SOI)新カード雑感その3 Uは生物の色(キリっ
SOI)新カード雑感その3 Uは生物の色(キリっ
SOI)新カード雑感その3 Uは生物の色(キリっ
皆さん、こんばんは。しもべです。


 SCGは今週は休みです。先週も休みです。ついでにプレリリースが始まったらそこでも休みです。
・・・どんだけ~。

 今日から公式のプレビューも始まっているのでせっせと更新していきます。
いつも追いつけずに力尽きるのでw

・《逸脱した研究者/完成態》
:帰ってきた《秘密を掘り下げる者》。研究が完成したら凡庸になった。
前段階ではまだ人間性を残していた物の、完全に蟲と化しました。
ザふらい的な・・・。

 まぁしかし現実的に見ると正常なKPと言えます。
元がおかしいだけなので。4マナ3/2飛行で変身で5/4飛行+墓地肥やしで文句を言われるこいつも可哀想ですな。レアリティがコモンのままならまだ許せましたが、そうすると限定戦がおかしくなるので致し方なし。
どうでも良いですが、見た時に裏面の《完成態(かんぜんたい)》が「完全熊(かんぜんクマ)」に読めました。



・《ゲラルフの傑作》
:《ニクサシッド》や《戦慄の金屑》に似たファッティ。しかし回避能力の関係で段違いの打撃力も有ります。マナ域や回避能力等諸々を見ていくとODSの《思考を貪るもの》なんかを想像してしまいますね。
しかし《スカーブの殲滅者》をリデザインしたのかもしれません。

 まぁハンドを確保できない時点でUのデッキとしての在り方を否定しているので、Uの入るBeatdownが前提になるでしょうね。
ハンドを3枚捨てる事でリアニも出来ますが、除去耐性も無いですし、リスクも高い。その上マナも掛るのでマッドネスを合わせるのも難しい。ハンドの保持も出来ないので「魔巧」や「昂揚」のスペルも合わせづらい。
デメリットばかりが目立ちますね。
これがコストでは無く効果だったらまるで違った評価だったのでしょうが・・・。

 しかしまぁ4マナIns速度で自身をリアニメイトするので、
5t目に5/5~7/7程度に飛行・疑似速攻と考えると悪くは無いですね。何らかのシナジーを構築できれば1チャンス。


 ↓環境ではまぁ当たり前ですが《壌土からの生命》の供。
発掘から墓地に直接落せますし、《マナ結合》等と合わせて4マナ到達は難しくない(まぁハンド空ですがww)。打ち消され辛いですし、マナさえあれば墓地対策にもある程度対処可能。
《罰する火》も合わせて大半は墓地を手札としても問題の無いデッキなのでリスクも少ない。
まぁDDコンボの欠点を上回る部分がほぼ無いしデメリットも被っているので、ネタの域を出ないのは事実ですが、選択肢の一つにはなると思います。
 後は墓地から復活できるZombieなので《墓所這い》の運用に適していますね。
捨て札にもなりますし、キャストの条件達成にもなります。

 復活コストが(3)(U)と言う色からすれば、実は「Sea Stompy」で1チャンスあるのではないか?と考えています。
1t目《虚空の杯》から入って、2t目に《知識の渇望》/《僧院の包囲》で捨てて、3t目に蘇生。
どうせ腐りやすいハンドばかりですし、CotVで除去耐性も補える。一手遅らせて《三なる宝球》も混ぜると尚良し。それらで高速・低速化させている間にファッティで殴りつける~と考えると中々に強くないですか?
正直、これが一番ましな使い道に見えます。



・《氷の中の存在/目覚めた恐怖》
:2マナ0/4の壁→変身後の怪物と考えると《ルーデヴィックの実験材料/ルーデヴィックの嫌悪者》のオマージュですかね?
カウンターに関係した変身条件も同じですが、方向は逆になっていますね。壁としての性能も上がっています。

 ハードルが割と楽で最大でも4つしかない上に、Ins/Soc毎に減らせるので序盤に出す事が出来れば簡単に変身できます。
只まぁ軽いキャントリップが少ない事と、中盤のハンドが枯渇した時に引いてしまうと悲劇ですね。「果敢」をテーマにしている様なデッキなら十分いけるでしょうがそれでも辛い。引きましor諦めのルーターが欲しい。

 2マナ以下でブロッカーとしても相応なので《オジュタイの命令》とはそこそこの相性です。下手にTempo系で高速変身を考えるより耐える戦術に向いていますし、キャントリップを選べばスペルの補充もしやすい。その上変身時に大量バウンスが出来るのでフィニッシャーとしての威力もそこそこです。
この手の色の構築で合理性が見いだせるのは、やはり打消しを抱えておくことでバウンス→再キャストにカウンターを合わせる機会が得られる事ですよね。それこそ《オジュタイの命令》は《霊魂放逐》モードが有るわけですし。
只やはり引き増しが無いと辛いので《苦い真理》等で頑張るのが得策ですね。

 「反復」なら1枚で2個減らせるので併用も有りかもしれません。
《魂の基点》なら自身の保護だけでなく変身後の突撃のサポート。《オジュタイの息吹》なら時間稼ぎから、変身してそいつをバウンス出来ます。
 他にはやはりスペルの回数自体を稼げる《卓絶のナーセット》か《束縛なきテレパス、ジェイス》等も考えたいですね。PWは丁度壁も欲しいのでこちらは中~低速向き。

 軽量スペルの連打は構築環境にも依るのでStdでは何とも言えませんが、上記の様に「果敢」も有る。
まぁKTKとFRFが落ちてしまいますがww
《ケラル砦の修道院長》も有るので巧くSligh風味に組めると良いですね。院長自体もバウンスされる事でCipの再利用が出来ますし。


 真価はやはりEternalでしょうね。
カウンター個数を増やすよりも減らす方が遥かに簡単です。その上キャントリップも大量にあるのでお手軽変身。《魔力変》や《ギタクシア派の調査》はModernでも健在ですし、Legacyなら《渦まく知識》《思案》《定業》まで揃っています。マナは掛かるものの手札は減らないので喩え除去されても問題ない。まぁブロッカーとしての価値は下がりますが、除去の惹きつけは可能。どの道《秘密を掘り下げる者》とかもいますし、その手のデッキでも使えるかも。打点以上に変身時の面一掃が重要です。自分の生物の救出から、Tokens戦略の否定まで。
打点も高い。
2t目に出し得て普通に3t目から7点パンチできますからね。
ライフロスが当たり前の環境なので、下手に除去に拘らずとも《蒸気の絡みつき》で十分良い働きになると思います。パンチ力が有るので数点削っておくだけでも意味がりますし、自身の救出にもなるので。
 UのTempoで、スペルを連打する能動性を考えるとどうしても《若き紅蓮術士》を思い浮かべますが、展開した分のTokensも一掃してしまうのを考えると正直チグハグ。変身も強制。其々がKPが高いのは間違いないので、それを飲み込んでプレイングでカバーする方法もありですが・・・。《陰謀団式療法》に依るハンデスはこのカードにも露払いに加えて、バウンス後の処理にまで使えますし、Fbでの回数稼ぎも有りますからね。アンシナジーを飲み込んでも使えるかもしれません。
対して、盤面がほぼ空になるので《僧院の速僧》や《ゴブリンの先達》はハンドから再キャストしてそのまま走らせる事も可能ですね。なので単騎型は相応に使いやすい筈。

 それ以外にはそこそこのUの壁の側面を考えれば嘗ての「CTG」の《T》の部分の運用は出来るでしょうかね?
《相殺》+《師範の占い独楽》の組み合わせ自体は強力ですし、変身誘発の優秀さを考えればコイツは保護する価値が有りますからね。上記しましたが、バウンスでカウンターする機会がある分《相殺》も活きます。
 しかしタルモ程単体で安定しない点、相殺ロックを使う様なデッキはそこまで能動的にスペルを重ねない点などを考えれば難しいですかね。《独楽》のグルグルのある《僧院の導師》で良いし・・・。
 それよりもModern構築にあるような中~低速のUW Controlに合致するような気もします。
2マナの壁→《オジュタイの命令》・リセット能力・フィニッシャー・Cip生物と相性が良い、運用の要素は揃っていますからね。

 やはりDDコンボの片割れたる《吸血鬼の呪詛術士》も気に掛かりますね。最近《演劇の舞台》に出番を取られがちでBUG Landsぐらいでしか使われていないので。
Bを混ぜるなら露払いもしやすいですし、アドバンテージを失う挙動ですが、変身時の大量バウンスが有るならまぁ惜しくも無いでしょう。一応即変身ではないので、そこは注意が必要。しかしまぁスペル1枚程度なら難しくもないでしょう。
逆に、0個でキープできるとも言えますが。0個の状態で《思考囲い》→スタックで除去→レスポンスで打消しで変身した上に、バウンスした生物の処理も出来ます。
 そして旧DDコンボの相棒たる《交錯の混乱》も。「変成」でのサーチに、自身を護る札になりますからね。使う札も生物2枚なので回収も調達も割と楽なので対処されやすくとも、カバーもしやすい。異なる働きが出来る《引き裂かれた記憶》も有るのでより変成構築はしやすい。
 一応カウンター4個なら《呪詛の寄生虫》でも処理範囲ですが、この程度ならキャントリップやルーターの方が枠を取る事に依る齟齬より確実だと思います。

 当然バウンスなので《瞬唱の魔道士》を併用したい。
スペルのFbでの水増しも有りますし、ブロッカーとしても良い。
 地味に「ホラー以外の生物」と言うのもポイントで、生物を保護し、ブロッカーを務める事も出来る《呪文滑り》やシステム生物で打点として運用しづらい《ファイレクシアの破棄者》等を使う事も出来ます。特に滑りはアタック時にも残せるので最後まで避雷針の役を担えます。
自身の2枚目以降もそのまま場に残せます。
 Stdの場合は《魂の略奪者》も有ります。
中盤以降で変身の芽が無い場合は氷の中の存在を食べて復活~の挙動にも流用できますね。



 と言う事で期待に胸膨らむジョニーだと思います。
この手の変身生物はまぁ期待値ほど強くない、扱いづらいのが通例なので、特にStdは期待できないのですがどうでしょうね?


 ところで裏面から直接出せると言う効果だと思われる札が出るとか出ないとか。
この項でも挙げた《ルーデヴィックの実験材料/ルーデヴィックの嫌悪者》だって候補なのですがどうなのでしょうね?



・《抗えない抑止》
:《分散》の亜種。ゾンビを抱えていると宛ら《はね返り》になる。INVから始めた私にとっては思い入れのあるカードです。
テンポアドバンテージに加えてディスカードでのカードアドも取れる。《はね返り》の凶悪さを思い出すと戦慄する程です。

 軽いので最低限は保証されているとはいえ、Uのデッキが生物、それもゾンビを用意するのは一苦労。少なくともControlでは出来ないしMidrangeでも難しい。
なのでカードプール次第ですが、かなり構築が限定されがち。
ISD時代に有った「UB Zombie」の様な構築が出来る事が望ましい。元々テンポアドもBeatプランで良く輝くので。
 また、コントローラーがディスカードする事になるため、自身の札の救出の際にリスクになってしまう。
と言う事で非常に強力ながら一長一短な性能をしていますね。


 《無情な死者》の存在は有難いですが、これだけでは札不足で、そもそもそいつの色拘束を乗り越える土地基盤が有るのかも疑わしい。テンポを活かしやすいとするなら《ゲラルフの傑作》は良いですね。ファッティなので時間を稼ぐだけでもゲームを込める事が出来ますから。《ゲラルフの傑作》自体を墓地に落す手段にもなりますし。
ISD期の様に優秀なZombieが出ると良いですね。
特に《墓所這い》《戦墓のグール》の様な優秀な1マナZombieがいるなら特に優秀と言える。

 下環境だとControlでも一応使えなくもないかな?と。
《死者の王、ドラルヌ》はFb出来る為に低速向きですが、この場合ボーナスが付いているために単純にFbでハンデスを重ねる事も可能。また、ドラルヌ自身の救出にも使えるのが大きい。




こんなところで。


SOI)新カード雑感その2 こじらせたアヴァンシンとか
SOI)新カード雑感その2 こじらせたアヴァンシンとか
SOI)新カード雑感その2 こじらせたアヴァンシンとか
皆さん、こんばんは。しもべです。


 気が付いたら、感想書くとか言いながら書いてなかったw
本格的なプレビューが月曜の深夜らしいの進めなければ!

・《大天使アヴァシン/浄化の天使、アヴァシン》
:なんやかんやで3枚目のアヴァシン様。
中堅以上のサイズ・コストに飛行・警戒とらしさを残しつつ、変身後はストーリーに則り狂気と殺戮の天使と化します。
・・・「浄化」?

 表面は現代5マナの割には大人しくシンプル。
「4/4飛行・警戒・瞬速・ターン終了時まで自軍に破壊不能」な時点で5マナの性能でない事は判ります。が、何となくこじんまりな内容。追放除去も多い環境では安心な除去耐性もないし、アドも取りにくい。サイズ的な優位も有るわけでないと、少々物足りない気もします。それでなくとも《闇の掌握》や《ヴァラクートの涙》で簡単にコイツは除去されますしね。
《修復の天使》と異なり明滅しないので他の生物とのシナジーも小さい。と言うかそもそも生物を他に抱えていないとショボイ。とりあえず性能が受動的すぎるんですよね。
 そうは言っても、瞬速から出てくる無敵ブロッカー。そして疑似速攻から飛行4点パンチ。奇襲性は十分ですし対PWにも強そうです。そう考えるとSHMの《羽毛覆い》の上位種のような感覚ですかね?

 変身後は3点をばら撒く狂犬な天使。
対Weenieには強い能力ですが、そもそもそんな相手には間に合わない。その上自軍を巻き込むので半端なサイズ郡では寧ろアドロスに。奇襲性を考えても《ゼンディガーの同盟者、ギデオン》に強い能力に見えますね。
 打点は6に上がるので、変身誘発も合わせて3回パンチで勝てる打点の高さは魅力ですね。大型のフライヤーは何時の時代も脅威ですし。


 変身要件も、生物の死亡なので、今一つCipと噛み合っていない。別途サクリ台を用意しないと能動的な変身も困難。
Cipにしろ変身にしろ他の生物がいないと宝の持ち腐れになり易いのに、変身するとそいつらにまで牙を剥く。矛盾の塊ですね。巻き込まれて死亡しないためにもタフネス4以上の頑強な生物が好ましい。重さを考えてもMidrange~Control向きなのですが、生物が定期的にいないと意味が無いのでほぼMidrange用。
3~4マナの生物の保護が出来ると考えれば、攻撃的にも出る事が出来るので自軍の《ゼンディガーの同盟者、ギデオン》の[+1]が扱いやすくなりますし、[0]と共にギデオンの保護も出来ますね。


 重い・打点もそこそこ・除去耐性薄い・Cipアド稼げない・単体で機能しない。
相応に強いのは事実なのですが、そこからの上積みをし辛い天使。
《セラの天使》から考えると異様に強い様な気もしますが、《悪斬の天使》と比べると単体で機能しないし、支配力も劣る気がします。環境的にファッティもそれなりにいるので正直戦闘力でも物足りない。まぁ希望の守護者と悪魔狩りの天使では在り方も違って当然ですが・・・。
当然↓環境では無い。



・《倒し霊》
:1マナ1/1飛行+α。
タッパーとして基本は使い切りなので微妙ですが、ブロッカーを寝かせる事は出来るので、地を這うWeenie共の強引な後詰も可能です。その上「昂揚」を満たせば毎ターン相手の生物一体をタップ出来るので、中盤以降の攻防でも単体で活躍できます。相手のアタッカーを潰すだけでなく、こちらのターンのブロッカーも潰せる事になるので、そのスペックを最大限活かせば1マナとは思えないほど強力な性能を持っています。
《陽光尾の鷹》にツエ~!とか言っていた頃が懐かしい。

 Weenieなら昂揚を満たせなくとも、そこそこ機能するはず。
使い切りのタッパーで見ても生物回収札を使えばブロッカーで時間稼ぎにも応用できますし。《コラガンの命令》等は回収も合わせて、除去範囲の棲み分けも。
ただ、より強力に使うならやはり昂揚を満たしたいですよね・・・。

 Eternalであるなら、素晴らしいのは《霊気の薬瓶》。
Insで場に出せるためにタッパーとしてより機能しやすい。またAtfをデッキに組み込めるために昂揚を満たしやすくなります。Weenieであるのなら《モックス・ダイアモンド》と言う選択肢もあります。土地を能動的に落せるし、土地を捨てなければ能動的にAtfを捨てる事も出来る。《税収》も使いやすくなる。ただし、初速は強力ながらやはりIns速度の挙動が採れる《薬瓶》の方が有用ですよね。
やや重いが《ギデオン・ジュラ》ともよく合う。
[+2]→[-2]の手間が省けるうえに、ブロッカーを退かせるので[0]も使いやすくなる。PWなので昂揚も満たしやすくなるし、霊魂をブロッカーに回す事も出来る。多色化できるなら《復讐のアジャニ》も良いですね。[+1][-2]とそれぞれ補完できます。
 他にも装備品と言う方向も有ります。
同じくAtfであるし、担ぎ手として活きます。特に生物回収できる《光と影の剣》は光る。装備品は速度が衰えますが、タッパーで時間稼ぎが補います。Weenieで強化手段と割り切るのなら《ヘリオッドの槍》も良いかも。どうせ数を並べる事になるし、Atf/Encなので墓地に落ちても機能する。
 数を揃える事が出来ればより強力に成ると考えれば、《イーオスのレインジャー》や《再誕の宣言》等で並べて行ければ戦場を支配する事も出来る。

 生物で相性のいいものは少ないのですが、《磁器の軍団兵》で良い。
墓地に落ちやすいCre/Atfなので満たしやすい。2マナ3/1先制攻撃+2ペイならWeenieとしては十分だし。中型以上を寝かせるのなら尚更機能しやすい筈。
ルーターなどが無い分Wは積極的に落ちやすい札を使わなければいけないのはやや面倒ですがネ。
 Hatebear的に組まれる事も多いので《ファイレクシアの破棄者》も候補ですかね。どのデッキにも腐る事は稀ですし。相手が一体ならタッパー機能で破棄者自体も攻撃に参加しやすい。

 優秀なスピリットなので、部族的なシナジーを考えたいのですが、ろくな札が無い・・・。
せっかく「スピリットクラフト」を組めそうでも、使えそうなのは《脂火玉》ぐらいの物。まぁAuraを積極的に集める事が出来るので、その意味で「昂揚」にきっちり貢献も出来るんですがね・・・。

 多色化した場合はもっと可能性があるはずですが、どうでしょうね。
上述のようにタッパーとして機能させたいのなら、《オルゾフの魔除け》なんか最適ですね。色拘束を許容できるのなら、昂揚を見たいしやすい《小悪疫》なんかも良いんですがね。


 逆に墓地にあまり依存しないことが多いEternalでのWなので、その意味で自分から《安らかなる眠り》等を使っていけないのはかなり選択肢を狭める事になりますよね・・・。

 今のところ正式に発表されている範囲では最も下環境で扱いやすい札だと思っています。やっぱり軽いは正義。



・《石の宣告》
:新しい除去。デメリットを含みつつ問答無用の追放除去をすると言う、伝統に則った由緒正しきW除去ですね。Socとはいえ2マナで制限無く追放、その上同名の札を一掃できるとすれば圧倒的な威力を誇ります。
確かにアドこそ相手に与えるものの、起動2マナは割と重いしテンポも損なう。軽量級デッキでも小さくないリスクで、中量級以上なら、1ドローでは明らかに損をしています。そう考えるとこちらのデメリットもかなり抑えめです。
その上Tokensならリスクなしで一掃可能。
この上Socに文句を言うのは無理が有ります。

 こちらの昇華者の肥やしにしたり、相手の昂揚を妨害したりと環境のメカニズムにも割と貢献できますからね、追放は。


 ただし、消耗戦やTop捲り合戦になってしまった際には明確なリスクとも成ります。
なので相手に行動の隙を与えないよう、Weenieや速度の速いBeatdownでこそ真価を発揮するタイプと言えますね。



・《スレイベンの検査官》
:1マナ1/2にCipで「調査」付。
調査をいかように使うかに依りますが、スペック的には1マナとは思えないほど優れています。対して確実にドローで使うつもりならば、分割可能とは言え3マナ1/2Cip1ドローと正直微妙な路線です。どちらかと言うとドローよりも他への流用手段が有る方が望ましいと思います。
《爆片破》やら《アーティファクトの魂込め》が有ったら結構使えそうな札でしたよね・・・。本体も付いてくる事を考えれば《カルドーサの再誕》ですかね。2枚掛るとはいえ生物4体は強力。
話題の《新たな造形》の併用も勿論可能ですし。1マナからなら時間稼ぎのブロッカーとしても使えますからね。



・《アヴァシン教の宣教師/月皇の審問官》
:変身時に生物一体を封印する生物。変身条件が装備であるため簡単なのか難しいのかよく判りませんね。
宗教家に武器与えるとこんな風になるらしい・・・。

 地味にModern以下の環境では《稲妻のすね当て》と良い相性を誇りますね。
着地から即装備し、除去を誘発させた上で「被覆」で保護できるので封印も解かれ辛い。「速攻」付なので即攻撃に参加も可能。
色拘束も薄いですしW系のStompyで行けるやも・・・。




こんな所で。


SOI)新カード雑感その1 遅ればせながら
皆さん、こんばんは。しもべです。


 ようやっとSOIの新カードの感想でも書いて行こうかと思います。
しかし完全に気を逸していますがねww

・《無情な死者》
:2マナ2/2威迫PiGで回収能力に加えてマナを払えば他のZombieをリアニメイト出来るという、もう訳分かんないゾンビ。
しかも復活系特有の「ブロック出来ない~」が付いていないので3マナ有れば延々とブロッカーとして立てる事が可能。しかも伝説ではないため積み得。
普通、Zombieに代表される復活系能力を持った生物ってCMCの割に質が低いのが特徴だったわけですが、コイツはこれでもか!と言う程のメリット付。
もう眩暈がする程の「The 神話レア」です・・・。


 但し、幾つかの問題点も。
先ずアタッカーとして見ると2マナで2点と打点が大したことが無い。回収能力もリアニもPiG限定且つマナが掛ると制限がやや強く、当然再キャストの手間がかかります。その上環境柄《死霧の猛禽》や《搭載歩行機械》が悪さをし過ぎたため軽量の追放除去が割と使われています。次期環境も《石の宣告》なる物の収録が決まっていますしね。Cipでアドが採れているわけでもないので、ただ出して即除去の憂き目に遭う危険性も割と高い。
 と言う事でシンプルに使っても大きな価値を見出すのは難しいかも知れません。手間の掛かりにくい《搭載歩行機械》や《復活の声》に比べるとやや扱い辛さが見えます。
逆に言えばシナジー性を重視すれば物凄い事になるわけですが。


 アタッカーとして見ると継続的性が魅力ですが、「威迫」を利用できると良い。
StdだとInsの《ツキノテブクロの浸潤》とか。ブロックされれば確実に2体墓地に落せる上に、墓地に落とした生物数分2点ロスが付くので4点本体火力まで付いてきます。中量級以上を落せれば尚良く、一度見せておけば相手に圧力をかける事も出来ます。
どの道回収用に(B)を立てて攻撃するので問題ありませんね。
この場合は接死持ちのブロッカーとしての側面も見出せるので、それこそ《死霧の猛禽》の如く嫌がらせが出来ます。
 しかしやはり攻撃手としての腕力は低い。
その上、安全な運用を考えると(B)を立てておきたい。とするとキャスト時に(B)(B)(B)が必要になってきます。なら早くとも攻撃できるのは4t目。流石に・・・。
WeenieでもBeatdownでもテンポロスはかなり痛いです。


 また、復活用の~云々から判りますがかなりの色拘束をデッキに科します。
現環境は多色環境なので、その点であまり向いていませんね。4マナの中のダブルシンボルと2マナのダブルシンボルは全く意味が異なりますし。
環境変化で多色から構築が単色に変遷して行けば使われるかもしれませんが、そうでないとStd期の《ファイレクシアの抹消者》の様なお寒い扱いを受けそうです。少なくとも神話レアで4枚積めるとは言え、どのデッキでも扱える類ではない。

 下記しますが、自身を2枚目で回収できる点を考えれば普通に出して除去されても、その後2枚目から復活させて~と言う消耗戦を望むような戦い方も良いかも知れません。その場合は優秀なクルセイドと軽量生物が欲しい所ですが。
回収可能な2マナの優秀なZombieが揃っていれば、自然に3t目のキャストにシフトできる事でしょうに、ね。


 シナジー性を考えるとやはりその回収能力とリアニメイト能力に目が行きます。
追放の存在などを考えると軽い生贄エンジンが有るのが望ましいですね。その生贄エンジンでボーナスが得られればそれこそアドバンテージエンジンにする事も出来ます。同時にZombie限定の(X)(B)(B)(B)+αマナで使い回しが出来るリアニメイトスペルと化すことも出来ます。
と言う事で、なるべく軽い生贄エンジンが欲しいですね。
《吸血の儀式》なら色が合う上に1ドロー+1ライフゲイン、《進化の飛躍》なら色拘束が強いですが生物の調達、《永代巡礼者、アイリ》なら軽いライフゲインと結構生贄エンジンが揃っているので構築のし甲斐が有りますね。其々に使い分けも出来ます。
《ゲトの裏切り者、カリタス》は自身のサイズを上げる事が出来ますね。起動コストは重いですが、他に食べた生物の回収も後半では叶います。しかし逆に相手に使われると沈黙せざるを得ない。
折角実存の有る回収生物なのに《不気味な腸卜師》が落ちてしまうのは残念ですね。

 リアニスペルとしては面白いのですが正直余り釣りたい相手がいない。まぁこれからに期待かもしれません。
今のところ最も釣りたいのが自分ですからね。しかし威迫持ちが複数並ぶと考えると中々にたちが悪い。ますます積み得ですね。
 他には《肉袋の匪賊》ですかね。
匪賊を釣り上げれば宛ら(3)マナで布告能力が付いているようです。回収能力と合わせて消耗戦向き。また、匪賊をキャストし場に残し《無情な死者》を食べればリアニ能力の誘発もさせる事が出来ます。と言う事で釣られてもキャストしても相性が良いスペルです。
死者→匪賊をキャストし布告+死者の回収→匪賊死亡→死者キャストからそのうち死亡で匪賊をリアニメイト+死者の回収→∞
と厭らしい動きが出来ますからね。
まぁマナが掛る上に効果も小さいので環境が遅くなければいけないのですが。
自身を追放してしまう動きと合わないので《鞭打つ触手》とは難しいですが《衰滅》等と合わせてMidrangeの除去Beatも。

 リアニ要素を考えるのなら山札を掘っていく事が出来る生物とも相性が良いですよね。
挙動の理想で言えば、軽い・Zombie・Cipで掘削の《金切り声のスカーブ》なんて理想的なんですが、流石にKPが低すぎる。《精神壊しの悪魔》とかもいますし、期待したいですね。デッキを掘り進めながら生物の回収が出来る《死体の攪拌》もWeenie的に面白いかも知れません。
「昂揚」等も上手く絡めて行けたのなら・・・。

 多色化を許容できるのなら《オジュタイの命令》も面白いんですがネ。
リアニ能力を考えるのならどの道、コイツの真価は中盤以降です。なら《森の代言者》等と同じ様に序盤はブロッカーとして、中盤以降で戦力として扱う方針で運用も出来るはず。Uで優良なZombieが出るかどうかですが、2マナ以下なら命令で釣り上げる事も出来るので是非期待ですね。


 回収能力は制限が有る上に、キャストしなければならないので同系の中では質が低い。
が、無いよりは全然マシですし、逆に生物のキャストをトリガーとする類の札と合わせる事も可能と言えなくもない。例えば、《往時の主教》ならキャスト毎に新能力の「調査」が誘発します。まぁ実用性は有りませんが。


 シナジー重視と言う事でEternalでも色々考えられるかもしれませんが、重いのが何とも・・・。
Zombie専用リアニメイトも便利に思えますが、構築級のZombieは大体復活能力有していますからね・・・。
軽量用リアニ要素として考えれば、追加コスト持ちの《スカーブの殲滅者》を直接釣る事が出来るのは便利。自身も墓地からキャスト出来ますし。後は除去を喰らうのが基本路線となっている《潮の虚ろの漕ぎ手》なんかは良い仕事をしてくれると思います。先に出して避雷針を喰らう事まで含めてね。
 重さを許容できるのなら「壮大」でマナを伸ばせる《黒き剣の継承者コーラシュ》なんて割と理想的なんですがネ。
《ロッテスのトロール》や《朽ちゆく猛禽》の様な共鳴者Zombiesを使えば墓地に生物の供給もしやすい。

 Zombieデッキのそれで見ればロード能力及び「接死」の付与が出来る《死の男爵》がかなりいい相性です。男爵自体が除去されても釣り上げる事も出来ますからね。

 後は信心が高い事を活かせますね。
丁度《ゲラルフの伝書使》や《アスフォデルの灰色商人》と言う優秀なZombiesもいます。
特に《ゲラルフの伝書使》は本体が「不死」持ちなので一度釣り上げれば二度美味しい。ねちっこく本体を攻めれます。
場持ちも良い上に、《ニクスの祭殿、ニクソス》が有ればマナも出せるので、能動的な生贄だけでなく、受動的な除去時にも信心を無駄にし辛いのは良いですね。当て逃げが出来た頃なら戦闘中でも信心を利用できたんですがネ~。

 相手の除去や戦闘での死亡のPiGにスタックで《納墓》を持ってくるとそれはそれで面白いかも知れません。
まぁただでさえマナが掛るのにそんな余裕が中々あるとは思えませんが。

 単体で相性が良いのは《情け知らずのガラク/ヴェールの呪いのガラク》ですかね?
延々とブロッカーとして利用できるだけでなく、変身後の[-1]でマナを掛けずに墓地に落せる上に、生物の調達が出来ます。似たような方向性で、《よりよい品物》も使えますね。これの場合は墓地を肥やす事が出来るのでリアニ能力も活かせます。



 まぁ考える程に色々なシナジーが出てきそうな札ではありますね。
イラストは《終わり無き死者の列》の教会のようですね。以前は押し寄せていても教会の外にいたゾンビが中に入ってきてしまっているんですね。
綺麗なステンドグラスなのに・・・。
自衛していた村々は悲惨な事になっていそうです。
場持ちが良い観点から、地味に《終わり無き死者の列》とも併用できるわけですが。



・《ファルケンラスの後継者/夜陰の後継者》
:軽量で変身して3/2飛行と言う事からBの《秘密を掘り下げる者》!?と話題のコイツ。

 2マナ2/1では戦力にならず、ディスカード1枚でパワー3の方が規定路線。
それを考えると嘗ての《ドレカヴァク》の亜種の様な使い勝手になるでしょうね。
そしてそれもそうでしたが、現環境はアド取り合戦でもありますし、小型除去で簡単に対処されるこいつは普通の運用では流石に苦しいでしょうね・・・。

 しかし2マナ3/2飛行のスペックが極めて高いのは事実。
通常のディスカードなら厳しいデメリットですが、これを利用できれば、逆に有用な札になりますね。御誂え向きの「マッドネス」も有りますし、構築によっては「魔巧」や「昂揚」を満たす手段にもなりますね。
そこここで言われていますが2t目設置→3t目変身から《癇しゃく》や《手に負えない若輩》の展開から6~7点を提供できると考えると中々のものです。また《癇癪》など1マナの選択肢が増えれば《ゴブリンの自在駆け》も構築上の選択肢になるのではないでしょうかね。3/2回避能力を2種類用意できる事になりますから。

 ハンドの消費が激しい分《海門の残骸》が光ります。
デッキに火力を積めるので間延びしても火力を投げ込んで勝ちを狙えるので合理性も有る。
欠点はBRなデッキに(C)を混ぜる必要がある点ですよね。


 真価は↓環境にあるタイプだと思います。
共鳴者としては制限が有るものの、一度は確実に起動できますし、アタッカーとしても3/2飛行は有効ですからね。Beatdownとして採用に値する共鳴者は少ないので、そこで一定の価値が引き出せるはず。流石にComboには使えませんが、アタッカーとしては《ロッテスのトロール》位しかいない状況なので、有難い。
 また2マナの重さも、1t目ハンデスが基本となるEternalでは無理が無いですからね。
 「発掘」「フラッシュバック」「蘇生」等捨て札にも選択肢が多いので存分に活かせます。

 マッドネスで考えても、小型除去は単色だけでも《ベラドンナの暗殺者》、大型対処の《大物狙い》に安定の《闇の委縮》など幾らでもあります。如何にBが共鳴者に飢えていたか・・・。
これで《ウーナのうろつく者》とか言うカードを完全に記憶から抹消できるぞ!!




こんな所で。


OWG雑感)その13 フルスポの残り気になる物 最後
OWG雑感)その13 フルスポの残り気になる物 最後
皆さん、こんばんは。しもべです。


 残り少しですが、今回でラスと。

・《鞭打ちドローン》
:3マナを考えるとやや大人しいですが先制攻撃のお陰で序盤の攻防で役に立ちます。その上、無色生物のETBに誘発で1点を飛ばせるので相応に高いスペック。
《衝撃の震え》と合わせてエルドラージ末裔を量産するデッキとか作れそうですね。
まぁ安定的にTokensを生み出す手段が一番難しいんですがね。《群れの誕生》の様な軽量スペルが有るとまた別なんですがね~。



・《反射魔道士》
:「瞬足」さえあれば実用性は十分だったろうに・・・。



・《武器の教練者》
:2マナ3/2の時点で高めのスペックに装備品が場に在りさえすれば全体に+1/+0と《刃の隊長》を思わせます。戦士デッキでこれが如何に強力だったかを思えば面白いかも。

 《石鍛冶の見習い》《岩屋の装備役》等も有りますし意外と装備品Beatdownを組めそうです。しかし肝心の軽量装備品をどうするのか?と言う事になりそうですね。《骨の鋸》は軽いのですが効果も極めて軽い・・・。



・《隊長の鉤爪》
:2マナ+(1)マナ装備で+1/+0とサボタージュで1/1同盟者を出せます。
プチ《刃砦の英雄》になれます。
と言う事でまぁアドバンテージの面で悪くはないのですが、1/1が生き残れるか?と言う問題と装備品の割に本体の強化が殆どないという本末転倒。
まぁサポート不要の装備先を用意するのは最低限ですが、加えて出てくる1/1をどう上手く活用すべきか?
放っておいても大抵は死ぬだけなのでしっかりとアドとして活用したい。《ナイレアの弓》《ヘリオッドの槍》の様な恒常強化手段が有ると良いのですが今は環境が悪い。ギデオンの[-4]を経由すれば2/2を出せるとは言え、そこまでするべきですかね?



・《海門の残骸》
:「暴勇」時に3マナ+タップ(実質4マナ)で1ドローが出来る驚異の札。
手札の消耗の激しいデッキでは、明確なアドエンジンになるかもしれません。能力だけで見るとEternal級は間違いなし。
しかしまず起動4マナが極めて重い。ハンドの消耗の激しいデッキは大抵軽量デッキなのですが、そんな物が扱えるとは思えないマナ域ですし、軽量デッキだと尚更(C)の使い道が薄い。
その上でコイツは何処まで実用性が有るんでしょうかね?
最も担保されている価値は間延びした消耗戦でのドローエンジンですが少々後ろ向き過ぎますね。

 積極的にハンドを減らす《ヴェールのリリアナ/LotV》の[+1]が↓環境では強そうです。
が、それでも通常のフェアデッキは暴勇のリスクが高い事を思えばあまり積極的にはなれない。とすると相手の行動を制限する且つハンドを使っていくと来れば「POX」ですかね?
しかしただでさえ色拘束の強いデッキに無色ランドを追加し、更に(C)を要求するとかできるんですかね?まぁ出来なくもないんでしょうが安定性は?と。自分でも土地を削っていくわけですしね。


 能力的には間違いのない札ですが、積極的に使おうとすると些か難しい札のように思います。
しかし土地のドローエンジンはそれを見越しても使いたくなる魅力が有りますよね。



・《鏡の池》
:驚異のコピーランド。
実質4マナ生贄でIns/Soc、実質6マナ生贄で生物のコピーを作り出せます。
単純なコピーでアドバンテージを稼ぐのも良いですし、生物にとっては除去回避のためのお守りにもなります。またIns速度で生物を出せる為疑似速攻の様に走らせる事も出来ますね。
しかしマナソースとしてはタップインな上に(C)しか生み出せないので最低基準。その上コピー自体も極めて重いため、基本的にはBigmanaやControlでの運用になるはず。

 コピー先もスペルは抱き合わせのコストを考えると1~2マナが精々でどうあっても3~4マナでしょう。それも非現実的ではありますが。と言う事で軽量スペルの弱いStdよりも軽量スペルの強いEternalのBigManaの方が可能性は有ると思います。

Stdでは色々候補もあると思いますが、《保護者、リンヴァーラ》なんてなかなかいいですよね。生物の数が増えないのでTokenボーナスを獲得しやすいです。好きなタイミングでコピーを狙っていけるのでボーナスの確保の時期を狙いやすいですね。
 スペルではコピー可能なギリギリの重さ且つ汎用性を考えると魔除けが欲しくなりますが実質4cはかなり過酷。
それよりもDTKの命令シリーズの方が実用性が有りそうです。特に《コラガンの魔除け》や《オジュタイの魔除け》はかなりのボーナスを生み出すはず。《苦い真理》は単体で使う場合には3cを使いこれでコピーする際には必要に応じて色を減らすなどできる為、結構強力な組み合わせになるかもしれません。真理自体がドロー札で引き増せるので土地サポにならなくもないですからね。


 個人的にはBGxのNicFitでこれも扱えると思います。
《緑の太陽の頂点/GSZ》(X=3)程度なら十分戦力になるので、例えばGSZをコピーして《聖遺の騎士》×2にしたりですね。GSZは悪までそれ以下のサーチなのでもう一体を《ガドック・ティーグ》や《クァーサルの群れ魔道士》に換えたりする事も出来るわけです。Ins/Socのコピーは元が打ち消された場合のリスクが有るのですが、それを考えれば《突然の衰微》は非常に良い相棒になりますね。普通に2枚破壊しただけでも大きい。
 生物に関しては幾つか候補が有りますが、使いたいのは《太陽のタイタン》か《アルゴスの庇護者、ティタニア》ですね。どちらもCipで土地を回収し場に出せるので、つまり自身をコピーし続ける事が出来ます。タイタンは6/6警戒を、ティタニアは伝説なので場に落ちるのですが、生け贄に反応して5/3エレメンタルを場に残せますので結局数は増える。Cipの能力と戦闘力はタイタンの方が遥かに上ですが、GSZからのサーチやKotRとの相性を考えるとシナジー性はティタニアの方が上ですね。
まぁここらではなくとも《墓所のタイタン》なら相手のEoTに増やす事で2/2×2を攻撃に参加させる事が出来ますし、《原初のタイタン》ならGSZからの召喚で《鏡の池》自体のサーチにもなります。マナ的なハードルもクリアできますね。
 もっと軽い物ではそれこそ《包囲サイ》で十分でしょうし。
Bigmanaでは遊び甲斐のある土地になると思います。

 無色で重さと言うとやはりMUDでも扱えるはず。
《隔離するタイタン》をはじめCip持ちや、なんなら《磁石のゴーレム》とかも有りますしね。それこそフィニッシャーでも。
問題はMUDに置いて土地サーチ手段が無いので完全に出たとこ勝負なのに土地としての性能が低すぎる点。加えてIns/Socを使うデッキでは無いため必然的にKPが劣る点ですね。
正直無理をしてまで入れる必要が有るとも思えません。

 上記の命令シリーズはModernでも使われるのでその延長の可能性も無くはない筈。
まぁマナ基盤を弱める事になるので、そのリスクを負えるかどうかは別ですが。




 こんな所ですかね。
今回は非常にお財布に優しい感じになりそうです。どうしても欲しいのは《ニッサの誓い》と《歪める嘆き》ぐらいですからね。


OWG雑感)その12 フルスポの残り気になる物G
OWG雑感)その12 フルスポの残り気になる物G
OWG雑感)その12 フルスポの残り気になる物G
皆さん、こんばんは。しもべです。

 続き続き。

・《ニッサの誓い》
:誓いサイクルの「G」版。
CipでTop3枚を見てその中からCre/Land/PWのどれかをハンドに入れる1マナのEncで、恒常能力でPWの色拘束を無視できるようになります。
僅か1マナのSoc挙動で3枚に干渉し1枚を手札に入れる。「Uにキャントリップが出せないなら他の色で出してしまおう!」と言う様などこか間違った気がしないでもない札ですね・・・。過去に強力な重ドローがU以外で出た事は有りましたが、キャントリップで~と言うのは珍しいですね。

 とりあえず、初動で土地や生物の確保に動く事が出来るので圧倒的に展開が安定化します。流石に土地1枚キープはそれでも厳しいのですが、土地3枚目が欲しいけど手放すには惜しい土地2枚のハンドのキープ程度なら十分現実的になるはず。
それだけでなく中盤以降も全く無駄にならないのは有難い。

 一応、ダブルシンボルである事が多いPWも3色デッキを組む際には相応に役に立ちますね。「怒涛」の成立にも貢献できます。
どんなデッキにも使えるキャントリップなので広く使われていく事になるでしょうね。
無色札が異様に押されている関係で無色土地を使う際にもこれのお陰でPWの併用が楽になるはず。文字通り潤滑油ですね。強力なKPこそ無いものの、圧倒的な利便性から殆んどのGデッキでも使っていけると思います。
《未開地の捜索》と比べると如何に強いかがよく判る。

 《巨森の予見者、ニッサ》とも相応の相性です。
効果自体が小さいため、これで2枚目の土地の確保が出来るためニッサにも繋げ易く、ニッサは4枚目以降の土地の確保にも繋げるので順調に土地を伸ばせるようになり変身も狙いやすくなりますね。ニッサ自身の調達も可能ですし。


 しかし最大の価値はEternalでこそでしょうね。
Stdはどうしても中量級以上の戦になりがちで1マナの価値は薄れていきますが、低マナ域の展開が続くEternalでは1マナの価値は最後まで劣ることはありませんから。
Uの強みはデッキの安定性を支えるキャントリップであり特権だったわけですが、それがGにも許されるようになったという訳ですからね。かなりの確変です。流石に本家には劣りますが、それでも1マナで3枚に干渉した上で1ドローと言うと《思案》や《定業》なみ。実に恐ろしい・・・。
Ins/Soc/Enc/Atfを調達できないのは残念ですが、それでも無かったことを思えば十二分な性能と言えます。そもそも非UのGデッキの大半は生物デッキであるため土地と生物だけで30枚強~40枚前後になるのは普通ですから十分な干渉範囲と言えます。

 除去等の妨害が欲しいというのであれば、それこそ該当の能力持ち生物を入れればいいだけの話です。
《潮の虚ろの漕ぎ手》《叫び大口》《ヴェールのリリアナ》《再利用の賢者》《苦痛の公使》など幾らでも選択肢は有りますからね。これまでGで安静性を支えるのは《緑の太陽の頂点》だったわけですが、これからは誓いにとって変わるかもしれませんね。
正直、TheRockに登用可能な札として検討できる札で、BGミシュランがあんなことになってしまった事を思っても、それを補って余りある収穫と言えそうです。
これで良かったんや・・・。

 伝説なので任意に落せるEncであり、故に《タルモゴイフ》のサイズにも貢献できます。
BGxにおける《不毛の大地》と《ヴェールのリリアナ》の共存にも役立ちます
この2点だけでも素晴らしい価値ですね。

 Stdでも言える事ですが、PWの色を無視から無色系のMidrange~Controlでも扱えるわけで、故に土地を起こすタイプの能力を持っているPW《野生語りのガラク》や《深海の主、キオーラ》、《世界を目覚めさせる者、ニッサ》とはとても相性が良い。特に前者は起こす土地に制限が無いため無色系の2マナランドまで扱えますからね。

 後はEncである事を思えばそのカウントで考えていく事も出来るはず。
残念ながらEncを調達できないため「Enchantress」では難しいかもしれませんが、《クルフィックスの狩猟者》や《迷宮の霊魂》等との併用も十分可能です。
 敢えて伝説であるデメリットを上げるとすれば、折角軽量のEncでドロー関連なのに数を並べられないので《神々の兜》や《天上の鎧》に貢献しづらい点ぐらいですかね。それでも生物の調達が可能なEncと言う事で「呪禁Aura」でも1チャンスありますかね?

 とりあえず3~4枚購入予定。
構築するのが楽しみですね。
Rock用の記事もそのうち挙げる予定です。



・《森の代言者》
:特定の土地枚数以上で強化される《硬鎧の群れ》《竜使いののけ者》の系譜。
本体2マナ2/3警戒とそこそこの性能で、土地6枚以上で+2/+2と土地生物+2/+2と強化されます。マナ域が上がっている分本体と周囲の両方を強化できます。
と言う事で中盤以降でも活躍できる可能性を秘めた軽量生物です。

 が、その運用なら現状《始まりの木の管理人》が居ます。
1t目に場に出せて2t目に3/3で攻防に参加できる管理人と、どう頑張っても土地6枚以降で4/5警戒の代言者では正直Beatdownとしては勝負にならない。6マナ有るなら管理人は更に強化が出来ますしね。
そもそも「2マナとしても強い」と言う文句はよく聞きますが、マナレシオが良い事と実用性があるかどうかは別の話ですしね。これが「接死」でも持っていたらそれこそ2マナでも価値が有るのでしょうが・・・。
 また、土地強化もミシュランや覚醒を使わないと実感しづらい。なのであまり使いやすいとは言い辛いです。Bigmanaならこれを序盤のブロッカーに出来なくもないですが、ブロッカーとしてはサイズが足りないしそれなら最初からマナブーストしたくなります。そしてそれらが6マナ出る頃に2マナのスペルを使う必要が無いわけで・・・。

 取り敢えず、理想的な併用札は《爆発的植生》。
4マナからジャンプできるので盤面にあるコイツは4/5で殴りに行けます。代言者→《巨森の予見者、ニッサ》/《ニッサの巡礼》→植生で綺麗なまぐろ挙動になりますねww
まぁまぐろが辛いならその都度ブロッカーにして掛け捨てすればいいだけです。


 個人的には特殊なNicFitに1枚挿しは面白いかも知れないと思っています。
《生+死》を使う形なのですが、《生》のX火力が3X火力になりますからね。元々土地6枚以上は簡単なデッキですし、GSZからサーチも出来るので。同じような《始まりの木の管理人》も1枚挿ししていましたが交換も有るかも?
GSZからの加速装置として《ドライアドの東屋》も大体1枚入っているので、その恩恵に与れます。

 Eternalなら《スカイシュラウドの要求》を使えれば《森》2枚をアンタップ状態で持ってこれるので、その浮いた2マナから代言者のプレイも可能となります。《未開の狩り》ならキッカーも含めれば持ってきた森2枚を3/3速攻に出来るので4/5警戒+5/5速攻×2と言う必殺ムーブになります。
ランドが無いと必殺しか出来ない《粗野な覚醒》より使いやすい筈。



・《残された廃墟》
:帰ってきた《不屈の自然》。
そして如何に《不屈の自然》が強かったのかを思い知らされる懐古装置。
しかしそれでも《荒屋》が有ればいいわけですから、G茶構築なら何とかなるかもしれません。

 しかしそうすると《荒屋》と通常土地の枚数調整がむずかしでしょうね。



・《自然のままに》
:軽量《帰化》。
1マナになる代わりに範囲が3マナ以下に。環境次第ですが《自然の要求》の方が対策札として安定感が有ります。除去ににおける《剣を鍬に》の様な物ですね。個人的にはメイン札ならともかくサイド札ならきっちり仕事をする方が良いので制限つきはよろしくない。
 これが優先するのはBurnやSligh/Weenie、20点前後の1ショットキルComboや《ダークスティールの巨像》2パンチで勝つ等、20点前後を与えるCombo程度ではないでしょうかね?



・《ムラーサの胎動》
:《死者再生》+6点ゲイン。
3マナを考えるとやや大人しい効果ですが、悪くない。Cip生物の再利用になれば素晴らしい。特に対Rや対Beatdownの様な消耗戦には強めですね。
重さをクリアできれば使いようもあるかもしれません。



・《種子の守護者》
:4マナを考えるとこれも少々物足りないですが、それが逆に現状のKPの高さを裏打ちしていますね。
RUG DelverがLegacyで隆盛していた時なんかに出ていれば使ったかもしれませんね。4マナさえクリアできれば。



・《世界を壊すもの》
:エルドラージ化した《酸のスライム》。
土地を生け贄に墓地から復活できる能力もある為、とことん対Controlに強いと言えますね。
しかしPWやCreがControlでも主戦力になる現環境で、土地が帯び切った後半にこいつを出して何を破壊するのか?と言う疑問もあります・・・。

 しかしまぁ《龍王オジュタイ》をはじめControlのフィニッシャーを一方的に打ち取ることの出来る5/7到達のサイズが売りでそこに復活能力とCipが有ると思えばやっぱりキラー札として優秀だと思います。





OWG雑感)その11 フルスポの残り気になる物R
OWG雑感)その11 フルスポの残り気になる物R
OWG雑感)その11 フルスポの残り気になる物R
皆さん、こんばんは。しもべです。


 何やら急に寒くなった。
熱いなら合ついで付与の風情が無いので嫌になりますが、こう急に寒くなるとやっぱりいやと言う我が儘ぶりですw

 さぁ続き。

・《チャンドラの誓い》
:誓いサイクルのR。
正直微妙です。生物火力と言う点で腐りにくいのは事実ですが、どうせなら両方共プレイヤー/生物の制限を無くしてくれよ・・・。其々が別対象になるのは割と痛い。

 何だかんだStdは生物環境なので生物が全く無いデッキは殆どありませんから使い道は有りますがね。
ただやっぱり制限が多いのでKPは低い。特にこれ以外の軽量除去が増えてくるようならわざわざこんな物を作る理由になるのかは怪しい。Socな上にRはPWを積極的に使う色でもありませんしね。

 サイクル通り、自身とは非常に相性が良いですね。
特に《カラデシュの火、チャンドラ》にとっては道を抉じ開ける軽量除去兼アンタップ用の札としてチャンドラ→誓いと続けることで変身させやすい。そして変身後は誘発で2点なので[+1]一回分の効果を得る事が出来る訳で、[+1]を重ねて計7点でもよし、[-2]で盤面干渉するもよし。《炎呼び、チャンドラ》とはそれ程相性が良いようにも感じませんが、序盤の隙を埋める札になりますし[+1]×3=18点分の残り2点を埋める事も出来そうですね。



・《コジレックの帰還》
:3マナで「欠色」でInsになった《紅蓮地獄》です。
似た様な関係にある《鞭打つ触手》に比べて圧倒的に強い。特にプロテクションを無力化できる点で下の環境でも使いやすくなりますね。

 基本的にそれ程Stdでは多くは無い速攻系ですがそれを更に首を絞める事が出来ます。
自身の色に対してのアンチと言う事で中々嫌らしい自家撞着。
 また色拘束の薄さとエルドラージへのシナジーでの再利用からBigmanaでの運用もしやすいしする価値もあります。環境に多くないBigmanaを増やせるので環境的な価値が有りますね。

 とりあえず↓環境でも扱えるので十分扱える札。
TronやLegacyでの赤茶でも十分使っていけるはずですね。



・《ゴブリンの闇住まい》
:Cipで3マナ以下のIns/Soc1枚をただでキャスト出来るGoblinです。
スペルの利用範囲で如何に強いスペルを扱えるのか?で環境的な強さもだいぶ変わってきますが、最低限5マナ4/4威迫。それだけで普通のマナレシオですので、喩え1マナのスペル再利用でしかなかったとしてもマナ効率は十分良好と言えますね。

 Rと言う事でどうしても攻撃的な運用を考えますが、5マナと言う重さと4/4威迫とアタッカーの素養も十分であるためMidrangeがやはり主戦場になるでしょうね。
Cipは何を使っても強いのですが、しかし可能な限り高い効果のスペルを使いたいので2~3マナを希望でしょうね。
 単色で考えるのなら《軍属童の突発》ならこの2枚で7体の生物を調達できますね。
より直接的なら《極上の炎技》。圧倒的な押し込みが出来ますね。再利用しやすいようにスペル多めの構築であれば「魔巧」も達成しやすい筈。
火力で本体を狙うのも良いですが、4/4をアタッカーとして扱いたいのなら除去に目を向けるべきでしょうね。《はじける破滅》はファッティを退かせサイズ的な優位性を発揮しやすい。その上本体火力も付きますしね。数を減らす事に主眼を置くのなら《コジレックの帰還》でも良いですが、まぁ一長一短。単体除去でも2回目行えるのなら十分数は減らせていますしね。

 バランスを考えたMidrangeだと《マルドゥの魔除け》もTokens展開や生物除去で汎用性が高めですし、《はじける破滅》《コラガンの魔除け》も有るので3マナ圏の選択肢が豊富。上記の突発もありますしね。
ライフゲインなら《真面目な訪問者、ソリン》が居ればTokens戦術と合わせて生きてくるでしょうね。

 フェッチランドが落ちるまではそれこそ4色にしても動きそうなので《アブザンの魔除け》や《ジェスカイの魔除け》なんかも選択肢かも知れませんが・・・。
それでもRRはツライ。
アブチャはドローと除去が揃っているのでもっとも扱いやすいですかね。
サイズ的に対処できない範囲はゴブリン自身のサイズで無地出来ますし、小型多数のチャンプもサイズを上げる事が出来ますからね。回避能力持ちと言う意味でもサイズ強化は生きるはず。

 低速のR Cotnrolが作れるのなら《炎呼び、チャンドラ》と合わせるのも良いですね。壁になりますし、[0]で墓地を肥やせるのでそれらを利用する意味で墓地をリソースに換える事が出来ますからね。


 Eternalではカードプールが広がり低マナ域のスペルが強力になるので、このカードのKPもより上がりますね。
Legacyなら1マナのスペルの再利用でも十分強いのは《瞬唱の魔道士/ScM》で証明済み。
 しかしそのScMとの比較は成立しません。
体重を横に置くにしても、ScMは「瞬足」の状況対応能力と奇襲性も売りで且つなるべく軽めのスペルを使う生物であり、最終的にUであった事も大きな利点でしたから。

 正直Legacyでは何に使うべきなのか皆目見当が付きません。
まず5マナのスペルを扱えるデッキが極端に少ない。Dragonstompyは殆んどIns/Soc使いません。JundカラーのNicFitもその傾向が有ります。Jundはスペル自体は豊富ですが5マナを出す様な構築ではなく、また《不毛の大地》と《罰する火》コンボと《ヴェールのリリアナ》《Hymn to Tourach》を共存させた極めて負担の大きなマナ基盤をしています。そこに設定マナよりも大きなマナ域で且つRのダブルシンボルは流石に非現実的。そもそもアド取りたいなら《血編み髪のエルフ》の4枚目を取ればいいだけな気もします・・・。
 と言う事で今の所、KPに疑いの余地はないものの、居場所が無い生物だと思います。
だいたい、3マナまでをただでキャストできるのが売りですが、3マナのスペルなんて滅多に使わないので旨味が少なすぎる。Modernでも似たような状況でしょうね。
《剣を鍬に》だろうが《稲妻》だろうが《突然の衰微》だろうが《渦まく知識》だろうが使えれば凶悪な事に何ら変わりないので、何とか居場所を確保したいところ。

 ScMと違い2~3マナ兼のスペルを利用してこその札なので、なるべく重めの構築で運用を見出したいはず。
全体除去ではいくつか候補が有りますが除去範囲を指定できる《毒の濁流》の効果が大きい筈。
効能の大きさで考えるのなら《コラガンの命令》もStdよりも遥かに強力になるので絡めていきたいはず。命令の場合は後半・終盤にゴブリン自体を回収する音で更にアドに繋がりますしね。Insなので合わせやすい。

 どうでも良いシナジーですが《煮えたぎる歌》を使うとフリースペル化します。
なので5マナのスペル×2を3t目に展開と言う面白い挙動も取れます。5マナの札2枚を3t目に抱えている状況が絶望的なハンドを選択する必要が有りますがねww
 同じくGoblinなのでGoblinsのシナジーを活かす事が出来ますね。
《ゴブリンの従僕》デッキで出しても意味はないので、必要に応じて調達できる《モグ捕り人》から場に出すのが望ましい筈。その場合は3マナで扱えるため更に運用しやすくなります。しかし「モグキャッチャー」は要はDragonStompyなのでやはりスペルは使わないんですよね・・・。


 一応マナコストを支払わずに唱える事が出来るので墓地にマナコストの無いスペルを置く事でそれらを即時にキャスト出来るようになります。
が、そんな面倒をするのなら山札内から直接キャストできる《白日の下に》の方が遥かに手間がかかりませんね。
本当にどう使うべきなのでしょうかね?



・《無謀な奇襲隊》
:単体では殆ど良い所無しですが、「怒涛」を達成で2マナ2/1速攻+自分以外に+1/+0・速攻を付与するゴブリンに早変わり。
名前や効果からZen期の名カード《ゴブリンの奇襲隊》を思わせますね。流石にかなり劣化していますが、それでも弱いわけでもないので。また《モーギスの匪賊》なんかも近いかも知れません。
怒涛までを含めてみれば非常にコストパフォーマンスに優れ、《アタルカの命令》と合わせて面展開Beatdownの爪役として非常に威力を発揮しそうです。《ドラゴンの餌》→奇襲体で4マナ2/1速攻+2/2速攻×2ですからね。

 怒涛とBeat向けと言う事ですからマナフィルター生物がいれば是非使いたいわけですが、残念ながら《マルドゥの戦呼び》《獣呼びの学者》は相棒足り得ない。
マナフィルターはいないので普通に軽量生物を連打するのが良いようですね。

 ↓環境では当然優秀なフィルターと共に使いたい。
《炎樹族の使者》がベストですが、《ウラブラスクの僧侶》等でも悪くはないですね。
また大元が使われたデッキである「カルドーサレッド」で《ゴブリンの奇襲隊》の水増しとして使うのもよさそうです。あのデッキも面展開、軽量展開の2つを満たしていますからね。

どうでもいいですがイラストが《地震(10th)》とか《巣穴の煽動者》とかに見えますね。



・《コジレックの帰還》
:3マナで「欠色」でInsになった《紅蓮地獄》です。どこぞの触手と違い無色の意味が有ります。



・《怒りの具象化》
:今の所、個人的なジョニー期待枠No.2の生物。
本体も4マナ4/3トランプルと及第点ですが、次のターンに土地を置く事で計7打点、フェッチランドを経由すれば計10打点を提供できると考えれば、十二分に強力な生物と言えるはず。しかもそいつらは全員トランプル・速攻を所持していますからね。
ネタ臭が強いのは事実ですが、割とシャレにならない威力ではあると思います。
生物化した土地は全て速攻を持っているので土地を持ってくる能力や札ともガッチリマッチしますね。

 相性が良いのは取り敢えず《アタルカの命令》。
2t目に追加土地をセットし、一手早く4マナに到達し、4t目に10点。命令の火力分も含めれば13点まで入っている事になります。また後引きでも、追加土地をセットしつつ、全体強化/本体火力も出来ますからね。R具象化→自ターンにフェッチ+命令(追加土地/強化)で5/4トランプル+4/4トランプル×3~4=17~21打点です。
土地の供給数は難しいですが、上陸系のデッキで重めの構築として使えるはず。基本は速攻系ですが、仕留めきれず展開が伸びきった時の後詰になります。
中~低速上陸ならトランプルを活かせる《ヴァラクートへの撤退》《そびえる尖頂》から《アクームのヘルカイト》まで!
 次ターンに土地セットに加えて《ニッサの巡礼》《爆発的植生》なんかも良いですね。
それを考えるとMidrange的なBigmanaでの運用も可能になるかも。と言うより2戦目からのアグレッシブサイド枠?
土地の調達・伸張から《巨森の予見者、ニッサ》とも非常に相性が良いです。暇なら突撃係に立候補も可能で、そうでなければその内変身。
何より期待していながら使い道のなかった《精霊信者の覚醒》を使う事も出来る!! どう考えても「魔巧」の達成が難しく《爆発的植生》の方が強いとは思いますがねww
丁度《ニッサの誓い》と言う優秀なドローも出てきたので安定感も多少増すはず。

 シンプルにNayaでも良いですがね。
《戮力協心》は生物化し面展開が出来る点から活かし易くキャントリップも有難い。《エメリアへの撤退》も面展開/面強化の両方が出来ますからね。
サイズを換えられる点から《鋭い突端》も良いですね。突端→具象化→土地と置く事で突端を3/3二段攻撃トランプルにできます。3/3単体では頼りない点を緩和でき、打点は実質土地2枚分ですからね。


 Modern以下では《風景の変容》との組も出来ますね。
2t目に《桜族の長老》とかランパン系マナ加速から3t目に出して、4t目に変容で土地5枚を3/3にして合計19点の突撃出来ます。
メインでは除去に弱い点が如何ともしがたいですが、サイド後なら除去も減っているでしょうから十分運用可能なはず。

と言う事でネタ札ながら爆発力を備えた、実に魅力的な札だと思います。



・《食い荒らす炎》
:本体に撃ちこめない上に土地1枚を戻す必要が有るとはいえ3マナで5点火力は中々。
中型生物を落すにも十分な火力。取り敢えずアタルカレッドの様な高速Beatdownするデッキのサイドで使えるかもしれません。本体火力にあまり良い物が無いので中型生物を退かして殴り倒した方が早い筈。大体は《焙り焼き》で十分ですが飛行生物も退かせますしね。土地を戻す以上「上陸」が使えますし、《そびえる尖塔》とかの再利用にもなる。
PWを直接落すには十分な威力です。

 3マナは重いですが、まぁ相応のパワー札ではあると思います。
使い道もあるはず。




P.S.
SMAPではオレンジと夜空ノムコウが好きでした・・・(´・ω・`)

OWG雑感)その10 フルスポの残り気になる物B
OWG雑感)その10 フルスポの残り気になる物B
皆さん、こんばんは。しもべです。


 残りのOWG雑感の続き。

・《無情な処罰》
:相手に選択肢のあるスペルは弱い。以上。
スペックを考えるなら4マナにするか5マナで合流点の様に3回選択にするかしてください。

 誓いサイクルの代わりがこれとか・・・。
せめてもっとネタに奔ってくれたら救いもあるのに・・・。



・《搾取ドローン》
:古きは《カーノファージ》の系譜を思うと由緒正しい黒(※無色)生物ですね。

 まぁ今でも1マナパワー2が強力なのには変わりありません。
が、コントローラーに1点を与えるデメリットのお陰で、ダメージレース上では2-1=1となり実際の所1マナパワー1+α程度の価値しかありません。生物の質が全体的に向上した事を考えると正直かなりKPが弱くなった気もします。そもそも《血に染まりし勇者》を考えると遥かに弱いですし。

 では何に価値を置けるのでしょうかね?
あまり見当たりませんが《威圧ドローン》の前に設置するBeatdown向き無色生物と言うのは価値が置けるかと。《幽霊火の刃》も有りますし、貴重な1マナ域になる可能性も。



・《コジレックの叫び手》
:素のスペックは3マナ3/2と微妙ですが、(C)マナでパンプ出来、その上「威迫」付。マナが有ればパワー4や5に回避能力を付ける3マナと考えると悪くないです。
まぁテンポロスなのですが、Beatdownで3マナ圏を出した後なら手札も枯渇しがちなので1~2マナ程度なら多少使う余裕もあるでしょう。



・《異常な忍耐》
:1マナで+2/0+「再生」Ins。
「欠色」ながらライフロスが削られ《エレボスの加護》の実質上位交換です。
追放除去も増える為、あまり信用性が無いですがやはり攻防に使い分けるスペルが有るのは便利です。《次元の歪曲》もそうですが、使い分けの出来る軽量スペルが豊富なのは素敵な環境ですね。



・《終末の目撃》
:逆に「欠色」で劣化した《荒廃稲妻》。
しかし《精神的苦悶》を考えるとやっぱり軽くなってますね。
まぁそれでも4マナは重いのですが、続く5マナ域に《現実を砕くもの》や《荒廃を招くもの》が居るのが有難い。前者はハンド枚数を攻める事が、後者は追放枚数を稼ぐ事が其々良質なサポートになりますね。
強力なドローに対して強力なハンデスが無い環境なのでその意味でも貴重。



・《闇の掌握》
:SOMより再録。
あの頃は2マナの優秀な除去が多かったので出番は有りませんでしたが、軽量除去の薄い環境ならまた異なってくるはず。しかし環境を是正したいのか知りませんが、このOWGだけでどれだけ2マナの除去出すんや・・・。



・《真実を覆すもの》
:B特有のデメリットファッティ。
デーモンではないのは世界柄か・・・。マイルドになった《地ならし屋》。

 大きなデメリットの割に中途半端。トランプルが無いので普通に使うのも難しく何とも扱いづらいのですが・・・。多色とは言え《放浪する森林》が4マナ6/6のデメリット無しを考えると・・・。

 まぁ、序盤から仕掛けて優位の場から高速勝利を狙うような状況では悪くない。しかしその方向性なら《難題の予見者》の方がデメリット薄いですしね。
 逆に不確定な山札のドローを、墓地の札で確定ドローに出来る為、有効牌を使う→山札と交換で連続的に有効札を畳み掛ける!なんて方法が良いかも知れません。6/6と言う優秀な打点とBeat制を考えると火力を混ぜたRedDeathの様な物でしょうかね?

 数ターンの命になる割に回避能力が万全ではないので、それを思うと除去も欲しい。しかし除去→覆すものでは無駄が生じるかもしれません。
とすると攻撃に反転できる《次元の歪曲》がここでも活躍しますね。
 

 一応Combo性は有りますが、Comboにするには4マナと重く且つ生物と不安定ですし、今一つだと考えています。まぁ《最後の審判》の無いModernでは何らかの選択肢にはなるかもしれませんが・・・。

 

・《鞭打つ触手》
:《蔓延》の亜種。
「欠色」ですが《コジレックの帰還》の様なダメージと異なり殆ど意味が無いので関係なし。重要なのは追放の方です。
これで対Weenie戦略札になりますが、その上で複数枚の追放札を確保できるので昇華者組との相性が極めて良いと言えます。特に《荒廃を招くもの》にとっては条件を満たす上に軽量ブロッカーを退かせる為、本体を含め4/5+1/1×3の7打点を活かし易くなりますね。
 もう一つ重要なのは《静寂を担うもの》と言う除去領域の異なる札が次のマナ域にある事。
触手で小型を一掃しておけば、残った大型はこちらで対処できますからね。同じ様な観点で《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》もいいですね。
単純に《搭載歩行機械》の処理が出来るのも有難い。

 Eternalで見た場合、《コジレックの帰還》と同じく「欠色」である事が重要になりますね。
と言っても主に《古き物の活性》からの調達が出来るという点に置いてですが。G茶デッキのタッチカラーの選択肢が一つ増える事になりますね。
 しかし個人的には《古き物の活性》を使ったG茶型NicFitにとっては「追放」と余分なものが付いてしまったのが残念でならない。《老練の探険者》や《真面目な身代わり》が誘発しませんからね・・・。

 正直単純なKPは《悲哀まみれ》に及ぶべくもないですが・・・。
どうでしょうね?



・《静寂を担うもの》
:《マラキールの門番》がエルドラージになって帰ってきました。
「キッカー」がキャスト誘発になりました。シンボルには有効活用するなら(C)が入りその上計4マナと重めですが、(B)(B)(B)の門番なのでまぁ一長一短ですよね。黒単以外なら寧ろ使いやすくなっています。
 使う上での魅力として最大の魅力は打消しに強い除去として機能する事ですね。
生物増量以外では《もみ消し》程度でしか対処できないため対Uに非常に強い。特に《龍王オジュタイ》の様なヘビーコントロールのフィニッシャーに対して非常に凶悪です。
また、単体で見てもブロッカーに慣れないとはいえ2(+2)マナ2/1飛行なので相応です。
 ということでBeatdownで選択的に使っていけるのが中々いいですね。
《幽霊火の刃》を足せれば4/3飛行になれますし。

 除去性能の優秀さを考えると↓環境でも可能性があるかもしれません。
ファッティを他の札を経由して場に出すタイプの構築に対してそこそこの働きが出来ます。
まぁLgeacyではほぼ確定除去として機能するのは良いのですが4マナが重すぎる上に、フェアデッキ相手には現状布告が今一つ有効性が示せない事を考えると難しいですかね。



・《ゲトの裏切り者、カリタス》
:スペックは4マナ3/4絆魂に相手の生物が死亡でこちらに2/2が変換され、吸血鬼・ゾンビを生け贄に捧げる事で+1/+1カウンター×2で強化。
余り食べる対象を用意出来ないStdでは殆ど死に札能力でしょう(一応呼び出したZombieを食べる事が出来るので、除去を併用すれば5/6絆魂以上にもなれるので割と攻防で優れていますね)。
 なので相手の生物を潰す際にTokenを出せる能力が一番になるでしょうね。
除去兼用でTokenを展開できるため攻防一体。しかし本体の性能的にBeatdownでは難しいのでMidrange以下のデッキになるはず。とすると《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》が相性が良い筈。[-3]の除去能力が有り、しかも複数回を狙えます。アドがアドを呼びます。更に呼び出すTokenでPW自身も保護できるので尚更相性が良いですね。
 他にも《肉袋の匪賊》が良いですね。
相手に生贄を要求するのでTokenを得る事も出来ますし、匪賊を生き残らせていれば食べる事が出来ますしね。

 一応《異端の癒し手、リリアナ》とも相性が良いですね。
生物を食べる事でリリアナを変身させる事が出来、出てきたZombieも食べる事が出来ます。更に食べた対象はリリアナの[-X]で回収も出来るので回転させる事が出来ますね。

 ここでも《次元の歪曲》がタフネス4と絆魂の関係で良い働きをしますが、除去の場合でも2/2Tokenのおまけつきの可能性も。本当に使いやすい奴ですよ。


 しかしスペック的にはどちらかと言うと↓環境の方が優秀ですね。
《稲妻》《突然の衰微》に引っ掛からない。その上除去をしていく消耗戦でアドバンテージを取る事が出来るので。生物を一度でも食べれば5/6なので《グルマグのアンコウ》にも勝てるし《タルモゴイフ》にも負けにくい。
 《墓所這い》や《恐血鬼》等の復活生物がいるので何度でも食べる事が出来ます。《ゲラルフの伝書使》なんかも中々に相性が良い筈。
またそれらを使えば面展開もしやすいために全体強化とも相性が良いですね。色基盤が少々面倒ですが擬似《返礼》持ちの《ヘリオッドの槍》が結構いい味を出すかもしれません。

 他にはやはり除去持ちのPWである事を想定すれば《ヴェールのリリアナ》が挙がるでしょうね。相応の除去耐性もある事ですし1t目《思考囲い》2t目《暗黒の儀式》からカリタス3t目LotVの[-2]とか動けたらなかなか良質な動きではないですかね?
 しかしそれだけでなく《闇の領域のリリアナ》の相性が良い。[+1]で《沼》を調達できれば《恐血鬼》を復活させる事が出来ますし、[-3]では除去が出来るだけでなく強化にも回せる為に絆魂をより強力に使う事も出来ます。

 B系Stompyにもマナ域的な相性が有ります。
ライフロスも絆魂で補えますしStPはCotVで対処可能です。しかし食べる対象や除去スペルの不足などあまり本体を活かせるデッキとも思えませんね。

 「戦士」用の《黒曜石の戦斧》や「伝説」用の《英雄の刃》など特殊な装備品と相性が良いのも↓環境における強みになるでしょうね。「吸血鬼」の部族も利用できます。

 地味に個人的にも《稲妻》《突然の衰微》を躱せて「絆魂」を持っている札を所望していたのでその望みが叶った札とも言えます。
まぁ地味すぎて使えるか?と言われると微妙な所ですがwwポテンシャルは間違いなし。消耗戦に強い所を見ると《ネル・トース族のメーレン/》と競合しそうです。こちらの方が単体で機能しますが、カリタスは除去が打点となる為より能動的で前のめりと言えます。まぁ一長一短。
墓地生物対策がアナフェンザの如く領域移動で誘発だったらもう少し使いやすくなるんですがね。なんで死亡だけなのさ。

 インパクトには欠けているのですが、全体的に高めの水準に纏っていますね。
地味すぎてどうにも惹きつける物が無いのですが。それに対フェアデッキでしか強みが無いのがなぁ・・・。



こんなところで。


OWG雑感)その9 フルスポの残り気になる物W
OWG雑感)その9 フルスポの残り気になる物W
皆さん、こんばんは。しもべです。

 フルスポの残りを片付ける作業です。
今回はW・U。

・《ギデオンの誓い》
:誓いサイクルのW。
3マナで1/1同盟者×2のCipに、PWが場に出るとき忠誠度+1の状態で場に出せる向上能力持ちです。

 1/1×2を出せる点でアドバンテージを得る事が出来るためそれだけで仕事をしています。《急報》は兎も角、《ドラゴンの餌》に劣る為Tokens生成スペルとしては微妙なわけですが、同盟者Tokensスペルとして考えれば悪くはないマナレシオです。

 しかし真価はPWのサポーターとして。
貴重な追加忠誠度を得る事が出来る点。大体において忠誠度+能力一回分になっており、一ターン分の時間を得る事が出来る訳です。
この点で有難いのは「小マイナス能力が強力で初期忠誠度では2回連続で起動できない」様なPW、及び「割とすぐに奥義に到達できる」PWになるでしょうね。特に後者は増加分のお陰で1度の+起動で次のターンに奥義を使える札がとてつもなく強力になります。
PWにとってターンを跨ぐと言うのは至難であり至上命題でもあるので圧倒的な価値がここにあるわけです。《倍増の季節》程ではありませんが充分でしょう。
 同時に、Tokens2体を用意できるために、つまりPWにとっての壁を用意する事が出来る訳でその意味でも相性抜群です。

 Stdでは幾つ候補は有りますが《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》か《真面目な訪問者、ソリン》でしょうかね。
どちらもTokensが出せるのでその方向性を強化できます。ギデオンは紋章クルセイドの奥義使い切りの呪縛から解放される為、即紋章で打点を強化しつつ[0]で3/3を生み出し続ける事が出来るようになります。ソリンは[+1]で出ているTokensを強化しつつブロッカー兼ゲイン要素に出来るのでより防御的。そして次のターンに[-6]の奥義に到達できるので消耗戦に強くなります。
これらはどちらも奥義系になりますね。
 マイナス系はあまりいませんが、敢えて言うなら《ヴリンの神童、ジェイス》でしょうかね。
壁を用意できるので[+1]の必要性も減りますし[-3]の2回分が確保されている事になります。Tokensと合わせて使う事を考えれば《ジェスカイの魔除け》が中々威力を引き出せるはず。
《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》の[-3]も2回使えますがそれだけではやや寂しいような・・・。


 ↓環境ではもっと選択肢が多くなりますね。
《野生語りのガラク》は[-4]の踏み荒らしが即起動出来るので1マナ軽い《踏み荒らし》になります。1t目マナ生物→2t目W誓い→3t目ガラクのオーバーランで4/4トランプル×3です。ついでにW誓いを挟まなくとも2t目《未練ある魂/LgS》表→3t目ガラク[+1]+LgS裏→4t目ガラク[-4]の動きも有るのが良いですね。《エルズペス・ティレル》も[-5]を即起動出来るので1/1×2と土地を残した状態でのリセットボタンになれます。それだけでなく[+2]から入る挙動も容易になれますね。[-2]連打でも落ちないので盤面形成能力も極めて高い。
火力で考えるなら《槌のコス》の[-5]や《チャンドラ・ナラー》の[-8]も有りますね。

 強力な少マイナス持ちはもっと豊富です。
《復讐のアジャニ》は[-2]の《稲妻のらせん》が、《ヴェールのリリアナ》は[-2]の《残酷な布告》が、《見えざる者、ヴラスカ》は[-3]の疑似《大渦の脈動》が2回ずつ使える事になります。《黒き誓約、オブ・ニクシリス》は[-2]で5/5飛行Demonです。それだけでもかなりの圧力です。アジャニの場合は[+1]で対Beat性能がある為[-7]に繋げ易い。ヴラスカは同時に1度の起動で[-7]まで行ける奥義型でもありますね。
 特殊なマイナスとして《情け知らずのガラク》《狂乱のサルカン》も面白い。
其々忠誠度を増やす能力が無いので、その点でも絶対的な価値が有ります。ガラクは[4]になる事で[0]の格闘可能生存範囲が広がります。

 その他の特殊系として《滞留者ヴェンセール》と《不動のアジャニ》が有ります。
ヴェンセールは[+2]でブリンクできるので何度でもCipTokensの獲得が出来るので忠誠度を確保しやすい。[-8]の紋章も十分狙えますし、Token数を確保できて来たら[-1]でブロッカーを無力化して突撃させるだけですね。
《不動のアジャニ》は同じくPWのサポーターなので、スーパーフレンズの様なデッキでW誓いと共に使えるわけですが、[-2]で他のPWの忠誠度を上げつつ自軍生物にもカウンターを置けるため誓いのTokensも強化できますね。
 特別強力な組ではありませんが《ギデオン・ジュラ》も忠誠度を上げる事が出来るので、プロレスラー精神をサポートできますね。いや、この場合は本人の精神性が強化された影響が肉体に波及しているというべきか・・・。


 一応同盟者Tokensスペルとしても上述のように効率は良い方なので「同盟者」デッキの類でも可能性が無いわけではないですね。
まぁ今の所同盟者は数の確保は当然ですが速度に特化しているデッキが多いのでこれは悠長に過ぎますがね。


 と言う事で既存のプールに大きく影響を与える素晴らしい札であると個人的には思います。
ただでさえ強いPWを完ぺきにサポートするのは頼もしいですね。
私の《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス》がとうとう本気を出す用ですよ(ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・。



・《変位エルドラージ》
:新ブリンク生物。
早速∞コンボも作られているようですが、個人的には今一つです。

 3マナ3/3は弱くはないですが、除去耐性は不十分。
そして能力起動するためには3マナと他にもう一体のCip系生物が必要です。2マナ域に強力なCipが居るのなら→変位エルドラージ→次ターンからブリンクで良いわけですが、同マナ域や後続だった場合はブリンクし始めるのも非常に時間がかかります。そんな余裕あるのか?と。
 勿論《巨森の予見者、ニッサ》でブロックしながら毎ターン《森》調達したり、《包囲サイ》で毎ターン3点ドレインするだけでも十分強いので機能し始めれば強いのは事実。また最悪、単体でもタッパーとして相手の攻撃を減衰できるのも事実ですが・・・。

 Eternalでは複数回のブリンクが強みなわけですが、こんな脆い上に重いもの使うなら《一瞬の瞬き》や《霊体の地滑り》の方が遥かに安定感が有ります。
マナだけでブリンクできる類では《ミストメドウの魔女》を考えれば遥かに強化されているのは事実ですし、生き残ったらと言う条件付きで使える札ではありますね。



・《抗戦》
:全体打点強化兼破壊不能の付与と言う希少性を地味に備えたスペル。
Weenieが使うとお守りにも突撃用にもなります。1マナWeenie等も構築される事もあるようですし《アクロスの英雄、キテオン》の変身を促すスペルとして可能性は?。



・《復興の壁》
:Cip覚醒3が付いてくる3マナ0/6の壁。
実質的に3マナで3/3と0/6の壁を手に入れる事が出来るので、その点は利点。4マナ以上あれば速攻で走らせる事も出来ますしね。

 しかし0/6の壁が付いてきてもControl以外には大して嬉しくも無く、3/3も別に3マナ掛けてほどの価値は大してない。其々が戦力として半端で両方抱き合わせ!と言われても・・・。
特に序盤には土地は生物化する事で除去されてしまう危険性もあると思えば尚更使いづらい・・・。

 逆に《乱脈の気孔》や《鋭い突端》を強化すればアタッカーとしては悪くないかもしれません。ネタですが+Gの3色にすれば《森の代言者》で更に強化したり、《突撃陣形》で壁語と殴りに行ったりできます。
しかし現実的には何に使えるのか今一つ判然としませんね。



・《ジェイスの誓い》
:誓いサイクルU。
3マナSocとはいえCip効果は3ドロー2ディスカードと相応に優秀な実質的なドロースペルです。流石に本家である《強迫的な研究》や《知識の渇望》と比べると見劣りしますが、其れでも使える部類。継続的な効果が見込めれば、ですがね。
見込めなければ流石に弱いかも。

 墓地を肥やす事が出来るので、《ヴリンの神童、ジェイス》と合わせて使えと言わんばかり。
1t目にスペル→2t目ジェイス→3t目フェッチ+誓い+ジェイス起動で即変身できますね。1t目を《強迫》できていれば安定性も増します。
そしてそれからは毎ターン占術1です。
因みに似たようなルーター効果として《僧院の包囲》もあるので一長一短。即効性か継続性+汎用性か・・・。


 単純にルーターとしても価値が高いので、Controlにとってはそれだけで有難いのですが、墓地肥やせしで《黄金牙、タシグル》や《残念な切断》、そして《時を超えた探索》《宝船の巡航》等爆発的な挙動が出来ます。
 しかし上述の如く、単体では流石にKPがやや低い。多色化する必要が有るとはいえ《苦い真理》の3ドローと比べると格差も有りますね。探査が落ちた後ジェイスの為だけに使う事が出来るのかどうか・・・。


 またエンチャントでCipと言う事から《ニクスの星原》と合わせる事をつい考えてしまいますね。
引き札であると同時に墓地を肥やせる為、非常に良い相性となるはず。本体も3/3で殴れるようになりますし、墓地から毎ターン釣り上げる事が出来れば毎ターン3ドロー2ディスカードが付いてくるのですから。

 ↓環境では流石に無い。
ドローの質だけでなく、PWとのシナジーでも《強迫的な研究》や《知識の渇望》の方がFb出来る分ジェイスと相性が良いですからね。
占術の効果は高いですが、それだけのために使い気にならない。


 まぁ中々素敵なデザインではあると思います。
フレーバー的にも使える札だとは思います。


・《面晶体の連結》
:別途記載



以上です。


OWG雑感)その8 無色系が異様に強いよね。
OWG雑感)その8 無色系が異様に強いよね。
OWG雑感)その8 無色系が異様に強いよね。
皆さん、こんばんは。しもべです。

(追記)
→訂正が面倒なのでココで一括表記。
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》+《ウギンの目》では(B)(B)+(2)軽減なので(C)を含む4マナは2t目には出ない!!・・・orz
という事で使うなら予見者には2t目のアクションが必要になりますね。何が有るでしょうかね・・・?


 今日でフルスポ出ましたね。
更新早いなぁ・・・。こちらが遅いだけですが。
しかしまぁ今考えると、あの大量リークされたカード郡よりも公式発表された後続の方が遙かに強いというね・・・。
ただでさえ詰まらんことをしてくれているのに中身さえ価値が低いとか・・・。

 まぁどうでもいいので続き続き。
・《難題の予見者》
:で先のエントリーにてネガキャンした感じになりましたが、今度は逆にポジティブキャンペーン。
やはり4マナ4/4の安定感は売り。
《稲妻》・《突然の衰微》も躱せる。なので基本的に除去自体がされ辛く、Pigの相手ボーナスも渡しづらい。半ばCipのアドバンテージになっているわけです。
戦闘に関しても非常に安定していますし、マナ基盤も4マナまで考えるのなら十分です。ハンデスとしても制限が殆ど無いのも良い。しかしどうせならこのハンデスを強い状況でこそ使いたい。

 と言う事で出てくるのがModernで話題沸騰のエルドラージランドですね。
《ウギンの目》+《エルドラージの寺院》/《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》で2t目に出す事が出来ます。特にアーボーグは1t目アーボーグからハンデス→2t目《ウギンの目》から《予見者》と繋げる事で連続的に選択ハンデスをしつつ4/4を場に投下しているわけです。
まぁこの時点でほぼ勝ちですww
個人的には3ターン目に出せる」事よりもこの「選択ハンデスを重ねつつ戦力投下」の部分に最大の強みがあると思っています。
因みにハンデスが追放であるため昇華者との相性も良く次ターンに《不毛の地の絞殺者》と続けることで何とか出てきたブロッカーを潰す事さえ出来るので、ブロッカーを潰す動きにもなります。GGですね。
 Legacyでは《暗黒の儀式》がある為、同じように1t目ハンデスから2t目キャストと繋げる事が出来ます。

 しかしハンデス→生物と言う挙動はBのWeenieのそれを忠実に再現しており、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》との相性を考えても、もうこれは黒ですぜ旦那!!
まぁ除去云々は横に置くとしても初動のハンデス×2はどの類のデッキにも効く凶悪な挙動です。敢えて文句を言うなら何故他のエルドラージの様にキャスト誘発ではないのか?とか死亡(墓地に置かれる)条件ではないのか?レベルぐらい。
 と言う事でBlitzにするために《ヴェールのリリアナ》も是非併用すべし。
ハンドの回復を許さず常に減少させ続けることができ、その上盤面から生物を退かせるので回避能力が無い欠点も緩和できます。BRになりますが盤面とハンドの両方を攻める事が出来る《コラガンの命令》も有用な組み合わせです。


 無色ながらハンデスが出来るという点でも価値が高く、同じく無色でハンデスが出来る《解放された者、カーン》もいるのでその手のデッキでの運用も可能かもしれません。
 とはいえ他のエルドラージと同じくAtfでない点は心苦しく、4マナ域には《磁石のゴーレム》が居ますからね・・・。同じく妨害が出来るのならよりリスクが少なくシナジーも高いゴーレムを優先すべきなので、もう少し異なる構築になると思われます。
 MUD系でコイツが優れているのはハンデス自体もですが、他のデッキでは存在しづらい「重い後続」が存在するという事ですよね。より大きな札の前の露払い。他のデッキが3~4マナ程度に対して1マナのハンデスが行う事をコイツは出来ているわけですから。しかも1マナのハンデスとか漕ぎ手と異なり4/4は放置できないので単体戦力と言うだけでない繋がりの強みが有ります。

 またBlitzも良いですが、ハンデスは序盤にこそ効くわけで、しかしそれは必ずしも序盤でなければいけないわけではありません。つまり相手が旨く展開できずハンドが減っていない状況ならば問題が無いわけです。
MUD系で言えば《虚空の杯》や《三なる宝球》、Beatdownなら《不毛の大地》で相手を絞めつけているうちなら十分効果もあるはず。その方面でもしっかり考えていきたいですね。
以前のエントリーで挙げた単体で4マナ目からハンデスしても価値が薄いという部分は回収できる可能性があります。

 連続挙動でハンド枚数を攻める観点からすると続くマナ域に《現実を砕くもの》を置けるのもシナジーです。
これでハンド枚数を減らしておくことで砕くものを除去しようとする場合に更にプレッシャーをかける事も出来ます。4/4と5/5が二体な訳でただでさえ除去の枚数が足りませんからね。


 と言う事でどこからどう考えても強い。
しかしやはりのろまな通常挙動をしても微妙な部分は先に挙げた通りなので如何に強く使えるのか?と言う事に懸かってくるはず。
後やっぱりCliqe云々はおかしいと思います。胃薬と頭痛薬ぐらい違う。



・《現実を砕くもの》
:これも騒がれた一枚。
5マナ5/5速攻・回避能力+αを考えると《雷光のヘルカイト》を個人的には想起させられます。
つまり強い。
多少気に掛かるのは、あの頃に比べ軽量生物の質(と言うか数)は落ち、中量デッキはより強力になっているように思いますので同じ様には使えないはず。


 本体はテンポも採れるし奇襲性と貫通力が有るので特に対Control/PW戦に強い。正直サイズ的な不安も有るので完璧ではありませんがそれでもMidrangeなら十分でしょう。
除去耐性こそありませんが、対象を取る除去に対してはハンデスが出来る為に実質的なアドバンテージも採れています。《雷光の執政》の如く十分な強みです。

 しかし反応装甲もStdでは完璧ではありませんね。
布告除去をされると他の生贄が必要ですしリセットボタンや全体火力もツライ。
大型の生物もそれなりにいるため普通にサイズ負けも有る。

 除去の面を考えると高いパワーを持つため《タイタンの存在》が多少使いやすくなりますね。また《次元の歪曲》でパワー強化が出来る選択肢も出てくるため、無色デッキに置いて攻防併用の挙動を採れるようになりますね。


 そしてModernでのエルドラージランドの恩恵で高速キャストできるのも売り。3t目から速攻5/5で殴りに行けると思うとかなりの凶悪さが溢れますね・・・。
Modernでも十分通用する挙動です。
取り敢えず《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》との絡みでハンデスで露払いしておくと更に良いわけですが、上述の様に《難題の予見者》や《ヴェールのリリアナ》《コラガンの命令》との相性も抜群です。盤面の圧力でもハンデスの回数でもね。相手のEoTに命令で回収する動きは相手に同情するレベル。
単純な「枚数」が重要になる事を思えばBR命令よりも《荒廃稲妻》の方が効果があるかもしれませんね。

 併用札に関しては反応装甲のお陰で、保護する札が有るとまるで違いますね。
特に無色同士《呪文滑り》が居るとかなり強力。展開も無駄が無いし、ブロッカーが要る分《砕く者》を攻撃に回せますからね。後は同じように《差し戻し》も良いですね。

 が流石にModernでは5/5の安定感もやや薄れますね。
《グルマグのアンコウ》やコンボファッティもいますから。矢張りしっかりサポートが欲しい。多分《タルモゴイフ》には勝てますがそれも確実ではない。
 除去も強力になりますが《四肢切断》でも撃ちこんでくれればそれなりのライフロスになるので最低限の仕事になりますね。

 因みに無色土地でも問題ない上に打力も有る事を考えれば《戦の大聖堂》を使った無色デッキBeatdownも組めるかなぁ?と妄想中。それ以外の色だと《貴族の教主》でのマナサポ兼賛美も良いですね。と言う事で黒Cだけでなくそれ以外にもいろいろ組めそうですね。


 まぁどの道、《ウギンの目》買えなかったから関係ないけどね!!
晴れる屋で紹介されてたエルドラージランプに惚れこんで買おう買おうと思っていたらこのざまだよ・・・orz



・《終末を招くもの》
:(5)(C)マナ5/5のエルドラージ。
《終末を招く者ショークー》はエルドラージになっていたのか・・・。
毎アップキープにアンタップする能力と
(T)でティム、(T)+(C)で対象の生物を戦闘参加の禁止。(T)+(C)(C)で1ドロー。
と3種類の起動能力を持って居る為に、珍しい大型のシステム生物と言えますね。
普通に考えて5/5警戒をしながら相手のエンドに能力を起動するか、起動能力偏重で2度の起動が選べるわけで、その上3種類の起動能力がある為に挙動の幅も出ます。当然タップアウトレットとの相性も良い。
Cipアドも取れませんし、特段戦闘能力が高いわけではないのですが、非常に高い運用幅が有りますね。


 ただ、悪くはないのですが少々パンチ力が足りない。
特にこれを活かそうとすると通常のControlでは(C)は用意しづらいため(C)系のBigmana系になる可能性が高い。ですが、それを考えるとより大型に繋げる事が出来る《破滅の伝導者》やCip付の《忘却蒔き》等が同マナ域に居る為に優先するべきかどうかと言うと怪しい気も・・・。

 優秀な事には変わりないので、使えそうな札を考えてみたいです。特にティムと戦闘除外能力は支配力が高いので。
取り敢えず無色マナの確保手段として考えると《爆発的植生》や《面晶体の記録庫》、後は《コジレックの媒介者》とかですかね?
土地だと《荒廃した森林》と《見捨てられた神々の神殿》ですかね。森林は本体が(C)を出せますし、起動能力で《爆発的植生》が使えますからね。Gを足せるのなら帰ってきたランパン事《残された廃墟》も有りますね。6マナを目指すなら良い選択肢になりそうですからG茶は良さそうです。
 基本的に使う上で(C)(C)を立てながらの運用になるでしょうが、その場合に構える事の出来る《歪める嘆き》《次元の歪曲》等の札の選択肢が多い事でしょうね。

 個人的には一番期待しているのは《珊瑚兜への撤退》ですね。
「上陸」で《ぐるぐる》モードで攻防のサポート。「占術」モードでドローの質を上げる事でドローサポも出来ます。
当然《ぐるぐる》で自分を起こす事でそれらを複数回起動する事でシステム生物としての価値を最大限にまで引き延ばせますね。
Bigmanaとして土地を伸ばす事がこれをそのまま上陸を誘発させる事が出来るので相乗効果が有ります。
 マナ生物を《ぐるぐる》で《水蓮のコブラ》化する事でマナ加速も出来ますので高速設置にも便利ですね。
正直この組み合わせは、↓環境でも通用するぐらいのKPを感じます。悪まで動きだけはですがww
色の制限が無ければ《ジェスカイの隆盛》も可能性が有ったんですが。


 ↓環境としてはTronやMUDで可能性を見出せるように言われていますね。
特にMUDでは《ニンの杖》との比較が始まっています。まぁ専門家に詳しい事は任せれば良いでしょうww
KPの高さは認めますが、個人的にはAtfシナジーを組めない事は結構面倒だと思います。《金属細工師》や《通電式キー》、《磁石のゴーレム》等々。《ゴブリンの溶接工》や《悟りの教示者》もつかえない。
後は置き物としての安定性を「生物化」する事で壊してしまうんですよね。しかも召喚酔いが有る・・・。
 対して打点の高さや表裏で2回起動が非常に強力ですよね。
ティム能力はかなり支配力を発揮できますし、ドローも強い。ファッティを寝かせると多芸で強力。多数掛かるマナもデッキの性質的に問題が無い。
特に小型生物が溢れるLegacyでは正直凶悪レベルです。《ルーンの母》も無視できますしね。

 一応うまく利用するのは取り敢えず除去耐性をどうにかする必要が有る。
MUDには最低限《虚空の杯》が有るのでとりあえず《剣を鍬に》には対処できますね。時折見かけるtW版で採用されている《稲妻のすね当て》も良いですね。
 ただやっぱりエルドラージ構築の方が向いている気がします。
あちらならサーチもし放題ですからね。


 と言う事で正直重めな上Cipも稼げない、突出した威力も無いとやや使いづらい印象も有るのですが、丸さに置いては断トツだと思いますので、結構可能性が有ると思います。



・《作り変えるもの》
:コイツも大騒ぎがよく判らん品です。
3マナ3/2にPiGでTop捲って3マナ以下のパーマネントなら場に出せて、それ以外なら1ドロー。
詰まる所3マナ3/2PiG1ドローの+αと言う事です。
がPiGはCipに比べて安定性も低く≒任意性が低く、即効性も有りません。少なくともこれ自身が落ちるまでは機能しない訳で、そうすると積極的に機能させるorそうなるまで働いてもらうかの2択。しかし積極的に落すには少々重い上に効果の信頼性が低い。所詮1ドロー+α程度ですから。対して死ぬまで働いてもらうということを考えると3マナ3/2バニラと正直微妙です。
2マナ1/1程度ならともかく、どう使うにも中途半端な性能をしています。
高確率で置き物を場に出せるような軽量デッキでは挙動が重いですし、そうでなければ使い難い1ドロー生物に思えます。
これだけ追放除去が増えている現状の信頼感を損なわせます。

 対して札のCMCが必然的に下がるEternalではもう少し評価が上がると思います。
Midrangeで使ったとしてデッキの大半は3マナ以下である事がざらなので能力も利用しやすい。「追放」もModernでは《流刑の道》程度しかありませんしね。
 Legacyでは除去の質も跳ね上がるため3マナである事はかなりデメリットで、サイズ的な上積みも無いに等しい。ただでさえ不安定な能力には向い風。
が、その分併用札も強力になります。《石鍛冶の神秘家》や《闇の腹心》などそもそも場の設置さえカウンターや除去で難しい生物も多いので、それらを直接場に出せるのは極めて大きいと思います。
何を捲るかに依りますが、可能な限り重い札を捲りたい。そんな時には《師範の占い独楽》や《渦まく知識》で可能な限り有効牌を探しに行く事が出来ます。《ヴェールのリリアナ》とか捲れたら最高ですね。
また札によっては相手に見られたくない場合も有るので、その場合はTop1ドローをしその後独楽を能力で場に出す動きにもなるので独楽は素晴らしい相棒ですね。
 ただまぁやっぱりCipの方が使いやすいですし、このマナ域なら可能なら《断片無き工作員》とかにしますよね。置き物多数の軽量目の生物デッキと言うとD&TやMaverickですが、それらにこれを入れる余裕は恐らくない。

 と言う事でやっぱり↓環境でもエルドラージデッキに活路を見いだす事になるでしょうね。
サイズ的な強みは無かろうが2t目に出せるのなら十分なPiGですからね。




 エルドラージは兎も角(C)のコンセプトは好きなのでこれからも出してほしいのですが難しいでしょうね・・・。
しかしもう無色と言うか全色(の役割)足した結果「透明」色になったような大盤振る舞いですね。



OWG雑感)その7 ポルナレフしちまったぜ
OWG雑感)その7 ポルナレフしちまったぜ
OWG雑感)その7 ポルナレフしちまったぜ
皆さん、こんばんは。しもべです。

 更新できなかったのでいつもとは違うタイミングで。
と言うかカードの出るタイミングが早すぎて、雑感が追い付かん。


《次元の歪曲》
:まさかの還ってきた《名も無き転置》。
「多相」を失った代りに「欠色」を得て、どんなデッキでも使える2マナInsの3点除去となりました。《よじれた実験》から続く除去と強化の兼用と言う汎用性と、余り最近は見かけませんがプロテクション(色)を無効化できる事で除去として更に価値が出ています。

 Std環境的に軽量除去が薄いので、それがどこでも使える可能性を残している以上、大きな変化を齎しそうです。《カマキリ乗り》《始まりの木の管理人》等を落せればかなり大きいですね。
上述の様に中型以上ならパンプスペルでも使えるので《包囲サイ》や《風番いのロック》《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の[0]など中型の優秀生物も多数いるのでKTK環境では特に活かし易い筈。ただ《包囲サイ》や《放浪する森林》などはただでさえ多色化しているにも拘らず実質4色目を要求する事になるのが苦しいですね・・・。
 Controlでも序盤の隙を埋める札として環境次第ですが使えそうです。
特に《龍王オジュタイ》《龍王シルムガル》などは最後の詰めをする場面に役に立ちますね。
Bigmanaでも《面晶体の記録庫》や《予見者のランタン》+土地1枚からの動きが出来るのも有難いですね。マグロにならずに済む。
 しかし「アタルカレッド」の様なパンプスペルを使うデッキや「果敢」で強化能力を持っている生物相手には友情コンボで自分の首を絞める可能性があるのは怖い所です。

 パワーを上げる以上特に重要なのが回避能力なので、他にも探せばいい物が有るはず。
ギリギリの軽さとフェッチランドの可能性から、上陸デッキで除去兼強化として《噛み付きナーリッド》や《僧院の速僧》等でも使えそうです。
ネタデッキでは無色デッキなんてのも有りますがね。《コジレックの歩哨》だと2マナ1/4で、無色スペルでパンプも出来ます。《荒地》が多数並んだ状態で《荒地を歩くもの》を突撃させたりとかww


 ただ↓環境でも非常に大きな価値が有ります。
取り敢えず無色なので《刻まれた勇者》を除去できるModern。それだけでなく除去の無かったMUD・Tron・PostにUやG信心など幾らでも採用できる余地が有ります。除去に制限が付く《タイタンの存在》よりも遙かに使いやすい。
 また《古きものの活性》から本当の意味で除去を調達できるようになりました。
StdだけでなくEternalでも存在意義のある札だと思います。



《歪める嘆き》
:驚異のエルドラージチャーム。
小型除去/《被覆》/エルドラージ末裔Token×1体のモードを持つIns(1)(C)スペル。
取り敢えずどのモードも腐りにくいわけですが、ここに加えて末裔を使った次のターンの不安定マナソースでもあるので実質的には4つのモードを所持している事になります。
《セレズニアの魔除け》と《ディミーアの魔除け》を足して2で割ってエルドラージ風味にしてある感覚です。

 こいつはぶったまげちまったぜ・・・。
まじポルナレフです。
個人的な感想ですが、現状公開されている中で最もEternalへの影響力を持つ札に思えますね。実際は判らんけど。


 とりあえず影響力が小さいであろうStdで見ても序盤の《ヴリンの神童、ジェイス》やその他のBeatdownの初動を捌く事が出来る札です。それも無色なのでどのデッキでも扱えます。
一応追放なので昇華者との相性も良いです。
Bigmana的な観点でもブロッカーやカウンターも有用ですが、除去兼マナソースになるのが大きいですね。《面晶体の記録庫》や《予見者のランタン》+土地1枚から繋げる事で、次のターンにもう+1マナ。つまり記録庫の場合は最大8マナのキャストになるわけですね。
正直BFZの《墓の出産》は大層芸の細かい札だと考えていたのですが、これはその非ではありませんね・・・。


 しかし、その真価はEternalでこそです。
まず小型除去の除去範囲が圧倒的に、圧倒的に、広くなります。Modernでも《闇の腹心》や《やっかい児》/《詐欺師の総督》など色々居ますが、Lgeacyではさらに広い。《死儀礼のシャーマン/DrS》《若き紅蓮術士》《ルーンの母》(無色なのでプロテクションは無視)《スレイベンの守護者、サリア》《渋面の溶岩使い》に変身前の《秘密を掘り下げる者》《イチョリッド》など。Cip持ちも含めれば《石鍛冶の神秘家》《瞬唱の魔道士》《悪意の大梟》《ヴェンディリオン三人衆》等々。
後はElves・D&T・Maverick・Infect等デッキの大半が小型と言う生物デッキもそれなりにいます。Modernはかなりここから数を減らしますがAffinityには多数効く生物はいます。
もう環境に存在する5~6割に対処出来るのではないでしょうかね?

 打消しは《被覆》の有用性を考えればいくらでも対象が有る事が判ります。
ANT《炎の中の過去》《冥府の教示者》《闇の請願》、SNT《実物提示教育》《紅蓮地獄》、それらに入る得る《燃え立つ願い》に、Reaninator《再活性》《死体発掘》《実物提示教育》、Elves《自然の秩序》《垣間見る自然》《緑の太陽の頂点》、Dredge《戦慄の復活》《打開》
Modern:《風景の変容》《古き物の活性》《森の占術》《粉砕の嵐》《忍び寄る腐食》
と言うかComboで重要なSocを使っていない物を探した方が早いぐらいです。
それ以外にもMiraclesの《終末》《天使への願い》、その他にも《祖先の幻視》《毒の濁流》《Hymn to Tourach》《苦い真理》等々。
 Insに比べ重い代わりにKPの高い札が多いためアドが採れるかComboのフィニッシュまたはそれに繋がる系が大半。非常に価値が高いです。
まず腐るという事も無いでしょう。

 最も使用頻度が低いであろうTokenも瞬足生物なので奇襲性は有ります。
タフネス1のシステム生物の安易な突撃にブロックも出来ますし、対Control/PW戦にも有効。装備品などでサイズ強化手段が有ればそのまま使えるはず。
そしてマナソースになるのでMUDやテゼレッター等の展開にも価値を与えます。
また、Ins速度で生物をだせるため《ヴェールのリリアナ》の[-2]への対処手段にもなりますね。アドは稼がれてしまってますが、それでもほかの札よりマシですし、生物をどのみち残せるので返しで落とせます。

 と言う事で信じられないぐらい多芸です。
特にカウンターを構えながら/マナソースに、除去に、生物の展開に繋げる事が出来るというのはこれまで殆んど無かったと思われる挙動を無色で出来るのです。MUDやテゼレッター、Stompyは2マナランド1枚からキャストが出来るのが恐ろしいですね・・・。これらのデッキは《虚空の杯》《三なる宝球》をすり抜けてくるComboデッキに屈託を抱えていましたが、それも多少は改善されるかもしれません。
非Uに許されざる哀しき現実に一石を投じる事が出来るようになったわけです。
LegacyだろうがModernだろうが対Comboの存在の前に屈していた非Uのデッキにも可能性が生まれてきます。
 そして以前挙げた(C)はLegacyなら割とどうとでもなるけれど、それに採用できるような汎用スペルが出るのかどうか?と言う部分を見事に回収しています。


 またこれの重要な所は「U以外にも使える打消し」コンセプトで作られた《精神的つまづき/MM》の轍を踏んでいない所です。
確かに打消し併用の便利な札ですが、MMの様な圧倒的な支配力が有るわけでもなく、(C)を含んだ2マナの重さ(これが殆どのデッキで致命的)、そしてカウンターの側面で見ればU札にはそれ以上に使いやすい物も相応にある為、Uデッキにとっては取捨選択の一つにしかならない点。除去も併用できるとはいえ2マナとして見れば質は極めて低いですしね。と言うか似たような効果でより使いやすそうな《ディミーアの魔除け》が使われていない時点でUにとっては割とお察し。
Uのデッキにとっては《Force of will》のために非Uの札を増やしたくない事情もあるはず。
 打消しを持とうが持つまいが、大半のComboデッキは其々ハンデスに《ザンティッドの大群》や《防御の光網》《すべてを護るもの、母聖樹》等々の打消し対策を備えているので、これが有れば勝てる!とか全く無いです。
打消しとしては2マナを考えれば《呪文嵌め》の価値が伸びますね。
 既存の持たざるものには新しい光となりつつも、環境を固定化してしまったMMとは違います。
多分環境を微修正する程度の影響で終わるでしょう


 環境的に使われるなら、1マナ域の生物は多かれ少なかれその威力は減衰されるはず。
色々ありますがルンママが一番の被害者ですかね?
 非Uのデッキにとっては構築も変化させざるを得ない。これまでは無かった(C)マナを調達する事に加え、より「構える」プレイングも要求されますからね。特に(C)を含む2マナは展開を著しく遅らせるので、Soc挙動の多いデッキに用いられる可能性が高い事を思えば文字通り展開を阻害しますから。マナ加速の併用や色の弊害も無い《霊気の薬瓶》を備えたりなんてのも良いかも知れません。
また、貴重な(C)マナを生む土地のプレイングも変化します。(C)を使う側も使われる側も《不毛の大地》を切るタイミングは変わってくるはずですし、同時に使う側は敢えて切らない事で相手に《歪める嘆き》を抱えていると思わせるブラフなんかも出来るようになりますね。


 そして何枚入れるのか?と言う点も難しい。
確かに多様性は有りますが勝ちに繋がるわけではありません、2マナの割に1つ1つの効果は小さいこれを入れる事でデッキが歪みデッキパワーも減衰する恐れは小さくも無い
 本格的に使おうと思うのなら現実的に無色ランド/マナソースはどれぐらい必要になるでしょうかね?
(C)が実質+1色目な上に常用のフェッチランドからの調達が出来ないのは死活問題です。3色デッキどころか2色デッキでも難産しますね。投入枚数にも依りますが、戦力として見るなら軽量キャントリップを持つUでも《不毛の大地》4枚では足りない。それ以外なら最低6枚、可能なら8~10程度が必要でしょうかね?もちろんサイドから1~2枚程度の納入ならその限りでもないでしょうが。
最初から入っている無色デッキやStompy・部族・D&Tでもないとかなり辛い。Gと言うなら本体の調達も兼ねて《古きものの活性》はかなり使いやすいはず。

 個人的には構築次第で勿論十分使っていけると思います。
Junkでも《聖遺の騎士》から《すべてを護るもの、母聖樹》の動きは元々考えていたのですが、それを使う事でほぼ確実に《被覆》モードを機能させる事が出来るようになりますね。勿論《法の定め》とかでも良いわけですが。ミシュランの追加もそうでしたが、KotRにとっては朗報で、デッキ的にも苦手なMiracleへの対抗手段が増えるのは良い事です。
装備品や《遍歴の騎士、エルズペス》が有ると生物モードも使いやすくなりますね。
 NicFitはまぁ《老練の探険者》+《緑の太陽の頂点》と《ファイレクシアの塔》+αが有るから何とかなるでしょう。
必要によっては《桜族の長老》とかも再び日の目を見るかも。

 《魂の裏切りの夜》は個人的に結構使いやすくなりますね。
もともと対小型対策が出来る訳ですが、《歪める嘆き》の除去範囲を広げる事が出来ます。除去と打消しで夜設置までの時間稼ぎも出来ます。まぁ生物モードは死んでしまいますが。
似たようなことは《束縛なきテレパス、ジェイス》の[+1]でも出来ますが、Cre/PWを護る札としてはかなり不安な上にFbもしたいほどではないので正直其方はまぁ無いよりマシレベルです。




 個人的には《次元の歪曲》だけでも驚きモノでしたが、もうこれはゲシュタルト崩壊レベルですわ・・・。
これが出ただけでもこのセットには価値が有ると言えます。




OWG雑感)その6 騒がれてる理由がよく判らんもの
OWG雑感)その6 騒がれてる理由がよく判らんもの
OWG雑感)その6 騒がれてる理由がよく判らんもの
皆さん、こんばんは。しもべです。


 基本的に電波を受信し発するジョニーな私ですが、常に病にかかっているわけでもなく時折ふと我に帰る時もあります。

 ここ数日はかなり盛り上がっているOWGのプレビューですが、騒ぎ過ぎでは?とかそれ違わない?と思う者もチラホラ。
最初から電波とばすつもりのヘンテコ評価をしないとまた考え方も変わってきます。

・《嵐追いの魔道士》
:2マナ1/3速攻・飛行・果敢とアフォみたいなスペックしています。
しかしだからと言ってこれがLegacyのURx Delverで入る、これで勝つる!、《僧院の速僧》を超えた!
とか聞こえてくる評価が全く分からんです。

 《僧院の速僧》が強いのは1マナと言う圧倒的な軽さとその割に標準以上の打点を持っている事です。
それを考えるとコイツは全く別物。
2マナと1マナの差はLegacyに置いては天と地の差です。相手のカウンターの容易さも違いますしManadenial(する/される)でも違ってくる。クロックパーミッションとして構える事が出来るかどうかも違ってくるし、除去される場合の差もかなり大きい。《稲妻》にこそ強めですが2マナのCMCのお陰でスペルを使って果敢を誘発させる余裕は減ります。《突然の衰微》では確実に対処され、2マナ故にテンポ差も稼げない。《剣を鍬に》では確実にテンポロスで《稲妻》以上に対処が難しくなる。
 時期的なブロッカーの有無は回避能力持ちなので一長一短。
とは言え飛行は希少という点は大きなウェイトが有ります。

 また、打点の低さも気になります。
速僧は上述の様に単体でも最低限の打点を確保し、1枚でもスペルを使えれば非常にマナレシオに優れた打点になる事が出来ました。対してコイツは2マナでパワー1。1枚足してもパワー2で不十分。徹底的なマナレシオが求められるクロックパーミで熊レベルでは満足できず、するとやっと合格ラインは手札を2枚以上使った場合。そんな余裕あります?
当然ここでもCMCの問題は出てくるので速攻からの打点強化も活かしづらい。除去に弱い点も響きます。勢い勇んで強化した分を《突然の衰微》された場合ゲロ吐きそうになりますし。


 確かにスペックの高さに疑いの余地は有りませんが、2マナ域に採用するのならより強力な札も有るような・・・。
《若き紅蓮術士》は他の札を使った守る・攻めるの両挙動がアドバンテージと打点に繋がりました。セラピーとの相性も有りました。《タルモゴイフ》は圧倒的なマナレシオ。
こいつはそれらに比べると単体のKPも併用時のKPも遥かに劣る気もします・・・。

 じゃぁ何が強いのか?と言うとやはり飛行を持った速僧と言う点でしょうね。
つまり脆い反面、強化分を相手に叩き込みやすいと言う事なので、一部で言われている《強大化》等の対象にはもってこいと言えます。しかしその場合確実に(U)(G)(R)の3色が必要になってしまうのが辛いですね。

 Uが入ってくるので《Force of Will》で切る事が出来る利点はありますが、同時に《紅蓮破》《赤霊破》で問答無用で除去されるデメリットもあるので一長一短ですね。


 因みに「《ニヴメイガスの精霊》」デッキにおける+《天主の勢力》の新たな候補として個人的には期待しています。付けただけで3/5飛行被覆速攻果敢で、そのターンは4/6ですからね。
後は《よじれた映像》とのシナジーは速槍よりも上と言えますね。



・《難題の予見者》
:各地で新しい《ヴェンディリオン三人衆》!と騒がれているコイツ。
強いのは間違いないですしスペックが極めて高いのも事実ながらその評価も今一つ納得しかねるもの。

 確かに抜いたハンドを相手に戻さないという点ではCliqeと類似性を見出せます。
が、Cliqe最大の強みは「瞬足」で相手のハンドを見る事が出来た事です。《実物提示教育》のキャスト時に、《終末》《天使への願い》の誘発時に、《霊気の薬瓶》《石鍛冶の神秘家》《騙し討ち》の起動時にスタックで相手のハンドをブッコ抜き、相手のメイン前に相手のハンドを検閲して相手とメイン入るを言った言わないの火種を作る「瞬足」こそが最大唯一の強みだと思います。
打点として見ても疑似速攻な上に回避能力持ちなので対ContolにもPWにも強く、《Karakas》での毎ターン検閲と言う嫌がらせ戦法も保有しています。

 それを考えるとコイツは相変わらずのSoc挙動。
当たり前でCliqeがおかしいだけですが。
そして4マナからのハンデスと言う遅さもかなり目に付きます。Stdは兎も角ModernやLegacyは全体的に軽い分、ハンドのスペルは基本的にどんどん使われるのが常。悠長に4ターン目に検閲しても大した札が残っていないなんて珍しくも無い。ハンデスを中盤以降に引くと弱いと言われる所以で、これも相手の展開にかなり依存しますが、Eternalの4t目のハンデスが強いか?という期待値は低いと言わざるを得ません。
何より4マナ掛けて行う動作が4/4とハンデスでは極めて地味と言わざるを得ない・・・。勝てる能力とは言いづらい。

 じゃぁ弱いのか?と言われるとそんな事も無い。
どう考えても強いといえます。
また長くなるので、強いと言える部分は別の機会に挙げますがスペックは間違いなく高い。
しかしCliqe!!と言う騒ぎがよく判らん。
どう考えても《潮の虚ろの漕ぎ手》の強化上位種。どのくらい違うかと言うと《稲妻》と《炎の斬りつけ》ぐらい別物に見えています。



 其々間違いなく高いスペックを持っていますが世間の狂騒に今一つ同調できない2枚。
私が彼らの思考言動を理解できていないだけですかね?
まぁ私は下段は兎も角、Delverなんて使わんので本職の方達の言ってる事の方が正しいとは思いますがね。



OWG雑感)その5 ミシュランの3種
OWG雑感)その5 ミシュランの3種
OWG雑感)その5 ミシュランの3種
皆さん、こんばんは。しもべです。

OWGの続き続き。
・《鋭い突端》
:みんな待ってた?ミシュランのボロスカラー。(2)(W)(R)で2/1に段攻撃に生物化。
まぁ予想の範囲内と言うか予想通り過ぎて草も映えないと言うか・・・。UGといいBWといいRtRブロックの《魔鍵》シリーズまんまなのですが・・・。

 で肝心の本体ですが、実質5マナとかなり重い部類ですが、打点4なので《天界の列柱》や《怒り狂う山峡》と並んでミシュランとしてはかなり高め。一応ブロッカーとしてもタフネス2まで一方的に倒せるので役立ちます。
しかしどうにもその2種と比べると重い割に単体では安定性に劣る。なのでより価値を発揮するためにサイズ強化の併用手段が欲しいですね。

 起動能力の側面に対しBorosと言う色の割にどう考えてもBeatdown向きではない・・・。Midrangeですら扱えるか怪しい所です。
なので低速Midrange~Controlに割り切った方が良さそうですね。そんなデッキあったっけ?


 と言う事で使うのなら中~低速デッキのアタッカー兼ブロッカー。しかし一応それらを作る事は可能ですね。
そう、《次元の激高》を使ったControlです。丁度これを使うとブロッカーを吹き飛ばせるので一方的にミシュランを奔らせる事が出来ます。また、マナが伸びた暁に覚醒でサイズを強化する事が出来るのも良いですね。覚醒できれば強力なフィニッシャー級です。
《コジレックの帰還》も悪くない。其々で序盤と中盤以降で使い分けも出来ますからね。
マナを掛けずに強化する方法も相性が良いので《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の[-4]や《真面目な訪問者、ソリン》の[+1]ともとても相性が良いです。《栄光の頌歌》の様なクルセイド系も有ると良いのですが、現環境には無いですしね。
 他に手軽な所だと撤退シリーズですかね。マナを伸ばす観点で土地を置きやすいですし、選択的に選べます。特に同色の《ヴァラクートへの撤退》はパワー強化で8打点又はブロッカー排除とかなり強力な部類です。
《ハグラへの撤退》は接死+先制攻撃になれるのでサイズ無視の戦闘が出来る点とドレインの時間稼ぎが便利ですね。《カザンドゥへの撤退》も似た様な物。


 ↓環境ではBorosカラーのMidrangeは有るので一応可能性はなくも無いと思います。しかし最大の問題はこれらになると《血染めの月》や《月の大魔術師》を入れる事でしょうね・・・。
 利点は中速に《遍歴の騎士、エルズペス》が有る事。
[+1]で+3/+3飛行を付与できるので、その場合は5/4飛行・二段攻撃。2発でゲームに勝つ
ことが出来ます。中速デッキのフィニッシャーとしては十分でしょう。《神の怒り》やRのスィーパーも有りますし。
 Nayaカラーにするのなら《貴族の教主》も扱えますね。マナ加速で重さを緩和しつつ「賛美」で二打点をサポートできます。まぁサイズ的な安定性を考えると《怒り狂う山峡》の方が良いですが、探査生物等を乗り越える事はまぁ一つの利点ですね。しかしどの道マナベースの優先度的にG/R>>W/Rなので優先する事は無さそうです。

 こう考えると重い分の能力は有ると思えますね。
単体では兎も角、併用札を考えればハイエンドな性能と言えます。



・《風切る泥沼》
(´;ω;`)
B/Gのタップインミシュラランド。
3マナで2/2接死の《短刀背のバジリスク》になれます。余りに予定調和過ぎて草も生えない・・・。
絶対やめてくれと言った物がここに正に顕現しましたね。ハハハ・・・・(´;ω;`)ブワッ

 とりあえずStdで考えれば、Midrange~Controlレベルの中量級以上の生物を使うデッキが多いため、相応の抑止力となる事が出来ますね。KTKが落ちた後は不明ながら、それが落ちるまでは優秀中量級生物に溢れているため、価値が大きいでしょう。
 ただ速度が足りないのは事実なので環境が余り早すぎると難しいですよね。ここはまぁ不鮮明ですが。現環境でもControlのフィニッシャーが飛行を抱えている点は割とブロッカーにとっては致命的ですかね。
もっと気になるのは最低限の2点火力でも落ちてしまう点ですかね。つまり環境の軽量除去の殆どで除去されるという事なのであまりブロッカーとしての信頼性も高くないかもしれないですね。まぁ3点除去が増えるようならそれも大した差はないのかもしれませんが。

 Modernでも生物戦が主流であり、かつミシュラランドも十分に使われている環境のため、相応に使われる可能性は有るはず?
《タルモゴイフ》にしろ探査生物にしろ。同じく防御的な《活発な野生林》も有ります。《稲妻》に耐えパワー3のフライヤーを受け止める事も出来るため一長一短ですね。JundやBUGなら其々攻撃的な性能のRGやUBとの対比になる為より選択肢として考慮できるはず。
 という事で考慮の一因とはなるはず。それでも使うかと言われると疑問符が大きくつきますが。

 で、私にとって肝心のLegacyではですが、まぁ正直まるで採用に値しない能力です。
もともとBG系は対生物に於いてはとても長けているデッキであり、わざわざそこを補強する必要性は薄く、それをしようとしてもこんな重たい物は要らない。採用するにしても環境的な枚数の多いであろう《稲妻》《秘密を掘り下げる者》に耐える事が出来る《活発な野生林》の方が遥かに扱いやすい。ライフロスを緩和できたりダメージレースを優位に進める事の出来る《乱脈な気孔》を上回っているとも思えない。
 そして接死の価値の薄さと重さに対して打点の低さから対Controlに置いても強みは薄い。
今の所Junkに置いては何一つ強みが有る様に見えませんね。
敢えて言うならB/Gと言う色を出せる事ですが、それはミシュランにおける絶対基準でもない。2色出る時点で十分ですからね。

 「接死」と言う伸び白の無い能力なのも面白味が無い。
例えばStdで言うなら「覚醒」でサイズを強化する価値がほぼありません。それはEternalでもほぼ同じ。敢えて言うなら「先制攻撃」を持たせたり「ティム能力」を付与したりですが、起動能力の重さを考えれば相性が良いと言える類の札がほぼ無いんですよね・・・。


 と言う事で散々な結果です。
まぁこの手のカードデザインがある程度きめられたうえでのサイクルにおいてBGは基本日陰ですからね。まぁ、こんな事だろうと思っていましたよ(´;ω;`)ブワッ
期待なんてこれぽっちもしていませんでしたよ・・・。
本当だよ?
まぁ纏っている丸さは疑いようも無いので、それなりに使われるでしょう。



・《さまよう噴気孔》
:最後に登場したURのミシュラランド。
能力は4マナ起動で1/4+「(0)マナでP/Tを入れ替える」と言うもの。なんでこっちはルーターと言う予想は外してくるのにBGは接死なんや・・・。イゼット団やからか?
正直実質5マナ掛ってしまう点を考えると極めて高いハードルが有ります。何せUもRもInsで構える事が重要になりがちなデッキですからね。特にカウンターを構える必要性を考えればアタッカーとしては難しいと言わざるを得ません。
しかし《稲妻》に耐え《突然の衰微》を無視できるそのサイズは頑強で、ブロッカーとしては優秀です。またSocが効かない点まで加えれば劣化《方解石のカミツキガメ》とまで言えそうであり、そこまで考えればそこそこに使える札なのかもしれません。亀は起動にマナが掛らなかったとはいえ非常に優秀な札でしたからね。

 起動マナこそ重いものの、盤面が空いていればパワー4のアタッカーとかなりの圧力が有るのも事実。
対Controlでも対Beatdownでも使い道のある札と言えそうですね。
Modernではそもそもこれより重い《天界の列柱》が使われている事を考えれば、起動マナ的にもギリギリの範疇に収まるはず。実質5マナ起動は同じながら遥かにKPが劣るのはご愛嬌ww
しかしその分色的に攻撃的なデッキを組みやすいのは事実ですし、《瞬唱の魔道士》を考えればどのみちマナも伸ばすのでまぁ適合はするはず。
 因みに中量級のマナ域で「エレメンタル」なので《波使い》での強化も可能です。
U信心tRみたいなデッキもアリかもしれませんね。流石に《海の神、タッサ》の起動能力と合わせるのは難しいかも知れませんが・・・。

 また起動マナが重いのは事実ですが、土地枠ながらパワー4を達成できるため「獰猛」とも非常に相性が良い。
《頑強な否認》は特に優秀で自身を護るだけでなく、非生物スペルをシャットアウトし、抜け落ちた生物は自身で受け止める体制を築く事が出来ます。

 Stdは知らん。
LegacyはUR CounterBurn(Control)で僅かながら可能性がある様な気がしないでもない。
圧倒的に重いのは事実ながら優秀なサイズであるのでミシュランに出来ない事が出来るのは事実。特に間延びしやすいゲーム展開になるので対Controlに強いのは有り。しかしそこだけなら最初から《ミシュラの工廠》で補えてもいますがね・・・。
マナ基盤を整える事が出来るのは売り。後は打点の高さが驚異的なので《行き詰まり》を強要しやすい点なんかも有りますかね?

 (0)マナの起動能力である為、起動する度~と言う類の誘発系効果の札ともシナジーを組めます。
まぁネタ臭満載ですがねww

 と言う事で重いながら、相応に強く、且つ遊び甲斐も有る優良札だと思います。
しかしまさか《回れ右》とはなぁww



・《オラン=リーフの廃墟》
:廃墟と化してしまった嘗ての《巨森、オラン=リーフ》。
その名残として場に出た生物の強化は出来ますが、G生物からC生物限定になっている上に対象は一体のみとかなりKPは落ちています。生み出せるマナは(G)→(C)になった上に、そのくせタップインは変わっていません。
 しかし起動にマナが掛らない上に場に何枚も集める事で中盤以降の生物をしっかり強化していく事が可能となっています。2枚程度集める事が出来れば小型も十分後半に通用するサイズになりますから。

 とりあえず一緒に使え使いてある《搭載歩行機械》は素晴らしい。
これを経由する事で(1)マナ少なくカウンターを乗せる事が出来るので3マナから2/2でアドバンテージを拡張できます。
 後はLegacyにある無色型Affinityなんかも可能性ありますかね?
《電結の荒廃者》は当然として《大霊堂のスカージ》とかも1つ強化できるだけでずいぶん異なりますからね。そして何より大きいのが《墨蛾の生息地》を恒久強化できる点。流石に5発で勝てるのなら打点強化の価値も有ります。

 G専用だった嘗てから色マナを生み出せなくなってしまっていますが、まぁ元々専用機であったのは事実でこれは無色専用になったと思えばそれなりですよね。



OWG雑感)その4 新リンヴァーラなど
OWG雑感)その4 新リンヴァーラなど
OWG雑感)その4 新リンヴァーラなど
皆さん、こんにちは。しもべです。


 とりあえず前言通り、新カードの雑感でも続けていきます。
まずは新キーワード/メカニズム
・「怒涛」
:スペルをキャストしている事で代替コストで唱えられるスペル。
CMCが軽くなるのか効果が追加されるのか、その両方なのかは不明ですが、その両方であるのが望ましいですね。

 基本的には重く効果が大きい物にはマナソースを当てたいです。軽めのものなら元々の軽いスペルを合わせていきたい。一度の行動に対するコスト(マナと最低2枚の手札)を考えると打消しや妨害に対するリスクが大きいので対処出来るようにしておくのも望ましい。特にハンデス系は露払いが出来るので理想的。
 単にスペルを重ねたいだけなら0マナスペルが有ると望ましい。《ギタクシア派の調査》や《魔力変》です。



・(C)
:色々な所で言われていますが、これまでのマナシンボルの表記の(X)との区別が面倒になりますね。
表記がかなり手間になります。

 しかし、既存の価値に変化を促すと言う試みは個人的には歓迎したいです。
使えるかどうか判らないキーワード能力よりもそれまでに散々従ってきたルールそのものに新たな部分が生まれますからね。φマナしかり信心然り。
領域を広げる墓地・追放領域利用は際限がないので好きではありませんが、これはその範疇外です。

 これまで完全に色マナの下位交換だった無色マナに相応の意味が出てくるわけで、古いカード達にも新しい光が当たりますから、環境に変化を齎しやすい。特に私の戦場のLegacyでは《不毛の大地》をはじめ凶悪な無色ランドや《古えの墳墓》や《厳かなモノリス》等の無色ソースが多数存在するため悪用できそうです。本来はデメリットと天秤にかけるはずのものですが、Eternalでは最初から入っている無色ランドの価値向上なので殆んどリスクなしです。後は実用的な部類が出るかどうかですね。
 《不毛の大地》はマナソースとしては望まれていない分、2マナランドに加えて《魂の洞窟》や《ミシュラの工廠》の価値は引きあがる気がします。中~低速になりがちな《燃え柳の木立ち》や《リシャーダの港》なども。
また、どこまで現実的かは別にして《堆石堤》や全景サイクルも価値がやや向上しましたね。フェッチランドの中でも(1)を自力で出せるマナ能力持ちですので、そのまま(C)に当てる事も出来ます。前者は基本地形なら何でもいいので《荒野》もサーチも可能。しかしマナが起動に掛る分面倒ですのでまぁ現実的に使われる事も無いでしょうね。
タップインが許せるなら《クローサの境界》や《無限地帯》もいいですね。

 後は使える札が有るかどうかですね。
楽しみです。



・「支援」
:「支援X」は最大X体を対象に+1/+1カウンターを置く能力。
X部分は自分で変数に出来ないとはいえ、実質《生育》がただで付いてくるような物です。例えばX=2なら3マナ相当がキーワード化しているわけですから。因みに全体に置く事になると《ティタニアの加護》の4マナ相当です。
なので本体の効果にも依りますが概ね抱き合わせで見てもコストパフォーマンスは良いと言えますね。

 が、そもそも場に生物がいなければ何の意味も無い能力。
もっと言えば場に複数の生物がいなければ価値が大きく減衰する事になります。正直2体程度でもやや不安定なのにX≦3以上とかかなり難しい範囲です。X=6の《林鹿騎兵隊》なんて無駄の権化とも言えそうなカード。
基本的には面展開をする為のデッキで使う事になりそうですが、何処まで行かせるか・・・。



・「盟友」
:構築におけるタップ能力のリスクの大きさは散々知られていますが、何故かコイツは自身ともう1枚の2体を要求します。
限定戦でも苦しいぞ・・・。



・《戮力協心》
:優秀な相棒は《ドラゴンの餌》や《軍属童の突発》等ですね。
餌→《戮力協心》等は限定戦でも結構な威力を発揮しそうです。構築編では《搭載歩行機械》《毅然さの化身》《鼓舞する呼び声》等が使えそうですね。
 軽量展開するWeenieも有るのでそれらで一定の可能性が有りますが、コンバットトリックに使えないのではなぁ・・・。
まぁ素直に化身や餌と合わせるべきかと。
 しかしこの手の効果を見るにつけ、ますます新ニッサの弱さが引き立ちますね・・・。
なんであれなんや・・・。
誰得?



・《岩屋の装備役》
:新しい装備品関連生物。
装備している生物に対するロードと、その生物が死亡時に1ドローの補填が付きます。

 ロード能力は面白いですが、装備品自体が面展開と相性が良い物ではありません。装備品も数を並べる物でもありませんのでロードと言う側面はほぼ期待できません。最大で2体程度で普通は1体でしょう。
 そもそも単体では機能しない事態でかなり微妙です。悪まで装備品が並んでいて且つ装備されていなければいけないのでかなりハードルが高いですよね。その上装備品が安定して装備できるとは思えないし、それが出来ているのなら大体勝っている・・・。
 しかし最低限あっても損ではない。
特に装備するだけではサイズを修正できない《梅沢の十手》の初撃やそもそも修正できない《稲妻のすね当て》には価値が高めです。特に後者は「被覆」で保護できるためエンジンとして機能しやすい側面も有りますので尚相性が良い。

 生物が付いてくる「生体武器」とも相性が良いですね。
《皮剥ぎの鞘》は1マナ2/2になりますし、《迫撃鞘》も1/2+砲撃と面白い。

 で、本命のドローエンジンの方ですが、生物の死亡時にドローというと《頭蓋骨絞め》を思わせますが、こちらはドロー枚数は半分。悪まで補填ですね。
何と相性が良いかは微妙ですが、エンジンなら最低限生贄手段が欲しい所。「生体武器」は外さないといけない、同じく《融合する武具》も外れて誘発で死亡するのでこれではドロー出来ない筈?とすると単体で生贄が付いてくる《迫撃鞘》か亜種である《猛火の松明》程度ですかね実用的なのは・・・。
なので装備品の他にも生贄手段が無いと難しいでしょう。
ただでさえ装備品も揃えなければいけないのでより苦しい。エンジンとして見ても結構リスクばかり高いですね。
なのでこちらも非現実的。

 それでも、これまでには無い能力なので幾らかの可能性は有りますね。
《純鋼の聖騎士》の様に専用のデッキ(大量の軽量装備品を用いる)が組まれる可能性が無いわけではありませんから。というか、そのデッキをもう少しBeatdown寄りにする構築なんかでは行けるかもしれませんし。
 後は、「コー」で装備品関連なので「Equip」でも何かできるかも。
《コーの決闘者》なんかは特に修正の価値が有ります。《武装の達人》なら達人を装備品でボーナス修正をしつつ、達人の効果で装備役も含めコー全体を+2/+2と大幅強化できるので装備品の数が足りないという欠点も補えますね。
 コンセプトに賭けるなら《浸透のレンズ》を装備し、ブロックされ死亡で3ドロー!!とする方法もありますがねw


 ちなみStdでは正直、肝心の装備品そのものが死んでいるためほぼ終わっている扱いだと思います。
軽い装備品が無く、実用的なものはもっと少ない。それが場に無ければいけないのだから構築の使用も無い。
生物を使ったドローのエンジンを考えるのなら素直に《息詰まる忌まわしきもの》か《不気味な腸卜師》を使うべきだと思います。



・《ゲートウォッチ招致》
:ついに出たPWを直接サーチする札。
しかし3マナSocとかなり重たい。まぁアドエンジンのサーチなので軽くすると危険ではあるのですが・・・。

 とりあえず3マナを使って(恐らくほぼ1ターン分のマナ)テンポを大幅に失った上で次ターンに出しても1度アドを取る程度では割に合いません。安定的にアドが採れるような状況に出来る事や、強力なPWがいる事が前提になるはず。
そう《太陽の勇者、エルズペス》の様な凶悪なやつ。
《精霊龍、ウギン》は素晴らしいですが、ウギンを出す様なデッキでこの札を入れる暇が有るなら妨害かマナ加速を優先しますよね。《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》も強力ですが、3マナのテンポロスをしてまで出すカードでもない。生物を出すしか仕事が出来ませんからね。
 もしかすると6マナの新チャンドラを使ったヘビーコンに可能性を残しているのかもしれませんが・・・。《龍語りのサルカン》と合わせて、単体除去/盤面掃除を使い分ける事ができ、加えて打点にもなるのでこちらは可能性が有りそうです。
他の干渉札のサポートが必要になりますが《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》も中々ですね。

 しかし環境最強と言われる《ヴリンの神童、ジェイス》に全く関われない(関わったとしても重たいですが)ので正直PWサーチとしても失格では?


 と言う事で如何に優秀なバカKPを誇るPWが在るかと、高い盤面掃除札が有るか?に懸かってくるはず。
ハードルが高すぎるのでまぁ難しいですね。



《保護者、リンヴァーラ》
:RoEから還ってきたリンヴァーラ。
原本の方がModernやLegacyでお高くとまっています。

 性能面ですが、宛ら《機を見た援軍》の如く不利な盤面を支える札です。
ライフが劣っていれば5点ゲイン、生物数で劣っていれば3/3飛行の天使を場に出せます。
全てを得る事が出来れば6マナ8/8(5/5+3/3)飛行5点ゲインとかなり優秀ですね。即勝てる能力ではないとはいえ、除去にも強く戦闘にも強い面展開で、打点も高め。
本体の除去耐性こそやや不足していますが最低限ありますのでControlのフィニッシャーに向いていますね。

 しかしその真価を発揮できるのは悪まで負けている状況限定
勝っている状況では《マハモティ・ジン》にも劣ります。
まず最初に挙げた《機を見た援軍》ですが、これは軽さが有ってこそWeenieやBeatdownに対して価値が有ったわけで、保護者ではどう考えても間に合わないので、結局他の札が必要になります。その意味では対Beatdownでは役不足です。他の札でサポートできれば~と言う補欠合格レベル。
またControl対決では除去耐性の欠如と、ボーナスの獲得の難しさからかなり非現実的な性能になります。
なので弱くは有りませんが、悪まで相手依存の札ですね・・・。

 しかし相手依存と言うほど弱すぎる訳ではありません。
上記の援軍などと違い、最低でも6マナ5/5飛行。勝っている状況ならそれこそこれだけでも十分でしょうし、維持できれば普通に勝てる打点です。なのでやっぱり悪くはない程度の評価に落ち着くと思います。
環境にBeatdownが多いのならControlが対抗札の一種に混ぜる価値は有ります。
 因みにMidrangeレベルで2体の生物でゲインと言うと《風番いのロック》が居ますが、あちらは「強襲」が前提な上に殴らないとゲインも出来ない。ゲイン量も不安定なので、どう考えてもControl向きではない。それでもジェイスを誘発条件に特攻させるシーンも見た事は有りますがww、やはりControl的な側面ではCipでの獲得が出来るリンヴァーラに理が有りますね。
そもそも今の環境Controlが使う劣勢に耐える札が余りありません。
嘗ての《スフィンクスの啓示》や《太陽の勇者、エルズペス》がおかしいだけですが、《龍王オジュタイ》は強い札ではありますが負けているときに出しても焼け石に水と言う事はよくあります。劣勢でこそ強いというのは《龍王シルムガル》程度で、こちらは逆転の一手になる分、竜王の除去で元の木阿弥になります。あと2マナ増やして《精霊龍、ウギン》を出せるならそれでもいい気もしますが、それはまた別の形になりそうです。なのでその意味で「耐える」というControlの本質があるフィニッシャーとして希少性がリンヴァーラには環境的にあると思います。

 可能ならライフを詰めても行きたいので、その意味では《苦い真理》や《アブザンの魔除け》、《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》など積極的にライフを使っていくのも良いですね。どれもControlで使い出が有ります。
ただフェッチランドだけはあまり使うと6マナ域への到達が難しくなるリスクを考えて調整の必要が有るでしょうね。


 LegacyのJunk型のNicFitに1枚採用しても良いレベルではあります。
WBGカラーで6マナ域と言うと《原初のタイタン》を除けば、《墓所のタイタン》や《太陽のタイタン》になりますが、前者は正直今一つ信頼性が薄い上に地を這う2/2よりも3/3飛行の方が価値が有ります。もちろん打点では比べるべくも有りませんが。後者とは使い道が異なる為何とも言えませんね。《スラーグ牙》や《包囲サイ》で十分ならWタイタン優先となりますしMiraclesを意識するなら尚更ですが、まぁこれも割と優秀なので一考の価値も有るかも。まぁデッキの基礎たる《緑の太陽の頂点/GSZ》から持ってくる事は出来ないですし、《激情の共感者》を経由するとCreボーナスが得にくくなるので、見た目ほどの適合性は無さそうです。


 イラストはキレイですが何かごちゃごちゃしてて、まぁのイラストの方がシンプルで好きですね個人的には。



・《鑽火の輝き》
:2マナで攻撃生物限定の破壊除去。
W札が「破壊」とか未だに違和感が有りますね。
ただ実は《ギデオンの叱責》も有るので一長一短な使い分けになりそうです。どちらも対Beatへの性能の高さは言わずもがな。ブロック生物も潰せるので叱責の方がより攻撃的、こちらは《包囲サイ》から大型まで潰せるので対Midrange~Control向き。パンプスペルを使うBeatdownにも対応できるので受け幅は輝きの方が広い。しかしお見合いになると意味が薄いので相応のリスクも有りますね。




こんなところで

皆さん、こんばんは。しもべです。


 続き続き。
《Chandra, Flamecaller》(4)(R)(R)
プレインズウォーカー – チャンドラ
[+1]:速攻を持つ3/1の赤のエレメンタル・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。次の終了ステップの開始時にそれらを追放する。
[0]:あなたの手札にあるカードを全て捨て、その後それらの枚数に1を足した枚数のカードをドローする。
[-X]:Chandra, Flamecallerは各クリーチャーにX点のダメージを与える。
                [4]

:6枚目?のチャンドラにして戦慄の6マナ再び・・・。
先ず結論から入ると能力は割と優秀、マナ域はかなり悪い、色まで含めて能力・マナ域を総合判断するとStdでは出せれば何とか、Eternalでは裏にしてTokenの代わりにするぐらいしか価値はないです。


 [+1]は疑似《火花の精霊》*2を出せる能力。
速攻が有り、出したターンから殴りに行けるので実質6打点を即撃ち込めます。しかし盤面に残らないため自分を護る能力にはなり得ず攻防を任せる事は出来ません。なので形を変えただけの火力相当、または《ギデオン・ジュラ》《龍語りのサルカン》の様な自分を戦力に換える能力です。
攻撃一辺倒とはいえ、妨害が無ければ恐らくキャストターンを含めて3ターンで勝てると思えばかなり強力です。なのでフィニッシャーの役目を忠誠度を上げながら負う事が出来ます。

 [0]は自分だけ手札を交換し且つハンド枚数+1。
明確なアドバンテージ源。しかしただ1枚のハンドアドを取る為だけに6マナの価値は無く、[0]として考えても微妙。なのでドローする事が意味を成す様な札との併用が有ったり、墓地を肥やす事が利点になるデッキ構築が出来るのが望ましいと思います。
 例えばUで《宝船の巡航》を掛け合わせる事で膨大なドローを重ねていくなど。《スフィンクスの後見》があるとそれが勝ち手段にもなりますね。しかし勝ち手段として見た場合は殆どの場合で[+1]を連打した方が遥かに速いので微妙な併用札でしかないですね。
 《残忍な切断》なら探査+除去なので[-X]の隙のカバーになります。《黄金牙タシグル》なら[-X]に巻き込まれないので壁になりますし墓地回収も狙っていけますね。

 [-X]は忠誠度を減らした分のXスィーパー。
最初の時点でX=4でタフネス4までを一掃できます。上手く調整できれば一方的な掃除も。
自分を護る能力です。小型相手には特に役に立つでしょう。前述の通り対処できない大型札を処理する方法が有ると望ましいですね。
貴重な全体最大4点なので対オジュタイの側面もあるかもしれません。

 StdではKTKの中型生物群が消えるまで辛い能力でしょうが、それ以降はまた評価が変わってくるかもしれません。特に現状《包囲サイ》等がいるので6マナ掛けても倒せないのはツライ。
しかしこれが活きる次期環境には探査はいない。[0]の効果が劣化しますね・・・。


 と言う事で能力だけ見れば相応に強力です。
そう6マナさえなければ・・・。

 まずRと言う攻撃的な色に全くと言っていい程合っていない。
BeatdownどころかMidrangeでさえ扱えない完全にControl用の重さ。[-X]は便利ですが、当然自分のマナ生物も巻き添えにする事を思うと併用しづらい。当たり前ですがスィーパーとして考えると6マナは遅すぎる。そんな事をするならそもそも軽量のスィーパーを使ってますからね。
 フィニッシャーとしては相応ですが、大型生物が出てくる時期に3/1×2では突破できない状況も十分にあります。そしてそれらは本体の[-X]や他のR札でも対処できない場合が大半。
Rでは使いづらい上に赤の欠点を何ら緩和できないというなんとも困った札です・・・。
 [0]は一見強い様な気もしますが、上述の通り[+1]を連打した方が早く、そうでない様な火花が突破できない生物が並んでいる場合は[0]で火力を引くのが有効。しかしそもそもこんな6マナを入れるようなデッキに軽い火力が満載とは思えませんしね。
だいたい追加のドローをしたいのなら《前哨地の包囲》で十分。しかもハンドをすべて捨ててしまうので有効牌を構える挙動が採れない。=Controlに絶望的に向いていない。
上述の通り[-X]も今一つ使いづらく、正直Controlデッキにさっぱりマッチしていない。
一体何に使うんですかねぇこの札は・・・。

 能力的に見れば《太陽の勇者、エルズペス》を想起しなくもないですが、それぞれが効果を補完し合っていたペスに対し、フィニッシャーとしてもアドエンジンとしてもボードコントロールとしても遥かに落ちます。比べるのもおこがましいレベル。唯一勝るのはクロック速度くらいですか。
能力の傾向的には《龍語りのサルカン》や《燃え立つチャンドラ》も有りますが、直接的に本体を狙えるこれらの方がまだ可能性を見出せると思えますね・・・。


 一応それでも可能性が無くも無い札は幾つか。
-《次元の激高》はサイズ無視が出来るので低速Controlを組むにはアリかもしれません。徹底してボードを除去する形を目指す場合ですね。それなら火花共も相手に火傷を負わせやすいですし、速攻が活きます。

-《面晶体の記録庫》ならマナ加速で一手早くチャンドラの設置も出来ますし、そこからは生贄に捧げればハンドを増やせるので[0]と相性も良いですね。

 [+1]の能力は幾つか足せるような類の札も有るのですが、そんな事をする必要が無いくらいクロック速度が有るので一々強化するために枠を割く価値はないですよね。

 他には、上述の通りサイズ無視の完全除去である《残忍な切断》や《破滅への道》ですかね。後者はマナが伸びる前提なら「覚醒」も使えますし、低速戦で重要なPWを潰す事も出来ますね。
同じ様に考えるのなら、軽量スィーパーが欲しいなら《沸き立つ大地》も悪くない。


 とは言えこの6マナの置き物をどうするべきなのか・・・。
まぁこのぐらいの方が新しいデッキの構築余地が有るという物でしょうがね。





OWG雑感)その2 遅ればせながら開始 ニッサ
皆さん、こんばんは。しもべです。


 大量のリークが有って一瞬の昂揚のすぐ後に非常に冷めてしまった新カード情報。正直NPHの時もそうですけど、大量リークって全然嬉しくないんですよね。あの御預けされてる期間が楽しいわけで。その間に色々妄想して一喜一憂できるわけで。
Legacy民の私のとってはどうせ現実的に使えるカードなんて片手に収まるほども無いのが常なので、大量リークされると一気に現実に引き戻される感じで非常に冷めます。
みのも○たの溜め芸も今ならその価値が判るという物です。


 という訳でテンションの低い状況からOWGの感想でもしていきます。
一応リークは正解前提で見ていきます。いや、出来る事なら間違っていてほしいぐらいですがw
《Nissa, Voice of Zendikar》(1)(G)(G)
プレインズウォーカー – ニッサ
[+1]:0/1の緑の植物・クリーチャー・トークン1体を戦場に出す。
[-2]:あなたのコントロールする各クリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。
[-7]:あなたはX点のライフを得てX枚のカードをドローする。Xはあなたのコントロールしている土地の数である。
                       「3」

:ついに出たG初の軽量PW。
哀しくなるほど弱いです・・・(´;ω;`)ブワッ
これが長年待ち望んだ2t目に出せる≒3マナGのPWか・・・。
能力はクソ、軽さは良、総合判断ではゴミ一歩手前と言う処。


 [+1]で0/1の植物Tokenを出せます。
Tokenを出せる類では最軽量であり、出したターンに忠誠度を[4]に上げつつ壁も出せます。なので相応の固さが有るように見えます。見えるだけです・・・。

 Tokens生成能力に価値が有るのは、それに攻防を任せる事が出来るからです。
しかし0/1ではどんな相手(より具体的にはタフネス1のアタッカー)をブロックしても一方的に負けるだけです。なので軽量Weenie群の突撃する数を減衰させる事も出来ず本当に唯の(半端な)時間稼ぎしか出来ません。
なので攻防のどちらも実質的に行えない事になります・・・。

 無理やり強化する手段は有ります。
クルセイド系の置物やネタとしては《突撃陣形》など。しかしそんな事をするなら最初からパワーのあるTokensスペルを使う方が万倍良い・・・。

 なので使うなら、アリストクラッツ等の墓地に落す事や場に出す事その物が仕事である点が前提とした方が良いですね。
折角Tokensでも気にしない《ズーラポートの殺し屋》等も有りますしね。しかしそれでもやはり、Tokensスペルで一気に展開する事よりも上と言えるかは怪しい。
せめて《墓穴までの契約》《エレボスの指図》とかあれば別なんですがね・・・。

 [-2]は全体に+1/+1カウンターを置ける能力。
《黄金のたてがみのアジャニ》の[-1]を思うと能力が劣化している上に忠誠値消費が増えています。なので正直微妙なのですが、全体カウンター強化が《ティタニアの加護》など通常4マナ程度で軽くて3マナと考えると1度だけ使って後はそのまま落されてもまぁ悪くはないコストですね。
 面展開と相性が良く、なおかつ自分の[+1]と連動しているので自己完結しています。数少ない美点ですね。
ココを考えると1t目生物→2t目《ドラゴンの餌》等と展開して3t目に[-2]で強化して殴るというのもまぁそこそこではあります。しかしどう考えても「アタルカレッド」には劣りますね・・・。
 ナラー夫妻の様な中速面展開をする形が良いでしょうね。
しかしそうすると《真面目な訪問者。ソリン》の[+1]の方が万倍強い様な・・・。

 後は+1/+1カウンターを使う類のカードと合わせていく使い道も残されていますね。
2t目に出せる《搭載歩行機械》は素敵な相性になるでしょう。しかしこれ1体のためにこんなもの使うぐらいだったら単体強化スペルで十分な気も。PiGのTokensとの併用で高打点を確保できるので、本体強化にはやはり単体強化を使いたいですね。
《硬化した鱗》との組み合わせは確かに強力ですが、それでも1~2体分を2倍にする程度ではやや納得いかない。最低でも2体以上の生物を並べたいところですね。一応救いは鱗→歩行機械と並ぶと相性が良い点ですかね・・・。
 後はDTKの《毅然さの化身》や《鼓舞する呼び声》ですかね。
化身は面展開→[-2]と強化した上で出せば相応のサイズで場に出せます。《鼓舞する呼び声》は同様の状況では生物保護が出来るし《濃霧》にもなります。何よりドローを複数枚できるのが利点ですね。
ここら辺が一番実用性とシナジーの強みが一致しているように思います。

 [-7]は土地分のゲイン兼ドロー。
決して悪くはない文面ですが、この貧弱なPWが最速でも4ターンもかかる時間を生き残れるはずも無く、そんな状況なら他の札を使っていれば勝っている。
能力は悪くはないものの、現実的な運用性が欠片も無い・・・。


 と言った所です。
1t目にマナ生物を出せないStd環境ではどう頑張っても2t目には出せないのでG最大の利点が失われています。
が、最速で出しても何の意味も無い能力なので盤面をしっかり固めて3t目以降に出した方が[-2]の関係で良いでしょうね。と言うか可能な限り盤面を広げた方が良いので場合によってはもっと後に出す事もある筈。

 と言う事で方向性は速度を求めない面展開のデッキ程度しかないように思えますね・・・。
3マナのPWで且つ出したターンに即忠誠度「4」。またTokensを用意できる。ここまではどう考えても強いので、後はそれを本当の意味で「強い」に換える組み合わせが有れば劇的な改善が見えてくるのですが・・・。
(まぁそもそも、現状でも史上初めての挙動になるのでどれだけ正確な評価を下せているのかは怪しい所ですが・・・。)

 しかしそもそも3マナ域でニッサなら《巨森の予見者、ニッサ》を使いますよね。
Cipで土地が伸ばせますし、土地が有る後半なら即変身も出来ます。こちらはどうあっても[-7]に辿り着くには時間がかかりますし。しかも環境の3マナ域である《カマキリ乗り》や《先頭に立つもの、アナフェンザ》《軍属童の突発》等と比べると弱すぎて泣きたくなる挙動ですよ。



 Eternalでは2t目に出せるのですが、矢張り出す意味はない。
何のための3マナなのか。しかもこのお陰で《突然の衰微》の範囲内に収まってしまいます。[-2]で除去を持つ《ヴェールのリリアナ》とはまるで事情が違います。
正直3マナの意味が余りにも薄い・・・。
そもそも3マナ以下で置き物でTokenを随時出したいのなら同色なら《目覚めの領域》で良いし、色を変えるなら《苦花》やでいい。

 一応のシナジーは組めます。
《ゼンディカーの報復者》はCipで土地分の0/1植物Tokensを出せます。そして上陸で「植物」生物を強化できます。
なのでニッサを[+1]で護りながらTokensを稼ぎ、時間を稼ぎ土地を伸ばし報復者でフィニッシュと言う方向性ですね。
だからどうしたレベルですがww


 正直同じマナ域でも《巨森の予見者、ニッサ》から何故こうなったのか?
あれだけ弱いと言われていた《ニッサ・レヴェイン》の方がまだシナジー性で可能性を感じます。
余りに弱い・・・。
後はイラストが綺麗なのでコレクターの肥やしになる程度ですか。願わくばこいつが凶悪なシナジーを発揮しどこかで使われる事を祈ります。





OWG)リーク情報のあれについて 続き
OWG)リーク情報のあれについて 続き
OWG)リーク情報のあれについて 続き
皆さん、こんばんは。しもべです。


 例のカードについての話の続き。
Eternalに置いての話です。

「クレリック」でサクリ台→ライフゲインが出来る点から「ループ・ジャンクション」や「セファリッド・ライフ」、及びそのコンボを含んだ「クレリック」デッキに運用できたりするわけですね。

 「ループ・ジャンクション」系で考える場合、
《コーの遊牧民》等→《ダールの降霊者》等で無限タフネス→《星明りの聖域》で食べて無限ライフになる

なので、《星明りの聖域》の枠を増強する事が出来ます。
コンボパーツとしては生物になるのは欠点でもあるのですが、枠の増強として考えるのなら問題は薄め。元々このComboは特定の1パーツを繋げるのではなく複数の類型の組み合わせでデッキ構築が出来るので適していると言えますね。
 《コーのシャーマン》《ダールの降霊者》《Pilgrim》で「クレリック」で統一できるので《魂の洞窟》でサポートできます。また総て2マナ域なので《霊気の薬瓶》や《戦列への復帰》で運用できますね。

 無限ライフでは必ずしも勝ち手段にはならないのですが、そこからは除去能力で相手の場を真っさらに出来れば勝ちに繋げ易くなります。まぁ元々フェアデッキに対しては極めて強いデッキなので無いよりはマシと言う程度ですが、ね。

 上述の様に土地やInsだったパーツが生物にもなる事を考えると、あまりこのデッキには採用されてはいない《稲妻のすね当て》の採用も考えられますね。《コーのシャーマン》の枠だけでなく、システム生物としての側面もある《Pilgrim》の保護の役割も有るので、価値の向上するはず。

 一応気に掛かるのはWBの二色に成らざるを得ない点ですよね。
土地基盤は弱くなるし、展開も難しい。

 Bを足す事でまた別の可能性も。
例えば《境を歩む者》が有れば0マナでキャスト。《星明りの聖域》のBの能力も使えるので、勝ち手段の増強になります。《異端の癒し手、リリアナ》もコンボパーツの回収には役立ちます。
 また、直接コンボには関係は有りませんが、Bを含む「クレリック」で考えると《スカースダグの高僧》との相性が抜群に良いです。
「陰鬱」を満たす事が出来る上に、生物数の確保もデッキの方向性的に可能なので5/5飛行デーモンを呼び出しやすい。非伝説で幾らでも出せる上に、出したデーモンを食べてライフゲインしつつ再び陰鬱からデーモンを出せます。
と言う事でシステム的に良い関係が築けますね。
軽いサクリ台なので《悪鬼の狩人》でナイトメア能力を利用し追放除去の様に振舞うのも悪くないですね。4マナSocとかなり割高ですが生物追放+3点ゲインで《懲罰》の亜種と考えればそこそこです。



 それで、もう一つのSoulSisters・Lifegainの方ですね。
ただ見た目ほど重要な仕事が出来る訳ではないと思います。本体がCipでライフゲイン出来るわけではないですし、サクリ台はそれ程重要なわけではないので。悪まで死亡する事が確定する場合のボーナス+復活スペル等でのサポート有りきの性能です。

 基本性能がサクリ台でそれが活かせなければ価値が無い。
なので幾らライフゲイン系で優れた札と言えど構築に合うかは別です。
・生物が多い事
が絶対であり、その上
・食べてもいい札である事
が重要。
最低、除去されたり死亡する生物を食べる事で、損無くにライフに転換する事が出来るのは有難いです。しかし、それは非常に防御的で受動的。相手に依存し過ぎています。

 ライフを獲得する事や生物数が非常に多いと言う事だけを考えると「SoulSisters」は相性が良いように思えます。しかし、このデッキは全体がシナジーで繋がっています。なのでそれらシステム生物は場に残す事で意味が有るわけで、気軽に食べていい対象ではない
 またこれらと共に採用される生物の殆どが小型生物。
何も無しよりはマシですが、正直食べる事に対する費用対効果が極めて薄い

 と言う事で、SoulSistersに適合している様に見えて実際には余り合っていないわけです
そもそもサクリ台を必要とするデッキでは在りませんからね。それでも扱えなくはないのですがね。

 逆に採用する上での強みを考えてみる。
・死亡する生物をライフに変換できる
・追放などする生物を墓地に逃がす事が出来る  →復活系スペルを使いやすい
・ゲイン系生物を最終的に除去に転用できる
と言う部分。

 そして食べたい対象を考えてみると
・Cip/PiG生物などの出した時点である程度の仕事が終わっている生物群
・サイズのある生物
の2種類。

 Lifegain系で見るとサイズの確保先と言うと《アジャニの群れ仲間》《幽霊議員カルロフ》《大食のワーム》と言う処。
しかしその内《大食のワーム》+《光輝の泉》は《Pilgrim》の色拘束の関係で正直絶望的です。なので現実的には前者2種。
で、ここを考えるとSoulSistersでも運用は出来そうです。

 しかしSistersはどちらかと言うとやはり点より面の展開を行うデッキなので、食べる事が出来る候補はどの道少ない。その事を踏まえれば2つ目の能力の方が価値が高そうです。ゲインをし終えていれば食べる対象は関係ないので弾丸が有れば十分。
 が、この点を考えれも、これは優位な状況をより優位に持って行ける能力であり、正直それが無くとも勝てる状況である可能性は高い。
 なのでやはり、SoulSistersにおける価値は高いとは言い難いですね・・・。というよりSistersではやりたい事が無いというのは正確な所だと思われます。


 と言う事でどちらかと言うと《Pilgrim》は単体KPを重視するLifegain系向き。
《魂の管理人》の様な面を繋がりでゲインしていくのではなく、1度で大きくゲインするような札に寄せていくので、札同士のシナジーを切ってしまう事も少なく、その関係からCip系の運用もしやすいので。

 Lifegain系にもいくつか種類が有りますが《道の探究者》を使う様なIns/Socが多めなデッキでは運用できない。
また基本的に生物保護役を熟せる《ルーンの母》が居る以上、生物多め/サイズ(orタフネス)大きめのデッキであっても数をそれ程積む様な事は無いでしょう。

 伝説性は有りますが、CMCは2マナですしアタッカーではない。起動能力にタップも含まないため自分の《Karakas》で回収できるメリットの方が目立ちますね。どの道システム生物は生き長らえ難いですし。
 また実は2/3接死の壁も戦闘における消耗戦でもLegacyではそこそこ優秀。数の勝負は余り起こりませんからね。


こんな所ですかね。
まぁまた確定情報が出たら考えるとします。


OWG)リーク情報のあれについて
OWG)リーク情報のあれについて
OWG)リーク情報のあれについて
《???、Eternal Pilgrim》(W)(B)
伝説のクリーチャー – コー・クレリック  R
接死
(1),他のクリーチャー1体を生け贄に捧げる:あなたは生け贄に捧げたクリーチャーのタフネスに等しい点数のライフを得る。
(1)(W)(B),他のクリーチャー1体を生け贄に捧げる:土地でないパーマネント1つを対象とし、それを追放する。この能力はあなたのライフの総量がゲーム開始時よりも少なくとも10点多い場合にのみ起動できる。
2/3

 新エキスパンションのカードのリーク情報です。コジレックは兎も角こちらは割と信頼性は高めなようです。
と言う事で考えてみようかと思います。


 伝説のコー・クレリック。
2マナ2/3接死の伝説生物。
(1)マナ+生贄でタフネス分のゲイン、通常のゲームで30点以上のライフ+生贄+マナで《完全な終わり》が使えます。

 2つの起動型能力は生贄等の条件がある為、それが無ければ2マナ2/3接死と微妙な性能。しかし1つ目が使えればやっとそこそこ、2つ目の能力までが使えれば優秀な部類ですね。
と言う事でタダツヨとは違い、シナジー重視の生物ですね。
 伝説性も気にかかりますが、システム生物である事や壁的な性能から考えても長生きはしないので4積の問題性も薄いと言えます。

 接死壁としての本体の性能や食べてのゲインを考えれば、中々防御的な生物ですね。
そうしてライフゲインをした先には《完全なる終わり》で盤面干渉可能に。と言う事でやはり受動的な能力ですね。

 生物が多数なければ話にならない性能なのですが、Beatdownではない中~低速デッキと言う特殊な部類になりそうですね。その意味で本体が壁になるのはまぁ有難い。と言うかまず通常のデッキではライフゲインしていっても30点を超えるようなことはまずありません。
と言う事で、まぁ弱くはないけど限定的な性能ですね。マナレシオが良いのは事実ですがタダツヨではないし、アドバンテージも取れない。シナジーを構築してこそです。

 ただまぁ、2色になるとはいえ《グリセルブランドの信奉者》の事を考えると悲しくなってきますねww
まぁ何も考えるまでも無く「SoulSisters」にはぴったりな性能ですね。
 

 まぁStdでの性能について考えてみます。
Stdではあまり在りませんが、ゲイン要素(生物)を詰め込んだ「SoulSisters」と同じような方向性がまず一つ。
 また2種類の生贄起動能力を持つ上に、タップを必要としないため、「サクリ台」としての価値も有ります。一方で条件やマナが掛るため一流のサクリ台とは言えませんが、その分高いパワーが有りますね。ラリーの様な小型を多数展開するデッキでも使えそうですので、嘗ての「アリストクラッツ」でも組めそうですね。


 色的に合っているアブザンは同じ2マナ域には似たような役割が出来る《荒野の後継者》が居ます。KPは《Pilgrim》の方が高そうですが、Beatdownとして見るなら荒野の方が使いやすい。
そしてアブザン最高の初手とされている《始まりの木の管理人》と色が合わない事を考えると余り合っているとは言えない気がします。
 しかし《包囲サイ》のCipから食べる事で1枚で計8点ゲインは魅力。生物数の確保も必要ですが、《完全なる終わり》も視野に入れる事が出来るかもしれません。対ファッティにも対処出来るしPWも潰せるので、可能なら目指したいですが。
管理人よりも優秀な1マナ域の登場も考えられますし、可能性も無くはない程度ですかね。

 ラリー系/アリストクラッツなら《ズーラポートの殺し屋》が居ればライフドレイン、《不気味な腸卜師》なら1ドロー。2つ目の能力までが使えなくとも十分機能を発揮するので、サクリ台の調達に苦労しているなら選択肢になりそうです。
食べる対象は《膨れ鞘》《搭載歩行機械》《捕らわれの宿主》《地下墓地の選別者》等の数を用意できる物もそれなりに有りますね。
しかし《ナントゥーコの鞘虫》と違い勝ちに繋がる能力ではないのでまぁ追加のサクリ台枠でしょうね。

 色的にはマルドゥも合いますが、相性の良いカードが今のところ思いつきませんね・・・。
《魂の管理人》が居れば《荒野の確保》や《ピア・ナラーとキラン・ナラー》といい関係性を築けそうなのですが。《死に微笑むもの、アリーシャ》は復活能力は便利ですが、攻撃させなければいけない点がややミスマッチですね。
同じくEsperも余り生物うじゃうじゃは無さそうですね。

 THS期のような低コスト且つタフネス偏重なデッキが有れば《突撃陣形》デッキの運用も有るかもしれませんが。



 次に個別に相性の良さそうなカードを考えます。
・《アラシンの僧侶》
:2マナ1/3で3点ゲインのCip生物。
それを食べる事でさらにタフネス分の3点ゲインが出来ます。なので合わせて6点ゲインで、チャンプブロック分を合わせれば実質ゲイン量も大きくなっています。

 30点が溜まって以降も、除去として使える事が出来るのがこの《Pilgrim》とCipゲイン系生物との良シナジーですね。


・《乱脈な気孔》
:ほぼベストな選択肢の一つですね。
初手で出しても2t目にはこれが出せます。
2/3絆魂なのでゲインに貢献できますし、死亡する時にも食べればやっぱりゲインですからね。中速以下になりがちなのでミシュランの価値も光ります。
そして色ベースにも貢献できます。


・《異端の癒し手、リリアナ/反抗する屍術師、リリアナ》
:3マナ2/3絆魂でベースとしてゲインに貢献できる点、加えて変身時のTokenと[-X]で生物を復活させる事が出来るので、延々と食べてゲインゲインできます。
特にCipでゲイン出来る上述の《アラシンの僧侶》を出す事でゲインゲインゲインで30点オーバーも狙えますね。
 ゲイン以外にも除去としても使える能力が有るのでやはり復活系と相性が良いですね。
サクリ台なので能動的に変身させることももちろん可能です。
惜しむらくは[-X]では《Pilgrim》を釣れない点ですかね


・《オジュタイの魔除け》
:これも復活系でやはり相性が良いですね。
特に4点ゲインモードと生物回収モードを合わせるので、この《Pilgrim》を回収出来ますね。同じ様に《アラシンの僧侶》を回収する事で3点ゲイン→4点ゲイン→3点ゲインで10点ゲインになりますね。それを食べる事が出来ていればよりライフゲイン出来ます。


・《ジャディの横枝》
 +《カザンドゥへの撤退》
:上陸でゲインしていく事が出来るので、ゲインをどんどんして行けるはず。
特に横枝は1t目に出せるので、テンポも良いし、そこから食べる事で3点ゲインにもなりますね。
問題はJunkカラーになってしまう事ですかね・・・。


・《ニッサの復興》
:一見マナ域が合わないように思うのですが、2つ目の起動能力は1度の起動に3マナが掛かります。しかも2色です。それを考えるとランドブーストでマナ基盤の調整増強をし、大量ゲインする事には価値が置けます。
悪まで2つ目の能力に焦点を当てたカードです。


・《荒廃した草原》
:2色の生物に無色ランドはかなり厳しいのですが、起動能力で《トローキンの祝祭》が出来るので大量ゲインが出来るので良い機会が有るやも。


・《真面目な訪問者、ソリン》
:[+1]で全体に+1/+0・絆魂を付与できるので生物数を用意できるデッキなら膨大なゲインになりますね。[-2]のTokenも死亡時には除去出来ますからね。


・《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
:[0]で毎ターン2/2を生めるので常に(1)マナ立てておけば2点ゲインになりますね。[+1]が死ぬときには食べて5点ゲイン。


・《先祖の結集》
:相手のEoTに大量に戻してせば食べて大量ゲイン出来ますね。
たべる方は(1)マナと軽いので、X=3まで払えるのなら最低5回分起動できますからね。


 これ以外にも収録されるカードによってさらに使い道が広がります。
なんせシステム生物ですからね。

 が、色々有りますがこのカードの真価はやはり、SoulSistersが組めるEternalでこそ発揮されるでしょう。
正直Stdでの評価とはレベルの異なる強カードに変貌します。
しかし其方は長くなるので、情報が確定してからまた挙げるかもしれません。

 この所Sistersに使えそうな札が多数上がっているので嬉しい限り。SoulSistersを組んでいる人間としては《物静かな管理人》や《幽霊議員カルロフ》等特に有難い。
 ついでに「ループ・ジャンクション」や「クレリック」の新戦力でもありますからね。
ここら辺も含めると本当に長くなりますね。



皆さん、こんばんは。しもべです。


 結局プレリに突入してしまった。
もう少し更新速度を上げたいといつも思います。
とりあえず今日で最後。

【N】
・《果てしなきもの》
:(X)マナ生物。
過去の代名詞たるハイドラなどを考えてみると種マナが必要無い点でこれもご多分に漏れずKPが上がっていると言えますね。
とは言え、現状のマナレシオを考えると圧倒的に不足感が在りますが・・・・。
と言う事で普通に使うのは在り得ないですね。
使うならシナジーやコンボ性が大前提です。

 Stdでははっきり言って余り相性の良い物が無いですね。
流石にリリアナの変身用は無駄が多すぎるので。カウンターを考えると《硬化した鱗》を思い浮かべますが、サイズが一つ上がる程度では微妙です・・・。

 メダリオンが有れば効率よく強化していけますね。
《コジレックの伝令》や《心なき召喚》等ですね。特にコンボ性の高い後者は(2)マナも減らせるので他のカードへの恩恵が高いのですが、これでも1つサイズを上げる事が出来ますね。

 後は0マナでキャストできる事の意味がある点が良いですね。
特に何らかの手段でループできると明確なコンボ性になってきます。《永劫の輪廻》とかですかね。
とは言え別に(X)マナの生物なんて過去にもいるので別にこれに頼る必要が無いんですよね。そもそも同環境にすら《搭載歩行機械》もいますし、水増し要因ぐらいですかね?


 取り敢えず色々と妄想が出来そうな存在なので、世の方々の興味を引くカードですね。名前も丁度良さそうですし、まぁカードプールが広がるほどに強くなっていくタイプですね。 



・《タイタンの存在》
:貴重な無色の除去スペル。
3マナ掛るとはいえ追放が可能と中々の性能。
大型が溢れる低速環境ならば速度で言っても十分に間に合うでしょう。
問題は追加条件を満たせるかどうか。
デッキ内に生物を多数揃えなくてはいけない構築からの下準備が非常に大変。余りに大型ばかりではそもそも展開が出来ないのですから。かといって必要な生物数が少なくても機能しないという難しいカードです。
正直、これのためにそこまでする必要が有るのか些か疑問です。
最低でもドローやサーチが必要ですね。


 Legacyでも同じような疑問を持っているために正直あまり期待はしていないのですが、打って変わって評価している方も一定数いるようですね。
聞くところによると「MUD」が考えられているそうです。
確かにMUDでなら3マナの重さもほぼ緩和できます。また無色の除去と言うだけでなく《虚空の杯》や《三なる宝球》のデメリットを受けない点も有難い。そもそも除去と言う性質は薄いデッキで且つInsですので非常に希少性が高いでしょう。
 しかし矢張り追加コストがネック。
確かにMUDは相応に生物を入れますし、更にサイズも大きい物が大半です。が、精々大型生物は8枚程度。中型まで含めても10枚強です。それをドローサポートも山札操作も無く(ついでにデッキ圧縮も無い)、常に目的の時に生物と揃えて引くというのはかなり難しい様な気もしますが・・・。
 更に悪いのは自分で使う《磁石のゴーレム》で更に重くなるところ。
こいつはハンドに残しておいても良いサイズなのですが、ハンドに寝かせておく生物ではそもそもありませんしね。そうすると相方の生物はさらに減る・・・。
そしてまず枠が余り多くあるデッキでもないので、どこにそれを確保するのかも難しくなっています。

 環境的にも《タルモゴイフ》や探査生物には効き目は有りますが、そいつらはサイズも大きいため除去も一苦労。Delverデッキは《若き紅蓮術士》のお陰で単体除去の効果が薄く、望ましいのは全体除去な気もします。部族も同じく。D&Tには《ルーンの母》と《ちらつき鬼火》《スレイベンの守護者、サリア》を躱していかなければいけない苦労があり、やはり単体除去数枚では力不足にも思えます。
ファッティComboはそもそも数が少ない上に除去しづらい。誰を対象に使うのだろうか?と言うのが個人的な感想。
それでもまぁ、デッキにこれまでなかった選択肢なので其の事自体に価値も有りますね。

 追い風はやはりエルドラージ系が出てきている事。
特に《絶え間ない飢餓、ウラモグ》の様な他のパーツの代わりに成れそうなカードを使いデッキ内の生物比率を上げて行ければ使いやすくはなるはず。

 ModernのTronでは生物数は少ないですが《古きものの活性》が有ればドローサポとしても十分なので上手く構築できるかもしれません。ただ生物は精々5枚以上程度なので合わせて引くのも幾らサポートが有っても一苦労。こちらも専用に合わせた構築が無いとまず無理でしょう。色は有る為小型除去は可能ですが、それでもサイズに関係が無いのも価値がありますね。





・《荒廃を招くもの》
:「昇華者」と言う新しい部族を備えており、またTokenも「落とし子」から「末裔」へと変化しています。過去とは異なる新しいエルドラージである事が判りますね。
特に大きいのが0/1→1/1になったTokensの変化で明確な戦力になります。

 「相手から取り除いたカード2枚を墓地に戻す」という面倒な作業がある為、どんなデッキでも使える訳でもありません。が、流石に5マナ4/5+1/1×3を引き連れてくる(実質5マナ7/8)事のは強力です。
これだけの明確なアドバンテージであれば、本体が死んでも十分に強力ですね。
 まぁ、Stdではあまりカードを取り除く有効牌が有りませんが・・・。
流石に「嚥下」に頼る気になりませんし。それが満たせるかどうかに懸かってくるはずなのでここは何とかしたいところ。
《棲み家の防御者》や《コラガンの命令》の事を考えると下手な事は出来ないので尚更、自由度の高い追放手段が欲しいところ。
《完全無視》は中々いい補強。
追放手段にもなりますし、盤面の生物も減らせますしね。同じ様に《精神背信》も悪くない。


 5マナから3体のエルドラージTokensを展開できるため8マナには到達できます。故に《精霊龍、ウギン》に届きますね。それでなくともウギンの[-X]で一方的に流したりも出来るため尚相性が良いですね。同じようなマナ加速としては《忘却蒔き》よりも明確なアドとマナ加速が出来るこちらの方が強力ですね。

 エルドラージTokensを墓地に落しやすい事を想定すれば《前哨地の包囲》はアリですね。「龍」でダメージを飛ばせる。もちろん普通に「カン」でアドを採ってもいい。

 単純にクルセイド系を展開できても十分強力ですし何とか、リムーブ系を用意したいところですね。クルセイドと言うと《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》とかですね。
全体強化や土地加速の《アタルカの命令》も良いですね。《塵への崩壊》で妨害しつつ自分は加速と言う考えが成り立つカードですね。

 ただやはり「昇華者」の部分がStdではネック。
同じ様に5マナでアドと言うと《風番いのロック》の「強襲」の方が遥かに条件達成は楽ですしね。生物は2体ながら其々が3/4飛行であるため戦力は安定していますし。
流石にこれに比べると辛いですね。


 リムーブ系が遥かに多いプールがある為Legacyの方が扱いやすい。
5マナの重さは有りますが、そこさえ何とか出来れば、自分で《死儀礼のシャーマン/DrS》が使えますからね。好きなだけ追放できる上に、適当なカードを戻せばまたDrSで追放できますからね。ゲインしたりルーズさせたり、とDrSがフル稼働です。《剣を鍬に》も扱えるため尚更扱いやすい。マナカーブ的に追放枚数の多い《撲滅》や《塵への崩壊》も悪くない。特に《撲滅》は盤面を退かすだけでなく追放枚数の確保も出来るので、DrSとの相性も抜群です。
相手がDrS・ScMや探査等で勝手に追放してもくれる増すし。

 《忘却蒔き》宜しく《悪夢の織り手、アショク》との併用も出来ますね。マナ加速を放棄すればブロッカーを多数用意出来ますしね。


 取り敢えず追放状況を満たせれば強力な事は決定的なので、それをどうにかしたいカードですね。



・《巡礼者の目》
:WWKからの再録ですが、まぁ環境にも合っています。
高速環境から低速環境になるので使う間も有るでしょう。単純にブロッカーにもなります。

 基本的に3マナで土地を持ってくる生物というと《巨森の予見者、ニッサ》が在りますからGでは他を選択する理由は有りませんね。
 ただし、無色ながら実質多色である「欠色」や「収斂」の事を思えば《他勢》効果はかなり重要になるはず。単純にG以外にも土地を伸ばしたいデッキはあるはずなのでその意味でも価値が高い筈。
 因みにAtfのフライヤーと言う事で《幽霊火の刃》との相性は良好。「欠色」BeatやAtfBeatdownを組む際に利用性が高いですね。《搭載歩行機械》も有りますし、《飛行機械の諜報網》も良いですね。前者はフライヤーを多数確保できますし、土地を伸ばせる為に(X)(X)のコストにとっても有難い。4マナ揃えば最低でもX=2です。後者も確実つ4マナに到達できる上に、サボタージュ用のアタッカーに出来ます。アップキープでの誘発も任せる事が出来ます。



・《破滅の伝導者》
:Cipで7マナ以上の無色の生物をTopにサーチ出来るエルドラージ。
疑似アドバンテージを採る事が出来る上に、本体も5/5と中々のサイズです。そして生物専用のマナサポート付。
本体で纏っている生物ですね。

 基本的にフィニッシャーに繋ぐためのリリーフ投手のような役割ですが、厄介なのは本体にも戦闘力が揃っているという事。
これを無視するかフィニッシャーを無視するかの2択を迫る事が出来る訳ですね。まぁこれを除去出来ればキャストが出来なくなる可能性があるような生物である場合は確実にこちらを狙ってくるでしょうが。
これが生き残っていれば8~9マナの生物を使う事になるのでしょうが、除去される事を見越して土地を置けばすぐにキャスト出来る7マナの生物を持ってくる事も出来ます。逆に何らかのマナソースがある場合は、8マナ以上の大型をサーチする事で敢えて相手に除去をさせる誘導行為も出来ます。

 何にせよサーチに5/5が付いてくる事が実に素晴らしいわけですね。同じようなマナサポートに《忘却蒔き》が在りますが、高確率でランドブーストが出来る《忘却蒔き》とフィニッシャーの供給が出来る《破滅を導くもの》のどちらが良いかは一長一短。

 無色である事を考えるのなら《面晶体の記録庫》も有りますが、生物特化にするのなら《失われた業の巫師》や《爪鳴らしの神秘家》も有りますね。
悩ましいですね。
 ただ今の所、調達したい生物が余りないのが辛い所ですね・・・。まぁ《絶え間ない飢餓、ウラモグ》で十分ではありますが。
他にも《彼方より》と同じ様に《タイタンの存在》の利用にも役立てる事が出来ますね。そもそもコイツ自身が5/5なので相性が良い。無色デッキを作る際の一つの指針になるかもしれません。
《コジレックの伝令》も合わせればより大型生物を使いやすくも成りますね。
合わせて3マナを減らせるのでかなりの軽減量ですし、そもそも《破滅の伝導者》自体を軽減して出す事も出来るので色が合うのなら是非使いたいですね。2/4とブロッカーとしてもそこそこなので、マッチするはず。

 無色生物は間違いなく次のエキスパンションも出るので、より使いやすくなる可能性が高い。
中々に良質なカードですね。


 下の環境ではどうでしょうね。
MUDでは採用できなくもない。7マナ以上でも《隔離するタイタン》やコロ助共がいますからね。本体も6マナと軽め。
ただしコイツらの場合は《カルドーサの鍛冶場主》もいますし、マナ加速の観点でも生物以外も使うデッキなので《忘却蒔き》の方が良い気もします・・・。

 Topに置けると言う事でそれを利用して《末裔の道》なり《野生の呼び声》なりで場に出す事が出来ますね。ハンドに入った方がアド的には良いわけですが、たとえ入らなくともやりようも有るわけですね。
 他にはもっと単純な方法も有りますね。
《ウギンの目》を使えば、《破滅を導くもの》が4マナになる上に、サーチしたエルドラージが合計4マナ軽くなるという恐ろしい事になっていくわけですから。



・《連結面晶体構造》
:世にも珍しいAtfの制限つき全体除去です。
《弱者の石》が除去になったら~と言うような感覚を覚えますね。

 パワー5以上の生物を一掃できるその性質から、小型や中量級までしか使わないWeenie/SlighやMidrangeならその引火を発揮しそうですね。特に《包囲サイ》や《黄金牙、タシグル》、《先頭に立つもの、アナフェンザ》に《雷破の執政》等を使うデッキは強引児自分を場の最大サイズまで持っていく事が出来るのかなりの支配力を発揮するでしょうね。

 ただ、正直パワー5以上の生物なんて早々並びません。
2体3体並ぶような場面なら即ゲームも終了していますし、それ程アドバンテージを期待するわけにはいかないでしょうから、除去の豊富なアブザンにこれが入るかどうかと言われると怪しい部分も・・・。
 対して《雷破の執政》を頂点とするR系の場合は大型生物を苦手とする事も間々ある構築なので、それらで良く使えるはず。
同時にWeenieやSligh系ならもちろん関係ないのでかなり一方的な除去に出来ますね。ただしそれらは3/4のサイズが立っていられるだけでも辛いのでやや隙があると言えます。

 何と無く制限つきの除去と言う事で《弱者の報復》の亜種を持っていた《太陽の勇者、エルズペス》を思い出しますが、残念ながら除去範囲は大きく異なりますし、本体で決める事も出来ないので代りに慣れそうも有りません。


 ↓環境では《機械の行進》が面白い。
自身が4/4になれますのでサイズ負けしそうな生物を一掃した上で、打点を提供できる事になりますね。




【L】
・《ウギンの聖域》
:実質エルドラージ調達ランド。
《ウギンの目》を伝説土地から汎用土地に成った様な物ですかね。
ただ無色スペルでしか反応しないのが非常に面倒・・・。《全ては塵》の様な優秀なスペルが無い限り、生物に生物を重ねる事になるので今一つバランスが悪い。



・《繁殖苗床》
:《領事の鋳造所》のエルドラージ版。
戦闘力を劣っている物の、3体展開できるためにアドバンテージでは勝っています。その上、それらを投入すれば次のターンには9~10マナを用意する事も出来ます。
アドも有るし、マナ加速も出来る。Bigmana系には最適な類の土地と言えますね。

 単純に戦闘力としての運用も出来る為に、その方向性で使うのも良いですね。クルセイド系があれば2/2×3になりますからね。Controlなら十分な圧力です。《精霊龍、ウギン》に繋げるだけでも[-X]で盤面を空けながらなら十分なクロックになります。もちろんそれらはウギンに対してのブロッカーにもなります。《荒廃を招くもの》も有りますし、現実的に高い面展開が出来るデッキも作れるかもしれません。
Stdでなく、↓環境のBigMana系でも十分検討の余地のある強力なカードだと思います。



 しかし流石はZenブロックの再来。
強力な土地の多いこと多いこと。
塩々言われていますが、そこそこに優秀で纏っているカードも多い印象です。




 やっとおわったべ・・・。



新カード)BFZ雑感16 フルスポ残りM関連
皆さん、こんばんは。しもべです。


 長かったBFZの雑感ももうすぐ終わり。
さぁ続き続き。
【M】
・《怒りの座、オムナス》
:マナから怒りを抽出したオムナスさん。前回活躍できなかった鬱憤を晴らすべくパワーカードに転身しました。
「目指せ!重めの上陸カード」がコンセプトの第一弾。
 7マナ5/5ながら上陸により5/5Tokenを出せる能力とエレメンタルの死亡時に《稲妻》を飛ばせる能力があり、能力的には非常に強力です。

 しかしながら、7マナの重さにして除去耐性は無く、回避能力も無く、Cipも無いのが辛い・・・。
よく言われる《龍王アタルカ》と同マナ域である事が非常につらい。なんせ盤面の支配力が圧倒的ですからね。盤面を掃除し終えたら速やかにフィニッシャーになれる存在なのですから、その役目に置いてはかなり見劣りすると言えますね。まぁアレが化け物なだけですが。
どう使うべきでしょうかね・・・。

 取り敢えず、除去されないためにフェッチランドを1枚ほど用意しておくことが望ましいですね。
最低でも5/5は残せますし、即除去されても死亡ならば《稲妻》をとばせますからね。また、どうも次期環境はIns速度の除去が欠乏している感がある為に、このフェッチも邪魔されなければ2度目の誘発も解決可能でしょう。そうすれば5/5×3。割とシャレになっていない効果の筈。
故に8マナは最低限。
その上で単純な支配力ではアタルカが在る以上はもっとCombo性を重視した形をとるべきでしょうね。
 過去のカードである《ゼンディカーの報復者》が個人的には何と無く思い出される次第です。7マナでGでTokensで~。まぁCipではありませんがね。
報復者との違いは土地の枚数が必要ではないという部分で、マナソースでのマナ加速や踏み倒し等でも問題が無い事が強みです。むしろ上陸で土地を伸ばすのなら、並べた土地数が少ない方がその後の土地も伸びやすいため、この踏み倒しを積極的に採用したいですね。フェッチランドは元々土地が伸びづらくなることを考えてもここは有難い部分。
 上陸を経由すれば5/5×2なので簡単に「圧倒」を達成できます。その意味で《失われた業の巫師》の起動能力を満たせますね。まぁどう考えてもOverKillですが、そもそものマナソースになるので戦略的に合致しています。
他には《前哨地の包囲》とかでしょうかね。


 普通に土地を並べるのなら《爆発的植生》でしょう。
次のターンに土地を置ければ7マナに到達できる上に、色拘束のハードルも躱しやすい。これはマナソースでは達成しづらいメリット。ランドブーストはドローでは土地を引きづらくなりますが、スペルでそれを補えるためオムナスを出した後も上陸に使えます。どちらが良いかは一長一短。
 《巨森の予見者、ニッサ》は土地の調達も出来る上に、変身要件の関係でオムナスのCMCも問題ないですね。[+1]で上陸しやすくなるし、ドローサポなのでオムナス自体の調達もしやすくなります。[-2]のTokenも「エレメンタル」なのでPiGも満たせます。以前挙げた通り《書かれざるものの視認》と相性が良いのでより調達も楽になりますね。

 マナソースに頼るのなら《爪鳴らしの神秘家》が良好。
単独での使用で変異を経由する事で2マナブーストが出来る為5t目に7マナに到達可能。
《深海の主、キオーラ》と組み合わせると4t目も到達可能です。但しどちらも土地を引き込むだけでなく、盤面のおき物の生存に依存する不安定性がかなりの欠点。キオーラ自身は[+1]だけでなく[-2]まで含めてかなり強いのですが、果たしてBigmanaで彼女の事を護れるかどうかがかなり怪しい部分です。
 《面晶体の記録庫》は残念ながら無色マナの貢献度が極めて低いカードなのであまり現実的ではありませんね。
単体でも最も強力なのですが・・・。
フェッチランドを多用しようというのなら、土地を調達しては自然なドローが出来なくなるので、マナソースを多用したいですね。

 他には[キザクラ@EDH勢]さんの所に載っていましたが《春の具象化》との相性が美しいですね。
序盤のブロッカー兼ランドブーストになり、オムナスを出した後は5/5Tokenを出した上に《稲妻》が飛ばせますからね。3色になるのは辛いですが、それも含めて土地調達ですからね。

 後は「覚醒」のRやGの札も、覚醒自体が土地をエレメンタルに換える事が出来るために併用できるかもしれませんね。覚醒は大体6~7マナなので戦略的にも問題はない筈。
と言う事で《沸き立つ大地》。
序盤の隙を埋める事も可能かもしれません。とはいえ効果は小さいので環境次第。
残念ながら《大地の武装》には適合しませんね。《円環の賢者》が居れば・・・。
残念ながらオムナス自身の色拘束が強すぎる上に、覚醒時のスペルの色拘束も強いので3色は非現実的。次のエキスパンションで良い覚醒が出ると良いですね・・・。



 ↓環境の方が遊べるカードは多いですね。
実用的かどうかは兎も角、KP自体は高めですしシナジーも多いので遊べるカードは非常に多いです。

 クァドラプルシンボルですから《歓楽の神、ゼナゴス》と合わせると顕現させやすく、最低でも10/10速攻で殴れます。しかしまぁこれをするなら《怒れる腹音鳴らし》の方が遥かに凶悪なんですがねw
 それよりもPW版の《歓楽者ゼナゴス》の方が相性は良いかも知れませんね。[+1]で土地でないマナソースになりますし、[-6]から出せれば上陸も高確率で同時に満たせるでしょうから。4マナ→7マナなら[+1]も合わせて比較的現実的。その時間があるかどうかが重要ですが。
一応[0]で時間稼ぎが出来るのも特徴。BigManaが苦手なControlにはこの能力だけでもかなりの威力となる為に良い組み合わせだと思います。

 7マナ・土地を出すという事を考えれば「Scapeshift」に採用する事も無くはないですが、その意味はありませんね。その条件なら報復者の方が遥かに上。
まぁパーツで考えれば《桜族の長老》が居ますので特別に考えも無く運用できますね。

 リアニを悪用すれば《御霊の足跡》で釣って、土地を置ければ上陸、エンドに落ちて《稲妻》。フェッチも有ればトークンは2倍なので中々の威力ですね。

 エレメンタルである事を考えれば《白熱の魂炊き》も面白い。
エレメンタル用《騙し討ち》なのでコスト踏み倒し、6/6で走ってエンドに《稲妻》です。ここでも土地を出せればTokenも残せますし、魂吹き自体がロードなのでTokensの価値も上がります。
《煙束ね》《にやにや笑いのイグナス》がマナ加速。《春の具象化》の類型の《ファーティリド》は2回ランドブーストが出来るので、マナサポートでも上陸でも使いやすいです。
除去として《恨み唸り》の「想起」なんかも。

 《槌のコス》も[-2]で一気にブーストできるため7マナには簡単に到達できます。
まぁ生み出すマナが全て(R)なので土地で(G)(G)を用意しなければいけませんが。そして[+1]で走らせる事が出来る土地は「エレメンタル」になるので部族で揃える事が出来ます。ゼナゴスとはまた異なる強みを持つ組み合わせですね。

 同じように「エレメンタル」である事を活かせるのならWWKのミシュラランドになるでしょう。特に色もマッチする上に伸びたマナを活かせる《怒り狂う山峡》は是非採用したい。攻撃に特化させるなら頭でっかち故にPiGを活かし易い《溶岩爪の辺境》、BigManaの序盤の隙を埋める《活発な野生林》と其々役割を分けて使う事が出来ますね。


 5/5×2~3の達成は簡単であることは前述の通りなので《苔汁の橋》も簡単に達成できます。
踏み倒し系と合わせる事で上手くデッキに出来るかもしれませんね。

 ただ、もっとシンプルに《若き紅蓮術士》を出してそこから《爆発的植生》《ニッサの巡礼》なり《煮えたぎる歌》などでエレメンタルTokensを伸ばしながら土地/マナを出していくだけでも十分な気もします。チャンプブロックで時間も稼げますしね。適当にマナ加速したら踏み倒し系スペルでオムナスを呼んでくるだけで良い。

 とまぁ、能力自他は強力なものが2つも揃っているので遊び甲斐は有りますね。7マナ払ってからでは遅すぎるので、如何に踏み倒すかが重要になるはず。もっといろいろ遊べるものがあるかもしれません。こういうのは良いですね。



・《地下墓地の選別者》
:Cipで末裔Tokenが付いてくるのでそれだけでもアドが採れます。
実質3マナ3/4相当なのでそれだけでも悪くない。
両方共無色である為《幽霊火の刃》の対象としても良好でBeatdown向きですね。
他の自軍の生物の死亡時に「占術1」が出来るので展開も楽。ゆえにTokenを突撃させるのが丁度いいわけです。

 死亡に占術と効くと《荒野の収穫者》を思い出しますが、流石にあれには劣りますね。相手の生物もカウントする上に、自身が「呪禁」持ちなので相手の生物を除去しながらのドローサポーターに慣れた先代ですが、こちらは自分だけ。
その代わりアドのTokenを使えば最低限の動きになるわけですね。
 生贄エンジンがあると中々に使いやすい能力ですが残念ながらシャッフルを挟む分《進化の飛躍》とは相性が悪い。対して《吸血の儀式》は単なるドローなので、非常に相性が良いですね。色も合うので併せてみても良いかも知れません。
 また単純に末裔Tokensと相性が良いのでそれらを生み出しやすいカードが有ると良し。と言う事で定期的に産める《彼方より》や多数の展開が可能な《荒廃を招くもの》などですかね。
《息詰まる忌まわしきもの》は悪くありませんが、そもそも追加で生物製造が必要であり、それなら最初から《彼方より》で良いし・・・。

 また末裔Tokenを出せる故に次のターンに土地を置ければ5マナへ到達させる事も可能。例えば《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》等があると良いですね。選別者もブロッカーになれますし。


 決して派手な文面ではありませんがBGらしい丸さを持った能力のカードですね。



・《コジレックの伝令》
:新たなメダリオン。Atfを軽減するのではなく「無色」カードを軽減できるため、基本的には単なるAtfメダリオンよりも範囲は広くなっていますね。
Stdでエルドラージ系や「欠色」があるお陰で大分加速しやすいのが売り。

 上で挙げた《幽霊火の刃》も装備品特有のテンポの悪さを緩和できます。
他にも《果てしなき者》なら直接的にマナレシオを上げる事が出来ます。《搭載歩行機械》は残念ながら1枚では効果が無いんですよね。まぁそれでも他のスペルと合わせて行けるようになっていきますが。
 普通に《破滅を導くもの》に繋げるのもシンプルで良いですね。
合わせて使う事で3マナ分も減らせる事が出来るので非常に大きなエルドラージも使えますし。《破滅を導くもの》本体へ繋げる事も出来ますからね。
同じ様なブースト系である《コジレックの媒介者》《面晶体の記録庫》も悪くないですね。
次ターンに土地を置ければ5マナに到達できる点を考えれば最低でも4/4になり、且つ(2)マナソースにもなる媒介者はなかなか便利。7~8マナに到達させる事も出来る訳ですしね。記録庫は実質的に1マナでのキャストが可能になるので無色の3マナ以下のスペルを合わせての連続挙動が採れる可能性があるのも売り。

 メダリオンは基本的に狙われやすいのですが、2/4と比較的場持ちも良く、ブロッカーとして使えるのも良いですね。


 下の環境でもそれなりに使えますが、そもそもこれの他に幾らでもメダリオンがある上に除去に弱い生物である点がむしろ欠点。歌って踊れなくていいよ・・・。
どうせこれを使う様なEternalのデッキは十中八九Comnboなので・・・。



・《待ち伏せ隊長、ムンダ》
:「結集」でTop操作を4枚して望む数の「同盟者」を置く事が出来る事が出来る同盟者。
同盟者が同盟者を呼ぶようになっていく事が出来ますね。

 ハンドイン出来れば実に凶悪だったのですが、まぁ同盟者デッキは同盟者を引く事が肝要なのでそれを高確率で行えるようになるだけでも十分でしょう。
厭なら誘発させなければいいだけですし。
一度呼び込めば、次も呼び込む連鎖性が売りなので可能な限り強力な結集が欲しいですね。
特に《カラストリアの癒し手》を併用すれば毎ターン累加式にドレインが出来ますので攻防一体。中途半端なアドを狙うよりも明確な勝利手段となるのが良いですね。

 また本体だけでも4マナ3/4速攻と相応の戦闘力です。
そして自分の誘発で後続を集める事も出来るので、速攻も含め対Controlにも強いですね。
纏った性能である為、見た目よりも優秀な生物だと思います。



・《同盟者の宿営地》
:実質「同盟者」の部族ランド。
「同盟者」は多色化しやすいため色が出るのが良い。
バウンスも生贄に捧げてしまう欠点はあるものの、Cipでアドが採れるために十分です。複数体の同盟者総てのCipを重ねる事が出来れば圧倒的にアドを伸ばす事が出来ます。

 ただStdでは正直、同盟者を組めるほどパーツが揃っていないのであまり現実的ではないですね。Modernで組める同盟者デッキで素直に運用するべきでしょう。
不要牌を引いてしまってやる事が無い場面でも取り敢えず、再キャストすれば何かボーナスが付くので、部族デッキにとっては有効な土地です。救出も可能ですからね。
Modernは《魂の洞窟》《変わり谷》と合わせて優秀な部族ランド揃いですね。



次で最後の予定。


新カード)BFZ雑感15 フルスポ残りG関連
新カード)BFZ雑感15 フルスポ残りG関連
新カード)BFZ雑感15 フルスポ残りG関連
皆さん、こんばんは。しもべです。


 何やら《聖遺の騎士》の値段が挙がっているそうな。
例のアレですかね。
まあここ最近あまり使われていないこいつはお気に入りでもあるので、また日の目が当たるなら嬉しいのですが。

さて、続き続き。
【G】
・《獣呼びの学者》
:《名誉ある教主》に続き、マナ生物もここまで弱くなったのか・・・と感じさせられる1枚。2マナである事は許せても生物限定とか、信じられないレベルで弱い・・・。
お前じゃなくて、お前に巻き付いている《水蓮のコブラ》を寄越せ!と。
だって2マナのマナ生物なら他に色々居るもの・・・。

 そもそも「収斂」と言う多色化推奨をしておきながら、そのスペルに使えないとかどんなロックンロール!?
せめて逆でしょ・・・。

 しかしまぁ屑札と言う事も無い。
「速攻」持ちであるため実質1マナ。《クウィリーオンの歩哨》の様なマナフィルター生物とも取れます。つまり2t目にこいつ+1マナ生物を展開したり、3t目にこいつを含め2マナ生物を2枚展開したり、要は横展開に非常に向いているという事です。
《アタルカの命令》等を含め面展開推奨スペルも有りますしね。
後は軽量生物さえいれば!!
居たっけ?

 《マナ喰らいのハイドラ》が居る場合には同一ターンに2枚の生物を展開しやすくなるため、サイズを強化しやすい側面があるのは良いですね。前に出しておいてもハイドラに重ねて生物を出す事も出来ますし。

 一応同盟者でもあります。
相変わらず同盟者としての仕事を全くする気が感じられませんが、それでも2マナで出せる同盟者。その上同盟者用にマナを調達できるので展開力はかなり高くなりますね。
後は軽く有用な同盟者さえいれば!!
居たっけ?
 まぁそれは置いておいても同盟者用のマナ生物としては《ヘイラバズのドルイド》よりは扱いやすいのではないでしょうか?Modernでならスイッチできます。
Stdでも《タジュールの戦呼び》を使うのに役立ちますね。戦呼びの後に出してもそのターンから攻撃に参加させる事も出来ます。
まぁ《集合した中隊》に使えないのは致命的ですが・・・。

 部族の観点では「エルフ」でもありますので、どちらかと言えば其方が重要になるのではないでしょうか?
面展開をさせやすい点から部族シナジーを形成させやすい。
3t目に《獣呼びの学者》→《ドゥイネンの精鋭》でエルフが並びます。2t目に出せれば、そのターン内に《節くれ根の罠師》等も展開できますので、次のターンに土地をセットできれば4~5マナに到達させる事も出来ます。《森の伝書使》ならアドバンテージを、《光り葉の選別者》なら除去をする事が出来ます。
単純に横並びできれば《群れのシャーマン》《光り葉の将帥、ドゥイネン》の威力も増します。
こう考えると中々に優秀な部族マナ生物です。
特に隙が無いのが良いですね。

 また「シャーマン」でもある為、Modernの「シャーマン」デッキでの運用も可能でしょう。《憤怒の鍛冶工》を活かすために面展開をしたいので、それを《炎樹族の使者》宜しく面展開させやすいのは有難い。2t目に学者→《炎族の先触れ》で3t目から鍛冶工、そこに更にエミッサリーを重ねればかなり有用な挙動ですからね。


 と言う事で普通のマナ生物としては欠点だらけですが、部族マナ生物・Weenie用のマナ生物としてはそこそこに使えます。1~2マナが充実しているのなら予想以上に頑張れる子かも知れません。
 ただスペルが増えてくるMidrangeではかなりダメな子。
素直に《爪鳴らしの神秘家》にしましょう。



・《鎌豹》
:名前は《鎌虎》のオマージュながら、その能力は《鎌虎》と《ステップのオオヤマネコ》の「弱い部分」を抽出したハイブリッドと言う意味不明なデザイン。
大山猫は確かに環境に与える影響が大きすぎるので、リテイクは間違ってないのですが、これでは弱すぎる。
名前を冠するなら当然除去耐性ぐらい残しておくべき。
そうでないなら、この能力でも良いですが最低でもトランプルぐらい付けるべきでしたよ。
1t目に出してフェッチを2t目に噛ませれば3/3で殴れるぞ!なんて言葉が出てくるほどに、現環境のZen期と比べての低速化のある意味象徴ですね。

こんな人間にすら勝てなさそうな小物にやられるとはエルドラージも落ちぶれた物です。



・《膨れ鞘》
:《ツカタンのサリッド》の亜種。
プロテクションに引っ掛からず、Tokenの性能も上なので殆ど上位交換の様な物です。
1マナで無色の生物が2体用意できる点を考えれば、《幽霊火の刃》は必然ですね。単にブロッカーや生贄エンジンのための燃料としても悪くはないですね。
色々と可能性を含んだ1マナ生物です。



・《大地の武装》
:+1/+1カウンターを置けるパンプスペルですが、カウンターはシナジーを形成しやすいのが良いですね。《搭載歩行機械》にしろ《下生えの勇者》にしろ《毅然さの化身》にしろ長久生物にしろ。

 面白いのは非生物の置き物にさえ置けること。
覚醒を見越して、覚醒させる前から土地のサイズを上げる事が出来る訳ですね。
本体が覚醒持ちであるため、本来の機能以外の事も出来ます。
WeenieやBeatdownではこれが使える頃まで来てしまうのはほぼ負けなのですが、その中でも出来る事があるわけですね。
本来の効果も合わせれば6/6生物を提供できる事にもなります。ちょっと違いますが《茨角》の様な感じですかね。

 《円環の賢者》がいればマナ生成能力も上がりますし、中盤での2枚目以降の覚醒も現実的ですね。

 これも、今までには無かった新しいデザインです。
割とこういうのはスキ。



・《大自然の注入》
:同じくカウンター強化ですが「収斂」版なので効果の最大値も大きめ。
ありがたいのはこれがInsなのでコンバットトリックで最大+4/+4トランプルを付与できる事。

 また色を用意しなければいけない関係で、デッキを組み辛いのですが、《搭載歩行機械》が無色である事がここで活きてきますね。サイズを固定化できるので「獰猛」の達成にも向いていますね。《下生えの勇者》は「上陸」を満たしたい関係でフェッチを使っていく事になる。ゆえに「収斂」を満たしやすい。そしてカウンターを溜めれば能力も活かし易い。


 カウンターを一気に乗せられるのでそれを使ったボーナスのある環境だと良かったですね。
特に《ナイレアの試練》だと土地ブースト2枚分になるので、デッキ的に「収斂」のサポートなどにもなっていたのですが。
まぁ他へのサポートになるだけで、注入自体は試練からの恩恵をあまり受け取っていませんが・・・。



・《ジャディの横枝》
:「上陸」で1点ゲインが出来る生物。
《放牧の林鹿》の下位種ですが、1マナで場に出せる点とタフネスが上であるブロッカーとしての性能が上な点で圧倒的に使いやすい。特にマナ域が重めになるほど土地は置きづらくなるので1マナである点が圧倒的に正義ですね。
 《クルフィックスの狩猟者》も合わせてGの濃いLife系デッキの戦力になるかもしれませんね。

 Stdでも《カザンドゥへの撤退》と合わせて大量ゲインが出来そうですね。僅か土地1枚で3点、フェッチランドと合わせると5点ゲインだ。本体のブロッカー性能も合わせて、ここまでするとWeenie系の心を圧し折れそうですww
頑張れば《フェリダーの君主》の条件も達成できるかもしれません。

 Life系のGを組む際には戦力として使えるかもしれないので購入予定です。



・《自然の繋がり》
:みんなが求めていた《不屈の自然》が、《荒々しき自然》どころかそれ以下になって帰ってきました。
まだアンタップインなら見るべきところが在ったものを・・・。
諦めないのは良いけど、もっと頑張る事があるんじゃないかなニッサさん・・・。



・《垂直落下》
:何度目になるかは判らない再録のGの対飛行札。
しかし今環境では龍王をはじめ幾らか強力な飛行生物が居る為、それらに対処出来る僅か2マナなカードと言うのはサイドとして中々価値がありそうです。



・《回収蔦》
:まさか《忍び寄るカビ》の別名再録が今頃になってされるとは・・・。
というよりカビの調整版である《茨潰し》ではいけなかったのでしょうかね?
ただでさえ生物を対象に出来ないのに、せめてPWを潰す事ぐらいできないと話にならない。
便利である事には違いありませんが、アブザンにして《完全なる終わり》の方が圧倒的に丸いですし。

 とはいえ便利なスペルでもありますし土地破壊も有るので一定の価値はあると思います。



・《末裔の呼び出し》
:普通に使えばただの効率の悪いTokens召喚スペルです。
しかし中身がエルドラージ末裔×2ですので別の使い方が在りますね。次のターンに土地を置ければ6マナまでを用意できる事になりますので、Tokens召喚スペルでありながらマナソースにもなるわけですね。
通常のマナソースと異なり攻防に貢献できる利点があるわけですね。

 あくまで一時的なマナソースなので他のマナブーストとは違うので一長一短ですが。



・《未開地の捜索》
:《忌まわしい回収》が単色に成ったら、Socになって、捜索範囲が狭くなり、墓地にカードを置けなくなりました・・・。
どれだけKPを下げれば気が済むのか・・・。



・《成長のうねり》
:これまで散々挙げてきましたが、土地を置くという行為自体が重要になっているために、Ins速度で土地の設置が出来るということ自体が圧倒的に大きな価値が付くようになりました。

 Beatdownとして点の展開を優先する様なデッキにとっては《アタルカの命令》よりも使い易いかも知れません。取り敢えずUBx系のBeatdownに入れる際に《伐採地の滝》を運用しやすくなるのが良いですね。
一考の価値有りと言う奴ですね。



・《虚空の従者》
:Rockerとして「昇華者」と言う存在は《死儀礼のシャーマン/DrS》の価値を引き上げる点で非常に価値が高いと考えています。故に使いやすい昇華者が出るのが嬉しいのですが、個人的にはこの《虚空の従者》が一番かも知れません。

 何せ(1)(G)で追放領域からカードを戻す「コスト」の「起動能力」であるため何度でもDrSの能力を起動させる事が出来るようになるわけです。
墓地の弾が無くて(´・ω・`)になる事もなくなりますね!
同時に、効果でエルドラージ末裔を出せる為に、繰り返しの効果が更に強力。毎ターン起動できるわけです。
土地を扱うのなら(1)マナで1/1を増やせます。Ins/Socなら(1)(B)(G)で1/1+2点本体火力です。
タップ能力でもないため、DrSが数がいればマナが在るだけ起動できるようになります。除去にスタックも出来ますしね。実に恐ろしい・・・。
因みに《漁る軟泥》ならばそれこそ1体ずつで良いわけです。
(1)(G)(G)で1/1+1点ゲイン、生物を食べていれば更に+1/+1カウンターです。

 惜しむらくは「欠色」である事。
《緑の太陽の頂点/GSZ》から調達が出来ませんからね・・・。

 マナが在るだけ1/1を増やせるわけですが、同時にこいつらは生贄で(1)マナにもなるわけですから、結果として次のターン以降の瞬間的なマナソースを生み出せている事にもなります。
起動能力の合計マナまで考えればThe Rockよりも寧ろNicFitの小技として使えるかもしれません。
丁度《集合した中隊》の形を考えてもいたので丁度良いかも知れません。

 普通に装備品の担ぎ手を調達できるだけでもうれしい。
無色型NicFitで考えられる戦力に出来ますし、良い拾得物です。
まあ、このカードが強いのではなくDrSが強いだけですね。DrSを使いたいだけですww

 他にも末裔Tokensを増やせる為に、様々なシナジーを構築できるわけですよね。単純に生贄エンジンとしても抜群ですが《墓穴までの契約》や《繁殖力》、《スカースダグの高僧》に《陰謀団の先手ブレイズ》など幾らでも使う当てが在ります。

 《次元の絶望》が有れば、墓地に札が置かれた瞬間に追放されるので(1)(G)マナで好きなだけTokensを埋める事になりますね。
《安らかなる眠り》や《虚空の力線》ではできない所業。


 Stdでは継続的に墓地を追放する手段が無いため宝の持ち腐れ。
精々2回も出来れば十分でしょうが・・・。
《塵への崩壊》も有りますが、これを使うなら《荒廃を招くもの》に繋げる方が手っ取り早いんですよね・・・。もっと言えばその程度しか使えないなら《地下墓地の選別者》の方が遥かに扱いやすいですからね・・・。
苦労して追放したカードを戻してToken1体程度しか手に入らないなら他の昇華者に回すべきでしょうね。繰り返し使えるという強みが全く活きないのでStd向きではありません。




【L】
・《荒廃した森林》
:土地が伸びた先で起動できる能力を持つ土地サイクルのG。
効果は《爆発的植生》。
他のサイクルの能力が1~2マナが大半で実質5~7マナであるのに対し、4マナ相当の能力が実質5マナで使えるため非常に効率が良いと言えますね。まぁ土地を伸ばす作業は本体の土地を置く作業と何ら変わらないため、効率だけは上げてあるのかもしれません。
過去の《クローサの境界》のリメイクとも取れますね。

 それでも1枚の土地からマナが掛るとはいえ合わせて3枚の土地を置く事が出来る為、「上陸」をはじめ活かせるカードとの相性は抜群に良いです。
また無色マナしか出ない状況を、ブーストしつつ色マナの調達にもなる為、ランドブースト系・BigMana系の両方にとっても価値がありますね。
《アクームのヘルカイト》なら《山》を持ってこれば5点ですし、《怒りの座、オムナス》なら5/5×3です。特にオムナスの場合は色拘束が強い分、その調整が出来るのも良いですね。

 この土地を使う事に依るデッキの挙動の幅を出す事は出来ませんが、方向性の強化は出来ます。
サイクルに漏れず強力な土地ですね。



こんなところで。

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