新カード)BFZ雑感16 フルスポ残りM関連
皆さん、こんばんは。しもべです。


 長かったBFZの雑感ももうすぐ終わり。
さぁ続き続き。
【M】
・《怒りの座、オムナス》
:マナから怒りを抽出したオムナスさん。前回活躍できなかった鬱憤を晴らすべくパワーカードに転身しました。
「目指せ!重めの上陸カード」がコンセプトの第一弾。
 7マナ5/5ながら上陸により5/5Tokenを出せる能力とエレメンタルの死亡時に《稲妻》を飛ばせる能力があり、能力的には非常に強力です。

 しかしながら、7マナの重さにして除去耐性は無く、回避能力も無く、Cipも無いのが辛い・・・。
よく言われる《龍王アタルカ》と同マナ域である事が非常につらい。なんせ盤面の支配力が圧倒的ですからね。盤面を掃除し終えたら速やかにフィニッシャーになれる存在なのですから、その役目に置いてはかなり見劣りすると言えますね。まぁアレが化け物なだけですが。
どう使うべきでしょうかね・・・。

 取り敢えず、除去されないためにフェッチランドを1枚ほど用意しておくことが望ましいですね。
最低でも5/5は残せますし、即除去されても死亡ならば《稲妻》をとばせますからね。また、どうも次期環境はIns速度の除去が欠乏している感がある為に、このフェッチも邪魔されなければ2度目の誘発も解決可能でしょう。そうすれば5/5×3。割とシャレになっていない効果の筈。
故に8マナは最低限。
その上で単純な支配力ではアタルカが在る以上はもっとCombo性を重視した形をとるべきでしょうね。
 過去のカードである《ゼンディカーの報復者》が個人的には何と無く思い出される次第です。7マナでGでTokensで~。まぁCipではありませんがね。
報復者との違いは土地の枚数が必要ではないという部分で、マナソースでのマナ加速や踏み倒し等でも問題が無い事が強みです。むしろ上陸で土地を伸ばすのなら、並べた土地数が少ない方がその後の土地も伸びやすいため、この踏み倒しを積極的に採用したいですね。フェッチランドは元々土地が伸びづらくなることを考えてもここは有難い部分。
 上陸を経由すれば5/5×2なので簡単に「圧倒」を達成できます。その意味で《失われた業の巫師》の起動能力を満たせますね。まぁどう考えてもOverKillですが、そもそものマナソースになるので戦略的に合致しています。
他には《前哨地の包囲》とかでしょうかね。


 普通に土地を並べるのなら《爆発的植生》でしょう。
次のターンに土地を置ければ7マナに到達できる上に、色拘束のハードルも躱しやすい。これはマナソースでは達成しづらいメリット。ランドブーストはドローでは土地を引きづらくなりますが、スペルでそれを補えるためオムナスを出した後も上陸に使えます。どちらが良いかは一長一短。
 《巨森の予見者、ニッサ》は土地の調達も出来る上に、変身要件の関係でオムナスのCMCも問題ないですね。[+1]で上陸しやすくなるし、ドローサポなのでオムナス自体の調達もしやすくなります。[-2]のTokenも「エレメンタル」なのでPiGも満たせます。以前挙げた通り《書かれざるものの視認》と相性が良いのでより調達も楽になりますね。

 マナソースに頼るのなら《爪鳴らしの神秘家》が良好。
単独での使用で変異を経由する事で2マナブーストが出来る為5t目に7マナに到達可能。
《深海の主、キオーラ》と組み合わせると4t目も到達可能です。但しどちらも土地を引き込むだけでなく、盤面のおき物の生存に依存する不安定性がかなりの欠点。キオーラ自身は[+1]だけでなく[-2]まで含めてかなり強いのですが、果たしてBigmanaで彼女の事を護れるかどうかがかなり怪しい部分です。
 《面晶体の記録庫》は残念ながら無色マナの貢献度が極めて低いカードなのであまり現実的ではありませんね。
単体でも最も強力なのですが・・・。
フェッチランドを多用しようというのなら、土地を調達しては自然なドローが出来なくなるので、マナソースを多用したいですね。

 他には[キザクラ@EDH勢]さんの所に載っていましたが《春の具象化》との相性が美しいですね。
序盤のブロッカー兼ランドブーストになり、オムナスを出した後は5/5Tokenを出した上に《稲妻》が飛ばせますからね。3色になるのは辛いですが、それも含めて土地調達ですからね。

 後は「覚醒」のRやGの札も、覚醒自体が土地をエレメンタルに換える事が出来るために併用できるかもしれませんね。覚醒は大体6~7マナなので戦略的にも問題はない筈。
と言う事で《沸き立つ大地》。
序盤の隙を埋める事も可能かもしれません。とはいえ効果は小さいので環境次第。
残念ながら《大地の武装》には適合しませんね。《円環の賢者》が居れば・・・。
残念ながらオムナス自身の色拘束が強すぎる上に、覚醒時のスペルの色拘束も強いので3色は非現実的。次のエキスパンションで良い覚醒が出ると良いですね・・・。



 ↓環境の方が遊べるカードは多いですね。
実用的かどうかは兎も角、KP自体は高めですしシナジーも多いので遊べるカードは非常に多いです。

 クァドラプルシンボルですから《歓楽の神、ゼナゴス》と合わせると顕現させやすく、最低でも10/10速攻で殴れます。しかしまぁこれをするなら《怒れる腹音鳴らし》の方が遥かに凶悪なんですがねw
 それよりもPW版の《歓楽者ゼナゴス》の方が相性は良いかも知れませんね。[+1]で土地でないマナソースになりますし、[-6]から出せれば上陸も高確率で同時に満たせるでしょうから。4マナ→7マナなら[+1]も合わせて比較的現実的。その時間があるかどうかが重要ですが。
一応[0]で時間稼ぎが出来るのも特徴。BigManaが苦手なControlにはこの能力だけでもかなりの威力となる為に良い組み合わせだと思います。

 7マナ・土地を出すという事を考えれば「Scapeshift」に採用する事も無くはないですが、その意味はありませんね。その条件なら報復者の方が遥かに上。
まぁパーツで考えれば《桜族の長老》が居ますので特別に考えも無く運用できますね。

 リアニを悪用すれば《御霊の足跡》で釣って、土地を置ければ上陸、エンドに落ちて《稲妻》。フェッチも有ればトークンは2倍なので中々の威力ですね。

 エレメンタルである事を考えれば《白熱の魂炊き》も面白い。
エレメンタル用《騙し討ち》なのでコスト踏み倒し、6/6で走ってエンドに《稲妻》です。ここでも土地を出せればTokenも残せますし、魂吹き自体がロードなのでTokensの価値も上がります。
《煙束ね》《にやにや笑いのイグナス》がマナ加速。《春の具象化》の類型の《ファーティリド》は2回ランドブーストが出来るので、マナサポートでも上陸でも使いやすいです。
除去として《恨み唸り》の「想起」なんかも。

 《槌のコス》も[-2]で一気にブーストできるため7マナには簡単に到達できます。
まぁ生み出すマナが全て(R)なので土地で(G)(G)を用意しなければいけませんが。そして[+1]で走らせる事が出来る土地は「エレメンタル」になるので部族で揃える事が出来ます。ゼナゴスとはまた異なる強みを持つ組み合わせですね。

 同じように「エレメンタル」である事を活かせるのならWWKのミシュラランドになるでしょう。特に色もマッチする上に伸びたマナを活かせる《怒り狂う山峡》は是非採用したい。攻撃に特化させるなら頭でっかち故にPiGを活かし易い《溶岩爪の辺境》、BigManaの序盤の隙を埋める《活発な野生林》と其々役割を分けて使う事が出来ますね。


 5/5×2~3の達成は簡単であることは前述の通りなので《苔汁の橋》も簡単に達成できます。
踏み倒し系と合わせる事で上手くデッキに出来るかもしれませんね。

 ただ、もっとシンプルに《若き紅蓮術士》を出してそこから《爆発的植生》《ニッサの巡礼》なり《煮えたぎる歌》などでエレメンタルTokensを伸ばしながら土地/マナを出していくだけでも十分な気もします。チャンプブロックで時間も稼げますしね。適当にマナ加速したら踏み倒し系スペルでオムナスを呼んでくるだけで良い。

 とまぁ、能力自他は強力なものが2つも揃っているので遊び甲斐は有りますね。7マナ払ってからでは遅すぎるので、如何に踏み倒すかが重要になるはず。もっといろいろ遊べるものがあるかもしれません。こういうのは良いですね。



・《地下墓地の選別者》
:Cipで末裔Tokenが付いてくるのでそれだけでもアドが採れます。
実質3マナ3/4相当なのでそれだけでも悪くない。
両方共無色である為《幽霊火の刃》の対象としても良好でBeatdown向きですね。
他の自軍の生物の死亡時に「占術1」が出来るので展開も楽。ゆえにTokenを突撃させるのが丁度いいわけです。

 死亡に占術と効くと《荒野の収穫者》を思い出しますが、流石にあれには劣りますね。相手の生物もカウントする上に、自身が「呪禁」持ちなので相手の生物を除去しながらのドローサポーターに慣れた先代ですが、こちらは自分だけ。
その代わりアドのTokenを使えば最低限の動きになるわけですね。
 生贄エンジンがあると中々に使いやすい能力ですが残念ながらシャッフルを挟む分《進化の飛躍》とは相性が悪い。対して《吸血の儀式》は単なるドローなので、非常に相性が良いですね。色も合うので併せてみても良いかも知れません。
 また単純に末裔Tokensと相性が良いのでそれらを生み出しやすいカードが有ると良し。と言う事で定期的に産める《彼方より》や多数の展開が可能な《荒廃を招くもの》などですかね。
《息詰まる忌まわしきもの》は悪くありませんが、そもそも追加で生物製造が必要であり、それなら最初から《彼方より》で良いし・・・。

 また末裔Tokenを出せる故に次のターンに土地を置ければ5マナへ到達させる事も可能。例えば《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》等があると良いですね。選別者もブロッカーになれますし。


 決して派手な文面ではありませんがBGらしい丸さを持った能力のカードですね。



・《コジレックの伝令》
:新たなメダリオン。Atfを軽減するのではなく「無色」カードを軽減できるため、基本的には単なるAtfメダリオンよりも範囲は広くなっていますね。
Stdでエルドラージ系や「欠色」があるお陰で大分加速しやすいのが売り。

 上で挙げた《幽霊火の刃》も装備品特有のテンポの悪さを緩和できます。
他にも《果てしなき者》なら直接的にマナレシオを上げる事が出来ます。《搭載歩行機械》は残念ながら1枚では効果が無いんですよね。まぁそれでも他のスペルと合わせて行けるようになっていきますが。
 普通に《破滅を導くもの》に繋げるのもシンプルで良いですね。
合わせて使う事で3マナ分も減らせる事が出来るので非常に大きなエルドラージも使えますし。《破滅を導くもの》本体へ繋げる事も出来ますからね。
同じ様なブースト系である《コジレックの媒介者》《面晶体の記録庫》も悪くないですね。
次ターンに土地を置ければ5マナに到達できる点を考えれば最低でも4/4になり、且つ(2)マナソースにもなる媒介者はなかなか便利。7~8マナに到達させる事も出来る訳ですしね。記録庫は実質的に1マナでのキャストが可能になるので無色の3マナ以下のスペルを合わせての連続挙動が採れる可能性があるのも売り。

 メダリオンは基本的に狙われやすいのですが、2/4と比較的場持ちも良く、ブロッカーとして使えるのも良いですね。


 下の環境でもそれなりに使えますが、そもそもこれの他に幾らでもメダリオンがある上に除去に弱い生物である点がむしろ欠点。歌って踊れなくていいよ・・・。
どうせこれを使う様なEternalのデッキは十中八九Comnboなので・・・。



・《待ち伏せ隊長、ムンダ》
:「結集」でTop操作を4枚して望む数の「同盟者」を置く事が出来る事が出来る同盟者。
同盟者が同盟者を呼ぶようになっていく事が出来ますね。

 ハンドイン出来れば実に凶悪だったのですが、まぁ同盟者デッキは同盟者を引く事が肝要なのでそれを高確率で行えるようになるだけでも十分でしょう。
厭なら誘発させなければいいだけですし。
一度呼び込めば、次も呼び込む連鎖性が売りなので可能な限り強力な結集が欲しいですね。
特に《カラストリアの癒し手》を併用すれば毎ターン累加式にドレインが出来ますので攻防一体。中途半端なアドを狙うよりも明確な勝利手段となるのが良いですね。

 また本体だけでも4マナ3/4速攻と相応の戦闘力です。
そして自分の誘発で後続を集める事も出来るので、速攻も含め対Controlにも強いですね。
纏った性能である為、見た目よりも優秀な生物だと思います。



・《同盟者の宿営地》
:実質「同盟者」の部族ランド。
「同盟者」は多色化しやすいため色が出るのが良い。
バウンスも生贄に捧げてしまう欠点はあるものの、Cipでアドが採れるために十分です。複数体の同盟者総てのCipを重ねる事が出来れば圧倒的にアドを伸ばす事が出来ます。

 ただStdでは正直、同盟者を組めるほどパーツが揃っていないのであまり現実的ではないですね。Modernで組める同盟者デッキで素直に運用するべきでしょう。
不要牌を引いてしまってやる事が無い場面でも取り敢えず、再キャストすれば何かボーナスが付くので、部族デッキにとっては有効な土地です。救出も可能ですからね。
Modernは《魂の洞窟》《変わり谷》と合わせて優秀な部族ランド揃いですね。



次で最後の予定。


皆さん、こんばんは。しもべです。


 結局プレリに突入してしまった。
もう少し更新速度を上げたいといつも思います。
とりあえず今日で最後。

【N】
・《果てしなきもの》
:(X)マナ生物。
過去の代名詞たるハイドラなどを考えてみると種マナが必要無い点でこれもご多分に漏れずKPが上がっていると言えますね。
とは言え、現状のマナレシオを考えると圧倒的に不足感が在りますが・・・・。
と言う事で普通に使うのは在り得ないですね。
使うならシナジーやコンボ性が大前提です。

 Stdでははっきり言って余り相性の良い物が無いですね。
流石にリリアナの変身用は無駄が多すぎるので。カウンターを考えると《硬化した鱗》を思い浮かべますが、サイズが一つ上がる程度では微妙です・・・。

 メダリオンが有れば効率よく強化していけますね。
《コジレックの伝令》や《心なき召喚》等ですね。特にコンボ性の高い後者は(2)マナも減らせるので他のカードへの恩恵が高いのですが、これでも1つサイズを上げる事が出来ますね。

 後は0マナでキャストできる事の意味がある点が良いですね。
特に何らかの手段でループできると明確なコンボ性になってきます。《永劫の輪廻》とかですかね。
とは言え別に(X)マナの生物なんて過去にもいるので別にこれに頼る必要が無いんですよね。そもそも同環境にすら《搭載歩行機械》もいますし、水増し要因ぐらいですかね?


 取り敢えず色々と妄想が出来そうな存在なので、世の方々の興味を引くカードですね。名前も丁度良さそうですし、まぁカードプールが広がるほどに強くなっていくタイプですね。 



・《タイタンの存在》
:貴重な無色の除去スペル。
3マナ掛るとはいえ追放が可能と中々の性能。
大型が溢れる低速環境ならば速度で言っても十分に間に合うでしょう。
問題は追加条件を満たせるかどうか。
デッキ内に生物を多数揃えなくてはいけない構築からの下準備が非常に大変。余りに大型ばかりではそもそも展開が出来ないのですから。かといって必要な生物数が少なくても機能しないという難しいカードです。
正直、これのためにそこまでする必要が有るのか些か疑問です。
最低でもドローやサーチが必要ですね。


 Legacyでも同じような疑問を持っているために正直あまり期待はしていないのですが、打って変わって評価している方も一定数いるようですね。
聞くところによると「MUD」が考えられているそうです。
確かにMUDでなら3マナの重さもほぼ緩和できます。また無色の除去と言うだけでなく《虚空の杯》や《三なる宝球》のデメリットを受けない点も有難い。そもそも除去と言う性質は薄いデッキで且つInsですので非常に希少性が高いでしょう。
 しかし矢張り追加コストがネック。
確かにMUDは相応に生物を入れますし、更にサイズも大きい物が大半です。が、精々大型生物は8枚程度。中型まで含めても10枚強です。それをドローサポートも山札操作も無く(ついでにデッキ圧縮も無い)、常に目的の時に生物と揃えて引くというのはかなり難しい様な気もしますが・・・。
 更に悪いのは自分で使う《磁石のゴーレム》で更に重くなるところ。
こいつはハンドに残しておいても良いサイズなのですが、ハンドに寝かせておく生物ではそもそもありませんしね。そうすると相方の生物はさらに減る・・・。
そしてまず枠が余り多くあるデッキでもないので、どこにそれを確保するのかも難しくなっています。

 環境的にも《タルモゴイフ》や探査生物には効き目は有りますが、そいつらはサイズも大きいため除去も一苦労。Delverデッキは《若き紅蓮術士》のお陰で単体除去の効果が薄く、望ましいのは全体除去な気もします。部族も同じく。D&Tには《ルーンの母》と《ちらつき鬼火》《スレイベンの守護者、サリア》を躱していかなければいけない苦労があり、やはり単体除去数枚では力不足にも思えます。
ファッティComboはそもそも数が少ない上に除去しづらい。誰を対象に使うのだろうか?と言うのが個人的な感想。
それでもまぁ、デッキにこれまでなかった選択肢なので其の事自体に価値も有りますね。

 追い風はやはりエルドラージ系が出てきている事。
特に《絶え間ない飢餓、ウラモグ》の様な他のパーツの代わりに成れそうなカードを使いデッキ内の生物比率を上げて行ければ使いやすくはなるはず。

 ModernのTronでは生物数は少ないですが《古きものの活性》が有ればドローサポとしても十分なので上手く構築できるかもしれません。ただ生物は精々5枚以上程度なので合わせて引くのも幾らサポートが有っても一苦労。こちらも専用に合わせた構築が無いとまず無理でしょう。色は有る為小型除去は可能ですが、それでもサイズに関係が無いのも価値がありますね。





・《荒廃を招くもの》
:「昇華者」と言う新しい部族を備えており、またTokenも「落とし子」から「末裔」へと変化しています。過去とは異なる新しいエルドラージである事が判りますね。
特に大きいのが0/1→1/1になったTokensの変化で明確な戦力になります。

 「相手から取り除いたカード2枚を墓地に戻す」という面倒な作業がある為、どんなデッキでも使える訳でもありません。が、流石に5マナ4/5+1/1×3を引き連れてくる(実質5マナ7/8)事のは強力です。
これだけの明確なアドバンテージであれば、本体が死んでも十分に強力ですね。
 まぁ、Stdではあまりカードを取り除く有効牌が有りませんが・・・。
流石に「嚥下」に頼る気になりませんし。それが満たせるかどうかに懸かってくるはずなのでここは何とかしたいところ。
《棲み家の防御者》や《コラガンの命令》の事を考えると下手な事は出来ないので尚更、自由度の高い追放手段が欲しいところ。
《完全無視》は中々いい補強。
追放手段にもなりますし、盤面の生物も減らせますしね。同じ様に《精神背信》も悪くない。


 5マナから3体のエルドラージTokensを展開できるため8マナには到達できます。故に《精霊龍、ウギン》に届きますね。それでなくともウギンの[-X]で一方的に流したりも出来るため尚相性が良いですね。同じようなマナ加速としては《忘却蒔き》よりも明確なアドとマナ加速が出来るこちらの方が強力ですね。

 エルドラージTokensを墓地に落しやすい事を想定すれば《前哨地の包囲》はアリですね。「龍」でダメージを飛ばせる。もちろん普通に「カン」でアドを採ってもいい。

 単純にクルセイド系を展開できても十分強力ですし何とか、リムーブ系を用意したいところですね。クルセイドと言うと《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》とかですね。
全体強化や土地加速の《アタルカの命令》も良いですね。《塵への崩壊》で妨害しつつ自分は加速と言う考えが成り立つカードですね。

 ただやはり「昇華者」の部分がStdではネック。
同じ様に5マナでアドと言うと《風番いのロック》の「強襲」の方が遥かに条件達成は楽ですしね。生物は2体ながら其々が3/4飛行であるため戦力は安定していますし。
流石にこれに比べると辛いですね。


 リムーブ系が遥かに多いプールがある為Legacyの方が扱いやすい。
5マナの重さは有りますが、そこさえ何とか出来れば、自分で《死儀礼のシャーマン/DrS》が使えますからね。好きなだけ追放できる上に、適当なカードを戻せばまたDrSで追放できますからね。ゲインしたりルーズさせたり、とDrSがフル稼働です。《剣を鍬に》も扱えるため尚更扱いやすい。マナカーブ的に追放枚数の多い《撲滅》や《塵への崩壊》も悪くない。特に《撲滅》は盤面を退かすだけでなく追放枚数の確保も出来るので、DrSとの相性も抜群です。
相手がDrS・ScMや探査等で勝手に追放してもくれる増すし。

 《忘却蒔き》宜しく《悪夢の織り手、アショク》との併用も出来ますね。マナ加速を放棄すればブロッカーを多数用意出来ますしね。


 取り敢えず追放状況を満たせれば強力な事は決定的なので、それをどうにかしたいカードですね。



・《巡礼者の目》
:WWKからの再録ですが、まぁ環境にも合っています。
高速環境から低速環境になるので使う間も有るでしょう。単純にブロッカーにもなります。

 基本的に3マナで土地を持ってくる生物というと《巨森の予見者、ニッサ》が在りますからGでは他を選択する理由は有りませんね。
 ただし、無色ながら実質多色である「欠色」や「収斂」の事を思えば《他勢》効果はかなり重要になるはず。単純にG以外にも土地を伸ばしたいデッキはあるはずなのでその意味でも価値が高い筈。
 因みにAtfのフライヤーと言う事で《幽霊火の刃》との相性は良好。「欠色」BeatやAtfBeatdownを組む際に利用性が高いですね。《搭載歩行機械》も有りますし、《飛行機械の諜報網》も良いですね。前者はフライヤーを多数確保できますし、土地を伸ばせる為に(X)(X)のコストにとっても有難い。4マナ揃えば最低でもX=2です。後者も確実つ4マナに到達できる上に、サボタージュ用のアタッカーに出来ます。アップキープでの誘発も任せる事が出来ます。



・《破滅の伝導者》
:Cipで7マナ以上の無色の生物をTopにサーチ出来るエルドラージ。
疑似アドバンテージを採る事が出来る上に、本体も5/5と中々のサイズです。そして生物専用のマナサポート付。
本体で纏っている生物ですね。

 基本的にフィニッシャーに繋ぐためのリリーフ投手のような役割ですが、厄介なのは本体にも戦闘力が揃っているという事。
これを無視するかフィニッシャーを無視するかの2択を迫る事が出来る訳ですね。まぁこれを除去出来ればキャストが出来なくなる可能性があるような生物である場合は確実にこちらを狙ってくるでしょうが。
これが生き残っていれば8~9マナの生物を使う事になるのでしょうが、除去される事を見越して土地を置けばすぐにキャスト出来る7マナの生物を持ってくる事も出来ます。逆に何らかのマナソースがある場合は、8マナ以上の大型をサーチする事で敢えて相手に除去をさせる誘導行為も出来ます。

 何にせよサーチに5/5が付いてくる事が実に素晴らしいわけですね。同じようなマナサポートに《忘却蒔き》が在りますが、高確率でランドブーストが出来る《忘却蒔き》とフィニッシャーの供給が出来る《破滅を導くもの》のどちらが良いかは一長一短。

 無色である事を考えるのなら《面晶体の記録庫》も有りますが、生物特化にするのなら《失われた業の巫師》や《爪鳴らしの神秘家》も有りますね。
悩ましいですね。
 ただ今の所、調達したい生物が余りないのが辛い所ですね・・・。まぁ《絶え間ない飢餓、ウラモグ》で十分ではありますが。
他にも《彼方より》と同じ様に《タイタンの存在》の利用にも役立てる事が出来ますね。そもそもコイツ自身が5/5なので相性が良い。無色デッキを作る際の一つの指針になるかもしれません。
《コジレックの伝令》も合わせればより大型生物を使いやすくも成りますね。
合わせて3マナを減らせるのでかなりの軽減量ですし、そもそも《破滅の伝導者》自体を軽減して出す事も出来るので色が合うのなら是非使いたいですね。2/4とブロッカーとしてもそこそこなので、マッチするはず。

 無色生物は間違いなく次のエキスパンションも出るので、より使いやすくなる可能性が高い。
中々に良質なカードですね。


 下の環境ではどうでしょうね。
MUDでは採用できなくもない。7マナ以上でも《隔離するタイタン》やコロ助共がいますからね。本体も6マナと軽め。
ただしコイツらの場合は《カルドーサの鍛冶場主》もいますし、マナ加速の観点でも生物以外も使うデッキなので《忘却蒔き》の方が良い気もします・・・。

 Topに置けると言う事でそれを利用して《末裔の道》なり《野生の呼び声》なりで場に出す事が出来ますね。ハンドに入った方がアド的には良いわけですが、たとえ入らなくともやりようも有るわけですね。
 他にはもっと単純な方法も有りますね。
《ウギンの目》を使えば、《破滅を導くもの》が4マナになる上に、サーチしたエルドラージが合計4マナ軽くなるという恐ろしい事になっていくわけですから。



・《連結面晶体構造》
:世にも珍しいAtfの制限つき全体除去です。
《弱者の石》が除去になったら~と言うような感覚を覚えますね。

 パワー5以上の生物を一掃できるその性質から、小型や中量級までしか使わないWeenie/SlighやMidrangeならその引火を発揮しそうですね。特に《包囲サイ》や《黄金牙、タシグル》、《先頭に立つもの、アナフェンザ》に《雷破の執政》等を使うデッキは強引児自分を場の最大サイズまで持っていく事が出来るのかなりの支配力を発揮するでしょうね。

 ただ、正直パワー5以上の生物なんて早々並びません。
2体3体並ぶような場面なら即ゲームも終了していますし、それ程アドバンテージを期待するわけにはいかないでしょうから、除去の豊富なアブザンにこれが入るかどうかと言われると怪しい部分も・・・。
 対して《雷破の執政》を頂点とするR系の場合は大型生物を苦手とする事も間々ある構築なので、それらで良く使えるはず。
同時にWeenieやSligh系ならもちろん関係ないのでかなり一方的な除去に出来ますね。ただしそれらは3/4のサイズが立っていられるだけでも辛いのでやや隙があると言えます。

 何と無く制限つきの除去と言う事で《弱者の報復》の亜種を持っていた《太陽の勇者、エルズペス》を思い出しますが、残念ながら除去範囲は大きく異なりますし、本体で決める事も出来ないので代りに慣れそうも有りません。


 ↓環境では《機械の行進》が面白い。
自身が4/4になれますのでサイズ負けしそうな生物を一掃した上で、打点を提供できる事になりますね。




【L】
・《ウギンの聖域》
:実質エルドラージ調達ランド。
《ウギンの目》を伝説土地から汎用土地に成った様な物ですかね。
ただ無色スペルでしか反応しないのが非常に面倒・・・。《全ては塵》の様な優秀なスペルが無い限り、生物に生物を重ねる事になるので今一つバランスが悪い。



・《繁殖苗床》
:《領事の鋳造所》のエルドラージ版。
戦闘力を劣っている物の、3体展開できるためにアドバンテージでは勝っています。その上、それらを投入すれば次のターンには9~10マナを用意する事も出来ます。
アドも有るし、マナ加速も出来る。Bigmana系には最適な類の土地と言えますね。

 単純に戦闘力としての運用も出来る為に、その方向性で使うのも良いですね。クルセイド系があれば2/2×3になりますからね。Controlなら十分な圧力です。《精霊龍、ウギン》に繋げるだけでも[-X]で盤面を空けながらなら十分なクロックになります。もちろんそれらはウギンに対してのブロッカーにもなります。《荒廃を招くもの》も有りますし、現実的に高い面展開が出来るデッキも作れるかもしれません。
Stdでなく、↓環境のBigMana系でも十分検討の余地のある強力なカードだと思います。



 しかし流石はZenブロックの再来。
強力な土地の多いこと多いこと。
塩々言われていますが、そこそこに優秀で纏っているカードも多い印象です。




 やっとおわったべ・・・。



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