空の軌跡SC Evolution体験版配信中ですよ~!!
空の軌跡SC Evolution体験版配信中ですよ~!!
空の軌跡SC Evolution体験版配信中ですよ~!!
皆さん、こんばんは。
しもべです。

 「空の軌跡SC Evolution」の発売日が12月10日に決定しました。
12月は前から判っていたことですが想像以上に早いですね。もっと待つかと思っていました。

 そして今月24日からですが、
タイトル通り、「SC Evo」の体験版が配信中です。
第一章「乙女の決意」までプレイ出来るそうです。と言う事は「アイン!ツヴァイ!!ドラーイ!!!」までですかね?


 現在プレイ中。
Let′s Play!!


1時間やってみた今のところの変更点

・飛行船中で流れるBGMが「風を共に舞う気持ち」なのですが伴奏がハーモニカになっています。
最初は何故ハーモニカ?だったのですが、そういう事か!?
残されたハーモニカなのか!!?

 今回割とBGMに手が入っている気がします。
前回よりも変化が大きめですかね?
「空を見上げて」かな?曲名はよく判らないんですが鈴がいきなり鳴ったのにはビビりましたw
でも別に曲を壊しているわけではありませんからね。

 全体的には雰囲気は守られていますし、それほど問題も無い気もします。
ただ変化が大きいほど忌避感を伴う方もいるので今回も原曲DLCが欲しいですね。



・ケビン登場
キャラデザは当然リメイクされていますが、碧の頃の様に元に比べふっくらしています。
ついでにネギ成分も減っています。
まぁそれは置いておいて・・・。

 まだ不良神父をやっている頃なので口調も極めて胡散臭いのですw
数少ない関西弁の人物なのですが、それにキャラボイスが付くと一層際立ちますね異色さがww


・エステル
やはりエステルの顔グラの赤らみが気になりますね・・・。
ただ照れてるシーンなのですが、恋愛描写と全く一緒と言うのはなぁ・・・。

 因みに見た目も慣れ親しんだ服に変更されますね。
まぁ元々プチキャラですから肩当と色が変わるぐらいの小さな差ですが。

 クラフトの性能に変化は無し。
これからいかに強化されるかが重要ですね。


・アネラス
:相変わらずゆるふわ系。
もう熱血系は帰ってこないのか。
しかし「女の子」である事を意識しているキャラクターですからまぁこれでも悪いわけではないですかね?





皆さん、こんばんは。しもべです。


 結局プレリに突入してしまった。
もう少し更新速度を上げたいといつも思います。
とりあえず今日で最後。

【N】
・《果てしなきもの》
:(X)マナ生物。
過去の代名詞たるハイドラなどを考えてみると種マナが必要無い点でこれもご多分に漏れずKPが上がっていると言えますね。
とは言え、現状のマナレシオを考えると圧倒的に不足感が在りますが・・・・。
と言う事で普通に使うのは在り得ないですね。
使うならシナジーやコンボ性が大前提です。

 Stdでははっきり言って余り相性の良い物が無いですね。
流石にリリアナの変身用は無駄が多すぎるので。カウンターを考えると《硬化した鱗》を思い浮かべますが、サイズが一つ上がる程度では微妙です・・・。

 メダリオンが有れば効率よく強化していけますね。
《コジレックの伝令》や《心なき召喚》等ですね。特にコンボ性の高い後者は(2)マナも減らせるので他のカードへの恩恵が高いのですが、これでも1つサイズを上げる事が出来ますね。

 後は0マナでキャストできる事の意味がある点が良いですね。
特に何らかの手段でループできると明確なコンボ性になってきます。《永劫の輪廻》とかですかね。
とは言え別に(X)マナの生物なんて過去にもいるので別にこれに頼る必要が無いんですよね。そもそも同環境にすら《搭載歩行機械》もいますし、水増し要因ぐらいですかね?


 取り敢えず色々と妄想が出来そうな存在なので、世の方々の興味を引くカードですね。名前も丁度良さそうですし、まぁカードプールが広がるほどに強くなっていくタイプですね。 



・《タイタンの存在》
:貴重な無色の除去スペル。
3マナ掛るとはいえ追放が可能と中々の性能。
大型が溢れる低速環境ならば速度で言っても十分に間に合うでしょう。
問題は追加条件を満たせるかどうか。
デッキ内に生物を多数揃えなくてはいけない構築からの下準備が非常に大変。余りに大型ばかりではそもそも展開が出来ないのですから。かといって必要な生物数が少なくても機能しないという難しいカードです。
正直、これのためにそこまでする必要が有るのか些か疑問です。
最低でもドローやサーチが必要ですね。


 Legacyでも同じような疑問を持っているために正直あまり期待はしていないのですが、打って変わって評価している方も一定数いるようですね。
聞くところによると「MUD」が考えられているそうです。
確かにMUDでなら3マナの重さもほぼ緩和できます。また無色の除去と言うだけでなく《虚空の杯》や《三なる宝球》のデメリットを受けない点も有難い。そもそも除去と言う性質は薄いデッキで且つInsですので非常に希少性が高いでしょう。
 しかし矢張り追加コストがネック。
確かにMUDは相応に生物を入れますし、更にサイズも大きい物が大半です。が、精々大型生物は8枚程度。中型まで含めても10枚強です。それをドローサポートも山札操作も無く(ついでにデッキ圧縮も無い)、常に目的の時に生物と揃えて引くというのはかなり難しい様な気もしますが・・・。
 更に悪いのは自分で使う《磁石のゴーレム》で更に重くなるところ。
こいつはハンドに残しておいても良いサイズなのですが、ハンドに寝かせておく生物ではそもそもありませんしね。そうすると相方の生物はさらに減る・・・。
そしてまず枠が余り多くあるデッキでもないので、どこにそれを確保するのかも難しくなっています。

 環境的にも《タルモゴイフ》や探査生物には効き目は有りますが、そいつらはサイズも大きいため除去も一苦労。Delverデッキは《若き紅蓮術士》のお陰で単体除去の効果が薄く、望ましいのは全体除去な気もします。部族も同じく。D&Tには《ルーンの母》と《ちらつき鬼火》《スレイベンの守護者、サリア》を躱していかなければいけない苦労があり、やはり単体除去数枚では力不足にも思えます。
ファッティComboはそもそも数が少ない上に除去しづらい。誰を対象に使うのだろうか?と言うのが個人的な感想。
それでもまぁ、デッキにこれまでなかった選択肢なので其の事自体に価値も有りますね。

 追い風はやはりエルドラージ系が出てきている事。
特に《絶え間ない飢餓、ウラモグ》の様な他のパーツの代わりに成れそうなカードを使いデッキ内の生物比率を上げて行ければ使いやすくはなるはず。

 ModernのTronでは生物数は少ないですが《古きものの活性》が有ればドローサポとしても十分なので上手く構築できるかもしれません。ただ生物は精々5枚以上程度なので合わせて引くのも幾らサポートが有っても一苦労。こちらも専用に合わせた構築が無いとまず無理でしょう。色は有る為小型除去は可能ですが、それでもサイズに関係が無いのも価値がありますね。





・《荒廃を招くもの》
:「昇華者」と言う新しい部族を備えており、またTokenも「落とし子」から「末裔」へと変化しています。過去とは異なる新しいエルドラージである事が判りますね。
特に大きいのが0/1→1/1になったTokensの変化で明確な戦力になります。

 「相手から取り除いたカード2枚を墓地に戻す」という面倒な作業がある為、どんなデッキでも使える訳でもありません。が、流石に5マナ4/5+1/1×3を引き連れてくる(実質5マナ7/8)事のは強力です。
これだけの明確なアドバンテージであれば、本体が死んでも十分に強力ですね。
 まぁ、Stdではあまりカードを取り除く有効牌が有りませんが・・・。
流石に「嚥下」に頼る気になりませんし。それが満たせるかどうかに懸かってくるはずなのでここは何とかしたいところ。
《棲み家の防御者》や《コラガンの命令》の事を考えると下手な事は出来ないので尚更、自由度の高い追放手段が欲しいところ。
《完全無視》は中々いい補強。
追放手段にもなりますし、盤面の生物も減らせますしね。同じ様に《精神背信》も悪くない。


 5マナから3体のエルドラージTokensを展開できるため8マナには到達できます。故に《精霊龍、ウギン》に届きますね。それでなくともウギンの[-X]で一方的に流したりも出来るため尚相性が良いですね。同じようなマナ加速としては《忘却蒔き》よりも明確なアドとマナ加速が出来るこちらの方が強力ですね。

 エルドラージTokensを墓地に落しやすい事を想定すれば《前哨地の包囲》はアリですね。「龍」でダメージを飛ばせる。もちろん普通に「カン」でアドを採ってもいい。

 単純にクルセイド系を展開できても十分強力ですし何とか、リムーブ系を用意したいところですね。クルセイドと言うと《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》とかですね。
全体強化や土地加速の《アタルカの命令》も良いですね。《塵への崩壊》で妨害しつつ自分は加速と言う考えが成り立つカードですね。

 ただやはり「昇華者」の部分がStdではネック。
同じ様に5マナでアドと言うと《風番いのロック》の「強襲」の方が遥かに条件達成は楽ですしね。生物は2体ながら其々が3/4飛行であるため戦力は安定していますし。
流石にこれに比べると辛いですね。


 リムーブ系が遥かに多いプールがある為Legacyの方が扱いやすい。
5マナの重さは有りますが、そこさえ何とか出来れば、自分で《死儀礼のシャーマン/DrS》が使えますからね。好きなだけ追放できる上に、適当なカードを戻せばまたDrSで追放できますからね。ゲインしたりルーズさせたり、とDrSがフル稼働です。《剣を鍬に》も扱えるため尚更扱いやすい。マナカーブ的に追放枚数の多い《撲滅》や《塵への崩壊》も悪くない。特に《撲滅》は盤面を退かすだけでなく追放枚数の確保も出来るので、DrSとの相性も抜群です。
相手がDrS・ScMや探査等で勝手に追放してもくれる増すし。

 《忘却蒔き》宜しく《悪夢の織り手、アショク》との併用も出来ますね。マナ加速を放棄すればブロッカーを多数用意出来ますしね。


 取り敢えず追放状況を満たせれば強力な事は決定的なので、それをどうにかしたいカードですね。



・《巡礼者の目》
:WWKからの再録ですが、まぁ環境にも合っています。
高速環境から低速環境になるので使う間も有るでしょう。単純にブロッカーにもなります。

 基本的に3マナで土地を持ってくる生物というと《巨森の予見者、ニッサ》が在りますからGでは他を選択する理由は有りませんね。
 ただし、無色ながら実質多色である「欠色」や「収斂」の事を思えば《他勢》効果はかなり重要になるはず。単純にG以外にも土地を伸ばしたいデッキはあるはずなのでその意味でも価値が高い筈。
 因みにAtfのフライヤーと言う事で《幽霊火の刃》との相性は良好。「欠色」BeatやAtfBeatdownを組む際に利用性が高いですね。《搭載歩行機械》も有りますし、《飛行機械の諜報網》も良いですね。前者はフライヤーを多数確保できますし、土地を伸ばせる為に(X)(X)のコストにとっても有難い。4マナ揃えば最低でもX=2です。後者も確実つ4マナに到達できる上に、サボタージュ用のアタッカーに出来ます。アップキープでの誘発も任せる事が出来ます。



・《破滅の伝導者》
:Cipで7マナ以上の無色の生物をTopにサーチ出来るエルドラージ。
疑似アドバンテージを採る事が出来る上に、本体も5/5と中々のサイズです。そして生物専用のマナサポート付。
本体で纏っている生物ですね。

 基本的にフィニッシャーに繋ぐためのリリーフ投手のような役割ですが、厄介なのは本体にも戦闘力が揃っているという事。
これを無視するかフィニッシャーを無視するかの2択を迫る事が出来る訳ですね。まぁこれを除去出来ればキャストが出来なくなる可能性があるような生物である場合は確実にこちらを狙ってくるでしょうが。
これが生き残っていれば8~9マナの生物を使う事になるのでしょうが、除去される事を見越して土地を置けばすぐにキャスト出来る7マナの生物を持ってくる事も出来ます。逆に何らかのマナソースがある場合は、8マナ以上の大型をサーチする事で敢えて相手に除去をさせる誘導行為も出来ます。

 何にせよサーチに5/5が付いてくる事が実に素晴らしいわけですね。同じようなマナサポートに《忘却蒔き》が在りますが、高確率でランドブーストが出来る《忘却蒔き》とフィニッシャーの供給が出来る《破滅を導くもの》のどちらが良いかは一長一短。

 無色である事を考えるのなら《面晶体の記録庫》も有りますが、生物特化にするのなら《失われた業の巫師》や《爪鳴らしの神秘家》も有りますね。
悩ましいですね。
 ただ今の所、調達したい生物が余りないのが辛い所ですね・・・。まぁ《絶え間ない飢餓、ウラモグ》で十分ではありますが。
他にも《彼方より》と同じ様に《タイタンの存在》の利用にも役立てる事が出来ますね。そもそもコイツ自身が5/5なので相性が良い。無色デッキを作る際の一つの指針になるかもしれません。
《コジレックの伝令》も合わせればより大型生物を使いやすくも成りますね。
合わせて3マナを減らせるのでかなりの軽減量ですし、そもそも《破滅の伝導者》自体を軽減して出す事も出来るので色が合うのなら是非使いたいですね。2/4とブロッカーとしてもそこそこなので、マッチするはず。

 無色生物は間違いなく次のエキスパンションも出るので、より使いやすくなる可能性が高い。
中々に良質なカードですね。


 下の環境ではどうでしょうね。
MUDでは採用できなくもない。7マナ以上でも《隔離するタイタン》やコロ助共がいますからね。本体も6マナと軽め。
ただしコイツらの場合は《カルドーサの鍛冶場主》もいますし、マナ加速の観点でも生物以外も使うデッキなので《忘却蒔き》の方が良い気もします・・・。

 Topに置けると言う事でそれを利用して《末裔の道》なり《野生の呼び声》なりで場に出す事が出来ますね。ハンドに入った方がアド的には良いわけですが、たとえ入らなくともやりようも有るわけですね。
 他にはもっと単純な方法も有りますね。
《ウギンの目》を使えば、《破滅を導くもの》が4マナになる上に、サーチしたエルドラージが合計4マナ軽くなるという恐ろしい事になっていくわけですから。



・《連結面晶体構造》
:世にも珍しいAtfの制限つき全体除去です。
《弱者の石》が除去になったら~と言うような感覚を覚えますね。

 パワー5以上の生物を一掃できるその性質から、小型や中量級までしか使わないWeenie/SlighやMidrangeならその引火を発揮しそうですね。特に《包囲サイ》や《黄金牙、タシグル》、《先頭に立つもの、アナフェンザ》に《雷破の執政》等を使うデッキは強引児自分を場の最大サイズまで持っていく事が出来るのかなりの支配力を発揮するでしょうね。

 ただ、正直パワー5以上の生物なんて早々並びません。
2体3体並ぶような場面なら即ゲームも終了していますし、それ程アドバンテージを期待するわけにはいかないでしょうから、除去の豊富なアブザンにこれが入るかどうかと言われると怪しい部分も・・・。
 対して《雷破の執政》を頂点とするR系の場合は大型生物を苦手とする事も間々ある構築なので、それらで良く使えるはず。
同時にWeenieやSligh系ならもちろん関係ないのでかなり一方的な除去に出来ますね。ただしそれらは3/4のサイズが立っていられるだけでも辛いのでやや隙があると言えます。

 何と無く制限つきの除去と言う事で《弱者の報復》の亜種を持っていた《太陽の勇者、エルズペス》を思い出しますが、残念ながら除去範囲は大きく異なりますし、本体で決める事も出来ないので代りに慣れそうも有りません。


 ↓環境では《機械の行進》が面白い。
自身が4/4になれますのでサイズ負けしそうな生物を一掃した上で、打点を提供できる事になりますね。




【L】
・《ウギンの聖域》
:実質エルドラージ調達ランド。
《ウギンの目》を伝説土地から汎用土地に成った様な物ですかね。
ただ無色スペルでしか反応しないのが非常に面倒・・・。《全ては塵》の様な優秀なスペルが無い限り、生物に生物を重ねる事になるので今一つバランスが悪い。



・《繁殖苗床》
:《領事の鋳造所》のエルドラージ版。
戦闘力を劣っている物の、3体展開できるためにアドバンテージでは勝っています。その上、それらを投入すれば次のターンには9~10マナを用意する事も出来ます。
アドも有るし、マナ加速も出来る。Bigmana系には最適な類の土地と言えますね。

 単純に戦闘力としての運用も出来る為に、その方向性で使うのも良いですね。クルセイド系があれば2/2×3になりますからね。Controlなら十分な圧力です。《精霊龍、ウギン》に繋げるだけでも[-X]で盤面を空けながらなら十分なクロックになります。もちろんそれらはウギンに対してのブロッカーにもなります。《荒廃を招くもの》も有りますし、現実的に高い面展開が出来るデッキも作れるかもしれません。
Stdでなく、↓環境のBigMana系でも十分検討の余地のある強力なカードだと思います。



 しかし流石はZenブロックの再来。
強力な土地の多いこと多いこと。
塩々言われていますが、そこそこに優秀で纏っているカードも多い印象です。




 やっとおわったべ・・・。



新カード)BFZ雑感16 フルスポ残りM関連
皆さん、こんばんは。しもべです。


 長かったBFZの雑感ももうすぐ終わり。
さぁ続き続き。
【M】
・《怒りの座、オムナス》
:マナから怒りを抽出したオムナスさん。前回活躍できなかった鬱憤を晴らすべくパワーカードに転身しました。
「目指せ!重めの上陸カード」がコンセプトの第一弾。
 7マナ5/5ながら上陸により5/5Tokenを出せる能力とエレメンタルの死亡時に《稲妻》を飛ばせる能力があり、能力的には非常に強力です。

 しかしながら、7マナの重さにして除去耐性は無く、回避能力も無く、Cipも無いのが辛い・・・。
よく言われる《龍王アタルカ》と同マナ域である事が非常につらい。なんせ盤面の支配力が圧倒的ですからね。盤面を掃除し終えたら速やかにフィニッシャーになれる存在なのですから、その役目に置いてはかなり見劣りすると言えますね。まぁアレが化け物なだけですが。
どう使うべきでしょうかね・・・。

 取り敢えず、除去されないためにフェッチランドを1枚ほど用意しておくことが望ましいですね。
最低でも5/5は残せますし、即除去されても死亡ならば《稲妻》をとばせますからね。また、どうも次期環境はIns速度の除去が欠乏している感がある為に、このフェッチも邪魔されなければ2度目の誘発も解決可能でしょう。そうすれば5/5×3。割とシャレになっていない効果の筈。
故に8マナは最低限。
その上で単純な支配力ではアタルカが在る以上はもっとCombo性を重視した形をとるべきでしょうね。
 過去のカードである《ゼンディカーの報復者》が個人的には何と無く思い出される次第です。7マナでGでTokensで~。まぁCipではありませんがね。
報復者との違いは土地の枚数が必要ではないという部分で、マナソースでのマナ加速や踏み倒し等でも問題が無い事が強みです。むしろ上陸で土地を伸ばすのなら、並べた土地数が少ない方がその後の土地も伸びやすいため、この踏み倒しを積極的に採用したいですね。フェッチランドは元々土地が伸びづらくなることを考えてもここは有難い部分。
 上陸を経由すれば5/5×2なので簡単に「圧倒」を達成できます。その意味で《失われた業の巫師》の起動能力を満たせますね。まぁどう考えてもOverKillですが、そもそものマナソースになるので戦略的に合致しています。
他には《前哨地の包囲》とかでしょうかね。


 普通に土地を並べるのなら《爆発的植生》でしょう。
次のターンに土地を置ければ7マナに到達できる上に、色拘束のハードルも躱しやすい。これはマナソースでは達成しづらいメリット。ランドブーストはドローでは土地を引きづらくなりますが、スペルでそれを補えるためオムナスを出した後も上陸に使えます。どちらが良いかは一長一短。
 《巨森の予見者、ニッサ》は土地の調達も出来る上に、変身要件の関係でオムナスのCMCも問題ないですね。[+1]で上陸しやすくなるし、ドローサポなのでオムナス自体の調達もしやすくなります。[-2]のTokenも「エレメンタル」なのでPiGも満たせます。以前挙げた通り《書かれざるものの視認》と相性が良いのでより調達も楽になりますね。

 マナソースに頼るのなら《爪鳴らしの神秘家》が良好。
単独での使用で変異を経由する事で2マナブーストが出来る為5t目に7マナに到達可能。
《深海の主、キオーラ》と組み合わせると4t目も到達可能です。但しどちらも土地を引き込むだけでなく、盤面のおき物の生存に依存する不安定性がかなりの欠点。キオーラ自身は[+1]だけでなく[-2]まで含めてかなり強いのですが、果たしてBigmanaで彼女の事を護れるかどうかがかなり怪しい部分です。
 《面晶体の記録庫》は残念ながら無色マナの貢献度が極めて低いカードなのであまり現実的ではありませんね。
単体でも最も強力なのですが・・・。
フェッチランドを多用しようというのなら、土地を調達しては自然なドローが出来なくなるので、マナソースを多用したいですね。

 他には[キザクラ@EDH勢]さんの所に載っていましたが《春の具象化》との相性が美しいですね。
序盤のブロッカー兼ランドブーストになり、オムナスを出した後は5/5Tokenを出した上に《稲妻》が飛ばせますからね。3色になるのは辛いですが、それも含めて土地調達ですからね。

 後は「覚醒」のRやGの札も、覚醒自体が土地をエレメンタルに換える事が出来るために併用できるかもしれませんね。覚醒は大体6~7マナなので戦略的にも問題はない筈。
と言う事で《沸き立つ大地》。
序盤の隙を埋める事も可能かもしれません。とはいえ効果は小さいので環境次第。
残念ながら《大地の武装》には適合しませんね。《円環の賢者》が居れば・・・。
残念ながらオムナス自身の色拘束が強すぎる上に、覚醒時のスペルの色拘束も強いので3色は非現実的。次のエキスパンションで良い覚醒が出ると良いですね・・・。



 ↓環境の方が遊べるカードは多いですね。
実用的かどうかは兎も角、KP自体は高めですしシナジーも多いので遊べるカードは非常に多いです。

 クァドラプルシンボルですから《歓楽の神、ゼナゴス》と合わせると顕現させやすく、最低でも10/10速攻で殴れます。しかしまぁこれをするなら《怒れる腹音鳴らし》の方が遥かに凶悪なんですがねw
 それよりもPW版の《歓楽者ゼナゴス》の方が相性は良いかも知れませんね。[+1]で土地でないマナソースになりますし、[-6]から出せれば上陸も高確率で同時に満たせるでしょうから。4マナ→7マナなら[+1]も合わせて比較的現実的。その時間があるかどうかが重要ですが。
一応[0]で時間稼ぎが出来るのも特徴。BigManaが苦手なControlにはこの能力だけでもかなりの威力となる為に良い組み合わせだと思います。

 7マナ・土地を出すという事を考えれば「Scapeshift」に採用する事も無くはないですが、その意味はありませんね。その条件なら報復者の方が遥かに上。
まぁパーツで考えれば《桜族の長老》が居ますので特別に考えも無く運用できますね。

 リアニを悪用すれば《御霊の足跡》で釣って、土地を置ければ上陸、エンドに落ちて《稲妻》。フェッチも有ればトークンは2倍なので中々の威力ですね。

 エレメンタルである事を考えれば《白熱の魂炊き》も面白い。
エレメンタル用《騙し討ち》なのでコスト踏み倒し、6/6で走ってエンドに《稲妻》です。ここでも土地を出せればTokenも残せますし、魂吹き自体がロードなのでTokensの価値も上がります。
《煙束ね》《にやにや笑いのイグナス》がマナ加速。《春の具象化》の類型の《ファーティリド》は2回ランドブーストが出来るので、マナサポートでも上陸でも使いやすいです。
除去として《恨み唸り》の「想起」なんかも。

 《槌のコス》も[-2]で一気にブーストできるため7マナには簡単に到達できます。
まぁ生み出すマナが全て(R)なので土地で(G)(G)を用意しなければいけませんが。そして[+1]で走らせる事が出来る土地は「エレメンタル」になるので部族で揃える事が出来ます。ゼナゴスとはまた異なる強みを持つ組み合わせですね。

 同じように「エレメンタル」である事を活かせるのならWWKのミシュラランドになるでしょう。特に色もマッチする上に伸びたマナを活かせる《怒り狂う山峡》は是非採用したい。攻撃に特化させるなら頭でっかち故にPiGを活かし易い《溶岩爪の辺境》、BigManaの序盤の隙を埋める《活発な野生林》と其々役割を分けて使う事が出来ますね。


 5/5×2~3の達成は簡単であることは前述の通りなので《苔汁の橋》も簡単に達成できます。
踏み倒し系と合わせる事で上手くデッキに出来るかもしれませんね。

 ただ、もっとシンプルに《若き紅蓮術士》を出してそこから《爆発的植生》《ニッサの巡礼》なり《煮えたぎる歌》などでエレメンタルTokensを伸ばしながら土地/マナを出していくだけでも十分な気もします。チャンプブロックで時間も稼げますしね。適当にマナ加速したら踏み倒し系スペルでオムナスを呼んでくるだけで良い。

 とまぁ、能力自他は強力なものが2つも揃っているので遊び甲斐は有りますね。7マナ払ってからでは遅すぎるので、如何に踏み倒すかが重要になるはず。もっといろいろ遊べるものがあるかもしれません。こういうのは良いですね。



・《地下墓地の選別者》
:Cipで末裔Tokenが付いてくるのでそれだけでもアドが採れます。
実質3マナ3/4相当なのでそれだけでも悪くない。
両方共無色である為《幽霊火の刃》の対象としても良好でBeatdown向きですね。
他の自軍の生物の死亡時に「占術1」が出来るので展開も楽。ゆえにTokenを突撃させるのが丁度いいわけです。

 死亡に占術と効くと《荒野の収穫者》を思い出しますが、流石にあれには劣りますね。相手の生物もカウントする上に、自身が「呪禁」持ちなので相手の生物を除去しながらのドローサポーターに慣れた先代ですが、こちらは自分だけ。
その代わりアドのTokenを使えば最低限の動きになるわけですね。
 生贄エンジンがあると中々に使いやすい能力ですが残念ながらシャッフルを挟む分《進化の飛躍》とは相性が悪い。対して《吸血の儀式》は単なるドローなので、非常に相性が良いですね。色も合うので併せてみても良いかも知れません。
 また単純に末裔Tokensと相性が良いのでそれらを生み出しやすいカードが有ると良し。と言う事で定期的に産める《彼方より》や多数の展開が可能な《荒廃を招くもの》などですかね。
《息詰まる忌まわしきもの》は悪くありませんが、そもそも追加で生物製造が必要であり、それなら最初から《彼方より》で良いし・・・。

 また末裔Tokenを出せる故に次のターンに土地を置ければ5マナへ到達させる事も可能。例えば《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》等があると良いですね。選別者もブロッカーになれますし。


 決して派手な文面ではありませんがBGらしい丸さを持った能力のカードですね。



・《コジレックの伝令》
:新たなメダリオン。Atfを軽減するのではなく「無色」カードを軽減できるため、基本的には単なるAtfメダリオンよりも範囲は広くなっていますね。
Stdでエルドラージ系や「欠色」があるお陰で大分加速しやすいのが売り。

 上で挙げた《幽霊火の刃》も装備品特有のテンポの悪さを緩和できます。
他にも《果てしなき者》なら直接的にマナレシオを上げる事が出来ます。《搭載歩行機械》は残念ながら1枚では効果が無いんですよね。まぁそれでも他のスペルと合わせて行けるようになっていきますが。
 普通に《破滅を導くもの》に繋げるのもシンプルで良いですね。
合わせて使う事で3マナ分も減らせる事が出来るので非常に大きなエルドラージも使えますし。《破滅を導くもの》本体へ繋げる事も出来ますからね。
同じ様なブースト系である《コジレックの媒介者》《面晶体の記録庫》も悪くないですね。
次ターンに土地を置ければ5マナに到達できる点を考えれば最低でも4/4になり、且つ(2)マナソースにもなる媒介者はなかなか便利。7~8マナに到達させる事も出来る訳ですしね。記録庫は実質的に1マナでのキャストが可能になるので無色の3マナ以下のスペルを合わせての連続挙動が採れる可能性があるのも売り。

 メダリオンは基本的に狙われやすいのですが、2/4と比較的場持ちも良く、ブロッカーとして使えるのも良いですね。


 下の環境でもそれなりに使えますが、そもそもこれの他に幾らでもメダリオンがある上に除去に弱い生物である点がむしろ欠点。歌って踊れなくていいよ・・・。
どうせこれを使う様なEternalのデッキは十中八九Comnboなので・・・。



・《待ち伏せ隊長、ムンダ》
:「結集」でTop操作を4枚して望む数の「同盟者」を置く事が出来る事が出来る同盟者。
同盟者が同盟者を呼ぶようになっていく事が出来ますね。

 ハンドイン出来れば実に凶悪だったのですが、まぁ同盟者デッキは同盟者を引く事が肝要なのでそれを高確率で行えるようになるだけでも十分でしょう。
厭なら誘発させなければいいだけですし。
一度呼び込めば、次も呼び込む連鎖性が売りなので可能な限り強力な結集が欲しいですね。
特に《カラストリアの癒し手》を併用すれば毎ターン累加式にドレインが出来ますので攻防一体。中途半端なアドを狙うよりも明確な勝利手段となるのが良いですね。

 また本体だけでも4マナ3/4速攻と相応の戦闘力です。
そして自分の誘発で後続を集める事も出来るので、速攻も含め対Controlにも強いですね。
纏った性能である為、見た目よりも優秀な生物だと思います。



・《同盟者の宿営地》
:実質「同盟者」の部族ランド。
「同盟者」は多色化しやすいため色が出るのが良い。
バウンスも生贄に捧げてしまう欠点はあるものの、Cipでアドが採れるために十分です。複数体の同盟者総てのCipを重ねる事が出来れば圧倒的にアドを伸ばす事が出来ます。

 ただStdでは正直、同盟者を組めるほどパーツが揃っていないのであまり現実的ではないですね。Modernで組める同盟者デッキで素直に運用するべきでしょう。
不要牌を引いてしまってやる事が無い場面でも取り敢えず、再キャストすれば何かボーナスが付くので、部族デッキにとっては有効な土地です。救出も可能ですからね。
Modernは《魂の洞窟》《変わり谷》と合わせて優秀な部族ランド揃いですね。



次で最後の予定。


ケラル砦の修道院長が徐々に使われている?
皆さん、こんばんは。しもべです。


 タイトル通り《ケラル砦の修道院長》が最近Modernで徐々に使われているそうです。もともと軽量のスペルが増えるEternal環境の方が活き易いカードですので、それも判るのですが、複数のデッキで使われている事は驚きですね。
本格的に使われているのはJundですが。劣化「続唱」ですかね?

 ただ公式にもRUGで使われていますしね。
特にこのデッキで驚いたのが《炎の印章》です。
「火力」は最低限本体に打ち込む事が出来るという性質から最も腐りづらいスペルの一つと言うのが特徴なのですが、それでもデッキによっては対生物を考えて残しておきたい欲求が生じる場合もあります。
そんな強欲を見事に回収していますね。
目から鱗です・・・。
Encは「果敢」にもかかりますし、《タルモゴイフ》のサイズにも貢献できますね。ついでに《蒸気の絡みつき》は、無駄撃ちの場合もありますが、最悪修道院長に打ち込んでもう一回!が出来ますね。もちろん本文はサイズ負けする生物を退かす事ですがw
う~んこのデッキ面白い。


 個人的にはそれでも3~4マナでのキャストを危惧していたのですが、それを推して使われるパワーがあるという事ですかね?


 個人的には組み合わせてみたいカードややりたい事が有って少し前に買ったのですが、思った以上にやれる子だったという事?
もしかしてLegacyでも生存権あったりしますかね・・・。



新カード)BFZ雑感15 フルスポ残りG関連
新カード)BFZ雑感15 フルスポ残りG関連
新カード)BFZ雑感15 フルスポ残りG関連
皆さん、こんばんは。しもべです。


 何やら《聖遺の騎士》の値段が挙がっているそうな。
例のアレですかね。
まあここ最近あまり使われていないこいつはお気に入りでもあるので、また日の目が当たるなら嬉しいのですが。

さて、続き続き。
【G】
・《獣呼びの学者》
:《名誉ある教主》に続き、マナ生物もここまで弱くなったのか・・・と感じさせられる1枚。2マナである事は許せても生物限定とか、信じられないレベルで弱い・・・。
お前じゃなくて、お前に巻き付いている《水蓮のコブラ》を寄越せ!と。
だって2マナのマナ生物なら他に色々居るもの・・・。

 そもそも「収斂」と言う多色化推奨をしておきながら、そのスペルに使えないとかどんなロックンロール!?
せめて逆でしょ・・・。

 しかしまぁ屑札と言う事も無い。
「速攻」持ちであるため実質1マナ。《クウィリーオンの歩哨》の様なマナフィルター生物とも取れます。つまり2t目にこいつ+1マナ生物を展開したり、3t目にこいつを含め2マナ生物を2枚展開したり、要は横展開に非常に向いているという事です。
《アタルカの命令》等を含め面展開推奨スペルも有りますしね。
後は軽量生物さえいれば!!
居たっけ?

 《マナ喰らいのハイドラ》が居る場合には同一ターンに2枚の生物を展開しやすくなるため、サイズを強化しやすい側面があるのは良いですね。前に出しておいてもハイドラに重ねて生物を出す事も出来ますし。

 一応同盟者でもあります。
相変わらず同盟者としての仕事を全くする気が感じられませんが、それでも2マナで出せる同盟者。その上同盟者用にマナを調達できるので展開力はかなり高くなりますね。
後は軽く有用な同盟者さえいれば!!
居たっけ?
 まぁそれは置いておいても同盟者用のマナ生物としては《ヘイラバズのドルイド》よりは扱いやすいのではないでしょうか?Modernでならスイッチできます。
Stdでも《タジュールの戦呼び》を使うのに役立ちますね。戦呼びの後に出してもそのターンから攻撃に参加させる事も出来ます。
まぁ《集合した中隊》に使えないのは致命的ですが・・・。

 部族の観点では「エルフ」でもありますので、どちらかと言えば其方が重要になるのではないでしょうか?
面展開をさせやすい点から部族シナジーを形成させやすい。
3t目に《獣呼びの学者》→《ドゥイネンの精鋭》でエルフが並びます。2t目に出せれば、そのターン内に《節くれ根の罠師》等も展開できますので、次のターンに土地をセットできれば4~5マナに到達させる事も出来ます。《森の伝書使》ならアドバンテージを、《光り葉の選別者》なら除去をする事が出来ます。
単純に横並びできれば《群れのシャーマン》《光り葉の将帥、ドゥイネン》の威力も増します。
こう考えると中々に優秀な部族マナ生物です。
特に隙が無いのが良いですね。

 また「シャーマン」でもある為、Modernの「シャーマン」デッキでの運用も可能でしょう。《憤怒の鍛冶工》を活かすために面展開をしたいので、それを《炎樹族の使者》宜しく面展開させやすいのは有難い。2t目に学者→《炎族の先触れ》で3t目から鍛冶工、そこに更にエミッサリーを重ねればかなり有用な挙動ですからね。


 と言う事で普通のマナ生物としては欠点だらけですが、部族マナ生物・Weenie用のマナ生物としてはそこそこに使えます。1~2マナが充実しているのなら予想以上に頑張れる子かも知れません。
 ただスペルが増えてくるMidrangeではかなりダメな子。
素直に《爪鳴らしの神秘家》にしましょう。



・《鎌豹》
:名前は《鎌虎》のオマージュながら、その能力は《鎌虎》と《ステップのオオヤマネコ》の「弱い部分」を抽出したハイブリッドと言う意味不明なデザイン。
大山猫は確かに環境に与える影響が大きすぎるので、リテイクは間違ってないのですが、これでは弱すぎる。
名前を冠するなら当然除去耐性ぐらい残しておくべき。
そうでないなら、この能力でも良いですが最低でもトランプルぐらい付けるべきでしたよ。
1t目に出してフェッチを2t目に噛ませれば3/3で殴れるぞ!なんて言葉が出てくるほどに、現環境のZen期と比べての低速化のある意味象徴ですね。

こんな人間にすら勝てなさそうな小物にやられるとはエルドラージも落ちぶれた物です。



・《膨れ鞘》
:《ツカタンのサリッド》の亜種。
プロテクションに引っ掛からず、Tokenの性能も上なので殆ど上位交換の様な物です。
1マナで無色の生物が2体用意できる点を考えれば、《幽霊火の刃》は必然ですね。単にブロッカーや生贄エンジンのための燃料としても悪くはないですね。
色々と可能性を含んだ1マナ生物です。



・《大地の武装》
:+1/+1カウンターを置けるパンプスペルですが、カウンターはシナジーを形成しやすいのが良いですね。《搭載歩行機械》にしろ《下生えの勇者》にしろ《毅然さの化身》にしろ長久生物にしろ。

 面白いのは非生物の置き物にさえ置けること。
覚醒を見越して、覚醒させる前から土地のサイズを上げる事が出来る訳ですね。
本体が覚醒持ちであるため、本来の機能以外の事も出来ます。
WeenieやBeatdownではこれが使える頃まで来てしまうのはほぼ負けなのですが、その中でも出来る事があるわけですね。
本来の効果も合わせれば6/6生物を提供できる事にもなります。ちょっと違いますが《茨角》の様な感じですかね。

 《円環の賢者》がいればマナ生成能力も上がりますし、中盤での2枚目以降の覚醒も現実的ですね。

 これも、今までには無かった新しいデザインです。
割とこういうのはスキ。



・《大自然の注入》
:同じくカウンター強化ですが「収斂」版なので効果の最大値も大きめ。
ありがたいのはこれがInsなのでコンバットトリックで最大+4/+4トランプルを付与できる事。

 また色を用意しなければいけない関係で、デッキを組み辛いのですが、《搭載歩行機械》が無色である事がここで活きてきますね。サイズを固定化できるので「獰猛」の達成にも向いていますね。《下生えの勇者》は「上陸」を満たしたい関係でフェッチを使っていく事になる。ゆえに「収斂」を満たしやすい。そしてカウンターを溜めれば能力も活かし易い。


 カウンターを一気に乗せられるのでそれを使ったボーナスのある環境だと良かったですね。
特に《ナイレアの試練》だと土地ブースト2枚分になるので、デッキ的に「収斂」のサポートなどにもなっていたのですが。
まぁ他へのサポートになるだけで、注入自体は試練からの恩恵をあまり受け取っていませんが・・・。



・《ジャディの横枝》
:「上陸」で1点ゲインが出来る生物。
《放牧の林鹿》の下位種ですが、1マナで場に出せる点とタフネスが上であるブロッカーとしての性能が上な点で圧倒的に使いやすい。特にマナ域が重めになるほど土地は置きづらくなるので1マナである点が圧倒的に正義ですね。
 《クルフィックスの狩猟者》も合わせてGの濃いLife系デッキの戦力になるかもしれませんね。

 Stdでも《カザンドゥへの撤退》と合わせて大量ゲインが出来そうですね。僅か土地1枚で3点、フェッチランドと合わせると5点ゲインだ。本体のブロッカー性能も合わせて、ここまでするとWeenie系の心を圧し折れそうですww
頑張れば《フェリダーの君主》の条件も達成できるかもしれません。

 Life系のGを組む際には戦力として使えるかもしれないので購入予定です。



・《自然の繋がり》
:みんなが求めていた《不屈の自然》が、《荒々しき自然》どころかそれ以下になって帰ってきました。
まだアンタップインなら見るべきところが在ったものを・・・。
諦めないのは良いけど、もっと頑張る事があるんじゃないかなニッサさん・・・。



・《垂直落下》
:何度目になるかは判らない再録のGの対飛行札。
しかし今環境では龍王をはじめ幾らか強力な飛行生物が居る為、それらに対処出来る僅か2マナなカードと言うのはサイドとして中々価値がありそうです。



・《回収蔦》
:まさか《忍び寄るカビ》の別名再録が今頃になってされるとは・・・。
というよりカビの調整版である《茨潰し》ではいけなかったのでしょうかね?
ただでさえ生物を対象に出来ないのに、せめてPWを潰す事ぐらいできないと話にならない。
便利である事には違いありませんが、アブザンにして《完全なる終わり》の方が圧倒的に丸いですし。

 とはいえ便利なスペルでもありますし土地破壊も有るので一定の価値はあると思います。



・《末裔の呼び出し》
:普通に使えばただの効率の悪いTokens召喚スペルです。
しかし中身がエルドラージ末裔×2ですので別の使い方が在りますね。次のターンに土地を置ければ6マナまでを用意できる事になりますので、Tokens召喚スペルでありながらマナソースにもなるわけですね。
通常のマナソースと異なり攻防に貢献できる利点があるわけですね。

 あくまで一時的なマナソースなので他のマナブーストとは違うので一長一短ですが。



・《未開地の捜索》
:《忌まわしい回収》が単色に成ったら、Socになって、捜索範囲が狭くなり、墓地にカードを置けなくなりました・・・。
どれだけKPを下げれば気が済むのか・・・。



・《成長のうねり》
:これまで散々挙げてきましたが、土地を置くという行為自体が重要になっているために、Ins速度で土地の設置が出来るということ自体が圧倒的に大きな価値が付くようになりました。

 Beatdownとして点の展開を優先する様なデッキにとっては《アタルカの命令》よりも使い易いかも知れません。取り敢えずUBx系のBeatdownに入れる際に《伐採地の滝》を運用しやすくなるのが良いですね。
一考の価値有りと言う奴ですね。



・《虚空の従者》
:Rockerとして「昇華者」と言う存在は《死儀礼のシャーマン/DrS》の価値を引き上げる点で非常に価値が高いと考えています。故に使いやすい昇華者が出るのが嬉しいのですが、個人的にはこの《虚空の従者》が一番かも知れません。

 何せ(1)(G)で追放領域からカードを戻す「コスト」の「起動能力」であるため何度でもDrSの能力を起動させる事が出来るようになるわけです。
墓地の弾が無くて(´・ω・`)になる事もなくなりますね!
同時に、効果でエルドラージ末裔を出せる為に、繰り返しの効果が更に強力。毎ターン起動できるわけです。
土地を扱うのなら(1)マナで1/1を増やせます。Ins/Socなら(1)(B)(G)で1/1+2点本体火力です。
タップ能力でもないため、DrSが数がいればマナが在るだけ起動できるようになります。除去にスタックも出来ますしね。実に恐ろしい・・・。
因みに《漁る軟泥》ならばそれこそ1体ずつで良いわけです。
(1)(G)(G)で1/1+1点ゲイン、生物を食べていれば更に+1/+1カウンターです。

 惜しむらくは「欠色」である事。
《緑の太陽の頂点/GSZ》から調達が出来ませんからね・・・。

 マナが在るだけ1/1を増やせるわけですが、同時にこいつらは生贄で(1)マナにもなるわけですから、結果として次のターン以降の瞬間的なマナソースを生み出せている事にもなります。
起動能力の合計マナまで考えればThe Rockよりも寧ろNicFitの小技として使えるかもしれません。
丁度《集合した中隊》の形を考えてもいたので丁度良いかも知れません。

 普通に装備品の担ぎ手を調達できるだけでもうれしい。
無色型NicFitで考えられる戦力に出来ますし、良い拾得物です。
まあ、このカードが強いのではなくDrSが強いだけですね。DrSを使いたいだけですww

 他にも末裔Tokensを増やせる為に、様々なシナジーを構築できるわけですよね。単純に生贄エンジンとしても抜群ですが《墓穴までの契約》や《繁殖力》、《スカースダグの高僧》に《陰謀団の先手ブレイズ》など幾らでも使う当てが在ります。

 《次元の絶望》が有れば、墓地に札が置かれた瞬間に追放されるので(1)(G)マナで好きなだけTokensを埋める事になりますね。
《安らかなる眠り》や《虚空の力線》ではできない所業。


 Stdでは継続的に墓地を追放する手段が無いため宝の持ち腐れ。
精々2回も出来れば十分でしょうが・・・。
《塵への崩壊》も有りますが、これを使うなら《荒廃を招くもの》に繋げる方が手っ取り早いんですよね・・・。もっと言えばその程度しか使えないなら《地下墓地の選別者》の方が遥かに扱いやすいですからね・・・。
苦労して追放したカードを戻してToken1体程度しか手に入らないなら他の昇華者に回すべきでしょうね。繰り返し使えるという強みが全く活きないのでStd向きではありません。




【L】
・《荒廃した森林》
:土地が伸びた先で起動できる能力を持つ土地サイクルのG。
効果は《爆発的植生》。
他のサイクルの能力が1~2マナが大半で実質5~7マナであるのに対し、4マナ相当の能力が実質5マナで使えるため非常に効率が良いと言えますね。まぁ土地を伸ばす作業は本体の土地を置く作業と何ら変わらないため、効率だけは上げてあるのかもしれません。
過去の《クローサの境界》のリメイクとも取れますね。

 それでも1枚の土地からマナが掛るとはいえ合わせて3枚の土地を置く事が出来る為、「上陸」をはじめ活かせるカードとの相性は抜群に良いです。
また無色マナしか出ない状況を、ブーストしつつ色マナの調達にもなる為、ランドブースト系・BigMana系の両方にとっても価値がありますね。
《アクームのヘルカイト》なら《山》を持ってこれば5点ですし、《怒りの座、オムナス》なら5/5×3です。特にオムナスの場合は色拘束が強い分、その調整が出来るのも良いですね。

 この土地を使う事に依るデッキの挙動の幅を出す事は出来ませんが、方向性の強化は出来ます。
サイクルに漏れず強力な土地ですね。



こんなところで。

今週のSCGの結果 変なデッキもあるけれど
今週のSCGの結果 変なデッキもあるけれど
今週のSCGの結果 変なデッキもあるけれど
みなさん、こんばんは。しもべです。


 いよいよTHS期・M15の終わりが見えてきましたね。
プレリリースも始まるので、実質的に最後となろう大会期間です。
使い収めですね。

 今週のSCGはMilwaukeeにて開催され、Legacy PIQも併催されました。
早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=09/20/2015&end_date=09/20/2015&start=1&finish=16&event_ID=45&exp=52&city=Milwaukee&state=WI&country=US&limit=50


 今週の優勝はMatthew Hoey氏のElvesです。

以下Top16(上から順に1位~16位)
Elves
Aluren
BUG Delver
Jeskai SfM
Grixis Delver
Omni-Tell
Nic Fit
4c Pyromancer
----------------
BUG Delver
Nic Fit
ANT
Jeskai SfM
Esper Control
Grixis Control
Esper SfM
Grixis Delver

 です。
先週MiraclesやOmniが復活したかに見えましたが、やはり一時的な事だったようですね。というかMiraclesは今週は零名。数は少なくとも0と言うのはあまり見ませんね。そしてその反動か、Miracles以外のUのフェアデッキが多いこと多いこと。驚くほどの、そしてもう慣れてしまった量。Grixis系は相も変わらずですね。しかしデッキの中身はバラつきがあります。そしてそれは他のUのフェアデッキも同じ。
と言うよりTricoにも拘らず《稲妻》を減量しテンポを落したり、Esperなのにテンポ系スペルを積みこんでみたりと先週挙げた様なデッキ群ですが、これまでのアーキタイプとは少し異なる形が増えているように思います。対フェアデッキ様に既存のデッキが形を変えているという事でしょうかね。
今週2名もいるNicFitの事を考えるとそう思わざるを得ませんね。Tempoイーターなので今が最も勝ちやすい環境でしょうし。

 フェアデッキがばらけて、必ずしも《稲妻》が4枚積みでないという状況はElves向きではありますよね。
それでもスィーパーが積まれている以上完全に優位と言う訳ではありませんが、少しElvesにとってはマシな状況になりつつあるように思います。
MUDやLandsも増える可能性も。



 さて、ここからは気になったデッキを個別に見ていきます。

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=91752
5位、Kendrick Lentini氏のGrixis Delverです。

 すっかり環境の顔であるGrixis。
しかしその中身はTricoloreやEsperと同じくそのアーキタイプの中身は結構バラつきがあります。その中でも特にマイナーなのが《もみ消し》型。
Kendrick氏はその《もみ消し》型を使っています。

 RUG Delverも風前の灯であり、テンポを意識するよりもデッキパワーやコントロール力が重視されがちな今のLegacyに置いて純粋なTempo型は非常に珍しいですね。
《目くらまし》4、《もみ消し》4、《不毛の大地》4に《ギタクシア派の調査》4です。ギタ調ともみ消しを併用しているため他の2種類目の火力や3種類目のカウンターが減っており、より純粋にテンポを目指した形と言えます。
現環境は初速は若干落ちていますし、テンポ取り合戦も行われないので、安心して《不毛の大地》を起動しに行けるのは良いですね。別に土地枚数も増えていませんし。

 そしてそれらで採ったテンポを活かすのが生物群ですが、特徴的なのが《グルマグのアンコウ》2、《黄金牙タシグル》2と言う探査生物4枚体制です。
Grixis同市ではその存在がゲームの勝ちを左右する事もある大型生物ですが、探査量の多さから《時を超えた探索/DTT》が優先されてしまうために入って2枚、通常は1枚だけです。
それが4枚となっているのは驚きですね。
上のテンポスペル群と合わせて、アドよりも直接的な勝ち手段で妨害中に勝ちに行くという事なのでしょう。まさに攻めのTempoでありGrixis版RUGです。
それでも2-2の意味はよく判りませんが。

 サイドに《幽霊街》まで積んであり徹底して土地基盤を攻めようという事ですね。
ただRUGと異なり今は基本地形が少数ながら詰まれるため《露天鉱床》になりづらくも有りますが。
また妨害が必要な相手を想定しサイドに《陰謀団式療法》3枚を置き通常のGrixis Delverの形になる事も出来るようになっていますね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=91757
7位、David Gleicher氏のNic Fitです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=91761
10位、Alex Sowieja氏のNic Fitです。

 前述しましたが、UのTempoとついでにフェアデッキを食うために生まれたのがその生い立ちのデッキであるため、今はNicFitにとっては狙いどころでしょう。Manadenialが主流になってくれるのが一番ですが、低速デッキはMiraclesも多くはないし、Lands・MUDは大会によりまちまちなので。そして何よりComboが少ない。
今回の様にフェアデッキだらけの大会では入れ食いです。

 2人とも使用しているのはBUG Pod型。
まぁ一番主流の形ですね。
しかしDavid氏はメインからギタ調を取りなどややテンポよりの形。
Alex氏は《緑の太陽の頂点/GSZ》+《老練の探険者》である本来のBigmanaの形に近いです。
Manadennialも減っていますし、何よりベテランに必ずしも頼らないでも動けるようにしていくのがBUGであり《出産の殻》でも在るので、その必要性は薄いのですが、恐らくDTTと言うパワー札を使うために混ぜ込んであると思われます。
通した者勝ちのDTTですが、その中でもデッキ中にパワーカードが有る方が優位に働きますからね。消耗戦にも強いデッキですが、その一手先を行っているようです。
 しかしその上で更に4c型でもあり、かなりマナ基盤に負担をかけています。
現状のメタやNicFit故の無茶振り構築ですね。

 二人ともメインには《Force of Will》を抜いている形で、それも本来の強みをより強調した形になっています。が、流石に備えが無しは危険なので苦手なデッキに対処出来るように、サイドに4枚。そして追加の妨害札多数を積みこんでいます。
現フェアデッキがやる形がサイド・メインが逆転しているような感じですね。

《突然の衰微》が1~2枚まで圧縮されている様も、BUGらしいですし、メタに合わせてきているとも言えますね。ハンデスやPWも皆無です。
特にPWは一番強力なものが使える3色な上に、ボードコントロールに力を入れたこのデッキにも拘らず使わないという点が、現状のPWの立ち位置を示しているのかもしれません。PW Controlは今は難しいでしょうからね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=91763
12位、Alexander Hamilton氏のJeskai SfMです。


 ここ最近見られる《稲妻》を減らして《至高の評決》等を入れたControl色を強めたTricoloreです。Patriotが衰滅して久しいですが、この色も等々ここまで来たかと思わされます。
が、何とAlexander氏は《稲妻》が0枚です。しかも75枚中に!です。

 今一つ理由は定かではありません。
が《若き紅蓮術士》等を中心に面展開がされる現状、PWも少なく単体除去の旨味が少ないという事でしょうかね?速度を競っているわけでもないですし。よう判らんけど、。
故にもっとボードコントロール力のあるスィーパーに傾倒しているように思えます。評決に加えて《仕組まれた爆薬》も2枚ですからね。放っておくと《アカデミーの廃墟》とか入りかねません。
もはやTricoと言いながらメインはUW SfMt《紅蓮破》です。

 カウンターもテンポ合戦から脱却し《対抗呪文》が2枚です。加えて《狼狽の嵐》ですね。基本地形も多数積んでいるため《不毛の大地》も怖くない。

 流石にサイドは少し増えるRですがそれでもREB・Pyr中心。
スィーパー役・D&T追放役の《イゼットの静電術師》《硫黄の精霊》と、環境マナ基盤の緩さの隙を突く《血染めの月》だけです。《摩耗+損耗》は1枚。
静電術師はManadenial減少の追い風も有りますし、装備品にも流用できますね。

 《石術師、ナヒリ》はREBに引っ掛からない上に、[+2]とTokens生成能力を持つため環境的には頑強な部類。装備品を活かせるのでフェアデッキ通しの対戦にと言う事ですかね。
2人ともが使っていますし、最近は割と普通になってきました。




 こんなところです。
等々メタが三竦みからフェアデッキ通しの食い合いに移行してきているように思います。《宝船の巡航》後のUR Delverでも見られましたね。
この動きが出てくると暫くするとそれを食うべくControlやComboが出てくるのですが、今のGrixisにそれがそのまま適用されますかね?
そして、気になるBFZの津城で何か変わるのでしょうかね?それ程の変化はないと思いますが何だかんだで微々たる変化はあるんですよネ毎回。
まぁそれでもBFZですしねww

 さて、今回はここまで、です。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
この文章がお役に立てば幸いです。



新カード)BFZ雑感14 フルスポ残りR関連
新カード)BFZ雑感14 フルスポ残りR関連
新カード)BFZ雑感14 フルスポ残りR関連
皆さん、こんにちは。しもべです。


 ラグビーは母親が好きだったお陰で時折社会人ラグビーを日曜の昼間にテレビで見る程度ですが、それでも驚きました。ダイジェスト見ましたが、得点されるシーンは綺麗にぬるぬる抜かれるし、スクラムでは押し込まれ、こちらの攻撃ではまるで押せてない。
これよく勝てたな・・・。
選手の皆さんは大泣きしてましたけれど、それぐらいであっても不思議ではないほど圧倒的な差に見えました。


 さて続き。
【R】
・《アクームのヘルカイト》
:「上陸」でダメージを飛ばす竜。
《コーシの荒廃者》の上位種の様な感じですね。
上陸で1点、それが《山》なら2点の向上サイクルのRです。当然フェッチなら3点です。
なので「よ~しフェッチ積むぞ~!」と言う気になるのですが、気がかりなのはコイツが6マナであるという事。当たり前ですが、重たく、そこからマナを伸ばしていくのは一苦労。その上ダメージ効率を重視してフェッチを増やせば更に伸びづらくなります
このジレンマ・・・。
 ついでに6マナも掛けた割に単体で真価を発揮しないばかりか4/4飛行と残念な仕様。
まぁ《堕ちたる者、オブ・ニクシリス》も5マナ3/3だったしね?

 と言う事でStdでコイツを使うのならオムナス宜しく如何に土地を少ない状態で展開するか?と言うところが肝要になります。
なのでまず真先に考え付くのが《爪馴らしの神秘家》。変異からマナを生めるので4t目のセットが可能となります。
 他は
《面晶体の記録庫》なら5t目に6マナを土地をセットしていない状態で確保できるので、優先権を放棄しなければ取り敢えずダメージが飛ばせます。もちろん他のマナ生物を経由すればもっと早い段階でも置けます。そして置いた後はマナ加速は不要であり、且つ土地を引き込みたい事を考えて起動で2ドローにしてしまえるわけですね。
しかし《荒廃した森林》には及ばないでしょうね。単体で土地としてマナソースになる上に《爆発的植生》。実質5マナなのでヘルカイトが出る頃にはマナも出せますし、何より1枚で3枚の土地を提供できます
 《開拓地の包囲》はマナソースにしかなりませんが、「龍」の状態で出しておけばCipで格闘が出来るので盤面干渉も出来るようにもなります。
と言うかオムナスのデッキに入れれば良い様な気もして来ましたね。


 Modernでは「Scapesfiht」に入れられない事もないですが、そもそも入れる必要が無い。
しかも同じマナ域なら《原始のタイタン》が有ります。
歌って踊れる《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》と言うと聞こえは良いですが、歌って踊る為に力を使い果たしてしまった感がありますね・・・。そもそも1ショットキルなので生物化する必要が欠片も無いというね。
全国のドラゴン愛好家にはきっと好評なのでそこだけは救い。

 Legacyでは使う意味は差してありませんが、「DragonStompy」に入れる事は可能ですね。意味はありませんが。
《血染めの月》で全部《山》になりますから土地がクロックになる上に、マナソースが多量にあるので1t目CotV→2t目マナソース+《煮えたぎる歌》等で普通に場に出せます。
まぁ他に勝る優先度は有りませんが、盤面干渉が出来る事は偉いねwぐらい。

 天使と同じ様に《危険な進出》+《恐血鬼》を利用できます。
と言うかこちらの方が明確なダメージソースになる以上は上でしょうね。場に出して以降全ての土地が1点以上のクロックになるわけですから。《信仰無き物あさり》から捨てて早めに釣り上げるという手段も有りますしね。《恐血鬼》ともマッチしていますし。
でも、あれ?
それ《衝撃の震え》や《ハグラへの撤退》、下の《穴掘り土百足》でよくない??



・《面晶体の掘削者、ザダ》
:貴重なGoblinであり同盟者。しかしその事とは全く関係が無い能力。
《先駆のゴーレム》のデメリットをメリットに変換したような能力であり、自分単体を対象に使われたスペルを自軍全体に拡大させます。自分の褒美を味方に分け与えるとか上司の鑑やで~。

 とりあえず増幅させる事が出来る対象である「生物数」と「対象をとるスペル」が必須。
と言う事でまずはTokenスペルであり色も一致する《ドラゴンの餌》《軍属童の突発》が入るのは確定的でしょう。ついでに《搭載歩行機械》。こいつらは単体でも役に立ちますし、チャンプでの時間稼ぎにも役立ちますからね。
Wを混ぜるなら《僧院の導師》や《荒野の確保》等も優秀ですね。特に導師はスペルも多い関係で活きるはず。

 次に対象を採るスペルですが
-《巧みな駆動》:全体+2/+2且つ「反復」;2マナ
-《果敢な一撃》:全体+1/+0且つキャントリップ;1マナ
-《抵抗の妙技》:全体+1/+1カウンター及びプロテクション、主に除去対策;2マナ
-《火をつける怒り》:全体+1/+0及び「先制攻撃」;1マナ
-《大群の力》:全体+コントロールしている生物数;1マナ
-《力強い跳躍》:全体+2/+2及び「飛行」;2マナ
-《無情な本能》:全体+2/+2及び「トランプル」又はブロッカーに「到達」「接死」:3マナ
-《ツキノテブクロの浸潤》:全体+1/+0及び「接死」且つ相手の生物死亡時に2点ロス:1マナ

 等になるでしょうかね。
特に効果が高いのが生物数分のドローになる《果敢な一撃》、生物数の維持及びアンブロッカブルに出来る《抵抗の妙技》、《孔蹄のビヒモス》を思わせる《大群の力》等でなるでしょうかね?
もちろん単体で仕事が出来る《強大化》でもいいのですが、探査コストの不安定性が気に掛りますね。単体での運用を考えるのなら《巧みな駆動》も良いやも。

 また面展開の観点から単純に《アタルカの命令》との相性も良いですね。
土地セットが叶えば、3t目にザダを出す事も出来ます。色的にBorosが安定しそうですがNayaもイケますかね?
後はGoblinが溢れる事を想定してザダがいなくとも戦えるように《ゴブリンの群衆追い》も入れておくべきでしょう。


 因みに《二人戦術》も良いですね。
最大2体なのでザダがいる場面では対象を1体にすれば、全体+1/+2及び《トローキンの祝祭》の効果です。10点ゲインも夢じゃない。ザダがいない駄面ではそれこそ2体を対象に~と使い分けれるので便利です。
この様に最大で複数体を対象とする事が出来るスペルと相性が良いのでTHSブロックの「奮励」が無いのは残念ですね。
一時的に生物数を2倍に出来る《双つ身の炎》や《船団の出航》、4/4飛行に作り替える《難局》等効果的なものは多いのですが・・・。
同じように《アクロスの十字軍》など「英雄的」も活かせる類だったのですが・・・。

 これらの様に多色のスペルが揃いやすい状況である為、《統一戦線》も扱えるかもしれません。これも上手くいけば効率の良いTokens生成機ですからね。


 まぁ強いかどうかは置いておいて遊び甲斐の有る良いカードだと思います。
この手の妄想の進むカードは何時使っても面白い。



・《アクームの火の鳥》
:「上陸」を復活キーとしている鳳ですね。
珍しくタイミングを選ぶ上陸ですね。大体はブッパした方が良いのですが、故に他とは少々使い勝手も変わります。
しかも上陸した上に6マナを要求と中々に態度の大きな鳳です。《恐血鬼》を見習え・・・。

 4マナ3/3フェニックス神話レア・・・うっ頭が・・・貢献2・・・。
と言うのは置いておいて4マナ3/3と最近の生物にしては微妙なサイズですが、速攻を持っていますので見た目よりも打点が低くはなく、復活能力を持っているのでクロッカーとしては優秀な部類です。
ただ、どうしても単体での性能を考えると《雷破の執政》には劣ってしまいますね。除去に対抗する手段も有りますし。

 とはいえ、上陸で6マナ掛るという事は6マナを目指すという事にもなるので、それをキーに出来るかもしれません。
と言う事で出てくるのが《アクームのヘルカイト》や《竜使いののけ者》。
デッキとして当然土地を伸ばしやすいようにしていくので、それらの体制が6マナ到達及びそれ以降でも活きる構築になるわけですね。
 他には《灰雲のフェニックス》も良いですね。
鳳仲間としてとことん復活する構築に出来ます。そこまで行くなら《炎跡のフェニックス》も組んで・・・何のデッキになるのか?
まぁそれは置いておいても除去に強いデッキ作りというのはBeatdownに置いて一定の意味の有る構築ですから参考ぐらいになるかもしれません。《死霧の猛禽》の上位種の挙動の様になるわけですね。ただコイツらは血気盛んな若者なので突撃したがりです。それをカバーする手段が欲しい。
と言う事で《開拓地の包囲》が良いですね。
「龍」を使う事で復活出来る事を利用して格闘を何度も仕掛ける事が出来ます。「カン」を使えばマナが足りない場合のフォローにもなります。


 しかし赤の神話レアはここの所、ドラゴンだけでなくフェニックスにまで浸食されていますね。
と言うか鳳だしすぎでは?
昔なんて2~3ブロックに1枚の印象だったのですが。



・《塵への崩壊》
:まさかの《塩まき》の亜種。
《忘却蒔き》との所で触れたように是非合わせたい!とか言っていたら本当に併用できるようになれました!!

 しかも効果としてみると先ず色拘束が薄くなっているので多色化もしやすい。更に強制追放だったのに対し、こちらは望む枚数である為に自由選択も出来る。
微々たる効果ながらほぼ上位交換と言えるレベルです。
まぁ「欠色」は一長一短。

 土地破壊を根絶するかの勢いであるWotCの最近のデザインにしては珍しい強力な土地破壊です。その上、BFZを見てみるとどう考えても低速化しようとしているにも拘らず、それに歯止めをかけるようなこのカードの採用は不思議でもありますね。

 組み合わせとしてはやはり《忘却蒔き》
もう散々以前のエントリーで触れましたが、札があるだけ効果も増してくるので巧く行けばCipと合わせて5枚以上の土地を強奪する事にもなります。
そこから併せれば更に大型スペルに繋げたいですね。こうなってくると《彼方より》やミシュランを含め起動能力のある土地があるのが良いですね。
 「昇華者」の存在が大きいですね。
基本的に2枚程度は必要になる中で最大で4枚の追放枠を確保でいるのが運用上とても大きい。遥かにスムーズに動けるようになります。《荒廃を招くもの》は特に強力で1/1×3を確保しやすい。《忘却蒔き》程ではないですが一時的とはいえ(3)マナを確保できるため大型に繋げる事も可能です。こちらの方がバランスが取れていますね。
因みにここでは是非《アタルカの命令》を併せてみたいですね。
土地設置モードで相手よりも一手伸ばす事が出来るので、重めの土地破壊である《塵への崩壊》の威力もより増してきます。《荒廃を招くもの》展開後は全体強化を使えれば一気に打撃力を発揮できます。

 その他のカードとの関連性を言われていますが、普通に土地破壊として見ても強力です。まぁ元が元ですからね。
多色化しやすい環境ではマナベースに負担がかかる為、それを破壊できるのは大きく、同じように低速化した環境でも土地破壊の威力は大きい
その観点からは《淀みの種父》も。
相手の土地の展開量が少ない→土地を置きやすい観点から誘発をさせやすくアドを稼げる計算になります。単純に相手を減速させるため、その間にアタッカーとしても使える事になります。同様に《ヴリンの翼馬》も無くはないのですが、自分の《塵への崩壊》も重くなってしまいますしね・・・。

 それ以外の事は出来ないとはいえ効果は保証されていますね。
一応、覚醒ランドを潰す事も出来る環境的な強みもあるわけです。


 ↓環境では《古き物の活性》でサーチ出来るのが大きいです。
「RG Tron」の場合、それを使えるだけでなく色拘束が薄くなっているのも大きい。もちろん単純に使いやすくなったので他のデッキでもアリですが。
しかしまぁ4マナの土地破壊では流石に重いのでそれ以外ではなかなか難しいでしょうね。



・《溶鉄の生育場》
:条件の達成の度に1点を飛ばせる置き物。
0マナのAtf等を連打するのが望ましい。次期環境では《贈賄者の財布》《蜘蛛糸の網》《搭載歩行機械》に《果てしなきもの》が当てはまるでしょうが流石に無理が過ぎますねw
一応財布や歩行機械は時間稼ぎも出来ますし、それらを展開して《変位の波》で妨害しつつ戻して再展開で~と言う事は出来ますがデッキの形にならなさそう。

 ↓環境ではよりコンボパーツとしての側面が増してきます。
ただ0マナの置き物を使う以上、これをフィニッシャーに添えずとももっと軽いパーツも有るので・・・。
例えば《群の祭壇》や《衝撃の震え》など。特に《覚醒の兜》から繋げる《群の祭壇》+独楽やキャントリップ付マナファクト等の方が圧倒的に速いし統一性がある。
生物を使うにしても《永劫の輪廻》に挟む物がこれである必要性が無いんですよね。
 《雲石の工芸品》に関してもほぼ同じ。
別にこれでなくともレベルですし。



・《アクームの石覚まし》
:「上陸」でエレメンタルTokenを呼び出せます。
時限性とは言えターボランド系デッキで序盤から機能させる事が出来る手段の一つですね。
しかし3マナも掛けるのなら普通に時限性は止めて欲しかった。
システム生物なので《サテュロスのニクス鍛冶》の様に攻撃に参加しなくともいいのが売り。



・《沸き立つ大地》
:待ちに待っていたRの「覚醒」スペル。
単体の効果はSocの《電謀》超過版。
「覚醒4」と中々のサイズであり、小型を薙ぎ払いつつ4/4速攻を置けるのでアタッカーとして機能させやすい。タフネス5の生物も打ち取れます。
基本的にはBigMana系の序盤流し用スペルです。
これも妨害であり上がら終盤まで役に立つ優秀なスペルですね。

 そして何より素晴らしいのはRには《紅蓮術師のゴーグル》が在ります
スペルの重さをマナソースとして緩和できるだけでなく、それをコピーする事が出来ます。
詰まり2点をばら撒きつつ、覚醒×2(4/4×2~8/8×1)を奔らせる事が出来る訳ですね。《火口の爪》《とどろく雷鳴》等も合わせてR系のBigmanaの威力が出そうですね。



・《炎套の魔道士》
:「結集」で自陣に「威迫」を付与できる生物。
同盟者は小型が多いために、回避能力の付与は有難い。《タジュールの戦呼び》をフィニッシャーにしやすくなりますね。



・《溶岩足の略奪者》
:FT「エルドラージとの戦いで最初に面晶体の潜在能力に気が付いたのはゴブリンであった。偶々先がとがっていて便利だったのだ。」
なんて事だ・・・。
ゴブリンはマーフォークどころか、ウギンよりも優秀だったのだ・・・。



・《マキンディの滑り駆け》
:今回数少ない序盤から適用できる上陸生物。
単体でも2マナ2/1トランプルで最低限。
フェッチを絡ませれば3t目からパワー4トランプルで突撃させる事も出来ます。そうでなくとも土地を置ければ2マナでパワー3トランプルなので悪くはない。
 そして《アタルカの命令》を混ぜれば同一ターンに2回のフェッチセット起動が可能なので3点火力と合せて9打点。面展開しているのなら全体強化。フェッチでなくとも《そびえる尖頂》で同じ修正値+先制攻撃です。同じ動きは《成長のうねり》でも可能です。

貴重なSligh生物として使えそうですね。
問題はSlighが如何に土地を確保するのか?と言う事ですが・・・。



・《命知らずの群勢》
:FT「お前には家族がいるだろう。俺の家族は海門で死んだ。お前は家族の所に行け。俺も家族の所に行く。」
(´;ω;`)ブワッ



・《穴掘り土百足》
:《アクームの石覚まし》と同じく序盤から「上陸」を機能させる事が出来る札。
《アクームのヘルカイト》は見習え・・・。
前述の《コーシの荒廃者》の上位交換ですね。

 ヘルカイトと合わせてランドブースト系デッキのクロッカーになる事は出来そうです。
しかしハッキリ言ってそれをするよりも《ハグラへの撤退》や《ヴァラクートへの撤退》を混ぜた方がデッキとして機能するという空しさよ・・・。




 こうやって見ると《塵への崩壊》《穴掘り土百足》に《ズーラポートの殺し屋》など、割と過去のカードの上位交換が出ていますね。そこまでKPも低くもないのかも。
同時にレアと神話レアのKPの低さが際立ちますね。






新カード)BFZ雑感13 フルスポ残りB関連
新カード)BFZ雑感13 フルスポ残りB関連
新カード)BFZ雑感13 フルスポ残りB関連
皆さん、こんにちは。しもべです。


 件の《破滅を導くもの》騒動は、先出ししていた6マナのレアの方が《破滅の伝導者》へと改名する事になりました。
サイズもレアリティもコストも小さく後出しの方が勝つとは・・・。
陰謀を感じるぜ・・・。

【B】
・《祭壇の刈り取り》
:ISD発で3度目の再録。
ハッキリ言って生物をドローに変換するのなら特別なコンボでも仕込む事が出来ない限り《息詰まる忌まわしきもの》より遥かに使いやすい。単体で働かないInsなのですが、生物でも忌まわしき者は働きませんしねw

 Insの生贄手段なので、戦闘や除去で死亡する物を使いやすく、2ドローと効率も良い。
《異端の癒し手、リリアナ》の変身用兼も非常に満たしやすいですし、使った物を[-X]で回収出来ますね。リリアナとオブ・ニクシリスの夢の競演?
イラストは新規に挿し替わって格好良いですね。



・《苦い真理》
:「収斂」版Bドロー。
3マナで色分のX値となる。1ドロー1ペイ~3ドロー3ペイ。

 正直地味な効果であるためあまり評判は宜しくは無いのですが、個人的には決して弱くはないと思います。極めて地味ですがww

 実際最大の効果の時には4マナの《古の渇望/野望の代償》相当の効果です。これでは少々微妙なのですが他の色で考えるなら同じく4マナの《集中》や《調和》相当のドローが3マナで手に入る事になります。3ドローは使ってみれば判りますが、圧倒的な凶悪さを誇るアドバンテージです。4マナでさえ凶悪な効果にも拘らず3マナで使えるのなら十分です。
 もう一つの強みはライフが苦しい場面でそれを調整できるという事。ライフレースで3点払うのが苦しい場面まで想定して動ける自由度は有難い効果ですね。
これで《血の署名》の如く相手に撃ちこむ事まで出来ればより好ましいのですがね。

 ただ3色使えるのなら汎用性の高い《アブザンの命令》の方が扱いやすく圧倒的に丸いと言えます。
特にファッティが増える環境なら尚更でしょう。
 《骨読み》の方が云々は一長一短。
4枚に干渉出来るのは強みですが、それ以上にアドバンテージが欲しい場面もあるので。《宝船の巡航》と《時を超えた探索》はどちらが強いか?レベルの話。
その巡航との比較も出てますが、巡航は探査が楽ではないので流石にこれと競合する事はない筈。まぁ2回目以降を重ねるのが難しいというのは同じですが。

 その質に対する枚数と言う要素も次期環境では重要になります
デッキにも依りますが「覚醒」と言う強力な能力がある環境なので、中盤以降不要牌化しやすい土地を引くという行為自体が受け入れやすくなるからです。重いスペルが増える事も有ります。
ついでに《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》の[-8]まで到達できればこれも最大6点火力になりますね。多色前提なら《スフィンクスの後見》をフィニッシャーにする手段も有りますし。
と言う事で必ずしも「量よりも質」とはならない環境ですね。


 因みにマナを増やせば効果を増量できます。
Stdの場合《ヴリンの翼馬》を使えば4マナや5マナにする事も出来ますね。
丁度《乱脈な気孔》等でライフゲインも出来るようになりますしね。ライフが足りなくなると《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》も扱いづらいため上手くライフゲインが必要にはなるはず。
この増加させる技術は他の最初から5マナのスペルや《光輝の炎》の様な生物を巻き込むスペルでは出来ない芸当なので一考の価値はありますね。

 普通に3色デッキに合わせて使うのもアリですが、2色デッキでは流石に無い。収斂デッキで使うのは十分アリ。というか最低でも《光輝の炎》と併せておきたいですね。盤面を掃除できるためにライフを抑える事も出来るので。
 その他にはやはり《包囲サイ》。
ライフロスをドレインで押さえる事が出来る上に立派なブロッカーにもなります。

 問題のライフロスを抑えるためのゲインを考えると《悪魔の契約》ですかね?どうせこれも3色程度になりますし、何よりドローで処理札も引いてきやすくなるので。

 と言う訳で、地味ではある物の久々に登場したBの優良なドロー手段だと思います。
高速環境にないのなら、よりドローをしやすくなるはずですしね。



・《不毛の地の絞殺者》
:Bの昇華者。
誘発効果は《最後の喘ぎ》。3マナにして3/2と言うサイズも合わせて誘発させる事が出来れば非常に高いマナレシオになりますね。実質的に1マナ軽い《皮裂き》ですから。

 素の3/2でも最低限ですが、それだけではお話にならないのでやはり誘発条件を満たしたい。幸い昇華者にしては珍しく1枚で良いのが有難く、《絹包み》《手酷い失敗》《精神背信》など幾つかの低マナ域のサポートが揃っています。
流石にここまで揃えれば何とかなるでしょう。

 3マナ3/2と言うマナレシオはどう考えてもBeatdown向き。
同時に誘発する《最後の喘ぎ》も除去の範囲に限界がありMidrangeの主力級を相手にするのは難しいでしょう。
その事を考えればこのカードもBeatdownに用いられるカードであるべき。丁度《精神背信》が有ればその除去範囲外を先に潰しておく事も出来ます。
 それ以外にももう少しサポートが欲しいですね。
Beatdownで使う以上打点としても使いたい。それを考えると《幽霊火の刃》を使いたいですね。

 因みにパワー依存のスペルが有るのでそれに上手く当て嵌める事も出来るかもしれません。


 ↓環境ではやはり《死儀礼のシャーマン/DrS》
1t目DrS→2t目絞殺者で相手のフェッチからマナを捻出しつつ、展開した生物を潰せます。Legacyで考えるならTempoに対してDrSが除去されず、かつ《秘密を掘り下げる者》を展開した場合限定の最高の挙動ですがww
 まぁ其処まで無理せずともハンデスなどを絡めて普通に3t目に出しても良いですしね。《虚無の呪文爆弾》や《漁る軟泥》等が有れば十分リムーブ札は揃います。《外科的摘出》や《根絶》も良いですね、単純にハンデスを昇華させる手段としても悪くないので。
《最後の喘ぎ》自体も除去できる範囲が圧倒的に広くなるので有効活用させやすい。
他の昇華者と同じく墓地に戻すお陰でDrSの燃料を投下できるのですが、このカードの場合更に生物も提供できる事になる為、他の昇華者以上にDrSと相性が良いと言えますね。

 他の追放手段としては《剣を鍬に》が安定しているでしょうが、そもそも除去札に除去札を併せるのは無駄が多い気もしますね。除去の範囲に制限が無い事を考えれば相性が良い筈ですが、そもそもキャストしたい順番が真逆(喘ぎ→StPにしたいのに追放を考えると逆になってしまう)。《撲滅》も同じ悩みがありますね。
 最も安定した妨害は《酷評》でしょうね。
相手の除去や《最後の喘ぎ》の範囲外のカードを捌きながら3マナに繋げる事が出来るので。後は《ボジューカの沼》ですかね?



・《マラキールの解放者、ドラーナ》
:帰ってきた《カラストリアの血の長、ドラーナ》。
他者の生き血を啜る吸血鬼がエルドラージに対抗するために皆を率いるリーダーに。そこら辺が同盟者なのですかね。
3マナで2/3飛行の吸血鬼と考えると《吸血鬼の夜鷲》を思わせるデザインです。が、伝説の吸血鬼であり、飛行・先制攻撃に吸血系能力を持っている部分を考えると《呪われたミリー》をどうしても意識してしまいますね、個人的には。

 フルスペックの生物だけあり当然マナレシオは非常に高い。
その上、吸血能力が全体強化になっているために実質的にはロード能力持ちです。それも先制攻撃を持っているので通常の生物の戦闘の前にサイズを強化できますね。
しかし流石は戦う同盟者。攻撃に参加してくれなければ話にならない。アナフェンザよりも手厳しいですね。

 とりあえず、Beatdownとしてなるべく多くの生物を可能ならば先に展開していきたいですね。まぁ本体だけでも成長はしていけるのですが。
しかし他にも+1/+1カウンター関係のシナジーも勿論作る事は出来ますね。《搭載歩行機械》は当然ですが、それ以上に《毅然さの化身》や《鼓舞する呼び声》ですかね。特に歩行機械は面展開も出来るので良い相性となるでしょう。
《棲み家の防御者》も回避能力が上がって有難いですね。

 が、サイズ的にBeatdownとしての優位性はありません
強化能力も面展開が必要で且つ一度攻撃を通さなければいけないリスクを考えると結構なハードルの高さが在りますね。普通に使うなら《凶暴な拳刃》や《先頭に立つもの、アナフェンザ》等を使った方が手っ取り早い。特に単体を強化するだけならアナフェンザの方が安定しています。
とりあえず上の通り歩行機械は当然ですね。フライヤーを用意できるので強化のし甲斐も有る。
 後は《マルドゥの強襲指揮者》なんかいいと思います。
3t目にドラーナ、4t目に指揮者を「疾駆」で2/1×2と行けますのでドラーナの強化が乗って3/2+2/1となりますからね。

 一応伝説の生物なので《英雄の刃》で強化できますね。
マナカーブの流れも良い。
何より飛行という回避能力持ちなので他の伝説生物よりも打撃力を発揮しやすい。と言う事で「英雄の刃」デッキに。《異端の癒し手、リリアナ》や《死に微笑むもの、アリーシャ》のお陰で盤面の数も維持しやすいわけですし。

 同盟者なので《カラストリアの癒し手》と合わせたいところですが、癒し手はシステム生物。
生き残らせたいので、あまり積極的に戦闘に参加させるのも難しい。とすると強化が乗らないという微妙さ。


 ぶっちゃけライフロスも多いですし、小型の優秀な生物は少ないしで、《吸血鬼の夜鷲》の方が余程貢献度が高いように思うのは気のせいでしょうか? そこはまぁ《乱脈な気孔》でカバーするという事で・・・。


 ↓環境ではまず無いですね。
ほぼ全ての単体除去に引っ掛かる上の3マナなのでテンポロスしやすい。面展開も黒では難しい。《Karakas》も有りますし。
それでも1度攻撃が通れば3/4飛行・先制攻撃と中々のサイズです。《稲妻のすね当て》でも添えればテンポよく展開でき、除去耐性と速攻を付与出来ます。後は勝手に大きくなっていくだけですね。2→3→4→5→6で丁度20点。
 1t目:ハンデス→2t目:すね当て→3t目:ドラーナ
と動けば綺麗な挙動になりますね。


 それよりも3マナ以下の伝説ですのでTLで使えるかもしれませんね。
継続的に運用できる面強化手段ですし、除去も薄くなる分生存しやすい。生物戦主体ですし、単色であるのも一長一短。ライバルはやはりアナフェンザ?



・《捕らわれの宿主》
:2マナ2/1でPiGでエルドラージ末裔Tokenを出せる生物。
PiG前提とはいえ僅か2マナでアドが取れる為、Beatdownにも使えるしブロッカーとして時間稼ぎにもなります。
KPが高いわけではありませんが、まぁ何かに使えるかもしれないレベル。シナジーも組みやすいシンプルなカードです。特に生け贄エンジンとして。

 《巣の侵略者》がCip→PiGになったらTokenの性能が上がったとも言えますね。


・《墓の出産》
:何とも機能性が詰まった、その上で各項目の効果が小さい特殊なスペルです。
-墓地を1枚取り除ける
-エルドラージ末裔Tokenを1体出せる
-つまり(1)マナソース
-キャントリップ
この3つを同時に行えるため、デッキの組み方によっては価値が高い多機能スペルと言えます。
墓地追放は単純に「昇華者」と組むべき物でしょうが、《死霧の猛禽》等復活や再利用札への対策にもしっかりなります。

 生物を出せる為、最低限色々できますし、それが攻防だけでなく、マナソースに成ったり生贄に捧げる事が出来たり。
そしてキャントリップ。

 全てが其々に小粒に美味しいというプチお得感に溢れたマルチプレーヤーです。とは言えそれぞれが小さすぎる為に、矢張りしっかりとシナジーを構築したいですね。
《死体焼却》に末裔Tokenが付くと思うと3マナは少々重いか。

 とりあえず《不毛の地の絞殺者》に繋ぐ事が出来ればアドも狙えます。《幽霊火の刃》型のBeatならTokenも活かせますね。
本当は色々シナジーやコンボが組めるのでしょうが非才な私では思い浮かびません・・・。
とは言え本当にいろんな方面で出来る事が多いので、面白いカードだと思います



・《荒廃の一掴み》
:INVに《疫病の胞子》と言うカードが有るのですが、それが「欠色」になり効果が追放になり、Insで単色になりました。
時代の移り変わりとは言えそのマルチカラーのスペルのほぼ完全上位交換ですね。除去として見れば無色でInsになった事が圧倒的に大きいです。

 KP自体は小さくはないため、使える環境があるかどうかですが、生物追放+土地破壊であるためアドも稼げます。
土地破壊自体が低速環境では威力も出やすい上に、「覚醒」使い相手ならば生物2体の破壊にも繋がるわけです。
上手く構築できれば久々にStdで土地破壊デッキが組めるかもしれません。

 始めたばかりの私は《疫病の胞子》の効果の大きさに惚れ込み使っていたのですが、それがこうやって復活すると感慨深いですね。FTはエグイ・・・。



・《カラストリアの癒し手》
「結集」で1点ドレインが出来る「同盟者」
一応吸血鬼やクレリックですが殆どシナジーは無いです。しかし貴重な軽量同盟者であり、直接的な本体火力にもなります。
詰まり非常に強い

 単体でも1/2+Cipで1点ドレインですし最低限の働きです。
《先祖の結集》や《墓所からの行進》から4体一気に釣り上げる事が出来れば16点ゲインですぜ!
コレと同盟者Tokensスペルと《進化の飛躍》で数を搔き集めて一気にリアニメイト!

 ↓環境の「同盟者」で考えても十分仕様圏内ですね。
《ハグラの悪魔信者》も有るので黒同盟者になる事も出来ます。
まぁ普通に1~2マナで組んだ方が強そうですねw

 何にせよ《集合した中隊》も真価を発揮するはず。
Stdではそこそこスペルも必要ですしフェッチを使うなら《群れの結集》も使えるかも?


 FT的には、負傷兵を救護しているようですが、ドレインの能力を見ると本当に治療しているのか疑わしい所ですね・・・。



・《ぬかるみの敵意》
:《精神腐敗》の亜種。
低速環境に成る程ハンデス効果は大きくなります
その手のデッキっが増えるのなら結構な威力が出るかもしれません。そして覚醒持ち。亜種の中では割と強い方かもしれません。
まぁ無いとは思いますがね。



・《湧き上がる瘴気》
:《蔓延》の亜種。
同マナ域で《衰滅》がある事を考えるとほとんど余地はないのですが、やはり「覚醒」持ちであるため一考の価値あり。サイズは3/3と小型ですが、全体修正を入れているためそのターン中の攻撃なら5/5相当までと合い討てます。
 除去範囲はどうしても小さくなるので《破滅への道》や《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》で範囲をカバーできるのならアリかもしれません。
環境にある生物のサイズ次第でしょうが、まぁ大型化しそうなので難しいでしょうね。



・《ズーラポートの殺し屋》
《血の芸術家》のほぼ上位交換ですね
部族こそ「吸血鬼」→「人間/ならず者/同盟者」になっていますが、数も増えていますし、まぁ使いやすくなっているでしょう。
そして0/1→1/1になっているので攻防でも最低限の役に立ちます。
更に効果も各対戦相手かドレインする事になっていますので、集団戦で強くなった上に、対象を取らなくなりました。
ほとんど総ての面で少しずつ性能が上がっていますね。使用実績のあるカードの上位交換には期待が高まります。

 相手の生物に対する除去云々はそれほど気にしません。
理由は下記。
まぁ劣化部分である事は紛れもない事実ですからね。

 勝手に死亡するだけでも悪くは有りませんが、どうせならしっかりとシナジーを利用したいですね。生贄装置やエルドラージ末裔Tokenなら相手をブロックしながらゲイン出来るわけですね。他にもTokens装置も悪くない。
 生物が生物を呼べるため《進化の飛躍》とは特に相性が良いですね。《異端の癒し手、リリアナ》は変身も出来ますし復活も差せる事も出来ます。
特に《捕らわれの宿主》は1度で2回分なので復活させれば1枚で4回分の機能をしてくれるわけですね。

 同盟者なので「結集」も使えます。
上の《カラストリアの癒し手》でCipとPiGの両方でドレインをする事も出来るようになりますね。丁度2種類とも2マナです。上の《進化の飛躍》と《先祖の結集》でデッキを組めそうですね。
 Zombardmentやアリストクラッツ宜しくダメージエンジンとして組む事が出来ます。巧く組めるでしょうかね?



・《吸血の儀式》
:起動2マナ+生贄1体で1ドロー+1ゲインです。
それだけですが非常にシンプルで扱いやすい。マナが掛るとはいえ処理手段としては上々。
と言う事でそれを利用して色々とシナジーを形成できますね。

 当然の《搭載歩行機械》は、相手をブロックしつつ生贄の弾に出来るので相手からしたら鬱陶しい事この上ないでしょう。上述の《捕らわれの宿主》も良いですね。
また《血に染まりし勇者》は自力で戻ってこれるため4マナ1ドロー+1ゲインになりますね。《アンデッドの剣闘士》を思わせます。

 当然他の装置でも活きてくるので《異端の癒し手、リリアナ》や《不気味な腸卜師》、《ズーラポートの殺し屋》、《死に微笑む者、アリーシャ》等々。

 相手の追放が増える関係で復活系生物を使うのが難しくなる以上は、この様な生贄装置の価値も高まります。Gに《進化の飛躍》も有るので要検証。NicFitとのお供としても少し考えるレベルです。



・《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》
:以前挙げたエントリーで《悪魔の契約》が合うのか?と言う事を書いてましたが、考えてみると良く適合しますね。
[+1]のライフロスは契約のドレインで緩和でき、ドレインを本体に撃ちこむダメージソースにしたい場合はオブの[-3]で盤面の負担を減らす事が出来る。
引きマシが出来る為に、処理札の調達も多少しやすくなり、そしてドロー成分が[-8]でダメージソースになる。

 其々が巧く噛み合っている印象です。
割と本気で除去系の黒コンが組めそうですね。

 ついでに、ダメージレースに弱いのはロス故なのでいつも通りなのですが、これを出した時点で擬似的なゲインは出来ている事になりますし、その考えで行くのなら[+1]も擬似ゲインをしつつ、1ペイなので見た目ほどのロスではない。
そして[-3]。
つまりロスには変わりないですが、他の黒スペルに比べると遙かにライフのゲインに関しての貢献度が大きいと言える?




【L】
・《荒廃した湿原》
:土地を伸ばした際に運用できる土地サイクルのB版。
効果は《悪魔の布告》です。

 単純に除去の枚数を水増しする事が出来、除去コンになる黒にとっては有難い。
その上《衰滅》の様な修正除去を使用している際の隙を布告で埋める事も出来ます。実質6マナと重めとはいえ、対処不能な生物は大体大型級なので問題も無い。その上貴重なIns速度です。打ち消されもしません。
瀑布と同じくデッキにマッチした非常に有効な土地です。


 そして何より↓環境における運用も可能。
《聖遺の騎士》からの調達も可能ですしLandsが《輪作》からの運用も可能です。《壌土からの生命》で使い回されたら溜まりませんね
個人的には環境に合わない《ヴェールのリリアナ》を抜きたいけどどうすべきか?と考えていたのですが、これは一つの方策となりそうです。
BFZ最高の獲得報奨かもしれません。




 こんな所です。
これらの他にも以前挙げた《破滅への道》や《ハグラへの撤退》等も有りますし、全体的に小粒から優秀な札まで揃っている色だと思います。

 それらに加えて《墓の出産》《吸血の儀式》《ズーラポートの殺し屋》《カラストリアの癒し手》《荒廃した湿原》等C/Uに特に購入したいカードが多く中々の収穫です。


割と汚い言葉で書きなぐっているので、読まれる方はご注意を。
安保法はいまさら中身を語る気も無いので、悪しからず。



 安保法は結局、すったもんだの実にくだらない寸劇の末に可決された。
今回の騒動を見て思うのは結局日本と言う国家には真面な民主主義と言う名の政治体制を機能させる基盤は無いという事だ。


 100時間超の国会議論の中で終始、的外れの意見と意味不明なパフォーマンスに明け暮れた野党は既に政治家ではない。
政治「屋」だ。
最初から議論する気も無く、見えない聞こえないと都合の悪い事は一貫して無視し、相手を攻め立てる事しかしない。
法案の中身の質を問うのではなく、その法案を廃案にさせる事に心血を注ぎ続けていた。
中身の善し悪しは別としても、対案を出して法案自体の性質を議論していた維新はマシな方だろう。他にも派遣に「国会承認を必要」と言う形に修正した3党はいい仕事をしたように思う。迅速さが失われるのは事実だし懸念事項だが、大きな変化への保険は必要だ。
独自思想を通す、又は党の利益を確保するための結論ありきの言動を通した様は正に「お話にならない」と言う物だった。
 自民党のやり方に不満を感じる人は潜在的にはかなり多いだろうがこいつらは既に政治家ではないのだから、真面な対立組織に票を入れる事が出来ない。国会が機能しない最大の原因だ。
実に不幸な事だ。

 ならば自民党は真面だったかと言うとそうではないと思う。
答弁する閣僚に依り意見がぶれる事も有ったし、偶にある質問の部分部分には個別な事案への解答は出来ない的な曖昧な意見で済ませていた。
まぁ相手が理解する気もないのならそれも致し方ないと思う(そもそも揚げ足取り狙いが目的な質問が大多数)が、残念ながら国会答弁はNHKでTV中継している。
つまり野党は無視するとしても、国民への意思表示もそこで放棄している事になる。
TVの番組に出演したりnetで情報を流したりもしていたが、国会中継を見ている人だっている。放棄は問題だろう。
間々聞こえてくる事だし、個人的にもそう思っていたが、政府は「国民に理解させる事を諦めている」らしい。「どうせ理解できないから」「どうせ納得しないから」と言う事だ。
 確かに結論ありきの妄想信者は国民にも多かった。
しかしそれ以上に中身について理解が足りていない人間、理解しようと思っても出来ていない人間も潜在的には多い筈だ(因みに理解と納得/賛成は別の話だ。理解しても賛成できない人間だって相応にいるはず。)。周りの人間と話してもコイツ本当に何も知らないんだな・・・と言う場面が多かった。
喩え理解されずとも、国家の主権者たる国民に対して説明責任は有ったはずだ。
それを放棄し怠惰に過ごしていたというのは納得できる物でもない。
少なくともアリバイ作りぐらいはしっかりして欲しい。
(それでも安倍さん以前の近年の政治の中では遥かに真面と思える。不満も大量にあるが、それでもマシだ。少なくとも政治をしている。
でも、移民政策だけは本当に止めて。労働力欲しさのは判るけど。)


 そして最後に国民。
理解できない人間は置いておくが、痛ましいのは行動力だけはある愚か者のなんと多い事か。
「戦争」や「武力」というキーワードに対して過敏に反応した、一方的な妄想、理解不足、利益目的さまざまだが、言っている中身が余りに空っぽ。利益団体は空々しいと冷めた目で見る事が出来るが、純粋に妄想思想に捕らわれている人間・見えない聞こえないをしている人間の多さに悲しくもなる。自分たちの行為が暴力であり、犯罪であり、話し合いの放棄である実情は滑稽なんてレベル収まらない。
余りに矛盾の進んだ言動、その自家撞着には気付かないだけでなく、そこを指摘されても理解する気もない。最後には自棄になって感情論で「でも、それは良くないと思う!」で突き通す・・・。某青年団体だけではない。そこら辺にいる一般国民でさえそうなのだ。
話し合いが出来なくて、何を持って民主主義なのだろう。
何を持って力に依る支配と行使の反対なのだろう。
自分たちの言動の整合性ぐらい持たせておけ・・・。
 こんな愚か者たちが、各世代に犇めいていると思うと頭が痛い事だ。
感情論で動く言い訳が付くのは戦争の直接的体験者達だけだ。それ以外は自らの目と耳で情報を収集し、各事物に対応しなければいけないというのに、思い込みと感情の先行した輩が溢れている。
(因みに、妄想論者は放置として、思想論者はまぁ致し方ない。多くを理解した上でそれでも憲法を優先したのならそれはその人の思想の自由だ。尊重されるべきだ。)

 マスメディアは論外。
こいつらには論を語る資格がそもそも無い。
戦前は、国民の耳と目をその発信力を駆使して塞ぎ国民を戦争に先導していたが、方向が変化しただけで全く同じ事を今しているからだ。


 結局政治をする者たちもそれを支えている者たちも、民主主義を真面に機能させられていないわけだ。
この空虚感よ・・・。


 因みに、反対派の主流の意見は中身が張り子すぎて反論する気にもならない。と言うかそもそも発言の中身が終止矛盾しているので反論する価値が無い。ここで改めて書くまでもなく幾らでも論破できる、されている文章はネットで出てくる。ここで論破しても最終的に感情論に行き就くだけだから労力の無駄。
が、以前のエントリーで多少、私の考えを述べさせてもらった。
個人的には安保法は「必要悪」と捉えている。
それ以外の方法が思い浮かばず、最もマシな方法がこれしかないから賛成。その程度だ。
反対派でもしっかりとした根拠に基づいた言論・意見はあるのでそれらを持って広めてほしい。探さないと見つからない。
賛成だろうが反対だろうが、その人の自由。
ただし、それを唱えるのなら自分で調べた根拠と主張を持って論を戦わせてほしい物だ。
(しかし最後の安保寸劇は田母神さんではないが、「話し合いによる解決」の無能さを示したいい例だった。結局その手段を取れるほど大半の人間は高尚な生き物ではないのだろう。)




 他に気になったの時事はやはり欧州に殺到している難民の問題。
結論から言うと全ては「メルケルのせい」で終わる。
(根本的な原因を取り除かないから、と言うのもあるが、EUで起こっている事の原因はそれではない。)
(独自身が解決能力があるかどうかと他国のそれは別問題にも拘らず)手前勝手な理想論をEU全体に一方的に強要し問題が肥大化したら他国のせいにした。
勘違いしがちだが、コイツは難民に対して同情的なわけではない。理想信者でも人格者でもない。この問題が起こる前にイスラエル?かどこかの少女を追い出している。彼女の直接のメッセージを受け取った上で、諦めて出て行けと引導を渡した人物。今回の事も自分の政治に多少でもメリットがあるから執っただけだ。

 しかし付き合わされた周辺国家はたまったものではない。
治安を荒らし問題を起こし場所を取って騒ぎ暴れる。彼らには同情の余地は大いにあるが、だからと言って犯罪を犯す免罪符にはならないし、それ以上に周辺国にだって事情はある。独には受け入れるだけの地盤はあるが、それは独だけの話。
人道主義がどうとかの問題ではない。
国家としてできる国と出来ない国があるというそれだけだ。「人助けは金持ちの趣味」と言う非常に嫌味な言葉があるが、それだけ余裕がある者たちにしかできない芸当であるのは事実だ。
独は国土も広い方で、金も有って、働き口も多少はあると言うだけで、それは欧州で最も恵まれている状況に過ぎない。

 そして更に愚かしいのは、「難民の子供が渡海に失敗し死体として打ち上げられた写真」の発表後、それまでの立場を換えた国家もいたという事だ。
だからどうしたというのだ?
痛ましい事は事実だ。その写真を見れば胸が苦しくなる人たちは多いだろう。
が、別にそれはその子だけの話ではない。
そもそも難民の多くが、そういう苦しい事情にある。その中から一人死んだだけだ。苦しい人々が何十万人といるのになぜ一人だけの姿で態度を変えるのだ?
「ひと一人を養うのは犬猫の面倒を見るのとは違う」という言葉そのまんまだ。
半端な同情で、受け入れる膨大な人々の面倒をその後数年間国家で見ていくと言うのか?その財源は何処から出るのか?彼らは本当にその後祖国へと帰るのか? 彼らの衣食住はどうやって確保するのか? 彼らがいる事による国民への弊害はどうするというのか?
因みにメルケルの答えは「難民保護に反対を訴える輩は、私の国の国民ではない」だ。

 その難民たちを受け入れた結果の負担は元の国民たちにのしかかる。
自分たちが収めた金が使われれば、最初こそ同情的になっても、それが続けば不満に思うのは当然の話だ。
案の定、それに反発した人間たちが独の中でも多数現れており、過激派は難民収容施設に火炎瓶を投げつけたり、果ては放火をしたりするそうだ。それも一件や二件の話ではない。そして難民たちは自分たちを弾圧する輩に恨みを覚える。国内の民族対立の下地の出来上がりだ。
ISILから「テロ戦士を送った」なんて声明が出た時点で、その真偽に関わらず尚更対立は深まりやすくなる。疑心暗鬼だ。
それでなくとも、言葉も文化も違う人間たちは孤立しがちで社会的にも斜陽だ。
そんな者たちが一方的な恨みを募らせて、テロを起こしたり、ISILに流れたりしているわけだ。
こういう問題を起こしながら、メルケルは自分の行いを鑑みてはいない(もちろん頭では理解している。実際メルケルは政治家としては優秀な部類だろう、その剛腕ぶりに置いて)。犯罪に走る者たちは愚か者である事は否定しようもないが、それを誘引したのは誰だというのか。

 結局同情では人は救えないのだ。
人を救うのは能力のある存在の行動のみだ。
可哀想だが、それが現実だ。難民たちは祖国よりもマシかもしれない世界でこの後また別の苦境に見舞われるだけだ。若しくは締め出されるか。
因みに地理的にも近く、文化も割と近い方の金持ちの中東国家はこの難民の保護はほとんどしていない。
全くとは言わないが、していない。
金が有ろうが、なんだろうが出来ないものは出来ないと彼らは知っているのだ。
日本も受け入れを!と愚かしい事を言っている輩もいるが、そんな能力は日本には無い。地理も文化も遠い日本でなど、もっと彼らに苦境を強いるだけだ。その手の輩の言い分は世界基準ではもっと受け入れている云々、国際社会の一員としての責任云々。何故事情も背景も違う国が一律同じ基準に従わなければいけないのか?
責任云々はまだ判らなくもないが、それが出来る能が本当に日本にあると思っているのか、受け入れた難民を救う事が出来ると本当に考えているのか?





 安い同情、空っぽの感情論とはいかにも役に立たない弊害そのものである。
人を生かすのは感情ではないのだ。

 かく言う私も感情の生き物だ。同じ愚か者だ。こんな毒にも薬にもならないもじ書いて自己満足している時点で、ダメなやつだ。



 P.S.
エジプト?かどこかの富豪が難民支援のために島を購入し、そこを避難先として提供するという話が依然出た。立派な話だ。私利私欲ではなく社会への貢献をしている。尊敬されるべき人だ。
たとえ下心がそこにあったとしても(あるかどうかは知らないし邪推の部類だろう)、何もしない輩よりははるかに賞賛されるべきだろう。
 しかし残念ながら的外れだ。
彼等が欲しているのは安定安心の衣食住職。
何もない場所に放り込まれても困る。彼らは逃げ延びた先で働き生活をしたいのだから。
これを思うに、人を、群れを受け入れるという事の難しさが理解できる。「同情するなら金をくれ」と言う某ドラマの名言があるが、金なんぞあげたところで解決しないのだ。
そもそもコミュニティという物は存在自体が既にバランスがとれるようになっている物で、そこに大量の新し要素を入れるなんてできないのだから。

 この富豪の考えは、ある種正しいわけだが、それで終わりではなく、そこで新しいコミュニティを築かせることまでしなければいけないのだ。それにはお金以上に時間と行政指導の人出がいる。
独はその可能性があるが、どこまでそれを実現させる事が出来るだろうか?


 願わくば、難民も、受け入れた先の国々もその多くが不幸になる事が無いように祈り募金でもする。



 P.S.2
米国が難民の受け入れ枠を来年分までで15000、再来年分までで30000増加するらしい。移民国家の超大国たる本領だろう。
しかしすでに米国内には中東移民、と言うかイスラム系への蔑視が根付いている(と思われている)。原因は兎も角、9.11から時間は経ったがそう簡単に失われる事は無い。ボストンマラソンテロの原因も時折起こる銃乱射事件の一部も移民が被害者意識を炸裂させた結果だ。
そしてそのお陰でなお風当たりは強まった。
今回の事はどうなるだろうか?


新カード)BFZ雑感12 フルスポ残りW・U関連
新カード)BFZ雑感12 フルスポ残りW・U関連
新カード)BFZ雑感12 フルスポ残りW・U関連
皆さん、こんにちは。しもべです。


 何やらGPのModernではランタンコントロールが成果を上げたとか。
ランタン爆あげ待ったなしやで・・・。
よく判りませんがどうにもランタン+αで相手のTopを見て、有効牌なら弾くという挙動で蓋をするデッキの様です。その挙動を1枚で完結する上にフィニッシャーにまでなる《精神を刻む者、ジェイス》とはいったい・・・。


さて続き続き。
残りですので少し多めにしていきます。
【W】
・《探検隊の特使》
:みんなが待っていた1マナ「同盟者」
しかし「結集」を持たないので重ねても本人には何の恩恵も無いと言うのが難しい所。とは言え《鱗粉の変わり身》寄りは上。本体も1マナ2/1とそこそこのマナレシオです。
「同盟者デッキ」で2種類目の1マナは《教区の勇者》を使っていますが、どうなるでしょうね。単純な戦闘力は恐らく勇者の方が上ですが、特使は「結集」の誘発も出来ますし。と言うか3種類にしても良い気もしますね、どうせ人間ですし。

 Std?
「結集」持ちの小型がそもそもいないので意味は無い。これ使うならキテオンで良い。



・《オンドゥの蜂起》
:本体はSocで時限性の「絆魂」を与えるだけと言う《魂の絆》もビックリの脅威のKPの低さです。《焦熱の槍》以来の衝撃かも知れませんww
しかし「覚醒4」が使える事で実質5マナ「絆魂時限性付与+4/4速攻」の効果になるわけです。
全く持って強くも有りませんが面白いデザインだと感心しました。



・《物静かな使用人》
:Life系デッキにおける主力の一角《アジャニの群れ仲間》の亜種ですね。
主に、自分を強化する能力が、他人に使えるようになった代わりに(W)マナが掛るようになりました。正直使いづらい気もしますが、猫より強化したい先も有るので一長一短。特に絆魂持ちのサイズを上げやすい。それを考えれば《活力の揺り篭》の様な物ですね。
また種族を「人間」に統一できる点も売りです。



・《統一戦線》
:色が変わり、「版図」の《胞子の噴出》を「収斂」にした札。
それだけだと単純にキャストが面倒になっただけなのですが、最大で「同盟者」を4体召喚できる事が売り。同盟者は多色化しやすいため3種類程度なら出す事は出来ますし、4色目も叶えばそれは「結集」のボーナスが凄い事になります

 他にも《地割れの案内人》で速攻を与え、《タジュールの戦呼び》で強化できれば、9/9×4+10/9+11/10で突撃できますね。
《カラストリアの癒し手》が居れば4点ドレイン。
取り敢えずStdでさえも膨大なアドバンテージを獲得できるようになります。
Stdで《獣呼びの学者》と連動しないのは本当に残念です。


 もちろん有用なことはEternalでも同じ。
実に恐ろしい事になりますね。
取り敢えず《アクームの戦歌い》が居れば全体に+4/+0、《ハグラの悪魔信者》が居れば20点ロスです。

 シナジー次第とはいえ数少ない「収斂」の強力なスペルですね。
惜しむらくはスペルである為《魂の洞窟》はもちろん《同盟者の宿営地》さえ使えない事。部族スペルで良いじゃないですか・・・。


 シナジーや状況ありきとはいえ3色でも効率はそこそこである為《荒野の収穫》と並んでStdでTokensデッキになれます。それを《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の[-4]で全体強化するなんてのもアリですね。
多色化するのなら土地セットで1ターン早く4マナに到達可能な《アタルカの命令》も欲しいですね。展開できた後なら全体強化も有りますし。
この様に単純に多色の盤面展開カードとして使っても相応です。



・《エメリアの番人》
:特定の土地を上陸させる事で効果が向上する上陸生物サイクルのW。
他の色より重めな7マナでその上4/4飛行とサイズも小さい。
しかしその分能力は強力で、通常の上陸で劣化《新たなる芽吹き》、《平地》を置いて向上させた場合は劣化《オブゼダートの救済》
凄まじい効果です。
エメリア繋がりでカードの回収能力なわけですが、WWKにいた《忠告の天使》の逆版のような印象でもありますね。ここら辺もZENとは異なるデザインと言う訳です。

 他のカードと異なり明確に勝ち手段となるわけではありませんが、釣り上げた物が勝ち手段となるなら問題ない。つまり生物を釣り上げませう
特に序盤から展開した生物は必然的に墓地に落ちるのでそれらを溜めやすいですね。というか《次元の激高》まで積みこんで一掃しつつ、その後自分で回収するという特殊な形も組めますねww

Soc除去が多くなる環境故に相手からも妨害され辛いのも良いですね。とりあえず土地を置ければアドも取れます。フェッチが在るのならスタックでもいけますが、妨害されなければセットから2枚も釣る事も出来る訳ですね。
その事を考えると実質8マナ
マナを伸ばせるように《巨森の予見者、ニッサ》を釣りたいところですね。変身も差せる事も出来ますし。面展開推奨なら《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》も良いですね。
より能力を生かしたいのなら《巡礼者の目》
単純に《平地》を探せるだけでなく、墓地に落ちた《巡礼者の目》事態はリアニする事でさらに平地の調達が出来ます。つまり《進化の飛躍》の出番という事ですね!
土地調達スペルは《爆発的植生》でブーストも良いですが、土地自体が回収札になる事を考えるとタイミングを見計らう事の出来る《ニッサの巡礼》の様なハンド院の方が良い場合もありますので、要検証。
 《平地》をしっかりと出せる環境なら《ムラーサの緑守り》よりも強力な効果を発揮しそうですね。《アクームのヘルカイト》と同じく《開拓地の包囲》も悪くはないですね。

 他には《停滞の罠》が光りますね。
これが有れば疑似的に前述の《忠告の天使》を再現する事も可能です。盤面支配にはちょうどいいですね。《城塞の包囲》や《ニクスの星原》と合わせて封殺デッキと言うのも組めそうです。


 大型の生物。墓地に有りそうな生物を沢山釣り上げる事も可能。信心も有る。
《停滞の罠》《隔離の場》に続く、お前なんでTHS期にいないのさ枠・・・(´・ω・`)


 因みに、CMCに関係なく大型のパーマネントまで釣れる事を考えるとどうしてもファッティなどを釣り上げたくなるわけですが、そもそもこれが7~8マナと十分ファッティ。ファッティを釣り上げる為にこれを用意するという行動がそもそもずれている気がします。
それでも全く可能性が無いわけではありませんが・・・。


 NicFitではまぁ何とか出る領域。
土地ブーストもある為上陸も利用しやすいでしょう。しかしこの手の効果における微妙な問題は《ムラーサの緑守り》のエントリーで挙げた通り
Legacyのような環境なら6マナ以上なら優先したいのは回収札では無くフィニッシャー。実質8マナならなおの事。その上コイツは単体では働かない上に4/4飛行と戦闘力も微妙。
トドメは《太陽のタイタン》の存在。
中量級以上も含めて4マナ以上の置物など微々たる数しか積まないNicFitなら、Cipでとりあえず釣る事の出来るタイタンの方が余程纏まりが良い。単体でも動ける。
最大KPが高いのは事実ながらこのカードを優先する程のデッキ構築にはならないと考えています。
ついでにNicFitに置いて《平地》は3色目であり最も積み込む枚数が少ない。これのキャストで2枚使っているわけですし、その後の枚数はそれほど期待できないのも痛い。

 上陸で生物を釣り上げるという部分から相性ピッタリなのが《危険な進出》。食べた生物を引っ張ってきた土地で釣り上げる事が出来ますね。まあぶっちゃけその動き自体は《恐血鬼》でも出来るのですが、色が違いますし、そもそも土地を引き切る事も可能な組み合わせなので《恐血鬼》の5枚目以降として使うのもアリですね。

 他にもシナジーは色々とあります。
《桜族の長老》は生け贄で《不屈の自然》なので《平地》がある限り本体を回収しループできます。それ以外の土地でもマナが有るだけ回転します。上と似たような動きですが、単体で機能している上に、序盤からブロッカーになりつつ土地を伸ばせるわけですから単体でデッキにマッチさせる事が出来ます。
 《聖遺の騎士/KotR》も土地をサーチ出来るため、平地の調達が楽であり、何より自分の回収が出来ます。戦闘力も高い。
 《原初の成長》は生物を生け贄に2枚土地を調達できるので土地を伸ばしやすく、生物の回収も合わせれば可能。《春の儀式》は手札を捨てて基本土地の調達なのですが、それを利用して置物のリアニメイトが出来ますね。類似の事は《緑探し》でも出来ます。
 《永遠のドラゴン》はマナが掛かりますが、いくらでも《平地》の調達が可能でそもそも捨てたドラゴンを天使で場にリアニさせれます。《クローサの大牙獣》の類似の挙動が可能。
 《闇の領域のリリアナ》は[+1]で《沼》の調達が可能なのでBWデュアランで回収可能。[-3]で盤面除去が出来るため使い回しの除去としても機能します。
 《Thawing Glaciers》で毎ターン1枚基本地形の調達が可能。
土地枠ですね。

 はっきり言って幾らでもシナジーが組めます。
しかし7マナ掛けたカードを生かすために組んだシナジーとして見てその価値が有るのか?と言うと首を傾けざるを得ませんね。



【U】
・《風への散乱》
:《取り消し》の亜種。
《吸収するウェルク》が選択可能になったら生物の質が落ちた。まぁカウンターとして見れば圧倒的に使いやすいですが。

 非常にシンプルながら環境が低速化するであろうことも合わせて安定した機能を発揮するでしょう。カウンターによるテンポの獲得も十分見えてくる環境ですね。
そして、マナが余ってきた後半は「覚醒3」によってアタッカーを務める事も出来るようになっています。正直3/3はかなりサイズとしては頼りないのですが、それを護る札がそもそもこの《風への散乱》であるのが有難いですね。相手にしてみれば生物を除去するための行動で逆に生物を増やしてしまう事になりかねませんから。
同時に相手にマナを出させた状態で生物を展開できるので、アタッカーとして攻撃に参加しやすくもなっています。
 また有難い事に《次元の激高》と言う理想的なリセットボタンも有ります。正直生物0枚でもこれらで十分フィニッシャーを確保できる事になります。

 《破滅への道》などと合せて妨害が勝ち手段となれるという理想的な覚醒カードです。何せControlにとってフィニッシャーはデッキを構成し展開していく上で最後以外には引きたくない不純物ですからね。
その悩みから解放されるという意義は非常に大きい

Controlとしては純粋に適合させやすい《解消》が失われてしまうのは辛いですが、また別の強みを得たと言えますね。結果的に除去札でデッキを固めやすくなったわけですし。


 しかし《取り消し》亜種は幾つかありますが、この環境では《雲散霧消》でも良い様な気もしますねw
《解消》や《禁止》等わりに良いデザインも有るこの亜種ですがこの新作はどうでしょうね。まぁ今考えると、正直《解消》は占術2ぐらいでも良かった気もしますが。



・《水の帳の分離》
:プレイヤーを対象に取らなくなった《時間のねじれ》。
6マナになりましたが、9マナで「覚醒6」が付きます。

 普通に考えれば使いに辛い《時間のねじれ》なのですが、これの場合大分異なる印象になりますね。
普通はねじれを用いて様々なアドバンテージを狙っていくのですが、これの場合6/6速攻を召喚できるという大きな要素があります。
つまり1ターンを得る事でこの6/6を殴る時間を得る事になるわけです。そして恐ろしい事に「速攻」持ちです。もし10マナ有る状況なら6/6を2回は知らせる事が出来る訳です。
雑多なアドバンテージを得るためのカードが明らかにフィニッシャー的な性質になっているわけですね。そしてこれは他の「覚醒」カードとも同じく明確に効果をたがえている部分でもありますね。

 覚醒自体の効率も良いのでかなり威力がある事が判ります。回避能力の欠如も多色化し《次元の激高》や《破滅の道》で補えますからね。どうせターンを得られるのなら《精霊龍、ウギン》でも良いでしょうね。[-X]→[+2]と動けますし。

 しかし10マナを揃えるのは容易ではありません。
《ニッサの復興》や《忘却蒔き》などでしょうかね?毎ターンのアドの確保にもなる《彼方より》とかも。
《世界を目覚めさせる者、ニッサ》が有れば・・・。



・《ウギンの洞察力》
:特殊な占術が付いて1マナ重くなった《集中》。またそれに依ってSocに成ってしまった《ジェイスの創意》。
基本的構えて動く事の多いUにとってはInsである事の方が圧倒的に重要であり、その上このカードは盤面に依存する。
正直単体ではそれ程優秀とは言えませんね。

 置き物が在るとすると始めて占術とドローが出来るようになり大きな効果を発揮します。
特に探査系のカードは大きなCMCを軽めのコストで出せます。《黄金牙、タシグル》が有れば占術6とかなり大きな効果が得られます。同時にそれ程のマナが有るのならタシグルの起動能力も使えますね。その他には《龍王オジュタイ》。5マナと重めですが置き物としてもフィニッシャーとしても安定しています。
《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》も良いですね。[0]でTokensを連打できるので。
これらは壁もしっかり用意できる事になるのでブロッカーとしても悪くない。
 《卓絶のナーセット》から[-2]で反復すれば「最大7枚干渉から3枚ドロー」×2と言う意味の分からない動きが出来ますね。


 ただ、やはりControlの札が、それもドロースペル如きが単体で機能しづらいと言うのは割と致命的だと思います。
そもそも選択的なドローがしたいなら最初から単体で機能する《時を超えた探索》を使えばいい話。また「上陸」や「覚醒」の事を考えれば単純なドロー枚数自体が効果を発揮しやすい(土地が腐りにくい)ため、アド量的に優れている上にInsで動ける《龍王の大権》。他にも単体でフィニッシャーにもなれる《沿岸の発見》等も有ります。
別にこれに拘る必要性が今のところ無いわけで・・・。

 盤面に明確な置物があるという事は、それをつかって攻め落とすわけですから、これは「詰め」札と言えます。本来のドローの役割たる「潤滑油」とは別物と言う事ですね。


 FTは「次のセットも買ってね!」と言うウギンからジェイスへの熱いステルスマーケッティング。



・《鈍化する脈動》
:次の環境は小型に優秀なものが減る為に余り数が多いとは言えませんが、環境が低速化するなら必ずその隙を突いていくデッキは出てくるでしょう。
そんな相手を減速させる事が出来ますね。
小型生物の質が落ちているからこそ-1/-0でも効果を発揮するはず。《束縛なきテレパス、ジェイス》の[+1]も効果が大きくなりますね。

 またシングルシンボルであるために多色化しやすく、要は《影響力の行使》と合わせたいわけです。
強いカードではありませんが環境向きですね。



・《ハリマーの潮呼び》
:Cipで「覚醒」カードをハンドに回収できる《古術師》の亜種。
その代わりに1マナ軽くなり、サイズも上がりました。
それ程対象は多くは有りませんが《風への散乱》、《破滅への道》や《次元への激高》等優秀な「覚醒」のコントロール札がある為、それらの回収が出来るだけでも意味があります
ついでに土地生物に「飛行」を付与出来ますから覚醒土地だけでなく、ミシュランにも効果がありますね。

 普通に除去札を使い回せるだけでも十分な効果でしょう。
少なくとも除去札を握っているという情報が相手の展開を減速させる事も出来ます。
妨害効果を序盤までに果たし、中盤以降は攻めに転じるという性質を持つ「覚醒」に良くマッチしていますね。
使った札を回収する関係で軽い物の方が相性が良いため《氷の猛進》や《掴み掛かる水流》の様なテンポを稼ぐものでも十分な嫌がらせになります。2回分+潮呼びのブロックで3回分減速させるわけですからね。相手に時間をかけて展開を挿せ、させても抑えて、仕切った所にリセットは気持ちいいでしょうねww


 ただ優秀なスペルは3マナ以降であるためそれ程本体を軽くする事に拘る事も無い。《取り憑かれたスカーブ》の方が制限が無いため丸いという見方も出来ますね。まぁ6マナ有る状況まで持って行けるのなら3マナを構えられる方が上ですが。



・《回収ドローン》
:みんなが待ってた?「嚥下」1マナ生物。
攻撃が通るかは別ですが、存在に意味があります。

 また「欠色」1マナでもある為に《幽霊火の刃》の担ぎ手も悪くない。
PiGで1ルーターが起こるので、Weenieと言うデッキの性質上の無駄牌が生まれやすい欠点を緩和するのに多少貢献できるのも良いですね。
コンパクトですが、悪くはないカードだと思います。



・《空中生成エルドラージ》
:見逃していましたが割とアカン事が書いてる。
コモンで3マナで2/1飛行と末裔Token×1です。
驚愕の強さ。オリジンのカードが泣けてくる。
《幽霊火の刃》で攻撃に貢献できる生物が2体ですが、ブロッカーとしても悪くない。
まぁ使えるデッキを組むのは難しいでしょうが。



・《予期》
:元々使いやすいスペルですが、環境が低速化するならより使いやすくなるでしょう。
イラストは《珊瑚兜の司令官》?




【L】
・《荒廃した草原》
:私が待っていたLife系デッキに登用できる可能性のある土地。
サイクル中のWで効果は《トローキンの祝祭》。

 実質1マナの効果に5マナ相当のコストがかかるわけでdすが、その効果自体がデッキと極めてマッチしているためそれ程問題にはならないでしょう。
重さも4マナ程度のスペルを平然と使うデッキなので何とかなるでしょう。

 ただし、同じゲインでもその場で機能する《光輝の泉》も有ります。序盤から貢献できるし、状況を選ばない。
どちらが良いかは一長一短。


 Stdでは《荒野の収穫》等と合わせたMidrangeなら併用できるはず。ギデオンやWの撤退とも効果は合います。そこから《フェリダーの君主》に繋げるのが望ましいでしょうね。
惜しむらくは上述の《統一戦線》とは色マナの関係で併用が難しい事。Wを含む4色を求めるカードなのにこの土地は無色マナしか生めませんからね・・・。



・《荒廃した瀑布》
:土地を伸ばす事がボーナスに繋がるという事が推奨されているBFZ。サイクル中のUで効果は《予言》。
単に大型スペルがあるばかりでないのが良いですね。

 実質7マナながら2ドロー。
元々の土地枠としても使えるのでマナフラッドを避ける手段としては申し分ないですね。ほとんど全てのUコンに1~2枚は挿す事も可能な強力な土地です。
土地を思う存分伸ばしていける訳ですね。この手の効果があるから枚数ドローも強くなるわけです。
ただ多色化すると無色ランドの重みが突き刺さるのは苦しい所。
 また似たような働きが出来る物に《面晶体の記録庫》も有ります。マナソースとして土地であるかマナファクトであるかの差。どちらが良いかは一長一短です。後者の方が設置にマナが掛る分ドローコストは軽いですからね。

 ついでに単純にドロースペルの延長線上である《沿岸の発見》も有りますね。
もうここら辺を固めてドローにドローを重ねて、デッキを回しながら行動するという形でも良い気もしますね。




こんなところで。


皆さん、こんばんは。しもべです。


 ついにフルスポが出ましたね。
(ttp://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/%E3%80%8E%E6%88%A6%E4%B9%B1%E3%81%AE%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%80%8F-2015-09-18)
という事で進めていきたいわけですが、また何分割かにします。
個人的には昨今の中では全体的にはKPが低めだったTHSブロックよりも更に低いKPのブロックです。ただし、そこそこ使える類のカードもコモン・アンコモンの中には混ざっているので完全に終わっているわけではありませんね。

 特に土地関係で多くの収穫が有ったためLegacy民の私としても塩セットにはなりませんね。
あと《新緑の地下墓地》のプレミアム神話レアがほちい。
プレミアム神話レア《沼》とかあったらもっと欲しいですがねww

 逆にプレミアム神話レアや最初の方に公開されたPWやミシュランに引かれて何セットも購入してしまった方にとっては少々つらい現実かもしれませんね。
逆にそれを予想して上手く喰いつかせたのかもしれませんがね、WotCは。

  個人的にはLifegain(SoulSisters)に関して使えそうで使えないパーツが多い事多い事。この寸止め感が辛い。特に黒のライフを得るたびに~系ですね。


 かなり上下幅が小さく小粒ばかりなので、デッキの主役になれそうなカードが少なく、基本的にはKTK・オリジンを中心にStdは回りそうですね。
デザイン上、旧Zenブロックを踏襲しつつ違いを見せる事を意識した(速度・上陸や結集の重さetc)ら、KPまで逆方向に行ってしまった印象

 と言うかその手の意図は判るのですが、土地を伸ばすヘビースペルに環境を移行したいにも拘らず、新デュアルランドを出したにもかかわらず、土地を伸ばすという行為自体がフェッチランドと相反するというのはどうなのでしょうね?


 しかし、酷いのは誤植。
嘗ては同一ブロック内にある同じ名前のカードを刷るという所業を起こし(その上解説本の訂正まで間違っていたという軌跡)多くの日本のプレイヤーにあきれさせたものですが、今回は何と同一セットに同じ名前のカードが出てきました。誤植なのか誤訳なのかは知りませんが酷過ぎる・・・。


・ペルソナ5
:半年の延期

「貴方は予め未来を閉ざされた、運命の囚われ」
と言う表現から次の「World」で得られる物は「自分の未来」ということ?

どうも欲にまみれた他人の心を「奪う」事で改心させる事が行動方針らしい。
また危険な方法を・・・。
ペルソナ4では大概だったけど、まぁそこは若さゆえの至りですかね。


池田秀一がキャストにいた!!

このところサトリナよく出ますね。
テイルズにも出ますし。

PV2でも出てましたが、主人公は福山潤。
恐らく内なるペルソナのセリフなんでしょうが、言い方も内容もまんまコードギアスのゼロ。

石川五右衛門的なペルソナを召喚できる狐面の仲間?がいた。
短髪友達ポジは海賊。フック船長的な?
ヒロインはIIIのアルテミシア的なS系。でも炎使ってたし雪子ポジ?
しかし米国とのクォーター。やっぱりヘッケイ!とか言いそう。英語しゃべれるんですかね?



半年の延期は辛いかも知れませんが、無理に出してダメダメな内容になる(何とは言いませんが、何とかの軌跡とかね)よりもゲームとして完成させてくれた方がうれしいし、我慢するべし。



・聖剣伝説
:1のリメイクをするらしいです。
新訳聖剣伝説とはいったい・・・。
あれ、無かった事にされてますが、頭空っぽにして突っ込み所全てスルーすればつまらなくは無いよ?
LoMやマジカルバケーション好きのブラウニーブラウン臭満載だからね。


新カード)BFZ雑感11 ZENとは違うBFZの上陸
新カード)BFZ雑感11 ZENとは違うBFZの上陸
新カード)BFZ雑感11 ZENとは違うBFZの上陸
皆さん、こんばんは。しもべです。


 Zen期と異なり、上陸や同盟者は明らかにデザイン上重いカードになっています。同じ能力でも使い方が異なるようにしているという事でしょうね。
問題は元が重い癖に対して強くもない能力が大半な事ですが・・・。

 その中でも数少ない光明が「上陸」時に誘発する効果が2種類あるEncサイクル。行動に幅を出す事でずっと運用上の応用性も高くなりますね。
特に単に「土地を置く」と言う行為が何らかの「挙動」を担う事が出来るのが実に素晴らしい。またBigmanaの様に土地を伸ばしていく行為その物もまた「挙動」へと昇華できますね。「覚醒」をはじめ強力な大型スペルが多い環境ですのでその隙を埋めるカードとして巧く利用したいですね。


・《カザンドゥへの撤退》
:BFZのGの上陸。
+1/+1カウンターですし《毅然さの化身》や《搭載歩行機械》を併用するのもアリですね。まぁBeatdownにはならないでしょうが。
ライフゲインも出来るので殴り合いにも強く中々に便利。何よりフェッチランドで3点ゲインですからね。

 土地を伸ばしていくBigmanaならば序盤に出したこれでライフゲインで時間を稼げます。戦略上の土地ブーストにボーナスが付く事になりますね。
 また《搭載歩行機械》も同じように序盤の時間稼ぎに使える訳ですが、ブーストの際に生き残っていればカウンターを強化できます。最終的にマナが伸びればそこから大量のカウンターを捻出できますね。
《突然の再利用》は序盤の歩行機械を回収できるCre/Land調達スペルである為、上手く合わさるかもしれません。最終的に大型生物の調達にもなるので無駄が無い。

 マナを伸ばす行為を積極的に行っていきたいので《爆発的植生》や《ニッサの復興》で大きなボーナスを狙いたいですね。


 また複数の効果を持つこと自体が強みなので《ニクスの星原》で釣る対象としても面白いかもしれませんね。その場合は《放牧の林鹿》の強化版の様にも振舞えます。

 土地を伸ばす事や簡単に恒久強化が出来る点を考えれば《始まりの木の管理人》はなかなかいい相手かもしれません。もともと絆魂・トランプルは優秀で後はどうやってサイズを伸ばすかだけでしたからね。
上陸での強化なので喩え除去されてもそれほど大きな損失も無く、他の生物をまた強化しに行けます。



・《エメリアへの撤退》
:上陸のW。
効果は「1/1同盟者Token」/《栄光の突撃》
単体で安定した効果なのが売り。
Tokensは攻防に役立つだけでなく、同盟者の誘発条件を満たす事が出来る為同盟者デッキの枠に入れる事も可能。また、そうやって広げた戦線を全体強化でサイズを上げる事が出来るため瞬間的な打点を上げる事が出来ます。

 問題は同マナ域の《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》。そちらは毎ターン確実に[0]でTokenを増やせますからね。他の能力も有る。
しかしW撤退は妨害を受けづらく、フェッチを使えば瞬間的な拡張も可能です。特に同盟者の誘発をさせようとする場合に威力を発揮しますね。

 やはり《ニクスの星原》との相性が良い。
自分を生物化できれば、全体強化の効率もより上げる事が出来ますからね。《万神殿の伝令》が有れば3t目のキャストも十分可能です。
Tokensを広げる事が出来るので《衝撃的な震え》とも相性が良いですね。生物の提供が安定的に出来る点で《前哨地の包囲》もアリです。ドローの方でも土地の引き込みが出来ますしね。
Nayaカラーに出来れば《アタルカの命令》も有りますね。



・《ハグラへの撤退》
:上陸のB。
効果は生物に「+1/+0+接死付与」/「1点ドレイン」

 Control向けの能力。
ブロッカーにフェッチから接死を付ける戦法と、土地展開からドレインをしていく展開の2つがあります。特に重要なのが後者のドレインで、Controlが適当に張っているだけでも5~6点以上は平気で吸い込みます。戦闘を挟まずにクロックにも成れます。
見た目以上に威力のある置き物だと思います。
しかしそれが出来るのもしっかりと盤面をコントロール出来たら、の話ですが。

 特に黒はドローでも十分秀でた色ですが、その中から土地を引き込んでしまった時の残念感はあるので、それも全て有効牌に換える事が出来るのは決して小さくはないメリットです。黒のドロースペルはライフロスも当たり前なのでそれを補う事も出来ますしね。
《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》や《苦い真理》がずっと使いやすくなります。《衰退》や《命運の核心》の様なヘビーコントロールだといぶし銀の働きをしそうです。まぁ《過去の過ち》の方が使いやすいかも知れませんが。

 ブロッカーに接死も重要なので、《搭載歩行機械》でTokensをばら撒く時に相手のアタッカーをかなり減衰させる事が出来るはず。

 とはいえやはり単体でのKPは不足していますが。



・《ヴァラクートへの撤退》
:上陸のR。
効果は《ぐらつく峰》/《くすぶる尖塔》。
他と異なり明確に攻撃的な能力になっています。特にフェッチから入ればパワーを強化した上でブロック制限できるので割と打撃力が高めです。
しかし、RのSligh系はこんな物よりももっとシンプルに火力と生物をつぎ込む形の方が望ましい事が多いため、これだけではお話にならない。
何かいい相性のカードが有ると良いのですが。

 一応《ゴブリンの栄光追い》とは悪くないですね。
アンブロッカブルで「高名」を満たしやすいし、「威迫」で対処できない場合の援護が出来ます。《稲妻の狂戦士》も良いですね。アンブロッカブルにしてブレスで打撃力を発揮できる。土地を伸ばせればその分ブレスの活用も出来ますね。
他にも《アクロスの英雄、キテオン》を変身させるのをサポートしたり。
 ただまあ、単体で役に立つ《ゴブリンの踵裂き》の「疾駆」で良いよね?と言うね・・・。因みに中盤以降の土地の利用法と言う点では《溶鉄の渦》も有ります。ブロッカーを退かす必要性で判れますね。

 Midrange向きである事を考えれば《秘宝の探求者》も悪くはないですね。サーチ先は《精霊信者の剣》で決まりでしょう。
《アラシンの先頭に立つ者》や《沈黙の大嵐、シュー・ユン》の様な「二段攻撃」持ちにとってもパワー補助/ブロッカー排除は有難いですね。



・《珊瑚兜への撤退》
:上陸のU。
効果は《ぐるぐる》/「占術1」。
極めて小さくコンパクトながら非常に使いやすい。
そしていつも通り《グルグル》系統はシナジーの塊です。

 《ヴリンの神童、ジェイス》にフェッチを併せるだけで3ルーターで土地分も合わせて一気に4枚墓地を肥やせます。フェッチを使うと途中から土地が伸び辛くなるのですが、ジェイスの場合は後ろ変身後はスペルを引ける方が有難いのでそれで問題も無いでしょう。
《カラデシュの火、チャンドラ》も3回起動できるので楽々変身できます。同じように起動能力系と相性の良い《深海の主、キオーラ》よりも遥かに扱いやすく爆発力が有りますね。

 単純に生物を警戒にするのも良いし、相手のアタッカーをタップして時間を稼ぐ事が出来ます。
《龍王オジュタイ》もこれで安心。
強制的にタップ状態に出来るので《潮流の先駆け》や《真っ逆さま》と併せる事も出来ます。特に後者はヘビーコントロールなら除去兼アタッカーにもなる可能性がある為にかなり威力を発揮できます。《次元の激高》と併せてアタッカーランドを増産できますね。

 ジェイスで墓地を高速で貯める事が出来るのなら当然探査に繋がるわけで、《宝船の巡航》からまた土地を引き増して~と動けます。土地を伸ばした先にある《Blighted Cataract》でまたドローをして土地を引き込んで~と動けるのも追い風。

 当たり前ですが、マナ生物と合せてもいい。
フェッチをはさめば実質3回起動できる事になるので。Atf限定ですが《名高い武器職人》など複数マナを用意できる生物だとより凄い働きをしますね。

 限定戦でも狙える、構築級では《天空の滝》とのかけ合わせが有りますね。これで相手の生物をタップすればそのまま1ターン停止させる事が出来ます。
《タジームの守護者》も併せて徹底的にテンポを採っていく事も出来ますね。
 フィニッシャー候補の《真珠湖の古きもの》の存在も大きい。
自身のバウンスで繰り返し能力を利用する事が出来ます。《タジームの守護者》や《天空の滝》で延々と相手を拘束できます。

 フェッチを使えば1枚で2回占術1を使う事も出来る為Control対決にも無駄にならない。必要に応じてタップと占術を使い分ける事が出来るのが実に素晴らしい。
ただ普通の土地でも最低占術ランドに出来ます。フェッチを使うと総枚数で土地が伸び辛くなるので、Controlにとっては悩ましいですね。ヘビースペルや覚醒を使う事を想定すると益々使いづらい。
構築の余地が在るとも言えますが。

 Stdでさえシナジー性に溢れるカードが多くMidrange/Controlではかなりうまく使えそうです。


 下ではもっと多く色々と考えられていますね。
散々話題になっていまる《聖遺の騎士/KotR》との掛け合わせ
「《輪作》能力で土地を持ってきてKotRをアンタップして、持ってきた土地をマナを出しつつまた《輪作》で食べて~」
でデッキ内から土地が尽きるまでループです。挙動回数分マナを稼げますので適当に後は何か使うだけ。
墓地にすべての土地がある状況なら《セジーリのステップ》から巨体のKotRの突撃、《ケッシグの狼の地》に注込んで突撃 etc
 もちろん他に上陸持ちがいればより凄くなりますね。
他にフェッチランドを用意して行けばスタックの隙も減らせますね。
《太陽と月の輪》が有ればそれこそ無限ループです。まぁKotRのサイズは小さいままですが。《緑の太陽の頂点/GSZ》が在る環境なら、GSZからなら《土覆いのシャーマン》で良い気もしますがね。KotRも調達できますし。

 ただ両方のパーツが3マナと重めな上に《突然の衰微》に引っ掛かる。その上KotRは生物。割に簡単に組めるのですが、特別爆発的な強みがあるという訳でも無いと思います。
 Comboパーツとしては《珊瑚兜への撤退》が占術でドローサポートになる点は数少ない強みですがね・・・。
これを狙う価値があるのかどうか??
KotRが単体でも強力な事は強みですが。

他には《ゴブリンの溶接工》→墓地/場の《大焼炉》等Atf土地を永続的にグルグルを考えている方もいました。

 《桜族の斥候》《武道家の庭師》の名前も挙がっていますね。
手札の土地全てを展開できるので、デメリットの無い《マナ結合》の様な物ですね。1t目に展開できる斥候は2t目に3マナを用意できるので撤退に繋げる事も出来ます。
 後者は土地を並べやすいので変身しやすく《生命の織り手、土塊》で起動能力からTokenを展開していく事が出来ますね。
特にこれらはフェッチランドから《壌土からの生命》にすると土地も圧倒的に伸ばしやすい。
しかしそれだけではどうにも弱い。
もっと他の手段が欲しい所。


 もっとシンプルに《死儀礼のシャーマン/DrS》が居れば、フェッチを使えば1ターンに6点火力も可能です。《クウィリーオン・レインジャー》で土地を戻せれば毎ターン上陸して、アンタップ回数増やして~。
GSZのある環境なら《ドライアドの東屋》が上陸誘発にも起こす対象にもなり、2t目に3マナをそろえる事が出来るので便利。
と圧倒的なシナジー性に溢れている能力。《精神力》以来のグルグル置き物となれるか?
これは私の灰色の脳細胞(笑)が刺激されますぜ!!!!!


 因みにどれも同じですが、Ins速度で土地を置けることで相手の虚を突く事が出来ます。故に《アタルカの命令》の土地モードに新しい可能性が生まれていますね。
と言う事で《砕土》はまだですかねぇ???




・《天空の滝》
:BFZのコモンタップインランドサイクルのU。
生物のアンタップ制限をする効果。
相手をタップする能力が無いとはいえ、Weenie等の積極的に攻撃をしてくるデッキの手を緩める事が出来るというのは非常に大きいです。色マナも出る事ですしControlなら序盤のタップインも苦にならない。4枚積んでも問題ないレベルで強力な土地です。
上の通り《珊瑚兜への撤退》と絡めれば明確な妨害装置となりますね。



・《亡骸のぬかるみ》
:BFZのコモンタップインランドサイクルのB。
墓地の生物をTopに戻す効果。
序盤に落ちてしまった生物の回収が出来ます。特に《搭載歩行機械》《棲み家の防御者》《巨森の予見者、ニッサ》等優秀な生物は多いため回収のし甲斐も有ります。「昇華者」の条件を満たせるのなら《不毛の地の絞殺者》と言うカードも有りますね。
 《ハグラへの撤退》でフェッチを経由すれば「接死」ブロッカーを用意できる事になるのでそれらを回収する手段としても悪くないですね。


 実はLegacyでも無くはないというのが個人的な感想。
元ネタの《ヴォルラスの要塞》の方が繰り返し使える事で圧倒的にKPが高いのは事実。ですが、計3マナ掛る点を考えると上手く扱うのも難しく、何より《不毛の大地》と言う天敵がいます。これが欲しくなる様なフェアデッキではまずこれで破壊されてしまうので「繰り返し」の部分は生きづらいですし、Tempoデッキ相手に3マナの経費が重い。低速デッキ相手にはそもそも真面に機能しない、意味が無い事が殆ど。
そして無色しか出ない。
等々を考えると要塞自体がそれほど価値が無いわけです。

 対してこちらは場に出すだけで機能するのでマナが掛る事も無くテンポロス無しに機能します。そして色マナが出る事で最低限の働きも出来ます。
それほど悪くない要素が並んでいるわけです。



・《肥沃な茂み》
:BFZのコモンタップインランドサイクルのG。
Top5枚から土地を残し残りをそこに、その土地をトップに置く効果。もし不要ならすべてそこに送る事も出来ますし、そもそもこれをセットしなければいいわけで、中々に優秀な土地です。

 単純にハンドにスペルばかりで土地が欲しい場面で2ターン連続で土地を伸ばす事が出来る可能性があるのなら十分有効な効果。また上陸を2ターン連続で起こせるという事でもあります。
他にも、簡易ながら選択的ドロー操作でもあるわけで、特殊地形が多い環境なら上手くそれを引き出せるわけです。

 土地を伸ばしやすいことそのものがBigmana系と相性が良いわけですが、《巨森の予見者、ニッサ》を変身させやすくなるだけでなく、《精霊信者の賢人、ニッサ》後に《肥沃な茂み》→[+1]と繋げる事で2枚土地を伸ばす事も出来ますね。


 ↓環境なら《ムル・ダヤの巫女》が居ればそのままセットした土地をプレイする事も出来ますね。再録はまだか?
本体も重めで、生物ですし、割とアリな気もしますが。




こんなところで。


皆さん、こんばんは。しもべです。


 BFZの続き。
基本的にカード単体の評価はその本体のKPに依存します。
しかしその相対評価は環境によって規定されます。シナジーを組めるカードやデッキがそこに存在するか?自分以上にマッチしたカードが環境に存在するか?
時には高いKPのカードが不遇と思えるままに消えていく事も有り、逆にどう考えても低KPのカードが環境で持て囃される事もあります。
そんな摩訶不思議なカードの紹介。


・《乱動を刻む者、ノヤン・ダール 》
:《若き紅蓮術士/YPM》を代表としたIns/Socで生物を調達できるようになる生物の新作。
近年増えていますが、マナ域や展開できる生物の強力さから《空召喚士ターランド》を思わせる感じです。
因みに、《面晶体の掘削者、ザダ》と同じく全く同盟者の任を果たそうとしていないのは部族的なしがらみですかね??

 この手の生物は《若き紅蓮術士》を思えば軽い物こそ正義なわけですが、ノヤンに関してはそれ程問題はありません。何せ土地を生物化するために、そもそも土地の枚数が揃っていなければ機能しないので。故に土地をしっかりと伸ばしていけるデッキが主であり、Tempo向きで攻防を担うのYPMと異なりControlにこそマッチするフィニッシャーです。「覚醒」と同じく伸びきったマナフラッドの土地を戦力として変換できるため理に適っているカードです。

 本体も4/4と割に頼りになるサイズですので攻防で役に立てますし、除去1つ・カウンター1つ入れるだけでも4/4と3/3が用意できるので結構打撃力が高いカードです。
 追い風として《次元の激高》があるのも有難いですね。
普通にリセットしても土地生物を生き残らせる事が出来ますので。もちろん覚醒も出来ます。
 面白い事に1枚の土地を対象に起動し続けても問題が無いため、6/6や9/9を作る事が出来るわけですね。それもまた一つの選択。ダメージには強くなりますが除去には弱い。しかし一掃されないという利点も・・・。

 《卓雑のナーセット》とも組み合わせてみたい。
[+1]でスペルの調達が出来ますし、[-2]の「反復」で増幅させる事が出来ます。3/3を次々に生み出せるのでかなりの圧力を発揮できるはず。本体も合わせて攻防に役立つのでナーセットの保護も出来ますしね。
これ自体も《次元の激高》と非常に相性が良いです。
もちろん《ヴリンの神童、ジェイス》でも良いですね。


 気になるのは、本体もサイズ以外に除去耐性も無く、土地も3/3と少々脆いため、保護札の用意は絶対ですね。その保護札でさえ戦力転換できるのですから積極的に合わせたい。《鼓舞する呼び声》があれば保護とドローが両方出来ますね。
カウンターならば《頑固な否認》は絶対ですね、何せ本体が「獰猛」を満たせるので。他には単純に《否認》ですかね。


 この色とマナ域には圧倒的な信頼感のある《龍王オジュタイ》が居るのがネック。《次元の激高》との相性や打撃力と言うメリットはあるのですがね。しかしControlにフィニッシャーに求められるのは何よりも安定感ですし・・・。
 かなり重いものの、フィニッシャーとして悪くはないため使えない類のカードではないと思います。少なくとも「5マナの癖に除去耐性もアドも取れないとかww」みたいな評価を下す屑札ではないと思います。
しかし不安定な所を考えるとやはり旗色は良くないですね。



・《隔離の場/Quarantine Field》
:(X)(X)(W)(W)を持つ対置物Enc。
《払拭の光》のX対象分。
信心が2つにXコストのEnc・・・。《停滞の罠》もそうですが、お前何故THSブロックにいないのさ・・・。
君がいれば白信心はもっと上に行けたかもしれないのに。
時代が合わないという現実は空しい物です。

 と言う事は置いておいて
対象が1体(X=1)の場合、4マナで《払拭の光》相当。
2体(X=2)なら、6マナ。3体(X=3)なら8マナ、4体(X=4)なら10マナですね。
これを考えるとX=1は避けたいですね。
ただ単に全体除去をしたいのなら《対立の終結》を使えばいいだけです。なのでやはり一方的に除去できる状況が強みを活かせる構築にするべきでしょうね。
因みに一方的にしても《砂塵破》や《精霊龍、ウギン》等もある為、複数体を並べる形になるでしょうね。

 また大型のマナを掛けた割に除去されるとロスが凄まじい事になる。特に《ドロモカの命令》がある環境ではかなり注意が必要です。
取り敢えず合わせてみたいのは《開拓地の包囲》ですね。
4マナ有る状況から最低6マナに飛べるのでX=2は確定していますし、同時に命令のための人柱にもなれます。ついでに《万神殿の伝令》が有れば《Quarantine Field》だけでなく《開拓地の包囲》まで軽くする事が出来ますね。

 一時的なリムーブと言えど覚醒土地や歩行機械なら完全な除去です。またサイズ的な制限も一切ないため《アブザンの魔除け》や《精霊龍、ウギン》などの制限が掛っている物のカバーとしても使えまる利点がありますね。


 THS期で白単信心であったなら
小型が複数並ぶ・マナを出せる・Encも別に用意できる
など最高の環境だったものを・・・。



・《墓所からの行進》
:8マナ以下までの合計CMCの同盟者を釣るスペル。
見た目強そうに見えますが、今回の同盟者は重い物が多いので思ったほどは釣れないでしょう。それでも3体ほど釣れたら凄まじい効果が「結集」から得られることになるでしょうが。
 下の環境では《総帥の召集》で良い上に、もっと言えば《戦隊への復帰》で十分。

十分に高いKPを持っていますがやはり環境に恵まれないスペル。



・《深水の大喰らい》
:Controlのブロッカーとして序盤は働き、中盤以降はドローゴーの隙を埋めるドロー能力を持っています。
それだけでも決して悪くはない性能。アドこそ稼げないが序盤の隙を埋める可能性もある。《悪意の大梟》の変形版の様に捉えれば良い。

 ただし環境が悪く、《包囲サイ》《雷破の執政》《棲み家の防御者》などのStdメイン組に徹底して無力。
《死霧の猛禽》にもそれ程有効性は無い。
WeenieやSlighには焼け石に水。
不遇の時代を過ごす腹ペコ。



・《手酷い失敗》
:《本質の散乱》であり《霊魂放逐》の亜種。
2マナで「4マナ以下」の「生物」しかカウンター出来ない点は、ただでさえ使い難い生物専用の《霊魂放逐》を考えると間違いなく屑札レベル。
劣化《対抗呪文》も有る環境なのに・・・。
 しかし環境的に優秀な中型以下の生物も相応にいる事を考えるとそれなりに有効札。特にInsが薄い以上《カマキリの乗り手》など速攻持ちや追放効果であるために《死霧の猛禽》の様な復活能力持ちに、場に出れば仕事の出来る《包囲サイ》《雷破の執政》などに対処出来るのは明確な強み。
更に昇華者の存在を考えるとその追放効果も価値を引き上げる事が出来る。

 カード単体の効果で見れば歴代でもかなり低い効果ですが、環境的に優遇されている類のカードですね。
そして何と言ってもこのインパクトのあるイラストよ・・・。



・《精神背信》
:新しいハンデスであり、《脳食願望》の上位種。逆《コジレックの審問》。
《脳食願望》の反省を生かした「CMC=3~」となったスペル。しかしその代償は大きく2マナに・・・。3マナのカードを落そうとすると猶予は実質1ターンしかありません。除去でもないのでCMCの大きな札を落せたらテンポアド!と言う事も無いので。かなり大きなデメリットです。
トカゲとの戦いの結末は瞬きする間に決まる!!
「欠色」である必然性が今のところ薄い。こんな物要らないから1マナにしろ。

 まぁStd環境では生物戦が主要になる以上《強迫》では補えない部分を担う可能性も十分にありますね。
低速環境にしたいのなら妨害が低速になるのも頷けますね。
また「昇華者」にとっては貴重な序盤の「追放」の選択肢でしょう。
 下環境では対象範囲が広がったのは良いのですが、2マナであるデメリット以上の物ではなく追放は一長一短。取り敢えずファッテイCombo対策にはなりますね。せめて打消し不可でもついていれば・・・。
そしてFAは《酷評》に劣る。
追放効果にメリットが無ければ《困窮》にも劣る。
つまり紙。
まぁこれが1マナであっても↓環境では苦しいでしょうがね。



・《完全無視》
:《魂裂き》の上位手。
1マナ増えたらInsになって追放になって、ついでに欠色が付きました。
こうやって書くと強いように思いますが、元が死ぬほど弱い紙であり、これも歴代でも低レベルな除去です。(それでもコモンなので限定戦では相応の価値があるとは思いますが。その上で強すぎないのも良い。)
 しかしInsである事と追放である事が圧倒的正義として存在しています。
昇華者の活用法になり、且つ蜥蜴・歩行機械・防御者に螳螂乗りと厄介な小型の大半に対処できます。
 紙レベルのカードですが、こうやって小型デッキを減衰させ、更にこいつ自身には制限を掛ける事で大型デッキを増やそうという意図も見え隠れしています。
因みに生物限定の話ですが《精神背信》とうまく棲み分けられていますね。どちらもテンポをほとんど取れない不思議な組ですが。

 《束縛なきテレパス、ジェイス》があると中々いい相性でもあります。
[+1]でパワーを減衰できるのでパワー5までの生物を潰せますね。ジェイスがいてパワー5の生物がいるならジェイスを殺しに来るでしょうから、ちょうどそこで狙い撃ちできます。ついでに[-3]で再利用も可。
理想的な餌ですね。


 環境にも製作者の意図にも恵まれた屑札。
しかしその上で、環境のバランスを取るために刷ってしまった強すぎる札への露骨な対抗札のデザインでもあるので相変わらず欠片も美しくない。
 でも様々な意図が絡まりあっているという点では上手いデザインでもあると思います。



・《放浪する森林》
:「収斂」型生物。
素で使っても4マナ3/3警戒・トランプルですが、最大で6/6にまでなれます。収斂にしては珍しくマナレシオが1色でも素であり、最大になるとかなり効率が良いと言えます。喩え4/4や5/5でも十分なサイズと戦闘力があると言える。

 しかし所詮は戦闘力が有るだけの生物。
アドや除去耐性、決定力が重視され始める中量級に置いて単に戦闘力があるだけでは微妙な効果です。同じマナ域である事を考えれば《包囲サイ》《雷破の執政》などで十分ではないか?と言うレベル。小型を無視できるのも同じですしね。
敢えてこれを使う必然性が今のところ無いため、何かあると良いのですが。
今の所《焙り焼き》されないぐらいしかメリットが思い浮かばない。

 決して弱くは無し、寧ろ非常に強い類のカードですが、環境的な強みが無いんですよね・・・。
低速環境になる事を見越して《霜歩き》や《狂暴な拳刃》等合わせて高速Beatdownと言う形ならアリかもしれません。単純に打撃力で貢献できる上に、生物を連打する関係で相手に除去札が足りなくなりますからね。



・《タジュールの戦呼び》
:5マナで2/1が付いてくる「全体+2/+2スペル」の様な物。
まぁBeat組むなら5マナの生物出してアド云々なんて悠長な事は言ってられないので、その意味でデッキ向きの優良部族生物だと思います。同マナ域でも《ゴーマ・ファーダの英雄》より余程向いてます。当たり前ですが数がいないと話にならないためTokens発生器が必要。

 《ランタンの斥候》と併せると
Weenie兵卒「隊長! 同盟者共が+2/+2絆魂で殴ってきます!!」
Beat部隊長「やってられるか!撤退撤退~!!」
みたいなことになります。


 惜しむらくは小型の同盟者が殆どいない事・・・。
どうせ非同盟者にまで効果が及ぶことを考えれば、はっきり言って同盟者デッキで組む理由が余り無い様な・・・。普通に《正義の突撃》付生物として横展開するBeatdownのフィニッシャーで良い気もします。


 
 最後に2枚
・《フェリダーの君主》
:WotCが再度の挑戦!というので少し考えてみましょう。
コイツが活躍するには高速Beatdownや高打点Weenieが無い事と実用的なライフゲインが多数ある事。
まず嘗てのZenは《ステップのオオヤマネコ》《ゴブリンの先達》《ゴブリンの奇襲隊》《ゼクター祭殿の探検》《板金鎧の土百足》《復讐蔦》が居たり、その前後に《血編み髪のエルフ》や《遍歴の騎士、エルズペス》、金属術や喊声持ち、そして《悪斬の天使》とタイタンズが居たりした。
うん頭オカシイね。
これは致し方ないねww
同マナ域に《悪斬の天使》やタイタンサイクルがいたのも致命的ですが、WWKには《石鍛冶の神秘家》と《精神を刻む者、ジェイス》もいましたので低速デッキにさえ凶悪な札が有った。
今考えても、Zenブロックってイカレタカード多かったですよね・・・。

 で、今の環境はと言うと精々1マナ2/2が居る程度なので、かなりマシになった部類でしょう。
それでも大昔に比べるとかなり強いのですが。

 実用的なライフゲインはというと、寧ろ問題になるとしたらこちら。
《部族養い》が本体の「獰猛」と合わせて10点ゲインです。《巫師の天啓》は序盤の小型ブロッカーが生き残っているのならドローに、君主の様な生物が出ているのならゲインになりますが、何せ重い。そして獰猛を満たせる実用的な生物が少ない。重いとはいえ実用レベルでのドローまで付く事を考えれば《ニッサの天啓》の方がマシですかね?君主を捜して4点ゲイン4点ドロー。
《包囲サイ》《風番いのロック》《悪魔の契約》等は有りますが、それらを使うならもう君主必要ないです。
 《カザンドゥへの撤退》+土地ブーストは一つの指針になるやも。フェッチランドで3点ゲインですし。《ニッサの復興》と併せれば最低でも13点ゲイン。
但し本体だけでは何もしないのも・・・。《台所の嫌がらせ屋》や《スパイクの飼育係》があれば・・・。

 《孤独な宣教師》があれば・・・。
《アラシンの僧侶》もいますが少し劣ります。まぁブロッカーとしては優れていますし。これと《オジュタイの命令》に繋げるのが1つのプランとなるはず。Cip+リアニ/ゲインで10点ゲインですからね。ブロック分も合わせると実質はもっと上です。《ヴリンの神童、ジェイス》も合わせましょう。

 低速でマナを出せるのなら《見えざるものの熟達》も良い候補。
ブロッカーも用意出来ますしね。いつぞやの100越えライフの時も有りましたしね。しかしあの時ほどのマナは出ませんからね。
ただしCipが消えてしまう。
WGにしてマナブースト系と併せる事でデッキの形が見えてきそうです。

 オルゾフならBWミシュランが候補になるはず。
後は《宮殿の包囲》でどちらでもゲインになるはず。

 もう、大雑把に《アルハマレットの書庫》で良い気もします。
君主のアタックで8点ゲインし、ブロックに回っても8点ゲイン。40点ぐらいすぐでしょうww
ついでに《オジュタイの命令》で8点ゲイン2ドロー。
もうこれぐらい割り切る方がちまちま回復するより早いですからね。


アカン、全然構築できる気がしない。
神話レアからレアになったのはWotCの良心。《竜使いののけ者》も見習え・・・。


 因みにFTも変わっていて
「生き残る事がゲームなら、勝者が誰か知ってるよ。・・・」→「枯れ行く風景を眺めながら、目に見える勝利を待ち望んでいる」
と言う事で生き残れなかった《フェリダーの君主》はスポットライトに当たるのを待っているわけですね・・・。

 結局コイツは環境が変わって構築できるレベルになるのかどうか。はてさて・・・。
前回は高速環境でしたが、今回は中量級から化け物揃いですしね。



・《竜使いののけ者》
:同じく環境の変化に期待した再録。
ながら何故か神話レア枠を食いつぶすその強欲ぶり・・・。のけ者たる所以でしょうかね?

 前述のように環境の低速化・土地が並びやすくなるという部分から活躍できる土壌は多少整っているようにも思います。《巨森の予見者、ニッサ》の存在で土地を伸ばしやすくなる傾向があるRGを組めますし《集合した中隊》を重ねる事でその両方を調達できます。W/Bを3色目に選べば《始まりの木の管理人》も行けますね。
 中隊を使う低マナ域デッキながら積極的に土地を伸ばしていくという一風変わったデザインのデッキも組めるやも。

 しかし+1/+1カウンターのシナジーも多いわけですし色もあうので《硬鎧の群れ》の方がマッチしてますよね・・・。別にドラゴン推しもKTKで終わってるわけですし。



 何時の時代も環境に恵まれぬ不遇な輩、環境に恵まれた幸福者、種々雑多。
果たして彼らはどうなるのでしょうね。





非MtG)嘘だと言ってよGravityDaze(´;ω;`)!!?
TGSが始まりました。
色々な新作ゲームについての情報が盛りだくさん。


・「GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択」
ttp://www.4gamer.net/games/233/G023394/20150915077/
待ちに待ったGravity Dazeの新作!と思ったらPS4になってる!???
ロンチタイトルだった「GRAVITY DAZE」やりたくて、PSVitaを買ったというのに!?
ブツ切りの1だけ出して2をVitaで出さないとかどんな仕打ちだよ(´;ω;`)!!??


 背面タッチパネルや本体を傾ける等をはじめVITAの機能を活かしたゲームとは何だったのか・・・。
でも悔しいけど、PS4番はとても綺麗でくっきり。
ロンチの時点でVITAの限界迫ってるんじゃないか?と思える仕様でしたし・・・。
きっとただでさえ広大な世界が際限なく広がるのでしょう。
 また、Vitaは正直世界規模ではさっぱり本体が売れていないのに対し、この作品自体のとても評価は高い。独自性も高く引き付けられる魅力に溢れています。
対してPS4は世界規模の方が圧倒的に売れている以上プラットフォームを移すのは当然かもしれません。Daze1もVitaを代表する作品でありながらさっぱり売れてませんでしたからね。
ゲームを作る以上売れてくれなくては困りますし、これはその価値があるので・・・。

 でもせめてマルチプラットフォームにしてくれよ・・・。
因みにDaze1はPS4に移植されるとか。良かったねPS4ユーザー(´;ω;`)



・ヴァニラウェアの新作「十三機兵防衛圏」
:13人のキーキャラと現代の待ちに現れた巨大な人型兵器。
「ぼくらの」的な?
全くわからんです・・・。

 オーディンスフィアのサイトも出来ました。
http://atlus-vanillaware.jp/osl/index.html
まだ全然できてませんがw



・「NewダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」
:絶望少女に出てきたモノクマのバリエーションが居ます。
それだけでは全く中身は不明。
対応はPS4・PSVita。
流石に1からの話の拡張はもう無理に思えますが、果たして?
やられてもいい加減しつこいので変えて欲しいし。
そんな事よりも大山さんは大丈夫なのでしょうか??



・「いけにえと雪のセツナ」
SQEの新作。
シンプルな昔のRPGの様に見下ろし型にデフォルメキャラ。
戦闘も簡単そう。ウィザードリー世代よりは後ろですが、ドット主義の古いゲーマーなのでRPGにグラは求めない。
ストーリーが有ればそれでよし。
と言う事で今後を見守る感じに。



・「SaGa SCARLET GRACE」
:僕らのサガの新作。FFとかどうでもいいべ。
ロマンシングサガを思わせる世界観。
それだけしか判らないので何とも言えませんね。もう昔の様なソフトを作る能力は無いので大して期待もしていませんが、ロマサガやサガフロンティアで遊んだ身としては頑張ってほしいとも思います。
と言うか2015と言う仮称だったのに、発売は2016なんですね。
まぁ当然か。


・人喰いのトリコはまだか?



・「スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-」
:III以降やってないのでよく判りません。
戦闘画面は少し出てますが一瞬過ぎて判断できません。キャラデザが反映されているのか怪しいグラフィック。

 それよりもあんさん、「イグジストアーカイブス」は順調なんでしょうかね?
この会社に2ラインも保持できるような体力があったか甚だ疑問なので、出来に不安があるのですが「ヴァルキリープロファイル」のファンとしては気になるので・・・。



・「仁王」
:コーエーの新作。
無双系で培われた技術が活きており、グラフィックやアクション等3Dの技術ではやっぱりコーエーは質が高い。
グラなんてオマケ派の人間ですが、流石に引き込まれますね。
しかし、要は「鬼武者」ですかね、これは?
人斬るとざっくり鮮血が舞うので所見はビビりました・・・。


・「討鬼伝2」
:オープンワールドに不安しかない。
PS4/3・PSVita。
茨アクション的なものが追加されるんですかね?


・「東亰ザナドゥ」
:新作ザナドゥ。
しかし個人的にはアクションにした軌跡にしか見えない。那由多の軌跡の様に名前を冠すればいいのではないか?と思ってしまいます。
戦闘は基本的に、敵に鋼体がある為圧倒的に遠距離戦が楽なように思えますが?
ついでに一々技の度にエフェクトで光るので何やってるかよく判らん。敵のモーションパターンが少ないようにも思えます。

 今の所イース程の魅力を感じませんが・・・。
体験版でも出たらやってみようかと思います。
トワトワできる日は来るのだろうか・・・。




新カード)BFZ雑感9 とSCGの結果簡易
皆さん、こんばんは。しもべです。


 昨日の神決定戦Legacyは熱かったですね。
個人的にはGrixisControlの方がやや有利かな?と思ってもいたのですが、4戦目のTopが全てを持っていきましたね。手に汗握る時間だったように思います。


 さて、いつも通りのSCGの結果。
今回はWorcesterにて開催されPIQ Legacyも併催されました。早速結果を見ていきましょう。しかしBFZのカードの感想が有るので簡易で。
ペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=09/12/2015&end_date=09/13/2015&city=Worcester&limit=50

 優勝はEvan Flynn氏のEsper Controlです。


Top16(上から順に1位~)
Esper Control
Omni-Tell
Miracles
Miracles
Enchantress
Grixis Control
UG Post
Miracles
--------------------
Lands
ANT
Infect
Elves
BUG Delver
Omni-Tell
Grixis Delver
Elves

 です。
一時期は勝ち過ぎていたGrixisですが多少は落ち着いてきたでしょうかね?
Miracles/Omniが多少失地回復です。とはいえ今回だけの結果かもしれませんが。
それでも、その関係か今回は多少結果がばらついていますね。普段それ程見ない様なデッキもいます。
これぐらいの多様性がある方が良いのですがね、普段から。

 Omniはここの所《分割判定》等のコピー系を挿して2マナランドを減らした形がちらほら増えているような気もします。はて?

 Enchantressはよく判らんです。
小規模大会故の摩訶不思議?
それでも他とは異なるデッキなので判らん殺しは出来ますし、デッキパワーは無いわけでもないです。
構築は滅多に見ないのでさっぱり?
しかし割と特徴的にも見えるような気もしますが・・・。まぁ最近のEnchantress事情とか判らないので何とも言えませんがね。
丁度リンク先の[giya]参が考察されているのでそちらでどうぞ。

 UG PostはManadenialが減れば有利になるのは自明の理。
そしてここにも出てくる《白金の帝像》。
ANTはサイドが随分盤面干渉に偏ってる様子。

 Elvesはメインはやや1マナマナエルフが少ないですが、特別な印象は無いです。
只サイドで強烈な存在感を放つのが《龍王アタルカ》。
Stdでも大活躍ですが、このElvesでは・・・? 恐らく《自然の秩序》からGrixisを始め小型を焼き払うための品でしょう。押しつぶす余裕が無い場合は対処が優先ですからね。
R(とそれにつれて増えたスィーパー)が多いため苦境に立たされがちなElvesですが、もう少し頑張ってほしい所。


気になったのはこの1つ。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=91345
1位、Evan Flynn氏のEsper Controlです。

 Controlと銘打ってますし、実際そうですが、感覚的にはGrixisをEsperの形に落とし込んだように思えます。要であった《若き紅蓮術士/YPM》→《僧院の導師》に代え、《ギタクシア派の調査》や《陰謀団式療法》などでそれを活かせる形のスペル構成ですね。
 このところ、この様な導師を使った形も徐々に出てきていますが、その上でWが入っていながら装備品を使わないデッキも間々あります。《石鍛冶の神秘家》パッケージはWのMidrangeの強みでもありますし、導師の利点であるTokensもYPMと異なり誘発させられます。
にも拘らず使っていない以上、その枠やテンポロスを嫌っているのでしょうかね?
Midrangeになっているため、カウンター系が増えていますが、《瞬唱の魔道士》でスペルの水増しが出来る為に導師の弾数を増やす事も出来るようになっています。

 《グルマグのアンコウ》や《タルモゴイフ》に対処出来る《剣を鍬に》の採用や導師の存在でスィーパーに対してもだいぶマシな耐性を付けたのも特徴ですね。
もちろん《硫黄の精霊》や《夜の戦慄》と言う欠点も有りますが。

 Wの利点である《翻弄する魔道士》や《盲信的迫害》も採れる事は大きい。
そして《機を見た援軍》が特徴的ですね。YPM・稲妻をけし掛けてくるGrixisに対してかなりの時間を稼げます。



 で、BFZの続き
・《粗暴な排除》
:「バウンス」と言うカテゴリーは基本的にカードアドを失ってしまうため弱い部類の能力なのですが、調整により一点強力な効果に生まれ変わる事も珍しくない調整の難しい種類です。
個人的にはこの《粗暴な排除》は間違いなく後者であると考えています。

 《造物の学者、ヴェンセール》のCipを思わせるバウンスモードとCre/PW限定の《マグマのしぶき》のモード、若しくはその両方を持っている面白い効果。其々の効果は小さめながら小回りの利く能力であり、上手くいけばアドも採れる妨害札である為に威力も出やすいでしょう。

 《マグマのしぶき》は文字通りそのままの効果。
1マナ除去であった頃とは勝手が違いますが、それでも対象がいる環境ではあるので《搭載歩行機械》やダメージの入った《死霧の猛禽》を取り除けるのは大きい。マナを順調に伸ばせるのならギリギリの速度でしょう。また単純に墓地からの追放も意味が有りその2種だけでなくセットになる《棲み家の防御者》や《ムラーサの緑守り》等の回収札を削っていく事が出来ます。使われる変異生物(トカゲ・防御者)の追放効果も大きい。環境で使われる生物群へ効果が多少なりとも保証されているわけです。
 そして大きなマイナス能力を持つPWが流行っていくならそこをついて潰す事も可能。例えば《精霊信者の賢人、ニッサ》から[-2]と動かれた場合に完璧に対処できます
 単純に昇華者への貢献度は1枚で1追放なので非効率。同時に《マグマのしぶき》を使いたいようなG相手に昇華者を使うのも望ましくない。

 バウンスモードは「呪文」か「生物」が対象です。
「パーマネント」になると最高だったのですが、無い物ねだりをしても致し方ない。「呪文」バウンスの方はそれ程Stdでは恩恵は有りませんね。「打消し不可」呪文が《極上の炎技》《ガイアの復讐者》ぐらいしかないので。それでもPWやCip生物など場に出すだけでアドバンテージを採られてしまうスペルにテンポを採る事は重要です。対生物も勿論有難い。Ins除去が薄い環境ならそれだけで意味が有りますし、火力で除去出来ないサイズにもこれで対処出来るのでスペルとしてバランスが取れている
 何より、その手の大型スペルが増えてくるという事は1回あたりのテンポアドバンテージも大きくなってくるという事です。中盤の5マナや後半の8マナなんて殆ど《Time Walk》ですからね。「覚醒」を利用したデッキもただの土地に還す事が可能。
 焼けなくなってしまった《搭載歩行機械》をバウンスしましょう。優良な解答とは言い難いですが《マグマのしぶき》モードが4マナである事への一つの解答です。
《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の[0]→[+1]も一時的ではありますが1枚で対処できます
 バウンスのテンポアドバンテージはそれほど強力ではありませんが、《棲み家の防御者》や《取り憑かれたスカーブ》、《ヴリンの神童、ジェイス》等で再利用を延々と行いテンポを採っていくとかなりバカにならないアドバンテージになります。
 
 当然ですが自分の生物のバウンスも出来るので救出やCipの再利用が出来る訳ですね。
変異後の《棲み家の防御者》でも良いですが、《巨森の予見者、ニッサ》の回収も可能。Cipとしては微妙ですが、土地を伸ばす事に意味があるので悪くはない。大型をブロックし、小型を焼きつつブロッカーを回収とか最高の挙動の一つでしょう。
 かなり強引な挙動ですが《龍語りのサルカン》の[-3]後に[+1]で攻撃しつつ回収し、忠誠度の回復を行うという挙動も取れます。これの場合焼ける範囲が広がっている事と、サルカンが速攻を保持している事が利点と言えるでしょうね。両方をPWに集中すれば6点以上も与える事も出来ます。

 ただまぁ当然限定的な妨害なので限界も有りますね。
既に場に出てしまったサイズ持ちのCip生物には効果も薄く、何より低速デッキの場合《絶え間ない飢餓、ウラモグ》の恐怖が有りますからね。
其々の効果も面白いものの、効果自体は割とニッチな部分があります。
これがStdで使われるには相応の環境が必要になるでしょう。

 それでも元々バウンスは応用性のある能力ですが、更にそれの受け幅が広がったようなスペルです。小型火力で除去を狙えなくとも最低限バウンスで対処出来る対応力も売り。
Stdにある類似の札である《冬の炎》に比べると4マナの重さは有りますが、充分に強力な部類です。
相当な高速環境にでもならない限り現実的に使える部類であるはず。



 そしてそれは下の環境に行くほど効果があるでしょう。
何故ならそれは下の環境ではヴェンセールバウンスも疑似《ショック》も実際に実用されているからです。効果1つ当たりの影響力も増え、アドバンテージも狙いやすくなるので当然、支配力も上がってきますね。

 打ち消されないスペルだけでなく、「マナコストの無いスペル」や「奇蹟」「探査」、マナソースからの大型スペル等のタイミングが限定されがちな大技スペルが増えるので「呪文バウンス」の威力が跳ね上がります。 ただヴェンセールの様には流石に生きませんね。彼はCipである為《引き裂かれし永劫、エムラクール》のバウンスも出来ましたし、生物であるためSnTに合わせて出す事が出来て、場に出てくるあらゆる物に対処出来ました。生物であるがゆえに通常キャストで《呪文貫き》を躱せたし、《Karakas》を利用できた。使われているLegacyでは彼だからできる事が多いので、そのままの評価を当て嵌める事は流石に無理です。
 それでも有効な能力です。
対象はいるのですからね。単純にサイズのある生物をバウンスだけでなく、《双子の欠片》の対象や装備品持ちをバウンスする。対象は困りません。

 《マグマのしぶき》も、小型生物が増える環境故に対象範囲は遥かに増えてくるでしょう。
《台所の嫌がらせ屋》《復活の声》etc とリムーブ自体の効果も高く、その他の《闇の腹心》や《若き紅蓮術士》等のシステム生物も多い環境です。PWは《ヴェールのリリアナ》が[-2]から入り易い以上撃ちこむ隙も有るはず。もちろん自分が生物を使っていなければいけませんが。

 どちらにしろ妨害と言う側面に関して珍しく「欠色」が役に立っており、お陰で《エメリアの盾、イオナ》等や《刻まれた勇者》や《火と氷の剣》の様なプロテクション持ちに対処可能である点も特徴ですね。強力な生物が多いからこそより活きてくる効果なわけです。
一応《水流破》《紅蓮破》系統のどちらにも咎められない点も。

 自分の生物のバウンスの場合も同じように強力な生物が増えている事が追い風。特に《瞬唱の魔道士/ScM》と言う色の合う素晴らしい生物もいます。
かなり珍しい場合ですが《ギデオン・ジュラ》は[-2]を使い忠誠度を消費してしまっても[0]で生物化すれば回収も可能です。


 と重さこそ気になるものの、その真価を発揮するのは寧ろ↓環境と言えるでしょう。
周りが強い程妨害の価値も増しますし、アドが採れたらそれこそ最高です。其々が効果対象とするスペルも増えており、どちらも腐ってしまうという事が殆どない。受け幅の広い効果です。
↓環境では同じようなマナ域には既に重鎮足るスペルは存在していますが、例えば《謎めいた命令》や《精神を刻む者、ジェイス》等の方が強力ですが、そもそも機能性が明確に異なってくるカードでもある為、目的の違いにより競合化は避けられるでしょう。


と言う事で非常に期待しているスペルでもあります。この手の応用性や汎用性のあるスペルは大好きです。
果たしてどうでしょうね?



P.S.
《果てしなきもの》はどういう事なの?
サイズに限界が無いという事?それなら《搭載歩行機械》でも出来るんですが・・・。
今のところ果てしなく残念という事しか感じないのですけど、果てしなく強いシナジーでも出るのですかね?
皆さん、こんにちは。しもべです。


 ここ数日でMtG界を賑わしているBFZ。
色々と話題はありますがZen期のトレジャー枠となるプレミアム神話レアの存在は大きな衝撃でしょう。
確かにこれまでフルアートランドはいずれも高い評判となっておりUGLやUGHの基本地形は1枚で数百円する程(因みに私はタップシンボルがスキなのでUGL派)。Zen期のそれの愛用者も多いですし、ニールセンのプロモフォイルには高額が付きます。
今回のプレミアム神話レアはFoil且つ英語限定とはいえ、全世界の愛好家やコレクターの争奪戦になるでしょう。1枚御幾ら万円の世界。


 ここの所嘗てよりカード1枚当たりの値段が上がっています。
昔の話ですがブロック三大レアなんて大仰な呼称をされていても1~3Kに収まってましたしね。大半が1k強で、3kなんて本当にStdに3枚と無いような値段でした。それを考えると近年の1枚5k越えは異常ですね。デフレは続いていたというのに・・・。
まぁそれは置いておいて、単純にそれはMtGの人気の高まりがあり、そしてレアリティの改変があり、更に目玉となるパワーカードが増えた事もあるでしょう。
MtGのブロック自体の売り上げも上がっていてKTKは過去最高の販売量を記録したそうです。どう考えてもフェッチ(とついでに《思考囲い》)のお陰ですね。でも供給量の件でEternalでも問題になっていた以上本当にありがとうございましたですよねw

 それに対して今回はプレミアム神話レア。
環境的に使える有効色フェッチも混じっているとはいえ、どう考えても完全にコレクターアイテム。その気の無い人からすれば完全にお宝程度の存在であり、下手したら換金用の枠です。
1枚当たりの値段は需要も考えて物凄い値段になる事は確定的でしょうが、それはどう考えても使わなくてはやっていられない/環境を生き残れない・・・と言う類のレアを出すのとどちらが良いのでしょうかね?


 プレイヤー側からすると強い札が出る事は単純に嬉しい。
しかし反面環境の流動性を無くしてしまい、何よりも諭吉がかかる。新渡戸では手が回らない。《復活の声》なんてあんな塩エキスパンションに出てしまった神話レアであったために大変に悲惨な事になりましたしね・・・。プレイヤー側からも店側からも。
それを考えれば今回のプレミアム神話レアは、どう考えても商売上のあざとい戦略なのですが、マシな方なのかもしれません。出てラッキーな気分にも成れますしねw
またFRFのプレリ用特別イラストを良質にしたキャンペーンと言えなくもない。

 ついでにフェッチやショックランドは下では需要がある以上、全体量を増やすこと自体は出来ています。
沢山パックが向かれれば、1枚当たりのカードの値段も下がる(《包囲サイ》とか近年では考えられないような不当に安い価格ですからね)と言う事も有り、コレクターは兎も角トーナメント志向のプレイヤーにとっては今回のキャンペーンは実は有難い物なのかもしれません。
 トレジャー枠が有ったZenも多数のパックが向かれた結果、対抗色フェッチランドも一時的に1k半ばまで落ちましたしね。
繰り返される歴史の証左がある以上今回も同じように単価が安くなってくれそうです。

 ただ対抗色フェッチが1k半ば~2kだったのに対し、KTKの有効色フェッチは再録にも拘らず3k超えてるものもあるとか考えるとやはり単価が高くなっているのは否めませんね。



 ところで私の求めるRebeccaの新カードはまだですか?




新カード)BFZ雑感8 3倍の色は赤、なら2倍の色は?
新カード)BFZ雑感8 3倍の色は赤、なら2倍の色は?
新カード)BFZ雑感8 3倍の色は赤、なら2倍の色は?
皆さん、こんばんは。しもべです。


 男子バレーが目下4戦中3勝1敗。
負けたのはアメリカだけ?
女子が同レベルのライバル相手にズルズル負けて行ったのに比べると、ほとんどが格上(確か日本のランク以下は1つしかいなかったはず)の中で男子は大活躍です。正直どうせ全敗とか一勝とかだろ?って嘗めてましたすみませんでした。
 また躍動しているのが大抜擢の若手4名という事も良いですね。
話題性云々は置いておいても、将来的な代表チームの展望も明るいわけですから。


 さてBFZの続き続き

・《ムラーサの緑守り》
:《永遠の証人》がAKIRAとかもののけ姫のしし神様等で謎のパワーを受けたらこうなりましたとさ・・・。
知らんけど。
と言う事で証人の類型で有りその上位種です。マナコストが2倍になったら誘発機会も2倍になってサイズは一回り以上増えましたとさ。
CipだけでなくPigでも《新たなる芽吹き》が誘発します。残念ながらPiG時は自身を取り除かなければいけませんが、それでも強力。まぁ自分自身を延々と回収されても困りますからね。

 合わせて使いたいのは《書かれざるものの視認》
公式推奨。
緑守り自身を調達できるだけでなく、使用した視認を回収出来ます。これだけだと《ネシアンの猟区管理者》と大差ない効果の組みなのですが、実に恐ろしいのは回収した視認の再使用時には「獰猛」を達成しているので、そこから更にアドバンテージを獲得できるという事。もしその中に更に2枚目の緑守りが有ったりしたら、それなんてクソゲー?になります。
Eternalで行える《集合した中隊》から《永遠の証人》を回収して~アド伸ばして~と言う挙動の上位版ですね。
 その上、視認は8枚掘って残りは墓地に置きます
墓地に置きます。


 またRegrowth仲間の《棲み家の防御者》と併用する事でお互いを回収し合う事が出来ます。
序盤に死亡した防御者を緑守りで回収する事で、緑守りが落ちた時に防御者で回収のループが組みやすくなるわけですね。自分たちで仲間を回収できる事や本体自体がアタッカーとなれる事から、必ずしもPiGを使う訳ではなく必要に応じて使っていくべきでしょう。下手なカード回収するより緑守りを維持する方がゲームを終わらせる力も大きいですし。

 重要な動きとして《巨森の予見者、ニッサ》との相性も上がるでしょう。
序盤のニッサをブロッカーに回し(または除去の避雷針にし)つつ土地を伸ばし、6マナ到達時に緑守りに繋げる事でニッサも回収出来ます。そしてニッサを再キャストして《森》をサーチ・セットできれば7枚目になる可能性があるので変身要件を満たす事が出来るという訳ですね。
PWになって除去され辛くも成りますし、緑守り自身が《精霊信者の賢人、ニッサ》を護る壁となれます。
正に「緑守り」ですね。
 そしてニッサは視認とも相性が良いので3種類が其々にシナジーを構築できているわけですね。
ただ視認も緑守りも6マナではデッキに組み込む限界もあるのが難しいところ。

 他には《深海の主、キオーラ》との相性もやはり良好。
マナ生物から[+1]で6マナなので最速4t目のキャストが可能ですし、同時に[-2]で調達でき、墓地が肥えれば誘発能力で回収できるわけです。2倍回収と言う能率の高さが墓地を肥やす行為を最大限に生かせるので防御者よりも上ですね。サイズの高さからキオーラを護る壁にもなれるので調達のし甲斐も有ります。
 またここでも判りますが、単純に使い切りの出来るPWとの相性も良いわけです。
キオーラは[-2]を連打して墓地を肥やしてからの方が緑守りの調達し甲斐もあり、墓地に落ちたPW自身を回収できるわけです。《揺るぎないサルカン》は[+1]で6マナに到達できますし[-2]×2で4/4飛行×2をした後回収してまた[-2]を~。
《世界を目覚めさせる者、ニッサ》はもういないからね!!
《精霊龍、ウギン》も気兼ねなく[-X]が使えます。丁度緑守りに回避能力が無い点も補えていますね。


 リアニについてはどうしても考えてしまいますが、現状あまり良い選択肢がありません。素直に3色にして《コラガンの命令》を使いましょう。
悪夢を見せてやりませう。

 BGにするのも勿論いい。
7マナ到達が目前なので《棲み家の防御者》宜しく《破滅の道》を活かす事も出来ますし、《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》の[-3]も有難い。《肉袋の匪賊》等も同じ。匪賊は場合によってはアタッカーにもなりますからね。緑守りはサイズが優れてはいないため、時節的に守勢に回らざるを得ない場面も増えてくるでしょう。なので除去があるという事は大きな利点となるはず。
盤面を空けてアタッカーとなれ!!
 「濫用」との相性も良いのですから、候補は色々ありますが《死者を冒涜するもの》や《アンデッドの大臣、シディシ》になるでしょうね。特にシディシの場合最悪自分を生け贄に《魔性の教示者》化して緑守りをサーチ氏、そこから自分の回収にも繋げられるわけですし。
かなり強引な挙動ですがw
 Rなら《龍語りのサルカン》。
[-3]で盤面を空けたり、[+1]で攻撃したり、ブロッカーに回ってもらったり。
公式に載っている通り《火口の爪》も相性が良い。序盤は小型を焼き、後半は多数のマナと「獰猛」から火力となる。

 因みに生贄云々でPiGを利用~と言う話も聞こえますが、前述の様に自身が5/4と言うアタッカーなので下手にPiGを意識せず戦闘に参加させる方が良い場面も多い。戦闘で死んでくれれば勝手に選択肢になりますしね。《アブザンの魔除け》を喰らわない様に《進化の飛躍》などIns速度の物があるのは良いのですが所詮お守り。

 Gの6マナ圏と言う事で《森林の怒声吠え》がライバル。
アドは小さいですが、明確な任意の生物の調達も出来ますしサイズも考えればそちらの方がより攻撃的。また、もう1マナ増やすとコンボレベルのファッティがずらりと居る
幾らアドが採れようがサイズは中量級。4点除去も割に環境にありますし《包囲サイ》とも相討ちです。
アドの量が有れば強いわけではないという良い例になるのではないかと。
 その意味でも、緑守りを使う際に重要なのが上記の《破滅への道》や《火口の爪》なわけですね。
序盤に使えるだけでなく、後半以降にはゲームを終わらせる事に寄与できるためです。怒声吠えには無い緑守りの柔軟性を活かす事が出来る組みなわけです。


 ↓環境では難しいマナ域ですが、BigmanaやControlを使えば問題も薄い。
何と無くGの6マナ、CipとPiGの両方で回収と言う事を考えれば《デッドウッドのツリーフォーク》を思わせるスペックですね。まぁ緑守りの方が遥かに強力ですが。

 Gのファッティと言う事で《森林の怒声吠え》宜しくNicFitの採用対象には勿論なります。
が、上述の様に6マナ掛けた割に攻撃力が余りに不足。アドバンテージも良いのですが、それならそれこそ《永遠の証人》を使えばいいだけで、6マナならばアタッカーではなくフィニッシャーの役割が期待されるのが、環境でありこのデッキでもあります。どこぞの2マナ「タ行」や1マナ「タ行」と相打つサイズではその目的での運用は難しい。
そして最大の壁である《原始のタイタン》が鎮座するマナ域でもあります。アド取るよりも先に勝ちに行けという事です。因みに下のマナ域には《世界を目覚めさせるもの、ニッサ》もいます。

 《緑の太陽の頂点》《出産の殻》に《激情の共感者》と調達手段が多いのでどのNicFitでも運用は出来ますが活躍するかどうかは別。前述の様にPiGが利用できる事と推奨できる事は別なので《陰謀団式療法》との相性も差して重要ではありません。無いよりはマシ程度。
 文字通り「回収札」でしかないので周りが如何に強い札で満たされているかに依るはず。
下手な定的な挙動と枠の拘束のあるNicFitよりも、Control型のJunkや使い切り型であるPod型NicFitの方が向いているでしょうね。Podには《修復の天使》もいますし。とりあえずPWは多めの構築が推奨されます。《遍歴の騎士、エルズペス》とかならアタッカーにもできますが。
 後はやはり《破滅的な行為》。
NicFitの要でもありますが、これで盤面を一掃後に緑守りでDeedのオカワリができます。しかもCMC=6なのでDeedからも生き残り易い。回避能力の無さを補う事も可。《太陽のタイタン》よりもシナジーに溢れていますしね。

 PWでは
《不動のアジャニ》:[+1]で大正義の戦力になれるし、[-2]の使い切りも楽。他のPWのサポートが主
《原初の狩人、ガラク》:[-3]で使い切りが出来るし、何より緑守りを対象に出来ればドロー量で脳汁が出ます
《情け知らずのガラク》:表で盤面干渉、裏で[-1]で緑守りを調達しつつ、その札を回収。そして[-1]の連打
《狂乱のサルカン》:[0]/[-2]で忠誠度は使い切りのPW。[-2]で緑守りを食べるのも有り
《ギデオン・ジュラ》:[-2]を使って盤面をあけて、緑守りと合せて[0]で攻撃
《見えざる者、ヴラスカ》:[+1]を経由して2回《名誉回復》して、回収して~
《解放された者、カーン》:2回[-3]して、回収して~
と色々あるので組んで試し甲斐が有りますね。


 単独では
《叫び大口》の「想起」で盤面を空けつつ緑守りで回収し再利用が有効。
それも含め「エレメンタル」である事を活かせば《白熱の魂炊き》から起動能力2マナで5打点付の《再供給》化します。丁度墓地に使用済みの生物があるわけですし、デッキに持続性を付与できるわけですね。色があれなら《恨み唸り》を除去として使えるのも良いですし、サーチに《炎族の先触れ》も有るので丁度良い。
 《よりよい品物》との相性も抜群。
緑守りを食べれば5枚引いて3枚捨てるので掘削力に回収力が付くのでより素晴らしい事に。《明けの星、陽星》を回収するなら別の札でも良いですが、生物以外の回収が出来るが偉い。


 とりあえずKPの高さは折り紙つきなので1枚程度の購入はします。



・《彼方まで》
:《苦花》のオマージュとして作られた《目覚めの領域》の更にオマージュ。
生み出すTokenが「落とし子」から「末裔」になったお陰でサイズも0/1→1/1に。加えて起動能力で自身を生け贄に捧げる事で「エルドラージ」カードをサーチ出来るようになりましたね。

 完全にマナ加速要因だった元の形から1マナ重くなったことでTokens生成機としても役に立つように。
PWと比べると発生速度こそ劣りますが、ダメージ除去され辛く、複数枚を重ねる事が出来るようになりました。お陰で攻防で役立ちやすく、2枚程度並べば明確なフィニッシャーです。
攻防に貢献できる点を考えれば《目覚めの領域》よりも大元の《苦花》に近づいたようですね。《幽霊火の刃》が有れば実質的に毎ターン3/3を突撃させる事が出来る訳ですからね。
 ただTokens発生器として使うには遅すぎる
幾ら低速環境になる事が予想されていても順調に言って機能しだすのが5t目では話にならないので、積極的に使いたいのならマナ加速は必須。だって4マナは《包囲サイ》《雷破の執政》、5マナに《龍王オジュタイ》《囁き森の精霊》、6マナ以降はその他大勢がいるんですからね。1~2マナ目にマナ加速して3t目に出せるかどうかが肝となるでしょう。《飛行機械の諜報網》と似たような悩みですね。

 単純に本懐である時間稼ぎ要因として使うのが悪くない。
Tokensでお茶を濁しつつ土地・Tokensが溜まったらエルドラージを持ってきてフィニッシュと言う流れが1枚で行なえる訳ですからね。その方針なら積極的に《対立の終結》の様なリセットが欲しい。
Tokensもマナも生める点を考えると《悲劇的な傲慢》なんて案外面白い組み合わせになりそうです。
 また色拘束が薄い関係から《闇の請願》から「魔巧」で5マナスペルとしてキャスト可能ですね。
《衰滅》等も同じく5マナから使っていける為銀弾仕様でも作れるはず。
同じ様にエルドラージでフィニッシュするのでも、より攻撃的な《破滅を導くもの》もいるのでデッキコンセプトによって分かれそうですね。

 エルドラージのサーチと言うとどうにも大型でフィニッシュと考えがちですが、競合先の《破滅を導くもの》や《忘却蒔き》、《荒廃を招くもの》の方が目先の(1)マナよりも瞬間的な加速が出来るのでそれらで1クッション置いてフィニッシャーと言うのもアリなはず。
またIns速度で持ってこられる為に《タイタンの存在》のための除去札になったり、《ウラモグの失却させるもの》でカウンターしたり。幅の有る動きも出来る訳です。この起動能力のお陰で後半に引いたけど機能し始めるのが遅すぎるよ!と言う事にはなりづらいのも利点ですね。

 ↓環境では《古き物の活性》から調達できたり、サーチが生物に限定されていないために「多相」だったり《全ては塵》だったりと遊び甲斐は有りますが、流石に重すぎますね。《墓穴までの契約》では流石に《目覚めの領域》に劣ります。
Stdでは今の所生物以外のエルドラージはいませんが果たして?
 Modernの「G Tron」の変形型として運用できなくもないかも知れません。
6~7マナを出す事が目的でもあるのでキャスト→即起動でサーチ呪文としても使えるし、もちろん時間稼ぎにも。色拘束も緩い。後はエルドラージがあるかどうかですが。



・《森の占術》
:基本セット10版以降の久々の、そして3度目になる収録です。
そう書くとまたかよ・・・、となりがちですがこれはEternalでも使われているカードなのでその意味で有難い。

 現時点で次期環境には強力な土地が余りないために重要性は判断しづらい。正直マナ加速も出来てはいないため弱い部類のカードでしょう。ですが、それは一度強力な土地が出れば一気に需要が上がるという事でもあります。と言うわけでお安いうちに買っておくのが吉。
《ニクスの祭殿、ニクソス》が落ちてしまうのは残念ですが、現時点で上陸を活かせるフェッチランドが有りますしミシュランだってある。《精霊龍の墓》や《精霊龍の安息地》等在りますし、《見捨てられた神々の神殿》は大化けする可能性も残っているわけですからね。

 上述の様にEternalでも使えますので、そうなった時用に持っておいても良いですし、一時的に値は下がってもこれまでの傾向から数年で値段は復活するのでその時に売り払えばいいので。
実際欲しくなってから0.5kとか出して買うのもアンコモン相手に気が引けますしね。私は0.2kでも嫌でしたw




こんな所で。



新カード)BFZ雑感7 《砕土》はまだか!!まだなのか!!?
新カード)BFZ雑感7 《砕土》はまだか!!まだなのか!!?
新カード)BFZ雑感7 《砕土》はまだか!!まだなのか!!?
皆さん、こんにちは。しもべです。


 古くは所有地系から始まりキーワード化した「版図」、その類型の「烈日」そしてそのIns/Soc版であるのが今回の「収斂」。WotCが次の環境も多色化したいという思惑のその先頭を走ってそうなカード郡です。
という訳で続き続き。

・《白日の下に》
:今の所「収斂」の目玉(主にインパクト面にて)。
色の数以下のCMCのCre/Ins/Socのどれか1枚を山札内から直接キャストする事が出来るという稀有なスペルです。PWに繋がらないのは残念ですが、それでも強い。多色版《緑の太陽の頂点》とも《戦争門》の亜種とも言えますね。
高い対象範囲を設定できれば、Comboの助けや銀弾調達など自由度の高い行動がとれます。
Mオリジンの《闇の誓願》を「山札内からスペルを対象に(B)(B)(B)で唱えるような物か?」と感じていましたが、それが現実になった様な効果で驚きです。

 Std的に言えば当然他の「収斂」と一緒にデッキを組む事になるのですが、「マナコストを唱えずにキャストする」関係で色は0になってしまうという噛み合わなさ・・・。自由度の高さやだけでも十分なんですがね。
が未だ収斂の外郭が攫めない以上は、どう評価すればいいのか不明です。

 寧ろ↓環境でこそ効果を発揮しますね。
何せキャストする必要が無いので、「マナコストの無いスペル」群を「続唱」宜しく扱える事になりますね。しかも色マナを揃える必要が無いので5マナ揃えれば即キャスト可能。
《均衡の復元》《祖先の幻視》《死せる生》《超起源》等の凶悪スペルが目白押し。
Combo性を見出すなら後者ですが、《死せる生》はModernで、《超起源》はLegacyでデッキが構築されていますね。それらに応用できるかもしれません。色の相性や手間の少なさを考えれば《超起源》の方がより適合していますね。
 《均衡の復元》は「ドメイン」系Controlを組むときに有用でしょう。
上手く生物を調整すればリセットボタンになれますからね。《次元の絶望》との2枚看板。火力には《部族の炎》《爆発する境界》《風変わりな病》が良いですね。
《祖先の幻視》は正直微妙。弱くはないですが5マナ掛けてやりたい行動も無い。
 ただ、それらは元々「続唱」スペルでもある程度できていたのでそこに噛ませる必要が有るのかどうかは怪しい。
まぁ任意で使える点では遥かに使い勝手も良いのでそこが売りですね。

 他にはやはりドメインとは違いますが色マナ調達が巧く行くデッキでの運用をしたいですね。
特に土地関係の「Scapeshift」や「Lands」なら新しい方向性を見出す事が出来るかもしれません。Legacyなら《燃え立つ願い》で良くない?と言う評価にも落ち着きそうですが。
 NicFitは4cになる事も有り《死儀礼のシャーマン》も使っている事から5cも出来ます。なので運用自体は可能ですが、そこまでして唱えたい物があるのか?というね。


 効果は派手なのですが、今一つ積極的な運用方法が見当たらないのが悩ましいカードです。
しかしいろいろと可能性に満ちているため時間が経つにつれ、研究されていくかもしれませんね。化けるときは一瞬で化ける系の可能性の獣。


 それと名前が格好良いですね。
しかしどこか糾弾する様な響きの向きがある割に効果は切り札の開陳の様な感じでなんだか不思議ですね。



・《光輝の炎》
:次期全体火力。
CMC=3の「収斂」でダメージが決定されるため宛らX火力の様にダメージを調整できるところが特徴ですね。
なので自分のブロッカーを用意しながらそいつを生き残らせるような一方的な除去が可能。基本的にはX=1~3で三色あれば十分ですが、可能な限り色を揃えておきたいですね。他の「収斂」カードと併用して多色デッキになる事が考えられるので。「収斂」デッキの核の一つとなれる。

 惜しむらくは《森の女人像》が居ない事・・・。
タフネス3に好きな色マナ1つのあれは本当に偉大だった。他のマナ生物は大半がタフネス1であるため生物との併用が出来ませんからね。現実的に《春の具象化》を使う事になると思います。最低限ブロッカーになれます。
《桜族の長老》は偉大だった。

 調整できる火力と言う強みがありながら、サポーターであるマナ生物やブーストスペルに恵まれない不遇のスペル。
1マナ以上コストを増やせれば火力も増やせますが、そこまでする価値は薄いですね。


・《空乗りエルフ》
:貴重な軽い同盟者。
Zen期と異なり同盟者がどいつもこいつも焼け太りしているため2マナでも貴重な枠。
(X)値の部分を「収斂」にする事でサイズを変動できるという面白い生態をしていますが、更に素晴らしいのX=0でも2/2飛行が付いているところ。単純に「結集」で能力やサイズを付与できる同盟者にとっては軽くて回避能力持ちである事が重要。
単体でも最大5/5飛行になれるため、珍しく単騎での戦闘力も保証されています。

 また《硬化した鱗》下で出せば2マナ3/3飛行・・・。
弱くはないですが、微妙ですねw



・《影響力の行使》
:新しい《支配魔法》の系譜
扱いの難しい効果ですが、《支配魔法》等を知っていると弱すぎてゲロを吐きそうになる《家畜化》でさえ強すぎたと言ってしまうほど強力な効果であるため致し方ないですね。

 「色マナ以下のパワー」という制限が付いているスペルですので《威圧》(正確にはCMC)や《不忠の糸》を思わせる効果ですが、何と言っても効果がSocであるために永続する事が最大の強み。《威圧》が(X)(1)(U)(U)のコストだった事を思えば制限が付いているとはいえ異様に強い効果。そもそも《家畜化》でさえ4マナ(パワー3以下)だったので5マナ(パワー5以下)に文句を言うのはお門違い。永続効果になった分1マナ重くても仕方なし。寧ろ《ドロモカの命令》が存在する環境ではEncであった時の方が余程リスクが大きいと言えます。
もう信心も関係ありませんしね。
《威圧》の強みである Insとミシュランの奪取が失われてしまったのは大きな損失ですが、CMC的には軽くなるので致し方ない。

 問題は「収斂」を満たせるようなマナサポートがあるかどうか。
現実的なのはフェッチランドとマナ生物郡ですが、後者が余りに頼りない。そして(奪う対象として)良質な小型はいるかどうか?に懸かってくるでしょう。当たり前ですがCip生物なんぞ強奪しても旨味は無いので、実は余り強奪したい生物がいない。《死霧の猛禽》や《棲み家の防御者》を奪っても価値は薄い。オリジンの生物PWも意味はない。
今の所《搭載歩行機械》ぐらいしか対象がいないわけですが果たして・・・?
まぁ熟成させた歩行機械を強奪できるだけでも感涙物ですがねw

 《家畜化》が重宝されていたのも、あの環境に小型で優秀な生物が相応にいたことと、環境的に信心の奪い合いにもなった点があります。それを見ると環境的にはあまり向いている効果ではありませんね。


 とりあえず1-2交換の《支配魔法》の強みは既に歴史が証明しています。
このカードのKPも然り。
後は環境次第。
《龍王シルムガル》と併せて強奪デッキでも作りましょうかねw 丁度《影響力の行使》の制限をカバーできますし。
《束縛なきテレパス、ジェイス》は[+1]でパワーを下げる事が出来るので対象範囲を広げる事も出来ますし、何より[-3]で使い回せるので最高の相棒になるでしょう。アドの量が物凄い事になります。
どうせなら大型生物を消したり、ジェイスをはじめ生物を護れる《勇敢な姿勢》とかも良いかも知れませんね。現実的に揃えるのは3色当りになるのでそれ以上の生物に対処したい。
《森の女人像》《マナの合流点》《太陽の勇者、エルズペス》が落ちるのは残念。

 丁度《粗暴な排除》と言う優秀なバウンスも出た事ですし、上手く棲み分けて対処したいですね。


 低速化環境になる事を予想すれば、速度的には間に合っても奪う対象が枯渇しそうですね。評判はあまり芳しくないですが、個人的には収斂系で最も高いKPのカードだと思ってます。
《夜帷の死霊》による「相手カード持ち去り事件」の悲劇は繰り返されるのでしょうか?



 こんな感じで。
テーマの一つの割に、気がかりなのはデザイン上のKPが抑えめである事。
普通この系統は3~4種/色で大体マナコスト相当であり、5種/色出ればそれ以上の効率になると相場が決まっているのですが、余りその感じがしない。唯一《影響力の行使》だけは中々のKPを誇っていますが、そもそも環境に合っているように思えない。
う~む?

 そしてそれ以上にサポーターや環境に恵まれない。
という事で《砕土》をくださいください。
多色と土地と言ったらこのカードでしょう!! INVから始めたせいか、私の最も大好きなスペルでもありますので。
それはもう、最もと大を重ねてしまう程。
Zenにも再録されてたのでお膳立ては出来ているはずですが・・・。



皆さん、こんばんは。しもべです。

なんか画期的な保険が出たらしいですよ。
MtGは疲れたので少しお休み。また明日。

点線内は転載
[本邦初!?痴漢に間違われたら弁護士にすぐに連絡が取れる保険が登場]
ニュースイッチ 9月11日(金)9時57分配信

「第1回保険おもしろミニ保険大賞」の結果が反映される

 満員電車に乗るときは両手を挙げてい男性も多いのではないか。ジャパン少額短期保険(東京都千代田区)は電車などで痴漢に間違われた時に弁護士にすぐに助けを求めることができる弁護士保険を発売した。事前に携帯電話やスマートフォンに利用画面を登録しておくと、緊急時にボタンを押すだけで対応可能な弁護士と連絡がとれる。同社によれば、業界でも珍しいという。

 痴漢は間違って捕まっても初動を誤れば、無実を証明することは極めて難しい。同社の担当者は、「当社で調べた限り、業界では初めてでは」と語る。男性サラリーマンの強い味方になる商品が遂に登場した!?

etc
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150911-00010000-newswitch-bus_all)

 超現実的な、正に「保険」と言える内容ですね。
よく痴漢に間違われた際に、一番リスクが少なく有効なのは「弁護士をすぐ呼ぶこと」と言う意見が挙がりますが、普通に生活してるだけの一般人は、弁護士の番号なんて知らない事が少なくないです。

 これで逆に相手を訴えれるぞ!!
特に出しゃばらなくても棒に当たってしまう時代なので犬もこれで安心。
男性専用車両を作らずともいいから鉄道会社もホクホク。金が入るので弁護士もホクホク。人生をセーブできるので男もホクホク。面倒な案件が減り冤罪も減るので裁判官も検事もホクホク。


 本当に被害に遭われた女性の方々には申し訳ないですが、現代では、現実的に不可思議なフェミニズムが台頭しているのも事実。
レディースデー等のサービス程度ならいざ知らず、現実的なリスクを伴う部分にもあるのは勘弁して欲しい。

 因みに痴漢もペドコンも粛清するべし!とは思いますが、
今年上半期の児童ポルノの「被害者」の約4割が自撮りの販売者だったり、子供との売春で罰せられるのが男の方だけだったり、流石にオカシイ・・・。「被害者」の定義をもう少し考えて欲しい物です。



 認識の違いと言えば、
先日女性との会話の中で、「でも、日常の偶然のパンチラって嬉しいんでしょ?」とごく自然に聞かれました。
「嬉しくねーよヽ(`Д´#)ノ」
男全員が年中発情してるとでも思ってるのかよ?

 まず気まずい事半端ない。
相手は可哀想ですし、居た堪れないけど、別にこっちだって見たくて見たわけじゃない。慰めるのも変な話ですし・・。どうすればいいのさ?って気分になります。
また下手に電車内とかバス内とかで見えてしまうと痴漢扱いされる事も。
人生のリセットトラップとかどんなハードモードなのさ!?

 少なくとも私は醜美に関係なく嬉しくない。
特定の相手とエ○い事しようとしてる前に見える○ロい下着だからうれしいの!
「え! そうなの!?」みたいな顔すんじゃねーよ!!




 と言う事でやっぱり「違い」と言う物はかくも恐ろしい。
女尊男卑なんてことは言いませんが、男尊にしろ女尊にしろ「オカシイ」部分が蔓延している事は何とかして欲しいものです。





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