レガシー)今週のSCGの結果 未だ混迷の最中
レガシー)今週のSCGの結果 未だ混迷の最中
レガシー)今週のSCGの結果 未だ混迷の最中
皆さん、こんばんは。しもべです。


 もう3月ですね。
昨日のCBLは定員72名にも拘らず、GPT京都であったためか予約で定員いっぱいだったとか・・・。
大会行こうかと一瞬思っていましたが行かなくて正解ですね。
2000弱の本選も予約枠は既に完売との事。凄まじい・・・。日本のLegacyなんて物珍しさの盛り上がりは合っても数自体はそれ程でもないだろうと考えていた自分の考えの浅さを痛感させられましたね。


 さて、今日は恒例のSCGがBaltimoreで開催されました。
LegacyはPIQで併催されていますので早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/280215_baltimore.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=03/01/2015&end_date=03/01/2015&start=1&finish=16&event_ID=45&city=Baltimore


 今週の優勝はJack Kitchen氏のPainterです。

以下Top16(上から順に1位→9位→16位)
Painter
Lands
Maverick
Lands
Elves
Metal worker
Dredge
BUG Delver
----------------------
Dredge
Death&Tax
RUG Delver
BUG Delver
ANT
BUG Delver
Patriot
Jeskai Blade

 です。
食物連鎖・BantAggroに続きPainterとこれまたマイナーな部類のデッキの優秀ですね。まぁPantinerはそれらに比べれば環境に以前から一定数存在していますが。優勝したデッキも毎週かわり上位陣の顔ぶれも変化し続けていますね。正に混沌・・・。
 やはり目立つのはLandsやMetalworkerの存在。この大会でもTop8に計3名と好成績を残していますが、この大会だけでなく他の大会でもこの2つは比較的好成績を残しています。これらはフェアデッキに非常に強い事が特徴ですが、それを裏返すようにTempo系は一定以上の勢力が存在しながらTop8にはなかなか数が入ってきませんね。カードプールはほとんど変化していないにもかかわらずKTK以前の様にはなかなかいきませんね。それでも一定数を高確率で輩出しているのは流石です。今回もTempoで括れば4名もいますからね。


 ComboはElvesとANTが相変わらずの安定した成績を残していますね。高速Comboが主流の様です。OmniTellが相応の成績を残している日本とは全く様相が違いますね。因みにANTは独楽1枚・Grim1枚・定業2枚(1枚+土地1枚)と言う構築がこのところ多いようですね。Elvesはサイドの《自然の秩序》用生物が《自由なる者ルーリク・サー》になっており対Stormが採られている事からもANTの存在感が判りますね。

 因みに今一つメタが固まらないLegacyに対してModernは禁止改訂以降かなり双子が増加している感じですね。どの大会でもいい成績だしてますし・・・。
このままでは双子も危うし。



ここから先は気になったデッキを個別にみていきます。

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=80716
1位、Jack Kitchen氏のPainterです。

 それ程多くはありませんがLegacyと言う環境に対するメタデッキとして一定数の存在は常にいますね。メインから合計4枚以上の《血染めの月》《月の大魔術師》が居る為、上でも言った通り対フェアデッキの側面の強いLandsやMetalworker等の特殊地形を多用するデッキが一定数いる状況故に優位に繋げ易い状況と言えますね。普通のTempo系にももちろん効果的です。そして、それらのU系デッキに対しては《絵描きの召使い》+《紅蓮破》《赤霊破》/《特務魔道士ヤヤ・バラード》が支配力を発揮しますね。

 Paninterコンボに月による一撃死と2種類の勝ち筋が有るという事もこのデッキの強みです。

 フェアデッキが環境のTier1では無いせいか《呪文滑り》ではなく普通に《ファイレクシアの破棄者》が居れらていますね。上の様な対フェアデッキやComboにはこちらの方が遥かに効果が高いです。
 まぁ必要ならばサイドに有る《法の領域》を使うのでしょうね。
Uで染まっているという程でもありませんが、それでも多いと踏んでいるのか、REB/Pyrは計7枚も採ってあります。また同じくTempoが有力でもないので《炎の稲妻》は全てサイド。これも状況によってはメインに入ってくる事もあるようですが・・・。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=80717
9位、Andrew Shrout氏のDredgeです。

 非常に珍しい《打開》0枚のDredge、通常は2~4枚程度は採られておりこれが有る事で掘削速度を高める事が出来ているはずですが・・・。掘削生物である《臭い草のインプ》も僅か2枚。代わりに土地が15枚に、スペルで《炎の嵐》が入っているところを見ると安定性と制圧力を重視しているような作りに見えます。《炎の嵐》はサイドに2枚も採ってあり、《大修道士、エリシュ・ノーン》も有るので盤面の生物制圧力にかなり力を入れていますね。
 しかし生物では《グリセルブランド》や《炎の血族の盲信者》が採られている等瞬殺仕様です。安定性生物の《イチョリッド》も3枚目まで。今一つ方向性が攫めないのですが・・・、まぁ専門家の人が見れば判るかもしれませんね。門外漢の私には意図はさっぱりです。
 因みに《打開》はサイドに2枚採ってあり更に《通りの悪霊》も2枚とっているため、必要に応じてサイドインして速度を出すようですね。ここら辺は通常のメインに積んであり、サイド後は合うとするデッキとは全く逆になっていますね。


 それほど目立たないDredgeですが、墓地対策のサイドの枚数はさらに減少傾向にあり、1枚だけなんて事も間々見ることがある状況を思えばこのように成績を残しても不思議はありませんね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=80729
14位、Bob Huang氏のBUG Delverです。

 この所はJim Davis氏がSCG Open Indianapolisで使っていた生物16枚仕様が主流の様ですが、Bob氏はKTK以前の一時期に主流だった基本2種12枚+αの形ですね。只それでも《闇の腹心》は1枚ではなく2枚採られています。16枚型でも3枚ほど採られていますし、そうでなくとも《黄金牙、タシグル》が採ってあったりと、対消耗戦を睨んだような構築が主流のように思えますね。

 スペルもハンデスとカウンターのスプリットであり《もみ消し》は切っています。HymnやLotVを使っているためか実に土地20枚とTempo系としてはかなり多めの内容ですね。サイドにはコントロール系の札も多いため、最後のデッキのシフトまで見据えての土地枚数かも知れませんね。ここでもやはり消耗戦に備えられています。


 このデッキでは使われていませんがTempo系ではやはりBが多めで在るためかサイドに《方向転換》が採られている事も最近は多く、また他の2人の様に《残忍な切断》を入れているリストも多いですね。《見栄え損ない》は強力ですがどうしても対象範囲が狭いので、限定される事なく生物を除去できる切断は中々強力です。




 こんな所ですかね。
上では取り上げていませんが、HateBearの採用状況も変化が有る様です。以前までに見られた《封じ込める僧侶》や《迷宮の霊魂》が殆ど見られません。ファッティ系のComboの減少やUの相対的な環境の支配力が落ちているという事でしょうね。対フェアデッキの多さも目立ちます。こういう環境だともっとANTやElvesが増えるように思えるのですが各大会ごとに数名で留まっているところを見るとバランスの採れた環境と言えるのかもしれませんね・・・。


 さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
この文章がお役に立てば幸いです。





レガシー)構築思案:Junkとマンランド
レガシー)構築思案:Junkとマンランド
レガシー)構築思案:Junkとマンランド
皆さん、こんにちは。しもべです。


久々にTheSourceのTheRock版が更新されていたので見に行きました。
なんと二月の初めから更新されていなかった模様。NicFitやDeadguy Aleに流れていたようですからね。


 そんな中で見つけたのが以下のリスト
4 Verd
3 Marsh
2 Windswept
2 Bayou
2 Scrubland
1 Savanah
1 Swamp
1 Forest
1 Plains
2 Treetop village
1 Mishra’s Factory
3 Wasteland
23

3 Thoughtsieze
2 Cabal Therapy
2 inquisition of Kozilek
4 Swords to plowshares
4 abrupt decay
2 liliana

4 shaman
4 goyf
3 bob
1 library
2 ling souls
3 SFM
1 Jitte
1 SoFaI
1 BSK
37


2 Surgical ext
2 pithing needle
2 canonist
2 containment priest
2 gaddock teeg
2 siege rhino
1 Eng Exp
1 Eng Plague
1 Deed
15

 書き込み主[Jain_Mor]氏曰く、名古屋の木曜日のLegacy大会に5週間出場していたのだとか。
木曜日の名古屋と言うとアドバンテージ?
成績は13-2との事。
コンボは余り居なかった為、ということ。


 やはり目を引くのはミシュラランド3枚。
《樹上の村》《ミシュラの工廠》は対Midrange戦とControl戦では非常に活躍したこのデッキのMVPとのこと。
因みに1枚ミシュランなのはタップインランドの3枚目を嫌った事と、単独で3/3のブロッカーになれる為《敏捷なマングース》と相討ちできるため、と言う事らしいです。
《火と氷の剣》が有る時は特に良くてボブよりもドローエンジンになるらしいのですが、よく判らん。マンランドにセットするという事でしょうかね?マナが掛って仕方がないわけですが・・・まぁやる事が無いのならそれでも十分ですか。そう考えるとCMCも低めにしてあるという事ですし、それに《活発な野生林》でない理由も納得。
 ただ、マンランドは減らすかも?との事でもあるようです。


 《包囲サイ》は強いけど、デッキとしてマナカーブを小さくしたいこと、そして犀が対Comboでは何の役にも立たないためサイドに置いてあるようです。ハンデスがメインに3枚も入っている事も対Comboを意識した結果であるようです。不要なマッチならサイド後に抜くからこれでも問題は無いという事らしいです。


 マンランド系はもちろん強力ながら、タップインや無色ランドである事、Junkがマナカーブが重い事、特殊地形であるため《不毛の大地》の的になる事を鑑み、これまで避けてきましたが、この様に結果を出している方がいるのなら検討模すべき項目かもしれませんね・・・。
特にMiraclesがこれから増える可能性もあるのなら、尚更です。
 ただ、そうすると、この記事でもあるように《包囲サイ》を入れづらい。ついでに《破滅的な行為》も使いづらい(重いから)。デッキ構築もかなり拘束されて限定的になりますね・・・。
もともとそれらは対フェアデッキに有効牌であるので、同じようにマンランドが対フェアデッキ(特に中速以下)に有効である事を考慮すると択一的になっているのかもしれませんね。最も素晴らしいのは対PW戦で素晴らしい成績を誇るところですかね。





どーん!!
どーん!!
どーん!!
皆さん、こんばんは。
しもべです。


 先日、ニコニコ動画で「アリアリ未来」のMAD動画「江頭のことなんかぜんぜん好きじゃないんだからね!!」
(ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm13939523)

 なる物を発見。
実にエガちゃんの魅力が詰まった感動の一作でした。世のクリエイターの方々は実に素晴らしいですねww


----------------------------------------------------------------------


 [コトさん]さんのDNに載っていましたが、《ミシュラのガラクタ》の値上がりが凄まじいようです。余裕の1kオーバー。
先日のModern神のEsper僧院の導師Midrangeの影響でしょうかね。
どうせバブルの値段とはいえ、実に恐ろしい。一度こんな形で値上がると中々値下がりしませんしね・・・。

 と思うと、先日たまたま見たら《もみ消し》の値段が1k未満に。同じように《破滅的な行為》なども値下がりしています。コンスピラシーの成果の様ですね。KTK版の有効色フェッチやTHSでの《思考囲い》等もありますし、やはり過去の値上がりカードは積極的に再録してもらいたいですよね・・・。
 という事でModernMasters2にも秘かな期待。
前回の様に寧ろタルモやボブの値段が上がったというような悲劇を回避できるよう十分な供給量を望むばかりです。


 閑話休題。
《ミシュラのガラクタ》と言えば巷で話題の「Super Crazy Zoo」にも使われていますよね。その意味でも注目されているんですかね?
 しかし、Legacy民の私的には先日のGPで[Patrick Chapin]が使っていた「探査Esper」(2t目に探査生物2種類を展開する事に命をかけているデッキ)に使われていたのが目に留まりましたね。このデッキは使ってみたい。
あまり強くはなさそうですが・・・。



レガシー)《復活の声》in Bant?
レガシー)《復活の声》in Bant?
レガシー)《復活の声》in Bant?
皆さん、こんばんは。しもべです。


 先日のSCGではBant Bladeが優勝していましたが、本当に時折見かけるBant。MaverickだったりBladeだったり、KTK以前に少し流行った続唱Bantなる物もありますね。
それで今日偶々TC Decksで見かけた物があったのでコピペ↓
Deck Name: Bant Aggro Position: 1th/21( Date: 07/02/2015 )
Bant Aggro David Melchor
----------------------------------------
Creatures [14]
2 True-Name Nemesis
4 Noble Hierarch
4 Stoneforge Mystic
4 Voice of Resurgence

Instants [23]
2 Dig Through Time
2 Spell Pierce
3 Stifle
4 Brainstorm
4 Daze
4 Force of Will
4 Swords to Plowshares

Planeswalkers [1]
1 Jace, the Mind Sculptor

Artifacts [2]
1 Batterskull
1 Umezawa’s Jitte

Lands [20]
1 Forest
1 Island
1 Karakas
1 Savannah
3 Flooded Strand
3 Tropical Island
3 Tundra
3 Wasteland
4 Misty Rainforest


Sideboard
2 Containment Priest
1 Engineered Explosives
2 Flusterstorm
2 Krosan Grip
1 Relic of Progenitus
1 Rest in Peace
1 Supreme Verdict
1 Sword of Feast and Famine
1 Vendilion Clique
2 Wilt-Leaf Liege
1 Wing Shards

もう一つ
Deck Name: Bant Position: 1th/97( Date: 02/01/2015 Happymtg.com Legacy Cup)
Bant Aggro Kohira Yoshitaka
------------------------------
Creatures [14]
2 Geist of Saint Traft
4 Noble Hierarch
4 Stoneforge Mystic
4 Voice of Resurgence

Instants [19]
1 Dig Through Time
3 Daze
3 Stifle
4 Brainstorm
4 Force of Will
4 Swords to Plowshares

Enchantments [2]
2 Counterbalance

Artifacts [5]
1 Batterskull
1 Sword of Fire and Ice
1 Umezawa’s Jitte
2 Sensei’s Divining Top

Lands [21]
1 Forest
1 Island
1 Karakas
1 Plains
3 Tropical Island
3 Tundra
3 Wasteland
4 Flooded Strand
4 Misty Rainforest


Sideboard
1 Engineered Explosives
1 Relic of Progenitus
2 Ethersworn Canonist
2 Wilt-Leaf Liege
1 Compost
1 Blue Elemental Blast
1 Holy Light
2 Flusterstorm
2 Krosan Grip
1 Supreme Verdict

 どちらも特徴としてはTempo系として組まれたBantです。Aggroかどうか怪しいわけですがそれでも攻撃的ではあると思います。そんな中で一際異彩を放つのが《復活の声/VoR》の存在。
これまで私はBantでVoRが使用されているのを見た事はありませんでしたが、TC Decksで調べてみたら僅かながら存在しているようです。

 そもそもBantカラーがAggroTempo系の形にしながら《タルモゴイフ》を入れない事は疑問ではありましたが、《聖遺の騎士》の支配力が有るから~と言う事かもしれません。同時に無敵の生物である《真の名の宿敵》もいますからね。Tempoの形を取っていても《秘密を掘り下げる者/DoS》を用いる事も有りませんし、打撃力よりも支配力を優先するEsperに近しい部類だと考えてきました(Esperはアドを取りますがこちらはサイズ、と言う感覚)。タルモは優秀とは言え所詮除去耐性皆無でガバガバの2マナの置き物ですからね。

 が、ここで紹介させていただいたデッキは同じく戦闘にしか寄与できないVoRを入れています。
しかも低打点。
これは何故なのでしょうね?
組んだことも無いので理解に及びませんが・・・やはりその堅さでしょうかね?
StPは致し方ないとはいえ、生物除去にも耐性が有り相手の行動も制限できるブロッカーとしての役割が大きいように感じます。ついでにBlade戦略を採る上でも、装備にスタックで除去と言う凶事に一矢報いる事が出来て生物を減らす事が無いためテンポは悪くとも装備先の安定供給が出来ています。故に防御的でかつBlade戦略に則ったTNNの類型のような存在なのではないかと考えていますがどうなのでしょうね?
少なくともTNNよりも、そしてKotRやタルモよりも明確にサイズが無い以上単体の打点と言う点には全く期待されてはいないはず。

 じゃあ、TNNで良いだろBluecountにもなるし・・・。
とも考えたのですが、TNNとは別種の除去耐性でもありますし、何より2マナと3マナの差が天と地ほど大きいように思います。
喩え《貴族の教主》を1t目に展開できてそれが生き残ったとしても、TNNを2t目に出そうとしたらフルタップで返す事になりますしね。《不毛の大地》や《目くらまし》を使っているデッキでは3+αマナを用意するのは中々ハードルが高い。特にAggroTempoの形を取っているのなら尚更妨害用のマナを用意したい。故に1マナ軽いVoRが使われているのでは?


 と考えたのですが、実際の所どうなのでしょうね?
使った事はもちろん使われた事も無いため、さっぱり感覚が判りません。使用者の方はどの様に考えているでしょうかね?特に2つ目のデッキの[Kohira Yoshitaka]さんは既に3回も同じようなデッキを使っている以上は手応えを感じているのは間違いないのでしょうが・・・。



 考えてみれば最後にBantと闘ったのは、まだ《ロウクスの戦修道士/RWM》が全盛期の頃でしたね・・・。
今見ても十分に高いスペックですが、流石にもうこいつが活躍できる環境では無いでしょうね、いと悲し。



レガシー)今週のSCGの結果 まだまだ混沌
レガシー)今週のSCGの結果 まだまだ混沌
レガシー)今週のSCGの結果 まだまだ混沌
皆さん、こんばんは。しもべです。


 短い2月。
気が付けばもう最終週ですね。


 さて、恒例のSCG Openですが今週はLos Angelsで行われました。LegacyもPIQが併催されていましたので早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/210215_losangeles.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=02/20/2015&end_date=02/22/2015&city=Los+Angeles


今週の優勝はAlex Gellerman氏のBantBladeです。


以下Top16(上から順に1位→9位→16位)
Bant Blade
BUG Delver
Infect
ANT
UBR Delver
Metal worker
BUG Delver
Jeskai Blade
-------------------
Dredge
Jeskai Blade
Infect
SneakShow
Metal worker
ANT
Maverick
Jund

 です。
先週活躍していたMiraclesは再び姿を消しました。やはりまだ環境を掌握するのは難しいのかもしれません。相変わらずANTが居るのに対して、今週はInfectが2名いるのも気になりますね。Miracles全盛期に影を落とした存在で一時的に相応の勢力になったInfectですが、これが出てきている以上、優位な相手がいるからと考えられますね。Miraclesは居ませんが代わりに入っているJeskaiBladeはどちらもがPatirotに《相殺》コンボを入れたControlシフトされたデッキです。アーキタイプこそ違いますがコントロールと言うデッキがいなくなったわけでもないという事ですね。

 Tempo系は今週も相応に数がいますが、今週はBが入ったDelverが有力ですね。
対してDelverを狙い撃つフェアデッキもいます。Metal workerに加えて先週はD&Tが入っていましたが、今週は新たな顔ぶれが。こうやって見ると結構今は多様なデッキが並びやすい環境の様ですね。色々なデッキが毎週入れ替わりながら入っているのがかなり特徴的です。KTK以降FRF以前も似たような状況でしたが、その時に比べるとフェアデッキの顔ぶれが不安定になり、Combo勢は数を落しているという違いはありますね。

Blade系はここ最近を見るに純正のPatriotやDeathBladeの様なTempo色を強めた形よりもコントロール系に打撃力を与える形の方が今の環境ではいいのかもしれませんね。JeskaiにしろEsperにしろ、《聖遺の騎士》がいる分ではある意味では今回のBantもそう捉える事も出来るかもしれません。まぁ今回のBantはその中では遥かにTempo色が強い部類ですがw
しかしRもBも使っていないのに、Bantは稀に勝ちますよね、本当に。



 ここからは気になったデッキを個別に見ていきます。

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=80333
2位、Jeffrey Simpson氏のBUG Delverです。

 その特徴は何と言っても《黄金牙、タシグル》ですね。
追加の生物《闇の腹心》《真の名の宿敵》《墓忍び》に続く第4種目です。基本は追加のタルモゴイフと言った所だと思いますが、グダッタ時様に墓地を肥やせる点も魅力ですね。探査カードとしては《時を超えた探索/DTT》を用いる人も多いようですが直接的な勝ち手段が優先されているわけですね。対Tempoでもサイズのある生物が重要になりますし。墓地を肥やす必要がある為1マナ除去である《見栄え損ない》も2枚も入っています。
 構成は幾つかあるBUGですが、探査のために積極的に墓地を肥やしたいのか《もみ消し》+打消し型ではなくハンデス特化型になっていますね。《ヴェールのリリアナ》が採用されているのもそういう事でしょう。リストでは《闇の領域のリリアナ》になっていますが恐らく間違いでしょうね・・・。
 またこの様にBが非常に濃い構成であるためか土地基盤も《Bayou》が2枚も入っています。
LotVが入った重めの構築で最小限の土地18枚と言うのも少々驚きですがそれ以上に《島》絡みの土地が僅か4枚しか入っていませんね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=80329
5位、Mathew Chung氏のGrixis Delver

 《秘密を掘り下げる者》《僧院の速槍》《若き紅蓮術士》に軽量スペルを見ると《宝船の巡航》期のUR Delverを思わせる作りですね。ただ、ここにもタシグルが。Modernでも存在感を発揮していますがLegacyでも徐々に使われ始めています。tBである為ハンデスを合わせたUR Delverを想像していましたが、それらはサイド。実質メインはこのタシグルの為だけのtBとなっています。面展開が有るとはいえ、やはりサイズのある生物の有効性と言う事でしょうか?
 スペル構成はUR Delverのそれですが《紅蓮破》は無しでその分は火力になっています。巡航はDTTに変更されていますね、当然ですが。

 DTTに変更されたUR DelverはBMO vol.3でも2位に入っていますし、同じ大会中でもUBRはTop8に3名も輩出されています。もちろん構成自体はだいぶ異なるので一概にUBRと一括りには出来ません。が、それでも3位のリストは非常にこのデッキと近い形です。
これまではGrixisはそれ程、アーキタイプとしては定着していませんでしたが、去年あたりから形を変えつつも数が増えているように思えます。Bと言う色の重要性がここの所上がってきてもいますし、今後はもうすこし視ることになるかもしれません。特にBGではなくBを使うというのが目立ちますね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=80332
12位、David Nguyen氏のSneak Showです。

 ここ最近ははぶられ気味のSneakShow。
しかしデッキとしてのパワーや完成度は《全知》型より上ですし、《封じ込める僧侶》の数がそれほどでもないのなら十分SneakShowを優先する理由になると思います。
 基本的に対策され辛いようにサイドからは除去等を入れるだけでなく、《全知》型に入れ替わったりと言う構築もあるようですがDavid氏はメインからその両方を用いられています。基本は《騙し討ち》ですが1枚だけ《全知》も入れて勝ちパターンを分散しつつ、同じところに帰結する性質上勝ち札の増量にもなっているわけですね。DTTはその分1枚だけですが。

 Bが増えている背景ゆえか追加の生物に《世界棘のワーム》が有るのが目立ちますね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=80346
15位、Chris Arebalo氏のMavericktRです。

 RtRで《死儀礼のシャーマン》《突然の衰微》が出るまでは比較的視られたMaverickに《罰する火》コンボを仕込んだ形ですね。KotRで《燃え柳の木立ち》も調達できるため比較的安定して運用が出来ますね。
 ただこのデッキはそれに加えて《血編み髪のエルフ》《ドムリ・ラーデ》がアドバンテージ手段として確保されています。正直この2枚はかなり珍しいですね。その影響を考慮してか《スレイベンの守護者、サリア》はサイドに移されています。Maverickでアドを狙うなら《壌土からの生命》や《森の知恵》が定石ですが、これらを使うのはどういった理由なのでしょうね?正直これらを使う事に依る利点が殆ど浮かばないのですが・・・、Chris氏の意見を聞いてみたいですね、個人的には。

 ただtRにより盤面の小型生物への制圧力は増しているのは事実。
更にサイドに《紅蓮破》を取る事も出来、環境的な意味は相応に大きいはず。Maverickの利点であるフェアデッキにしてはマシな部類の対Comboは捨てて敢えてフェアデッキへの威力に傾倒しているという事でしょうか。





 こんなところです。
今週は他にもいろいろと特徴のあるリストが多くて見ていて飽きませんでしたね。2枚目の《森の知恵》を採用しているJundなんかも合って本当に多彩です。禁忌改定以降はこのようにLegacy環境でも小さくない変化が表れているのは歓迎すべき事でしょうね。

 Bは存在感、《相殺》の意味、タルモはそれ程でもないもののタシグルやKotRの様なサイズのある生物。色々とキーとなる部分の多い週でした。


 さて、今週はここまで、です。
今回もお使いいただいた方には感謝申し上げます。
アリガトウございましたm(_ _)m
この文章がお役に立てば幸いです。




非MtG)あばよ、ジョージ
非MtG)あばよ、ジョージ
非MtG)あばよ、ジョージ


小説にしろ漫画にしろ、ドラマにしろ映画にしろアニメにしろ、心奮えるセリフや場面と言うのは出てくるもの。

 久々にARMSを引っ張り出して読んでいたのですが、このタイトルのセリフはARMSで私が一番「カッコイぃぃぃ!!」と奮えたセリフです。



 そういう風に思えるものに出会える作品であると時間を費やした買いがあると思えますよね。
最近ではヒロアカのオールマイトの「君はヒーローになれる!!」も良かったですが(ヒロアカは1話が一番面白いという少々残念な状況なのでここから持ち上げて欲しいですね。)


レガシー)徒然デッキ構築:Eva Green その3-2
レガシー)徒然デッキ構築:Eva Green その3-2
レガシー)徒然デッキ構築:Eva Green その3-2
で、その続きです。

《束縛》等を用いたManaDenial系「Eva Green」の創作中に[YASSSY]さんからのコメントで言われた《モックス・ダイアモンド》を用いて1t目から《束縛》を構える事が出来るようにする事を目的に組まれた「Deadguy Ale」を組みました。
 デッキとしては非常に高い圧力が出ましたし、色の負担がモックスのお陰で想像以上に軽くなりました。かなり無理をしても出る。また《忌まわしい回収》《追跡者の本能》のお陰でかなり墓地が簡単に貯まりKotRのサイズが10/10を突破することも少なくない。故に攻守にバランスの採れたこのカードでは無く、よりDeadguyとして、本来の最序盤の圧力をかける一点突破の形に出来ると思いました。

 故にKotRの代わりに入れるのは《土を食うもの》の存在。
DeadguyのKotRであり、Eva第2種の《墓忍び》の役割でもあります。こいつの存在によりWを使う必要も無くなったために本来のEvaGreenに戻しました。
 KotRは言わずもがな、[ジオン軍]さんにも言われましたが「飛行」も回避能力ではある物の環境に相応にフライヤーがいるため中々本体に届かない。故に更に貫通力のある「トランプル」を持っている点がコイツの強み。

 この《土を食うもの》を考える前に同時に考えたこともあります。マナ加速に《モックス・ダイアモンド》を使う以上は儀式とは使い勝手が異なるためデッキ的な選択が異なってくる。
先ず土地の枚数を通常以上に多めに取る必要が有るという事。
加えて儀式以上に中盤以降カードが単体で腐るという事。瞬間的なブースト力でも劣る。儀式ならば2t目《墓忍び》と言う荒業も可能であったが、こちらではかなり難しい。初動のマナこそ伸びるもののその後のマナが伸び難い事からやはりマナ域の重い《墓忍び》の運用は難しくなると思われる。ならばと、軽い《黄金牙、タシグル》を用いたいところだが、中盤以降の腐り具合を考えるとタシグルの起動能力の無駄部分をより大きくしてしまいがち・・・。それでも構わないかもしれませんが、どちらかと言えば《わめき騒ぐマンドリル》《グルマグのアンコウ》を用いることになるかもしれない。
 タシグルを運用するのならばアドバンテージを獲得を狙うのではなく、不要牌を弾く使い方をするのが良いと思われる。
《ミリーの悪知恵》《森の知恵》でTopを捲る事が出来れば不要牌の判別が出来るのでそれを用いてドローの質を高めるという役割になると思われる。また、モックスの運用でも言える事だが、《壌土からの生命》が有るとより柔軟に動きやすい。Loam自体でもTopを弾けるし、何より《ヴォルラスの要塞》を回収出来れば生物をタシグルで落としてしまうという致命的な部分は無くなる。

 といろいろ考えいましたが、Deadguyを回して想像以上にKotRが軽く打点も高い。そのため一々探査生物に拘る必要も無いという事に気付き、結果として《土を食うもの》にフィニッシャーが落ち着いたという経緯があります。

で作ってみた。
Eva Green 第3種
--------------------
[land]
4《Bayou》
1《Underground sea》
1《沼》
1《森》
1《黄昏のぬかるみ》
1《ヴォルラスの要塞》
2《樹上の村》
3《汚染された三角州》
4《新緑の地下墓地》
4《不毛の大地》

[cre]
4《死儀礼のシャーマン》
4《タルモゴイフ》
3《土を食うもの》
1《叫び大口》

[others]
3《モックス・ダイアモンド》
2《思考囲い》
2《コジレックの審問》
1《暗黒破》
1《見栄え損ない》/《死の重み》
4《Hymn to Tourach》
2《束縛》
1《壌土からの生命/Loam》
2《追跡者の本能》
3《忌まわしい回収》
4《突然の衰微》
2《ヴェールのリリアナ/LotV》

 フィニッシャー変更の結果として墓地自体は維持されるため、その他の墓地依存の生物の能力をより活かしやすくなりました。

 ただある意味で墓地依存度が挙がったため、より掘削作業が出来る様に《追跡者の本能》を1枚追加しました。《忌まわしい回収》の4枚目でも良かったのですが、これは増やすほど自分たちドロースペルを潰してしまう点もあり、本能自体はFb付きで掘削回数も多いのでより墓地を肥やすのに向いています。「発掘」自体を軸に添えていく事も考えましたが、発掘で掘る→生物を落す→生物を回収するの作業が面倒で手間がかかる為より直接的なドローをそのまま据え置きで。

 これまではマナ基盤を攻める事にも使えるので《外科的摘出》は入れていましたが、土地は墓地にいて欲しい為アンシナジー。ついでに1t目に2マナ出る点を考慮しているのでよりそれを活かせる2枚目の《束縛》をいれてManadenial方面は維持。
 同時に厄介な墓地掃除系の《死儀礼のシャーマン》を潰せるように1マナ除去を2枚に増加。2枚とも-2/-2で良いのですが、発掘のデッキ的シナジーも考えて1枚は《暗黒破》に。


 また[ジオン軍]さんの提案に合ったミシュランを採用し《忌まわしい回収》により生物のヒット率を挙げました。タップインランドのGマナ源は他のデッキでは微妙なのですがこのデッキでは《土を食うもの》もいますし、モックスである程度カバーできるので採用して見ました。デッキを回すためのLoamも有るので回収できる点も強い。ミシュランはMiraclesに対して明らかな強みになるのでこちらも巧く使っていきたい。
 因みにモックスやDrSのお陰で(U)マナも出るので4マナまで到達できる、(B)マナ源の方がやはり欲しい場合は《忍び寄るタール坑》に換える予定。



と、こんな感じです。
いつもこのカラーはMidrangeでJunkかTheRockを作って回しているので久々にDeadguy系を組んで見て回してみました。やっぱり初動Hymnの気持ちよさは以上ですね、2枚目が決まればほぼ勝てますし。
メインデッキに添えて調整するつもりは今のところありませんが、それでも偶にこうして組んで回してみるのは気分転換に良いですね。


レガシー)徒然デッキ構築:Eva Green その3-1
レガシー)徒然デッキ構築:Eva Green その3-1
レガシー)徒然デッキ構築:Eva Green その3-1
皆さん、こんばんは。しもべです。


 ちょこちょこと調整していたEvaですが、最終的に触った形を載せておきます。もう飽きたので解体しましたが、今回はもともと《束縛》を使ってもう少しManadenial戦略を強めにしたEvaを組みたいとして組んだ企画です。その時に[YASSSY]さんから頂いた「モックス使えば1t目に2マナ出せるから《束縛》構えられるよ」と言うコメントを基に作った第二種の亜種です。2.5版ですね。

 ただ、どうせ土地基盤を攻めるというコンセプトを推しているのなら《聖遺の騎士/KotR》を用いたJunkカラーにする方が合理的ではないのか?という事からまずはDeadguyを組んで回してみました。1t目に2マナを出すBGWですから何となく「DarkHorizon」に近い形になりますね。
Deadguy Eva
--------------------------------
[Land]*23
4《不毛の大地》
その他
その後フェッチ→《Maze of ith》
[cre]*12
3《死儀礼のシャーマン/DrS》
1《闇の腹心》
4《タルモゴイフ》
4《聖遺の騎士/KotR》

[other]*26
3《モックス・ダイアモンド》
2《剣を鍬に/StP》
3《思考囲い》
1《コジレックの審問》
1《外科的摘出》
4《Hymn to Tourach》
1《束縛》
1《壌土からの生命》
1《追跡者の本能》
4《突然の衰微》
3《忌まわしい回収》
2《ヴェールのリリアナ/LotV》


 デッキ軸的には第二種から引き継いだ《忌まわしい回収》型です。
やはり 回してみた感想としてはEva Greenに比べるとこのDeadguy Aleは圧倒的にManaDenial力が高まっている。何と言ってもKotRの輪作能力から《不毛の大地》を連打する能力の恩恵ですね。同時にLoamに依って土地を回収できるため更に圧力が高い。
 KotR自体の能力も高いがやはりここでも《忌まわしい回収》のドローサポートも素晴らしかったです。土地/生物を必要に応じて引きながら不要牌を捨てる事が出来る。KotRが有るときには追加の土地はそれほど必要が無いので、土地まで同時に墓地送りに出来る点もいい。回収はEvaの時はタルモ専用のコンバットトリックでしたがKotRでも活用できます。
 同時に1枚しかないLoamを引き付けるサポーターでもある。これのお陰で中盤程度までに引けることもよくある。


 もう一つの特徴はモックスの存在。
1t目から2マナを生める可能性もある為やはり威力はある。Hymnを撃ちこむのは当然として衰微や束縛を構えたり、回収で引き増したりできる。回収で簡単に3マナ目を手に出来るためKotR/LotVもキャストが可能。


 改修案は幾つかありますね。
《束縛》や《外科的摘出》の2枚目は欲しいかも知れない戦略強化の意味で。特に《束縛》は2マナを1t目に生める価値が大きい。ただ所詮モックスは3~4枚程度で初手にある事は多いはずもないのでここに過度の期待を寄せる必要は感じませんでした。なのでこの枚数で十分かと。

 KotRをより強力にするために《Maze of ith》が欲しいかも知れません。回収で5/5以上には簡単になる為Manadenialを仕掛ける場合に《不毛の大地》を輪作連打する場合に攻撃力が無駄になります。疑似警戒を与えられればアタッカーになりながら相手のターンにブロッカーとなり更に不毛サーチも出来るようにもなるののでより生かしやすくなります。
その意味で《Maze of ith》の価値が高い。当然相手のアタッカーを潰す事も出来る。
《忌まわしい回収》で非常に簡単に墓地に土地を落せる為、自力で輪作を回し成長させる必要性も薄く、フェッチ自体も必要性は薄れた。そのため1枚フェッチと交換して《Maze of ith》を運用してみた。結果はほぼ問題も無く期待通りの働きが出来た。

 前述の通り《忌まわしい回収》で非常に簡単に墓地を肥やせる。
モックスを入れた事でやはりタルモのサイズも簡単に上がる。割と6/7になれる。
と同時にKotRのサイズもかなり簡単に6/6以上になれる。割と10/10を突破する・・・。その上自力で墓地を肥やさずともいいため打点としてより発揮させやすい。ただし、これら全てが強烈な墓地依存カードである事に違いは無い。メインならともかく、サイド後は調子に乗って肥やしていると《トーモッドの墓所》系や《安らかなる眠り》で吹き飛ばされかねないので注意が必要。なので小分けに使用して耐性を付けなければいけないと感じました。幸い肥やせる量が多いので使い切りの墓地掃除系ならば簡単に戦力復元できる。プレイングしだいで耐性は幾らでもつける事が出来ます。


 1マナ除去は最強であるStPを利用している。
が、はっきり言って2マナスタートを想定している時点で最低限の期待しかしていない1マナ除去であり、且つWの要素はKotRと合わせてこの2種類だけ。モックスも有るとはいえマナベースへの負担を避けるために《見栄え損ない》に変えてしまっても良いかも知れない。タルモとの相性を考えるのなら《衰弱》と言う無茶ぶりも・・・。



 他には《忌まわしい回収》で落とす際に運用できるカードと言う方向性がある。
《カラスの罪》《蟲の収穫》《ひどい憔悴》/《陰謀団のピット
等々

 丁度土地攻めが効きにくい相手にはサイドからハンデスを、ハンデスが効きにくい相手にはサイドから土地攻めや除去を入れるという明かり易い棲み分けが出来ているので比較的簡単にサイドプランが立てられる。同時にRIPの存在は厄介なので《クローサの掌握》、DrS用の小型除去増量は絶対。


《ヴォルラスの要塞》《ダクムーアの回収場》なども。

 [ジオン軍]さんの薦めでミシュラランドの採用もアリかもしれない。
モックスとKotRのお陰でマナベースには比較的負担は少ないので行けるかも。生物の少なさからくる《忌まわしい回収》のHit率の低さもある程度これで補えるようにもなる。只色々と面倒も。
《樹上の村》はタップいランドの弱さが1つ。その上優先度の低いGマナ源であり、なにより3/3トランプルのサイズの信用性が低い。地上はタルモとTNNがいる以上その戦闘力が発揮できるのだろうか?十分な除去も無いし・・。逆にある程度除去を確保できるのならしっかりと使えるという事か。モックスで捨てればマナベースになるしLoamでの回収も出来る。
《ミシュラの工廠》や《ナントゥーコの僧院》は強い物のこれ以上無色マナベースを増やすのがリスキーと言う事実が有る。後者は簡単にスレショを達成できるため4/4先制攻撃は強いのだが・・・。ただミシュラン最大の強みは対Control戦でありつまりは対Miracles戦になるわけだがRIPで沈む点を考えるとそれ程有用にも思えない・・・。

 安定性を考えると《活発な野生林》は中々の物。
タフネス4であり「到達」持ちであるため苦手なフライヤーも止めれる。2色マナも出せる。かなり掟破りだがMox・DrS・KotRのお陰で出せる方法として《忍び寄るタール坑》を用いる戦略も有る。ブロックされないパワー3なので凶悪。どの道《追跡者の本能》でUマナは使うのでそれの用途を増やしても良いかも知れない。タール抗自体で(U)マナは出せるし最低でも(B)マナの土地になる。ただし、これらは計4マナ掛るという難点も・・・。

 何にせよ少数の一点突破・墓地依存と言う弱点の両方を付けるMiracles戦は非常に問題になる。
がその相性を多少補えるこのカテゴリーは採用の価値は有る。
Loamで回収可能な打点として感が手も弱くは無い。
検討してみても良い。


長くなったのでとりあえずここで分けます。


ジオリジン 蒼い目の~PV/ペスvsキオーラ
ジオリジン 蒼い目の~PV/ペスvsキオーラ
ジオリジン 蒼い目の~PV/ペスvsキオーラ
ガンダム ジオリジン 碧い目のキャスバル
7分間の長めPVが公開されていたので視聴しました。
(ttp://gundam-the-origin.net/index.html)

 手書きでないのは残念ですが、まぁそれでも迫力ある艦隊戦。
しかしところどころ不満も・・・。
戦艦の旋回挙動が異様に速い。
三連星ってレビルの戦艦を撃沈してませんアレ?それとも別の戦艦ですかね?

 そして3倍挙動の主役機。
確か3倍挙動にはサラミス(だったかしら?)の甲板を撃破のついでに蹴ってブーストジャンプに勢いをつけていたから為し得た速度だった・・・的な設定があったはずですが、そこはスルー?

 ついでに「真紅の稲妻」は出てこないんですかね?



-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

 デュエルデッキペスvsキオーラの画像が公開されましたね。
素晴らしく中身の薄いパックですが・・・果たしてどれほどの需要があるのか?

 とりあえず画像の《ルーンの母》は欲しいのですがそれならばら売りで十分ですからね・・・。母と言う印象は全くありませんが絵師の力で購買欲が掻き立てられますよ!!
ついでに《探検》も4枚欲しかったので丁度良かったです。《正義の命令》も1枚購入。
PWも新絵ですね。
勇者ペスは兎も角、キオーラは明らかに魅力が落ちましたね。あの葛飾北斎調のイラストが良かったのに・・・。


 ついでにFtVの次はAngelだそうです。
これはドラゴン以上に人気が出る可能性もあるテーマですね。そして天使は最近のWotcの方針からかなり強力なカードも多い。これは内容でも下手をすると大荒れになる可能性が・・・。
普段はこの手の商品には興味の無い私も、グダグダ天使コレクターでもあるのでこれは購入するかもしれません(最近の神話レアパワーカード押しに嫌気がさして収集はもうしていませんが)。レベッカセラ絵のセラ天使が欲しいという声もあるようでそれなら私も欲しいですが、さすがにそこまでの大盤振る舞いは期待できそうにも無い。そもそも実用的なレアが入る可能性すら薄いですしね。






レガシー)今週のSCGの結果 遂にきせきの到来。
レガシー)今週のSCGの結果 遂にきせきの到来。
レガシー)今週のSCGの結果 遂にきせきの到来。
皆さん、こんばんは。しもべです。


 BMO vol.3が休日中に行われたようです。
結果はElvesの優勝だとか。あれですよね、確かElvesって1回目でも優勝していましたよね。海外でもそこそこ使われてますし、それでいて必ず大量にいる訳でもない所が何とも言い難い面倒さですねw。
矢張りと言うか、会場ではMiraclesとOmni-Tellが多かったようです。海外の結果はSCG以外でもそれほど圧倒的な成績を残しているわけではないのですが、日本の大会ではどうもこの2つは非常に多いようですね。まぁMiraclesは日本人大好きで、大抵の日本の大会で結果残していますからね。

 さて、今日は恒例のSCG OpenがHoustonで行われ、LegacyもPIQで開かれました。早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/140215_houston.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=02/15/2015&end_date=02/15/2015&start=1&finish=16&event_ID=45&city=Houston&state=TX&country=US


 優勝はJeffrey Chen氏のFood Chainです。

以下Top16(上から順に1位→9位→16位)
Food chain
Miracles
Miracles
ANT
UG Post
D&T
D&T
Patriot
-----------------
RUG Delver
D&T
BUG Delver
Miracles
Miracles
Metal worker
Metal worker
Burn

 です。
もう見るも真っ青なほどにMiraclesだらけです。まぁと言ってもTop16中に4名だけですがwしかしTop4にもその半分の2人がいるのは大きいですね。これまでは閑居変化がそこほどの成績を残せてはいなかったMiraclesですがようやく環境を見定めてControlが力を発揮するようになってきたのかもしれません。逆にCombo勢はお寒い限り。相変わらずはぶられ気味はSnT勢です。ANTは今週もTop4に1名を輩出しここ最近は最も安定していますね。とはいえ環境的に数が多いわけでもなさそうです。Tempoに加えD&Tに適応も可能なMiraclesが増加すれば今後はもっと厳しくなるでしょうね。
 D&Tはまた人が戻りつつあるようです。
Tempo・仮想敵のSnTに戦えるデッキなのでこれが増えるのも判りますね。
DelverTempoはまだ環境の趨勢は決していないようで今週はバラス翌1名ずつですがほぼ週替わりで顔ぶれも変化していますし、これらも今後次第ですかね。


 さて、ここから先は個別に気になったデッキを見ていきます。

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=80067
1位、Jeffrey Chen氏のFood Chainです。

 時折地雷として現れる「食物連鎖」デッキ。
AVRで《霧虚ろのグリフィン》が打た時に話題になりその後RtRで《突然の衰微》の登場で嫌がらせを受ける事態を被って行こうすっかり忘れていました・・・。それでもリストを見るに細々とリストの改良は為されていたんですね。

 2枚コンボと言う特性上《時を超えた探索》が入ってサーチ力が挙がっていますね。以前から時折使われていた《運命の操作》も有るので軽いサーチが多いデッキになりましたね。結果《激情の共感者》やそれに連なる重たく使い難いサーチが減っています。また《起源のハイドラ》が用いられているのも私の記憶には無かった点ですね。これも一種のサーチですが、コンボ達成後は無限マナが手に入る為好きな値のXを指定すれば実質のサーチになりますね。ハイドラの強い所は自身のキャストに誘発してカードを場に出す能力がスタックに乗るのでカウンターに対処され辛い所ですね。もちろん本人自体もバニラとは言えフィニッシャーになりますし。

 デッキとして珍しいのは《引き裂かれし永劫、エムラクール》の様なフィニッシャーがいない事ですね。《潮吹きの暴君》こそいますし、ハイドラ自身もフィニッシャーにはなりますが、除去耐性も無いですし・・・珍しいですね。まぁ暴君がいればふようなのでしょうかね?使った事が無いので意図は不明です。


 1枚挿しの《ディミーアの魔除け》は一体何に使うのでしょうね?




http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=80063
2位、Shane Renelt氏のMiraclesです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=80082
12位、Joe Bass氏のMiraclesです。

 今回は久々に結果を残したMiracles。
環境が定着するまでは力を発揮しづらいControlですがいよいよなのでしょうかね?
今回は生物無し・ScMのアド型/《思案》特化型・Blade型と別れていますね。RiPコンボ型はいません。まぁどれが良いのかはよく判りませんがw
特に思案型は土地少な過ぎ!!と言う人もいれば、最序盤のやる事ないときの選択肢になるから合理的!と言う人もいますしね、よう判らん。


 気になったのは一時期より《呪文貫き》の数が多いことですね。
と言うよりカウンターの総数が多めになっています。不確定カウンターは積まない事もあるMiraclesですがANTのような速度の有るコンボがいるからでしょうか?

 Shane氏のサイドに有る《嵐の神、ケラノス》は今後Miraclesが増えてくるのなら重要な選択肢になりそうですね。《聖トラフトの霊》よりも安定感が有りますから。そしてJoe氏のメイン《紅蓮破》も同じく、Miraclesの増加に呼応して増えていくかもしれません。これまでもREBなんてそこかしこにいましたが《宝船の巡航》の禁止以降その価値は多少落ちてTempo系のメインからも抜けました。ただMiraclesが本来メイン/サイドに採っていたのはもともとミラーマッチを想定しての事。Miraclesが環境に溢れていた頃にDan Musser氏やReid Duke氏が結果を出して定着したこの形は今後もっと増えてくるかもしれません。

 《血染めの月》も目に付きますね。
UR全盛期にはそれ程有効性も発揮できませんでしたが今ならばこのカードももっと使えるかもしれません。

 Shane氏の様にサイドに《平和の番人》や《封じ込める僧侶》を入れている人は見ますが《造物の学者、ヴェンセール》が居ない所を見るとやはりSnT勢はそれほど意識はされていないのでしょうね。Stormが増えるのなら《狼狽の嵐》がもっと増えてくるはず。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=80080
14位、William Lo氏のMetal workerです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=80069
15位、Jason Suire氏のMetal workerです。

 TempoにしろStormにしろ軽量系スペルが増えSnTの様なコンボが減ると《虚空の杯/CotV》や《三なる宝球》の拘束が威力を発揮するようになりますね。ついでにTempo系にはパワーカードの連発も威力がある。

 両者に共通しているのが《精霊龍、ウギン》の登用です。
もともとMUD/MetalWorkerはPW無しか《解放された者、カーン》の採用だけでしたが、今回はウギンをお二人とも採用していますね。対Controlやファッティ系のComboにはカーンに軍配が上がりますが、Tempo系や他のフェアデッキにはウギンの盤面の制圧力が勝りますからね。メタ次第ですね。このデッキなら3t目の着地は十分可能なのでかなり怖い存在になりますね。

 William氏は更に珍しく《絵描きの召使い》+《丸砥石》のペイたーコンボをメインに積んでいます。サイドに詰んでいるのは時折見かけますが、何故メインなのでしょうね?速度のある勝ち筋や電撃戦用ということですかね・・・。
 Jason氏は比較的オーソドックスな形ですがマナ関係に気を使っているようです。
《通電式キー》で多量のマナを出せるようになっていたり、《血染めの月》を入れる事を考慮していたり。またウギンの他に《鋼のヘルカイト》や《威圧の杖》等から制圧力を重視しているようですね。





 こんな所です。
Miraclesが4名と気を吐いた結果でしたが、他にもTempo系に《ギタクシア派の調査》が戻ってきていたりComboが締め出されていたり、対Uに強いデッキが増えたりと、本当の意味でKTK以前の環境が戻ってきたような印象を受けました。
果たしてそれは事実なのかただ一時の物なのか・・・。


 さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただけた方には感謝申し上げます。
アリガトウございましたm(_ _)m
この文章がお役に立てば幸いです。



レガシー)徒然デッキ構築:Eva Green その2
レガシー)徒然デッキ構築:Eva Green その2
レガシー)徒然デッキ構築:Eva Green その2
皆さん、こんばんは。しもべです。


先日挙げたEvaGreen系の2種目も考えに従い組んで回してみました。かなり長くなりますがデッキ思想と感想を残しておきます。
EvaGreen 第二種
--------------------
[land]*22
4《不毛の大地》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
2《沼》
1《森》
4《Bayou》
1《Underground sea》
4《新緑の地下墓地》
5 その他Bフェッチ

[cre]*11
4《死儀礼のシャーマン/DrS》
4《タルモゴイフ》
1《叫び大口》
2《墓忍び》

[other]*28
3《暗黒の儀式》
2《思考囲い》
2《コジレックの審問》
1《見栄え損ない》
2《外科的摘出》
1《ミリーの悪知恵》
4《Hymn to Tourach》
1《森の知恵》
1《束縛》
1《追跡者の本能》
4《突然の衰微》
3《忌まわしい回収》
3《ヴェールのリリアナ/LotV》

 もう一つのEvaGreen。
Blitz戦略に則った形で《暗黒の儀式》からのロケットスタートと言う点は一致しています。大きく異なる点は《闇の腹心》ではなく《墓忍び》に変更されている点。
 最序盤に展開したボブは除去されなければ素晴らしいアドバンテージを提供してくれますが、問題は余りに簡単に除去されてしまう点。そしてそれ以上に厄介なのが打点として極めて機能させ辛いという点。不毛やHymnで相手を崩してから攻撃に移ろうにもボブ自身は戦闘に殆ど寄与できず、他のカードを引かなければいけない。それを引き増す事が出来るので畳み掛ける事も勿論できるのですが、引き増すにも結局時間を掛けてしまうのです。ボブとハンデス等の効果時限性と強襲型の折り合わせが悪い。それなら直接的に打点になれる生物を置いて、そのまま攻撃した方がコンセプトとしては一貫性があると考えました。もちろん引き増せない為に長期戦には不利だし、一点突破過ぎる感もありますが、EvaGreen以前に《暗黒の儀式》を用いたBのBeatdownとはもともとそういうデッキだったはず。

 そしてその戦略を支えるのは《忌まわしい回収》。以前の《魂剥ぎ》のデッキを作った時に用いたカードですが、その時の使用感がとても良かったためその形で作ってみた。このデッキに置いては墓地を肥やす事も明確なアドバンテージになるので決して弱くは無い。
2マナと言う部分も以前挙げた通りそれ程痛くない。
実は最序盤の選択肢はハンデス等の妨害を優先しがちな為、これをキャストする3t目~程度ならそれ程2マナは辛くない。
 同時に重要なのがドローサポートの部分。
これは生物/土地を選択的に引く事が出来るカードだが、このデッキは最序盤から妨害を畳み掛ける事をコンセプトにしているためその手の妨害札は非常に多い。しかしHymnや不毛に代表されるそれらは中盤以降圧倒的に弱く使い勝手に劣る。もうそれを引いただけでドロー1枚分の損に繋がるほどです。それらを中盤以降に引かない為にも回収による選択的なドローが活きてくるわけです。それらは一見Uの《渦まく知識》や《思案》とやっている事はそれ程違いが無いようにも見えますが、Uのキャントリップ群はそのまま山札内に戻してしまうため結局その後に引く可能性を残している(と言うか時間が経てば経つほど、キャントリップでふるいを掛ける程不要牌を引く確率は上がる)。が、この回収はそのまま墓地に落せるため不要牌を引く事は無い。妨害からスムーズに生物の打点に繋げたいこのデッキにとっては選択的なドロー+不要牌の墓地送りは非常に効果が有るわけだった。その墓地のカードがアドバンテージになるのだから尚更相性が良い
 想定にマッチした結果と言えます。
何より《墓忍び》のキャストが全く苦にならない点が大きい。《タルモゴイフ》との併用に全くの問題を感じさせなかった。《暗黒の儀式》からの高速キャスト以外にも高速キャストする術を得る事が出来たわけですね。

 回収は選択的に生物を引いてしまうため《突然の衰微》やLotVを弾いてしまう事も多い。故に代わりに生物除去に出来る《叫び大口》を採用してみました。稀に《暗黒の儀式》から大口のキャストと言う強引なプランもある。
 基本的には序盤に土地に困る場面もある為、類似の効果のある《追跡者の本能》よりも《忌まわしい回収》を優先する。マナベースの確保だけでなく《不毛の大地》の調達によりManadenialを仕掛ける場合も有効だからです。しかし4枚を最初に運用していたが、何も有効牌が無い事もあり、同じく回収自体で別の回収を墓地に落してしまう場合も多々見られました。なので単体における複数回使用できる点や回収自体で落としても墓地から使える点を考慮し1枚だけ《追跡者の本能》に変更した。これはおおむね成功と言えました。ただし、対象範囲・量ともに減っていて単体でのKPは圧倒的に低いのでこれ以上増やす気にもなりませんでした。

 ドローサポートとして追加で《ミリーの悪知恵》と《森の知恵》を入れてみました。特に後者はボブの代わりでもあり場合によっては引き増して攻勢を仕掛けることにもなる。不要牌を弾き有効牌を畳み掛ける戦略はやはり便利。


 《墓忍び》はバウンスが厄介だがJtMsにしろ《Karakas》にしろManadenial戦略で潰しに行く、・・・しかない。ただ1度程度のバウンスならそれほど問題なく再キャストが出来る。


 あくまで理想的な動きですが、
1t目フェッチ→ハンデス
2t目フェッチ{→摘出(ペイライフ)}→儀式→墓忍び
と言う挙動が有るのが美点ですね、この形は。《外科的摘出》が有る事が理想ですが無くても十分ですし、割りと頻出するので。
除去される心配のない墓忍びが3t目から4発殴って終わりです。


 
 見えてきた難点は圧倒的に打点が少ない
ほぼ全てが打点として寄与できるとはいえメインのアタッカーはDrS以外の7枚。《叫び大口》は殆ど想起用なので実質6枚。前述しましたが《忌まわしい回収》をキャストしても「土地しかない・・・」と言う事が結構見られました。対象範囲の狭い《追跡者の本能》は「墓地を肥やしただけ・・・」と言う事も多々見られた。なので最低でも1枚程度は追加の打点が欲しい。最初は3枚目の《墓忍び》も考えましたが流石に最序盤に2枚来てしまう可能性も考慮するとそれは頂けない。ここで、前回話した中堅アタッカーがいない事に悩まされる。

 と言う事で試しにFRFの新カード《黄金牙、タシグル》を入れてみることにしました。探査の量も少ない上に、それ以上に大きいのがシングルシンボルでも運用できる点で期待していました。不毛との併用時は非常にありがたい。
 ただ枠が無い。
既にメインは61枚。生物枠を削れない(ここを削ると本末転倒)し、土地はもっと削れない。とするとスペルから削るしかないが、儀式・Hymn・束縛・摘出はデッキのテーマに沿ったカードなので減らしたくは無い。減らすと丸くなってしまい、それなら別のデッキにした方が良い。1マナハンデスも既に4枚ギリギリで摘出の事を考えると減らしたくは無い。追加の除去である《見栄え損ない》は貴重な1t目にキャスト可能である枠で、DoSやDrSの環境を考えるとメインに5枚目の除去枠は欲しい。何よりDrSで継続して墓地を掃除されるとデッキの機能不全に陥ってしまう。ドロー枠も削ると意味が無い。そんな訳で残ったのがドローサポートの置物2枚とLotVだけ。1度はLotVの減量も考えましたがTempo(Beatdown)/Combo/Control全てに効くカードであるし最序盤に畳み掛けるという行動を行った後にデッキの蓋をする役目を負っているカードを抜きたくない。儀式→LotVの1t目着地の場合によってはプランの一つだし・・・。と言う事でドローサポートの枠から《森の知恵》を交換枠に。元々ドローサポートは余剰枠であるし、2マナと言う重さがネックだった。引き増しは素晴らしいが、 フェッチ・囲い・摘出でライフを削っていくデッキなのでそれ程引き増しにも期待できない。そもそも引き増したい対象を増やすというコンセプトなのでまぁいいのではないか?と言うのが現状の結論。

    
 で、タシグルを入れて回してみました。
ほぼ問題なく回ります。
ただまぁ、コイツである必要性を感じませんね。別に他の探査生物でも良いようにも感じます。起動型能力をもっている点は悪くは無いのですが、ただでさえこれが出る頃には無駄牌になっている様な序盤戦用のカードに溢れたデッキです。それらを掘り返されてもハンドにほぼ不要牌が生まれるだけ。まぁそれでも何のロスも無く墓地を肥やせているわけですからないよりは遥かにマシな能力なのは事実なのですが、一度:タルモ×2→墓忍び+土地を墓地に落されて墓地のハンデスを戻された時は殺意が湧きました・・・。この様に唯でさえ少ない必要牌を落された時の悲しみが半端ない
 DrS等で墓地をある程度コントロールできればいいのですが、その場合大抵InsやSocを削る事になるのでタルモがやはり弱くなります。最も安定した運用は《ミリーの悪知恵》を使っているときにTopを不要牌を掃いてドローの質を高めるという場合でした。しかしこの動きの場合はタシグルと引き換えに《森の知恵》を出したため悪知恵1枚だけであり、ほぼ無いも同然のシナジーでした。
 使用感ではわざわざコイツを使う必要はあるのかなぁ?と。
《Karakas》のリスクを考えるのなら回避能力持ちの《わめき騒ぐマンドリル》や単純にパワーの大きい《グルマグのアンコウ》の方が良いのではないか?とも思えてきます・・・。

 で、その後アンコウも入れて回してみる。
アンコウ自体もほぼ問題無くキャスト出来る。同時に他の方々が言っている様にタルモゴイフ(Modernなら《包囲サイ》も)に対して一方的に勝てるサイズと言うのは非常に効果的でした。と言う事で単体での運用ならほぼタシグルより上であるように思えます。
 ただ、今回は2枚の《墓忍び》に続く3枚目の探査生物としての運用がされている事が難点でした。
やはり最序盤に探査生物が2枚ハンドに来てしまった場合、墓忍び+アンコウではキャストが中々ハードルが高く、キャスト出来ない事も少なくなかったわけです。これが不思議な話ですがタシグルではそれほどきつくない事が多かったのです。ここら辺から(1)マナの差がいかに大きいかがよく判りますね・・・。《忌まわしい回収》等を1枚でも引けていれば逆にほとんど問題なく2枚ともキャストまで持っていけるのですがね・・・。
ロケットスタートする場合でも、例えば初手(フェッチ・Hymn・儀式・摘出)の時に1t目にタシグルなら~とか思う事も結構ある。ハンデス抜きではリスクも高いですからね。
という訳でどちらが良いかは要相談。


 それと1枚足してもやはり少ない・・・。
以前よりもそれでもマシになりましたが、何とかもう1枚程度増やせない物でしょうかね・・・。しかし増やすにしても枠以前に対象の生物もいない。まぁ、先に挙げた《責め苦の伝令》でも良いのですが今一つインパクトが薄い。もちろん探査生物はこれ以上は入れれない。
悩ましい・・・。


 またバウンス問題はやはりついて回るためここは何とかしたい。
《Karakas》は潰す、JtMs・ヴェンセールは土地を潰すとして、最も現状悩ましいのはサイド後の《水没》、若しくは主にComboが使ってくる《残響する真実》《蒸気の連鎖》など。コンボ相手にUならば墓忍び等は抜くのでしょうが生物数の足りない上に妨害手段も限られているこのデッキがホイホイ抜いて代わりを入れる事などできよう筈もない。
 《水没》に関しては何枚か《森林の墓地》を土地枠に入れてみる可能性もありますね。
《森》を潰す手段が無いのでこれぐらいしないと厳しい・・・。


 ついでにドローサポートとして《忌まわしい回収》《追跡者の本能》を入れていますが、これがデッキの潤滑油として非常に重要であるため打ち消されるとかなり苦しい。よくComboなどを相手にした場合でもキャストリップを潰すのは一定の効果があるなんて言われますが、ドローでありマナサポートである《忌まわしい回収》を潰されるとこのデッキには本当につらい。2マナなので打消し系の的になるのも難点でしたね。
まぁそれをやらせない為のハンデスとも言えますが。





レガシー)徒然デッキ構築:Eva Green その1
レガシー)徒然デッキ構築:Eva Green その1
レガシー)徒然デッキ構築:Eva Green その1
皆さん、こんばんは。しもべです。


 先日のPTでは結構なInfectの数がいたようです。最高位は10位で実際悪くない様子。チーム「The Pantheon」のメンバーは公式に寄ると全員このInfectなんだとか・・・。それと言うのも選定対戦中のTom RossのInfectが強かったからだとか・・・。
それは単にTom RossがInfecrマスターだっただけでは?と思わなくもないですねwたとえトッププロだったとしてもTom氏と同レベルのデッキパワーを引き出すのは難しいでしょうしね。
と言うか今回動画を見ていて初めて知りましたがModernのInfectには《野生の抵抗》なんて入っているんですね・・・。《強大化》と併せて+9/+9とか1パンチじゃないですか!



 さて、今日の本題ですが、先日挙げたとおり黒いBeatdownを組みたいという事でEvaGreenをいくつか作って回してみました。そこで見えてきたのが、主に2つの課題。
・《暗黒の儀式》の中盤以降の使い道
・《タルモゴイフ》に続く2ndアタッカーの確保
です。

 儀式はまぁなんとでもなるのです。最悪LotVで捨てればいいだけですからね。ただもう一つのアタッカーの確保が出来ない。軽くていいサイズの生物がいないんですよね。《深淵の迫害者》は弱くは無いのですが、もう少々軽くしたい。昔ながらの《ナントゥーコの影》では弱すぎる。《吸血鬼の夜鷲》や《マラキールの門番》は丸いのですがアタッカーではない。いっそ《惑乱の死霊》とも考えたのですが、パンチ力不足なのは変わらず、それ以上に除去耐性が無い。
 最も要望を満たしそうなのが《朽ちゆくヒル》。
2マナで攻撃時は4/4なので悪くは無い。ただ、攻撃のたびにライフを減らしていては、他のライフロス/ペイと併せてダメージレースは極めて不利。除去耐性も無い。
という事でそんな中思いついたのが《責め苦の伝令》だったので少し作ってみました。
EvaGreen 第一種
--------------------
[land]*22
4《不毛の大地》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
2《沼》
2《森》
4《Bayou》
4《新緑の地下墓地》
その他Bフェッチ

[cre]*15
4《死儀礼のシャーマン/DrS》
4《闇の腹心》
4《タルモゴイフ》
3《責苦の伝令》

[other]*23
3《暗黒の儀式》
4《思考囲い》
1《見栄え損ない》
2《外科的摘出》
1《ミリーの悪知恵》
4《Hymn to Tourach》
1《束縛》
4《突然の衰微》
3《ヴェールのリリアナ/LotV》

【感想】

 見た目よりも遥かに良く回る。
久々に《暗黒の儀式》を採用した序盤分回り型のデッキ。
儀式を用いたデッキはBではBeatdownが大半だが、これはどちらかと言うとWeenieに近い。まぁマナ域が軽いためですが。

 基本的には
暗黒の儀式からのロケットスタートを想定しています。が、儀式は初手以外では腐り易いため、それ以外での運用方法が有るのが望ましい。嘗てのWeenieなら《ナントゥーコの影》を用いるのが一般的だったが余りにKPが劣っているので望ましくない。と言う事で今回用意したのが《責め苦の伝令》です。
 単体の戦力としては3マナで3/3飛行と弱くは無いですが決して強力とは言い難いスペックです。しかしそれでも決して弱くは無い、パワー3の飛行クロックは重要。それ以上に重要なのはコイツは「授与」を持っているという事です。アタッカーとしては役に立ちづらい先出しされたボブを強化してそのまま殴りに行く事が出来るわけです。タルモもそうですが回避能力が無い点がかなりつらい部分であるのでそれを補える点が有難い。スタックも含め除去されてもそのまま生物として出せる点も偉い。普通はこの手のデッキで5マナは到達はかなり難しい部分だが《暗黒の儀式》を使えばすぐにでも到達でき、中盤以降に引いてしまった場合の使い道になる。

 また、儀式は無駄牌になってしまった場合LotVで捨てる札として使う事も相応にありますが、それ以上に気付かされたのが高速で手札を消耗するこのBlitzスタイルがデッキにはよく合っているという事でした。それは相手のリソースを削り取るという状況に蓋をする行為もそうですが、ハンドが早々に空になる為に[+1]を使う事が本当に苦痛にならない。本当にしっかりと使う事が出来ます。

 LotV、伝令の両者ともが3マナであるため稀に1t目の設置を試みる事もありますがそれはあまり有効とは言いづらい・・・。


 《束縛》《外科的摘出》は其々先に挙げた記事通りの内容。
Blitz戦略に則り圧力をかけていくための手段。どちらも土地基盤を攻めるカードと言える。
 回していて気が付いた挙動の一つに《束縛》の追加の使い道が有った。基本は相手の脅威に備えて中盤以降もそろえておくことも多いし、役に立たないと割り切る事が出来る相手ならLotVの[+1]で捨てるだけ。しかし、それすらも無い場合DrSの起動型能力をわざと起動する事で2~3マナ掛けて1ドローする事が出来るようになっており、非常に効率は悪いですが、それでも全く使い道が無いわけでもない点がまた《もみ消し》とは違う部分か・・・。


 まぁ、《責め苦の伝令》は実際見た目よりはパワフルなカードです。
がやはり3マナでパワー3と言うのは少々低いですね。その上DoSと相打ちし、《稲妻》で落ちるのでかなりテンポを取られやすいのは辛かったですね。如何に授与できるかがこのカードの要になっていました。授与できた時は逆にかなり強かったですからね。



MtGオリジンのリリアナ
MtGオリジンのリリアナ
MtGオリジンのリリアナ
どうやらPWになる前の頃の様子。

ここまで笑ったのはブレイズ以来・・・。
本気で誰ww


 ジェイスに関してはまぁあんなものでしょうかね。
ウルザとミシュラも若った頃は悪ガキだったいいますし。
れがしー)真面目な電波:《束縛》
れがしー)真面目な電波:《束縛》
れがしー)真面目な電波:《束縛》
皆さん、こんにちは。しもべです。

 PT FRFの真っ最中。私はあまり結果を追えていませんが、禁止改訂を食らって再び激変のModern環境では色々と新しいカードが見れているようですね。何でも《復讐に燃えたファラオ》を使った発掘デッキがあるとか・・・。
 Legacyと違い、頻繁にテコ入れが入る分本当に多くのカードにスポットが当たる環境だと常々思わされますね。



 さて、そんな時期に空気も読まず久々に電波コーナー。
まぁ私の記事の大半は電波なのですがそれは一先ず横に置いておきましょう。
今回の御題は《束縛》。
マイナーではあるものの、そこそこ知られているカードですね。
《Bind/束縛》(1)(G)
インスタント
起動型能力1つを対象とし、それを打ち消す。
カードを1枚引く。

 《押しつぶし》の色違いで、《もみ消し》の亜種。
以前から言われていましたが、これを少し使ってみようかなぁと思います。

 KTKショックが終わりようやっと黒も環境に存在する事が許され始めたわけです。
で、ここは久々に黒々したデッキを使いたい。
と言う事で
《思考囲い》
《Hymn to Tourach》
《ヴェールのリリアナ/LotV》
《不毛の大地》
でつながるようなデッキを使ってみたいわけですが、ここから先が今一つ形にならないわけです。

 《暗黒の儀式》を用いることも考えてみたのですが、儀式を使ってまで出したいカードが無いんですよね。
有ると強いのも事実なのですが、余りに簡単に対処される事も多いのでそうするとただのディスアドですからね。
《真の名の宿敵》がBであれば使っていたかもしれませんがw
1t目《思考囲い》+《闇の腹心》と動ければ強いのは事実ですが、1枚除去をハンデスしたからと言ってボブがその後案対価と言うとそうでもありませんしね・・・。
使ってみても良いのですが、とりあえずここは保留。と言うか別記事で。


 次いでに思ったのは圧力をかけるカードが足りないと言う事です。
Hymnは強いのは事実ですが、4枚だけでは最序盤から仕掛ける際に引けるかどうか怪しい。最序盤からハンデス等の妨害で押し込むには他に1~2マナ域の妨害が追加で欲しいと思ったわけです。
 因みにここでUが入ると《Force of will》なり《目くらまし》也が有るのですがUを取らないと途端に選択肢が無くなるんですよね。《突然の衰微》の様な除去は強いのですが、これは対処である受けのカードで攻めのカードではないですし。


 ここで真先に思い付いたのは《小悪疫》です。
ですが、妨害→生物Beatに移行する関係上、生物の双方生贄が辛く、そして往々にして土地に生贄はこちら方法が痛い。DoS等のTempoが環境の半分近くを占める状況では、土地1枚当たりの損失はマナカーブが大きくなりがちなこちら方が上なんですよね。UBよりも《不毛の大地》の価値が下がりやすいのと同じ理由。と言う事でこれを組むのならもっと専用になるはず。
 次に思いついたのが《Sinkhole》です。
が、これは以前の記事でも取り上げた通り、本当に最序盤にしか効果が無く出来る事も少ない。中盤以降は完全な無駄牌です。最序盤に押し込む形を作るにしても余りにも時限性が過ぎる・・・。
と言う事で、ここで思いついたのが本日のカードである《束縛》。


 もう使い方はまんま《もみ消し》で、相手のフェッチランドにスタックで使う方法で良いと思います。
また、同時に相手の《不毛の大地》から土地を護る動きも重要。これは上でも述べた通り、マナカーブが膨らみやすく土地1枚当たりの価値が大きいBG系Beatならではと言えますね。判り易いの部分としてはLotVの3マナまで繋ぐ必要が有るという処ですか。この点はUBの《もみ消し》とBGの《束縛》とで明確に重みが異なる部分ですね。
さらに相手のPWの起動型能力を1度潰せるのも小さくは無いですね。特に相手方のLotV。生物Beatなので[-2]を1度潰せるだけで実質的なアドバンテージを獲得できています。忠誠度の消耗が大きい点も重要ですね。サイド後の墓地対策の《虚無の呪文爆弾》や《大祖始の遺産》を潰せる点も小さくはありません。《死儀礼のシャーマン》にしろ《タルモゴイフ》にしろ兎に角墓地依存ですからね。
単純に後半に引いてきても1ドローであるので最低限の動きは出来ますし。

 また、以前使ってみた時と大きな感触が違う部分もありました。
以前はもっと2マナを構える動きが苦痛だったのですが、今はそこまででもありませんでした。
1つはDrSの存在でマナソースに余裕が多少生まれた事。
もう一つは《突然の衰微》を手に入れた事で以前よりもInsを構える行動が増えたからかもしれません。
なので2マナと言う部分もそれ程気にはなりませんでした。
当然賞味期限と費用対効果の大きさからHymnと束縛が両方あった場合はHymn≫束縛の優先度になりますが、それでも決して悪くは無い選択肢でした。


 特に相手の頭には無いカードなので比較的簡単に釣る動きが出来るのが気持ちいいですね。
1t目:《沼》→《思考囲い》
で2t目に《Bayou》を入れてターンを返すと相手によっては高確率で《不毛の大地》でBayouを潰しに来てくれるので釣り甲斐が有ります。土地を護って、相手の展開を遅らせて、更に1ドローですからね!
対応でこちらが後手ならDaze/Pierceの可能性もあり割に合いませんがFoWをピッチで切ってくれるのなら万々歳でしょう。
そうならなくとも2t目なら相手がフェッチを切る挙動も少なくない(自分先手なら、後手の相手が1t目のフェッチを切る事も十分にある)ので其方を狙っても良い。
 盤面に1体だけのタルモを処理するためのLotVの[-2]を潰すというのもアリですがね。
LotVを巡る攻防での釣りも比較的しやすい。打消しが無いBGでは針で刺す以外にLotVやJtMsの起動能力を止める術が無いので、その意味でもUBで《もみ消し》を握っている場合とは全く異なる感触があります。

 と言う事で使用感としては、とりあえず使い出が有りました。
少なくとも虚を突けるので、相手のゲームプランを大きく崩せます。Blitzの様に相手に序盤から大量の妨害を投げかけてその中で勝つデッキなら決して弱い選択肢にはならないと思いました。


 ただ、どうしても他のカードより腐り易いのは避けられないので多数とるカードではありません。
元々圧力を序盤に掛ける為のHymnの追加枠ということなので精々2枚
でした。



 因みに、以前挙げていたメイン《根絶》/《外科的摘出》の戦法も同時に試してみましたが、こちらも悪くはありませんでした。
Hymn、不毛で攻めた土地を潰す事で相手の展開は一気に辛くなりますし、若しくはDrSやボブで釣った除去を消せばそれも後続の展開が一気に楽になりますからね。特に《稲妻》を潰す事が出来れば除去だけでなく相手の打点自体も著しく落とす事が出来ます。これも2枚程度入れてみましたが中々の物でした。
が、《根絶》と《外科的摘出》のどちらかが良いのかは一長一短。
メインで使う事を考えれば、φマナでテンポもいい摘出の方が恐らくは上だと思います。1t目《思考囲い》にスタックでブレストをされても対処できますからね。
ただ、DazeやFoWを喰らう事を考えると一概にそうとも言えないのも・・・。対Rでも徒にライフを支払う事は自殺行為ですし。

 サイドから入れるのなら、Tempoデッキと言う訳でもないので確実に効果を発揮する《根絶》の方が上だと思いますが、まぁメインは外科的摘出でいいのかなぁ・・・と言うのが今のところの考えです。

 こちらは5枚目の1マナハンデス程度の間隔で使っていくのが良いと思います。
昨日はだいぶ異なりますがw
以前メインで運用する際土地を対象にするのなら~という事で軽く纏めてみたのがありましたが、そこでの考えもそこそこ役に立ちました。


 両者とも、最序盤の圧力札を増やすという目的はある程度達成できていると思います。ただ、どうしても無駄牌が増えデッキパワーは落ちるのでそこをいかに構築でつぶせるかがなかなか難しいです。


今回は以上です。



非MtG)ペルソナ5のPV
ttps://www.youtube.com/watch?v=oc_9r4wifFc&feature=youtu.be


ヒロインが江ノ島盾子ちゃんにしかみえない。
または髪形変えたギン子。



 次は
戦隊物と言うか義賊とかダークヒーローとかそっち系になるんですかね?
何となく2罪の様な感じも・・・。
レガシー)徒然デッキ構築:BG《魂剥ぎ》
レガシー)徒然デッキ構築:BG《魂剥ぎ》
レガシー)徒然デッキ構築:BG《魂剥ぎ》
皆さん、こんばんは。しもべです。


 《魂剥ぎ》のデッキをいくつか考えてみたのですが、結局Combo系にするのなら最初から完成されているファッティをSnTやReanimateで出せばいいよね?と言う回答にロマンと言う回答さえも押し通す事が出来なかったので断念。

 という訳で普通のBeatdownに組み込んで見ました
で作ったのがこちら↓
ver.1
---------------
[land]*20


[cre]*15
4《タルモゴイフ》
4《森の女人像》
4《吸血鬼の夜鷲》
3《魂剥ぎ》

[other]*25
3《モックス・ダイアモンド》
1《見栄え損ない》
1《無垢の血》
3《思考囲い》
2《陰謀団式療法》
3《森の知恵》
4《突然の衰微》
3《忌まわしい回収》
3《ヴェールのリリアナ》
2《情け知らずのガラク》

比較的テンポよく《魂剥ぎ》のパーツを刻印でいる事が多い。

 特徴なのが《忌まわしい回収》。
デッキの根幹であり潤滑油。
通常のBGなら《闇の腹心》が入るところだが、このデッキでは代わりにこれと《森の知恵》にしてある。ライフロスが痛い事に加え、コンボ性を考えれば長期的なアドバンテージよりも瞬間的な擬似アドバンテージの方が重要なので。

基本的にパーツは
《森の女人像》:呪禁
《吸血鬼の夜鷲》:飛行・絆魂+接死
となっている。
「最強の生物」ではなく「良質な生物」を目指す形と言えば分りやすいと思う。
女人像は普通にマナサポーターとしても使える点は便利。PWを護る壁にもなる。優秀なドローである《忌まわしい回収》と共に2マナ域に重要な部分が集まっているためモックスを入れて初動2マナも可能とした。土地を捨てる行為も探査の役に立つ。

 墓地に生物を送り込む手段は豊富に取った。
セラピーは通常のハンデスに加え、自分にハンデス+Fbで盤面の生物を墓地に送り込める非常に重要なパーツ。特に女人像でマナを出し、前方確認ついでに墓地に送るという行為が素晴らしい。
他にも互いに生贄が必要になる《無垢の血》もなかなか。
LotVは[+1]でハンドの、[-2]で盤面のカードを墓地に送れる。Bガラクは[0]で女人像や鷲を墓地に送れるし、裏面の[-1]でもやはり墓地に送れる上に《魂剥ぎ》をサーチも出来る。
十分な数になった。

 ただ、マナカーブを見ても判るが非常に2マナ域が渋滞しておりその上重い。
夜鷲自体はスペックは高いが単騎で3マナで出してもかなり遅い上に影響力も少ない。正直かなり微妙。2マナが多すぎて渋滞する事も少なくない・・・。《グルマグの速翼》や《大霊堂のスカージ》のような軽い物の方が好ましいかも知れない。
 《森の知恵》も2マナスタート時には弱くは無いが少々テンポが悪い。
より特化して《忌まわしい回収》にした方が望ましいかも知れない。

 土地20とか少なすぎww
と思う人も多いと思いますが、適正にプレイすると多すぎたので減らしてこの枚数。
2マナ出れば動ける上に、やる事も多くないので。
ただそれでも少々窮屈ではあったのも事実。

ver.2
---------------
[land]*21
+1フェッチ

[cre]*15
2《大霊堂のスカージ》
4《タルモゴイフ》
4《森の女人像》
2《吸血鬼の夜鷲》
3《魂剥ぎ》

[other]*25
3《モックス・ダイアモンド》
1《見栄え損ない》
1《無垢の血》
3《思考囲い》
2《陰謀団式療法》
2《森の知恵》
4《突然の衰微》
4《忌まわしい回収》
3《ヴェールのリリアナ》
1《腐れ蔦の外套》
1《情け知らずのガラク》

 と言う事で、調整を加えた形。
より《魂剥ぎ》に沿った形にしてある。

 最大の違いである夜鷲→スカージは成功と言ってい良い。
取り敢えず、手薄だった1t目の挙動を追加する事が出来た。モックスと合わせてハンデス+スカージの動きも出来る。
同時に1t目にキャストして除去される事が仕事だが、カードタイプがCre/Atfであるため《魂剥ぎ》どころか《タルモゴイフ》との相性まで極めて優良。これ+除去(Ins/Soc)+フェッチ=土地で既に4つのカードタイプを確保できるようになった。
元々接死は不要であったためよりスムーズに魂を刻印できるようになった。

 《森の知恵》も悪い挙動ではなかったが、よりテンポよく生物を展開したいデッキにとってはやはり多くのカードに主体的に干渉出来る回収の増加は望ましいと映る。取り敢えず、DrSはいないとはいえ、Cre/Land/Soc/Ins/Enc/Atf/PWと様々なカードが相応の数で採用されており、《忌まわしい回収》に依って本当に簡単に墓地を肥やせる為タルモゴイフのサイズがかなり大きくなるのは素晴らしい。


 ガラク自体にはそれ程重要性は無かったため、1枚《腐れ蔦の外套》にしてみた。
これはスカージのサイズ強化になり、魂剥ぎの強化にもなる。なのでそれだけでも充分戦力になるし、墓地に落ちた際の発掘がまた便利。《森の知恵》で落とせるものが分かっていれば、不要牌を選択的に墓地に落していけるからだ。よりシナジーが強まったと言える。

 正直、夜鷲はスカージに全て換えてしまっても良い気もするが、DoSの増加が考えられるのなら航空戦力は残しておきたい。
またスカージも良いが《グルマグの速翼》も悪くないので試してみても良い。


 取り敢えず、デッキとしてDrSや《漁る軟泥》は何としてでも除去したいので、除去は多めだが、サイド後は更に枚数を掛ける必要が有る。
 また他にも墓地掃除やリムーブ除去が非常に苦手なのでそこの対策は必要。
ハンデスに加えて《血の封印》も入れてみるにも悪くない。
最も苦手なのはMiracles。
StPによるリムーブ、《終末》による除去耐性虫の全体除去、《安らかなる眠り》による墓地完全掃除。
もう極まって鬱陶しいといえる。
デッキ全体が苦手札の塊のような印象を受ける。


 とまぁ、こんな感じです。
趣味でやるなら十分な挙動です。やりたい事は比較的出来るように纏って思ったよりもしっかり回るデッキになりましたね。
ただ、何に強いのか?と聞かれると特に何もないですねww


 作って回してみて判ったのは《忌まわしい回収》が非常に使いやすい性能をしていたという事ww
《魂剥ぎ》よりも寧ろそちらに気を取られてしまいましたよ。
2マナが気になってましたが、非コンボなのでしゃにむに最序盤から使う必要も無く、どうせ消耗戦になったりしてする事も無いターンが直ぐに生まれるのでその時に使えばいいだけ。なので2マナと言う重さも気にならず、生物へのアクセス力も高く、タルモのためのコンバットトリックにもなりました。





レガシー)今週のSCG 500人Overとか本当にプチグランプリみたいです
レガシー)今週のSCG 500人Overとか本当にプチグランプリみたいです
レガシー)今週のSCG 500人Overとか本当にプチグランプリみたいです
みなさん、こんばんは。しもべです。


 最近寒い日々が続いていてつらいです。
まぁこの我慢ももう少しの辛抱と思えば・・・。


 さて、今日はIndianapolisでSCG Open Legacyが行われました。
環境変化後恐らく最大規模のLegacy大会となるので、環境の変化を図るには最適の大会の1つと言えそうです。
早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/310115_indianapolis.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=01/31/2015&end_date=02/01/2015&start=1&finish=32&city=Indianapolis


 今週の優勝はJim Davis氏のBUG Delverです。

以下Top16(上から順に1位→9位→16位)
BUG Delver
ANT
Elves
ANT
BUG 続唱
Burn
Elves
Infect
----------------
Maverick
BUG 続唱
Patriot
Death&Tax
ソプターコントロール
Maverick
BUG Delver
Patriot

 です。
U系デッキの割合はそれ程違いは無いのですが、デッキは異なるとはいえ、やはりそれなりの量がいますね。只顔ぶれ自体はRUG→BUGになっています。対Comboでハンデスを持てる点が優先されたのかもしれません。
Combo自体はStorm系が上にいるだけ。先週の勝者のSneakShowもOmniTellもいません。
他は面子こそ違う物の、やはり対Tempoに強いデッキが多いと言う感じになっていますね。

 因みに2日目のメタゲームは上位同15位までだと
Elves 11
Death and Taxes 9
Storm 8
Miracles 8
Sultai Delver 8
Reanimator 7
Sneak and Show 6
Maverick 5
Shardless Sultai 5
Esper Deathblade 5
Omni-Tell 4
Lands 4
Temur Delver 4
Merfolk 3
Jeskai Stoneblade 3
Infect 3
U/R Delver 3
Burn 3
Dredge 3

 と言うような感じになっています。
http://www.starcitygames.com/events/coverage/3182_day_2_metagame_breakdown.html

 と言う訳で環境的に《時を超えた探索》が残され純粋のデッキとして強化されたと言われるMiraclesとOmniTellは、その戦前の期待値から考える程には数がいない事が分かります。特に8名使っているMiraclesは十分に多いと言えますが、OmniTellに関してはSneakShow以下の人数です。そして今回のTop16を見る限り数はそこそこでも結果はさっぱりついてきていない状況になっています。
う~む、やはりメタゲームは難しいんですね・・・。

 対して明らかに数を増しているのがMaverick。
D&Tに立場を取られて久しいですが、Tempoが数を増やす状況から必然的に数を増しているようですね。ただD&T自体の方がまだ数は多いようです。それでも全開と合わせてみると数は少ないながらよりいい結果を出しているのはMaverickの様ですが。
 そして今回最大勢力となったElvesも数を増やしていますね。
元々決して少ないという程ではありませんでしたが、手数と速度の両方が活きるデッキで、Rも減り手数も減っているTempoには辛いですね。明らかに小型スィーパーも近頃は減っていましたし(今回は多少数が増えている気もします)。

 もう後1~2個で環境も固まってくると思うので、Tempo系の主勢力の決定とMiraclesの上昇はそれからと言う事になるかもしれませんね。



 さて、ここからは期になったデッキを個別に見ていきます。

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=79361
1位、Jim Davis氏のBUG Delverです。

 Delver系の今回の最大勢力で優勝もしたBUG。
Jim氏はしかし結構特徴的なリストになってます。
まず生物が16枚も入っています。BUG Delverと言うと精々3種12枚+《闇の腹心》/《真の名の宿敵》/墓忍び》から1枚追加する程度ですが、実に3枚も枚数をそこから更に上乗せしています。追加してのは《闇の腹心》でしょうかね。
実はJim氏は入れていませんが《黄金牙、タシグル》を持ち入れいるリストも複数あり、どうやらBUGは続唱ではなくDelver系でもアドバンテージを重視するような作りが多いようです。

 また4枚使われる事の多い《突然の衰微》を減らし代わりに《見栄え損ない》を2枚採っていますね。
常々重いと言われる衰微ではなく1マナ除去を増やす事で動きに余裕と速度を持たせているようです。メインでなくともサイドに採っている人も多く、矢張り軽量除去を優先するというのも同じくBUGでは今は重視されているようです。

 ハンデスを取る形が多いですが、Manadeniale戦略を優先しているようでメインはFoW+DazeにPierce、《もみ消し》になっていますね。悪までハンデスは必要に応じてサイドから入れるだけの様です。故に《ヴェールのリリアナ/LotV》も入っていません。色を換えたRUG Delverと言えるような形になっていますね。

 しかし、《宝船の巡航》が無くなって、《時を超えた探索/DTT》が有るかとも思いましたが、殆んど運用している人はいませんね。代わりに、少枚数ながら前述のタシグルや《残忍な切断》を使うプレイヤーが増えているようで、別の手段で探査は生き残っているのかもしれません。

 因みに、結局タシグルの使い勝手はどうなのでしょうね?
ただのタルモの追加の5枚目レベルなのでしょうかね?続唱でさえ重そうな起動4マナはTempoでは現実的とも思えませんし、時折聞く、ハンデスとかDazeなんて中盤以降の不要牌を戻されるだけ~と言う事も多いと思いますが。
それ以上の価値が有るのでしょうかね?



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=79350
9位、Michael Antrim氏のMavericktBです。

 最近の主流であるtBですが、このデッキはメインの《死儀礼のシャーマン》以外は黒の要素はありません。
《突然の衰微》もハンデスもサイドですね。
ここ最近ははぶられ気味だった《聖遺の騎士》はこのデッキも含めすべての積まれています。対Combo耐性を考えるとやはり重要なのかもしれません。また、同時に《クァーサルの群れ魔道士》の2枚目も採ってありますね。

 《石鍛冶の神秘家》は少なめで且つ全員が《殴打頭蓋》を用いていません。
最近は《火と氷の剣》が2本目として選択されているようです。環境が変わってもそれは変わらないようですね。そして特徴的なのは《光と影の剣》の存在。一体何を想定しているのでしょうね?プロテクション(W)が欲しかったという事でしょうかね?
ついでに入っている《クルフィックスの狩猟者》。《森の知恵》と合わせて毎ターンアドバンテージを稼ぎます。
が、これも一体何を目的に入れているのか・・・?

 《払拭の光》《封じ込める僧侶》に計3枚の《ガドック・ティーグ》などKotRも含め、SnTやMiracles等にかなり対策の力を注いでいるように思えます。


 因みに、ここ最近tBでWBGカラーのMaverickが多いせいか、Junkとの区別がかなり曖昧になっている様な・・・。
24位のDD型なんてMaverickと表記されてますが、Junkでは?と思うのですが。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=79373
16位、Brandon Penn氏のPatriotです。

 特徴はメインに入っている《渋面の溶岩使い》ですね。
《聖トラフトの霊》を用いていた時期を思わせます。ただTempoやそれに対抗したいD&T/MaverickやElvesの様なデッキが増えているのなら、メインから入れるのも間違ってはいないのではないかと思います。11位のMarc Castillo氏の様にサイドと言うのも悪くはありませんが。また同じく比較で判りますが、メインでの《紅蓮破》の有無がありますね。Uの数は明らかに減りましたし、何より《宝船の巡航》というボムが無くなっている以上、メインに紅蓮破ノ1枚は何処まで有用なのか?と言う疑問も残りますね。
 KTK以前に見られた《ギタクシア派の調査》型は今のところあまり見られません。
矢張り対Comboを意識しているのかもしれません。Marc Castillo氏は紅蓮破にPierceも3枚採っているのでそれが判り易いですね。



http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_thopter_foundry_with.html
13位、Chris Andersen氏のソプターコントロールです。

 Miraclesが今一つパッとしない中で、先週も思った事は非MiraclesのU系Controlデッキが目につく事です。
これもその一つ。

 《飛行機械の鋳造所》+《弱者の剣》のソプターコントロールを用いたMiraclesよりも低速のヘビーコントロールです。
《相殺》要素もサイドに落されており、BG系の増加により不要牌になる可能性を考慮しているのかもしれません。特定のボムに偏る事の無い形と言う感じでしょうかね?

 特徴は《思考掃き》と《留意》の計6枚の墓地肥やし系キャントリップです。
これは4枚のDTTを用いる燃料としては《ギタクシア派の調査》よりも優れていますからね。《瞬唱の魔道士/ScM》の燃料にも同時になります。《弱者の剣》も含め墓地を肥やす事に強みがあるデッキの様ですね。
《対抗呪文》2枚に《呪文嵌め》2枚と確定カウンターの多さも目立ちます。
生物の数が不安定故か《精神を刻む者、ジェイス》は積まれていませんね。中々珍しい。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=79381
17位、Jacob Coffey氏のUW Controlです。

 こちらはそのソプター要素をFRFの新カード《僧院の導師》に担当させているようです。
同時にそれと相性が良いように《ギタクシア派の調査》《定業》をこちらでは用いていますね。ScMもDTTも同じですが、格となるスペルが違う事に依り上手く対比できています。同時に生物自体も多少多めなのデカJtMsも用いられていますね。まぁその分《至高の評決》は弊害も出ますが。
導師の打点の高さからか《対抗呪文》ではなくPierceになってます。

 これを申し越しTempoに寄せてBlade要素を積めると29位のDeathBladeの様になりますね。
ただ、DeathBladeって《真の名の宿敵》よりも導師を優先する理由って何かあるんですかね?



http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_cloud_vine_with_eric.html
今週のDeck Techの1つ。
Eric Rill氏のCloud Vineは、UG Madnessの様な《復讐蔦》デッキにElvesのマナエルフ戦略を組み込んだような形で、斬新な蔦デッキになっています。興味が判れたら一どご視聴を。



 こんなところ、です。
まだ何とも言えませんが、コンボ勢はやはり減衰しているような気がします。数は相応にいますが、KTK程の粋を異を感じません。まぁそれでも今週、先週ともに最上位に残っているのですから、私の感覚的なものでしょうねww
 巡航の禁止を受け後釜と期待されたDTTはやはり少々荷が重いようです。
ある程度は運用されていますが、嵌っている感じはしませんね。逆に同じ探査である《黄金牙、タシグル》はBUG Delver、BUG 続唱の両方で少数ながら運用され始めています。
こちらもまだ始まったばかりとはいえ、少々侮っていたかもしれません・・・。

 言われていたほどSnTもMiraclesも数はおらず、LotVは増えましたが、悪まで勢力の一つ程度です。
KTK前の環境とは異なっている点は事実ですが、それでも予想とはだいぶ異なっていますね。



 と言う事で、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m
この文章がお役に立てば幸いです。



P.S.
セニョール・ピンク
恰好良いけど変態wwって言ってごめん。泣ける。


皆さん、こんばんは。しもべです。

 今朝ISIL邦人誘拐事件で動きがあったようですが、それと並行して幾つか記事を読んだのでここに感想でも載せておきます。
点線内転載です。
[イスラム国人質事件を、日本がヨルダンを「巻き込んでしまった」という視点で見てみると・・・]
現代ビジネス 1月30日(金)6時2分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」の邦人人質事件に関する大報道が連日、続いている。人質である後藤健二さんの運命に焦点が当たるのは当然なのだが、もう1つ大事な視点が失われているのではないか。それは「日本はヨルダンに大変な迷惑をかけている」という問題である。

・・・
・・・

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150130-00041928-gendaibiz-int
 あぁ成る程、と。
連日の報道の中で何か足りてない気がしました。
が、この記事を読むと納得する部分も有りました。

後藤さんを使った「交換のために女性死刑囚をトルコ国境まで連れて来なければヨルダン兵パイロットを殺害する」というISILのメッセージを聞いた時は、「え?ヨルダンの交渉ではパイロットを含めた2-1の交換の筈だよね?これ、たとえ相手の要求呑んで後藤さんが解放されるにしても、ヨルダン兵の事には全く触れていないんですけど??」とも思いましたが、そこで思考停止していました。
確かに、言われている通り、勝手に行って捕まった挙句、他国を日本とISILの事情に巻き込んでしまったわけですね。日本では「人質解放を優先すべきだ!」と「自己責任で放っておくべきだ!」の二論が主に交されていましたが、当事国の事情に関してはかなり軽視されていたのが判りますね、今にしてみれば。

 ヨルダン自体も、パイロットがすぐに殺されずに拘束されているという事情から、人質となっている状況とその開放に動いていたのは事実でしょうし、そこに日本のせいで余計なファクターが入ってしまったわけですね。その上世間で認知されているよりも日本とは近しい関係にある国家の様で「知らねーよ」と無視する事も出来ない。先日騒がれる解放についての意見、主張も後藤氏を如何に助けるか、如何にすれば助かるかでヨルダン兵の事はそのついでのような印象が強かったわけですからね。当然自国の人間が一番大事なヨルダンによってはうっとうしく面倒この上ないでしょうね。自国の人間が一番大切で、それを優先する事に間違いは無いわけですから日本のマスコミ等の主張もまぁ別に間違ってはいないと思いますが、矢張り当事国を軽んじている印象も小さくなかったですよね(言及はしていても扱いが小さいため聞き流されてしまいがち)。
 今朝の凶報が事実であった場合、日本は一時脱落になるわけですが、ヨルダンにとってはまだ終わりではなく、余計なファクターで拗れてしまった実状で、それが障害となって余計に交渉はし辛くなるはず。そもそも近隣国ですからその交渉の行方に関わらずこれからも関わって行かなければいけないわけで、やはりそこに1つ面倒が入るのも頭痛の種の筈でしたからね。

 記事にある通り、巻き込まれてしまったのではなく、日本の事情にヨルダンを巻き込んでしまった。
しかもどう考えてもこちらの落ち度でISILと日本と言う国家が接触してしまったわけで、日本の「身勝手」と言われればまさしくその通りなわけですね。
指摘されるまで頭で纏められない事が恥ずかしいです。
今後はもう少し引いた視線を持てるようになりたいです。


 (ただ、まぁ、ヨルダンを今回の事に巻き込んでしまったのは事実ですが、全く関係の無い国家を巻き込んだわけでもないのもまた事実。そもそもヨルダンはISILと今回の事の前から事を構えていて、拘束されているパイロット自身もISIL地域を空爆する部隊かそれに関係した偵察部隊の兵士ですから。ISIL自体も2000年台後半にヨルダンで自爆テロをしているわけで元々の対立は存在していた。
巻き込んでしまったのは事実ですが、それだけでもないのが実情。)



 記事中にある巻き込まれたくない論の本質の身勝手さは云々はまぁそうかもしれませんが、平和至上主義自体が誤りであるとも思いません。「武器を持たなければ攻撃されない」とか言う謎理論を傾聴する気は全くありませんが、平和憲法自体は日本の誇れる物であると思いますしね。面倒事から目を背けるのは問題ですが、面倒事を回避するための努力自体は進んで行う物だと思いますし。日本の平和のための行動は必要だと思います。
今回の問題は巻き込まれたくない「日本人」の体質ではなく、日本人が能動的に巻き込まれに言った事だと思うんですがね。


 で、そう考えるとため息をつきたくなるのがコレ↓なわけです。
[朝日記者がシリア国内で取材 「非常に危険」外務省幹部が強い懸念]
産経新聞 1月31日(土)20時44分配信

 朝日新聞のイスタンブール支局長が、シリア国内で取材していることが31日、分かった。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件を受け、外務省は1月21日、報道各社にシリアへの渡航について「いかなる理由であっても」見合わせるよう求めている。外務省幹部は「記者も当事者意識を持ってほしい。非常に危険で、いつ拘束されてもおかしくない」と強い懸念を示した。支局長はツイッターで、26日にシリア北部のアレッポに入ったと伝え、現地の様子を写真を交えてリポートしている。

 朝日新聞社広報部は「当該記者は、シリア政府の取材ビザを取得し、取材のために同国に入った。記者は当初の予定・計画に従って行動・取材をしている。この件に関しては弊社も了解している」と回答。見解については「お答えを差し控える」としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150131-00000559-san-pol&pos=4
 今回の事件の問題点の一つは、危険な地域と分かっていながら足を踏み入れた思慮の浅さのはず。
そしてその結果、ISILと言う面倒な組織と日本と言う国家の直接的な接触を招いてしまったわけで、可能な限り2度目3度目の接触は避けたいのが実際の所。
なので「行くな」(=「面倒事をこれ以上起こすな、持ち込むな」)と言っているわけで、自由を制限する権限も無い国家としては「行かないでね」と言うしかないわけですが、それを見事なほどにスルーする朝日新聞の愚行。
受動型テロ組織か何かなのですかね?

 殺されるのは勝手ですが、これ以上関係がこじれたらどうしてくれるというのか・・・。


 ついでに、朝日はこんな記事も↓
[「ショックだ。ヨルダン政府にも責任」 ヨルダン議員]
朝日新聞デジタル 2月1日(日)8時42分配信

 日本ヨルダン友好議員連盟の会長を務めるアリ・ベニアタ議員は31日深夜(日本時間1日早朝)、朝日新聞の取材に対し「全く予期していなかった。悲しい知らせに激しいショックを受けている。ヨルダン政府にも責任がある」と述べた。

 「イスラム国」に拘束されたヨルダン軍パイロット、ムアーズ中尉についても「すでに殺されているのではないかという懸念を深めている」と語った。

 同氏はヨルダン政府と「イスラム国」の交渉について、これまで「部族を通じた交渉が行われている」との見方を示していたが、「『イスラム国』は交渉要求に応じていなかったのではないか。彼らはテロ集団だ。常に各国の国内事情に干渉しようとする。ヨルダンが『有志連合』の空爆に参加したこと、日本の首相がこの地域を訪れたことで、その機会を得たのだろう」と語った。(アンマン=渡辺淳基)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150201-00000017-asahi-int
 それは日本と近しいヨルダンの政治家ならこの手の発言をしないわけにもいかないはず。
このタイミングでこんな物だされたら、そう思ってしまいますが、上で書いた通り、悪まで今回の事は日本人が誘発した事で、ヨルダンをなじるのは正しいとは言えないと思います。
こんな記事で誘導を試みようとする事を思うと本当に身勝手と言われても仕方ないと思えますね。




「冴えない彼女の育て方」は思ったよりは悪くないのですが、矢張り話数の関係でどうしても話をはしょる必要が出てきてしまって大雑把ですよね。起承転結の起と結しか入れれてない感じです。


 アニメでは全くと言っていいほどに何もしていない感じの主人公ですが、原作ではもう少し働いてます。
実は一度、主人公は加藤に対して「失恋」しています。
ただ、思わず惚れてしまったシチュエーション(坂での邂逅)に対して、彼女が余りに淡泊で求めていたヒロイン性が無い事に依る非常に一方的な失恋ではありますが・・・。
故に、
何故失恋したのか?
どこが足りなかったのか?
どうすればもっと息苦しくなったのか?
の部分を探求する→製作したい「ゲームの形」を探求するという大切な仕事が原作では主人公に有るのですが、尺の関係上全カットされてますね・・・。
ただの屑ですがね、これでは。

 また前述の通り、起承転結の起と結しか再現されおらず、承・転が無いため必然的にメインの主人公と加藤の話にスポットライトが向けられがち。なので彼女が何故さえないのか?と言う部分もさっぱり伝わらないですね、これでは。
ですが、原作では実際には承・転の尺が長めであり、残りのヒロインが躍動して話を作っていくのに対し、加藤はほぼ空気の様にいるだけの事も多いのです。で、そこで起きた問題を最終的に、転の後半部・若しくは結で加藤が主人公に協力する事で解決していくという構成であるため、アニメでは加藤の出番がかなり多く冴えてないわけではないヒロインになってしまってますね、困った事に・・・。
まぁ、元々尺が無いから致し方ない。


 因みに、「冴えない」と言う部分は所謂ギャルゲーヒロインとしての要素に賭けているという意味であり、その意味で主人公も「息苦しさ」が足りないと言っているわけです。
ですので人間的に足りてないという意味ではないのであしからず。人間的に足りてない部分もまぁ有るにはあるのですが。

 ただやっぱり加藤のフラットさが圧倒的に足りない。
今回も、ラストのキスシーンが無いのもやはり残念。キス自体はどうでもいいのですが、あのシーンは結構重要だと個人的には思うのですがね。
尺が足りない関係で、描写が出来ないので、加藤が何故主人公の我が儘に付き合っているのか?と言う部分も一切不明ですしね(主人公に対してい好感度が有るという事では一切ない)。他二人は兎も角としても加藤は特殊なキャラクターなので描写不足でキャラの輪郭が把握されないのはこの作品にとっては結構な痛手。



 それでも作品としてギリギリ成立しているのはスタッフさんたちの努力の賜物でしょうね。
正直見れた物でないのでは?と思っていただけにある意味では安堵もしておりますが。







レガシー)魂は剥いでさいきょうのくりーちゃーを作ろうと思うと見えてくる現実
レガシー)魂は剥いでさいきょうのくりーちゃーを作ろうと思うと見えてくる現実
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《実物提示教育》や《再活性》からファッティ出した方が良い




 まぁ、これは殆んどのデッキに言える事ですがね。
大体色々なシナジーとか混ぜ込んだり、あるテーマに従ってデッキを作った際にいわれる一言。
でもこれで済むとはいえ、これで済ませていたら、デッキ構築なんてやってられませんがね。
せっかくいろんなカードがあるんだから色んなデッキを組んで見るのが面白いわけです。

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