皆さん、こんにちは。しもべです。


 感想が溜まっているので続き続き。
もうだいぶ発表されてしまいましたね・・・。


・《霊気貯蔵器》
:みんな大好き元気玉。
スペルを唱える度にターン中に唱えたスペル分のゲインが出来るAtf。膨大なライフは貯まった後は50点消費して50点砲撃が可能。ほぼ勝利条件系の札です。
3つスペルを唱えれば6点、4つで10点、7つで25点、10個で55点ゲイン。

 Storm系の手段の一つとみる動きも有るようですが個人的には極めて微妙。
Storm系は同じ4マナ域のフィニッシャーを使っていますが、あれらはStormを繋げた結果4マナで終えるのであって、4マナを設置後にStormを繋げていくのではマナの調達と手札の調整が大変です。
 HighTideで~という意見もあるようです。
こちらはマナが多数ある為判らなくもない。ただLO手段≒サブプラン以外の価値/優位性は無さそうです。
まぁ《師範の占い独楽》とは色的にも機能的にも相性が良いのは事実。《エーテリウムの彫刻家》《覚醒の兜》で全体を軽くすればあるいは・・・アカン《群の祭壇》でいいわ・・・。サニー・サイドアップも同じく要らない。
 正直∞ライフの構築はEternalでは割と簡単なのですが、そのフィニッシャーを4マナの単一機能のこの札に任せる理由にはならない。となると歯車の一つ兼フィニッシャーにする構築にしなければいけないんですよね・・・。

 《報酬獲得》なら土地5枚あれば「バイバック」から3+4+5+6+7=25点。他のゲイン手段と合わせれば50点越えは容易の筈。速やかとは言い難いですが、《突然の衰微》で死なない《生の杯/死の杯》の上位種的に扱えますかね? 間に《プリズムの指輪》や《太陽の大魔術師の杖》を挟んでおけば合計で30点+αゲインになります。
《剣を鍬に》も入れて置きやすいですし、《悟りの教示者》からのサーチも適うので《砂の殉教者》を入れた新しいLifegain系の勝ち手段になりますかね? Modernのエメリアコントロール系の形?《神聖な協力》も使えそうですかね?


・《町の鍵》
:単体で考えれば2マナで起動するルーターで連続稼働も難しいので優秀とは言い難い。しかしどのデッキでも使えるルーターは相応に貴重(《ガイアー岬の診療所》よりも軽い)。と同時に最も重要なのは、共鳴者として機能する場合に「マナを使わない」事。マッドネスが圧倒的に使いやすくなります。特に《アヴァシンの裁き》や《床下から》のXマッドネス。Ins速度での起動や生物でないので除去され辛く、設置直後から機能させる事も出来ます。

 《精神病棟の訪問者》《血の間の僧侶》《血狂いの吸血鬼》《流城の密教信者》《手に負えない若輩》等マッドネスを運用しやすくなりますし、こいつらは打力は有っても回避能力が足りていないのでその点もカバー可。
手札が枯れればドローにマナを使えばいい。結構マッドネスでは重要になると思います。
 マッドネスではありませんが《狼の試作機》との相性も抜群。
能動的にハンドの枚数を減らせる上に5打点アンブロッカブルになるので。もちろん除去された場合にはアンタップ時にドローでリカバリーにも入れます。

 EldraziやStompy構築でも選択肢の一つにならなくもないかと思います。
無駄牌が生まれやすいStompy構築ならルーターの使い先になります。アンブロッカブル化もEldraziには非常に大きい。単純にブロッカーが怖いのなら除去でも良いのですが、《悪意の大梟》や《若き紅蓮術士》など消耗戦を挑まれるとどうしようもないのでアンブロッカブル化は有難い。手札の消耗は確かに激しいのですが、それが完全に尽きる前に勝負の趨勢を付ける事が出来る速度と打力の有るデッキなので。
 Stompy系の構築にするのなら《アーティファクトの魂込め》《ゴブリンの熟練扇動者》や《ハンウィアーの守備隊》《殴打頭蓋》等には有用。

 捨てる→引くの順番なので時間はかかりますが、Dredge系の可能性が無いわけではない。
生物のアンブロッカブル化にも意味は有りますからね。そうは言っても現状Modern以下の環境のDredgeは数を並べた圧殺型なのでまぁ、無いでしょうね。一昔前のJundカラーの《グルマグのアンコウ》型なら1チャンスだったのですが。

 別途タップ手段があれば、ドロー能力のみを使う事も出来る。
ただそれのために別の札をわざわざ用意していては本末転倒ですので《ギラプールの霊気格子》の様にタップコストの札を使いたい。しかし効率が良いとは言い辛いですね。


・《金線の使い魔》
:可愛い置物。
3マナ2/2AtfでCip2点ゲイン+Pigで1ドローと中々良質なアドバンテージ生物です。時間稼ぎの壁にもバッチリですし、現出用に食べても良い。《異界の進化》の種にしても良いマナ域です。
 ↓環境で見ても十分なアド生物です。2マナランド等簡単に場に出せますし、《心なき召喚》を使えば(1)マナです。割と実用的だと思います。4マナのアドAtf生物を使いたくはない場合に。


・《霊気池の脅威》
:(E)の発電とキャスト運用が出来る伝説のAtf。
意外と簡単に(E)札を溜めやすいため、これを軸にしたデッキも出来そうですね。
折角Atfを使うのですから《エムラクール》とかに繋げる事が出来れば~。コイツも《搭載歩行機械》が有ればなぁ・・・。

 《Torre Dinavolt》からドローや除去を連打するControlなら可能性を感じなくもない。
《放埓》《蓄霊稲妻》《無許可の分解》と揃うのでBRがいいですかね?《霊気拠点》も有りますし。しかしそうするとパーマネントが落ちる度に機能する《霊気池の脅威》を活かせないか?

 ↓環境で考えても比較的簡単に踏み倒しが出来るのは強力ではあります。が、速度が絶対的に不足しているので運用の芽はないと思います。


・《織木師の組細工》
:ゲイン要素だけでも、(E)要素だけでも相応。その両方を使えるなら良質。
《パンハモニコン》なら効果総量1.5倍。Cip+生贄が有るので《サヒーリ・ライ》のコピー対象としても。
 《霊気池の脅威》はマナを使わないと言う部分が重要なので、《脅威》から《組細工》を着地させて、即起動して生贄分で(E)×1個分を増やして6点ゲインが出来る挙動になります。
 因みに《単体騎手/同体騎手》の変身要件を2度満たす事が出来ると言う点でも注目に値するかもしれません。ライフゲインとしての効率はよくありませんが、2度のゲイン機会を作れる点に価値が有ります。後は(E)をライフに変換できる札なんかが欲しいですね。


・《ギラプールの地球儀》
:《踏査》+ハンドが無い場合アップキープに3ドローと、感覚的に《栄華の儀式》の上位種の様な物ですかね?

 上手く扱えれば素晴らしいアドバンテージを獲得出来るのですが、この系統の必然で相手からアドを得る機会を与えてしまう。しかも下手すると3ドローと正直シャレになりません。
4マナと重たいので、そこから追加で土地を置けると言われてもその有用性は活かしづらい上に、ハンドを抱えていてはドローが出来ない事を考えれば中~低速デッキでは全く機能しない。正直これまでのそれと使い勝手は全く別物の様ですね。
 どちらかと言うと、手札の消耗速度の速いデッキで補充要素? 一度で3ドロー出来るだけでも4マナならギリギリ悪くはない。相手にアドを与えてもそこから勝利できるのなら問題も無い。ただその手の運用なら《精神病棟の訪問者》で良いんですよね・・・。
 一応、簡単に手札を補充できる点から《ナヒリの怒り》との相性は良い。
しかしリセットしても相手も簡単にリソースの回復が出来てしまうんですよね。其れでも運用するのならAtfの生贄手段やバウンス手段を用いて相手に利用されないようにするのが良いかも知れません。

 ↓的に考えると、定期的にハンドを0にする方向の「エンプティ・ハンドロック」系の構築で使う事が出来るかもしれません。
幾らハンドを引こうが《無のブローチ》と《罠の橋》で相手の脅威にはある程度対処できますから。
その上で《溶鉄の渦》か《突撃の地鳴り》を用意して土地を投げつければ良いように思います。《呪われた巻物》と異なりクロックを刻む速度が速いのが特徴。
まぁキーカードが3~4マナ域に固まっている時点で苦しいですがね・・・。ついでに《強欲なドラゴン》に勝る部分も余りない。

 系統的に居場所になっていた「Eternal Blue」では残念ながら使えない。
ハンドを抱えられないのなら何のために追加ターンを得るのか判らないので。この手の効果を得たいなら素直に《栄華の儀式》を積めばいい。


・《パンハモニコン》
:Atf/CreのCip等を倍増させるAtf。
面白い札なのですが設置コストが4マナと非常に重たいのが面倒。
アドを得るためにこの札を使うので、今一つ手間が面倒。Cip札を2枚目以降でやっとアドが採れるわけで展開が遅すぎる。
《暗黒の儀式》等の高速着地させてからならまぁわるくはないが・・・。それが機能しない場合は微妙すぎる・・・。



こんなところで。

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