新カード)BFZ雑感2 4番目のギデオン
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皆さん、こんばんは。しもべです。


 何か発表されるカードがKPが抑え気味な物が多い気がしますね。
そういうデザインなのか、出し渋っているのか。
続き続き
もう眠いのですが、これ以上放置すると確実に詰るので更新。

《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
:4マナ域に帰ってきたギデオン。後発組のくせに既に4枚目です。まぁ、一応、主役級ですからね。

[+1]で5/5破壊不能+αに
[0]は2/2Token1体を調達
[-4]はクルセイド系紋章
で忠誠度は「4」。

 圧倒的な衝撃として、ギデオン伝統芸である盾戦士の能力が無くなってしまいました・・・(´・ω・`)
生物化は残っていますが、[プロレスラー ギデオン]はもういなくなってしまったようです・・・。
と言う事で過去のカードから見ると別物ですね。強化紋章とTokens生成を思えば《イニストラードの君主、ソリン》を思わせますね。

 その代わりとして得たのが[0]のTokens調達能力。
「自分を護る」能力と「アドバンテージを得る」能力で「強いPW」の性質を持っていますね。忠誠度を上げる事は出来ませんが、減らす事も有りませんし、4マナなら十分強力です。
サイズ的に考えれば《情け知らずのガラク》と同じわけですが、強みは騎士・同盟者と言う優秀な部族・職業。シナジー性が有り、特に同盟者はそれがそのままデッキ構築に影響するはず。
取り敢えず、これがあるだけで弱くはないと言えます。

 ただ、これだけで採用確定と言う程ではない筈。
それなら《歓楽の神、ゼナゴス》はもっと使われていますからね。4~5マナではStd環境でもボムレベルを求められるので。残念ながら忠誠度も上がらないため、実用的な4点火力がある環境では過去のカードほどToken調達能力が強力ではありません。
故に[0]以外も重要になるわけですが・・・。

 [+1]は生物化ですが、まぁお馴染み。
回避能力も速攻も無いため《龍眼のサルカン》には劣りますが、まぁいつも通りのサルカンでマナレシオも良い。忠誠度が上がるのも魅力。一応除去耐性も有りますし、パンチ力も有ります。
が、《アブザンの魔除け》をはじめ追放除去がある環境では期待値が低いと言わざるを得ない。その上、相手のターンには無防備なPWに戻るのでフェアデッキ相手には結局忠誠度が減らされるかもしれません。4マナ5/5がもてはやされた時代は過去のもので、これはそれ以下。
加えて、忠誠度を上げても使える物が[-4]程度しかないため、遠すぎます。複数回使うのは除去の脅威から現実的ではないため、R相手に火力で死亡しないために1回上げる程度のものでしょう。
と言う事で殆どの場合は攻防一体な上にアドも採れる[0]が優先。実用的なPW除去があるのなら尚更です。瞬間的なダメージクロックが欲しい場合に限定されるでしょうね。そうすると速攻が無いのがさらに痛い。
次の環境で大型生物が溢れると尚更辛い能力になりますが、果たして・・・。

 [-4]はクルセイド能力の紋章。
クルセイド系が環境に乏しいために、これがあるだけでも相応。加えてカードと違い除去される事もないため効果も安定しています。しかし《イニストラードの君主、ソリン》は[-2]で使えた事を考えると能力自体は上とはいえ効率が悪すぎます。重ねる事が出来る紋章の強みはほぼ発揮できない。[-3]ではいけなかったのか・・・。

 とこんな感じですね。
各能力間で効果だったり忠誠度の変化幅だったりが絶妙に噛み合っていない・・・。
基本的には他の能力に目もくれず[0]を連打しているのが圧倒的にバランスよく強いという今一つ無駄の多いカードです。場合によっては[-4]も強力ですが、それも含めて[0]をどこまで強く使えるかが肝要になるはず。盤面干渉能力が無くなった以上余計にそれが重要。置いたターンは速攻も無い[+1]では何もできないため取り敢えず[0]ですしね。
 そして上述の様にただTokensを生むだけならゼナゴスの下位交換なのでKP的には厳しいと思います。
《ヘリオッドの槍》や《オレスコスの王、ブリマーズ》が落ちてしまうのも悲しい。

 同盟者である事を利用するなら《古参の戦導者》が相性が良いですね。[0]で出したTokenをタップアウトレットで利用できる上に、サイズに貢献も出来ます。
 また、巧く回避能力などを付与できる同盟者がいれば[+1]に合わせて出す事でパンチ力が発揮できますね。《ランタンの斥候》でもとりあえず5点ゲインが出来るようになりますし。

 ただまぁ既に相応に展開されている状況であるのなら、[-4]で全体強化した方が良い。特に《アクロスの英雄、キテオン》とは、変身後はタイプが被ってしまう欠点があるとはいえ、面展開する性質とそれを強化するカード。その上、両者とも落ちやすい性質を思えば、競合しないどころか併用できると言えます。
Weenieとしてもギリギリ採用できるマナ域です。

 一応「獰猛」「圧倒」の両者とも揃えるのが非常に簡単になるので巧く利用できるかもしれません。
前者は[+1]だけで達成可能で、後者も[0]→[+1]で7点分を稼ぐ事が出来ます。まぁ有効牌があるかどうかは怪しいですが。


 弱くはないですが、今一つ決定的な強みも無いため、後はどれだけ相性の良いカードが出るかどうか。特に同盟者がどれ程調達できるかに懸かっています。ぶっちゃけTokenを生むだけなら除去され辛い《エメリアの撤退》など他のカードで十分ですからね・・・。



 下の環境でもそれは同じ。
特にカードプールが広がる分、[+1]が「人間/兵士/同盟者」、[0]が「騎士/同盟者」を持っている事がシナジー性を生みます。
《模範の騎士》があれば[0]のTokensが「破壊不能」になるので鉄壁の布陣ですね。
 当たり前ですが同盟者はそれ以上。もう何をしても良いですね。より取り見取りですが1マナ域の《ハーダの自由刃》、攻防一体の《カザンドゥの刃の達人》、全体修正が掛る《アクームの戦歌い》、直接火力になる《ハグラの悪魔信者》、Tokenを追加招集できる《変わり樹のレインジャー》等が素材となるでしょうね。



 とはいえ、シナジーは有れど特に強そうでもないのが悲しい・・・。
本体が非才過ぎるんですよね。Tokens出すなら別に4マナも掛けなくても良いわけですし。これを使うなら《遍歴の騎士、エルズペス》の方が遥かに使いやすい。
と言う事で個人的な評価は微妙ですね。


 むしろWのヘビーコントロールが一番合っているかもしれません。
Stdなら《対立の終結》や《悲劇的な傲慢》、Modernなら《審判の日》で吹き飛ばして無人の荒野を[+1]で突撃を掛けるような除去コントロールのフィニッシャーですね。↓環境なら《虚空の杯》が有れば除去や火力も無力化できますし。
あれ?でもそれなら《ギデオン・ジュラ》の方が強くないですか??
1マナ重いですが、盤面干渉出来る上に3発で大体の人が死にますし・・・。




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