る能力は十中八九弱い。これもそうなのですが、これは毎ターン起こる。一度だけなら微妙なのですが、上限値は高い能力です。そもそも通常のドローはしていますからね。
またPWを焼く事も出来るので盤面アドも狙っていけます。

 但し、それでもどうあっても相手に優位な選択をさせてしまうのは避けようのない現実
なので「押している場面では強いけれど、押されてる場面では弱い」点は避けようがない。相手のボムを処理したいのに捲れた除去を落とされたりなんてザラでしょう。如何に自分が優位な状況を作り出せるのか?に懸かってくるはず。
引いて状況に依り動くMidrangeよりもAggroの方が有っているはずです。CMCを考えれば後者の方が明らかに強いんですがネw
 しかしそれらよりも個人的に最も大きな問題と感じている点は、3マナ掛けているのに、環境の大半の除去、それも1~2マナできっちり処理される事。システム生物なのに。で、能力誘発は次のターンまでお預けとテンポが悪い
これが2マナ2/1とかだったら間違いなかったんですがネ。そこは元ネタのままでいいよ・・・。

 CMCの関係上、大きなCMCで運用上軽い札が理想なので最高の相棒は「探査」なのですが、それは落ちてしまうのでマッドネスが重要になってきそうですね。《癇癪》や《極上の炎技》ならどう転んでも火力飛ばせますし、《手に負えない若輩》ならやはり4点。後は「怒濤」ですかね。《ゴブリンの自在駆け》の様にCMCは大きいので落されてもクロックになりますし、引き増しにしてくれるなら怒涛の達成がしやすくなります。
 Midrangeになってしまう事に目を瞑れば、墓地に札が落ちるのを見越して《ゴブリンの闇住まい》も良いですね。恐らくアドを取られないために拒否されるでしょうが、捲れただけで5点入るなら相応の仕事をしています。
 探査が落ちるのも辛いのですが、同時にフェッチランドも無くなるのは本当に痛い。
CMCの関係で土地が捲れると「相手が宇宙」なので・・・。
しかし考え方によっては3マナ出ている状況で土地が手札に入る≒ドローが腐る可能性を防いでくれているわけで最低限の仕事はしているとも言えますね。

 逆に軽くて中盤以降腐りやすい札は手札に入り易い事を思えば、実質的な引きマシなので《苦しめる声》の様なルーターが有ると機能性が増します。


 下の環境では探査もフェッチも他にもいろいろ溢れていますから使い放題なんですが、能力が機能しづらい。
先ず生き残れない上にテンポが悪すぎる。3マナ設置で次のターンからしか機能しない小型とか・・・
と言う事で無いと思います。
 其れでも使えない事は無いかも知れません。
喩え落とされても良いように墓地利用できればいいので、その形に持っていくべきです。墓地に例え落ちても探査に当てれるのでそれ程問題ないですね。探査札なら大抵手札に入れてくれるはずなので、後は絶え間ない墓地肥やしが出来れば良い。《信仰無き物あさり》とかですかね。
《田舎の破壊者》がいれば土地以外をTopに出来るので確実に何らかの働きをします。同じようにTop調整を出来る札が有れば確実に引きたい物は2枚目に置き、どうでもいいそこそこのCMCの札を1枚目に固定できますね。《ミリーの悪知恵》とか。
 一応除去耐性や速度を補う事も出来るのでDragonStompyはアリかもしれません。
無駄牌こそ多いものの、CMCはそれなりに重いのでそこそこのクロックにはなるはず。《虚空の杯》の2枚目が引ければそれこそ相手を封殺できますからね。《金属モックス》はどうしようも有りませんが・・・。
同3マナ域には《ゴブリンの熟練扇動者》や《クルーインの無法者》等もいるので要検証。

 その他にもピッチの《紅蓮操作/Pyrokinesis》や《火炎破》。前者は特に威迫を生かしやすくなりますね。ピッチのアドロスも引き増しで回収可能。また、「想起」も良いですね。《恨み唸り》や《叫び大口》など。これらは《ヴォルラスの要塞》で回収も可能です。


 と言う事で考えても判らんです。
書いてあることは強いように思えますが、何処まで行っても所詮は処罰者カードだし・・・で終わりな気もしますし、3マナである点も気に掛かる。しかしStd環境ではジェイスとか割と生物が生き残る事も有りますからね・・・。
個人的に和約が良いですね。罪を誘うですか・・・。

 どうでも良いですが最近「威迫」持ち多過ぎません?
一時期のファッティに接死つけとけ~無いよりはマシだけどあっても・・・みたいな気軽な+αとして使われている気がします。



・《銀毛の援護者》
:自分か自軍の狼/狼男がIns/Socの対象になるたびに2/2狼を呼び出すαリーダー。
「英雄的」と《若き紅蓮術士》のあいのこの様な誘発条件ですが、相手からのキャストでも反応するので反応装甲でもあります。そこを行くと《復活の声》的な要素も含めていますね。
《若き紅蓮術士》や《僧院の導師》に比べると除去の大半はIns/Socなのでほぼアドバンテージを得る事が出来ますね。最低限のアドが勝手に保証されている。なので、マナや手札が無くとも展開できます。出てくるサイズも2/2と大きい。代わりに能動的な誘発条件がやや難しい。

 能動的に使うにはやはりスペルの連打が出来る事が望ましい。
《果敢な一撃》が落ちてしまうのは残念ですね・・・。取り敢えず1枚で2つの対象を取れる《ドロモカの命令》を使いたいですね。同じく《二人戦術》も良いですね。反復で《魂の基点》や《巧みな機動》等でも良いのですが。
Rで《双雷弾》《アヴァシンの裁き》で強引に自分を対象に取るのも良いですね。Bなら《異常な忍耐》や《ツキノテブクロの浸潤》など。

 一応《面晶体の掘削者、ザダ》とのコンボになる事は事実ですが、3マナと4マナ+もう1枚の上に両者とも脆い。揃えば強いですが、ほぼ揃合わない。なので一々狙う物でもない気がします。
ですが、対象を取るスペルはどのみち入れる事になるので、揃ったらラッキーぐらいで入れておくのも良いかも知れません。


 《アヴァブルックの町長/吠え群れの頭目》とかいるとより強力に成るんですがね。
Eternalでは《果敢な一撃》の色違いの《たなびく緑青》等割と対象を取りながらキャントリップ付のスペルも有るので、意図すればToken増産は無理ではないでしょう。
 あとは、自軍の部族全体に効果が及ぶことを思えば多数の対象を取るスペルで一気に増産も楽になるはず。《統率のとれた突撃》や《旅の準備》《力の種》《狩りの報奨》等々。単体対象しか取れないものの面強化も出来る《印象の祝福》も悪くない。トランプルを活かしやすくなるので大きなパンプスペルも使いやすいので。
大きな問題は《若き狼》と《変わり谷》ぐらいしか真面な軽量狼がいない事でしょうね・・・。

 Gの本命であろうパンプスペルも当然使っていきたいですね。
特に《巨森の蔦》《レインジャーの悪知恵》《岩石樹の祈り》辺りを。

 他にはやはり反応装甲を有する以上《呪文滑り》との相性もいい。パンプスペルを中心に使う以上、余計に滑らせる事が出来るのは有難い。
《大笑いの写し身》とかだとコピーを作りつつ、Tokenを採れるので面白いですね。

 しかしYPMや導師と比べて↓環境における最大の劣性点は誘発条件が厳しい事ではなく、《陰謀団式療法》との併用が出来ない点でしょうね。
対Comboへの圧力はこれが有ってこそなので・・・。
また、誘発条件を考えればIns/Soc比率を高めたいのに、対象の生物を用意しなければいけないと言うジレンマも有るのでやはり構築上の価値では一歩も二歩もYPMに劣りますね。

銀で狼だと「銀狼怪奇ファイル」を思い出します。



・《戦墓の巨人》
:《息せぬ群れ》の様に墓地にあるZombieの分+1/+1カウンターが乗ってくるので、専用のデッキで組めばかなり優秀ですね。
更に、Zombie呪文をキャストする度に2/2Zombieを掘り起こすと言う面展開力まで兼ね備えています。専用デッキで組めばどんどん死体を増やしていく事が出来ますね。

 素晴らしいのは《無情な死者》と言う優秀な生物が一つ前に場に出せる事ですね。もちろんこれの後に死者でも回収出来ます。使者で継続的にZombieを確保出来ればアドを生み出せます。
 《肉袋の匪賊》で消耗戦を仕掛けるのもアドエンジンとして便利ですし、墓地に死体を溜めれます。

 墓地にゾンビが溜まり易いと《目覚めし処刑者》は復活しづらいのですが、これだけ簡単にTokensが並ぶのなら狙う価値は有りますね。


 ↓環境も部族関係でより使いやすくなります。
《墓所這い》は墓地にも溜めやすく、当然復活もしやすい。《屍肉喰らい》との併用は実に判り易い。元々マナが有るだけパンプできるのでそれだけいいような気もしますが、面展開でサポートを残す事が出来るので挙動の完成度が高まりますね。
 また、能力は両方共Zobmieカードで誘発するので《名も無き転置》等の「多相」で誘発できます。《ストロームガルドの災い魔、ハーコン》もZombieなので《屍術士の備蓄品》や《ゾンビの横行》等と合わせても面白いですがね。「ネームレスハーコン」を組まずとも2t目の除去でも良いし、サイズも上がり易いのでパンプにも流用しやすい。
 色が苦しいですが《潮の虚ろの漕ぎ手》がZombie数を稼ぎながら露払いをできるのも優秀。きっちり避雷針になってくれるはず。打点兼アドエンジンなので通す価値も有ります。

部族能力2つ持ちなのでシナジーを組んだだけ価値が引きあがって行きますね。

 どうでも良いんですが、イラストからなんとなしに、「ワンダと巨像」を思い出しました。



こんなところで。

SOI)新カード雑感その9 赤い天使
SOI)新カード雑感その9 赤い天使
SOI)新カード雑感その9 赤い天使
皆さん、こんばんは。しもべです。


 貴重なレア・神話枠ががりがり削られてテンションが落ち気味のしもべです。
何だあのカエル。
せめてレアにしろよ。代わりにBGで強い札刷ってくれるならいいけど。


・《黄金夜の懲罰者》
:変身するアヴァシン様を除けば赤単色の2体目の天使。
《ファイレクシアの抹殺者》や《肉裂き怪物》を思い出す様な強烈なデメリットを備えていて、宛ら自分だけ《ラースの灼熱洞》を抱えているようです。
最高にCOOLだぜ!!!

 一応4マナ4/9飛行・速攻とスペックは高い。
受けるダメージが2倍になるリスクも、タフネス9と高いのでダメージで考えても処理されるのは5点以上になる。と考えれば実質4マナでタフネス5なのでほぼ問題無し。そもそも飛行のお陰で戦闘が発生しづらいので後は火力程度しか関係なくタフネス自体は高めのスペックと言えます。
 問題はパワー≒自分の被ダメージが2倍になる点。
相対的に考えれば4マナでパワー2+αと正直考え物です。相手のライフが20点と変わらないため実際には半分とは言いませんが、流石に殴り合いをするには苦しい。なので1~2回殴れば終りになる様な構築の詰めの役目、若しくは絆魂や警戒で相手のクロックを通さない場合でしょう。
最も楽な相手は、積極的なクロックを刻んでこない低速Controlで、その場合は速攻と相まって非常に強力です。まぁここら辺は《ファイレクシアの抹殺者》と同じですね。
 なので高速Beatdownを組めればいいのですが、おそらくStdにそんなに潤沢な選択肢はないので現実的な構築は難しいのではないでしょうかね?
「獰猛」の達成も空しい物よ・・・。

 そこここで言われていますが、タフネスの数値はご立派。
なので《突撃陣形》は間違いないです。マナカーブの流れも良いですし、4マナ9/9飛行・速攻ですからね。僅か2発、5t目に勝てるのならコンボとしては十分でしょう。不足時も《突撃陣形》のパンプも有りますし、火力も有りますしね。
ネタにしても十分です。
《火口の精霊》が有れば地上の守りも完璧ですし、暇が有れば《突撃陣形》で殴りに行けるので合理的です。壁ではありませんが《不快な集合体》も有ります。
ただ、この手のデッキは組むとき毎度思うのはどうやってキーとなる札、この場合は《突撃陣形》を持ってくるのか?ですよね・・・。
 高いタフネスを活かして《次元の歪曲》との併用も勿論可能ですね。
7/6なら、注意すべきか3点火力だけ。

 しかし流石に殴り合いで使うのは心許無いので《ムラーサの胎動》とか一時凌ぎが有ると良し。
《アーリン・コード》の[+1]で警戒を付与できればそれだけでも十分。キルターンがさらに早まりますし、プレイヤーとPWのどちらを狙うべきかのジレンマを誘えます。ただ4マナ域とかぶっているのは面倒ですね。《アーリン》から入っても[+1]の相手がいませんから天使→アーリンの方が良いでしょうね。その方がクロックアップの奇襲性もありますし。《アーリン》が直接火力持ちであるのも売り。


 下の環境でもある程度は使えますが、《剣を鍬に》には無力。
しかしそれ以上に《稲妻》を使う相手にどう対応すればいいのか。天使は耐えますが1マナで6点なら本体焼かれますわ・・・。
高速クロック同士の殴り合いも珍しくない環境なので、4マナで着地できる頃にはライフが10点とかも珍しくない。そんな時にこれを投入する勇気は無い。《呪文滑り》は取り敢えず併用したいですね。壁にも身代わりにもなりますが、何より《稲妻》のリスクを減衰できます。

 また《突撃陣形》系とは色が合わないのも↓環境ではマイナス点ですよね・・・。
一応《よじれた映像》が有ります。
《僧院の速僧》や《嵐追いの魔道士》に使うとパンプ+キャントリップになったりする面白スペルですが、これで3種類目の相棒を見つけた事になります。
ネタデッキとしては面白いかも知れませんね。

 4マナである点を考えれば「Dragon Stompy」に入れたいところですが、《古えの墳墓》がまさかの4点クロック(自分への)に!!
只まぁ上述の様に展開の詰として展開して殴るだけ~なら多少の齟齬も抑える事は可能なはず。あれ?ドラストってそんな押せ押せのデッキじゃなくない??
スペルをキャストし辛い≒しないなら「Wolf Stompy」に舵を切るのもありです。丁度《ハンウィアーの砦守り/ハンウィアーの災い》が下のマナ域の優秀な壁です。何もキャストしない段階なら5/5に変身も可能。只こちらだと《扇動する集団》も4マナ域に入るんですよね・・・。
 また環境柄Eldraziがフェアデッキで幅を利かせているのに、速度で劣るドラストにワザワザこんな物入れてリスクを負う必要があるとも思えない。(C)札は月系が初手に来るまで粘ればいいんですが、無色生物は乗り越えてきます。天使の影響下では僅か2マナの《エルドラージのミミック》が同速度のクロックになり、《果てしなきもの》に至っては軽々と天使の打点を突破してきます・・・。《焦熱の合流点》で流せないX=4以上で出されたらどうしようもなくなります。

 いっその事《ボロスの反攻者》を壁としながら《最下層民》で2倍ダメージを悪用する方法も有りますがネ。《魂の結合》でライフゲインしまくったり。


 4マナパワー4の飛行・速攻とポテンシャルの塊なので何とか使える余地を探していきたくなりますよね。
対PW性能も高い事ですし。この手のぎらついた性能は昔の黒を思い出すのでもっと刷って欲しい物です。

 性能を考慮してもRでタフネス偏重は珍しい・・・と思っていたら、ネットに答えが載っていました。
4+9=13なんですね。
成る程・・・。
ところでギセラはいずこ?



・《優雅な鷺、シガルダ》
:唯一人間に味方した天使であるシガルダの2種類目。
5マナ飛行は同じながらサイズが落ち4/5に。また自身を護る呪禁を失った代りにプレイヤーと人間Creに呪禁を付与出来ます。天使からタンクに転職したようです・・・。
パッと見で腰巻のスカートが足に見えて、ケンタウロスになったのかと思いましたよ。

 正直、彼女最大の魅力は大型のフライヤー+呪禁で布告にも強い。着地すれば凡そリセット以外には除去されない安定感だったわけですが失われましたね・・・。


 Std環境では除去もそれなりに有るため、対した機能はしない。マナが有る状況で着地して新しい能力である応援要請能力を複数回起動できるのが理想ですかね。
またプレイヤーに呪禁が付くため、火力への盾にもなります。環境にSlighやBurnがいるならそれなりに使えるかもしれません。なんと《黄金夜の懲罰者》のデメリットを緩和にしてくれますよ!だからどうした・・・。
 人間の保護が出来る為《始まりの樹の管理人》が安心して強化能力を使っていく事が出来るようになりますね。本体と援軍で耐えつつ、管理人がハイパー化する時間稼ぎも出来る訳です。勿論《ヴリンの神童、ジェイス》を機能させやすくなったり。システム生物で言うと《敬虔な福音者》がいれば援軍要請でライフゲインも出来ますし、変身後はそいつらをドレイン段に換える事が出来ます。《ハンウィアーの民兵隊長/ウェストヴェイル教団の指導者》や《サリアの副官》等、人間を呼び出す事はそれなりにシナジーを形成しやすいのでその手の面展開デッキのフィニッシャーを務める事も可能でしょう。
5マナとTokens製造能力を思えば《ウェストヴェイル修道院》における悪魔召喚の儀式にも使える事は皮肉ですがww
 優良な恩恵は《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の保護ですかね?
[+1]で突撃させやすくなりますのでBeatdownとしてクロックを形成しやすいです。
 《死天狗茸の栽培者》と言う割とマシなマナ生物がいるのも大きい。
設置も早くなりますし、「昂揚」を満たす事で後半からは「接死」壁になれるのでシガルダをクロックにしやすい。3色に出来ればギデオン設置も3t目に適う組み合わせなんですが、まず3色が難しくなる上に、マナサポートできていないWが(W)(W)を要求されるのでまず無理でしょうね。


 ↓環境では、相変わらず、布告系には強い能力ですし、墓地を使った面展開はなかなか便利。
単体除去では布告・火力・衰微と強いため、ただでさえ強かった対Jund性能が際立っています。人間を保護できる関係で《罰する火》の威力も多少落せます。

 また人間も多い。
《ルーンの母》《貴族の教主》《スレイベンの守護者、サリア》《闇の腹心》《僧院の導師》《コロンドールのマンガラ》《聖遺の騎士》《黄金牙、タシグル》に《封じ込める僧侶》等々。
特にDeath&TaxやMaverickで採用できる生物の保護が得意ですね。
Token生成も《ガイアの揺籃の地》でより伸ばしやすくなります。

 とは言えやはり呪禁を失った損失は大きい。
対W系の《剣を鍬に》に対する耐性を失いました。JtMsの[-1]や《Karakas》でも当然サヨウナラ。Miraclesへの対応力が減ったのは環境柄ツライ。
 また生贄対策能力のお陰で稀に《引き裂かれし永劫、エムラクール》に殴られた返しに、全軍で殴り返して勝利する~と言う対SnT系への価値も僅かながら有ったのですが、それも無くなってしまっています。

 プレイヤーの呪禁は優秀ながら5マナではCombo相手どころかBurnにも間に合うか怪しい。前者は《若き紅蓮術士》《僧院の導師》《巣穴からの総出》で躱してきますし、後者も《硫黄の渦》で対応されます。当たり前ですがハンデスにも間に合わない。


 正直、呪禁を損失が大きすぎて、使うに値しなくなってしまいました・・・。
大量のマナと大して使わない墓地からWBGカラーのNicFitでGSZからの1枚挿しも考えましたが、別に面展開したいなら5~6マナ掛けるならCip持ちもいますからね・・・。



・《天使の粛清》
:Cre/Enc/Atfに対応出来る万能除去。
3マナSocと重たい上に生贄を要求しますが、それでも万能札は偉大。最大の力を発揮するのはPauperだと思いますが、構築でも1チャンス。何せ置物を無制限で食べる事が出来るので、場から取り除きたい札の処理が便利です。
《悪魔の契約》の処理はもちろん、《面晶体の連結》等は場にある物を墓地に落しつつ追放まで出来るので2領域を熟せます。もちろん普通に除去しても良い。素晴らしいのはこの機能に置いて生贄要求が、「効果」ではなく確実に機能する「追加コスト」である点ですよね。その手の機能性としては《敬虔な福音者》よりも遥かに上でしょう。
これがInsだったらNicFitでも1チャンスあったのですが・・・。


 しかし、福音者と言いこれと言い悪魔との契約に関して相性が抜群と言うのは何とも意味深。
イラストの表情も、どう考えても「救う」と言うセリフと乖離してます。粛清って言ってるしね・・・。




こんなところで。

SOI)新カード雑感その10 脳瓶とG神話
皆さん、こんにちは。しもべです。


 時間が無いので昼更新。
フルスポは今夜ですかね。

・《瓶詰め脳》
:今更感満載ですが、書いていなかったのでw
Atfでカウンターを乗せる・そのカウンターと同じコストのスペルを使う~の両観点から《霊気の薬瓶》のIns/Soc版。
但し、起動毎に強制的にカウンターが乗るため、調整に手間が必要。本体も2マナと重く、起動にもマナが掛る。その上打ち消されると悪いこと尽くめ・・・。

 起動にマナが掛るのはかなり痛く、薬瓶のテンポを稼ぐと言う最大の強みの獲得が難しい。1マナのスペルを使うのではテンポを得る事は出来ず、2マナ以上をキャストしようとするのなら設置に2マナ+そのCMCの分のマナと時間((1)マナ×ターン)が必要と、何とも使い辛い性能です。
 カウンターの減数調整も、1ターン掛るのは兎も角、一度の起動で3マナも掛ると、ほぼこれでテンポロス。マナが掛る以上は小型の札をより扱いたくなります。しかしマナ域を揃えても、結局調整が必要になる。なので《薬瓶》とは異なりマナ域をばらけさせた方が安定した運用が出来ると思えます。
最早テンポを得るための札とは言えませんね・・・。全く薬瓶とは別物と言えます。

 どちらかと言えば、Stdでは無色マナでスペルのキャストが出来る点が小さくない利点になると思います。Eldraziの様に無色構築をするにも、3~4c構築をするにも色を無視できるのは小さくは無いですからね。強力な無色特殊地形は相応に有るので。
 「収斂」と合わせられない時点でどうかと思いますが・・・。環境最高のドローである《苦い真理》に生かせないのは何とももったいない。しかしどのみち前環境の多色構築は無理なのでどの道「収斂」は死亡するでしょうから損失は最小限の筈。

 他のDNの方が書かれていましたが《一日の終わり》は面白い。
Ins速度で7ドロー自体も良いのですが、何より《時間停止》を軽量Ins速度で扱えるので、宛ら《Time Walk》や《静寂宣告》の様に振舞う事も出来る訳ですね。


 下までの環境を考えるとやはりSocをIns速度で扱えるようになる事実が大きいと思います。
特に1マナ域が重要になるEternalでは設置後、直後の起動から1マナ域のSocを扱えるのは相応の利点ですね。
今の所《ヴェンディリオン三人衆》か《マルドゥの魔除け》にしか許されなかったIns選択ハンデスを黒単色で出来るようになります。必要経費も同じ3マナ(設置+起動)ですからね。《予期の力線》や《ヴィダルケンの宇宙儀》の様な物ですが、初手以外に力線では対応できないのですから、この1マナ域の動きは他にはない特徴です。
よーし、俺らも《滅び》をInsで1マナで使ってやるぜ!!
《終末》って強いですよね・・・。
一応《不毛の大地》等を使うことが推奨される環境なので無色での運用も十分に価値が有ると言えます。
まぁ、そんな面倒をせずとも《思案》や《古きものの活性》をIns速度で打てるだけでも十分でしょうしね。

 また《薬瓶》と異なるたり個数を調整できない以上数を積む事への抵抗も多少薄くなりますね。
逆に《Transmute Artifact》で色拘束を薄めつつ~の様な構築も可能。食べても良いし、2マナ以下となるので多少マナコストが増える意味も有ります。どのみち追加のマナが掛るのなら軽くなるのなら少しでも軽い方が良いし、何よりIns速度で生贄に出来るので除去を躱す事も出来ます。
《Transmute Artifact》自体がAtfを調達する手段なのでデッキとしての整合性を保たせる事も出来ます。


 特別注目されているのはやはり分割呪文ですよね。
《爆裂+破綻》を扱えるのならわずか1マナで《ハルマゲドン》をIns速度で扱えるわけですよね。必要マナが最少で2マナなので、自分の手札に土地を残し易く、加えてフェッチの起動にスタックで《破綻》させる事で土地を残しつつ相手の土地を一掃できます。土地が大きく減っても《瓶詰め脳》で軽量キャストで弊害も小事
 そこまで必要ない場合は素直に《爆裂》で使い分けが出来ます。
Manadenialで嵌めたいのなら《爆裂》、Control等に一撃必殺を決めたい場合は《破綻》と言う訳ですね。
 単体で使ってもフェッチランドや《ダークスティールの城塞》+《爆裂》で使ってけるため構築も出来そうです。《不毛の大地》等の土地を自分から使う構築もテンポを稼げることでリスクを減らせます。これらを併用する意味でも無色でキャストできる事は有難い。
 そして「融合」出来るならなお強い。
融合は何をしても強いのですが、効果だけを見て最も凶悪なのは《唯々+諾々》で、Ins1マナ(2マナ相当)で1/1飛行×4匹+4枚ドローと意味のわからない効果です。
ただ、個人的にはこの「組み合わせ」が強いのは効果だけで、単体で使える札ではない上にゲームを決める力が有るわけでもないので微妙ですね・・・。
どちらかと言うと、併用札は「単体である程度運用に耐え得る札である」事が理想であると思っています。

 そしてその単体での運用に耐え得る札の観点で見た場合に分割札の強みが他にも、2つのCMCを持っている事です。上述の通りカウンターを固定化できないので、目的に沿ったものを使い辛いのですが、ポイントを2つにする事でその欠点を薄める事も出来ます。
 《暴行+殴打》は《ショック》か1マナInsで3/3の象ですが、これは単体で最低限の生物除去になる点が重要ですね。《死亡+退場》《遠隔+不在》も似たような役割ですね。後者は「融合」が出来る分さらに高KP。


 ランデス成分を考えるとどうしても《爆裂+破綻》が思い浮かびますが、悪疫系も悪くないと思います。
こちらもアドロスしますが、盤面の支配力はより高いですし、何より色拘束を無視できるので非常に運用が簡単になります。
しかも《小悪疫》→《悪疫》とどちらもIns速度で連続で使える訳です。
元々《不毛の大地》等と合わせるのが難しい齟齬が有る札なのですが、緩和できます。
 他にも選択肢は幾つか。
《苦痛+受難》は瓶を通せば僅か1マナ相当で《石の雨》になれます。つまり瓶のセットから即土地破壊が出来ます。
 盤面処理に力を入れるなら《大変動》でも良いわけですね。 この色なら《トロウケアの敷石》や《悟りの教示者》が使えるのも美点です。

 ランデス型は面白いんですが、《破綻》にしろPOX系にしろ土地が激減するので、プレイングでカバーできるとはいえ、占術の減数能力が使い辛くなり、結果カウンターの調整がし辛いのは気に掛かるところなんですがね。


 カウンターが勝手に並んでいくと言うのは厄介なので何らかの手段が有ると望ましいですね。
個人的に考えているのは《呪詛の寄生虫》ですかね。同じく無色で使いやすい上に1~2個減らすだけなら割と現実的です。
対PWとしても相応の威力が有るのも良いですね。
最もManadenialを仕掛けるのならPWの着地なんて許している時点で終わりな気もしますが・・・。
 後はかなり強引ですが《Power Artifact》とか。
起動コストを(2)減らせるので占術能力の方がかなり現実的になります。ただAuraですからね・・・。

 逆にカウンターを増やす方法は起動回数を稼ぐのが手っ取り早いので《通電式キー》ですかね。互いに軽いですしAtfである点も共通なのでデッキの構築もしやすい。
「増殖」持ちの《テゼレットの計略》でも良いですがネ。

 分割を本気で使っていくならやっぱり「続唱」と合わせるべきですかね?
同じ様にコスト無視で好きな方を使えますから。



・《過ぎ去った季節》
:Gに時折現れる大型回収札。
今回はマナ域の異なる札を1枚ずつ回収出来ます。《新たなる芽吹き》と本体コストを考えると最低3枚は回収したいですね。上手くいけば4~5枚回収も。BigMana系に1枚挿しておくと奇貨となるやも。
 ただ、《ムラーサの緑守り》が現実的に運用されていない点をどう考慮すべきか・・・。
まぁControlの運用で考えれば序盤に使ったデッキ戦略に合ったスペルを複数枚回収できるのであれば、使えるかどうかわからない5/4を無理やり捻じ込むよりいいでしょう。
特に除去やPWの複数枚はかなり強力なはずです。
どの道Stdはマナ域が分かれやすいので6マナに到達るまでに十分墓地に回収先は有るでしょう。フェッチランドが無くなってしまったのは残念です。現環境で有難いのは《搭載歩行機械》が有る事ですね。序盤に使った0マナ相当のこれをマナの伸びた後半に再び導入できるので。
逆にフェッチランド溢れる↓環境では低マナ域になり易いため使い辛いですね。それでも3枚回収出来れば元は取れてはいますが・・・。

 《瓶詰め脳》は必然的にマナ域が分かれやすいので、構築上で利用しやすい。その上散々起動して大型専用の瓶になってしまっても、その暁にこの《過ぎ去った季節》を使えるので合理的ですね。
まぁ真価を発揮しやすい分割スペルのある↓環境では《全ての太陽の夜明け》が有るのでやはり使い道は無さそうですが・・・。
 《アンデッドの大臣、シディシ》も「濫用」してこれを持ってきつつ、濫用で落とした札+αを回収出来ます。
接死持ちの頑丈な壁なので丸さが目立ちますね。



・《ウルヴェンワルドのハイドラ》
:各所で散々の云われ用のハイドラ。
最後の神話枠を潰したのも有りますが、《原初のタイタン》を見ているとどうしてもね・・・。

 珍しくXスペルではありません。
が、サイズは変動するのは同じで《黒き剣のダッコン》や《マローの魔術師モリモ》と同じ能力です。何故モリモよろしくトランプルではないのか・・・。サイズが無限に大きくなるために「到達」なのか。
Cip付きで土地1枚は付くため、アドは取れていますが、ただ土地を伸ばしても流石に・・・。まぁ一応到達持ちのファッティなので壁にはなりますがネ。土地が10枚以上並ぶ場合もあるStdならエルドラージも殴り倒せますからね。まぁ山札が吹き飛んだらどうしようもない。

 ただやっぱり土地銀弾は何だかんだ強いと思います。
《鏡の池》を持ってくればハイドラをコピーしてファッティを増やしつつもう一度銀弾も可能。荒廃シリーズを持ってこれば其々にアドを獲得できます。《繁殖苗床》で面展開したり。環境に特殊地形が出る度に強くなる能力ではあるので、致命的に弱い札ではないと思います。
 また確実にマナが伸びるので7マナ域の《世界を壊すもの》や《龍王アタルカ》等に繋げる意味でも悪くはない。《世界を壊すもの》の場合は復活用に《溺墓の寺院》も良いですね。
最終的にミシュランで良いですしね。このマナ域なら《森の代言者》との併用で即戦力です。


 神話レアとして藻屑と言うほど弱くは無い。
全ては《原初のタイタン》が悪いのだ。過去と現在だけでなく、未来まで奴は奪っていった・・・。



アリガトウBSプレミアム
ここ3週間でBSプレミアムにて
「ほしのこえ」
「秒速5センチメートル」
「言の葉の庭」
が放送されました。

 以前GYAOにて念願の「言の葉の庭」を見て、その素晴らしさにBD買うかどうか迷っていました。
ついでにほかの作品も見てみたい!
と考えて、でもお金ないしな・・・と迷っていたのですが、BSプレミアムの大盤振る舞いのお陰でやっと見る事が叶います。
これから視聴する予定。

SOI)新カード雑感その11 精神病棟の訪問者
SOI)新カード雑感その11 精神病棟の訪問者
SOI)新カード雑感その11 精神病棟の訪問者
皆さん、こんばんは。しもべです。


 フルスポが公開され一喜一憂。喜怒哀楽。
個人的には生物・PW以外のカードタイプが軒並みKPが低い環境になったなぁ…と思います。
生物の殴り合いがWotCの望むところとは言え、何か違う気がしまうね・・・。

・《精神病棟の訪問者》
:精神疾患患者から日々多数の知的情報収集を行う吸血鬼。
熱心に収集し過ぎた成果なのか、本人の精神にも影響が出ているようです。主に日本語版のFTに・・・。

 ドローエンジン生物としては《血の公証人》を思い出しますが、相手のハンドが0枚でもボーナスを得る事が出来ます。両方満たす事が出来ればターンの表裏で2ドローまで可能。また単体の性能も遙かに上なので非常に使いやすくなっています。
ただし《血の公証人》に比べるとアップキープにしか使えない。

 とりあえずマッドネス持ちなのでそれだけでもシナジーが有ります。実質瞬速持ちの3/1だけでも相応。また《血の公証人》と違い、共鳴者とマッドネスが多数あるStd環境故に高速でハンドを消耗するデッキも組みやすい。能力が合致する札が有るだけでも十分です。《血統の呼び出し》とは正に互恵関係です。
同じ様に高速で手札を消費する/継続的に消費する手段とはよく合いますね。例えば《強欲なドラゴン》の場合は毎ターン追加のドローが出来るようになりますし、《訪問者》自体をその能力で着地させる事も可能。マッドネス多めの構築なら運用もしやすい筈。《縫い翼のスカーブ》等の墓地からの復活用にハンドコストが掛かる類にも使えます。
 まぁ特別そこまで考えずとも《海門の残骸》が強い!と言われている様なら、実質(3)(C)がかかるそれよりも、ただで引ける《訪問者》でも十分なはず。

 もう一つの条件の「相手のハンドを0にする」も狙う価値は有ります。寧ろ積極的に狙っていくならメガハンデスがマッチするこちらでしょうね。但し、優良な複枚数ハンデスの無い環境故にStdでの成立は難しいでしょうね。
《反抗する屍術師、リリアナ》もあるので、後は良質なハンデスだけなんですがね・・・。こいつは表の絆魂、裏の[+2][-X]とかなり相性のいい札なのですが・・・。

 
 こいつの真価はやはり↓環境でこそでしょう。
能動的にハンドを零にする様なComboには不向きですが、フェアデッキでハンドが無くなるなんて非Uのデッキでは間々あります。上述の様に《海門の残骸》を入れているなら実際機能もするはず。
 そして、相手のハンドを零にする事で機能するのですからどちらかと言うと其方が中心になりますね。
《思考囲い》→《Hymn to Tourach》→《ヴェールのリリアナ/LotV》と揃えて後は[+1]をしていくだけです。メガハンデスでなくともBの濃いフェアデッキでも普通に取れる挙動ですからね。特にLotVは[+1]でマッドネスの機会も提供できるだけでなく、[+1]の自身への被害も減衰できます。[-2]で盤面を空ければアタッカーにも立てやすい。これ以外には《饗宴と飢餓の剣》ですかね。サボタージュなのでやや面倒ですが、土地を起こせる分引きすぎた物も一気に消化できるのでボーナスも得易い。サイズも上がるので殴り合い上等に。
 暴勇状態はどうしてもリスクが大きいので、積極的に狙うのならやはりメガハンデスですよね。こちらならUB系でも使っていけますから。
《暗黒の儀式》や《モックス・ダイアモンド》を使いながらの黒Weenieならハンドの枯渇も時間の問題でしょう。溜まった墓地を利用する手段(《死儀礼のシャーマン》や探査札)も有るのですからそれでも十分です。

 《小悪疫》《悪疫》は難しいですね。《モックス・ダイアモンド》も有りますし展開は楽なのでしょうが、展開後には自身を食べてしまう齟齬も生じますし・・・。

 最大の恩恵たる両者ハンド0枚を実現する手段は幾つか有りますが、最も効力が大きいのは《狂乱病のもつれ》でしょうね。
互いのハンドを3枚ずつ削るのでHymnの後にぶち込めば多くは空になります。まぁ《精神の剣》や《最後の儀式》《朽ちゆくネズミ》でも良いのですが。《精神を刻むもの》でもいいですが意図的に使い辛いのは面倒ですね。。
 この両者暴勇状態だと《吠え歯のうろ穴》も使えるようになるので、アド関連のシナジーの確保もしやすい。


 《闇の腹心》と違い、手間はかかりますが、ライフロスが1固定なので「想起」/「探査」札と合わせやすい。そこまでではなくとも2~3マナ圏でも複数枚引くとそれだけでも辛いのがボブなのでかなり楽になります。ドローに手間が掛る分、ペイドローを止めるのも楽ですしね。メガハンデスプランで考えた場合、相手が立ち直る前に殴り切る必要があるのですから、パワーの上昇も小さくは無い。
また「人間」ではないため《仕組まれた疫病》での指定可能範囲も広がりました。
 逆に、手間がかかるようになった分、エンジンとしては安定感は失われ、構築の範囲も大きく限定されるようになりましたね。
WeenieやBlitzには合いますが、Midrangeでは難しい。
「カードを引く」ため《Chains of Mephistopheles》や《迷宮の霊魂》に引っ掛かってもしまいます。
2体並べた場合にキレボブ戦法で命を糧に大量ドロー!!も《訪問者》では出来ません。代わりに2体並べる事でライフロスのリスクも無いので、戦闘に寄与させる場合はメリットに。ここは一長一短ですね。

 しかし上述の様に相手のハンドを枯渇させていても機能するなら《迷宮の霊魂》には引っかかりません。
相手のハンドの回復を許さないマンとして蓋になってくれるのでメガハンデス型に霊魂はアリかもしれませんね。スィーパーで一掃されても泣かない勇気は必要です。

 優秀な吸血鬼ではありますが、「吸血鬼」デッキ自体とは特別相性が良いわけではないのは悲しい所ですね。



・《血統の呼び出し》
:(1)+手札1枚で1/1絆魂の吸血鬼Tokenを呼び出すEnc。何故か「八相の構え」をしている異様にカッコイイTokenです。増殖可能な能力に則り集団戦用の構えが出来るとはさすが騎士様。
 効果は手札の無駄牌をTokensに変換できます。ターンに1度の制限が付くとは言え、相手のターンまで含めれば表裏で2体ずつ増やして行けます。増産速度としては十分。継続的な戦力供給が出来るので消耗戦に強いですし、相手の戦闘時に瞬速ブロッカーとして飛び出せるので時間稼ぎも可能。当然生贄エンジンとの相性も良し。
この手の札の欠点の2枚目も自身で処理も出来ます。勿論マッドネスの安定した運用も叶う。後はハンド枚数さえ調達できれば十分強力でしょう。《苦い真理》が機能すれば・・・。《巫師の天啓》さえあれば・・・。

 ハンドを積極的に減らせる為《精神病棟の訪問者》のドローを誘発しやすい。マッドネスで場に出せますし、ペイライフもディスカードも全て互いが補充できるので良い相性です。
また数を展開できるため、全体強化との相性は良好。《甘やかす貴種》は(3)マナ+ハンド1枚で4マナ相当の《ティタニアの加護》になるので序盤から4~5体Tokensを展開後はあとはひたすらサイズ強化できればそれだけで勝てそうです。戦闘で死亡したり除去を喰らったTokenを生贄にすればいいので無理が無い。
他にも全体強化は《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》や《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》が有りますね。《マラキールの解放者、ドラーナ》も悪くないですが、戦闘に参加が強制なのはやや面倒です。

 キャストをせずに戦力を展開していく事が出来る為、狼男との相性が良い。《首折れ路の乗り手/首折り》は全体強化も出来るため無駄も無い。
 多数の展開が容易なので《ハンウィアーの民兵隊長/ウェストヴェイル教団の指導者》の変身も可能。しかしハンドを使う以上土地も伸ばしづらくなるため《ウェストヴェイルの修道院》には微妙ですね。

 と中々優秀なのですが、やはりハンドの調達手段が無いと苦しい。
《群れネズミ》に比べると軽いし、除去もされ辛いのですが、単体で圧倒する様なサイズにはなれないので威力は不足です。やはり《甘やかす貴種》は必要ですね。
信心的なシナジーが無い分、環境柄積極的にマッドネスもしていくべきでしょうね。

 マナが掛かる点とハンドアドの両方を考えるのなら《ニッサの巡礼》が一番ですかね?土地を伸ばしつつ「魔巧」で2枚土地を探せますし、その「魔巧」自体も能力のディスカードで何とかなるはず。


 逆に↓の環境ではハンドの調達手段も豊富。起動能力の軽さでネズミより使いやすく、Encの安定性やサイズの不足が起こり辛いのでそこほどの欠点は無く、メリットが目立ちます。
特にIns速度で相手のエンドに継続的に展開できる置き物は中々に強力です。
 まぁ色を考えれば《闇の腹心》ですが、安定感が無いのはツライ。
《苦い真理》や《占骨術》等ほかの併用手段には困りません。ライフロスも補えますし。
しかし最高なのはやはり《壌土からの生命/Loam》でしょうけどね。土地3枚は毎ターン土地を伸ばしながらTokenを2体ずつ増やしていけますからね。墓地も肥やせますしね。

 安定した共鳴者である点も重要。
マッドネスの札も多いですし、それがInsタイミングで制限無しは大きい。
捨てながら生物を出せるので《ネル・トースの災い魔》等にも使えますね。

 サイズ不足の補強はどのみち必要には成りますね。
それは単純に装備品で良いと思います。《火と氷の剣》や《光と影の剣》でハンドの調達も出来ますし。「B Stompy」は《融合する武具》を装備できるのでテンポロスなく4/3絆魂を用意出来ますのでライフロスも補えます。妨害置物などの不要牌の処理も可能ですしね。似たような運用の出来る《群れネズミ》とは競合しますが。

 地味に「騎士」等で《模範の騎士》で殴り合いも対応。
「破壊不能」付与なので好きなだけ突撃できます。



つづく。

マジェプリ新作? / 鉄血のオルフェンズ終
マジェプリ新作? / 鉄血のオルフェンズ終
マジェプリ新作? / 鉄血のオルフェンズ終
 「マジェスティック・プリンス」が完全新作の映画化がされるらしいです。
ED後の世界を描く話らしい。
そしてそれに合わせて事前に地上波?で毎週2話で全24話の再放送+新作の25話も決定らしい。この25話は映画に繋がる部分が描かれる様です。

 近年のロボ物の中では一番好きだった作品のマジェプリ。
王道ストーリー、奇抜ながら明確なチーム(役割分担)を意識されたデザインと目が追いつかないほどグリグリと動く充実した戦闘シーン。見事に纏った作品でした。ゴールド4が大好き。
なのに売り上げは壊滅的・・・。
と悲しかったのですが、朗報ですね。

 個人的には未消化の部分も含めて2期を期待していたのですが映画が出るだけマシ。
ガルガンティアの様に十分な売り上げが有ったにもかかわらずお上の一言で2期が消失した作品も有りますからね。



 「ガンダム 鉄血のオルフェンズ」は今週もで終了。
そして予定調和の分割2クールの発表。次は秋だそうです。

 始まりはダーティで悲壮感溢れる作品でしたが、最後は割とキレイな形の幕引きでしたね。中盤のマイルドから最後の方はまた緊張感のある雰囲気に戻った作品でしたが、杞憂の内でした。
とはいえ、ビスケット死亡した後の決起集会のときから見ると最後の2話で団員がめちゃくちゃ死んでるんですよね。
あの選挙相手の女性はどんだけ人望薄いの・・・。無能すぎる。まさかカミーユが再登場するとは。あんなに姿かたちが変わると、時間とは残酷。これはその内ジュドーも出て来るかもw骨十字海賊とかで。

 戦闘も含め作画が大きく崩れる事も無く、安定して面白かった。
特に、遠距離兵器が役に立たないから殴り合い推奨と言う、これまでのガンダム作品とは真逆の戦闘コンセプトのお陰で新鮮でしたね。おかげでよく動く動く。それでいて超兵器≒必殺技も無いので次々に現れる近接武器の数々w パイルバンカー、レンチ、隠し腕、ドリル、ポン刀 etc
 最後の戦闘も良かったですが、特に良かったのはチョバムアーマーが機能しているのを始めて観た点ですかね。
これまでは砲撃兵器の威力高すぎて役立たずのデッドウェイトでしたが、殴り合いなら非常に強力でしたね。逆にグリムゲルデは盾頑丈過ぎる。平然とキマリスの直剣を受け止めていましたからね・・・。あれだけオーバースペック。

 キャラ造形も割かし人間味が有りつつも、矛盾した言動や謎の正義感振りかざす輩もいないのでストレスも少なめ。出てくる全員が全員其々の思惑で動いているので、等しく汚れた部分が有る。
特に主人公ミカヅキの割り切ってドストレートな判断は引く部分も多々ありつつも、これはこれで。殺さずキレイ主義より真っ当です。
 ポンコツ姫の汚名返上したヒロインも良かったのですがまさかのハーレム認定とは。
しかしそれでもどこぞの歌舞伎女形と違い不快感を催さないミカヅキさんの度量よ。
が、一番はやはりマッキーでしたねww
ここまでゲスな言動は珍しく、かといって在り来たりなゴミや屑には振り切れていない。清々しい。多分、青臭さが抜けきっていたらそうなったであろうシャアの別の姿を描いているようです。シャアはガルマ嵌めた後は燃え尽きてララァに流れたからな。その後はホモコース。

 逆にアインとガエリオは可哀想でしたね。
近年稀なドアマットっぷり。上述のように等しく汚い登場人物の中で、問題は有りつつもまともな人物だったのに。
特にスタート地点を間違えていたアインはともかく、単に単純なだけで身内思いなガエリオは悲劇しかなかった。本人は特に何も悪いことしてないのにね。まともな人間性過ぎて人を疑う事をしなかっただけ。自衛が足りていなかったとも言えますが、そこまで含めて要は良いとこのお坊ちゃんだったんでしょうね。

 オルフェンズ一期最大の勝ち組はトドさんでしたw
2クール目も楽しみです。



 後はマブラヴ柴犬ですね。
もうすぐ終わりですが、今のところは改変は少なめ。しかし戦闘は熱いし、作画の崩れも少ない。話を圧縮し続けているのでメインの群像劇的な部分は非常に薄味になってますが、其れでも最低限は確保している。
TEの悲劇再来を十中八九で予想をしていたため、いい意味で予想を裏切られましたね。
この勢いのまま最後まで駆け抜けてほしい。

 本編も望みますが、さすがに無理だろうなぁ・・・。
最低2クールから可能なら3クールはかかりますし、Extra-Unlimitedを超えないといけない最初を考えると、現状3話までで見切りをつける視聴者の傾向からアニメ化にはまったく向いてないんですよね。
しかしだからといってこの2つを通さないのは論外ですし・・・。


P.S.
しかし鉄血にしろ柴犬にしろ、個人的にはもう少し政治色のある話が見たかったですね。本当に添え物扱い。
まぁ鉄血に関しては本当に大変なのはこれからなので2期に期待できるかもしれませんが、柴犬はなぁ・・・。単行本7巻分を圧縮し過ぎて何を描きたい作品なのかがよく判らなくなってます。
まぁ忠実・濃密に描こうとしたら、地上波放送は難しいのですがねww


SOI)新カード雑感その12 床下からマッドネス
SOI)新カード雑感その12 床下からマッドネス
SOI)新カード雑感その12 床下からマッドネス
皆さん、こんばんは。しもべです。

 神Legacyは熱かったですね~。
SnTもあと一歩でしたが、互いに妨害しあった結果の泥仕合なんてよくある事ですし。
 しかしEldraziと、それに優位とされるBUG 続唱が増えてくれるならMiraclesが多少減る可能性が有るので個人的には嬉しいですね。
一時的な熱が冷めれば使用者も減ると思いますが、Modernの禁止改訂如何でまたここから数も増えるでしょうしね。

・《床下から》
:《奈落の総ざらい》とは何だったのか??
Grixisカラーのサイクルであるマッドネス(X)を持つサイクルの黒。
単体では最も重いものの、2/2×3体の時点で既に5マナにして効率が良く、そこに3点ゲインまで付いてくると思うと破格のコストパフォーマンスです。そしてサイクル宜しくマッドネス。2/2がX体の盤面のアドバンテージ+X点ゲイン。黒のTokensスペルと言う枠を外しても頭オカシイ程の圧倒的な効率の良さを誇ります。と言うかサイクル中でこれだけ効率が異様に良い。
似た様なXスペルで2種類の効果に波及する《不敬の命令》も有りますが、盤面と言う明確なアド量とゲイン量を考えれば宛ら《スフィンクスの啓示》の如き様相です。いやさ、これが黒の《天使への願い》か・・・。

 当然ですが、マッドネスを経由すれば一部共鳴者からIns速度での生成も可能。
タップインであるためブロッカーにこそなりませんが、その代りにXゲインが付いてくるのでライフロスも最低限の損失で済むはずで、返しのターンで一気呵成に殴りに行く事が出来ます。
その上捨てるはずの札を使えているはずなので、実質的なアドは更に+1が出来ているわけです。《アヴァシンの裁き》と異なり、マッドネス(X=3)で撃っても通常キャストと同じ効率を得る事が出来る為、マッドネスし得ですね。

 普通に使っても強力、マナを用意してマッドネスから使えば凶悪。
今回随一のKPを誇る札の一つだと思います。

 ただしマッドネスをIns速度で行える優良な共鳴者ってあまり無い。テキストの効果は高くとも真価を発揮させるのは難しい類と言えるかもしれません。良質な共鳴者だけでなく、Std環境に真面なマナソースもマナブーストも無いのもやはり辛い所。
KP自体は高いのですがネ・・・。

 Stdではマッドネス系はどう考えてもWeenie等で使う事が前提になっているため、デッキにも恵まれない。もちろん、普通に使っても強いのでB系のMidrangeに入れるのは間違ってはいない筈。が、勿体無い。
《ヴリンの神童、ジェイス》や《先駆ける者、ナヒリ》は合ってはいるのでしょうが、色が違いますからね・・・。まぁ2色ならダブルシンボルでも許容範囲でしょうからジェイスが最適ですかね。ブロッカーとして今一つ安定しないのもPWにとっては都合が悪い。ルーターで出したり、[-3]から通常キャストしたりしてリリアナ的にキャッキャウフフしましょう。
 5マナが出る前提で通常キャストするのなら《ウェストヴェイルの修道院》との併用も良いですね。
まぁ安全策以上の意味は有りませんが。

 生物を使わずにZombieの数を確保できるため《目覚めし処刑者》との相性もいいですね。
生み出せるTokensが3/3に成ったら・・・。


 が、逆にそれらの選択肢が増える↓では少々重すぎるやもしれません。
特に本体の5マナが使用に耐えるかと言うと難しい。
流石に5マナはModernのTokensでも難しい。一応《風立ての高地》からならキャスト出来ますが、其れだとやはりマッドネスは使えませんからね。
 私としては《アヴァシンの裁き》のお陰で組む意欲が多少出てきた共鳴者採用型と言うか《ヴェールのリリアナ》採用型NicFitに試しても良いと思っていますが、其れだとIns速度ではないのでもう一手欲しいところです。
それ以外では正直難しいでしょうね。
惜しいカードだなぁ・・・。

 これを考えると実は↓環境でも《ヴリンの神童ジェイス》は良い相棒になるのかもしれませんが、5マナが出るようなデッキなら《精神を刻む者、ジェイス》を使いますからね・・・。



・《精神壊しの悪魔》
:これも感想を書いてなかったので。
Cip掘削能力と「昂揚」で消せるデメリット持ちの神話デーモン。しかし4マナ4/5飛行・トランプルとマナレシオは非常に優秀。
《蘇りしケンタウルス》がC→Mに成ったら、Cipが自分限定になった代わりに素の能力が大幅に強化されましたね。どうせ相手の山札を削る用途ではほぼ使わないので、部族がZombie→Demonになったくらいでしょうね劣化部分は。
いや違う!黒力が増したんだ!!

 今の所Stdでは特別相性の良い札も無いのですが昂揚のサポートが出来るだけでも悪くない。
一応《無情な死者》や《秘蔵の融合体》のリアニ能力の関係も活かせる可能性も。しかしStdでは能力を満たせる現実的なプランが見渡せませんね。次の4マナ域がどうなるのか判りませんがリスクを備えたコイツを使う理由があるかは不明です。

 4マナの着地はやや不安もありますが《発生の器》が有れば割とスムーズに纏まるでしょう。
土地にしろ生物にしろ墓地にしろ。BGらしい丸い構築が出来るはず。


 Eternalではまぁ意図して組めば問題ないでしょう。除去耐性も高めですし、Cipもきっちり構築すれば小さくは無いメリットになります。喩え満たせなくともパワー4でダメージも4なので《肉裂き怪物》の上位種のような感覚です。そう考えれば伝統に則った由緒正しき黒生物です。
 相性が良いのは《名も無き転置》。
軽量除去+パンプに流用し7/2としてパンチも可能。飛行とトランプルのお陰でパワー強化も腐り辛い。Rの火力が無いデッキには積極的に運用していけます。
Ins/部族を二種類を満たすために「昂揚」を満たしやすい。これは《タルモゴイフ》にも言える事で、Cipで墓地を肥やす能力も合わせてタルモを使用するBGカラーのBeatdownを使っていくのが合理的。
 墓地を肥やす点で直接的に札を置ける可能性も有るので《ストロームガルドの災い魔、ハーコン》を使ったネームレスハーコンの採用も出来るかもしれません。
 またその観点で重要になるのが《納墓》。
Ins速度で札を墓地に提供できるため必要牌を揃えやすい。上述の《名も無き転置》や《ハーコン》を揃える事も出来て、必要なカードタイプを揃えて「昆揚」を裂ける手段にもなる。《苦花》とかなら一気に3種類用意出来ます。当然《タルモ》のサイズにもそのまま転用できる。
 墓地からの再利用等を含めた銀弾はそのまま健在なので上記のコンボ以外にも幾らでお構築は可能となっている。発掘とかもかなり使いやすいですね。
墓地とシナジーの組める構築のし甲斐のあります。

 悪魔・昂揚関係・優秀なサイズ等を含めればDemonStompyでもいけますが、《古の墳墓》を使うデッキなのでリスクは相応。
まぁそれも黒らしいですがww



・《神出鬼没な拷問者/陰湿な霧》
:霧に姿を変えると言う吸血鬼の伝説の一つがコンセプトですかね?
表は4マナ4/4で、マナを掛ければ共鳴者兼変身。裏は呪禁・破壊不能で戦闘で干渉不可の0/1。Bにしては珍しく自力で非常に高い除去耐性を誇る生物ですね。その代わり単体でのスペックも極めて高いと言うわけでは無い。
まぁ単体除去は布告を抑えればほぼ効かないですし、マナと手札を掛ければ無敵のブロッカーでもあり、アンブロッカブルで除去もされ辛いアタッカー。単体で割と完成されている生物なので特に対Control戦で威力を発揮しそうですね。

 対して、劇的に強力な能力も無い。
CipもPiGも無い。手札とマナを掛ける為それなりに高いコストが除去回避には必要です(それでも除去されるよりはマシですが)し、共鳴者として使えるのは事実ながら流石に5マナからスタートでは遅すぎる。下手に他のカードを活かす札ではなく活かされる類の札でしょうね。
正直単体ではテンポも損なうし力不足を感じます。と言うか、4マナの割にアドも取れないのに、攻撃的な成分が薄すぎるんですよね。

 Eternalではサボタージュ系の装備品も多いですし、正直下手に受肉して打点を求めるよりも霧のまま《光と影の剣》《火と氷の剣》や《梅澤の十手》で殴りまわった方がアドバンテージも稼げる可能性がある為、表側はオマケですね。それでもアンブロッカブルで+4打点を考えれば《火と氷の剣》なら一度に最大8打点を稼ぐわけでマナを掛けるには十分な威力ですかね。《光と影の剣》はその分ライフゲイン。両者ともハンドアドが取れる為、ディスカード分を調達できるのも相性が良いですね。


 しかしどこぞの天使を見習ってほしいほどのマイルドさ。
本当に悪魔や伝説の怪物たる吸血鬼なのかこいつらは・・・。
とりあえず単品の完成度が高いので、2~3枚購入予定です。



P.S.
 大相撲にて、また「横綱の品格が~」とか言われてますが、そんなに言うなら明文化すればいいと思いますがね。明文化する以上は、それによる賛否や批評にさらされる事になりますが、それ(運営が正常・最適に行われる環境整備)が組織委員会の役目でしょう。同じように土俵周りの整備・改築もやろうと思えばできる事。
それをせずに外から文句を言うだけと言うのは組織として正しい在り方ではないと思います。
個人的には寄り切りが好きですが、ね。




SOI)新カード雑感その13 悪魔召喚
SOI)新カード雑感その13 悪魔召喚
SOI)新カード雑感その13 悪魔召喚
皆さん、こんばんは。しもべです。


 CotVが制限されていなかったらEldraziはVintageで結果を残せただろうか?
某サイトの記事を見てふと思いました。
除去は無視できても速度がなぁ・・・。


続き続き

・《ウルヴェンワルド横断》
:単体では《地勢》ですが、「昂揚」を達成する事で《エラダムリーの呼び声》+《森の占術》になります。達成時の事を考えれば驚愕の性能が有りますが、未達成でも最低限の価値は保証されていますね。
とは言え、昂揚の文面を過剰に期待できないのはつらい。

 Beatdownでは昂揚の安定した達成は難しく、必然的にMidrange以下になるはず。その上で考えると《地勢》の効果でマナベースを安定させる事に貢献できますね。3色構築運用がGを中心にする事で現実的になるはず。また、《残された廃墟》を考えれば2t目に《荒野》を安定的に持ってくる事も出来るのでランパンにしやすい。《ニッサの誓い》まで含めれば序盤のマナサポート3種類のお陰でかなり展開を安定させやすいですね。同じくSOIランドがアンタップインの条件に共通色の基本地形を要求したりする事を思えばやはり土地基盤にかなり大きな貢献が出来るように思います。他の多色が弊害を受ける中で殆んどリスク無く運用する事が出来るので。
 同時に、これらが挙動として優れているのはその内の《誓い》と《横断》の二種類が土地サポート以外も出来るため腐り辛い点もあり、《地勢》としての価値が引き上げる事が出来る点だと思います。
とはいえ基本地形なんてそう何枚も積めないので構築配分が難しそうですがネ。

 後は昂揚の達成のサポート手段が有るのが望ましいですね。
《面晶体の這行器》がその意味でいい味を出しそうです。序盤のマナサポートは当然ですが、Cre/Atfなので喩え落されても《横断》を使いやすく出来ます。同じ昂揚持ちの《死天狗茸の栽培者》も有りますが、昂揚共有よりも昂揚達成の方が望ましいでしょう。《発生の器》はテンポロスですが、昂揚達成のサポートと調達範囲の広さから《ニッサの誓い》よりも使い易い。とはいえ1~2t目がスムーズに動ける事の強みを消してしまうのはどうかと思います。
 大型のマナ加速を考えた場合は《面晶体の記録庫》や《突沸の器》等も有りますが、やや使い辛い。繋げる先が《炎呼びのチャンドラ》とかなら、なかなか良い相性ではあるので2マナ加速を用いてRGとかになるでしょうかね。同じ2マナ加速でも昂揚の事を思えば《爆発的植生》はそれ程貢献できませんからね。

 《溺墓の寺院》がプチランパンのような形になると思えば《悪意の調合》との併用をする事で、時間稼ぎをしながらのEncを稼ぐのも悪くないですがネ。ただ能動的にハンドを捨てる構築はControlにはややリスクが大きんですよね。しかも併用が達成できないと寺院は弱すぎる・・・。


 下の環境を考えれば昂揚の達成はかなり難易度は下がります。
しかしComboで使えるほど、昂揚は安定して序盤に達成できるわけでもないので、個人的にはその手の構築には不向き、と言うか論外一歩手前。そもそもその手の構築は《輪作》《探検の地図》《森の占術》《生ける願い》《トレイリア西部》《女王への懇願》《ギャンブル》《聖遺の騎士》など幾らでも有る事を思えば不安定なこの札に頼る必要性は薄いと思います。生物サーチならそれこそもっと沢山有ります。
 また、基本地形の使用率が圧倒的に低い事を考えれば、《地勢》は腐りやすく、必然的に昂揚の必要性は圧倒的に上。
昂揚こそ達成しやすいものの、↓環境でもやや難しい立ち位置ですね。
土地も生物も使い、昂揚を達成できるほど種類も多め。加えてコンボ性も有ると尚良し!、でもComboに頼り過ぎる事は歓迎できない・・・と言う面倒な構築に合致する必要が有りますね。

 BG Depthsなんかは悪くは無さそうです。
《暗黒の支部》のためのDD Comboに併用して《吸血鬼の呪詛術士》をサーチ出来る。まぁ《生ける願い》《女王への懇願》 も有るのでそこは要検証ですが、どの道この形はDD一本ではなく《タルモゴイフ》も有るBeatdown戦略でもあるのでどの道「昂揚」が腐る事はありませんからね。
2色程度なら基本地形も採用できますし、DDに頼り切る構築よりも遥かに現実味のある採用がなせるはず。BUG Depthは速度特化なので論外ですね。

 後は軽いサーチと言う事で《瞬唱の魔道士/ScM》との併用も面白いですね。1手目でマナ基盤を整えScMをブロッカーにしながらFbで昂揚達成状態を狙うのもありなので。
ScM自体もサーチ出来ますし、URG的なコントロールを組むのも悪くないですかね。

 一応昂揚達成だけなら《納墓》も有るので、それらを利用した構築も1チャンス。
基本地形多数のNicFitはGSZとキャントリップが有るのでまぁ必要性はほぼ無いと思いますが、キャントリップを使わないデッキで非G生物の調達手段は少ないので、考慮の余地も有るかもしれません。
X=1に引っ掛かってしまうので「G Stompy」への採用が難しいのは残念ですね。


 可能性を見させてくれるぶん構築意欲が湧きますが、有効活用できるほど昂揚は達成は楽ではない、しかしリターンは相応に強いと言う理想的な調整に見えますね。
特に軽い初動の札が中盤以降で腐り辛いのが嬉しいですね。



・《ウェストヴェイルの修道院/不敬の皇子、オーメンダール》
:個人的には大注目の土地。
基本的にはToken製造が出来る土地の系譜ですが、もう一つ、大量の生物を生け贄に捧げる事で伝説の悪魔を呼び出す事が可能となります。
ある意味、合体カードのような物で、《闇の嘆願者》や《影生まれの使徒》を連想しますね。Tokenを生める能力だけでも実用に値しますが、その上もう一つの能力が有る事を考えれば実に素晴らしい土地と言えます。

 公式で匂わせていた直接裏向きに出すカードが収録されなかったお陰で大きく落胆していますが・・・「異界月」で収録されるんですかね?
それともただの釣り?
まぁ将来に期待は残しておきましょう。


 基本的には単なるTokens製造土地として使う事になると思います。変身能力はハードルが高い上に、多量のアドロスも有るので非現実的な能力です。無いよりはマシと考えるべき。
 メインの製造能力はやや重いものの、色拘束も無く普通に土地としても使える為、消耗戦・アド合戦になり易い場合にはかなりの威力を発揮すると思います。
過去の成績を見てみてもこの手のマナだけでTokenを出せる土地は一定以上の成果を上げている事も多いのでこれもそれが期待できますね。そこから、この能力だけでほぼ構築級として一考できる札です。

 但し、やはり可能なら変身したい。
シンプルにTokensデッキに入れ込むできでしょうね。召喚の種も割と簡単に用意できます。しかしそれでもアドロスが大きい。特にTokensデッキはその数で押し込むのですから、5体も生贄はアドロスが過ぎる。また、本体をメインで考えると「破壊不能」が有るとはいえ費用を考えれば不十分で、リスクも大きすぎる為メインには添え辛い。
なので基本はTokens戦術で、スィーパー等で盤面が一掃されそうな場合の保険として用意しておくのが望ましいでしょうね。面と点を用意できるのですからデッキ戦略の安定性が増します。

 Stdでは《軍属童の突発》が消えてしまうのが残念ですね。
《ドラゴンの餌》《ピア・ナラーとキラン・ナラー》と揃っているのでRは非常に有効な選択肢だったのですが・・・。
代わりにWには《荒野の結集》とその他幾つか候補が有るので、有用でしょう。
また無色には《搭載歩行機械》《荒廃を招くもの》《繁殖苗床》《領事の鋳造所》等在るため上手く作れば十分構築も可能でしょう。
特にマナを伸ばす考えから《搭載歩行機械》《荒野の結集》が非常に威力を発揮しやすい。《石の宣告》や《絹包み》等Wには追放除去もある為《荒廃を招くもの》も使いやすくなります。
W茶が一番合理的ですかね?
サーチまで含めると上記の《ウルヴェンワルド横断》が使えるtGになるかもしれないですが、他の色もそれなりに強みはありますしね。


 ↓環境ではより良質なTokensスペルが多量にある為、より扱いやすくなりますね。
ただし実質6マナ掛る点から悪魔の降臨はより非現実的な機能となってしまいます。《清浄の名誉》や《真面目な訪問者、ソリン》のお陰でTokensの面展開圧殺が十分可能なので、5体食べるよりも大抵は実質的なパワーが落ちてしまいますからね・・・。
《風立ての高地》も使えないため、本当に変身部分は保険になるでしょう。また《幽体の行列》へのマナ基盤の齟齬などの問題も有ります。

 最も効率的な変身は戦闘力の低いTokensの変身なので《センギアの従臣》や《スプリングジャック飼い》《ゼンディカーの報復者》等のTokensを当てれるのが一番ですがね。
従臣なら《デルレイッチ》を思わせるのでイメージにも合いますし、報復者はマナ域的に変身も無理が無い。
 しかしComboとして見る程コイツには決定力が無いんですよね・・・。制圧力は有りますが。
1ショットで決めれる範囲まで来てからハンデスを絡めて着地させるのが望ましそうです。

 単体での運用性を考えると面展開の他にも装備品が有るような構築が望ましい。
まぁ普通に《石鍛冶の神秘家》で良い気もします。が担ぎ手として考える場合は些か遅すぎる。一応《石術士、ナヒリ》も考えれば無理ではないか・・・。
 無色である事と1/1を生み出す点から《弱者の剣》でも良いのですが、正直《飛行機械の鋳造所》が有ればいくらでもTokensを増やせる代りに、もうそれで勝てるから一々コンボ札を生み出す必要が無いんですよね・・・。

 また只でさえ薄い除去耐性がより心配になるのでそのサポートも絶対。展開に5マナ掛る事を考えると打消しは構えづらい。《Force of Will》でなければ時期的・性能的に機能しづらい。UよりもBのハンデスの方が望ましいですかね。どのみち面展開するなら《陰謀団式療法》が有りますし。
後は《Karakas》の対処出るね。


 個人的にはちょっと特殊なJunk型のNicFitに入れてみたい。
《聖遺の騎士/KotR》を使う形ですが、似た様な性質のDDコンボに比べると、土地が1枚で良い点と、単体で余りに役に立たない《暗黒の深部》に比べて《ウェストヴェイルの修道院》が相応に役に立つ点から個人的にはこちらの方が望ましいと考えています。
 KotRが有れば《不毛の大地》を事前に捜しておくことで《Karakas》も潰せますからね。

 生み出すTokenの関係上、クレリックデッキでの運用も視野に入れる事が出来ますね。
元々低速デッキな上に生物を増やしていく事も出来るので。《ルーンの母》の保護から《雨ざらしの旅人》の調達まで揃っています。単体でも数を揃える事が出来ますがToken発生器である《太陽の神、ヘリオッド》等もいます。
色拘束の強めのデッキではありますが、それも《境を歩む者》で軽減できます。
 また《砂の殉教者》から考えて《再誕の宣言》で数を保持しやすいですし、召喚のための生贄分もこれで回収出来ます。そもそも《再誕の宣言》の「予見」を視野に入れたデッキなので6マナもきっちり出せますからね。
1~2枚のお守りとしてでも十分機能はするはずです。

 因みに、その色に関して《死を運ぶ者のしもべ》と併用するとなんと3/3を生み出せるようになります。盤面処理能力もある為、かなり凶悪です。



 いやぁ~、《黄金夜の懲罰者》はそのリスクのお陰でクールでしたが、こちらは構築意欲はそそられる点でやはり魅力的。
こんなおもちゃが有るだけで個人的には出た甲斐が有るセットになりましたよ。

 しかし前身の信仰対象はリリアナに瞬殺されたと思ったら、今度はただの風で飛ばされてしまうとか。この世界の悪魔はどうにも出落ちと言う名の漫才性能を備えているようです。




<福岡県>「売れ残り」貧困の子へ 「偏見助長も」現場危惧
毎日新聞 3月31日(木)13時42分配信

 子どもの貧困対策の一環で、福岡県は2016年度、コンビニエンスストアから消費期限間近のパンなどを譲り受け、NPOや支援団体を通じて困窮層の子どもたちに提供する取り組みを始める。都道府県初の試みとして注目されるが、現場の支援者からは廃棄対象食品を子どもの支援に結びつけることに疑問の声も上がる。

 県によると・・・
(略)

 「効率ではなく、こどもとその家族の尊厳を守ることが最優先。『ない』よりマシの考えはよくない」。中卒や高校中退の若年層を無料の学習指導や食事提供で支援する「ストリート・プロジェクト」(福岡市)の坪井恵子理事長が県の計画公表後、フェイスブックに書き込むと、普段の10倍近い2600人ほどに読まれ、共感を寄せる投稿も相次いだ。

 同県内でフリースクールを主宰する工藤幸安さん(55)も「困窮が原因で差別を受け、学校に行けなくなる子がいる。食事一つとっても、きめ細やかに対応する必要がある」と言う。

 「なくそう!・・・
(略) 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160331-00000035-mai-soci


 ごもっともな意見ですが、でも結局「無いよりはマシ」でしょう。
良いか悪いかで言えば悪いに入るかもしれませんが、それでも飢えるよりはマシでしょう。

 貧困層への偏見やイジメを助長する可能性もあるかもしれませんが、それは食糧配給云々ではなくイジメを放置している教育現場・家庭教育や社会モラルの問題では?

 最優先なのは尊厳ではなく命でしょうよ。

 もちろん根本原因の解決が出来る事が望ましい。
しかしそれが出来ない、極めて難しいからせめて対処療法をしようという事の筈。
この件に倫理的な話や人道見地から文句や苦情を言えるのは、その抜本的解決方法を提示できる人だけ。若しくはこれよりも問題が少なく、且つ同じく現実的な別の方法の提示者だと思うんですがね・・・。
まぁこれが生み出す弊害を全く考慮に入れないで~と言うのは危険・傲慢なのでそれらの言葉に耳を貸し、より良い案の提示が出来る事が最良ではありますかね。

ワートリBBFやっと買えました
発売日に買えずもう一ヶ月弱。
ようやっと今日購入する事が出来ました。ゲームの設定資料集とかも時折買う程度で漫画の副本なんて滅多に買わないのですが、これだけは別。特に著者本人の監修でしたしね。


 しかし、コレ初版はどれぐらい刷られたんでしょうね?
私の近所の本屋では売り切れ時に発生する空き場所すらどこにもなかったので根本的にここら辺の本屋では殆んど仕入れていなかった可能性も・・・。
TUTAYAにさえ仕入れが無いとはこれいかに。
まぁワールドトリガーも1~2巻発売の頃は中規模以上の本屋探さないと見つからなかったしな・・・。


P.S.
解説欄の唯我の群を抜く弱さにビビるものの、それにすら勝てない主人公(メガネ)の弱さは歴代ジャンプ主人公随一の弱さと言っても納得。

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