新カード)BFZ雑感6 戦が始まる ~土地関連~ ちょっと追記
新カード)BFZ雑感6 戦が始まる ~土地関連~ ちょっと追記
新カード)BFZ雑感6 戦が始まる ~土地関連~ ちょっと追記
皆さん、こんばんは。しもべです。


 こんな時間になってしまった・・・。


 《フェリダーの君主》が再録だそうです。
が、Zen期でさえ功績の無かったカードをそのまま収録ってどうなんですかね?
其処は失敗を踏まえてリメイクするべきでは? それともずっと環境的に遅くなってるから構築級になると思っているのかしら?

愚痴もほどほどに続き続き。


・《溢れかえる岸辺》
:とうとう来てしまったU絡みのフェッチランドのプレミアム神話。
まぁ出るだろうと思っていましたが大本命の一つではないか。

 当たり前のフルアートランドでFoil。
これはお値段がヤバい事になりそうよ。ニールセンの新フルアートランドとかでデッキ作ってた人が集めて札束化しそうですなww
何せStdはもちろんUWフェッチと言えばEternalの各フォーマットでさえ当たり前に需要のある土地ですからね。少し前まではUBフェッチに次ぐぐらいの値段だったしこれもヤバそうですよ。


 イラストはとてもきれいで幻想的。
溢れすぎて岸辺じゃないよ!って意見も有りますがきっとウラモグとか巨大エルドラージから見たら滝も岸も似たようなもんなのさ!!
 しかし化け学部卒としてはこれ、Mg+とFe+とか大量に流れ込んでるんじゃないの?と思うと「そげぶ」この上ないね!!
綺麗なバラには棘がある。現実には知らない方が良い事もあるのさ!!



・《霧深い雨林》
:そしてこちらも再登場のU絡みのフェッチランドのプレミアム神話。
こちらはUW程ではありませんが、それでも十分に価値が高い。
RUG DelverやBUG関係がLegacyでもっと盛んならさらに値が上がるでしょうね。

 非常に美しいイラストですが、こちらは岸辺に比べると現実的な見た目をしています。
アマゾンとかキリマンジャロとかに有りそうですね。
真ん中の木が桜や梅だったりしたら非現実的で且つ日本人のハートを鷲掴みに出来るのですがねw



・《見捨てられた神々の神殿》
:半端に知識があると無害なバカ(Go●linとか)よりもたちが悪いという証左。



・《伐採地の滝》
:みんな待ってた対抗色ミシュラン。
Legacy環境ですら当然採用について是非がなされるカードタイプとして割と安定しているので出てきてくれて本当に良かった。
正直、これが既に一番大きな成果だったのではないのかと思います。エルドラ-ジとか新デュアランとか最初から期待してないですから。

 UGは起動4マナで3/3呪禁。
うん、強い。
はい、確定。

 ただでさえ除去耐性が高いとされているミシュランにも拘らず「呪禁」を持っているためほぼ完成形と言えるほど。
《悪魔の布告》は効きますが採用しているデッキはまず無い。《終末》ぐらいでしょうね、敵は。
打ち消せない事に依る対U耐性を考えれば、ある意味で土地になった《最後のトロール、スラーン》の様にも思えてきます。
対Controlに強く、対PWにも極めて強い。
 採用候補はBUG NicFitかBUG 続唱でしょうね。
今はBantは殆どいませんが無くはないかも程度。流石にUG Postは無いでしょう。

 ただ気にかかる部分も有ります。
スイッチ候補は色的に《忍び寄るタール坑》になるでしょうが、まず起動能力が重いという事。実質5マナは構えて動く必要のあるUにとっては少々気にかかる部分です。デッキにもよりますが、妨害が重要な環境に置いては(G)より(B)の方が価値が高い事も多い。
 何より気にかかるのが回避能力の無い3/3だという事。
幾らLegacyとはいえそれなりに生物は並びますし、かつてよりは筋肉系は減ったとはいえそれでも3/3が優秀なサイズとは言えません。しかも現状《若き紅蓮術士》を一として盤面が塞がり易い環境にあります。UGxと言う除去が苦手な色である事も考慮するとアンブロッカブルが失われてしまう事のメリットはかなり大きい様な・・・。

 BUG NicFitに関しては一番可能性が高いと思言われます。
構える事が候補の中では少ない。マナも出る。除去コンにしやすい。と、問題点全てに解答を持っています。
但し、それでもBG・Jund・WBG等の中では最も除去の精度と枚数に乏しい色である事である事に変わりはない。強くはあるものの、どれだけフィットするかは難しい所です。
 NicFitにとって特に苦手は自分たちよりも遅いコントロールに対してかなりの威力を見せる事が出来るのは利点。
ブロッカーも少ないですしね。その手のデッキが使ってくる《瞬唱の魔道士》にもサイズ負けをしない。
しかしMiraclesに関しては前述の《終末》に加えて、ここの所サイドからの《僧院の導師》が溢れているのが懸念事項ですね。
 という事で《的盧馬》使いたいね!
どんなデッキになるのかは謎ですがww

 個人的には除去もそれなり、低速気味のBantカラーにはなかなか合っていると思います。
《貴族の教主》を採用できる事で「賛美」を付与出来ればサイズ不足も補えますからね。まぁ構えて云々に関しては解決しないのでFoW頼りになりますが・・・。


 Stdで一定数使われるでしょうが、生物が溢れやすい環境でこれがミシュランである事以上の価値を持つとは思えませんね。
ピッチカウンターも無いので隙も埋まりませんし。
それでも単体除去に非常に強いので除去コン等に場所は十分あると思います。



・《Shambling Vent》
:オルゾフカラーのミシュラン。
能力は3マナ2/3絆魂です。




・・・。
・・・。
・・・。
・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こんなこったろうと思ったよヽ(`Д´)ノウワァァァン


 余りに期待を裏切らない残念ぶりだよ!!
別に弱くはないけど、誰もが考える事をそのままんま持ってきてさ、余りに捻りが無いんじゃいんですかねデザインチームさんよ。オルゾフと言えば絆魂とかもうさ・・・。
せめて《魂の絆》にしてくれればいい物を・・・。


 とはいえまぁ弱くはないのは確かです。
欲を言えば3/3か2/4を、最低でも3/2であってくれればとも思いますが、決して弱くはない。

 しかしミシュランと言えばMidrange~Controlが扱う物ですが、2/3絆魂と言う部分は余りControlに向いてはいないですね。
もう少し明確な「強さ」が有った方がミシュランとしての価値が高い。
余りに丸すぎます。
決定力は無いしWeenieやSligh系には遅すぎる。もちろんミシュランと言うだけで価値はあるのですがね。
 Midrangeはライフレースになる事も多いので割かし重宝するはず。
特に対生物デッキの場合に、単にブロックされて死亡するだけの場合が往々にしてある《伐採地の滝》に比べると戦闘で死亡してもゲイン出来ますし、ブロッカーならば更に価値が高まります。
起動が3マナで、実質4マナと軽いのも○。

 またWと言えばクルセイド能力に長けた色であるのも便利。
今の所Stdには《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の[-4]ぐらいしかありませんが1つサイズを上げるだけで「3/4絆魂」とまるで別物の性能になります。ギデオンをこれのために使うのは余りに馬鹿らしいですが、他に良質なクルセイダーなどがいれば是非併せて使いたいところですね。

 同盟者を上手く組む事が出来れば《ゴーマ・ファーダの英雄》で「破壊不能」にしたり《タジュールの戦呼び》で全体修正を掛けたりすればアタッカーにも出来ますが・・・。


 下の環境でも悪くは有りませんがやはり性能がやや半端。
しかし有難い事に《闇の腹心》と《思考囲い》(そしてModernはショックランドも)と言う絶賛自殺志願者たちがいるお陰で絆魂自体の価値が高い。ボブで捲ってもライフペイをしない上に、土地をボブで調達できるのなら起動コストも随分緩和できるはず。
もう一つ有難いのは《伐採地の滝》でも触れた通り《貴族の教主》の存在。
上述の通り1つサイズが上がるだけで《ロウクスの戦修道士/RWM》級の性能になります。ダメージレースでも±4点分から6点分になれるので圧倒的に使いやすくなりますね。

 一応ロードやクルセイダーも非常に多いのでその意味でも扱う価値があります。
《清浄の名誉》等を入れてWtB型の「SoulSisters」なんてのも悪くは有りませんね。
《死を運ぶ者のしもべ》が居れば何と4/5絆魂に!! 盤面はしもべが退かせる為アタッカーとしても開花させる事も出来ます。

 個人的には同じ防御的な《活発な野生林》とは一長一短ですね。
TheRock使いとしてはModernの事は知りませんが、Legacyでは《秘密を掘り下げる者》を止められるというのは環境に存在するTempoの大部分に通用するという部分ですからね。しかし色マナ的にはWGよりWBの方が有用性が高く、前述のボブとの相性もある為何とも言い難い。
本当に一長一短です。
 NicFitのBGWカラーの場合は割とどうでもいい。
上の通りControlで使うには圧倒的に決定力が足りないので。除去コンなので攻防で安定させる事も可能でしょうが、4マナ有るならもっとマシな選択肢を用意できるのがこの色なので。まぁ使えない事も無いでしょうから一度試してみる程度の認識です。

 Esperは難しい。
そもそもミシュランを入れない事も珍しくないので。攻防の比重次第ですが、それでも使うと言うなら(U)マナが出る《忍び寄るタール坑》が優先だと思います。


(追記)
考えてみたらControlに単体では力不足ながら、それを補うパーツが有るではないですか!?
《破滅の道》や《次元の激高》等が持つ「覚醒」ですね。
+4/+4になれば6/7絆魂!対Beatdownに絶望を与える事が出来ますね。回避能力が無い点もこれらで補えているので十分でしょう。まぁやっぱり絆魂の必然性は無いのですが・・・。
 また《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》の事を考えると[+1]を連打したい場合にありがたい。ブロッカーを確保できるだけでなくゲインも出来るので。特に対Sligh等で序盤からライフを削られている状況では貢献度が高いですね。[-3]で道を抉じ開けられる点も良し。
と言う事でControlに入れる明確ない理由が出来ましたね!

 またMidrangeでは《ドロモカの命令》をかませる事で3/4絆魂にでき、そして格闘でゲインが出来るなど良い相性ですね。上手くいけば戦闘でのブロックも合わせて2-1交換をしつつ3点ゲイン×2も狙えます。6マナ掛りますがまぁ今のMidrangeならその内出るしょう。
 《アブザンの魔除け》も使えば4/5絆魂。これだけでもフィニッシャー候補。アブチャはドローの場合にはライフロスしますからそれを補える点で良シナジーですね。枚数を積む理由になります。丁度次期環境は大型が増えそうなのでアブチャも出番が増えそうですしね。このセットはModernでも運用可能なので、その意味でも価値がありますね。
 他には《遍歴の騎士、エルズペス》が挙がります。
[+1]で《天使の祝福》がかかるので5/6絆魂飛行で一端のアタッカーです。装備品やAuraと違ってマナが掛からないのが良いですね。




 しかしまぁここまで予想通りだと、出るかどうかは別としてBGは本当に3マナ2/2接死とか再生になりそうです・・・。
さすがにそこまでクソだと泣くと思います(´;ω;`)ブワッ
割と頻繁にサイクル中では微妙な能力があてがわれがちのBGなので何とか別の物になって欲しい所。
接死と言うなら3マナ4/4とか1~2マナで1~2/1~2ぐらいじゃないと流石に納得できないですがね。





新カード)BFZ雑感5 2倍になったキオーラさん
新カード)BFZ雑感5 2倍になったキオーラさん
新カード)BFZ雑感5 2倍になったキオーラさん
皆さん、こんばんは。しもべです。


 つづきつづき。
《深海の主、キオーラ》 (2)(G)(U)
プレインズウォーカー - キオーラ M
[+1]:最大1体のクリーチャーと最大1個の土地を対象とし、それらをアンタップする。
[-2]:あなたのライブラリーの一番上を4枚公開する。あなたはそのうちクリーチャーカード最大1枚と土地カード最大1枚を手札に加えてもよい。残りをあなたの墓地に置く。
[-8]:あなたは「クリーチャーがあなたのコントロールで戦場に出るたび、それは対象のクリーチャーと格闘してもよい。」の紋章を得る。その後青の8/8のタコ・クリーチャー・トークンをあなたのコントロールで3体戦場に出す。
 「4」

 2枚目のキオーラです。
THSブロックが落ちてもStd環境から去るつもりは無いようです。
取り敢えず、北斎チックなあのイラストじゃないので評定は-100点からのスタートですね。


 まずは一つずつ能力を観照。
4マナにして忠誠度「4」は低くない。寧ろ「3」とか、誰とは言いませんが信じられない事に「2」の輩もいる事を考えれば十分に高めの数値と言えます。すぐに[+1]すれば4点火力の圏外です。

 [+1]は土地と生物を1枚ずつアンタップです。
過去の事実が証明している通りアンタップ能力はシナジー性の塊。環境に依存すると言えば聞こえは悪いですが、その分自由度が高く強力な力を発揮する事も可能です。

 マナ生物を起こす事で土地と合わせて2マナ以上を用意する事も出来るため、疑似的に《野生語りのガラク》の[+1]を再現できますね。《爪鳴らしの神秘家》が居れば3t目にキオーラを着地させて、4t目に7マナを捻出する事が出来るので《龍王アタルカ》を着地させる事が可能です。様々な所で注目されている挙動です。盤面を焼いたうえでファッティを用意出来ますから攻防バッチリ。
マナ生物がいる事で着地時(理想は3t目)に[+1]で2マナを浮かせる事も出来ればガラク宜しく非常にテンポも良い。除去なり生物なり出せるので展開力が段違いになるので是非使っていきたい挙動です。
惜しむらくは《森の女人像》が落ちてしまう事。優秀なマナ生物がいません。

 同時にマナ生物は必要に応じてブロッカーに立てる事も意味がありますね。
着地から即[+1]で忠誠度が「5」になるのでまず死なないと思いますが場合に依ります。環境的にBeatdownが多いのなら下手に7マナを狙うのではなく、5~6マナ域を意識した方が良いかも知れません。《漂う死、シムルガル》とか。
もちろん、《書かれざるものの視認》から強引にアタルカに繋げてしまっても良いわけですがww これは同時に土地等が詰まった場合でも《爪鳴らしの神秘家》のみから動ける挙動であるという点でも意味があります。
まぁその場合は《面晶体の記録庫》や《開拓地の包囲》の方がマナ加速としては優秀ですのでキオーラは使わないかも。

 他にも対象の良い物は多数。
《ヴリンの神童、ジェイス》が2倍ルーターです。《カラデシュの火、チャンドラ》は2倍火点です。どちらもマナも起こせるため合わせる挙動も取り易く、変身もしやすい。《アナフェンザの伝令》は2倍Token生成。《搭載歩行機械》は2倍成長。これらもマナを起こせるので成立しやすい。
 地味ですがタップインランドを起こすのにも使えるので何か美味い効果のある土地があると良いですね。ただ現状余り強力な土地が無いStdなので土地のアンタップの悪用は今の所は難しそうです。新フェッチや《進化する未開地》でテンポ損なくマナを出せるので色マナの確保には向いているかもしれません。
 マナを確保しやすいという事で「覚醒」スペルに良い札が出る事も期待したいです。流石に《乱動の噴出》では力不足。

 カードプールが広がるほどに凶悪なので、新セットが出る程に強くなっていく能力ですし、Eternal環境では言わずもがな。


 [-2]は強化《ガルガンチュアンの贈り物》。
元もアドバンテージを得る事も可能な能力でしたが、墓地を肥やすという事で更に強力になりました。これだけで実質4マナ相当の効果であるので、これを1回起動するだけでも既にCMC以上の働きをしている事になります。2回目なら・・・。
 ただ特殊なドローであるため、専用の構築が必要になるのも事実。
殆どを生物と土地で占めるようなデッキならば十分アドバンテージも狙っていく事が出来ますが、逆にアドを得る事が出来ないなら使う価値も薄い(流石に[-2]で1ドローでは弱すぎる)ためほぼ必須になってしまいます。
と言う事で構築の幅は非常に狭い事になります。
しかし墓地も肥やす事が出来るためアドバンテージの塊であるのは変わらない強力な魅力です。

 最も判りやすいのが《死霧の猛禽》で墓地をそのままリソースに出来るし、単純にブロッカーとしても優秀。そして当然それとセットの《棲み家の防御者》も有り。単にアドを採るだけでなく生物/土地以外のスペルを回収できる事で[-2]の穴を埋める事が出来ます。同じ意味でジェイスも有効。ジェイスの場合は変身要件を満たしやすくなる利点もあります。

 墓地を能動的に肥やせる点から《血の暴君、シディシ》も候補。「最大1枚」ですからいらないマナ生物等はわざと捨ててゾンビに変換できます。複数枚落ちる可能性もあるので《異端の癒し手、リリアナ》も良いですね。

 ミシュランがあるお陰で、生物1枚+土地1枚の効果が実質生物2枚になる事も在るので、ミシュランは積極的に取り入れていきたいですね。ブロッカーにもなりますし。


 [-8]はキオーラ御用達の水棲生物調達技。
Tokensはその場のみですが8/8をその場で3体確保できるので圧倒的に機能するまでが速くなっています。また「Cipで格闘をする」紋章も手に入る為、除去として使う事も出来る訳で、自分たちの回避能力の欠乏も補えています。自分には生物を供給し、相手からは奪っていくため圧倒的なアドバンテージを確保できる能力です。
Tokensはその場で除去されてしまう可能性もあるわけですが、生物デッキを組むのなら後続も有るので紋章だけでも意味があるわけですね。

 但し旧能力に比べると継続して生物を生めない為に対Controlには不向きですね。
同時に[+1]で自衛しつつ忠誠度を上げる事が出来き、4t後に到達できた過去作と異なり、自衛能力が無く到達も最速5t後である事を考えると見た目以上に遠い蜃気楼の様な目標ですね。


 と、3つの能力がどれも強力です。
イイネ!!


 が、これがイコール強いか?と言われると難しいわけです。昨日のエントリー通り「つ弱い」と言うのが個人的な感想です。
何故なのか?と言えば
・単体では盤面干渉がほぼできない
・単体では確定的な働きがない

この2点に尽きます。
まず自分を護る能力が無く、プラス能力もただの潤滑油であるため何時でも機能するあるわけではない。自分を護る能力が欠如している点は生物が強い環境では致命的です。
 下段の単体では機能しづらい点は[-2]があるわけで一見当て嵌まらないようにも思います。
が、4枚と言うのは意外と目的のものが見つからない事も有り、墓地を肥やすだけに終わりかねません。また確かに[-2]は強力ですが類似の効果を持つ《突然の再利用》が使われているのか?でこの能力の正否が判るはず。所詮これ1回程度では、またそれだけでは4マナ相当であっても使う価値があるというまでにはならないわけです。

 更に悪い事にUGと言う色は除去手段に乏しい組み合わせです。
ただでさえ自分を護る能力が無いのに、カードプールにそもそも無いわけで、しかも貴重なドローである[-2]ではヒットさせるのが困難であるわけです。

 どの能力も強力。でも単体で働かない/働きづらいという欠点を抱えていた《卓絶のナーセット》は大きな期待を背負いながら全くその結果が伴いませんでした。除去も有る色であり、より調達しやすいドローである[+1]をもっていたにも拘らず、です。
その事を思い出せば、このカードも機能しづらいと想像しいているわけです。ナーセットとの違いはカラーパイの傾向である生物が勝ち手段になるという処。代わりにナーセットは非生物スペルと言う優秀なタイプとのシナジーであり、プラス能力の有用性と他に類を見ないほどの頑丈さが売り。
 自衛能力の欠如や単体での無力などを考えれば、新しい《歓楽者ゼナゴス》?等も言われていますが、全く別物だと思います。ゼナゴスは[0]が極めて強力ですからね。それにGRの方が生物も除去も揃ってる。

 どの能力もシナジーの塊ではありますが、そのようにデッキを組んでも常に噛み合う訳でもない。
孤立した場合の個々の弱さがあるわけです。ドローが弱いStdなら尚更この欠点が際立ちます。
と言う事でキオーラは「つ弱い」。



 とはいえ、その各能力自体は本物、ナーセットだってポテンシャルはある為、要は構築できればいいわけです。
シナジーのある札を集めつつ、同時にそれらがキオーラの欠点を補えていれば最良ですね。
取り敢えず保護に関しては、色を足して除去札を調達するか、色特性である生物の中から防衛力の高い物を抜擢するかと言った所になるのではないでしょうかね。

-《ヴリンの神童、ジェイス/束縛なきテレパス、ジェイス》
:上述の通り[+1]はルーターと相性が良く、[-2]でジェイスの調達から墓地肥やしでジェイスの[-3]に繋げる事が出来ます。[-2]のドローの不完全さをルーターを用いる事で不要牌交換が出来るのでそのままでも普通に相性が良い。
ついでにジェイスの[+1]も生物保護。
本体をブロッカーに回す事も出来る。
と、3つの観点で保護に意味があります。
墓地を肥やせる為、探査が使いやすく、《残忍な切断》をFbしたりできます。同じく「魔巧」も達成しやすいため《焦熱の衝動》や《極上の炎技》も選択肢。環境のニーズに依りますね。
各項目が絡み合って優れた組み合わせになります


-《死霧の猛禽》
:[-2]の墓地肥やしからの復活が既定路線で、蘇えるブロッカーなので保護札に役立つ。
また攻撃後に[+1]で警戒にする事で攻防に活躍させる事が出来ます。
地味に[-8]達成後は自爆テロ要因になります。


-《死滅都市の悪鬼》
:(B)(B)が出せれば、という前提付きですが、[-2]-探査の関係が組めています。普通にマナブーストで出しても良い。
サイズも4/5飛行と攻防に役立つ。
そして重要なのが起動能力。
マナ+墓地を使った除去ですが[-2]で墓地を肥やせるのでリソースを確保しやすく、同時に[+1]で2度の起動も可能なので自身のブロックを含めて最大3体の生物に対処できる事になります。マナも[+1]で緩和できます。


-《黄金牙、タシグル》
:[-2]-探査の関係で、同時に[+1]でマナも肥やせるので能力を起動しやすい。
生物が多ければブロッカーの確保にも繋がるし、自身も4/5と中々です。


-《搭載歩行機械》
:序盤から壁となって隙を埋める事が出来る上に[+1]と相性が良い。
当然[-2]で調達も可能。マナフラッドしても活かせるCMC。
全部が良好



ブロッカー候補
-《血の暴君、シディシ》:継続的に確保可能。
-《囁き森の精霊》:数を確保できるし、トカゲの復活も狙えます。
-《よろめく銃者》:探査で軽くなれる3/5接死
-《肉袋の匪賊》:と言うか除去

フィニッシャー候補
-《龍王、アタルカ》
-《ゼンディカーの報復者》
-《漂う死、シムルガル》


「其の他」
-《伐採地の滝つぼ》
:土地を置いたはずなのにあら不思議!?
低速デッキなら1t目設置が理想ですが、[+1]のお陰で中盤以降でも即攻防に貢献できます。


-《巨森の予見者、ニッサ》
:[-2]がマナを使わないので、ニッサを調達して土地を伸ばしながらブロッカーになれます。


-《見えざるものの熟達》
:マナを確保しやすいので起動しやすく、生物が多い構築なら変異もしやすい。
ライフも獲得できますし、トカゲとの相性も良い。
[-2]とは相性が良いわけではないため、[+1]から[-8]を目指す構築向き。


-《スゥルタイの魔除け》
:除去であり《目録》と使いやすい。


-《棲み家の防御者》
:上述の様に回収札として機能しやすく、キオーラが落ちても回収可能。本体もブロッカーに。


-《ドロモカの命令》
:除去。


-《オジュタイの命令》
:生物のつり上げが出来る上に、4点ゲインも有るので時間稼ぎに。
1ドローで腐らない。一応相手の生物の打消しも意味あり。
でも本当に唯の時間稼ぎ。


 とまぁ、こんな所でしょうかね。
見れば見るほどシナジーに溢れているのは揺るがしがたい事実なんですよね・・・。
ある意味、《クルフィックスの狩猟者》が居た先代以上に相棒に恵まれています。まぁ環境的に使えるかどうかは別の話ですが。

 しかし見ていくと、やはり[+1][-2]の繰り返しが中心となり易いため、[-8]は殆ど達成は不可能でしょうね。
折角強力な能力ですが、対Contolには今一つの信用性で、対Beatはそれこそ[-2]が主戦場。[+1]で地道に行くしかないため、それだけで機能する状況や相手でないといけないという実質的に死に技です。
まぁジェイスのルーターを支える形のUGxコントロールと言うのも作れなくはないでしょうが・・・。

 自衛能力が薄いですが、全体除去と言う究極のPWの相棒を確保しようとすると、能力そのものが死んでしまうという意味不明な関係性も欠点。故に単体除去が強い色が3色目である事が望ましいですね。
Rの場合は小型を焼く以外は出来ないのですが、アタルカと言う究極の選択がある為相手を無視した挙動のデッキも組めます。
何にせよ、生物を使うBigmanaかMidrangeになるでしょうね。
正直Controlにするには札が足りないし、Beatdownにするのならそれこそ同じ4マナ使って《集合した中隊》使っているべきです。
 しかしマナを伸ばしたい低速デッキである点や[-2]の実用性まで考えるとフェッチが余計に使いづらくもなるような・・・。
哀れなフェッチ。

 後は環境次第。防御(除去)の緩いMidrangeを許してくれる土壌があるかどうか。Slighとかが流行るならまず無理です。
《卓絶のナーセット》だってポテンシャル自体はあるのですから、それを扱える札と環境があるかどうか。《歓楽者ゼナゴス》だって登場当初はさっぱり使われていませんでしたからね。


 とまぁこんな所で。
シナジーに溢れる以上触り甲斐のあるカードではあると思うので、願わくば私の予想が大幅に外れて大活躍してくれ!と。ところでその握ってる二又槍の効力はどこに消えたのか?



 下の環境はまぁ無いでしょう。
個々の能力はやはり優秀なのですが、UG系で生物に依っている能力なので当て嵌めるデッキが無い。生物自体の価値が激減しますしね。
まぁ[+1]の対象だけは多数存在しますが。
マナ生物には《死儀礼のシャーマン》や《貴族の教主》が居ますからね。ジェイスももちろん。《獣相のシャーマン》や《聖遺の騎士》も良い。
 しかし土地が割ときつい。
対象は幾らでもあるんですが、マナを掛ける起動能力持ちはSocタイミングで起こす事になる為に構えて動き辛い。《ネファリアの溺墓》で毎ターン6枚削ったり《黄塵地帯》で2枚土地を削ったりと挙動自体は強い物も多いんですが。
軽い所だと《カー砦》とか《水辺の学舎、水面院》とか。《クローサの境界》を即起動したりですかね。




新カード)BFZ雑感4 Zenに帰ってきたオブさん
新カード)BFZ雑感4 Zenに帰ってきたオブさん
新カード)BFZ雑感4 Zenに帰ってきたオブさん
皆さん、こんばんは。しもべです。


 さてBFZの続き続き。
Legacy民としてはようやっと実用レベルのカードであるミシュランが発表れて安堵です。ミシュランと言うカードタイプ自体が強い環境ですからね。
実際UGも強い。まぁStdでは弱いでしょうから安いと思います。と言う事で適当な時に1枚確保予定。
 ですがこれで尚の事フェッチ+新デュアランが使いづらくなりましたね。
どちらも有効色の組み合わせですし、そもそもマナが伸びないとミシュランは使いづらい。KTKの氏族も対抗色の組み合わせで、そのブロックの影響が強い今の内はミシュランと合わせて対抗色のデッキの方が圧倒的に使いやすい筈。


 閑話休題。
新カードについての雑感の続き
長くなってしまったので斜め読み推奨

・《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》
:使えないわけではないですが何とも物足りない臭・・・。
一つ一つの能力は決して弱くはないのですが、5マナ掛けてやるべき事ではないような~。5マナに対してパッと見で強い所が初期忠誠度が「5」であるという事ぐらいです。とまぁ、嘆いていても仕方ないので一つずつ見ていきましょう。
《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》 (3)(B)(B)
プレインズウォーカー - ニクシリス  M
[+1]:あなたはカードを1枚引き、1点のライフを失う。
[-3]:対象のクリーチャーを破壊する。
[-8]:対象の対戦相手は「プレイヤーがカードを引くたび、あなたは2点のライフを失う」の紋章を得る。
[5]

 [+1]はドローですが、黒特有のライフペイドローになっています。
取り敢えず[+1]で気軽に明確なアドが採れる(忠誠度を増やしながらのアド)点で決して弱くは有りませんね。除去コンならこれで引き増しが出来る事が結果的にオブを護る事にもなりますからね。Midrangeなんかもどこ引いても強いのでやはり有効な能力。
 ただし、その能力自体は過去のPWと比べると質が悪い。類似系の能力は同マナ域にもいくつかありますが
《記憶の熟達者、ジェイス》は1ドロー+対象の山札1枚掘削。
《揺るぎないサルカン》は1ドロー+好きな色1マナ
です。
どう考えても他は追加ドロー+αの能力であるにも拘らず、何故かオブだけデメリットです・・・。
何故にWHY?
せめて相手じゃない? いや黒らしいけどね?

 しかもそもそもの5マナである事を考えたら、更に劣悪。
上に挙げたPW達でさえ5マナならそんな事をしてる場合じゃない!と言われるのに、コイツは更に悪いとか・・・。
+能力で気軽にアドバンテージが採れる事自体は強力と言えるのですが・・・。


 [-3]は《殺害》。
《英雄の破滅》を考えると2.5マナぐらいが妥当ですね。しかしまぁ、それでも決して弱くはない能力です。何より盤面干渉が出来るため自分を護る能力ですからね。しかも[+1]を経由すれば[-3]の2回目も叶います
なので中々に質は高いと言えます。

 同マナ域での類型を考えると《見えざる者、ヴラスカ》の[-3]の劣化《大渦の脈動》に比べると明らかに劣ります。が、環境的に「覚醒」がある事を考えると土地生物を破壊できる事はメリットになるので、やや不満点も緩和できますね。
 忠誠度の消耗は大きいのは確かですが、元々の初期忠誠度も大きいですし、他のPWの除去能力と比べても決して劣ってはいません。
初期忠誠度にプラスを重ねれば速攻や覚醒にも1回は耐えるのも有難い。対Control戦で見られるであろう「覚醒」にも耐性も付くわけで、次期環境のControlミラーを想定しても悪くはないと言えます。

 ただし破壊に強い生物が多めであることはツライ
《死霧の猛禽》や《搭載歩行機械》に「破壊耐性」や「呪禁」等の厄介な生物も多いため何とかその欠点を埋めていきたいですね。どうしても辛いなら《無限抹消》もアリですが素直に色を足した方が早い。
 何よりも辛いのは既に環境にいる事が確定しているミシュラランドです。
ただでさえPWに強いカードな上にIns除去が少ない環境です。極めつけは《伐採地の滝つぼ》が「呪禁」持ちであるという事。ここの部分はどうにかしなければこのカードにとっては致命的となるかもしれません。


 [-8]は《地獄界の夢》系統の能力であり、実に黒らしいの能力です。
効果としては超強化版《ファイレクシアの暴政》。誰がドローしてもその度に相手に2点ライフロスです。
 かなりルーズではあるものの、見た目よりも決定力が高い効果です。1ターン中に最低でも相手1ドロー+自分1ドローで毎ターン計4点削る事が出来るために、遅くとも5ターン程度で勝負を決める事が出来ます。
紋章ゆえに邪魔される事も無く、効果自体も相乗りしやすいので最近の全く使えない類の奥義群よりも遥かにマシな部類ですね。特に自分の[+1]でクロック速度を上げる事も出来ます。
妨害されない事を思えば、これを使った後もひたすらControlらしく耐える展開を続けていけばいいだけ。終始Controlとして振舞えるわけですね。

 惜しむらくはダメージではないためPWを潰す事が出来ない点ですが、まぁこれはいつも通りの黒の宿命・・・。
元々、黒コンの場合は対Beatdownの性質も有るのでそちら方面は悪くもないでしょう。そしてこの奥義は明確に対Controlに有利な能力になっています。他に攻め手を用意せずとも[+1]を連打後[-8]で勝てるからです。これ自体が落されても問題はありませんし、覚醒に対処も可能など、Control戦に強めの性能であるのは有難いですね。

 放って置いても4~5ターンで勝てますが、忠誠度を「9」にした後に[-8]→[+1]連打と言う方向性もあり得ます。ただしこの挙動は設置後4ターン後に[-8]で7ターン後で計18点ロスになるのに対して、3ターン後に[-8]では7ターン後で計16点。アドバンテージの強みも有るので若干前者の方がマシに思えますが、時間もかかっている挙動なので、そこまでする余裕もないでしょう。

 Controlでの運用を挙げてきましたが、当たり前ですがMidrangeではこんな能力を使っている余裕はないでしょう。
相手の生物を退かして優良な生物でクロックしていく事が出来るので。只それでも対Controlではやはりクロッカーとして優秀なので、その点だけは価値を残せますね。


 とまぁ、こんな所です。
1つ1つの能力は決して弱くはないでしょう。特に[+1]/[-3]のどちらでもアドバンテージに繋がる上に、奥義も決定力が有ります。しかしそれが5マナであるという事実と組み合わせると一気に弱くなる印象・・・。
・・・。
・・・。
・・・(´;ω;`)ブワッ

 やっぱり一回当たりの行動にパンチ力が無いのが印象を悪くしているんですかね?
《黒き誓約、オブ・ニクシリス》は使われてこそいませんが[-2]はそれだけで5マナレベルの生物を出せたわけですし、上手くいって2体目が出せたら~なんて夢がありますものね。
それと並べてみるとどうにも地味な印象が否めません。



 しかしどれも使いやすい能力である事は明白な事実です。
そしてアドも稼ぎやすい。その種類もハンドとボードに分かれています。
各能力は使いやすいけどマナ域的にそんな事してる場合じゃないという《揺るぎないサルカン》の再来を見ているようですが、サルカンの様に変に構築を意識する事もないですし、ごく自然な除去コンである黒コントロールに合った性能である事は明確な強みでしょう。
一人で攻防を備えています
特に[+1]を連打から一直線に勝ちに繋げる事が出来るという点がシンプルながら優秀。
と言う事で純粋な黒コントロールにこそ合っているので巧く使っていきたいですね。


 また、散々黒コンが良いと言ってきましたが、もちろんMidrangeでも良い。
その場合は[-3]を中心に[+1]で忠誠度を補充するという立ち回りが主になるで筈。[-8]を切ってしまう形になりますが、良質な生物群を確保できるの何の問題も無いでしょう。KPが高い札も多いために[+1]自体も強力になり易い筈。ただ中速であるのなら、それこそ5マナにもなってちんたらドローしてんじゃない!と言う文句に直結するので基本は[+1]はサポートで、[-3]がメインですよね。


 とりあえず黒コンとしては、[-3]が有るとはいえ、隙も有りますし、何より一直線に[+1]を連打から勝利に行く事が出来るのが強みである為に、可能な限りスペルを使い[-3]を使わないように補っていきたいですね。
Midrangeでは如何に有力な生物を集められるかどうか・・・。

-《破滅の道》
:除去であるだけでなく、Control戦に置いて要となるPWに対処する事も可能。そしてヘビーコントロールなので当然「覚醒4」も実用レベル。[+1]のお陰で土地も伸びやすい。除去で道を抉じ開けながら4/4で殴り勝つルートがまずありますが、[-8]が勝ち手段になる事を想定すればブロッカーを用意できるという事も意味します。
盤面の生物数に大きく干渉出来るため非常に重要ですね。

しかし除去がこれで2種類になるのですが、そのどちらもSocと言うのが如何ともしがたい頭痛の種・・・。


-《衰滅》
-《命運の核心》
:当然採用されるべき全体除去。
そのどちらもが隙を持っていますが、その場合も[-3]できっちり埋める事が出来るので相性も良好ですね。
特に《衰滅》はマナカーブの流れが良いのが有難い。これで一掃すれば時間をかけることなく[+1]連打体制に入れます。《命運の核心》はどうしても1ターン時間がかかりますからね。
《龍王オジュタイ》狙い撃ち。


-《精霊龍、ウギン》
:ヘビーコントロールなので当然候補。
[-X]、[+2]でそれぞれオブの[-3]の使用機会を減らせますし、逆にそれらが対処しづらい大型生物には[-3]で対処出来るようになっています。
というか、[-3]で盤面支配している間にウギンの[+2]を撃ちこんでいくだけでも勝てますしね。
どう考えてもOverKillですがオブの[-8]→ウギンの[-10]で14点ロスです。最低[+2]が2回は言っているので20点になりますね。


-《闇取引》
:《変化の風》の亜種で、まぁ合わせれば5~6枚程度のドローが二人合わせてあるはずなので[-8]の合わせ技として大ダメージが狙えますね。
 これだけだと価値は薄いのですが、[+1]お陰で、交換用の札も多数ある事になります。不要牌が溜まっている状況ならこれで有効牌に変換しに行くのもアリですね。
ただやはり単体での運用が少々厳しい。墓地も越えますし《宝船の巡航》でも合わせますかね?

 《血の署名》が有れば・・・。
《無駄省き》が消えてしまうので、黒々とした変態デッキが組めなくなるのは残念至極。


-《忌呪の発動》
:これで頑張って呪禁生物を落すべし!
《龍王オジュタイ》狙い撃ち。

 しかしどいつもこいつも単体除去が重い環境だこと・・・。


-《悪魔の契約》
:黒だからねw
黒コンだからねw
それはもう入れるしかないよねw
どうやって敗北を免れるかは知りません。



「多色化」
-《アブザンの魔除け》
:3色は苦しいですが、欲しいIns除去な上に追放です。蜥蜴にも覚醒ランドにも対応できます。
通常の様にドローをしても勿論いいですし、[-8]がある時ならそれがそのまま本体4点火力になるので何時引いても問題ない。
時間稼ぎのための《搭載歩行機械》を入れるのならもちろんそれも良い。
全てのモードを有効活用できますね。


-《シルムガルの命令》
:重たいモードですが色々とその分強力です。
小型除去はもちろん、バウンスすれば覚醒ランドは無効化できるInsの除去。Controlの天敵のPWにも対処できます。
 またオブ自体を護る事も出来るのですが、オブをバウンスする事で忠誠度のリセットも可能である為に[-3]の再利用もしやすい。
ただ5マナは重い。


-《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
:[0]で壁を量産できるので時間稼ぎはばっちりです。
逆に[-3]で盤面を掃除できれば[+1]の5/5が通り易くなります。[0]→[+1]の7打点戦法ですね。時間を稼げるため2度目の[-3]も現実的に運用できるはず。
オブを軸にするルートとギデオンを軸にするルート其々で役割が持てる良い組み合わせだと思います。Midrange・Controlのどちらにも採用出来る挙動ですね。

 何より有難いのが《伐採地の滝つぼ》に対して安定的なブロッカーを用意できるという事。
起動マナの重さ的に2体同時に殴ってくる事は考え辛いのでこれできっちりブロックできれば効果も安定します。どうにもあれに対抗する術が少なく、特にControlでは枯渇しているので有難い効果の筈。


-《ヴリンの神童、ジェイス》
:ルーターと[+1]の引き増しの相性の良さ。毎ターン《目録》になるわけですからね。
そして変身後のジェイスの[-3]の除去の再利用が有ります。ジェイスの[+1]の対小型と合わせて盤面支配力も高まりますね。
最悪、ブロッカーになれます。
ただしヘビーコントロールに生物を入れるべきかどうかは難しい所ですが。当たり前ですがMidrangeでは微妙。


-《棲み家の防御者》
:Midrange用。
《新たなる芽吹き》で札を回収できるためオブ回収で[-3]の回数を増やせます。大型生物を退かす事が出来れば回避能力も機能しやすくなるためクロッカーとして運用できます。


-《死霧の猛禽》
-《搭載歩行機械》
:優秀なブロッカー。
延々とチャンプブロックを繰り返すべし。《伐採地の滝つぼ》を木偶の某に換えるべし。
 《ラクシャーサの死与え》も悪くないですが「再生」コストが極めて重いのは欠点。《エレボスのタイタン》もし優秀な墓地リムーブ手段が有れば、採用圏内。



 とまぁ、しっかり構築すればそれなりに使えるPWの様に見えてもきます。
確かに5マナにしてはKPは小さいのですが、巧く纏まった性能だと思います。《世界を目覚めさせる者、ニッサ》を見ていて感覚がマヒしているだけでしょう。4マナぐらいが望みでしたが。各能力はどれも使いやすいので、攻め勝つのではなく守り勝つヘビーコントロールを組むのならしっかりと軸となる事が出来るはず。《伐採地の滝つぼ》をどうするかと言う命題は残りますがね。
Midrangeなら重い分KPのあるサポーターと言った所。こちらはブロッカーも多数用意できるためミシュランなんぞ然したる脅威ではないでしょう。



 下の環境?
有るわけねーべ(´;ω;`)ブワッ
私がヴラスカをNicFitの採用候補に検討するのは[-3]の有用性があったからこそで、これにはそれが有りませんからね。[+1]は他で良いし[-8]は遅すぎる。素直に《地獄界の夢》入れるべ。
そもそも[+1]をやるぐらいなら、《Chains of Mephistopheles》で相手のドローを封じたいぐらいですからね。
何より[-3]が無力過ぎる。

 実は過去の黒単色のPWの中でもっとも純粋な黒コントロールに適合するPWであるため、その手のデッキを組みたいというのなら面白いかもしれませんがね。
 一応最高の組み合わせとしては《師範の占い独楽》。
Top操作で[+1]の価値を高める事も出来ますし、[-8]がある時なら2枚でグルグルしてフィニッシュが狙えます。




 こんなところで。
因みにまた後日書きますが《深海の主、キオーラ》に関しての私の評価は「つ弱い」です。理由は《卓絶のナーセット》と同じ。一つ一つの能力は強いけど纏った1枚のPWとして見ると弱いになると思います。



新カード)BFZ雑感4 新ラスゴとSCGの結果簡易
皆さん、こんばんは。しもべです。


 今日はいきなり大量プレビューでしたね。
PWも3種類目まで公開されてしまってもう他に目玉残ってるんですかね?
もう少し小出しにして欲しいです・・・。

 と言う事で、続き続き。
ですが先にSCGだけ済ましておきます。

今週のSCGはcincinnatiにてStd Openが開催されLegacyPIQも併催されました。
早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=09/05/2015&end_date=09/06/2015

 今週の優勝はLogan Mize氏のGrixis Delverです。


Top16(上から1位~)
Grixis Delver
Omni- Tell
Lands
ANT
Burn
Death&Tax
Burn
Infect
-------------------
Imperial Painter
The Rock
Esper Blade
Miracles
Omni-Tell
Mefolk
Merfolk
Burn

 です。
GrixisはLegacy選手権やSCG Invitationalの優勝も含めて本当に最上位にいますね。しかしその割に今週は上位には1名のみです。これは小規模大会故でしょうかね。他にはOmni、Miracles、Landsとまぁいつも通りの面子が並びます。
そしてこの所数を増やしているMefolkが今回も2名を輩出。大規模・小規模関係なく一定数が上位人起こるのが当たり前になってきましたね。

 最も特徴的なのがBurnの存在。
現環境は初速が遅めである為に、速度的な優位が出やすい環境です。また面展開が溢れている環境でもあるのでそれらを無視して相手を直接的に焼けるのも利点。更に環境にManadenial戦略が減った結果特殊地形が並びやすいため《発展の代価》も活きます。
となかなかにBurn寄りの環境です。Top8に2名は優れた結果です。
ただし、攻め手に対して受け手が足りないデッキなので当たり前ですが、フェアデッキが多い環境限定すよね。
 地上が生物で溢れるので《僧院の速僧》や《ゴブリンの先達》ではなく《渋面の溶岩使い》が増えているのも今のBurnの特徴。本体を焼くだけでなく盤面干渉も出来ますからね。その横に《大歓楽の幻霊》が並ぶお陰でフェアデッキにとっては更に辛い。やっかいなシステム生物が2種類いる訳ですからね。
面白いのは7位[Austin Casey]氏のサイドの《極上の炎技》4枚。「魔巧」を満たせば「非打消し」3マナ4点です。Legacyではとてもじゃありませんが生物を焼くのには使っていけませんが、《誤った指図》でもない限りほぼ確実に4点を削れてしまうため最後の押し込みとして有効ということでしょうかね?
墓地を使うこのデッキだけが《渋面の溶岩使い》を使っていません。

 後は9位のImperial Painterですかね。
真っ青の環境故にメインからの《紅蓮破》《赤霊破》が腐りづらく、上述の様に基本地形が多くもないため《血染めの月》の有効度も高いと言えます。もう少し増えても良い気もしますがTier1のGrixisは打消しだけでなくハンデスも有るのが辛いですね。
以前の環境と違い、単体除去が最低限になっているのが特徴ですね。


 こんな所です。
今回は差して取り上げるほど気になったものは無いため全体の感想で終了です。


 つづいてBFZです。

・《次元の激高》
《次元の激高》 (3)(W)(W)
ソーサリー R
すべての土地でないクリーチャーを破壊する。
覚醒4 - (5)(W)(W)(W)

:新ラスゴ枠です。
土地以外の生物を破壊できるリセットボタンです。効果は5マナなのでギリギリ使用圏内でしょう。
最大の特徴が「覚醒4」がついた8マナのモードと使い分けが出来る事。当然ですが覚醒を使えば一方的な状況に。Controlにとってはリセットと同時にフィニッシャーを用意出来る為に理想的なスペルですね。
たしかに8マナは重いですが、過去のリセットボタン+生物のカードを見ていくと
《カーターの怒り》が6マナ+スレッショルド
X=5~の《軍部政変》
《ファイレクシアの再誕》が6マナ
《疫病風》と《ガラクの目覚め》が9マナ
等を思えば、通常のラスゴの5マナとして使い分ける事が出来る時点で遥かに使いやすく、9マナ用意すれば4/4速攻で殴りかかれます。更に2枚目以降も覚醒化した土地に被害を出さないために一方的なリセットは変わらないのも強み。ぶっちゃけゲームを決める目的でただ4/4速攻を追加する為だけに使う事も場合に依ってはあるでしょう。
どんなリセットボタンだww

 きになるのはPWと破壊不能の生物の存在。
ただし、PWは自分でも使えますし、対処札も以前よりは遥かに増えているため何とかなるでしょう。
どのくらい使われるかは不明ですが、次の環境の一つのテーマである「覚醒」に対処できないのは少々辛い。ただし、そもそも覚醒を使う様なデッキはMidrange~Controlで主にこれはBeatdown~Midrange向きのカードなので用途が違うならそれほど問題はないでしょう。また覚醒は基本的に6マナ以降なのでリセットボタンとして5マナのこれが速度的に間に合わないという事もない筈。
そして何より、普通に除去や妨害を併せれば十分でしょう。

 以前に発表された《破滅の道》等は正にうってつけであり欠点である序盤の除去、PWにも土地生物にも対処出来る上に、覚醒付。どの道Controlでマナを伸ばすのなら同じように扱えますからね。
色拘束が少々気にかかりますが、そこはまぁNewデュアルランド+フェッチランドの出番でしょう。
今日同じく発表された《停滞の罠》でも良いですね。
瞬足なので実質Insですし追放で破壊耐性のある生物にも対処できます。覚醒土地の場合は戻ってきてもただの土地なのでしっかりと問題点に対処しています。


 惜しむらくは圧倒的なフィニッシャーであった《太陽の勇者、エルズペス》が居なくなってしまうこと。[+1]はもちろんですが[-3]があれば覚醒にも対処出来たのですが・・・。残っている《精霊龍のウギン》の[-X]では対抗は難しいですからね。むしろ併用したい。

 新しいPWである《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》とは悪くないですね。マナカーブの流れも良い。[0]で常にTokensを供給出来るのでリセットしても問題ないですし、盤面一掃があるからこそ[+1]の5/5パンチが活きてくるわけですね。回避能力の無さをこれで補えます。
 またStdで使われている《搭載歩行機械》との相性も抜群ですね。序盤の時間稼ぎはもちろん、自分は盤面に戦力を残す事が出来ますから。


 非常に強力なリセットですが、きっちり弱点を持っている当たり良い調整がされているように思います。
しかし同環境に5マナのリセットが3種類もあるというのが何とも凄まじい環境ですね・・・。
最もリセットとして安定しているのは制限の無い《対立の終結》ですので、まぁ使い分けはしっかりしていきたいですね。悪まで《時限の激高》は癖のある種ですから、シナジーむき。



・《ギデオンの叱責》
:軽いレンジストライク系除去。
戦闘時限定とはいえ2マナで4点は軽量除去としては十分な威力がありますね。環境的に、範囲外の生物も相応にいるため完全に信用するわけにもいきませんが、3マナ圏ぐらいまでは対応できますし、まぁ2マナとしては十分な範囲でしょう。少なくとも《絹包み》よりは使いやすい。
 隙を埋めるカードとしては《勇敢な姿勢》や《隠れたる龍殺し》等が有れば十分でしょう。

 また《時限の激高》の隙を埋める除去としても悪くはない。
序盤の除去としてだけでなく、覚醒した土地を対象とするのでも十分な威力でしょう。


 《魂火の大導師》がいれば4ドレインに出来るのは明確なメリットなので是非合わせて使いたいですね。特にコイツはコンバットトリックに引き込む選択を相手に押し付けるのが良いですね。無視すると絆魂で無条件に2点ゲインさせるし、ブロックすれば4点喰らうかもしれないという葛藤ですね。



・《停滞の罠》
:「罠」の名を冠していますがZen期の罠と関連があるわけでもないようです。
まぁナイトメア系の除去ですが「瞬足」持ちな上に対象に制限もない追放生物除去であるため比較的使いやすいですね。

 特に破壊耐性が有ったりする生物への対処には非常に便利。
《死霧の猛禽》や《搭載歩行機械》等追放対象は多数ありますから使う当てに困る事はない筈。
上述のように覚醒土地も完全に潰す事が出来るので、軽量除去として《時限の激高》の隙を潰す事も出来ます。
 まぁ3マナを単体除去として運用出るかは環境にも依ってくるでしょうが、今のところ軽量で優れた生物は多くは有りませんから問題も無いでしょう。

 シナジー性でも優れていれ《ニクスの星原》の新パーツとしてもいい。
瞬足3/3+除去です。
惜しむらくはTHSが落ちてしまう処。信心が2つも稼げる優秀な置物で、白信心にも使えたでしょうが・・・。
と言うよりも、THSが落ちる故にこのデザインなのでしょうがね。

 《ドロモカの命令》は気がかりですが、まぁヘビーコントロールで運用するのならそれほど対象もいないので、被害は最小限に抑える事も出来るでしょうし、時間を稼げばリセットも出来るので何とかなるでしょう(てきとう)。そもそもEnc/Creがいなくなる時期環境であの命令がどれほど意味が残っているのか不明ですしね。




こんなところで。



皆さん、こんばんは。しもべです。


 U18野球決勝は米国相手に1-2の惜敗。
同じ相手に前回と同じく決勝で負けるとは・・・。


 幾ら前回好投したからってセナ君を使うのは、対策や研究もされるだろうしどうなのか?とも思いました。
結果的には4回2失点。
無難な出来だったと思います。試合を壊してもいませんし決定的に打ち込まれていたわけでもありませんからね。それが決勝点だったとはいえ、エラーからの失点でしたし。
 そして前回のエントリーでも挙げた上野君がまたしても圧巻の投球。内外にポンポン直球を投げ次々に三振を奪っていく。広めのゾーンに助けられてもいましたが、結局最後まで捉えられることなくいきましたね。8回以降ボール先行して多少苦しい投球になりましたが、決め球が直球なので逃げずにガンガン勝負していって視ていて実に楽しい内容でした。

 逆に打線の方はあと一本が出ませんでしたね。
打者が止めているのに突っ込んでしまって本塁アウトの走塁や得点圏で何度も打てないなど苦しい出来でした。正直ボーク判定は明らかにおかしいので大会前にちゃんと見解統一して欲しい。あと一塁セーフでは?と思える場面もあるのでチャレンジを導入して欲しいし、せめて抗議ぐらいして欲しいかった。

しかしまぁ、致し方ないこととはいえ、個人の能力に反してチームの完成度は低いと言わざるを得なかったですね。

 米国の投手は初めの子は落差のある変化球が、3番目の子は193㎝の長身からの150Km/hの直球と120㎞/hのカーブ?の組み合わせが素晴らしい。打線が打てなかったのも致し方ないですね。
1人目2人目の子をもっと引っ張ってくれたら点も入っていたでしょうが、危うくなったらすぐに交代させていましたし、狙って長身のサウスポーを当てるなども含めて相手の采配が大きな成果となっていましたね。

 4番の清宮君は、明らかに不出来な内容が大会を通してだったので、その上で4番に据えていたのはスタッフの判断のまずさだと思います(あまりに不可解な采配なので高野連の圧力では?とも言われていますが・・・)。打てないのは本人の性が一番なんですが、それを起用し続けても打てんもんは打てん。レギュラーシーズンじゃないんだから。とりあえず彼はこの敗戦を引きづることなくしっかりと成長して欲しいと思います。何せまだ1年ですからね。バッシングやメンタルでつぶれる事だけは無いように願います。


 それまで好投好打で勝ってきたチームだけに、最後になって攻守でミスをしてしまい、それが負けに繋がったのが何とも印象的でした。予選ラウンドの米国の敗因をそのまま再現してしまった。
とはいえ下手なプロスポーツを見ているよりもずっと心を動かされる良い試合でした。
全球児たちとスタッフには感謝したいです。お疲れ様でした。



P.S.
全試合で計たったの7失点に、8点越えの得点力。そしてベスト9に日本から5名が選出される事実が今回のチームの強さを物語っていますね。
故に勝ちたかったでしょうね。

因みに
上野君は18回無失点
セナ君は22回4失点(自責点2)(2完投)
オコエ君が最優秀守備選手
でした。


 オコエ君は甲子園よりもだいぶ打撃良くなってますけど、未だ荒いのでプロでやるなら改善しないと苦労するでしょうね。まぁ今回も合宿で打撃を向上させているので、いいコーチが付けばあるいは・・・。
打撃は改善できるけど守備走塁は限界があるとも言われていますから、どの道上位指名は確実ですが。

 上野君は結局野球はやるのでしょうかね?
プロどころか、大学行って野球止める的な話も聞きますが・・・。たとえそれが本当ならあれだけの投手が止めてしまうのはもったいないですね・・・。まぁ本人の自由ですし仕方ない。逆にプロ行くなら球速と変化球のキレを上げる事は必須なので頑張って欲しいですが。



皆さん、こんばんは。しもべです。


 U18野球WCの日韓戦を見てました。
まぁ結果はあんな感じでしたが、それよりも投手の上野君に注目してました。
もともと甲子園では地元愛知の代表である中京大中京の投手でしたので注目していましたが、140㎞/h程度の速球をガンガン投げるスタイルがとても印象的でしたね。特に勝負どころでは変化球で躱すことなくストレートで勝負するスタイルが恰好良い。球速はあるとは言えませんが、キレとコントロールが抜群でした。

 それは日韓戦でも同じで、ガチムチに鍛えた韓国の球児たちを、アウトサイドで振り遅らせたり、インサイドで見送り三振や高め釣り球三振に切って取る姿は圧巻でした。

やっぱりストレートで勝負できる投手は魅力的ですよね。
結果は7回無失点で10奪三振の完勝でした。


サッカー見た
サッカー見た
サッカー見た
いやー乱世乱世。


 結局シンガポール戦から何を学んだんだろうかと言う試合でしたね。
セットからの崩しと言う概念が存在しない様なのろのろとした無意味なパス交換
ヤングの批判動画よりも酷い誰にも何処にも合わない謎クロス連発
吹かし続けるミドル

相手は終始サンドバック状態で、ゴールキーパーは後半途中から足をつっていたにも拘らず点が取れない。
結局どれだけ相手とレベル差があっても日本相手には引いてればいいという典型でしたね。
後半多少回せるようになっていた気もしますが、単に相手がばててただけだし、結局プレイで崩せていないし。

 香川は比較的良かったように思いますけど、結局周りと連動して初めて機能する選手なので、誰とも合わないままでしたね。
成立しないワンツーに、誰もにも届かない綺麗なクロス。
そしてシュート・・・。



いやー乱世乱世・・・。



P.S.
カンボジアの選手は一々出入りのたびに礼をしていて礼儀正しいですよね。別に強制があるわけではありませんが、だからこそです。私もバスケットではしていた口ですし、ああいうのを見ると応援したくなりますね。
カンボジアには東日本大震災での援助をしてもらったりもありますし、サッカーブームだというのならもっと強くなってほしいですね。


新カード)BFZ雑感3 次の環境も黒は安泰
皆さん、こんばんは。しもべです。


 さて、久々の男子サッカー代表戦。
どうなるでしょうかね?
さすがに負けはしないと思いますが、シンガポール戦と言うミラクルを起こしてくれる我らが代表なのではてさて・・・。極論ですが、もう一度完膚なきまでに地位を失墜させても良いぐらいですよね、女子サッカーのハングリーさを見ていると。


 続き続き。
と言いながら本格的なプレビューは何時でしょうね?更新が遅いうちに消化出来るのは有難い事ですが。

・《破滅の道》
:《英雄の破滅》の亜種。
Socになった代わりに「覚醒4」を持っていますね。若しくは1マナ増えた代わりに単色になって覚醒が付加された《戦慄掘り》とも言えますね。

 対生物の側面を持っている以上、Ins→Socは大幅な劣化ポイントですね。テンポも取りづらくなりました。また「破壊不能」や《死霧の猛禽》の様な復活持ちのカードも環境に相応にあるのも辛いところ。しかしまぁそれは《英雄の破滅》も同じでしたがね。
対PWにはどうせ能力は使われてしまうため、それほど大きな差はないでしょう。それでも《龍語りのサルカン》などを考えればその場で対応出来るInsの方が遥かにマシですが。
ついでに覚醒をInsで使えない事も大きな違いでしょうね。まぁ速攻持ちですからそれ程問題も有りませんが、そのままアタッカーにしたいのなら、相手のターン撃てる7マナと異なり8マナが要求されてしまいますしね。

 しかし、対PWも熟せる以上は対Controlまで含めても腐る事は殆どない上に、受動性だけでなく能動性に置いても意味が出てきたのは大きい。取り敢えず劣化したと言っても使えない能力ではないので入れておいて、ついでに覚醒ぐらいでも十分強いと思います。Midrange~Controlなら本来の生物枠に代って除去を入れていると思えば十分でしょう(流石に高速Beatdownでは辛い)。除去枠として他と交換して入れる訳でもないのなら他の選択肢と比べ劣化部分が~と言う事も気にならないはず。7(実質8)マナは重いですが4/4速攻にCipで《英雄の破滅》が付いてくると思えばその威力も理解できるはず。回避能力の無さも本来の効果で多少補えますし、4/4は十分なフィニッシャー級。
生物を破壊しつつ、4/4速攻で殴ってPWを落す事が出来れば1-2交換とも言えますね。
どのみち消耗戦も十分にあり得るStdならWeenieでもない限り7マナまで伸びる事も想定せずともあり得ることですしね。

 8マナ想定を考えるのなら《精霊龍、ウギン》との併用も勿論可能。
[-X]に引っ掛からない上に、その[-X]で処理できないCMCの大きなカードにも対処出来るので相性も良い。惜しむらくは脇を固める《危険な櫃》が落ちてしまう事ですよね・・・。
 重めであることを想定すれば《巨森の予見者、ニッサ》とも組めますし、《棲み家の防御者》が有れば序盤に除去に使った《破滅の道》を中盤以降に再利用なんて事も可能なはず。《死霧の猛禽》と合わせて生物デッキを駆逐できます。
 ControlならUBで《ヴリンの神童、ジェイス/束縛なきテレパス、ジェイス》と掛け合わせても良いですね。
WBなら《悲劇的な傲慢》も良いですね。傲慢で残った相手の生物かPWを除去しつつ自分は残した生物と4/4でBeat出来る訳ですし。
もちろん黒単で《命運の核心》や《衰滅》との組み合わせでも良い。ドラゴンとその他の生物を同時に並べられることも有りますし、同じ様に《衰滅》も隙を生めることが出来ますね。ということで黒Controlも組めるかも。


 下の環境ではBigmana的な黒系に使えるかもしれません。
NicFitに1枚程度試してみても良いかも。3/3以下では使う気にもなりませんが4/4なら十分な打撃力ですしね。《稲妻》も《突然の衰微》も効かない生物の凶悪さは証明されていますからね。
苦手な低速デッキに耐性が付きます。Landsには涙目なのは変わらずですが。
 また、在り得ざる構築ですが、ミシュランの強化手段にもなります。《忍び寄るタール坑》を7/6アンブロッカブルに、《樹上の村》を7/7トランプルにしてみたり、《墨蛾の生息地》を5/5飛行感染にしてみたり。生物化の前にカウンターを置けるためダメージ除去にも強い。
 もしかしたらModernの「B MUD」でも使えるかもしれません。まぁマナ数は出たとしても(B)(B)を揃える事の方が遥かにつらくなるのでかなり難しいでしょうが。

幾ら重いとはいえ、腐りづらい除去であるため遊びの構築も面白そうです。



・《沿岸の発見》
:隙は割とあるのですが、フィニッシャーにもなれる事を考えれば悪くはない。《対立の終結》や《命運の核心》を積極的に使っていく除去コンの様なヘビーコントロールなら停滞の隙も有るのでSocでも動けるでしょう。ただその隙を想定した挙動であるため3枚も4枚も積むものではないでしょうね。
覚醒も数値が4と大きく、その場合6マナ4/4+2ドローで中々に効率の良いスペルにもなれるので十分使う価値も有る。

 こちらも《ヴリンの神童、ジェイス/束縛なきテレパス、ジェイス》と組み合わせると優れた威力を発揮しそうです。



 という事で今回のカードの様に単体で一定以上の性質を抱えているのなら「覚醒」も十分強い能力と言えそうです。共にサイズが4/4と言うのも大きいですね。流石に《真っ逆さま》はKPが低すぎますが。
個人的にはRで優良な覚醒スペルが出るのが一番期待していますね。理由は後日。
こんな所で。



新カード)BFZ雑感2 4番目のギデオン
新カード)BFZ雑感2 4番目のギデオン
新カード)BFZ雑感2 4番目のギデオン
皆さん、こんばんは。しもべです。


 何か発表されるカードがKPが抑え気味な物が多い気がしますね。
そういうデザインなのか、出し渋っているのか。
続き続き
もう眠いのですが、これ以上放置すると確実に詰るので更新。

《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
:4マナ域に帰ってきたギデオン。後発組のくせに既に4枚目です。まぁ、一応、主役級ですからね。

[+1]で5/5破壊不能+αに
[0]は2/2Token1体を調達
[-4]はクルセイド系紋章
で忠誠度は「4」。

 圧倒的な衝撃として、ギデオン伝統芸である盾戦士の能力が無くなってしまいました・・・(´・ω・`)
生物化は残っていますが、[プロレスラー ギデオン]はもういなくなってしまったようです・・・。
と言う事で過去のカードから見ると別物ですね。強化紋章とTokens生成を思えば《イニストラードの君主、ソリン》を思わせますね。

 その代わりとして得たのが[0]のTokens調達能力。
「自分を護る」能力と「アドバンテージを得る」能力で「強いPW」の性質を持っていますね。忠誠度を上げる事は出来ませんが、減らす事も有りませんし、4マナなら十分強力です。
サイズ的に考えれば《情け知らずのガラク》と同じわけですが、強みは騎士・同盟者と言う優秀な部族・職業。シナジー性が有り、特に同盟者はそれがそのままデッキ構築に影響するはず。
取り敢えず、これがあるだけで弱くはないと言えます。

 ただ、これだけで採用確定と言う程ではない筈。
それなら《歓楽の神、ゼナゴス》はもっと使われていますからね。4~5マナではStd環境でもボムレベルを求められるので。残念ながら忠誠度も上がらないため、実用的な4点火力がある環境では過去のカードほどToken調達能力が強力ではありません。
故に[0]以外も重要になるわけですが・・・。

 [+1]は生物化ですが、まぁお馴染み。
回避能力も速攻も無いため《龍眼のサルカン》には劣りますが、まぁいつも通りのサルカンでマナレシオも良い。忠誠度が上がるのも魅力。一応除去耐性も有りますし、パンチ力も有ります。
が、《アブザンの魔除け》をはじめ追放除去がある環境では期待値が低いと言わざるを得ない。その上、相手のターンには無防備なPWに戻るのでフェアデッキ相手には結局忠誠度が減らされるかもしれません。4マナ5/5がもてはやされた時代は過去のもので、これはそれ以下。
加えて、忠誠度を上げても使える物が[-4]程度しかないため、遠すぎます。複数回使うのは除去の脅威から現実的ではないため、R相手に火力で死亡しないために1回上げる程度のものでしょう。
と言う事で殆どの場合は攻防一体な上にアドも採れる[0]が優先。実用的なPW除去があるのなら尚更です。瞬間的なダメージクロックが欲しい場合に限定されるでしょうね。そうすると速攻が無いのがさらに痛い。
次の環境で大型生物が溢れると尚更辛い能力になりますが、果たして・・・。

 [-4]はクルセイド能力の紋章。
クルセイド系が環境に乏しいために、これがあるだけでも相応。加えてカードと違い除去される事もないため効果も安定しています。しかし《イニストラードの君主、ソリン》は[-2]で使えた事を考えると能力自体は上とはいえ効率が悪すぎます。重ねる事が出来る紋章の強みはほぼ発揮できない。[-3]ではいけなかったのか・・・。

 とこんな感じですね。
各能力間で効果だったり忠誠度の変化幅だったりが絶妙に噛み合っていない・・・。
基本的には他の能力に目もくれず[0]を連打しているのが圧倒的にバランスよく強いという今一つ無駄の多いカードです。場合によっては[-4]も強力ですが、それも含めて[0]をどこまで強く使えるかが肝要になるはず。盤面干渉能力が無くなった以上余計にそれが重要。置いたターンは速攻も無い[+1]では何もできないため取り敢えず[0]ですしね。
 そして上述の様にただTokensを生むだけならゼナゴスの下位交換なのでKP的には厳しいと思います。
《ヘリオッドの槍》や《オレスコスの王、ブリマーズ》が落ちてしまうのも悲しい。

 同盟者である事を利用するなら《古参の戦導者》が相性が良いですね。[0]で出したTokenをタップアウトレットで利用できる上に、サイズに貢献も出来ます。
 また、巧く回避能力などを付与できる同盟者がいれば[+1]に合わせて出す事でパンチ力が発揮できますね。《ランタンの斥候》でもとりあえず5点ゲインが出来るようになりますし。

 ただまぁ既に相応に展開されている状況であるのなら、[-4]で全体強化した方が良い。特に《アクロスの英雄、キテオン》とは、変身後はタイプが被ってしまう欠点があるとはいえ、面展開する性質とそれを強化するカード。その上、両者とも落ちやすい性質を思えば、競合しないどころか併用できると言えます。
Weenieとしてもギリギリ採用できるマナ域です。

 一応「獰猛」「圧倒」の両者とも揃えるのが非常に簡単になるので巧く利用できるかもしれません。
前者は[+1]だけで達成可能で、後者も[0]→[+1]で7点分を稼ぐ事が出来ます。まぁ有効牌があるかどうかは怪しいですが。


 弱くはないですが、今一つ決定的な強みも無いため、後はどれだけ相性の良いカードが出るかどうか。特に同盟者がどれ程調達できるかに懸かっています。ぶっちゃけTokenを生むだけなら除去され辛い《エメリアの撤退》など他のカードで十分ですからね・・・。



 下の環境でもそれは同じ。
特にカードプールが広がる分、[+1]が「人間/兵士/同盟者」、[0]が「騎士/同盟者」を持っている事がシナジー性を生みます。
《模範の騎士》があれば[0]のTokensが「破壊不能」になるので鉄壁の布陣ですね。
 当たり前ですが同盟者はそれ以上。もう何をしても良いですね。より取り見取りですが1マナ域の《ハーダの自由刃》、攻防一体の《カザンドゥの刃の達人》、全体修正が掛る《アクームの戦歌い》、直接火力になる《ハグラの悪魔信者》、Tokenを追加招集できる《変わり樹のレインジャー》等が素材となるでしょうね。



 とはいえ、シナジーは有れど特に強そうでもないのが悲しい・・・。
本体が非才過ぎるんですよね。Tokens出すなら別に4マナも掛けなくても良いわけですし。これを使うなら《遍歴の騎士、エルズペス》の方が遥かに使いやすい。
と言う事で個人的な評価は微妙ですね。


 むしろWのヘビーコントロールが一番合っているかもしれません。
Stdなら《対立の終結》や《悲劇的な傲慢》、Modernなら《審判の日》で吹き飛ばして無人の荒野を[+1]で突撃を掛けるような除去コントロールのフィニッシャーですね。↓環境なら《虚空の杯》が有れば除去や火力も無力化できますし。
あれ?でもそれなら《ギデオン・ジュラ》の方が強くないですか??
1マナ重いですが、盤面干渉出来る上に3発で大体の人が死にますし・・・。




レガシー)今週のSCGの結果 InviとPIQの2つは多い
レガシー)今週のSCGの結果 InviとPIQの2つは多い
レガシー)今週のSCGの結果 InviとPIQの2つは多い
皆さん、こんばんは。しもべです。


 世界陸上が終了しましたね。
チョコチョコと見ていたのですが、普段あまり陸上競技を見ないのでさっぱりわからない。と言うか短距離走の選手の身体つきってあんなに筋骨隆々でしたっけ?筋肉ダルマが走っているような感覚でした。
以前は皆もっとスマートでやせ形だったように思いますが、勘違いですかね?



 さて、BFKの新カードに世間の注目が集まっていますが、それは置いておいて、今週はSCGにてInvitationalとPIQの2つの大会が開かれました。
ここの所、Legacy選手権、世界選手権など続けて大きな大会が開かれていますが、Legacyに関してもLegacy選手権の他にSCGでOpenとInviの2つが行われていますね。遊びの入るPIQと違いガチの大会が多いので環境をはかり易いです。
では早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/280815_newjersey.html

まずはInviです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=08/28/2015&end_date=08/30/2015&start=1&finish=8&event_ID=21

 優勝はGrixis DelverのAlex Bastecki氏です。

Top8は(上から順に1位~)
Grixis Delver
BUG Delver
Grixis Delver
Miracles
DeathBlade
UR Delver
Merfolk
UR Delver
です。

 つづいてPIQの結果です
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=2015-08-30&end_date=2015-08-30&event_ID=45&city=Somerset&state=NJ&t_num=1&limit=17&start_num=0

 優勝はAlexander Lorenz氏のLandsです。

Top16(上から順に1位~)
Lands
Merfolk
Grixis Delver
Miracles
ANT
UWR Control
Grixis Control
Merfolk
----------------------
Esper Mentor
Grixis Control
BUG Delver
Elves
Grixis Delver
OmniTell
Grixis Delver
Grixis Control

 です。
まぁ非常に判りやすい今を反映した結果だと思います。特にTier1とされてきたMiracles・Omnitellから頭一つ抜きんでたGrixisカラーの両デッキDelver/Controlが今回も大勢を占めています。Legacy選手権んから連続で大型大会優勝ですね。Delverは合わせて5名、Controlは合わせて3名で、両大会の上位24つの内Grixisが8つを占めているわけですからね・・・。対して残りの2つは必ず見かけますが、数は振るいませんね。

 Invi・PIQともに真っ青ですが、矢張りと言うかInviは完全真っ青ですね。しかし実はComboは一切いないというのは中々に珍しく、現状のフェアデッキ系の対Combo耐性とデッキパワーが伺い知れます。
また特徴として、PIQではControlも3名いますが、Inviでは0名で、PIQでも上位進出は1名のみ。相応に数はいるもののまだDelverの方が上の様です。

 ここの所少しずつ見ていたMerfolkですが、今回も合わせて3名もいます。
地味にこれはデッキ分布ではGrixis系Delverに次ぎControlと同率2位と言う成績です。その上、PIQではTop8に2名ともが進出し、Inviでさえ使われています。環境的な威力が証明されてきているようですね。まぁ今は小型除去もそれほどきつい環境ではありませんしね。以前のエントリーで挙げた強みが活きるのでしょう。
同じ様にフェアデッキに強いLandsにはその強みがまるで活かせないのが辛い所ですね・・・。
 《潮流の先駆け》も2名に合わせて5枚採用されていて順調に枚数を伸ばしています。また、全員が《梅沢の十手》を75枚中に1枚以上、2位のデッキでは《残響する真実》まで入れており対小型・《若き紅蓮術士/YPM》に力を入れていますね。

 このところBUGカラーも少し増えているような気もします。
一時期全く見なかったというだけですし、そのデッキ分布も続唱だったりDelverでもPW型・ハンデス型・《もみ消し》型と別れていたりで、一概に色で判断すべきではないのですが、増えている事も事実。
果たして、どういう事でしょうね?
 逆にRUGは衰退著しいです。
大型大会でもなんだかんだいるのですが、今回は残念ですね。

 《ヴリンの神童、ジェイス》は今回もまた小粒に使われています。
これが入るとデッキの形が変わるので見ていて楽しいですね。合わせて4つのデッキに入っています。まだ環境のメインになるようなデッキには入っていませんが・・・。

 こういう話は蒸し返したくもないのですが《時を超えた探索/DTT》は本気で禁止してくれないかなぁ~としみじみ思います。
悪まで一データに過ぎませんが、今回はInviでTop8にて7名・合計17枚、PIQでTop16に10名・合計31枚使われています。今回はMiraclesやOmniが少なかったですが、これらが増えてくると更にこの数と割合は増えていくはず。特に、遊びの入るPIQではなくガチの多いInviは他の大型大会とはそれほど差はないですし。
 Tier1のGrixis・Omni・Miraclesの3つ総てに使われていて、他のU系のデッキにも8~9割がた投入されています。どう考えても環境・構築を狭めている。定義していると言えば聞こえはいいですが、ここ最近のGrixis一強を見てもそろそろ梃入れの必要を感じざるを得ません。
PIQでさえ使ってなかったのはU系ではBUG Delver1つのみでしたし。
幾ら環境が動いていると言ってもこれには引っかかるものを感じます。
まぁ、そんな事言ったら《渦まく知識》はどうなるんだ?と言う話になりますがねww
それにこれのおかげで新しいアーキタイプも生まれているし、禁止と言うのはやはり見たくも無い物ですが・・・。


 さて、ここからは個別で気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=90455
Invi5位、Erick Smith氏のDeathBladeです。

 細々とですが生存確認の取れるEsperカラー。
形としては《死儀礼のシャーマン/DrS》を採ったDeathBladeですが、PWを3枚採用しており、EsperBladeにややシフトしていると言えます。重いPWは今の環境では辛いですが、素早く出す事が出来ればそれでも一定の威力を発揮しますね。

 特にこのデッキで強みになっているのが《真の名の宿敵/TNN》+《梅沢の十手》の部分。
小型が増えている以上は十手の支配率は上がっていますし、TNNはアンブロッカブルであり、除去耐性もBUGが減り以前よりは遙かに生き残りやすい環境なのでこのパッケージは環境を食い荒らす事が出来ます。Comboも多くありませんしね。
 そして他のデッキには無いDrSの存在がこの重たい挙動をサポートできます。
《不毛の大地》をはじめManadenialも減っているため、この挙動を成立させやすい筈。もしDrSを潰してくれたら《石鍛冶の神秘家》の着地がかなりやり易くなりますしね。

 このデッキの《ヴリンの神童、ジェイス》は今一つ何がしたいのか不明です。
ただ、単体除去がそれ程濃い環境では無いので初動《思考囲い》からならそこそこの着地率を保てるはず。しかしその上でこのカードを何に使いたいんでしょうね?

 色的に《紅蓮破》は積めませんが《翻弄する魔道士》を代りに積めるので特定のデッキには強みを持っています。
《テレミンの演技》は、ここの所1枚挿しが見られるようになりましたね。フェアデッキに強く環境に多いLandsへの威力が証明されたという事でしょうかね。コイツも、上述の通りマナサポートの恩恵を受けますしね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=90572
PIQ6位、Jeremy Tibbetts氏のUWR Controlです。

 現環境でUのControlと言えば9割9分Miraclesですが、同じ色でも明確なTricoloreになっており、且つMiraclesの要素ほぼ全てを排しています。《終末》《天使への願い》の「奇蹟」要素及び《相殺》+《師範の占い独楽》の相殺ロック要素ですね。
前々回の生物ジェイスに関するエントリーでMiraclesも余り生きてこないし、異なるアプローチのControlの構築はどうなのだろうか? Fbも活かせるし《稲妻》をメインから積極採用する様なCounterBurnControlはどうだろうか?的な事を言っていたら本当に出てきましたww
まぁ考えていたのとはずいぶん詳細は異なりますがねw

 前述の通り《稲妻》を採用し、積極的に盤面に干渉していくスタイルですね。中盤以降に《瞬唱の魔道士》及び《束縛なきテレパス、ジェイス》で再利用してライフを詰めていくようです。
 またフィニッシャーとして《嵐の神、ケラノス》が採用されています。Miraclesのミラーマッチ用に扱われていた1枚ですが、一度着地すれば除去耐性の関係で非常に安定したクロッカーとなる為、低速Controlのフィニッシャーとしては悪くはない筈。《紅蓮破》《水流破》の両方を躱す苦難を超える必要はありますが・・・。

 土地20枚+《思案》4枚の圧縮型も序盤から積極的に動ける上に、墓地を肥やす事が出来ますね。
しかしこのデッキ軽いスィーパーは要らないんですかね?



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=90589
PIQ7位、Tom Strong氏のGrixis Controlです。

 Esper並みに構築幅の広いGrixisの中でも特にControlは幅広く、様々な形が有ります。
Tom氏はそれほど変わらない事の多い生物を圧縮し、YPM・DrSの4枚2種計8枚にしています。Controlの特徴であるPWも積んでおらず、そしてその分スペルにつぎ込んでおり、U系Comboを思わせるキャントリップ4種16枚体制を採用しています。留まる事なくデッキを回転させていくようですね。
打消しも《Force of Will》4枚+《対抗呪文》1枚だけであり、なんだか《宝船の巡航》が有った時期のUR Delverを思わせるアグレッシブ構築です。
故に非常に珍しくDTTが4枚も採用されていますね。普通は構えたりするのでこんなに積まないのですが、能動的にデッキを回転させるのなら問題も無いのかもしれません。

 嘗てのUR宜しくComboに弱く、フェアデッキに強い構築なので、ある意味メタを読んだ形なのかもしれません。
しかしこのデッキYPMが潰されたらどうしようもない様な・・・。


 因みに10位のTodd Anderson氏の様にアドバンテージに特化した価値も良いですね。
YPMだけでなく《悪意の大梟》と《瞬唱の魔道士》で生物アドを採っていく事が出来、場合によってはそれらを《無垢の血》で処理し《コラガンの命令》で回収する事で更にアドを伸ばす事が出来るようになっています。
ただ、現環境で《無垢の血》や《悪意の大梟》に如何ほどの威力があるかは怪しい所ですが・・・。

 Grixisは核こそ変わらないものの、各プレイヤーのアプローチが見て取れるので、見ていて楽しいデッキでは在りますね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=90591
PIQ9位、Eric English氏のEsper Mentorです。

 《僧院の導師》を使ったデッキもYPM程ではありませんがそれなりに存在します。が、その多くは《相殺》パッケージを積んだCTMの形か、EsperBladeの《未練ある魂》の枠に使う形ですが、これはそのどれでもない形になっていますね。
4枚の導師と、DrS・セラピー・多量のキャントリップ・探査生物を見るにGrixisをEsperカラーに直したような感じかもしれません。
DrSからなら2t目に3マナに到達できるため、DrSの重要性は引き上げられていますね。

 面白いのは《思考掃き》の存在。
このデッキにも《ヴリンの神童、ジェイス》が入っているのですが、探査生物登場時に言われた青い《暗黒の儀式》と言う強みがここでも生きていますね。1マナでIns速度で3枚のカードを肥やすため変身は非常に楽です。その上《束縛なきテレパス、ジェイス》になりFbの事を考えれば、《思考掃き》は劣化アンリコレベルになりますからね。
 同時に《嘘か真か/FoF》が1枚採用されており、これも似た様な物でしょう。
ただし4マナである分KPは圧倒的に高く、ハンドアドを採るか、必要牌と多量の墓地アドを採るか?と言う選択肢になります。墓地が利用できるために以前のFoFよりも更に強力になっていますね。DrSがいれば4マナの重さも多少緩和できます。
 そして多数の墓地肥やしに支えられDTTは4枚です。
Grixisに比べると重い分アドバンテージ力が遥かに上がっていると言えますね。また、導師とTokensが「果敢」を持っているためそれが最終的な打点の瞬発力に繋がります。
デッキパワーの高い構築と言えますね。

 とはいえ重めのこのデッキで土地18枚で上手く回るんですかね。
不毛は不採用ですし、環境からManadenialも減っているとはいえ、スペルが重いのは事実ですし、DrSの負担がかなり大きい。
 その上ドローに力を入れている分カウンターが薄いのは上のGrixisと同じ。
初動が遅い分、余計に欠点も浮き彫りになってますが、どうなのでしょうね。

 サイドの《サーボの網》もここの所増えてますね。
Landsを封殺できますし、《テレミンの演技》より遥かに軽いので、こちらが求められるのも判りますね。



 こんな所です。
とまぁ上から下まで真っ青のフェアデッキ祭りです。
核の部分もほとんど同じですね・・・。

 また打消しの枚数に言及したことが何度かあるように、デッキから減らされている傾向が目につきます。その分、対フェアデッキに戦略が寄っているのですが、除去が増やされると同時に、時にはドロースペル等が増えるのが現環境を物語っていると言えそうですね。

さて、今週はここまでです。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
この文章がお役に立てば幸いです。





新カード)BFZ雑感1 腹ペコウラモグと土地
新カード)BFZ雑感1 腹ペコウラモグと土地
新カード)BFZ雑感1 腹ペコウラモグと土地
皆さん、こんばんは。しもべです。


 いよいよ新ブロックのプレビューが始まりましたね。
Zenブロックと言えば、対抗色フェッチ・SfM・JtMs・有効色ミシュラン・エルドラージなどのパワーカードにトレジャー封入やフルアートランドなどのコレクター的な要素と、近年でも人気の高いブロックでしたから、その再登場とくれば嫌がおうにも期待が集まりますよねw
後はRtRブロックのような悲劇を繰り返さない事を祈るだけ・・・。

・《絶え間ない飢餓、ウラモグ》
:無限に廻らなくなったウラモグ。変化したエルドラージですね。
とりあえず腹ペコウラモグと命名。
キャスト誘発は相変わらずの強さですが1マナ軽くなった上に、誘発効果は強化《名誉回復》が2倍になったのでより強力になりました。追放なので完璧除去ですしね。

 「滅殺4」は失ってしまいましたが、代わりにこちらも攻撃時に誘発で山札破壊20枚が出来るようになりました。
能力自体は明らかに劣化していますが、2回目で勝ち確ですし、もともと滅殺攻撃用フィニッシャーとしては半端な除去耐性しかないウラモグを使う事は無いのでそれ程気にする物でもないかもしれませんね。
追放除去もEternalどころかStdにさえ割とある環境ですしね。

 なので使うならキャスト誘発を目的にすべきでしょうね。正直《書かれざるものの視認》やリアニメイトに合っているようには思えませんね。


 ↓環境では強力な事には変わりませんが、やはり除去耐性が皆無なのがネック。誘発能力は強力ですがそれなら《解放された者、カーン》や《イシュ・サーの背骨》、《精霊龍、ウギン》の方が軽いため使いやすいですからね。
MUDなら《厳かなモノリス》や《金属細工師》で10マナ程度なら出す事も可能でしょうが、流石に10マナを安定して出させるのは難しいですしね。他にはPOSTでも出せそうですね。POSTの場合はサーチやドローも有る代わりにマナ加速が土地に依っているので一長一短です。

 特に下の環境は置き物1つの価値が大きいので、2枚を一度に除去出来れば極めて支配力が高いと言えます。どうせなら《暴力的な根本原理》宜しく3つ出来れば最高でしたがねw
また上の物と違い、除去した上で10/10を残せるのでやはり10マナの意味も有りますね。生物なので《呪文貫き》を躱せる点でも有難い。



・《面晶体の記録庫》
:機能的には2倍《精神石》。
しかし2マナ→3~4マナにジャンプするのと、4マナ→6~7マナでは機能性として全く異なるので、その点を考えれば《シッセイの指輪》《ウル=ゴーレムの目》の強化版として考えた方が良いと思います。
 単純に後から引いてもアドバンテージを得るドロースペルになるので無駄にならないのはかなり強いですね。それだけでも価値があります。

 上手くMUDの様なデッキを組めさえすればいい形も出来そうですね。《忘却蒔き》に繋げる事で更に土地を伸ばす事も出来るはずでBigManaとしての体裁も保てます。
 下環境では無駄にはならないでしょうが、上述のモノリスや細工師の方が遙かに軽く大きなマナ加速が出来るうえに、4+2マナでドローしている暇が有ればたくさん積んであるボム叩きつけた方が強いので、他を押しのける事は難しいと思います。下地はあるのですがね・・・。

 ジェイスさんはもう少し他人に気を使った方が良いと思いますが、流石、精神を刻むものですよね・・・。



・《大草原の川》等
:みんなが待っていた新デュアラン。
取り敢えずゲインランドでなくてよかったですね・・・。

 美点としては基本地形2種をタイプに備えているところ。
一応有効色である事がフェッチと被っていますが、まぁそれでもフェッチランドが有る時代に基本地形タイプを持っている事は圧倒的な旨味が有ります。

 が、肝心の制限がかなりつらい
近年でもコントロールしている土地に関連した土地は幾つかありますが「[2つ]以上の[基本地形]を使っていなければタップイン」と言うのは圧倒的に厳しい。M10ランドにしろSoMランドにしろ最序盤でも比較的問題なくアンタップインできたものですが、これは最速でも土地が3枚目以降でしか無理です。しかもそれも基本地形が2枚以上となると更に辛くなる。
土地に置いて最も重要なのが序盤の展開なので、それに全く寄与できないこの制限は圧倒的に厳しいですね。もちろんフェッチから持ってくる事も出来るのですが。

 Stdはある程度他の環境に比べると速度も落ちるので1t目程度ならタップインでも良いでしょうが、2枚目3枚目の時にそれでは辛い。本気で使うのならフェッチランドを5~8枚程度積んで積極的に基本地形を持ってこれるような構築をしなければ難しいでしょうね。
しかしそうするとマナも伸びづらくなるためMidrange~Controlが作りにくくなる。3色以上も組みづらい。その上ニッサの様に基本地形タイプが意味の無いカードも有ります・・・。

 ↓環境ではまず無い。
制限も有るとはいえ、自分でタップ/アンタップが選べるショックランドに比べるべくもないのでModernでさえ価値は無いと言えるでしょう。最序盤に動けないのなら、Stdより遥かに速いEternalでは価値が無い。まぁ1枚程度入れておくのも悪くはないかも知れませんが・・・。

 何だかんだでそこそこいい調整だと思います。
構築で頭を悩ませる類ですが決して弱くもないという点に置いてね。只明らかにショックランドよりKPが下がっているのは残念。
イラスト的には《大草原の川》と《梢の眺望》が好みです。


・フェッチランド
・ショックランド
:まさかのフルアートランドで登場。
何故か神話レア以上のプレミアム希少度で、旧Zenのトレジャー枠やTSPブロックのタイムシフトレアを思い出しますね・・・。特にフェッチランドは危険で、もしこのブロックで島絡みが出れば一体御幾ら万円になるのでしょうかね~。
今のところ公開されているのが《乾燥大地》なので危険性は無いでしょうね。
ショックランドもModern需要が有るので、それなりの価格にはなるはず。


・フルアート基本地形
:久々にFoil基本地形の収集をしなくてはいけないようです・・・。過去よりも明らかにフルアートランドの需要が有るのでZenの時よりもお金がかかりそうです。



こんなところで・・・。




レガシー)生物ジェイスといろいろ徒然
レガシー)生物ジェイスといろいろ徒然
レガシー)生物ジェイスといろいろ徒然
 皆さん、こんにちは。しもべです。


 ここ最近、Legacyでも徐々に使われ始めている《ヴリンの神童、ジェイス/束縛なきテレパス、ジェイス》。正直ルーターとしての基本性能の高さからポテンシャルは有ると考えてはいましたが、想定以上に使われているのも事実です。対してModernではあまり能力が発揮できていないようで、除去の濃さが問題のようです。対してそれが多少薄くなるLegacyと、《Force of Will》《目くらまし》のピッチカウンターが有るので、思った以上に活躍に下地が揃っているようですね。
んで、現状色々と考えてみてもいる訳です。


 そんな時に[4sur]さんのエントリーで見たわけですが、そう言えば「UG Vine」にはかなり適合しているカードですよね。ルーターと言う性質そのものが、必要牌の調達/墓地への送付役として便利です。何より「生物」であることその物がデッキ的にメリットになっているわけですしね。

 しかし反面、変身しての[-3]の使い道が非常に薄い。もともとSocタイミングなので限定的ですし、UGではドローぐらいしかFbする物が無いわけで、しかし高々1枚引く程度のもののために忠誠度3も使うのはどうかと思いますし・・・。
と言う事で反転させる行為そのものの意味が薄く、なら別にこれを使う理由が無くなってしまいます。
なのでそのエントリーにあるようにタッチカラーで3色目にFb対象を見出すのが正解と言えそうです。ただ、本来のUGで使えそうなカードは無いかなぁ・・・?と。

 しばらくして思い出したのが《直観》でした。
《適者生存》が禁止され、《断片無き工作員》を使った「UG 続唱」が構築されるまで一部使われていた品です。丁度これならジェイスにも合うのではないでしょうか?
 単体でIns速度の銀弾と言うだけでも強力ですが、必要牌をハンドと墓地に其々調達できます。単純にデッキの核である《復讐蔦》の調達が基本となりますが、裏ジェイスの事を考えるのなら有効牌を2枚墓地に送り込めることでFbの対象を用意する事が出来る点が何より素晴らしい。これはFbと言う点を考えても《瞬唱の魔道士/ScM》と異なり裏ジェイス1枚で複数回Fb出来る強みを生かせる事になります。
 同時に、Ins速度で3枚墓地を肥やせる点を考えれば、本人のルーターも合わせて簡単に変身も出来るようになります。直観から変身し、その直観をFbして更に対象を増やす事も出来ますね。

 《直観》+ScMは以前のLegacyでも使われていましたが、それよりも更に最大パワーは上です。と言う事で、続唱型とはちょっと異なりますが、《ヴリンの神童、ジェイス》+《直観》も面白いかもしれません。



 ルーターとしてデッキの潤滑油になれる・不要牌を整理できる部分に着目すると、もう少しデッキも有るはず。Grixis Controlの《ダク・フェイデン》とスイッチしたりもしていましたが、SCGのThe Real Counter-Burnを読んで、やはりPW特性を考えるのならMidrange~Controlになるのが自然。そしてこの文章で書かれていた、現状のカウンター戦略の基本の一つが《相殺》+《師範の占い独楽》の相殺ロックである事からそれの組み合わせになるべきだろうとも思います。
 《相殺》にしろ《師範の占い独楽》にしろ、1度着地できれば2枚目が不要牌になるのは同じなので、それらを処理できることその物がデッキとして価値が有るはず。また忠誠度を挙げながら耐える戦略は裏ジェイスの特性で上手く嵌れば[+1]連打から[-9]に繋げられるわけですが、この場合は独楽2枚でグルグルする事でそのままフィニッシャーとなれます
 The Real Counter-Burnの様に《稲妻》を一として積極的に火力を使っていくデッキならFb要員にも困らないはず。なのでUR Controlに使えそうではあります。

 ただし、それがUW MiraclestRに勝る物が有るのかと言われると微妙ですがね・・・。《時を超えた探索》も含めて自分で変身要件を調整は出来るので《精神を刻む者、ジェイス/JtMs》との併用は問題ないでしょうが、やはり生物枠になるのでScMとは競合してしまう筈。とすると《剣を鍬に》や《紅蓮破》、軽量カウンターを「瞬足」で扱えるScMの方が受け幅広くControlとしては理に適ってもいる。というか同じようにFbをするのでもScMとジェイスでは全く機能性が異なるのが判りますね。(まぁそもそもジェイスはFbではないのですが。)
 と言う事で、そのままのMiraclesにジェイスを入れるのは余り得策ではなさそうです。The Real Counter-Burnの様に明確に異なるControlとして構築するべきでしょうね。まぁどうせ今の環境ではデッキパワーを発揮しづらいMiraclesですし、別の形を求めてみるのも悪くは無いはず。

 相殺パッケージは有効性や相性の良さを考えるに入れないはずも無いので、それを考えるとRの奇蹟要素も考えられなくもない。特に《忌むべき者のかがり火》は有効牌になるはず。
奇蹟でX火力としてもそのまま相応の勝ち筋になりますが、単体で運用する場合でもX=1の3マナの1点スィーパーとして環境的には十分な価値が有るはず。Controlである事を加味すればX=2~3程度まではぎりぎり可能でしょうし、つまり裏ジェイスのFBの対象としても扱えるわけです。スィーパーとして気軽に使える時点で《終末》よりも環境よりと言えなくもない。Insタイミングで引ける手段も増える訳ですしね。
そして自軍のカードを巻き込まないという事も丸い。

 一応Miracles的なControlにするのなら後半の土地をルーターするのにも単純に土地を捨てるのも良い。どうせScMと異なり+2マナは必要ありませんしね。《終末》や《天使への願い》を使わないなら余りマナも必要ではありませんし。
 と言う事で、《思案》4枚土地圧縮型にしてみたいですね。
積極的に墓地も肥やせるようになりますし、ルーターが機能すればドローもより安定しますからね。



 とまぁ、ここ最近ジェイスについて考えていた事。
生物/PWと言うのは不安しかありませんでしたが、新しい概念のカード故に環境にも新しい風を吹く事が出来たようですね。
まぁ、ぶっちゃけ難しく考えずとも、《稲妻》《死儀礼のシャーマン》《ヴリンの神童、ジェイス》を合わせるだけでも十分凶悪な動きが出来そうですがねww




とりあえず1枚確保。
とりあえず1枚確保。
とりあえず1枚確保。
気が向いたらあと8枚集めて、ファイル1ページ占拠もいいですね。

ネタバレ)僕は友達が少ない11巻読了 終始「残念」に拘ったはなしでした
ネタバレ)僕は友達が少ない11巻読了 終始「残念」に拘ったはなしでした
ネタバレ)僕は友達が少ない11巻読了 終始「残念」に拘ったはなしでした
た か の と も だ ち の そ ら


という事ではがない読了。
思い返してみれば、私が少しずつライトノベルなる分野に手を出し始めた時期の作品で、そのタイトルのインパクトに解り易くつられて読んでみたラノベでした。


 コミュ障害(及び人間的欠陥)の奴らが遠回りしながら、幾つかの経験をして人間として変わっていくという話の筋自体は最初から最後まで守られていた気がします。
悪までハーレム系ドタバタラブコメディの部分は味付けでしかないので、そこに重きを置いてないのも別にそれ程不快ではない。

 テーマである「残念な~」と言う部分をひたすら守っていた登場人物たちでしたね。
友達を作るにしろ、恋人を作るにしろ、最もシンプルな方法・簡単な道は幾らでもあるのに、残念な彼らにはそれが出来ず、遠回りばかりしているというもの。正に残念その物。
そしてそれぞれの目的からも過程を経てずれていく、失敗していくというのもまた一つの彼らの残念なのでしょうね。それでも目的のものは手に入ったり、入らなかったりしたけど、最低でも別の何かは手に入ったという感じでしたね。
苦い経験とそこからの成長と言う形ではやはり明確に「青春」を描いていた作品だったように思います。そして終始残念な選択をしていくのがこの物語なんでしょう。

 と言うか、明確に目的のものが手に入らなかったのも、幸村ぐらいだった気がします。一応罵詈雑言が言い合える友人を得ていますがw
逆に友達至上主義の小鷹は、本来の目的を完全に達成していますね。他の面子ほど恋愛に拘りも見せてはいないため、妹組と合わせて完全勝利ですね。


 対して、恋愛ものとかカップル論・ハーレム物ととして注視していると、この作品のあらすじや終り方にも文句を付けたくもなるのでしょう。ただ、それはやはり作品への読者の期待と作者の希望とのかい離でしかないので致し方ない部分ですね。
ついでに作中の主人公の望んでいた物でもなかったという事。
10巻までの時点でメインの人物たちの主な目的を叶えている以上、この11巻は残りのメイン筋以外の纏めであり、まぁ余白部分であるため、残りの部分を一気に解決していくという形でもおかしくもない。友達を作る話がメインなら、その過程が重要なのであって、結果の後はまぁどうでもいいよね?と言う事なのでしょうね。
蛇足ではなくともついで。
 ただまぁ、それでも10巻の終りのクリスマスパーティーの騒ぎの影響の収束のし方(夜空や星奈と周囲の対応にほぼ言及なし)やケイトの取ってつけたような決着など、もう少しどうにかならなかったのか?と言う注文はありますが、ね・・・。


 と言う訳で、面白いかどうかは別にしても、盛大に荒れている現状ですが、個人的にはそれほど悪くはない終り方だと思います。
ハーレム物ではなく、面倒くさい奴らの成長物語(青春物)と捉えていたので。
少なくとも、「俺妹」のようなパラダイムシフトと言うか納得の出来ない終わりではないと独り言ちる感想でした。ただドタバタで希釈し続けていたので凝縮すれば2~3巻で纏りそうな薄さでもありましたね。



 P.S.
それで盛大に荒れているカップル論ですが、一応個人的には
現状誰でもないけど、敢えて言及するなら星奈Endなのかな???と思います。

 他の面子は全員其々に決着がついている中で、星奈だけはおあずけを喰らっている状況。
で、星奈は小鷹の為だけに同じ大学・同じ学部に進学します。今後も小鷹へアタックを続ける旨を伝え、小鷹もコイツには敵わないな、でもそれが嫌じゃない~的な前向きな自分を自覚しているので。
唯一「可能性がある」というレベルの状況だと思います。

 きっぱり振られた夜空は無い。
本人も吹っ切れてる様子だし、何より「戦友」認定に納得している。
 幸村は結局、彼女の価値観は「小鷹の幸せが一番」であり、自分では友達といる以上の幸福を与えられないという事を理解した以上、復縁は無いと思います。その意味での隣人部の復帰でもあると考えています。
 理科は、本人が友達至上主義から脱却すれば可能性はあるでしょうが、小鷹と同じくそれは無いと思います。それに拘り続ける話が「はがない」でもあったわけですし。
優劣を付けなければならない残念さですね。
 他全員が其々に答えを見つけている中で、星奈本人だけがファイティングポーズを解いていない上に小鷹の反応も悪くない。理科程ではなくともスキと言われるぐらいに好感度が元々あったわけですしね。幸村と違い諦めないのならそのポジションに収まる事は可能なはず。

 ただ、誰ともくっ付かないで、その他Aさん的な人とくっ付いても何ら不思議ではない終わりでしたね。
なので結局は誰でもないEnd]なのでしょう。





レガシー)今週のSCGの結果 はどうでもよくて寧ろEternalWeekend2015
レガシー)今週のSCGの結果 はどうでもよくて寧ろEternalWeekend2015
レガシー)今週のSCGの結果 はどうでもよくて寧ろEternalWeekend2015
皆さん、こんばんは。しもべです。


 EternalWeekend2015が開催されたようです。
参加者は744名。折角なのでその結果も見ていきましょう。
http://magic.wizards.com/en/events/coverage/legacychamp15/top-32-decklists-2015-08-22
http://magic.wizards.com/en/events/coverage/legacychamp15/top-8-decklists-2015-08-22

 優勝はBob Huang氏のGrixis Delverでした。

Top8は
Merfolk
Grixis Delver
Lands
Grixis Delver
4c Delver
Grixis Delver
TwintW
Omni-Tell
------------------
9位~16位は
Lands
Lands
Jund
Grixis Delver
Omni-Tell
Painted Stone
Bant Post
Merfolk

 です。
因みに
公開されているTop32では
Grixis Delverは合計6名で、Top16圏内にその内4名(Top8に3名)
Omni-Tellは合計4枚で、Top16圏内にその内2名(Top8に1名)
Miraclesは合計5名で、Top16圏内にその内0名
一応併記しておくと、Landsは合計4名で、Top16圏内にその内3名と言う結果です。
 現在Tier1と言われているデッキ群3つがやはりそれなりに数が多い結果(Top32の約半分)にはなりましたが、その内Grixisが頭1つ飛び出している状況で、逆にMiraclesがかなり後れを取っていると言えますね。何せTop32で見ると第2位の勢力にも拘らず、そこで全滅しているのですから。前回のエントリーに挙げた通りの状況がここでも結果として現れています。ここ最近の傾向が明確に結果として現れているのかもしれません。
 ただし、見てわかりますがLadnsの数の多いこと多いこと。その上茶系もそれなりにいるため、Tier1.5~2の間に苦手なデッキが多いというのが大きな要因に思えますね。


 GrixisはやはりTempoの《もみ消し》型よりもパワーの《グルマグのアンコウ》型が主流の様ですね。只気になったところも少し。やはり分割火力の割合が75枚中で微増しているところ。反対に《狼狽の嵐》の減少です。有効なANTが今回はいないため成功と言えるかもしれませんね。もちろんカウンター合戦そのものに強いのは事実ですが、現状ではこれが役立つ相手が少なく、カウンター合戦そのものが成り立ちづらいのかもしれません。



 意外や意外はMerfolkの存在。
Top16に2名を輩出し、しかもTop8のGeorge Flete氏は予選ラウンド1位です。
もともと打点は高いデッキでしたし、環境の初動が落ちている事に加え、盤面をTokensで埋めるフェアデッキが多い中で「島渡り」が有効に使える事は大きな事でしょうね。部族デッキですが1点スィーパーに比較的耐性が有る点や《虚空の杯》で相手を減速させる事が出来る点も現環境では美点なのかもしれませんね。
因みに、どちらのデッキにも《潮流の先駆け》が挿されていますね。



 Charlie Holland氏の4cDelverは通常の4cに《ヴリンの神童、ジェイス》が2枚入っています。これによりデッキの潤滑油兼アドと言う形になっていますね。削られているのは《時を超えた探索/DTT》と土地1枚ずつで、まぁDTTよりも軽いし本体の機能を考えれば何とか土地もまわるでしょうね。
 最初はただでさえ墓地依存の4cに更に墓地依存のカード増やしてどうするの?《瞬唱の魔道士》ではだめなの?とも思ったのですが、つまりはジェイスの表面のルーターの能力が必要と言う事でしょうかね?
 潤滑油としてはもちろんですが、これで一定の枚数を墓地にカード供給しやすくなることを考えると寧ろデッキの欠点の補強ポイントなのでしょう。ついでに、現在のLegacyでは恒常的に墓地を取り除く《安らかなる眠り》や《墓掘りの檻》の数が減っているのも追い風なのでしょうね。常時供給する手段が有れば墓地対策にも対抗できるという事でしょうね。
 う~ん面白い。
最近徐々に生物ジェイスがLegacyでも使われ始めているように思います。



 Max Ansbro氏のTricoloreカラーの「双子」デッキというLegacyではまず見ない物です。Modernの雄がまさかLegacy界に参戦とは・・・。このデッキが弱いとは言いませんがどうしてもLegacyのComboと比べると速度に劣る上に除去耐性の低い生物に依存するので今一つ強みがあるようにも思えませんが・・・。

 ただし、現在は《突然の衰微》の減少と、最上位に《剣を鍬に》が少ない事を鑑みると《稲妻》に耐えるタフネスが有れば十分生物Comboも成立する状況ではあります。
 また当然ですが各種パーツがブラッシュアップされているためModernよりもデッキパワーを発揮しやすいとも言えますね。その部分に採用されているのが《精神を刻む者、ジェイス/JtMs》、DTTに加えて最大の特徴である《渦まく知識》《思案》ですね。これによりデッキが遥かにうまく回るため土地も圧縮できますし、必要牌の調達も簡単になりますね。Lgeacyの神髄を見ているようです。

 土地は圧縮されてますが、前述の様にキャントリップが優秀だからでしょう。それでも非生物の4マナを出す事を想定すると20枚では少ない様な気もしますが、基本2色で基本地形が6枚。実存のある土地枚数が11枚で《不毛の大地》は当然0枚とかなりマナの出しやすい構築なので可能なのかもしれません。Manadenial戦略も今は多くは無いですしね。
《魂の洞窟》も入っていませんからとりあえず土地を伸ばす事が前提の構築ですね。まぁ生物は出せても肝心の《欠片の双子》が4マナですからね。

 ただJtMs以外は比較的基本に忠実なTwinであり、速度的な要素はやはり不安が有るはず。判らん殺しでこの規模の大会でTop8に残れる物なんですかね?
何か強みがあるのでしょうか・・・。



 22位、Chris Rowland氏の12POSTは世にも珍しいBantカラーです。
と言ってもWの要素はメインには《終末》しか入っていません。もともと《師範の占い独楽》を入れるデッキなので面展開をされた場合を想定した一掃手段と言った所ですね。Miraclesほど安定はしませんが、Comboデッキ故の勝利速度が有るので、何とかなるのでしょう。

 採用生物が《白金の帝像》である理由は判りませんが、まぁ負けない選択の為でしょうね。前述の様に盤面に大量展開されるとコロ助や「滅殺」では不十分な時も有り得るため、そういう場合はこれを出して時間を稼ぎ《終末》で流して改めて生物をキャストするのでしょう。

 Top8のLandsに《Karakas》がメインに入っていない事には驚きました。が、同時に《ヴェールのリリアナ》をはじめPW自体が減少している現状では、対ファッティに対して対策がかなり緩まっていると言えます。その点を考えればこの手の直接生物を叩きつけるデッキはアリかもしれませんね。

 サイドには《聖なる場》も入っています。そこまで土地の保護に力を注ぎたいという事でしょうが、果たして・・・。



 25位、Eetai Ben-Sasson氏のD&TtRはオリジンの新戦力《ヴリンの翼馬》を入れていますね。先だってSCGで言われてきた《スレイベンの守護者、サリア》と翼馬の8枚体制のD&Tが組まれていましたが、今回はBorosカラーに組み込まれていますね。正確にはサイドに《ガドック・ティーグ》を採ったNayaカラーのD&Tです。何とも豪華ですね。

 Rを足す事で特殊地形対策に課税以外の封殺ルートとして《月の大魔術師》を入れる事が出来る訳ですが、このデッキ最大の旨みは《帝国の徴募兵》でしょうね。そう、これで翼馬の調達も可能なのです。これで徴募兵の対象が増えた事になりますね。これにより柔軟な挙動が採れるため重たい翼馬は2枚に抑え込む事も出来ています。
 さらに、これまでは必ずアタッカーとして《ミラディンの十字軍》や《セラの報復者》が入っていましたが、それも翼馬と言うフライヤーに任せているようです。

 またRを足す事で《唐突なる死》を入れる事が出来るのも現環境では大きいですね。重たい《大変動》、サイズ除去としては心許無い《Holy Light》以外には有用なものは《漸増爆弾》程度しかなかった範囲除去に幅を出す事も出来ます。

 しかし75枚中に3枚に分けているとはいえ、《ファイレクシアの破棄者》は今そこまで必要な札なのですかね。もちろんD&Tの基本パーツでメイン3枚もおかしくはない札なのは承知していますが・・・。。




 で、ここからはいつも通りSCGを見ていきます。
とは言っても簡易気味に。
今週はModern OpenがCharlotteにて開催れて、LegacyのPIQも併催されています。
ペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=08/22/2015&end_date=08/23/2015&city=Charlotte&limit=100

 今週の優勝はChris VanMeter氏のOmni-Tellです。

以下Top16(順に1位~)
Omni-Tell
Esper Control
ANT
Burn
Elves
Grixis Control
Jeskai Blade
RUG Delver
------------------
RUG Delver
BUG続唱
BUG続唱
Grixis Control
Lands
BUG続唱
DeathBlade
BUG Loam

 です。
今週は前述の大規模大会に数が流れていそうなので、参考記録の気も強い気がしますが、まぁそれでも真っ青。
しかし優勝こそCVMのOmni-Tellであるものの、それ以外のTier1と言われるデッキはいません。GrixisもいますがDelverではなくControlなのでまぁ別物ですよね。
Shaheen Soorani氏は2大会連続で2位。惜しいですね・・・。
気になるのは先週の大会からBUG続唱が増加しているという事。
Delverをはじめ、速度が落ちつつもフェアデッキが多い状況と言うのが今の環境ですから、それを食べるためのデッキが数を増しているのかもしれませんね。

 さて、ここからは気になったデッキを個別に。

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=90055
6位、Gerry Tompson氏のGrixis Controlです。

 普通Grixis Controlと言えばDelverから《秘密を掘り下げる者/DoS》を抜いて《死儀礼のシャーマン/DrS》や《瞬唱の魔道士/ScM》にPWを足したような形になるのですが、このデッキは変わっています。
生物は核であるYPMの他は《悪意の大梟》と《ヴリンの神童、ジェイス》です。防御的で長期戦を見据えていますが、そもそも生物自体は圧縮されており、本当の意味でControlですね。また《ダク・フェイデン》を入れる事も多いのですが、そのルーターの部分をジェイスが担っているとも言えますね。まぁ[-2]が無いので茶系には明らかに弱くなっていますが・・・。その分軽いし、別のアド手段も有る。
そしてそれをカバーするためか《コラガンの命令》も入れていますね。
これもKPは認められてはいますが、それ程多くは無い登用なのですが、アドも稼げますし、汎用性も高い。そしてこの場合ジェイスを回収出来ますね。因みにダク自身もサイドに入っているので、同じくサイドの《無のロッド》と併せてその手のデッキにも対応出来るようにしていますね。
 JtMsと被っているPWタイプではありますが、まぁ其処はどうとでも調整できますよね。

 Controlではありますが、打消しよりも盤面干渉に力を入れているようで、カウンターはFoWに追加の《対抗呪文》1枚です。サイドにも《水流破》《紅蓮破》しか入っておらず、Combo戦をそれほど意識している感じではありませんね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=90066
7位、Ellison Berryhill氏のJeskai Bladeです。

 最近はPatriotはさっぱりおらずTricoloreといえばこのJeskaiBladeですが、特にこのデッキの様によりControlシフトしたスタイルが増えているようです。

 しかしこのデッキに関しては他のControlシフトしたMidrangeの中では除去Conではなくカウンターに力を入れているようです。単体除去は枚数こそ6枚ですが最大の特徴である1マナはStP4枚に稲妻1枚で、リセットボタンは無し。対して9枚+Pyrで計10枚がメインですからね。
その意味でよりUのControlのそれを体現しているようです。

 またTokensが溢れる盤面を如何に交していくかが今のアタッカーに求められている点ですが、その点ではこの《真の名の宿敵》に勝るものは無いでしょうね。残念ながらブロッカーとしての質は落ちていますが。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=90065
16位、Lincoln Baxter III氏のBUG Loamです。

 世にも珍しいBUGカラーのLoamControlですね。
盤面の支配力と生物Beatを捨て、最大の弱点である対Combo用にカウンターを積んだ形と言えますね。CotVをメインに積んだLoamと方向性としては似通っているかもしれませんが。ただ《輪作》からの土地銀弾が入っているのを見るとBUGカラーのLandsと言えなくもないですね。Bant Landsなるデッキも種類としては有るのでそれの亜種と捉えられなくもない。
 カウンターと共に強みになっているのがキャントリップと《直観》。特に直観はこのデッキの場合はLoam+土地2枚になるのでほぼ「3マナInsで好きなカード3枚をハンドイン」の様な物です。

 ただ、現環境で盤面干渉力が弱いというのは少々ではすまない欠点の様な気もします。面除去できるのが《大渦の脈動》1枚と《夜の戦慄》2枚と言う限定的な札しかありませんからね。
Rが無いというのは《紅蓮破》系も使えなくなるのも欠点。。
がしかし、Rを使わないという事実は一つの欠点ですが同時に対Rを積みこむ事が出来ます。特に《寒気》はR系のフェアデッキに対しては劇的に効果を発揮するでしょうね。

 そう言えば、Legacy初期頃の2chでは冗談の代名詞の一つに「カウンターLoam」を挙げる事がありましたね~・・・。




 こんなところです。
2つの大会を見ていくとやはり長い・・・。

 しかし、大分環境が推移しているのが判りますね。
特にMiraclesの衰退(と言うより上位で勝てない)が大きい。そして再び台頭したDelver系。数年前のLegacyに戻ったようです。まぁRUGとGrixisではデッキがまるで違いますがね。
しかし長い時間をかけたとはいえ少しずつでも変化がみられるのは嬉しいですね。Modern程とは言いませんがもう少し流動性の欲しい環境ですし。
 また、実はオリジン最大の成果は《ヴリンの神童、ジェイス》なのではないか?と最近ひしひしと感じるような結果になってきていますね。まさかScMの立場が僅かでも揺らぐ日が来るなんて思いもしませんでしたよ。


 さて、今回はここまで、です。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
この文章がお役に立てば幸いです。


 先日、以下のニュースが流れ話題となりました。
菅義偉官房長官は22日、青森県弘前市で講演し、安全保障関連法案について「非常に誤解されている。わが国の平和国家としての歩み、非核三原則、専守防衛、こうした基本方針は全く変わっていない」と述べ、理解を求めた。
 さらに菅長官は、「戦争法案だとか徴兵制復活だとか、全くありもしないことだ。そうしたことが一部野党やマスコミから洗脳されているが、日本の自衛のためであり、他国のために一緒に戦争するものではない」と説明した。
 菅長官は緊張が高まる朝鮮半島情勢にも触れ、「北朝鮮は今年何回もミサイル実験をし、核開発も進んでいる。今は韓国との間でこの数日間、緊迫状況が続いている」と述べ、関連法案成立の必要性を訴えた。

 これは正気を疑いました。
幾ら本当の事であったとしてももう少しオブラートに包んで言うべきでしょう・・・と呆れていました。これには中間層はもちろん、自民党支持派も難色を示しており相応に荒れたようです。
が、日が変わってみると以下の様に変わっていたそうです。

菅義偉官房長官は22日、青森県弘前市で講演し、安全保障関連法案について「非常に誤解されている。わが国の平和国家としての歩み、非核三原則、専守防衛、こうした基本方針は全く変わっていない」と述べ、理解を求めた。
 さらに菅長官は、「戦争法案だとか徴兵制復活だとか、全くありもしないことだ。そうしたことが一部野党やマスコミから宣伝されているが、日本の自衛のためであり、他国のために一緒に戦争するものではない」と説明した。
 菅長官は緊張が高まる朝鮮半島情勢にも触れ、「北朝鮮は今年何回もミサイル実験をし、核開発も進んでいる。今は韓国との間でこの数日間、緊迫状況が続いている」と述べ、関連法案成立の必要性を訴えた。

因みにNHKは最初からこの内容です。
これをもってして、一部マスコミの洗脳を、むしろもう認定しても良いのでは?
因みに訂正に関しての発信・案内は一切無いそうです。

 こんな糞くだらない言葉遊びやって印象操作してる暇が有ったら、もっと本論について議論してくれよ・・・。
日本の一大事ではないか・・・。

 半島は意地の張り合いしているし、米国はトランプだろうがヒラリーだろうが超強硬派で、日本に鞭打つタイプなんだから・・・。どの党が勝っても、どの候補者が勝っても、さすがにオバマ大統領の方針からの転換をせざるを得ないわけで。正しく昔と今は「違う」と言うのに・・・。
まぁトランプ氏が勝つことは流石にないと思いますがね。



 因みに、半島の例の事件。
切っ掛けとなった事件は韓国側は北の行動だと決めつけているようですが、よく考えてみて欲しいものです。喩えそれが本当に北の行動だったとしても、仮にも戦争中(朝鮮戦争はまだ終戦条約結んでないので戦争中)にも拘らず緩衝地帯の警備(しかも米軍の基地の近く)をやすやす突破されて地雷をセットされるという事の方が余程深刻(ついでに恥さらし)なのですが、その自軍の怠慢ぶりを認める事になるんですけどいいんですかね?
まぁ劇場型国家ですからそんなこと考える人間は少ないのかもしれませんが・・・。そもそも戦争中当時の一時的緊張地帯なんだから銃を向け合っていた頃の物でもおかしくないはずですしね、韓国軍側の可能性も無いわけではない。

 ついでに戦争は結局どうなるでしょうね。
ハッキリ言って、北には戦争を起こす体力が無い(軍事力はある)し、南には米軍抜きで真面に戦争する能力が無い。戦争したところで旨味が有るわけでもないし、非常に口は悪いですが、兵士数人の命なんぞこれまでも散々切り捨ててきた両国にリスクを冒す価値が無い。
後はただの面子の張り合いのチキンレースにしかならない気がしますが・・・。しかし朝鮮人は大中華思想の影響なのかその面子を非常に大事にするので、何も無いとも言い切れない・・・。
少なくとも、起こった際に確実に当てにされてフルスロットルで働かされる米軍にはいい迷惑でしょうね。

 まぁ流石に両国示し合わせての云々は陰謀論過ぎるのでないでしょう。



P.S.
 ロシアの副首相が北方領土の訪問に対する日本側の抗議に関し「日本人なら切腹して静かに」なる発言をしてますが、「切腹」の意味を判って言ってるんですかね?
「日本人は〇ね」て言ってるんですが・・・。
政治的な意味を含めた駆け引きなので抗議に対する強硬な姿勢と言うのは変では無いのですが、政治的な発言にしてはあまりに問題発言に過ぎるので、おそらく意味を正確に理解していないだけだと思いますが・・・。

非MtG)スラムダンクの最高の名場面云々
非MtG)スラムダンクの最高の名場面云々
非MtG)スラムダンクの最高の名場面云々
皆さん、こんばんは。しもべです。


 某所で、スラムダンクの一番の名場面は三井の「バスケがしたいです~」である事に納得がいかない云々と言うスレッドが建っていました。

 正直有名ですが、だれの基準で一番なの?と思います。
この場面も名場面なのは確かですが、過去に大規模な投票か何かで選出されたんですかね?
アニメと漫画で話違うんだから、アニメのみを見ればココと言えなくもないですがね。
と言うか正直そんなもの、個人の価値観なのだからどうでもいいではないか・・・と思いますが。


 因みに、個人的にはスラムダンクには名場面・名台詞が多すぎて一番なんて決める事は出来ないのですが、それでもあえて選出するなら~というので主に2つ。

 1つ目は画像1のタッチの場面。
山王戦ラストですね。これは誰の記憶にもとどまりやすい名場面の一つだと思います。

 ですが個人的には2つ目(画像2・3)の、ジャンプシュートの方が好きです。
作中としては、ちょうど画像1に至るシュートの場面ですね。正に試合を決定づけたクラッチシュートそのものです。
が、それと同時に、主人公がジャンプシュートと言うバスケットの基本中の基本にして集大成の技を完璧に繰り出し、あぁやっと当たり前のバスケットボーラーになったんだなぁ・・・と静かな感動をした場面でした。
ややマイナーですが、この場面の方が何度か見返した時のは心にすとんと治まる感じがしました。


 しかし、スラダンは名作過ぎるよ~。
アレに並ぶ名作に出会えるのはいつの日になるのか・・・。


 ところで、主人公である桜木花道は、そのモデルは「デニス・ロドマンである」説が有名で私もそれを信じ切っていました。
が、ここ最近知ったのですが、作者の井上雄彦氏いわく「特にいない。けれど、敢えて言及するのならチャールズ・バークレー」だそうです。

 えぇ!!!?
と衝撃を受けましたよww
まぁ確かに、頑丈・超人的なジャンプ力・リバウンド強し・暴れん坊とかなりに要素を満たしています。しかしバークレーと言えば当時のNBAを代表するエースにしてスコアラーでもあった人物でして、それは全く考えていませんでしたよ。ガチガチのポストプレーなんて最後まで殆んどしないじゃないですか!?
ついでに体格としても河田兄の方が遙かに近い。
なんせ「空飛ぶ冷蔵庫」の異名を取った男ですからねww

 まぁしかし、
ロドマンも、よく考えるとディフェンスのスペシャリストにして、彼の神様マイケル・ジョーダンから賞賛されるほどバスケットIQの高い頭脳派でしたからね。しかも得点を計算できないのは一緒ですが、花道はロドマンと違い、素人で練習不足だからシュートが入らないだけで、練習すればそれなりに入る事は作中で証明していますしね。
そういう意味では全然似ていませんでしたね。
そのうえ、連載当初はまだロドマンは赤毛に染色していなかったそうで、これはまぁ決定的ですよね・・・。


 う~ん。
まだまだこの作品には知らない話が多そうです。



このカードが使いたい)《等時の王笏》
このカードが使いたい)《等時の王笏》
このカードが使いたい)《等時の王笏》
皆さん、こんにちは。しもべです。


 今ではすっかり忘れ去られてしまった存在ですが、かつてはデッキの核として使われた《等時の王笏》と言うカードが有ります。
《Isochron Scepter/等時の王笏》(2)
アーティファクト
刻印 - ~が戦場に出たとき、あなたはあなたの手札にある点数で見たマナ・コストが2以下のインスタント・カードを1枚、追放してもよい。
(2),(T):あなたは、その追放されたカードをコピーしてもよい。そうした場合、あなたはそのコピーを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。

 破壊さえされなければ、毎ターンアドを稼いでいけるため強力なカードとしてデッキを組まれたりもしました。が、かつてと異なり今のEternalは以前よりも遥かに簡単にアドバンテージを稼げるようになっています。PWの存在が最も判りやすいですが、他にも《瞬唱の魔道士》や《石鍛冶の神秘家》《若き紅蓮術士》等近年は軽いカードも溢れています。いちいち、キャストの際に「刻印」と言う面倒な手段でアドを失ってしまう可能性のあるセプターをわざわざ使う気にはならないのが本音でしょう。


 しかし、それでいて別段セプター自体が弱いカードと言う訳でもない筈。特に嘗ての主に使われていた時よりもカードプールが広まっているため、選択肢も広がっています。故にセプターの新たな可能性も見えてきそうです。


 特に強力なのが、依然は殆ど無かったモード選択が出来る2マナのスペルが今は溢れているという事。特にRtR期のチャームが実に素晴らしい。それまでのチャームはかなりKPに劣る物が大半でしたが、これのお陰でKPに劣る事なく、更にモード選択における汎用性の高さを手に入れる事が出来たと言えます。
それらを中心に個人的に面白そうなカードを見ていきたいと思います。

 セットに2マナ、起動に2マナ掛る観点から基本的に扱えるのはMidrangeかControlになりそうです。


・《ボロスの魔除け》
:「破壊不能付与」「二段攻撃付与」「本体4点火力」のモードを選べます。
其々も効果が高いのですが、重要なのはこの破壊不能付与能力。今の環境ではAtf破壊も多い。特に《突然の衰微》や《コラガンの命令》。それ故に自力で身を護れる事が非常に重要になります。なのでセプターの欠点であるアド損をある程度抑える事が出来る訳ですね。もちろんパーマネント全てなので自分以外もしっかり守る事も出来ます。正直これを刻印しているだけで相手からしたら真面に破壊/ダメージ系除去を使ってくる事はし辛くなります。抑止力としてもかなり機能するわけですね。
 例えばWRのCotrolを組む場合に、《前兆の壁》の様なブロッカーを採用するデッキである場合、破壊不能にできるため盤面への影響力が全く無いわけではない。《神の怒り》等を併用する際にも便利ですね。

 そして本体4点火力自体も素晴らしい。
単発でもBurnに採用できるレベルですが、これをセットした時点で5回起動(5ターン以内)に決着が付く事が確定します。故にフィニッシャーとして非常に役に立つことが出来ます。
同時に対PW性能も極めて高くなるため本当に厭らしい。


 二段攻撃はほぼ価値がありませんが、無いよりはマシかもしれない程度に何かあるかもしれないですね。



・《イゼットの魔除け》
:《呪文貫き》《死亡》《入念な研究》と、かなり其々が強力な能力を持っています。
《突然の衰微》《クローサの掌握》から身を護る事こそできないのですが、それでもそれ以外からは身を守るのにカウンターの不足が有るわけでもない。そして単純にカウンターと言う能力そのものが実に強力。これが刻印された状況で立っている時点で相手の非生物スペルは+(2)マナが要求されるためManadenial戦略として相手に対して抑止力/テンポ合戦を掛ける事が出来る。

 そして小型除去の使い回しもでき、アドの消耗無しでルーターが出来るためハンドの調達にかなり役に立つ。ハンドの充実だけでなくScMで墓地利用まで出来るため隙が無い。

 フィニッシャーにも出来ないですし、自分への恩恵は多少弱いですが、盤面への干渉力・スペルへの抑止力と言う意味で最も完成度が高く受け幅が広い。UR Cotnrlを組むのなら是非運用していきたいレベルですね。
 因みに《ラル・ザレック》は[+1]でパーマネントをアンタップできるためセプターが更に便利になります。[-7]も然り。色も合うため中々便利。URは他にも《火+氷》も有るのでセプターの刻印先には困りませんね。



 この2つはMidrangeやControlで単体でも十分に強力で、それぞれの能力が強力で、それが使い回す事が出来るのは素晴らしい。その上自分を護る事が出来るよう能力を持っているので自分のリスクを抑える事も出来ます。最低でも2枚キャストさせればアドロスは無くなりますしね。



・《ディミーアの魔除け》
:《被覆》《虫つぶし》「山札破壊」の3種類を選べますが、前2つがそこそこに使い勝手が良く、これだけでもControl札として価値が見い出せなくもない。後はこの「山札破壊」が使える部類ならそのままキーカードとして成立するはず。

 と言う事でライブラリーアウトを勝利手段とするUB Controlに入れてみるのも面白い筈。毎ターン2枚破壊した上に一番不要な札を引かせる事が出来るという点で《石臼》の上位交換のような扱いになりますね。
 またこの不要牌を引かせる効果を使う事で、他のモードの《被覆》や《虫つぶし》で対処できる札に限定させやすい。
 同じ様な方針でデッキの核となれる《悪夢の織り手、アショク》を絡ませる事でLO速度も上がる上に、[-X]で奪うことが出来る生物を狙い撃ちする事も出来るかもしれません。色的には《ネファリアの溺墓》も有りますが、マナが掛らない分アショクの方が余裕が有りますね。

 《被覆》が《払拭》だったなら自分を護る事も出来たはずですが、まぁUBと言う色から置き物を護るのに苦労するという事は無いでしょうし、寧ろ特定のComboに非常に良い威力を発揮するはず。


 因みにUBなら《対抗突風》も中々に素敵。
これも同じく刻印できる可能性のあるカードとして挙げる事が出来ます。刻印する事で劣化エラヨウの様な感じになりますね。非生物限定とはいえ確定カウンターです。
 その上2点本体火力まで付くため、Eternalでは地味に威力が有ります。LO戦術とは合わないのが残念ですが、こちらはその場合《忍び寄るタール坑》を使う様なダメージ型のUB Controlで使えそうです。



・《アゾリウスの魔除け》
:除去としては圧倒的に不足していますが、戦闘生物をTopにバウンスするため実質的にテンポアドと共に、相手のドローを失わせるカードアドも獲得している事になります。
また特にする事が無い場合にも使えるドローが有るのも便利。

 他のカードほどの威力は有りませんがまぁまぁの出来です。
それでも《火+氷》より上か?と言われると難しいですが、別の強みがあるとは言えそうです。



・《進化の魔除け》
: 《ジャンプ》《死者再生》《他勢》と各1マナ相当のスペルで極めて効果は小さいのですが、それでも運用の幅は中々に広い。
最序盤マナが足りない時は《他勢》でマナを調達。セプターは上述のように最低一度の運用が基本となる以上4マナはしっかり揃えたい。その事を思うと土地をしっかり調達できる能力は有難い。ただその場合は明らかに最序盤の土地調整用であり、刻印用とは言えない。それでもGのMidrangeとなると大体BigMana系になるので土地を伸ばせる事はそれだけでも十分な効果が有ります。
 また《死者再生》を用いることでCip生物の回収も出来る。アドアドと言う訳です。どの道、Gなら生物デッキになるのでこの効果も十分に活用できます。単純にそれらがブロッカーになり余裕がある時はアタッカーにもなれるはず。そしてクロッカーにする際に回避能力を付けるのも役に立ちます。

 小さい効果の物ばかりですが、繰り返し使えれば非常に安定したデッキ運用が出来るようになっています。
Gには《クルフィックスの狩猟者》や《永遠の証人》など中~低速向きの生物もいるためその様に構築する事も出来ます。特に証人は序盤に使ったスペルを回収する事で刻印札を調達できるため重要ですね。



・《突然の衰微》
:ご存じ万能除去。
万能故に効果対象が広く、使う側にとっては毎度どれに使うべきか厳選して使っていたわけですが、セプターで刻印する事で、文字通り相手の陣地を灰塵にきす事が出来ます。《裏切り者グリッサ》を入れておくとAtfも回収しやすいので、使い回しもしやすくなりますね。
 ただまぁ、これが無くともBG系はフェアデッキには強い構築が出来ますし、これが効かない相手には元から弱いので、一々セプターを挟む必要が有るのかどうかは怪しいですね。



・《遠隔+不在》
:分割スペルは、片方が2マナ以下なら刻印する事で両方とも2マナでキャスト出来るようになります。
なのでバウンスでテンポを稼いだり、布告をしたり自由に出来ます。

 ついでに単体で使った場合でも「融合」でアドを稼ぐ事も出来るので中々にKPも高いですね。只どちらも生物にしか干渉できないのは残念ですね。



・《アタルカの命令》
・《急報》
:Nayaカラーの組み合わせ前提ですが、この組み合わせも面白い。
《急報》は以前から刻印候補に挙がる優秀なスペルで1度のキャストだけでアドも回収出来ますし、単純に重ねると凄まじく強い。

 そして重要なのが《アタルカの命令》。
「土地を出す」能力がある為、土地4枚を引く事が前提となりますが、上手くいえば3t目に4マナ目をセットしセプターキャスト→起動までの流れが採れます。重い挙動が欠点だったセプターの難点を多少カバーできますね。
 同時に「全体強化」が出来るため、《急報》の打撃力を引き上げる事が出来ます。3点火力と合わせてダメージクロックとしてもこれ自体が役に立つので刻印しても問題ありません。

 どちらを刻印しても効果が高く、両者が威力を底上げできますね。


 Nayaカラーとしてはちょっと変わったMidrangeが組めそうです。




 とまぁ、こんな感じです。
他にも探せばいろいろと面白いのが有るかもしれません。
しかし探してみるとやはりKPの高い物が多く、使い回せるとかなりの威力を発揮しそうな物ばかり。
十分デッキ構築も出来そうです。
こうやって昔のカードを発掘して見て今のカードと合わせてみると新たな魅力を引き出せるという事ですね。



昨日の晩御飯後からお腹痛いです。
真偽は不明ですが、青魚が当たった模様・・・。
レガシー)TheRockの2015年現在形を図る
レガシー)TheRockの2015年現在形を図る
レガシー)TheRockの2015年現在形を図る
皆さん、こんばんは。しもべです。


 過ぎゆく夏。
我らが中京大中京も劇的な幕切れで終わり、良い試合には違いないのですが、応援する学校が消えるのは寂しい物です。
てゆーか再三得点圏を埋めながら、最後まで得点できない打撃陣の問題ですがね・・・。


 さて、前回のエントリーでも書きましたが、TheRockの2015年現在形を図るべく妄想中です。

 現環境ではTier1が入れ替わり、主に
・Omni-Tell
・Miracles
・Grixis Tempo/Control
と言うのが考えられます。
それに加えてANT・Elves・D&T・LandsにRUG Delverなど。
またBUGが減少し、総計的にPWの枚数も激減しました。
生物は探査生物が僅かにいますが、主なメイン層は《若き紅蓮術士/YPM》《僧院の導師》等になるはず。
それらの現状を考えるとかなりカードの採用基準が変わってきています。


・《破滅的な行為》
:とりあえずメインテーマであった《破滅的な行為》は有用性が上がっているため継続。
相変わらず盤面支配力は高い、何より相手の展開を抑制でき時間を稼げるのでデッキにおける価値も高い。YPMだろうが導師だろうが関係無し。



・《突然な衰微》
:Tempoは居てもDelver・タルモは減少し、YPM+探査生物が増えたため少々威力が減衰。特にYPMはどうしようもない。
PW数も減少。LotVも大して居ない。
 ただし探査生物は数が少ないし、Delverは数が減っても必ず環境に一定数以上はいます。そしてMiraclesがある為《相殺》コンボから抜け出す事を考えるとやはり一定以上は欲しい。



・生物
:《突然の衰微》の現象は有りますが、最初から大して影響が無いのでスルー。これで除去できる範囲の生物は最初から除去耐性を期待していないので。
但し、装備品の安定性だけは多少上がったと思います。個人的にはSfMパッケージは好きではないですが、再び選択肢として考慮しています。

 それよりも、環境の主力除去が《稲妻》《剣を鍬に》である事と、LotVの減少及びYPM・導師の増加が重要。
面展開のお陰で地上生物が役に立たないのでアタッカーとして期待できない。
ここら辺がかなり重要。

 Deed型に集中するのなら《包囲サイ》や《黄金牙、タシグル》もアリですが、正直メインアタッカーにするのなら、それでもコイツらでは限界が有るので、サポート札が必要。一応、犀はサイズはあるしトランプルも有効な為、装備品を使わないならこのままでもそこそこ。

 LotVが減ったお陰で除去耐性持ちのファッティが役に立ちやすい環境にはなったはず。速度さえ補えるのなら《最後のトロール、スラーン》《ヴィズコーパの血男爵》もアリですが、結局《終末》を躱せないためMiraclesには微妙・・・。

 Miraclesが多いなら2枚程度ミシュランを入れるのもアリですが、PWも衰微も減っている事だし、以前より価値は下がりましたね。


 地上アタッカーが役に立たないためフライヤーへの転換が重要。Miraclesの事を考えると《未練ある魂》が最も安定しているかもしれません。ついでにセラピーの運用も出来るので対Combo面でも多少の大勢を付ける事は出来ます。
 ただし、自分でも採れるTokens対策やスィーパーにすべて引っ掛かるので、環境的な体制は合っても、サイド後の事を考えると少々不安です・・・。



・《ヴェールのリリアナ/LotV》
:YPM・導師にDTTとフェアデッキに効果が薄いのが辛いですね。
Miraclesへの威力もサイド後にケラノスや導師を入れられると辛い。SnT系にはそこそこですが、変わらずそこそこ。所詮そこそこ。
正直元々デッキ的な相性も良くないのであまり意味が無い。

 面展開用のスィーパーや《仕組まれた疫病》を考えていますが、同時にファッティ対策をそれぞれ考える必要が有りますね。


-スィーパー
:小型用対策にはメインから入れる事が出来る《梅澤の十手》が有用ながら、Elvesには少々遅いし、導師には今一つ決定力が無いのが辛い。
それでも《稲妻》系が多いなら単純にライフゲインも強いし、効果も強力な為よく考えたい。

 小型対策兼部族対策なら、やっぱり《仕組まれた疫病》の効果が高いです。YPM・導師にも有効。


-ファッティ対策
:もうそもそもLotVの減枠のまま続投で良い気もしてきます。他に有用なのが《悪魔の布告》ぐらいしかないので・・・。
いっその事《謙虚》でも良いのですが・・・。



・《クァーサルの群れ魔道士/QPM》
:置き物が増加しているため、GSZ型云々に関わらず1~2枚挿しをしていくのは十分アリと言えます。


・《潮の虚ろの漕ぎ手》
:役に立たないハンデス系の中では熊付なので対Comboにはマシな方。墓地にカードを溜めない点も良し。
一応、その系統を意識するのなら十分有効なようなのでメインからの採用も有り。
と言う事で一考の価値あり。



こんなところです。


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