皆さん、こんばんは。しもべです。
長々と書いていたヴァロルズの文章がやっと終わりました。
本当に長ったらしくて推敲する気も起きない・・・。
読む方は斜め読み推奨・・・。
では行きます。
:ゴルガリギルドではDGMで最も話題をさらったゴルガリの英雄ですね。
Calebも記事を書いてくれるぐらい期待値は高めなカードです。
(原文はこちら→http://www.channelfireball.com/articles/spoiler-spotlight-varolz-the-scar-striped/)
(私の意訳は過去のエントリーを参照してください。)
元々「活用」自体は強めな能力であったものの、どうにもコストの高さが弊害であったためなかなか浸透しませんでしたが、このカードの登場によってもっと使いやすくなるのだと思えば、自然と期待値は高くなるものです。それもカードプールが広くなればなるほど有用性が広がるカードの典型なので、エターナルプレイヤーの期待が特に高いのも判りますね。
さて、このカードを使う上で、指針は二つありますね。
1)通常のBeatdownに組み込み、中・後半で除去された生物をリサイクルする「活用」本来の運用思想。
2)巨大な生物を墓地に落して、それを活用する事で生物を超強化するコンボの運用思想。
基本的には2)の点で注目されていますね。
Std/エターナル関わらず如何にマナレシオの高い生物を活用するか?と言う点で注目されています。
Stdの場合は効率よく生物を強化する手段を、エターナルでは「Cephalid Breakfast」の様に墓地の巨大生物を利用して場の生物を超強化するコンボ特化式手段を、主に思索されていますね。
やはりエターナルでのコンボ方面はインパクトが強く興味をそそられますね。
ただ、このコンボ方式の中でも、純粋に瞬殺方式に拘るルートと、超強化を用いた高速Beatの形をとるルートの2通りが存在します。ここら辺の違いも重要ですね。
1)の方は、「活用」における基本に忠実な使い方なのですが、地味すぎて全く注目されていません。
が、この方面で考えても十分に強力であると私は考えています。
《滑り頭》を除いて「活用」持ちは非常に重たく効率の悪い物ばかりでしたが、それらを軽くでき遥かに使いやすくできます。修正値の大小にあまりかかわらずに4マナ5マナ平気で掛っていたコストを現実的な1マナ2マナ3マナに落し込めるだけでも十分に強力ですよね。
地味と言えば、ヴァロルズの「再生」能力も素晴らしい物なのですが、こちらもほぼ無視されていますね。
この生け贄コストにより、生物を即座に強化スペルへと転化させる事が出来るため、選択的な有効性として自身の能力をより強力な物に昇華させています。自転車と三輪車レベルの使いやすさの違いを個々で生み出せていると私は思います。
環境的に「陰鬱」を見たす目的での使用も可能で、非常にシナジーのある能力に仕上がっています。
Legacyで言えばStP/PtEのリムーブを躱せるだけでも十分でしょう。確定除去だけでも厳しいですが、折角の活用も機会ごと奪われるため、それを防げる点は有用と言って差し支えないと思います。
加えて、本来の再生能力で見ても勿論有用ですね。
システム生物故に狙われやすいんですが、この能力が有るお陰で生き残る選択肢を持てます。普通に使うには少々重たいコストですが、無いよりは遥かにマシという物でしょう。
因みに、Stdでの使用の場合、超強化するには十分なマナプールが存在しない為、基本的に、効率的な強化を旨とする構築になりますね。
但しここで問題があります。
効率的な強化であれば当然マナレシオが高く且つ低コストである必要性があります。それらは往々にしてWeenieのデッキタイプの戦略に合致する生物群です。対して「活用」と言う能力自体は基本的にBeatdownの速度の戦略です。そもそもKeyとなるヴァロルズ自体が3マナスタートしている状態です。
つまりデッキコンセプトに致命的な開きが存在するんですね。
適当にカードを突っ込むだけではこの差を埋める事が出来ないただのJunk、各カードが完全に乖離したデッキになってしまいます。これをどう埋めていくかがStdにおけるヴァロルズデッキの構築要点になるのではないかと思います。
-《忌々しい小悪魔》
:AVRで話題になった懲罰者ですね。基本的に相手の最も有利な選択肢を取る事になりますが、どちらを取ってもコイツは優秀ですからね。
1マナでパワー4と、エターナルまで見渡しても素晴らしいマナレシオです。
中・後半以降は役立たずの4/3と戦場に出る事が多い小悪魔ですが、ヴァロルズが場にいる事で(生贄に捧げて)即座に単体強化として用いる事が出来ます。1マナで4点or2マナ(RR)で+4/+4修正(もちろん生物のままでも良いんですが)です。選択肢がこちらにも用意されているため懲罰者としての難点が薄れ、自身に最も有利な選択が可能になっていますね。
結果として、いつ引いても腐らない生物になります。
-《まどろむドラゴン》
:同じく、最高レベルのマナレシオを持つ生物ですね。ヴァロルズの能力で「+1/+1×5以上のカウンターが必要」と言う難条件も薄れます。問題は2マナで打点強化にしようが、強化して8/8飛行としてつかおうが、中・後半以降にしか役を成さない事ですね。ブロックさえ出来ないので序盤は完全に捨て札。「格闘」させる手段があればまだ使えない事も無いのですが・・・。
-《ロッテスのトロール》
:BG系の主力の1枚ですね。
生物を捨てる事により自身を強化できますが、その能力によりヴァロルズの「活用」を「場に出して、即座に生け贄」という工程を省く事が出来ますね。より軽くテンポ的な挙動となります。
その上、自身が「トランプル」「再生」を有するために強化先としても非常に優秀です。
やる事が無いときは壁としても使えるので、いつ引いても腐りにくい生物ですね。自身も2マナでパワー2ですから、活用の効率が悪いわけでもないですね。
-《群れネズミ》
:上と同じく、共鳴者として使う事が出来ます。残念ながら3マナが掛るため共鳴者として優れているという訳ではないのですが、その代わり全てのハンドを使用でき、ネズミトークンを場に出せる為戦力の拡充では単体としてはトロールより上ですね。
しかも、サイズが特定定義能力であるため、活用コスト2マナでの超強化も可能性があります。
まぁ、高いマナレシオを有するような状況(場にネズミが4,5体以上?)ならそのまま殴ればいいだけなのでOverKill感漂ってますが・・・。
-《裂け木の恐怖》
:特定定義能力を持つ生物です。
サイズ構成が「貴方の墓地にある生物の枚数」なのでイマイチ「活用」とは噛み合ってないのですが・・・。
まぁ、それでもトランプルを持つのでフィニッシャーとしても優秀。
何より毎ターン墓地を2枚肥やす能力があるため、活用し過ぎて弾不足・サイズ不足になるのを補う事が出来ます。《骨塚のワーム》との大きな違いですね。
ただ、活躍できるのは能力の関係上、中盤でもさえ難しく、いつコイツを使うのか?と言う状況になりがちですね・・・。
対して、エターナルでは2)の方面で使用するのなら重要になるのは他の類似コンボデッキとの比較です。もっと言えば このコンボを使用する優位性を見いだせるかどうか?に懸かってきますね。
まずはっきり言って、「速度」と言う部分に置いて、このデッキに優位性は存在しません。
TheSpyの「Cephalid Breakfast」型(《擬態の原形質》→《巨大ヒヨケムシ》+《絶滅の王》)の方が類似のルートでも遥かに速いからです。墓地・生物を使った高速コンボなら他にもTinFins等もありますしね。
つまり瞬殺方面は「無し」の方が健全だと考えています。
また、ヴァロルズ自身が3マナの生物でタフネス2、と致命的なほど脆い点も憂鬱な点。コンボの片割れとするにはあまりに不確定要素が多いのです。
超強化を用いた高速Beatの形を取る事になりそうです。
高速Beatと言っても準コンボ仕様が旨であり、瞬殺とまでは行かないまでも2~3パンチぐらいで倒せるぐらいが基準になると思います。
が、問題はその場合に発生する弊害ですね。
まず、上記した通り、ヴァロルズ自体が3マナとエターナルでは少々重い生物である事。加えて、墓地に弾となる捕食用生物を捨てておく必要があり、その上で墓地Hateの吹き荒れるLegacy界でゴミ箱の中身をコンボに使用するまで死守しておく必要があるという事。最後に付け加えるのなら、強化先の生物が除去耐性や回避能力を有しているべきである事ですね。
ここまで書くと、 使用するまでの越えるべき障害がかなり多い事が判ります。
-《ファイレクシアン・ドレッドノート》
:真先に名前が挙がったマナレシオとい言葉の代表格ですね。
Legacyでもスタイフルノートの代わりにヴァロルズを用いる意見はよく出ています。
ドレッドノートを宛ら2マナの強化スペルの様に用いて生物を+12/+12の永続強化が出来ます。ちょっと何言ってるかよく判らないですねw
ただし、ヴァロルズの3マナにドレッドノートの1マナ+活用コスト1マナを合わせると 計5マナも掛ります。妨害の非常に多いLegacyで分割してターンを返すことは容易ではない為、この5マナが基本、最低でも4マナ程度はかかると見ていいと思います。
やはり重すぎますよね・・・。
この他にも安定した強化先も手配しなければいけない・・・。
加えてこの2種が単体ではあまりに役立たずであり、噛み合わなかった時の動きが酷過ぎますね(まぁ、コンボなんて概ねそんな物ですが・・・)。
そこで現在主流で考えられているのが、《もみ消し》を採用しUBGカラーのハイブリッドにする事ですね。
が、Tempo型のデッキとのハイブリッドと異なり、中速Beatdownでは《もみ消し》も単体で活かせるカードとは言い難いと思います。
結局、ドレッドノートを使用する場合、既存のドレッドノートのデッキよりも優れた構築が可能か?と言われると疑問符を持たざるを得ません。《突然の衰微》により影響力を落したドレッドノートのカバー手段として用いる程度の物だと思います。が、それもUBにしてハンデスや《幻視の魔除け》を搭載した種を超える物か?と言われると・・・。
-《死の影》
:マナレシオの界の現第一位です。
既に既存のUBx系Tempoデッキで使用されていますね。
ただし、ヴァロルズを併用する場合はやはり中速Beatdownにしかできない為、それらの構築とは異なるものになると思います。
ただし、そこはやはり黒。
《闇の腹心》に《思考囲い》に《殺し》にフェッチ・・・。放っておいても勝手に死にそうなライフになっているため、ドレッドノートと異なり、単体で全く使用できる目途が立たないわけではありません。
使用するのなら、基本的には強化スペルとして使いながら、後半以降は追加の打点として機能させる形になるのではないでしょうか?
《ギタクシア派の調査》や《殺し》《森の知恵》の様なスペルもあるものの、折角ヴァロルズを使用するのでしたら《肉裂き怪物》を使ってみるのも手ですね。
他にも《狩り立てられた恐怖》や《誘うワーム》等いくつかの高いマナレシオを有する選択肢もあるものの、Legacy界では2マナは軽くは無いため、そのため(強化スペルとして)だけでは費用対効果として優れているとは思えない故に、個人的にはあまりお勧めできません。準コンボ仕様にするのなら上記の2種で十分であると思います。
《鎌虎》の能力が「被覆」では無く「呪禁」だったならと思わざるを得ませんが・・・。
エターナルでは1)の方面でもStd以上に強力であると思います。それは、当然ですがマナレシオの優れた生物がカードプールが広い分だけ多く存在するためですね。その意味では中速Beatdownで用いても十分に機能し、デッキの打点強化に繋がります。
装備品などでは対処される恐れもあるものの、除去耐性の高い生物をそのまま強化できれば、より安定した戦力として期待できます。
また、こちらのルートなら、敢えて墓地を使用に迫られるものでもなく飽くまでついでの業なので相手の墓地Hateへの問題も比較的抑えられます。
個人的には、使い勝手の良さから、下手にコンボを意識する必要もないとまで考えています。
コンボ性ばかりが目につくヴァロルズの特性ですが、私としてはこの通常のデッキへの投入と言うほうが遥かに現実的な選択肢に思えます。除去や打消し・ハンデスに対して、デッキとして耐性を挙げる事が出来るという「だけ」でも十分な効果が見込めると思います。
(まぁ、そこそこの打点を墓地に落し、そこから場に影響力を施すという点では準コンボであるUG Madnessや亜神Boon!!を覚えますが・・・。)
-《タルモゴイフ》
:「「活用」をついでに使う」と言う用法の代名詞ですね。
2マナでパワー4程度なら安定して成長させる事も出来るので、除去耐性の無さも問題になりません。
場に在っても、死んでもナイスガイ。
-《土地を食うもの》
:サイズに於いて、タルモを遥かに凌駕するフィニッシャーですね。
トランプルも兼備しているため、チャンプブロックも許さず、強化先としてもより効果的です。
除去耐性は変わらず皆無であるものの、墓地に落ちてもやはりその打点を再び場に行使できるので使用の価値はありますね。
3マナと少々重いものの、それに値する強さです。
因みに、この2種は低マナ域で特定定義能力の変動サイズを有しているため優秀なのですが、最も軽い生物に《金屑の悪鬼》と言う1マナの生物もいます。BRG(Jundカラー)でAtfを活かすデッキは難しいものの《処刑人の薬包》や《裏切り者グリッサ》等を用いたデッキもあるので参考までに・・・。
-《ドライアドの闘士》
:継続的な特定の墓地Hateが出来る生物です。
Legacyにおいて非コンボのUデッキには十中八九でScMを用いているためそれらに対して効果的な生物です。また、タルモや墓忍び、マングースの天敵でもありますね。が、同時に除去もされやすい生物です。
その除去されやすさを逆手に取れるわけです。
本来の機能とは違うものの、1マナでパワー2を強化できるのなら、余剰効果として十分な働きではないでしょうか?
-《潮の虚ろの漕ぎ手》
:Cipでナイトメアな《酷評》が打てるJunk/Deadguyの対Combo生物ですね。
アンフェアなデッキに非常に強く、フェアなデッキに対して非常に脆い極端なカードですが、上手くやれば安定して手札破壊として機能させる事が出来ます。
まぁ、ヴァロルズの後にキャストする必要があるため、マナカーブ的には微妙なのですが、それでも酷評+活用と使う事が出来るので、アタックもブロックも出来ずにただ戦場に置いておくよりも遥かに使いやすくなります。
因みに、通常のデッキに組み込む上で《スレイベンの守護者、サリア》《闇の腹心》《ファイレクシアの破棄者》《月の大魔術師》など非常に除去されやすい他のシステム生物もリサイクル出来るのでこれらの脆さにも多少は溜飲を下げる事も出来ます。
特にサリアに関しては、自分を強化する場合も考えられ、先制攻撃のお陰でかなり高い戦闘力を期待できますね。
また、仕様の関係上、自動的に墓地に落ちる代わりに高めのパフォーマンスを有するカードやCiP使用後には用済みの生物等の再就職先としても悪くない選択肢かと思います。
-《火花の精霊》
:知ってる人は知っているプチ《ボール・ライトニング》です。
最序盤に使用できない限りあまり有用なカードでは無いのですが、Legacyならタルモ・KotR・墓忍び以外には十分なサイズであり、ワンパンチ後は速やかに強化スペルとして活用できます。全く役に立たない状況ならそのまま2マナのスペルにします。
要は形を変えた《地獄火花の精霊》だと思っていただければいいと思います。
地を這う3点火力が付いた強化スペルとして見る事も出来ますね。
単体で見れば中速に入る筈も無いスペックですが、ヴァロルズを用いる事で(瞬間では無く継続的な影響力を行使できるので)アリになります。
中盤以降もまずは打点として計算したいのなら《稲妻の大蛇》と言う選択肢もあります。また、色を増やしたくないのなら《ウークタビー・ドレイク》と言う手もありますね。1打点落ちるものの、必要に応じて場に残せる為継続的な活動も視野に入れる事が出来ます。
この手の話題になると《ボール・ライトニング》や《地壊し》は??と言う話も出ると思います。3マナで6打点強化は、一働きの後のサービス残業には十分すぎる働きではありますが・・・。残念ながらトリプルシンボルのハードルが高すぎるように思います。3マナ自身も費用対効果は高めなものの重い事には変わりありませんしね。これらを使用するのなら《ケルドの匪賊》の方が使いやすいでしょう。
因みに、Bにも《待ち受ける禿鷹》という類似の生物が居ます。
Bの1マナ最高レベルのコストパフォーマンスを誇るのですが、継続使用はまず無理なので不要と思えばとっとと墓地送りに出来ます。
Ins速度(正確にはスタックを用いないのでそれ以上)で、自分でハンドからゴミ箱に落ちる事が出来るので他の生物よりも強化だけなら使いやすいです。同様の生物《墳墓の食屍鬼》よりも、アタッカーとしてもマナレシオも、強化の弾としても優れています。
-《ヨツンの兵卒》
:ハ?墓地使うデッキで墓地掃除する生物とか頭悪いの?と思われるかもしれませんがちょっと聞いてくださいな。
御存じのように、墓地を掃除しつつアタックする生物です。固定値のサイズは優秀で、これがWeenie/Beatdown問わず使用されてきた事でも証明されています。大抵2~3パンチで維持不可能になるのですが・・・。
が、それで問題ないのです。数回殴った後はその間に展開された後続の強化に使用できますからね。ヴァロルズの活用を用いれば破産後も場に打点4を提供する事が出来ます。
もちろん、相手の墓地を掃除する事で一定の効果を上げる事も出来ますし、自分に被害が出る様になったら支払いを拒否すればいいだけの事です。これまでは場の打点を維持するか墓地のリソースを取るかで悩まされましたが、活用に使用できるのならそれ程維持に拘る必要性は無くなりますね。
-《クァーサルの群れ魔道士》
:ここ最近は色々な事情により存在感が薄くなりつつあるQPMです。
が、置き《解呪》が重要である事は今なお事実です。
戦場に残り打点となるのも良いですが、必要とあらば躊躇なく起動しますよね。その後の使い回しが出来るという点で無駄が無いです。特に継続的な墓地Hate《安らかなる眠り》を破壊できる点は、デッキにとって重要なはず。
マナレシオも最低限のラインを保持。
-《エレンドラ谷の大魔導師》
:置き《否認》。
打点は低く、マナレシオも極めて低いものの、能力が強力で、それを使い回せる回数を増加させれるのならそれだけの価値はあります。
-《台所の嫌がらせ屋》
:上でも書いた「頑強」持ち生物。
その中でも特に安定した戦力ですね。
ヴァロルズがいれば安定して生け贄に出来るので好きなタイミングでライフゲインも可能です。頑強の回数を増やせるのでライフゲイン量も増やせます。頑強持ちでは数少ない下限以上のサイズであり、3マナで3打点なのでマナレシオも悪くは無いですね。
これら「頑強」持ちは「無限頑強」デッキも存在しますが、それほど本格的にデッキを寄せる必要は無く、飽くまでついでのシナジー程度に抑えられます。
よりオフェンシブなら《ゲラルフの伝書使》もありますが、ブロッカーとして極めて使用しにくく、また「不死」は頑強と異なり強化先としては優良とは言い難いので、キッチンに比べると評価は微妙です・・・。
-《瞬唱の魔道士》
:極めて使いやすいCiP能力と、極めてどうでもいいサイズを兼備したScMはCiP後さっさと戦闘で使用して、その後、主戦力の強化に使用するには持って来いの性能です。
もともと2マナ生物ではありものの、実際には3~4マナ程度の重さなので、中速デッキの速度に合致します。
2マナでパワー2なので弾としても悪くは無い性能です。
-《真面目な身代わり》
:ScMと同じく極めて高いCiP能力を誇ります。
特に《不屈の自然》は中速デッキとしては非常に有難いです。
が、やはりマナレシオは最悪に近いので、無いよりはマシ程度の存在。
中速と言うよりもコントロールデッキでの使用が輝る生物なので、流石にヴァロルズとの併用は微妙ですかね?
よりオフェンシブな選択としては《ヤヴィマヤのドライアド》が良いですね。
マナレシオもまだマシな部類で、土地を伸ばせるのは変わらず。
重要なのは相手に押し付ける事が出来る点で、かつ「森渡り」を持っている点。自身を強化できればアンブロッカブルなマッスル生物に出来ます。
-《芽吹くトリナクス》
:極めて高性能なPiG能力です。
墓地に落ちた後も複数の打点を残す事が出来、マナレシオも悪くは無いです。リムーブは問題でしたが、サクリ台が横にいるのなら問題は無いですね。
-《ファイレクシアの抹殺者》
:漢は其処に夢を見る。
喩えタルモを壁に置かれても、稲妻で黒焦げにされても・・・。
俺たちは、唯の転がり落ちる石なのさ・・・。
と、こんな所です。
通常のBGxデッキに用いると言っても多少はヴァロルズの特性に寄せる必要があるため《朽ちゆくヒル》等を用いるのは難しいですね。
また、上に挙げた物は死肉漁り用として優秀なカードでしたし、強化先としても相応に優秀です。
対して、強化される事のみが優秀な生物群も当然存在し、
Stdで言えば《水深の魔道士》《野生の獣使い》《円環の賢者》等
エターナルで言えば各種スパイクや《トリスケリオン》等
がそれに当たります。
これらは本体が強化される事には向いていても、それ自身が弾となるには絶望的に向いていない、一方通行の関係のため、個人的にはあまり良い組み合わせであるとは思いません。一方通行の関係ならばもっとハイリスクハイリターンである方が望ましいと感じます。ローリターンとまでは言いませんが、噛み合わない場合に脆すぎるので・・・。
そして、
強化先として優れているのは、サイズが挙がる事が純粋に有用である、コンバット生物だと思います。
・トランプルや飛行、アンブロッカブル等の回避能力
・絆魂や警戒・感染や2段攻撃等の攻防に強い能力
・プロテクションや呪禁等の除去耐性
を有する生物達ですね。
私が、上で挙げてきた普通のデッキに投入すると言う考えは、普通にこれらの生物を強化した場合の恩恵が大きい点であると思います。つまり 「普通に使えば、普通に強い」んですね。
《樹上の村》《墨蛾の生息地》等ミシュラランドや《シミックの魔鍵》《ディミーアの魔鍵》等でも強化先としては悪くは無いですね。これらは一方通行の関係ですが、普通にマナを供給する役目があるため、単体で役に立たないという事は無いので問題はありませんね。
また、強化先として《最後のトロール、スラーン》がよく名前が挙がりますが、強化前提で行くのなら《トロールの苦行者》の方で良いと思います。4マナ:+4/+4よりも3マナ:+3/+3のほうがLegacy的には現実的だと思います。
《ドライアドの東屋》は勘違いされがちですが、マナコストは0では無く、「無い」ため、活用は出来ません。ここは注意が必要ですね。
さて、ここまでは能力に直接使用する・されるカードについて挙げてきましたが、ここからはそれを運用するため補助カードを少し見ていきます。ヴァロルズを使用する上で相性の良いカード群ですね。
「活用」自体は強力であるものの、それを使用するにはある程度の状況を作らなければいけません。そういう物を整えるのに優位性を見いだせる物を見ていきたいと思います。
Std;
-《ジャラドの命令》
:墓地・ハンドに其々カードを一枚ずつ補充できるカードです。如何なる状況であってもハンドに《縞痕のヴァロルズ》を、墓地に捕食用の弾を補充出来ます。既に場にヴァロルズがある状況ならば、強化先としてより良い生物を手配する事も出来ますね。4マナとサーチスペルにしては重い点がネックです。
-《忌々しい回収》
:DrSの時にも書きましたが、選択的に墓地/ハンドにカードを落せる為、必要牌を揃えやすいです。ヴァロルズよりも軽い2マナであり、Insである点も優秀。特にシナジーを意識しなくても普通に強い。
同様《追跡者の本能》や《根囲い》等でも良いですね。ただ、単体ではやはり回収が一番扱いやすいです。
-《礼儀正しい識者》
:変身能力を持ったルーターですね。普通にルーターをするだけでも強く、活用のために生物を落せば自身をアタッカーとして使用する事も出来ます。通常、ルーターのみのスペル/能力ではどうしても用法が限定されがちで腐る場面もあるのですが、攻撃手にもなれるためBeatdownとしても使用しやすいと思います。
ルーター能力に拘るのならば《信仰なき物あさり》の方が遥かに優秀ですね。
-《ヴェールの呪いのガラク》
:[-1]によって、必要牌を探しながら、盤面の不要牌を墓地に落して活用の弾に出来ます。能力自体は《ジャラドの命令》と同程度に使いやすいと言えます。また、表の[0]で目障りなチャンプブロッカーを退かし、Tocken生成により強化先の担保も出来ます。非常に使いやすいですね。
《ドムリ・ラーデ》と言う選択肢もあります。[+1]で生物を捜し、[-2]で強化した生物を用いて「格闘」が出来るため能力がこちらも噛み合ってます。また、不要な生物を格闘させて相手の壁を退かしたうえで強化に用いる場合もありますね。黒ガラクの裏面程マッチしていないものの、表面よりはマッチしているPWですね。
Eternal;
-《獣相のシャーマン》
:生きた《適者生存》ですね。
ヴァロルズを使用する上でここまでフィットするカードも少ないですね。
必要牌のサーチはもちろん、強化用の弾を墓地送りにする事まで同時にこなせます。当然、単体で使用しても変わらず強力で、打点の調達や銀弾の手配もこなせます。
専ら《復讐蔦》を使ったMadnessかMaverickの銀弾/《忠臣》コンボのための存在でしたが、今後は可能性が増えそうです。それらとのハイブリッドでも問題はありませんがね。
-《生き埋め》/《納墓》/《直観》
:墓地にカードを置くためのLegacyの基本カードですね。
ベリアードは墓地に置く枚数が、納墓は生物以外のサーチと軽さが、直観はハンドに1枚残せる点でそれぞれ強みがありますね。
生き埋めはそれに特化し過ぎるので《納墓》ぐらいが気楽に使えそうです。
-《出産の殻》
:Modernでは御馴染みのポッドも可能性はありますね。
生物のサーチと、場の生物の墓地送りを同時にこなせるので、上手く機能させれば良い働きをしそうです。
問題は、なら普通に無限トークンや無限頑強で良くない?という事。
わざわざ単品で使用するのなら上記のシャーマンの方が遥かに使いやすいので、これには特にお世話になる事は無さそうです。
-《壌土からの生命》/《腐敗農場の骸骨》
:Topを墓地に継続的に落とす手段ですね。
巧く調整すれば断続的に強化用の弾を手配できます。
Loamは《師範の占い独楽》との併用で扱いやすさが増しますし、Calebの記事でも載っていましたが《ヴォルラスの要塞》を併用すれば戦場に必要な生物を釣り上げる事も可能です。
対して、骸骨は自身が生物であるため不要なら食べる事が出来ます。もちろんアタッカーとして使う事も出来、非リムーブ系除去を主体とするデッキには価値を見いだせますね。
-《よりよい品物》
:私の好きなカードの1枚です。
「引いて、捨てる」ルーターを継続的にこなせます。他の物と同じくサーチ/ドローと墓地供給を同時にこなせますが、コイツの重要なところは活用によるサイズ強化で、効果の質を上げる事が出来る事ですね。
ついでにリムーブ避けにも使えます。
本体が重く、2枚目が不要な点が痛いですね。
と、ここまでが状況整理のためのカード。
次に整理後の利用、及びその他相性の良いカードを挙げます。
Std;
-《ゴルガリの死者の王、ジャラド》
:自身が《霊の花輪》で大きくなれるため活用で墓地の生物数が減る事は余り良い事ではないのですが、強化した生物を投げる事が出来る点と、能動的に墓地送りに出来る点が優秀。
単純に強化の効力をその時だけ2倍にしているようなものですからね。投げた後はその生物を再び活用すればいいですし。
また、復活能力のお陰で強化先としても悪くは無いです。
設置・起動・復活の全てのコストが重い点と、自分を砲弾に出来ない点が残念ですね・・・。
-《ボーラスの信奉者》
:こちらも同じく活用で強化した生物との相性が良い生物です。
強化した生物で殴った後、それを食べてドロー・ライフゲインの質を上げる事が出来ます。《よりよい品物》にも通じていますね。
ただ、引いたカードを直接は墓地送りにはできませんが。
もちろん食べた生物を活用に使う事も出来ますし、Cip後には本体が用済みなのでさっさとこいつも墓地に落して活用の弾に出来ます。
-《原初の狩人、ガラク》/《首席議長ゼガーナ》
:パワーを強化した分ドローを強化できる点で上と同じ。
生物を供給できる点も良い。
重さに耐える事が出来るのなら・・・。
-《欄干のスパイ》
:Cipでライブラリーを削る事が出来るため活用用の弾の補充が狙えますね。
強化先としても飛行を持つ為にそこそこの性能。
《地底街の密告人》とも機能性は被りますが、単体では何も仕事をしない密告人より強力です。
-《怨恨》/etc
:パワー分の数値をしっかり活かす意味でチャンプブロックを許さない点は重要です。
軽く、使い回しが効き、普通に強い。
能力付与カードが、生物である事に拘るのなら《冠角獣》《翼作り》《ゴーア族の暴行者》等も選択肢ですよね。
-《ヴェールのリリアナ》
:[+1]でハンドの生物を墓地に落して弾の補充、ブロッカーを退かす事で強化したサイズをより活かす2面で相性が良いです。
普通に使っても強い所が尚良い。
-《ウルヴェンワルドの足跡追い》
:ドムリでも上げましたが、活用は「格闘」と相性が良いです。
落とせるサイズは上がりますし、生物を墓地に落せる点も良い。現状は「破壊されない」生物での併用が基本ですが、活用でも相方としては悪くないです。
ドムリとの違いは本体が軽く、生物である事。
-《炎樹族の使者》
:前環境で、環境速度を一段階前に押し上げたカードですね。
戦力を展開しながら後続につなげる事が出来る点が本当に優秀です。
ヴァロルズと併用する場合でも、単純に展開速度を上げて攻撃、凌がれた後の強化の弾として~、と中速よりも一歩速いデッキを構築したいならアリだと思います。
また、本体の存在が役に立たない中・後半以降は2マナで+2/+2で手札から使用できる強化スペルとして使えますね。普通はディスカード手段が無い限りはキャストコスト+活用コストが必要になるのですが、これは単体でその弊害を解決してくれます。
因みに、単純にサイズを挙げるだけなら《ウルフィーの銀心》等の生物もいますが、活用とは働き方が異なるので、それらについての留意は必要です。
Eternal;
-《陰謀団式療法》
:相手のハンドの脅威を抜く、自分のハンドの生物を落す、場の生物をFbで利用後のリサイクル。
全てが噛み合っています。特に露払いは、活用と言う大きくテンポをロスする行為を行う以上、強化した生物の安全は確保する事が最優先事項なので、その地固めが出来る点は非常に優秀です。
-《発掘》/《墓所の勇者》
:生物の再利用。特にヴァロルズは3マナと重い上に除去耐性が皆無なのでコイツで回収できる点は優秀です。
他の生物も大体は釣れますし、要らないならサイクリングすればいいだけの事です。
《墓所の勇者》も同様の使い方が出来ます。
相手の生物を釣るリスクもありますが、《死儀礼のシャーマン》《漁る軟泥》でリムーブ出来るでしょう、マナカーブの関係上。
また、2段攻撃を持つ生物であるため、強化先としても非常に優秀です。+2/+2程度で十分フィニッシャーになれます。
効率は悪いですが、自身もパワー2で活用できますしね。
-《オルゾフの魔除け》
:ヴァロルズコンボの脆さを補強できます。
《死の影》を用いた準コンボ型高速Beat仕様にする場合、《死の影》を単体で使いたい場合も十分考えられます。
使えるサイズ(ライフ9程度から?)ならそのまま使っても強力ですし、ヴァロルズが揃わない場合は墓地にとどめておいても仕方が無いので。
また、ブロッカーを退かす手段にもなり得るので、その意味でも使いどころに困りません。
「救出」の方も無いよりマシでしょう。
-《小悪疫》
:各リソースを削るカードですね。
ハンドから捨てる/盤面から落とす事で活用の弾を補充出来ますし、それらのマイナス要素を緩和できるとも言えます。
同時に相手の生物も減らせるため除去としても優秀で不快な壁を退かす事も出来ます。
BG系デッキの供である《タルモゴイフ》とも相性が良です。
問題は自分の土地まで削るため、活用を使用するような中速デッキの展開を阻害しかねない所ですね。
それらを補う意味でもLoamの併用は相乗効果です。
-《歩く墓場、髑髏茨》
:手札やライブラリー以外の領域移動の場合、カウンターを保持したまま移る事が出来る生物です。墓地に落ちても釣り上げる手段さえ用意出来れば、活用をロスすることなく継続して使用できます。
ヴァロルズがサクリ台として機能できるため、後は釣り上げる手段だけですね。《発掘》のような軽い使い切りの釣竿から、《夜の断片》《繰り返す悪夢》等、また《ヘイヴングルの死者》《幽霊の酋長、カラドール》等を駆使する事で再度戦場を駆ける事が可能ですね。
「速攻」を持っているため、釣り上げた直後から戦力として計算でき非常に使いやすいです。
ただ、何にせよ、活用との関係が上で述べた一方通行の関係なので、主力として使用するには少々厳しい。これを使用する事でデッキパワーが相対的に著しく落ちてしまいます。
-《霧虚ろのグリフィン》
:「取り除く」系の効果で御馴染みのこのカードですね。
非常に重いものの、多くの状況で何らかのアクションが出来るようになります。
ハンド/追放領域 → キャスト、墓地 → 活用
ですね。類似の使い方としては《ムーアランドの憑依地》がありますね。どちらが良いかは一長一短。
-《霊気の薬瓶》
:活用は準コンボ仕様にする以外は基本的に相応のマナが掛り、相応のテンポロスを生じます。その意味で装備品と同じです。
一々コストを支払っていてはとても展開がままならないので、その意味で生物の展開を無視してくれるこのカードはとても重要です。
-《原初の成長》
:上記の薬瓶と目的は同じです。が、マナを掛けないかマナを伸ばすかの違いはありますね。
キッカーを用いる事で2枚土地をサーチする事が出来、マナブーストとしても優秀です。土地はアンタップですので隙も少ない。そして、不要な生物を墓地に落す事で活用の弾にする事も出来ます。
本体の軽さと打ち消されない/マナを掛けない生物への相性の薬瓶に対し、こちらは生物を落したり、単純に土地を伸ばす事の中速デッキへの恩恵等の違いがありますね。
と、ざっと思いつくだけでもこれだけのシナジーがあるカード群です。
実用的/非実用的は置いておくとしても非常に遊び甲斐のあるカードだと思えますねw
色々なカードを挙げましたが、使うデッキは?という事思えば、現行ではJunk系orMaverickになるかと思います。
Junk系はPT JUNKの様なWBGかJund(BRG)カラーになると思もわれます。
何れも中速デッキですね。
Junk系でBUGが無いのは、BUG系で採用される生物の悉くが相性が悪いからです。一方通行どころか相互不可通行な生物が多いためです。
そもそも、構える必要性のあるデッキではSocタイミングで動く活用は使いづらいでしょう。
対して、WBG/BRGは生物の質が比較的優秀なので、より使いやすく、構える状況もほぼ無いため問題性も薄いですね。その両条件を考えればWBG>BRGのフィット感かもしれませんね。
Rockに関しては、最近は幾つかの軸から寄せ集める事が多くなっていますが、この《縞痕のヴァロルズ》は新しいデッキの軸の一つに出来るやもしれません。ただし、そこほどは強くは無いので2・3本目のそれだと思っていますが・・・。
Maverickは、デッキの性質上どうしても生物が必要になるので、それに越した事は無いでしょう。
強化した生物を《ルーンの母》で保護できる点も良い。
現状tB型はサリア抜きの非生物スペルが多めになる構築ですが、このヴァロルズではまた異なる構成に出来そうです。
マナを多量の伸ばせるマナ生物や《スクリブのレインジャー》、《獣相のシャーマン》《緑の太陽の頂点》等の生物サーチなどいい条件も揃っています。
問題は基本的にマナレシオが高いとは言えない生物群ばかりである事でしょうか?
余り高性能な強化は期待できません。
ただ、本来パワー不足だからこそ、そこを補えれば余計に効果的とも言えますね。
あとはBGデッキですかね?
ただし、EvaGreenの様な高速Tempo系では全くマッチしない。スモポを使った純コントロールビートであるべきでしょう。
と、こんな所ですかね?
これらのカードと共に使っていくと相乗効果でより使いやすくなると思われます。
ただし、飽くまで、 ついでで使用しているという事を忘れてはいけないとも思います。
相乗効果も良いですが、それらを多少入れておくだけ、デッキとして多少寄せておくだけ、に留まるのが望ましいと思います。単体で戦えなければ仕方ありませんので。
基本的な「軸」としてに意識しておくことは
だと思います。
個の上に、肉付けとしてカードを足していく感じで良いと考えています。
という訳で、ヴァロルズの使い方/相性の良いカード群を考えてきました。
2)のコンボ要素は非常に魅力的です。
ただ、やはりコンボパーツとしては不安定に過ぎる点が如何ともしがたい問題です。
そしてそれらは単体で途方も無く弱い。
「StifleNaught」が優秀だったのは、コンボ自体の軽さカード2枚と、(1)Uの2マナと言う色拘束も薄い軽さ/つまり早さ。そしてそれらが揃わない場合でも《もみ消し》の環境的な優秀さがあってこそだと思います。
対してヴァロルズコンボは5マナで遅く、両方ともが非常に弱い。
少なくとも私は、これに特化したコンボを使う/優先する理由は見つけられません。
ハイブリッドもありますが、そこまでして捻じ込む程の優秀さを見つけられません。デッキの構造を歪めてまで入れる程か?と思います。
故に、これを使うのなら1)の様に通常のBeatdownのブラッシュアップのためのパーツとして用いる方を推します。
多少寄せてるだけで十分使いどころのあるカードとしてデッキにフィットするはずです。それぐらいBG系は元々相性の良いカードで占められてます。
除去や妨害からのリカバリー手段
装備品やPW等による強化手段の新手
それがこのカードの使い方としては適切だと私は考えるに今回は至りました。
まぁ、しかし新しいカードでもあります。
膨大なカードプールではこれ以外の、又はもっと深い使い方など無数に存在するかもしれません。
考えれば考えるだけ使い方はあると思います。
そういう事を考えると、時に何か思いもしない発見があるかもしれませんね。
さて、今回はここまで、です。
今回は久々に、本当に長ったらしくなってしまいましたw
果たして最後までちゃんと読んでいただけた方は如何程になるのか・・・。
少なくとも、私なら途中で断念しますねww
そんな訳で、最後までお付き合いいただけた方も、諦めた方wにも改めてお礼を言わせていただきます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かの考える切っ掛けになれば幸いです。
長々と書いていたヴァロルズの文章がやっと終わりました。
本当に長ったらしくて推敲する気も起きない・・・。
読む方は斜め読み推奨・・・。
では行きます。
Varolz, the Scar-Striped / 縞痕のヴァロルズ (1)(黒)(緑)
伝説のクリーチャー — トロール(Troll) 戦士(Warrior)
あなたの墓地にある各クリーチャー・カードは、それぞれ活用を持つ。活用コストは、それ自身のマナ・コストに等しい。(クリーチャー・カードをあなたの墓地から追放し、それ自身のマナ・コストを支払う:クリーチャー1体を対象とし、それの上にそのカードのパワーに等しい数の+1/+1カウンターを置く。活用はソーサリーとしてのみ行う。)
他のクリーチャーを1体生け贄に捧げる:縞痕のヴァロルズを再生する。
2/2
:ゴルガリギルドではDGMで最も話題をさらったゴルガリの英雄ですね。
Calebも記事を書いてくれるぐらい期待値は高めなカードです。
(原文はこちら→http://www.channelfireball.com/articles/spoiler-spotlight-varolz-the-scar-striped/)
(私の意訳は過去のエントリーを参照してください。)
元々「活用」自体は強めな能力であったものの、どうにもコストの高さが弊害であったためなかなか浸透しませんでしたが、このカードの登場によってもっと使いやすくなるのだと思えば、自然と期待値は高くなるものです。それもカードプールが広くなればなるほど有用性が広がるカードの典型なので、エターナルプレイヤーの期待が特に高いのも判りますね。
さて、このカードを使う上で、指針は二つありますね。
1)通常のBeatdownに組み込み、中・後半で除去された生物をリサイクルする「活用」本来の運用思想。
2)巨大な生物を墓地に落して、それを活用する事で生物を超強化するコンボの運用思想。
基本的には2)の点で注目されていますね。
Std/エターナル関わらず如何にマナレシオの高い生物を活用するか?と言う点で注目されています。
Stdの場合は効率よく生物を強化する手段を、エターナルでは「Cephalid Breakfast」の様に墓地の巨大生物を利用して場の生物を超強化するコンボ特化式手段を、主に思索されていますね。
やはりエターナルでのコンボ方面はインパクトが強く興味をそそられますね。
ただ、このコンボ方式の中でも、純粋に瞬殺方式に拘るルートと、超強化を用いた高速Beatの形をとるルートの2通りが存在します。ここら辺の違いも重要ですね。
1)の方は、「活用」における基本に忠実な使い方なのですが、地味すぎて全く注目されていません。
が、この方面で考えても十分に強力であると私は考えています。
《滑り頭》を除いて「活用」持ちは非常に重たく効率の悪い物ばかりでしたが、それらを軽くでき遥かに使いやすくできます。修正値の大小にあまりかかわらずに4マナ5マナ平気で掛っていたコストを現実的な1マナ2マナ3マナに落し込めるだけでも十分に強力ですよね。
地味と言えば、ヴァロルズの「再生」能力も素晴らしい物なのですが、こちらもほぼ無視されていますね。
この生け贄コストにより、生物を即座に強化スペルへと転化させる事が出来るため、選択的な有効性として自身の能力をより強力な物に昇華させています。自転車と三輪車レベルの使いやすさの違いを個々で生み出せていると私は思います。
環境的に「陰鬱」を見たす目的での使用も可能で、非常にシナジーのある能力に仕上がっています。
Legacyで言えばStP/PtEのリムーブを躱せるだけでも十分でしょう。確定除去だけでも厳しいですが、折角の活用も機会ごと奪われるため、それを防げる点は有用と言って差し支えないと思います。
加えて、本来の再生能力で見ても勿論有用ですね。
システム生物故に狙われやすいんですが、この能力が有るお陰で生き残る選択肢を持てます。普通に使うには少々重たいコストですが、無いよりは遥かにマシという物でしょう。
因みに、Stdでの使用の場合、超強化するには十分なマナプールが存在しない為、基本的に、効率的な強化を旨とする構築になりますね。
但しここで問題があります。
効率的な強化であれば当然マナレシオが高く且つ低コストである必要性があります。それらは往々にしてWeenieのデッキタイプの戦略に合致する生物群です。対して「活用」と言う能力自体は基本的にBeatdownの速度の戦略です。そもそもKeyとなるヴァロルズ自体が3マナスタートしている状態です。
つまりデッキコンセプトに致命的な開きが存在するんですね。
適当にカードを突っ込むだけではこの差を埋める事が出来ないただのJunk、各カードが完全に乖離したデッキになってしまいます。これをどう埋めていくかがStdにおけるヴァロルズデッキの構築要点になるのではないかと思います。
-《忌々しい小悪魔》
:AVRで話題になった懲罰者ですね。基本的に相手の最も有利な選択肢を取る事になりますが、どちらを取ってもコイツは優秀ですからね。
1マナでパワー4と、エターナルまで見渡しても素晴らしいマナレシオです。
中・後半以降は役立たずの4/3と戦場に出る事が多い小悪魔ですが、ヴァロルズが場にいる事で(生贄に捧げて)即座に単体強化として用いる事が出来ます。1マナで4点or2マナ(RR)で+4/+4修正(もちろん生物のままでも良いんですが)です。選択肢がこちらにも用意されているため懲罰者としての難点が薄れ、自身に最も有利な選択が可能になっていますね。
結果として、いつ引いても腐らない生物になります。
-《まどろむドラゴン》
:同じく、最高レベルのマナレシオを持つ生物ですね。ヴァロルズの能力で「+1/+1×5以上のカウンターが必要」と言う難条件も薄れます。問題は2マナで打点強化にしようが、強化して8/8飛行としてつかおうが、中・後半以降にしか役を成さない事ですね。ブロックさえ出来ないので序盤は完全に捨て札。「格闘」させる手段があればまだ使えない事も無いのですが・・・。
-《ロッテスのトロール》
:BG系の主力の1枚ですね。
生物を捨てる事により自身を強化できますが、その能力によりヴァロルズの「活用」を「場に出して、即座に生け贄」という工程を省く事が出来ますね。より軽くテンポ的な挙動となります。
その上、自身が「トランプル」「再生」を有するために強化先としても非常に優秀です。
やる事が無いときは壁としても使えるので、いつ引いても腐りにくい生物ですね。自身も2マナでパワー2ですから、活用の効率が悪いわけでもないですね。
-《群れネズミ》
:上と同じく、共鳴者として使う事が出来ます。残念ながら3マナが掛るため共鳴者として優れているという訳ではないのですが、その代わり全てのハンドを使用でき、ネズミトークンを場に出せる為戦力の拡充では単体としてはトロールより上ですね。
しかも、サイズが特定定義能力であるため、活用コスト2マナでの超強化も可能性があります。
まぁ、高いマナレシオを有するような状況(場にネズミが4,5体以上?)ならそのまま殴ればいいだけなのでOverKill感漂ってますが・・・。
-《裂け木の恐怖》
:特定定義能力を持つ生物です。
サイズ構成が「貴方の墓地にある生物の枚数」なのでイマイチ「活用」とは噛み合ってないのですが・・・。
まぁ、それでもトランプルを持つのでフィニッシャーとしても優秀。
何より毎ターン墓地を2枚肥やす能力があるため、活用し過ぎて弾不足・サイズ不足になるのを補う事が出来ます。《骨塚のワーム》との大きな違いですね。
ただ、活躍できるのは能力の関係上、中盤でもさえ難しく、いつコイツを使うのか?と言う状況になりがちですね・・・。
対して、エターナルでは2)の方面で使用するのなら重要になるのは他の類似コンボデッキとの比較です。もっと言えば このコンボを使用する優位性を見いだせるかどうか?に懸かってきますね。
まずはっきり言って、「速度」と言う部分に置いて、このデッキに優位性は存在しません。
TheSpyの「Cephalid Breakfast」型(《擬態の原形質》→《巨大ヒヨケムシ》+《絶滅の王》)の方が類似のルートでも遥かに速いからです。墓地・生物を使った高速コンボなら他にもTinFins等もありますしね。
つまり瞬殺方面は「無し」の方が健全だと考えています。
また、ヴァロルズ自身が3マナの生物でタフネス2、と致命的なほど脆い点も憂鬱な点。コンボの片割れとするにはあまりに不確定要素が多いのです。
超強化を用いた高速Beatの形を取る事になりそうです。
高速Beatと言っても準コンボ仕様が旨であり、瞬殺とまでは行かないまでも2~3パンチぐらいで倒せるぐらいが基準になると思います。
が、問題はその場合に発生する弊害ですね。
まず、上記した通り、ヴァロルズ自体が3マナとエターナルでは少々重い生物である事。加えて、墓地に弾となる捕食用生物を捨てておく必要があり、その上で墓地Hateの吹き荒れるLegacy界でゴミ箱の中身をコンボに使用するまで死守しておく必要があるという事。最後に付け加えるのなら、強化先の生物が除去耐性や回避能力を有しているべきである事ですね。
ここまで書くと、 使用するまでの越えるべき障害がかなり多い事が判ります。
-《ファイレクシアン・ドレッドノート》
:真先に名前が挙がったマナレシオとい言葉の代表格ですね。
Legacyでもスタイフルノートの代わりにヴァロルズを用いる意見はよく出ています。
ドレッドノートを宛ら2マナの強化スペルの様に用いて生物を+12/+12の永続強化が出来ます。ちょっと何言ってるかよく判らないですねw
ただし、ヴァロルズの3マナにドレッドノートの1マナ+活用コスト1マナを合わせると 計5マナも掛ります。妨害の非常に多いLegacyで分割してターンを返すことは容易ではない為、この5マナが基本、最低でも4マナ程度はかかると見ていいと思います。
やはり重すぎますよね・・・。
この他にも安定した強化先も手配しなければいけない・・・。
加えてこの2種が単体ではあまりに役立たずであり、噛み合わなかった時の動きが酷過ぎますね(まぁ、コンボなんて概ねそんな物ですが・・・)。
そこで現在主流で考えられているのが、《もみ消し》を採用しUBGカラーのハイブリッドにする事ですね。
が、Tempo型のデッキとのハイブリッドと異なり、中速Beatdownでは《もみ消し》も単体で活かせるカードとは言い難いと思います。
結局、ドレッドノートを使用する場合、既存のドレッドノートのデッキよりも優れた構築が可能か?と言われると疑問符を持たざるを得ません。《突然の衰微》により影響力を落したドレッドノートのカバー手段として用いる程度の物だと思います。が、それもUBにしてハンデスや《幻視の魔除け》を搭載した種を超える物か?と言われると・・・。
-《死の影》
:マナレシオの界の現第一位です。
既に既存のUBx系Tempoデッキで使用されていますね。
ただし、ヴァロルズを併用する場合はやはり中速Beatdownにしかできない為、それらの構築とは異なるものになると思います。
ただし、そこはやはり黒。
《闇の腹心》に《思考囲い》に《殺し》にフェッチ・・・。放っておいても勝手に死にそうなライフになっているため、ドレッドノートと異なり、単体で全く使用できる目途が立たないわけではありません。
使用するのなら、基本的には強化スペルとして使いながら、後半以降は追加の打点として機能させる形になるのではないでしょうか?
《ギタクシア派の調査》や《殺し》《森の知恵》の様なスペルもあるものの、折角ヴァロルズを使用するのでしたら《肉裂き怪物》を使ってみるのも手ですね。
他にも《狩り立てられた恐怖》や《誘うワーム》等いくつかの高いマナレシオを有する選択肢もあるものの、Legacy界では2マナは軽くは無いため、そのため(強化スペルとして)だけでは費用対効果として優れているとは思えない故に、個人的にはあまりお勧めできません。準コンボ仕様にするのなら上記の2種で十分であると思います。
《鎌虎》の能力が「被覆」では無く「呪禁」だったならと思わざるを得ませんが・・・。
エターナルでは1)の方面でもStd以上に強力であると思います。それは、当然ですがマナレシオの優れた生物がカードプールが広い分だけ多く存在するためですね。その意味では中速Beatdownで用いても十分に機能し、デッキの打点強化に繋がります。
装備品などでは対処される恐れもあるものの、除去耐性の高い生物をそのまま強化できれば、より安定した戦力として期待できます。
また、こちらのルートなら、敢えて墓地を使用に迫られるものでもなく飽くまでついでの業なので相手の墓地Hateへの問題も比較的抑えられます。
個人的には、使い勝手の良さから、下手にコンボを意識する必要もないとまで考えています。
コンボ性ばかりが目につくヴァロルズの特性ですが、私としてはこの通常のデッキへの投入と言うほうが遥かに現実的な選択肢に思えます。除去や打消し・ハンデスに対して、デッキとして耐性を挙げる事が出来るという「だけ」でも十分な効果が見込めると思います。
(まぁ、そこそこの打点を墓地に落し、そこから場に影響力を施すという点では準コンボであるUG Madnessや亜神Boon!!を覚えますが・・・。)
-《タルモゴイフ》
:「「活用」をついでに使う」と言う用法の代名詞ですね。
2マナでパワー4程度なら安定して成長させる事も出来るので、除去耐性の無さも問題になりません。
場に在っても、死んでもナイスガイ。
-《土地を食うもの》
:サイズに於いて、タルモを遥かに凌駕するフィニッシャーですね。
トランプルも兼備しているため、チャンプブロックも許さず、強化先としてもより効果的です。
除去耐性は変わらず皆無であるものの、墓地に落ちてもやはりその打点を再び場に行使できるので使用の価値はありますね。
3マナと少々重いものの、それに値する強さです。
因みに、この2種は低マナ域で特定定義能力の変動サイズを有しているため優秀なのですが、最も軽い生物に《金屑の悪鬼》と言う1マナの生物もいます。BRG(Jundカラー)でAtfを活かすデッキは難しいものの《処刑人の薬包》や《裏切り者グリッサ》等を用いたデッキもあるので参考までに・・・。
-《ドライアドの闘士》
:継続的な特定の墓地Hateが出来る生物です。
Legacyにおいて非コンボのUデッキには十中八九でScMを用いているためそれらに対して効果的な生物です。また、タルモや墓忍び、マングースの天敵でもありますね。が、同時に除去もされやすい生物です。
その除去されやすさを逆手に取れるわけです。
本来の機能とは違うものの、1マナでパワー2を強化できるのなら、余剰効果として十分な働きではないでしょうか?
-《潮の虚ろの漕ぎ手》
:Cipでナイトメアな《酷評》が打てるJunk/Deadguyの対Combo生物ですね。
アンフェアなデッキに非常に強く、フェアなデッキに対して非常に脆い極端なカードですが、上手くやれば安定して手札破壊として機能させる事が出来ます。
まぁ、ヴァロルズの後にキャストする必要があるため、マナカーブ的には微妙なのですが、それでも酷評+活用と使う事が出来るので、アタックもブロックも出来ずにただ戦場に置いておくよりも遥かに使いやすくなります。
因みに、通常のデッキに組み込む上で《スレイベンの守護者、サリア》《闇の腹心》《ファイレクシアの破棄者》《月の大魔術師》など非常に除去されやすい他のシステム生物もリサイクル出来るのでこれらの脆さにも多少は溜飲を下げる事も出来ます。
特にサリアに関しては、自分を強化する場合も考えられ、先制攻撃のお陰でかなり高い戦闘力を期待できますね。
また、仕様の関係上、自動的に墓地に落ちる代わりに高めのパフォーマンスを有するカードやCiP使用後には用済みの生物等の再就職先としても悪くない選択肢かと思います。
-《火花の精霊》
:知ってる人は知っているプチ《ボール・ライトニング》です。
最序盤に使用できない限りあまり有用なカードでは無いのですが、Legacyならタルモ・KotR・墓忍び以外には十分なサイズであり、ワンパンチ後は速やかに強化スペルとして活用できます。全く役に立たない状況ならそのまま2マナのスペルにします。
要は形を変えた《地獄火花の精霊》だと思っていただければいいと思います。
地を這う3点火力が付いた強化スペルとして見る事も出来ますね。
単体で見れば中速に入る筈も無いスペックですが、ヴァロルズを用いる事で(瞬間では無く継続的な影響力を行使できるので)アリになります。
中盤以降もまずは打点として計算したいのなら《稲妻の大蛇》と言う選択肢もあります。また、色を増やしたくないのなら《ウークタビー・ドレイク》と言う手もありますね。1打点落ちるものの、必要に応じて場に残せる為継続的な活動も視野に入れる事が出来ます。
この手の話題になると《ボール・ライトニング》や《地壊し》は??と言う話も出ると思います。3マナで6打点強化は、一働きの後のサービス残業には十分すぎる働きではありますが・・・。残念ながらトリプルシンボルのハードルが高すぎるように思います。3マナ自身も費用対効果は高めなものの重い事には変わりありませんしね。これらを使用するのなら《ケルドの匪賊》の方が使いやすいでしょう。
因みに、Bにも《待ち受ける禿鷹》という類似の生物が居ます。
Bの1マナ最高レベルのコストパフォーマンスを誇るのですが、継続使用はまず無理なので不要と思えばとっとと墓地送りに出来ます。
Ins速度(正確にはスタックを用いないのでそれ以上)で、自分でハンドからゴミ箱に落ちる事が出来るので他の生物よりも強化だけなら使いやすいです。同様の生物《墳墓の食屍鬼》よりも、アタッカーとしてもマナレシオも、強化の弾としても優れています。
-《ヨツンの兵卒》
:ハ?墓地使うデッキで墓地掃除する生物とか頭悪いの?と思われるかもしれませんがちょっと聞いてくださいな。
御存じのように、墓地を掃除しつつアタックする生物です。固定値のサイズは優秀で、これがWeenie/Beatdown問わず使用されてきた事でも証明されています。大抵2~3パンチで維持不可能になるのですが・・・。
が、それで問題ないのです。数回殴った後はその間に展開された後続の強化に使用できますからね。ヴァロルズの活用を用いれば破産後も場に打点4を提供する事が出来ます。
もちろん、相手の墓地を掃除する事で一定の効果を上げる事も出来ますし、自分に被害が出る様になったら支払いを拒否すればいいだけの事です。これまでは場の打点を維持するか墓地のリソースを取るかで悩まされましたが、活用に使用できるのならそれ程維持に拘る必要性は無くなりますね。
-《クァーサルの群れ魔道士》
:ここ最近は色々な事情により存在感が薄くなりつつあるQPMです。
が、置き《解呪》が重要である事は今なお事実です。
戦場に残り打点となるのも良いですが、必要とあらば躊躇なく起動しますよね。その後の使い回しが出来るという点で無駄が無いです。特に継続的な墓地Hate《安らかなる眠り》を破壊できる点は、デッキにとって重要なはず。
マナレシオも最低限のラインを保持。
-《エレンドラ谷の大魔導師》
:置き《否認》。
打点は低く、マナレシオも極めて低いものの、能力が強力で、それを使い回せる回数を増加させれるのならそれだけの価値はあります。
-《台所の嫌がらせ屋》
:上でも書いた「頑強」持ち生物。
その中でも特に安定した戦力ですね。
ヴァロルズがいれば安定して生け贄に出来るので好きなタイミングでライフゲインも可能です。頑強の回数を増やせるのでライフゲイン量も増やせます。頑強持ちでは数少ない下限以上のサイズであり、3マナで3打点なのでマナレシオも悪くは無いですね。
これら「頑強」持ちは「無限頑強」デッキも存在しますが、それほど本格的にデッキを寄せる必要は無く、飽くまでついでのシナジー程度に抑えられます。
よりオフェンシブなら《ゲラルフの伝書使》もありますが、ブロッカーとして極めて使用しにくく、また「不死」は頑強と異なり強化先としては優良とは言い難いので、キッチンに比べると評価は微妙です・・・。
-《瞬唱の魔道士》
:極めて使いやすいCiP能力と、極めてどうでもいいサイズを兼備したScMはCiP後さっさと戦闘で使用して、その後、主戦力の強化に使用するには持って来いの性能です。
もともと2マナ生物ではありものの、実際には3~4マナ程度の重さなので、中速デッキの速度に合致します。
2マナでパワー2なので弾としても悪くは無い性能です。
-《真面目な身代わり》
:ScMと同じく極めて高いCiP能力を誇ります。
特に《不屈の自然》は中速デッキとしては非常に有難いです。
が、やはりマナレシオは最悪に近いので、無いよりはマシ程度の存在。
中速と言うよりもコントロールデッキでの使用が輝る生物なので、流石にヴァロルズとの併用は微妙ですかね?
よりオフェンシブな選択としては《ヤヴィマヤのドライアド》が良いですね。
マナレシオもまだマシな部類で、土地を伸ばせるのは変わらず。
重要なのは相手に押し付ける事が出来る点で、かつ「森渡り」を持っている点。自身を強化できればアンブロッカブルなマッスル生物に出来ます。
-《芽吹くトリナクス》
:極めて高性能なPiG能力です。
墓地に落ちた後も複数の打点を残す事が出来、マナレシオも悪くは無いです。リムーブは問題でしたが、サクリ台が横にいるのなら問題は無いですね。
-《ファイレクシアの抹殺者》
:漢は其処に夢を見る。
喩えタルモを壁に置かれても、稲妻で黒焦げにされても・・・。
俺たちは、唯の転がり落ちる石なのさ・・・。
と、こんな所です。
通常のBGxデッキに用いると言っても多少はヴァロルズの特性に寄せる必要があるため《朽ちゆくヒル》等を用いるのは難しいですね。
また、上に挙げた物は死肉漁り用として優秀なカードでしたし、強化先としても相応に優秀です。
対して、強化される事のみが優秀な生物群も当然存在し、
Stdで言えば《水深の魔道士》《野生の獣使い》《円環の賢者》等
エターナルで言えば各種スパイクや《トリスケリオン》等
がそれに当たります。
これらは本体が強化される事には向いていても、それ自身が弾となるには絶望的に向いていない、一方通行の関係のため、個人的にはあまり良い組み合わせであるとは思いません。一方通行の関係ならばもっとハイリスクハイリターンである方が望ましいと感じます。ローリターンとまでは言いませんが、噛み合わない場合に脆すぎるので・・・。
そして、
強化先として優れているのは、サイズが挙がる事が純粋に有用である、コンバット生物だと思います。
・トランプルや飛行、アンブロッカブル等の回避能力
・絆魂や警戒・感染や2段攻撃等の攻防に強い能力
・プロテクションや呪禁等の除去耐性
を有する生物達ですね。
私が、上で挙げてきた普通のデッキに投入すると言う考えは、普通にこれらの生物を強化した場合の恩恵が大きい点であると思います。つまり 「普通に使えば、普通に強い」んですね。
《樹上の村》《墨蛾の生息地》等ミシュラランドや《シミックの魔鍵》《ディミーアの魔鍵》等でも強化先としては悪くは無いですね。これらは一方通行の関係ですが、普通にマナを供給する役目があるため、単体で役に立たないという事は無いので問題はありませんね。
また、強化先として《最後のトロール、スラーン》がよく名前が挙がりますが、強化前提で行くのなら《トロールの苦行者》の方で良いと思います。4マナ:+4/+4よりも3マナ:+3/+3のほうがLegacy的には現実的だと思います。
《ドライアドの東屋》は勘違いされがちですが、マナコストは0では無く、「無い」ため、活用は出来ません。ここは注意が必要ですね。
さて、ここまでは能力に直接使用する・されるカードについて挙げてきましたが、ここからはそれを運用するため補助カードを少し見ていきます。ヴァロルズを使用する上で相性の良いカード群ですね。
「活用」自体は強力であるものの、それを使用するにはある程度の状況を作らなければいけません。そういう物を整えるのに優位性を見いだせる物を見ていきたいと思います。
Std;
-《ジャラドの命令》
:墓地・ハンドに其々カードを一枚ずつ補充できるカードです。如何なる状況であってもハンドに《縞痕のヴァロルズ》を、墓地に捕食用の弾を補充出来ます。既に場にヴァロルズがある状況ならば、強化先としてより良い生物を手配する事も出来ますね。4マナとサーチスペルにしては重い点がネックです。
-《忌々しい回収》
:DrSの時にも書きましたが、選択的に墓地/ハンドにカードを落せる為、必要牌を揃えやすいです。ヴァロルズよりも軽い2マナであり、Insである点も優秀。特にシナジーを意識しなくても普通に強い。
同様《追跡者の本能》や《根囲い》等でも良いですね。ただ、単体ではやはり回収が一番扱いやすいです。
-《礼儀正しい識者》
:変身能力を持ったルーターですね。普通にルーターをするだけでも強く、活用のために生物を落せば自身をアタッカーとして使用する事も出来ます。通常、ルーターのみのスペル/能力ではどうしても用法が限定されがちで腐る場面もあるのですが、攻撃手にもなれるためBeatdownとしても使用しやすいと思います。
ルーター能力に拘るのならば《信仰なき物あさり》の方が遥かに優秀ですね。
-《ヴェールの呪いのガラク》
:[-1]によって、必要牌を探しながら、盤面の不要牌を墓地に落して活用の弾に出来ます。能力自体は《ジャラドの命令》と同程度に使いやすいと言えます。また、表の[0]で目障りなチャンプブロッカーを退かし、Tocken生成により強化先の担保も出来ます。非常に使いやすいですね。
《ドムリ・ラーデ》と言う選択肢もあります。[+1]で生物を捜し、[-2]で強化した生物を用いて「格闘」が出来るため能力がこちらも噛み合ってます。また、不要な生物を格闘させて相手の壁を退かしたうえで強化に用いる場合もありますね。黒ガラクの裏面程マッチしていないものの、表面よりはマッチしているPWですね。
Eternal;
-《獣相のシャーマン》
:生きた《適者生存》ですね。
ヴァロルズを使用する上でここまでフィットするカードも少ないですね。
必要牌のサーチはもちろん、強化用の弾を墓地送りにする事まで同時にこなせます。当然、単体で使用しても変わらず強力で、打点の調達や銀弾の手配もこなせます。
専ら《復讐蔦》を使ったMadnessかMaverickの銀弾/《忠臣》コンボのための存在でしたが、今後は可能性が増えそうです。それらとのハイブリッドでも問題はありませんがね。
-《生き埋め》/《納墓》/《直観》
:墓地にカードを置くためのLegacyの基本カードですね。
ベリアードは墓地に置く枚数が、納墓は生物以外のサーチと軽さが、直観はハンドに1枚残せる点でそれぞれ強みがありますね。
生き埋めはそれに特化し過ぎるので《納墓》ぐらいが気楽に使えそうです。
-《出産の殻》
:Modernでは御馴染みのポッドも可能性はありますね。
生物のサーチと、場の生物の墓地送りを同時にこなせるので、上手く機能させれば良い働きをしそうです。
問題は、なら普通に無限トークンや無限頑強で良くない?という事。
わざわざ単品で使用するのなら上記のシャーマンの方が遥かに使いやすいので、これには特にお世話になる事は無さそうです。
-《壌土からの生命》/《腐敗農場の骸骨》
:Topを墓地に継続的に落とす手段ですね。
巧く調整すれば断続的に強化用の弾を手配できます。
Loamは《師範の占い独楽》との併用で扱いやすさが増しますし、Calebの記事でも載っていましたが《ヴォルラスの要塞》を併用すれば戦場に必要な生物を釣り上げる事も可能です。
対して、骸骨は自身が生物であるため不要なら食べる事が出来ます。もちろんアタッカーとして使う事も出来、非リムーブ系除去を主体とするデッキには価値を見いだせますね。
-《よりよい品物》
:私の好きなカードの1枚です。
「引いて、捨てる」ルーターを継続的にこなせます。他の物と同じくサーチ/ドローと墓地供給を同時にこなせますが、コイツの重要なところは活用によるサイズ強化で、効果の質を上げる事が出来る事ですね。
ついでにリムーブ避けにも使えます。
本体が重く、2枚目が不要な点が痛いですね。
と、ここまでが状況整理のためのカード。
次に整理後の利用、及びその他相性の良いカードを挙げます。
Std;
-《ゴルガリの死者の王、ジャラド》
:自身が《霊の花輪》で大きくなれるため活用で墓地の生物数が減る事は余り良い事ではないのですが、強化した生物を投げる事が出来る点と、能動的に墓地送りに出来る点が優秀。
単純に強化の効力をその時だけ2倍にしているようなものですからね。投げた後はその生物を再び活用すればいいですし。
また、復活能力のお陰で強化先としても悪くは無いです。
設置・起動・復活の全てのコストが重い点と、自分を砲弾に出来ない点が残念ですね・・・。
-《ボーラスの信奉者》
:こちらも同じく活用で強化した生物との相性が良い生物です。
強化した生物で殴った後、それを食べてドロー・ライフゲインの質を上げる事が出来ます。《よりよい品物》にも通じていますね。
ただ、引いたカードを直接は墓地送りにはできませんが。
もちろん食べた生物を活用に使う事も出来ますし、Cip後には本体が用済みなのでさっさとこいつも墓地に落して活用の弾に出来ます。
-《原初の狩人、ガラク》/《首席議長ゼガーナ》
:パワーを強化した分ドローを強化できる点で上と同じ。
生物を供給できる点も良い。
重さに耐える事が出来るのなら・・・。
-《欄干のスパイ》
:Cipでライブラリーを削る事が出来るため活用用の弾の補充が狙えますね。
強化先としても飛行を持つ為にそこそこの性能。
《地底街の密告人》とも機能性は被りますが、単体では何も仕事をしない密告人より強力です。
-《怨恨》/etc
:パワー分の数値をしっかり活かす意味でチャンプブロックを許さない点は重要です。
軽く、使い回しが効き、普通に強い。
能力付与カードが、生物である事に拘るのなら《冠角獣》《翼作り》《ゴーア族の暴行者》等も選択肢ですよね。
-《ヴェールのリリアナ》
:[+1]でハンドの生物を墓地に落して弾の補充、ブロッカーを退かす事で強化したサイズをより活かす2面で相性が良いです。
普通に使っても強い所が尚良い。
-《ウルヴェンワルドの足跡追い》
:ドムリでも上げましたが、活用は「格闘」と相性が良いです。
落とせるサイズは上がりますし、生物を墓地に落せる点も良い。現状は「破壊されない」生物での併用が基本ですが、活用でも相方としては悪くないです。
ドムリとの違いは本体が軽く、生物である事。
-《炎樹族の使者》
:前環境で、環境速度を一段階前に押し上げたカードですね。
戦力を展開しながら後続につなげる事が出来る点が本当に優秀です。
ヴァロルズと併用する場合でも、単純に展開速度を上げて攻撃、凌がれた後の強化の弾として~、と中速よりも一歩速いデッキを構築したいならアリだと思います。
また、本体の存在が役に立たない中・後半以降は2マナで+2/+2で手札から使用できる強化スペルとして使えますね。普通はディスカード手段が無い限りはキャストコスト+活用コストが必要になるのですが、これは単体でその弊害を解決してくれます。
因みに、単純にサイズを挙げるだけなら《ウルフィーの銀心》等の生物もいますが、活用とは働き方が異なるので、それらについての留意は必要です。
Eternal;
-《陰謀団式療法》
:相手のハンドの脅威を抜く、自分のハンドの生物を落す、場の生物をFbで利用後のリサイクル。
全てが噛み合っています。特に露払いは、活用と言う大きくテンポをロスする行為を行う以上、強化した生物の安全は確保する事が最優先事項なので、その地固めが出来る点は非常に優秀です。
-《発掘》/《墓所の勇者》
:生物の再利用。特にヴァロルズは3マナと重い上に除去耐性が皆無なのでコイツで回収できる点は優秀です。
他の生物も大体は釣れますし、要らないならサイクリングすればいいだけの事です。
《墓所の勇者》も同様の使い方が出来ます。
相手の生物を釣るリスクもありますが、《死儀礼のシャーマン》《漁る軟泥》でリムーブ出来るでしょう、マナカーブの関係上。
また、2段攻撃を持つ生物であるため、強化先としても非常に優秀です。+2/+2程度で十分フィニッシャーになれます。
効率は悪いですが、自身もパワー2で活用できますしね。
-《オルゾフの魔除け》
:ヴァロルズコンボの脆さを補強できます。
《死の影》を用いた準コンボ型高速Beat仕様にする場合、《死の影》を単体で使いたい場合も十分考えられます。
使えるサイズ(ライフ9程度から?)ならそのまま使っても強力ですし、ヴァロルズが揃わない場合は墓地にとどめておいても仕方が無いので。
また、ブロッカーを退かす手段にもなり得るので、その意味でも使いどころに困りません。
「救出」の方も無いよりマシでしょう。
-《小悪疫》
:各リソースを削るカードですね。
ハンドから捨てる/盤面から落とす事で活用の弾を補充出来ますし、それらのマイナス要素を緩和できるとも言えます。
同時に相手の生物も減らせるため除去としても優秀で不快な壁を退かす事も出来ます。
BG系デッキの供である《タルモゴイフ》とも相性が良です。
問題は自分の土地まで削るため、活用を使用するような中速デッキの展開を阻害しかねない所ですね。
それらを補う意味でもLoamの併用は相乗効果です。
-《歩く墓場、髑髏茨》
:手札やライブラリー以外の領域移動の場合、カウンターを保持したまま移る事が出来る生物です。墓地に落ちても釣り上げる手段さえ用意出来れば、活用をロスすることなく継続して使用できます。
ヴァロルズがサクリ台として機能できるため、後は釣り上げる手段だけですね。《発掘》のような軽い使い切りの釣竿から、《夜の断片》《繰り返す悪夢》等、また《ヘイヴングルの死者》《幽霊の酋長、カラドール》等を駆使する事で再度戦場を駆ける事が可能ですね。
「速攻」を持っているため、釣り上げた直後から戦力として計算でき非常に使いやすいです。
ただ、何にせよ、活用との関係が上で述べた一方通行の関係なので、主力として使用するには少々厳しい。これを使用する事でデッキパワーが相対的に著しく落ちてしまいます。
-《霧虚ろのグリフィン》
:「取り除く」系の効果で御馴染みのこのカードですね。
非常に重いものの、多くの状況で何らかのアクションが出来るようになります。
ハンド/追放領域 → キャスト、墓地 → 活用
ですね。類似の使い方としては《ムーアランドの憑依地》がありますね。どちらが良いかは一長一短。
-《霊気の薬瓶》
:活用は準コンボ仕様にする以外は基本的に相応のマナが掛り、相応のテンポロスを生じます。その意味で装備品と同じです。
一々コストを支払っていてはとても展開がままならないので、その意味で生物の展開を無視してくれるこのカードはとても重要です。
-《原初の成長》
:上記の薬瓶と目的は同じです。が、マナを掛けないかマナを伸ばすかの違いはありますね。
キッカーを用いる事で2枚土地をサーチする事が出来、マナブーストとしても優秀です。土地はアンタップですので隙も少ない。そして、不要な生物を墓地に落す事で活用の弾にする事も出来ます。
本体の軽さと打ち消されない/マナを掛けない生物への相性の薬瓶に対し、こちらは生物を落したり、単純に土地を伸ばす事の中速デッキへの恩恵等の違いがありますね。
と、ざっと思いつくだけでもこれだけのシナジーがあるカード群です。
実用的/非実用的は置いておくとしても非常に遊び甲斐のあるカードだと思えますねw
色々なカードを挙げましたが、使うデッキは?という事思えば、現行ではJunk系orMaverickになるかと思います。
Junk系はPT JUNKの様なWBGかJund(BRG)カラーになると思もわれます。
何れも中速デッキですね。
Junk系でBUGが無いのは、BUG系で採用される生物の悉くが相性が悪いからです。一方通行どころか相互不可通行な生物が多いためです。
そもそも、構える必要性のあるデッキではSocタイミングで動く活用は使いづらいでしょう。
対して、WBG/BRGは生物の質が比較的優秀なので、より使いやすく、構える状況もほぼ無いため問題性も薄いですね。その両条件を考えればWBG>BRGのフィット感かもしれませんね。
Rockに関しては、最近は幾つかの軸から寄せ集める事が多くなっていますが、この《縞痕のヴァロルズ》は新しいデッキの軸の一つに出来るやもしれません。ただし、そこほどは強くは無いので2・3本目のそれだと思っていますが・・・。
Maverickは、デッキの性質上どうしても生物が必要になるので、それに越した事は無いでしょう。
強化した生物を《ルーンの母》で保護できる点も良い。
現状tB型はサリア抜きの非生物スペルが多めになる構築ですが、このヴァロルズではまた異なる構成に出来そうです。
マナを多量の伸ばせるマナ生物や《スクリブのレインジャー》、《獣相のシャーマン》《緑の太陽の頂点》等の生物サーチなどいい条件も揃っています。
問題は基本的にマナレシオが高いとは言えない生物群ばかりである事でしょうか?
余り高性能な強化は期待できません。
ただ、本来パワー不足だからこそ、そこを補えれば余計に効果的とも言えますね。
あとはBGデッキですかね?
ただし、EvaGreenの様な高速Tempo系では全くマッチしない。スモポを使った純コントロールビートであるべきでしょう。
と、こんな所ですかね?
これらのカードと共に使っていくと相乗効果でより使いやすくなると思われます。
ただし、飽くまで、 ついでで使用しているという事を忘れてはいけないとも思います。
相乗効果も良いですが、それらを多少入れておくだけ、デッキとして多少寄せておくだけ、に留まるのが望ましいと思います。単体で戦えなければ仕方ありませんので。
基本的な「軸」としてに意識しておくことは
a)マナレシオが良さめな生物/生物の質
b)生物を保護する手段
c)生物の数
d)活用が使えるだけの土地を伸ばせるようにする
だと思います。
個の上に、肉付けとしてカードを足していく感じで良いと考えています。
という訳で、ヴァロルズの使い方/相性の良いカード群を考えてきました。
2)のコンボ要素は非常に魅力的です。
ただ、やはりコンボパーツとしては不安定に過ぎる点が如何ともしがたい問題です。
そしてそれらは単体で途方も無く弱い。
「StifleNaught」が優秀だったのは、コンボ自体の軽さカード2枚と、(1)Uの2マナと言う色拘束も薄い軽さ/つまり早さ。そしてそれらが揃わない場合でも《もみ消し》の環境的な優秀さがあってこそだと思います。
対してヴァロルズコンボは5マナで遅く、両方ともが非常に弱い。
少なくとも私は、これに特化したコンボを使う/優先する理由は見つけられません。
ハイブリッドもありますが、そこまでして捻じ込む程の優秀さを見つけられません。デッキの構造を歪めてまで入れる程か?と思います。
故に、これを使うのなら1)の様に通常のBeatdownのブラッシュアップのためのパーツとして用いる方を推します。
多少寄せてるだけで十分使いどころのあるカードとしてデッキにフィットするはずです。それぐらいBG系は元々相性の良いカードで占められてます。
除去や妨害からのリカバリー手段
装備品やPW等による強化手段の新手
それがこのカードの使い方としては適切だと私は考えるに今回は至りました。
まぁ、しかし新しいカードでもあります。
膨大なカードプールではこれ以外の、又はもっと深い使い方など無数に存在するかもしれません。
考えれば考えるだけ使い方はあると思います。
そういう事を考えると、時に何か思いもしない発見があるかもしれませんね。
さて、今回はここまで、です。
今回は久々に、本当に長ったらしくなってしまいましたw
果たして最後までちゃんと読んでいただけた方は如何程になるのか・・・。
少なくとも、私なら途中で断念しますねww
そんな訳で、最後までお付き合いいただけた方も、諦めた方wにも改めてお礼を言わせていただきます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かの考える切っ掛けになれば幸いです。
非MTG) ヴァルヴレイヴ・・・
2013年5月5日 趣味 コメント (2)ヴァルヴレイヴの4話を先ほど見終わったのですが、そろそろ見るのが辛くなってきました・・・(ヽ´ω`)
ストーリーと言うか主人公達学生のその場のノリに全てを賭ける勢いについて行けない・・・。
「スケット・ダンス」のヒメコさん張りに突っ込み所をスルー出来ない気質なので、見ていてつらい。
脚本も、尺というか分割2クールで余裕が無いせいかとことん端折ってあるので余計に突っ込み所が増える。
【審議中】 ( ´・ω) (´・ω・) (・ω・`) (ω・` )
「戦闘シーンは力は言ってるよね、今のところ使い回し無いし・・・」
「でもいくら戦闘が良くても、この脚本と本筋は酷い・・・」
「いやでも、ロボ物の本懐は戦闘だろう・・・」
「いやでも・・・」
みたいなループ中。
突っ込み所をwwwwみたいにネタ扱いに出来れば気も紛れるんでしょうが・・・スルースキルが低すぎる。
回を追うごとにストーリーが痛くなってくるので、このままだと切ってしまうやも・・・。
スタン・レガシー) DGMのカードに対する感想 ゴルガリ編
2013年5月2日 新カード紹介 コメント (1)皆さん、こんばんは。しもべです。
「マジック:ザ・ギャザリング日本語版の翻訳に関するお知らせとお詫び」なる謝罪文が公式に載る事となりました。
一部抜粋ですが
「
弊社はマジック:ザ・ギャザリングの製品が正しく翻訳されることの重要性を再認識し、日本語版翻訳に関するスタッフ、監修体制、業務フロー等の具体的改善に着手しております。
十一の言語で展開されているマジック製品のすべてが、全世界のお客様にとってご満足いただけるものとなるよう、努めて参ります。
」
との事です。
今までは謝罪文を出しても全く改善が見られなかったのですが、さすがに今回はあまりに酷いので、誠意をもって対応していただける事を切に願います。
さて、DGMが発売され、今回でこの感想も最後・・・にしたかったのですが、《縞痕のヴァロルズ》については長くなりそうなので、別途にします。
という事で今回はゴルガリ編です。
----[ゴルガリ]--------------------------------------------------
《縞痕のヴァロルズ》
:別途
《汚濁まみれ/Drown in Filth》
;「自分のTop4枚を削って、その後墓地の土地の枚数分対象の生物に-X/-X修正」をする除去です。
今までには無い珍しい除去ですね。
《根囲い》や《忌々しい回収》等同様「本来の効果+墓地を肥やす」という機能的な除去ですね。
除去其の物の質で見ればハッキリ言ってかなり低い。精々3~4点修正がやっとでしょうね・・・。
ただ、墓地がリソースである事が既に既定路線であるMTGではその有用性は十分な付加価値として見るかとが出来ると思います。あまり墓地に土地が並ばないStdではさすがに厳しいものが在ると思いますが・・・。
エターナルでは十分な修正値と共にリソースの提供も可能であるため、ある種キャントリップ付の除去の様に機能させることも可能ですね。そう考えれば十分強いと思います。
エターナルでは《タルモゴイフ》《聖遺の騎士》《瞬唱の魔道士》《死儀礼のシャーマン》《渋面の溶岩使い》など相性の良い生物には枚挙に暇が有りませんね。この関係で特に大きい美点が、1枚で5枚のカードを墓地に搬入できるため《墓忍び》も高確率で次ターンのキャスト出来る点だと思います。バウンスで墓忍びwとか言われる事も無い。
《土を食うもの》も良いと思います。KotRよりも遥かに良い。それはサイズがKotRよりも大きい事もありますが、「トランプル」を有している事で、より強化した分を反映させる事が出来、半端なマイナス修正で(たとえ除去出来なくとも)も問題なく突き抜けて行けるからです。
また、《師範の占い独楽》や《森の知恵》のTop掃除の役割にも使えますね。Topを除くことで除去の最大範囲の予想を立てれる点も相性が良い。
《死儀礼のシャーマン》《漁る軟泥》等墓地を食う生物が跋扈している現状、それらを除去しながら同時に墓地を肥やす事が出来るというのは、その系統にとって貴重な効果であると思います。
ただ、「相手のTopも掃けたら良かったのに~」とか「+X/-X修正がいい!!」とか、「そもそも何でSoc?普通Insでしょ?ねぇ何故??」とかまぁ不満点もありますが、Commonの性能としては十分に強いと思います。
まぁ、2マナのBGの除去には《突然の衰微》と言うライバルがいる以上、そもそも枠があるのかは怪しい所ですが・・・。コスト対象制限のある衰微よりも恐らく小さな生物しか除去出来ませんしね。ですがまぁ、衰微には無い効用も有るのは事実ですから、デッキ内でどれだけシナジーを組めるかですよね。
BGx系ならば使用の価値は見いだせると思います。
普通にEvaGreenでも良いですが、スレショ系のBUGでも選択肢としてはアリだと思います。タルモ・忍びに加え《敏捷なマングース》もその恩恵にあやかれますし。もちろんScMもですね。
個人的には、エターナルの既存のBG系デッキでDGM唯一の収穫だと思っています。
最大の問題は修正地の予測が立てにくい事ですね、当たり前ですが。2ターン目に、それまでに相手の展開した生物でどうしても除去しておきたい(例えばDrSやSfM等のシステム生物)に対してキャストしてもし修正地が足りない場合は悲惨すぎます。2ターン連続でフェッチを切れる事も多くは無いため、最序盤にタフネス2に対して除去を敢行するのは結構な勇気がいります。
(まぁ、そんな最序盤に3枚目の土地をあと4ターンは最低引けない状況もそれはそれで不味いのですがね、デッキ的に。)
日本人が嫌う仕事の3Kを体現しているようなイラストとFTですね。
《花崗岩の凝視/Gaze of Granite》
;「X以下のマナコストの土地以外のパーマネントを破壊する」というみんなが待ってた(?)疑似DeedのSocスペルです。
因みに、《破滅的な行為》や《仕組まれた爆薬》はもちろんのこと、Deedの原形たる《ネビニラルの円盤》《火薬樽》をスペル化した《罪+罰》の《罰》との対比も重要です。
まぁ、基本的にはDeedとの比較をエターナル視点でしていきます。
基本的にDeedがPW以外の置物(普通は土地も無理ですが)であったのに対し、こちらは土地以外の置物です。
Deed最大の弱点であったPWを葬れる事、これが何を置いても重要な点ですね。
またSocであるという事も一つの利点です。
まず、《すべてを護るもの、母聖樹》を用いる事が出来るようになり、対Uでの打消しに対抗する手段を得ました。
《急かし》や《圧服》での補助も可能です。
また、Socであるため《燃え立つ願い》でサイドからサーチする事が可能です。
今まではDeedの場合、対象が限定されがちな《きらめくの願い》か5マナと非常に重い《黄金の願い》を用いる必要がありましたが、汎用性の高い《燃え立つ願い》でのサーチが可能になった点は大きいです。
非常に重いものの《瞬唱の魔道士》《埋め合わせ》でのFBも勿論可能です。
そして、《タルモゴイフ》のサイズコントロールに影響を与えます。
積極的にDeedを使用するようなコントロールデッキの場合、終盤の自陣のタルモが縮小するよりも、巻き返しまでの相手のタルモが縮小する方がメリットは大きい為、これも一つのメリットとして捉える事も可能でしょう。
起動能力ではなくなったため《瞬髄の針》や《ファイレクシアの破棄者》を置かれて(´・ω・`)となる事も無いですね。
クロックパーミッションに対してもRUG DelverやMerfolkが《もみ消し》を抱えていないかビクビクする必要性が無くなります。
3+Xマナと言う特殊なマナである以上《相殺》に引っかかりにくくなったとも言えます。
対して、デメリットですが、まず何と言っても尋常じゃなく重い・・・orz
3+XマナなんてLegacyのデッキではまず通常運用が出来ません。
Deedは設置と起動で別々に使用する事が出来ましたが、こちらはどうしても一度で済ませる必要があるのが痛いです。
つまりマナの運用にかなり融通の利くBigMana系統のデッキでなければ運用は難しいという事です。
PWを破壊できる利点も、主に破壊したいのは4マナから(3マナ以下は《突然の衰微》で安定して破壊できるため)。
が、それを成そうとした場合、必要なマナは最低7マナです。Legacyのデッキが通常運用できるマナではないです。
このカード最大の利点も、活かす事は難しいわけですね。
(正直7マナも掛けるのなら色は異なりますが、《壊滅的大潮》や《次元の浄化》の方が軽い広域リセットスペルとして機能するカードは他にありますし・・・。)
一度の支払いを済ませる必要がある/Xマナである以上、《ガドック・ティーグ》にも引っかかりますしね。
4マナ域のPWに対処できる点も《死儀礼のシャーマン》で4色目を調達しやすくなったBGxとしては《仕組まれた爆薬》でもいいよね?と言えてしまう・・・。
また、設置+起動の分割払いが出来ない以上に、単純に「設置」と言う行為自体が出来ない事が悩ましいと思います。
設置する事で、相手のターン中で起爆するのも大きな利点です。
そして、設置をする事でDeedは大きな抑止力として機能しました。
序・中盤に設置する事で、リソースを失わせたくない相手の展開を大きく減速し、コントロールのペースに持っていくための時間稼ぎを熟す事が出来ました。またこの時間中にハンデスを敢行する事で、相手のリセット後のプランを大きく破壊するの付随戦略として確かな物が在りました。
この「設置」こそがリセットとしてのDeedの優秀さを引き上げていたと個人的には思うので、これが使えいないという事は大きな減点対象ですよね・・・。
まぁ、起動能力で無くなった点は一概には評価しづらいですね。
《もみ消し》には引っかからないものの、マナを多く必要とする分、純粋に《呪文貫き》《目くらまし》には弱くなりました。
サイドからも《狼狽の嵐》や《被覆》《ディミーアの魔除け》に引っかかりますし・・・。
破壊範囲も一長一短です。
PWを破壊できるという点は当然、逆に自分への足枷にもなります。そもそもこの《花崗岩の凝視》にしろDeedにしろリセットボタンはControlでこそ使用されるスペルであり、そのコントロールという戦略に最もマッチしている置物はPWです。自らの武器を破壊してしまう自家撞着は、他に対処の術があるのなら諸刃の剣と称するにも値しない。
戦略上最も巧くDeedを使用できるのはDeedStillですが、とてもこのカードを使用することは出来なさそうです。
「土地が破壊できない」点も同じく痛い。
主な対象はミシュラランドとアーティファクトランドですが、自身がこれを起動させるときには殆んどの場合ミシュランは生物化してないはず。当然「親和」のAtfを3マナで根絶する事も敵わない。
つまり簡潔に言ってこの点ではデメリットだけが目立つわけです。
という訳で、メリット・デメリットの両方を見ていきましたが・・・どちらかと言うとデメリットの方が多いです。
いや、Deedがコントロールの戦略にマッチし過ぎているだけですが・・・。
純粋にメリットの方が大きいと言えそうなのはSoc故に使い回しがしやすいという1点のみでしょうかね?
うん、決して弱くは無いと思います。
ただ、やはりマナ域の関係で使用できるデッキが限られ過ぎますよね。
基本的に使用できそうなのはBigMana戦略の中でも特に膨大なマナを用意できるNicFitと(色調整が難しいですが)Post系のみでしょうか?
ただ、これも、Post系なら《全ては塵に》と言う選択肢もありますしね・・・。
という訳で結論はNicFit用のリセットボタンになり得るぐらいですかね。
UBG型であるのなら《瞬唱の魔道士》で使いまわせます。
BGR型なら《燃え立つ願い》でサーチ可能。
これぐらいでしょうかね。
Stdでは、以前の存在したBigMana型のデッキで使用できるかもしれませんね。
ただ、そうすると《原初のタイタン》が無いのは残念です。
DGMには《ワームの到来》が存在し、その他Tockenを生み出す優秀なカードもあります。また「居住」によりトークンがFeatureされているため、今後Tocken掃除と言う役割に置いては価値が期待できるかもしれませんね。
小型の一掃にも使えなくもないのですが、精々5マナ(X=2)が対戦相手まで考慮すれば現実的なのですが、それも今までの話。今の2マナには《炎樹族の使者》がいますからね・・・。圧倒的に展開力が高い。また小型の一掃なら色拘束の薄い《忌むべきもののかがり火》で十分なんですよね・・・。
・・・しかし、《強行軍》を多色化したらこんなに強くなるのか・・・。
時代の流れを感じます。
《腐敗農場の骸骨》
:ここ最近は当たり前のように出る復活能力を有する生物です。
ただ、コイツで重要なのは墓地からの復活能力では無く、選択的に墓地を肥やす手段であるという事です。
デッキ構築によってはStdでさえ墓地は十分リソースに出来ます。それを能動的に且つ選択的/継続的に行えるのは小さくない利点であるはず。
また、普通に墓地復活する生物として捉えても相手にとってはパワー4の生物が延々と復活されては堪らないと思います。《怨恨》でトランプルを付与出来ればチャンプブロックもさして気になりません。
嘗てのRAVの「発掘」宜しく継続的に墓地を肥やす手段ですが、使い勝手はかなり異なります。
アドを失う代わりにドロー1枚ごとに使用する機会があった発掘は瞬間的に墓地を肥やせましたが、コイツは速度では大分劣ります。代わりにドローに障害は尽きませんし、単体で機能しますね。
StdではUG Dredgeで1チャン。エターナルでは発掘を活用するようなデッキでは遅すぎ、墓地復活をするデッキでは重すぎるためノーチャンスでしょうね・・・。
「植物・ゾンビ」もよく判らない生物タイプでしたが、この「植物・スケルトン」もまた理解しがたい生物ですね・・・。一体どういう生物なのでしょうかね?
《肉体+流血》
;《肉体》はヴァロルズが持つ活用術を5マナ固定で使用出来るスペルですね。《ドラコ》だって5マナで+9/+9修正に使えちゃうんだぜ!!
・・・うん、《死の影》は1マナで+13/+13ですよね(´・ω・`)
どちらかと言えば、重要なのは使用墓地の制限が無い方ですよね。
つまりReanimator対策に活用できるわけです。
Legacyでは勿論のこと間に合いませんがww、Stdでは話は別でしょう。相手の《静穏の天使》をリムーブできる点は評価できます。
もう一方の《流血》。
どちらかと言えばこちらの方が評価が高いです。
《投げ飛ばし》や2段攻撃に例えられますが、どう考えても例えるなら《魂の火》でしょう。
Insとはいえ3マナを要したスペルを2マナで使用できる点は嬉しいですね。
直接的に火力を飛ばすので2段攻撃よりも確実性があり、《投げ飛ばし》と違って生物の生贄が必要ありません。
もちろん、ダメージを与えるのは使用した生物自身なので「感染」や「絆魂」が使用できますし、「(非戦闘ダメージの)サボタージュ能力」も適用できます。非戦闘ダメージなので《梅沢の十手》や剣シリーズでは活用できませんが・・・。
もちろん、「融合」スペルのそれである2つ同時に使用する事で効果を上昇させることは出来ます。
ただ、この点では7マナと、このカードの使用が想定されるデッキでは重い為、《縞痕のヴァロルズ》との併用の方が低マナで合計が済ませられそうです。
《死橋の詠唱》
:4マナであれば・・・。
墓地を一気に10枚肥やせる点は優秀だと思います。
但し、それだけでは重すぎる。
リアニ/リグロースの能力も弱くはない物のランダムではあまりに使い勝手が悪い。残念ながら6マナを払う価値はありませんよね・・・。
ただ、他の方のDNのエントリーに載っていましたが、回収するカードを選択出来れば毎ターン爆アドですよね。つまり目的の物以外の物を選択的に取り除ければいい訳ですね。
スペルならそれの使い回し、生物ならCiP使いまくりです。
毎ターン《濃霧》したり、毎ターン火力撃ちこんだり、除去使いまくったり・・・。《月の賢者タミヨウ》の奥義的な感じで機能します。
《静穏の天使》なり《スラーグ牙》なりを毎ターン釣るだけで圧勝できますね。生物の能力を毎ターン利用できる点を思えば《前駆のミミック》にも通ずるところがありますね。
ただ、墓地を掃除する手段や、生物ならば能動的に墓地送りにする手段も必要ですし、何にせよ環境を整えてやっと機能するカードですよね。
普通に「活用」したりFbしたり出来ればなお良いですね。
《化膿》
:僕らゴルガリの還ってきた化膿さん。
《梅沢の十手》があった頃に比べればAtfの脅威は薄れたものの、生物の質は段違いで挙がっているので今環境でも重要な事には変わらないですね。
特に現環境では、他の除去が有り得ないぐらい貧弱なので、より重要性を増してきます。
FTは、よりゴルガリらしいRAVの方が好みですね。
こちらだと自然腐敗的な感じです。
さて、こんな所です。
非MTG)ここ最近の日常/ 読んだ漫画 等・・・
2013年5月1日 日常皆さん、こんばんは。
しもべです。
今回はここ最近の日常の話です。
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この世の中は本当に多様な価値観で溢れているという現実をアルバイトをしてから知りました。
自分の価値観は自分の物でしかなく、常識なんてものは実際には存在しないんだという事を思い知らされました。
(「常識」に定型や普遍的形態なんて無いという意味です。)
以前にも、バイト中の事について少し書きました。
同意して頂ける方もいれば、それはお前がおかしい!という方もおられたと思います。
その事についてはとやかくは無いんです。
そこに良い悪いは無く(明らかに犯罪性のあるものは除く)、ただ、それが多様性なのだろうと思いました。
しかし、どう頭を絞っても理解できないというか賛同出来ないことはありますよね?
先日、家に1切り(1コール)電話がかかってきました。
別にイタズラ電話ぐらいよくあるので特に気にも留めなかったのですが、1分後にまたかかってきました。
その1分後にも、更にその1分後にも・・・。
最初は私もムキになって取っていたのですが、そのうち馬鹿らしくなって放置しました。
すると数分間のコールを最後にその後は静かになりました・・・。
本人は一体どのような意図を持っていたのでしょうかね?
俗に言う「構ってチャン」だったのでしょうか?
何れにしろ、私にはまるで理解の範疇外であり、不快に思うよりも不思議で仕方なかった出来事でした。
世の中には理解できない人が、こんなにも身近に溢れているものなのですね・・・。
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もう少し(夏ぐらい?)で、MTGに復帰できるかもしれません。
昨年のGP名古屋を最後に再びMTGの紙媒体から離れている現状ですが、復帰が待ち遠しいです(^^)
最近は名古屋のLegacyも大分賑わってきました。
平日の夜にMTGを名古屋で出来る(現状は木曜だけですが、ホビステ名駅店が5月から火曜日に主催を検討しているそうです)なんて、[testing]さん主催のC.B.Lが唯一の大会だった頃からは信じられない発展ぶりです。
そのC.B.Lも先日4月末の大会では60名オーバーの規模になったそうで、素直に嬉しいです。10~20人強で開かれていたあの頃が懐かしい。
ただ、運営店舗にはそんなに人を収容できないんですよね・・・。これも嬉しい悲鳴でしょうか?
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最近、週刊ジャンプの「クロス・マネジ」なる漫画を読み始めました。
主に女子ラクロスをする漫画なのですが、表題「スポーツ×青春×恋」通り色々展開しています。
ごちゃごちゃしてて何が書きたいのかよく判らないのですが、要はそのごちゃごちゃしたのを書きたいのかもしれませんね。
人によってはこの混ざり具合が良い、と評価もしますし、また別の人によっては全てが中途半端で薄いとも。私は前者でしたね。
特徴として、キャラクターの心情を表情で表現する事が多く、ここら辺に重きを置いている点が個人的にはヒットしました。
心情背景の扱いですね。
今のジャンプの他の多くのマンガみたいに全てを文章/台詞で表現するのも悪くは無いのですが、そればかりでは飽きますからね。実際の現実では、ちょっとした相手の表情やしぐさに気を使うものですから、より共感できるというか、そういう部分があります。
ただ、その心情を敢えて表現しない方法も、(比較的リアル志向な)イラストのタッチも、そしてスポーツ、加えて題材「ラクロス」も、絶望的なほど今のジャンプに合っていない・・・。特に題材スポーツがマイナーすぎて真剣なゲームであればあるほど何してるのかよく判らない・・・。バレーやバスケットでさえ一般人にはルールが浸透していないのに、こんなマイナースポーツではいはんやおや・・・。
主なジャンプ購買層の中学生や高校生の読者の内、これを面白いと捉える(又は、面白い/詰まらないとわざわざ評価を与える能動性のある)割合が今は如何程に上るのだろうか・・・。
面白いんですが、ジャンプでいつまで連載できるのか・・・。人気アンケートが全てのジャンプでは厳しですね・・・。
因みに、主人公が故障してスポーツを引退したという部分にも勝手に共感を覚えたり・・・。
私自身も小学校の頃からやっていたバスケットを大学2年の終わりの怪我で続行不可能になり、絶望したのを覚えています。
この主人公とは異なり才能も空っきしのヘボプレイヤーでしたが、それでも10年以上、青春をつぎ込んできた物を失ったあの瞬間・・・。そこから再び歩き始めるまでの苦悩は今でも覚えており、また実際にはあれほどの人生の中心には未だに出会えていない現状です。
ですからこの主人公に感情移入してしまうんでしょうね・・・。
まぁ、何かを失う事は世の必然かもしれませんが。
とりあえず、明日2巻発売なので買う予定です。
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[高裁に「バカ」…幼児虐待死の両親、求刑より重い判決に“不満たらたら”]
産経新聞 4月28日(日)18時30分配信
自らに宣告された厳罰を受け入れるつもりはないのだろうか。大阪府寝屋川市で平成22年、三女の瑠奈(るな)ちゃん=当時(1)=に暴行を加え死亡させたとして、両親が傷害致死罪に問われた虐待事件。大阪高裁が4月、両親に懲役15年(求刑懲役10年)を言い渡した1審大阪地裁判決を支持し、両親の控訴を棄却した際、父親は法廷で「ばか」とつぶやき、判決への不満をあらわにした。高裁が踏襲した1審は裁判員裁判で審理されたが、両親の虐待の残虐さに加え、「児童虐待が大きな問題とされている社会情勢も考慮すべき」と指摘。求刑の1・5倍という異例の量刑を選択していた。虐待事件が後を絶たない中、裁判員は「殺人罪より重い」と受け止めたのだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130428-00000537-san-soci
こういう事実を見ると、司法の限界が見えますね。
まぁ、記事の内容は、5割引きぐらいで見ておくのが良いのでしょうが。
人が与える罰と本人が背負う罪の違いについて意識せざるを得ません・・・。
謀光市母子殺害事件でも、被告の元少年が友人に出した手紙で「数年ムショで臭い飯を食えばいいだけ」的な文面があったそうですし、幾ら司法の手によって犯した罪に対しての「罰」を与えても、それを本人がまるで受け止めない。受け止める能が無い。
そういう世界である事を思うと本当に空しくなりますね。
まぁ、裁判とは裁く場ではあっても罰する場では無いので、一概に罰が不当とも言えないのですが・・・。
それでも空しくなりますね、失われた者の事を思うと。
本来は時事で扱うネタなのかもしれませんが、少し趣が違うと思ったのでここにて扱わせて頂きました。
さて、こんな日常です。
スタン・レガシー) DGMのカードに対する感想 オルゾフ編
2013年4月30日 新カード紹介 コメント (2)
皆さん、こんばんは。しもべです。
GWも中休み。
その合間を縫うように雨が降っております。空気を読んでいるのかいないのかよく判りませんが、休日中に降るよりましですかね?
さて、DGMのカード感想も残り少し。
完全に面倒くさくなってますが、終わりも見えたので前に進めます。
今回はDGMにて新登場したギルド:オフゾフwです。
---[オフゾフ]-------
《オヴゼダードの救済/Obzedat’s Aid 》
:[ぐーん]さん曰く逆《名誉回復》リアニメイトスペル。
僕らが待ってた何の制約も無いパーマンンとを釣れるスペルがついに登場しましたね。
パーマネントを釣る事の強さは《太陽のタイタン》で証明済み。3マナの制限が無いこちらはさらに素晴らしいですね。
基本的に、リアニメイトとしても、パーマネントの使い回しとしても使えます。
が、墓地からハンドへと回収するのは《Regrowth》/《貴重な発見》+3マナ(キャストコスト)で5マナとなるので、折角なら4マナ以上のパーマネントを釣りたいですね。
これまで、Atfを釣ったり、Encを釣ったりするスペルはいくつかありましたが、ここまで制限がない物は初めてです。
下手にコンボを考えなくても十分に使い出のあるカードです。
そして、初の制限のないPWを釣れるカードですね。
制限はありませんが、数を釣れるカードでもありませんし、エターナルになれば、特定のカードを釣りたいのならもっと軽い手段はあります。
Encなら《補充》、Atfでも《ゴブリンの溶接工》や《アーギヴィーアの修復術》等。生物ならそれこそ無数にありますしね。
そもそも、それ等ならハンドから直接場に出せる《実物提示教育》もありますからね。
また、唯一、それらでは対応できないPWを軽量コストで使用するには適した選択肢ですが、ハンドから出すだけなら実は《Eureka》でも可能です。
とすると、わざわざこのカードを使わなければ出来ない事はなんなのだろう?と言う疑問に集約されてきますね。
リアニメイトと言う手段にばかり目を奪われがちですが、ここまでくれば、あらゆるパーマネントを墓地から回収できるリカバリー能力と言う部分にもう少し目を向けても良いかもしれません。様々なカードの中から最適な物を釣れるため、中・後半で力を発揮できると思います。
因みに、Stdでは《全知》を釣る事が出来ると賑わっていますが、逆に個別で来てしまったときに屑牌この上ないので個人的には微妙では無いですかね?エターナルと違って《全知》後にそのまま勝てるスペルなんてあまり多くありませんし、そもそもそんなスペル多量に積んだデッキがStdで回せるとも思えませんし・・・。
《税収飲み/Tithe Drinker》
:「強請」を有した《夜の仔》。または、《徴税理事》に黒が混ざったら吸血鬼になって「絆魂」を有した形ですね。
どんだけライフゲインしたいんだw黒流のライフゲイン・・・と言うかドレインの申し子ですね。
リミテッドだと強化Auraでクソゲー化する典型ですねw
私の安上がりミミックデッキで《御身の刃》でも持って活躍してもらうとしますか。
また、この状態でも普通に優秀ですが、部族支援で強化できれば構築級であると思います。Stdで言えば《流城の隊長》や《吸血鬼の夜侯》でかなり凶悪な戦力になりますね。
《罪の収集者》
:《ヴィズコーパの聴罪司祭》の時の悪夢再び。
だから《ヴェンディリオン三人衆》とのこの格差は何?
Legacyでは《潮虚ろの漕ぎ手》がいるため全く持って居場所が無い・・・。
元々スペルを対象に引き抜くことが多かった故に、単純に1マナ増えただけ。
Atfでは無くなったためその方面の除去耐性は上がりましたが、タフネス1では・・・。
部族は一長一短ですね。ただ、漕ぎ手はZombardmentに既に居場所がありますからね。
Stdでは打って変わってそこそこの評価が出来ると思います。
Stdのほうが遥かに重いスペルが重用されますし、それらは軒並み1枚で状況をひっくり返すような効果を有しているため、その脅威を除けるのは大きいですね。
《ラクドスの復活》《スフィンクスの啓示》にはじまり全体除去などを抜ける事はかなり価値が高いですね。結果的に+1以上のアドを稼ぐことになりますし。
リムーブであるため回収による再利用も未然に防げる点で隙が無い。
部族としても「人間」であるため使いどころが多く、人間Beatではシナジーを作り出しながら状況の優位を固める事が出来ます。「相手の、こちらの展開後の一掃」と言うプランを打ち壊せる為勝ちを拾いやすくなります。3マナと言うマナコストもこちらの展開と相手の巻き返しの丁度いい中間地点にある絶妙のコストです。
また、現Std環境は4~6マナ付近に非常に強力なカードが多いため、それの露払いをマナカーブが整った形で実行できる点は素晴らしいですね。
それでなくとくとも、同系の主戦力候補《幽霊議員オブゼダート》や《ヴィズコーパの血男爵》等の後続を打ち取る為のカードを潰せる為、相手のサイド後にも対応出来る。
アリストクラッツでもCip後は特に使う事も無いので心置きなく食べる事が出来ますね。
《ヴィズコーパの血男爵》
:うん、書いてある事が可笑しめ。
プロテクション(黒)(白)の両方を持っている《静月の騎兵》《精霊の魂、アニマー》に続く3体目の生物であり、その上で唯一《稲妻》で落ちないサイズを単体で保持している初めての生物ですね。
随分前に紹介した《静月の騎兵》の最大の弱点を埋めていると言えます。「呪禁」程ではないにしろ限りなく高めな除去耐性を有しています。Legacyでも全体除去を除けば、《ヴェールのリリアナ》、《罰する火》《火炎破》程度しか心配する要素がありません。こうやって書き出すと意外と多い気もしないでもないのですが、実際にLegacy界の除去の大半は《剣を鍬に》《突然の衰微》に依存しており、残りはその余剰部分を埋めているに過ぎない存在であるためマイノリティに効果があるだけでも十分です。
4/4と安定したサイズであり「絆魂」によりダメージレースにも強い。
一番下はまぁ、無いよりはマシですね。オマケです。
マナコストは高いものの、相手に依存せずコンバットにも強く干渉されにくい非常に安定感のある生物です。
また、プロテクションが、除去耐性だけでなく、攻防でも非常に頼りになります。Legacy環境最大の雑兵である《未練ある魂》トークンを突破し、サイズ的に対処が難しい《殴打頭蓋》トークンと《墓忍び》《聖遺の騎士》も躱していけます。バターは兎も角ブロックされずに絆魂ですから非常にダメージレースで頼りになります。Stdでなら《ボロスの反攻者》を躱せるのも偉い。ダメージレースで勝てます。《悪残の天使》の戦闘力を下げた代わりに除去耐性を付与した感覚ですかね?
総じて非常に丸いカードです。
重ささえ何とか出来たらLegacyでも十分に使用できるレベルではあると思います。
ただし・・・その重さがネック。5マナ・・・。Legacy環境のコンボは一体何ターンで決まるというのか・・・。うん、普通はどんなに遅くても4ターン目。あぁ無常・・・(´Д`)
そして、比較され得る対象、つまりライバルが多いカードでもありそれらに比べて、丸すぎて突出した強みが無いのが弱みですかね。
ライバル1:《幽霊議員オブゼダート》
主にStdでの話。
高い除去耐性を有する者の、Legacy程の優位性は無く、そうすると残りのダメージレースの強さに依るのですが、その点でも《幽霊議員オブゼダート》に1点分劣ります・・・。
しかもSoc除去に引っかかりません。
この男爵を標的にするであろう《至高の評決》《ミジウムの迫撃砲》《ヴェールのリリアナ》に掛らないのです。Stdにおいては除去耐性で劣っているのでは?とさえ言えそうです・・・。
ただ、全く無力であるわけでは無く、Stdでフィニッシャーとして幅を利かせている《静穏の天使》には明らかな優位を持っている点は評価できますね。
両方とも《ギルドとの縁切り》が最大の脅威になりそうです。
一概には判断できませんが、その能力的な性能からオブゼダートがアグロ向き、血男爵はコントロール向きと言えそうですかね。
ライバル2:《マラキールの血魔女》《スラーグ牙》
要はライフゲイン系の能力をCipで有している生物群です。
血魔女は吸血鬼としての性能で類似性を見いだせます。基本的にオマケ要素は満たせないので余計に類似しています。
除去耐性が高いと言っても除去されないわけでは無いのでCipで安定した働きが出来る方に軍配が上がる場合も少なくありません。
Stdならばこの枠は《スラーグ牙》がライバルですね。そしてオブゼダートとの比較とは異なり、今度は血男爵がよりアグロ向きでスラーグ牙がよりコントロール向きです。置いておくだけで機能したと言えますからね。
ある種高性能な除去耐性も有していますし。
環境に除去があればあるほど血男爵にとっては向い風ですね・・・。
ライバル3:《名誉の御身》etc
エターナルのライフ系Beatdownならオマケ能力の達成も狙えるのですが、その数倍ハードルの低い御身を超えるのは難しそうです。
除去耐性を気にするのなら《生の杯》もありますしね・・・。速度も遥かにこちらの方が早い・・・。
類似生物には《悪残の天使》《賛美された天使》等もいますしね・・・。
ライバル4:《殴打頭蓋》
Legacy環境最大のライバル。テンポ最悪、トロい、と散々な言われ用のSfM+バターにテンポ・速度・アド・ダメージレース・
除去耐性、あらゆる意味で負けています・・・。
除去耐性と言うと語弊があるかもしれませんが、後続に付けれる事を考えるとある意味で除去耐性と表現も出来ますよね?
5マナ装備なんかできるか!!と普段は憤るんですが、そもそも男爵をキャストするには5マナ必要ですからね・・・。
まぁ、装備品はAtf破壊でほぼ確実にサイド後は割られるので、装備品に頼るリスクはもはや高い現状ですが・・・。
SfMパッケージに勝る点とするなら、それは枠を取らない事でしょうかね?
後、単体での頑丈さは遥かに上です。
SfMはどうしても除去やハンデスで隙が大きい生物ですし、装備品を割られて涙目なんて事もありますから。対してこちらは単体で機能し、単体で除去耐性を有していますから。プロテクションと言う性質を見れば、相手のブロックを回避できるわけですから「警戒」によって攻防で活躍できるバターに対して、より攻撃的なオプションと見る事も可能ですね。特にEsperSfMの様なSTP/PTE/VindicateにLgSの壁で攻防を支配するような中速デッキには劇的なオプションとなるはずです。《至高の評決》にサイドの《美徳の消失》の可能性を潰せれば1枚で勝利できそうです。
そこらへんが天秤でしょうかね?
と、斯様にライバルの多いこの生物に日の眼は・・・。
Stdでは打点ならオブゼ議員、アド/安定性ならスラーグ牙、丸さ・中間なら男爵といった所でしょうかね?
Legacyではバターを押しのける力があるかどうか?
TheRock/Junkなら1チャン、Deadguyはノーチャンスだと思います。
さて、これで終わっても良かったのですが、オマケ要素も少し真面目に考えます。
効果はこうです↓
「相手Life10以下、且つ自分Life30以上で+6/+6+飛行」
つまり、「条件を達成していれば相手をワンパンマン的に1パンチで倒せるよ!!」と言っているわけですね。
とすると、相手のライフが8~10の時にはオブゼ議員にはできないワンパン勝利(議員はその条件でも2発必要ですからね)が可能になるわけです。
通常のKillターンは1ターン差で負けている血男爵ですが、場合によっては勝る事もあるわけですね。
もちろんそれも条件が達成されている場合のみなのですが、それでもキルターンを早める事が出来るのは一つの美点として見る事も出来ます。
重要なのは、条件を達成する事。
それは、相手に殴らせない(ライフ30以上)、相手を殴れるように攻撃を通せる(ライフ10以下)であるため、必然的に到達するのは無人の荒野を走る男爵様の姿です。
《終末》や《至高の評決》《忌むべきもののかがり火》で場を一掃した後に、速やかに男爵で削りきる。それがこの「オマケ要素」までを含めた男爵の活用の仕方ではないか?と考えています。
つまりControlのフィニッシャーにどうか?と考えているわけですね。除去耐性のお陰で壁としても有用ですしね。
逆に、特段の条件も無く、サイズも大きいオブゼ議員はBeatdown向きだと思います。
ここら辺の違いを考えていくとまた見方も変わってくると思います。
少なくともネタwwで終わらせていい程どうでもいい屑能力では無いですよね。
因みに「オマケ」ですが単刀直入に使うのは難しいです。飽くまで条件を達成できなければ使用不可なわけですし・・・。
が、流石吸血鬼。丁度良いカードがエターナルにはあります。
最もいいのは《血の貢ぎ物》。
20点の相手のライフを半分吸って条件達成。キッカーは最悪男爵を使用すればいい。丁度5マナ→6マナですしね。他に吸血鬼がいればそいつをタップコストにして、後は1パンチで勝利。
もう1マナ足すと《ソリンの復讐》があります。之の場合は単純に10点ドレインで条件達成。
また、《ソリン・マルコフ》も良いですね。
[+2][-3]で互いのライフを調整できますから。
・・・うん、流石吸血鬼w今挙げた3種は全て吸血鬼関連のカードですからねww
他には、上の例から判るように基本的に、ダメージと回復が両立できればいい訳です。
《ヴィズコーパのギルド魔道士》の2つ目の能力や同セットの《戦導者のらせん》は良い相棒に成ると思います。
特に前者は単純にパワーを倍にする(又は本体に追加の火力)わけですからね。マナ域的に次の6マナへ飛べればパワー実質12点生
物になります(パワー4に、本体火力4点×2=8ですね)。
1つ目の能力が《魂の絆》だったらいう事は無かったのですが・・・。
ぶっちゃければ《勇壮の時》でさえ十分です。《死に際の願い》なんてのもいいですね。
逆に相性の良くないカードもあり、それが環境の除去の選択肢たる《オルゾフの魔除け》や《肉体貪り》である点がたちが悪い
・・・。
部族的な要素を見ると、Stdにも《流城の隊長》《吸血鬼の夜侯》なんて相性の良いカードもありますね。
パワー修正が「絆魂」によりさらに効果を益し、「先制攻撃」や「飛行」でそれぞれ性能を引き上げます。特に先制攻撃は多少サイズにコンバット上で不安のある血男爵には有難いですね。
《税収飲み》のような軽くて強力な吸血鬼もありますし、WBRカラーの吸血鬼Beatも可能性が無くも無いですね。
其々がマナカーブ的に巧く噛み合っているのでなお良い。
ところで、私にはイラスト的にクレリックぐらい職業の部族ついていてもおかしくない気がするのですが・・・。
《死せざる者への債務》
:《死のわしづかみ》のリメイクとも言えますし、《瀉血》にWW足したらXの効率が2倍になったとも言えますね。
《瀉血》よろしく、対戦相手限定かつ対象を取らない為《神聖の力線》/《魔女封じの宝珠》や《移し変え》等の対策は効きません。全ての対戦相手からもぎ取れるためEDHでは使用後物凄いライフになりそうです。その後袋叩きにあいそうですがw
「Xの効果を2倍にするBスペル」と言う点では《不敬の命令》や《現し世の裏切り者、禍我》を思わせますね。
相手を仕留めるには基本14マナ(X=10)が必要です。
Legacyでは13マナ程度あれば大体は十分で、場合によっては12マナ以下という事もあり得えますね。
15マナも掛って生物で2度殴る必要があるエルドラージやStormに比べるとかなり少ないマナである事が判ります。
という訳で相性が良いのは大量のマナを生み出す手段を持ったカード/デッキです。
まぁ、Legacyには腐るほどあるので、ここではスルー。
重要なのはStdで、その上で現Stdにはいくつかその手段があるという事ですね。
最高の相性は、《墓所の怪異》ですね。
使用色がこのカードと一致しており、且つ相応に軽い。
4マナで怪異をキャスト後に、全て沼関係(《神無き祭殿》等で)ならば次に土地をセットできれば10マナ生み出せます。という事はX=6なので12点ドレインを敢行できるわけですね。これ一撃では難しいものの、時間を稼げるので後続で十分いけます。最低「強請」でも吸いきれる量でしょうし。
怪異にはイマイチ、相棒たる使い道のあるカード、特に劣勢を耐える相棒が不足していたので良い選択肢になりそうです。
このカードはドレインと言う特性上一撃で決める必要性が薄い点は強力ですよね。
他には《ザル=ターの古きもの》もマナの増強だけなら問題は無いはず、色マナは厳しいですが。 《ソンバーワルドの賢者》も十分ですね。
《彩色の灯籠》があれば色マナの調達にも苦労しません。
Xマナには御用達の《円環の賢者》もありますが、デッキコンセプトが遠すぎるのでこちらは難しいですね。
ただ、エターナルの場合、マナ効率を考えると
7マナ(X=3)以上で《死のわしづかみ》のマナ効率を超える事が出来ますが、之よりも《ソリンの復讐》の方がさらにマナ効率が良いので・・・。
ところで、初めてイラストを見て以降、両サイドの血を吐いているガーゴイルっぽい置物が「マーライオン」とか「酔っ払い」がObororoo・・・してるようにしか見えなくて、何とも残念臭の漂う印象を持ってしまいました・・・。
《幽霊の特使、テイサ》
:2枚目3枚目がデザインされたカードを相応にありますが、ここまで弱くなっているカードも珍しい・・・。
思いつく限りでは《精神を刻む者、ジェイス》→《記憶の熟達者、ジェイス》ぐらいでしょうかね?
しかしスネ夫さんは単体ではそこまで屑カードでもなかった。使用できるデッキの選別が激しかったものの3つの能力はどれも強力でした。只、落差が激しかっただけ。
対して、このテいサの紙っぷりよ・・・。名前間違えられるところまで含めて公式からのディスられっぷりが半端ない。
GPT時でさえ、強力なカードだったわけでもないのに・・・。
7マナも掛けて除去耐性皆無の《無慈悲》内蔵生物って・・・。
そんな生物を展開して押してくるようなデッキ相手に7マナまで待ってたら既に虫の息だろうに、こちらは・・・。
相手依存であるため、相手によっては全く役に立たず、効く相手でも遅すぎる・・・。攻め手サイズは別として4~5マナでやれよ。せめて、その方向に行くのなら《太陽破の天使》程度の能力は持っていようよ。
Foil好きのために自らの価値を投げ売ったんだ・・・。そうに違いない(´;ω;`)ブワッ
《利益+損失》
:APCの《夜+昼》の効能を忠実に引き継いだ最新版。
・・・しかし時代の流れを全く感じさせない紙っぷり・・・。
世の中には《妄信的迫害》と言うカードが在ってですね・・・。それと同じ効果を何で5マナも掛けてやるんですかね?単品での使用でさえマナコストは同じと言うね・・・。
利益+損失とか言ってますが、完全にBreakeven下に振り切れてますからね?
まだ、黒夢的なネームであった《夜+昼》の方がマシだ・・・。
(私はNITE&DAYが黒夢では上位で好きなんです。)
別にこっちも紙なことには変わらないのですが・・・。
こんな所です。
P.S.
知らない間に日本語公式MTGサイトが改築されリニューアルになってましたね。
綺麗で、かつ見難い・・・。
そしてコラム一覧を見ると如何に過疎ってるサイトかという事が嫌でも目に付く・・・。
日本人の定期連載もう少し増やして欲しいですよね(´・ω・`)
GWも中休み。
その合間を縫うように雨が降っております。空気を読んでいるのかいないのかよく判りませんが、休日中に降るよりましですかね?
さて、DGMのカード感想も残り少し。
完全に面倒くさくなってますが、終わりも見えたので前に進めます。
今回はDGMにて新登場したギルド:オフゾフwです。
---[オフゾフ]-------
《オヴゼダードの救済/Obzedat’s Aid 》
:[ぐーん]さん曰く逆《名誉回復》リアニメイトスペル。
僕らが待ってた何の制約も無いパーマンンとを釣れるスペルがついに登場しましたね。
パーマネントを釣る事の強さは《太陽のタイタン》で証明済み。3マナの制限が無いこちらはさらに素晴らしいですね。
基本的に、リアニメイトとしても、パーマネントの使い回しとしても使えます。
が、墓地からハンドへと回収するのは《Regrowth》/《貴重な発見》+3マナ(キャストコスト)で5マナとなるので、折角なら4マナ以上のパーマネントを釣りたいですね。
これまで、Atfを釣ったり、Encを釣ったりするスペルはいくつかありましたが、ここまで制限がない物は初めてです。
下手にコンボを考えなくても十分に使い出のあるカードです。
そして、初の制限のないPWを釣れるカードですね。
制限はありませんが、数を釣れるカードでもありませんし、エターナルになれば、特定のカードを釣りたいのならもっと軽い手段はあります。
Encなら《補充》、Atfでも《ゴブリンの溶接工》や《アーギヴィーアの修復術》等。生物ならそれこそ無数にありますしね。
そもそも、それ等ならハンドから直接場に出せる《実物提示教育》もありますからね。
また、唯一、それらでは対応できないPWを軽量コストで使用するには適した選択肢ですが、ハンドから出すだけなら実は《Eureka》でも可能です。
とすると、わざわざこのカードを使わなければ出来ない事はなんなのだろう?と言う疑問に集約されてきますね。
リアニメイトと言う手段にばかり目を奪われがちですが、ここまでくれば、あらゆるパーマネントを墓地から回収できるリカバリー能力と言う部分にもう少し目を向けても良いかもしれません。様々なカードの中から最適な物を釣れるため、中・後半で力を発揮できると思います。
因みに、Stdでは《全知》を釣る事が出来ると賑わっていますが、逆に個別で来てしまったときに屑牌この上ないので個人的には微妙では無いですかね?エターナルと違って《全知》後にそのまま勝てるスペルなんてあまり多くありませんし、そもそもそんなスペル多量に積んだデッキがStdで回せるとも思えませんし・・・。
《税収飲み/Tithe Drinker》
:「強請」を有した《夜の仔》。または、《徴税理事》に黒が混ざったら吸血鬼になって「絆魂」を有した形ですね。
どんだけライフゲインしたいんだw黒流のライフゲイン・・・と言うかドレインの申し子ですね。
リミテッドだと強化Auraでクソゲー化する典型ですねw
私の安上がりミミックデッキで《御身の刃》でも持って活躍してもらうとしますか。
また、この状態でも普通に優秀ですが、部族支援で強化できれば構築級であると思います。Stdで言えば《流城の隊長》や《吸血鬼の夜侯》でかなり凶悪な戦力になりますね。
《罪の収集者》
:《ヴィズコーパの聴罪司祭》の時の悪夢再び。
だから《ヴェンディリオン三人衆》とのこの格差は何?
Legacyでは《潮虚ろの漕ぎ手》がいるため全く持って居場所が無い・・・。
元々スペルを対象に引き抜くことが多かった故に、単純に1マナ増えただけ。
Atfでは無くなったためその方面の除去耐性は上がりましたが、タフネス1では・・・。
部族は一長一短ですね。ただ、漕ぎ手はZombardmentに既に居場所がありますからね。
Stdでは打って変わってそこそこの評価が出来ると思います。
Stdのほうが遥かに重いスペルが重用されますし、それらは軒並み1枚で状況をひっくり返すような効果を有しているため、その脅威を除けるのは大きいですね。
《ラクドスの復活》《スフィンクスの啓示》にはじまり全体除去などを抜ける事はかなり価値が高いですね。結果的に+1以上のアドを稼ぐことになりますし。
リムーブであるため回収による再利用も未然に防げる点で隙が無い。
部族としても「人間」であるため使いどころが多く、人間Beatではシナジーを作り出しながら状況の優位を固める事が出来ます。「相手の、こちらの展開後の一掃」と言うプランを打ち壊せる為勝ちを拾いやすくなります。3マナと言うマナコストもこちらの展開と相手の巻き返しの丁度いい中間地点にある絶妙のコストです。
また、現Std環境は4~6マナ付近に非常に強力なカードが多いため、それの露払いをマナカーブが整った形で実行できる点は素晴らしいですね。
それでなくとくとも、同系の主戦力候補《幽霊議員オブゼダート》や《ヴィズコーパの血男爵》等の後続を打ち取る為のカードを潰せる為、相手のサイド後にも対応出来る。
アリストクラッツでもCip後は特に使う事も無いので心置きなく食べる事が出来ますね。
《ヴィズコーパの血男爵》
:うん、書いてある事が可笑しめ。
プロテクション(黒)(白)の両方を持っている《静月の騎兵》《精霊の魂、アニマー》に続く3体目の生物であり、その上で唯一《稲妻》で落ちないサイズを単体で保持している初めての生物ですね。
随分前に紹介した《静月の騎兵》の最大の弱点を埋めていると言えます。「呪禁」程ではないにしろ限りなく高めな除去耐性を有しています。Legacyでも全体除去を除けば、《ヴェールのリリアナ》、《罰する火》《火炎破》程度しか心配する要素がありません。こうやって書き出すと意外と多い気もしないでもないのですが、実際にLegacy界の除去の大半は《剣を鍬に》《突然の衰微》に依存しており、残りはその余剰部分を埋めているに過ぎない存在であるためマイノリティに効果があるだけでも十分です。
4/4と安定したサイズであり「絆魂」によりダメージレースにも強い。
一番下はまぁ、無いよりはマシですね。オマケです。
マナコストは高いものの、相手に依存せずコンバットにも強く干渉されにくい非常に安定感のある生物です。
また、プロテクションが、除去耐性だけでなく、攻防でも非常に頼りになります。Legacy環境最大の雑兵である《未練ある魂》トークンを突破し、サイズ的に対処が難しい《殴打頭蓋》トークンと《墓忍び》《聖遺の騎士》も躱していけます。バターは兎も角ブロックされずに絆魂ですから非常にダメージレースで頼りになります。Stdでなら《ボロスの反攻者》を躱せるのも偉い。ダメージレースで勝てます。《悪残の天使》の戦闘力を下げた代わりに除去耐性を付与した感覚ですかね?
総じて非常に丸いカードです。
重ささえ何とか出来たらLegacyでも十分に使用できるレベルではあると思います。
ただし・・・その重さがネック。5マナ・・・。Legacy環境のコンボは一体何ターンで決まるというのか・・・。うん、普通はどんなに遅くても4ターン目。あぁ無常・・・(´Д`)
そして、比較され得る対象、つまりライバルが多いカードでもありそれらに比べて、丸すぎて突出した強みが無いのが弱みですかね。
ライバル1:《幽霊議員オブゼダート》
主にStdでの話。
高い除去耐性を有する者の、Legacy程の優位性は無く、そうすると残りのダメージレースの強さに依るのですが、その点でも《幽霊議員オブゼダート》に1点分劣ります・・・。
しかもSoc除去に引っかかりません。
この男爵を標的にするであろう《至高の評決》《ミジウムの迫撃砲》《ヴェールのリリアナ》に掛らないのです。Stdにおいては除去耐性で劣っているのでは?とさえ言えそうです・・・。
ただ、全く無力であるわけでは無く、Stdでフィニッシャーとして幅を利かせている《静穏の天使》には明らかな優位を持っている点は評価できますね。
両方とも《ギルドとの縁切り》が最大の脅威になりそうです。
一概には判断できませんが、その能力的な性能からオブゼダートがアグロ向き、血男爵はコントロール向きと言えそうですかね。
ライバル2:《マラキールの血魔女》《スラーグ牙》
要はライフゲイン系の能力をCipで有している生物群です。
血魔女は吸血鬼としての性能で類似性を見いだせます。基本的にオマケ要素は満たせないので余計に類似しています。
除去耐性が高いと言っても除去されないわけでは無いのでCipで安定した働きが出来る方に軍配が上がる場合も少なくありません。
Stdならばこの枠は《スラーグ牙》がライバルですね。そしてオブゼダートとの比較とは異なり、今度は血男爵がよりアグロ向きでスラーグ牙がよりコントロール向きです。置いておくだけで機能したと言えますからね。
ある種高性能な除去耐性も有していますし。
環境に除去があればあるほど血男爵にとっては向い風ですね・・・。
ライバル3:《名誉の御身》etc
エターナルのライフ系Beatdownならオマケ能力の達成も狙えるのですが、その数倍ハードルの低い御身を超えるのは難しそうです。
除去耐性を気にするのなら《生の杯》もありますしね・・・。速度も遥かにこちらの方が早い・・・。
類似生物には《悪残の天使》《賛美された天使》等もいますしね・・・。
ライバル4:《殴打頭蓋》
Legacy環境最大のライバル。テンポ最悪、トロい、と散々な言われ用のSfM+バターにテンポ・速度・アド・ダメージレース・
除去耐性、あらゆる意味で負けています・・・。
除去耐性と言うと語弊があるかもしれませんが、後続に付けれる事を考えるとある意味で除去耐性と表現も出来ますよね?
5マナ装備なんかできるか!!と普段は憤るんですが、そもそも男爵をキャストするには5マナ必要ですからね・・・。
まぁ、装備品はAtf破壊でほぼ確実にサイド後は割られるので、装備品に頼るリスクはもはや高い現状ですが・・・。
SfMパッケージに勝る点とするなら、それは枠を取らない事でしょうかね?
後、単体での頑丈さは遥かに上です。
SfMはどうしても除去やハンデスで隙が大きい生物ですし、装備品を割られて涙目なんて事もありますから。対してこちらは単体で機能し、単体で除去耐性を有していますから。プロテクションと言う性質を見れば、相手のブロックを回避できるわけですから「警戒」によって攻防で活躍できるバターに対して、より攻撃的なオプションと見る事も可能ですね。特にEsperSfMの様なSTP/PTE/VindicateにLgSの壁で攻防を支配するような中速デッキには劇的なオプションとなるはずです。《至高の評決》にサイドの《美徳の消失》の可能性を潰せれば1枚で勝利できそうです。
そこらへんが天秤でしょうかね?
と、斯様にライバルの多いこの生物に日の眼は・・・。
Stdでは打点ならオブゼ議員、アド/安定性ならスラーグ牙、丸さ・中間なら男爵といった所でしょうかね?
Legacyではバターを押しのける力があるかどうか?
TheRock/Junkなら1チャン、Deadguyはノーチャンスだと思います。
さて、これで終わっても良かったのですが、オマケ要素も少し真面目に考えます。
効果はこうです↓
「相手Life10以下、且つ自分Life30以上で+6/+6+飛行」
つまり、「条件を達成していれば相手をワンパンマン的に1パンチで倒せるよ!!」と言っているわけですね。
とすると、相手のライフが8~10の時にはオブゼ議員にはできないワンパン勝利(議員はその条件でも2発必要ですからね)が可能になるわけです。
通常のKillターンは1ターン差で負けている血男爵ですが、場合によっては勝る事もあるわけですね。
もちろんそれも条件が達成されている場合のみなのですが、それでもキルターンを早める事が出来るのは一つの美点として見る事も出来ます。
重要なのは、条件を達成する事。
それは、相手に殴らせない(ライフ30以上)、相手を殴れるように攻撃を通せる(ライフ10以下)であるため、必然的に到達するのは無人の荒野を走る男爵様の姿です。
《終末》や《至高の評決》《忌むべきもののかがり火》で場を一掃した後に、速やかに男爵で削りきる。それがこの「オマケ要素」までを含めた男爵の活用の仕方ではないか?と考えています。
つまりControlのフィニッシャーにどうか?と考えているわけですね。除去耐性のお陰で壁としても有用ですしね。
逆に、特段の条件も無く、サイズも大きいオブゼ議員はBeatdown向きだと思います。
ここら辺の違いを考えていくとまた見方も変わってくると思います。
少なくともネタwwで終わらせていい程どうでもいい屑能力では無いですよね。
因みに「オマケ」ですが単刀直入に使うのは難しいです。飽くまで条件を達成できなければ使用不可なわけですし・・・。
が、流石吸血鬼。丁度良いカードがエターナルにはあります。
最もいいのは《血の貢ぎ物》。
20点の相手のライフを半分吸って条件達成。キッカーは最悪男爵を使用すればいい。丁度5マナ→6マナですしね。他に吸血鬼がいればそいつをタップコストにして、後は1パンチで勝利。
もう1マナ足すと《ソリンの復讐》があります。之の場合は単純に10点ドレインで条件達成。
また、《ソリン・マルコフ》も良いですね。
[+2][-3]で互いのライフを調整できますから。
・・・うん、流石吸血鬼w今挙げた3種は全て吸血鬼関連のカードですからねww
他には、上の例から判るように基本的に、ダメージと回復が両立できればいい訳です。
《ヴィズコーパのギルド魔道士》の2つ目の能力や同セットの《戦導者のらせん》は良い相棒に成ると思います。
特に前者は単純にパワーを倍にする(又は本体に追加の火力)わけですからね。マナ域的に次の6マナへ飛べればパワー実質12点生
物になります(パワー4に、本体火力4点×2=8ですね)。
1つ目の能力が《魂の絆》だったらいう事は無かったのですが・・・。
ぶっちゃければ《勇壮の時》でさえ十分です。《死に際の願い》なんてのもいいですね。
逆に相性の良くないカードもあり、それが環境の除去の選択肢たる《オルゾフの魔除け》や《肉体貪り》である点がたちが悪い
・・・。
部族的な要素を見ると、Stdにも《流城の隊長》《吸血鬼の夜侯》なんて相性の良いカードもありますね。
パワー修正が「絆魂」によりさらに効果を益し、「先制攻撃」や「飛行」でそれぞれ性能を引き上げます。特に先制攻撃は多少サイズにコンバット上で不安のある血男爵には有難いですね。
《税収飲み》のような軽くて強力な吸血鬼もありますし、WBRカラーの吸血鬼Beatも可能性が無くも無いですね。
其々がマナカーブ的に巧く噛み合っているのでなお良い。
ところで、私にはイラスト的にクレリックぐらい職業の部族ついていてもおかしくない気がするのですが・・・。
《死せざる者への債務》
:《死のわしづかみ》のリメイクとも言えますし、《瀉血》にWW足したらXの効率が2倍になったとも言えますね。
《瀉血》よろしく、対戦相手限定かつ対象を取らない為《神聖の力線》/《魔女封じの宝珠》や《移し変え》等の対策は効きません。全ての対戦相手からもぎ取れるためEDHでは使用後物凄いライフになりそうです。その後袋叩きにあいそうですがw
「Xの効果を2倍にするBスペル」と言う点では《不敬の命令》や《現し世の裏切り者、禍我》を思わせますね。
相手を仕留めるには基本14マナ(X=10)が必要です。
Legacyでは13マナ程度あれば大体は十分で、場合によっては12マナ以下という事もあり得えますね。
15マナも掛って生物で2度殴る必要があるエルドラージやStormに比べるとかなり少ないマナである事が判ります。
という訳で相性が良いのは大量のマナを生み出す手段を持ったカード/デッキです。
まぁ、Legacyには腐るほどあるので、ここではスルー。
重要なのはStdで、その上で現Stdにはいくつかその手段があるという事ですね。
最高の相性は、《墓所の怪異》ですね。
使用色がこのカードと一致しており、且つ相応に軽い。
4マナで怪異をキャスト後に、全て沼関係(《神無き祭殿》等で)ならば次に土地をセットできれば10マナ生み出せます。という事はX=6なので12点ドレインを敢行できるわけですね。これ一撃では難しいものの、時間を稼げるので後続で十分いけます。最低「強請」でも吸いきれる量でしょうし。
怪異にはイマイチ、相棒たる使い道のあるカード、特に劣勢を耐える相棒が不足していたので良い選択肢になりそうです。
このカードはドレインと言う特性上一撃で決める必要性が薄い点は強力ですよね。
他には《ザル=ターの古きもの》もマナの増強だけなら問題は無いはず、色マナは厳しいですが。
《彩色の灯籠》があれば色マナの調達にも苦労しません。
Xマナには御用達の《円環の賢者》もありますが、デッキコンセプトが遠すぎるのでこちらは難しいですね。
ただ、エターナルの場合、マナ効率を考えると
7マナ(X=3)以上で《死のわしづかみ》のマナ効率を超える事が出来ますが、之よりも《ソリンの復讐》の方がさらにマナ効率が良いので・・・。
ところで、初めてイラストを見て以降、両サイドの血を吐いているガーゴイルっぽい置物が「マーライオン」とか「酔っ払い」がObororoo・・・してるようにしか見えなくて、何とも残念臭の漂う印象を持ってしまいました・・・。
《幽霊の特使、テイサ》
:2枚目3枚目がデザインされたカードを相応にありますが、ここまで弱くなっているカードも珍しい・・・。
思いつく限りでは《精神を刻む者、ジェイス》→《記憶の熟達者、ジェイス》ぐらいでしょうかね?
しかしスネ夫さんは単体ではそこまで屑カードでもなかった。使用できるデッキの選別が激しかったものの3つの能力はどれも強力でした。只、落差が激しかっただけ。
対して、このテいサの紙っぷりよ・・・。名前間違えられるところまで含めて公式からのディスられっぷりが半端ない。
GPT時でさえ、強力なカードだったわけでもないのに・・・。
7マナも掛けて除去耐性皆無の《無慈悲》内蔵生物って・・・。
そんな生物を展開して押してくるようなデッキ相手に7マナまで待ってたら既に虫の息だろうに、こちらは・・・。
相手依存であるため、相手によっては全く役に立たず、効く相手でも遅すぎる・・・。攻め手サイズは別として4~5マナでやれよ。せめて、その方向に行くのなら《太陽破の天使》程度の能力は持っていようよ。
Foil好きのために自らの価値を投げ売ったんだ・・・。そうに違いない(´;ω;`)ブワッ
《利益+損失》
:APCの《夜+昼》の効能を忠実に引き継いだ最新版。
・・・しかし時代の流れを全く感じさせない紙っぷり・・・。
世の中には《妄信的迫害》と言うカードが在ってですね・・・。それと同じ効果を何で5マナも掛けてやるんですかね?単品での使用でさえマナコストは同じと言うね・・・。
利益+損失とか言ってますが、完全にBreakeven下に振り切れてますからね?
まだ、黒夢的なネームであった《夜+昼》の方がマシだ・・・。
(私はNITE&DAYが黒夢では上位で好きなんです。)
別にこっちも紙なことには変わらないのですが・・・。
こんな所です。
P.S.
知らない間に日本語公式MTGサイトが改築されリニューアルになってましたね。
綺麗で、かつ見難い・・・。
そしてコラム一覧を見ると如何に過疎ってるサイトかという事が嫌でも目に付く・・・。
日本人の定期連載もう少し増やして欲しいですよね(´・ω・`)
スタン・レガシー) DGMのカードに対する感想 アゾリウス・セレズニア編
2013年4月28日 新カード紹介皆さん、こんばんは。しもべです。
DGMのプレリが始まっているようです。
各地で阿鼻叫喚の時期ですね。
DGMの各カードの感想の続きで今日はセレズニアとアゾリウスです。
では行きます。
-----[アゾリウス]--------------------------------
《第10管区のラヴィニア》
:《石角の高官》系生物ですが、重要なのは相手に「攻撃させない」に加えて「ブロックさせない」「起動能力を使わせない」と言う点ですね。2つ目は彼女が攻撃面でも役に立つことを示しています。攻防に影響力を行使できるCip能力ですが、それを同時にこなせるのも有難いですね。特にScMの様な貧弱なシステム生物が攻撃戦力として期待できます。トラフトは言わずもがな。本人も4/4と中々のサイズを有している点も評価できます。
当然、攻撃を抑えるのも十分価値が有り、低速展開でも相手のPWに影響力を行使できます。
本人のサイズでも優秀ですが、部族としても「人間・兵士」でありシナジーが狙えます。攻防にテンポを取りながら干渉出来る能力であるため《不可侵議員》と同じく、生物を展開しながら同時にコントロールするデッキと相性が良いですね。
生物であるためCipの使い回しがしやすく《返済代理人》や《修復の天使》と併用すれば数回分相手を拘束できます。宛ら《明けの星、陽星》の疑似ロックを見ているようです。そして使い回しのための生物をそのまま攻撃用に転化出来るため無駄が無いですね。生物をしっかり展開している状況では《踏み荒らし》の様な攻撃力を有する場合もあるでしょうね。
続くマナ域にも《静穏の天使》の様な高い支配力を持つ生物を有しているため、対生物戦で非常に強いデッキを組む事も出来そうですね。
《上昇する法魔道士》
:え、なにコイツ普通に強くないですか?
除去耐性と回避能力を持つ生物は強いのが一般的ですが、コイツはパワーも3あります。
4マナと軽くはありませんが、スペック的にマナレシオが低いわけでは無く、寧ろコストパフォーマンスは極めて良い。
飛行が過去程に信頼性があるわけでもないですが、それでも普通に強い。
《ゼフィドの抱擁》が生物になったらなぜか強くなった。
《不可侵議員》
:相手のスペルを抑えるか、自分の特定のスペルのマナサポートをするか、と言う新しいタイプの制限系生物ですね。
よく名前が挙がる通り、《スフィンクスの啓示》のような相手も自分も使う可能性のあるものを指定できると最高のコストパフォ
ーマンスを発揮できますね。環境にタダ強の様な汎用性のあるカードがあればあるほど効果が増します。
また、単純にミラーマッチに強くなる、と言う風に見る事も出来ますね。
LegacyのMaverick/D&Tの様な生物を展開しながら同時にそれらで相手の妨害をしていく、と言うコンセプトのデッキがあれば使えるかもしれません。
《返済代理人》
今回のTopコモンの一つですね。
これが「ブリンク」能力だったら間違いなくTopでしたが・・・。
PLCにいた救出生物を彷彿とさせます。但し、効果が「May」であるため遥かに融通が利きますが。
部族が「人間・ウィザード」であるため恩恵も非常に受けやすく、応用が利きますね。特にISDブロックは「人間」が重要視されているブロックですし。RTRブロックも一応、「進化」はありますが・・・。
比較対象として挙がるのは《修復の天使》でしょうかね、やっぱり。
単体で見れば、能力でも攻防への影響力のあるサイズでも優秀な天使に軍配が上がりますが、代理人の方が生物を救出するためには少ないマナで済むという利点があります。クロックパーミッション戦略を取ろうとするのならカウンター他除去のマナを残せておける点は決して小さくは無いでしょう。また部族支援もありますから、やはりシナジー性では劣っているわけでは無いと思います。
これがコモンか・・・。
《静寂宣告》
:「《対抗呪文》+《沈黙》」という非常に判り易いスペルです。
構成はINVの《吸収》を思わせますね。
機能としては《魔力消沈》をも思わせますが、土地/マナを拘束しているので、0マナのキャストや起動能力への影響力などに違いがあります。
効果としては相手の最初のスペルを打ち消す事で疑似的な静寂宣告《Time Wrap》として機能しますね。
但し、あくまでもカウンターなので能動的に動く必要がある《Time Wrap》に対し、受動的に行動できる利便性があります。相手がしょうも無い行動しかしてこない(これない)状況では使う必要性が無いので温存できるわけですね。
対し悪まで相手の行動に依存するため、盤面でこちらが劣勢であり、相手にとってはムリに展開をする必要性が無い状況では効果が乏しい事。加えて盤面にはやはり何の影響力も行使できない為、盤面で負けている場面では無力この上ないです。
相手の後続行動を立てるという意味では、相手が1ターンに複数のキャストを行うようなデッキに対して使う事が出来れば望ましい。ですが、その筆頭であるBeatdownには盤面で不利が付きやすいので効力を発揮しづらいという自家撞着を抱えていますね・
・・。Legacyではヘビーコントロール以外では1ターンに1キャストが限界と言うデッキはあまり多くは無い為こちらのフォーマットの方が効果だけなら有効です。但し3マナのカウンターでは非実戦向き。Stdならまだ現実的であるためここでもジレンマを抱える事になる難しいスペルですね。
Stormデッキの2~3回目のマナ加速を潰せればそれが一番有用です。
-----[セレズニア]--------------------------------
《ひるまぬ勇気》
帰ってきた《アルマジロの外套》の現代版。
しかし、隙はあるものの性能としてはクロークの方が優秀。にも拘らず、フレーバーテキストで圧倒的な敗北感・・・。
こちらは、仲間のために命がけの奮戦をしている様子。「ここは俺に任せて、お前らは先に行け!!」的なプチ勇者。
対してクロークは
「笑うなよ。ちゃんと役に立つんだ。」
周囲から完全に馬鹿にされている・・・。この差は一体・・・?
まぁどうでもいいですが・・・。
普通に既存の呪禁Bantに入るでしょうね。
パワーの習性が《オルゾヴァの贈り物》より大きい分より絆魂が活きますね。反面アタッカーの保護には向いていない為トラフトの生存の難度は増していますが・・・。その場合は《天上の鎧》/《幽体の飛行》を併用ですね。
ただ、色拘束がかなり薄まるのはデッキとしては美点ですよね。
他にも現環境かのStdはかなりのBeat環境です。対してこの新クロークは歴史が証明した対Beat用Beat兵装です。
INV期のFiresに対抗すべくWGデッキで獅子奮迅の活躍をしましたね。
このカードにも期待です。
《ロクソドンの強打者》や《捕食者のウーズ》で対抗ですかね。
強力なAuraには違いなく《オルゾフの魔除け》の救出効果の価値がより大きくなりましたね。
Legacy的には《アルマジロの外套》より優先する理由がほぼ無い上に、2種積みたいカードでもないので、特に必要性は感じられませんね。
限定戦がまた荒れるなぁ・・・。
《トロスターニの召喚士》
:《獣性の脅威》を内蔵しているように思わせる生物です。7マナと重いものの、生物を1枚で4体+合計パワー10を展開できます。また、よくある小型の群れで小型除去で一掃という事にはならず、単体でも3/3や4/4等使い出のあるサイズが揃います。《大槌の接合者》や《角呼びの詠唱》を考えれば遥かに効率も良い。
LegacyではWBGカラーのNicFit用生物として検討できます。《ワームの大群》や《墓所のタイタン》《マイアの戦闘球》《女王スズメバチ》でも良いけど、それ等とはまた違う強さがあります。一概に上下は付けられませんね。
GSZからは重い物の、サーチ出来る点が優秀。
加えて、《野生の語り手、ガラク》との相性が良い。
[+1]で重さを軽減でき、[-4]でOverRunする場合が特に強力な挙動ですね。
《自然の秩序》で使用するにはあまりに脆いので素直に《大祖始》か《テラストドン》で良いと思います。
Stdではも悪くは無いと思います。
DGMのセレズニアが推奨する数の暴力と言う戦略にマッチしており、様々なカードとのシナジーが期待できます。
このカードで最も強い部分は数を提供できることにあるのでそこを活かした戦略を組みたいですね。例えば《聖戦士の進軍》なら全体に+1/+1カウンターを4つこの1枚で提供できますね。《集団的祝福》を超える強化力です。
また、上記の通り、単体でも相応に強力なTockenを提供できるため「居住」とも相性が良いです。
怖いのは全体除去ですね。《至高の評決》や《終末》は当然として《サイクロンの裂け目》《ミジウムの迫撃砲》に《忌むべきもののかがり火》と、強力な全体除去に溢れている環境なので注意が必要です。
《覚悟+意欲》の様な耐性を付けれるカードもありますが、破壊以外の除去も多いのが難点ですね・・・。
《イマーラ・タンドリス》
:「セレズニアを代表する勇者が求められたとき、イマーラは自分よりもギルドの他の仲間を優先した ---それゆえ彼女が理想的な人選となった。」
・・・つまり彼女は他のカードの犠牲になったのだ(#^ω^)ピキピキ
ストーリー的にも、能力的にも。
《復活の声》
:とうとうWGの2マナで実用的なアドを稼げる生物が来ましたね。G単色の生物としては実は珍しくも無いのですがWGになると途端に珍しくなりますよね・・・。
通常は2マナ2/2の熊ですが、PIG/自ターン中での相手のキャストに対応して《野生の末裔》と同等のトークンを場に出す事が出来ます。
Legacyの基本除去であるStP/PtEには無力であるものの、その他の除去に耐性があるだけでも十分でしょう、2マナですしね。
特に幅を利かせている《突然の衰微》、《罰する火》には有効です。
同様、Stdでは《火柱》は今後重要になりそうです。
Socタイミングでは機能しないものの、相手のテンポ+除去カード1枚を稼いでいると考えれば、やはり2マナの生物として悪くは無いはずです。
全体除去に弱い、と言う意見が散見されますが、2マナの打点用生物にそこまで期待するのは酷という物だと思います。また《神の怒り》や《至高の評決》に無力と勘違いしている方も時折居られますが、本体のトークンがいるため1/1は確保できます。まぁ、いないよりはマシ程度ですが・・・。ただ、《終末》にはあらゆる意味で本当に無力ですがね・・・。
やはりトークンの質を考えれば生物を多用するデッキ、LegacyならばMaverickでの運用が前提でしょうね。あのデッキは自然と生物を展開できるので。同じく生物を展開するデッキではD&Tもありますが、あちらはよりコントロールなので打点生物と言うだけでは難しいでしょうね。
自身がPiG能力を持つ点まで含めれば《未練ある魂》+《陰謀団式療法》を基礎とするJunkへの登用も可能だと思います。実はTheSourceの該当スレでは謀コンセプトの元、2マナ域の《絡み根の霊》を運用するデッキの私験が成されている時期がありました。まぁ、結果必要性は薄いという事だったのですが、この部分への導入も検討の価値はあるかなぁとも思います。絡み根では速攻は強力な物の、3/2と言うサイズではどうしても力不足が否めませんでしたが《復活の声》のエレメンタルならデッキの構築にもよりますが4/4~5/5程度は十分に可能なはずです。セラピーでハンドを骨抜きにしているはずなのでそれだけの打点が残れば十分な攻勢を付けれるでしょう。
同じセラピーを使うデッキでもNicFitではサイズも不十分な上にボードの掃除も多いため、残念ながらまともには機能しないと思います。
Maverickとは生物群を展開する上で非常に相性が良いのですが、特に素晴らしいのが《ルーンの母》の存在。次点では《石鍛冶の神秘家》か《貴族の教主》ですかね。どちらも存在+効果で打点を重複強化できます。
因みにStdでの相棒候補は《樫の木通りの亭主》や《エルゴードの盾の仲間》の様な「結魂」生物ですかね?
また、《幽霊議員オブゼダート》と相性が良いが良いと言えなくもないと思います。
議員は相手にIns除去を強要します。逆に《復活の声》はSoc除去を要求します。
どちらも弱点を潰せるわけではありませんが、それぞれの損失補填が可能なわけです。
「こちらのターン中に~」の文面は、基本的にはカウンター対策として機能しそうですが、攻撃時への相手の除去キャストへの牽制にもなります。また、Legacyでの様式美、EoT時の《渦巻く知識》への嫌がらせにもなります。そういう意味で非常にテンポ的な生物と言えますね。効果を見れば《堂々たる撤廃者》や《落葉の道三》の延長線上強化版と言う気がしないでもないのですが飽くまでも抑制しているだけなので《スレイベンの守護者、サリア》や《レオニンの裁き人》に類するカードですね。
Stdでも除去に加えて、《修復の天使》で瞬足ブロック(^^)と言う状況を最低限の損失に抑える事が出来る点は評価に値しますよね。
因みに、私が考えるこの生物の最大の問題は、StP/PtE等のリムーブスペル」に無力な点でも、ましてや《終末》に無力な点でもないと思います。そもそも《終末》に抵抗できる生物なんて数える限りしかいませんしね、そんなもの気にする必要は無いと思います。
この生物の最大の問題は、2マナのBeatdown向け生物であるにも拘らず、基本的には熊でしかないという点。
能力も相手に依存した受動的な物であるという事だと思います。
LegacyでMacerickから《タルモゴイフ》が抜けたのはサイズが小さい上に、コントロールに一切加味しない存在であったため。
そう考えると、この《復活の声》も全く同じ問題を抱えています。除去耐性がタルモよりはマシであるものの、それまでは只の熊であり、相手によっては高速で仕留めたい場合でも、クマクマしてる以上の働きは出来ない・・・。
ただのMaverickに入れても何処まで機能できるかは怪しい所です。
《ワームの到来》
:素晴らしいマナレシオを誇るトークン生成カードですね。
過去のカードである《ワームの咆哮》や《獣の襲撃》を思い出しました。
特に《獣の襲撃》は5や4と言う数字や厳しい色拘束、Insである事など類似点が多いですね。ただ、Fbがあるとはいえ、スペルも相応に強くなっているんだなぁ~と、実感させられました・・・。
実質4マナ5/5トランプル、瞬足の生物です。コンバットにしか使えないものの凄まじいという表現が当てはまります。
また、トークンであるため、ギルドの能力「居住」と相性が良く、活用のし甲斐が有りますね。1マナで使える《反射起こし》、マナ域が連続帯である《ヴィトゥ=ガジーの末裔》、そして繰り返し「居住」を使用できる《セレズニアの声、トロスターニ》はその都度5点ライフゲインが付いてきますね。ちょっと何言ってるのか判らないアドバンテージです。
反面、除去耐性は極めて脆弱であるので、4マナと言う重さが響いてきそうですね。《セレズニアの魔除け》《突然の衰微》に引っかかるのもマイナス。
バウンスでさえ除去として機能する脆さ。Uに《撤廃》が無かったのはせめてもの朗報ですね。
スペルである点も一長一短。
Uを混ぜればScMでのFbなども出来る点は素晴らしい。ただ、頭数を増やすだけなら「居住」で良い物の、ScMはデッキとして運用の幅を広げられますね。
ただ、Legacyでの運用の場合が主ですが、カラー的に《スレイベンの守護者、サリア》との併用が難しくなったのはマイナスですね・・・。
カードとしては素晴らしいものの、所詮コンバットにしか能の無い生物を出すだけのスペル。応用性はあっても汎用性は皆無です。アドバンテージ重視の戦略にも対応できない為、採用できるデッキは意外と少ないのではないでしょうか?
《生存+存命》
:INV期の名分割カード《暴行+殴打》を思わせるデザインです。
効果は《殴打》の焼き直しと《トローキンの祝祭》/《桃園の誓い》の同型です。
殴打は兎も角、祝祭が1枚単体の効果であった事を思えば、分割カードとしては高めのマナ効率であるように思います。
生物とライフの供給、そして数の展開で効力を増すという、これまたセレズニアの色調にあった効果ですね。
基本は安定した効果の望める3/3トークンを使用し、状況が合えば《存命》の効果を付与するという事になるでしょうね。
謀ケンタクルスの存在を考えると単体のみでは5マナ3/3+2点ゲインと極めて低性能になるため《存命》の効果が肝ですね。
《存命》は単品では1マナと非常にマナが軽いものの、序盤では機能しづらいという特性を持っていますので、基本は中盤以降が現場ですね。ただし、軽いこと自体は無駄では無く、「融合」が現実的に可能である点は評価できます。
《存命》単品なら《大聖堂の聖別者》を考えれば4~5点ぐらいは回復したいところ。「融合」時でも《ケンタウルスの癒し手》の性能を考えれば6点以上はゲインしたいですね。
エターナルなら、流石にパワー不足は否めませんが、大量回復の手段でもあるのは事実ですのでライフゲイン系のSoulSisters型なら居場所はあるんじゃないでしょうか?あのデッキは元々《魂の管理人》系を多量に展開するのでかなり早い段階からライフ回復が狙えますよね。
因みに《暴行+殴打》は個人的にはLegacyでも1チャンあると思うんですよね。2点火力は重要な環境ですから。
・・・《殴打》の4マナをクリアできるデッキならば・・・。
《青銅嘴の恐鳥》
:帰ってきた《獣群のナール》は何故か鳥になっていた。
しかも鳥の癖に飛べないので部族支援が薄くなっただけ・・・。《狩りをする恐鳥》よろしくコイツにもビーストをつkるべきでしょうに・・・。
他の生物一体が場に(自分のコントロール下で)出るだけで+3/+3と言う素晴らしい修正がされるため夢溢れる能力です。
立った一体でも4マナ5/5で殴れます。
《未練ある魂》の様に2体なら8/8で、次のターンも同様に8/8になれます。
マナ域的に後続である《ヴィトゥ=ガジーの末裔》なら3体で11/11です。素晴らしいですねw
是非《怨恨》をつけて殴りたいですね。
《復活の声》もそうですが、どんどん生物を展開してガンガン行くぜ!!と言う戦略に非常にマッチしています。
除去耐性が無く、単体では弱い、相手のターンではタフネスが2しかない、等いろいろ問題があるため構築級では無いのですが、安価デッキを作るなら良いカードになりそうです。
《覚悟+意欲》
:《覚悟》はアンタップに自陣の生物をダークスティール化、《意欲》は《大天使の霊堂》の効果そのまま。
どちらも生物Beatdown戦略を推奨する上で有難い効果です。
・・・がどちらも重い・・・。
《覚悟》はアンタップが付いているとはいえ、何故生物限定?《ボロスの魔除け》はパーマネント全体を保護してくれるというのに。あちらは3つのモードの一つでしかないというのに・・・。
《意欲》も土地の起動能力なら実質4マナなので、実際のスペルにして軽くなり、更に分割かで重くなったため間を取って3マナなのでしょうが・・・。
正直3マナも掛ける気がしない。
弱くは無いんですがね・・・。
こんなところです。
P.S.
今年のJudgeFoil(?)か何かが発表されたそうですね。
世間的には《実物提示教育》のFoil化が重要事項ですね。あのとぼけたイラストも効果の厭らしさを増長させるようで味がありましたが、こちらはその効能の大きさをそのまま表しているようです。
また《名誉回復》も新Foil化だとか。
・・・しかし、以前剣闘士的な見た目の人物が剣を地面に突き刺してるイラストでJudgeFoil化してますよね?
どういう事かしら?
スタン・レガシー) DGMのカードに対する感想 単色・ディミーア編
2013年4月28日 新カード紹介 コメント (4)
皆さん、こんばんは。しもべです。
世の皆さんが待ちに待ったGWです。
世のため人のため、散財しませう!!
という訳でDGMのカードの感想の続きです
-----[単色 ]------------------------------
《リーヴの命令》
:決して弱いカードでは無いのに《戦慄の感覚》が同環境にあるという悲劇・・・。
せめて土地以外のパーマネントにも使用可能ならば・・・。
《謹慎命令》とは棲み分け可能で良いですね。
《ギルドへの縁切り/Renounce the Guilds》
:優秀な除去スペルです。
特に《第10管区のラヴィニア》《ヴィズコーパの血男爵》を一として除去耐性のある生物が環境に一気に増えるので、Stdでの需要は計り知れないでしょうね。今の環境でも《ファルケンラスの貴種》や《幽霊議員オブゼダート》等がいますしね。
マルチカラーを対象にするため、自陣への被害を調整しやすい点も素晴らしい。比較的厨新戦力にマルチカラーが多い点も追い風ですね。
対してLegacyでは・・・。
主な対象先
・DrS
・トラフト
・拘留の宝球
・大祖始
・KotR
・ガドック
・続唱生物
単色指定だったらSnT対策に使えたのになぁ・・・。
でもそうすると他のデッキへの流用性は非常に下がりますね。自陣の被害も抑えにくいですし・・・。
《絵描きの召使い/Painter’s Servant》で強制的色を足すとか?
色々居る様に見えますが、2マナを使ってDrS除去はTempoLossですし、KotR、ガドック、続唱生物にはこれである必要性が無い。普通の除去で十分。同じく宝球も後ろ向き過ぎる上にこれである必要性が無い。
残ったのは、トラフトと大祖始。
トラフトは比較的使用率も高いですので除去できる点は素晴らしく、また採用デッキ的にスケープゴートを用意しにくいのでより効果的なのですが、2/2生物故に結構どうにでもなる。
最後の大祖始は有難いけれどこれだけのために入れる気にはならない・・・。
適用範囲が狭い為、見た目以上に使い難そうです。
《ヴィトゥ=ガジーの末裔》
:普通に強いですね。
マナ域や展開生物数などを考えると《霊誉の僧兵》を思わせる生物ですね。
攻防に役立つ「警戒」や部族など向こうも強いです。生物を多数展開するデッキでは巨大生物にもなれましたしね。
こちらの最大の特徴は「居住」を持っている点ですね。
セレズニアにはトークンを生み出すカードが多いため対象先に困る場面は少ないでしょう。
特に同ブロックの《ワームの到来》はマナ域的に連動しているため素晴らしい相性を誇りますね。もしコピーできれば合計パワー10を盤面に提供できるわけですから。
《セレズニアの魔除け》の2/2警戒トークンや《議事会の招集》の3/3トークンでも十分強力。
6マナ域にも《大軍のワーム》や《守護者の木立ち》があるため中・後半ならいつでも無駄が無いですね。
セレズニアなら、防衛用としては《セレズニアの声、トロスターニ》がいるため、そちらとも使い分けが必要ですが・・・。
多少重いのですが、アリストクラッツならば生け贄の提供、戦力の増強を同時にこなせますね。
相棒が《スカースダグの高僧》なら生け贄用、タップ用を提供でき且つ5/5飛行のデーモンを「居住」出来るため、やはり高い攻撃力を盤面に提供できますね。ただ、Beatdownが気軽に採用できるマナ域でも色拘束でもありませんが・・・。攻め手部族が人間ならば・・・。
また、安定したサイズであるため、火力や修正系の全体除去に強い点も美点として挙げられますね。
高い性能の生物も提供できることを考えれば、こちらの方が僧兵に比べ少数展開型デッキに合っているのやもしれませんね。
因みに、居住全体に言える事ですが、《大笑いの写し身》を使えば自陣のすべての生物を対象に出来ますね。
残念ながら《ヴィトゥ=ガジーの末裔》は手札からのキャストと言う制限がCipにはあるため無限トークン出来ないのですが・・・。
《反射起こし》
:こちらも面白いカードですね。
1マナで「居住」が出来るため、議事会の招集》の3/3トークン等を増やせば実質1マナ3/3のマナレシオです。
如何に軽いコストでトークンを提供できるかが肝でしょうね。
こちらもやはり《スカースダグの高僧》や《大笑いの写し身》と相性が良い。
エターナルなら《墓所王の探索》や《天使の好意》など軽いスペルが多いのでより使い出が有ります。
文面からも判る通り、最大の問題は、強力なコピー対象の先置きが必要であるため、1マナで序盤からキャスト出来る利点が非常に薄い点ですね。コレが使えるのはせいぜい3ターン以降。それまではまともに機能しないはず。
序盤に2枚3枚と引いても無駄牌となってしまうため、採用枚数の調整が専用デッキでも難しそうですね・・・。
《霊異種》
:何故か登場した《変異種》のリメイク。
イラストが何かよく判らない感じになっています。2人を人物が融合して一つになった感じでしょうか?
基本的には《変異種》と同様の使い方が出来ますが能力自体は若干異なっているしマナ域も1マナ上です。相手の除去にまで構える事を思えば実質はもう一マナ掛るわけですが(Legacyではピッチがあるためそこまでの必要性を考えませんね)。
「被覆」「アンタップ」→「ブリンク」
「飛行」 →「アンブロッカブル」
になっています。
また、PTも3/3から4/5と大幅にサイズアップしています。
単体で見た場合、
最大パワーが8になったうえに、確実にブロックを回避できるので攻撃力は非常に高くなっています。が、単体除去を躱す場合、戦闘から取り除く必要性が最終的に生まれるため、「除去を捌きながら攻撃する」従来の芸が出来ないため一長一短ですね。
基本的にUはPWに対して単体では対処しづらい色なのですが、高確率で攻撃を叩き込む事が出来るのは強い。
「ブリンク」であるため、単体/全体関わらずあらゆる除去を躱す事が出来、マナさえあればほぼ除去される事は無いと言って過言ではありません。が、誘発を《もみ消し》されると目も当てられない為、相手を選ぶ場合もあります。
「飛行」生物をブロックする事は叶いません。が、ブリンク能力であるため戦闘で死ぬ事もありません。
其々に僅かな隙があるものの、攻防において圧倒的にパワフルですね。
非常に重いものの、重さに見合った安定感のある生物です。ブリンクによる除去回避や高いダメージソースである事は、ある種《幽霊議員オブゼダート》を意識させますね。
・・・しかし何の制約も無くここまで軽いブリンクを有する生物は初めてではないですかね?気軽に生物に付けるとどんな恐ろしい事になるか知らないWotcでは無いはずですが・・・。《熱狂のイフリート》や《藪跳ねアヌーリッド》等は特に環境で活躍した生物ですね。
組み合わせのカードとして見ても「ブリンク」能力が非常に味を出します。
生物が場に出る度に誘発する能力をUマナ一つで、1ターンに一回まで誘発させる事が出来ます。
真先に思い付くのが、環境のテーマの一つ「進化」ですね。
単純に《実験動物》や《雲ヒレの猛禽》等を進化させても良いですが、されに能力を有する生物だと尚良いですね。
《円環の賢者》:サイズを上げる事(上限3回:4/5)に加え、マナを出せる為、本体のパンプアップ最大値を伸ばせます。
《水深の魔道士》:サイズを上げる事(上限4回:5/5)に加え、1ドロー出来ます。《ガラクの群れ率い》でも類似の効果ですね。
《反逆の混成体 》:サイズを上げる事(上限3回:6/5)に加え、他の+1/+1持ちを強化して全体強化に繋がります。重いものの《聖戦士の進軍》も類似効果。
その他にも誘発能力は色々ありますよね。
ex)
《ラムホルトの勇者》:上限なしのサイズアップに、ブロック制限を掛けます。
《セレズニアの声、トロスターニ》:Uマナ一つで5点ライフ回復ですね。
エターナルならばもっと様々な選択肢/効果も出てきますね。
例えばですが、環境速度的に遅く、完全にOverKill感漂いますが、《戦乱のうねり》等があります。
また、疑似的な「警戒」を有しているので、生物をタップコストに使用するスペル/能力等にも応用できますね。
但し、6マナ(実質7マナ)と重いものの、単体では飽くまで一体分以上の働きは期待できません。
《静穏の天使》の様の場を支配したり、《スラーグ牙》の様に劣勢で耐える事は難しいです。
如何に攻防に活躍させる事が出来るかに懸かってくるでしょうね。
所詮、単体ではコンバット専用生物です。
因みに上記の通り、非常に攻撃的な生物です。
6マナと言う重さや原形のイメージから、Controlのフィニッシャーとしてイメージが強いですが、先日の《首席議長ゼガーナ》よろしく、攻撃的な中速デッキで使うのも良いですね。
同時に挙げた《ウルフィーの銀心》ならば「8/9+パンプアップ可能なアンブロッカブル生物」という尋常じゃない打点になります。またマナ域が少々ずれますが《銀刃の聖騎士》ならば、同じく「2段攻撃持ちでパンプアップ可能なアンブロッカブル生物」が誕生しますねw
OverKillすぎる帰来がありますが、どんなに相手のライフが多量にあっても一瞬で勝利可能ですよ?
逆にアドバンテージを狙いに行くのなら先のゼガーナや、更に長期戦にも強い《前駆ミミック》が優秀ですよね。
攻撃の《霊異種》、中間のゼガーナ、アドのミミックで済み分けられています。
ところで、倒す方法ですが・・・Uマナがある状況ではあらゆる除去が躱されます。
エターナルまで見ても単体で完璧に除去出来るスペルは存在しません。
故に誘発能力を封じる事が重要になってくるでしょうね。
《もみ消し》の様に逃がさない/侵入させない。
《真髄の針》で起動能力を封じる
等と言って処でしょうか?
他にはそもそも場に出させないとかですかね。
・・・しかし、Stdは知りませんが、もしLegacyで着地されたらどうしようもないのですが・・・。
フェアなデッキにとっては恐怖の象徴。W入っているデッキは素直に《謙虚》で対処が丸い。
BTBの様な青単のフィニッシャーとしての価値はありますよね。
また、UW Miracleの選択肢にならない事も無いかな?とも思います。
現在のUW Miracleのフィニッシャーは《精神を刻む者、ジェイス》を除けば《天使への願い》《Helm of obedeience》共に瞬殺用のカードで非常に殺傷力は高いものの単体では機能しない。またそれぞれ別の手段になるとはいえ、対抗手段としては比較的札数があります。対してこの《霊異種》は単体で機能し、場に着地さえすればほぼ対処不可能です。基本的に打消しかハンデスで対処される事になると思いますが、《相殺》ロックで大体の物は捌けますし、FoWにはこちらもFoWでお相子。
隙が少ないカードであるためMiracleでも可能性は無くも無いと思います。
ところで、《変異種》《風を裂くもの》《炎異種》《茨異種》と来て、ここで《霊異種》です。
何か思いませんか?
・・・そう、友好色であるW・Bには派生種が未だ出ていない・・・。リメイクよりこちらを出してくださいな・・・。
《特質改竄》
;おいおい、《幻覚》が永続効果で何度も使えていいの?疑似土地破壊じゃん!
2t《不可視の忍び寄り》→ 3t《特質改竄》で既に2枚土地破壊してその後毎ターンとか超強くね?
・・・と言う夢を返せ!!
何だターン終了までって!《ヴォルラスの気まぐれ》だろ只の!!
よしんば、それは良いとしても、それが誤植で抜け落ちてるって致命的すぎるだろ!!。《曇り鏡のメロク》のトークン2/2ぐらいの愕然っぷりだわ
(ノ`Д´)ノ彡┻━┻
《見えざる糸/Hidden Strings》
:今回のコモン最強ではないでしょうか?
2マナで《ぐるぐる》2回です。同じ対象を捕れないのは残念ですが、それでも異常に強い・・・。
本家《ぐるぐる》とは異なりSocなので相手のパーマネントを縛ることは出来ません。故に基本的な使い方は《ラル・ザレック》の所でも触れた通り、自身のパーマネントをアンタップしていく事になるでしょう。
やはり起動型能力の使い回しや疑似警戒は強い。
(同じ対象が取れない、文章が区切られていない為、スタックで割りこめない等の理由で1つの置物しか起動能力を有していない場合は少々残念な気分になりますね。)
ですが、それ以上に重要なのは土地を二つ起こせること。
戦闘フェイズを挟む必要があるため、Insでもなければ最大マナコストのキャスト限界のブーストにはなりません(この点はXスペルの活躍が素晴らしいStdでは残念ですね。)が、それでも2マナブーストできるなんてUでは考え辛い事ですね。
Legacyでは1マナ起こすだけでも十分強い事ですが、軽量スペルが少なく重いスペルに頼りがちなStdでは非常にありがたい事ではないでしょうかね。2マナまで増えれば大分スペルの選択肢も増えてくると思います。そしてLegacyではそれ以上に強力ですね。
残念ながら「暗号」カードであるため使用できるデッキが著しく制限されるのは残念な事ですね。Stdではそれほどでもないでしょうが、Legacyではこの部分が大きな原点ですね。激しい除去が行きかうLegacy界では除去耐性のある生物ぐらいしか信用性が無くなる点は痛い。
マナブースト(2マナランド・《霊気の薬瓶》)・対除去(《虚空の杯》)・疑似警戒の有用性(《梅沢の十手》)と言う観点から見ればFarieStompyなんて面白いと思いますがね。
よく名前の挙がる比較対象である《束縛の手》とは全く機能が違うため、類似品とは言い難いですね。
束縛の手は
・相手にブロックさせず、攻撃を押し通し続ける
・相手のアタッカーを無力化し続ける
という断続的な拘束を旨とするカードですので。
攻防では遥かに束縛の手の方が有用で、対してこちらは機能性・応用性重視です。
どうでもいいけど、《イゼットのギルド魔道士》+《訓練場》があれば無限コピー/無限にタップorアンタップ出来ますぜ!!
《発掘された道しるべ》
:Insだったならば強カードだったろうに・・・。
ALAの《ガルガンチュアンの贈り物》のU版ですね。
今のStdはコントロールでも生物が多めですし、非選択のカードを墓地に落せないのもマイナス。
・・・非常に惜しいカードですね。
《血の公証人》
:言うべきことはこの前言ったので、その他の事。
取り敢えず、2マナでZombeなのがえらいとおもいますまる
《墓所への乱入/Crypt Incursion》
:中途半端な墓地掃除+ライフゲインスペル。
《影餌付け》や《過去の受難》を彷彿とさせるスペルですね。
ただ、対象範囲が生物限定。その上3マナと非常に重い、と言うか遅い。
Stdなら十分でしょうが、LegacyではReanimatorにしろDredgeにしろ3マナなんて非現実的過ぎて・・・。
3枚でも9点ゲインと、ある種《砂の殉教者》並みに効率の良いライフゲインカードなのですが、これが間に合うようなデッキ相手では、このカードが機能しだすまで時間が掛り過ぎますね・・・。
StdではBeatが多い環境なので十分機能はするでしょうね。墓地に生物を置くデッキが増える可能性も有りますし。自分を対象にするのなら《骨までの齧りつき》の方が優秀ですね。
《薪荒れのシャーマン》
:久々に登場の戻ってくる生物です。
・・・が、これ強いですかね?
まぁ、5マナで制限付きとはいえパワー3を継続的に強化できるのは強いんですが・・・。
難度も使いまわす様なデッキが、果たしてBeatdownの形を保てるのでしょうか・・・。
無いよりはましかもしれませんが、どちらも微妙なこのカードよりも、単体でどちらも優秀な《ゴーア族の暴行者》で良い気がします・・・。
ぶっちゃけ《瓦礫帯のマーカ》の《巨大化》効果の方が軽くて使いやすい気が。そしてマーカよりも《殺戮角》のほうが遥かに強い・・・。
《吹き荒れる潜在能力》
:吹き荒れるのは電波だけです(^^)
より重いスペルを使いたいのですが、それを使うための種が引けなくては意味が無い。しかし種を増やすと、本命を引き確率も著しく落ちる。
という事で能力でスペルをサーチできればいい。
↓
「変成」の出番ですかね?
《空殴り/Skylasher》
:小さい頃に、祖母が言ってました。
「家の中の小さい蜘蛛は殺しちゃいかん。家内の虫を退治してくれる良い蜘蛛なんだよ。」
小さい蜘蛛が、昆虫人間を捕るのを見る日が来るとは・・・。
何時しかの《大貂皮鹿》を思い出すHateっぷりですねw
素晴らしい性能ですが、このカードで重要なのは「瞬足」を有しているという事。
相手のDoSはもちろん、Cliqeやトラフトを一方的に落とせます。[-1]でお茶を濁してきたJtMsを打ち取ったりも出来ます。
他にはScMや梟ですかね相手は。
このカードがパワー2であるお陰で《スクリブのレインジャー》では出来なかった事が出来るという訳です。まぁ、機能性では天と地ほどの差がありますが・・・。
また、単純に「瞬足」で隙を見せずに動けるのも有難いですね。
ただ、確かにDoSには強いんですが、LegacyのDoSのデッキはRUG、次点でUR、BUGであり、マイナーでもTricorol(WUR)やVapor(UW)である事が大半。つまり何かしらの除去カラーが足されており、対してこのカードはそれらに対してはまったくの無力です。なんせタダのタフネス2ですからね。
DoSには強いんですが、だからと言って、そのデッキに対して強くなっているわけでは無いのです、実は・・・。
《大貂皮鹿》程の、完璧なアンチカードとは為り得てはいない・・・。
まぁ、2マナの生物単体で、そのデッキに完璧な回答を期待するという方がおかしな話です。Dredgeに対する《イクスリッドの看守》じゃないんですからね。
というか《空殴り》って・・・。もうちょっとセンスのある和訳は出来ない物か・・・。
《反逆の混成体》
:3マナ3/2で+能力2つと優秀なスペックなのですが・・・。
本体のPTが高めで「進化」を誘発しにくく、「進化」を誘発させても、コイツが真価を誘発させやすいようなデッキでは他の「進化」持ち生物を入れる事が叶わない。基本「進化」持ちはチビですからね。
結局何がしたいのかよく判らないというか…何もできない生物になりそうです。
《植生噴出》
:あまり注目されてませんが、何気に2マナで+5/+5修正ってかなり効率良いですよね。
《野生の力》や《超巨大化》が可哀想になってくる・・・。《剛力化》とは棲み分けはしていますが、+5修正を防御用に使う事は少ないので、ほぼ上位の性能です。
限定戦で凶悪な性能を発揮しそうです。
-----[ディミーア ]------------------------------
《概念泥棒》
:前に書いた。
《知力の刈り取り》
:UB(X)だったらまだ可能性はありましたね・・・。
たとえ軽くても相手のハンド内の物しか抜けないのもなぁ・・・。
《歪んだ体形》
:弱くは無いです。
特に確定除去が3マナからである点を考えれば2マナ生物までを落せれば十分ですね。故に3枚程度あれば十分でしょうね。
後半以降は打点強化に活用できるので無駄が無いです。また、現Std環境では少なからず「破壊されない」生物が居るため彼らを高確率で排除できるのも有難いですね。
まぁ、地味にエターナルでも1チャンあるかなぁ…という処。
《タルモゴイフ》と言う難敵はいる者の、後は大体何とか落とせるレベルでしょう。
後半は自分の《タルモゴイフ》や《墓忍び》に使用できれば打点強化も出来ますしね。
一応Uカウントにもなります。
ただ、小型除去ではより汎用性のある《ディミーアの魔除け》が既に在るんですよね・・・。
《植林地を這うもの》
:高いマナレシオを誇る生物ですね。Legacyでさえ通用するスペックです。
が、何に使えばいいのか・・・。
この手のデッキでは、大抵Gが入るような相手をする場合には守勢/コントロールに回る事が多いので、そこほど有用に「森渡り」が使えない。特にBが入っているデッキでは、Gの生物を除去するのは容易いため、尚価値が薄い・・・。
壁としてもプロテクション(G)は優秀な物の、除去耐性は皆無なのが・・・。
特にRUG相手だと《二股の稲妻》で無駄なく処理されてしまう・・・。
《悪意の大梟》の様にアドを取りつつ、壁にもなれる生物でもない為、場持ちが悪いのは厳しい。
ぶっちゃけ《ヴォーデイリアのゾンビ》で良くない?
まぁ、ただレシオ自体は素晴らしいため、何かには使えるかもしれません。
Stdは知らない。
後、絵がキモい・・・。
《遠隔+不在》
:以前書いたので詳細は省略。
今回の分割では一番強いかもしれませんね。
盤面の2体に干渉出来る点はもちろん、自陣の生物への救出やCipの使い回しなど非常に応用性の高いカードです。
ScMや「続唱」生物を《下落+隆盛》の《隆盛》で回収、使い回していたのを思い出しました。
ディミーアショボイ・・・(´・ω・`)ショボーン
世の皆さんが待ちに待ったGWです。
世のため人のため、散財しませう!!
という訳でDGMのカードの感想の続きです
-----[単色 ]------------------------------
《リーヴの命令》
:決して弱いカードでは無いのに《戦慄の感覚》が同環境にあるという悲劇・・・。
せめて土地以外のパーマネントにも使用可能ならば・・・。
《謹慎命令》とは棲み分け可能で良いですね。
《ギルドへの縁切り/Renounce the Guilds》
:優秀な除去スペルです。
特に《第10管区のラヴィニア》《ヴィズコーパの血男爵》を一として除去耐性のある生物が環境に一気に増えるので、Stdでの需要は計り知れないでしょうね。今の環境でも《ファルケンラスの貴種》や《幽霊議員オブゼダート》等がいますしね。
マルチカラーを対象にするため、自陣への被害を調整しやすい点も素晴らしい。比較的厨新戦力にマルチカラーが多い点も追い風ですね。
対してLegacyでは・・・。
主な対象先
・DrS
・トラフト
・拘留の宝球
・大祖始
・KotR
・ガドック
・続唱生物
単色指定だったらSnT対策に使えたのになぁ・・・。
でもそうすると他のデッキへの流用性は非常に下がりますね。自陣の被害も抑えにくいですし・・・。
《絵描きの召使い/Painter’s Servant》で強制的色を足すとか?
色々居る様に見えますが、2マナを使ってDrS除去はTempoLossですし、KotR、ガドック、続唱生物にはこれである必要性が無い。普通の除去で十分。同じく宝球も後ろ向き過ぎる上にこれである必要性が無い。
残ったのは、トラフトと大祖始。
トラフトは比較的使用率も高いですので除去できる点は素晴らしく、また採用デッキ的にスケープゴートを用意しにくいのでより効果的なのですが、2/2生物故に結構どうにでもなる。
最後の大祖始は有難いけれどこれだけのために入れる気にはならない・・・。
適用範囲が狭い為、見た目以上に使い難そうです。
《ヴィトゥ=ガジーの末裔》
:普通に強いですね。
マナ域や展開生物数などを考えると《霊誉の僧兵》を思わせる生物ですね。
攻防に役立つ「警戒」や部族など向こうも強いです。生物を多数展開するデッキでは巨大生物にもなれましたしね。
こちらの最大の特徴は「居住」を持っている点ですね。
セレズニアにはトークンを生み出すカードが多いため対象先に困る場面は少ないでしょう。
特に同ブロックの《ワームの到来》はマナ域的に連動しているため素晴らしい相性を誇りますね。もしコピーできれば合計パワー10を盤面に提供できるわけですから。
《セレズニアの魔除け》の2/2警戒トークンや《議事会の招集》の3/3トークンでも十分強力。
6マナ域にも《大軍のワーム》や《守護者の木立ち》があるため中・後半ならいつでも無駄が無いですね。
セレズニアなら、防衛用としては《セレズニアの声、トロスターニ》がいるため、そちらとも使い分けが必要ですが・・・。
多少重いのですが、アリストクラッツならば生け贄の提供、戦力の増強を同時にこなせますね。
相棒が《スカースダグの高僧》なら生け贄用、タップ用を提供でき且つ5/5飛行のデーモンを「居住」出来るため、やはり高い攻撃力を盤面に提供できますね。ただ、Beatdownが気軽に採用できるマナ域でも色拘束でもありませんが・・・。攻め手部族が人間ならば・・・。
また、安定したサイズであるため、火力や修正系の全体除去に強い点も美点として挙げられますね。
高い性能の生物も提供できることを考えれば、こちらの方が僧兵に比べ少数展開型デッキに合っているのやもしれませんね。
因みに、居住全体に言える事ですが、《大笑いの写し身》を使えば自陣のすべての生物を対象に出来ますね。
残念ながら《ヴィトゥ=ガジーの末裔》は手札からのキャストと言う制限がCipにはあるため無限トークン出来ないのですが・・・。
《反射起こし》
:こちらも面白いカードですね。
1マナで「居住」が出来るため、議事会の招集》の3/3トークン等を増やせば実質1マナ3/3のマナレシオです。
如何に軽いコストでトークンを提供できるかが肝でしょうね。
こちらもやはり《スカースダグの高僧》や《大笑いの写し身》と相性が良い。
エターナルなら《墓所王の探索》や《天使の好意》など軽いスペルが多いのでより使い出が有ります。
文面からも判る通り、最大の問題は、強力なコピー対象の先置きが必要であるため、1マナで序盤からキャスト出来る利点が非常に薄い点ですね。コレが使えるのはせいぜい3ターン以降。それまではまともに機能しないはず。
序盤に2枚3枚と引いても無駄牌となってしまうため、採用枚数の調整が専用デッキでも難しそうですね・・・。
《霊異種》
:何故か登場した《変異種》のリメイク。
イラストが何かよく判らない感じになっています。2人を人物が融合して一つになった感じでしょうか?
基本的には《変異種》と同様の使い方が出来ますが能力自体は若干異なっているしマナ域も1マナ上です。相手の除去にまで構える事を思えば実質はもう一マナ掛るわけですが(Legacyではピッチがあるためそこまでの必要性を考えませんね)。
「被覆」「アンタップ」→「ブリンク」
「飛行」 →「アンブロッカブル」
になっています。
また、PTも3/3から4/5と大幅にサイズアップしています。
単体で見た場合、
最大パワーが8になったうえに、確実にブロックを回避できるので攻撃力は非常に高くなっています。が、単体除去を躱す場合、戦闘から取り除く必要性が最終的に生まれるため、「除去を捌きながら攻撃する」従来の芸が出来ないため一長一短ですね。
基本的にUはPWに対して単体では対処しづらい色なのですが、高確率で攻撃を叩き込む事が出来るのは強い。
「ブリンク」であるため、単体/全体関わらずあらゆる除去を躱す事が出来、マナさえあればほぼ除去される事は無いと言って過言ではありません。が、誘発を《もみ消し》されると目も当てられない為、相手を選ぶ場合もあります。
「飛行」生物をブロックする事は叶いません。が、ブリンク能力であるため戦闘で死ぬ事もありません。
其々に僅かな隙があるものの、攻防において圧倒的にパワフルですね。
非常に重いものの、重さに見合った安定感のある生物です。ブリンクによる除去回避や高いダメージソースである事は、ある種《幽霊議員オブゼダート》を意識させますね。
・・・しかし何の制約も無くここまで軽いブリンクを有する生物は初めてではないですかね?気軽に生物に付けるとどんな恐ろしい事になるか知らないWotcでは無いはずですが・・・。《熱狂のイフリート》や《藪跳ねアヌーリッド》等は特に環境で活躍した生物ですね。
組み合わせのカードとして見ても「ブリンク」能力が非常に味を出します。
生物が場に出る度に誘発する能力をUマナ一つで、1ターンに一回まで誘発させる事が出来ます。
真先に思い付くのが、環境のテーマの一つ「進化」ですね。
単純に《実験動物》や《雲ヒレの猛禽》等を進化させても良いですが、されに能力を有する生物だと尚良いですね。
《円環の賢者》:サイズを上げる事(上限3回:4/5)に加え、マナを出せる為、本体のパンプアップ最大値を伸ばせます。
《水深の魔道士》:サイズを上げる事(上限4回:5/5)に加え、1ドロー出来ます。《ガラクの群れ率い》でも類似の効果ですね。
《反逆の混成体 》:サイズを上げる事(上限3回:6/5)に加え、他の+1/+1持ちを強化して全体強化に繋がります。重いものの《聖戦士の進軍》も類似効果。
その他にも誘発能力は色々ありますよね。
ex)
《ラムホルトの勇者》:上限なしのサイズアップに、ブロック制限を掛けます。
《セレズニアの声、トロスターニ》:Uマナ一つで5点ライフ回復ですね。
エターナルならばもっと様々な選択肢/効果も出てきますね。
例えばですが、環境速度的に遅く、完全にOverKill感漂いますが、《戦乱のうねり》等があります。
また、疑似的な「警戒」を有しているので、生物をタップコストに使用するスペル/能力等にも応用できますね。
但し、6マナ(実質7マナ)と重いものの、単体では飽くまで一体分以上の働きは期待できません。
《静穏の天使》の様の場を支配したり、《スラーグ牙》の様に劣勢で耐える事は難しいです。
如何に攻防に活躍させる事が出来るかに懸かってくるでしょうね。
所詮、単体ではコンバット専用生物です。
因みに上記の通り、非常に攻撃的な生物です。
6マナと言う重さや原形のイメージから、Controlのフィニッシャーとしてイメージが強いですが、先日の《首席議長ゼガーナ》よろしく、攻撃的な中速デッキで使うのも良いですね。
同時に挙げた《ウルフィーの銀心》ならば「8/9+パンプアップ可能なアンブロッカブル生物」という尋常じゃない打点になります。またマナ域が少々ずれますが《銀刃の聖騎士》ならば、同じく「2段攻撃持ちでパンプアップ可能なアンブロッカブル生物」が誕生しますねw
OverKillすぎる帰来がありますが、どんなに相手のライフが多量にあっても一瞬で勝利可能ですよ?
逆にアドバンテージを狙いに行くのなら先のゼガーナや、更に長期戦にも強い《前駆ミミック》が優秀ですよね。
攻撃の《霊異種》、中間のゼガーナ、アドのミミックで済み分けられています。
ところで、倒す方法ですが・・・Uマナがある状況ではあらゆる除去が躱されます。
エターナルまで見ても単体で完璧に除去出来るスペルは存在しません。
故に誘発能力を封じる事が重要になってくるでしょうね。
《もみ消し》の様に逃がさない/侵入させない。
《真髄の針》で起動能力を封じる
等と言って処でしょうか?
他にはそもそも場に出させないとかですかね。
・・・しかし、Stdは知りませんが、もしLegacyで着地されたらどうしようもないのですが・・・。
フェアなデッキにとっては恐怖の象徴。W入っているデッキは素直に《謙虚》で対処が丸い。
BTBの様な青単のフィニッシャーとしての価値はありますよね。
また、UW Miracleの選択肢にならない事も無いかな?とも思います。
現在のUW Miracleのフィニッシャーは《精神を刻む者、ジェイス》を除けば《天使への願い》《Helm of obedeience》共に瞬殺用のカードで非常に殺傷力は高いものの単体では機能しない。またそれぞれ別の手段になるとはいえ、対抗手段としては比較的札数があります。対してこの《霊異種》は単体で機能し、場に着地さえすればほぼ対処不可能です。基本的に打消しかハンデスで対処される事になると思いますが、《相殺》ロックで大体の物は捌けますし、FoWにはこちらもFoWでお相子。
隙が少ないカードであるためMiracleでも可能性は無くも無いと思います。
ところで、《変異種》《風を裂くもの》《炎異種》《茨異種》と来て、ここで《霊異種》です。
何か思いませんか?
・・・そう、友好色であるW・Bには派生種が未だ出ていない・・・。リメイクよりこちらを出してくださいな・・・。
《特質改竄》
;おいおい、《幻覚》が永続効果で何度も使えていいの?疑似土地破壊じゃん!
2t《不可視の忍び寄り》→ 3t《特質改竄》で既に2枚土地破壊してその後毎ターンとか超強くね?
・・・と言う夢を返せ!!
何だターン終了までって!《ヴォルラスの気まぐれ》だろ只の!!
よしんば、それは良いとしても、それが誤植で抜け落ちてるって致命的すぎるだろ!!。《曇り鏡のメロク》のトークン2/2ぐらいの愕然っぷりだわ
(ノ`Д´)ノ彡┻━┻
《見えざる糸/Hidden Strings》
:今回のコモン最強ではないでしょうか?
2マナで《ぐるぐる》2回です。同じ対象を捕れないのは残念ですが、それでも異常に強い・・・。
本家《ぐるぐる》とは異なりSocなので相手のパーマネントを縛ることは出来ません。故に基本的な使い方は《ラル・ザレック》の所でも触れた通り、自身のパーマネントをアンタップしていく事になるでしょう。
やはり起動型能力の使い回しや疑似警戒は強い。
(同じ対象が取れない、文章が区切られていない為、スタックで割りこめない等の理由で1つの置物しか起動能力を有していない場合は少々残念な気分になりますね。)
ですが、それ以上に重要なのは土地を二つ起こせること。
戦闘フェイズを挟む必要があるため、Insでもなければ最大マナコストのキャスト限界のブーストにはなりません(この点はXスペルの活躍が素晴らしいStdでは残念ですね。)が、それでも2マナブーストできるなんてUでは考え辛い事ですね。
Legacyでは1マナ起こすだけでも十分強い事ですが、軽量スペルが少なく重いスペルに頼りがちなStdでは非常にありがたい事ではないでしょうかね。2マナまで増えれば大分スペルの選択肢も増えてくると思います。そしてLegacyではそれ以上に強力ですね。
残念ながら「暗号」カードであるため使用できるデッキが著しく制限されるのは残念な事ですね。Stdではそれほどでもないでしょうが、Legacyではこの部分が大きな原点ですね。激しい除去が行きかうLegacy界では除去耐性のある生物ぐらいしか信用性が無くなる点は痛い。
マナブースト(2マナランド・《霊気の薬瓶》)・対除去(《虚空の杯》)・疑似警戒の有用性(《梅沢の十手》)と言う観点から見ればFarieStompyなんて面白いと思いますがね。
よく名前の挙がる比較対象である《束縛の手》とは全く機能が違うため、類似品とは言い難いですね。
束縛の手は
・相手にブロックさせず、攻撃を押し通し続ける
・相手のアタッカーを無力化し続ける
という断続的な拘束を旨とするカードですので。
攻防では遥かに束縛の手の方が有用で、対してこちらは機能性・応用性重視です。
どうでもいいけど、《イゼットのギルド魔道士》+《訓練場》があれば無限コピー/無限にタップorアンタップ出来ますぜ!!
《発掘された道しるべ》
:Insだったならば強カードだったろうに・・・。
ALAの《ガルガンチュアンの贈り物》のU版ですね。
今のStdはコントロールでも生物が多めですし、非選択のカードを墓地に落せないのもマイナス。
・・・非常に惜しいカードですね。
《血の公証人》
:言うべきことはこの前言ったので、その他の事。
取り敢えず、2マナでZombeなのがえらいとおもいますまる
《墓所への乱入/Crypt Incursion》
:中途半端な墓地掃除+ライフゲインスペル。
《影餌付け》や《過去の受難》を彷彿とさせるスペルですね。
ただ、対象範囲が生物限定。その上3マナと非常に重い、と言うか遅い。
Stdなら十分でしょうが、LegacyではReanimatorにしろDredgeにしろ3マナなんて非現実的過ぎて・・・。
3枚でも9点ゲインと、ある種《砂の殉教者》並みに効率の良いライフゲインカードなのですが、これが間に合うようなデッキ相手では、このカードが機能しだすまで時間が掛り過ぎますね・・・。
StdではBeatが多い環境なので十分機能はするでしょうね。墓地に生物を置くデッキが増える可能性も有りますし。自分を対象にするのなら《骨までの齧りつき》の方が優秀ですね。
《薪荒れのシャーマン》
:久々に登場の戻ってくる生物です。
・・・が、これ強いですかね?
まぁ、5マナで制限付きとはいえパワー3を継続的に強化できるのは強いんですが・・・。
難度も使いまわす様なデッキが、果たしてBeatdownの形を保てるのでしょうか・・・。
無いよりはましかもしれませんが、どちらも微妙なこのカードよりも、単体でどちらも優秀な《ゴーア族の暴行者》で良い気がします・・・。
ぶっちゃけ《瓦礫帯のマーカ》の《巨大化》効果の方が軽くて使いやすい気が。そしてマーカよりも《殺戮角》のほうが遥かに強い・・・。
《吹き荒れる潜在能力》
:吹き荒れるのは電波だけです(^^)
より重いスペルを使いたいのですが、それを使うための種が引けなくては意味が無い。しかし種を増やすと、本命を引き確率も著しく落ちる。
という事で能力でスペルをサーチできればいい。
↓
「変成」の出番ですかね?
《空殴り/Skylasher》
:小さい頃に、祖母が言ってました。
「家の中の小さい蜘蛛は殺しちゃいかん。家内の虫を退治してくれる良い蜘蛛なんだよ。」
小さい蜘蛛が、昆虫人間を捕るのを見る日が来るとは・・・。
何時しかの《大貂皮鹿》を思い出すHateっぷりですねw
素晴らしい性能ですが、このカードで重要なのは「瞬足」を有しているという事。
相手のDoSはもちろん、Cliqeやトラフトを一方的に落とせます。[-1]でお茶を濁してきたJtMsを打ち取ったりも出来ます。
他にはScMや梟ですかね相手は。
このカードがパワー2であるお陰で《スクリブのレインジャー》では出来なかった事が出来るという訳です。まぁ、機能性では天と地ほどの差がありますが・・・。
また、単純に「瞬足」で隙を見せずに動けるのも有難いですね。
ただ、確かにDoSには強いんですが、LegacyのDoSのデッキはRUG、次点でUR、BUGであり、マイナーでもTricorol(WUR)やVapor(UW)である事が大半。つまり何かしらの除去カラーが足されており、対してこのカードはそれらに対してはまったくの無力です。なんせタダのタフネス2ですからね。
DoSには強いんですが、だからと言って、そのデッキに対して強くなっているわけでは無いのです、実は・・・。
《大貂皮鹿》程の、完璧なアンチカードとは為り得てはいない・・・。
まぁ、2マナの生物単体で、そのデッキに完璧な回答を期待するという方がおかしな話です。Dredgeに対する《イクスリッドの看守》じゃないんですからね。
というか《空殴り》って・・・。もうちょっとセンスのある和訳は出来ない物か・・・。
《反逆の混成体》
:3マナ3/2で+能力2つと優秀なスペックなのですが・・・。
本体のPTが高めで「進化」を誘発しにくく、「進化」を誘発させても、コイツが真価を誘発させやすいようなデッキでは他の「進化」持ち生物を入れる事が叶わない。基本「進化」持ちはチビですからね。
結局何がしたいのかよく判らないというか…何もできない生物になりそうです。
《植生噴出》
:あまり注目されてませんが、何気に2マナで+5/+5修正ってかなり効率良いですよね。
《野生の力》や《超巨大化》が可哀想になってくる・・・。《剛力化》とは棲み分けはしていますが、+5修正を防御用に使う事は少ないので、ほぼ上位の性能です。
限定戦で凶悪な性能を発揮しそうです。
-----[ディミーア ]------------------------------
《概念泥棒》
:前に書いた。
《知力の刈り取り》
:UB(X)だったらまだ可能性はありましたね・・・。
たとえ軽くても相手のハンド内の物しか抜けないのもなぁ・・・。
《歪んだ体形》
:弱くは無いです。
特に確定除去が3マナからである点を考えれば2マナ生物までを落せれば十分ですね。故に3枚程度あれば十分でしょうね。
後半以降は打点強化に活用できるので無駄が無いです。また、現Std環境では少なからず「破壊されない」生物が居るため彼らを高確率で排除できるのも有難いですね。
まぁ、地味にエターナルでも1チャンあるかなぁ…という処。
《タルモゴイフ》と言う難敵はいる者の、後は大体何とか落とせるレベルでしょう。
後半は自分の《タルモゴイフ》や《墓忍び》に使用できれば打点強化も出来ますしね。
一応Uカウントにもなります。
ただ、小型除去ではより汎用性のある《ディミーアの魔除け》が既に在るんですよね・・・。
《植林地を這うもの》
:高いマナレシオを誇る生物ですね。Legacyでさえ通用するスペックです。
が、何に使えばいいのか・・・。
この手のデッキでは、大抵Gが入るような相手をする場合には守勢/コントロールに回る事が多いので、そこほど有用に「森渡り」が使えない。特にBが入っているデッキでは、Gの生物を除去するのは容易いため、尚価値が薄い・・・。
壁としてもプロテクション(G)は優秀な物の、除去耐性は皆無なのが・・・。
特にRUG相手だと《二股の稲妻》で無駄なく処理されてしまう・・・。
《悪意の大梟》の様にアドを取りつつ、壁にもなれる生物でもない為、場持ちが悪いのは厳しい。
ぶっちゃけ《ヴォーデイリアのゾンビ》で良くない?
まぁ、ただレシオ自体は素晴らしいため、何かには使えるかもしれません。
Stdは知らない。
後、絵がキモい・・・。
《遠隔+不在》
:以前書いたので詳細は省略。
今回の分割では一番強いかもしれませんね。
盤面の2体に干渉出来る点はもちろん、自陣の生物への救出やCipの使い回しなど非常に応用性の高いカードです。
ScMや「続唱」生物を《下落+隆盛》の《隆盛》で回収、使い回していたのを思い出しました。
ディミーアショボイ・・・(´・ω・`)ショボーン
非MTG) ここ最近で気になった時事 ざわつく東アジア・・・。
2013年4月26日 時事皆さん、こんばんは。
しもべです。
やっとこさ、花粉が収まってきたようです。
これで毎朝薬を飲むあの苦行から解放されるんだ(^^)
さて、今週も気になった時事の感想纏め。
相変わらず当たり前の事しか書いてないため、斜め読み推奨。
では行きます。
以下、点線内転載
[麻生氏ら靖国参拝、首相は供物奉納 公明、不快感示す]
朝日新聞デジタル 4月21日(日)23時40分配信
麻生太郎副総理と古屋圭司拉致問題相は21日、東京・九段北の靖国神社に参拝した。新藤義孝総務相も20日に参拝しており、第2次安倍内閣の3閣僚の参拝が明らかになった。靖国神社は21日から春季例大祭で、安倍晋三首相は同日、神前に捧げる供え物「真榊(まさかき)」を奉納した。
古屋氏は参拝後、記者団に「国務大臣古屋圭司として参拝した。玉串料は私費から出した。国のために命を捧げた英霊に哀悼の誠を捧げるのは当然のことだ」と語った。麻生氏周辺は記帳などのない一般参拝と説明。加藤勝信官房副長官も同日参拝した。新藤氏は20日、「私人として参拝した」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130421-00000011-asahi-pol
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[国会議員168人が靖国参拝 87年以降で最多]
朝日新聞デジタル 4月23日(火)11時36分配信
超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長=尾辻秀久元厚生労働相)の所属議員168人が23日午前、春季例大祭にあわせ、東京・九段の靖国神社に参拝した。同会によると、国会議員の参拝者は、本人出席の確認を始めた1987年以降最多だという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130423-00000008-asahi-pol
いい加減に、この2枚舌の行動を止めていただきたいです。
本当に恥だ・・・。
別に、行く行かないはどちらでもいいと思います。が、国政に関わる人間が何名も参拝していて、「個人だから」「私人だから」で通るわけないと思います。全員がそれで一致しているのならともかく「立場を踏めえて、その賞に付く人間として訪れた」という方もいますし。
「個人の判断に任せてますから」と言うのは外交上の責任を放棄していると言わざるを得ません。
容認するのならする、しないならしないでハッキリ方針を決めるべきです。
また、参拝を容認するのなら、その理由を明確に体外に打ち出すべきです。
「国内の事だからとやかく言われる筋合いはない」とか「内政干渉」なんて言葉も間違ってはいないのでしょうが、明確に外交に影響を及ぼしている以上、「外交とは関係が無い事案」と言う姿勢は頂けない。
私個人としては、望まぬ徴兵・国政の犠牲となった方への謝罪と鎮魂を祈り、過去の過ちを繰り返さないという自戒を促すための行為として訪問をするというのなら大賛成です。
決して「戦争ヒッピー」であったことを誇っているわけでは無いと海外にしっかり説明できますからね。それで理解を得られないのなら、仕方がありませんが、戦争を望んでいるわけでは無いとはっきり言えますし。
中途半端な対応をするから避けに混乱をきたすのです。
加えて、「侵略の定義は、国によって異なる」の発言は、かなり過激であると思います。
場合によっては、過去の戦争行為を肯定しているともとられかねない発言なので、余計に曖昧な態度を避けるべきです。
国会の中のみで強気の発言をするのではなく、記者会見でもして欲しい物です・・・。
事なかれ主義が、更なる害悪を生む典型的な事柄です・・・。
こんな対応では、中国にトラブルメーカー呼ばわりされても否定はできないでしょう。
因みに、超党派による参拝が急遽行われていますが、政治色/利用のにおいがプンプンします。
なぜわざわざ、閣僚や首相の行動の後なのか。
全く別の意図と言うのなら、いいのですが、少なくとも、「人を悼む」と言う行為を利用するのはやめて頂きたいです・・・。
[<ボストン爆破テロ>逮捕の容疑者に黙秘権など認めず]
毎日新聞 4月20日(土)22時29分配信
【ウォータータウン(米東部マサチューセッツ州)小坂大、ニューヨーク草野和彦】ボストン・マラソン連続爆破テロ事件で、米連邦捜査当局は19日にボストン西郊のウォータータウンで逮捕したジョハル・ツァルナエフ容疑者(19)に対し、通常の刑事事件容疑者に認める黙秘権などの権利を認めない意向であることが分かった。米ニューヨーク・タイムズ紙などが報じた。公共の安全に関わる重大事件であるためだが、今後、人権擁護団体などから批判が出る可能性もある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130420-00000093-mai-n_ame
人権屋の巣窟である米国でこの様な事が行われるのは異例中の異例ですね。
それ程、国家としては本気という事でしょう。
ポロでは無い、ただの素人が不満の捌け口に事件を起こす様な現状を考えれば徹底的な対策手段をとるというのは間違ってはいないと思います。
そもそも、被害者よりも犯罪者の人権を優先する現状の人権制度なんてクソ喰らえ!と言うのが私の考えなので反対するべくもありませんが(不快な表現を敢えてここでは使わせていただいておりますが、それでも気分を損ねられた方には申し訳ありませんでした)。
まぁ、そんな根源的な話は議論する場面ではないでしょうがね・・・。
ただ、この決断自体には反対はしないものの、それは異例の措置であるという意識は残しておいてほしいものですね。
犯罪者だからって何をされても文句は言えないとは言い難いのです。
この様な特例が常在化すると、種々の権力的な暴走が始まるので、上手い綱引きをしていただきたいところですね。
[「核の非人道性」声明に賛同せず=日本、安保政策と一致しない]
時事通信 4月25日(木)1時5分配信
【ジュネーブ時事】日本政府は24日、スイスなど70カ国以上が支持した核兵器の非人道性を指摘した共同声明に賛同しないと表明した。「いかなる状況下でも核兵器が二度と使われないことは人類生存の利益」との表現が、日本の安保政策と現時点では一致しないと判断した。
共同声明はスイスや南アフリカが主導。ジュネーブの国連欧州本部で開かれている核拡散防止条約(NPT)再検討会議第2準備委員会で提出された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130425-00000006-jij-int
理念としては素晴らしい物が在ります。
が、現実にあまりの即応できていない机上の空論です。
特に周辺国家が保有しており、それを軍事レベルで使用できる段階にある以上、その考えを順守するにはあまりにリスクが大きすぎます。
対話という物は、一方的な関係ではありえないのは歴史の必然。
誰もが暴力が利益にはならないと判断した場合に初めて話し合いの有用性が生まれてくるもの。
苛められっ子が、苛めっこに苛めは止めて話し合おう!なんて言って虐めがやむわけもない。
「非暴力」はある種人類の追い求める理想の一つではあるのでしょうが、今のところ蜃気楼以外の何物でもない・・・。
この共同声明も、核保有国が支持して初めて現実味が生まれてくるんですよね。日本が賛同したからと言ってだから何?と言われるのが落ち。
しかし、それが世界の現状だと思うと空しいですね・・・。
[<0増5減>民主採決出席、早期成立の可能性 衆院通過]
毎日新聞 4月23日(火)21時22分配信
1票の格差是正のため衆院小選挙区を「0増5減」する公職選挙法改正案は23日、衆院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決した。19日の衆院政治倫理・公選法改正特別委員会(倫選特)での採決は欠席した民主党は本会議では一転して出席し反対した。民主党が徹底抗戦の姿勢から転じたことで、同法案の早期成立の可能性も出てきた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130423-00000101-mai-pol
早期成立に越した事は無いのですが、そうでなくとも会議への参加は望ましい転身でと私は捉えています。。
というか、議論する事が仕事であるにも拘らず「欠席します」「でも欠席と言う形で仕事はしました。」と言うやり方が吐き気がするほど嫌だったので、多少の溜飲も下がります。
[ロシア救援隊、四川省の被災地へ…世界で最も経験豊富な日本を拒絶した政府へ反発は必至―中国版ツイッター]
Record China 4月22日(月)19時2分配信
2013年4月22日、中国・四川省雅安市で20日に発生した大地震を受け、ロシアからの救援隊が現地入りすると伝えられた。震災発生後、初の海外からの救援隊となる。なお、今回の地震を受け、日本や米国なども支援の準備があることを表明していたが、中国外交部は「海外の支援は必要ない」とこれを断っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130422-00000027-rcdc-cn
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[「テント、水ない」=救援物資、被災者に届かず―壊滅的被害の村・中国四川地震]
時事通信 4月21日(日)21時6分配信
【竜門郷(中国四川省)時事】マグニチュード(M)7.0の大地震が直撃した中国四川省雅安市蘆山県で、壊滅的な被害に見舞われた農村・竜門郷に21日午後、入った。被災者は余震が続く中、「テントと水がない」と途方に暮れている。蘆山県に入る道路は救急車や軍車両の通行が優先され、救援物資を積んだボランティア車両は被災地に入れず、支援物資は被災者に届いていない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130421-00000112-jij-cn
受け入れないこと自体に批判するつもりはありません。
受け入れ側にも態勢と準備が整っていなければ言っても真面には機能できませんからね。劣悪な環境下で余計な混乱をきたす恐れがあるというのならそれも仕方ない。
また、軍事的な非公開情報が多い地域らしいので国防上、認め辛いのも致し方ないのかもしれませんが・・・。
一番大切なのは、人命という事を履き違えないで頂きたいですね。
上記のことも大切ですが、人命に及ぶものでありませんし、反対の理由が外交上の反体制的な物からきているのなら言語道断ですよね・・・。
前四川大地震後、近隣自治体は耐震補強を施しているそうですが、実態は金のある家と公共施設のみと言うお粗末な状況の様です。まぁ、そんな事しても党への手土産にはならないので地方政府が積極的に乗り出さないのも判らなくもないですが・・・。
また、この中国側の反対と言う立場を、時間を経て捻じ曲げて反日教育の材料にされやしないかという事も心配です。
まぁ、ここで心配すべき事でもないと思いますが・・・。
[海自艦へのレーダー照射、中国共産党が指示 「砲身向け威嚇」も許可]
産経新聞 4月24日(水)7時55分配信
尖閣諸島(沖縄県石垣市)北方海域における中国海軍艦艇による海上自衛隊護衛艦へのレーダー照射が、中国共産党中央の指示によるものだったことが23日、分かった。複数の日中関係筋が明らかにした。党中央から威嚇手段の検討を指示された中央軍事委員会が、レーダー照射に加え、「火砲指向」も提示。党中央はいずれも実施を許可していた。海自側は、レーダーに続き火砲も向けられれば中国側の攻撃意図を認定せざるを得ず、一触即発の事態となる恐れもあった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130424-00000088-san-pol
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[「歯舞・色丹は返還義務」 旧ソ連政権の内部文書を入手]
朝日新聞デジタル 4月24日(水)4時57分配信
【機動特派員・大野正美】旧ソ連のゴルバチョフ大統領(当時)が1991年4月の日本訪問を前に、政権内部で北方領土四島の法的地位についてひそかに検討させていたことが分かった。朝日新聞が入手した文書によると、(1)56年の日ソ共同宣言でソ連は日本に歯舞(はぼまい)、色丹(しこたん)両島を引き渡す義務を負った(2)紛争は国際司法裁判所(ICJ)の審査対象になりうる――といった内容になっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130424-00000005-asahi-int
また、面倒な物が見つかりましたね・・・。
見つかった文章/情報は何れも日本の主張に沿う物です。が、これが現実的に有効かどうかの効果は怪しいところ・・・。
そもそも、北方の4島は完全にロシアの主張がおかしい、現実効支配をしているだけなので、日本の物なのは疑う余地は無い。
中国のそれにしても、そもそも既に中国の非と日本の正当性は世界に証明されている。中国政府はこの情報も認めないでしょうし、現状に+の効果があるとは言えないと思います。
これを論拠として、交渉を優位に進める事も可能ではあるでしょうが、それで素直に引くほど従順でもないでしょう。
既に、これだけの厚顔無恥な態度を保っている以上、譲歩を引き出すのは難しいと思います。
また、現状、ロシアとの交渉は再び動き出しており、露側も解決に意欲を見せています。
下手に色気を出してこの雰囲気をぶち壊しにしてほしくは無いです。
[5歳女児が監禁・強姦され重体、インド]
AFP=時事 4月20日(土)15時16分配信
【AFP=時事】性的暴行に抗議するデモが相次ぐインドで、5歳の女児が何者かに誘拐され、強姦(ごうかん)される事件が発生した。女児は救出されたが、残酷な性的暴行を受けており、19日の時点で重体という。
(略)
女児の両親は、警察の思慮を欠いた対応に怒りをあらわにしている。父親は「(娘が行方不明だと)最初に届け出た時、警察はしぶしぶといった様子で対応した。その上、少なくとも娘は生きて見つかったのだから、それで満足するようにと言われた」と訴えている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130420-00000022-jij_afp-int
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[女児監禁事件の警察対応に抗議、インドでデモ]
読売新聞 4月20日(土)22時39分配信
【ニューデリー=田原徳容】昨年末の女子大生暴行死事件を機に、性犯罪対策を求める大規模な抗議活動が起きたインドの首都ニューデリーで、女児(5)が暴行され重体になる事件があり、20日、警察の対応に抗議するデモが行われた。
警察によると、女児は15日に行方不明となり、17日に近隣住民が女児宅のある建物の別の部屋に監禁されているのを発見。警察は20日、この部屋の男(22)を逮捕したが、地元テレビNDTVなどが、警察が捜索願に対応せず、女児発見後に2000ルピー(約3700円)を父親に渡し口止めを図った、と報道。市民団体などは「警察は(対応の遅れが指摘された)女子大生事件から何も学んでいない」と、警察庁舎前などで数千人規模のデモを展開した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130420-00000858-yom-int
女性の社会的地位が低く、この様な女性を襲う犯罪行為がまかり通っている事が昨今世間的にも知られるようになったインドです。
が、それでもこれは酷い・・・。
群を抜いて酷い。
もちろん他の事件が酷くないという訳ではありませんが、5歳の女児を誘拐し襲った事実も、そして警察の対応も・・・。
インドは現在次代の中国として、成長を続けており世界的な投機の中心です。
より開かれたグローバルな国家としてその責任を負っているはずですが・・・。
この他にも、以前にも取り上げた通り、子供の誘拐事件が頻発しており、その大半がお蔵入りする現状でもあります。
とてもではありませんが、現状では人が集まる場所として相応しい国家とは言えないです。
政府には徹底した改革を望みたいものですが・・・。
[<新型出生前診断>「陽性なら」「陽性でも」命の葛藤2週間]
毎日新聞 4月24日(水)14時37分配信
妊婦の血液から胎児の染色体異常を判別する新型出生前診断の結果通知が、実施病院で始まった。東京都品川区の昭和大病院では、1日の診断開始から約50人が検査を受け、15人以上に結果が通知された。同病院で通知を受けた3組の妊婦らが毎日新聞の取材に応じ、結果を知るまでの心の葛藤を語った。【須田桃子】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130424-00000037-mai-soci
とうとう始まってしまいましたね・・・。
命の選別が・・・。
「どんな命でも命は命!大切な物!」「選別なんて認められない!」なんてエゴと傲慢を振りかざす気は全くないのですが・・・、ただ、やはり心にしこりと言うか、抵抗と言うかそんな物は感じます。
結局は本人の甲地間に集約されていく事柄であるため、通念的解答は存在する筈も無いのですが・・・。
何を持って命とし、何を持って権利とし、何を持って覚悟とし、何を持って幸せとし、何を持って不幸と称するのか・・・。
何処へ行くのか・・・。
[三浦八段も将棋ソフトに敗れる…将棋界に衝撃]
読売新聞 4月20日(土)18時23分配信
コンピューター将棋ソフトとプロ棋士による5対5の対抗戦「第2回将棋電王戦」第5局が20日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、ソフトの「GPS将棋」が三浦弘行八段(39)に102手までで勝利。
これで通算3勝1敗1分け(持将棋(じしょうぎ))と、コンピューター側が勝ち越しを決めた。ソフトがプロ並みの実力を持つことは今シリーズで実証されてきたが、トップ棋士の一人である三浦八段が完敗したことで、将棋界には衝撃が走った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130420-00000794-yom-soci&pos=1
戦った棋士の方には申し訳ないですが、本当に情けないですね。
それだけCPのレベルが上がったというのはある意味で喜ばしいのですが、でも負けて欲しくは無いですよね・・・。
何年か前にはチェスの世界王者がCPに負けて、衝撃を覚え、後に実は二歩(?だったかな?)か何かで反則をCP側がしてたことがあって・・・と言うお粗末な話がありましたが、今回は5回既に各人を対局して3-1-1ですからね。
言い訳の仕様が無い負けっぷり。
やっぱり、人間に勝ってほしいですよね・・・。
[【 2013年4月22日 太陽系外で地球似の3惑星発見 】]
米航空宇宙局(NASA)の研究チームは、恒星から適度に離れた公転軌道をもち、生命の誕生に適した温度や水のありそうな「ハビタブルゾーン(habitable zone、生命居住可能領域)」で、地球に似た3個の惑星を発見したと発表した。
http://scienceportal.jp/news/daily/1304/1304221.html
夢の広がる話ですね。
まぁ、太陽系なんて遠すぎて騒ぐだけの存在でしかないでしょうが。
しかし、実際のところ、地球以外に誘起生命体はどれぐらい存在するのでしょうかね?
条件が合うだけでは難しい。
が、居ないとする程の確たる証拠も無い。
どうなんでしょうね・・・。
[<名古屋市長選>河村たかし氏が3選…「民意得た」減税継続]
毎日新聞 4月21日(日)22時44分配信
任期満了に伴う名古屋市長選は21日投開票され、現職の河村たかし氏(64)=地域政党の減税日本推薦=が前自民市議の藤沢忠将氏(43)=自民愛知県連推薦、民主県連支持=と前大学講師の柴田民雄氏(48)=共産推薦=を大差で破り、3選を果たした。投票率は39.35%。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130421-00000049-mai-pol
また、名古屋の暗黒期が4年間続くのかと思うと憂鬱です・・・。
正直コイツ以外ならだれでも良いと思うぐらいに、氏の再選を望まなかったのですが・・・。
こいつの罪は重い。
減税日本とかいう訳のわからない党を組織し、程度と能力の低い屑を大量に政治に参加させた事。
聞き心地が良いだけの減税を強行し、名古屋市の財政を大幅に圧迫。その上足りなくなったから、その分増税しようと思いますとかほざく始末。
「住みやすい街、名古屋」をスローガンに他所からの人の流入を目論見ますが、街の良さは税金の安さでけではないでしょうに・・・。
議員報酬半減もある一面では支持を得られますが、別の一面では支持できるものでもないですしね・・・。
報酬とは、投下の責任が付随するものですし、報酬があるからこそ議員のやる気も出るという物です。
また、組織運用術に関してもかなりの疑問符が付きます。
1度目の当選当初の、彼の参謀は誰一人残っていません。全員「こんな人間とは一緒には仕事は出来ない」と見限ってます。人の話を聞かないそうです。
自らが率いる減税日本の内部も完全に分裂して会派が乱立してます。こんな弱小政党で会派なんて物が複数存在すること自体が信じられない。
先の衆議院選でも、他の政党から完全に袖にされた存在です。それだけでも人望が無いのが判る。
ただ、正直、氏には国政に参加して、無意味な埋没議員の一人になって欲しかったですね。名古屋市で市長をされるよりは、市政のみならず、名古屋が国に与える恩恵の関係上国政においても傷は浅かったはず・・・。
同じ改革派でも、愛知県知事の大村氏とは天と地ほどの差のあるこの二人。
何でこんなのが再選するんだ・・・。
さて、こんな所です。
皆さんは最近、気になる時事はありましたか?
皆さん、こんばんは。しもべです。
DGMのカードについて色々妄想してるのでさっさと放流放流。
今回はシミック・ラクドス・グルール編
飽くまで妄想なので、変な事しか書いてません。
-------[シミック]--------------------------------------------------------
《育殻組のヴォレル 》
:最初期に発表されたDGMのカードで、多くのLegacy界の魚使い達を絶望させたのは記憶に新しい。
EVEより還ってきた《光らせ仔》の現代版。
若干の色拘束はあるものの、この手の生物として場持ちを良くするタフネスが上昇したのは有難いですね。
能力の仕様も若干の変化をしておりPW・Encを対象に捕れなくなっています。最も相性の良い2種、特にPWを対象に出来なくなったという点では大きく威力は減衰していると言わざるを得ませんね。まぁ、PWを対象に捕れたら、例えば《ラル・ザレック》の[+1]で起こして1ターンにラルの忠誠値を4倍以上に出来ますからね。そりゃアカン。単純にPWの忠誠値を2倍にしちゃうだけでも問題ですが・・・。
ただ、逆に起動コストに関しては著しくハードルが下がっています。
1マナ低下した事もですが、何より(Q)コストが通常のTapになったのが大きいですね・・・。
という訳で使っていくのなら確実に専用のデッキになりますね。
基本的にはカウンターを使用するようなカードで用いる事になるのでしょうが、エターナルの場合、1個2個増える程度では「増殖」スペルを使った方が手っ取り早い為、なるべく沢山のカウンターを使用するカードが良いですよね。
PW
→《正義の勇者ギデオン》/《ギデオン・ジュラ》
:[0]で生物化して4→8→16になれますね。破壊されないので、《悲劇的な過ち》・バウンス・《セレズニアの魔除け》以外には耐性が。まぁ、単純に相手のターンになればただのPWなので《戦慄掘り》でGGですが・・・。
只突っ立っていても只のデカ物なので回避能力を付与したいですよね。
初期ギデオンとも相性は良いです。[+2]で忠誠度を増やしながら皆の盾になれり、且つ強制攻撃により戦線の壁を開けるためため攻防で圧倒的に優位に進める事が出来ます。元々の初期値が高いのも有難いですね。
また、[-2]で《復讐》が使えるため、盤面への干渉力と言う面を鑑みれば、こちらの方が相性は良いですね。
土地
→貯蔵ランドで倍化させてマナブースト。
Atf
→《梅沢の十手》:最強ww
→《鋸刃の矢/Serrated Arrows》:十手に及ぶべくもないですが、殴る必要性の無い除去です。
→《絡みつく鉄線》/《煙突》:量を調整してやれば効果は高いです。特に相手のアップキープに効果があるので自分の番が終わった後に使用すると厭味ったらしい事この上ないですねw取り敢えず、煙突は2→4にしてやれば十分でしょう。
→《卓越の印章》:基本的には+1/+1カウンターの生物と同じ扱いですが、装備品として使い回せる事が偉いですね。
生物
→《スパイクの飼育係》/《スパイクの織り手》
→《トリスケリオン》:強化or1点火力
→《円環の賢者/Gyre Sage》:強化+マナブースト
→《アゾールの雄弁家》:コントロール仕様のデッキにするのならこちらの方が良いでしょうね。勝利条件の達成速度を飛躍的に高めます。1個目を置くまでが大変・・・。
→《水深の魔道士/Fathom Mage》:恐らくStdで最も相性が良い生物ではないかと。
強化した上に、その強化した分ドロー出来ます。
2/2(カウンター1個)の状態なら、3/3になって1ドロー。
3/3(カウンター2個)の状態なら、5/5になって2ドロー。
4/4(カウンター3個)の状態なら、6/6になって3ドロー。
生き残ればね・・・。
《甲虫体の魔道士》
:「人間・昆虫・ウィザード」って詰め込みすぎだろ!!。もはや何の生物なんだよ!?
「ベルセ○ク」に出てくる使徒みたいな見た目ですね。KIMOI
《地面歩きの襲撃者》を思わせる自己強化生物です。
非墓地依存で高めの攻撃力に回避能力と、エターナルでさえ《タルモゴイフ》よりも余程安定した攻撃手になりそうです。3マナである事を考えれば《聖トラフトの霊》が比較対象でしょうかね?
問題は《突然の衰微》により小型生物の安定性の欠如と、それに伴う3マナと言う最大のテンポロスを引き起こすマナ域である事。DoSなら1マナだし・・・で諦めもつきますが、3マナの生物を2マナや1マナで確定除去されては堪らない・・・。テンポデッキがテンポ取られてしまっています。
また、軽めとはいえ自己強化に2マナも毎ターン使っているほどUGxにマナで来てな余裕は無いんですよね・・・。
強化していない(主に相手のターン)時間帯はタフネスが2しかなく、SfMやDrSのお陰で2点除去が環境で重要視されている現状ではやはり厳しい物が在ると思います・・・。
《原形質捉え》
:帰ってきた《Mana Drain》。
まさかのマナドレイン・・・。
問題は2倍のマナコストである4マナ、それもUUGGと言う極めて色拘束が強いコストになってしまった事ですね。
カウンターとしてはあまりに重い為、その能を中心に見ていく事はほぼ不可能であると思います。
どちらかと言えば、マナソースが中心と見るべきだと思います。
打消しとして見るから弱いんです。
マナソースとして見れば、相手のスペルに依るものの大抵は3~マナ以上のブーストソースとして見る事が出来ます。
そう考えれば《対抗呪文》+3マナ以上ブースト(≒《陰謀団の儀式》のスレッショルド版)なので4マナでも安いと言えます。
また、全てが無色まであったマナドレインとは異なり、色マナ、それも好きな色の組み合わせで使う事が出来るため非常にマナソースとして使用するのなら非常に優秀である事が判ります。
最近の3マナブーストである《大地のうねり》がRRRRのマナコストである事を含めれば、尚更判り易いですね。
マナソースのついでに相手のスペル1つ打ち消すと考えると中々ですよ。
Xスペルに使用する事が前提の様に言われていますが、《首席議員ゼガーナ》や《前駆ミミック》の様な6マナ程度へのジャンプアップ程度でも十分効果的だと思います。4マナ出る状況で構えて、相手のスペルを打ち消したうえで6~以上のスペルを使う。それだけでも十分強いですよね。
問題は色拘束が強いという事と、マナソースとして見ると相手のキャストに頼る受動的な依存カードであるため序盤で優位を完全に築いてその後展開しないようなデッキ相手では厳しいですね・・・。
《前駆ミミック》
:毎ターンコピーした対象のトークンを生成する多相の戦士。
《クローン》系生物が毎ターンそれをコピーして増殖していくわけですね。
放っておいてもアドを稼ぐ生物なのですが、コピー対象をアドが取れる生物にする事で、毎ターン2重にアドバンテージを稼いでいくわけですね。
最も判り易いのは《スラーグ牙》で、これはCiP/疑似PiGの両方でアドを単体で稼ぐ生物なので、毎ターン総計3重のアドを稼げるわけですね。意味不明ww
単体で2重のアドを稼ぐ生物としては《高原の狩りの達人》もあります。《スラーグ牙》が「5点ライフゲイン+3/3」に対してこちらは「2点ゲイン+2/2」or「生物+本体に2点火力」ですね。牙に対しては小さいですがその場でゲットできる利点はあります。が、最も問題なのは狩り達は単体でアドの回収を繰り返すのが魅力なんですが、コピートークンではこれが使えない事ですね。
相棒が必要。6マナの生物。放って置くのGG。と言う点で非常に《首席議長ゼガーナ》との類似性を見いだせます。
アドを狙い続ける事が出来る点でミミックは長期戦向き。瞬間的なアドバンテージと場で最高のパワーを提供できるという点ではゼガーナはBeatdown向けと言う感じの棲み分けでしょうかね。
ただ、何にせよ優秀なカードを既に線上に置く必要があるのが難しいですね。
エターナルだと、5マナ→6マナとジャンプしたい点を考えると《出産の殻》とは微妙ですね・・・。
単純に使う方がよさそうです。
《熟考漂い》や《錯乱した隠遁者》が良いかもしれませんね。
《投与+享受》
:《投与》は+1/+1カウンター×3を置けるスペルです。
3マナで計+3/+3修正できるためそこまで悪くは無い効率です。環境的にもよく使われたエンチャントをシンプルにした感じですね。《象の導き》や《》等に比べると強化するしか出来ないものの、+1/+1カウンターを使用する能力を有するカードを使用する事で真価を発揮しますね。
基本的な使い方は上記ヴォレル のそれと同じで良いと思いますが、単純に強化スペルとして使う事も出来ますね。
《実験体》を強化しながら除去耐性を付けるなどですね。
《円環の魔道士》では《高まる残虐性》よろしくマナの消費無しで強化できます。《水深の魔道士》に使えば強化しながら3ドローが出来ますね。
エターナルではスパイクや《トリスケリオン》等がやはり優秀でですね。
《享受》は+1/+1カウンターを取り除く事でその分ドロー出来るシミック特有の能力をスペル化したものですね。
Insで使えれば除去に合わせて使用できたのですが、残念ながらそれは不可能です。
弱体化とドローを天秤にかける必要がありますね。下手にドローするよりもそのまま殴ってしまった方が得サウナことも少なくは無いでしょうし。弱体化が大きなデメリットにはならないぐらいの小さなサイズではこれを使う意味が薄い。デメリットもであるんですから《予言》と比して3~ドローは確保したいところです。
ただし、《水深の魔道士》の場合、サイズが小さくなることは再び「進化」を可能としてドローに繋が得る事が出来るため意味を見いだせます。
相対的に見て《水深の魔道士》とは素晴らしい相性ですね。
融合カードは、融合する事でシナジーがあるカードですが、これ単体では6マナで生物を必要としながら3ドローにしかならない為融合する価値はほぼ無いと言えそうです・・・。
-------[ラクドス]--------------------------------------------------------
《とげの道化》
:NSCの生徒とか新人芸人?と見紛うかの如きFT。
イラストも好き。
2マナ3/1速攻で、色さえ合えば《絡み根の霊》のほうが遥かに強いんですが、別にこいつも弱くは無いと思います。
《地獄火花の精霊》はエターナルでさえ見かける優秀な生物ですので、基本スペック自体が悪いわけでは無い。
重要なのは、火花と違いほっといても勝手に死ぬわけでは無いので、必ず何らかの対処を必要とする事。
除去されやすいですし、システム生物のブロックでも死にますが、そのどちらもコイツなら御釣りが来ますよね。そして通るなら3~6点程度は削ってくれそうです。2マナの生物とも相討ちが十分に取れるサイズですので無駄が無く、速攻が本当に優秀です。
3マナ以降の生物の壁はまず突破できませんが、2マナの生物としての役割なら十分です。
《狂気の種父》
:よく判らないのですが、これを使うのなら《核の占い師、ジン=ギタクシアス》を相手のエンドに釣りますかね。エターナルなら。U相手ならそれこそ《概念泥棒》をブレストに合わせればいい。
常時手札破壊は強いんですが、別にエターナルではこれで無くとも出来ますし、結局今引きには対応できませんからね。6マナも掛けてする事でもないかと。
Stdなら、対コントロールに優秀ではありますよね。
《首席議長ゼガーナ》や《スフィンクスの啓示》で溢れる程引いて、使い切れない部分はハンドに温存と言う選択肢が使えないので。相手は使い切れ得るほどの分程度でドローを抑えるか、大量に引いて除去が混じるのを待つしかないですね。Insの啓示はEndStepでこの動きが出来るので優秀。
場持ちが良い事がこの手のカードの条件ですが、タフネス4は《ラル・ザレック》の様な先置きにも単体では処理されないので優秀ですね。
相手がもたついている間に殴り殺せる高めのパワーといい、優秀なスペックです。
《名演撃》
:プレイヤーに飛ばせれば1チャンあった・・・。
《残虐の達人》
:現代版の《触れられざる者フェイジ》を見ている感じです。《裏切り者グリッサ》以来の「先制攻撃」+「接死」持ち生物でもありますね。
2色になりましたが、色拘束やデメリットが無くなり、コンバットにより強くなり、ダメージを通す必要もないのでより使いやすいです。1パンチでは勝てませんが火力を有するRなら何の問題も無いと思います。
環境的に不利である点は、フェイジ「再生」持ちは減ったものの、「ダークスティール」生物が増えた事ですね。
「先制攻撃」+「接死」が機能しない場合もある事は留意が必要。
また、環境的にタフネス4を除去するカードの需要が挙がってきているので、コイツも除去耐性が高いとはいえなさそうです。
よく、「忍術」で~等色々な1パンチKillが議論されてますが、タフネス1にした時点で後はどうとでもなる状況(コイツの攻撃を通せる状況であったり、色的にR、加えてBにさえ直接火力が有りますからね。)なので、無理にコンボを狙ってデッキパワーを下げる必要性は感じられませんね。
如何にブロックされないようにするかが重要になると思います。
という事で相棒は《巧みな回避》か《ならず者の道》、他には《紅蓮心の狼》や《グルールの戦唄》ですかね。
幾ら疑似ワンパンKillとはいえ、やはり単体で腐るカードはなるべく避けたいですよね。
他には、速攻を付与できるカードなどが優秀でしょうか。
エターナルではまぁ無いですね。
《ラクドスの血魔女、イクサヴァ》
:スポイラーでも人気な、通称「ヶ原さん」ですね。
どう見ても、や(殺)る気満々な見た目なのに、職業は「クレリック」であるところも、メンヘラ(ヤンデレ)系ヒロインを連想させますねw
4マナで、実質4/4速攻、先制攻撃と素晴らしいスペックです。
が、このカラーの4マナ域は非常に渋滞中。単体で戦闘に強いという以外に特に強みの無いこのスペックでは、正直《地獄乗り》の押し込みや、《ファルケンラスの貴種》の貫通力(除去耐性)に勝ると評価するのは難しいですね・・・。4/4程度では突破できないスペックの生物も後続に少なくないですし、上でも触れましたが、環境的に4点除去の需要が高いと思われる時期環境では十分な戦闘能力を発揮するのも難しい。
+1/+1カウンター持ちに「速攻」を付与する能力もあるに越した事は無いのですが、今一活かせる場面が思いつかない。
同マナ域や後続は「速攻」を有している生物群ですし、4マナ5マナが出る環境で1マナ2マナの生物に「速攻」を持たせても仕方がない。
結局単体で強い以上の物をデッキに齎さない以上は、時期環境での活躍は難しいと思います。
Beatdownのフィニッシャーには本体性能だけでは物足りないんですよね。まぁ、それでも《暴動の長、ラクドス》よりははるかに強いと思いますが・・・。
-------[グルール]--------------------------------------------------------
《自由なる者ルーリク・サー》
;あまり評価されていないグルールの英雄ですが、個人的には世間よりももう少し評価は上です。
環境最強候補のファッティである《静穏の天使》に一方的に勝てるサイズで「警戒」持ち。当然《雷口のヘルカイト》や《修復の天使》なんて目にも留めません。攻防では大活躍です。
当然相手は除去スペルに頼る事になりますが、そうすれば最低相手に6点飛ばせます。それだけで最低限の仕事をしています。これが出るようなマナ域で6点飛ばせればあと一息でしょう。
まぁ、ヴェールのリリアナには無力ですが、他の生贄が無い色とは思えませんしね。
フィニッシャーのマナ域がStdでは十分キャスト可能な6マナですし、結構凶悪だと思いますがね。
毎ターン攻撃するデメリットも警戒とサイズで最小限に抑えられていますし。
《野蛮生まれのハイドラ》
;2段攻撃持ちのハイドラ。
3ターン目に1/1でキャストして、4ターン目にパンプ2回して3/3+2段攻撃で突撃するのが基本ですかね。
ただ、マナを費やす以上、除去されたら目も当てられない。
その上、長期的な事を考えるのなら《始源のハイドラ》で十分。上記の通り、フィニッシャーの水準たる6マナに到達する頃には8/8程度には育っているでしょうし・・・。
《ザル=ターの古きもの》
;《春の鼓動》付生物ですね。
マナ2倍生物の常として、Xスペルを併用するのが常道。
Stdでは《忌むべき者のかがり火》や《ラクドスの復活》を色的に使用したいですね。ただ、《スフィンクスの啓示》を使われては目も当てられないので、コイツをキャストする前にハンデスなりしておくと良いですね。カウンターがあるのならそれでもいいですが。
また、膨大なマナを埋めるためURGにすれば「超過」スペルも活用できますね。
《ミジウムの迫撃砲》や《サイクロンの裂け目》でGG
Legacyでは《緑の太陽の頂点》から引っ張ってくる事でマナ加速が出来ます。
NicFitでの運用が前提ですが。
同マナ加速としては《原初のタイタン》がいるので要比較ですね。
タイタンは自分の身に効果がある上に、場に出た時点で2マナブーストが可能です。対して古き物はマナを倍増させる事が出来るためより爆発力が有りますよね。
《ケッシグの狼の地》による強化でより大きな威力を発揮できます。
ただ、除去されると何も残らない為露払いを必須ですね。
マナレシオが優秀で普通にアタッカーとして見ても不足ないです。
《グルールの戦唄/Gruul War Chant》
;テキスト面では《紅蓮心の狼》に近しいですが、効果的には《瞬間移動門》を超過している状態に近いと思います。
また、4マナで生物1体につき1打点強化できる点を考えれば《地獄乗り》にも思えます。
もともと、グルールで押し込みように使われていたライダーですが、除去耐性が皆無なのでそれが気になるのならこれを挿してみるのも一興ですね。
《ザル=ターのドルイド/Zhur-Taa Druid》
;最近流行の無駄にならないマナ生物、グルール編。
実質本体限定のティムのマナ生物。
なんでRマナ出せないの・・・(´・ω・`)
普通のグルールでマナ加速したいのなら中盤以降ムキムキになっている《円環の魔道士》の方が優秀です。
コイツはそれ以外ですね。
まぁ、強いかどうかはわかりませんが、
2t:《Zhur-Taa Druid》
3t:《ラル・ザレック》、[-2]で生物を除去。
で次ターン以降はラルの[+1]で起こしながら2マナブースト+2点ティムは面白いかな?と思います。4tに土地を置ければ6マナ出せますぜ!!
その後何をするかはよく判りませんが・・・。取り敢えず超過しておきますかね?
こんな所です。
DGMのカードについて色々妄想してるのでさっさと放流放流。
今回はシミック・ラクドス・グルール編
飽くまで妄想なので、変な事しか書いてません。
-------[シミック]--------------------------------------------------------
《育殻組のヴォレル 》
:最初期に発表されたDGMのカードで、多くのLegacy界の魚使い達を絶望させたのは記憶に新しい。
EVEより還ってきた《光らせ仔》の現代版。
若干の色拘束はあるものの、この手の生物として場持ちを良くするタフネスが上昇したのは有難いですね。
能力の仕様も若干の変化をしておりPW・Encを対象に捕れなくなっています。最も相性の良い2種、特にPWを対象に出来なくなったという点では大きく威力は減衰していると言わざるを得ませんね。まぁ、PWを対象に捕れたら、例えば《ラル・ザレック》の[+1]で起こして1ターンにラルの忠誠値を4倍以上に出来ますからね。そりゃアカン。単純にPWの忠誠値を2倍にしちゃうだけでも問題ですが・・・。
ただ、逆に起動コストに関しては著しくハードルが下がっています。
1マナ低下した事もですが、何より(Q)コストが通常のTapになったのが大きいですね・・・。
という訳で使っていくのなら確実に専用のデッキになりますね。
基本的にはカウンターを使用するようなカードで用いる事になるのでしょうが、エターナルの場合、1個2個増える程度では「増殖」スペルを使った方が手っ取り早い為、なるべく沢山のカウンターを使用するカードが良いですよね。
PW
→《正義の勇者ギデオン》/《ギデオン・ジュラ》
:[0]で生物化して4→8→16になれますね。破壊されないので、《悲劇的な過ち》・バウンス・《セレズニアの魔除け》以外には耐性が。まぁ、単純に相手のターンになればただのPWなので《戦慄掘り》でGGですが・・・。
只突っ立っていても只のデカ物なので回避能力を付与したいですよね。
初期ギデオンとも相性は良いです。[+2]で忠誠度を増やしながら皆の盾になれり、且つ強制攻撃により戦線の壁を開けるためため攻防で圧倒的に優位に進める事が出来ます。元々の初期値が高いのも有難いですね。
また、[-2]で《復讐》が使えるため、盤面への干渉力と言う面を鑑みれば、こちらの方が相性は良いですね。
土地
→貯蔵ランドで倍化させてマナブースト。
Atf
→《梅沢の十手》:最強ww
→《鋸刃の矢/Serrated Arrows》:十手に及ぶべくもないですが、殴る必要性の無い除去です。
→《絡みつく鉄線》/《煙突》:量を調整してやれば効果は高いです。特に相手のアップキープに効果があるので自分の番が終わった後に使用すると厭味ったらしい事この上ないですねw取り敢えず、煙突は2→4にしてやれば十分でしょう。
→《卓越の印章》:基本的には+1/+1カウンターの生物と同じ扱いですが、装備品として使い回せる事が偉いですね。
生物
→《スパイクの飼育係》/《スパイクの織り手》
→《トリスケリオン》:強化or1点火力
→《円環の賢者/Gyre Sage》:強化+マナブースト
→《アゾールの雄弁家》:コントロール仕様のデッキにするのならこちらの方が良いでしょうね。勝利条件の達成速度を飛躍的に高めます。1個目を置くまでが大変・・・。
→《水深の魔道士/Fathom Mage》:恐らくStdで最も相性が良い生物ではないかと。
強化した上に、その強化した分ドロー出来ます。
2/2(カウンター1個)の状態なら、3/3になって1ドロー。
3/3(カウンター2個)の状態なら、5/5になって2ドロー。
4/4(カウンター3個)の状態なら、6/6になって3ドロー。
生き残ればね・・・。
《甲虫体の魔道士》
:「人間・昆虫・ウィザード」って詰め込みすぎだろ!!。もはや何の生物なんだよ!?
「ベルセ○ク」に出てくる使徒みたいな見た目ですね。KIMOI
《地面歩きの襲撃者》を思わせる自己強化生物です。
非墓地依存で高めの攻撃力に回避能力と、エターナルでさえ《タルモゴイフ》よりも余程安定した攻撃手になりそうです。3マナである事を考えれば《聖トラフトの霊》が比較対象でしょうかね?
問題は《突然の衰微》により小型生物の安定性の欠如と、それに伴う3マナと言う最大のテンポロスを引き起こすマナ域である事。DoSなら1マナだし・・・で諦めもつきますが、3マナの生物を2マナや1マナで確定除去されては堪らない・・・。テンポデッキがテンポ取られてしまっています。
また、軽めとはいえ自己強化に2マナも毎ターン使っているほどUGxにマナで来てな余裕は無いんですよね・・・。
強化していない(主に相手のターン)時間帯はタフネスが2しかなく、SfMやDrSのお陰で2点除去が環境で重要視されている現状ではやはり厳しい物が在ると思います・・・。
《原形質捉え》
:帰ってきた《Mana Drain》。
まさかのマナドレイン・・・。
問題は2倍のマナコストである4マナ、それもUUGGと言う極めて色拘束が強いコストになってしまった事ですね。
カウンターとしてはあまりに重い為、その能を中心に見ていく事はほぼ不可能であると思います。
どちらかと言えば、マナソースが中心と見るべきだと思います。
打消しとして見るから弱いんです。
マナソースとして見れば、相手のスペルに依るものの大抵は3~マナ以上のブーストソースとして見る事が出来ます。
そう考えれば《対抗呪文》+3マナ以上ブースト(≒《陰謀団の儀式》のスレッショルド版)なので4マナでも安いと言えます。
また、全てが無色まであったマナドレインとは異なり、色マナ、それも好きな色の組み合わせで使う事が出来るため非常にマナソースとして使用するのなら非常に優秀である事が判ります。
最近の3マナブーストである《大地のうねり》がRRRRのマナコストである事を含めれば、尚更判り易いですね。
マナソースのついでに相手のスペル1つ打ち消すと考えると中々ですよ。
Xスペルに使用する事が前提の様に言われていますが、《首席議員ゼガーナ》や《前駆ミミック》の様な6マナ程度へのジャンプアップ程度でも十分効果的だと思います。4マナ出る状況で構えて、相手のスペルを打ち消したうえで6~以上のスペルを使う。それだけでも十分強いですよね。
問題は色拘束が強いという事と、マナソースとして見ると相手のキャストに頼る受動的な依存カードであるため序盤で優位を完全に築いてその後展開しないようなデッキ相手では厳しいですね・・・。
《前駆ミミック》
:毎ターンコピーした対象のトークンを生成する多相の戦士。
《クローン》系生物が毎ターンそれをコピーして増殖していくわけですね。
放っておいてもアドを稼ぐ生物なのですが、コピー対象をアドが取れる生物にする事で、毎ターン2重にアドバンテージを稼いでいくわけですね。
最も判り易いのは《スラーグ牙》で、これはCiP/疑似PiGの両方でアドを単体で稼ぐ生物なので、毎ターン総計3重のアドを稼げるわけですね。意味不明ww
単体で2重のアドを稼ぐ生物としては《高原の狩りの達人》もあります。《スラーグ牙》が「5点ライフゲイン+3/3」に対してこちらは「2点ゲイン+2/2」or「生物+本体に2点火力」ですね。牙に対しては小さいですがその場でゲットできる利点はあります。が、最も問題なのは狩り達は単体でアドの回収を繰り返すのが魅力なんですが、コピートークンではこれが使えない事ですね。
相棒が必要。6マナの生物。放って置くのGG。と言う点で非常に《首席議長ゼガーナ》との類似性を見いだせます。
アドを狙い続ける事が出来る点でミミックは長期戦向き。瞬間的なアドバンテージと場で最高のパワーを提供できるという点ではゼガーナはBeatdown向けと言う感じの棲み分けでしょうかね。
ただ、何にせよ優秀なカードを既に線上に置く必要があるのが難しいですね。
エターナルだと、5マナ→6マナとジャンプしたい点を考えると《出産の殻》とは微妙ですね・・・。
単純に使う方がよさそうです。
《熟考漂い》や《錯乱した隠遁者》が良いかもしれませんね。
《投与+享受》
:《投与》は+1/+1カウンター×3を置けるスペルです。
3マナで計+3/+3修正できるためそこまで悪くは無い効率です。環境的にもよく使われたエンチャントをシンプルにした感じですね。《象の導き》や《》等に比べると強化するしか出来ないものの、+1/+1カウンターを使用する能力を有するカードを使用する事で真価を発揮しますね。
基本的な使い方は上記ヴォレル のそれと同じで良いと思いますが、単純に強化スペルとして使う事も出来ますね。
《実験体》を強化しながら除去耐性を付けるなどですね。
《円環の魔道士》では《高まる残虐性》よろしくマナの消費無しで強化できます。《水深の魔道士》に使えば強化しながら3ドローが出来ますね。
エターナルではスパイクや《トリスケリオン》等がやはり優秀でですね。
《享受》は+1/+1カウンターを取り除く事でその分ドロー出来るシミック特有の能力をスペル化したものですね。
Insで使えれば除去に合わせて使用できたのですが、残念ながらそれは不可能です。
弱体化とドローを天秤にかける必要がありますね。下手にドローするよりもそのまま殴ってしまった方が得サウナことも少なくは無いでしょうし。弱体化が大きなデメリットにはならないぐらいの小さなサイズではこれを使う意味が薄い。デメリットもであるんですから《予言》と比して3~ドローは確保したいところです。
ただし、《水深の魔道士》の場合、サイズが小さくなることは再び「進化」を可能としてドローに繋が得る事が出来るため意味を見いだせます。
相対的に見て《水深の魔道士》とは素晴らしい相性ですね。
融合カードは、融合する事でシナジーがあるカードですが、これ単体では6マナで生物を必要としながら3ドローにしかならない為融合する価値はほぼ無いと言えそうです・・・。
-------[ラクドス]--------------------------------------------------------
《とげの道化》
:NSCの生徒とか新人芸人?と見紛うかの如きFT。
イラストも好き。
2マナ3/1速攻で、色さえ合えば《絡み根の霊》のほうが遥かに強いんですが、別にこいつも弱くは無いと思います。
《地獄火花の精霊》はエターナルでさえ見かける優秀な生物ですので、基本スペック自体が悪いわけでは無い。
重要なのは、火花と違いほっといても勝手に死ぬわけでは無いので、必ず何らかの対処を必要とする事。
除去されやすいですし、システム生物のブロックでも死にますが、そのどちらもコイツなら御釣りが来ますよね。そして通るなら3~6点程度は削ってくれそうです。2マナの生物とも相討ちが十分に取れるサイズですので無駄が無く、速攻が本当に優秀です。
3マナ以降の生物の壁はまず突破できませんが、2マナの生物としての役割なら十分です。
《狂気の種父》
:よく判らないのですが、これを使うのなら《核の占い師、ジン=ギタクシアス》を相手のエンドに釣りますかね。エターナルなら。U相手ならそれこそ《概念泥棒》をブレストに合わせればいい。
常時手札破壊は強いんですが、別にエターナルではこれで無くとも出来ますし、結局今引きには対応できませんからね。6マナも掛けてする事でもないかと。
Stdなら、対コントロールに優秀ではありますよね。
《首席議長ゼガーナ》や《スフィンクスの啓示》で溢れる程引いて、使い切れない部分はハンドに温存と言う選択肢が使えないので。相手は使い切れ得るほどの分程度でドローを抑えるか、大量に引いて除去が混じるのを待つしかないですね。Insの啓示はEndStepでこの動きが出来るので優秀。
場持ちが良い事がこの手のカードの条件ですが、タフネス4は《ラル・ザレック》の様な先置きにも単体では処理されないので優秀ですね。
相手がもたついている間に殴り殺せる高めのパワーといい、優秀なスペックです。
《名演撃》
:プレイヤーに飛ばせれば1チャンあった・・・。
《残虐の達人》
:現代版の《触れられざる者フェイジ》を見ている感じです。《裏切り者グリッサ》以来の「先制攻撃」+「接死」持ち生物でもありますね。
2色になりましたが、色拘束やデメリットが無くなり、コンバットにより強くなり、ダメージを通す必要もないのでより使いやすいです。1パンチでは勝てませんが火力を有するRなら何の問題も無いと思います。
環境的に不利である点は、フェイジ「再生」持ちは減ったものの、「ダークスティール」生物が増えた事ですね。
「先制攻撃」+「接死」が機能しない場合もある事は留意が必要。
また、環境的にタフネス4を除去するカードの需要が挙がってきているので、コイツも除去耐性が高いとはいえなさそうです。
よく、「忍術」で~等色々な1パンチKillが議論されてますが、タフネス1にした時点で後はどうとでもなる状況(コイツの攻撃を通せる状況であったり、色的にR、加えてBにさえ直接火力が有りますからね。)なので、無理にコンボを狙ってデッキパワーを下げる必要性は感じられませんね。
如何にブロックされないようにするかが重要になると思います。
という事で相棒は《巧みな回避》か《ならず者の道》、他には《紅蓮心の狼》や《グルールの戦唄》ですかね。
幾ら疑似ワンパンKillとはいえ、やはり単体で腐るカードはなるべく避けたいですよね。
他には、速攻を付与できるカードなどが優秀でしょうか。
エターナルではまぁ無いですね。
《ラクドスの血魔女、イクサヴァ》
:スポイラーでも人気な、通称「ヶ原さん」ですね。
どう見ても、や(殺)る気満々な見た目なのに、職業は「クレリック」であるところも、メンヘラ(ヤンデレ)系ヒロインを連想させますねw
4マナで、実質4/4速攻、先制攻撃と素晴らしいスペックです。
が、このカラーの4マナ域は非常に渋滞中。単体で戦闘に強いという以外に特に強みの無いこのスペックでは、正直《地獄乗り》の押し込みや、《ファルケンラスの貴種》の貫通力(除去耐性)に勝ると評価するのは難しいですね・・・。4/4程度では突破できないスペックの生物も後続に少なくないですし、上でも触れましたが、環境的に4点除去の需要が高いと思われる時期環境では十分な戦闘能力を発揮するのも難しい。
+1/+1カウンター持ちに「速攻」を付与する能力もあるに越した事は無いのですが、今一活かせる場面が思いつかない。
同マナ域や後続は「速攻」を有している生物群ですし、4マナ5マナが出る環境で1マナ2マナの生物に「速攻」を持たせても仕方がない。
結局単体で強い以上の物をデッキに齎さない以上は、時期環境での活躍は難しいと思います。
Beatdownのフィニッシャーには本体性能だけでは物足りないんですよね。まぁ、それでも《暴動の長、ラクドス》よりははるかに強いと思いますが・・・。
-------[グルール]--------------------------------------------------------
《自由なる者ルーリク・サー》
;あまり評価されていないグルールの英雄ですが、個人的には世間よりももう少し評価は上です。
環境最強候補のファッティである《静穏の天使》に一方的に勝てるサイズで「警戒」持ち。当然《雷口のヘルカイト》や《修復の天使》なんて目にも留めません。攻防では大活躍です。
当然相手は除去スペルに頼る事になりますが、そうすれば最低相手に6点飛ばせます。それだけで最低限の仕事をしています。これが出るようなマナ域で6点飛ばせればあと一息でしょう。
まぁ、ヴェールのリリアナには無力ですが、他の生贄が無い色とは思えませんしね。
フィニッシャーのマナ域がStdでは十分キャスト可能な6マナですし、結構凶悪だと思いますがね。
毎ターン攻撃するデメリットも警戒とサイズで最小限に抑えられていますし。
《野蛮生まれのハイドラ》
;2段攻撃持ちのハイドラ。
3ターン目に1/1でキャストして、4ターン目にパンプ2回して3/3+2段攻撃で突撃するのが基本ですかね。
ただ、マナを費やす以上、除去されたら目も当てられない。
その上、長期的な事を考えるのなら《始源のハイドラ》で十分。上記の通り、フィニッシャーの水準たる6マナに到達する頃には8/8程度には育っているでしょうし・・・。
《ザル=ターの古きもの》
;《春の鼓動》付生物ですね。
マナ2倍生物の常として、Xスペルを併用するのが常道。
Stdでは《忌むべき者のかがり火》や《ラクドスの復活》を色的に使用したいですね。ただ、《スフィンクスの啓示》を使われては目も当てられないので、コイツをキャストする前にハンデスなりしておくと良いですね。カウンターがあるのならそれでもいいですが。
また、膨大なマナを埋めるためURGにすれば「超過」スペルも活用できますね。
《ミジウムの迫撃砲》や《サイクロンの裂け目》でGG
Legacyでは《緑の太陽の頂点》から引っ張ってくる事でマナ加速が出来ます。
NicFitでの運用が前提ですが。
同マナ加速としては《原初のタイタン》がいるので要比較ですね。
タイタンは自分の身に効果がある上に、場に出た時点で2マナブーストが可能です。対して古き物はマナを倍増させる事が出来るためより爆発力が有りますよね。
《ケッシグの狼の地》による強化でより大きな威力を発揮できます。
ただ、除去されると何も残らない為露払いを必須ですね。
マナレシオが優秀で普通にアタッカーとして見ても不足ないです。
《グルールの戦唄/Gruul War Chant》
;テキスト面では《紅蓮心の狼》に近しいですが、効果的には《瞬間移動門》を超過している状態に近いと思います。
また、4マナで生物1体につき1打点強化できる点を考えれば《地獄乗り》にも思えます。
もともと、グルールで押し込みように使われていたライダーですが、除去耐性が皆無なのでそれが気になるのならこれを挿してみるのも一興ですね。
《ザル=ターのドルイド/Zhur-Taa Druid》
;最近流行の無駄にならないマナ生物、グルール編。
実質本体限定のティムのマナ生物。
なんでRマナ出せないの・・・(´・ω・`)
普通のグルールでマナ加速したいのなら中盤以降ムキムキになっている《円環の魔道士》の方が優秀です。
コイツはそれ以外ですね。
まぁ、強いかどうかはわかりませんが、
2t:《Zhur-Taa Druid》
3t:《ラル・ザレック》、[-2]で生物を除去。
で次ターン以降はラルの[+1]で起こしながら2マナブースト+2点ティムは面白いかな?と思います。4tに土地を置ければ6マナ出せますぜ!!
その後何をするかはよく判りませんが・・・。取り敢えず超過しておきますかね?
こんな所です。
皆さん、こんばんは。しもべです。
手を火傷しました・・・。
痛い・・・。
半日、凍らせた保冷剤握ってたら大分マシになりました。
さて、DGMも発売が間近です。
私も色々と、各カードについて妄想しています。そのうち他の分も挙げます。
が、それとは別に他者の評価も気になるもの。
この時期はDNの徘徊にもいつも以上に時間を掛けます。
そんななかで、《縞痕のヴァロルズ》についてCaleb Durwardが記事を挙げていくれました。気になったので読んでみたのですが、せっかくなので和訳も挙げておきます。
が、中1レベルの英語力wwなのであんまり正確ではありません。たぶん結構間違えてます。
くわえて、文章に起こす時に判りにくい物や長ったらしく面倒な物は意訳しているので実際の語は全然別の物を使ってたりもするので、悪しからず。
そのうち他の方もより正確な物をUpしてくれるかもしれませんし、また、気になる方はご自分で本文に目を通してみてください。
とりあえず、「概要を理解したい」程度に役立ててもらえれば・・・。
それでは行きます↓
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Spoiler Spotlight – Varolz, the Scar-StripedBy Caleb Durward // 21 Apr, 2013
(http://www.channelfireball.com/articles/spoiler-spotlight-varolz-the-scar-striped/)
次週で、エキサイトなカードにスポットライトを当てよう。
《縞痕のヴァロルズ》
多くの人々は《死の影》を考えるけど、ヴァロルズはもっと興奮するような可能性があるよ。多くのスターにとっては、《ファイレクシアン・ドレッドノート》は同様にパワフルなスカベンジャーさ、だけど君たちは《もみ消し》や《幻視の魔除け》を併用する事で実際にチートできるんだよ。ヴァロルズ+ドレッドノート+パクパクもぐもぐで5マナ掛るとはいえ、それがスプリットできるという事は面白い相互作用をレガシーにもたらすんだ。
もちろん、皆がレガシーでよく《死の影》を、《ギタクシア派の調査》や《殺し》の様なカードと併せて使ってるけど、だから多分そこにも何か(理由/わけ)はあるよ。その両方ともシングルシンボルの低コストで墓地送りできるから、専用デッキはその両方共を使う事を必要とするんだ。
ヴァロルズはプレイ出来ないような沢山の素晴らしいカードを用いる事で仕事をするんだ。《タルモゴイフ》はそのPTは墓地にある時でさえ特定定義能力(208.2a)のために保持されるね。セファリッドブレークファストの《縫合グール》を使うときにこの関係性を思い出すよ、そして今、その相互関係が再び問題になるんだ。《土を食うもの》は同様に機能し、加えて食べるか強化するかする事でその中でもっと爆発した生物の一つになるんだ。
使用についてはぼんやりとなぞったけど、ヴァロルズが適した骨格を与えるコンボの一つとして機能するだろうね。例えば、《メムナイト》や《ドライアドの東屋》(※どうも、東屋は実際には機能しないらしい by編集者)の様ないくつかの零マナ生物を使う事は、《トリスケリオン》《電結の荒廃者》や《墨蛾の生息地》の様なカードに食べさせることで素晴らしいだろうね。
1番目の能力はそのように派手なので、誰も再生について話さないけど、でもそれはヴァロルズに戦場を横切るに適した能を与えるのかもしれないんだ。死肉漁りのエンジンにいくつかの最高の除去(《突然の衰微》や《至高の評価》の様なね)から生き残るのを許すんだからね。エターナルでは、君は東屋をフェッチする事でサプライズ再生を除去に合わせる事も出来るんだ。
スタンダードでは、そのカードは《血の芸術家》か《士気溢れる徴集兵》がサクリ台の相棒かな。
リミテッドなら、その二つの能力は共にスムーズに働くよ、君のにげ越しの脅威の下らない歩兵に追加のPTを献上するのを許すのさ。ヴァロルズと《探検広場のインプ》は互いに尽くすよ。リミテッドの話をしてる死肉漁りと「湧血」のコンビは、単体での機能のどちらかよりも遥かに最適化されるこの方法が好きさ。
どんどん行こう。僕はこのカードがレガシーでの可能性を持っていると思うからスポットライトを当てたかったんだよ。《壌土からの生命》は自然とスタート地点になるね。
BG Varolz Rock
1 Volrath’s Stronghold
2 Misty Rainforest
4 Verdant Catacombs
4 Wasteland
1 Urborg, Tomb of Yawgmoth
4 Bayou
1 Horizon Canopy
3 Tranquil Thicket
1 Barren Moor
1 Dryad Arbor
1 Bojuka Bog
1 Treetop Village
3 Dark Confidant
4 Tarmogoyf
1 Thrun, the Last Troll
1 Terravore
1 Varolz, the Scar-Striped
1 Scavenging Ooze
1 Sylvan Library
4 Life from the Loam
4 Hymn to Tourach
1 Thoughtseize
3 Liliana of the Veil
3 Abrupt Decay
4 Mox Diamond
3 Green Sun’s Zenith
2 Pernicious Deed
このデッキはSCG Open ChampionのRob Vacaがしばらく投げ掛けていたBGデッキと似ていて、そして僕はヴァロルズはフィットすると思ったんだ。それはゲームを低速化する様ないくつかの方法で特徴づけ、引き継ぐために基本の死肉漁りプランの時間を買う。それは加速度を持っていて、同様に3マナ2/2のヘボ共を缶切りにするのさ。
死肉漁りはこのデッキで2~3の相互作用を持っており、ロームを用いて始める。そのロームエンジンは漁られる死肉や漁る対象、そしてヴァロルズを掘り当てる事が出来、準備が整ったら《ヴォルラスの要塞》で釣り上げるのさ。
トランプル(《樹上の村》《土を食う者》)は渋滞した戦場に対してダメージを通す力を持ち、、《最後のトロール、スラーン》はこのフォーマットでは最高の漁り屋さ。僕はNicFitで《スパイクの織り手》を使う事を思い出したよ、かつて《濃霧》なんて使ったことないけど、でも+1/+1カウンターをスラーンに置くのはよく使った良いプレイさ。
僕はそれを使ってゲームをしてないけど、このデッキは競合できるような十分な除去とパワーを持っているよ。使える様になったらいくつかのイベントでジャミングに勤しみたいなw
Varolznought
Main Deck
3 Misty Rainforest
3 Verdant Catacombs
3 Polluted Delta
4 Underground Sea
2 Inkmoth Nexus
1 Bayou
1 Tropical Island
4 Wasteland
1 Trinket Mage
4 Deathrite Shaman
4 Phyrexian Dreadnought
2 Varolz, the Scar-Striped
1 Crucible of Worlds
2 Dismember
1 Sensei’s Divining Top
3 Daze
1 Engineered Explosives
4 Brainstorm
4 Force of Will
4 Stifle
3 Jace, the Mind Sculptor
1 Inquisition of Kozilek
4 Thoughtseize
僕はこの野獣を引き起こしたとき、
1t:《死儀礼のシャーマン》
2t:ヴァロルズ+《目くらまし》/《Force of will》を構える
3t:何らかのいい方法としてハンデスとドレッドノートをぱくつく
ヴァロルズをムキムキにし、ワンパンマンするだけでさえ、後はDrSが〆るだろうね
的な事を妄想したんだ。
大抵の場合、理想的なカーブなんて起こらないよ、もちろん、それはそのウェイトを圧迫する必要のあるデッキの機能停止を意味するね。 ここでは、妨害(ハンデス)は2つ目役目を果たす、あなたのフィニッシャーへのSTPから守る事と相手を勝ちから止める事だよ。
典型的なドレッドノートのデッキでは、《もみ消し》は多くの仕事をする必要がある。時々君は対戦相手のマナベースに勝つために使うだろうし、12/12を作ること以外にもね。その量を方のラインは利用できるとき、トリッキーな部分が議論になるね。このデッキでは、君たちは常に何時かその内にはヴァロルズを引く事が出来るだろうし、何時でもドレッドノートを寝っころがらせて使えるんだ。実際、衰微されたりハンデスされたドレッドノートを持ってればぱくついてさらにドレッドノートを酷使できるんだ。
《墨蛾の生息地》はほぼ間違いなくおかしい札だけど、僕は対戦相手をいつの間にか+1/+1×12を乗せた飛行する感染蛾でワンパンマンするためにこのアイディアを持っていたよ、だからどこかに捻じ込むんだ。たぶんスラーンが最強の強化先については
異論は認めるよ。
最初のデッキとは異なり、BUG ヴァロルズのリストがどんなに良いかどうかはちょっと判らないね。僕はドレッドノートでニヤニヤしてるけど、でも、このデッキはスタートのためのそれとしては十分面白いように見えるね。
Caleb Durward
@CalebDMTG
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な所です。
英文読んでいる時は何となくニュアンスで読んでいくんですが、文章に起こすとなると如何に自分の英語力が低いかよく判ります・・・。
まぁ、何かの御役に立てば幸いです。
私自身もヴァロルズについては書いているのでその内に挙げます。
では。
レガシー) 今週のSCGの結果 集団の意識はバラバラだったようです・・・。
2013年4月23日 紹介 コメント (3)
皆さん、こんばんは。しもべです。
さて、禁止改定とDGMフルスポが発表されましたね。
フルスポは特に追加で見る物無し。
個人的には《特質改竄》が面白いカード4枚購入確定!!と思っていたのですが、日本語版は誤植で、効果はターン終了時までだそうです。日本語版にはその記述が抜けており、効果が永続に続くと勘違いを引き起こします。
・・・もう、翻訳班全員首にしろよ、マジで。
昔なら滅多になかった誤植が、ここのところ毎セット存在し、しかも数が減るどころか1セット当たりの誤植数が順調に増え続けている。これで金貰ってるとかおかしいでしょ・・・。
また、Modernでは変化があり、もしや何か解禁か!?とワクワクしていたプレイヤーの予想を裏切り、まさかの《第二の日の出》禁止。理由が運営上の理由だとか何とか・・・。《Shahrazad》とかと同じですかね?
なんとも釈然としませんね。
さて、話は打って変わって、恒例のSCG Open LegacyがSeattleで行われました。
早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/130420_seattle.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&start_date=2013-04-21&end_date=2013-04-21&event_ID=20
優勝はBryan Eleyet氏のHive Mindです。
・・・何故??
以下Top8(上から順に1位→8位)
Hive Mind
MavericktB
Bant
Merfolk
Reanimator
RUG Delver
UW Miracle
以下Top16(上から順に9位→16位)
Goblins
Lands
RUG Delver
P-Jund
POX
Tin Fins
Dredge
Aluren
実に豊かなバリエーションに溢れた顔ぶれですね・・・。
先回はSnT・BUG系が非常に多くそれに強いデッキが増えてくるだろう、そうでなければ揺れ戻しでU一色と予想をしていました。
が、蓋を開けてみれば、マイナーなコンボやTier2的なデッキで溢れています。唯一RUG Delverが増えた事ぐらいが予想に嵌った部分ですかね・・・。
部族は最近増加していますが、Goblins、Elves、Merfolkの主要3種がTop10入りしているというのも珍しいですね。
では、ここからは気になった物を個別に見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55294
まずは1位、Bryan Eleyet氏のHive Mindです。
正直、予想外過ぎて、何とも言えないのですが・・・。
何故HiveMind?《実物提示教育》に頼らずとも通常のキャストが可能と言う点で優秀なデッキではあるものの、同様のコンセプトなら《ドリーム・ホール》型の方が、対U性能では上(といよりHiveMindが下)だと思うのですが・・・。
デッキとしては昨年12月のSCG LasVegasにWeston Brown氏が持ち込んだHiceMindと同様の構築が成されています。
コンボ始動の可否を下すための判断材料になる《ギタクシア派の調査》を含んだ11キャントリップ+《直観》3枚を含んだ安定性重視の構築です。
同じく、セカンドプランに《引き裂かれし永劫、エムラクール》をとってあるハイブリッド型でもあります。HiveMindだけではどうしても相手によって不安定になってしまうので勝ち筋をカードタイプから分けるのは素晴らしいと思います。
安定性を引き挙げてある代わりに《水蓮の花びら》の枠が無い為、初速自体は多少落ちています。が、今は環境が遅い為多少の速度ダウンも問題は無いのかもしれません。また、同様の理由(+結果としてHatebearも減少)からか、Weston氏が持ち込んだデッキに比べ勝ち筋兼除去手段である《殺戮の契約》2枚も抜けています。
滅多には無い事ですが、《Volcanic Island》を積んでいるため、《タイタンの契約》の契約料を支払う事も出来ます。Rマナが一切出ない構築もあるため、これも特徴の一つですね。
サイドも基本に忠実で、自身の苦手を潰す設計ですね。《赤霊破》/《紅蓮破》が無いのが以外と言えば意外ですが、《呪文貫き》で代用可能という事でしょうか?
環境は遅いものの、部族は増量傾向にあるためか、《炎渦竜巻》が積まれています。これもボルカの恩恵ですね。
26位には同じくClayton Merz氏のHiveMindがランクインしています。
(http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55305)
デッキとしては純粋なHiveMindですが、メインから《神聖の力線》を積んでいるという特化仕様です。
また通常《召喚の契約》である枠に《仲裁の契約》が取られています。
一瞬これを採用するほどダメージレースを気にしたのかとも思ったのですが・・・Elvesがいる環境で(2)GGを要求するよりも(1)WWの方が契約不履行に陥りやすいと見たのではないか?とも思います。まぁ、真相は判りませんが・・・。
優勝と上位1名を輩出する以上、可笑しなデッキ選択ではなかったという事になるのでしょうが・・・。
しかし謎です。フェアなデッキには強いものの青いデッキに決して強いデッキでは無いはずで、加えて他の種類よりも明確に優れた物を持っているデッキでは無いはずですが・・・。
裏をかいた結果、だけなのでしょうか?
HiveMindにも驚きですが、2種類のMaverickで2位、3位と言うのも驚きです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55299
2位、David Doberne氏のMavericktBです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55295
3位、Bryan Hawley氏のBantです。
其々に3色目を足したMaverickです。Bryan氏のデッキの記載はBantとなっていますが骨子はMaverickですね。
David氏は、マナ調達のために《死儀礼のシャーマン/DrS》《極楽鳥》を、《貴族の教主》の枠に使用していますね。DrSだけでも良い様にも思われますが、《聖遺の騎士》との共存や、相手に依存しない為を思えばスプリットは手段の一つですよね。
DrSに加え《漁る軟泥》のお陰で断続的な墓地掃除が出来るのは利点ですね。無論これだけでは墓地Hateとしては物足りないのですが、《緑の太陽の頂点/GSZ》を含め10枚もメインから墓地Hateがあるのは驚異ですね。そのためか《ボジューカの沼》は採られていません。
2枚程度に抑えられることも多い《思考囲い》ですが、しっかり4枚積んでいますね。コンボの多い今回のメタではより効果的だったでしょうね。また、2t《石鍛冶の神秘家》が非常に安定しますしね。ただし、結果スペルが増え《スレイベンの守護者、サリア》が抜けてしまっているため、一長一短・・・。
今回は居ませんが、EsperSfM等のBlade系がまた増えている環境なら《Maze of ith》も活躍の機会が多いでしょうね。《市長の塔》と異なり他にも機能するので無駄が少ないです。
Bryan氏は随分非生物スペルが多いですが、やはり中心は生物です。
特徴的なのは《ルーンの母》では無く《森の守護者》を使用している事。カウンターである程度生物を受動的に守れるため、不要牌に成りやすいルンママを切っています。
ハンデスは積めないものの、《ヴェンディリオン三人衆》がいるため、結果としてハンデス・カウンターの両方を採用出来ていますね。
SfMがいない為、装備品は《梅沢の十手》のみ。対部族の事を考えれば《殴打頭蓋》も有用ではありますが、只でさえ低速なデッキで更にテンポの悪いカードは使いたくは無いのかもしれませんね。
もともと、非U系の通常のフェアデッキの中では群を抜いて対コンボ耐性が高いデッキでしたが、B/Uの3色目を足す事で更にその傾向を強めようとしていますね。メイン《ガドック・ティーグ》も今は当然の様です。
ただ、このメタが少しずれるだけで、この3色目がR、即ち《罰する火》になるのが今のLegacyの不安定さですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55303
5位、Kyle Hersey氏のReanimatorです。
墓地HateとUデッキで蔓延した中で中々結果を残せないデッキですが、死滅しない所は流石ですねw
《渦巻く知識》《入念な研究》《納墓》に加え《思案》を採用した安定型。その分《思考囲い》の枠が削られていますね。
また、釣る対象が非常に多めの種類が取られているところが特徴的です。
今は3種類程度なんてのもザラですが、Kyle氏は6種類です。 それだけ多岐に渡るデッキに対応できるようにする必要があったのかもしれません。また、《核の占い師、ジン=ギタクシアス》が久々に積まれています。《グリセルブランド》の登場後はすっかり席を奪われていたジン様ですが、グリ様への対抗札を躱す狙いがあるのかもしれませんね。
面白いのはサイドの《サイクロンの裂け目》の存在。普通、同盟カードやトークンまで一掃できる《残響する真実》が使用されていますが・・・。「超過」は、無いとして、考えられるのが《誤った指図》により釣った生物をバウンスされる事を警戒した、若しくは《翻弄する魔道士》や《根絶》/《外科的摘出》等単体Hateへの対処といった所でしょうかね?
最近は一般的な対消滅用の《Karakas》が無いのも珍しいですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55302
6位、Benjamin Wheeler氏のRUG Delverです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55298
11位、Timothy Froehling氏のRUG Delverです。
両名ともに《呪文貫き》《呪文嵌め》の2-1スプリットです。以前まではスネア無しのピアスのみが多かったのですが、フェアなデッキが増えている影響でしょうね。ただ、SnTも多い為やはりリスキーですが・・・。
Benjamin氏は《氷+火》《Chain Lightning》、Timothy氏も《二股の稲妻》を採用しており、2nd火力が分割火力と言うのもメタの賜物ですね。
《もみ消し》は抜ける気配無ありません。
Timothy氏のサイドに何故か・・・《忌むべきもののかがり火》なる全体火力が・・・。
このデッキではミラクルしても精々X=2程度が限界かと思うのですが・・・。
「相手のみに入る」と言う点が重要だったのでしょうかね?Benjamin氏は《炎渦竜巻》を取ってますし・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55301
12位、Greg Peloquin氏の《罰する火》Jundです。
構成については語る処は特には無いです。
《罰する火》コンボを積んでいるJundなのに《不毛の大地》4枚とかいうクレイジー構成では無いところぐらいでしょうかね。安全牌をとる処に共感を覚えます・・・。
他は至ってシンプルなデザインです。
《罰する火》は効く効かないが分かれるコンボですので、今の混沌としたメタでは切り離しハッキリ出来るサイドプランになっています。《強迫》《アメジストのとげ》の2種が対コンボではしっかりと機能しますね。
個人的には、(非Tempo型)BUG・部族の両方をぼてくりこかせるJundは3~4名程度リストインするかと思っていたのですが・・・。思ったよりも少なかったですね。まぁ、これだけコンボがいては致し方ないですかね・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55308
13位、John Prather氏のPOXです。
POXがSCGで上位入賞するのは実に昨年の4/11SCG St.Louis以来です。
Landsといい、POXといい、これらのデッキが勝ち上がれることが現Legacy環境が如何に低速でフェアなデッキが多いかを物語っていますね。
デザインとしては《壌土からの生命》を加えたtG型です。
これにより一方的にマナ基盤を安定させる事が出来ます。複数入らないものの1枚は欲しい為、3枚目を《納墓》に変更。これにより無駄を省きつつ、《カラスの罪》へのアクセスを可能としています。
tGであるため、厄介な置物を処理出来る《突然の衰微》を積めてることが可能になっています。
4マナ以降の土地は順調にいけばまず場に出ない為実質制限の無い万能除去ですね。これを確実に機能させるために《モックス・ダイアモンド》も1枚採られています。
POXにとっては素晴らしい選択肢ですが、同時に《ヴェールのリリアナ》を処理されるカードでもあるため、これの登場は悩ましい物ですね。折角ですから、個人的には《Nether Void》も併用したいところですねw
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55307
14位、C. Chad Warford氏のTin Finsです。
一時の熱狂は失われたものの、一部では未だ白熱しゅた議論がなされていますね。
2枚のリストもあるものの、このリストでは《グリセルブランド》はしっかり3枚取ってあります。その上で《Lim-Dul’s Vault》を採ってあり、不要牌を纏めて弾ける様にしてありますね。このLDVも未だ議論の対象で、2マナである事やアドを失う事に対する根強い反対も多いカードです。ただ、Top5枚組みの好きな物を選べるというのは複数枚コンボにとっては大きな武器ではあると思います。要らないのなら《金属モックス》で刻印すればいいだけですしね。
メインから《沈黙》が採用されているリストも多いものの、このリストでは抜かれておりなるたけ安定したマナ基盤で起こそうとしているのが判ります。ただ、その割にはサイドの置物対策は《静寂》を取ってたりするんですよね・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55310
15位、Evan Adams氏のDredgeです。
10枚の発掘持ち、3枚目の《イチョリッド》に、《炎の血族の盲信者》は無し。
リターンはサイド後がメインで、釣る対象は 《荒廃鋼の巨像》、《大修道士、エリシュ・ノーン》。
ノーンに加えて《炎の嵐》で小型を捌く。継戦用に4枚目の《イチョリッド》。
土地は少なめの14枚。
ここまでは判るのですが・・・《変化の風》3
・・・こんなカードDredgeで使うんですね・・・。知らなかったです。まぁ、ハンドのカード全てを発掘用にのドローカードに出来ますからね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55296
31位、Cy Cook氏のDark Depthです。
《もみ消し》《不毛の大地》、《剣を鍬に》の吹き荒れるLegacyではイマイチ安定性・決定力に欠けるDDコンボを見るのは珍しいですね。
除去は《虚空の杯》、打消しは《魂の洞窟》、土地破壊に対しては《壌土からの生命》と其々耐性を付けています。
《突然の衰微》のお陰で小型の信頼性が薄れ、《吸血鬼の呪詛術士》の機能性が増しました。
色拘束の強いデッキですが、《モックス・ダイアモンド》とLoamで対応するようですね。
DDとは言いますが、基本的にサーチカードを多く積んでおり、単体で役に立たない《暗黒の深部》は極力少なくして無駄を省いています。サーチカードをサーチ出来るGSZまで積んでいますねw
CotVと共にガドックも積まれており、ヴェリアナも合わせ強くコンボを意識していますね。
こんなところでしょうか?
今回は、かなり異色のデッキが多かったですね。
ここ最近は一部のデッキのちびくろサンボ状態(追いかけっこ)だったので、偶にはこんな混沌とした状態も面白い物です。
まぁ、次回はTier1が復帰するでしょうが・・・。
さて、今回はここまで、です。
今回も最後まで読んでいただいた方には感謝いたします。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
P.S.
今日は忙しかったので、止めようかとも思ったのですが、一番上で文章が書きたかったのでついでに書きました。
いい加減、Wotcはどうにかしてくれ。
誤植誤訳が多すぎる・・・。
というか、後でテキストは電子上の通達で済ませればいいや(^^)的なやり方をもうそろそろ止めて欲しいです。印刷・製造ライン作り直せよ。不良品売りつけるなよ・・・。
さて、禁止改定とDGMフルスポが発表されましたね。
フルスポは特に追加で見る物無し。
個人的には《特質改竄》が面白いカード4枚購入確定!!と思っていたのですが、日本語版は誤植で、効果はターン終了時までだそうです。日本語版にはその記述が抜けており、効果が永続に続くと勘違いを引き起こします。
・・・もう、翻訳班全員首にしろよ、マジで。
昔なら滅多になかった誤植が、ここのところ毎セット存在し、しかも数が減るどころか1セット当たりの誤植数が順調に増え続けている。これで金貰ってるとかおかしいでしょ・・・。
また、Modernでは変化があり、もしや何か解禁か!?とワクワクしていたプレイヤーの予想を裏切り、まさかの《第二の日の出》禁止。理由が運営上の理由だとか何とか・・・。《Shahrazad》とかと同じですかね?
なんとも釈然としませんね。
さて、話は打って変わって、恒例のSCG Open LegacyがSeattleで行われました。
早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/130420_seattle.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&start_date=2013-04-21&end_date=2013-04-21&event_ID=20
優勝はBryan Eleyet氏のHive Mindです。
・・・何故??
以下Top8(上から順に1位→8位)
Hive Mind
MavericktB
Bant
Merfolk
Reanimator
RUG Delver
UW Miracle
以下Top16(上から順に9位→16位)
Goblins
Lands
RUG Delver
P-Jund
POX
Tin Fins
Dredge
Aluren
実に豊かなバリエーションに溢れた顔ぶれですね・・・。
先回はSnT・BUG系が非常に多くそれに強いデッキが増えてくるだろう、そうでなければ揺れ戻しでU一色と予想をしていました。
が、蓋を開けてみれば、マイナーなコンボやTier2的なデッキで溢れています。唯一RUG Delverが増えた事ぐらいが予想に嵌った部分ですかね・・・。
部族は最近増加していますが、Goblins、Elves、Merfolkの主要3種がTop10入りしているというのも珍しいですね。
では、ここからは気になった物を個別に見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55294
まずは1位、Bryan Eleyet氏のHive Mindです。
正直、予想外過ぎて、何とも言えないのですが・・・。
何故HiveMind?《実物提示教育》に頼らずとも通常のキャストが可能と言う点で優秀なデッキではあるものの、同様のコンセプトなら《ドリーム・ホール》型の方が、対U性能では上(といよりHiveMindが下)だと思うのですが・・・。
デッキとしては昨年12月のSCG LasVegasにWeston Brown氏が持ち込んだHiceMindと同様の構築が成されています。
コンボ始動の可否を下すための判断材料になる《ギタクシア派の調査》を含んだ11キャントリップ+《直観》3枚を含んだ安定性重視の構築です。
同じく、セカンドプランに《引き裂かれし永劫、エムラクール》をとってあるハイブリッド型でもあります。HiveMindだけではどうしても相手によって不安定になってしまうので勝ち筋をカードタイプから分けるのは素晴らしいと思います。
安定性を引き挙げてある代わりに《水蓮の花びら》の枠が無い為、初速自体は多少落ちています。が、今は環境が遅い為多少の速度ダウンも問題は無いのかもしれません。また、同様の理由(+結果としてHatebearも減少)からか、Weston氏が持ち込んだデッキに比べ勝ち筋兼除去手段である《殺戮の契約》2枚も抜けています。
滅多には無い事ですが、《Volcanic Island》を積んでいるため、《タイタンの契約》の契約料を支払う事も出来ます。Rマナが一切出ない構築もあるため、これも特徴の一つですね。
サイドも基本に忠実で、自身の苦手を潰す設計ですね。《赤霊破》/《紅蓮破》が無いのが以外と言えば意外ですが、《呪文貫き》で代用可能という事でしょうか?
環境は遅いものの、部族は増量傾向にあるためか、《炎渦竜巻》が積まれています。これもボルカの恩恵ですね。
26位には同じくClayton Merz氏のHiveMindがランクインしています。
(http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55305)
デッキとしては純粋なHiveMindですが、メインから《神聖の力線》を積んでいるという特化仕様です。
また通常《召喚の契約》である枠に《仲裁の契約》が取られています。
一瞬これを採用するほどダメージレースを気にしたのかとも思ったのですが・・・Elvesがいる環境で(2)GGを要求するよりも(1)WWの方が契約不履行に陥りやすいと見たのではないか?とも思います。まぁ、真相は判りませんが・・・。
優勝と上位1名を輩出する以上、可笑しなデッキ選択ではなかったという事になるのでしょうが・・・。
しかし謎です。フェアなデッキには強いものの青いデッキに決して強いデッキでは無いはずで、加えて他の種類よりも明確に優れた物を持っているデッキでは無いはずですが・・・。
裏をかいた結果、だけなのでしょうか?
HiveMindにも驚きですが、2種類のMaverickで2位、3位と言うのも驚きです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55299
2位、David Doberne氏のMavericktBです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55295
3位、Bryan Hawley氏のBantです。
其々に3色目を足したMaverickです。Bryan氏のデッキの記載はBantとなっていますが骨子はMaverickですね。
David氏は、マナ調達のために《死儀礼のシャーマン/DrS》《極楽鳥》を、《貴族の教主》の枠に使用していますね。DrSだけでも良い様にも思われますが、《聖遺の騎士》との共存や、相手に依存しない為を思えばスプリットは手段の一つですよね。
DrSに加え《漁る軟泥》のお陰で断続的な墓地掃除が出来るのは利点ですね。無論これだけでは墓地Hateとしては物足りないのですが、《緑の太陽の頂点/GSZ》を含め10枚もメインから墓地Hateがあるのは驚異ですね。そのためか《ボジューカの沼》は採られていません。
2枚程度に抑えられることも多い《思考囲い》ですが、しっかり4枚積んでいますね。コンボの多い今回のメタではより効果的だったでしょうね。また、2t《石鍛冶の神秘家》が非常に安定しますしね。ただし、結果スペルが増え《スレイベンの守護者、サリア》が抜けてしまっているため、一長一短・・・。
今回は居ませんが、EsperSfM等のBlade系がまた増えている環境なら《Maze of ith》も活躍の機会が多いでしょうね。《市長の塔》と異なり他にも機能するので無駄が少ないです。
Bryan氏は随分非生物スペルが多いですが、やはり中心は生物です。
特徴的なのは《ルーンの母》では無く《森の守護者》を使用している事。カウンターである程度生物を受動的に守れるため、不要牌に成りやすいルンママを切っています。
ハンデスは積めないものの、《ヴェンディリオン三人衆》がいるため、結果としてハンデス・カウンターの両方を採用出来ていますね。
SfMがいない為、装備品は《梅沢の十手》のみ。対部族の事を考えれば《殴打頭蓋》も有用ではありますが、只でさえ低速なデッキで更にテンポの悪いカードは使いたくは無いのかもしれませんね。
もともと、非U系の通常のフェアデッキの中では群を抜いて対コンボ耐性が高いデッキでしたが、B/Uの3色目を足す事で更にその傾向を強めようとしていますね。メイン《ガドック・ティーグ》も今は当然の様です。
ただ、このメタが少しずれるだけで、この3色目がR、即ち《罰する火》になるのが今のLegacyの不安定さですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55303
5位、Kyle Hersey氏のReanimatorです。
墓地HateとUデッキで蔓延した中で中々結果を残せないデッキですが、死滅しない所は流石ですねw
《渦巻く知識》《入念な研究》《納墓》に加え《思案》を採用した安定型。その分《思考囲い》の枠が削られていますね。
また、釣る対象が非常に多めの種類が取られているところが特徴的です。
今は3種類程度なんてのもザラですが、Kyle氏は6種類です。 それだけ多岐に渡るデッキに対応できるようにする必要があったのかもしれません。また、《核の占い師、ジン=ギタクシアス》が久々に積まれています。《グリセルブランド》の登場後はすっかり席を奪われていたジン様ですが、グリ様への対抗札を躱す狙いがあるのかもしれませんね。
面白いのはサイドの《サイクロンの裂け目》の存在。普通、同盟カードやトークンまで一掃できる《残響する真実》が使用されていますが・・・。「超過」は、無いとして、考えられるのが《誤った指図》により釣った生物をバウンスされる事を警戒した、若しくは《翻弄する魔道士》や《根絶》/《外科的摘出》等単体Hateへの対処といった所でしょうかね?
最近は一般的な対消滅用の《Karakas》が無いのも珍しいですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55302
6位、Benjamin Wheeler氏のRUG Delverです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55298
11位、Timothy Froehling氏のRUG Delverです。
両名ともに《呪文貫き》《呪文嵌め》の2-1スプリットです。以前まではスネア無しのピアスのみが多かったのですが、フェアなデッキが増えている影響でしょうね。ただ、SnTも多い為やはりリスキーですが・・・。
Benjamin氏は《氷+火》《Chain Lightning》、Timothy氏も《二股の稲妻》を採用しており、2nd火力が分割火力と言うのもメタの賜物ですね。
《もみ消し》は抜ける気配無ありません。
Timothy氏のサイドに何故か・・・《忌むべきもののかがり火》なる全体火力が・・・。
このデッキではミラクルしても精々X=2程度が限界かと思うのですが・・・。
「相手のみに入る」と言う点が重要だったのでしょうかね?Benjamin氏は《炎渦竜巻》を取ってますし・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55301
12位、Greg Peloquin氏の《罰する火》Jundです。
構成については語る処は特には無いです。
《罰する火》コンボを積んでいるJundなのに《不毛の大地》4枚とかいうクレイジー構成では無いところぐらいでしょうかね。安全牌をとる処に共感を覚えます・・・。
他は至ってシンプルなデザインです。
《罰する火》は効く効かないが分かれるコンボですので、今の混沌としたメタでは切り離しハッキリ出来るサイドプランになっています。《強迫》《アメジストのとげ》の2種が対コンボではしっかりと機能しますね。
個人的には、(非Tempo型)BUG・部族の両方をぼてくりこかせるJundは3~4名程度リストインするかと思っていたのですが・・・。思ったよりも少なかったですね。まぁ、これだけコンボがいては致し方ないですかね・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55308
13位、John Prather氏のPOXです。
POXがSCGで上位入賞するのは実に昨年の4/11SCG St.Louis以来です。
Landsといい、POXといい、これらのデッキが勝ち上がれることが現Legacy環境が如何に低速でフェアなデッキが多いかを物語っていますね。
デザインとしては《壌土からの生命》を加えたtG型です。
これにより一方的にマナ基盤を安定させる事が出来ます。複数入らないものの1枚は欲しい為、3枚目を《納墓》に変更。これにより無駄を省きつつ、《カラスの罪》へのアクセスを可能としています。
tGであるため、厄介な置物を処理出来る《突然の衰微》を積めてることが可能になっています。
4マナ以降の土地は順調にいけばまず場に出ない為実質制限の無い万能除去ですね。これを確実に機能させるために《モックス・ダイアモンド》も1枚採られています。
POXにとっては素晴らしい選択肢ですが、同時に《ヴェールのリリアナ》を処理されるカードでもあるため、これの登場は悩ましい物ですね。折角ですから、個人的には《Nether Void》も併用したいところですねw
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55307
14位、C. Chad Warford氏のTin Finsです。
一時の熱狂は失われたものの、一部では未だ白熱しゅた議論がなされていますね。
2枚のリストもあるものの、このリストでは《グリセルブランド》はしっかり3枚取ってあります。その上で《Lim-Dul’s Vault》を採ってあり、不要牌を纏めて弾ける様にしてありますね。このLDVも未だ議論の対象で、2マナである事やアドを失う事に対する根強い反対も多いカードです。ただ、Top5枚組みの好きな物を選べるというのは複数枚コンボにとっては大きな武器ではあると思います。要らないのなら《金属モックス》で刻印すればいいだけですしね。
メインから《沈黙》が採用されているリストも多いものの、このリストでは抜かれておりなるたけ安定したマナ基盤で起こそうとしているのが判ります。ただ、その割にはサイドの置物対策は《静寂》を取ってたりするんですよね・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55310
15位、Evan Adams氏のDredgeです。
10枚の発掘持ち、3枚目の《イチョリッド》に、《炎の血族の盲信者》は無し。
リターンはサイド後がメインで、釣る対象は
ノーンに加えて《炎の嵐》で小型を捌く。継戦用に4枚目の《イチョリッド》。
土地は少なめの14枚。
ここまでは判るのですが・・・《変化の風》3
・・・こんなカードDredgeで使うんですね・・・。知らなかったです。まぁ、ハンドのカード全てを発掘用にのドローカードに出来ますからね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55296
31位、Cy Cook氏のDark Depthです。
《もみ消し》《不毛の大地》、《剣を鍬に》の吹き荒れるLegacyではイマイチ安定性・決定力に欠けるDDコンボを見るのは珍しいですね。
除去は《虚空の杯》、打消しは《魂の洞窟》、土地破壊に対しては《壌土からの生命》と其々耐性を付けています。
《突然の衰微》のお陰で小型の信頼性が薄れ、《吸血鬼の呪詛術士》の機能性が増しました。
色拘束の強いデッキですが、《モックス・ダイアモンド》とLoamで対応するようですね。
DDとは言いますが、基本的にサーチカードを多く積んでおり、単体で役に立たない《暗黒の深部》は極力少なくして無駄を省いています。サーチカードをサーチ出来るGSZまで積んでいますねw
CotVと共にガドックも積まれており、ヴェリアナも合わせ強くコンボを意識していますね。
こんなところでしょうか?
今回は、かなり異色のデッキが多かったですね。
ここ最近は一部のデッキのちびくろサンボ状態(追いかけっこ)だったので、偶にはこんな混沌とした状態も面白い物です。
まぁ、次回はTier1が復帰するでしょうが・・・。
さて、今回はここまで、です。
今回も最後まで読んでいただいた方には感謝いたします。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
P.S.
今日は忙しかったので、止めようかとも思ったのですが、一番上で文章が書きたかったのでついでに書きました。
いい加減、Wotcはどうにかしてくれ。
誤植誤訳が多すぎる・・・。
というか、後でテキストは電子上の通達で済ませればいいや(^^)的なやり方をもうそろそろ止めて欲しいです。印刷・製造ライン作り直せよ。不良品売りつけるなよ・・・。
スタン・レガシー) DGMのカードに対する感想 ボロス編
2013年4月22日 新カード紹介 コメント (2)皆さん、こんばんは。しもべです。
明日はスポイラー発表ですね。わくわくw
ついでに禁止改訂でもありますが、どうせ我が家(Legacy)はNochangeなので欠片も興味が湧かないです。
禁止して欲しいカードはありますが、現状はSCG Openの結果でもわかるようにぐるぐると一定数のデッキが追いかけっこをしていて、一部のデッキしかいないのは事実ですが、完全に固定化しているわけでもないので期待薄です。
という事でDGMの各カードの感想、今回はBoros編です。
では行きます。
《戦導者のらせん》
:帰ってきた《稲妻のらせん》
世間では、重くなった。弱い。3マナにしろ。などと不平を言われていますが…ちょっと考えてみてくださいよ?
「ドレイン」って今なお黒が本職なんですよ?
その黒で同じ事をしようとしたら、《魂の撃ちこみ》/《吸血の饗宴》7マナになるんですよ?それを4マナで撃てるんですよ?十分ではありませんか?充分って言って!除去に続いてドレインまで奪われて泣きそうなの黒は(´;ω;`)ブワッ
元々、同じように5マナの《本質の吸収》を2マナでしかもInsでキャスト出来ていた《稲妻のらせん》が異常なだけです。
さて、少し真面目な話をしますが、やはりマナ効率は悪くは無いと思います。それは実際にヘリックスと比較してもです。ダメージ自体は1点しか増えていないものの、ドレインであるため実質2点分の点数差が出ています。
また、《黒焦げ》に(W)を足したら2点ライフロスが4点ライフゲインになったと思えばやはり異常だと思います。
4マナで8点差分の働きをする。うん、普通に強いですよ。
環境的に「4点」と言う数字も非常に重要だと思います。《ロクソドンの強打者》《修復の天使》など非常に強力な生物に溢れていますからね。PWに対しても重い数字で効果的ですし。ドレイン故に《ボロスの反攻者》にも、反射ダメージが生物に飛ばなかった場合はダメージロス無しで焼けます。
Beatが強い環境なので、中級戦力を燃やしつつ、ライフを4点補充できるのはかなり有難い効能ではないでしょうか?
惜しむらくは、DGMにて登場した《第10管区のラヴィニア》《ヴィズコーパの血男爵》を落せない事ですね。
まぁ、そこはRである《ミジウムの迫撃砲》やWである《ギルドとの縁切り》で補うべきでしょうね。
ところで・・・
《復讐のアジャニ》
《剛腕のブライオン》
《炎まといの報復者》
《火花の強兵》
そしてこの《戦導者のらせん》と、ボロスカラーの結果的なドレイン系ダメージソースは何故か4マナが多い様な気がします。
何故かしら・・・。
いつか、暇が有ったら《稲妻のらせん》や《戦導者のらせん》等のドレイン系ダメージソースをガン積したBorosBurnを大会に持ち込んで遊んでみたいなぁ・・・。
《軍団の戦略》
変則型《清浄の名誉》ですね。
アンセムの効果も有難いですが、何より特徴的な「ブリンク」が対生物コントロールデッキへの強力な対抗札にこのカードを昇華していますね。《至高の評決》《終末》《忌むべきもののかがり火》etcに完璧に対応できます。
(中でも、数少ない《終末》に対応できるカードである点が素晴らしいですね。)
比較的シンプルに強力なカードなのですが・・・難しい。
アンセムの効果も、除去回避の能力も単体では強力なのですが・・・。
アンセムの能力は、単体強化に比べ効果が小さい代わりに全体に波及するのが利点。
数の暴力宜しく、数が増えれば増えるほど有用性が増します。
そしてその戦略に最も適合するのがTocken製造カードなのですが・・・。
御存じの通り、Tockenは場から離れたと同時にリムーブされます。故にこの軍団が抱える除去回避の戦術が取れない。
結果、トークンにとっては只の劣化《清浄の名誉》あるいは完全下位交換の《無形の美徳》にしかならない・・・。
まぁ、元々赤白トークン製造カードはそれほど数が多くないので、+1/+1さえ安定して狙うのは難しいですからね。それなら通常の生物を展開していくべきなのでしょうね。
という訳で、通常生物で相性が良い物を探す事になりますが・・・前述したとおり、非Tockenの生物を展開していく事が主になりますね。そう考えていくと非生物であり、数を展開する必要のある生物である「大隊」持ちであるBorosとはまさにピッタリの相性なわけですね。さすがギルドカード。
-《軍勢の忠節者》
:パワー修正を全体に先制+トランプルを付与できる力で活かす事が出来ます。
-《炎まといの報復者》
:大隊の質は高いものの、本体の除去耐性の低さから敬遠されがちですが、それを保護する事が出来るようになります。4/4飛行にサイズUpも出来るので戦力になりますしね。
-《炎樹族の使者》
:可能な限り実態を持つ生物を展開する必要がある以上、展開を一段階前に進められるこのカードは相性が良いと思います。巧くすれば、ブリンク後に2マナ分を追加マナとして使用する事が出来ますしね。ただ、《灼熱の槍》か《頭蓋割り》ぐらいしか使い道はありませんが・・・。
-《ボロスの反攻者》
:環境の中心の一つですが、それを更に強化できますね。コイツの場合、除去耐性の付与はあまり重要ではないものの、アンセムの効果がそれ以上に重要なので併用の価値はありますね。
-《黄金夜の指揮官》
:Cipで全体強化を出来るので、全体に+3/+3ぐらいなら現実的に可能なはず。その際忠節者もいれば宛ら《踏み荒らし》の様に機能しますね。
-《戦導者オレリア》
:《連続攻撃》を誘発させられる能力を持っているのでアンセムの効果をその分引き出せますね。本体が狙われやすいのを回避させる事が出来るのは報復者と同じ。
因みに、オレリアの誘発能力でアンタップした後、追加の戦闘フェイズに入る前に「ブリンク」させれば即座に戻ってきて、更に別のオブジェクト扱いなので誘発能力ももう一度誘発します。つまり1ターンに3回攻撃が可能なわけですね。
それだけでも十分ですが、「大隊」持ちがいればその度に誘発するので火力を飛ばしたり出来ればなお美味しいですね。
-《屋根職人の反乱》
:「ブリンク」との相性は悪いものの、コイツだけは別格。Rであるため3マナで2/1速攻生物を3体召喚でき、宛ら《ボール・ライトニング》の様に機能します。「大隊」を満たすのにも相性が良いですしね。
「ブリンク」を回避/保護能力では無く、Cipの使い回しとして機能させるのならNayaカラーにして《高原の狩りの達人》や《スラーグ牙》も十分ありでしょうが、アドバンテージ重視の防御重視のデッキになりがちですよね・・・。
という事で使っていくと以外と相性の良いカード、特に軽いカード群が不足していますね。
やはりトークン戦略を取りづらく、WinnyカラーであるWの生物にはタフネスしか強化できない点が厳しいように思います。
アンセムの能力が変則なため、上手く機能できないのなら《清浄の名誉》のほうが遥かに強いと思います。
《摩耗+損耗》
:・・・《解呪》で良くない?と言うのがエターナルでの心情・・・。
そして、色さえ合えば《クァーサルの群れ魔道士》や《突然の衰微》があるからなぁ・・・。
AtfとEncを両方同時に破壊できる《外殻貫通》にもなりますが、Legacyでその2つを同時に破壊したいようなデッキなんて在りましたっけね?UW Miracleぐらいでしょうか?しかし、《相殺》割れないし・・・。
Stdでは需要あるんですかね?
呪禁Bantとかが流行るならワンチャン?ですか?
しかし、機能性では《隔離する成長》もありますしね・・・。
《ヴィーアシーノの初太刀》
;私の大好きな3マナで「速攻」を持つ生物です。
最初の一ターンだけ4/4で、残りは2/2と言う変わった生物。《ボール・ライトニング》を丸くした感じですかね?
回避能力を有する《空騎士の軍団兵》に対して腕力のトカゲ君で棲み分けですね。
RAV期の空騎士のFT
「堅苦しい歩調で進む兵士の軍団と、稲妻のように飛ぶロック鳥の背中で叫ぶ空騎士の声と、どちらがより誇りを与えてくれるのかはわからぬ。
――― ラジア」
と言うのは正にこの二つの対比に見えてきます。要は好みの問題ですが。
Std構築では《ボロスの反攻者》には及ぶべくもないのが残念ですが、優秀な除去も増えてきたため、前環境ほどの堅牢ぶりは発揮できないですし、やはり防御的な反攻者と、速攻で突っ走っていくコイツとでは使い方がまるで異なるため、デッキによってはアリだとも思います。
3ターン目に4/4が走ってくるって結構驚異ですし。
限定戦では荒れそうですね。
《軍勢の刃、タージク》
;「お前たちが出る必要は無い、私一人で十分だ」的な勇ましい感じのBorosの英雄ですね。
4マナで条件を満たせば7/7で殴れるのは強いと思うのですが、やや遅いので《稲妻のやっかいもの》と結魂して4ターン目から殴りに行きたいですよね。ダメージレースでは《炎まといの報復者》の方が優秀ですが、除去耐性は遥かにこちらが上ですね。
「破壊されない」ダークスティール製のボディなのでコンバットで死ぬ事はまずないでしょうが、どうせならば《捕食者のウーズ》宜しく「格闘」で除去に利用したいですよね。《ドムリ・ラーデ》を入れてNayaカラーでも良いですが、Insでブロック生物指定前に使用できる《闘技》の方が相性は良いでしょうね。
PWと言えば《群れの統率者アジャニ》との相性が良いですね。
もともと、破壊されない上にパワーも低い為バウンス系以外の除去では退かされない為PWを守る壁として優秀なのですが、3T目、群れアジャニ → 4T目、英雄、アジャニで[+1]で強化 → 5T目に[-3]で2段攻撃+飛行で付与して「大隊」が発動できれば8/8飛行・2段攻撃で本体にダイブできますので。2T目に《稲妻のやっかいもの》がいれば、4T目に7/7ダイブを敢行も出来ますね。
そこまで削れば後は火力で押し込めるでしょうね。
まぁ、強いかどうかはわかりませんが使い方は存在するカードだとは思います。
こんな所です。
スタン・レガシー) DGMのカードに対する感想 イゼット編
2013年4月21日 新カード紹介 コメント (2)
皆さん、こんにちは。しもべです。
もうすぐDGM発売です。楽しみですね。
という事で、DGMの気になった各カードに感想を書いていきます。
飽くまで感想です。1枚当たりには妄想編ほどの量は無いので悪しからず。
Fullスポが出たら随時更新していきます。
・《ラル・ザレック》
[+1]は、タップはSocタイミングなので基本的には相手のブロッカーを退かすぐらいにしか使用できない。
(細かな使い方としては、土地をタップしてそのターン中の行動を制限したり、《三なる宝球》を寝かせたりとありますが・・・。)
ただ、それでもトラフトのような存在を抱えているのなら有難いですね。Stdには《ボロスの反攻者》よろしく非常に厄介なブロッカーもいるため尚更ですね。
また、こちらが展開をするときなどに相手の土地を寝かせる事でキャスト制限を掛ける事も出来ます。
ただ、継続的な拘束は不可能なので、土地を寝かせるのなら《復讐アジャニ》《冬の宝珠》のような存在が欲しい。生物を寝かせているのなら《弱者の石》等ですかね。
対して、こちらをアンタップ出来る能力は素晴らしいの一言ですね。
生物を対象にすれば起動能力の使い回しが出来ます
→渋面・DrS・SfM etc
Stdであるなら、是非《気紛れな薬術師》や《門衛》を使いまわしたいですよね。
土地を対象にすれば1マナ加速or1マナ土地を起こして構える事が出来るという事ですね。
また、RtRブロックのサイクルの一つ、土地Auraを使用する事で同じく起動能力の使い回しが出来ますね。
《地下世界の人脈》や《慢性的な水害》等が主な対象でしょうか?
アンタップする事の強さは一定以上の経験を持つMTGなら既知の事実です。
しかし、今までのこれほどまでに対象範囲の広いアンタップスキルを持つPWは居ませんでした。
故に素晴らしい汎用性を有していると思います。
疑似警戒を与えられる点も評価の対象ですが、やはりURで警戒を与えて強い生物はいない為、それを実行するのなら+もう1色したいですね。
何処まで有用性があるかは疑問ですが、例えばTricoTraftのSfMタイプなら《梅沢の十手》装備生物を起こすのは強力ですよね。Stdでなら・・・何が有りますかね?・・・《ボロスの反攻者》を起こせたら攻防共に非常に高いプレッシャーを発揮できそうです。キャスト出来ればの話ですが。
《停滞》とは素晴らしい相性を誇ります。
今までは《野生語りのガラク》を足して最低でもUGにしてGGと言う難関を超える必要がありましたが、Rがあればいい。ハードルの低下です。
また、相手をタップ出来る点もこれならばより活かせますね。
[+1]をし続けて奥義につなげるのが一般的な使い方になるでしょうが、どうせなら他のPWを併用したいですね。
マナサポートと言う点で見ると、Insの重要性が極めて高い色であるU/Rであるので、1マナ立たせられる点は偉いですね。
また、ブーストと言う観点でも単純に1マナ増えるという点に加え、色マナの調整がしやすくなるという点は見過ごせませんね。Gと違い色マナ/土地枚数の調整が苦手なU系でこれが出来るのは偉いと思います。ダブルシンボルを調達しやすくなった点は評価すべき点ですね。
・[-2]の強さ
:「自身を護れる(盤面に直接的に干渉する)手段を持つPWは強い」
この原則に従っての判断するだけで既に一定以上の評価が出来ますね。
同様に3点を飛ばす《復讐のアジャニ》《情け知らずのガラク》と仕事が被り、彼らが強PWとして相応に評価されている事からもこの能力の優秀さが判ります。
しかも、初期忠誠度が「4」である事も素晴らしい。赤アジャニ/黒ガラクともに初期値では1度の起動しか出来なかったのですが、ラル氏は二回。これだけでも既にアドが取れる可能性も。特にプレイヤーへも飛ばせる点/詰まる所PWへも対処可能である点がこの「2回」と言う数字の強さを引き上げます。
PWというカード種はControlで最も活きます。
必然的にアドを生む機会が増えるからですね。その意味で自身の奥義や《停滞》等はより自身の長所を伸ばすわけですね。
しかし、逆に相手のPWにもその機会を与えてしまいます。
その意味で、対PWに強いというのは美点として数えられるべきです。
この点においてはJtMsを確実に上回ると言えます。
ただ、問題もあります。
幾ら干渉できても、所詮「3点」固定火力。ミドル級以上の生物には対処不可能です。《復讐のアジャニ》や《月の賢者タミヨウ》の様に寝かせて拘束しておく事も出来ず、最大のライバルであろう《精神を刻む者、ジェイス》の様に時間を稼ぐ事さえ出来ません。
しかも、URと言う色も問題です。
黒ガラクは本体は脆い物の、忠誠度が低くなっても強力な生物を展開する事で壁を確保できます。
赤アジャニは自身で寝かせる事も出来ますし、Wと言う最高の除去カラーを保有しているためやはり万全です。
しかし、URには一定サイズ以上の除去を持たず、優秀な壁もいません。URという配色では自衛手段を確保しがたいのです。
単体では素晴らしい性能を有するものの、相対的に見ていくとかなり脆い性質である事も見えてきます。
残念ながら、ここ最近注目されているUR Controlには不向きなPWに見えます。
何らかの色を足して3色にし、自衛手段を確保する必要がありそうです。
[-7]
イゼットカラーの神髄を見た気がしますね・・・。何故にコイントス??
まぁ、5回の内一度も成功しないなんてまずないので、大体は1~2回程度はターンを得られますね。
ただ、これで他のPWの奥義ほど圧倒的な効果を齎せれるわけでもないので・・・。
何処までこれに使用価値があるかは謎ですね。ぶっちゃけ5回勝っても5ドローで終わる可能性も在り得るわけですし・・・。
故に、《停滞》の時にも挙げましたが、PW等のターンを得る事で確実に+の働きをするカードと併用したいですね。
まぁ、最低でもラル氏の[+1]を使用し続けることは出来ますが・・・。
趣味に走るのなら《クラークの親指》を使いましょう!!
《焦熱の計画》《魔力激突》も合わせてLet’s コイントス!
・Legacyでの難点はサイド後
REB/BEB系などの除去で「さようなら」を強要させられること。
Esperでも《天界の粛清》でさようなら・・・。
まぁ、相対的に見て、[+1][-2]共に非常に強力な能力です。
が、このカードでなければ出来ない事があるデッキと言うのが現状のLegacyでは存在しないのが問題ですよね。
特に[-2]は非常に強力な物の、軽量火力なら溢れる程の存在し、繰り返し使用できる点・対PW戦に強い点の両方共が《罰する火》で良くない?と言う結論に・・・。
故に[+1]によるアンタップをどこまで評価できるかにこのカードの価値が掛っているように思います。[-2]は代替は効くものの
先ず腐る能力では無い為余計に[+1]が重要ですね。
URを使用し、比較的マナ域の高いTricoTraftなら可能性は無きにしも非ず・・・。
《遍歴の騎士、エルズペス》はWWがきつく、《精神を刻む者、ジェイス》はカード特性があっていない為、入れるのなら《復讐のアジャニ》との競合になりそうですが・・・。
特にこのデッキは、相手のターンに立たせておく必要のあるマナがRUGの様に色分けされていない為、アンタップで土地を起こす能力は評価できると思います。
・《変化+点火》
:効果としては《羊術》と《ショック》をそれぞれ1マナ重くしたもの。
弱くはない物のインパクトに欠ける・・・。
特に前身のイゼットカラーの分割カード《氷+火》の優秀さを考えると悲しくなる・・・。
ただ、まぁやはり弱くは無いかと思います。
基本的に除去耐性の無いあらゆる生物を撃墜できると考えれば使いようもありますね。
Stdでは、《スラーグ牙》や《ボロスの反攻者》等を最小の被害で叩き落とせます。
サイズも関係ない為、除去の性能に難のあるイゼットカラーには有難い選択肢ではあると思います。
が、《静穏の天使》の前にはやはり無力この上ない・・・。
Legacyでは、基本的に使用するカラーが「融合」を満たせるとは思えない為、単品で評価していく事になりますね。
《点火》については、今の環境を考えればたとえ2マナでも有用性は損なわれることはありませんね。《火》の事を考えれば泣きたくなりますが・・・。
故に《変化》が重要になってきますね。
個人的には《タルモゴイフ》《敏捷なマングース》や《聖トラフトの霊》など地を這う攻撃手を要するデッキでは使用も無くは無いかと・・・。
まぁ、最悪相手のアタッカーを0/1にして1ターン生き残るのにも仕様は出来ますが・・・。
UR Burnでは、同様に地を這う生物を使用してはいるものの、重要性(打点)は低いので純粋に火力増量した方が強そうです
[ネタ蒔き時]さんの所で載ってましたが、《相殺》ロックとの相性が良い、と言うのは《氷+火》にはないアクセントになりますね。が、現状はこのカードの恩恵が少なそうなUW Miracleしか《相殺》ロックを使用している主なデッキが無い事や、やはり環境に溢れる《突然の衰微》には無力なままと、環境的に恵まれてはいないようですね・・・。
・《天才の煽り》
何故か完成されたカードネームですねw
これが若さか・・・w
基本的には、《うつろう爆発》の様に、ヘビースペルを投げつけるスペルです。
ただし、3ドローした後にハンドから選択するためどちらかと言えば《稲妻の謎》の方が近しい効果ですね。
また、 火力+ドローと言う性質を見ると《予言の稲妻》にも近しいです。
(全然意味の無い話ですが、《予言の稲妻》の2種類目のイラストはラル・ザレックらしいです。何この関係性・・・。)
上記の通り、この系統のスペルは如何に重いスペルを使用できるかが重要なのですが、この《天才の煽り》については他のそれ程にはその点を考慮する必要は無いと考えています。
それは、このカードがドローソースでもあるという事。ハンドは最終的には1枚しか増えないものの、3枚もドロー出来るため後続を引き込んでくる確率は十分にあります。つまり一撃で決める必要性が薄いわけですね。
もちろん、1回で入るダメージが多ければそれに越した事は無いのですが、無理に構築をする必要性までは感じません。
また、環境的に恵まれているのが分割カードの存在ですね。
1枚のマナコストで見れば重いものの、実際に使用する場合には軽いコストで済む物が多いので余計に使いやすくなっています。
除去した生物を釣れる《強硬+突入》(2+6=8点)や広い選択対象に干渉出来る《捕獲+放流》(3+6=9点)なんて良い組み合わせになりそうです。
《ドラコ》やエルドラージ生物など、実際の運用には全く寄与できないカードを使わなくても良いというのは他には無い利点ですね。遥かに展開が楽になります。
因みに、《捕獲》は一時的なパーマネントコントロール奪取スペルの中では最も使いやすい対象制限のないスペルです。にも拘らず3マナと軽い。
他の累計は皆5マナと重いのですが、こいつはマルチなお陰か何故か3マナ。素晴らしい。PWの奥義待機状態をパくれたら笑いが止まりません。
が、エターナルでは《大いなるガルがドン》で利用後生け贄に捧げる(Cre/Atf/Landに限られますが)のが基本になるでしょうね。故に、《天才の煽り》でのダメージ分も期待できますね。本当に相性が良い。
《ニヴィックスのサイクロプス》
:Wee=Zerox研究会の新星です。
性能的には、回避能力の《小柄な竜装者》に対して、爆発力(1スペルに付き+3/+0)とタフネスの高さによる若干の除去耐性のサイクロプスですね。
《ひずみの一撃》や《巧みな回避》を用いればそれほど回避能力の有無には拘泥する必要性もなさそうです。
ただ、Legacy的には結局《剣を鍬に》《突然の衰微》には引っかかるよね・・・。と言う評価も。まぁ、2点ダメージ除去や《稲妻》を耐えるサイズはやはりワンポイントですかね・・・。
因みに回避能力が無い関係上《天主の勢力》Verの方では完全に検討外ですね・・・。こちらではWeeに劣っているとも言えます。
《イゼットの模範、メーレク》
:数週間前に盛大な釣り針を垂らしていたカードですね。
Soc/Ins限定の《未来予知》+コピー。
生物である時点でコンボパーツとしてはほぼ使えないものの、単純に毎ターン疑似ドロー1枚にスペルのコピーとアド厨歓喜の性能。
なのですが・・・除去耐性皆無なのが痛い。
そして爆発力はあるものの、単体では無力な点が痛いですね。
こういうカードは好きなんですがね・・・。
せめて「被覆」持ちだったら、UR系ヘビーコントロールで枠はあったかもしれないのに・・・。
《ドラゴン化》
:レア・多色の癖に《ヴェリズ・ヴェルの翼》に劣る性能。
せめて5/5に変身させろや・・・。今の時代はドラゴンも貧弱になってしまったのか・・・。
イラストアドとでもいうつもりか!!
超過も重すぎて話にならない上に生物の数を事前に展開する必要があるとか・・・。こんな物使うぐらいだったら《天使への願い》で良いよね。
こんな所で・・・。
もうすぐDGM発売です。楽しみですね。
という事で、DGMの気になった各カードに感想を書いていきます。
飽くまで感想です。1枚当たりには妄想編ほどの量は無いので悪しからず。
Fullスポが出たら随時更新していきます。
・《ラル・ザレック》
[+1]は、タップはSocタイミングなので基本的には相手のブロッカーを退かすぐらいにしか使用できない。
(細かな使い方としては、土地をタップしてそのターン中の行動を制限したり、《三なる宝球》を寝かせたりとありますが・・・。)
ただ、それでもトラフトのような存在を抱えているのなら有難いですね。Stdには《ボロスの反攻者》よろしく非常に厄介なブロッカーもいるため尚更ですね。
また、こちらが展開をするときなどに相手の土地を寝かせる事でキャスト制限を掛ける事も出来ます。
ただ、継続的な拘束は不可能なので、土地を寝かせるのなら《復讐アジャニ》《冬の宝珠》のような存在が欲しい。生物を寝かせているのなら《弱者の石》等ですかね。
対して、こちらをアンタップ出来る能力は素晴らしいの一言ですね。
生物を対象にすれば起動能力の使い回しが出来ます
→渋面・DrS・SfM etc
Stdであるなら、是非《気紛れな薬術師》や《門衛》を使いまわしたいですよね。
土地を対象にすれば1マナ加速or1マナ土地を起こして構える事が出来るという事ですね。
また、RtRブロックのサイクルの一つ、土地Auraを使用する事で同じく起動能力の使い回しが出来ますね。
《地下世界の人脈》や《慢性的な水害》等が主な対象でしょうか?
アンタップする事の強さは一定以上の経験を持つMTGなら既知の事実です。
しかし、今までのこれほどまでに対象範囲の広いアンタップスキルを持つPWは居ませんでした。
故に素晴らしい汎用性を有していると思います。
疑似警戒を与えられる点も評価の対象ですが、やはりURで警戒を与えて強い生物はいない為、それを実行するのなら+もう1色したいですね。
何処まで有用性があるかは疑問ですが、例えばTricoTraftのSfMタイプなら《梅沢の十手》装備生物を起こすのは強力ですよね。Stdでなら・・・何が有りますかね?・・・《ボロスの反攻者》を起こせたら攻防共に非常に高いプレッシャーを発揮できそうです。キャスト出来ればの話ですが。
《停滞》とは素晴らしい相性を誇ります。
今までは《野生語りのガラク》を足して最低でもUGにしてGGと言う難関を超える必要がありましたが、Rがあればいい。ハードルの低下です。
また、相手をタップ出来る点もこれならばより活かせますね。
[+1]をし続けて奥義につなげるのが一般的な使い方になるでしょうが、どうせなら他のPWを併用したいですね。
マナサポートと言う点で見ると、Insの重要性が極めて高い色であるU/Rであるので、1マナ立たせられる点は偉いですね。
また、ブーストと言う観点でも単純に1マナ増えるという点に加え、色マナの調整がしやすくなるという点は見過ごせませんね。Gと違い色マナ/土地枚数の調整が苦手なU系でこれが出来るのは偉いと思います。ダブルシンボルを調達しやすくなった点は評価すべき点ですね。
・[-2]の強さ
:「自身を護れる(盤面に直接的に干渉する)手段を持つPWは強い」
この原則に従っての判断するだけで既に一定以上の評価が出来ますね。
同様に3点を飛ばす《復讐のアジャニ》《情け知らずのガラク》と仕事が被り、彼らが強PWとして相応に評価されている事からもこの能力の優秀さが判ります。
しかも、初期忠誠度が「4」である事も素晴らしい。赤アジャニ/黒ガラクともに初期値では1度の起動しか出来なかったのですが、ラル氏は二回。これだけでも既にアドが取れる可能性も。特にプレイヤーへも飛ばせる点/詰まる所PWへも対処可能である点がこの「2回」と言う数字の強さを引き上げます。
PWというカード種はControlで最も活きます。
必然的にアドを生む機会が増えるからですね。その意味で自身の奥義や《停滞》等はより自身の長所を伸ばすわけですね。
しかし、逆に相手のPWにもその機会を与えてしまいます。
その意味で、対PWに強いというのは美点として数えられるべきです。
この点においてはJtMsを確実に上回ると言えます。
ただ、問題もあります。
幾ら干渉できても、所詮「3点」固定火力。ミドル級以上の生物には対処不可能です。《復讐のアジャニ》や《月の賢者タミヨウ》の様に寝かせて拘束しておく事も出来ず、最大のライバルであろう《精神を刻む者、ジェイス》の様に時間を稼ぐ事さえ出来ません。
しかも、URと言う色も問題です。
黒ガラクは本体は脆い物の、忠誠度が低くなっても強力な生物を展開する事で壁を確保できます。
赤アジャニは自身で寝かせる事も出来ますし、Wと言う最高の除去カラーを保有しているためやはり万全です。
しかし、URには一定サイズ以上の除去を持たず、優秀な壁もいません。URという配色では自衛手段を確保しがたいのです。
単体では素晴らしい性能を有するものの、相対的に見ていくとかなり脆い性質である事も見えてきます。
残念ながら、ここ最近注目されているUR Controlには不向きなPWに見えます。
何らかの色を足して3色にし、自衛手段を確保する必要がありそうです。
[-7]
イゼットカラーの神髄を見た気がしますね・・・。何故にコイントス??
まぁ、5回の内一度も成功しないなんてまずないので、大体は1~2回程度はターンを得られますね。
ただ、これで他のPWの奥義ほど圧倒的な効果を齎せれるわけでもないので・・・。
何処までこれに使用価値があるかは謎ですね。ぶっちゃけ5回勝っても5ドローで終わる可能性も在り得るわけですし・・・。
故に、《停滞》の時にも挙げましたが、PW等のターンを得る事で確実に+の働きをするカードと併用したいですね。
まぁ、最低でもラル氏の[+1]を使用し続けることは出来ますが・・・。
趣味に走るのなら《クラークの親指》を使いましょう!!
《焦熱の計画》《魔力激突》も合わせてLet’s コイントス!
・Legacyでの難点はサイド後
REB/BEB系などの除去で「さようなら」を強要させられること。
Esperでも《天界の粛清》でさようなら・・・。
まぁ、相対的に見て、[+1][-2]共に非常に強力な能力です。
が、このカードでなければ出来ない事があるデッキと言うのが現状のLegacyでは存在しないのが問題ですよね。
特に[-2]は非常に強力な物の、軽量火力なら溢れる程の存在し、繰り返し使用できる点・対PW戦に強い点の両方共が《罰する火》で良くない?と言う結論に・・・。
故に[+1]によるアンタップをどこまで評価できるかにこのカードの価値が掛っているように思います。[-2]は代替は効くものの
先ず腐る能力では無い為余計に[+1]が重要ですね。
URを使用し、比較的マナ域の高いTricoTraftなら可能性は無きにしも非ず・・・。
《遍歴の騎士、エルズペス》はWWがきつく、《精神を刻む者、ジェイス》はカード特性があっていない為、入れるのなら《復讐のアジャニ》との競合になりそうですが・・・。
特にこのデッキは、相手のターンに立たせておく必要のあるマナがRUGの様に色分けされていない為、アンタップで土地を起こす能力は評価できると思います。
・《変化+点火》
:効果としては《羊術》と《ショック》をそれぞれ1マナ重くしたもの。
弱くはない物のインパクトに欠ける・・・。
特に前身のイゼットカラーの分割カード《氷+火》の優秀さを考えると悲しくなる・・・。
ただ、まぁやはり弱くは無いかと思います。
基本的に除去耐性の無いあらゆる生物を撃墜できると考えれば使いようもありますね。
Stdでは、《スラーグ牙》や《ボロスの反攻者》等を最小の被害で叩き落とせます。
サイズも関係ない為、除去の性能に難のあるイゼットカラーには有難い選択肢ではあると思います。
が、《静穏の天使》の前にはやはり無力この上ない・・・。
Legacyでは、基本的に使用するカラーが「融合」を満たせるとは思えない為、単品で評価していく事になりますね。
《点火》については、今の環境を考えればたとえ2マナでも有用性は損なわれることはありませんね。《火》の事を考えれば泣きたくなりますが・・・。
故に《変化》が重要になってきますね。
個人的には《タルモゴイフ》《敏捷なマングース》や《聖トラフトの霊》など地を這う攻撃手を要するデッキでは使用も無くは無いかと・・・。
まぁ、最悪相手のアタッカーを0/1にして1ターン生き残るのにも仕様は出来ますが・・・。
UR Burnでは、同様に地を這う生物を使用してはいるものの、重要性(打点)は低いので純粋に火力増量した方が強そうです
[ネタ蒔き時]さんの所で載ってましたが、《相殺》ロックとの相性が良い、と言うのは《氷+火》にはないアクセントになりますね。が、現状はこのカードの恩恵が少なそうなUW Miracleしか《相殺》ロックを使用している主なデッキが無い事や、やはり環境に溢れる《突然の衰微》には無力なままと、環境的に恵まれてはいないようですね・・・。
・《天才の煽り》
何故か完成されたカードネームですねw
これが若さか・・・w
基本的には、《うつろう爆発》の様に、ヘビースペルを投げつけるスペルです。
ただし、3ドローした後にハンドから選択するためどちらかと言えば《稲妻の謎》の方が近しい効果ですね。
また、 火力+ドローと言う性質を見ると《予言の稲妻》にも近しいです。
(全然意味の無い話ですが、《予言の稲妻》の2種類目のイラストはラル・ザレックらしいです。何この関係性・・・。)
上記の通り、この系統のスペルは如何に重いスペルを使用できるかが重要なのですが、この《天才の煽り》については他のそれ程にはその点を考慮する必要は無いと考えています。
それは、このカードがドローソースでもあるという事。ハンドは最終的には1枚しか増えないものの、3枚もドロー出来るため後続を引き込んでくる確率は十分にあります。つまり一撃で決める必要性が薄いわけですね。
もちろん、1回で入るダメージが多ければそれに越した事は無いのですが、無理に構築をする必要性までは感じません。
また、環境的に恵まれているのが分割カードの存在ですね。
1枚のマナコストで見れば重いものの、実際に使用する場合には軽いコストで済む物が多いので余計に使いやすくなっています。
除去した生物を釣れる《強硬+突入》(2+6=8点)や広い選択対象に干渉出来る《捕獲+放流》(3+6=9点)なんて良い組み合わせになりそうです。
《ドラコ》やエルドラージ生物など、実際の運用には全く寄与できないカードを使わなくても良いというのは他には無い利点ですね。遥かに展開が楽になります。
因みに、《捕獲》は一時的なパーマネントコントロール奪取スペルの中では最も使いやすい対象制限のないスペルです。にも拘らず3マナと軽い。
他の累計は皆5マナと重いのですが、こいつはマルチなお陰か何故か3マナ。素晴らしい。PWの奥義待機状態をパくれたら笑いが止まりません。
が、エターナルでは《大いなるガルがドン》で利用後生け贄に捧げる(Cre/Atf/Landに限られますが)のが基本になるでしょうね。故に、《天才の煽り》でのダメージ分も期待できますね。本当に相性が良い。
《ニヴィックスのサイクロプス》
:Wee=Zerox研究会の新星です。
性能的には、回避能力の《小柄な竜装者》に対して、爆発力(1スペルに付き+3/+0)とタフネスの高さによる若干の除去耐性のサイクロプスですね。
《ひずみの一撃》や《巧みな回避》を用いればそれほど回避能力の有無には拘泥する必要性もなさそうです。
ただ、Legacy的には結局《剣を鍬に》《突然の衰微》には引っかかるよね・・・。と言う評価も。まぁ、2点ダメージ除去や《稲妻》を耐えるサイズはやはりワンポイントですかね・・・。
因みに回避能力が無い関係上《天主の勢力》Verの方では完全に検討外ですね・・・。こちらではWeeに劣っているとも言えます。
《イゼットの模範、メーレク》
:数週間前に盛大な釣り針を垂らしていたカードですね。
Soc/Ins限定の《未来予知》+コピー。
生物である時点でコンボパーツとしてはほぼ使えないものの、単純に毎ターン疑似ドロー1枚にスペルのコピーとアド厨歓喜の性能。
なのですが・・・除去耐性皆無なのが痛い。
そして爆発力はあるものの、単体では無力な点が痛いですね。
こういうカードは好きなんですがね・・・。
せめて「被覆」持ちだったら、UR系ヘビーコントロールで枠はあったかもしれないのに・・・。
《ドラゴン化》
:レア・多色の癖に《ヴェリズ・ヴェルの翼》に劣る性能。
せめて5/5に変身させろや・・・。今の時代はドラゴンも貧弱になってしまったのか・・・。
イラストアドとでもいうつもりか!!
超過も重すぎて話にならない上に生物の数を事前に展開する必要があるとか・・・。こんな物使うぐらいだったら《天使への願い》で良いよね。
こんな所で・・・。
皆さん、こんばんは。
しもべです。
冬服を大量に仕舞い込んだ次の日にこの気温差とか・・・。
無いわぁ・・・。
今週は色々と騒がしかったため、久々に連続で気になった時事についての感想を書いていきます。
相変わらず、特に中身のない短文を垂れ流しているだけなので、斜め読み推奨。
では行きます。
以下点線内転載
卑劣極まりない。
3ケタを数える死傷者を出したボストン・テロ事件ですが、一応の解決には向かっているようです。
テロ対策庁やFBI/現地警察が、文字通り死に物狂いで捜査をしていたのでしょうが、このスピードには驚かされますね。
犯人はロシア・チェチェン出身者の兄弟と言う情報が入っていますが、何故アメリカでテロを行ったのでしょうかね?
故人の宗教上の理由かそれとも金銭がらみの活動家でしょうかね?危惧されていた可能性の一つ、 ホームグロウンではないようですね。 → どうも、取材が進む中で協調できない社会への不満を貯め込んでいったホームグロウン系である可能性が高まってきました。自分の不遇/不満の責任を他者に転嫁している時点で、そういう要素が原因の一つであると学べよ・・・。
一人は死亡し、もう一人は逃走中ですが、顔が一般人にさえばれている上に公共交通機関がすべて停止している(この大胆さは日本では見られませんよね・・・。)という状況ですから逃げ切るのはほぼ不可能だと思われます。
が、生存したままで確保できるかは難しい所ですね。また銃火器・爆弾類を保持しているようですから人質を取ったりの強行など民間人を襲い始める可能性も高いです。表面上の解決は時間の問題ですが、ここから死傷者を出さずに如何に迅速に解決できるか・・・ですね。
→ その後、片割れの方も無事捕縛できたようです。重体ではあるものの一先ず命に別状が無いようです。
気になるのは、この追走劇中で、新たな爆発物が設置されていた事(爆発物処理班によって処理されたそうです。)、そしてそれの関係者と思しき人物が3名逮捕されているとの事。
仲間という事でしょうか・・・?
まぁ、何にせよ、彼らは氷山の一角である可能性がありますね。未だこのような事件を起こす可能性のある人物は出てくる、と言えそうな事態です・・・。
交渉参加の承認が(ほぼ)決まったのは喜ばしい事なのでしょうが、現状ではその先行きが明るいとは言えませんね・・・。
最大の取引国になるであろう、米国に対しては、「自動車」「保険」の2分野ですでにかなり大きな譲歩をしています。
同様、カナダにも「自動車」の譲歩を要求されており、協議中ですがこれが撤回される可能性は低いと見ています。
また、いくつかの国家が既に、「例外品目の設定は絶対に認めない」と言う主張をしています。
これを承認してもらうためには、やはり大きな譲歩が必要になるはずです。
ここまで見ていて、何処に利益を見いだせるのか・・・。「年間3千億程度の利益が出る」とされていますが、どうやってその試算をしたのか、それは現状も変わらないのか?不安です。
「国益が無ければ撤退も辞さない」という従来の主張を、選択肢としてしっかり握っていていただきたいと切に願います。
民主党も必死ですが、まぁどうにもならないでしょうね。
室井氏が抜けられると、参院の議席数で自民党に1議席差に迫られる。また、この動きが止められなければ更なる離党者の呼び水になる事は明白。どうあってもやめてもらう訳にはいかないのが民主党の心情でしょうが・・・。
が、はっきり言って、現状の議席数を次期参院選で確保するのは極めて困難なため時間の問題とも言えます。
衆院解散選挙後も離党者が相次ぎ、膿は出しても崩壊の止まらないこの政党。今後も再成は難しいですね。何より国民からの免罪符を貰えるほどの行動を彼らが取っているとも思えませんし、それは今後も望み薄でしょうし・・・。
子育て支援の一環なのでしょうが・・・。果たしてどれ程の効果があるのか・・・。
今のところ問題となっている主な物
「待機児童の状況」
「子育てによる家計への圧迫」
「育児休暇取得へのハードルの高さ」
「休暇終了後の社会復帰の難しさ」
その何れも直接的な改善が出来る物ではありません。
特に3・4番目の項目の難度を引き上げるだけな気がするのですが・・・。
「最長3年休みますが、籍と仕事を残しておいてください」なんて主張を今の日本で受け入れる事が出来る企業は存在するのでしょうか?
方向性がずれているような気がします・・・。
待機児童については、保育所を整えていくとの事ですが、具体的にはどうやって整えるつもりなのでしょうか?
これをしてくれることが、実際に最も効果的な物の一つですが、それが現状一番難しいのも理解されているはず。
どの様にして改善を目指すのか手腕に期待です。
因みに、今日の経営者との懇談後の会見にて、経団連の米倉会長がこの世策について「ダブルインカム・ノーキッズでは無く、ダブルインカム・フォーキッズぐらいになったらいいねw」と発言をしていました。安倍総理の支持者としてこの世策にも友好的な態度を表明するおべっかなのでしょうが・・・それは貴方、最低6~7年は復帰しなくていいという事なんですかね?
どうにも後手後手に回る、回るしかない現状の緩和にはつながるでしょうか?
ストーカー犯罪は。即自的な危険性が低く判断されやすく、また四六時中警護をするのも現実的にはムリな話。
最終的には厳重注意程度しか実行できない事例も多いので、これにより、より効果的な行動指針が建てられることを望みますね。
ただ、やはりプライベートに関わる問題でもありますので、警察のコントロールも難しそうですが・・・。
飲んだら乗るな!
乗るなら飲むな!
そして、飲ませたら乗せるな!
何故こんな簡単な事を守れないのか・・・。
自らが容易く人命を損なわせる可能性を持っている事を忘れないでいただきたいですね。
去年も多くの芸の偉人がなくなられましたが、年を跨いでも続くようです。
三國連太郎さんがお亡くなりになられました。
好きだったのになぁ、深みのある演技、表情、声色・・・。
ご冥福をお祈りします。
素晴らしいですね。
交通事故をはじめとして悲惨な事故で、体に一生の麻痺を残す例は多数存在します。
文字通り人生が変わってしまう程の傷ですが、それらを緩和できるかもしれないというのは期待が膨らみます。
特に、文中にもありますが、「自らの」手足を使用する事が出来るようにする事で機能回復を見込むというのは大きな意義がありますね。
これで白血病患者の道筋の可能性がより出てきましたね。
比較的ポピュラーなので、知名度も高いこの病気。世間からも要注目ですね。
今後の課題は、その酵素の安定性/機能性及びその拡張/危険性等ですね。
特に最後の部分は、絶対命題ですね。
今のところ2~3割程度の患者に効果が期待出来るそうですが、これももう少し伸ばしてほしいですね。
こんなところです。
因みに週初めには、地元愛知にて人質をとって薬厨が屋根上で警察と攻防を7時間ほど繰り広げる事件がありました。
が、犯人を逮捕に行って取り逃がす警察の手際の悪さにも、犯人を隠匿していた同じく薬厨の共犯者を人質扱いして7時間も持久戦をしていた判断(まぁ、これは暗くなってから突入する確保するのを待っていたのでしょうが、それでも)にも呆れてものが言えません・・・。
まぁ、万一にも被疑者/関係者に怪我人が出れば、それはそれでまたマスコミから騒がれるでしょうが、それでも余りにも下らなさすぎて・・・。
早く麻酔銃かん何かで狙撃して終わらせろよ・・・と考えていたのは私だけではないと思いますがね・・・。
米国の警察組織の行動力はやや過激な所もありますが、それでも今回のテロへの対処を見ていると賞賛に値する反面、日本のそれには溜息しか出てきません・・・。
皆さんは最近、何か気になった時事はありましたか?
しもべです。
冬服を大量に仕舞い込んだ次の日にこの気温差とか・・・。
無いわぁ・・・。
今週は色々と騒がしかったため、久々に連続で気になった時事についての感想を書いていきます。
相変わらず、特に中身のない短文を垂れ流しているだけなので、斜め読み推奨。
では行きます。
以下点線内転載
[ボストン・マラソン、連続爆発 米大統領、テロ断定 3人死亡、176人重軽傷]
産経新聞 4月17日(水)7時55分配信
【ボストン(米北東部マサチューセッツ州)=犬塚陽介】マサチューセッツ州の州都ボストンで15日午後2時50分(日本時間16日午前3時50分)ごろ、ボストン・マラソン開催中の市中心部のゴール付近で、2度の大きな爆発があった。ボストン市警察は16日の記者会見で、8歳の男児を含む3人が死亡し、176人が負傷、うち17人が重体であることを明らかにした。オバマ大統領は同日、記者会見で事件を「憎むべき、卑怯(ひきょう)なテロ行為」と非難、米連邦捜査局(FBI)がテロ事件として捜査していることを明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130417-00000090-san-n_ame
----------------------------------------------------------------------------
[容疑者1人死亡、1人逃走=米TV「チェチェン出身の兄弟」―ボストン爆弾テロ]
時事通信 4月19日(金)20時21分配信
【ニューヨーク時事】米マサチューセッツ州ボストンで15日起きたボストン・マラソン爆弾テロ事件で、警察当局は19日未明(日本時間同日午後)、ボストン郊外で銃撃戦を伴う追跡の末、容疑者2人のうち1人を拘束したことを明らかにした。拘束された容疑者は銃撃戦で負傷し、搬送先の病院で死亡。警察は残る1人の行方を追っている。170人以上が死傷したテロ事件は、発生から5日目に重大局面を迎えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130419-00000193-jij-n_ame
卑劣極まりない。
3ケタを数える死傷者を出したボストン・テロ事件ですが、一応の解決には向かっているようです。
テロ対策庁やFBI/現地警察が、文字通り死に物狂いで捜査をしていたのでしょうが、このスピードには驚かされますね。
犯人はロシア・チェチェン出身者の兄弟と言う情報が入っていますが、何故アメリカでテロを行ったのでしょうかね?
故人の宗教上の理由かそれとも金銭がらみの活動家でしょうかね?危惧されていた可能性の一つ、
一人は死亡し、もう一人は逃走中ですが、顔が一般人にさえばれている上に公共交通機関がすべて停止している(この大胆さは日本では見られませんよね・・・。)という状況ですから逃げ切るのはほぼ不可能だと思われます。
が、生存したままで確保できるかは難しい所ですね。また銃火器・爆弾類を保持しているようですから人質を取ったりの強行など民間人を襲い始める可能性も高いです。表面上の解決は時間の問題ですが、ここから死傷者を出さずに如何に迅速に解決できるか・・・ですね。
→ その後、片割れの方も無事捕縛できたようです。重体ではあるものの一先ず命に別状が無いようです。
気になるのは、この追走劇中で、新たな爆発物が設置されていた事(爆発物処理班によって処理されたそうです。)、そしてそれの関係者と思しき人物が3名逮捕されているとの事。
仲間という事でしょうか・・・?
まぁ、何にせよ、彼らは氷山の一角である可能性がありますね。未だこのような事件を起こす可能性のある人物は出てくる、と言えそうな事態です・・・。
[TPP全参加国が承認へ…日本、7月に交渉合流]
読売新聞 4月19日(金)3時4分配信
日本の環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加をカナダ、豪州、ニュージーランド(NZ)の3か国が19日に承認する見通しとなった。
インドネシア・スラバヤで同日開かれるTPP閣僚会合に合わせて、甘利TPP相が同国を訪れ、3か国の閣僚とそれぞれ会談し、了承をとりつける方針だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130418-00001668-yom-bus_all
交渉参加の承認が(ほぼ)決まったのは喜ばしい事なのでしょうが、現状ではその先行きが明るいとは言えませんね・・・。
最大の取引国になるであろう、米国に対しては、「自動車」「保険」の2分野ですでにかなり大きな譲歩をしています。
同様、カナダにも「自動車」の譲歩を要求されており、協議中ですがこれが撤回される可能性は低いと見ています。
また、いくつかの国家が既に、「例外品目の設定は絶対に認めない」と言う主張をしています。
これを承認してもらうためには、やはり大きな譲歩が必要になるはずです。
ここまで見ていて、何処に利益を見いだせるのか・・・。「年間3千億程度の利益が出る」とされていますが、どうやってその試算をしたのか、それは現状も変わらないのか?不安です。
「国益が無ければ撤退も辞さない」という従来の主張を、選択肢としてしっかり握っていていただきたいと切に願います。
[室井氏離党届、受理せず=民主・細野氏]
時事通信 4月19日(金)17時17分配信
民主党の細野豪志幹事長は19日、室井邦彦同党参院議員の離党届提出に関し、国会内で記者団に「きのう直接話を聞いたが、離党の理由がいまひとつ明確でなかった。受理はしない」と述べた。除籍(除名)処分を念頭に対応するとみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130419-00000139-jij-pol
民主党も必死ですが、まぁどうにもならないでしょうね。
室井氏が抜けられると、参院の議席数で自民党に1議席差に迫られる。また、この動きが止められなければ更なる離党者の呼び水になる事は明白。どうあってもやめてもらう訳にはいかないのが民主党の心情でしょうが・・・。
が、はっきり言って、現状の議席数を次期参院選で確保するのは極めて困難なため時間の問題とも言えます。
衆院解散選挙後も離党者が相次ぎ、膿は出しても崩壊の止まらないこの政党。今後も再成は難しいですね。何より国民からの免罪符を貰えるほどの行動を彼らが取っているとも思えませんし、それは今後も望み薄でしょうし・・・。
[<安倍首相>育休3歳まで延長を 待機児童ゼロ対策も]
毎日新聞 4月18日(木)12時2分配信
安倍晋三首相は18日午前、日本テレビの番組に出演し、現行法で最長1年6カ月間取得可能な育児休業について、子供が3歳になるまで延長する方向で見直す考えを示した。政府が検討している成長戦略の一環として、女性が復職しやすい環境を整える狙いがある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130418-00000032-mai-pol
子育て支援の一環なのでしょうが・・・。果たしてどれ程の効果があるのか・・・。
今のところ問題となっている主な物
「待機児童の状況」
「子育てによる家計への圧迫」
「育児休暇取得へのハードルの高さ」
「休暇終了後の社会復帰の難しさ」
その何れも直接的な改善が出来る物ではありません。
特に3・4番目の項目の難度を引き上げるだけな気がするのですが・・・。
「最長3年休みますが、籍と仕事を残しておいてください」なんて主張を今の日本で受け入れる事が出来る企業は存在するのでしょうか?
方向性がずれているような気がします・・・。
待機児童については、保育所を整えていくとの事ですが、具体的にはどうやって整えるつもりなのでしょうか?
これをしてくれることが、実際に最も効果的な物の一つですが、それが現状一番難しいのも理解されているはず。
どの様にして改善を目指すのか手腕に期待です。
因みに、今日の経営者との懇談後の会見にて、経団連の米倉会長がこの世策について「ダブルインカム・ノーキッズでは無く、ダブルインカム・フォーキッズぐらいになったらいいねw」と発言をしていました。安倍総理の支持者としてこの世策にも友好的な態度を表明するおべっかなのでしょうが・・・それは貴方、最低6~7年は復帰しなくていいという事なんですかね?
[<ストーカー>警察庁が危険度判定リスト 年度内に全国導入]
毎日新聞 4月19日(金)2時31分配信
警察庁は、ストーカーの「危険度判定チェックリスト」を精神科医と連携して作成し、今年度中に全国の警察本部に導入する方針を固めた。増加の一途をたどる事案の中から、凶悪事件を起こす恐れのある人を迅速に見分ける狙いがあるほか、精神治療が必要な人については早期に専門家に受診させ、事件の未然防止を目指す。リストを考案した性障害専門医療センター代表理事の福井裕輝さん(43)は「加害者の根本治療が問題解決につながる」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130419-00000007-mai-soci
どうにも後手後手に回る、回るしかない現状の緩和にはつながるでしょうか?
ストーカー犯罪は。即自的な危険性が低く判断されやすく、また四六時中警護をするのも現実的にはムリな話。
最終的には厳重注意程度しか実行できない事例も多いので、これにより、より効果的な行動指針が建てられることを望みますね。
ただ、やはりプライベートに関わる問題でもありますので、警察のコントロールも難しそうですが・・・。
[飲酒運転の黙認で「ほう助罪」成立…実刑確定へ]
読売新聞 4月17日(水)13時43分配信
埼玉県熊谷市で2008年、6人が死傷した飲酒運転事故で、運転手の飲酒を知りつつ車に同乗し、危険運転致死傷ほう助罪に問われた大島巧(いさお)(50)、関口淳一(48)両被告について、最高裁第3小法廷(寺田逸郎裁判長)は15日の決定で両被告の上告を棄却した。それぞれ懲役2年の実刑とした1、2審判決が確定する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130417-00000674-yom-soci
飲んだら乗るな!
乗るなら飲むな!
そして、飲ませたら乗せるな!
何故こんな簡単な事を守れないのか・・・。
自らが容易く人命を損なわせる可能性を持っている事を忘れないでいただきたいですね。
[俳優の三國連太郎さんが死去 「飢餓海峡」「釣りバカ日誌」など出演]
産経新聞 4月15日(月)11時30分配信
映画「飢餓海峡」「復讐するは我にあり」や、「釣りバカ日誌」のスーさんの個性的な演技で知られる俳優、三国連太郎(みくに・れんたろう、本名・佐藤政雄=さとう・まさお)さんが死去したことが15日、分かった。90歳だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130415-00000529-san-movi
去年も多くの芸の偉人がなくなられましたが、年を跨いでも続くようです。
三國連太郎さんがお亡くなりになられました。
好きだったのになぁ、深みのある演技、表情、声色・・・。
ご冥福をお祈りします。
[【 2013年4月12日 脊髄損傷も神経バイパス技術で機能回復 】]
自然科学研究機構・生理学研究所の西村幸男准教授と、米国ワシントン大学の研究グループは、脊髄の損傷部位を迂回して大脳からの電気信号を筋肉に伝える神経バイパス技術を開発し、麻痺(まひ)したサルの手を再び元のように動かすことに成功したと発表した。
http://scienceportal.jp/news/daily/1304/1304121.html
素晴らしいですね。
交通事故をはじめとして悲惨な事故で、体に一生の麻痺を残す例は多数存在します。
文字通り人生が変わってしまう程の傷ですが、それらを緩和できるかもしれないというのは期待が膨らみます。
特に、文中にもありますが、「自らの」手足を使用する事が出来るようにする事で機能回復を見込むというのは大きな意義がありますね。
[「白血病幹細胞」死滅させる化合物を作成]
TBS系(JNN) 4月18日(木)7時31分配信
血液のがん「急性骨髄性白血病」で、再発の主な原因となる「白血病幹細胞」を死滅させる化合物を作成したことを、理化学研究所の研究グループなどが明らかにしました。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20130418-00000019-jnn-soci
これで白血病患者の道筋の可能性がより出てきましたね。
比較的ポピュラーなので、知名度も高いこの病気。世間からも要注目ですね。
今後の課題は、その酵素の安定性/機能性及びその拡張/危険性等ですね。
特に最後の部分は、絶対命題ですね。
今のところ2~3割程度の患者に効果が期待出来るそうですが、これももう少し伸ばしてほしいですね。
こんなところです。
因みに週初めには、地元愛知にて人質をとって薬厨が屋根上で警察と攻防を7時間ほど繰り広げる事件がありました。
が、犯人を逮捕に行って取り逃がす警察の手際の悪さにも、犯人を隠匿していた同じく薬厨の共犯者を人質扱いして7時間も持久戦をしていた判断(まぁ、これは暗くなってから突入する確保するのを待っていたのでしょうが、それでも)にも呆れてものが言えません・・・。
まぁ、万一にも被疑者/関係者に怪我人が出れば、それはそれでまたマスコミから騒がれるでしょうが、それでも余りにも下らなさすぎて・・・。
早く麻酔銃かん何かで狙撃して終わらせろよ・・・と考えていたのは私だけではないと思いますがね・・・。
米国の警察組織の行動力はやや過激な所もありますが、それでも今回のテロへの対処を見ていると賞賛に値する反面、日本のそれには溜息しか出てきません・・・。
皆さんは最近、何か気になった時事はありましたか?
泉の精 Wotcが現れた。
Wotc「貴方が泉に落したのはこの《大悪魔の鎖》ですか?それともこの《醜悪な盗人の小道具》ですか?」
私 「(`・ω・´)鎖が欲しいです!!」
Wotc「正直者ですね(^^)
そんなあなたには褒美として、この《小汚いオッサン》を与えましょう」
私 「(´・ω・`)・・・」
----------------------------------------------------------------------
という事で、今回のお題は《概念泥棒》です。
皆さん、こんばんは。しもべです。
まさかの《Chains of Mephistopheles》と《盗用》を折半した能力を有する生物。
黒使いの「俺も鎖が欲しい!!」と言う願いをディミーアが中途半端に聞き届けたらしいww
基本的には「相手のドロー効果を無効化する事」「相手のドローを奪う事」の2つがあり、それ故に各能力が単独で存在するのではなく両方を合わせて使っていく事になります。
厭らしいのが、鎖宜しく「各ターンに引く最初のカード以外」では無く「ドローステップの最初のカード以外」という処でしょうね。これにより様々な悪事を働く事が出来ます。
つまり、鎖の類似効果を持つものの、その働き方はかなり異なります。
鎖は、2マナと言う軽さから相手のその後の展開を抑制する、ある種check系カード。先に置いて以降は基本的に放置の能動的受動カードです。
対して、こちらは相手のドローを奪う事から始めるのが基本的には前提になるので、相手の挙動に構えて奇襲する能動的受動な動作が必要になります。当然マナが4マナであるという事も関係しますね。
このカードを使って、特に鎖と同じ様にSocタイミングで置いておく、と言う使い方はまずしないでしょうからね。
また、生物であるためアタッカーに使用でき、その点で評価しても瞬足パワー3と中々強力です。
が、除去耐性は皆無であり、最も割れ易い置物である生物の中でも最も割れ易い。つまり鎖と違ってその後の抑制をしていく効果に期待をかけるのは難しい、と言えそうです。
生き残ればラッキーと言う捉え方でいいと思います。
私は鎖に比重を置いて説明をしていますが、どちらかと言うと「鎖内蔵生物」では無く「《盗用》をCip能力で持つ生物(若しくは歩く3点火力の付いた盗用)」ぐらいに捉える方が適正なのかもしれません。
基本的な使い方は、上で記した通り「鎖」では無く「盗用」として瞬間的なドロー効果を無力化する事を目的に使っていく事になるため、ドロースペルを用いるデッキに対して強烈なアンチテーゼになります。
対Uへのある意味アンチカード。
相変わらずUは身内になぜか厳しいw
部族「人間」であるため《魂の洞窟》が利用しやすいのも逆風ですね。
Legacyでは「Uの4マナは《精神を刻む者、ジェイス》で良い。」と言うのが通例です。
が、正直機能が全く異なるカードであるため、それで済ませるのは少々お門違いだと思います。
JtMsはユーティリティカード、泥棒はコンボパーツ若しくはHateカードです。
まぁ、JtMsで大体のデッキでは間に合う以上の仕事をこなすため、その判断は最終的にはほぼ間違ってない事になりますがww
さて、ここからは主な使用対象を挙げていきますが、このカードが価値が高いのは、悪用しようとした場合、大抵のカードは自身でパーツを揃える必要があるのに対し、この泥棒はその相方分を相手が用意しくれる場合があるため運用が非常に楽な点ですね。
封じるのではなく奪取である点が素晴らしい。
相手に用意させるカードとしては
Stdでは言わずもがな《スフィンクスの啓示》対策でしょうね。
啓示が《命の川》に劣る屑カードに変身します。
他には《首席議長ゼガーナ》の効果を大きく減衰し、只のファッティに出来ます。
ただ、その只のファッティに負ける事もあるのでその注意は必要ですが・・・。
《原初の狩人、ガラク》に対しても一定の効果を持ちますね。
[-3]を強奪された時の相手の悲壮ぶりには可哀想で目も当てられませんね。
他には何かありますかね?
其々効果は大きいものの、対象があまり多くないのは欠点ですね。
対して、Legacyでは遥かに効果が高いです。
何故ならLegacyには《渦巻く知識》がありますからね。
他にも、強力なドロースペルが非常に多く、青いデッキでは総数で6枚以上なんてザラ、10枚以上ドロー効果の在るカードを積んでいるデッキもありますからね。それらを以降、対処するまで腐らせる事が出来るというのは非常に大きなアドバンテージと言えると思います。
Legacy界でUが強いのは《Force of will》を一とした優秀なカウンターが多いのも理由ですが、それ以上に、超優秀なドロースペルに依ってデッキを他のデッキよりも圧倒的に安定させることが可能な点だと私は思っています。これらを機能不全させる事で著しくデッキパワーを下げる事が可能となると思います。それは《Chains of Mephistopheles》によって証明されています。
また、結果的に相手のドローを腐らせることで、自らの身を護る事にも繋がっています。
完全に相手のドローを封じる事が出来るという点では、ハンドの枚数が増えないだけで質自体は向上させてしまう可能性のある《Chains of Mephistopheles》に勝る利点ですね。加えて「相手のみ」に有害である点は大きな美点ですね。これによりコンボパーツとしての意味合いも帯びてきます。悪用方法を確立させる部分ですね。
また、これ自身が生物である事は非常に大きな不安定要素ですが、《呪文貫き》《狼狽の嵐》に引っかからない点もあるため一長一短ですね。
《渦巻く知識》
:このカードを使う最大の理由ですね。
驚異の1-6交換をします。お互い3枚ずつ(内こちらは1枚が泥棒)で始めた場合、こちらは手札が5枚になって相手は零枚な上に2ターンのタイムディストラクション。《Hymn to Tourach》使うのが馬鹿らしくなってくる・・・。
このカードに激甚な効果を発揮するために、Legacy界に存在するほぼ全てのUデッキに効くと言えますね。また、ANTやHighTide、SnT等のコンボデッキにも効く範囲は大きいです。
場にこれしかない状態だったらもうそのまま勝ち確定ですね。
《入念な研究》/《信仰なき物あさり》
:同じく、かなりの効果を発揮する対象。ブレストには劣るものの1-5交換です。物あさりの方は結果的にFb分も潜在的に奪う事になるため1-6交換に成りそうですね。
ただ、どちらにしろタイムディストラクションは付かないのですが・・・。
《精神を刻む者、ジェイス》
:ブレストに同じ。
ただし、ブレストと異なるのは、これが4マナも使用したカードだという事。Socでもあるため相手にとってはブレスト以上にテンポロスします。返しで落とせるパワー3の生物を展開できる点を考えれば、ブレスト以上に、最も効果のあるカードと言えそうです。ヴェリアナで[+1]したら《未練ある魂》《ロクソドンの強打者》や《強情なベイロス》出された時と同じぐらいの絶望感。
《時のらせん》/《先細りの収益》
:「ハンドを零にする」+こちらは14ドローですね。
つまり通ればゲームに勝てます。ただし、コンボ相手に4マナまで溜める余裕があるのか?加えてHighTideはFoW、《否定の契約》等多数のカウンターを有していますし、TESは《ザンティッドの大群》《オアリムの詠唱》《沈黙》を使用してくるため効果のほどは疑問ですね・・・。
《垣間見る自然》
:間に合えばかなり勝ちを拾いやすくなりますね。
でも、大抵は間に合いません・・・(´;ω;`)
《どん欲の角笛》
:このカードは土地単/ターボランドの重要なドローソースです。
展開の早くないデッキ故に非常に貴重なカードなのですが、それを無力化できるためかなりの効能を望めます。
除去を有するデッキでもない為、更に相性が良い。
《師範の占い独楽》
:ブレストほどでは無いですが、ドローを奪いつつ1ターンのタイムディストラクションをしてくれます。
わざわざ使う程の効果かは怪しい所ですが、ハンドで抱えているだけで何も無いより遥かもマシでしょう。
→コメントにて指摘していただいた点として、相手の「奇跡」への牽制・減衰できる点も良いですね!相手のプランを大幅に壊す事が出来ます。
《森の知恵》
: 相手の2ドローをパくります。繰り返し使える事がこのカード強みであり、それを今後封じる事が出来る点が大きな目玉、ドローはオマケでしょうね。特にこれを使用するようなデッキの多くは他にドロー手段を所持していないため余計に効果があります。
ちなみ《森の知恵》にも効くものの、相手のドローを奪った場合、「代わりに」とあるので相手はドローが置換されてるんですよね?
その場合、相手はカードを引いていないので、2枚戻す工程は無くなりますよね?
つまり、抑える効果はあるものの、ブレストの様にハンデスは出来ないわけですよね?
→コメントにて指摘していただきました。誘発のタイミングで解決時に引く引かないを決る為、割り込めない!
つまり、置物化させる以上の効果は無いとそうです。
4マナも掛けてする事では無いですね・・・。
各種サイクリングランド
:AggroLoamもデッキの安定化と爆発力強化にドロー成分を大きく寄与しているため、それらを封じる事が出来る点は偉いですね。
《物読み》
:親和のドロー枠。爆発力が売りの親和ですからそこを減衰できるのは効果的だと思います。
ただ、恐らく間に合わない・・・。
因みに多くのドローカードを紙切れにするこのカードですが、数少ないこのカードが無力なカードも存在します。
《行き詰まり》:先置きされたら、《霊気の薬瓶》から出すぐらいしか無力化する方法が無い。
《銀エラの達人》/《エルフの幻想家》:こんな悠長なことしてたら島渡りされて死亡している。幻想家も概要は同じ。
《グリセルブランド》:逸るプレイヤーは「14ドローします!!」と宣言してくれるので、その全てを奪う事も可能ですが、冷静な方は、しっかり一つずつ解決してくるので、介入できても7枚は引かれる。その引かれた中にカウンターが有ったらどうしようもないです。
《威厳の魔力》:時すでに遅し。
《無限への突入》:お前の手では死なん!俺は自分に負けたんだ!!
では次に、自分で用意するカード。つまり本来の相方ですね。
Std:特になし
一部では《囁く狂気》なんて話も出ていますが、マナ域が4で被っている上に、それぞれ単体が弱い。狂気は兎も角、泥棒が奪う対象がLegacyほど多くないので只の4マナ瞬足3/1でしかない。
加えて、一度で相手のハンドが零になるため、「暗号」による繰り返し使用できる利点が薄い。
→《血の署名》
:コメントにて指摘していただきました。
これは確かに小回りが利きますね。
通常のキャストでも
自分に撃って「2ドロー+2Lifeロス」
相手に打って「2点本体火力+2ドローさせる」
の選択肢がありましたが、これに加えて男爵と併用させれば
相手に打って「2点火力+自分が2ドロー」と言う素晴らしいスペルになりますね。本体がドロースペル故に単体で腐りにくく、且つ相方を探しに行ける点も素晴らしいですね。
Legacy:
《ジェイス・ベレレン》
:個人的には最高の組み合わせ。
忠誠度を[+2]しながら2ドローが出来る。素晴らしい・・・。
べヘレン自体が単体で優秀な上に、3マナとマナ域が被らず展開でき、最も有用な点として相手のJtMsを潰すカードであるという事。これだけのために使用されるぐらいこの部分は重要。
因みに除去耐性で勝る《寺院の鐘》《海の中心、御心》もあるものの、マナが掛ったりする上にある意味除去耐性も一長一短。なにより完全に泥棒と合わせる事が前提になってくるのが痛いですね。べヘレンは最悪[-1]でドロー出来ますので。
《真実を捻じ曲げるもの、逝斬》
:何故か相手はカードを引けずに毎ターン2Lifeロスする。
《吠えたける鉱山》系は男爵無しでは基本的に相手に先に利益が渡ってしまうため単体では非常に難があるが、コイツの場合はダメージソースとして非常に優秀。マナ域は重いものの除去されなければ毎ターン8打点になるので強烈ですね。
男爵がいれば毎ターン追加で4ドローですw
えぇ、OverKill感漂いますね・・・。
《ヴェンディリオン三人衆》
:マナ域が3マナで被らない。
先に展開すれば、男爵に対する除去/カウンタ-を(自身が避雷針になる事を含め)葬る事が出来る。
後から展開すれば、無制限の選択式1ディスカードした上にこちらが1ドロー。
そして互いに生物であるため戦線を展開できる。
《変化の風》
:3月のSCG(Kansas)にてJeff Blydenが使用していたComboLoamにて試行されていた《Chains of Mephistopheles》+《変化の風》でハンドを1マナで空にする挙動の強化版ですね。
相手のハンドを空にした上に、そのハンド枚数をそのまま自分の物に出来ます。相手のブレストに合わせて展開するのとタメを張れるぐらい凶悪な挙動ですね。
これを考えると、《囁く狂気》が如何に弱いかがよく判ります・・・。《魂の再誕》もありますが、重い上に単体で相手に7ドローさせるのは些か問題。そして14ドローしても無駄が多い。相手のキャストに合わせる《時のらせん》とは場合が異なります。
《テフェリーの細工箱》
:上記の《変化の風》と同じ挙動を毎ターン出来るのですが、4マナと重く、マナ域が被る点、また強制の繰り返しの効果が自分に有害である場合もあり、機能するのに間が必要になる点も微妙。
ただ、コントロール相手には単体でも十分に嫌がらせにはなるので、全く可能性が無いわけでも・・・。
《ヴェールのリリアナ》
:[+1]により、ハンド的なプレッシャーをかけ続けるため、枚数を確保できない相手は代わりに質の向上に駆られやすくなります。つまり相手のドロースペルを誘起しやすいんですね。
まぁ、飽くまでもその傾向があるだけですが・・・。
盤面に干渉できるため、生物としてアタックを通しやすくできる点でも優秀。
《外套と短剣》
:これまでのそれとは根本的に質の違うカードです。
誘発能力により、0マナで装備でき、「被覆」を付与できるため、本来期待できない《Chains of Mephistopheles》としての恒常的な効果をより果たしやすくする事が出来ます。
また、パワー5の被覆持ち生物になるためフィニッシャーに十分です。
他には何かあるでしょうかね?
何にせよ開くように市街のあるカードなので色々妄想が膨らみますねww
ただ、書いている途中で何度か認めましたが、両方合わせて初めて機能するカード、つまり単体で弱いカードは使うに値しがたいですね。間違っても《年季奉公のジン》や《ナー島の領主》等は使うに値しないでしょう。
さて、最後に、どんなデッキで使うべきか?となるのですが・・・。
Stdは知らない判らない。
Legacyでは・・・既存のデッキでは難しいかもしれませんね。
まぁ、傾向で言うと、このカードは先述の通り、能動的受動カードです。つまり前のめりに向かっていくデッキでこそ真価を発揮できると思います。
傾向として、飽くまで喩えですがTeamAmericaやMerfolkのようなアグレッシブなデッキですね。まぁ実際にこれらに入る事は無いカードですが。間違ってもJtMsが入る様な中速~低速コントロールに入れるカードではないでしょう。それだけは無い。
一部で話が出ていますが、4マナを苦も無く揃える事が出来るかどうか?が重要です。
その意味でBUGカラーのNicFitはアリかもしれませんね。
使用していて本当に困ったのが《老練の探険者》が相手にアンタップの土地を供給するとともにライブラリーをシャッフルさせる事です。ブレストし放題、JtMs置き放題です。1ゲームで(ScMも入れて)6回ほどブレストを打たれた時には本当に辟易しました。それらを封じる事が出来るという点だけでも有難いですね。
メフィストの鎖では自分までドローが出来なくなってしまうので、採用できなかったのですが、自分には害が無い泥棒ならば十分にありです。
「青いデッキ同士はJtMsを先置きした方が勝つ」と言う今のLegacyの風潮が嫌いなら試してみるのも一興ですね。
しかし、何にせよ、癖のあるカードで、自身で用意するカードを腐らないようにする事が難しい事も多いと思います。相方は良くても自分が腐る場面が結構ある。どちらかと言えばHateカードなので、これを根幹にしたデッキを構築するのは結構骨が折れる作業になるのではないかと思います・・・。
とはいえ面白いカードなのでぜひ皆さんもチャレンジしてみてください!!
さて、今回はここまで、です。
今回も最後まで読んでいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かの考える切っ掛けになれば幸いです。
Wotc「貴方が泉に落したのはこの《大悪魔の鎖》ですか?それともこの《醜悪な盗人の小道具》ですか?」
私 「(`・ω・´)鎖が欲しいです!!」
Wotc「正直者ですね(^^)
そんなあなたには褒美として、この《小汚いオッサン》を与えましょう」
私 「(´・ω・`)・・・」
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という事で、今回のお題は《概念泥棒》です。
皆さん、こんばんは。しもべです。
概念泥棒/Notion Thief (2)UB
クリーチャー - 人間・ならず者 R
瞬速
対戦相手1人が自分の各ドロー・ステップで引く1枚目のカード以外にカードを1枚引く場合、代わりにそのプレイヤーはドローを飛ばし、あなたはカードを1枚引く。
3/1
まさかの《Chains of Mephistopheles》と《盗用》を折半した能力を有する生物。
黒使いの「俺も鎖が欲しい!!」と言う願いをディミーアが中途半端に聞き届けたらしいww
基本的には「相手のドロー効果を無効化する事」「相手のドローを奪う事」の2つがあり、それ故に各能力が単独で存在するのではなく両方を合わせて使っていく事になります。
厭らしいのが、鎖宜しく「各ターンに引く最初のカード以外」では無く「ドローステップの最初のカード以外」という処でしょうね。これにより様々な悪事を働く事が出来ます。
つまり、鎖の類似効果を持つものの、その働き方はかなり異なります。
鎖は、2マナと言う軽さから相手のその後の展開を抑制する、ある種check系カード。先に置いて以降は基本的に放置の能動的受動カードです。
対して、こちらは相手のドローを奪う事から始めるのが基本的には前提になるので、相手の挙動に構えて奇襲する能動的受動な動作が必要になります。当然マナが4マナであるという事も関係しますね。
このカードを使って、特に鎖と同じ様にSocタイミングで置いておく、と言う使い方はまずしないでしょうからね。
また、生物であるためアタッカーに使用でき、その点で評価しても瞬足パワー3と中々強力です。
が、除去耐性は皆無であり、最も割れ易い置物である生物の中でも最も割れ易い。つまり鎖と違ってその後の抑制をしていく効果に期待をかけるのは難しい、と言えそうです。
生き残ればラッキーと言う捉え方でいいと思います。
私は鎖に比重を置いて説明をしていますが、どちらかと言うと「鎖内蔵生物」では無く「《盗用》をCip能力で持つ生物(若しくは歩く3点火力の付いた盗用)」ぐらいに捉える方が適正なのかもしれません。
基本的な使い方は、上で記した通り「鎖」では無く「盗用」として瞬間的なドロー効果を無力化する事を目的に使っていく事になるため、ドロースペルを用いるデッキに対して強烈なアンチテーゼになります。
対Uへのある意味アンチカード。
相変わらずUは身内になぜか厳しいw
部族「人間」であるため《魂の洞窟》が利用しやすいのも逆風ですね。
Legacyでは「Uの4マナは《精神を刻む者、ジェイス》で良い。」と言うのが通例です。
が、正直機能が全く異なるカードであるため、それで済ませるのは少々お門違いだと思います。
JtMsはユーティリティカード、泥棒はコンボパーツ若しくはHateカードです。
まぁ、JtMsで大体のデッキでは間に合う以上の仕事をこなすため、その判断は最終的にはほぼ間違ってない事になりますがww
さて、ここからは主な使用対象を挙げていきますが、このカードが価値が高いのは、悪用しようとした場合、大抵のカードは自身でパーツを揃える必要があるのに対し、この泥棒はその相方分を相手が用意しくれる場合があるため運用が非常に楽な点ですね。
封じるのではなく奪取である点が素晴らしい。
相手に用意させるカードとしては
Stdでは言わずもがな《スフィンクスの啓示》対策でしょうね。
啓示が《命の川》に劣る屑カードに変身します。
他には《首席議長ゼガーナ》の効果を大きく減衰し、只のファッティに出来ます。
ただ、その只のファッティに負ける事もあるのでその注意は必要ですが・・・。
《原初の狩人、ガラク》に対しても一定の効果を持ちますね。
[-3]を強奪された時の相手の悲壮ぶりには可哀想で目も当てられませんね。
他には何かありますかね?
其々効果は大きいものの、対象があまり多くないのは欠点ですね。
対して、Legacyでは遥かに効果が高いです。
何故ならLegacyには《渦巻く知識》がありますからね。
他にも、強力なドロースペルが非常に多く、青いデッキでは総数で6枚以上なんてザラ、10枚以上ドロー効果の在るカードを積んでいるデッキもありますからね。それらを以降、対処するまで腐らせる事が出来るというのは非常に大きなアドバンテージと言えると思います。
Legacy界でUが強いのは《Force of will》を一とした優秀なカウンターが多いのも理由ですが、それ以上に、超優秀なドロースペルに依ってデッキを他のデッキよりも圧倒的に安定させることが可能な点だと私は思っています。これらを機能不全させる事で著しくデッキパワーを下げる事が可能となると思います。それは《Chains of Mephistopheles》によって証明されています。
また、結果的に相手のドローを腐らせることで、自らの身を護る事にも繋がっています。
完全に相手のドローを封じる事が出来るという点では、ハンドの枚数が増えないだけで質自体は向上させてしまう可能性のある《Chains of Mephistopheles》に勝る利点ですね。加えて「相手のみ」に有害である点は大きな美点ですね。これによりコンボパーツとしての意味合いも帯びてきます。悪用方法を確立させる部分ですね。
また、これ自身が生物である事は非常に大きな不安定要素ですが、《呪文貫き》《狼狽の嵐》に引っかからない点もあるため一長一短ですね。
《渦巻く知識》
:このカードを使う最大の理由ですね。
驚異の1-6交換をします。お互い3枚ずつ(内こちらは1枚が泥棒)で始めた場合、こちらは手札が5枚になって相手は零枚な上に2ターンのタイムディストラクション。《Hymn to Tourach》使うのが馬鹿らしくなってくる・・・。
このカードに激甚な効果を発揮するために、Legacy界に存在するほぼ全てのUデッキに効くと言えますね。また、ANTやHighTide、SnT等のコンボデッキにも効く範囲は大きいです。
場にこれしかない状態だったらもうそのまま勝ち確定ですね。
《入念な研究》/《信仰なき物あさり》
:同じく、かなりの効果を発揮する対象。ブレストには劣るものの1-5交換です。物あさりの方は結果的にFb分も潜在的に奪う事になるため1-6交換に成りそうですね。
ただ、どちらにしろタイムディストラクションは付かないのですが・・・。
《精神を刻む者、ジェイス》
:ブレストに同じ。
ただし、ブレストと異なるのは、これが4マナも使用したカードだという事。Socでもあるため相手にとってはブレスト以上にテンポロスします。返しで落とせるパワー3の生物を展開できる点を考えれば、ブレスト以上に、最も効果のあるカードと言えそうです。ヴェリアナで[+1]したら《未練ある魂》《ロクソドンの強打者》や《強情なベイロス》出された時と同じぐらいの絶望感。
《時のらせん》/《先細りの収益》
:「ハンドを零にする」+こちらは14ドローですね。
つまり通ればゲームに勝てます。ただし、コンボ相手に4マナまで溜める余裕があるのか?加えてHighTideはFoW、《否定の契約》等多数のカウンターを有していますし、TESは《ザンティッドの大群》《オアリムの詠唱》《沈黙》を使用してくるため効果のほどは疑問ですね・・・。
《垣間見る自然》
:間に合えばかなり勝ちを拾いやすくなりますね。
でも、大抵は間に合いません・・・(´;ω;`)
《どん欲の角笛》
:このカードは土地単/ターボランドの重要なドローソースです。
展開の早くないデッキ故に非常に貴重なカードなのですが、それを無力化できるためかなりの効能を望めます。
除去を有するデッキでもない為、更に相性が良い。
《師範の占い独楽》
:ブレストほどでは無いですが、ドローを奪いつつ1ターンのタイムディストラクションをしてくれます。
わざわざ使う程の効果かは怪しい所ですが、ハンドで抱えているだけで何も無いより遥かもマシでしょう。
→コメントにて指摘していただいた点として、相手の「奇跡」への牽制・減衰できる点も良いですね!相手のプランを大幅に壊す事が出来ます。
《森の知恵》
:
ちなみ《森の知恵》にも効くものの、相手のドローを奪った場合、「代わりに」とあるので相手はドローが置換されてるんですよね?
その場合、相手はカードを引いていないので、2枚戻す工程は無くなりますよね?
つまり、抑える効果はあるものの、ブレストの様にハンデスは出来ないわけですよね?
→コメントにて指摘していただきました。誘発のタイミングで解決時に引く引かないを決る為、割り込めない!
つまり、置物化させる以上の効果は無いとそうです。
4マナも掛けてする事では無いですね・・・。
各種サイクリングランド
:AggroLoamもデッキの安定化と爆発力強化にドロー成分を大きく寄与しているため、それらを封じる事が出来る点は偉いですね。
《物読み》
:親和のドロー枠。爆発力が売りの親和ですからそこを減衰できるのは効果的だと思います。
ただ、恐らく間に合わない・・・。
因みに多くのドローカードを紙切れにするこのカードですが、数少ないこのカードが無力なカードも存在します。
《行き詰まり》:先置きされたら、《霊気の薬瓶》から出すぐらいしか無力化する方法が無い。
《銀エラの達人》/《エルフの幻想家》:こんな悠長なことしてたら島渡りされて死亡している。幻想家も概要は同じ。
《グリセルブランド》:逸るプレイヤーは「14ドローします!!」と宣言してくれるので、その全てを奪う事も可能ですが、冷静な方は、しっかり一つずつ解決してくるので、介入できても7枚は引かれる。その引かれた中にカウンターが有ったらどうしようもないです。
《威厳の魔力》:時すでに遅し。
《無限への突入》:お前の手では死なん!俺は自分に負けたんだ!!
では次に、自分で用意するカード。つまり本来の相方ですね。
Std:特になし
一部では《囁く狂気》なんて話も出ていますが、マナ域が4で被っている上に、それぞれ単体が弱い。狂気は兎も角、泥棒が奪う対象がLegacyほど多くないので只の4マナ瞬足3/1でしかない。
加えて、一度で相手のハンドが零になるため、「暗号」による繰り返し使用できる利点が薄い。
→《血の署名》
:コメントにて指摘していただきました。
これは確かに小回りが利きますね。
通常のキャストでも
自分に撃って「2ドロー+2Lifeロス」
相手に打って「2点本体火力+2ドローさせる」
の選択肢がありましたが、これに加えて男爵と併用させれば
相手に打って「2点火力+自分が2ドロー」と言う素晴らしいスペルになりますね。本体がドロースペル故に単体で腐りにくく、且つ相方を探しに行ける点も素晴らしいですね。
Legacy:
《ジェイス・ベレレン》
:個人的には最高の組み合わせ。
忠誠度を[+2]しながら2ドローが出来る。素晴らしい・・・。
べヘレン自体が単体で優秀な上に、3マナとマナ域が被らず展開でき、最も有用な点として相手のJtMsを潰すカードであるという事。これだけのために使用されるぐらいこの部分は重要。
因みに除去耐性で勝る《寺院の鐘》《海の中心、御心》もあるものの、マナが掛ったりする上にある意味除去耐性も一長一短。なにより完全に泥棒と合わせる事が前提になってくるのが痛いですね。べヘレンは最悪[-1]でドロー出来ますので。
《真実を捻じ曲げるもの、逝斬》
:何故か相手はカードを引けずに毎ターン2Lifeロスする。
《吠えたける鉱山》系は男爵無しでは基本的に相手に先に利益が渡ってしまうため単体では非常に難があるが、コイツの場合はダメージソースとして非常に優秀。マナ域は重いものの除去されなければ毎ターン8打点になるので強烈ですね。
男爵がいれば毎ターン追加で4ドローですw
えぇ、OverKill感漂いますね・・・。
《ヴェンディリオン三人衆》
:マナ域が3マナで被らない。
先に展開すれば、男爵に対する除去/カウンタ-を(自身が避雷針になる事を含め)葬る事が出来る。
後から展開すれば、無制限の選択式1ディスカードした上にこちらが1ドロー。
そして互いに生物であるため戦線を展開できる。
《変化の風》
:3月のSCG(Kansas)にてJeff Blydenが使用していたComboLoamにて試行されていた《Chains of Mephistopheles》+《変化の風》でハンドを1マナで空にする挙動の強化版ですね。
相手のハンドを空にした上に、そのハンド枚数をそのまま自分の物に出来ます。相手のブレストに合わせて展開するのとタメを張れるぐらい凶悪な挙動ですね。
これを考えると、《囁く狂気》が如何に弱いかがよく判ります・・・。《魂の再誕》もありますが、重い上に単体で相手に7ドローさせるのは些か問題。そして14ドローしても無駄が多い。相手のキャストに合わせる《時のらせん》とは場合が異なります。
《テフェリーの細工箱》
:上記の《変化の風》と同じ挙動を毎ターン出来るのですが、4マナと重く、マナ域が被る点、また強制の繰り返しの効果が自分に有害である場合もあり、機能するのに間が必要になる点も微妙。
ただ、コントロール相手には単体でも十分に嫌がらせにはなるので、全く可能性が無いわけでも・・・。
《ヴェールのリリアナ》
:[+1]により、ハンド的なプレッシャーをかけ続けるため、枚数を確保できない相手は代わりに質の向上に駆られやすくなります。つまり相手のドロースペルを誘起しやすいんですね。
まぁ、飽くまでもその傾向があるだけですが・・・。
盤面に干渉できるため、生物としてアタックを通しやすくできる点でも優秀。
《外套と短剣》
:これまでのそれとは根本的に質の違うカードです。
誘発能力により、0マナで装備でき、「被覆」を付与できるため、本来期待できない《Chains of Mephistopheles》としての恒常的な効果をより果たしやすくする事が出来ます。
また、パワー5の被覆持ち生物になるためフィニッシャーに十分です。
他には何かあるでしょうかね?
何にせよ開くように市街のあるカードなので色々妄想が膨らみますねww
ただ、書いている途中で何度か認めましたが、両方合わせて初めて機能するカード、つまり単体で弱いカードは使うに値しがたいですね。間違っても《年季奉公のジン》や《ナー島の領主》等は使うに値しないでしょう。
さて、最後に、どんなデッキで使うべきか?となるのですが・・・。
Stdは知らない判らない。
Legacyでは・・・既存のデッキでは難しいかもしれませんね。
まぁ、傾向で言うと、このカードは先述の通り、能動的受動カードです。つまり前のめりに向かっていくデッキでこそ真価を発揮できると思います。
傾向として、飽くまで喩えですがTeamAmericaやMerfolkのようなアグレッシブなデッキですね。まぁ実際にこれらに入る事は無いカードですが。間違ってもJtMsが入る様な中速~低速コントロールに入れるカードではないでしょう。それだけは無い。
一部で話が出ていますが、4マナを苦も無く揃える事が出来るかどうか?が重要です。
その意味でBUGカラーのNicFitはアリかもしれませんね。
使用していて本当に困ったのが《老練の探険者》が相手にアンタップの土地を供給するとともにライブラリーをシャッフルさせる事です。ブレストし放題、JtMs置き放題です。1ゲームで(ScMも入れて)6回ほどブレストを打たれた時には本当に辟易しました。それらを封じる事が出来るという点だけでも有難いですね。
メフィストの鎖では自分までドローが出来なくなってしまうので、採用できなかったのですが、自分には害が無い泥棒ならば十分にありです。
「青いデッキ同士はJtMsを先置きした方が勝つ」と言う今のLegacyの風潮が嫌いなら試してみるのも一興ですね。
しかし、何にせよ、癖のあるカードで、自身で用意するカードを腐らないようにする事が難しい事も多いと思います。相方は良くても自分が腐る場面が結構ある。どちらかと言えばHateカードなので、これを根幹にしたデッキを構築するのは結構骨が折れる作業になるのではないかと思います・・・。
とはいえ面白いカードなのでぜひ皆さんもチャレンジしてみてください!!
さて、今回はここまで、です。
今回も最後まで読んでいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かの考える切っ掛けになれば幸いです。
皆さん、こんばんは。しもべです。
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俳優の三國連太郎氏が鬼籍に入られました。
去年から、何故か英の偉人が次々と逝かれる気がします・・・。
残念でなりません・・・。
ご冥福をお祈りします。
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さて、今日はSCG OPEN Legacyが行われたので見ていきたいのですが、その前にGP StrasbourgにてLegacyのトーナメントが行われたので、そちらも少し見ていこうと思います。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpstr13/welcome#2
優勝はThomas Enevoldsen氏の駆る、Death & Taxです。
以下Top8(上から順に1位→8位)
D&T
RUG Delver
RUG Delver
D&T
Merfolk
TeamAmerica
SneakShow
Maverick
以下Top16(上から順に9位→16位)
SnaekShow
BUG 続唱
RUG Delver
Jund
UW Miracle
Tricorol Tempo
Esper SfM
BUG 続唱
です。
SCG InvitationalやGPのそれと同じく、やはりU優勢かつRUGが強い結果、と言うのはいつも通りです。
が、それでも優勝は攫ったのはD&Tと言うのはやはり驚きですね。
また、ほぼコンボ勢力が存在しない事にも驚きです。[rain]さんの所でデッキ分布が紹介されていましたが、かなり多くのコンボもいたようです。それは昨今のSCGの結果を見ても順当なカズと言えるのですが、結果的に上がってきたのはSneakShow2名だけ。
やはり大きな大会で、巧いプレイヤーの多くが青を選択する中でコンボが渡りきるのは少々難しいのかもしれませんね・・・。
それでは気になったデッキを個別に
やはり、今回公式でも称されている様にストーリーを築いたDeath&Taxが何と言っても注目の的。
Top4にThomas Enevoldsen氏、Michael Bonde氏の2名を送り込みました。準決勝でミラーマッチになってしまいましたが、互いにRUGと当たっていたのなら1,2位に立っていたかもしれませんね。
デッキの構築としては昨今の主流である「D&T+《スレイベンの守護者、サリア》《ファイレクシアの破棄者》」の型に《石鍛冶の神秘家》系BladeBeatdownを足して二で割った様な形です。
故に、デッキの今回たる《コロンドールのマンガラ》は僅か2枚のみ。単体では機能しづらいためか減らされ、その分本体のみでも機能する生物《悪鬼の狩人》が投入されています。テンポの面で見てこちらの方が優秀という事でしょうかね。Cip故にもちろんSnTにも機能します。
また、デッキの特性として土地破壊/マナ否定戦略にも重視しているデッキですが、それを反映してか《エイヴンの思考検閲者》も加えられています。単純に相手のフェッチを虐めるだけでなく、Comboにも一定の効果を発揮できる点は素晴らしく、そしてBladeデッキでのはフライヤーとして十手は担ぐ役割も担えますね。
通常はBladeのメインの担ぎ手は《セラの報復者》が担うのですが、今回は《ミラディンの十字軍》にコンバートされています。火力に弱いのは同様ですが、《突然の衰微》を躱せること、2段攻撃ゆえに攻撃力の高さとコンバットでの優位性、そして《霊気の薬瓶》を「3」で固定できること等の利点が挙がりますね。
警戒と2段攻撃では一長一短ですが、昨今は低打点環境ですし、対生物戦では十分なコントロール力を持っているデッキでもありますので、余剰分の枠を他に最多という事かもしれません。
《永岩城》が採用されているリストは初めて見ました。が、小型火力が増えている昨今、サリアやマンガラを護れるのは小さくない利点だと思います。
サイドでも《太陽の槍》や《はらわた撃ち》の様な非常に軽量な除去を取っているのが印象的。
《萎れ葉のしもべ》は恐らく一定数いる《Hymn to Tourach》対策でしょうね。序盤に畳み掛けられる永久良いのは中速の常なる命題ですから。まぁ、それがこの生物である必要性は疑問ですが・・・。
《大変動》は多種の置物をするこのデッキでは有用なスペルで、相手にも同様のメリットを残してしまいますが、マンガラコンボがある以上、そのデメリットは何とでもなるのかもしれません。中速の悩みの種であるPWは確実に除去出来ますしね。
そうじて、独自の調整が輝る素敵なデッキです。
Esperなどと同じ中速デッキですが《霊気の薬瓶》を用いる事で明確な違いを有するこのデッキ。今後注目です。
これでまた《Karakas》が値上がりBoostしてしまうぜ・・・。
RUG Delverも変わらずの強さです。
2位、Jacob氏の構築は環境用に即して《二股の稲妻》《呪文嵌め》をそれぞれ足しているのは納得。面白いのは《ギタクシア派の調査》2枚の存在。墓地を肥やしたり妨害要素を足したいのなら《思考掃き》で十分なはず。これをつという事はそれ以上にTempoを意識したより前のめりな構築という事でしょうか?《Chain Lightning》でも《ヴェンディリオンの三人衆》でもなくギタ調なのは面白い。
対して3位、Alexander氏の構築はスペルを散らして、《瞬唱の魔道士》で使い分けるContorol要素を高めた形ですね。
結果として《もみ消し》の枠は無くなってしまいました。
5位、Alexey Romanchuk氏のMerfolkは打点重視の12ロード+《珊瑚兜の司令官》2枚+《幻影の像》1枚の15ロード型。
非常に打点・爆発力重視であり、低速なUが多いであろう環境なら勝ち上がる事に疑問はありませんね。
8位、Fabian Görzgen氏のMaverickはt《死儀礼のシャーマン》、t《罰する火》でありtBR型。SfMは不採用です。
前回のSCG Atlantaのそれと事なり、マナ生物は《死儀礼のシャーマン》《極楽鳥》《貴族の教主》を散らしています。よりマナバランスが難しそうなのでそれへの配慮ですかね。
また、非生物スペルが計16枚と嵩張ってしまったためサリアは解雇。
代わりにメインからの《ガドック・ティーグ》に2枚のエイブンで、対コンボ要素とするようです。
9位、Jan Van der Vegt氏のSneakShowも面白いですね。
通常《呪文貫き》が入るスペースに《目くらまし》を採用しています。展開時の隙を埋めたい、という事ですかね?
また、その関係か《裏切り者の都》は採用されておらず《古の墳墓》4枚です。
こういう形の良いですね。
13位、Raphael Lévy氏のMracle Controlですが、4枚のScMに5枚のPWと一見してコントロールと判るのですが、何と土地が20枚です。最近では珍しい純2色ですし、7枚と基本地形も多めに取られていますが、それでも20枚と言うのは凄いですね・・・。
14位、Andreas Petersen氏のTricorol Tempoは個人的に注目しているTricoの新種です。
完全なTempo(Burn)型、Blade型とありますが、それらとは違うコントロールテンポ型?な感じですね。
何より目立つのが《行き詰まり》4枚の存在。1,2ターンは除去・カウンターで捌いて3ターン目に《聖トラフトの霊》を置いて4ターン目にStillで蓋をする。という事ですね。普通U系ならば蓋には《精神を刻む者、ジェイス》を用いますが、このデッキは火力による押し込みを考えれば即時ドローできる《行き詰まり》の方が良いのかもしれません。
また、トラフトの着地は絶対条件であるためか《魂の洞窟》を採用しています。これも普段は見られない物ですね。
Stillのお供《ミシュラの工廠》も4枚で、打点過多な形です。
今までのそれとは全く違う視点からトラフトを盛り立てています。良いですね。
さて、こんな所でGPの方は切り上げてSCGの方に移りたいと思います。
今週はMilwaukeeで行われたSCG Open Legacy。その結果はペタる↓
http://www.starcitygames.com/events/130413_milwaukee.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&start_date=2013-04-14&end_date=2013-04-14&start=1&finish=16&event_ID=20
今週の優勝はAdam Jansen氏のSneakShowです。
まぁ、順当な結果ですかね。
以下Top8(上から順に1位→8位)
Sneak Show
4c Loam
BUG Delver
Merfolk
4c 続唱
DeadguyAle
Omni-Tell
BUG Delver
以下Top16(上から順に9位→16位)
BUG 続唱
Goblins
BUG 続唱
Sneak Show
Merfolk
BUG Control
RUG Delver
Sneak Show
です。
上記しましたが、非常に順当な結果です。
対Uのデッキが隆盛したら、それをしばくSnTが勢力を伸ばすいつもの図式ですね。
今回はそれ以外、Esperの全滅とBUGカラーのデッキの多さが特徴的ですね。
さて、ここからは個別にデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55033
一位、Adam Jansen氏のSneakShowです。
順当な勝ち上がりを見せたSneakShow、今週の勝ち組ですね。《全知》型も含め4/16を占めています。
その中で優勝したAdam氏は《猿人の指導霊》を採用した超初動型です。当然《水連の花びら》も4枚。系6枚の0マナソースにより高速勝利を実現しますね。得てしてControlシフトしやすいのですが、その真逆で勝利をつかみましたね。
その結果削ったのが、《グリセルブランド》と《古の墳墓》1枚ずつです。9枚のキャントリップに2枚の《直観》とやや多めなカードソースでこの不安定さをカバーするという事でしょうかね。
ここ最近は、定着してきた《誤った指図》ですが、これだけBUGが多いなら今回は大当たりでしたね。
サイドの《もみ消し》は怖いですねwSnT対策カードの大半を無力化してきます。
こういう意味でも、同ターン内キャストのためのマナソースの増加なのかもしれないですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55020
3位、David Barber-Calaghan氏のTeam Americaです。
Esperと同じぐらいデッキ種があるBUGですが、このデッキはTeamAmerica型Tempo系クロックパーミッションですね。
GPの方でも9位に入賞しており、土地・手札の両方を攻めれるデッキはやはり環境柄優勢なのかもしれません。
基本的な形に近しいですが、3マナの蓋役に《ヴェールのリリアナ》を採用していますね。《ヴェンディリオンの三人衆》と言う選択肢もあるはずですが、色拘束の関係上こちらの方がスムーズですね。
戦線の厚みに乏しいチアメの弱点も補えています。《殺し》の役も担えるためライフ損失を抑えられる点も良い。ただ、対コンボではCliqeの方が優秀なのでここら辺は一長一短ですね。
不思議なのは《梅沢の十手》の1枚挿し。打点の強化と単体軽量除去の性質を併せ持つカードですが、マナ喰い虫な上にテンポも悪い。そうまでして取るメリットがあったのでしょうか?
何時の頃からかTeamAmericaから《思考囲い》が抜けるようになりましたね。私はその事をここ最近気付きました。
1ターン目の最優先である《秘密を掘り下げる者》の存在や、安定感のある万能除去《突然の衰微》の影響でしょうか?
BUGは同じTempoでも8位、Jason Schneck氏が使用するRUG Delverのカラーシフト版のような構築もあります。
こちらはアドを狙うようなものは無く、ひたすらTempoを取っていくデッキですね。
いくつかの争点はありますが、《墓忍び》と《敏捷なマングース》のどちらを取るか、と言う点に集約されるような気もします。
因みに14位、Michael Kletz氏のBUG Controlですが、非常に珍しいサイド後にTeamAmericaにシフトするアグレッシブサイドを取っています。相手の意表をつける選択ですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55018
5位、Julio Fontanez氏の4c 続唱です。
3月に行われたSCG WashingtonにてRalph Fitzpatrick氏が使用した4c続唱に似ています。
ただ、4cの様なJUNK系特有のごちゃまぜ感が薄く、比較的きれいに纏っている印象を受けます。
土地の枚数は増えているとはいえ《罰する火》パッケージを積んだ4色構成で《不毛の大地》4枚はかなりピーキーなバランスに見えます。Ralph氏は《爆裂+破綻》を使用する事で、マナベースへの不安を取り除いてましたが・・・。
また、最近の傾向か、メインの《Force of will》をしっかり4枚積んでいます。
アドでの圧殺、物量重視が目立った誕生初期から環境へ適合させたのでしょうかね。《誤った指図》も1まい取っているところなんかかなり防御に意識を裂いているのが判りますね。
《ドムリ・ラーデ》は引き続き続投です。
抜かれなかったところを見るとしっかり機能しているようですね。
以前の時に少し持ち上げましたが、それでも疑問もあった部分ではありましたが・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55022
6位、Daniel Nowak氏のDeadguyAleです。
デッキ名である「Blackhawks」の名の通りWBのCawBladeですね。
昨今定番となった《未練ある魂/LgS》では無く《戦隊の鷹》を敢えて使用しています。
テンポ面でも展開力でも圧倒的に劣る鷹ですが、こちらにも利点があります。
最も大きな物として、サリアとの併用による弊害が生じない点でしょうね。依って躊躇なく不毛も4枚突っ込めます。
墓地対策で威力が減衰しないなど、意外に使い出が良い。
《ヴェールにリリアナ》が1枚しか採ってなかったり、Hymnが不採用だったりと結構珍しい形になっています。その分非常に生物が多いですね。
MaverickをBWで構築したらこんな感じになるのでは?と言うような形ですね。
http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_ub_landstill_with_ca.html
今週のDeck Teck:U/B Landstill with Caleb Durwardです。
Caleb謹製のデッキの今回はUB LandStillです。
所謂PWコントロールと言われるヘビーコンです。この系統ならばあと一色足してDeedStillにするのが常人ですが、やはりCaleb氏は一味違いますねw
まぁ、一色少ない分安定性も増しますが。
ハンド・場の土地・生物を締め付けながら要所でカウンターを切って、後はPWでゆっくり絞め殺すだけ。
使う側も使われる側も胃に穴の開きそうなデッキです・・・。
本人も言ってましたがLgSに弱そうな構成ですよね・・・。2種1枚ずつ対策されてますが、《行き詰まり》で強引に引いてくるという事でしょうか?サイドでも十分対応できるという事かもしれません。
サイドも含め相変わらず怪しげな テクニカルな構成になってます。
動画でも取り上げられてましたが《Hymn to Tourach》や《小悪疫》など思わず首を捻るものが1枚挿しされてます。理由を説明されてもまだ納得には遠い・・・。
彼は本当に常人とは違う視点を持っているんだなぁと思わされます・・・。
http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_bw_humans_with_sam_b.html
今週の2つ目のDeck Tech:B/W Humans with Sam Blackです。
我らが黒使いの教祖Sam Blackがまた新たなデッキを持ち込んできました。
・・・《スカースダグの高僧》を使いたかっただけじゃないの?
《石鍛冶の神秘家》によるBlade戦略に上記の高僧を組み込んだ感じです。
SfM、高僧の根幹2種は《心優しきボディガード》《ルーンの母》の2種8枚のプロテクション付加生物で保護します。これらは攻防でも役に立ちます。
加えて《カルテルの貴種》《陰謀団式療法》にボディガードは「陰鬱」達成のカギも果たします。
種は種々生物ですが、基本的にはLgSに《宿命の旅人》などでしょうね。同じくこれらは構想のタップ要員でもあります。
除去でも良いし、チャンプブロックでも陰鬱は達成できるため、結構簡単にトリガーは引けそうです。ここまで来ると《ゴブリンの砲撃》もあるしZombardmentで良くない?とも思うのですが、あれはまた別なのでしょうね。作った本人ですし・・・。
まぁ、墓地依存をしないという点では明確な優位性を持ってますね。
加えて、生物が過多なデッキなのでサリアを採用できる利点もあります。
陰鬱の関係で《悲劇的な過ち》も採りたい、個人的な心情ですが、やはり除去を取らないのはBlack仕様ですねw
延々と出てくるチャンプブロッカーがいれば十分なのかもしれません。
こちらも同じく、凡人とは違う処を如何なく発揮するBlack閣下ですが、今回も非常に興味をそそられるデッキを持ち込んでくれましたしZombardmentよろしくこれもアーキタイプの一つとして定着してくれると嬉しいですね。
こんな所です。
今週は比較的予想通りの推移をしましたが・・・正直来週はどうなっている事やら。
ただ、比較的分布の偏りが少ない中で、特殊なデッキが結構見られたので面白かったですね。
さて、今回はここまで、です。
今週も最後までお付き合いいただけた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
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俳優の三國連太郎氏が鬼籍に入られました。
去年から、何故か英の偉人が次々と逝かれる気がします・・・。
残念でなりません・・・。
ご冥福をお祈りします。
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さて、今日はSCG OPEN Legacyが行われたので見ていきたいのですが、その前にGP StrasbourgにてLegacyのトーナメントが行われたので、そちらも少し見ていこうと思います。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpstr13/welcome#2
優勝はThomas Enevoldsen氏の駆る、Death & Taxです。
以下Top8(上から順に1位→8位)
D&T
RUG Delver
RUG Delver
D&T
Merfolk
TeamAmerica
SneakShow
Maverick
以下Top16(上から順に9位→16位)
SnaekShow
BUG 続唱
RUG Delver
Jund
UW Miracle
Tricorol Tempo
Esper SfM
BUG 続唱
です。
SCG InvitationalやGPのそれと同じく、やはりU優勢かつRUGが強い結果、と言うのはいつも通りです。
が、それでも優勝は攫ったのはD&Tと言うのはやはり驚きですね。
また、ほぼコンボ勢力が存在しない事にも驚きです。[rain]さんの所でデッキ分布が紹介されていましたが、かなり多くのコンボもいたようです。それは昨今のSCGの結果を見ても順当なカズと言えるのですが、結果的に上がってきたのはSneakShow2名だけ。
やはり大きな大会で、巧いプレイヤーの多くが青を選択する中でコンボが渡りきるのは少々難しいのかもしれませんね・・・。
それでは気になったデッキを個別に
やはり、今回公式でも称されている様にストーリーを築いたDeath&Taxが何と言っても注目の的。
Top4にThomas Enevoldsen氏、Michael Bonde氏の2名を送り込みました。準決勝でミラーマッチになってしまいましたが、互いにRUGと当たっていたのなら1,2位に立っていたかもしれませんね。
デッキの構築としては昨今の主流である「D&T+《スレイベンの守護者、サリア》《ファイレクシアの破棄者》」の型に《石鍛冶の神秘家》系BladeBeatdownを足して二で割った様な形です。
故に、デッキの今回たる《コロンドールのマンガラ》は僅か2枚のみ。単体では機能しづらいためか減らされ、その分本体のみでも機能する生物《悪鬼の狩人》が投入されています。テンポの面で見てこちらの方が優秀という事でしょうかね。Cip故にもちろんSnTにも機能します。
また、デッキの特性として土地破壊/マナ否定戦略にも重視しているデッキですが、それを反映してか《エイヴンの思考検閲者》も加えられています。単純に相手のフェッチを虐めるだけでなく、Comboにも一定の効果を発揮できる点は素晴らしく、そしてBladeデッキでのはフライヤーとして十手は担ぐ役割も担えますね。
通常はBladeのメインの担ぎ手は《セラの報復者》が担うのですが、今回は《ミラディンの十字軍》にコンバートされています。火力に弱いのは同様ですが、《突然の衰微》を躱せること、2段攻撃ゆえに攻撃力の高さとコンバットでの優位性、そして《霊気の薬瓶》を「3」で固定できること等の利点が挙がりますね。
警戒と2段攻撃では一長一短ですが、昨今は低打点環境ですし、対生物戦では十分なコントロール力を持っているデッキでもありますので、余剰分の枠を他に最多という事かもしれません。
《永岩城》が採用されているリストは初めて見ました。が、小型火力が増えている昨今、サリアやマンガラを護れるのは小さくない利点だと思います。
サイドでも《太陽の槍》や《はらわた撃ち》の様な非常に軽量な除去を取っているのが印象的。
《萎れ葉のしもべ》は恐らく一定数いる《Hymn to Tourach》対策でしょうね。序盤に畳み掛けられる永久良いのは中速の常なる命題ですから。まぁ、それがこの生物である必要性は疑問ですが・・・。
《大変動》は多種の置物をするこのデッキでは有用なスペルで、相手にも同様のメリットを残してしまいますが、マンガラコンボがある以上、そのデメリットは何とでもなるのかもしれません。中速の悩みの種であるPWは確実に除去出来ますしね。
そうじて、独自の調整が輝る素敵なデッキです。
Esperなどと同じ中速デッキですが《霊気の薬瓶》を用いる事で明確な違いを有するこのデッキ。今後注目です。
これでまた《Karakas》が値上がりBoostしてしまうぜ・・・。
RUG Delverも変わらずの強さです。
2位、Jacob氏の構築は環境用に即して《二股の稲妻》《呪文嵌め》をそれぞれ足しているのは納得。面白いのは《ギタクシア派の調査》2枚の存在。墓地を肥やしたり妨害要素を足したいのなら《思考掃き》で十分なはず。これをつという事はそれ以上にTempoを意識したより前のめりな構築という事でしょうか?《Chain Lightning》でも《ヴェンディリオンの三人衆》でもなくギタ調なのは面白い。
対して3位、Alexander氏の構築はスペルを散らして、《瞬唱の魔道士》で使い分けるContorol要素を高めた形ですね。
結果として《もみ消し》の枠は無くなってしまいました。
5位、Alexey Romanchuk氏のMerfolkは打点重視の12ロード+《珊瑚兜の司令官》2枚+《幻影の像》1枚の15ロード型。
非常に打点・爆発力重視であり、低速なUが多いであろう環境なら勝ち上がる事に疑問はありませんね。
8位、Fabian Görzgen氏のMaverickはt《死儀礼のシャーマン》、t《罰する火》でありtBR型。SfMは不採用です。
前回のSCG Atlantaのそれと事なり、マナ生物は《死儀礼のシャーマン》《極楽鳥》《貴族の教主》を散らしています。よりマナバランスが難しそうなのでそれへの配慮ですかね。
また、非生物スペルが計16枚と嵩張ってしまったためサリアは解雇。
代わりにメインからの《ガドック・ティーグ》に2枚のエイブンで、対コンボ要素とするようです。
9位、Jan Van der Vegt氏のSneakShowも面白いですね。
通常《呪文貫き》が入るスペースに《目くらまし》を採用しています。展開時の隙を埋めたい、という事ですかね?
また、その関係か《裏切り者の都》は採用されておらず《古の墳墓》4枚です。
こういう形の良いですね。
13位、Raphael Lévy氏のMracle Controlですが、4枚のScMに5枚のPWと一見してコントロールと判るのですが、何と土地が20枚です。最近では珍しい純2色ですし、7枚と基本地形も多めに取られていますが、それでも20枚と言うのは凄いですね・・・。
14位、Andreas Petersen氏のTricorol Tempoは個人的に注目しているTricoの新種です。
完全なTempo(Burn)型、Blade型とありますが、それらとは違うコントロールテンポ型?な感じですね。
何より目立つのが《行き詰まり》4枚の存在。1,2ターンは除去・カウンターで捌いて3ターン目に《聖トラフトの霊》を置いて4ターン目にStillで蓋をする。という事ですね。普通U系ならば蓋には《精神を刻む者、ジェイス》を用いますが、このデッキは火力による押し込みを考えれば即時ドローできる《行き詰まり》の方が良いのかもしれません。
また、トラフトの着地は絶対条件であるためか《魂の洞窟》を採用しています。これも普段は見られない物ですね。
Stillのお供《ミシュラの工廠》も4枚で、打点過多な形です。
今までのそれとは全く違う視点からトラフトを盛り立てています。良いですね。
さて、こんな所でGPの方は切り上げてSCGの方に移りたいと思います。
今週はMilwaukeeで行われたSCG Open Legacy。その結果はペタる↓
http://www.starcitygames.com/events/130413_milwaukee.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&start_date=2013-04-14&end_date=2013-04-14&start=1&finish=16&event_ID=20
今週の優勝はAdam Jansen氏のSneakShowです。
まぁ、順当な結果ですかね。
以下Top8(上から順に1位→8位)
Sneak Show
4c Loam
BUG Delver
Merfolk
4c 続唱
DeadguyAle
Omni-Tell
BUG Delver
以下Top16(上から順に9位→16位)
BUG 続唱
Goblins
BUG 続唱
Sneak Show
Merfolk
BUG Control
RUG Delver
Sneak Show
です。
上記しましたが、非常に順当な結果です。
対Uのデッキが隆盛したら、それをしばくSnTが勢力を伸ばすいつもの図式ですね。
今回はそれ以外、Esperの全滅とBUGカラーのデッキの多さが特徴的ですね。
さて、ここからは個別にデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55033
一位、Adam Jansen氏のSneakShowです。
順当な勝ち上がりを見せたSneakShow、今週の勝ち組ですね。《全知》型も含め4/16を占めています。
その中で優勝したAdam氏は《猿人の指導霊》を採用した超初動型です。当然《水連の花びら》も4枚。系6枚の0マナソースにより高速勝利を実現しますね。得てしてControlシフトしやすいのですが、その真逆で勝利をつかみましたね。
その結果削ったのが、《グリセルブランド》と《古の墳墓》1枚ずつです。9枚のキャントリップに2枚の《直観》とやや多めなカードソースでこの不安定さをカバーするという事でしょうかね。
ここ最近は、定着してきた《誤った指図》ですが、これだけBUGが多いなら今回は大当たりでしたね。
サイドの《もみ消し》は怖いですねwSnT対策カードの大半を無力化してきます。
こういう意味でも、同ターン内キャストのためのマナソースの増加なのかもしれないですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55020
3位、David Barber-Calaghan氏のTeam Americaです。
Esperと同じぐらいデッキ種があるBUGですが、このデッキはTeamAmerica型Tempo系クロックパーミッションですね。
GPの方でも9位に入賞しており、土地・手札の両方を攻めれるデッキはやはり環境柄優勢なのかもしれません。
基本的な形に近しいですが、3マナの蓋役に《ヴェールのリリアナ》を採用していますね。《ヴェンディリオンの三人衆》と言う選択肢もあるはずですが、色拘束の関係上こちらの方がスムーズですね。
戦線の厚みに乏しいチアメの弱点も補えています。《殺し》の役も担えるためライフ損失を抑えられる点も良い。ただ、対コンボではCliqeの方が優秀なのでここら辺は一長一短ですね。
不思議なのは《梅沢の十手》の1枚挿し。打点の強化と単体軽量除去の性質を併せ持つカードですが、マナ喰い虫な上にテンポも悪い。そうまでして取るメリットがあったのでしょうか?
何時の頃からかTeamAmericaから《思考囲い》が抜けるようになりましたね。私はその事をここ最近気付きました。
1ターン目の最優先である《秘密を掘り下げる者》の存在や、安定感のある万能除去《突然の衰微》の影響でしょうか?
BUGは同じTempoでも8位、Jason Schneck氏が使用するRUG Delverのカラーシフト版のような構築もあります。
こちらはアドを狙うようなものは無く、ひたすらTempoを取っていくデッキですね。
いくつかの争点はありますが、《墓忍び》と《敏捷なマングース》のどちらを取るか、と言う点に集約されるような気もします。
因みに14位、Michael Kletz氏のBUG Controlですが、非常に珍しいサイド後にTeamAmericaにシフトするアグレッシブサイドを取っています。相手の意表をつける選択ですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55018
5位、Julio Fontanez氏の4c 続唱です。
3月に行われたSCG WashingtonにてRalph Fitzpatrick氏が使用した4c続唱に似ています。
ただ、4cの様なJUNK系特有のごちゃまぜ感が薄く、比較的きれいに纏っている印象を受けます。
土地の枚数は増えているとはいえ《罰する火》パッケージを積んだ4色構成で《不毛の大地》4枚はかなりピーキーなバランスに見えます。Ralph氏は《爆裂+破綻》を使用する事で、マナベースへの不安を取り除いてましたが・・・。
また、最近の傾向か、メインの《Force of will》をしっかり4枚積んでいます。
アドでの圧殺、物量重視が目立った誕生初期から環境へ適合させたのでしょうかね。《誤った指図》も1まい取っているところなんかかなり防御に意識を裂いているのが判りますね。
《ドムリ・ラーデ》は引き続き続投です。
抜かれなかったところを見るとしっかり機能しているようですね。
以前の時に少し持ち上げましたが、それでも疑問もあった部分ではありましたが・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=55022
6位、Daniel Nowak氏のDeadguyAleです。
デッキ名である「Blackhawks」の名の通りWBのCawBladeですね。
昨今定番となった《未練ある魂/LgS》では無く《戦隊の鷹》を敢えて使用しています。
テンポ面でも展開力でも圧倒的に劣る鷹ですが、こちらにも利点があります。
最も大きな物として、サリアとの併用による弊害が生じない点でしょうね。依って躊躇なく不毛も4枚突っ込めます。
墓地対策で威力が減衰しないなど、意外に使い出が良い。
《ヴェールにリリアナ》が1枚しか採ってなかったり、Hymnが不採用だったりと結構珍しい形になっています。その分非常に生物が多いですね。
MaverickをBWで構築したらこんな感じになるのでは?と言うような形ですね。
http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_ub_landstill_with_ca.html
今週のDeck Teck:U/B Landstill with Caleb Durwardです。
Caleb謹製のデッキの今回はUB LandStillです。
所謂PWコントロールと言われるヘビーコンです。この系統ならばあと一色足してDeedStillにするのが常人ですが、やはりCaleb氏は一味違いますねw
まぁ、一色少ない分安定性も増しますが。
ハンド・場の土地・生物を締め付けながら要所でカウンターを切って、後はPWでゆっくり絞め殺すだけ。
使う側も使われる側も胃に穴の開きそうなデッキです・・・。
本人も言ってましたがLgSに弱そうな構成ですよね・・・。2種1枚ずつ対策されてますが、《行き詰まり》で強引に引いてくるという事でしょうか?サイドでも十分対応できるという事かもしれません。
サイドも含め相変わらず
動画でも取り上げられてましたが《Hymn to Tourach》や《小悪疫》など思わず首を捻るものが1枚挿しされてます。理由を説明されてもまだ納得には遠い・・・。
彼は本当に常人とは違う視点を持っているんだなぁと思わされます・・・。
http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_bw_humans_with_sam_b.html
今週の2つ目のDeck Tech:B/W Humans with Sam Blackです。
我らが黒使いの教祖Sam Blackがまた新たなデッキを持ち込んできました。
・・・《スカースダグの高僧》を使いたかっただけじゃないの?
《石鍛冶の神秘家》によるBlade戦略に上記の高僧を組み込んだ感じです。
SfM、高僧の根幹2種は《心優しきボディガード》《ルーンの母》の2種8枚のプロテクション付加生物で保護します。これらは攻防でも役に立ちます。
加えて《カルテルの貴種》《陰謀団式療法》にボディガードは「陰鬱」達成のカギも果たします。
種は種々生物ですが、基本的にはLgSに《宿命の旅人》などでしょうね。同じくこれらは構想のタップ要員でもあります。
除去でも良いし、チャンプブロックでも陰鬱は達成できるため、結構簡単にトリガーは引けそうです。ここまで来ると《ゴブリンの砲撃》もあるしZombardmentで良くない?とも思うのですが、あれはまた別なのでしょうね。作った本人ですし・・・。
まぁ、墓地依存をしないという点では明確な優位性を持ってますね。
加えて、生物が過多なデッキなのでサリアを採用できる利点もあります。
陰鬱の関係で《悲劇的な過ち》も採りたい、個人的な心情ですが、やはり除去を取らないのはBlack仕様ですねw
延々と出てくるチャンプブロッカーがいれば十分なのかもしれません。
こちらも同じく、凡人とは違う処を如何なく発揮するBlack閣下ですが、今回も非常に興味をそそられるデッキを持ち込んでくれましたしZombardmentよろしくこれもアーキタイプの一つとして定着してくれると嬉しいですね。
こんな所です。
今週は比較的予想通りの推移をしましたが・・・正直来週はどうなっている事やら。
ただ、比較的分布の偏りが少ない中で、特殊なデッキが結構見られたので面白かったですね。
さて、今回はここまで、です。
今週も最後までお付き合いいただけた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
皆さん、こんばんは。しもべです。
《首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana》と言うカードは重いものの中々に強い生物。
LegacyでもNicFitのBUG verなら使用できると考え、以前2枚程買いました。
すると何故かその直後、Stdでゼガーナを使用したゼガーナBantなるデッキが登場。Stdで日の目を見る事になりました。
自分が見込んだカードが、環境で評価を受ける事は嬉しい事ですねw
さて、そのBantにて使用されているゼガーナですが、マナ域的な関係で理想的な相棒としては恐らく《スラーグ牙》が想定されているのでしょう。そしてそのあとに《静穏の天使》に繋がるのだと思いますが。
(改めて見ると《静穏の天使》とゼガーナが共存してるとか、Stdは本当にLegacy視点では信じられないマナバランスしてますね・・・。)
アド→アドに繋がるカードで凄い事になりますね。
またこの二つは《修復の天使》とも相性が良いので併用されるのは判ります。
が、少し気になる事が。
他の方のDNの意見なのですが、「ゼガーナは押してる時に強くて、押されてる時に弱い。」という物が在りました。
まぁ、確かに盤面で劣勢程度でも苦しいですが、空の状況ではただの6マナの《エルフの幻想家》です。
確かに、指摘された傾向はあるようです。
また、相棒の《スラーグ牙》はWikiにある通り、どちらかと言えば「劣勢を耐える」防御指向のカード。どうにもここら辺が展開上デッキとしてチグハグに思えます。
という事で、「ならば、もっと攻撃的な相棒ならば、どうなのか?」
で、考え付いたのが《ウルフィーの銀心/Wolfir Silverheart》です。
御存じ、RtR発売前までは環境のBeatdownの顔だったカードですね。
《ウルフィーの銀心》→《首席議長ゼガーナ》
と動くと、5→6マナの挙動で8/8と9+4/9+4の2体を確保する上に13ドロー 9ドロー出来ますぜ!
スラーグ牙でも6ドローが出来るのでそれでも十分なのですが、土地や不要牌も混ざる為引いた6枚すべてが有用な事はまずないはず。13ドロー 9ドロー出来ればディスカードしても手札全てが有効牌で埋める事も十分可能なはず。膨大なドローはその後の展開を考えれば決して無駄とは言えないと思います。
また、狼とゼガーナが其々、脅威(的なサイズ)であるためどちらかを除去したとしても不十分である点が良い。
狼を除去すれば9/9のゼガーナが場に残り、その逆なら後続を強化してやはり計12打点が場に残る事になります。
単体除去に強い事が挙げられます。
特にゼガーナの時点で膨大なアド稼いでいますからね。《セレズニアの魔除け》の良い的ですが、それも霞むほどです。
《至高の票決》で流されても稼いだ膨大なアドから再展開も容易なはず。
ただし、《静穏の天使》だけは勘弁してください・・・。
結局、押してる時に強いカードなら、序盤、最低でも中盤から押し込んでいけるデッキ、カードと組み合わせる方がより活きてくるのではないのか?
と考えたわけです。
狼・魚のどちらも、攻撃的なデッキなら、他の生物との組み合わせも良好でしょうしね。
まぁ、Stdを全くやらない人間の妄想ですがね・・・。
→追記)
[遊生]さんのご指摘でゼガーナ+銀心では9ドローが限界と言う悲しき事実を認識。
(最近間違いが多いなぁ・・・。)
ただ、それでもやはりこの組み合わせは間違ってはいないと思うんですよね。9ドローでも十分とかそういう事では無くて、やはりゼガーナは推している時に強いカードなんですから。その方針で組んでいく上でこの組み合わせが有効なのは事実だと思うんです。
ゼガーナに関連して、
話は少々変わりますが、DGMにてすでに発表されている分割カードである《Far+Away》ですが、
これが、TheSourceのNicFitスレでBUGで良いのではないか?と話のタネに挙がっています。
・新キーワード「融合」の難点である重さもNicFitには関係が無い為、効果をフルに使用できる点
・盤面から生物を最大2体退かせる点
・序盤から使用できる点
・何より自陣のCip生物の回収が出来る点
など、確かに素晴らしい効能を持っています。
指摘されれば、納得の相性ですね。
これをScM で回収出来た日には・・・ジュルリ(垂れ
やっぱり新エキスパンションは既存のデッキへの影響が大きいので楽しみですね。
《首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana》と言うカードは重いものの中々に強い生物。
LegacyでもNicFitのBUG verなら使用できると考え、以前2枚程買いました。
すると何故かその直後、Stdでゼガーナを使用したゼガーナBantなるデッキが登場。Stdで日の目を見る事になりました。
自分が見込んだカードが、環境で評価を受ける事は嬉しい事ですねw
さて、そのBantにて使用されているゼガーナですが、マナ域的な関係で理想的な相棒としては恐らく《スラーグ牙》が想定されているのでしょう。そしてそのあとに《静穏の天使》に繋がるのだと思いますが。
(改めて見ると《静穏の天使》とゼガーナが共存してるとか、Stdは本当にLegacy視点では信じられないマナバランスしてますね・・・。)
アド→アドに繋がるカードで凄い事になりますね。
またこの二つは《修復の天使》とも相性が良いので併用されるのは判ります。
が、少し気になる事が。
他の方のDNの意見なのですが、「ゼガーナは押してる時に強くて、押されてる時に弱い。」という物が在りました。
まぁ、確かに盤面で劣勢程度でも苦しいですが、空の状況ではただの6マナの《エルフの幻想家》です。
確かに、指摘された傾向はあるようです。
また、相棒の《スラーグ牙》はWikiにある通り、どちらかと言えば「劣勢を耐える」防御指向のカード。どうにもここら辺が展開上デッキとしてチグハグに思えます。
という事で、「ならば、もっと攻撃的な相棒ならば、どうなのか?」
で、考え付いたのが《ウルフィーの銀心/Wolfir Silverheart》です。
御存じ、RtR発売前までは環境のBeatdownの顔だったカードですね。
《ウルフィーの銀心》→《首席議長ゼガーナ》
と動くと、5→6マナの挙動で8/8と9+4/9+4の2体を確保する上に
スラーグ牙でも6ドローが出来るのでそれでも十分なのですが、土地や不要牌も混ざる為引いた6枚すべてが有用な事はまずないはず。
また、狼とゼガーナが其々、脅威(的なサイズ)であるためどちらかを除去したとしても不十分である点が良い。
狼を除去すれば9/9のゼガーナが場に残り、その逆なら後続を強化してやはり計12打点が場に残る事になります。
単体除去に強い事が挙げられます。
特にゼガーナの時点で膨大なアド稼いでいますからね。《セレズニアの魔除け》の良い的ですが、それも霞むほどです。
《至高の票決》で流されても稼いだ膨大なアドから再展開も容易なはず。
ただし、《静穏の天使》だけは勘弁してください・・・。
結局、押してる時に強いカードなら、序盤、最低でも中盤から押し込んでいけるデッキ、カードと組み合わせる方がより活きてくるのではないのか?
と考えたわけです。
狼・魚のどちらも、攻撃的なデッキなら、他の生物との組み合わせも良好でしょうしね。
まぁ、Stdを全くやらない人間の妄想ですがね・・・。
→追記)
[遊生]さんのご指摘でゼガーナ+銀心では9ドローが限界と言う悲しき事実を認識。
(最近間違いが多いなぁ・・・。)
ただ、それでもやはりこの組み合わせは間違ってはいないと思うんですよね。9ドローでも十分とかそういう事では無くて、やはりゼガーナは推している時に強いカードなんですから。その方針で組んでいく上でこの組み合わせが有効なのは事実だと思うんです。
ゼガーナに関連して、
話は少々変わりますが、DGMにてすでに発表されている分割カードである《Far+Away》ですが、
《Far+Away》 (1)(青)+(2)(黒)
インスタント+インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それをそのオーナーの手札に戻す。//
対象のプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げる。
Fuse(あなたはこの呪文の片方または両方の半分を手札から唱えても良い。)
これが、TheSourceのNicFitスレでBUGで良いのではないか?と話のタネに挙がっています。
・新キーワード「融合」の難点である重さもNicFitには関係が無い為、効果をフルに使用できる点
・盤面から生物を最大2体退かせる点
・序盤から使用できる点
・何より自陣のCip生物の回収が出来る点
など、確かに素晴らしい効能を持っています。
指摘されれば、納得の相性ですね。
これを
やっぱり新エキスパンションは既存のデッキへの影響が大きいので楽しみですね。
皆さん、こんばんは。しもべです。
「ドラゴンの迷路/DGM」のスポイラーが連日騒がしい今日この頃ですね。
私も、日々一喜一憂しておりますww
という事で、DGMの注目カードを見ていこうという毎度の企画ですね。
今回は《血の公証人》です。
と言うカードですね。
各所ではボブこと《闇の腹心》との類似性や違いが指摘/考察されている黒注目の生物です。
非常に期待値も高いですね。
が、少しルール的に解かりにくいのでまずは其処を詰めていきます。
一応適当なので、FAQが欲しいです・・・。
まず、よく散見される「ブレストで引いたらどうなるの?」と言う点ですが、
MTG Wiki「引く:http://mtgwiki.com/wiki/%E5%BC%95%E3%81%8F」よりルールを参照すると
となっています。
故にブレストを使用し、且つハンドが零の場合は
「3枚ドロー → 二枚戻す」→「4枚(1×2+2枚)ドロー → 2枚戻す」になります。
次に[レベッカ]さんの所に話題に挙がっていましたが、
ハンド零の場合、カードを引くごとに誘発置換されるのだから、1枚目を2枚にしそれを引く時の1枚目をまた2枚に置換し・・・と言う無限ループの可能性、また、《崇拝の言葉》系のカード置換効果で1枚目を置換した場合マナが続く限り置換できるのか?と言う疑問ですが、
とあるので、置換するのは最初の一度きり、無限ループは発生しない。と言う結論だそうです。
(http://66272.diarynote.jp/201304120753165787/)
(http://mjmj.info/data/CompRules_j.html#g_triggered_ability)
という事でルールの整理は終了。
この部分については、当方のお気に入りリスト[ひまじん]さんのエントリー「新カードのルーリング紹介(http://himajin.diarynote.jp/201304141626347686)」により詳細な説明が行われています。使用するつもりの方は是非一度ご一読を。
それで、ここからはカードの特性を見ていきます。
まず2マナ生物でドローソースになるという事でボブと比較されがちです。
違いを見ていくと、
a)ボブと違いライフ消費は固定値1なので大型カードとの共存のデメリットが存在しない(これはメリットであるわけでは無いので注意。デメリットでは無いだけです)。
b)必然的にハンド消費の大きいデッキでこそ真価を発揮できるカードであり、且つそういうデッキでなければ真価を発揮できない。
c)引くタイミングがボブの様に決まっておらず、自由であるため、どちらかと言えばコンボ系チェインパーツのような印象を受けます。放っておいても引けるカードでもなく、ボブと違いその序盤から安定して引くのは難しい。故に様々なお膳立てが必要。
d)タイプが「ゾンビ」
e)効果は重複しないので。2枚目以降が腐りやすい→ 活かしにくい
(※重複はします。別のオブジェクトが発生源ですからね。ただ、ハンドを少なく保つことに駆られる必然性を鑑みるとボブの様にただ引き益す。嬉しいです(^^)とは言えないです。多く引くのならその分の弊害もあるのでそれを解消する工夫は必要です。)
上記でも述べた通り、b)ハンド消費型のデッキでこそ活かせる特性であり、それでしか活かせない必然性も持ち合わせているため、ボブよりもアグロ思考なデッキで採用され得るカードですね。
デッキタイプとしては
Beatdown・Burnが適合します。
他にもハンドを溜めない代わりに墓地など別の領域をリソースとして使うデッキでも有用性は高いと言えそうです。
ただし、幾らハンドを溜め込まないと言っても不必要にハンドを減らしていくのは危険です。リスクヘッジの面で著しくデメリットを背負うことになり、「暴勇」の二の舞になります。飽くまで、展開上自然にハンドを消費していくデッキでこそ素晴らしい特性と言えると思います。特によく比喩される《ファイレクシアの闘技場》とは異なりこのカードは所詮2マナの生物ですからね。そのためだけにリソースを消費し続けるのは余りに危ういと思います。
Burnとの相性の良さは言われていますが、Burnが実際にハンドを零にするのは珍しい為、ボブよりも相性が良いか?と言われると疑問が残ります。
また、実は《川の殺し屋、シグ》と言うドローソースもBurnには存在するため尚更難しい。公証人ではどう足掻いても追加の1ドローですが、シグなら追加で2枚目も狙えますからね。
Burnとの相性で見えてくる事ですが、ただ単にハンドの消費が早いだけデッキでは「+1枚」が精々です。それでも十分優秀なのですが、c)の引くタイミングが制限されていない、と言う点を鑑みればドローソースを持ち、且つハンド消費の早いデッキ、つまり ハンドの回転率が高いデッキでこそ最大限の真価を発揮できると考えています。
ドローソースで引く回数を増やせば増やすほど「+1枚」を上積み出来る可能性が増すわけですからね。
視点をずらすと、ドロースペルの価値を引き上げるとも言えます。特に《信仰なき物あさり》や《入念な研究》《トレイリアの風》の様なデッキを掘りつつドローするスペルの難点であった「ハンドの枚数が減る」点を改善する事も出来ます。
ここまでを纏めるとb)c)で判るように、非常に能動的で且つドロー手段の有るデッキと言う選定になりますね。
加えてa)の点を考えると《墓忍び》《殺し》等があり、ドロースペルでも《渦巻く知識》《思案》を有するTeamAmericaは有力に思えました。が、ハンドを保持しにくいという点は《Force of will》《目くらまし》《呪文貫き》を有し圧力をかけていくデッキコンセプトにミスマッチです。
これはほぼ全てのUデッキにも言える弊害ですね・・・。
という事でカウンターを構えるデッキでは素直に《闇の腹心》または《悪意の大梟》で良さそうです。
墓地をリソースとして用いるためにハンドを保持する必要性の薄さや《信仰なき物あさり》によるドロー手段、また部族的相性を考えるとZombardmentなんてなかなか良いと思います。2枚目以降も《陰謀団式療法》や《ゴブリンの砲撃》用の弾に出来ますしね。ただ、最近のZombardmentにはボブはあまり採用されないので・・・。在ってもサイドが多いですしね。
ボブを使用するようなAggroLoamでも面白いかもしれませんね。ボブの方が安定して引き込めるものの、こちらの方がサイクリングカードが2ドローに化けるわけですから爆発力がありますよね。要らないハンドは《突撃の地鳴り》や《壊滅的な夢》で捨ててしまえば良い訳ですし《壌土からの生命》でリカバリーも熟せます。
やはりこうして見ていくと、黒や赤との相性が良さそうです。また積極的に展開していく点を考えれば緑とも相性が悪いわけでは無いと思います。ただ、これらのも含めて、通常のデッキは何らかの妨害カード/除去スペル等を保有する事が多いでしょう。そして必要に応じて使用するために保持しておくべきそれらのカードは、この公証人とは相性が良いとは言えません。その弊害を何とかしない限りボブの方が単純な使い勝手で勝ると言えそうです・・・。
例えばですが、必要に応じてTopに残しておける手段の確率や、もっと単純に必要時以外墓地に置いておける繰り返しの除去スペル等ですね。
因みに、ハンドが零の時に誘発するという点を思うと、実は相手のハンデス攻勢への牽制にもなります。
黒対黒は、先手でハンデスした方が勝ち、特に先手《Hymn to Tourach》は激甚な効果を持ちますが、その戦略への対抗札となります。まぁ、完全に抑え込むことは出来ませんが、その威力を大きく減衰する事は可能でしょうね。
さて、ここからは、個別に相性が良いカードを見ていきたいと思います。
・ドロースペル全般
:解説不要
《渦巻く知識》《思案》《定業》・・・他には使い回せる《熟慮》《ウーナの寵愛》等etc
・《信仰なき物あさり》等のルーター系ドロースペル
:既に述べている通り、掘る事に特化したルーター系スペルが持つハンドの枚数が減ってしまうという難点を解消できる点が素晴らしいですね。《入念な研究》も良いのですが、単体でアドバンテージを狙える物あさりは素晴らしいです。繰り返し使用できる点を考えれば《僻地の灯台》も優秀ですが、いかんせん実質4マナ起動は重い・・・。いや、ティボルトさんは無いです、はい。
・《変化の風》系ドロースペル
:こちらも上記ルーター系と同様にハンドが減る問題を解消できます。
また、ドロー前にハンドを空にしてしまうため、如何なる状況でも+1ドローが出来ます。最もタイミングの制限が緩いと言えますね。
加えて、これらの特性故にハンドを何枚も抱える事が出来ます。保持は不可能であるものの、下手に急いで消費する必要が無いため展開への負担も減ります。
-《変化の風》:この効果では最もシンプルで軽量です。不要牌のみのハンドを全て交換できます。1マナである点が最大の美点。また、相手の手札を疑似破壊する事も出来ます。サーチカードなどで手札を揃えている相手を涙目にw
-《トレイリアの風》:2マナであるものの、Ins速度でキャスト可能です。また、ハンドを全て捨てるため墓地を肥やす事も出来ます。効果が自分のみである点は一長一短ですね。Rならば《危険な賭け》と言う固定値2枚の選択肢も。
-《渦巻き戦士》:都合1枚で2度の《変化の風》を使用する事が出来ます。打点にもなりますしね。
-《囁く狂気》:《意外な授かりもの》もハンドを空に出来るため常に+1枚が可能です。「暗号」先の生物にもなりますしね。《ジェイスの文書管理人》でも同様の効果を狙えます。問題は+1の恩恵を次回以降の起動時に相手にも供与してしまう点。あと重い・・・。
‐《強制/Compulsion》
:置物ルーターなのですが、通常と手順が逆です。1枚捨てて、それ後に1枚引きます。故にハンドを零にしてから引くという行動も可能です。そして1ドローが2ドローに昇華されます。素晴らしい!
ディスカードですので、墓地を肥やしたり、マッドネスしたり色々使い道がある点でも優秀ですね。土地にしか使用できない物の《交易路》と言う選択肢も。
‐《精神の骨折り/Mindmoil》
:《変化の風》を誘発させられる置物です。当然このカードも常に+1枚を狙えます。が、このカードの素晴らしい所はそれが誘発能力である事。加えて、「自分がスペルをキャストするたびに誘発する」というその誘発条件の敷居の低さです。
つまりスペルを唱えるたびにハンドは元の枚数(キャスト後の枚数+1枚)分引き直されるので、キャストする事により手札が減らなくなります。宛ら《リサイクル》や《有り余る無》の効果を得られるわけですね。
ぐるぐる(^^)
個人的には最も《血の公証人》との相性が良い組み合わせだと思います。
ただし、問題は5マナな点・・・orz
類似品に《テフェリーの細工箱》という物もありますが、こちらはアップキープ限定ですので、c)の強みが活かせない点が問題です。故に考慮には値しません。
‐《識者の誓い/Oath of Scholars》
:毎アップキープ、相手よりハンドが少なかったらハンドを全て捨てて3枚ドローが出来る置物です。
公証人を使用する事でこのドローを4枚に増加できるわけですね。もちろんその後に通常の1ドローも出来ます。
上記の細工箱と同じくc)の利点を活かせない点は変わりません。がこちらはどれだけハンドが少なかろうと固定値でドロー出来る美点もあります。また、if条件達成のためにはハンドが少なければ少ないほど望ましいわけですが、それは公証人を採用するデッキの条件である「非常に能動的なデッキ」と適合しやすい適正です。毎ターン墓地を肥やせる点も何かしらに利用できます。
問題はやはりif節である事。
相手がコントロールならいざ知らず、Beatdownでは少々この条件の達成は難しそうです。
4マナと言う本体の重さも問題ですね。
・《生体融合帽》系置物
:ターン終了時にハンドを零に調整する置物。常に次のドローでの+1枚を期待出来るものの、誘発制限故に追加効果が小さい為その他の余剰効果を狙う事が出来るかどうかが肝ですね。
具体的には墓地を肥やす事と、《罠の橋》の様にハンドを零にした場合に得る事の出来る利点。また相手のターンにはハンドは零なので、その他の能力でドローする場合には確実に+1ドローが出来ます。
-《生体融合帽》:重い。が、常に計3(通常ドロー+公証人+本体)ドローが出来る。《識者の誓い》とは一長一短。ハイリターンを取るかローリスクを取るか。
-《精神嵐の冠》:本家より軽いものの自力でハンドを消費しなければいけない為土地が2枚3枚来てしまった場合は絶望・・・。
-《紅蓮術士の刈り痕》:ハンドの保持制限の関係上1枚当たりの効用の重要性が増すため、1枚当たりの価値を高められるカードは有用。
-《無のブローチ》:[通りすがり]さんからのご指摘で追記しました。
確かに「暴勇」を一として、ハンドを持たない主義には常に大きなリスクを背負っています。相手をハンデスしきっていても今引きのリスクは消えないですしね。それを受け止めるカードとしては素晴らしい物があると思います。4マナと言う重さは何点ですが、お互いの弱点を補完し合う良好な組み合わせだと思います。
《罠の橋》と組み合わせて、古の「エンプティ・ハンドロック」を構築するのも面白いかもしれませんね。
・《ヴェールのリリアナ》系ハンデス
:こちらがハンドを少なくする事でリスクを背負うのなら相手もその分ハンドを少なくしてしまえば、リスクの低減につながる、という事ですね。
-《狂乱病のもつれ》:互いに3枚ずつハンドを捨てるという凶悪な効果であり実際には4-3交換でありながら実質的には「お互いのハンドは空になる」と同等な事が多いスペルですね。削り取る枚数が大きい値であるため単純にComboやControlへの効果も高いです。《精神の剣》でも同様の効果はあるものの、2枚と効果範囲が狭い為微妙です。が、ピッチである事やリムーブである事も含めれば別物と考えても良いかもしれませんね。
-《ヴェールのリリアナ》:お互いのハンドの枚数を「固定」する我らがヴェリアナ姐さん。スペルでの効果は一度きりですが彼女は継続して影響を行使できるためLock出来る上に、それが長引くほど《血の公証人》の旨みも増していきます。
いざ、Top勝負!!(`・ω・´)キリッ
盤面に干渉できる点も素晴らしい。ハンドの枚数が制限されるからこそユーティリティなカードには価値があります。
-《狂気の瀬戸際》:こちらも互いにハンドを固定するカードです。しかし、ヴェリアナがハンドを自ら捨てさせることで固定していたのに対し、こちらは自分のハンドが無い場合のみ相手にも強要します。つまり積極的にこちらがハンドを使用する事で零に保つ必要があるわけです。美点は誘発すれば必ず相手のハンドを零に出来る点ですね。ComboやControlに対して嫌がらせ以外の何物でもないですw
・ハンド外のリソース確保手段
:先述した、ハンド以外に如何にカードを溜めこむか?と言う手段の一つですね。ハンドを消費するにしてもそれをうまくコントロールできれば、より能力が活かし易くなります。
-《吠え歯のうろ穴》:ローウィンの秘匿ランドの黒版です。上記の多量ハンデスとの相性が良いですね。また1マナしか掛らない為に展開の邪魔にならない。問題は特殊地形である事ですね。またTop4枚と対象範囲の制限がやや問題。
-《等時の王笏》:同じくハンドを別領域で保持しておくカードですね。
多量のアドを生み出せる可能性を持っています。逆に悲しみを背負う可能性も・・・。特に《突然の衰微》が跋扈している昨今は・・・。
また、「2マナ以下」且つ「Ins」出なければならない点は厄介ですね。
-《罰する火》
-《名も無き転置》:共に再利用可能な除去ですね。色々前提条件が面倒ですが、墓地をハンドの代わりに出来る点は優秀です。
-《師範の占い独楽》:ボブとの相思相愛な独楽ですが、やはり公証人とも相性は良いです。
Topを操作する事で保持しておきたいスペルをライブラリーの上部に留めて置くことが可能です。加えて、ハンドを零に戻せるように使い切れるカードを選択して引ける点でも優れています。
また、独楽自身の能力でカードを引ける点も当然強化され、2ドローに化ける場合もありますね。必要な時にTopのカードを引いてこれる点で知恵を上回っています。
-《森の知恵》:独楽のライバルの知恵でもやはり相性は良いです。
ハンドが零の時に公証人がいれば、「通常のドロー:1×2+知恵:2ドローで計4ドローから4点ライフずつで0~2枚戻す」と言うチョッと何言ってるのか訳判らないですね(^^)的な動きが出来ます。
こちらも保持しておきたい物を常にTopに残しておける点が非常に優秀です。
マナが掛らない点と、最大で4ドローを一度に出来る点が素晴らしい。
-《夜帷の死霊/Nightveil Specter》
:ふふふ、以前紹介してから日は経ちましたが、私は彼のことを忘れてはいませんよ!!
という訳で、相手のTopを追放領域で保持する事で、疑似的なハンドに変換できるわけですね。
「俺の物は俺の物、お前の物も俺の物」的なジャイアニズムです。
難点は相手に依存する点ですね。
-《嵐の束縛/Stormbind》
:ハンドを2マナで《ショック》に変換する置物ですね。
要らない物をガンガン投げて、且つ弾を補充できるので相性は良いと思います。
問題はやはりランダムディスカードである点ですね。もうこれはどうしようもないです。
-Zombardmentの生物群《恐血鬼》《墓所這い》《未練ある魂》等の墓地復活生物達。:説明不要
こんな所でしょうか?
実用性のあるものが何点在るかは不明ですがww色々いじり甲斐があるカード群だと思います。
他には、スペルシェイパーや共鳴者が良い相棒に成るやもしれませんね。カードプールが広い程遊び甲斐があります。逆にStdのような狭い環境では活かす手段が無いですね・・・。
《ラクドスの復活》からのリカバリーぐらいでしょうか?まぁ、Stdの需要が無い方がエターナルプレイヤーにとっては有難いのですがねw
ただ単純にドローソースとして使うのならば《闇の腹心》の方が遥かに安定しています。ボブに安定と言う言葉を使う事に成ろうとは・・・w
この《血の公証人》を活かすのなら相応の構築やボブにはない利点(ライフ損失の固定値やタイミングの制限が緩い事等)をどこまで突き詰める事が出来るのか?それが重要になってくると思います。
皆さんは何か、思いつきましたか?
さて、今回はここまで、です。
今回も最後までお付き合いいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かの刺激になれば幸いです。
P.S.
あ、《Chains of Mephistopheles》だけは置かないでね(^^)
泣いちゃうから(´;ω;`)ブワッ
「ドラゴンの迷路/DGM」のスポイラーが連日騒がしい今日この頃ですね。
私も、日々一喜一憂しておりますww
という事で、DGMの注目カードを見ていこうという毎度の企画ですね。
今回は《血の公証人》です。
血の公証人/Blood Scrivener (1)(B)
クリーチャー―ゾンビ・ウィザード R
あなたの手札にカードがないときにあなたがカードを引く場合、代わりにあなたはカードを2枚引き、1点のタイフを失う。
(If you Would draw a card while you have no cards in hand, instead draw two cards and lose 1 life.)
2/1
と言うカードですね。
各所ではボブこと《闇の腹心》との類似性や違いが指摘/考察されている黒注目の生物です。
非常に期待値も高いですね。
が、少しルール的に解かりにくいのでまずは其処を詰めていきます。
一応適当なので、FAQが欲しいです・・・。
まず、よく散見される「ブレストで引いたらどうなるの?」と言う点ですが、
MTG Wiki「引く:http://mtgwiki.com/wiki/%E5%BC%95%E3%81%8F」よりルールを参照すると
複数枚のカードを引く指示があった場合には、「カードを1枚引く」処理を複数回行う。また、複数のプレイヤーに同時にカードを引かせる指示があった場合、APNAP順に従って、1人ずつ指定された枚数のカード引いていく。
・「カードを引くたび」誘発する誘発型能力は、1枚ずつについて誘発する。
・「カードを引く場合、代わりに…」という置換効果は、「カードを1枚引く」ことを置換する。複数枚引くときは、1枚ごとに置換し、置換してできたイベントを完了してから次の1枚を引く。
となっています。
故にブレストを使用し、且つハンドが零の場合は
「3枚ドロー → 二枚戻す」→「4枚(1×2+2枚)ドロー → 2枚戻す」になります。
次に[レベッカ]さんの所に話題に挙がっていましたが、
ハンド零の場合、カードを引くごとに誘発置換されるのだから、1枚目を2枚にしそれを引く時の1枚目をまた2枚に置換し・・・と言う無限ループの可能性、また、《崇拝の言葉》系のカード置換効果で1枚目を置換した場合マナが続く限り置換できるのか?と言う疑問ですが、
603.8.:能力は一度誘発し、解決されるまでは再び誘発することはない。
614.5. :置換効果の結果にその同一の置換効果が再び適用されることはなく、置換されるのは元のイベントとそれを置換したイベントを通して1回だけである。
とあるので、置換するのは最初の一度きり、無限ループは発生しない。と言う結論だそうです。
(http://66272.diarynote.jp/201304120753165787/)
(http://mjmj.info/data/CompRules_j.html#g_triggered_ability)
という事でルールの整理は終了。
この部分については、当方のお気に入りリスト[ひまじん]さんのエントリー「新カードのルーリング紹介(http://himajin.diarynote.jp/201304141626347686)」により詳細な説明が行われています。使用するつもりの方は是非一度ご一読を。
それで、ここからはカードの特性を見ていきます。
まず2マナ生物でドローソースになるという事でボブと比較されがちです。
違いを見ていくと、
a)ボブと違いライフ消費は固定値1なので大型カードとの共存のデメリットが存在しない(これはメリットであるわけでは無いので注意。デメリットでは無いだけです)。
b)必然的にハンド消費の大きいデッキでこそ真価を発揮できるカードであり、且つそういうデッキでなければ真価を発揮できない。
c)引くタイミングがボブの様に決まっておらず、自由であるため、どちらかと言えばコンボ系チェインパーツのような印象を受けます。放っておいても引けるカードでもなく、ボブと違いその序盤から安定して引くのは難しい。故に様々なお膳立てが必要。
d)タイプが「ゾンビ」
e)
(※重複はします。別のオブジェクトが発生源ですからね。ただ、ハンドを少なく保つことに駆られる必然性を鑑みるとボブの様にただ引き益す。嬉しいです(^^)とは言えないです。多く引くのならその分の弊害もあるのでそれを解消する工夫は必要です。)
上記でも述べた通り、b)ハンド消費型のデッキでこそ活かせる特性であり、それでしか活かせない必然性も持ち合わせているため、ボブよりもアグロ思考なデッキで採用され得るカードですね。
デッキタイプとしては
Beatdown・Burnが適合します。
他にもハンドを溜めない代わりに墓地など別の領域をリソースとして使うデッキでも有用性は高いと言えそうです。
ただし、幾らハンドを溜め込まないと言っても不必要にハンドを減らしていくのは危険です。リスクヘッジの面で著しくデメリットを背負うことになり、「暴勇」の二の舞になります。飽くまで、展開上自然にハンドを消費していくデッキでこそ素晴らしい特性と言えると思います。特によく比喩される《ファイレクシアの闘技場》とは異なりこのカードは所詮2マナの生物ですからね。そのためだけにリソースを消費し続けるのは余りに危ういと思います。
Burnとの相性の良さは言われていますが、Burnが実際にハンドを零にするのは珍しい為、ボブよりも相性が良いか?と言われると疑問が残ります。
また、実は《川の殺し屋、シグ》と言うドローソースもBurnには存在するため尚更難しい。公証人ではどう足掻いても追加の1ドローですが、シグなら追加で2枚目も狙えますからね。
Burnとの相性で見えてくる事ですが、ただ単にハンドの消費が早いだけデッキでは「+1枚」が精々です。それでも十分優秀なのですが、c)の引くタイミングが制限されていない、と言う点を鑑みればドローソースを持ち、且つハンド消費の早いデッキ、つまり ハンドの回転率が高いデッキでこそ最大限の真価を発揮できると考えています。
ドローソースで引く回数を増やせば増やすほど「+1枚」を上積み出来る可能性が増すわけですからね。
視点をずらすと、ドロースペルの価値を引き上げるとも言えます。特に《信仰なき物あさり》や《入念な研究》《トレイリアの風》の様なデッキを掘りつつドローするスペルの難点であった「ハンドの枚数が減る」点を改善する事も出来ます。
ここまでを纏めるとb)c)で判るように、非常に能動的で且つドロー手段の有るデッキと言う選定になりますね。
加えてa)の点を考えると《墓忍び》《殺し》等があり、ドロースペルでも《渦巻く知識》《思案》を有するTeamAmericaは有力に思えました。が、ハンドを保持しにくいという点は《Force of will》《目くらまし》《呪文貫き》を有し圧力をかけていくデッキコンセプトにミスマッチです。
これはほぼ全てのUデッキにも言える弊害ですね・・・。
という事でカウンターを構えるデッキでは素直に《闇の腹心》または《悪意の大梟》で良さそうです。
墓地をリソースとして用いるためにハンドを保持する必要性の薄さや《信仰なき物あさり》によるドロー手段、また部族的相性を考えるとZombardmentなんてなかなか良いと思います。2枚目以降も《陰謀団式療法》や《ゴブリンの砲撃》用の弾に出来ますしね。ただ、最近のZombardmentにはボブはあまり採用されないので・・・。在ってもサイドが多いですしね。
ボブを使用するようなAggroLoamでも面白いかもしれませんね。ボブの方が安定して引き込めるものの、こちらの方がサイクリングカードが2ドローに化けるわけですから爆発力がありますよね。要らないハンドは《突撃の地鳴り》や《壊滅的な夢》で捨ててしまえば良い訳ですし《壌土からの生命》でリカバリーも熟せます。
やはりこうして見ていくと、黒や赤との相性が良さそうです。また積極的に展開していく点を考えれば緑とも相性が悪いわけでは無いと思います。ただ、これらのも含めて、通常のデッキは何らかの妨害カード/除去スペル等を保有する事が多いでしょう。そして必要に応じて使用するために保持しておくべきそれらのカードは、この公証人とは相性が良いとは言えません。その弊害を何とかしない限りボブの方が単純な使い勝手で勝ると言えそうです・・・。
例えばですが、必要に応じてTopに残しておける手段の確率や、もっと単純に必要時以外墓地に置いておける繰り返しの除去スペル等ですね。
因みに、ハンドが零の時に誘発するという点を思うと、実は相手のハンデス攻勢への牽制にもなります。
黒対黒は、先手でハンデスした方が勝ち、特に先手《Hymn to Tourach》は激甚な効果を持ちますが、その戦略への対抗札となります。まぁ、完全に抑え込むことは出来ませんが、その威力を大きく減衰する事は可能でしょうね。
さて、ここからは、個別に相性が良いカードを見ていきたいと思います。
・ドロースペル全般
:解説不要
《渦巻く知識》《思案》《定業》・・・他には使い回せる《熟慮》《ウーナの寵愛》等etc
・《信仰なき物あさり》等のルーター系ドロースペル
:既に述べている通り、掘る事に特化したルーター系スペルが持つハンドの枚数が減ってしまうという難点を解消できる点が素晴らしいですね。《入念な研究》も良いのですが、単体でアドバンテージを狙える物あさりは素晴らしいです。繰り返し使用できる点を考えれば《僻地の灯台》も優秀ですが、いかんせん実質4マナ起動は重い・・・。いや、ティボルトさんは無いです、はい。
・《変化の風》系ドロースペル
:こちらも上記ルーター系と同様にハンドが減る問題を解消できます。
また、ドロー前にハンドを空にしてしまうため、如何なる状況でも+1ドローが出来ます。最もタイミングの制限が緩いと言えますね。
加えて、これらの特性故にハンドを何枚も抱える事が出来ます。保持は不可能であるものの、下手に急いで消費する必要が無いため展開への負担も減ります。
-《変化の風》:この効果では最もシンプルで軽量です。不要牌のみのハンドを全て交換できます。1マナである点が最大の美点。また、相手の手札を疑似破壊する事も出来ます。サーチカードなどで手札を揃えている相手を涙目にw
-《トレイリアの風》:2マナであるものの、Ins速度でキャスト可能です。また、ハンドを全て捨てるため墓地を肥やす事も出来ます。効果が自分のみである点は一長一短ですね。Rならば《危険な賭け》と言う固定値2枚の選択肢も。
-《渦巻き戦士》:都合1枚で2度の《変化の風》を使用する事が出来ます。打点にもなりますしね。
-《囁く狂気》:《意外な授かりもの》もハンドを空に出来るため常に+1枚が可能です。「暗号」先の生物にもなりますしね。《ジェイスの文書管理人》でも同様の効果を狙えます。問題は+1の恩恵を次回以降の起動時に相手にも供与してしまう点。あと重い・・・。
‐《強制/Compulsion》
:置物ルーターなのですが、通常と手順が逆です。1枚捨てて、それ後に1枚引きます。故にハンドを零にしてから引くという行動も可能です。そして1ドローが2ドローに昇華されます。素晴らしい!
ディスカードですので、墓地を肥やしたり、マッドネスしたり色々使い道がある点でも優秀ですね。土地にしか使用できない物の《交易路》と言う選択肢も。
‐《精神の骨折り/Mindmoil》
:《変化の風》を誘発させられる置物です。当然このカードも常に+1枚を狙えます。が、このカードの素晴らしい所はそれが誘発能力である事。加えて、「自分がスペルをキャストするたびに誘発する」というその誘発条件の敷居の低さです。
つまりスペルを唱えるたびにハンドは元の枚数(キャスト後の枚数+1枚)分引き直されるので、キャストする事により手札が減らなくなります。宛ら《リサイクル》や《有り余る無》の効果を得られるわけですね。
ぐるぐる(^^)
個人的には最も《血の公証人》との相性が良い組み合わせだと思います。
ただし、問題は5マナな点・・・orz
類似品に《テフェリーの細工箱》という物もありますが、こちらはアップキープ限定ですので、c)の強みが活かせない点が問題です。故に考慮には値しません。
‐《識者の誓い/Oath of Scholars》
:毎アップキープ、相手よりハンドが少なかったらハンドを全て捨てて3枚ドローが出来る置物です。
公証人を使用する事でこのドローを4枚に増加できるわけですね。もちろんその後に通常の1ドローも出来ます。
上記の細工箱と同じくc)の利点を活かせない点は変わりません。がこちらはどれだけハンドが少なかろうと固定値でドロー出来る美点もあります。また、if条件達成のためにはハンドが少なければ少ないほど望ましいわけですが、それは公証人を採用するデッキの条件である「非常に能動的なデッキ」と適合しやすい適正です。毎ターン墓地を肥やせる点も何かしらに利用できます。
問題はやはりif節である事。
相手がコントロールならいざ知らず、Beatdownでは少々この条件の達成は難しそうです。
4マナと言う本体の重さも問題ですね。
・《生体融合帽》系置物
:ターン終了時にハンドを零に調整する置物。常に次のドローでの+1枚を期待出来るものの、誘発制限故に追加効果が小さい為その他の余剰効果を狙う事が出来るかどうかが肝ですね。
具体的には墓地を肥やす事と、《罠の橋》の様にハンドを零にした場合に得る事の出来る利点。また相手のターンにはハンドは零なので、その他の能力でドローする場合には確実に+1ドローが出来ます。
-《生体融合帽》:重い。が、常に計3(通常ドロー+公証人+本体)ドローが出来る。《識者の誓い》とは一長一短。ハイリターンを取るかローリスクを取るか。
-《精神嵐の冠》:本家より軽いものの自力でハンドを消費しなければいけない為土地が2枚3枚来てしまった場合は絶望・・・。
-《紅蓮術士の刈り痕》:ハンドの保持制限の関係上1枚当たりの効用の重要性が増すため、1枚当たりの価値を高められるカードは有用。
-《無のブローチ》:[通りすがり]さんからのご指摘で追記しました。
確かに「暴勇」を一として、ハンドを持たない主義には常に大きなリスクを背負っています。相手をハンデスしきっていても今引きのリスクは消えないですしね。それを受け止めるカードとしては素晴らしい物があると思います。4マナと言う重さは何点ですが、お互いの弱点を補完し合う良好な組み合わせだと思います。
《罠の橋》と組み合わせて、古の「エンプティ・ハンドロック」を構築するのも面白いかもしれませんね。
・《ヴェールのリリアナ》系ハンデス
:こちらがハンドを少なくする事でリスクを背負うのなら相手もその分ハンドを少なくしてしまえば、リスクの低減につながる、という事ですね。
-《狂乱病のもつれ》:互いに3枚ずつハンドを捨てるという凶悪な効果であり実際には4-3交換でありながら実質的には「お互いのハンドは空になる」と同等な事が多いスペルですね。削り取る枚数が大きい値であるため単純にComboやControlへの効果も高いです。《精神の剣》でも同様の効果はあるものの、2枚と効果範囲が狭い為微妙です。が、ピッチである事やリムーブである事も含めれば別物と考えても良いかもしれませんね。
-《ヴェールのリリアナ》:お互いのハンドの枚数を「固定」する我らがヴェリアナ姐さん。スペルでの効果は一度きりですが彼女は継続して影響を行使できるためLock出来る上に、それが長引くほど《血の公証人》の旨みも増していきます。
いざ、Top勝負!!(`・ω・´)キリッ
盤面に干渉できる点も素晴らしい。ハンドの枚数が制限されるからこそユーティリティなカードには価値があります。
-《狂気の瀬戸際》:こちらも互いにハンドを固定するカードです。しかし、ヴェリアナがハンドを自ら捨てさせることで固定していたのに対し、こちらは自分のハンドが無い場合のみ相手にも強要します。つまり積極的にこちらがハンドを使用する事で零に保つ必要があるわけです。美点は誘発すれば必ず相手のハンドを零に出来る点ですね。ComboやControlに対して嫌がらせ以外の何物でもないですw
・ハンド外のリソース確保手段
:先述した、ハンド以外に如何にカードを溜めこむか?と言う手段の一つですね。ハンドを消費するにしてもそれをうまくコントロールできれば、より能力が活かし易くなります。
-《吠え歯のうろ穴》:ローウィンの秘匿ランドの黒版です。上記の多量ハンデスとの相性が良いですね。また1マナしか掛らない為に展開の邪魔にならない。問題は特殊地形である事ですね。またTop4枚と対象範囲の制限がやや問題。
-《等時の王笏》:同じくハンドを別領域で保持しておくカードですね。
多量のアドを生み出せる可能性を持っています。逆に悲しみを背負う可能性も・・・。特に《突然の衰微》が跋扈している昨今は・・・。
また、「2マナ以下」且つ「Ins」出なければならない点は厄介ですね。
-《罰する火》
-《名も無き転置》:共に再利用可能な除去ですね。色々前提条件が面倒ですが、墓地をハンドの代わりに出来る点は優秀です。
-《師範の占い独楽》:ボブとの相思相愛な独楽ですが、やはり公証人とも相性は良いです。
Topを操作する事で保持しておきたいスペルをライブラリーの上部に留めて置くことが可能です。加えて、ハンドを零に戻せるように使い切れるカードを選択して引ける点でも優れています。
また、独楽自身の能力でカードを引ける点も当然強化され、2ドローに化ける場合もありますね。必要な時にTopのカードを引いてこれる点で知恵を上回っています。
-《森の知恵》:独楽のライバルの知恵でもやはり相性は良いです。
ハンドが零の時に公証人がいれば、「通常のドロー:1×2+知恵:2ドローで計4ドローから4点ライフずつで0~2枚戻す」と言うチョッと何言ってるのか訳判らないですね(^^)的な動きが出来ます。
こちらも保持しておきたい物を常にTopに残しておける点が非常に優秀です。
マナが掛らない点と、最大で4ドローを一度に出来る点が素晴らしい。
-《夜帷の死霊/Nightveil Specter》
:ふふふ、以前紹介してから日は経ちましたが、私は彼のことを忘れてはいませんよ!!
という訳で、相手のTopを追放領域で保持する事で、疑似的なハンドに変換できるわけですね。
「俺の物は俺の物、お前の物も俺の物」的なジャイアニズムです。
難点は相手に依存する点ですね。
-《嵐の束縛/Stormbind》
:ハンドを2マナで《ショック》に変換する置物ですね。
要らない物をガンガン投げて、且つ弾を補充できるので相性は良いと思います。
問題はやはりランダムディスカードである点ですね。もうこれはどうしようもないです。
-Zombardmentの生物群《恐血鬼》《墓所這い》《未練ある魂》等の墓地復活生物達。:説明不要
こんな所でしょうか?
実用性のあるものが何点在るかは不明ですがww色々いじり甲斐があるカード群だと思います。
他には、スペルシェイパーや共鳴者が良い相棒に成るやもしれませんね。カードプールが広い程遊び甲斐があります。逆にStdのような狭い環境では活かす手段が無いですね・・・。
《ラクドスの復活》からのリカバリーぐらいでしょうか?まぁ、Stdの需要が無い方がエターナルプレイヤーにとっては有難いのですがねw
ただ単純にドローソースとして使うのならば《闇の腹心》の方が遥かに安定しています。ボブに安定と言う言葉を使う事に成ろうとは・・・w
この《血の公証人》を活かすのなら相応の構築やボブにはない利点(ライフ損失の固定値やタイミングの制限が緩い事等)をどこまで突き詰める事が出来るのか?それが重要になってくると思います。
皆さんは何か、思いつきましたか?
さて、今回はここまで、です。
今回も最後までお付き合いいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かの刺激になれば幸いです。
P.S.
あ、《Chains of Mephistopheles》だけは置かないでね(^^)
泣いちゃうから(´;ω;`)ブワッ
非MTG) ここ最近で気になった時事 張子の虎も牙だけはあるので鬱陶しい
2013年4月12日 時事 コメント (3)皆さんこんにちは。
しもべです。
ここ最近は気になるニュースが余り無かったのでご無沙汰してましたが、溜まってきたので放流放流。
相も変わらず特に深い考えは無いので斜め読み推奨。
では行きます。
以下、点線内転載。
[オバマ大統領、「必要なあらゆる措置を取る」]
読売新聞 4月12日(金)11時2分配信
【ワシントン=白川義和】オバマ米大統領は11日、弾道ミサイル発射の動きを見せる北朝鮮について「好戦的な姿勢」をただちに改めるよう要求した。
米国や同盟国の日韓を防衛するため、「必要なあらゆる措置を取る」とも語り、北朝鮮を強くけん制した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130412-00000443-yom-int
韓国・国連に続き、米国も直接的な言動を取ってきましたね。
が、残念ながら、「挑発を止めよ」では北朝鮮は止まれない。
瀬戸際外交と言う名のタカリ行為は相手から譲歩を引き出せないと、止める事が出来ない。
ここまで事態を進行させた以上、尚更譲歩無しで引き下がることは出来ない。
終わりの無いチキンレースには辟易です・・・。
因みに謀ゲハブログでは、「北朝鮮、核ミサイルプログラムに総額32億4千ドルを費やす」
「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が核ミサイルプログラムに費やした総額はすでに32億4000万ドルを越した。11日、韓国と日本のマスメディアが報じた。専門家らは、これだけの資金があれば北朝鮮の人民に向こう3年間とうもろこしの食糧備蓄を行うことができただろうと試算している。」
(http://japanese.ruvr.ru/2013_04_11/110506208/)
だそうです・・・。
クレクレ主張も結構ですが、どう考えても優先順位を間違えている。と言うより方法論がおかしい。
独裁政権は兎も角、軍事主義をしなければすぐにでも支援をしてくれそうなものですが・・・。
何故、自分たちの提供した食料で更に物乞いをするための軍事投資強化を促さなければいけないのか?どこの国家でもそう思うのは当然です。
[<1票の格差>「0増5減」でも2倍超 改正案を国会提出]
毎日新聞 4月12日(金)9時52分配信
政府は12日午前の閣議で、衆院小選挙区を「0増5減」する公職選挙法改正案を決定、衆院に提出した。2010年国勢調査人口ベースの「1票の格差」は改正前の最大2.524倍から1.998倍に縮小する。ただ、総務省が3月1日現在の推計人口で試算したところ、見直し後も、少なくとも6選挙区で格差が違憲の目安となる2倍を超えることが判明。民主党など野党は抜本的な格差是正を主張しており、国会審議の行方は不透明だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130412-00000014-mai-pol
恐らくは野党は反対し、衆議院での再決議で通過の見込みでしょう。
が、これだけでは不十分と言う声は、野党だけでなく、各裁判所も相次いで出していますね。
まぁ、これを下地として、今後も数年ごとに少しずつ格差を是正していけばいいと思います。
[米に配慮、かんぽ新商品認可せず TPP日米協議合意]
朝日新聞デジタル 4月12日(金)13時30分配信
日米両政府は12日午後、日本の環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加に向けた合意文書を発表する。米国側が懸念していた保険分野では、日本郵政傘下のかんぽ生命保険ががん保険など新商品を申請しても日本政府は当面認可しないことを決めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130412-00000003-asahi-pol
はてさて、とうとうパンドラの箱を開けてしまうのでしょうか・・・。
[普天間返還、22年度以降=辺野古移設が条件、日米合意―安倍首相「最短期間で実現」]
時事通信 4月5日(金)18時44分配信
日米両政府は5日、沖縄県の米軍嘉手納基地(嘉手納町など)以南の施設・区域の返還計画で合意し、安倍晋三首相とルース駐日米大使が同日夕に首相官邸で共同発表した。焦点の普天間飛行場(宜野湾市)跡地は、同県名護市辺野古への移設を前提に2022年度以降に、沖縄の要望が強かった牧港補給地区(浦添市)の一部は13年度以降にそれぞれ返還するとした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130405-00000128-jij-pol
喜ばしい事ですね。
マスコミは色々と粗探しをしていますが、個人的には一歩を踏み出したという事が大きいと思います。
米側はそれほど真剣な検討をしていないのかもしれませんが、道筋をつけた事は大きな成果と言えます。
ただ、会見で市長が言われていたように、この事と、それまでの県民への安全確保や負担軽減の努力が行われなければいけないという事実は全く別の問題です。
それにも留意していただきたいですね。
[日台漁業交渉が合意 尖閣周辺は共同管理、中国を牽制]
朝日新聞デジタル 4月10日(水)7時32分配信
日本と台湾が、沖縄県の尖閣諸島周辺での漁業協定締結交渉で大筋合意した。10日にも発表する。日本は尖閣周辺で台湾漁船の操業を認めるが、領海への立ち入りまでは認めない。日本には今回の合意で、尖閣の領有権に異論を唱えるために台湾と連携を図る中国を牽制(けんせい)する狙いもある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130410-00000003-asahi-pol
泥沼化する尖閣問題ですが、これで少しは沈静化に向けて動き出せると良いですね。
ただ、飽くまでも沈静化。
欲しいのは海洋資源であり、漁業権はその一部ですからね。
これだけでは台湾も矛先を収めはしないでしょうね。
[経産相、汚染水漏出で地下貯水槽使用やめる方針]
TBS系(JNN) 4月10日(水)12時12分配信
福島第一原発の地下貯水槽から汚染水が漏れ出した問題で、茂木経済産業大臣は地下貯水槽の使用をできるだけ早くやめる方針を示しました。
福島第一原発では汚染水漏れが見つかった地下の貯水槽から別の貯水槽に汚染水を移していましたが、9日、その移送先からも汚染水が漏れていることが分かりました。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20130410-00000026-jnn-soci
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[原発事故リスク:規制委が安全目標 放射性物質、大量放出「100万年に1回」]
毎日新聞 2013年04月04日 東京朝刊
原子力規制委員会は3日の定例会で、原発の事故10+件リスクをどの程度まで低減するかを定めた「安全目標」をまとめた。放射性物質が大量放出する頻度については「100万年に1回」、その場合のセシウム137放出量は福島事故10+件の100分の1に相当する「100テラベクレル(テラは1兆)」と決めた。欧米は目標を掲げているが、国内の規制機関が定めるのは初めて。
http://mainichi.jp/select/news/20130404ddm008040116000c.html
愚だぐた過ぎて・・・。
原子力の必要性云々以前のレベルです。
面倒事を先へ先へと後回しにし続けた結果、真面なリスク管理の方法の一つも実行できないとは・・・。
原発はまだ必要だとは個人的に思いますが、それを運営する企業がダメすぎてとても擁護できないです。
という事で二つ目ですが、こちらは結構思い切ったかなぁ、と。
基本的に「事勿れ、言質は取らせない、責任は取らない」が日本式スタイルのベーシックなのですが、これはしっかりと規定していますね。
因みに「100万年に一回」と言う数字の意味がよく判らない方も多いとは思います。
これは理系に携わった人間ならある程度理解していただけると思いますが、「絶対」なんて表現は「絶対に無い」と言うのが基本にあります。だから「絶対」なんて表現は使用したがらないんですね。
しかし、「滅多にない」と言う表現では不安に思う国民も多く、故にこんな膨大な数値を実際に指し示す事でその不安を取り除き理解を得ようという考えなのではないかと。
まぁ、数字が膨大過ぎて逆に判りづらいとは思いますが・・・。
心配ないように努めるよ!!と言っているのだと理解していただければ十分だと思います。
が、残念ながら私は到底無理な目標だと思います。
単純なルーチンワークでさえ100万年失敗しないなんて事は現実的に言えば不可能ですからねw
まぁ、実際には無理でもその心意気で向かうようにする・させるのであれば十分かと。
[「鉄の女」イギリスのサッチャー元首相死去 87歳、女性初の英首相]
産経新聞 4月8日(月)21時6分配信
【ロンドン支局】英BBC放送は8日午後、米国と強固な連帯を組んで旧ソ連共産主義を崩壊に導き「鉄の女」の異名を取ったマーガレット・サッチャー元英首相が同日午前、脳卒中を起こした後、死去したと報じた。87歳だった。総選挙に3度勝利し第二次世界大戦後の英政界では最長となる約11年半の間、首相を務めた。在任中に国有企業の民営化、規制緩和、金融改革を断行し、長期的な経済衰退から英国を復活させる礎を築いた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130408-00000577-san-eurp
偉大な方がこの世を去りましたね。
最近は女性の政治家も増えてきましたし、その中でも力を持っている方も大勢います。
が、その道筋の一つとなり得たほどの偉大な方がこのサッチャー元大統領ですね。
評価は分かれる部分もありますが、基本的には賞賛されるに値する傑物だったと思います。
英国が混乱期であるこの時期に逝かれる事は彼女にとっても心残りであったかもしれませんね
彼女の功績へ感謝をするとともに、ご冥福をお祈りします。
[米コネティカット州で銃規制強化法が成立]
読売新聞 4月5日(金)11時10分配信
【ニューヨーク=加藤賢治】米東部コネティカット州で4日、10発を超える銃弾を装てんできる弾倉の売買禁止を柱とする銃規制強化法が成立した。
同州ニュータウンの小学校で昨年12月、児童20人を含む26人が死亡した銃乱射事件を受けた措置。州上下院が法案を可決、マロイ州知事が4日に署名した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130405-00000548-yom-int
喜ばしい事なのでしょうが素直には喜べませんね・・・。
改革を謳うオバマ大統領の案は風前の灯です。
一州だけでは・・・。
全米ライフル協会は相も変わらず狂犬でこれも潰そうとするのではないでしょうか・・・。
[暗黒物質の痕跡?確認 宇宙つくる正体不明の成分]
朝日新聞デジタル 4月4日(木)0時0分配信
【波多野陽】理論上、宇宙に大量にあると考えられている正体不明の「暗黒物質」が、実際に存在する可能性を示す痕跡を、欧米やアジアの国際研究グループが初めて見つけた。スイス・ジュネーブ近郊の欧州合同原子核研究機関(CERN)で3日夕(日本時間4日未明)発表した。星や銀河の成り立ちの謎を解き明かす一歩となる成果だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130404-00000001-asahi-sci
Oh!!It’s Drak Matter!!
また、一つ科学分野で進展ですね。
とうとう暗黒物質の観測ですか。
ヒッグス粒子と言い、ここ最近の物理学分野での進展には目を見張るものがあります。
[沖縄の海に鉱物資源 金や銀など340万トン以上]
2013年4月4日8時29分 朝日新聞
沖縄本島から北に約100キロの海底に、新たに340万トン以上の金や銀などの鉱物資源が眠っているのを石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が見つけた。沖縄や伊豆小笠原海域での埋蔵量は計5千万トンと予想されていたが、増える見込みという。
http://www.asahi.com/tech_science/articles/TKY201304030529.html
レアアースの一部が見つかったり、NGの採掘採取に成功したり、海の底での発見が多い最近の日本ですが、また新発見ですね。
金・銀等を含む鉱床の発見だそうです。
1トン当たり金は2,63グラムならかなり密度の濃い鉱床ですね。
期待できそうです。
問題は相変わらず海の中であるという事と、地理的な問題ですね。隣国が難癖付けてくるやも・・・。
さて、こんな所です。
皆さんは何か最近、気になる時事はありましたか?
P.S. ロックバンド「SOPIA」が活動を休止するようです。
以前紹介した「街」を一素晴らしい楽曲を提供してくれるバンドだけに寂しさを一潮(´;ω;`)ブワッ
恐らく20周年には復活してくれると思うのですが・・・。
レガシー) 今週のSCGの結果 InviとOPENの2色
2013年4月9日 紹介皆さん、こんばんは。しもべです。
今週はSCG AtlantaにでSCGが開かれ、Legacyに関しても通常のOpenの他にInvitationalも催されました。
折角ですのでInviの方も同時に少し見ていこうと思います。
では早速見ていきましょう
まずは結果をペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/060413_atlanta.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?t%5BT2%5D=3&event_ID=21&feedin=&start_date=2013-04-07&end_date=2013-04-07&city=Atlanta&state=&country=&start=1&finish=8&exp=&p_first=&p_last=&simple_card_name%5B1%5D=&simple_card_name%5B2%5D=&simple_card_name%5B3%5D=&simple_card_name%5B4%5D=&
Invitationalで優勝したのはGerry Tompson氏のBUG 続唱です。
以下Top
BUG 続唱
Esper SfM
Esper SfMtG
Elves
Sneak Show
ANT
Merfolk
Esper SfM
です。
やはり青が多いInviですが、今回のTop8はここ最近のメタを煮詰めた様な様相ですね。
では気になった物を個々に見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54793
優勝したGerry Tompson氏のBUG 続唱です。
種々雑多な種類のあるBUGですが、Gerry氏のそれはControlタイプの様です。
3枚目の《精神を刻む者、ジェイス》や土地の枚数からも見て取れますね。《不毛の大地》も一応程度の2枚です。
2戦連続でEsperを切って捨ててますが、U系中速同士の場合は単純にアドの量と質で上回る事が出来るようです。
特に、このデッキは《思案》を採用していない純パワー型なので尚更ですね。
構成は相変わらずハンデス偏重ではありますが、一応《Force of will》を入れています。コンボが増えている現状ならば当然ですね。むしろ最低限しか積んでいないことに驚きます。まぁ、コンボ以外には相変わらず戦略的に必要ないのでこんなものかもしれませんね。
《ヴェールのリリアナ》の非採用と言う点も意外なのですが、メタの主がEsperではむべなるかな。必要に応じてサイドから持ってくるので十分なのでしょう。このデッキは積んでませんが、サイドにカウンターを積むのと同じですね。そして《誘惑蒔き》まで積んでいるところを見るとかなりSnT系を意識しているのが判ります。
メインには申し訳程度に《悪意の大梟》が積まれています。が、これも本当に必要な枠なのかは些か怪しい所ですね。アドを稼げるとはいえ最低限の物ですし、個人的には、メタを考慮するのなら他の物に差し替えても良いのでは?と思わなくもないです。
ただ、FoWを積んで、土地も増している分除去が少ないので、そういう意味でも積んでいるのかもしれません。
墓地対策が《虚無の呪文爆弾》3枚のみと言うのも、Inviの為せる業でしょうかね・・・。デッキコンセプトに則ってアドを狙うのは兎も角なのですが・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54776
8位、Michael Hetrick氏のEsper SfMです。
Inviでもその力を見せ付けたEsperです。
が、相もかわらずその構成は三者三様です。
Michael氏のそれは珍しいControl型。
JtMsの4枚目や《未練ある魂/LgS》が1枚のみ等で代わりに《ミシュラの工廠》を2枚取るなど特殊な構築です。
稀に安定性を求めて《思案》が取られる事もあるのですが、代わりに《定業》が積まれています。ここら辺から見ても長期的な戦略、Control仕様を読み取れますね。
工廠は、今のメタでは、ミラーも含めてLgSよりも優秀かもしれませんね。単純にサイズもありますし、《不毛の大地》の数も減少気味、何よりサイド後までも含め墓地対策でも食われませんしね。
2位、Shaheen Soorani氏のリストは《直観》を搭載しているとはいえ、基本的な構造です。
面白いのはサイドで、《幻影の像》や《水流破》等SnT(SneakShow)への対策が見て取れます。加えて《誤った指図》が面白いですね。今までだったらJund対策と思うのでしょうが、今回のBUGや同系にも効くところが偉いです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54766
3位、Brian Braun-Duin氏のEsper SfMtGです。
今週のDeck Tech(http://www.starcitygames.com/events/coverage/1788_deck_tech_esper_deathblade_wit.html)でもあります。
BBD氏は3/19日のSCG Legacy OPENでも同様のEsper SfMtGを使用しているのですがその様相は異なります。
過去のそれはLgSを《聖トラフトの霊》にしたトラフトBlade形であり、飽くまでも通常のEsperの1段階変形型であったのです。
今回のそれは、LgSどころかトラフトさえも存在していません。
《殴打頭蓋》は兎も角として、《梅沢の十手》を担ぐのは元々のシステム生物たちです。
完全なControl仕様です。ここまで行くとヘビーコンの仲間入りですね。
攻防に対してのアドバンテージよりも、より長期的なカードアドを狙って言っているようです。
相変わらずtGと言いながらt《死儀礼のシャーマン》でありそれ以外のGの要素は完全に無です。
不思議なのは《対抗呪文》をメインに取っている事です。これは前回のListでは見られないので明らかな変化なのです。カウンターを入れる事には特に思う処も無く、メタを考えれば納得なのですが、何故カウンタースペルなのでしょうか?
確定カウンターは優秀ですが、UUを構えるというのはかなり難しいように思います。DrSがいれば問題も無いのでしょうが、依存し過ぎな気も・・・。他の選択肢は無かったのでしょうか?
LgSが抜かれている分デッキとして壁の枚数が減っている分《瞬唱の魔道士》を1枚増やしていますね。結果として攻撃力よりもアドの汎用性を優先しているのでしょうね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54807
4位、Ross Merriam氏のElvesです。
基本的なリストなのですが、面白いのは《威厳の魔力》が零で、その分《孔蹄のビヒモス》が2枚になっているところですね。
継続相当能力よりも、一撃の重さを優先/安定という事でしょうか?
初手でのハンデスで抜かれてしまった場合大きく減速させられてしまいますから、その弱点が無いのは良いですね。
また、あまりないとは思いますが、1ターンに2度目のキャストをする事で、数の不足を一体当りの腕力で補うという方法もありますね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54797
7位、Ben Lundquist氏のMerfolkです。
12ロード+《幻影の像》の計13ロードですね。多少攻撃力は減衰するもののSnT系への対策も兼ねるのでメタに沿っていると思います。また、コンボも多いと踏んだのか、カウンターも10枚と多めです。《行き詰まり》搭載型でもあり、今の様な低速U環境ではかなり優秀ですね。
因みにこのデッキとは関係はありませんが、Openの14位Scott Barrentine氏のMerfolkには何故か《川の殺し屋、シグ》が積まれています。そんなに継続的に打点を重ねるデッキでしたっけ?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54779
6位、Adam Prosak氏のANTです。
変わらす優秀なANT。Adam氏は基本的にこの16キャントリップ型ですね。
以前のリストとの違いは
《島》2 → 《島》1
《沼》1 《沼》2
となっているところです。
調整の結果なのでしょうが、キャントリップで掘り進めながらStormを稼ぐのなら島2の方が理に適っているようにも思いますが・・・。
さて、こんなところです。
強者の集まるInviでは個々の所のメタの集約が見られて型通りの結果でもあります。
が、日曜日に行われたLegacy OPENではまた違った結果が見られました。
ペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?t[T2]=3&event_ID=20&feedin=&start_date=2013-04-07&end_date=2013-04-07&city=Atlanta&state=&country=&start=1&finish=16&exp=&p_first=&p_last=&simple_card_name[1]=&simple_card_name[2]=&simple_card_name
優勝したのは、Max Tietze氏のGoblinsです。
Top8(上から順に1位→8位)
Goblins
P-Jund
4c-Loam
P-Jund
Metalworker
Esper SfM
TES
ANT
以下Top16 (上から順に9位→16位)
Esper SfM
Maverick
Dredge
UW MiracletR
Merfolk
Merfolk
SneakShow
Esper SfM
です。
お分かりのように青の比率が激減しています。
低速のUデッキに強いデッキが大幅に増え、特にTop8ではその傾向が顕著です。
メタが一回りしたようです。
しかし、それでも相応の数のUデッキは居るので、飽くまで使用者はそれほど減ってはいないという様に見受けます。
さて、ここからはまた、個別に見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54855
1位、Max Tietze氏のGoblinsです。
・・・いつの時代のゴブリン?と言いたくなるほどの超古典型リストです。
クレンコ親分や忠節者や酋長など凡そ近年に入手したカードを使用していません。《魂の洞窟》など補助的な物はありますがデッキの根幹は過去のそれ其の物です。サイド後はtWも可能ですが基本はtGな点も同じ。
如何に過去からのGoblinsの完成度とポテンシャルが高かったかを物語ってますね・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54839
2位、William Person氏のP-Jundです。
4枚目の《血編み髪のエルフ》を一として中々に印象的な構成です。
デッキとしては初速よりも中盤戦を主体として組んでいる様に見えます。
4枚の《罰する火》と2枚の《Hymn to Tourach》の対比が象徴的ですね。
Hymnが減ったと言っても、ヴェリアナは標準通り4枚積んでいる上に《不毛の大地》まで4枚積んでいるかなりピーキーな配分です。そういう意味で《偶像の石塚》はオシャレですね。
また、これだけ青い環境であったにも拘らず《突然の衰微》はわずか2枚です。
が、逆にサイドはかなり青系等への比重が割かれていますね。特に《大渦の脈動》をわざわざサイドに取る当りがメタの象徴ですね。
4位、Zachariah Tyree氏のそれとの比較は面白いです。
基本地形に加え《壌土からの生命》を取って、超安全牌な作りのメインに、コンボ比重の高いサイドですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54840
5位、Cleveland Rhoades氏のMetalworkerです。
久々のMetalworkerですが、なかなか面白いです。
この環境で、何故《虚空の杯》がメインに無いのか意図は判りませんが、代わりに《信仰無き物あさり》を入れてデッキの回天を良くしています。こういうBigMana系統の大振りと言う弱点を補うチョイスですね。不要な相手もいるチャリスはサイドで十分という事なのかもしれません。
また、初速を上げるよりも安定したマナ加速を重視しているのか、ダイアでは無く《オパールのモックス》も2枚取ってありますね。
生物にはあまり遊びはありません。が、これだけ中速多色環境(4cやEsper etc)であるのなら《隔離するタイタン》はさぞ秀逸な働きをすると思うのですが・・・。
《通電式キー》は1枚のみで、代わりにマナの掛らないスタッフである《ニンの杖》を入れていますね。
Deck Tech: Metalworker with Chris VanMeter(http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_metalworker_with_chr.html)
で紹介されているリストは比較的基本に忠実な形なので、そちらとの類異点探しは良いかもしれません。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54854
6位、Darin Minard氏のEsper SfMです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54837
9位、Brandon Nelson氏のEsper SfMです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54845
16位、Wilson Hunter氏のEsper SfMです。
Invitationalの方でも面白いデッキが多かったですが、こちらもそれぞれが工夫をこなしています。
まず、全体的に通常よりもカウンター寄りと言う構築が見て取れます。3者の中で上位の2者はその中でも特にそれが顕著です。
Bradon氏は当然のFoW4枚に加え《呪文貫き》2枚《呪文嵌め》2枚の8枚体制
Darin氏はFoW4枚にピアス3枚に加え《対抗呪文》2枚の計9枚体制です。しかもハンデスに至っては零です(まぁ、《ヴェンディリオン三人衆》はいますが)。ハンデスで勝てるメタにはならない、と予想したのでしょうか?
Darin氏の構成はLgS無しの純コントロール仕様です。InviのMichael Hetrick氏の構築に類似していますね。
殴り勝つ気は全く感じられないようで、ヴェリアナも不採用です。少々、防御が手薄に感じますが、《造物の学者、ヴェンセール》までは行っているのでうまく除去を使いまわせるのかもしれませんね。
サイドまで含めSnTを一、コンボを軸にメタっている様に見えます。
Brandon氏もLgSの少ない準コントロール仕様ですが、スネアを2枚取っているあたり、同系への意識を強めているのかもしれません。さしたる意味を見いだせない《不毛の大地》は零枚です。逆にしっかりとマナを伸ばせるよう基本地形は5枚も積んでいます。これだけあれば《血染めの月》も怖くは無いですね。
Wilson氏はBBD氏が作成した上記の4cトラフトBlade仕様ですね。
4枚の《不毛の大地》と2枚のヴェリアナがデッキの特色を映えさせます。
サイドもトラフトを活かせるようにか、《見栄え損ない》が積んでありますね。《戦争と平和の剣》は不思議チョイスですが・・・、恐らくLgSのトークンを躱せる点と打点の底上げの両立が出来る点を評価して・・・でしょうか?足にハンドアドを稼ぐデッキが多いのなら3点4点は追加で狙えますしね。同系やコントロールに強い形ですが、飽くまでミドルBeatであり、Brandon氏の形とは過程がまるで違う処が面白いです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54849
10位、John Person氏のMaverickです。
久々のMaverickではありますが、tBの変形型です。
デッキの顔の一つである《貴族の教主》は《死儀礼のシャーマン》に変更されています。「賛美」が最大の特徴でしたが今の生物のサイズなら干渉されなければ十分勝てると判断しているのかもしれません。
またtBにより、メインからハンデスを積んでいます。コンボへの耐性強化も望めますが、個人的にはアド天国な凶悪スペルをキャストさせずに処理できる点を重要視しているのではないかと・・・。
また生物の枠には《石鍛冶の神秘家》でも《エイヴンの思考検閲者》でもなく《ファイレクシアの破棄者》を使用しているところも印象的です。ただ、直接的にはこちらの方が受け皿が広いので納得も出来ますね。
Gを多量に生み出せるゆえ、最も《漁る軟泥》が活きるデッキなのですがDrSがいるためか不採用・・・。実際は2マナ域の戦力として重要なカードの筈ですが、ここら辺も今の低速環境ぶりの影響でしょうか?
《群れの統率者アジャニ》とサイドの《光輝王の昇天》は・・・何故でしょうか?
使い道が無いとは言いませんが、これを選ぶ理由が謎です・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54852
15位、Will Craddock氏のSneakShowです。
メインのリストは非常にテンプレです。但しサイド。
2《絶望の天使》
この発想は無かった・・・orz
言われてみれば当然な対同系の選択肢ですね。
他のデッキでは当然として使用されているカードです。同系に使用しても全く不思議はないのですが、完全に視野外でしたよ。
比較的コンボや青もいるので《狼狽の嵐》や《すべてを護るもの、母聖樹》も取っているかとも思ったのですが、違いましたね。コンボはメインにFoW4枚とピアス4枚で十分と判断しているのかもしれません。
Deck Tech: Loam Control with David Raczka
(http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_loam_control_with_da.html)
今週のDeckTechです。
・・・どこのヤソコン?
Modernでヤソさんが構築された「けちコン」を連想させるコントロールデッキですね。
14枚ものカウンターで徹底的に脅威を取り除きながら、ゆっくりと《罰する火》かJtMsで止めを刺すという事でしょうね。
殆どパーマネントを展開しない為、カウンターの対象も必然的に絞り込めるのが利点ですね。
ただ、Loamを含めどう考えても墓地対策に引っ掛かるデッキなので、サイドからの《堀葬の儀式》パッケージにはどこまでの期待値が望めるのでしょうかね・・・。
とはいえ、Legacyでは見かけないデッキなので見ていて面白いですね。
対戦はしたくは無いですがw
こんな所でしょうか?
InvitationalとOPENでは相変わらず全くと言っていい程にその顔触れが違うのは興味深いところです。
OPENの方のメタの変動は個人的にはもう一回後ぐらいの予想だったのですが、意外と速かったですね・・・。
ただ、動くにしろ止まるしろ「ドラゴンの迷路」の発売まではこのままで前後そうですね。
順調にいけば迷路の発売当りがまた1周して~と言うメタの変遷時期なので、それがどのような影響を受けるのかが楽しみです。
さて、今回はここまで、です。
今回も最後まで、お付き合いいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
P.S.二つはキツイ(ヽ´ω`)グッタリ・・・