レガシー)今週のSCGの結果 最近またエルドラージ増えてきた?
レガシー)今週のSCGの結果 最近またエルドラージ増えてきた?
レガシー)今週のSCGの結果 最近またエルドラージ増えてきた?
皆さん、こんばんは。しもべです。


 何やら愛知県東部の三河岡崎周辺ではかなりの豪雨になったとか。
最近降水量がおかしくなりすぎて、東海豪雨を思い出して辟易します。
ついでにカードが曲がるのもつらい。
連休は終わった・・・。

 SCGは今週はOrlandoにてModernOpenが行われました。Legacy Classicも併催されているので結果を見ていきたいともいます。
ペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=09/18/2016&end_date=09/18/2016&start=1&finish=16&city=Orlando&state=FL&country=US

今週の優勝はJosh Katine氏ののMaverickです。

以下Top16(上から順に一位~)
Maverick
Eldrazi
Eldrazi
Miracles
赤単Sneak
Grixis Delver
Affinity
ANT
------------------
Burn
Belcher
ANT
Eldrazi
Death&Tax
Death&Tax
Lands
Belcher

 です。
EldraziとANT/Belcherの高速Combo組が多いですね。ANTはここ最近最も安定しているComboなので判りますが、Belcherが2名と言うのは珍しいですね。
それだけ現環境の妨害要素が薄いと言う事でしょう。上位を見ても判りますが以前に比べ明らかにUのフェアデッキの数が減っていますから。以前までは複数いたTempo系も現状は殆んどがGrixisですし、そのGrixisも盤面への影響力を重視した内容が増えています。
非Uのフェアデッキも相応なのですが、それでもUのそれに比べると妨害力は低い。特に現状Eldraziは最初の《アメジストのとげ》4枚はほぼ撤廃され、その枠を除去なり生物なりに当てているため、Comboの台頭は何時あってもおかしくない状況でしたから。
因みにそのEldraziですが最近は微調整は有れど、頂点を《終末を招くもの》に固定している準高速型が殆どで、Bigmana型はかなり数を減らしていますね。フェアデッキが多い現状だとBigmana型が増える可能性も有りますが、Miraclesの勢力がどこまで伸びるかでも大分変ってきますかね?

 Grixisは以前から時折見かけましたが、《秘密を掘り下げる者》《死儀礼のシャーマン》《若き紅蓮術士》の全てを積んだ形も最近増えている様な?気のせいか?
初期はGrixis TempoとGrixis Controlで判れていた形ですが、盤面への価値が必要なのでしょうかね・・・。

 Comboは成績の上下動は有るものの、全体的にはますますSnT系が減っている様な・・・。ただしSCGではこの傾向が有りますが、日本の大会ではいまだにそれなりにいるようなので、何とも言えませんね。


 さて、ここからは個別に気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=107583
14位、Charles Oliver氏のD&Tです。

 《変異エルドラージ》を採用したD&Tは以前から目にしてきました。ちらつき+タップをマナだけで提供する便利さと(C)マナを割と簡単に提供できること、システム生物などシナジーも多いためです。
しかしこの形は《コロンドールのマンガラ》は不採用。盤面掌握の必要性から入る形も再び増えている近年ですが、このリストでは、その代わりに《難題の予見者》が入っています。お陰でハンデス要素を入れる事が出来《スレイベンの守護者、サリア》等で減速させたところに打ち込み状況を固める事が出来ます。ついでに相手のメインフェイズ前にちらつかせる事で宛ら《ヴェンディリオン三人衆》の様に振舞えるソフトロック付。
 《封じ込める僧侶》+《変異エルドラージ》のギミックも無いですね。ここら辺はファッティCombo数によってはアリかもしれませんがネ。

 結果Eldrazi要素が増えたため土地基盤からManadenial要素は最低限の《不毛の大地》を残して撤廃しており、代わりに《エルドラージの寺院》に、そして対消耗戦/Miracles戦用で《ミシュラの工廠》が入っています。
宛らEldraziD&Tですね。
時折この方向性のリストも見ていましたが明確な形になっているのは珍しい。D&Tの本来のManadenial、回顧してきた盤面処理能力などではなく、他の手段の方向性のリストになっているわけです。序盤隙が有るので《太陽の槍》のサイドは納得です。


 13位のDon Donelson氏は《異端聖戦士、サリア》《聖域の僧院長》《護衛募集員》等最近の戦力を採用した形になってます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=107585
これらが入った結果《オレスコスの王、ブリマーズ》《コロンドールのマンガラ》《迷宮の霊魂》《エーテル宣誓会の法学者》《セラの報復者》《ミラディンの十字軍》《ヴリンの翼馬》等が交換される枠になっているようです。《ファイレクシアの破棄者》はどのデッキでも殆んど3枚以上維持されています。新しい札の枠が3枚程度が今は多いようですが、今後の状況次第でどうなるかは楽しみですね。
 《護衛募集員》がいるのに《十字軍》ではなく《報復者》を採っていますし、フライヤーが欲しと言う事?


 因みに《異端聖戦士、サリア》はスポイラー発表時の予想ほど採用率は高くはないようです。《僧院長》や《募集員》の方が優先される傾向です。
どちらかと言うと今回一位になっているMaverickに採用されている事が多いようです。やはりマナ加速から高速着地は魅力ですね。
実はこの所D&TではなくMaverickが大会で相応の結果を出す事が増えてきています。今後復活ももしかしたらあり得るのかな?とも。
まぁMidralcesをどうするのかと言う問題を解決する必要は有りますがネ。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=107582
17位、Zachary Catanzare氏のLandsです。

 こちらも特段目新しい構築ではなく、このところ増えている形の一つ。
特徴は《罰する火》に加えて《溶鉄の渦》を採用している事。登場初期は何に対してのカードでしたっけ?《血染めの月》対策?
 火力枠過多ではないのか?と思う事が以前見た時は多かったのですが、YPMや《僧院の導師》の採用率が僅かながら上昇の気が有る事、加えてコンスピラシーの採用でD&Tの増加が予想される今後、継続的な小粒除去枠の増加には価値が置けるかもしれませんね。ついでにLandsのミラーでもサイドから小型が入る場合に備える事も出来ますね。



 こんなところです。
Comboがここ最近一気に増えたり、いつも通りor以上に少ないなんて振れ幅も有りますが、それでも徐々に数を増やしてもいる印象です。少しずつメタが回っているんですかね。
まぁ最近は殴りあい上等のデッキが多すぎますからね・・・。なんかLegacyらしくない環境が続いていますから、ここら辺でテコ入れが欲しい所。

 あれよあれよという間にもうカラデシュの発売になりますが、そちらは果たしてどうなのか。異界月・コンスピラシーの影響も確定していない状況なのですがねw


 さて、今回はここまで、です。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
この文章がお役に立てば幸いです。



P.S.
最近新カード出過ぎで、その感想を一々書いていると自分の棲み家がStdなのか?と思ってしまいそうですよ。
新カード雑感)KLDその11 フルスポ残りR
新カード雑感)KLDその11 フルスポ残りR
新カード雑感)KLDその11 フルスポ残りR
皆さん、こんばんは。しもべです。


 何でもMtGの紙質がまた変わるとか。
艶とか匂いとかは割とどうでも良いですが、曲がりにくくなるのはかなり朗報。愛知は湿気多いので・・・。

KLDの続きでR
・《活力の奔出》
:前回のBで書くのを忘れていたのでこちらに追記。
これまでなかった組み合わせなので貴重。
真価は《ボロスの反攻者》と併用してダメージが入った場合∞ライフを達成できる点。同じ挙動は非実用的な3枚コンボや2枚でも+《覚悟+意欲》位しかなく、《活力の奔出》は圧倒的に軽く色も薄いので実用性が有ります。
条件付きとはいえ釣竿等を使いB単色2枚で無限ライフは、後は《火山の乱暴者》を《エレボスの鞭》で釣り上げるぐらいじゃないですかね?


・《ピア・ナラー》
:ナラー夫妻のP/Tは全て夫人によって成り立っていたらしい・・・。
3マナで2/2+1/1のアドが取れて2種類の起動能力持ちなので弱くはないのですが、今一つパッとしない。起動能力の効果がどちらも貧弱すぎる。

 そうはいっても、次ターンから2/2+3/1飛行で殴りに行けるのでクロッカーとしてはそこそこ。ついでにシステム生物でもあるので「機体」の搭乗員に。ブロック制限も押し込み用。まぁAtf生け贄に捧げるエンジンである点が一番重要かもしれませんが。


・《チャンドラの螺旋炎》
:これは折られたモップの分!!


・《向こう見ずな実験》
:種が不要になった代わりに《Demonic Consultation》的なリスクを背負うようになった《新たなる造形》?
本家がミシュランやナラー夫妻から《荒廃鋼の巨像》に変身した訳ですが、こちらは種は無く、如何に濃い札を素早く着地させるかの勝負になります。
当然枚数が多くないとデモコン死します。なので一定以上のファッティを積み込む必要は有りますね

 ↓環境的に見ればそれも可能です。
着地時のライフの心配が有るのなら《白金の天使》や《白金の帝像》、決定力が欲しいなら《荒廃鋼の巨像》や《ダークスティールの巨像》。後者は不要牌ならルーター系で捨てれば山札に戻ってくれますね。
 ライフが減るのはAtfの着地後なので《白金の天使》や《白金の帝像》ならどれだけ掘り進めようが負ける事は無い。ただフィニッシャーとするには正直決定力が不足しています。
CotVや《呪文滑り》で除去耐性は付与できないので、Legacy以下なら《ルーンの母》や《聖域の僧院長》で付与する?

 今一つ信用性に欠けますが《魂火の大導師》でも、Socが「絆魂」持ちになり《実験》はダメージを与える効果なのでデメリットは相殺されます。
バイバックは合計8マナになるので非現実的。
大人しく火力で時間稼ぎする組み合わせが妥当だと思います。色拘束の薄さがここでも追い風となりますね。


・《ラスヌーのヘリオン》
:所謂奔る火力。
3マナ4/4速攻は一度殴れるだけでも打力としては十分で、本体のCipも併せれば2度殴れます。トランプルが無いのは残念ですが3マナで計8打点となかなか。

 《通電の喧嘩屋》と合わせて使う事で2枚で4t目までに14~16打点。
喧嘩屋がCipで(E)×2を持つので、どちらか生き残っている方に有効活用すれば良い。どの道死にやすい生物なので問題も無いでしょう。
1マナパワー2は次の環境でもいくらか残っていますし、そこから繋げるステロイドを組めそうです。《ヘリオン》《喧嘩屋》ともに自力でパワー4以上なので《ラムホルトの平和主義者》も積極的平和主義活動に勤しむ事が出来ます。
《アタルカの命令》が落ちてしまうのが残念でならない。

 《蓄霊稲妻》は回避能力が無いのでブロッカー排除の価値はより高く、その上(E)×2:生物2点→本体4点になるので変換効率も上がっています。
土地を切り詰めているのなら《霊気との調和》も悪くない。


・《垂涎グレムリン》
:可能性を感じる、Atfが出る度に《踏みつけ》が誘発するグレムリン。StdではあまりAtfを稼げませんが、それでも一度に+2は効率的です。
 フェッチランドが有れば《不屈の追跡者》から一気に調査が出来たのですが・・・。現実的なラインは《歯車工の組細工》ですかね。生物も出せる上に2マナでAtf2個なので割と優秀な効率。《ピア・ナラー》や《町の鍵》等のアンブロッカブル化も有るのも売り。
 それでなくとも、Atf1枚を場に出せれば3マナ4/3トランプルと打力に関しては普通に優秀。素のサイズが2/3なのでスィーパーにも耐え、小型ブロッカーにもなる。

 ↓環境でならもっと爆発的な威力が出せるはず。
《覚醒の兜》→《群の祭壇》+《彩色の星》系連打のライブラリーアウトデッキが有るのですが、サイド後の勝ち手段としてアリかもしれません。
《純鋼の聖騎士》+0マナ装備品連打でも使えますが、色が合わない上に、デッキ的に親和性は今一つ。但し《稲妻のすね当て》なら除去耐性もテンポも補強可能。サイズもあるためフィニッシャーとして安定するはず。一応《呪文滑り》でも悪くない。
この方向性なら0マナAtf多数と《撤収》でブーストするのも悪くない。
後は色の合う《ティムールの激闘》を簡単に使えるのが良いですね。

・《無謀な炎織り》
:上述の《垂涎のグリムリン》とほぼ同じ構築で良い。こちらの方が軽く、攻撃する必要が無い反面、効率は落ちる。つまりこちらの方が上。

 まぁここら辺は《棘撃ちドローン》や《コジレックの歩哨》でも何の問題も無いので別段これらが優れているとは言えませんね。


・《発明者の見習い》
:Atf型の《密林の猿人》。ですが、土地と異なり着地時から条件を満たしづらいためか、素のスペックで1/2。まぁ0マナの《骨の鋸》が有れば2t目に3/3で殴りに行けます。工匠なので《発明者のゴーグル》も付与可能。
《模範的な造り手》と合わせて1マナパワー3で2t目アタックを2種そろえられると言う異様な光景になっていますね。
Borosの工匠Weenieは有り?
普通に考えれば在るわけないんですが、環境的にMidrangeが多い事、軽量除去が少ない事、強引にブロックを突破する手段が有る事から可能な範疇ではないかとも思います。
 他にも《スレイベンの検査官》や《密輸人の回転翼機》《ホーマットの急使》など他にもWeenie向きの品多数。パワー2なので《高速警備車》での押し込みも可能。

 ↓環境でも通用するスペックではあるものの、入るデッキは有りますかね?
0マナファクトや《大焼炉》で1t目から2/3は簡単なのですが、《ゴブリンの先達》か《僧院の速僧》。これらを超える性能は有るようには思えない。Affinityなんかには当然入らない。


・《安堵の再会》
:《苦しめる声》の亜種。追加コストもドロー枚数も上がった大振りなカード。
個人的には打ち消されるリスクの大きさ、そしてルーターの本来の性質である不要牌を有効牌に交換すると言う部分に鑑みると、不要牌を2枚も用意するのは難しく、3枚も引けば不要牌を含みやすい点から考えれば、やや使い辛くなっています。共鳴者として見ても、マッドネスを2回分満たせる豪快さが有る反面、マナの調達が難しい。
正直単体の性能では使い辛くなっていると思います。

 ただ、Dredge関連では話は別。
手札から素早く墓地に札を送り込めます。特に下環境では発掘札2枚を墓地に送り込み、最大3回分の「発掘」機会を提供できる事を考えると強力。
 また《壌土からの生命》や《戦隊の鷹》等多数の札をかき集める事が出来る手段が有れば単純にアドバンテージを稼いでいく事も出来ます。特にLoamは使い回せる上に、3枚目を発掘して自分を手札に戻せばいいので相性抜群ですね。
シナジー性を用いた爆発力は魅力ですね。

 一気に墓地を3枚も肥やせる為《騒乱の歓楽者》との相性は抜群ですね。
探査や《ヴリンの神童、ジェイス》が落ちてしまうのは残念でならないですね・・・。



・《独創の火花》
:《チャンドラ》の[+1]に類似性を感じる札。正直扱いが難しい。
最初はキャントリップ系として運用できるかとも思ったのですが、土地を追加でプレイできませんので無駄になる可能性が有り、重たい札どころか中量級の札でも序盤から中盤まではほぼ使えませんから。その上火力としては中途半端で不確定。Controlでの運用も無理。

 一応Slighの様なデッキならば扱えなくもないですかね。
これらは全体的にCMCも低く生物除去には不向きで土地も少。どうせなら《僧院の速僧》が有る時代であったならばもっと価値が引き上がったでしょうに・・・。

 個人的にはこういう悩ましいスペルはかなり好みなのですがネ。
《火炎破》とかあったらなぁ。


・《宿命の決着》
:色拘束が濃くなった《螺旋形の燃えさし》に手札のシャッフル効果が付きInsに。
《苦い真理》等から繋ぎたい。下で考えればマナサポートと合わせて《壌土からの生命》が有るとかなりの高火力に。《焼夷の命令》や《集団的抵抗》等と合わせてハンドを使う高火力デッキに。
 カードを引くたびに~系や《血の公証人》《森の知恵》等ともシナジーを構築しやすい。《図書館の大魔術師》とかも使えるかも。


・《乗っ取り》
:Creに加えてAtfも一時的に奪えるので意外と使えるやも。


・《撃砕確約》
:単純なパンプが不足しているので攻撃限定の《巨大化》にも1チャンス。
《静電気式打撃体》や回避能力の無い機体にも効果的。《ボーマットの急使》も手札の消耗を早めるのであり。


・《改革派の霊気砲手》
:一気に(E)×4を補充でき、火力として使い道も用意できるので(E)デッキでアリかもしれません。その手のデッキでもブロッカーとして役に立ちますし。


・《改革派の戦術》
:貴重なキャントリップ。アンブロッカブルに成れないのがRクオリティ。
「果敢」が豊富にある頃に有ればなぁ・・・。他にも《カラデシュの火、チャンドラ》も貴重な変身サポーターに成れたかもしれないのに・・・。後は《面晶体の掘削者、ザダ》に使うぐらいしか。




こんな所で。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索