レガシー)今週のSCGの結果 InviとPIQの2つは多い
レガシー)今週のSCGの結果 InviとPIQの2つは多い
レガシー)今週のSCGの結果 InviとPIQの2つは多い
皆さん、こんばんは。しもべです。


 世界陸上が終了しましたね。
チョコチョコと見ていたのですが、普段あまり陸上競技を見ないのでさっぱりわからない。と言うか短距離走の選手の身体つきってあんなに筋骨隆々でしたっけ?筋肉ダルマが走っているような感覚でした。
以前は皆もっとスマートでやせ形だったように思いますが、勘違いですかね?



 さて、BFKの新カードに世間の注目が集まっていますが、それは置いておいて、今週はSCGにてInvitationalとPIQの2つの大会が開かれました。
ここの所、Legacy選手権、世界選手権など続けて大きな大会が開かれていますが、Legacyに関してもLegacy選手権の他にSCGでOpenとInviの2つが行われていますね。遊びの入るPIQと違いガチの大会が多いので環境をはかり易いです。
では早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/280815_newjersey.html

まずはInviです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=08/28/2015&end_date=08/30/2015&start=1&finish=8&event_ID=21

 優勝はGrixis DelverのAlex Bastecki氏です。

Top8は(上から順に1位~)
Grixis Delver
BUG Delver
Grixis Delver
Miracles
DeathBlade
UR Delver
Merfolk
UR Delver
です。

 つづいてPIQの結果です
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=2015-08-30&end_date=2015-08-30&event_ID=45&city=Somerset&state=NJ&t_num=1&limit=17&start_num=0

 優勝はAlexander Lorenz氏のLandsです。

Top16(上から順に1位~)
Lands
Merfolk
Grixis Delver
Miracles
ANT
UWR Control
Grixis Control
Merfolk
----------------------
Esper Mentor
Grixis Control
BUG Delver
Elves
Grixis Delver
OmniTell
Grixis Delver
Grixis Control

 です。
まぁ非常に判りやすい今を反映した結果だと思います。特にTier1とされてきたMiracles・Omnitellから頭一つ抜きんでたGrixisカラーの両デッキDelver/Controlが今回も大勢を占めています。Legacy選手権んから連続で大型大会優勝ですね。Delverは合わせて5名、Controlは合わせて3名で、両大会の上位24つの内Grixisが8つを占めているわけですからね・・・。対して残りの2つは必ず見かけますが、数は振るいませんね。

 Invi・PIQともに真っ青ですが、矢張りと言うかInviは完全真っ青ですね。しかし実はComboは一切いないというのは中々に珍しく、現状のフェアデッキ系の対Combo耐性とデッキパワーが伺い知れます。
また特徴として、PIQではControlも3名いますが、Inviでは0名で、PIQでも上位進出は1名のみ。相応に数はいるもののまだDelverの方が上の様です。

 ここの所少しずつ見ていたMerfolkですが、今回も合わせて3名もいます。
地味にこれはデッキ分布ではGrixis系Delverに次ぎControlと同率2位と言う成績です。その上、PIQではTop8に2名ともが進出し、Inviでさえ使われています。環境的な威力が証明されてきているようですね。まぁ今は小型除去もそれほどきつい環境ではありませんしね。以前のエントリーで挙げた強みが活きるのでしょう。
同じ様にフェアデッキに強いLandsにはその強みがまるで活かせないのが辛い所ですね・・・。
 《潮流の先駆け》も2名に合わせて5枚採用されていて順調に枚数を伸ばしています。また、全員が《梅沢の十手》を75枚中に1枚以上、2位のデッキでは《残響する真実》まで入れており対小型・《若き紅蓮術士/YPM》に力を入れていますね。

 このところBUGカラーも少し増えているような気もします。
一時期全く見なかったというだけですし、そのデッキ分布も続唱だったりDelverでもPW型・ハンデス型・《もみ消し》型と別れていたりで、一概に色で判断すべきではないのですが、増えている事も事実。
果たして、どういう事でしょうね?
 逆にRUGは衰退著しいです。
大型大会でもなんだかんだいるのですが、今回は残念ですね。

 《ヴリンの神童、ジェイス》は今回もまた小粒に使われています。
これが入るとデッキの形が変わるので見ていて楽しいですね。合わせて4つのデッキに入っています。まだ環境のメインになるようなデッキには入っていませんが・・・。

 こういう話は蒸し返したくもないのですが《時を超えた探索/DTT》は本気で禁止してくれないかなぁ~としみじみ思います。
悪まで一データに過ぎませんが、今回はInviでTop8にて7名・合計17枚、PIQでTop16に10名・合計31枚使われています。今回はMiraclesやOmniが少なかったですが、これらが増えてくると更にこの数と割合は増えていくはず。特に、遊びの入るPIQではなくガチの多いInviは他の大型大会とはそれほど差はないですし。
 Tier1のGrixis・Omni・Miraclesの3つ総てに使われていて、他のU系のデッキにも8~9割がた投入されています。どう考えても環境・構築を狭めている。定義していると言えば聞こえはいいですが、ここ最近のGrixis一強を見てもそろそろ梃入れの必要を感じざるを得ません。
PIQでさえ使ってなかったのはU系ではBUG Delver1つのみでしたし。
幾ら環境が動いていると言ってもこれには引っかかるものを感じます。
まぁ、そんな事言ったら《渦まく知識》はどうなるんだ?と言う話になりますがねww
それにこれのおかげで新しいアーキタイプも生まれているし、禁止と言うのはやはり見たくも無い物ですが・・・。


 さて、ここからは個別で気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=90455
Invi5位、Erick Smith氏のDeathBladeです。

 細々とですが生存確認の取れるEsperカラー。
形としては《死儀礼のシャーマン/DrS》を採ったDeathBladeですが、PWを3枚採用しており、EsperBladeにややシフトしていると言えます。重いPWは今の環境では辛いですが、素早く出す事が出来ればそれでも一定の威力を発揮しますね。

 特にこのデッキで強みになっているのが《真の名の宿敵/TNN》+《梅沢の十手》の部分。
小型が増えている以上は十手の支配率は上がっていますし、TNNはアンブロッカブルであり、除去耐性もBUGが減り以前よりは遙かに生き残りやすい環境なのでこのパッケージは環境を食い荒らす事が出来ます。Comboも多くありませんしね。
 そして他のデッキには無いDrSの存在がこの重たい挙動をサポートできます。
《不毛の大地》をはじめManadenialも減っているため、この挙動を成立させやすい筈。もしDrSを潰してくれたら《石鍛冶の神秘家》の着地がかなりやり易くなりますしね。

 このデッキの《ヴリンの神童、ジェイス》は今一つ何がしたいのか不明です。
ただ、単体除去がそれ程濃い環境では無いので初動《思考囲い》からならそこそこの着地率を保てるはず。しかしその上でこのカードを何に使いたいんでしょうね?

 色的に《紅蓮破》は積めませんが《翻弄する魔道士》を代りに積めるので特定のデッキには強みを持っています。
《テレミンの演技》は、ここの所1枚挿しが見られるようになりましたね。フェアデッキに強く環境に多いLandsへの威力が証明されたという事でしょうかね。コイツも、上述の通りマナサポートの恩恵を受けますしね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=90572
PIQ6位、Jeremy Tibbetts氏のUWR Controlです。

 現環境でUのControlと言えば9割9分Miraclesですが、同じ色でも明確なTricoloreになっており、且つMiraclesの要素ほぼ全てを排しています。《終末》《天使への願い》の「奇蹟」要素及び《相殺》+《師範の占い独楽》の相殺ロック要素ですね。
前々回の生物ジェイスに関するエントリーでMiraclesも余り生きてこないし、異なるアプローチのControlの構築はどうなのだろうか? Fbも活かせるし《稲妻》をメインから積極採用する様なCounterBurnControlはどうだろうか?的な事を言っていたら本当に出てきましたww
まぁ考えていたのとはずいぶん詳細は異なりますがねw

 前述の通り《稲妻》を採用し、積極的に盤面に干渉していくスタイルですね。中盤以降に《瞬唱の魔道士》及び《束縛なきテレパス、ジェイス》で再利用してライフを詰めていくようです。
 またフィニッシャーとして《嵐の神、ケラノス》が採用されています。Miraclesのミラーマッチ用に扱われていた1枚ですが、一度着地すれば除去耐性の関係で非常に安定したクロッカーとなる為、低速Controlのフィニッシャーとしては悪くはない筈。《紅蓮破》《水流破》の両方を躱す苦難を超える必要はありますが・・・。

 土地20枚+《思案》4枚の圧縮型も序盤から積極的に動ける上に、墓地を肥やす事が出来ますね。
しかしこのデッキ軽いスィーパーは要らないんですかね?



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=90589
PIQ7位、Tom Strong氏のGrixis Controlです。

 Esper並みに構築幅の広いGrixisの中でも特にControlは幅広く、様々な形が有ります。
Tom氏はそれほど変わらない事の多い生物を圧縮し、YPM・DrSの4枚2種計8枚にしています。Controlの特徴であるPWも積んでおらず、そしてその分スペルにつぎ込んでおり、U系Comboを思わせるキャントリップ4種16枚体制を採用しています。留まる事なくデッキを回転させていくようですね。
打消しも《Force of Will》4枚+《対抗呪文》1枚だけであり、なんだか《宝船の巡航》が有った時期のUR Delverを思わせるアグレッシブ構築です。
故に非常に珍しくDTTが4枚も採用されていますね。普通は構えたりするのでこんなに積まないのですが、能動的にデッキを回転させるのなら問題も無いのかもしれません。

 嘗てのUR宜しくComboに弱く、フェアデッキに強い構築なので、ある意味メタを読んだ形なのかもしれません。
しかしこのデッキYPMが潰されたらどうしようもない様な・・・。


 因みに10位のTodd Anderson氏の様にアドバンテージに特化した価値も良いですね。
YPMだけでなく《悪意の大梟》と《瞬唱の魔道士》で生物アドを採っていく事が出来、場合によってはそれらを《無垢の血》で処理し《コラガンの命令》で回収する事で更にアドを伸ばす事が出来るようになっています。
ただ、現環境で《無垢の血》や《悪意の大梟》に如何ほどの威力があるかは怪しい所ですが・・・。

 Grixisは核こそ変わらないものの、各プレイヤーのアプローチが見て取れるので、見ていて楽しいデッキでは在りますね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=90591
PIQ9位、Eric English氏のEsper Mentorです。

 《僧院の導師》を使ったデッキもYPM程ではありませんがそれなりに存在します。が、その多くは《相殺》パッケージを積んだCTMの形か、EsperBladeの《未練ある魂》の枠に使う形ですが、これはそのどれでもない形になっていますね。
4枚の導師と、DrS・セラピー・多量のキャントリップ・探査生物を見るにGrixisをEsperカラーに直したような感じかもしれません。
DrSからなら2t目に3マナに到達できるため、DrSの重要性は引き上げられていますね。

 面白いのは《思考掃き》の存在。
このデッキにも《ヴリンの神童、ジェイス》が入っているのですが、探査生物登場時に言われた青い《暗黒の儀式》と言う強みがここでも生きていますね。1マナでIns速度で3枚のカードを肥やすため変身は非常に楽です。その上《束縛なきテレパス、ジェイス》になりFbの事を考えれば、《思考掃き》は劣化アンリコレベルになりますからね。
 同時に《嘘か真か/FoF》が1枚採用されており、これも似た様な物でしょう。
ただし4マナである分KPは圧倒的に高く、ハンドアドを採るか、必要牌と多量の墓地アドを採るか?と言う選択肢になります。墓地が利用できるために以前のFoFよりも更に強力になっていますね。DrSがいれば4マナの重さも多少緩和できます。
 そして多数の墓地肥やしに支えられDTTは4枚です。
Grixisに比べると重い分アドバンテージ力が遥かに上がっていると言えますね。また、導師とTokensが「果敢」を持っているためそれが最終的な打点の瞬発力に繋がります。
デッキパワーの高い構築と言えますね。

 とはいえ重めのこのデッキで土地18枚で上手く回るんですかね。
不毛は不採用ですし、環境からManadenialも減っているとはいえ、スペルが重いのは事実ですし、DrSの負担がかなり大きい。
 その上ドローに力を入れている分カウンターが薄いのは上のGrixisと同じ。
初動が遅い分、余計に欠点も浮き彫りになってますが、どうなのでしょうね。

 サイドの《サーボの網》もここの所増えてますね。
Landsを封殺できますし、《テレミンの演技》より遥かに軽いので、こちらが求められるのも判りますね。



 こんな所です。
とまぁ上から下まで真っ青のフェアデッキ祭りです。
核の部分もほとんど同じですね・・・。

 また打消しの枚数に言及したことが何度かあるように、デッキから減らされている傾向が目につきます。その分、対フェアデッキに戦略が寄っているのですが、除去が増やされると同時に、時にはドロースペル等が増えるのが現環境を物語っていると言えそうですね。

さて、今週はここまでです。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
この文章がお役に立てば幸いです。





新カード)BFZ雑感2 4番目のギデオン
新カード)BFZ雑感2 4番目のギデオン
新カード)BFZ雑感2 4番目のギデオン
皆さん、こんばんは。しもべです。


 何か発表されるカードがKPが抑え気味な物が多い気がしますね。
そういうデザインなのか、出し渋っているのか。
続き続き
もう眠いのですが、これ以上放置すると確実に詰るので更新。

《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
:4マナ域に帰ってきたギデオン。後発組のくせに既に4枚目です。まぁ、一応、主役級ですからね。

[+1]で5/5破壊不能+αに
[0]は2/2Token1体を調達
[-4]はクルセイド系紋章
で忠誠度は「4」。

 圧倒的な衝撃として、ギデオン伝統芸である盾戦士の能力が無くなってしまいました・・・(´・ω・`)
生物化は残っていますが、[プロレスラー ギデオン]はもういなくなってしまったようです・・・。
と言う事で過去のカードから見ると別物ですね。強化紋章とTokens生成を思えば《イニストラードの君主、ソリン》を思わせますね。

 その代わりとして得たのが[0]のTokens調達能力。
「自分を護る」能力と「アドバンテージを得る」能力で「強いPW」の性質を持っていますね。忠誠度を上げる事は出来ませんが、減らす事も有りませんし、4マナなら十分強力です。
サイズ的に考えれば《情け知らずのガラク》と同じわけですが、強みは騎士・同盟者と言う優秀な部族・職業。シナジー性が有り、特に同盟者はそれがそのままデッキ構築に影響するはず。
取り敢えず、これがあるだけで弱くはないと言えます。

 ただ、これだけで採用確定と言う程ではない筈。
それなら《歓楽の神、ゼナゴス》はもっと使われていますからね。4~5マナではStd環境でもボムレベルを求められるので。残念ながら忠誠度も上がらないため、実用的な4点火力がある環境では過去のカードほどToken調達能力が強力ではありません。
故に[0]以外も重要になるわけですが・・・。

 [+1]は生物化ですが、まぁお馴染み。
回避能力も速攻も無いため《龍眼のサルカン》には劣りますが、まぁいつも通りのサルカンでマナレシオも良い。忠誠度が上がるのも魅力。一応除去耐性も有りますし、パンチ力も有ります。
が、《アブザンの魔除け》をはじめ追放除去がある環境では期待値が低いと言わざるを得ない。その上、相手のターンには無防備なPWに戻るのでフェアデッキ相手には結局忠誠度が減らされるかもしれません。4マナ5/5がもてはやされた時代は過去のもので、これはそれ以下。
加えて、忠誠度を上げても使える物が[-4]程度しかないため、遠すぎます。複数回使うのは除去の脅威から現実的ではないため、R相手に火力で死亡しないために1回上げる程度のものでしょう。
と言う事で殆どの場合は攻防一体な上にアドも採れる[0]が優先。実用的なPW除去があるのなら尚更です。瞬間的なダメージクロックが欲しい場合に限定されるでしょうね。そうすると速攻が無いのがさらに痛い。
次の環境で大型生物が溢れると尚更辛い能力になりますが、果たして・・・。

 [-4]はクルセイド能力の紋章。
クルセイド系が環境に乏しいために、これがあるだけでも相応。加えてカードと違い除去される事もないため効果も安定しています。しかし《イニストラードの君主、ソリン》は[-2]で使えた事を考えると能力自体は上とはいえ効率が悪すぎます。重ねる事が出来る紋章の強みはほぼ発揮できない。[-3]ではいけなかったのか・・・。

 とこんな感じですね。
各能力間で効果だったり忠誠度の変化幅だったりが絶妙に噛み合っていない・・・。
基本的には他の能力に目もくれず[0]を連打しているのが圧倒的にバランスよく強いという今一つ無駄の多いカードです。場合によっては[-4]も強力ですが、それも含めて[0]をどこまで強く使えるかが肝要になるはず。盤面干渉能力が無くなった以上余計にそれが重要。置いたターンは速攻も無い[+1]では何もできないため取り敢えず[0]ですしね。
 そして上述の様にただTokensを生むだけならゼナゴスの下位交換なのでKP的には厳しいと思います。
《ヘリオッドの槍》や《オレスコスの王、ブリマーズ》が落ちてしまうのも悲しい。

 同盟者である事を利用するなら《古参の戦導者》が相性が良いですね。[0]で出したTokenをタップアウトレットで利用できる上に、サイズに貢献も出来ます。
 また、巧く回避能力などを付与できる同盟者がいれば[+1]に合わせて出す事でパンチ力が発揮できますね。《ランタンの斥候》でもとりあえず5点ゲインが出来るようになりますし。

 ただまぁ既に相応に展開されている状況であるのなら、[-4]で全体強化した方が良い。特に《アクロスの英雄、キテオン》とは、変身後はタイプが被ってしまう欠点があるとはいえ、面展開する性質とそれを強化するカード。その上、両者とも落ちやすい性質を思えば、競合しないどころか併用できると言えます。
Weenieとしてもギリギリ採用できるマナ域です。

 一応「獰猛」「圧倒」の両者とも揃えるのが非常に簡単になるので巧く利用できるかもしれません。
前者は[+1]だけで達成可能で、後者も[0]→[+1]で7点分を稼ぐ事が出来ます。まぁ有効牌があるかどうかは怪しいですが。


 弱くはないですが、今一つ決定的な強みも無いため、後はどれだけ相性の良いカードが出るかどうか。特に同盟者がどれ程調達できるかに懸かっています。ぶっちゃけTokenを生むだけなら除去され辛い《エメリアの撤退》など他のカードで十分ですからね・・・。



 下の環境でもそれは同じ。
特にカードプールが広がる分、[+1]が「人間/兵士/同盟者」、[0]が「騎士/同盟者」を持っている事がシナジー性を生みます。
《模範の騎士》があれば[0]のTokensが「破壊不能」になるので鉄壁の布陣ですね。
 当たり前ですが同盟者はそれ以上。もう何をしても良いですね。より取り見取りですが1マナ域の《ハーダの自由刃》、攻防一体の《カザンドゥの刃の達人》、全体修正が掛る《アクームの戦歌い》、直接火力になる《ハグラの悪魔信者》、Tokenを追加招集できる《変わり樹のレインジャー》等が素材となるでしょうね。



 とはいえ、シナジーは有れど特に強そうでもないのが悲しい・・・。
本体が非才過ぎるんですよね。Tokens出すなら別に4マナも掛けなくても良いわけですし。これを使うなら《遍歴の騎士、エルズペス》の方が遥かに使いやすい。
と言う事で個人的な評価は微妙ですね。


 むしろWのヘビーコントロールが一番合っているかもしれません。
Stdなら《対立の終結》や《悲劇的な傲慢》、Modernなら《審判の日》で吹き飛ばして無人の荒野を[+1]で突撃を掛けるような除去コントロールのフィニッシャーですね。↓環境なら《虚空の杯》が有れば除去や火力も無力化できますし。
あれ?でもそれなら《ギデオン・ジュラ》の方が強くないですか??
1マナ重いですが、盤面干渉出来る上に3発で大体の人が死にますし・・・。




新カード)BFZ雑感3 次の環境も黒は安泰
皆さん、こんばんは。しもべです。


 さて、久々の男子サッカー代表戦。
どうなるでしょうかね?
さすがに負けはしないと思いますが、シンガポール戦と言うミラクルを起こしてくれる我らが代表なのではてさて・・・。極論ですが、もう一度完膚なきまでに地位を失墜させても良いぐらいですよね、女子サッカーのハングリーさを見ていると。


 続き続き。
と言いながら本格的なプレビューは何時でしょうね?更新が遅いうちに消化出来るのは有難い事ですが。

・《破滅の道》
:《英雄の破滅》の亜種。
Socになった代わりに「覚醒4」を持っていますね。若しくは1マナ増えた代わりに単色になって覚醒が付加された《戦慄掘り》とも言えますね。

 対生物の側面を持っている以上、Ins→Socは大幅な劣化ポイントですね。テンポも取りづらくなりました。また「破壊不能」や《死霧の猛禽》の様な復活持ちのカードも環境に相応にあるのも辛いところ。しかしまぁそれは《英雄の破滅》も同じでしたがね。
対PWにはどうせ能力は使われてしまうため、それほど大きな差はないでしょう。それでも《龍語りのサルカン》などを考えればその場で対応出来るInsの方が遥かにマシですが。
ついでに覚醒をInsで使えない事も大きな違いでしょうね。まぁ速攻持ちですからそれ程問題も有りませんが、そのままアタッカーにしたいのなら、相手のターン撃てる7マナと異なり8マナが要求されてしまいますしね。

 しかし、対PWも熟せる以上は対Controlまで含めても腐る事は殆どない上に、受動性だけでなく能動性に置いても意味が出てきたのは大きい。取り敢えず劣化したと言っても使えない能力ではないので入れておいて、ついでに覚醒ぐらいでも十分強いと思います。Midrange~Controlなら本来の生物枠に代って除去を入れていると思えば十分でしょう(流石に高速Beatdownでは辛い)。除去枠として他と交換して入れる訳でもないのなら他の選択肢と比べ劣化部分が~と言う事も気にならないはず。7(実質8)マナは重いですが4/4速攻にCipで《英雄の破滅》が付いてくると思えばその威力も理解できるはず。回避能力の無さも本来の効果で多少補えますし、4/4は十分なフィニッシャー級。
生物を破壊しつつ、4/4速攻で殴ってPWを落す事が出来れば1-2交換とも言えますね。
どのみち消耗戦も十分にあり得るStdならWeenieでもない限り7マナまで伸びる事も想定せずともあり得ることですしね。

 8マナ想定を考えるのなら《精霊龍、ウギン》との併用も勿論可能。
[-X]に引っ掛からない上に、その[-X]で処理できないCMCの大きなカードにも対処出来るので相性も良い。惜しむらくは脇を固める《危険な櫃》が落ちてしまう事ですよね・・・。
 重めであることを想定すれば《巨森の予見者、ニッサ》とも組めますし、《棲み家の防御者》が有れば序盤に除去に使った《破滅の道》を中盤以降に再利用なんて事も可能なはず。《死霧の猛禽》と合わせて生物デッキを駆逐できます。
 ControlならUBで《ヴリンの神童、ジェイス/束縛なきテレパス、ジェイス》と掛け合わせても良いですね。
WBなら《悲劇的な傲慢》も良いですね。傲慢で残った相手の生物かPWを除去しつつ自分は残した生物と4/4でBeat出来る訳ですし。
もちろん黒単で《命運の核心》や《衰滅》との組み合わせでも良い。ドラゴンとその他の生物を同時に並べられることも有りますし、同じ様に《衰滅》も隙を生めることが出来ますね。ということで黒Controlも組めるかも。


 下の環境ではBigmana的な黒系に使えるかもしれません。
NicFitに1枚程度試してみても良いかも。3/3以下では使う気にもなりませんが4/4なら十分な打撃力ですしね。《稲妻》も《突然の衰微》も効かない生物の凶悪さは証明されていますからね。
苦手な低速デッキに耐性が付きます。Landsには涙目なのは変わらずですが。
 また、在り得ざる構築ですが、ミシュランの強化手段にもなります。《忍び寄るタール坑》を7/6アンブロッカブルに、《樹上の村》を7/7トランプルにしてみたり、《墨蛾の生息地》を5/5飛行感染にしてみたり。生物化の前にカウンターを置けるためダメージ除去にも強い。
 もしかしたらModernの「B MUD」でも使えるかもしれません。まぁマナ数は出たとしても(B)(B)を揃える事の方が遥かにつらくなるのでかなり難しいでしょうが。

幾ら重いとはいえ、腐りづらい除去であるため遊びの構築も面白そうです。



・《沿岸の発見》
:隙は割とあるのですが、フィニッシャーにもなれる事を考えれば悪くはない。《対立の終結》や《命運の核心》を積極的に使っていく除去コンの様なヘビーコントロールなら停滞の隙も有るのでSocでも動けるでしょう。ただその隙を想定した挙動であるため3枚も4枚も積むものではないでしょうね。
覚醒も数値が4と大きく、その場合6マナ4/4+2ドローで中々に効率の良いスペルにもなれるので十分使う価値も有る。

 こちらも《ヴリンの神童、ジェイス/束縛なきテレパス、ジェイス》と組み合わせると優れた威力を発揮しそうです。



 という事で今回のカードの様に単体で一定以上の性質を抱えているのなら「覚醒」も十分強い能力と言えそうです。共にサイズが4/4と言うのも大きいですね。流石に《真っ逆さま》はKPが低すぎますが。
個人的にはRで優良な覚醒スペルが出るのが一番期待していますね。理由は後日。
こんな所で。



サッカー見た
サッカー見た
サッカー見た
いやー乱世乱世。


 結局シンガポール戦から何を学んだんだろうかと言う試合でしたね。
セットからの崩しと言う概念が存在しない様なのろのろとした無意味なパス交換
ヤングの批判動画よりも酷い誰にも何処にも合わない謎クロス連発
吹かし続けるミドル

相手は終始サンドバック状態で、ゴールキーパーは後半途中から足をつっていたにも拘らず点が取れない。
結局どれだけ相手とレベル差があっても日本相手には引いてればいいという典型でしたね。
後半多少回せるようになっていた気もしますが、単に相手がばててただけだし、結局プレイで崩せていないし。

 香川は比較的良かったように思いますけど、結局周りと連動して初めて機能する選手なので、誰とも合わないままでしたね。
成立しないワンツーに、誰もにも届かない綺麗なクロス。
そしてシュート・・・。



いやー乱世乱世・・・。



P.S.
カンボジアの選手は一々出入りのたびに礼をしていて礼儀正しいですよね。別に強制があるわけではありませんが、だからこそです。私もバスケットではしていた口ですし、ああいうのを見ると応援したくなりますね。
カンボジアには東日本大震災での援助をしてもらったりもありますし、サッカーブームだというのならもっと強くなってほしいですね。


皆さん、こんばんは。しもべです。


 U18野球WCの日韓戦を見てました。
まぁ結果はあんな感じでしたが、それよりも投手の上野君に注目してました。
もともと甲子園では地元愛知の代表である中京大中京の投手でしたので注目していましたが、140㎞/h程度の速球をガンガン投げるスタイルがとても印象的でしたね。特に勝負どころでは変化球で躱すことなくストレートで勝負するスタイルが恰好良い。球速はあるとは言えませんが、キレとコントロールが抜群でした。

 それは日韓戦でも同じで、ガチムチに鍛えた韓国の球児たちを、アウトサイドで振り遅らせたり、インサイドで見送り三振や高め釣り球三振に切って取る姿は圧巻でした。

やっぱりストレートで勝負できる投手は魅力的ですよね。
結果は7回無失点で10奪三振の完勝でした。


皆さん、こんばんは。しもべです。


 U18野球決勝は米国相手に1-2の惜敗。
同じ相手に前回と同じく決勝で負けるとは・・・。


 幾ら前回好投したからってセナ君を使うのは、対策や研究もされるだろうしどうなのか?とも思いました。
結果的には4回2失点。
無難な出来だったと思います。試合を壊してもいませんし決定的に打ち込まれていたわけでもありませんからね。それが決勝点だったとはいえ、エラーからの失点でしたし。
 そして前回のエントリーでも挙げた上野君がまたしても圧巻の投球。内外にポンポン直球を投げ次々に三振を奪っていく。広めのゾーンに助けられてもいましたが、結局最後まで捉えられることなくいきましたね。8回以降ボール先行して多少苦しい投球になりましたが、決め球が直球なので逃げずにガンガン勝負していって視ていて実に楽しい内容でした。

 逆に打線の方はあと一本が出ませんでしたね。
打者が止めているのに突っ込んでしまって本塁アウトの走塁や得点圏で何度も打てないなど苦しい出来でした。正直ボーク判定は明らかにおかしいので大会前にちゃんと見解統一して欲しい。あと一塁セーフでは?と思える場面もあるのでチャレンジを導入して欲しいし、せめて抗議ぐらいして欲しいかった。

しかしまぁ、致し方ないこととはいえ、個人の能力に反してチームの完成度は低いと言わざるを得なかったですね。

 米国の投手は初めの子は落差のある変化球が、3番目の子は193㎝の長身からの150Km/hの直球と120㎞/hのカーブ?の組み合わせが素晴らしい。打線が打てなかったのも致し方ないですね。
1人目2人目の子をもっと引っ張ってくれたら点も入っていたでしょうが、危うくなったらすぐに交代させていましたし、狙って長身のサウスポーを当てるなども含めて相手の采配が大きな成果となっていましたね。

 4番の清宮君は、明らかに不出来な内容が大会を通してだったので、その上で4番に据えていたのはスタッフの判断のまずさだと思います(あまりに不可解な采配なので高野連の圧力では?とも言われていますが・・・)。打てないのは本人の性が一番なんですが、それを起用し続けても打てんもんは打てん。レギュラーシーズンじゃないんだから。とりあえず彼はこの敗戦を引きづることなくしっかりと成長して欲しいと思います。何せまだ1年ですからね。バッシングやメンタルでつぶれる事だけは無いように願います。


 それまで好投好打で勝ってきたチームだけに、最後になって攻守でミスをしてしまい、それが負けに繋がったのが何とも印象的でした。予選ラウンドの米国の敗因をそのまま再現してしまった。
とはいえ下手なプロスポーツを見ているよりもずっと心を動かされる良い試合でした。
全球児たちとスタッフには感謝したいです。お疲れ様でした。



P.S.
全試合で計たったの7失点に、8点越えの得点力。そしてベスト9に日本から5名が選出される事実が今回のチームの強さを物語っていますね。
故に勝ちたかったでしょうね。

因みに
上野君は18回無失点
セナ君は22回4失点(自責点2)(2完投)
オコエ君が最優秀守備選手
でした。


 オコエ君は甲子園よりもだいぶ打撃良くなってますけど、未だ荒いのでプロでやるなら改善しないと苦労するでしょうね。まぁ今回も合宿で打撃を向上させているので、いいコーチが付けばあるいは・・・。
打撃は改善できるけど守備走塁は限界があるとも言われていますから、どの道上位指名は確実ですが。

 上野君は結局野球はやるのでしょうかね?
プロどころか、大学行って野球止める的な話も聞きますが・・・。たとえそれが本当ならあれだけの投手が止めてしまうのはもったいないですね・・・。まぁ本人の自由ですし仕方ない。逆にプロ行くなら球速と変化球のキレを上げる事は必須なので頑張って欲しいですが。



新カード)BFZ雑感4 新ラスゴとSCGの結果簡易
皆さん、こんばんは。しもべです。


 今日はいきなり大量プレビューでしたね。
PWも3種類目まで公開されてしまってもう他に目玉残ってるんですかね?
もう少し小出しにして欲しいです・・・。

 と言う事で、続き続き。
ですが先にSCGだけ済ましておきます。

今週のSCGはcincinnatiにてStd Openが開催されLegacyPIQも併催されました。
早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=09/05/2015&end_date=09/06/2015

 今週の優勝はLogan Mize氏のGrixis Delverです。


Top16(上から1位~)
Grixis Delver
Omni- Tell
Lands
ANT
Burn
Death&Tax
Burn
Infect
-------------------
Imperial Painter
The Rock
Esper Blade
Miracles
Omni-Tell
Mefolk
Merfolk
Burn

 です。
GrixisはLegacy選手権やSCG Invitationalの優勝も含めて本当に最上位にいますね。しかしその割に今週は上位には1名のみです。これは小規模大会故でしょうかね。他にはOmni、Miracles、Landsとまぁいつも通りの面子が並びます。
そしてこの所数を増やしているMefolkが今回も2名を輩出。大規模・小規模関係なく一定数が上位人起こるのが当たり前になってきましたね。

 最も特徴的なのがBurnの存在。
現環境は初速が遅めである為に、速度的な優位が出やすい環境です。また面展開が溢れている環境でもあるのでそれらを無視して相手を直接的に焼けるのも利点。更に環境にManadenial戦略が減った結果特殊地形が並びやすいため《発展の代価》も活きます。
となかなかにBurn寄りの環境です。Top8に2名は優れた結果です。
ただし、攻め手に対して受け手が足りないデッキなので当たり前ですが、フェアデッキが多い環境限定すよね。
 地上が生物で溢れるので《僧院の速僧》や《ゴブリンの先達》ではなく《渋面の溶岩使い》が増えているのも今のBurnの特徴。本体を焼くだけでなく盤面干渉も出来ますからね。その横に《大歓楽の幻霊》が並ぶお陰でフェアデッキにとっては更に辛い。やっかいなシステム生物が2種類いる訳ですからね。
面白いのは7位[Austin Casey]氏のサイドの《極上の炎技》4枚。「魔巧」を満たせば「非打消し」3マナ4点です。Legacyではとてもじゃありませんが生物を焼くのには使っていけませんが、《誤った指図》でもない限りほぼ確実に4点を削れてしまうため最後の押し込みとして有効ということでしょうかね?
墓地を使うこのデッキだけが《渋面の溶岩使い》を使っていません。

 後は9位のImperial Painterですかね。
真っ青の環境故にメインからの《紅蓮破》《赤霊破》が腐りづらく、上述の様に基本地形が多くもないため《血染めの月》の有効度も高いと言えます。もう少し増えても良い気もしますがTier1のGrixisは打消しだけでなくハンデスも有るのが辛いですね。
以前の環境と違い、単体除去が最低限になっているのが特徴ですね。


 こんな所です。
今回は差して取り上げるほど気になったものは無いため全体の感想で終了です。


 つづいてBFZです。

・《次元の激高》
《次元の激高》 (3)(W)(W)
ソーサリー R
すべての土地でないクリーチャーを破壊する。
覚醒4 - (5)(W)(W)(W)

:新ラスゴ枠です。
土地以外の生物を破壊できるリセットボタンです。効果は5マナなのでギリギリ使用圏内でしょう。
最大の特徴が「覚醒4」がついた8マナのモードと使い分けが出来る事。当然ですが覚醒を使えば一方的な状況に。Controlにとってはリセットと同時にフィニッシャーを用意出来る為に理想的なスペルですね。
たしかに8マナは重いですが、過去のリセットボタン+生物のカードを見ていくと
《カーターの怒り》が6マナ+スレッショルド
X=5~の《軍部政変》
《ファイレクシアの再誕》が6マナ
《疫病風》と《ガラクの目覚め》が9マナ
等を思えば、通常のラスゴの5マナとして使い分ける事が出来る時点で遥かに使いやすく、9マナ用意すれば4/4速攻で殴りかかれます。更に2枚目以降も覚醒化した土地に被害を出さないために一方的なリセットは変わらないのも強み。ぶっちゃけゲームを決める目的でただ4/4速攻を追加する為だけに使う事も場合に依ってはあるでしょう。
どんなリセットボタンだww

 きになるのはPWと破壊不能の生物の存在。
ただし、PWは自分でも使えますし、対処札も以前よりは遥かに増えているため何とかなるでしょう。
どのくらい使われるかは不明ですが、次の環境の一つのテーマである「覚醒」に対処できないのは少々辛い。ただし、そもそも覚醒を使う様なデッキはMidrange~Controlで主にこれはBeatdown~Midrange向きのカードなので用途が違うならそれほど問題はないでしょう。また覚醒は基本的に6マナ以降なのでリセットボタンとして5マナのこれが速度的に間に合わないという事もない筈。
そして何より、普通に除去や妨害を併せれば十分でしょう。

 以前に発表された《破滅の道》等は正にうってつけであり欠点である序盤の除去、PWにも土地生物にも対処出来る上に、覚醒付。どの道Controlでマナを伸ばすのなら同じように扱えますからね。
色拘束が少々気にかかりますが、そこはまぁNewデュアルランド+フェッチランドの出番でしょう。
今日同じく発表された《停滞の罠》でも良いですね。
瞬足なので実質Insですし追放で破壊耐性のある生物にも対処できます。覚醒土地の場合は戻ってきてもただの土地なのでしっかりと問題点に対処しています。


 惜しむらくは圧倒的なフィニッシャーであった《太陽の勇者、エルズペス》が居なくなってしまうこと。[+1]はもちろんですが[-3]があれば覚醒にも対処出来たのですが・・・。残っている《精霊龍のウギン》の[-X]では対抗は難しいですからね。むしろ併用したい。

 新しいPWである《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》とは悪くないですね。マナカーブの流れも良い。[0]で常にTokensを供給出来るのでリセットしても問題ないですし、盤面一掃があるからこそ[+1]の5/5パンチが活きてくるわけですね。回避能力の無さをこれで補えます。
 またStdで使われている《搭載歩行機械》との相性も抜群ですね。序盤の時間稼ぎはもちろん、自分は盤面に戦力を残す事が出来ますから。


 非常に強力なリセットですが、きっちり弱点を持っている当たり良い調整がされているように思います。
しかし同環境に5マナのリセットが3種類もあるというのが何とも凄まじい環境ですね・・・。
最もリセットとして安定しているのは制限の無い《対立の終結》ですので、まぁ使い分けはしっかりしていきたいですね。悪まで《時限の激高》は癖のある種ですから、シナジーむき。



・《ギデオンの叱責》
:軽いレンジストライク系除去。
戦闘時限定とはいえ2マナで4点は軽量除去としては十分な威力がありますね。環境的に、範囲外の生物も相応にいるため完全に信用するわけにもいきませんが、3マナ圏ぐらいまでは対応できますし、まぁ2マナとしては十分な範囲でしょう。少なくとも《絹包み》よりは使いやすい。
 隙を埋めるカードとしては《勇敢な姿勢》や《隠れたる龍殺し》等が有れば十分でしょう。

 また《時限の激高》の隙を埋める除去としても悪くはない。
序盤の除去としてだけでなく、覚醒した土地を対象とするのでも十分な威力でしょう。


 《魂火の大導師》がいれば4ドレインに出来るのは明確なメリットなので是非合わせて使いたいですね。特にコイツはコンバットトリックに引き込む選択を相手に押し付けるのが良いですね。無視すると絆魂で無条件に2点ゲインさせるし、ブロックすれば4点喰らうかもしれないという葛藤ですね。



・《停滞の罠》
:「罠」の名を冠していますがZen期の罠と関連があるわけでもないようです。
まぁナイトメア系の除去ですが「瞬足」持ちな上に対象に制限もない追放生物除去であるため比較的使いやすいですね。

 特に破壊耐性が有ったりする生物への対処には非常に便利。
《死霧の猛禽》や《搭載歩行機械》等追放対象は多数ありますから使う当てに困る事はない筈。
上述のように覚醒土地も完全に潰す事が出来るので、軽量除去として《時限の激高》の隙を潰す事も出来ます。
 まぁ3マナを単体除去として運用出るかは環境にも依ってくるでしょうが、今のところ軽量で優れた生物は多くは有りませんから問題も無いでしょう。

 シナジー性でも優れていれ《ニクスの星原》の新パーツとしてもいい。
瞬足3/3+除去です。
惜しむらくはTHSが落ちてしまう処。信心が2つも稼げる優秀な置物で、白信心にも使えたでしょうが・・・。
と言うよりも、THSが落ちる故にこのデザインなのでしょうがね。

 《ドロモカの命令》は気がかりですが、まぁヘビーコントロールで運用するのならそれほど対象もいないので、被害は最小限に抑える事も出来るでしょうし、時間を稼げばリセットも出来るので何とかなるでしょう(てきとう)。そもそもEnc/Creがいなくなる時期環境であの命令がどれほど意味が残っているのか不明ですしね。




こんなところで。



新カード)BFZ雑感4 Zenに帰ってきたオブさん
新カード)BFZ雑感4 Zenに帰ってきたオブさん
新カード)BFZ雑感4 Zenに帰ってきたオブさん
皆さん、こんばんは。しもべです。


 さてBFZの続き続き。
Legacy民としてはようやっと実用レベルのカードであるミシュランが発表れて安堵です。ミシュランと言うカードタイプ自体が強い環境ですからね。
実際UGも強い。まぁStdでは弱いでしょうから安いと思います。と言う事で適当な時に1枚確保予定。
 ですがこれで尚の事フェッチ+新デュアランが使いづらくなりましたね。
どちらも有効色の組み合わせですし、そもそもマナが伸びないとミシュランは使いづらい。KTKの氏族も対抗色の組み合わせで、そのブロックの影響が強い今の内はミシュランと合わせて対抗色のデッキの方が圧倒的に使いやすい筈。


 閑話休題。
新カードについての雑感の続き
長くなってしまったので斜め読み推奨

・《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》
:使えないわけではないですが何とも物足りない臭・・・。
一つ一つの能力は決して弱くはないのですが、5マナ掛けてやるべき事ではないような~。5マナに対してパッと見で強い所が初期忠誠度が「5」であるという事ぐらいです。とまぁ、嘆いていても仕方ないので一つずつ見ていきましょう。
《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》 (3)(B)(B)
プレインズウォーカー - ニクシリス  M
[+1]:あなたはカードを1枚引き、1点のライフを失う。
[-3]:対象のクリーチャーを破壊する。
[-8]:対象の対戦相手は「プレイヤーがカードを引くたび、あなたは2点のライフを失う」の紋章を得る。
[5]

 [+1]はドローですが、黒特有のライフペイドローになっています。
取り敢えず[+1]で気軽に明確なアドが採れる(忠誠度を増やしながらのアド)点で決して弱くは有りませんね。除去コンならこれで引き増しが出来る事が結果的にオブを護る事にもなりますからね。Midrangeなんかもどこ引いても強いのでやはり有効な能力。
 ただし、その能力自体は過去のPWと比べると質が悪い。類似系の能力は同マナ域にもいくつかありますが
《記憶の熟達者、ジェイス》は1ドロー+対象の山札1枚掘削。
《揺るぎないサルカン》は1ドロー+好きな色1マナ
です。
どう考えても他は追加ドロー+αの能力であるにも拘らず、何故かオブだけデメリットです・・・。
何故にWHY?
せめて相手じゃない? いや黒らしいけどね?

 しかもそもそもの5マナである事を考えたら、更に劣悪。
上に挙げたPW達でさえ5マナならそんな事をしてる場合じゃない!と言われるのに、コイツは更に悪いとか・・・。
+能力で気軽にアドバンテージが採れる事自体は強力と言えるのですが・・・。


 [-3]は《殺害》。
《英雄の破滅》を考えると2.5マナぐらいが妥当ですね。しかしまぁ、それでも決して弱くはない能力です。何より盤面干渉が出来るため自分を護る能力ですからね。しかも[+1]を経由すれば[-3]の2回目も叶います
なので中々に質は高いと言えます。

 同マナ域での類型を考えると《見えざる者、ヴラスカ》の[-3]の劣化《大渦の脈動》に比べると明らかに劣ります。が、環境的に「覚醒」がある事を考えると土地生物を破壊できる事はメリットになるので、やや不満点も緩和できますね。
 忠誠度の消耗は大きいのは確かですが、元々の初期忠誠度も大きいですし、他のPWの除去能力と比べても決して劣ってはいません。
初期忠誠度にプラスを重ねれば速攻や覚醒にも1回は耐えるのも有難い。対Control戦で見られるであろう「覚醒」にも耐性も付くわけで、次期環境のControlミラーを想定しても悪くはないと言えます。

 ただし破壊に強い生物が多めであることはツライ
《死霧の猛禽》や《搭載歩行機械》に「破壊耐性」や「呪禁」等の厄介な生物も多いため何とかその欠点を埋めていきたいですね。どうしても辛いなら《無限抹消》もアリですが素直に色を足した方が早い。
 何よりも辛いのは既に環境にいる事が確定しているミシュラランドです。
ただでさえPWに強いカードな上にIns除去が少ない環境です。極めつけは《伐採地の滝つぼ》が「呪禁」持ちであるという事。ここの部分はどうにかしなければこのカードにとっては致命的となるかもしれません。


 [-8]は《地獄界の夢》系統の能力であり、実に黒らしいの能力です。
効果としては超強化版《ファイレクシアの暴政》。誰がドローしてもその度に相手に2点ライフロスです。
 かなりルーズではあるものの、見た目よりも決定力が高い効果です。1ターン中に最低でも相手1ドロー+自分1ドローで毎ターン計4点削る事が出来るために、遅くとも5ターン程度で勝負を決める事が出来ます。
紋章ゆえに邪魔される事も無く、効果自体も相乗りしやすいので最近の全く使えない類の奥義群よりも遥かにマシな部類ですね。特に自分の[+1]でクロック速度を上げる事も出来ます。
妨害されない事を思えば、これを使った後もひたすらControlらしく耐える展開を続けていけばいいだけ。終始Controlとして振舞えるわけですね。

 惜しむらくはダメージではないためPWを潰す事が出来ない点ですが、まぁこれはいつも通りの黒の宿命・・・。
元々、黒コンの場合は対Beatdownの性質も有るのでそちら方面は悪くもないでしょう。そしてこの奥義は明確に対Controlに有利な能力になっています。他に攻め手を用意せずとも[+1]を連打後[-8]で勝てるからです。これ自体が落されても問題はありませんし、覚醒に対処も可能など、Control戦に強めの性能であるのは有難いですね。

 放って置いても4~5ターンで勝てますが、忠誠度を「9」にした後に[-8]→[+1]連打と言う方向性もあり得ます。ただしこの挙動は設置後4ターン後に[-8]で7ターン後で計18点ロスになるのに対して、3ターン後に[-8]では7ターン後で計16点。アドバンテージの強みも有るので若干前者の方がマシに思えますが、時間もかかっている挙動なので、そこまでする余裕もないでしょう。

 Controlでの運用を挙げてきましたが、当たり前ですがMidrangeではこんな能力を使っている余裕はないでしょう。
相手の生物を退かして優良な生物でクロックしていく事が出来るので。只それでも対Controlではやはりクロッカーとして優秀なので、その点だけは価値を残せますね。


 とまぁ、こんな所です。
1つ1つの能力は決して弱くはないでしょう。特に[+1]/[-3]のどちらでもアドバンテージに繋がる上に、奥義も決定力が有ります。しかしそれが5マナであるという事実と組み合わせると一気に弱くなる印象・・・。
・・・。
・・・。
・・・(´;ω;`)ブワッ

 やっぱり一回当たりの行動にパンチ力が無いのが印象を悪くしているんですかね?
《黒き誓約、オブ・ニクシリス》は使われてこそいませんが[-2]はそれだけで5マナレベルの生物を出せたわけですし、上手くいって2体目が出せたら~なんて夢がありますものね。
それと並べてみるとどうにも地味な印象が否めません。



 しかしどれも使いやすい能力である事は明白な事実です。
そしてアドも稼ぎやすい。その種類もハンドとボードに分かれています。
各能力は使いやすいけどマナ域的にそんな事してる場合じゃないという《揺るぎないサルカン》の再来を見ているようですが、サルカンの様に変に構築を意識する事もないですし、ごく自然な除去コンである黒コントロールに合った性能である事は明確な強みでしょう。
一人で攻防を備えています
特に[+1]を連打から一直線に勝ちに繋げる事が出来るという点がシンプルながら優秀。
と言う事で純粋な黒コントロールにこそ合っているので巧く使っていきたいですね。


 また、散々黒コンが良いと言ってきましたが、もちろんMidrangeでも良い。
その場合は[-3]を中心に[+1]で忠誠度を補充するという立ち回りが主になるで筈。[-8]を切ってしまう形になりますが、良質な生物群を確保できるの何の問題も無いでしょう。KPが高い札も多いために[+1]自体も強力になり易い筈。ただ中速であるのなら、それこそ5マナにもなってちんたらドローしてんじゃない!と言う文句に直結するので基本は[+1]はサポートで、[-3]がメインですよね。


 とりあえず黒コンとしては、[-3]が有るとはいえ、隙も有りますし、何より一直線に[+1]を連打から勝利に行く事が出来るのが強みである為に、可能な限りスペルを使い[-3]を使わないように補っていきたいですね。
Midrangeでは如何に有力な生物を集められるかどうか・・・。

-《破滅の道》
:除去であるだけでなく、Control戦に置いて要となるPWに対処する事も可能。そしてヘビーコントロールなので当然「覚醒4」も実用レベル。[+1]のお陰で土地も伸びやすい。除去で道を抉じ開けながら4/4で殴り勝つルートがまずありますが、[-8]が勝ち手段になる事を想定すればブロッカーを用意できるという事も意味します。
盤面の生物数に大きく干渉出来るため非常に重要ですね。

しかし除去がこれで2種類になるのですが、そのどちらもSocと言うのが如何ともしがたい頭痛の種・・・。


-《衰滅》
-《命運の核心》
:当然採用されるべき全体除去。
そのどちらもが隙を持っていますが、その場合も[-3]できっちり埋める事が出来るので相性も良好ですね。
特に《衰滅》はマナカーブの流れが良いのが有難い。これで一掃すれば時間をかけることなく[+1]連打体制に入れます。《命運の核心》はどうしても1ターン時間がかかりますからね。
《龍王オジュタイ》狙い撃ち。


-《精霊龍、ウギン》
:ヘビーコントロールなので当然候補。
[-X]、[+2]でそれぞれオブの[-3]の使用機会を減らせますし、逆にそれらが対処しづらい大型生物には[-3]で対処出来るようになっています。
というか、[-3]で盤面支配している間にウギンの[+2]を撃ちこんでいくだけでも勝てますしね。
どう考えてもOverKillですがオブの[-8]→ウギンの[-10]で14点ロスです。最低[+2]が2回は言っているので20点になりますね。


-《闇取引》
:《変化の風》の亜種で、まぁ合わせれば5~6枚程度のドローが二人合わせてあるはずなので[-8]の合わせ技として大ダメージが狙えますね。
 これだけだと価値は薄いのですが、[+1]お陰で、交換用の札も多数ある事になります。不要牌が溜まっている状況ならこれで有効牌に変換しに行くのもアリですね。
ただやはり単体での運用が少々厳しい。墓地も越えますし《宝船の巡航》でも合わせますかね?

 《血の署名》が有れば・・・。
《無駄省き》が消えてしまうので、黒々とした変態デッキが組めなくなるのは残念至極。


-《忌呪の発動》
:これで頑張って呪禁生物を落すべし!
《龍王オジュタイ》狙い撃ち。

 しかしどいつもこいつも単体除去が重い環境だこと・・・。


-《悪魔の契約》
:黒だからねw
黒コンだからねw
それはもう入れるしかないよねw
どうやって敗北を免れるかは知りません。



「多色化」
-《アブザンの魔除け》
:3色は苦しいですが、欲しいIns除去な上に追放です。蜥蜴にも覚醒ランドにも対応できます。
通常の様にドローをしても勿論いいですし、[-8]がある時ならそれがそのまま本体4点火力になるので何時引いても問題ない。
時間稼ぎのための《搭載歩行機械》を入れるのならもちろんそれも良い。
全てのモードを有効活用できますね。


-《シルムガルの命令》
:重たいモードですが色々とその分強力です。
小型除去はもちろん、バウンスすれば覚醒ランドは無効化できるInsの除去。Controlの天敵のPWにも対処できます。
 またオブ自体を護る事も出来るのですが、オブをバウンスする事で忠誠度のリセットも可能である為に[-3]の再利用もしやすい。
ただ5マナは重い。


-《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
:[0]で壁を量産できるので時間稼ぎはばっちりです。
逆に[-3]で盤面を掃除できれば[+1]の5/5が通り易くなります。[0]→[+1]の7打点戦法ですね。時間を稼げるため2度目の[-3]も現実的に運用できるはず。
オブを軸にするルートとギデオンを軸にするルート其々で役割が持てる良い組み合わせだと思います。Midrange・Controlのどちらにも採用出来る挙動ですね。

 何より有難いのが《伐採地の滝つぼ》に対して安定的なブロッカーを用意できるという事。
起動マナの重さ的に2体同時に殴ってくる事は考え辛いのでこれできっちりブロックできれば効果も安定します。どうにもあれに対抗する術が少なく、特にControlでは枯渇しているので有難い効果の筈。


-《ヴリンの神童、ジェイス》
:ルーターと[+1]の引き増しの相性の良さ。毎ターン《目録》になるわけですからね。
そして変身後のジェイスの[-3]の除去の再利用が有ります。ジェイスの[+1]の対小型と合わせて盤面支配力も高まりますね。
最悪、ブロッカーになれます。
ただしヘビーコントロールに生物を入れるべきかどうかは難しい所ですが。当たり前ですがMidrangeでは微妙。


-《棲み家の防御者》
:Midrange用。
《新たなる芽吹き》で札を回収できるためオブ回収で[-3]の回数を増やせます。大型生物を退かす事が出来れば回避能力も機能しやすくなるためクロッカーとして運用できます。


-《死霧の猛禽》
-《搭載歩行機械》
:優秀なブロッカー。
延々とチャンプブロックを繰り返すべし。《伐採地の滝つぼ》を木偶の某に換えるべし。
 《ラクシャーサの死与え》も悪くないですが「再生」コストが極めて重いのは欠点。《エレボスのタイタン》もし優秀な墓地リムーブ手段が有れば、採用圏内。



 とまぁ、しっかり構築すればそれなりに使えるPWの様に見えてもきます。
確かに5マナにしてはKPは小さいのですが、巧く纏まった性能だと思います。《世界を目覚めさせる者、ニッサ》を見ていて感覚がマヒしているだけでしょう。4マナぐらいが望みでしたが。各能力はどれも使いやすいので、攻め勝つのではなく守り勝つヘビーコントロールを組むのならしっかりと軸となる事が出来るはず。《伐採地の滝つぼ》をどうするかと言う命題は残りますがね。
Midrangeなら重い分KPのあるサポーターと言った所。こちらはブロッカーも多数用意できるためミシュランなんぞ然したる脅威ではないでしょう。



 下の環境?
有るわけねーべ(´;ω;`)ブワッ
私がヴラスカをNicFitの採用候補に検討するのは[-3]の有用性があったからこそで、これにはそれが有りませんからね。[+1]は他で良いし[-8]は遅すぎる。素直に《地獄界の夢》入れるべ。
そもそも[+1]をやるぐらいなら、《Chains of Mephistopheles》で相手のドローを封じたいぐらいですからね。
何より[-3]が無力過ぎる。

 実は過去の黒単色のPWの中でもっとも純粋な黒コントロールに適合するPWであるため、その手のデッキを組みたいというのなら面白いかもしれませんがね。
 一応最高の組み合わせとしては《師範の占い独楽》。
Top操作で[+1]の価値を高める事も出来ますし、[-8]がある時なら2枚でグルグルしてフィニッシュが狙えます。




 こんなところで。
因みにまた後日書きますが《深海の主、キオーラ》に関しての私の評価は「つ弱い」です。理由は《卓絶のナーセット》と同じ。一つ一つの能力は強いけど纏った1枚のPWとして見ると弱いになると思います。



新カード)BFZ雑感5 2倍になったキオーラさん
新カード)BFZ雑感5 2倍になったキオーラさん
新カード)BFZ雑感5 2倍になったキオーラさん
皆さん、こんばんは。しもべです。


 つづきつづき。
《深海の主、キオーラ》 (2)(G)(U)
プレインズウォーカー - キオーラ M
[+1]:最大1体のクリーチャーと最大1個の土地を対象とし、それらをアンタップする。
[-2]:あなたのライブラリーの一番上を4枚公開する。あなたはそのうちクリーチャーカード最大1枚と土地カード最大1枚を手札に加えてもよい。残りをあなたの墓地に置く。
[-8]:あなたは「クリーチャーがあなたのコントロールで戦場に出るたび、それは対象のクリーチャーと格闘してもよい。」の紋章を得る。その後青の8/8のタコ・クリーチャー・トークンをあなたのコントロールで3体戦場に出す。
 「4」

 2枚目のキオーラです。
THSブロックが落ちてもStd環境から去るつもりは無いようです。
取り敢えず、北斎チックなあのイラストじゃないので評定は-100点からのスタートですね。


 まずは一つずつ能力を観照。
4マナにして忠誠度「4」は低くない。寧ろ「3」とか、誰とは言いませんが信じられない事に「2」の輩もいる事を考えれば十分に高めの数値と言えます。すぐに[+1]すれば4点火力の圏外です。

 [+1]は土地と生物を1枚ずつアンタップです。
過去の事実が証明している通りアンタップ能力はシナジー性の塊。環境に依存すると言えば聞こえは悪いですが、その分自由度が高く強力な力を発揮する事も可能です。

 マナ生物を起こす事で土地と合わせて2マナ以上を用意する事も出来るため、疑似的に《野生語りのガラク》の[+1]を再現できますね。《爪鳴らしの神秘家》が居れば3t目にキオーラを着地させて、4t目に7マナを捻出する事が出来るので《龍王アタルカ》を着地させる事が可能です。様々な所で注目されている挙動です。盤面を焼いたうえでファッティを用意出来ますから攻防バッチリ。
マナ生物がいる事で着地時(理想は3t目)に[+1]で2マナを浮かせる事も出来ればガラク宜しく非常にテンポも良い。除去なり生物なり出せるので展開力が段違いになるので是非使っていきたい挙動です。
惜しむらくは《森の女人像》が落ちてしまう事。優秀なマナ生物がいません。

 同時にマナ生物は必要に応じてブロッカーに立てる事も意味がありますね。
着地から即[+1]で忠誠度が「5」になるのでまず死なないと思いますが場合に依ります。環境的にBeatdownが多いのなら下手に7マナを狙うのではなく、5~6マナ域を意識した方が良いかも知れません。《漂う死、シムルガル》とか。
もちろん、《書かれざるものの視認》から強引にアタルカに繋げてしまっても良いわけですがww これは同時に土地等が詰まった場合でも《爪鳴らしの神秘家》のみから動ける挙動であるという点でも意味があります。
まぁその場合は《面晶体の記録庫》や《開拓地の包囲》の方がマナ加速としては優秀ですのでキオーラは使わないかも。

 他にも対象の良い物は多数。
《ヴリンの神童、ジェイス》が2倍ルーターです。《カラデシュの火、チャンドラ》は2倍火点です。どちらもマナも起こせるため合わせる挙動も取り易く、変身もしやすい。《アナフェンザの伝令》は2倍Token生成。《搭載歩行機械》は2倍成長。これらもマナを起こせるので成立しやすい。
 地味ですがタップインランドを起こすのにも使えるので何か美味い効果のある土地があると良いですね。ただ現状余り強力な土地が無いStdなので土地のアンタップの悪用は今の所は難しそうです。新フェッチや《進化する未開地》でテンポ損なくマナを出せるので色マナの確保には向いているかもしれません。
 マナを確保しやすいという事で「覚醒」スペルに良い札が出る事も期待したいです。流石に《乱動の噴出》では力不足。

 カードプールが広がるほどに凶悪なので、新セットが出る程に強くなっていく能力ですし、Eternal環境では言わずもがな。


 [-2]は強化《ガルガンチュアンの贈り物》。
元もアドバンテージを得る事も可能な能力でしたが、墓地を肥やすという事で更に強力になりました。これだけで実質4マナ相当の効果であるので、これを1回起動するだけでも既にCMC以上の働きをしている事になります。2回目なら・・・。
 ただ特殊なドローであるため、専用の構築が必要になるのも事実。
殆どを生物と土地で占めるようなデッキならば十分アドバンテージも狙っていく事が出来ますが、逆にアドを得る事が出来ないなら使う価値も薄い(流石に[-2]で1ドローでは弱すぎる)ためほぼ必須になってしまいます。
と言う事で構築の幅は非常に狭い事になります。
しかし墓地も肥やす事が出来るためアドバンテージの塊であるのは変わらない強力な魅力です。

 最も判りやすいのが《死霧の猛禽》で墓地をそのままリソースに出来るし、単純にブロッカーとしても優秀。そして当然それとセットの《棲み家の防御者》も有り。単にアドを採るだけでなく生物/土地以外のスペルを回収できる事で[-2]の穴を埋める事が出来ます。同じ意味でジェイスも有効。ジェイスの場合は変身要件を満たしやすくなる利点もあります。

 墓地を能動的に肥やせる点から《血の暴君、シディシ》も候補。「最大1枚」ですからいらないマナ生物等はわざと捨ててゾンビに変換できます。複数枚落ちる可能性もあるので《異端の癒し手、リリアナ》も良いですね。

 ミシュランがあるお陰で、生物1枚+土地1枚の効果が実質生物2枚になる事も在るので、ミシュランは積極的に取り入れていきたいですね。ブロッカーにもなりますし。


 [-8]はキオーラ御用達の水棲生物調達技。
Tokensはその場のみですが8/8をその場で3体確保できるので圧倒的に機能するまでが速くなっています。また「Cipで格闘をする」紋章も手に入る為、除去として使う事も出来る訳で、自分たちの回避能力の欠乏も補えています。自分には生物を供給し、相手からは奪っていくため圧倒的なアドバンテージを確保できる能力です。
Tokensはその場で除去されてしまう可能性もあるわけですが、生物デッキを組むのなら後続も有るので紋章だけでも意味があるわけですね。

 但し旧能力に比べると継続して生物を生めない為に対Controlには不向きですね。
同時に[+1]で自衛しつつ忠誠度を上げる事が出来き、4t後に到達できた過去作と異なり、自衛能力が無く到達も最速5t後である事を考えると見た目以上に遠い蜃気楼の様な目標ですね。


 と、3つの能力がどれも強力です。
イイネ!!


 が、これがイコール強いか?と言われると難しいわけです。昨日のエントリー通り「つ弱い」と言うのが個人的な感想です。
何故なのか?と言えば
・単体では盤面干渉がほぼできない
・単体では確定的な働きがない

この2点に尽きます。
まず自分を護る能力が無く、プラス能力もただの潤滑油であるため何時でも機能するあるわけではない。自分を護る能力が欠如している点は生物が強い環境では致命的です。
 下段の単体では機能しづらい点は[-2]があるわけで一見当て嵌まらないようにも思います。
が、4枚と言うのは意外と目的のものが見つからない事も有り、墓地を肥やすだけに終わりかねません。また確かに[-2]は強力ですが類似の効果を持つ《突然の再利用》が使われているのか?でこの能力の正否が判るはず。所詮これ1回程度では、またそれだけでは4マナ相当であっても使う価値があるというまでにはならないわけです。

 更に悪い事にUGと言う色は除去手段に乏しい組み合わせです。
ただでさえ自分を護る能力が無いのに、カードプールにそもそも無いわけで、しかも貴重なドローである[-2]ではヒットさせるのが困難であるわけです。

 どの能力も強力。でも単体で働かない/働きづらいという欠点を抱えていた《卓絶のナーセット》は大きな期待を背負いながら全くその結果が伴いませんでした。除去も有る色であり、より調達しやすいドローである[+1]をもっていたにも拘らず、です。
その事を思い出せば、このカードも機能しづらいと想像しいているわけです。ナーセットとの違いはカラーパイの傾向である生物が勝ち手段になるという処。代わりにナーセットは非生物スペルと言う優秀なタイプとのシナジーであり、プラス能力の有用性と他に類を見ないほどの頑丈さが売り。
 自衛能力の欠如や単体での無力などを考えれば、新しい《歓楽者ゼナゴス》?等も言われていますが、全く別物だと思います。ゼナゴスは[0]が極めて強力ですからね。それにGRの方が生物も除去も揃ってる。

 どの能力もシナジーの塊ではありますが、そのようにデッキを組んでも常に噛み合う訳でもない。
孤立した場合の個々の弱さがあるわけです。ドローが弱いStdなら尚更この欠点が際立ちます。
と言う事でキオーラは「つ弱い」。



 とはいえ、その各能力自体は本物、ナーセットだってポテンシャルはある為、要は構築できればいいわけです。
シナジーのある札を集めつつ、同時にそれらがキオーラの欠点を補えていれば最良ですね。
取り敢えず保護に関しては、色を足して除去札を調達するか、色特性である生物の中から防衛力の高い物を抜擢するかと言った所になるのではないでしょうかね。

-《ヴリンの神童、ジェイス/束縛なきテレパス、ジェイス》
:上述の通り[+1]はルーターと相性が良く、[-2]でジェイスの調達から墓地肥やしでジェイスの[-3]に繋げる事が出来ます。[-2]のドローの不完全さをルーターを用いる事で不要牌交換が出来るのでそのままでも普通に相性が良い。
ついでにジェイスの[+1]も生物保護。
本体をブロッカーに回す事も出来る。
と、3つの観点で保護に意味があります。
墓地を肥やせる為、探査が使いやすく、《残忍な切断》をFbしたりできます。同じく「魔巧」も達成しやすいため《焦熱の衝動》や《極上の炎技》も選択肢。環境のニーズに依りますね。
各項目が絡み合って優れた組み合わせになります


-《死霧の猛禽》
:[-2]の墓地肥やしからの復活が既定路線で、蘇えるブロッカーなので保護札に役立つ。
また攻撃後に[+1]で警戒にする事で攻防に活躍させる事が出来ます。
地味に[-8]達成後は自爆テロ要因になります。


-《死滅都市の悪鬼》
:(B)(B)が出せれば、という前提付きですが、[-2]-探査の関係が組めています。普通にマナブーストで出しても良い。
サイズも4/5飛行と攻防に役立つ。
そして重要なのが起動能力。
マナ+墓地を使った除去ですが[-2]で墓地を肥やせるのでリソースを確保しやすく、同時に[+1]で2度の起動も可能なので自身のブロックを含めて最大3体の生物に対処できる事になります。マナも[+1]で緩和できます。


-《黄金牙、タシグル》
:[-2]-探査の関係で、同時に[+1]でマナも肥やせるので能力を起動しやすい。
生物が多ければブロッカーの確保にも繋がるし、自身も4/5と中々です。


-《搭載歩行機械》
:序盤から壁となって隙を埋める事が出来る上に[+1]と相性が良い。
当然[-2]で調達も可能。マナフラッドしても活かせるCMC。
全部が良好



ブロッカー候補
-《血の暴君、シディシ》:継続的に確保可能。
-《囁き森の精霊》:数を確保できるし、トカゲの復活も狙えます。
-《よろめく銃者》:探査で軽くなれる3/5接死
-《肉袋の匪賊》:と言うか除去

フィニッシャー候補
-《龍王、アタルカ》
-《ゼンディカーの報復者》
-《漂う死、シムルガル》


「其の他」
-《伐採地の滝つぼ》
:土地を置いたはずなのにあら不思議!?
低速デッキなら1t目設置が理想ですが、[+1]のお陰で中盤以降でも即攻防に貢献できます。


-《巨森の予見者、ニッサ》
:[-2]がマナを使わないので、ニッサを調達して土地を伸ばしながらブロッカーになれます。


-《見えざるものの熟達》
:マナを確保しやすいので起動しやすく、生物が多い構築なら変異もしやすい。
ライフも獲得できますし、トカゲとの相性も良い。
[-2]とは相性が良いわけではないため、[+1]から[-8]を目指す構築向き。


-《スゥルタイの魔除け》
:除去であり《目録》と使いやすい。


-《棲み家の防御者》
:上述の様に回収札として機能しやすく、キオーラが落ちても回収可能。本体もブロッカーに。


-《ドロモカの命令》
:除去。


-《オジュタイの命令》
:生物のつり上げが出来る上に、4点ゲインも有るので時間稼ぎに。
1ドローで腐らない。一応相手の生物の打消しも意味あり。
でも本当に唯の時間稼ぎ。


 とまぁ、こんな所でしょうかね。
見れば見るほどシナジーに溢れているのは揺るがしがたい事実なんですよね・・・。
ある意味、《クルフィックスの狩猟者》が居た先代以上に相棒に恵まれています。まぁ環境的に使えるかどうかは別の話ですが。

 しかし見ていくと、やはり[+1][-2]の繰り返しが中心となり易いため、[-8]は殆ど達成は不可能でしょうね。
折角強力な能力ですが、対Contolには今一つの信用性で、対Beatはそれこそ[-2]が主戦場。[+1]で地道に行くしかないため、それだけで機能する状況や相手でないといけないという実質的に死に技です。
まぁジェイスのルーターを支える形のUGxコントロールと言うのも作れなくはないでしょうが・・・。

 自衛能力が薄いですが、全体除去と言う究極のPWの相棒を確保しようとすると、能力そのものが死んでしまうという意味不明な関係性も欠点。故に単体除去が強い色が3色目である事が望ましいですね。
Rの場合は小型を焼く以外は出来ないのですが、アタルカと言う究極の選択がある為相手を無視した挙動のデッキも組めます。
何にせよ、生物を使うBigmanaかMidrangeになるでしょうね。
正直Controlにするには札が足りないし、Beatdownにするのならそれこそ同じ4マナ使って《集合した中隊》使っているべきです。
 しかしマナを伸ばしたい低速デッキである点や[-2]の実用性まで考えるとフェッチが余計に使いづらくもなるような・・・。
哀れなフェッチ。

 後は環境次第。防御(除去)の緩いMidrangeを許してくれる土壌があるかどうか。Slighとかが流行るならまず無理です。
《卓絶のナーセット》だってポテンシャル自体はあるのですから、それを扱える札と環境があるかどうか。《歓楽者ゼナゴス》だって登場当初はさっぱり使われていませんでしたからね。


 とまぁこんな所で。
シナジーに溢れる以上触り甲斐のあるカードではあると思うので、願わくば私の予想が大幅に外れて大活躍してくれ!と。ところでその握ってる二又槍の効力はどこに消えたのか?



 下の環境はまぁ無いでしょう。
個々の能力はやはり優秀なのですが、UG系で生物に依っている能力なので当て嵌めるデッキが無い。生物自体の価値が激減しますしね。
まぁ[+1]の対象だけは多数存在しますが。
マナ生物には《死儀礼のシャーマン》や《貴族の教主》が居ますからね。ジェイスももちろん。《獣相のシャーマン》や《聖遺の騎士》も良い。
 しかし土地が割ときつい。
対象は幾らでもあるんですが、マナを掛ける起動能力持ちはSocタイミングで起こす事になる為に構えて動き辛い。《ネファリアの溺墓》で毎ターン6枚削ったり《黄塵地帯》で2枚土地を削ったりと挙動自体は強い物も多いんですが。
軽い所だと《カー砦》とか《水辺の学舎、水面院》とか。《クローサの境界》を即起動したりですかね。




新カード)BFZ雑感6 戦が始まる ~土地関連~ ちょっと追記
新カード)BFZ雑感6 戦が始まる ~土地関連~ ちょっと追記
新カード)BFZ雑感6 戦が始まる ~土地関連~ ちょっと追記
皆さん、こんばんは。しもべです。


 こんな時間になってしまった・・・。


 《フェリダーの君主》が再録だそうです。
が、Zen期でさえ功績の無かったカードをそのまま収録ってどうなんですかね?
其処は失敗を踏まえてリメイクするべきでは? それともずっと環境的に遅くなってるから構築級になると思っているのかしら?

愚痴もほどほどに続き続き。


・《溢れかえる岸辺》
:とうとう来てしまったU絡みのフェッチランドのプレミアム神話。
まぁ出るだろうと思っていましたが大本命の一つではないか。

 当たり前のフルアートランドでFoil。
これはお値段がヤバい事になりそうよ。ニールセンの新フルアートランドとかでデッキ作ってた人が集めて札束化しそうですなww
何せStdはもちろんUWフェッチと言えばEternalの各フォーマットでさえ当たり前に需要のある土地ですからね。少し前まではUBフェッチに次ぐぐらいの値段だったしこれもヤバそうですよ。


 イラストはとてもきれいで幻想的。
溢れすぎて岸辺じゃないよ!って意見も有りますがきっとウラモグとか巨大エルドラージから見たら滝も岸も似たようなもんなのさ!!
 しかし化け学部卒としてはこれ、Mg+とFe+とか大量に流れ込んでるんじゃないの?と思うと「そげぶ」この上ないね!!
綺麗なバラには棘がある。現実には知らない方が良い事もあるのさ!!



・《霧深い雨林》
:そしてこちらも再登場のU絡みのフェッチランドのプレミアム神話。
こちらはUW程ではありませんが、それでも十分に価値が高い。
RUG DelverやBUG関係がLegacyでもっと盛んならさらに値が上がるでしょうね。

 非常に美しいイラストですが、こちらは岸辺に比べると現実的な見た目をしています。
アマゾンとかキリマンジャロとかに有りそうですね。
真ん中の木が桜や梅だったりしたら非現実的で且つ日本人のハートを鷲掴みに出来るのですがねw



・《見捨てられた神々の神殿》
:半端に知識があると無害なバカ(Go●linとか)よりもたちが悪いという証左。



・《伐採地の滝》
:みんな待ってた対抗色ミシュラン。
Legacy環境ですら当然採用について是非がなされるカードタイプとして割と安定しているので出てきてくれて本当に良かった。
正直、これが既に一番大きな成果だったのではないのかと思います。エルドラ-ジとか新デュアランとか最初から期待してないですから。

 UGは起動4マナで3/3呪禁。
うん、強い。
はい、確定。

 ただでさえ除去耐性が高いとされているミシュランにも拘らず「呪禁」を持っているためほぼ完成形と言えるほど。
《悪魔の布告》は効きますが採用しているデッキはまず無い。《終末》ぐらいでしょうね、敵は。
打ち消せない事に依る対U耐性を考えれば、ある意味で土地になった《最後のトロール、スラーン》の様にも思えてきます。
対Controlに強く、対PWにも極めて強い。
 採用候補はBUG NicFitかBUG 続唱でしょうね。
今はBantは殆どいませんが無くはないかも程度。流石にUG Postは無いでしょう。

 ただ気にかかる部分も有ります。
スイッチ候補は色的に《忍び寄るタール坑》になるでしょうが、まず起動能力が重いという事。実質5マナは構えて動く必要のあるUにとっては少々気にかかる部分です。デッキにもよりますが、妨害が重要な環境に置いては(G)より(B)の方が価値が高い事も多い。
 何より気にかかるのが回避能力の無い3/3だという事。
幾らLegacyとはいえそれなりに生物は並びますし、かつてよりは筋肉系は減ったとはいえそれでも3/3が優秀なサイズとは言えません。しかも現状《若き紅蓮術士》を一として盤面が塞がり易い環境にあります。UGxと言う除去が苦手な色である事も考慮するとアンブロッカブルが失われてしまう事のメリットはかなり大きい様な・・・。

 BUG NicFitに関しては一番可能性が高いと思言われます。
構える事が候補の中では少ない。マナも出る。除去コンにしやすい。と、問題点全てに解答を持っています。
但し、それでもBG・Jund・WBG等の中では最も除去の精度と枚数に乏しい色である事である事に変わりはない。強くはあるものの、どれだけフィットするかは難しい所です。
 NicFitにとって特に苦手は自分たちよりも遅いコントロールに対してかなりの威力を見せる事が出来るのは利点。
ブロッカーも少ないですしね。その手のデッキが使ってくる《瞬唱の魔道士》にもサイズ負けをしない。
しかしMiraclesに関しては前述の《終末》に加えて、ここの所サイドからの《僧院の導師》が溢れているのが懸念事項ですね。
 という事で《的盧馬》使いたいね!
どんなデッキになるのかは謎ですがww

 個人的には除去もそれなり、低速気味のBantカラーにはなかなか合っていると思います。
《貴族の教主》を採用できる事で「賛美」を付与出来ればサイズ不足も補えますからね。まぁ構えて云々に関しては解決しないのでFoW頼りになりますが・・・。


 Stdで一定数使われるでしょうが、生物が溢れやすい環境でこれがミシュランである事以上の価値を持つとは思えませんね。
ピッチカウンターも無いので隙も埋まりませんし。
それでも単体除去に非常に強いので除去コン等に場所は十分あると思います。



・《Shambling Vent》
:オルゾフカラーのミシュラン。
能力は3マナ2/3絆魂です。




・・・。
・・・。
・・・。
・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こんなこったろうと思ったよヽ(`Д´)ノウワァァァン


 余りに期待を裏切らない残念ぶりだよ!!
別に弱くはないけど、誰もが考える事をそのままんま持ってきてさ、余りに捻りが無いんじゃいんですかねデザインチームさんよ。オルゾフと言えば絆魂とかもうさ・・・。
せめて《魂の絆》にしてくれればいい物を・・・。


 とはいえまぁ弱くはないのは確かです。
欲を言えば3/3か2/4を、最低でも3/2であってくれればとも思いますが、決して弱くはない。

 しかしミシュランと言えばMidrange~Controlが扱う物ですが、2/3絆魂と言う部分は余りControlに向いてはいないですね。
もう少し明確な「強さ」が有った方がミシュランとしての価値が高い。
余りに丸すぎます。
決定力は無いしWeenieやSligh系には遅すぎる。もちろんミシュランと言うだけで価値はあるのですがね。
 Midrangeはライフレースになる事も多いので割かし重宝するはず。
特に対生物デッキの場合に、単にブロックされて死亡するだけの場合が往々にしてある《伐採地の滝》に比べると戦闘で死亡してもゲイン出来ますし、ブロッカーならば更に価値が高まります。
起動が3マナで、実質4マナと軽いのも○。

 またWと言えばクルセイド能力に長けた色であるのも便利。
今の所Stdには《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の[-4]ぐらいしかありませんが1つサイズを上げるだけで「3/4絆魂」とまるで別物の性能になります。ギデオンをこれのために使うのは余りに馬鹿らしいですが、他に良質なクルセイダーなどがいれば是非併せて使いたいところですね。

 同盟者を上手く組む事が出来れば《ゴーマ・ファーダの英雄》で「破壊不能」にしたり《タジュールの戦呼び》で全体修正を掛けたりすればアタッカーにも出来ますが・・・。


 下の環境でも悪くは有りませんがやはり性能がやや半端。
しかし有難い事に《闇の腹心》と《思考囲い》(そしてModernはショックランドも)と言う絶賛自殺志願者たちがいるお陰で絆魂自体の価値が高い。ボブで捲ってもライフペイをしない上に、土地をボブで調達できるのなら起動コストも随分緩和できるはず。
もう一つ有難いのは《伐採地の滝》でも触れた通り《貴族の教主》の存在。
上述の通り1つサイズが上がるだけで《ロウクスの戦修道士/RWM》級の性能になります。ダメージレースでも±4点分から6点分になれるので圧倒的に使いやすくなりますね。

 一応ロードやクルセイダーも非常に多いのでその意味でも扱う価値があります。
《清浄の名誉》等を入れてWtB型の「SoulSisters」なんてのも悪くは有りませんね。
《死を運ぶ者のしもべ》が居れば何と4/5絆魂に!! 盤面はしもべが退かせる為アタッカーとしても開花させる事も出来ます。

 個人的には同じ防御的な《活発な野生林》とは一長一短ですね。
TheRock使いとしてはModernの事は知りませんが、Legacyでは《秘密を掘り下げる者》を止められるというのは環境に存在するTempoの大部分に通用するという部分ですからね。しかし色マナ的にはWGよりWBの方が有用性が高く、前述のボブとの相性もある為何とも言い難い。
本当に一長一短です。
 NicFitのBGWカラーの場合は割とどうでもいい。
上の通りControlで使うには圧倒的に決定力が足りないので。除去コンなので攻防で安定させる事も可能でしょうが、4マナ有るならもっとマシな選択肢を用意できるのがこの色なので。まぁ使えない事も無いでしょうから一度試してみる程度の認識です。

 Esperは難しい。
そもそもミシュランを入れない事も珍しくないので。攻防の比重次第ですが、それでも使うと言うなら(U)マナが出る《忍び寄るタール坑》が優先だと思います。


(追記)
考えてみたらControlに単体では力不足ながら、それを補うパーツが有るではないですか!?
《破滅の道》や《次元の激高》等が持つ「覚醒」ですね。
+4/+4になれば6/7絆魂!対Beatdownに絶望を与える事が出来ますね。回避能力が無い点もこれらで補えているので十分でしょう。まぁやっぱり絆魂の必然性は無いのですが・・・。
 また《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》の事を考えると[+1]を連打したい場合にありがたい。ブロッカーを確保できるだけでなくゲインも出来るので。特に対Sligh等で序盤からライフを削られている状況では貢献度が高いですね。[-3]で道を抉じ開けられる点も良し。
と言う事でControlに入れる明確ない理由が出来ましたね!

 またMidrangeでは《ドロモカの命令》をかませる事で3/4絆魂にでき、そして格闘でゲインが出来るなど良い相性ですね。上手くいけば戦闘でのブロックも合わせて2-1交換をしつつ3点ゲイン×2も狙えます。6マナ掛りますがまぁ今のMidrangeならその内出るしょう。
 《アブザンの魔除け》も使えば4/5絆魂。これだけでもフィニッシャー候補。アブチャはドローの場合にはライフロスしますからそれを補える点で良シナジーですね。枚数を積む理由になります。丁度次期環境は大型が増えそうなのでアブチャも出番が増えそうですしね。このセットはModernでも運用可能なので、その意味でも価値がありますね。
 他には《遍歴の騎士、エルズペス》が挙がります。
[+1]で《天使の祝福》がかかるので5/6絆魂飛行で一端のアタッカーです。装備品やAuraと違ってマナが掛からないのが良いですね。




 しかしまぁここまで予想通りだと、出るかどうかは別としてBGは本当に3マナ2/2接死とか再生になりそうです・・・。
さすがにそこまでクソだと泣くと思います(´;ω;`)ブワッ
割と頻繁にサイクル中では微妙な能力があてがわれがちのBGなので何とか別の物になって欲しい所。
接死と言うなら3マナ4/4とか1~2マナで1~2/1~2ぐらいじゃないと流石に納得できないですがね。





皆さん、こんばんは。しもべです。

なんか画期的な保険が出たらしいですよ。
MtGは疲れたので少しお休み。また明日。

点線内は転載
[本邦初!?痴漢に間違われたら弁護士にすぐに連絡が取れる保険が登場]
ニュースイッチ 9月11日(金)9時57分配信

「第1回保険おもしろミニ保険大賞」の結果が反映される

 満員電車に乗るときは両手を挙げてい男性も多いのではないか。ジャパン少額短期保険(東京都千代田区)は電車などで痴漢に間違われた時に弁護士にすぐに助けを求めることができる弁護士保険を発売した。事前に携帯電話やスマートフォンに利用画面を登録しておくと、緊急時にボタンを押すだけで対応可能な弁護士と連絡がとれる。同社によれば、業界でも珍しいという。

 痴漢は間違って捕まっても初動を誤れば、無実を証明することは極めて難しい。同社の担当者は、「当社で調べた限り、業界では初めてでは」と語る。男性サラリーマンの強い味方になる商品が遂に登場した!?

etc
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150911-00010000-newswitch-bus_all)

 超現実的な、正に「保険」と言える内容ですね。
よく痴漢に間違われた際に、一番リスクが少なく有効なのは「弁護士をすぐ呼ぶこと」と言う意見が挙がりますが、普通に生活してるだけの一般人は、弁護士の番号なんて知らない事が少なくないです。

 これで逆に相手を訴えれるぞ!!
特に出しゃばらなくても棒に当たってしまう時代なので犬もこれで安心。
男性専用車両を作らずともいいから鉄道会社もホクホク。金が入るので弁護士もホクホク。人生をセーブできるので男もホクホク。面倒な案件が減り冤罪も減るので裁判官も検事もホクホク。


 本当に被害に遭われた女性の方々には申し訳ないですが、現代では、現実的に不可思議なフェミニズムが台頭しているのも事実。
レディースデー等のサービス程度ならいざ知らず、現実的なリスクを伴う部分にもあるのは勘弁して欲しい。

 因みに痴漢もペドコンも粛清するべし!とは思いますが、
今年上半期の児童ポルノの「被害者」の約4割が自撮りの販売者だったり、子供との売春で罰せられるのが男の方だけだったり、流石にオカシイ・・・。「被害者」の定義をもう少し考えて欲しい物です。



 認識の違いと言えば、
先日女性との会話の中で、「でも、日常の偶然のパンチラって嬉しいんでしょ?」とごく自然に聞かれました。
「嬉しくねーよヽ(`Д´#)ノ」
男全員が年中発情してるとでも思ってるのかよ?

 まず気まずい事半端ない。
相手は可哀想ですし、居た堪れないけど、別にこっちだって見たくて見たわけじゃない。慰めるのも変な話ですし・・。どうすればいいのさ?って気分になります。
また下手に電車内とかバス内とかで見えてしまうと痴漢扱いされる事も。
人生のリセットトラップとかどんなハードモードなのさ!?

 少なくとも私は醜美に関係なく嬉しくない。
特定の相手とエ○い事しようとしてる前に見える○ロい下着だからうれしいの!
「え! そうなの!?」みたいな顔すんじゃねーよ!!




 と言う事でやっぱり「違い」と言う物はかくも恐ろしい。
女尊男卑なんてことは言いませんが、男尊にしろ女尊にしろ「オカシイ」部分が蔓延している事は何とかして欲しいものです。





新カード)BFZ雑感7 《砕土》はまだか!!まだなのか!!?
新カード)BFZ雑感7 《砕土》はまだか!!まだなのか!!?
新カード)BFZ雑感7 《砕土》はまだか!!まだなのか!!?
皆さん、こんにちは。しもべです。


 古くは所有地系から始まりキーワード化した「版図」、その類型の「烈日」そしてそのIns/Soc版であるのが今回の「収斂」。WotCが次の環境も多色化したいという思惑のその先頭を走ってそうなカード郡です。
という訳で続き続き。

・《白日の下に》
:今の所「収斂」の目玉(主にインパクト面にて)。
色の数以下のCMCのCre/Ins/Socのどれか1枚を山札内から直接キャストする事が出来るという稀有なスペルです。PWに繋がらないのは残念ですが、それでも強い。多色版《緑の太陽の頂点》とも《戦争門》の亜種とも言えますね。
高い対象範囲を設定できれば、Comboの助けや銀弾調達など自由度の高い行動がとれます。
Mオリジンの《闇の誓願》を「山札内からスペルを対象に(B)(B)(B)で唱えるような物か?」と感じていましたが、それが現実になった様な効果で驚きです。

 Std的に言えば当然他の「収斂」と一緒にデッキを組む事になるのですが、「マナコストを唱えずにキャストする」関係で色は0になってしまうという噛み合わなさ・・・。自由度の高さやだけでも十分なんですがね。
が未だ収斂の外郭が攫めない以上は、どう評価すればいいのか不明です。

 寧ろ↓環境でこそ効果を発揮しますね。
何せキャストする必要が無いので、「マナコストの無いスペル」群を「続唱」宜しく扱える事になりますね。しかも色マナを揃える必要が無いので5マナ揃えれば即キャスト可能。
《均衡の復元》《祖先の幻視》《死せる生》《超起源》等の凶悪スペルが目白押し。
Combo性を見出すなら後者ですが、《死せる生》はModernで、《超起源》はLegacyでデッキが構築されていますね。それらに応用できるかもしれません。色の相性や手間の少なさを考えれば《超起源》の方がより適合していますね。
 《均衡の復元》は「ドメイン」系Controlを組むときに有用でしょう。
上手く生物を調整すればリセットボタンになれますからね。《次元の絶望》との2枚看板。火力には《部族の炎》《爆発する境界》《風変わりな病》が良いですね。
《祖先の幻視》は正直微妙。弱くはないですが5マナ掛けてやりたい行動も無い。
 ただ、それらは元々「続唱」スペルでもある程度できていたのでそこに噛ませる必要が有るのかどうかは怪しい。
まぁ任意で使える点では遥かに使い勝手も良いのでそこが売りですね。

 他にはやはりドメインとは違いますが色マナ調達が巧く行くデッキでの運用をしたいですね。
特に土地関係の「Scapeshift」や「Lands」なら新しい方向性を見出す事が出来るかもしれません。Legacyなら《燃え立つ願い》で良くない?と言う評価にも落ち着きそうですが。
 NicFitは4cになる事も有り《死儀礼のシャーマン》も使っている事から5cも出来ます。なので運用自体は可能ですが、そこまでして唱えたい物があるのか?というね。


 効果は派手なのですが、今一つ積極的な運用方法が見当たらないのが悩ましいカードです。
しかしいろいろと可能性に満ちているため時間が経つにつれ、研究されていくかもしれませんね。化けるときは一瞬で化ける系の可能性の獣。


 それと名前が格好良いですね。
しかしどこか糾弾する様な響きの向きがある割に効果は切り札の開陳の様な感じでなんだか不思議ですね。



・《光輝の炎》
:次期全体火力。
CMC=3の「収斂」でダメージが決定されるため宛らX火力の様にダメージを調整できるところが特徴ですね。
なので自分のブロッカーを用意しながらそいつを生き残らせるような一方的な除去が可能。基本的にはX=1~3で三色あれば十分ですが、可能な限り色を揃えておきたいですね。他の「収斂」カードと併用して多色デッキになる事が考えられるので。「収斂」デッキの核の一つとなれる。

 惜しむらくは《森の女人像》が居ない事・・・。
タフネス3に好きな色マナ1つのあれは本当に偉大だった。他のマナ生物は大半がタフネス1であるため生物との併用が出来ませんからね。現実的に《春の具象化》を使う事になると思います。最低限ブロッカーになれます。
《桜族の長老》は偉大だった。

 調整できる火力と言う強みがありながら、サポーターであるマナ生物やブーストスペルに恵まれない不遇のスペル。
1マナ以上コストを増やせれば火力も増やせますが、そこまでする価値は薄いですね。


・《空乗りエルフ》
:貴重な軽い同盟者。
Zen期と異なり同盟者がどいつもこいつも焼け太りしているため2マナでも貴重な枠。
(X)値の部分を「収斂」にする事でサイズを変動できるという面白い生態をしていますが、更に素晴らしいのX=0でも2/2飛行が付いているところ。単純に「結集」で能力やサイズを付与できる同盟者にとっては軽くて回避能力持ちである事が重要。
単体でも最大5/5飛行になれるため、珍しく単騎での戦闘力も保証されています。

 また《硬化した鱗》下で出せば2マナ3/3飛行・・・。
弱くはないですが、微妙ですねw



・《影響力の行使》
:新しい《支配魔法》の系譜
扱いの難しい効果ですが、《支配魔法》等を知っていると弱すぎてゲロを吐きそうになる《家畜化》でさえ強すぎたと言ってしまうほど強力な効果であるため致し方ないですね。

 「色マナ以下のパワー」という制限が付いているスペルですので《威圧》(正確にはCMC)や《不忠の糸》を思わせる効果ですが、何と言っても効果がSocであるために永続する事が最大の強み。《威圧》が(X)(1)(U)(U)のコストだった事を思えば制限が付いているとはいえ異様に強い効果。そもそも《家畜化》でさえ4マナ(パワー3以下)だったので5マナ(パワー5以下)に文句を言うのはお門違い。永続効果になった分1マナ重くても仕方なし。寧ろ《ドロモカの命令》が存在する環境ではEncであった時の方が余程リスクが大きいと言えます。
もう信心も関係ありませんしね。
《威圧》の強みである Insとミシュランの奪取が失われてしまったのは大きな損失ですが、CMC的には軽くなるので致し方ない。

 問題は「収斂」を満たせるようなマナサポートがあるかどうか。
現実的なのはフェッチランドとマナ生物郡ですが、後者が余りに頼りない。そして(奪う対象として)良質な小型はいるかどうか?に懸かってくるでしょう。当たり前ですがCip生物なんぞ強奪しても旨味は無いので、実は余り強奪したい生物がいない。《死霧の猛禽》や《棲み家の防御者》を奪っても価値は薄い。オリジンの生物PWも意味はない。
今の所《搭載歩行機械》ぐらいしか対象がいないわけですが果たして・・・?
まぁ熟成させた歩行機械を強奪できるだけでも感涙物ですがねw

 《家畜化》が重宝されていたのも、あの環境に小型で優秀な生物が相応にいたことと、環境的に信心の奪い合いにもなった点があります。それを見ると環境的にはあまり向いている効果ではありませんね。


 とりあえず1-2交換の《支配魔法》の強みは既に歴史が証明しています。
このカードのKPも然り。
後は環境次第。
《龍王シルムガル》と併せて強奪デッキでも作りましょうかねw 丁度《影響力の行使》の制限をカバーできますし。
《束縛なきテレパス、ジェイス》は[+1]でパワーを下げる事が出来るので対象範囲を広げる事も出来ますし、何より[-3]で使い回せるので最高の相棒になるでしょう。アドの量が物凄い事になります。
どうせなら大型生物を消したり、ジェイスをはじめ生物を護れる《勇敢な姿勢》とかも良いかも知れませんね。現実的に揃えるのは3色当りになるのでそれ以上の生物に対処したい。
《森の女人像》《マナの合流点》《太陽の勇者、エルズペス》が落ちるのは残念。

 丁度《粗暴な排除》と言う優秀なバウンスも出た事ですし、上手く棲み分けて対処したいですね。


 低速化環境になる事を予想すれば、速度的には間に合っても奪う対象が枯渇しそうですね。評判はあまり芳しくないですが、個人的には収斂系で最も高いKPのカードだと思ってます。
《夜帷の死霊》による「相手カード持ち去り事件」の悲劇は繰り返されるのでしょうか?



 こんな感じで。
テーマの一つの割に、気がかりなのはデザイン上のKPが抑えめである事。
普通この系統は3~4種/色で大体マナコスト相当であり、5種/色出ればそれ以上の効率になると相場が決まっているのですが、余りその感じがしない。唯一《影響力の行使》だけは中々のKPを誇っていますが、そもそも環境に合っているように思えない。
う~む?

 そしてそれ以上にサポーターや環境に恵まれない。
という事で《砕土》をくださいください。
多色と土地と言ったらこのカードでしょう!! INVから始めたせいか、私の最も大好きなスペルでもありますので。
それはもう、最もと大を重ねてしまう程。
Zenにも再録されてたのでお膳立ては出来ているはずですが・・・。



新カード)BFZ雑感8 3倍の色は赤、なら2倍の色は?
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皆さん、こんばんは。しもべです。


 男子バレーが目下4戦中3勝1敗。
負けたのはアメリカだけ?
女子が同レベルのライバル相手にズルズル負けて行ったのに比べると、ほとんどが格上(確か日本のランク以下は1つしかいなかったはず)の中で男子は大活躍です。正直どうせ全敗とか一勝とかだろ?って嘗めてましたすみませんでした。
 また躍動しているのが大抜擢の若手4名という事も良いですね。
話題性云々は置いておいても、将来的な代表チームの展望も明るいわけですから。


 さてBFZの続き続き

・《ムラーサの緑守り》
:《永遠の証人》がAKIRAとかもののけ姫のしし神様等で謎のパワーを受けたらこうなりましたとさ・・・。
知らんけど。
と言う事で証人の類型で有りその上位種です。マナコストが2倍になったら誘発機会も2倍になってサイズは一回り以上増えましたとさ。
CipだけでなくPigでも《新たなる芽吹き》が誘発します。残念ながらPiG時は自身を取り除かなければいけませんが、それでも強力。まぁ自分自身を延々と回収されても困りますからね。

 合わせて使いたいのは《書かれざるものの視認》
公式推奨。
緑守り自身を調達できるだけでなく、使用した視認を回収出来ます。これだけだと《ネシアンの猟区管理者》と大差ない効果の組みなのですが、実に恐ろしいのは回収した視認の再使用時には「獰猛」を達成しているので、そこから更にアドバンテージを獲得できるという事。もしその中に更に2枚目の緑守りが有ったりしたら、それなんてクソゲー?になります。
Eternalで行える《集合した中隊》から《永遠の証人》を回収して~アド伸ばして~と言う挙動の上位版ですね。
 その上、視認は8枚掘って残りは墓地に置きます
墓地に置きます。


 またRegrowth仲間の《棲み家の防御者》と併用する事でお互いを回収し合う事が出来ます。
序盤に死亡した防御者を緑守りで回収する事で、緑守りが落ちた時に防御者で回収のループが組みやすくなるわけですね。自分たちで仲間を回収できる事や本体自体がアタッカーとなれる事から、必ずしもPiGを使う訳ではなく必要に応じて使っていくべきでしょう。下手なカード回収するより緑守りを維持する方がゲームを終わらせる力も大きいですし。

 重要な動きとして《巨森の予見者、ニッサ》との相性も上がるでしょう。
序盤のニッサをブロッカーに回し(または除去の避雷針にし)つつ土地を伸ばし、6マナ到達時に緑守りに繋げる事でニッサも回収出来ます。そしてニッサを再キャストして《森》をサーチ・セットできれば7枚目になる可能性があるので変身要件を満たす事が出来るという訳ですね。
PWになって除去され辛くも成りますし、緑守り自身が《精霊信者の賢人、ニッサ》を護る壁となれます。
正に「緑守り」ですね。
 そしてニッサは視認とも相性が良いので3種類が其々にシナジーを構築できているわけですね。
ただ視認も緑守りも6マナではデッキに組み込む限界もあるのが難しいところ。

 他には《深海の主、キオーラ》との相性もやはり良好。
マナ生物から[+1]で6マナなので最速4t目のキャストが可能ですし、同時に[-2]で調達でき、墓地が肥えれば誘発能力で回収できるわけです。2倍回収と言う能率の高さが墓地を肥やす行為を最大限に生かせるので防御者よりも上ですね。サイズの高さからキオーラを護る壁にもなれるので調達のし甲斐も有ります。
 またここでも判りますが、単純に使い切りの出来るPWとの相性も良いわけです。
キオーラは[-2]を連打して墓地を肥やしてからの方が緑守りの調達し甲斐もあり、墓地に落ちたPW自身を回収できるわけです。《揺るぎないサルカン》は[+1]で6マナに到達できますし[-2]×2で4/4飛行×2をした後回収してまた[-2]を~。
《世界を目覚めさせる者、ニッサ》はもういないからね!!
《精霊龍、ウギン》も気兼ねなく[-X]が使えます。丁度緑守りに回避能力が無い点も補えていますね。


 リアニについてはどうしても考えてしまいますが、現状あまり良い選択肢がありません。素直に3色にして《コラガンの命令》を使いましょう。
悪夢を見せてやりませう。

 BGにするのも勿論いい。
7マナ到達が目前なので《棲み家の防御者》宜しく《破滅の道》を活かす事も出来ますし、《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》の[-3]も有難い。《肉袋の匪賊》等も同じ。匪賊は場合によってはアタッカーにもなりますからね。緑守りはサイズが優れてはいないため、時節的に守勢に回らざるを得ない場面も増えてくるでしょう。なので除去があるという事は大きな利点となるはず。
盤面を空けてアタッカーとなれ!!
 「濫用」との相性も良いのですから、候補は色々ありますが《死者を冒涜するもの》や《アンデッドの大臣、シディシ》になるでしょうね。特にシディシの場合最悪自分を生け贄に《魔性の教示者》化して緑守りをサーチ氏、そこから自分の回収にも繋げられるわけですし。
かなり強引な挙動ですがw
 Rなら《龍語りのサルカン》。
[-3]で盤面を空けたり、[+1]で攻撃したり、ブロッカーに回ってもらったり。
公式に載っている通り《火口の爪》も相性が良い。序盤は小型を焼き、後半は多数のマナと「獰猛」から火力となる。

 因みに生贄云々でPiGを利用~と言う話も聞こえますが、前述の様に自身が5/4と言うアタッカーなので下手にPiGを意識せず戦闘に参加させる方が良い場面も多い。戦闘で死んでくれれば勝手に選択肢になりますしね。《アブザンの魔除け》を喰らわない様に《進化の飛躍》などIns速度の物があるのは良いのですが所詮お守り。

 Gの6マナ圏と言う事で《森林の怒声吠え》がライバル。
アドは小さいですが、明確な任意の生物の調達も出来ますしサイズも考えればそちらの方がより攻撃的。また、もう1マナ増やすとコンボレベルのファッティがずらりと居る
幾らアドが採れようがサイズは中量級。4点除去も割に環境にありますし《包囲サイ》とも相討ちです。
アドの量が有れば強いわけではないという良い例になるのではないかと。
 その意味でも、緑守りを使う際に重要なのが上記の《破滅への道》や《火口の爪》なわけですね。
序盤に使えるだけでなく、後半以降にはゲームを終わらせる事に寄与できるためです。怒声吠えには無い緑守りの柔軟性を活かす事が出来る組みなわけです。


 ↓環境では難しいマナ域ですが、BigmanaやControlを使えば問題も薄い。
何と無くGの6マナ、CipとPiGの両方で回収と言う事を考えれば《デッドウッドのツリーフォーク》を思わせるスペックですね。まぁ緑守りの方が遥かに強力ですが。

 Gのファッティと言う事で《森林の怒声吠え》宜しくNicFitの採用対象には勿論なります。
が、上述の様に6マナ掛けた割に攻撃力が余りに不足。アドバンテージも良いのですが、それならそれこそ《永遠の証人》を使えばいいだけで、6マナならばアタッカーではなくフィニッシャーの役割が期待されるのが、環境でありこのデッキでもあります。どこぞの2マナ「タ行」や1マナ「タ行」と相打つサイズではその目的での運用は難しい。
そして最大の壁である《原始のタイタン》が鎮座するマナ域でもあります。アド取るよりも先に勝ちに行けという事です。因みに下のマナ域には《世界を目覚めさせるもの、ニッサ》もいます。

 《緑の太陽の頂点》《出産の殻》に《激情の共感者》と調達手段が多いのでどのNicFitでも運用は出来ますが活躍するかどうかは別。前述の様にPiGが利用できる事と推奨できる事は別なので《陰謀団式療法》との相性も差して重要ではありません。無いよりはマシ程度。
 文字通り「回収札」でしかないので周りが如何に強い札で満たされているかに依るはず。
下手な定的な挙動と枠の拘束のあるNicFitよりも、Control型のJunkや使い切り型であるPod型NicFitの方が向いているでしょうね。Podには《修復の天使》もいますし。とりあえずPWは多めの構築が推奨されます。《遍歴の騎士、エルズペス》とかならアタッカーにもできますが。
 後はやはり《破滅的な行為》。
NicFitの要でもありますが、これで盤面を一掃後に緑守りでDeedのオカワリができます。しかもCMC=6なのでDeedからも生き残り易い。回避能力の無さを補う事も可。《太陽のタイタン》よりもシナジーに溢れていますしね。

 PWでは
《不動のアジャニ》:[+1]で大正義の戦力になれるし、[-2]の使い切りも楽。他のPWのサポートが主
《原初の狩人、ガラク》:[-3]で使い切りが出来るし、何より緑守りを対象に出来ればドロー量で脳汁が出ます
《情け知らずのガラク》:表で盤面干渉、裏で[-1]で緑守りを調達しつつ、その札を回収。そして[-1]の連打
《狂乱のサルカン》:[0]/[-2]で忠誠度は使い切りのPW。[-2]で緑守りを食べるのも有り
《ギデオン・ジュラ》:[-2]を使って盤面をあけて、緑守りと合せて[0]で攻撃
《見えざる者、ヴラスカ》:[+1]を経由して2回《名誉回復》して、回収して~
《解放された者、カーン》:2回[-3]して、回収して~
と色々あるので組んで試し甲斐が有りますね。


 単独では
《叫び大口》の「想起」で盤面を空けつつ緑守りで回収し再利用が有効。
それも含め「エレメンタル」である事を活かせば《白熱の魂炊き》から起動能力2マナで5打点付の《再供給》化します。丁度墓地に使用済みの生物があるわけですし、デッキに持続性を付与できるわけですね。色があれなら《恨み唸り》を除去として使えるのも良いですし、サーチに《炎族の先触れ》も有るので丁度良い。
 《よりよい品物》との相性も抜群。
緑守りを食べれば5枚引いて3枚捨てるので掘削力に回収力が付くのでより素晴らしい事に。《明けの星、陽星》を回収するなら別の札でも良いですが、生物以外の回収が出来るが偉い。


 とりあえずKPの高さは折り紙つきなので1枚程度の購入はします。



・《彼方まで》
:《苦花》のオマージュとして作られた《目覚めの領域》の更にオマージュ。
生み出すTokenが「落とし子」から「末裔」になったお陰でサイズも0/1→1/1に。加えて起動能力で自身を生け贄に捧げる事で「エルドラージ」カードをサーチ出来るようになりましたね。

 完全にマナ加速要因だった元の形から1マナ重くなったことでTokens生成機としても役に立つように。
PWと比べると発生速度こそ劣りますが、ダメージ除去され辛く、複数枚を重ねる事が出来るようになりました。お陰で攻防で役立ちやすく、2枚程度並べば明確なフィニッシャーです。
攻防に貢献できる点を考えれば《目覚めの領域》よりも大元の《苦花》に近づいたようですね。《幽霊火の刃》が有れば実質的に毎ターン3/3を突撃させる事が出来る訳ですからね。
 ただTokens発生器として使うには遅すぎる
幾ら低速環境になる事が予想されていても順調に言って機能しだすのが5t目では話にならないので、積極的に使いたいのならマナ加速は必須。だって4マナは《包囲サイ》《雷破の執政》、5マナに《龍王オジュタイ》《囁き森の精霊》、6マナ以降はその他大勢がいるんですからね。1~2マナ目にマナ加速して3t目に出せるかどうかが肝となるでしょう。《飛行機械の諜報網》と似たような悩みですね。

 単純に本懐である時間稼ぎ要因として使うのが悪くない。
Tokensでお茶を濁しつつ土地・Tokensが溜まったらエルドラージを持ってきてフィニッシュと言う流れが1枚で行なえる訳ですからね。その方針なら積極的に《対立の終結》の様なリセットが欲しい。
Tokensもマナも生める点を考えると《悲劇的な傲慢》なんて案外面白い組み合わせになりそうです。
 また色拘束が薄い関係から《闇の請願》から「魔巧」で5マナスペルとしてキャスト可能ですね。
《衰滅》等も同じく5マナから使っていける為銀弾仕様でも作れるはず。
同じ様にエルドラージでフィニッシュするのでも、より攻撃的な《破滅を導くもの》もいるのでデッキコンセプトによって分かれそうですね。

 エルドラージのサーチと言うとどうにも大型でフィニッシュと考えがちですが、競合先の《破滅を導くもの》や《忘却蒔き》、《荒廃を招くもの》の方が目先の(1)マナよりも瞬間的な加速が出来るのでそれらで1クッション置いてフィニッシャーと言うのもアリなはず。
またIns速度で持ってこられる為に《タイタンの存在》のための除去札になったり、《ウラモグの失却させるもの》でカウンターしたり。幅の有る動きも出来る訳です。この起動能力のお陰で後半に引いたけど機能し始めるのが遅すぎるよ!と言う事にはなりづらいのも利点ですね。

 ↓環境では《古き物の活性》から調達できたり、サーチが生物に限定されていないために「多相」だったり《全ては塵》だったりと遊び甲斐は有りますが、流石に重すぎますね。《墓穴までの契約》では流石に《目覚めの領域》に劣ります。
Stdでは今の所生物以外のエルドラージはいませんが果たして?
 Modernの「G Tron」の変形型として運用できなくもないかも知れません。
6~7マナを出す事が目的でもあるのでキャスト→即起動でサーチ呪文としても使えるし、もちろん時間稼ぎにも。色拘束も緩い。後はエルドラージがあるかどうかですが。



・《森の占術》
:基本セット10版以降の久々の、そして3度目になる収録です。
そう書くとまたかよ・・・、となりがちですがこれはEternalでも使われているカードなのでその意味で有難い。

 現時点で次期環境には強力な土地が余りないために重要性は判断しづらい。正直マナ加速も出来てはいないため弱い部類のカードでしょう。ですが、それは一度強力な土地が出れば一気に需要が上がるという事でもあります。と言うわけでお安いうちに買っておくのが吉。
《ニクスの祭殿、ニクソス》が落ちてしまうのは残念ですが、現時点で上陸を活かせるフェッチランドが有りますしミシュランだってある。《精霊龍の墓》や《精霊龍の安息地》等在りますし、《見捨てられた神々の神殿》は大化けする可能性も残っているわけですからね。

 上述の様にEternalでも使えますので、そうなった時用に持っておいても良いですし、一時的に値は下がってもこれまでの傾向から数年で値段は復活するのでその時に売り払えばいいので。
実際欲しくなってから0.5kとか出して買うのもアンコモン相手に気が引けますしね。私は0.2kでも嫌でしたw




こんな所で。



皆さん、こんにちは。しもべです。


 ここ数日でMtG界を賑わしているBFZ。
色々と話題はありますがZen期のトレジャー枠となるプレミアム神話レアの存在は大きな衝撃でしょう。
確かにこれまでフルアートランドはいずれも高い評判となっておりUGLやUGHの基本地形は1枚で数百円する程(因みに私はタップシンボルがスキなのでUGL派)。Zen期のそれの愛用者も多いですし、ニールセンのプロモフォイルには高額が付きます。
今回のプレミアム神話レアはFoil且つ英語限定とはいえ、全世界の愛好家やコレクターの争奪戦になるでしょう。1枚御幾ら万円の世界。


 ここの所嘗てよりカード1枚当たりの値段が上がっています。
昔の話ですがブロック三大レアなんて大仰な呼称をされていても1~3Kに収まってましたしね。大半が1k強で、3kなんて本当にStdに3枚と無いような値段でした。それを考えると近年の1枚5k越えは異常ですね。デフレは続いていたというのに・・・。
まぁそれは置いておいて、単純にそれはMtGの人気の高まりがあり、そしてレアリティの改変があり、更に目玉となるパワーカードが増えた事もあるでしょう。
MtGのブロック自体の売り上げも上がっていてKTKは過去最高の販売量を記録したそうです。どう考えてもフェッチ(とついでに《思考囲い》)のお陰ですね。でも供給量の件でEternalでも問題になっていた以上本当にありがとうございましたですよねw

 それに対して今回はプレミアム神話レア。
環境的に使える有効色フェッチも混じっているとはいえ、どう考えても完全にコレクターアイテム。その気の無い人からすれば完全にお宝程度の存在であり、下手したら換金用の枠です。
1枚当たりの値段は需要も考えて物凄い値段になる事は確定的でしょうが、それはどう考えても使わなくてはやっていられない/環境を生き残れない・・・と言う類のレアを出すのとどちらが良いのでしょうかね?


 プレイヤー側からすると強い札が出る事は単純に嬉しい。
しかし反面環境の流動性を無くしてしまい、何よりも諭吉がかかる。新渡戸では手が回らない。《復活の声》なんてあんな塩エキスパンションに出てしまった神話レアであったために大変に悲惨な事になりましたしね・・・。プレイヤー側からも店側からも。
それを考えれば今回のプレミアム神話レアは、どう考えても商売上のあざとい戦略なのですが、マシな方なのかもしれません。出てラッキーな気分にも成れますしねw
またFRFのプレリ用特別イラストを良質にしたキャンペーンと言えなくもない。

 ついでにフェッチやショックランドは下では需要がある以上、全体量を増やすこと自体は出来ています。
沢山パックが向かれれば、1枚当たりのカードの値段も下がる(《包囲サイ》とか近年では考えられないような不当に安い価格ですからね)と言う事も有り、コレクターは兎も角トーナメント志向のプレイヤーにとっては今回のキャンペーンは実は有難い物なのかもしれません。
 トレジャー枠が有ったZenも多数のパックが向かれた結果、対抗色フェッチランドも一時的に1k半ばまで落ちましたしね。
繰り返される歴史の証左がある以上今回も同じように単価が安くなってくれそうです。

 ただ対抗色フェッチが1k半ば~2kだったのに対し、KTKの有効色フェッチは再録にも拘らず3k超えてるものもあるとか考えるとやはり単価が高くなっているのは否めませんね。



 ところで私の求めるRebeccaの新カードはまだですか?




新カード)BFZ雑感9 とSCGの結果簡易
皆さん、こんばんは。しもべです。


 昨日の神決定戦Legacyは熱かったですね。
個人的にはGrixisControlの方がやや有利かな?と思ってもいたのですが、4戦目のTopが全てを持っていきましたね。手に汗握る時間だったように思います。


 さて、いつも通りのSCGの結果。
今回はWorcesterにて開催されPIQ Legacyも併催されました。早速結果を見ていきましょう。しかしBFZのカードの感想が有るので簡易で。
ペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=09/12/2015&end_date=09/13/2015&city=Worcester&limit=50

 優勝はEvan Flynn氏のEsper Controlです。


Top16(上から順に1位~)
Esper Control
Omni-Tell
Miracles
Miracles
Enchantress
Grixis Control
UG Post
Miracles
--------------------
Lands
ANT
Infect
Elves
BUG Delver
Omni-Tell
Grixis Delver
Elves

 です。
一時期は勝ち過ぎていたGrixisですが多少は落ち着いてきたでしょうかね?
Miracles/Omniが多少失地回復です。とはいえ今回だけの結果かもしれませんが。
それでも、その関係か今回は多少結果がばらついていますね。普段それ程見ない様なデッキもいます。
これぐらいの多様性がある方が良いのですがね、普段から。

 Omniはここの所《分割判定》等のコピー系を挿して2マナランドを減らした形がちらほら増えているような気もします。はて?

 Enchantressはよく判らんです。
小規模大会故の摩訶不思議?
それでも他とは異なるデッキなので判らん殺しは出来ますし、デッキパワーは無いわけでもないです。
構築は滅多に見ないのでさっぱり?
しかし割と特徴的にも見えるような気もしますが・・・。まぁ最近のEnchantress事情とか判らないので何とも言えませんがね。
丁度リンク先の[giya]参が考察されているのでそちらでどうぞ。

 UG PostはManadenialが減れば有利になるのは自明の理。
そしてここにも出てくる《白金の帝像》。
ANTはサイドが随分盤面干渉に偏ってる様子。

 Elvesはメインはやや1マナマナエルフが少ないですが、特別な印象は無いです。
只サイドで強烈な存在感を放つのが《龍王アタルカ》。
Stdでも大活躍ですが、このElvesでは・・・? 恐らく《自然の秩序》からGrixisを始め小型を焼き払うための品でしょう。押しつぶす余裕が無い場合は対処が優先ですからね。
R(とそれにつれて増えたスィーパー)が多いため苦境に立たされがちなElvesですが、もう少し頑張ってほしい所。


気になったのはこの1つ。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=91345
1位、Evan Flynn氏のEsper Controlです。

 Controlと銘打ってますし、実際そうですが、感覚的にはGrixisをEsperの形に落とし込んだように思えます。要であった《若き紅蓮術士/YPM》→《僧院の導師》に代え、《ギタクシア派の調査》や《陰謀団式療法》などでそれを活かせる形のスペル構成ですね。
 このところ、この様な導師を使った形も徐々に出てきていますが、その上でWが入っていながら装備品を使わないデッキも間々あります。《石鍛冶の神秘家》パッケージはWのMidrangeの強みでもありますし、導師の利点であるTokensもYPMと異なり誘発させられます。
にも拘らず使っていない以上、その枠やテンポロスを嫌っているのでしょうかね?
Midrangeになっているため、カウンター系が増えていますが、《瞬唱の魔道士》でスペルの水増しが出来る為に導師の弾数を増やす事も出来るようになっています。

 《グルマグのアンコウ》や《タルモゴイフ》に対処出来る《剣を鍬に》の採用や導師の存在でスィーパーに対してもだいぶマシな耐性を付けたのも特徴ですね。
もちろん《硫黄の精霊》や《夜の戦慄》と言う欠点も有りますが。

 Wの利点である《翻弄する魔道士》や《盲信的迫害》も採れる事は大きい。
そして《機を見た援軍》が特徴的ですね。YPM・稲妻をけし掛けてくるGrixisに対してかなりの時間を稼げます。



 で、BFZの続き
・《粗暴な排除》
:「バウンス」と言うカテゴリーは基本的にカードアドを失ってしまうため弱い部類の能力なのですが、調整により一点強力な効果に生まれ変わる事も珍しくない調整の難しい種類です。
個人的にはこの《粗暴な排除》は間違いなく後者であると考えています。

 《造物の学者、ヴェンセール》のCipを思わせるバウンスモードとCre/PW限定の《マグマのしぶき》のモード、若しくはその両方を持っている面白い効果。其々の効果は小さめながら小回りの利く能力であり、上手くいけばアドも採れる妨害札である為に威力も出やすいでしょう。

 《マグマのしぶき》は文字通りそのままの効果。
1マナ除去であった頃とは勝手が違いますが、それでも対象がいる環境ではあるので《搭載歩行機械》やダメージの入った《死霧の猛禽》を取り除けるのは大きい。マナを順調に伸ばせるのならギリギリの速度でしょう。また単純に墓地からの追放も意味が有りその2種だけでなくセットになる《棲み家の防御者》や《ムラーサの緑守り》等の回収札を削っていく事が出来ます。使われる変異生物(トカゲ・防御者)の追放効果も大きい。環境で使われる生物群へ効果が多少なりとも保証されているわけです。
 そして大きなマイナス能力を持つPWが流行っていくならそこをついて潰す事も可能。例えば《精霊信者の賢人、ニッサ》から[-2]と動かれた場合に完璧に対処できます
 単純に昇華者への貢献度は1枚で1追放なので非効率。同時に《マグマのしぶき》を使いたいようなG相手に昇華者を使うのも望ましくない。

 バウンスモードは「呪文」か「生物」が対象です。
「パーマネント」になると最高だったのですが、無い物ねだりをしても致し方ない。「呪文」バウンスの方はそれ程Stdでは恩恵は有りませんね。「打消し不可」呪文が《極上の炎技》《ガイアの復讐者》ぐらいしかないので。それでもPWやCip生物など場に出すだけでアドバンテージを採られてしまうスペルにテンポを採る事は重要です。対生物も勿論有難い。Ins除去が薄い環境ならそれだけで意味が有りますし、火力で除去出来ないサイズにもこれで対処出来るのでスペルとしてバランスが取れている
 何より、その手の大型スペルが増えてくるという事は1回あたりのテンポアドバンテージも大きくなってくるという事です。中盤の5マナや後半の8マナなんて殆ど《Time Walk》ですからね。「覚醒」を利用したデッキもただの土地に還す事が可能。
 焼けなくなってしまった《搭載歩行機械》をバウンスしましょう。優良な解答とは言い難いですが《マグマのしぶき》モードが4マナである事への一つの解答です。
《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の[0]→[+1]も一時的ではありますが1枚で対処できます
 バウンスのテンポアドバンテージはそれほど強力ではありませんが、《棲み家の防御者》や《取り憑かれたスカーブ》、《ヴリンの神童、ジェイス》等で再利用を延々と行いテンポを採っていくとかなりバカにならないアドバンテージになります。
 
 当然ですが自分の生物のバウンスも出来るので救出やCipの再利用が出来る訳ですね。
変異後の《棲み家の防御者》でも良いですが、《巨森の予見者、ニッサ》の回収も可能。Cipとしては微妙ですが、土地を伸ばす事に意味があるので悪くはない。大型をブロックし、小型を焼きつつブロッカーを回収とか最高の挙動の一つでしょう。
 かなり強引な挙動ですが《龍語りのサルカン》の[-3]後に[+1]で攻撃しつつ回収し、忠誠度の回復を行うという挙動も取れます。これの場合焼ける範囲が広がっている事と、サルカンが速攻を保持している事が利点と言えるでしょうね。両方をPWに集中すれば6点以上も与える事も出来ます。

 ただまぁ当然限定的な妨害なので限界も有りますね。
既に場に出てしまったサイズ持ちのCip生物には効果も薄く、何より低速デッキの場合《絶え間ない飢餓、ウラモグ》の恐怖が有りますからね。
其々の効果も面白いものの、効果自体は割とニッチな部分があります。
これがStdで使われるには相応の環境が必要になるでしょう。

 それでも元々バウンスは応用性のある能力ですが、更にそれの受け幅が広がったようなスペルです。小型火力で除去を狙えなくとも最低限バウンスで対処出来る対応力も売り。
Stdにある類似の札である《冬の炎》に比べると4マナの重さは有りますが、充分に強力な部類です。
相当な高速環境にでもならない限り現実的に使える部類であるはず。



 そしてそれは下の環境に行くほど効果があるでしょう。
何故ならそれは下の環境ではヴェンセールバウンスも疑似《ショック》も実際に実用されているからです。効果1つ当たりの影響力も増え、アドバンテージも狙いやすくなるので当然、支配力も上がってきますね。

 打ち消されないスペルだけでなく、「マナコストの無いスペル」や「奇蹟」「探査」、マナソースからの大型スペル等のタイミングが限定されがちな大技スペルが増えるので「呪文バウンス」の威力が跳ね上がります。 ただヴェンセールの様には流石に生きませんね。彼はCipである為《引き裂かれし永劫、エムラクール》のバウンスも出来ましたし、生物であるためSnTに合わせて出す事が出来て、場に出てくるあらゆる物に対処出来ました。生物であるがゆえに通常キャストで《呪文貫き》を躱せたし、《Karakas》を利用できた。使われているLegacyでは彼だからできる事が多いので、そのままの評価を当て嵌める事は流石に無理です。
 それでも有効な能力です。
対象はいるのですからね。単純にサイズのある生物をバウンスだけでなく、《双子の欠片》の対象や装備品持ちをバウンスする。対象は困りません。

 《マグマのしぶき》も、小型生物が増える環境故に対象範囲は遥かに増えてくるでしょう。
《台所の嫌がらせ屋》《復活の声》etc とリムーブ自体の効果も高く、その他の《闇の腹心》や《若き紅蓮術士》等のシステム生物も多い環境です。PWは《ヴェールのリリアナ》が[-2]から入り易い以上撃ちこむ隙も有るはず。もちろん自分が生物を使っていなければいけませんが。

 どちらにしろ妨害と言う側面に関して珍しく「欠色」が役に立っており、お陰で《エメリアの盾、イオナ》等や《刻まれた勇者》や《火と氷の剣》の様なプロテクション持ちに対処可能である点も特徴ですね。強力な生物が多いからこそより活きてくる効果なわけです。
一応《水流破》《紅蓮破》系統のどちらにも咎められない点も。

 自分の生物のバウンスの場合も同じように強力な生物が増えている事が追い風。特に《瞬唱の魔道士/ScM》と言う色の合う素晴らしい生物もいます。
かなり珍しい場合ですが《ギデオン・ジュラ》は[-2]を使い忠誠度を消費してしまっても[0]で生物化すれば回収も可能です。


 と重さこそ気になるものの、その真価を発揮するのは寧ろ↓環境と言えるでしょう。
周りが強い程妨害の価値も増しますし、アドが採れたらそれこそ最高です。其々が効果対象とするスペルも増えており、どちらも腐ってしまうという事が殆どない。受け幅の広い効果です。
↓環境では同じようなマナ域には既に重鎮足るスペルは存在していますが、例えば《謎めいた命令》や《精神を刻む者、ジェイス》等の方が強力ですが、そもそも機能性が明確に異なってくるカードでもある為、目的の違いにより競合化は避けられるでしょう。


と言う事で非常に期待しているスペルでもあります。この手の応用性や汎用性のあるスペルは大好きです。
果たしてどうでしょうね?



P.S.
《果てしなきもの》はどういう事なの?
サイズに限界が無いという事?それなら《搭載歩行機械》でも出来るんですが・・・。
今のところ果てしなく残念という事しか感じないのですけど、果てしなく強いシナジーでも出るのですかね?
非MtG)嘘だと言ってよGravityDaze(´;ω;`)!!?
TGSが始まりました。
色々な新作ゲームについての情報が盛りだくさん。


・「GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択」
ttp://www.4gamer.net/games/233/G023394/20150915077/
待ちに待ったGravity Dazeの新作!と思ったらPS4になってる!???
ロンチタイトルだった「GRAVITY DAZE」やりたくて、PSVitaを買ったというのに!?
ブツ切りの1だけ出して2をVitaで出さないとかどんな仕打ちだよ(´;ω;`)!!??


 背面タッチパネルや本体を傾ける等をはじめVITAの機能を活かしたゲームとは何だったのか・・・。
でも悔しいけど、PS4番はとても綺麗でくっきり。
ロンチの時点でVITAの限界迫ってるんじゃないか?と思える仕様でしたし・・・。
きっとただでさえ広大な世界が際限なく広がるのでしょう。
 また、Vitaは正直世界規模ではさっぱり本体が売れていないのに対し、この作品自体のとても評価は高い。独自性も高く引き付けられる魅力に溢れています。
対してPS4は世界規模の方が圧倒的に売れている以上プラットフォームを移すのは当然かもしれません。Daze1もVitaを代表する作品でありながらさっぱり売れてませんでしたからね。
ゲームを作る以上売れてくれなくては困りますし、これはその価値があるので・・・。

 でもせめてマルチプラットフォームにしてくれよ・・・。
因みにDaze1はPS4に移植されるとか。良かったねPS4ユーザー(´;ω;`)



・ヴァニラウェアの新作「十三機兵防衛圏」
:13人のキーキャラと現代の待ちに現れた巨大な人型兵器。
「ぼくらの」的な?
全くわからんです・・・。

 オーディンスフィアのサイトも出来ました。
http://atlus-vanillaware.jp/osl/index.html
まだ全然できてませんがw



・「NewダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」
:絶望少女に出てきたモノクマのバリエーションが居ます。
それだけでは全く中身は不明。
対応はPS4・PSVita。
流石に1からの話の拡張はもう無理に思えますが、果たして?
やられてもいい加減しつこいので変えて欲しいし。
そんな事よりも大山さんは大丈夫なのでしょうか??



・「いけにえと雪のセツナ」
SQEの新作。
シンプルな昔のRPGの様に見下ろし型にデフォルメキャラ。
戦闘も簡単そう。ウィザードリー世代よりは後ろですが、ドット主義の古いゲーマーなのでRPGにグラは求めない。
ストーリーが有ればそれでよし。
と言う事で今後を見守る感じに。



・「SaGa SCARLET GRACE」
:僕らのサガの新作。FFとかどうでもいいべ。
ロマンシングサガを思わせる世界観。
それだけしか判らないので何とも言えませんね。もう昔の様なソフトを作る能力は無いので大して期待もしていませんが、ロマサガやサガフロンティアで遊んだ身としては頑張ってほしいとも思います。
と言うか2015と言う仮称だったのに、発売は2016なんですね。
まぁ当然か。


・人喰いのトリコはまだか?



・「スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-」
:III以降やってないのでよく判りません。
戦闘画面は少し出てますが一瞬過ぎて判断できません。キャラデザが反映されているのか怪しいグラフィック。

 それよりもあんさん、「イグジストアーカイブス」は順調なんでしょうかね?
この会社に2ラインも保持できるような体力があったか甚だ疑問なので、出来に不安があるのですが「ヴァルキリープロファイル」のファンとしては気になるので・・・。



・「仁王」
:コーエーの新作。
無双系で培われた技術が活きており、グラフィックやアクション等3Dの技術ではやっぱりコーエーは質が高い。
グラなんてオマケ派の人間ですが、流石に引き込まれますね。
しかし、要は「鬼武者」ですかね、これは?
人斬るとざっくり鮮血が舞うので所見はビビりました・・・。


・「討鬼伝2」
:オープンワールドに不安しかない。
PS4/3・PSVita。
茨アクション的なものが追加されるんですかね?


・「東亰ザナドゥ」
:新作ザナドゥ。
しかし個人的にはアクションにした軌跡にしか見えない。那由多の軌跡の様に名前を冠すればいいのではないか?と思ってしまいます。
戦闘は基本的に、敵に鋼体がある為圧倒的に遠距離戦が楽なように思えますが?
ついでに一々技の度にエフェクトで光るので何やってるかよく判らん。敵のモーションパターンが少ないようにも思えます。

 今の所イース程の魅力を感じませんが・・・。
体験版でも出たらやってみようかと思います。
トワトワできる日は来るのだろうか・・・。




皆さん、こんばんは。しもべです。


 BFZの続き。
基本的にカード単体の評価はその本体のKPに依存します。
しかしその相対評価は環境によって規定されます。シナジーを組めるカードやデッキがそこに存在するか?自分以上にマッチしたカードが環境に存在するか?
時には高いKPのカードが不遇と思えるままに消えていく事も有り、逆にどう考えても低KPのカードが環境で持て囃される事もあります。
そんな摩訶不思議なカードの紹介。


・《乱動を刻む者、ノヤン・ダール 》
:《若き紅蓮術士/YPM》を代表としたIns/Socで生物を調達できるようになる生物の新作。
近年増えていますが、マナ域や展開できる生物の強力さから《空召喚士ターランド》を思わせる感じです。
因みに、《面晶体の掘削者、ザダ》と同じく全く同盟者の任を果たそうとしていないのは部族的なしがらみですかね??

 この手の生物は《若き紅蓮術士》を思えば軽い物こそ正義なわけですが、ノヤンに関してはそれ程問題はありません。何せ土地を生物化するために、そもそも土地の枚数が揃っていなければ機能しないので。故に土地をしっかりと伸ばしていけるデッキが主であり、Tempo向きで攻防を担うのYPMと異なりControlにこそマッチするフィニッシャーです。「覚醒」と同じく伸びきったマナフラッドの土地を戦力として変換できるため理に適っているカードです。

 本体も4/4と割に頼りになるサイズですので攻防で役に立てますし、除去1つ・カウンター1つ入れるだけでも4/4と3/3が用意できるので結構打撃力が高いカードです。
 追い風として《次元の激高》があるのも有難いですね。
普通にリセットしても土地生物を生き残らせる事が出来ますので。もちろん覚醒も出来ます。
 面白い事に1枚の土地を対象に起動し続けても問題が無いため、6/6や9/9を作る事が出来るわけですね。それもまた一つの選択。ダメージには強くなりますが除去には弱い。しかし一掃されないという利点も・・・。

 《卓雑のナーセット》とも組み合わせてみたい。
[+1]でスペルの調達が出来ますし、[-2]の「反復」で増幅させる事が出来ます。3/3を次々に生み出せるのでかなりの圧力を発揮できるはず。本体も合わせて攻防に役立つのでナーセットの保護も出来ますしね。
これ自体も《次元の激高》と非常に相性が良いです。
もちろん《ヴリンの神童、ジェイス》でも良いですね。


 気になるのは、本体もサイズ以外に除去耐性も無く、土地も3/3と少々脆いため、保護札の用意は絶対ですね。その保護札でさえ戦力転換できるのですから積極的に合わせたい。《鼓舞する呼び声》があれば保護とドローが両方出来ますね。
カウンターならば《頑固な否認》は絶対ですね、何せ本体が「獰猛」を満たせるので。他には単純に《否認》ですかね。


 この色とマナ域には圧倒的な信頼感のある《龍王オジュタイ》が居るのがネック。《次元の激高》との相性や打撃力と言うメリットはあるのですがね。しかしControlにフィニッシャーに求められるのは何よりも安定感ですし・・・。
 かなり重いものの、フィニッシャーとして悪くはないため使えない類のカードではないと思います。少なくとも「5マナの癖に除去耐性もアドも取れないとかww」みたいな評価を下す屑札ではないと思います。
しかし不安定な所を考えるとやはり旗色は良くないですね。



・《隔離の場/Quarantine Field》
:(X)(X)(W)(W)を持つ対置物Enc。
《払拭の光》のX対象分。
信心が2つにXコストのEnc・・・。《停滞の罠》もそうですが、お前何故THSブロックにいないのさ・・・。
君がいれば白信心はもっと上に行けたかもしれないのに。
時代が合わないという現実は空しい物です。

 と言う事は置いておいて
対象が1体(X=1)の場合、4マナで《払拭の光》相当。
2体(X=2)なら、6マナ。3体(X=3)なら8マナ、4体(X=4)なら10マナですね。
これを考えるとX=1は避けたいですね。
ただ単に全体除去をしたいのなら《対立の終結》を使えばいいだけです。なのでやはり一方的に除去できる状況が強みを活かせる構築にするべきでしょうね。
因みに一方的にしても《砂塵破》や《精霊龍、ウギン》等もある為、複数体を並べる形になるでしょうね。

 また大型のマナを掛けた割に除去されるとロスが凄まじい事になる。特に《ドロモカの命令》がある環境ではかなり注意が必要です。
取り敢えず合わせてみたいのは《開拓地の包囲》ですね。
4マナ有る状況から最低6マナに飛べるのでX=2は確定していますし、同時に命令のための人柱にもなれます。ついでに《万神殿の伝令》が有れば《Quarantine Field》だけでなく《開拓地の包囲》まで軽くする事が出来ますね。

 一時的なリムーブと言えど覚醒土地や歩行機械なら完全な除去です。またサイズ的な制限も一切ないため《アブザンの魔除け》や《精霊龍、ウギン》などの制限が掛っている物のカバーとしても使えまる利点がありますね。


 THS期で白単信心であったなら
小型が複数並ぶ・マナを出せる・Encも別に用意できる
など最高の環境だったものを・・・。



・《墓所からの行進》
:8マナ以下までの合計CMCの同盟者を釣るスペル。
見た目強そうに見えますが、今回の同盟者は重い物が多いので思ったほどは釣れないでしょう。それでも3体ほど釣れたら凄まじい効果が「結集」から得られることになるでしょうが。
 下の環境では《総帥の召集》で良い上に、もっと言えば《戦隊への復帰》で十分。

十分に高いKPを持っていますがやはり環境に恵まれないスペル。



・《深水の大喰らい》
:Controlのブロッカーとして序盤は働き、中盤以降はドローゴーの隙を埋めるドロー能力を持っています。
それだけでも決して悪くはない性能。アドこそ稼げないが序盤の隙を埋める可能性もある。《悪意の大梟》の変形版の様に捉えれば良い。

 ただし環境が悪く、《包囲サイ》《雷破の執政》《棲み家の防御者》などのStdメイン組に徹底して無力。
《死霧の猛禽》にもそれ程有効性は無い。
WeenieやSlighには焼け石に水。
不遇の時代を過ごす腹ペコ。



・《手酷い失敗》
:《本質の散乱》であり《霊魂放逐》の亜種。
2マナで「4マナ以下」の「生物」しかカウンター出来ない点は、ただでさえ使い難い生物専用の《霊魂放逐》を考えると間違いなく屑札レベル。
劣化《対抗呪文》も有る環境なのに・・・。
 しかし環境的に優秀な中型以下の生物も相応にいる事を考えるとそれなりに有効札。特にInsが薄い以上《カマキリの乗り手》など速攻持ちや追放効果であるために《死霧の猛禽》の様な復活能力持ちに、場に出れば仕事の出来る《包囲サイ》《雷破の執政》などに対処出来るのは明確な強み。
更に昇華者の存在を考えるとその追放効果も価値を引き上げる事が出来る。

 カード単体の効果で見れば歴代でもかなり低い効果ですが、環境的に優遇されている類のカードですね。
そして何と言ってもこのインパクトのあるイラストよ・・・。



・《精神背信》
:新しいハンデスであり、《脳食願望》の上位種。逆《コジレックの審問》。
《脳食願望》の反省を生かした「CMC=3~」となったスペル。しかしその代償は大きく2マナに・・・。3マナのカードを落そうとすると猶予は実質1ターンしかありません。除去でもないのでCMCの大きな札を落せたらテンポアド!と言う事も無いので。かなり大きなデメリットです。
トカゲとの戦いの結末は瞬きする間に決まる!!
「欠色」である必然性が今のところ薄い。こんな物要らないから1マナにしろ。

 まぁStd環境では生物戦が主要になる以上《強迫》では補えない部分を担う可能性も十分にありますね。
低速環境にしたいのなら妨害が低速になるのも頷けますね。
また「昇華者」にとっては貴重な序盤の「追放」の選択肢でしょう。
 下環境では対象範囲が広がったのは良いのですが、2マナであるデメリット以上の物ではなく追放は一長一短。取り敢えずファッテイCombo対策にはなりますね。せめて打消し不可でもついていれば・・・。
そしてFAは《酷評》に劣る。
追放効果にメリットが無ければ《困窮》にも劣る。
つまり紙。
まぁこれが1マナであっても↓環境では苦しいでしょうがね。



・《完全無視》
:《魂裂き》の上位手。
1マナ増えたらInsになって追放になって、ついでに欠色が付きました。
こうやって書くと強いように思いますが、元が死ぬほど弱い紙であり、これも歴代でも低レベルな除去です。(それでもコモンなので限定戦では相応の価値があるとは思いますが。その上で強すぎないのも良い。)
 しかしInsである事と追放である事が圧倒的正義として存在しています。
昇華者の活用法になり、且つ蜥蜴・歩行機械・防御者に螳螂乗りと厄介な小型の大半に対処できます。
 紙レベルのカードですが、こうやって小型デッキを減衰させ、更にこいつ自身には制限を掛ける事で大型デッキを増やそうという意図も見え隠れしています。
因みに生物限定の話ですが《精神背信》とうまく棲み分けられていますね。どちらもテンポをほとんど取れない不思議な組ですが。

 《束縛なきテレパス、ジェイス》があると中々いい相性でもあります。
[+1]でパワーを減衰できるのでパワー5までの生物を潰せますね。ジェイスがいてパワー5の生物がいるならジェイスを殺しに来るでしょうから、ちょうどそこで狙い撃ちできます。ついでに[-3]で再利用も可。
理想的な餌ですね。


 環境にも製作者の意図にも恵まれた屑札。
しかしその上で、環境のバランスを取るために刷ってしまった強すぎる札への露骨な対抗札のデザインでもあるので相変わらず欠片も美しくない。
 でも様々な意図が絡まりあっているという点では上手いデザインでもあると思います。



・《放浪する森林》
:「収斂」型生物。
素で使っても4マナ3/3警戒・トランプルですが、最大で6/6にまでなれます。収斂にしては珍しくマナレシオが1色でも素であり、最大になるとかなり効率が良いと言えます。喩え4/4や5/5でも十分なサイズと戦闘力があると言える。

 しかし所詮は戦闘力が有るだけの生物。
アドや除去耐性、決定力が重視され始める中量級に置いて単に戦闘力があるだけでは微妙な効果です。同じマナ域である事を考えれば《包囲サイ》《雷破の執政》などで十分ではないか?と言うレベル。小型を無視できるのも同じですしね。
敢えてこれを使う必然性が今のところ無いため、何かあると良いのですが。
今の所《焙り焼き》されないぐらいしかメリットが思い浮かばない。

 決して弱くは無し、寧ろ非常に強い類のカードですが、環境的な強みが無いんですよね・・・。
低速環境になる事を見越して《霜歩き》や《狂暴な拳刃》等合わせて高速Beatdownと言う形ならアリかもしれません。単純に打撃力で貢献できる上に、生物を連打する関係で相手に除去札が足りなくなりますからね。



・《タジュールの戦呼び》
:5マナで2/1が付いてくる「全体+2/+2スペル」の様な物。
まぁBeat組むなら5マナの生物出してアド云々なんて悠長な事は言ってられないので、その意味でデッキ向きの優良部族生物だと思います。同マナ域でも《ゴーマ・ファーダの英雄》より余程向いてます。当たり前ですが数がいないと話にならないためTokens発生器が必要。

 《ランタンの斥候》と併せると
Weenie兵卒「隊長! 同盟者共が+2/+2絆魂で殴ってきます!!」
Beat部隊長「やってられるか!撤退撤退~!!」
みたいなことになります。


 惜しむらくは小型の同盟者が殆どいない事・・・。
どうせ非同盟者にまで効果が及ぶことを考えれば、はっきり言って同盟者デッキで組む理由が余り無い様な・・・。普通に《正義の突撃》付生物として横展開するBeatdownのフィニッシャーで良い気もします。


 
 最後に2枚
・《フェリダーの君主》
:WotCが再度の挑戦!というので少し考えてみましょう。
コイツが活躍するには高速Beatdownや高打点Weenieが無い事と実用的なライフゲインが多数ある事。
まず嘗てのZenは《ステップのオオヤマネコ》《ゴブリンの先達》《ゴブリンの奇襲隊》《ゼクター祭殿の探検》《板金鎧の土百足》《復讐蔦》が居たり、その前後に《血編み髪のエルフ》や《遍歴の騎士、エルズペス》、金属術や喊声持ち、そして《悪斬の天使》とタイタンズが居たりした。
うん頭オカシイね。
これは致し方ないねww
同マナ域に《悪斬の天使》やタイタンサイクルがいたのも致命的ですが、WWKには《石鍛冶の神秘家》と《精神を刻む者、ジェイス》もいましたので低速デッキにさえ凶悪な札が有った。
今考えても、Zenブロックってイカレタカード多かったですよね・・・。

 で、今の環境はと言うと精々1マナ2/2が居る程度なので、かなりマシになった部類でしょう。
それでも大昔に比べるとかなり強いのですが。

 実用的なライフゲインはというと、寧ろ問題になるとしたらこちら。
《部族養い》が本体の「獰猛」と合わせて10点ゲインです。《巫師の天啓》は序盤の小型ブロッカーが生き残っているのならドローに、君主の様な生物が出ているのならゲインになりますが、何せ重い。そして獰猛を満たせる実用的な生物が少ない。重いとはいえ実用レベルでのドローまで付く事を考えれば《ニッサの天啓》の方がマシですかね?君主を捜して4点ゲイン4点ドロー。
《包囲サイ》《風番いのロック》《悪魔の契約》等は有りますが、それらを使うならもう君主必要ないです。
 《カザンドゥへの撤退》+土地ブーストは一つの指針になるやも。フェッチランドで3点ゲインですし。《ニッサの復興》と併せれば最低でも13点ゲイン。
但し本体だけでは何もしないのも・・・。《台所の嫌がらせ屋》や《スパイクの飼育係》があれば・・・。

 《孤独な宣教師》があれば・・・。
《アラシンの僧侶》もいますが少し劣ります。まぁブロッカーとしては優れていますし。これと《オジュタイの命令》に繋げるのが1つのプランとなるはず。Cip+リアニ/ゲインで10点ゲインですからね。ブロック分も合わせると実質はもっと上です。《ヴリンの神童、ジェイス》も合わせましょう。

 低速でマナを出せるのなら《見えざるものの熟達》も良い候補。
ブロッカーも用意出来ますしね。いつぞやの100越えライフの時も有りましたしね。しかしあの時ほどのマナは出ませんからね。
ただしCipが消えてしまう。
WGにしてマナブースト系と併せる事でデッキの形が見えてきそうです。

 オルゾフならBWミシュランが候補になるはず。
後は《宮殿の包囲》でどちらでもゲインになるはず。

 もう、大雑把に《アルハマレットの書庫》で良い気もします。
君主のアタックで8点ゲインし、ブロックに回っても8点ゲイン。40点ぐらいすぐでしょうww
ついでに《オジュタイの命令》で8点ゲイン2ドロー。
もうこれぐらい割り切る方がちまちま回復するより早いですからね。


アカン、全然構築できる気がしない。
神話レアからレアになったのはWotCの良心。《竜使いののけ者》も見習え・・・。


 因みにFTも変わっていて
「生き残る事がゲームなら、勝者が誰か知ってるよ。・・・」→「枯れ行く風景を眺めながら、目に見える勝利を待ち望んでいる」
と言う事で生き残れなかった《フェリダーの君主》はスポットライトに当たるのを待っているわけですね・・・。

 結局コイツは環境が変わって構築できるレベルになるのかどうか。はてさて・・・。
前回は高速環境でしたが、今回は中量級から化け物揃いですしね。



・《竜使いののけ者》
:同じく環境の変化に期待した再録。
ながら何故か神話レア枠を食いつぶすその強欲ぶり・・・。のけ者たる所以でしょうかね?

 前述のように環境の低速化・土地が並びやすくなるという部分から活躍できる土壌は多少整っているようにも思います。《巨森の予見者、ニッサ》の存在で土地を伸ばしやすくなる傾向があるRGを組めますし《集合した中隊》を重ねる事でその両方を調達できます。W/Bを3色目に選べば《始まりの木の管理人》も行けますね。
 中隊を使う低マナ域デッキながら積極的に土地を伸ばしていくという一風変わったデザインのデッキも組めるやも。

 しかし+1/+1カウンターのシナジーも多いわけですし色もあうので《硬鎧の群れ》の方がマッチしてますよね・・・。別にドラゴン推しもKTKで終わってるわけですし。



 何時の時代も環境に恵まれぬ不遇な輩、環境に恵まれた幸福者、種々雑多。
果たして彼らはどうなるのでしょうね。





新カード)BFZ雑感11 ZENとは違うBFZの上陸
新カード)BFZ雑感11 ZENとは違うBFZの上陸
新カード)BFZ雑感11 ZENとは違うBFZの上陸
皆さん、こんばんは。しもべです。


 Zen期と異なり、上陸や同盟者は明らかにデザイン上重いカードになっています。同じ能力でも使い方が異なるようにしているという事でしょうね。
問題は元が重い癖に対して強くもない能力が大半な事ですが・・・。

 その中でも数少ない光明が「上陸」時に誘発する効果が2種類あるEncサイクル。行動に幅を出す事でずっと運用上の応用性も高くなりますね。
特に単に「土地を置く」と言う行為が何らかの「挙動」を担う事が出来るのが実に素晴らしい。またBigmanaの様に土地を伸ばしていく行為その物もまた「挙動」へと昇華できますね。「覚醒」をはじめ強力な大型スペルが多い環境ですのでその隙を埋めるカードとして巧く利用したいですね。


・《カザンドゥへの撤退》
:BFZのGの上陸。
+1/+1カウンターですし《毅然さの化身》や《搭載歩行機械》を併用するのもアリですね。まぁBeatdownにはならないでしょうが。
ライフゲインも出来るので殴り合いにも強く中々に便利。何よりフェッチランドで3点ゲインですからね。

 土地を伸ばしていくBigmanaならば序盤に出したこれでライフゲインで時間を稼げます。戦略上の土地ブーストにボーナスが付く事になりますね。
 また《搭載歩行機械》も同じように序盤の時間稼ぎに使える訳ですが、ブーストの際に生き残っていればカウンターを強化できます。最終的にマナが伸びればそこから大量のカウンターを捻出できますね。
《突然の再利用》は序盤の歩行機械を回収できるCre/Land調達スペルである為、上手く合わさるかもしれません。最終的に大型生物の調達にもなるので無駄が無い。

 マナを伸ばす行為を積極的に行っていきたいので《爆発的植生》や《ニッサの復興》で大きなボーナスを狙いたいですね。


 また複数の効果を持つこと自体が強みなので《ニクスの星原》で釣る対象としても面白いかもしれませんね。その場合は《放牧の林鹿》の強化版の様にも振舞えます。

 土地を伸ばす事や簡単に恒久強化が出来る点を考えれば《始まりの木の管理人》はなかなかいい相手かもしれません。もともと絆魂・トランプルは優秀で後はどうやってサイズを伸ばすかだけでしたからね。
上陸での強化なので喩え除去されてもそれほど大きな損失も無く、他の生物をまた強化しに行けます。



・《エメリアへの撤退》
:上陸のW。
効果は「1/1同盟者Token」/《栄光の突撃》
単体で安定した効果なのが売り。
Tokensは攻防に役立つだけでなく、同盟者の誘発条件を満たす事が出来る為同盟者デッキの枠に入れる事も可能。また、そうやって広げた戦線を全体強化でサイズを上げる事が出来るため瞬間的な打点を上げる事が出来ます。

 問題は同マナ域の《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》。そちらは毎ターン確実に[0]でTokenを増やせますからね。他の能力も有る。
しかしW撤退は妨害を受けづらく、フェッチを使えば瞬間的な拡張も可能です。特に同盟者の誘発をさせようとする場合に威力を発揮しますね。

 やはり《ニクスの星原》との相性が良い。
自分を生物化できれば、全体強化の効率もより上げる事が出来ますからね。《万神殿の伝令》が有れば3t目のキャストも十分可能です。
Tokensを広げる事が出来るので《衝撃的な震え》とも相性が良いですね。生物の提供が安定的に出来る点で《前哨地の包囲》もアリです。ドローの方でも土地の引き込みが出来ますしね。
Nayaカラーに出来れば《アタルカの命令》も有りますね。



・《ハグラへの撤退》
:上陸のB。
効果は生物に「+1/+0+接死付与」/「1点ドレイン」

 Control向けの能力。
ブロッカーにフェッチから接死を付ける戦法と、土地展開からドレインをしていく展開の2つがあります。特に重要なのが後者のドレインで、Controlが適当に張っているだけでも5~6点以上は平気で吸い込みます。戦闘を挟まずにクロックにも成れます。
見た目以上に威力のある置き物だと思います。
しかしそれが出来るのもしっかりと盤面をコントロール出来たら、の話ですが。

 特に黒はドローでも十分秀でた色ですが、その中から土地を引き込んでしまった時の残念感はあるので、それも全て有効牌に換える事が出来るのは決して小さくはないメリットです。黒のドロースペルはライフロスも当たり前なのでそれを補う事も出来ますしね。
《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》や《苦い真理》がずっと使いやすくなります。《衰退》や《命運の核心》の様なヘビーコントロールだといぶし銀の働きをしそうです。まぁ《過去の過ち》の方が使いやすいかも知れませんが。

 ブロッカーに接死も重要なので、《搭載歩行機械》でTokensをばら撒く時に相手のアタッカーをかなり減衰させる事が出来るはず。

 とはいえやはり単体でのKPは不足していますが。



・《ヴァラクートへの撤退》
:上陸のR。
効果は《ぐらつく峰》/《くすぶる尖塔》。
他と異なり明確に攻撃的な能力になっています。特にフェッチから入ればパワーを強化した上でブロック制限できるので割と打撃力が高めです。
しかし、RのSligh系はこんな物よりももっとシンプルに火力と生物をつぎ込む形の方が望ましい事が多いため、これだけではお話にならない。
何かいい相性のカードが有ると良いのですが。

 一応《ゴブリンの栄光追い》とは悪くないですね。
アンブロッカブルで「高名」を満たしやすいし、「威迫」で対処できない場合の援護が出来ます。《稲妻の狂戦士》も良いですね。アンブロッカブルにしてブレスで打撃力を発揮できる。土地を伸ばせればその分ブレスの活用も出来ますね。
他にも《アクロスの英雄、キテオン》を変身させるのをサポートしたり。
 ただまあ、単体で役に立つ《ゴブリンの踵裂き》の「疾駆」で良いよね?と言うね・・・。因みに中盤以降の土地の利用法と言う点では《溶鉄の渦》も有ります。ブロッカーを退かす必要性で判れますね。

 Midrange向きである事を考えれば《秘宝の探求者》も悪くはないですね。サーチ先は《精霊信者の剣》で決まりでしょう。
《アラシンの先頭に立つ者》や《沈黙の大嵐、シュー・ユン》の様な「二段攻撃」持ちにとってもパワー補助/ブロッカー排除は有難いですね。



・《珊瑚兜への撤退》
:上陸のU。
効果は《ぐるぐる》/「占術1」。
極めて小さくコンパクトながら非常に使いやすい。
そしていつも通り《グルグル》系統はシナジーの塊です。

 《ヴリンの神童、ジェイス》にフェッチを併せるだけで3ルーターで土地分も合わせて一気に4枚墓地を肥やせます。フェッチを使うと途中から土地が伸び辛くなるのですが、ジェイスの場合は後ろ変身後はスペルを引ける方が有難いのでそれで問題も無いでしょう。
《カラデシュの火、チャンドラ》も3回起動できるので楽々変身できます。同じように起動能力系と相性の良い《深海の主、キオーラ》よりも遥かに扱いやすく爆発力が有りますね。

 単純に生物を警戒にするのも良いし、相手のアタッカーをタップして時間を稼ぐ事が出来ます。
《龍王オジュタイ》もこれで安心。
強制的にタップ状態に出来るので《潮流の先駆け》や《真っ逆さま》と併せる事も出来ます。特に後者はヘビーコントロールなら除去兼アタッカーにもなる可能性がある為にかなり威力を発揮できます。《次元の激高》と併せてアタッカーランドを増産できますね。

 ジェイスで墓地を高速で貯める事が出来るのなら当然探査に繋がるわけで、《宝船の巡航》からまた土地を引き増して~と動けます。土地を伸ばした先にある《Blighted Cataract》でまたドローをして土地を引き込んで~と動けるのも追い風。

 当たり前ですが、マナ生物と合せてもいい。
フェッチをはさめば実質3回起動できる事になるので。Atf限定ですが《名高い武器職人》など複数マナを用意できる生物だとより凄い働きをしますね。

 限定戦でも狙える、構築級では《天空の滝》とのかけ合わせが有りますね。これで相手の生物をタップすればそのまま1ターン停止させる事が出来ます。
《タジームの守護者》も併せて徹底的にテンポを採っていく事も出来ますね。
 フィニッシャー候補の《真珠湖の古きもの》の存在も大きい。
自身のバウンスで繰り返し能力を利用する事が出来ます。《タジームの守護者》や《天空の滝》で延々と相手を拘束できます。

 フェッチを使えば1枚で2回占術1を使う事も出来る為Control対決にも無駄にならない。必要に応じてタップと占術を使い分ける事が出来るのが実に素晴らしい。
ただ普通の土地でも最低占術ランドに出来ます。フェッチを使うと総枚数で土地が伸び辛くなるので、Controlにとっては悩ましいですね。ヘビースペルや覚醒を使う事を想定すると益々使いづらい。
構築の余地が在るとも言えますが。

 Stdでさえシナジー性に溢れるカードが多くMidrange/Controlではかなりうまく使えそうです。


 下ではもっと多く色々と考えられていますね。
散々話題になっていまる《聖遺の騎士/KotR》との掛け合わせ
「《輪作》能力で土地を持ってきてKotRをアンタップして、持ってきた土地をマナを出しつつまた《輪作》で食べて~」
でデッキ内から土地が尽きるまでループです。挙動回数分マナを稼げますので適当に後は何か使うだけ。
墓地にすべての土地がある状況なら《セジーリのステップ》から巨体のKotRの突撃、《ケッシグの狼の地》に注込んで突撃 etc
 もちろん他に上陸持ちがいればより凄くなりますね。
他にフェッチランドを用意して行けばスタックの隙も減らせますね。
《太陽と月の輪》が有ればそれこそ無限ループです。まぁKotRのサイズは小さいままですが。《緑の太陽の頂点/GSZ》が在る環境なら、GSZからなら《土覆いのシャーマン》で良い気もしますがね。KotRも調達できますし。

 ただ両方のパーツが3マナと重めな上に《突然の衰微》に引っ掛かる。その上KotRは生物。割に簡単に組めるのですが、特別爆発的な強みがあるという訳でも無いと思います。
 Comboパーツとしては《珊瑚兜への撤退》が占術でドローサポートになる点は数少ない強みですがね・・・。
これを狙う価値があるのかどうか??
KotRが単体でも強力な事は強みですが。

他には《ゴブリンの溶接工》→墓地/場の《大焼炉》等Atf土地を永続的にグルグルを考えている方もいました。

 《桜族の斥候》《武道家の庭師》の名前も挙がっていますね。
手札の土地全てを展開できるので、デメリットの無い《マナ結合》の様な物ですね。1t目に展開できる斥候は2t目に3マナを用意できるので撤退に繋げる事も出来ます。
 後者は土地を並べやすいので変身しやすく《生命の織り手、土塊》で起動能力からTokenを展開していく事が出来ますね。
特にこれらはフェッチランドから《壌土からの生命》にすると土地も圧倒的に伸ばしやすい。
しかしそれだけではどうにも弱い。
もっと他の手段が欲しい所。


 もっとシンプルに《死儀礼のシャーマン/DrS》が居れば、フェッチを使えば1ターンに6点火力も可能です。《クウィリーオン・レインジャー》で土地を戻せれば毎ターン上陸して、アンタップ回数増やして~。
GSZのある環境なら《ドライアドの東屋》が上陸誘発にも起こす対象にもなり、2t目に3マナをそろえる事が出来るので便利。
と圧倒的なシナジー性に溢れている能力。《精神力》以来のグルグル置き物となれるか?
これは私の灰色の脳細胞(笑)が刺激されますぜ!!!!!


 因みにどれも同じですが、Ins速度で土地を置けることで相手の虚を突く事が出来ます。故に《アタルカの命令》の土地モードに新しい可能性が生まれていますね。
と言う事で《砕土》はまだですかねぇ???




・《天空の滝》
:BFZのコモンタップインランドサイクルのU。
生物のアンタップ制限をする効果。
相手をタップする能力が無いとはいえ、Weenie等の積極的に攻撃をしてくるデッキの手を緩める事が出来るというのは非常に大きいです。色マナも出る事ですしControlなら序盤のタップインも苦にならない。4枚積んでも問題ないレベルで強力な土地です。
上の通り《珊瑚兜への撤退》と絡めれば明確な妨害装置となりますね。



・《亡骸のぬかるみ》
:BFZのコモンタップインランドサイクルのB。
墓地の生物をTopに戻す効果。
序盤に落ちてしまった生物の回収が出来ます。特に《搭載歩行機械》《棲み家の防御者》《巨森の予見者、ニッサ》等優秀な生物は多いため回収のし甲斐も有ります。「昇華者」の条件を満たせるのなら《不毛の地の絞殺者》と言うカードも有りますね。
 《ハグラへの撤退》でフェッチを経由すれば「接死」ブロッカーを用意できる事になるのでそれらを回収する手段としても悪くないですね。


 実はLegacyでも無くはないというのが個人的な感想。
元ネタの《ヴォルラスの要塞》の方が繰り返し使える事で圧倒的にKPが高いのは事実。ですが、計3マナ掛る点を考えると上手く扱うのも難しく、何より《不毛の大地》と言う天敵がいます。これが欲しくなる様なフェアデッキではまずこれで破壊されてしまうので「繰り返し」の部分は生きづらいですし、Tempoデッキ相手に3マナの経費が重い。低速デッキ相手にはそもそも真面に機能しない、意味が無い事が殆ど。
そして無色しか出ない。
等々を考えると要塞自体がそれほど価値が無いわけです。

 対してこちらは場に出すだけで機能するのでマナが掛る事も無くテンポロス無しに機能します。そして色マナが出る事で最低限の働きも出来ます。
それほど悪くない要素が並んでいるわけです。



・《肥沃な茂み》
:BFZのコモンタップインランドサイクルのG。
Top5枚から土地を残し残りをそこに、その土地をトップに置く効果。もし不要ならすべてそこに送る事も出来ますし、そもそもこれをセットしなければいいわけで、中々に優秀な土地です。

 単純にハンドにスペルばかりで土地が欲しい場面で2ターン連続で土地を伸ばす事が出来る可能性があるのなら十分有効な効果。また上陸を2ターン連続で起こせるという事でもあります。
他にも、簡易ながら選択的ドロー操作でもあるわけで、特殊地形が多い環境なら上手くそれを引き出せるわけです。

 土地を伸ばしやすいことそのものがBigmana系と相性が良いわけですが、《巨森の予見者、ニッサ》を変身させやすくなるだけでなく、《精霊信者の賢人、ニッサ》後に《肥沃な茂み》→[+1]と繋げる事で2枚土地を伸ばす事も出来ますね。


 ↓環境なら《ムル・ダヤの巫女》が居ればそのままセットした土地をプレイする事も出来ますね。再録はまだか?
本体も重めで、生物ですし、割とアリな気もしますが。




こんなところで。


・ペルソナ5
:半年の延期

「貴方は予め未来を閉ざされた、運命の囚われ」
と言う表現から次の「World」で得られる物は「自分の未来」ということ?

どうも欲にまみれた他人の心を「奪う」事で改心させる事が行動方針らしい。
また危険な方法を・・・。
ペルソナ4では大概だったけど、まぁそこは若さゆえの至りですかね。


池田秀一がキャストにいた!!

このところサトリナよく出ますね。
テイルズにも出ますし。

PV2でも出てましたが、主人公は福山潤。
恐らく内なるペルソナのセリフなんでしょうが、言い方も内容もまんまコードギアスのゼロ。

石川五右衛門的なペルソナを召喚できる狐面の仲間?がいた。
短髪友達ポジは海賊。フック船長的な?
ヒロインはIIIのアルテミシア的なS系。でも炎使ってたし雪子ポジ?
しかし米国とのクォーター。やっぱりヘッケイ!とか言いそう。英語しゃべれるんですかね?



半年の延期は辛いかも知れませんが、無理に出してダメダメな内容になる(何とは言いませんが、何とかの軌跡とかね)よりもゲームとして完成させてくれた方がうれしいし、我慢するべし。



・聖剣伝説
:1のリメイクをするらしいです。
新訳聖剣伝説とはいったい・・・。
あれ、無かった事にされてますが、頭空っぽにして突っ込み所全てスルーすればつまらなくは無いよ?
LoMやマジカルバケーション好きのブラウニーブラウン臭満載だからね。


皆さん、こんばんは。しもべです。


 ついにフルスポが出ましたね。
(ttp://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/%E3%80%8E%E6%88%A6%E4%B9%B1%E3%81%AE%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%80%8F-2015-09-18)
という事で進めていきたいわけですが、また何分割かにします。
個人的には昨今の中では全体的にはKPが低めだったTHSブロックよりも更に低いKPのブロックです。ただし、そこそこ使える類のカードもコモン・アンコモンの中には混ざっているので完全に終わっているわけではありませんね。

 特に土地関係で多くの収穫が有ったためLegacy民の私としても塩セットにはなりませんね。
あと《新緑の地下墓地》のプレミアム神話レアがほちい。
プレミアム神話レア《沼》とかあったらもっと欲しいですがねww

 逆にプレミアム神話レアや最初の方に公開されたPWやミシュランに引かれて何セットも購入してしまった方にとっては少々つらい現実かもしれませんね。
逆にそれを予想して上手く喰いつかせたのかもしれませんがね、WotCは。

  個人的にはLifegain(SoulSisters)に関して使えそうで使えないパーツが多い事多い事。この寸止め感が辛い。特に黒のライフを得るたびに~系ですね。


 かなり上下幅が小さく小粒ばかりなので、デッキの主役になれそうなカードが少なく、基本的にはKTK・オリジンを中心にStdは回りそうですね。
デザイン上、旧Zenブロックを踏襲しつつ違いを見せる事を意識した(速度・上陸や結集の重さetc)ら、KPまで逆方向に行ってしまった印象

 と言うかその手の意図は判るのですが、土地を伸ばすヘビースペルに環境を移行したいにも拘らず、新デュアルランドを出したにもかかわらず、土地を伸ばすという行為自体がフェッチランドと相反するというのはどうなのでしょうね?


 しかし、酷いのは誤植。
嘗ては同一ブロック内にある同じ名前のカードを刷るという所業を起こし(その上解説本の訂正まで間違っていたという軌跡)多くの日本のプレイヤーにあきれさせたものですが、今回は何と同一セットに同じ名前のカードが出てきました。誤植なのか誤訳なのかは知りませんが酷過ぎる・・・。


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