新カード)BFZ雑感11 ZENとは違うBFZの上陸
2015年9月17日 新カード紹介 コメント (2)
皆さん、こんばんは。しもべです。
Zen期と異なり、上陸や同盟者は明らかにデザイン上重いカードになっています。同じ能力でも使い方が異なるようにしているという事でしょうね。
問題は元が重い癖に対して強くもない能力が大半な事ですが・・・。
その中でも数少ない光明が「上陸」時に誘発する効果が2種類あるEncサイクル。行動に幅を出す事でずっと運用上の応用性も高くなりますね。
特に単に「土地を置く」と言う行為が何らかの「挙動」を担う事が出来るのが実に素晴らしい。またBigmanaの様に土地を伸ばしていく行為その物もまた「挙動」へと昇華できますね。「覚醒」をはじめ強力な大型スペルが多い環境ですのでその隙を埋めるカードとして巧く利用したいですね。
・《カザンドゥへの撤退》
:BFZのGの上陸。
+1/+1カウンターですし《毅然さの化身》や《搭載歩行機械》を併用するのもアリですね。まぁBeatdownにはならないでしょうが。
ライフゲインも出来るので殴り合いにも強く中々に便利。何よりフェッチランドで3点ゲインですからね。
土地を伸ばしていくBigmanaならば序盤に出したこれでライフゲインで時間を稼げます。戦略上の土地ブーストにボーナスが付く事になりますね。
また《搭載歩行機械》も同じように序盤の時間稼ぎに使える訳ですが、ブーストの際に生き残っていればカウンターを強化できます。最終的にマナが伸びればそこから大量のカウンターを捻出できますね。
《突然の再利用》は序盤の歩行機械を回収できるCre/Land調達スペルである為、上手く合わさるかもしれません。最終的に大型生物の調達にもなるので無駄が無い。
マナを伸ばす行為を積極的に行っていきたいので《爆発的植生》や《ニッサの復興》で大きなボーナスを狙いたいですね。
また複数の効果を持つこと自体が強みなので《ニクスの星原》で釣る対象としても面白いかもしれませんね。その場合は《放牧の林鹿》の強化版の様にも振舞えます。
土地を伸ばす事や簡単に恒久強化が出来る点を考えれば《始まりの木の管理人》はなかなかいい相手かもしれません。もともと絆魂・トランプルは優秀で後はどうやってサイズを伸ばすかだけでしたからね。
上陸での強化なので喩え除去されてもそれほど大きな損失も無く、他の生物をまた強化しに行けます。
・《エメリアへの撤退》
:上陸のW。
効果は「1/1同盟者Token」/《栄光の突撃》
単体で安定した効果なのが売り。
Tokensは攻防に役立つだけでなく、同盟者の誘発条件を満たす事が出来る為同盟者デッキの枠に入れる事も可能。また、そうやって広げた戦線を全体強化でサイズを上げる事が出来るため瞬間的な打点を上げる事が出来ます。
問題は同マナ域の《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》。そちらは毎ターン確実に[0]でTokenを増やせますからね。他の能力も有る。
しかしW撤退は妨害を受けづらく、フェッチを使えば瞬間的な拡張も可能です。特に同盟者の誘発をさせようとする場合に威力を発揮しますね。
やはり《ニクスの星原》との相性が良い。
自分を生物化できれば、全体強化の効率もより上げる事が出来ますからね。《万神殿の伝令》が有れば3t目のキャストも十分可能です。
Tokensを広げる事が出来るので《衝撃的な震え》とも相性が良いですね。生物の提供が安定的に出来る点で《前哨地の包囲》もアリです。ドローの方でも土地の引き込みが出来ますしね。
Nayaカラーに出来れば《アタルカの命令》も有りますね。
・《ハグラへの撤退》
:上陸のB。
効果は生物に「+1/+0+接死付与」/「1点ドレイン」
Control向けの能力。
ブロッカーにフェッチから接死を付ける戦法と、土地展開からドレインをしていく展開の2つがあります。特に重要なのが後者のドレインで、Controlが適当に張っているだけでも5~6点以上は平気で吸い込みます。戦闘を挟まずにクロックにも成れます。
見た目以上に威力のある置き物だと思います。
しかしそれが出来るのもしっかりと盤面をコントロール出来たら、の話ですが。
特に黒はドローでも十分秀でた色ですが、その中から土地を引き込んでしまった時の残念感はあるので、それも全て有効牌に換える事が出来るのは決して小さくはないメリットです。黒のドロースペルはライフロスも当たり前なのでそれを補う事も出来ますしね。
《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》や《苦い真理》がずっと使いやすくなります。《衰退》や《命運の核心》の様なヘビーコントロールだといぶし銀の働きをしそうです。まぁ《過去の過ち》の方が使いやすいかも知れませんが。
ブロッカーに接死も重要なので、《搭載歩行機械》でTokensをばら撒く時に相手のアタッカーをかなり減衰させる事が出来るはず。
とはいえやはり単体でのKPは不足していますが。
・《ヴァラクートへの撤退》
:上陸のR。
効果は《ぐらつく峰》/《くすぶる尖塔》。
他と異なり明確に攻撃的な能力になっています。特にフェッチから入ればパワーを強化した上でブロック制限できるので割と打撃力が高めです。
しかし、RのSligh系はこんな物よりももっとシンプルに火力と生物をつぎ込む形の方が望ましい事が多いため、これだけではお話にならない。
何かいい相性のカードが有ると良いのですが。
一応《ゴブリンの栄光追い》とは悪くないですね。
アンブロッカブルで「高名」を満たしやすいし、「威迫」で対処できない場合の援護が出来ます。《稲妻の狂戦士》も良いですね。アンブロッカブルにしてブレスで打撃力を発揮できる。土地を伸ばせればその分ブレスの活用も出来ますね。
他にも《アクロスの英雄、キテオン》を変身させるのをサポートしたり。
ただまあ、単体で役に立つ《ゴブリンの踵裂き》の「疾駆」で良いよね?と言うね・・・。因みに中盤以降の土地の利用法と言う点では《溶鉄の渦》も有ります。ブロッカーを退かす必要性で判れますね。
Midrange向きである事を考えれば《秘宝の探求者》も悪くはないですね。サーチ先は《精霊信者の剣》で決まりでしょう。
《アラシンの先頭に立つ者》や《沈黙の大嵐、シュー・ユン》の様な「二段攻撃」持ちにとってもパワー補助/ブロッカー排除は有難いですね。
・《珊瑚兜への撤退》
:上陸のU。
効果は《ぐるぐる》/「占術1」。
極めて小さくコンパクトながら非常に使いやすい。
そしていつも通り《グルグル》系統はシナジーの塊です。
《ヴリンの神童、ジェイス》にフェッチを併せるだけで3ルーターで土地分も合わせて一気に4枚墓地を肥やせます。フェッチを使うと途中から土地が伸び辛くなるのですが、ジェイスの場合は後ろ変身後はスペルを引ける方が有難いのでそれで問題も無いでしょう。
《カラデシュの火、チャンドラ》も3回起動できるので楽々変身できます。同じように起動能力系と相性の良い《深海の主、キオーラ》よりも遥かに扱いやすく爆発力が有りますね。
単純に生物を警戒にするのも良いし、相手のアタッカーをタップして時間を稼ぐ事が出来ます。
《龍王オジュタイ》もこれで安心。
強制的にタップ状態に出来るので《潮流の先駆け》や《真っ逆さま》と併せる事も出来ます。特に後者はヘビーコントロールなら除去兼アタッカーにもなる可能性がある為にかなり威力を発揮できます。《次元の激高》と併せてアタッカーランドを増産できますね。
ジェイスで墓地を高速で貯める事が出来るのなら当然探査に繋がるわけで、《宝船の巡航》からまた土地を引き増して~と動けます。土地を伸ばした先にある《Blighted Cataract》でまたドローをして土地を引き込んで~と動けるのも追い風。
当たり前ですが、マナ生物と合せてもいい。
フェッチをはさめば実質3回起動できる事になるので。Atf限定ですが《名高い武器職人》など複数マナを用意できる生物だとより凄い働きをしますね。
限定戦でも狙える、構築級では《天空の滝》とのかけ合わせが有りますね。これで相手の生物をタップすればそのまま1ターン停止させる事が出来ます。
《タジームの守護者》も併せて徹底的にテンポを採っていく事も出来ますね。
フィニッシャー候補の《真珠湖の古きもの》の存在も大きい。
自身のバウンスで繰り返し能力を利用する事が出来ます。《タジームの守護者》や《天空の滝》で延々と相手を拘束できます。
フェッチを使えば1枚で2回占術1を使う事も出来る為Control対決にも無駄にならない。必要に応じてタップと占術を使い分ける事が出来るのが実に素晴らしい。
ただ普通の土地でも最低占術ランドに出来ます。フェッチを使うと総枚数で土地が伸び辛くなるので、Controlにとっては悩ましいですね。ヘビースペルや覚醒を使う事を想定すると益々使いづらい。
構築の余地が在るとも言えますが。
Stdでさえシナジー性に溢れるカードが多くMidrange/Controlではかなりうまく使えそうです。
下ではもっと多く色々と考えられていますね。
散々話題になっていまる《聖遺の騎士/KotR》との掛け合わせ。
「《輪作》能力で土地を持ってきてKotRをアンタップして、持ってきた土地をマナを出しつつまた《輪作》で食べて~」
でデッキ内から土地が尽きるまでループです。挙動回数分マナを稼げますので適当に後は何か使うだけ。
墓地にすべての土地がある状況なら《セジーリのステップ》から巨体のKotRの突撃、《ケッシグの狼の地》に注込んで突撃 etc
もちろん他に上陸持ちがいればより凄くなりますね。
他にフェッチランドを用意して行けばスタックの隙も減らせますね。
《太陽と月の輪》が有ればそれこそ無限ループです。まぁKotRのサイズは小さいままですが。《緑の太陽の頂点/GSZ》が在る環境なら、GSZからなら《土覆いのシャーマン》で良い気もしますがね。KotRも調達できますし。
ただ両方のパーツが3マナと重めな上に《突然の衰微》に引っ掛かる。その上KotRは生物。割に簡単に組めるのですが、特別爆発的な強みがあるという訳でも無いと思います。
Comboパーツとしては《珊瑚兜への撤退》が占術でドローサポートになる点は数少ない強みですがね・・・。
これを狙う価値があるのかどうか??
KotRが単体でも強力な事は強みですが。
他には《ゴブリンの溶接工》→墓地/場の《大焼炉》等Atf土地を永続的にグルグルを考えている方もいました。
《桜族の斥候》《武道家の庭師》の名前も挙がっていますね。
手札の土地全てを展開できるので、デメリットの無い《マナ結合》の様な物ですね。1t目に展開できる斥候は2t目に3マナを用意できるので撤退に繋げる事も出来ます。
後者は土地を並べやすいので変身しやすく《生命の織り手、土塊》で起動能力からTokenを展開していく事が出来ますね。
特にこれらはフェッチランドから《壌土からの生命》にすると土地も圧倒的に伸ばしやすい。
しかしそれだけではどうにも弱い。
もっと他の手段が欲しい所。
もっとシンプルに《死儀礼のシャーマン/DrS》が居れば、フェッチを使えば1ターンに6点火力も可能です。《クウィリーオン・レインジャー》で土地を戻せれば毎ターン上陸して、アンタップ回数増やして~。
GSZのある環境なら《ドライアドの東屋》が上陸誘発にも起こす対象にもなり、2t目に3マナをそろえる事が出来るので便利。
と圧倒的なシナジー性に溢れている能力。《精神力》以来のグルグル置き物となれるか?
これは私の灰色の脳細胞(笑)が刺激されますぜ!!!!!
因みにどれも同じですが、Ins速度で土地を置けることで相手の虚を突く事が出来ます。故に《アタルカの命令》の土地モードに新しい可能性が生まれていますね。
と言う事で《砕土》はまだですかねぇ???
・《天空の滝》
:BFZのコモンタップインランドサイクルのU。
生物のアンタップ制限をする効果。
相手をタップする能力が無いとはいえ、Weenie等の積極的に攻撃をしてくるデッキの手を緩める事が出来るというのは非常に大きいです。色マナも出る事ですしControlなら序盤のタップインも苦にならない。4枚積んでも問題ないレベルで強力な土地です。
上の通り《珊瑚兜への撤退》と絡めれば明確な妨害装置となりますね。
・《亡骸のぬかるみ》
:BFZのコモンタップインランドサイクルのB。
墓地の生物をTopに戻す効果。
序盤に落ちてしまった生物の回収が出来ます。特に《搭載歩行機械》《棲み家の防御者》《巨森の予見者、ニッサ》等優秀な生物は多いため回収のし甲斐も有ります。「昇華者」の条件を満たせるのなら《不毛の地の絞殺者》と言うカードも有りますね。
《ハグラへの撤退》でフェッチを経由すれば「接死」ブロッカーを用意できる事になるのでそれらを回収する手段としても悪くないですね。
実はLegacyでも無くはないというのが個人的な感想。
元ネタの《ヴォルラスの要塞》の方が繰り返し使える事で圧倒的にKPが高いのは事実。ですが、計3マナ掛る点を考えると上手く扱うのも難しく、何より《不毛の大地》と言う天敵がいます。これが欲しくなる様なフェアデッキではまずこれで破壊されてしまうので「繰り返し」の部分は生きづらいですし、Tempoデッキ相手に3マナの経費が重い。低速デッキ相手にはそもそも真面に機能しない、意味が無い事が殆ど。
そして無色しか出ない。
等々を考えると要塞自体がそれほど価値が無いわけです。
対してこちらは場に出すだけで機能するのでマナが掛る事も無くテンポロス無しに機能します。そして色マナが出る事で最低限の働きも出来ます。
それほど悪くない要素が並んでいるわけです。
・《肥沃な茂み》
:BFZのコモンタップインランドサイクルのG。
Top5枚から土地を残し残りをそこに、その土地をトップに置く効果。もし不要ならすべてそこに送る事も出来ますし、そもそもこれをセットしなければいいわけで、中々に優秀な土地です。
単純にハンドにスペルばかりで土地が欲しい場面で2ターン連続で土地を伸ばす事が出来る可能性があるのなら十分有効な効果。また上陸を2ターン連続で起こせるという事でもあります。
他にも、簡易ながら選択的ドロー操作でもあるわけで、特殊地形が多い環境なら上手くそれを引き出せるわけです。
土地を伸ばしやすいことそのものがBigmana系と相性が良いわけですが、《巨森の予見者、ニッサ》を変身させやすくなるだけでなく、《精霊信者の賢人、ニッサ》後に《肥沃な茂み》→[+1]と繋げる事で2枚土地を伸ばす事も出来ますね。
↓環境なら《ムル・ダヤの巫女》が居ればそのままセットした土地をプレイする事も出来ますね。再録はまだか?
本体も重めで、生物ですし、割とアリな気もしますが。
こんなところで。
Zen期と異なり、上陸や同盟者は明らかにデザイン上重いカードになっています。同じ能力でも使い方が異なるようにしているという事でしょうね。
問題は元が重い癖に対して強くもない能力が大半な事ですが・・・。
その中でも数少ない光明が「上陸」時に誘発する効果が2種類あるEncサイクル。行動に幅を出す事でずっと運用上の応用性も高くなりますね。
特に単に「土地を置く」と言う行為が何らかの「挙動」を担う事が出来るのが実に素晴らしい。またBigmanaの様に土地を伸ばしていく行為その物もまた「挙動」へと昇華できますね。「覚醒」をはじめ強力な大型スペルが多い環境ですのでその隙を埋めるカードとして巧く利用したいですね。
・《カザンドゥへの撤退》
:BFZのGの上陸。
+1/+1カウンターですし《毅然さの化身》や《搭載歩行機械》を併用するのもアリですね。まぁBeatdownにはならないでしょうが。
ライフゲインも出来るので殴り合いにも強く中々に便利。何よりフェッチランドで3点ゲインですからね。
土地を伸ばしていくBigmanaならば序盤に出したこれでライフゲインで時間を稼げます。戦略上の土地ブーストにボーナスが付く事になりますね。
また《搭載歩行機械》も同じように序盤の時間稼ぎに使える訳ですが、ブーストの際に生き残っていればカウンターを強化できます。最終的にマナが伸びればそこから大量のカウンターを捻出できますね。
《突然の再利用》は序盤の歩行機械を回収できるCre/Land調達スペルである為、上手く合わさるかもしれません。最終的に大型生物の調達にもなるので無駄が無い。
マナを伸ばす行為を積極的に行っていきたいので《爆発的植生》や《ニッサの復興》で大きなボーナスを狙いたいですね。
また複数の効果を持つこと自体が強みなので《ニクスの星原》で釣る対象としても面白いかもしれませんね。その場合は《放牧の林鹿》の強化版の様にも振舞えます。
土地を伸ばす事や簡単に恒久強化が出来る点を考えれば《始まりの木の管理人》はなかなかいい相手かもしれません。もともと絆魂・トランプルは優秀で後はどうやってサイズを伸ばすかだけでしたからね。
上陸での強化なので喩え除去されてもそれほど大きな損失も無く、他の生物をまた強化しに行けます。
・《エメリアへの撤退》
:上陸のW。
効果は「1/1同盟者Token」/《栄光の突撃》
単体で安定した効果なのが売り。
Tokensは攻防に役立つだけでなく、同盟者の誘発条件を満たす事が出来る為同盟者デッキの枠に入れる事も可能。また、そうやって広げた戦線を全体強化でサイズを上げる事が出来るため瞬間的な打点を上げる事が出来ます。
問題は同マナ域の《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》。そちらは毎ターン確実に[0]でTokenを増やせますからね。他の能力も有る。
しかしW撤退は妨害を受けづらく、フェッチを使えば瞬間的な拡張も可能です。特に同盟者の誘発をさせようとする場合に威力を発揮しますね。
やはり《ニクスの星原》との相性が良い。
自分を生物化できれば、全体強化の効率もより上げる事が出来ますからね。《万神殿の伝令》が有れば3t目のキャストも十分可能です。
Tokensを広げる事が出来るので《衝撃的な震え》とも相性が良いですね。生物の提供が安定的に出来る点で《前哨地の包囲》もアリです。ドローの方でも土地の引き込みが出来ますしね。
Nayaカラーに出来れば《アタルカの命令》も有りますね。
・《ハグラへの撤退》
:上陸のB。
効果は生物に「+1/+0+接死付与」/「1点ドレイン」
Control向けの能力。
ブロッカーにフェッチから接死を付ける戦法と、土地展開からドレインをしていく展開の2つがあります。特に重要なのが後者のドレインで、Controlが適当に張っているだけでも5~6点以上は平気で吸い込みます。戦闘を挟まずにクロックにも成れます。
見た目以上に威力のある置き物だと思います。
しかしそれが出来るのもしっかりと盤面をコントロール出来たら、の話ですが。
特に黒はドローでも十分秀でた色ですが、その中から土地を引き込んでしまった時の残念感はあるので、それも全て有効牌に換える事が出来るのは決して小さくはないメリットです。黒のドロースペルはライフロスも当たり前なのでそれを補う事も出来ますしね。
《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》や《苦い真理》がずっと使いやすくなります。《衰退》や《命運の核心》の様なヘビーコントロールだといぶし銀の働きをしそうです。まぁ《過去の過ち》の方が使いやすいかも知れませんが。
ブロッカーに接死も重要なので、《搭載歩行機械》でTokensをばら撒く時に相手のアタッカーをかなり減衰させる事が出来るはず。
とはいえやはり単体でのKPは不足していますが。
・《ヴァラクートへの撤退》
:上陸のR。
効果は《ぐらつく峰》/《くすぶる尖塔》。
他と異なり明確に攻撃的な能力になっています。特にフェッチから入ればパワーを強化した上でブロック制限できるので割と打撃力が高めです。
しかし、RのSligh系はこんな物よりももっとシンプルに火力と生物をつぎ込む形の方が望ましい事が多いため、これだけではお話にならない。
何かいい相性のカードが有ると良いのですが。
一応《ゴブリンの栄光追い》とは悪くないですね。
アンブロッカブルで「高名」を満たしやすいし、「威迫」で対処できない場合の援護が出来ます。《稲妻の狂戦士》も良いですね。アンブロッカブルにしてブレスで打撃力を発揮できる。土地を伸ばせればその分ブレスの活用も出来ますね。
他にも《アクロスの英雄、キテオン》を変身させるのをサポートしたり。
ただまあ、単体で役に立つ《ゴブリンの踵裂き》の「疾駆」で良いよね?と言うね・・・。因みに中盤以降の土地の利用法と言う点では《溶鉄の渦》も有ります。ブロッカーを退かす必要性で判れますね。
Midrange向きである事を考えれば《秘宝の探求者》も悪くはないですね。サーチ先は《精霊信者の剣》で決まりでしょう。
《アラシンの先頭に立つ者》や《沈黙の大嵐、シュー・ユン》の様な「二段攻撃」持ちにとってもパワー補助/ブロッカー排除は有難いですね。
・《珊瑚兜への撤退》
:上陸のU。
効果は《ぐるぐる》/「占術1」。
極めて小さくコンパクトながら非常に使いやすい。
そしていつも通り《グルグル》系統はシナジーの塊です。
《ヴリンの神童、ジェイス》にフェッチを併せるだけで3ルーターで土地分も合わせて一気に4枚墓地を肥やせます。フェッチを使うと途中から土地が伸び辛くなるのですが、ジェイスの場合は後ろ変身後はスペルを引ける方が有難いのでそれで問題も無いでしょう。
《カラデシュの火、チャンドラ》も3回起動できるので楽々変身できます。同じように起動能力系と相性の良い《深海の主、キオーラ》よりも遥かに扱いやすく爆発力が有りますね。
単純に生物を警戒にするのも良いし、相手のアタッカーをタップして時間を稼ぐ事が出来ます。
《龍王オジュタイ》もこれで安心。
強制的にタップ状態に出来るので《潮流の先駆け》や《真っ逆さま》と併せる事も出来ます。特に後者はヘビーコントロールなら除去兼アタッカーにもなる可能性がある為にかなり威力を発揮できます。《次元の激高》と併せてアタッカーランドを増産できますね。
ジェイスで墓地を高速で貯める事が出来るのなら当然探査に繋がるわけで、《宝船の巡航》からまた土地を引き増して~と動けます。土地を伸ばした先にある《Blighted Cataract》でまたドローをして土地を引き込んで~と動けるのも追い風。
当たり前ですが、マナ生物と合せてもいい。
フェッチをはさめば実質3回起動できる事になるので。Atf限定ですが《名高い武器職人》など複数マナを用意できる生物だとより凄い働きをしますね。
限定戦でも狙える、構築級では《天空の滝》とのかけ合わせが有りますね。これで相手の生物をタップすればそのまま1ターン停止させる事が出来ます。
《タジームの守護者》も併せて徹底的にテンポを採っていく事も出来ますね。
フィニッシャー候補の《真珠湖の古きもの》の存在も大きい。
自身のバウンスで繰り返し能力を利用する事が出来ます。《タジームの守護者》や《天空の滝》で延々と相手を拘束できます。
フェッチを使えば1枚で2回占術1を使う事も出来る為Control対決にも無駄にならない。必要に応じてタップと占術を使い分ける事が出来るのが実に素晴らしい。
ただ普通の土地でも最低占術ランドに出来ます。フェッチを使うと総枚数で土地が伸び辛くなるので、Controlにとっては悩ましいですね。ヘビースペルや覚醒を使う事を想定すると益々使いづらい。
構築の余地が在るとも言えますが。
Stdでさえシナジー性に溢れるカードが多くMidrange/Controlではかなりうまく使えそうです。
下ではもっと多く色々と考えられていますね。
散々話題になっていまる《聖遺の騎士/KotR》との掛け合わせ。
「《輪作》能力で土地を持ってきてKotRをアンタップして、持ってきた土地をマナを出しつつまた《輪作》で食べて~」
でデッキ内から土地が尽きるまでループです。挙動回数分マナを稼げますので適当に後は何か使うだけ。
墓地にすべての土地がある状況なら《セジーリのステップ》から巨体のKotRの突撃、《ケッシグの狼の地》に注込んで突撃 etc
もちろん他に上陸持ちがいればより凄くなりますね。
他にフェッチランドを用意して行けばスタックの隙も減らせますね。
《太陽と月の輪》が有ればそれこそ無限ループです。まぁKotRのサイズは小さいままですが。《緑の太陽の頂点/GSZ》が在る環境なら、GSZからなら《土覆いのシャーマン》で良い気もしますがね。KotRも調達できますし。
ただ両方のパーツが3マナと重めな上に《突然の衰微》に引っ掛かる。その上KotRは生物。割に簡単に組めるのですが、特別爆発的な強みがあるという訳でも無いと思います。
Comboパーツとしては《珊瑚兜への撤退》が占術でドローサポートになる点は数少ない強みですがね・・・。
これを狙う価値があるのかどうか??
KotRが単体でも強力な事は強みですが。
他には《ゴブリンの溶接工》→墓地/場の《大焼炉》等Atf土地を永続的にグルグルを考えている方もいました。
《桜族の斥候》《武道家の庭師》の名前も挙がっていますね。
手札の土地全てを展開できるので、デメリットの無い《マナ結合》の様な物ですね。1t目に展開できる斥候は2t目に3マナを用意できるので撤退に繋げる事も出来ます。
後者は土地を並べやすいので変身しやすく《生命の織り手、土塊》で起動能力からTokenを展開していく事が出来ますね。
特にこれらはフェッチランドから《壌土からの生命》にすると土地も圧倒的に伸ばしやすい。
しかしそれだけではどうにも弱い。
もっと他の手段が欲しい所。
もっとシンプルに《死儀礼のシャーマン/DrS》が居れば、フェッチを使えば1ターンに6点火力も可能です。《クウィリーオン・レインジャー》で土地を戻せれば毎ターン上陸して、アンタップ回数増やして~。
GSZのある環境なら《ドライアドの東屋》が上陸誘発にも起こす対象にもなり、2t目に3マナをそろえる事が出来るので便利。
と圧倒的なシナジー性に溢れている能力。《精神力》以来のグルグル置き物となれるか?
これは私の灰色の脳細胞(笑)が刺激されますぜ!!!!!
因みにどれも同じですが、Ins速度で土地を置けることで相手の虚を突く事が出来ます。故に《アタルカの命令》の土地モードに新しい可能性が生まれていますね。
と言う事で《砕土》はまだですかねぇ???
・《天空の滝》
:BFZのコモンタップインランドサイクルのU。
生物のアンタップ制限をする効果。
相手をタップする能力が無いとはいえ、Weenie等の積極的に攻撃をしてくるデッキの手を緩める事が出来るというのは非常に大きいです。色マナも出る事ですしControlなら序盤のタップインも苦にならない。4枚積んでも問題ないレベルで強力な土地です。
上の通り《珊瑚兜への撤退》と絡めれば明確な妨害装置となりますね。
・《亡骸のぬかるみ》
:BFZのコモンタップインランドサイクルのB。
墓地の生物をTopに戻す効果。
序盤に落ちてしまった生物の回収が出来ます。特に《搭載歩行機械》《棲み家の防御者》《巨森の予見者、ニッサ》等優秀な生物は多いため回収のし甲斐も有ります。「昇華者」の条件を満たせるのなら《不毛の地の絞殺者》と言うカードも有りますね。
《ハグラへの撤退》でフェッチを経由すれば「接死」ブロッカーを用意できる事になるのでそれらを回収する手段としても悪くないですね。
実はLegacyでも無くはないというのが個人的な感想。
元ネタの《ヴォルラスの要塞》の方が繰り返し使える事で圧倒的にKPが高いのは事実。ですが、計3マナ掛る点を考えると上手く扱うのも難しく、何より《不毛の大地》と言う天敵がいます。これが欲しくなる様なフェアデッキではまずこれで破壊されてしまうので「繰り返し」の部分は生きづらいですし、Tempoデッキ相手に3マナの経費が重い。低速デッキ相手にはそもそも真面に機能しない、意味が無い事が殆ど。
そして無色しか出ない。
等々を考えると要塞自体がそれほど価値が無いわけです。
対してこちらは場に出すだけで機能するのでマナが掛る事も無くテンポロス無しに機能します。そして色マナが出る事で最低限の働きも出来ます。
それほど悪くない要素が並んでいるわけです。
・《肥沃な茂み》
:BFZのコモンタップインランドサイクルのG。
Top5枚から土地を残し残りをそこに、その土地をトップに置く効果。もし不要ならすべてそこに送る事も出来ますし、そもそもこれをセットしなければいいわけで、中々に優秀な土地です。
単純にハンドにスペルばかりで土地が欲しい場面で2ターン連続で土地を伸ばす事が出来る可能性があるのなら十分有効な効果。また上陸を2ターン連続で起こせるという事でもあります。
他にも、簡易ながら選択的ドロー操作でもあるわけで、特殊地形が多い環境なら上手くそれを引き出せるわけです。
土地を伸ばしやすいことそのものがBigmana系と相性が良いわけですが、《巨森の予見者、ニッサ》を変身させやすくなるだけでなく、《精霊信者の賢人、ニッサ》後に《肥沃な茂み》→[+1]と繋げる事で2枚土地を伸ばす事も出来ますね。
↓環境なら《ムル・ダヤの巫女》が居ればそのままセットした土地をプレイする事も出来ますね。再録はまだか?
本体も重めで、生物ですし、割とアリな気もしますが。
こんなところで。