新セットのカードがリークされたそうです。

効果は(1)(W)Insで
・ターン終了時まで対象の生物に破壊不能付与
・タフネス4以上の生物破壊
から1つ選ぶ。
との事。
攻防選択型のスペルでチャームの亜種の様な物ですかね。地味に除去耐性と除去の選択肢を持つスペルってチャームでもあまり見られない貴重で腐りにくい強力なカードなので期待できますね。

特に今は以前の環境程ではありませんが、Midrange系が採用できるような生物ボムが多いので結構有用に使えると思います。Midrangeでも使えますが、どちらかと言うとそれらに対抗手段が少なかったWeenieや高速Beatdown向けですね。既に言われていますがUWヒロイックの様なAuraを多用するデッキや《カマキリの乗り手》《ゴブリンの熟練煽動者》の様な強力ながらも小型で除去耐性の低い生物を使うデッキでは特に活躍できそうですね。



 ところでMtGWikiのLegacyのJundがジャンドコントロールで載っているんですが、あれってControlでしたっけ? まぁ最近は《罰する火》コンボを常用しているのでコントロール要素も多分に含んでいますが・・・。
違和感が・・・。


レガシー)今週のSCGの結果 生まれ変わったSCG
レガシー)今週のSCGの結果 生まれ変わったSCG
レガシー)今週のSCGの結果 生まれ変わったSCG
 皆さんこんにちは。
ここの所1週間ごとに寒さが増していると様で、冬の深まりを感じます。
寒い・・・。
余りの寒さとやる気の無さに危うく選挙サボるところでしたよ・・・。


 さて、今週もSCGが開催されたので早速見ていきたいのですが、タイトルにもある通りSCGの大会のシステム自体が今回のSeattleから変更されました。Openはその大会に付きStd/Legacy/Modernの中から1つが2にかけて行われるようになりました。これまでの様に毎都市ごとに3つ併催されてはいないので、そこは悪しからず。が、代わりにSCG Premier Invitational Qualifierというイベントが2日目に併催されるため、Openで採用されなかったフォーマットはこちらで開かれる事になるでしょう。
OpenもPrenier IQもそれぞれどれ程の規模になるのか今のところ不明なのでこれまでOpen規模の結果/成果とはまた別の物になる認識が必要ですね。今週はOpenはStdでしたのでLegacyはIQの方だけです。が、Invititonalも併催さてましたので同時に見ていこうかと思います。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/121214_seattle.html

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?t%5BT2%5D=3&event_ID=21&feedin=&start_date=12%2F12%2F2014&end_date=12%2F14%2F2014&city=Seattle&state=WA&country=&start=1&finish=8&exp=&p_first=&p_last=&simple_card_name%5B1%5D=&simple_card_name%5B2%5D=&simple_card_name%5B3%5D=&simple_card_name%5B4%5D=&simple_card_name%5B5%5D=&w_perc=0&g_perc=0&r_perc=0&b_perc=0&u_perc=0&a_perc=0&comparison%5B1%5D=%3E%3D&card_qty%5B1%5D=1&card_name%5B1%5D=&comparison%5B2%5D=%3E%3D&card_qty%5B2%5D=1&card_na

 まずはInvititonalのリストです。
優勝はDylan Donegan氏のUR Delverです。

Top8(上から順に1位→8位)
UR Delver
UR Delver
ANT
ANT
Jeskai Ascendancy Combo
ANT
Miracles
Jeskai StoneBlade

 です。
今回のInvititonalでもやはりU勢が最大勢力。その中で環境のTopメタのUR Delverが優勝と言う実に判り易い結果です。が、その部分こそ一緒なものの、Tempoだけでなく半分がComboデッキと言う結果である事がInvititonalに置いては驚きの結果です。特にこれまでは精々SnTやReanimatorが1~2居るぐらいでしたが、ANTが3名もいる遠いう事が驚きで、それ以上のそれ程の数の方がStorm系Comboを選択している事にも驚きを隠せません。これはUR Delverを一とした現在のTempo系が明らかにStromデッキへの耐性が脆くなっている置いう事の証左でしょうね。ただ、それでも勝利するのがUR Delverが現在のTier1足る理由なのでしょうね。


 ここからは気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=77485
1位、Dylan Donegan氏のUR Delverです。

 今回の大会の優勝したリストですが、SCG Open Portlandの2位David Stroud氏のtB型を調整した形です。
メインは《Chain Lightning》2枚、《二股の稲妻》2枚から《紅蓮破》1枚、《二股の稲妻》3枚に調整されています。対小型に合わせた調整になっていてミラーを意識しているんでしょうかね。そしてその分がサイドに移行しており《四肢切断》が採られています。これによりサイズのある生物にも対処できます。特にここの所RUG Delverもいたので対《タルモゴイフ》を見据えれば重要な所になったかもしれませんね。同時に《僧院の速槍》は苦手であったためこれを除去しやすくなったのもっポイントですかね。
 《陰謀団式療法》は2枚から4枚に増量されています。
単純に《若き紅蓮術士/YPM》との使い勝手が良い上に、対Comboを見据えるのなら増量もやむを得ない事かもしれませんね。同時に《外科的摘出》も入っておりその対策に拍車をかけています。墓地HateにもなりますしYPMのトリガーにもなる市で中々に便利ですよね。

 代わりにAtf破壊を《粉々》1枚しか取れていないので、デッキの癌たる《虚空の杯》をおかれた場合が相当に苦しくなるでしょうね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=77486
5位、Sam Black氏のJeskai Ascendancy Comboです。

 先回、Brad Nelson氏が使用した事で話題を生んだ《ジェスカイの隆盛》Comboですが、Black氏はそこから更に大きな変化を遂げています。Brad氏のデッキはStd/Modernでも使われている様な隆盛以外の勝ち筋を用意する事でデッキの安定性を図っていました。それがYPMであり呪文連打の形はどのみちデッキにはマッチしていましたからね。が、Sam氏のリストからはそれらが抜け落ち再びModernで見られたようなCombo特化の形になっています。但し特化と言ってもModernの5cではなく3cなのは同じですね。

 リストは0マナでキャストできる物を増やして隆盛の起こす手段を増やすようにしています。キャントリップの枚数も探査ドローの枚数も共に増量されているため、デッキの回転率が上がっています。また《水連の花びら》《金属モックス》のマナ加速を用意し初速を挙げ、中盤以降はマナソースになるようになっています。その分土地の枚数は切り詰められていますね。
 除去兼勝ち手段の一つとして入れていた《稲妻》は抜け落ち、代わりに《はらわた撃ち》が入っています。これも前述の通りですね。回転率重視で、最序盤の生物こそ処理するものの、それ以上には期待しないという事でしょうね。

 また、面白いのが隆盛で起こす第2のターゲットとして3c型では《フェアリーの集会場》を用いる事が一般的でしたが、それを《風のゼンディコン》に置き換えています。《不毛の大地》は喰らわないように調整も出来ますし、タップインランドを使わなくても良い、そしてこれ自体も隆盛のトリガーになっています。


 サイドはメインが特化している分、Hate札で溢れていて、Modern型のそれの様にControlに移行するのかもしれませんね。流石Sam Blackとでもいうような大きな改造が施されていてみていて楽しいですね。因みにSam BalckはStdでもUW英雄から変化したかのようなWR Auraデッキを使っています。



http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_artificers_intuition.html
69位、Greg Hatch氏のSensei-Senseiです。
今週のDechTech(Deck Tech: Artificer’s Intuition with Greg Hatch;http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_artificers_intuition.html)です。

 古のSensei-SenseiのLegacy仕様になっています。
一応の概要としては《覚醒の兜》→《師範の占い独楽》×2でグルグル→適当なStormスペルで〆と言うデッキ。が、KTKにて《群の壇上》が登場した事でフィニッシュ以外に役に立たず、デッキの不純物になりがちなStormスペルを抜けるという事で一部では思索されていたようです。実は電波収集家たるわたしも先々週ぐらいに形にしたばかりですww
ただ、それとは結構異なっているようですね。

 まず2種目の兜を私は《エーテリウムの彫刻家》にしたのですが、Greg氏は《昨日の首飾り》にしているようです。(1)マナで置ける点が良かったのでしょうか?そしてこれは私も考えていた要素の一つだったのですが《工匠の直感》を利用しています。これにより首飾りの条件たる「同名のカードを墓地に置く」事を満たしつつ同じカードを0マナで運用する事が出来ます。また12枚の土地を全てAtf/Landにする事でこれの燃料にしてもいますね。初動が鍵のデッキでもあるので《血清の粉末》も入っていますが、それも薪に出来ますね。
 檀上型の利点はコストの軽減さえ出来れば独楽が無くても《彩色の星》等でマナロス無しにどんどんデッキを掘り進みながら場にパーマネントを提供できるため、その行為自体が勝ち手段になるという事ですね。だからこそここまでほぞに拘っているのでしょう。ただ《ライオンの瞳のダイアモンド/LED》は何に使うのでしょうかね?軽減しなくてもマナを生み出して強引に置物を利用しようという事でしょうか?

 《回収するタイタン》は私は初めて見ますね。本家同様強襲するプランなのでしょうか?
しかしそれならサイドからでも良いように思いますが、メインから入れる理由はあるのでしょうかね?能動的にコスト無しでAtfを墓地に置くためでしょうかね?

 と言う事で動画を見てみると解説してくれていました。
《工匠の直感》の起動にスタックでLEDをスタックする事で実質ハンド/マナの損失無しにハンドにカードを持ってこれるという事の様です。またタイタンはLEDで捨てながら同時に捨てられるAtfで肥えた墓地を使ってハンドに回収、LEDのマナを使って場に出すという動きをするようです。





 で、次にIQの結果です。
ペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?t%5BT2%5D=3&event_ID=45&feedin=&start_date=12%2F14%2F2014&end_date=12%2F14%2F2014&city=Seattle&state=&country=&start=1&finish=16&exp=&p_first=&p_last=&simple_card_name%5B1%5D=&simple_card_name%5B2%5D=&simple_card_name%5B3%5D=&simple_card_name%5B4%5D=&simple_card_name%5B5%5D=&w_perc=0&g_perc=0&r_perc=0&b_perc=0&u_perc=0&a_perc=0&comparison%5B1%5D=%3E%3D&card_qty%5B1%5D=1&card_name%5B1%5D=&comparison%5B2%5D=%3E%3D&card_qty%5B2%5D=1&card_nam

 優勝はJoe Bass氏のMiraclesです。

以下Top16(1位→9位→16位)
Miracles
Grixis Painter
Maverick
Lands
ANT
UR Delver
Omni-Tell
Elves
-----------------
Goblins
Jeskai Stoneblade
Miracles
BUG 続唱
ANT
Esper SfM
RUG Delver
Miracles

 です。
今回は非常に様々なデッキが入り乱れる結果となりました。前回はTempo系が溢れている状況だったので、それに強いフェアデッキや部族デッキが増えていますが、今度はそれらを食おうとするようなComboやMiraclesの様なデッキ魔で一緒に入ってきています。結果かなりバランスの良い分布になっている状況ですね。敢えて言うならファッティComboがいないぐらいですかね。やはりこちらでもStromがおり着実に数を増やしている状況です。
 もう一つ気になったのが、相殺コンボを積んだデッキが非常に多くなってきているという事です。以前までならそれこそ、Miracles程度にしか採用されていなかったものが他のデッキでも見られるようになっています。JeskaiはInvititonalとIQのりゃ者ともがそうですし、14位のEsperにしてもそうです。U系のTempoは回帰したRUGを除いてはURに対抗するControl要素を身がk道に進んでいるようです。また2位のPatiterもわざわざUを足している理由の一つでしょう。これにはやはりURやそれに伴うStormのような軽量スペル連打デッキの増加と、そして《突然の衰微》が環境から激減した事が関係しているのではないでしょうか?



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=77581
1位、Joe Bass氏のMiraclesです。

 Miracles大好きJoe氏は久々にSCGで名前を見た気がします。
フィニッシュ手段である《天使への願い》は完全にオミットされ、代わりに《石鍛冶の神秘家》戦略をメインから取っています。またサイドにはそれぞれ増量枠まで用意してあるので、この方針を軸として帰る事は無いのが判ります。SfMは兎も角バターの2枚目は珍しいですね。また《血染めの月》をサイドに採ってあるので、それに備えて基本土地を6枚も入れています。
 また追加のカウンターに《呪文嵌め》を採っていますね。
環境に溢れるYPMやその対策でこれまた数の多いCotV、そしてミラーでも考えられるSfM用と何かと用途が多いので軽く挿しておくと便利でしょうね。このデッキには特に《瞬唱の魔道士》も入っていますし。
 
 サイドは《電謀》や《イゼットの静電術師》では駄目なんでしょうかね?
生物群が悉く《紅蓮地獄》にかかってしまいますが・・・。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=77582
3位、Shawn Yu氏のMaverickです。

 前回1位を取ったMaverickが今回も好調の様です。
が、このデッキ・・・なんと《聖遺の騎士/KotR》がありません。デッキの魂なのに・・・。
代わりに入っているのが《雨ざらしの旅人》です。僅か1マナで場に出せる点が利点ですね。相手の土地枚数が条件となりますが《森を護る者》《スクリブのレインジャー》を入れる事で能動的に使用しやすくなっています。どの道《スレイベンの守護者、サリア》の影響で勝手に相手は土地を伸ばそうとしますし、現在はTempo系でも《宝船の巡航》の影響で比較的素直に土地を伸ばしてくれるので見た目より起動はしやすいのかもしれません。サイズは貧弱ですが、《ルーンの母》+《森を護る者》の6枚体制なので生物保護もばっちりです。KotRはサイズこそ優位性がありますが、YPMの影響でチャンプブロックされる機会が増えた事とファッティ系Comboの減少で《輪作》の力が薄れたことが影響しているのかもしれません。

 またこのデッキでは同じくデッキの根幹をなす《緑の太陽の頂点/GSZ》が入っていません。
恐らくKotRが抜けた事でG生物の数が減少し、代わりにCMCが統一しやすくなって事が関係しているのでしょう。
しかし、もこれMaverickとは別物は気がします・・・。

 《スクリブのレインジャー》が2枚である理由はなんでしょうね?
1枚だと引けないからでしょうか?DoSを止めれる事は確かにメリットですがUの生物が蔓延しているわけでもないですし、2枚目が欲しいカードでもないですし・・・。やはり旅人を起動しやすくするためでしょうかね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=77596
7位、Andrew Johnson氏のOmni-Tellです。

 《封じ込める僧侶》の登場以降Snt税の受け皿となり中心となりつつある《全知》型SnT。またKTKにて《時を超えた探索》を手に入れた事でデッキ内から《無限への突入》が省かれるという変化が起こりより安定してコンボを決められるようになりました。デッキの構築パーツも周囲の環境の変化も大きくしたデッキですね。

 しかしAndrew氏は《ドリーム・ホール》と《無限への突入》をそれぞれ1枚入れており、瞬殺力と言う点も残しているようです。特徴的なのはtBがされておりメインに《強迫》を4枚採っている事ですね。対妨害を想定する場合はカウンターの増量が一般的なのですが敢えて色を足しています。詳しい事は判りませんが環境に満ちる《紅蓮破》を問題にしないカードが欲しかったのではないでしょうかね?結果として2マナランドは《裏切り者の都》だけになっているので初動の爆発力は失われてしまっていますが、代わりにコンボ移行時には安定性を得る事が出来るようです。使っているのも《ギタクシア派の調査》の枠なのでそれ程重要なものは失われていませんしね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=77605
12位、Daniell Baker氏のBUG 続唱です。

 《破滅的な行為》を入れるようなデッキで中速Beatdownから中速Control職を強くしているような形ですね。しかしそんな事はどうでも良くて気になるのはただ一点、1枚挿しの《最後のトロール、スラーン》。
なにゆえ?



 こんなところです。
今回は2つ分も有って大変でした。推敲する気も起らない・・・。

 しかし、今の環境はUR Delverは強いのは事実ですが隙も多く脆いデッキなので本当にいろんな種類の出来が現れますね。
健全とは口が裂けても言えない状況ですが、2~3種類のデッキしかいないようなかつてに比べたらずいぶんマシなように思います。もっと色々な形/デッキが増えると良いですね。

 さて、今回はここまで、です。
お付き合いいただけた方には感謝申し上げますm(_ _)m
この文章がお役に立てば幸いです。





非MTG)スパロボZ3天獄篇 発表!
非MTG)スパロボZ3天獄篇 発表!
非MTG)スパロボZ3天獄篇 発表!
皆さん、こんにちは。
しもべです。


 昨日、タイトルにある通り
「第3次スーパーロボット大戦Z 天国篇」の4/2発売予定が発表されました。
PV:(https://www.youtube.com/watch?v=ri5nKaMiq30

今回の目玉は
・トップをねらえ2 の参入
・翠星のガルガンティアの参入
でしょう。

他には
・火から炎になるガンバスター
・レーヴァティンの参入
・UCガンダムの後半
・劇場版ガンダム00
等各作品の後編部分が解禁されます。
またZ1より
ダイターン3、ザンボット3、ガンダムX、∀ガンダム、アクエリオンが再登場します。
逆に、グラヴィオン、ゴッドシグマ、バルディオス、キングゲイナー、エウレカセブンは参戦は叶いませんでした。

 まぁ、いろいろ理由はあるのでしょうが。
とりあえず言いたいのは何故ガルガンティア??
確かに好きな作品ではあるのですが、アレをロボット物の範疇に含んでいいのかかなり疑問です。なんせ最初と最後の数話しか戦闘していませんしね。「未来少年コナン」「ふしぎの海のナディア(でしたっけ?)」とかの範疇の作品。それならVVVやマジェスティックプリンスを参入させてほしかった・・・。マジェプリは同時期の話の中では最も王道のロボット物をしていましたし、VVVはその余りの主人公の不遇ぶりからSeedDestinyのシンの様にスパロボによる救済措置を望む声も多かった作品。しかもどちらも戦闘モーションがカッコいい。その上どちらもチーム編成の機体郡なので部隊を作るスパロボZ向きなのですが・・・。宇宙クジラ(ヒディアーズ)とか言う意思なき敵よりもよほど意味のある敵役も用意できるのですが・・・。
 まぁ、これらは、各作品で世界観が存在しているため、Zシリーズの後半に後からその世界観を輸入するのが難しかったのかもしれませんね。今後のスパロボ作品に期待。

 ただそれならやはり、エウレカセブンAOを参戦させてくれればよかったのでは?これをスルーする理由有るんですか?EVOLとか言う不人気作品出しておいてこちらを出さないのは納得がいかない・・・。


 まぁ、なんにせよ続報が楽しみですが。



 P.S.
シリーズでは無くてAとかの様な単品作品をそろそろ出してほしいですね。
上で言ったVVVやマジェプリとかも参戦させてほしい。いい加減ヴァンドレッド出せよとか、Z仕様の勇者王が見たいとか願望も。キャプテンアースやアルドノアゼロ、Gレキンコスタなども期待できますね。クロスアンジェとアルジェボルンはどうだろうか・・・。
 ただ、今のスパロボは開発にお金がかかり過ぎますし単品でアニメの使いきりは難しいので、現実的ではないですね~。HD化で余計にお金事情が苦しいでしょうし。連作にして少しでも費用を抑えたいでしょうし。
レガシー)Sdmatt氏のThe Rock新作
レガシー)Sdmatt氏のThe Rock新作
レガシー)Sdmatt氏のThe Rock新作
TheSource The Rock板の大御所[Sdmatt]氏が現在使っているリストを挙げていました。
こちら↓
4 Deathrite Shaman
3 Tarmogoyf
4 Stoneforge Mystic
3 Lingering Souls
2 Siege Rhino

3 Thoughtseize
3 Cabal Therapy
1 Green Sun’s Zenith
3 Swords to Plowshares
4 Abrupt Decay

1 Umezawa’s Jitte
1 Sword of Fire and Ice
1 Sword of Feast and Famine
3 Sylvan Library
2 Phyrexian Arena

3 Bayou
2 Savannah
2 Scrubland
2 Swamp
1 Forest
1 Plains
1 Dryad Arbor
3 Wasteland
4 Verdant Catacombs
2 Marsh Flats
2 Windswept Heath

SB: 3 Gaddock Teeg
SB: 2 Carpet of Flowers
SB: 2 Pithing Needle
SB: 2 Krosan Grip
SB: 1 Scavenging Ooze
SB: 1 Absolute Law
SB: 2 Zealous Persecution
SB: 2 Engineered Explosives

http://www.mtgthesource.com/forums/showthread.php?19432-Deck-The-Rock/page329

結構な部分が現在構想中の形に似ているのでメモも兼ねて挙げておきます。

一緒に構築上の考えとかも載っていて結構共感が出来る部分が多い。まぁ、だからこそリストも似通ってくるのでしょうが。
 ただ、やはりそれでも異なる部分も結構あります。
特に私はPWやスィーパーも考えているので、この形はBeatControlになりますが、氏は準Midrangeの様な形ですからね。
まぁでもやはり形になっている物があると嬉しい。

ただ他の部分は許容できても《漁る軟泥》が無いのは理解できませんわ・・・。


レガシー)今週のSCGの結果 ジェスカイの隆盛しました。
レガシー)今週のSCGの結果 ジェスカイの隆盛しました。
レガシー)今週のSCGの結果 ジェスカイの隆盛しました。
皆さん、こんばんは。しもべです。


 今日を少しだけ温かくなった名古屋。このぐらいでいてくれると楽なのですが・・・。


 さて、今週もSCG Open Legacyの結果を見ていきましょう。
今週はPortlandにて開催されました。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/061214_portland.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=12/07/2014&end_date=12/07/2014&start=1&finish=16&event_ID=20#nextweekend-tab


 今週の優勝はDavid McDarby氏のMaverickです。


以下Top16(上から順に1位→9位→16位)
Maverick
UR Delver
Burn
Elves
UR Delver
BUG 続唱
BUG Delver
RUG Delver
---------------------
Reanimator
Jeskai Stoneblade
Bant 続唱
RUG Delver
UR Delver
Jeskai Ascendancy Combo
Miracles
UG 12POST


 と言う結果です。
さて、先回はComboの大逆襲を受けて青息吐息だったTempo系ですが、今週は逆転しています。と言うより平常運航に戻った感じですね。まぁ、これもほぼいつも通りの流れです。普通は非Tempoのフェアデッキが間に入りがちですが、今のTempo系はそちらよりの妨害少な目デッキですので、まぁ段階を飛ばしても不思議はありません。
なんだかんだ言いながら今週の優勝はMaverickですしね。
 ただ、Tempo系が増えて数が戻ったのは同じなのですが、その中身が結構変わってきています。
相変わらずデッキパワーの高めなURが最勢力ですが、RUGやBUGの様な旧環境の対Comboに強いデッキが増えています。矢張り先週の影響でしょうね。こうしてメタは廻るという典型のような動きです。
特にRUG DelverはSultai型では無い形が先週から引き続いて選択されています。ただKPを追求するだけではないという事ですね。
ただ、Miraclesが連続で元気がなかったのは気懸かりですね。そんな中でも上位に入りつづけるJoe氏は凄まじい。



 さて、ここからは気になったデッキを個別に見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=77174
1位、David McDarby氏のMavericktBです。

 比較的SnTを一としたU系を使う印象の強いDavid氏が選択したのはMaverick。
現状ではDeath&Taxに立場を取って代られた感はありますが、RUG Delver全盛期に比較的Comboにも耐性がある上でフェアデッキを食おうとしていたのがこのMaverickです。現状のTempo環境ではそれが出てきても不思議では無い土壌ではあったのでしょうね。

 構築内容はtBをしたDark Maverickと呼ばれる形です。
サイド構成もそうですが、現状どうしてもメイン《剣を鍬に》4枚では除去が足りないので、tBをする必要が出てくるのでしょうね。もちろん《罰する火》のR型もありますが、対Comboを考えるとハンデスが欲しいのかもしれません。
 
 MaverickはtGをしたD&Tにも似ていますが、やはり似て非なる物。特に《聖遺の騎士/KotR》とマナ生物は大きな違いでしょうね。
KotRは嘗てほど不毛嵌めが強い環境ではありませんが、環境から《死儀礼のシャーマン/DrS》が激減した事で自分のサイズを維持しやすくなりました。同時に除去もRの激増の影響で火力が増えて、Bの減少により《ヴェールのリリアナ/LotV》《突然の衰微》が減った事でやはり生き残り易くなっています。なんだかんだ言いながらも《輪作》能力は強力ですしね。DrSはお見合いが減った事に加え、Tempo系がフェッチの枚数を増やした事を受けてマナ生物として使いやすくなっているはずです。当然火力除去には弱いのですが《電謀》で流される《貴族の教主》よりはマシで、生き残れば2点ゲインも大きいはず。
 生物は《迷宮の霊魂》2枚、《ガドック・ティーグ》2枚がHate枠で入っています。ディシナジーとかもう関係ないらしいですねww
よく判らないのは《石鍛冶の神秘家/SfM》パッケージ。
《殴打頭蓋》が入っていません。このデッキは《ルーンの母》が居る為保護はしやすくなっていますし、火力の事を考えるなら4/4絆魂はかなり有効だと思うのですが・・・何故不採用なんでしょうかね?

 サイドは実にD Maverickっぽい形です。
が《封じ込める僧侶》の存在が目につきますね。D&Tにも一部採用されていますが、このデッキはそれ以上に《緑の太陽の頂点/GSZ》に頼っているので、自分の首を更に絞めかねない気もしますが・・・。
《ブレンタンの炉の世話人》は単純なR対策でしょうが、恐らくこれを選んだのは1t目に出てくる《僧院の速槍》の速度を意識しての事ではないかと思います。同時に《発展の代価》や《火炎破》の様なボムに対する牽制ではないかと。《乱暴+転落》《電謀》等も防げますしね。


 今のままR系のTempo系がのさばっていくのならこのデッキも十分にチャンスはあると思いますが、どうでしょうね。




http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=77166
2位、David Stroud氏のUR Delverです。

 今回も最多入賞しており、一時の勢いは無くしたもののそれでも環境の紛う事なき最大勢力たるUR Delver。
リストは殆どが固定されているような状況ですが、その中でも結構僅かな枠によって違いが出ています。
David氏は火力枠を《Chain Lightning》2枚《二股の稲妻》2枚としており《紅蓮破》や《発展の代価》を積んでいません。オーソドックス近くバランスに優れている攻勢で、盤面に飛ばせる火力が多いため除去合戦でも有効な形です。

 サイドはその分対Comboを中心に組まれています。
3枚目の《墓掘りの檻》は必ずいるElvesやどちらかには当たる可能性の高いReanimator、SnTを意識すれば、妨害が減っている分再度では強調したいのかもしれません。また《硫黄の渦》が2枚と言うのも珍しいですね。同じく一定数いるMiraclesを考えれば確実なダメージソースは貴重です。
 そして、やはり最も目に付くのが《陰謀団式療法》ですね。主にGrixisで採用されている《若き紅蓮術士/YPM》+《ギタクシア派の調査》のシナジーをココで取り入れています。これで時間を稼ぐ事が出来ればその間に焼き切れるという事かもしれません。そのため土地には1枚《Undergroung Sea》が入っています。

 その土地枠ですが、アンシーも含め《Volcanic Island》4枚の計5枚を実存の土地としています。つまりよく見かける《山》《島》の基本地形採用をしていないという事です。中には3枚も基本地形を入れるデッキが有る中で、この形は環境から《不毛の大地》が減っている現状を考えての事でしょうね。
 とはいえ、今週の結果を見ると判りますが、RUG Delverを一とした旧来のManadenialを採った形も徐々に増えつつあるので、これがそのまま今後も使えるとは思えませんが・・・。




http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=77163
7位、Chris Fornace氏のBUG Delverです。

 括りとすればBUG Delverなのですが、かなり違います。
平たく言うと《タルモゴイフ》の代わりに《死の影》が入ってそれ用にチューンされています。
フェッチからのショックランド戦法用に実に3枚もショックランドが入っていますね。他にもライフを意図的に減らす事のできるスペルが多数存在しています。只重要なのはライフを払うかを選択できるところで、ゲイン用に《死儀礼のシャーマン》と《漁る軟泥》が入っていますね。ついでにこいつらで墓地掃除をします。
Rが非常に多い状況なのでほかっておいてもライフを相手が減らしてくれるので、そこは十分に注意が必要ですね。まぁ数発火力を撃ちこんでくれれば十分にサイズが保障されるはず。そこからは上手くライフをコントロールすれば焼けない上に本体にも届かないというライフ量を維持できます。
《死の影》はサイズはある物の、回避能力が無い点が残念なので、そこを補うために除去も相応に採られています。特にメインの《ゴルガリの魔除け》は対小型を並ばれやすい環境なのでかなり有用なはず。どうせなら《毒の濁流》をメインに1枚添えても良いようにも思えますが・・・。
 また、《死の影》は当然ですが墓地に依存しないため、サイド後墓地掃除で戦力を減らす心配もありません。そしてそれ以上に《宝船の巡航》等の探査ドローを積極的に運用できます。まぁ、このデッキの場合は《森の知恵》が実質3枚目になっているようですが。
 Manadenial戦略を採らないのは何故なのでしょうね?
せっかく土地基盤への負担が減っているのですが・・・。まぁ《死の影》事態最初期に出すカードではないためですかね・・・。嵌めても意味が無いのかもしれません。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=77164
16位、Jeremy Garfinkel氏のUG 12POSTです。

 ファッティ系Comboはやはり落ち目ですが、ある意味このデッキはメタに合ってはいるのではないでしょうかね?
最も影響している《封じ込める僧侶》の存在に関与されないハードキャストを行うデッキで、その上《不毛の大地》は少なめです。《血染めの月》もいる事はいますが大多数ではありません。《Karakas》《ヴェールのリリアナ》も少ない。
ファッティを使うならこのデッキが一番安定しているようにも思えますが・・・。
というか、今の環境サイズなら《原初のタイタン》1体で十分踏みつぶせるような気もします。

 探査ドローも採用されていますが《宝船の巡航》です。《時を超えた探索》の方が効果としては遥かにデッキにマッチしているように思えますが・・・、やはり(U)(U)のダブルシンボルが苦しいのでしょうかね?
と言うかこのデッキ、探査を行う程、墓地を肥やす能力が有るのでしょうかね・・・。
メインから《実物提示教育》も積んでいるので速度も十分ありそうなデッキに見えますが・・・。

 サイドに《テフェリーの反応》まで積んでいるところを見ると、減ってきたと言っても不安はあるのかもしれないですね。




http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_jeskai_ascendancy_co.html
Deck Tech: Jeskai Ascendancy Combo with Brad Nelson
14位、Brad Nelson氏のジェスカイの隆盛Comboです。今週のDeck Techにもなっています。

 MWCのModernで3名(?)の選手が使った3c《ジェスカイの隆盛》ComboのLegacyバージョンです。
[Rich Shay]氏ががMTGO上のLegacy Dailyで4-0していたそうなのですが、それを更に調整された形に見えますね。

 Modernと違いキャントリップに優れたLegacyと言う点がよく表れており《渦まく知識》《信仰無き物あさり》《思考掃き》《留意》《ギタクシア派の調査》と5種類合計15枚もの枚数が使われています。Rich氏が残したリストでは《思案》が使われていましたが、墓地を肥やせるカードに注目しているようですね。隆盛も含めれば墓地の枚数は瞬間的に膨れ上がるので《宝船の巡航》も簡単にアンリコになるでしょう。同時に《命運縫い》を落せれば実質2ドローレベルになります。勝ち筋をより多く得ることを考えるとアクセス力はこちらの方が上でしょうね。

 Modern版と異なり《若き紅蓮術士/YPM》と《稲妻》が足されていて、隆盛が無くとも勝てるようになっています。Brad氏はRich氏のリストから《稲妻》を2枚足して、より依存度を下げようとしていますね。
Rich氏のそれはModern版を引きずっており、中速Control的な側面もありましたが、こちらは再び速度を重視しCombo要素にも注力している形に纏っている用です。
 勝ち手段が足されているためか《フェアリーの集会場》は3枚から1枚に減らされています。Legacyには不毛の大地がありますし、矢張りタップインと言う点も嫌われているのでしょうね。

 正直Comboとして見れば速い部類では無いのですが、まぁ面白いですよね。
少なくともCombo要素に依存しない勝ち過ぎを持っているデッキと言う強みはあります。




 こんなところですか。
Comboを潰すようにTempoが増えた今週ですが、Maverickだけでなく続唱デッキも2つあるなど実はメタ的な周りはもう半歩~一歩先に進んでいるような状況です。とするとそれらを食うComboかもっとメタに寄せたTempoが増えることが予想されますが・・・。

 今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただけた方には感謝申し上げます。
ありがとうございましたm(_ _)m
この文章がお役に立てば幸いです。




つれづれ)残酷な根本原理と探査ドロー
つれづれ)残酷な根本原理と探査ドロー
つれづれ)残酷な根本原理と探査ドロー
皆さん、こんばんは。しもべです。


 とみに寒い12月のはじめ。流石に私も毛布を引っ張り出してきましたよ。
まさか名古屋で12月の第一週で雪が降るなんてなぁ・・・。これからどうなる事やら。

 何やら、モダマス2が出るそうな。
まぁ、前回はあれだけ騒がれながら結果的にボブやタルモの値段を上げてしまうだけと言う悲惨な結果に終わった物ですからね。今回はもう少し期待したい。Wotcがこの先も本気でModernを需要拡大/普及させるつもりなら、カードの再配布と言うのは避けようがない部分ですからね。てゆーかボブの新イラストの日本語版が欲しい・・・。とりあえず再録が決まっているエムラクールは既に値段が大暴騰しているので嬉しい限りですね。



 さて、色々なデッキを妄想しているしもべです。
新セットが出るたびに組んでいるデッキ等もアップデートしています。
それで今回は《残酷な根本原理》デッキだったのですが、まぁ普通にKTKの探査ドローを合わせてみようという事になったのです。
で、基本的に残酷Conはヘビーコントロールに属する類ですが、通せばほぼ勝ち核という点ではある意味Comboの様なフィニッシュブローを持っているデッキとも言えなくもない。
で、その手のデッキは殆んどが《時を越えた探索/DTT》を採用する事になります。デッキ内の札の上下が大きいためより必要牌を手にしやすい効果である上に、Insであるため隙を作りにくいためですね。事実他に試している方々はDTTを運用しているようです。
ただ、本当にそれがベストの構築なのか?と・・・。

 ご存じのとおりアルテマは(U)(U)(B)(B)(B)(R)(R)と言う鬼畜レベルのCMCと色拘束をしています。普通のデッキではまずキャストできないスペルです。それをキャストしようというのですから、かなりマナ基盤に負担がかかるのですが、とするのなら使うべきはDTTではなく巡航の方ではないのか?と思ったのです。
 《宝船の巡航》は普通はデッキ内の札の上下の少ない場合に獲得アド量を最大限まで生かせる為、金太郎飴的デッキの方が向いているといわれています。また、3枚も引けば大体土地が1枚程度入ってくるため、結果的に引けるのは実質2枚も同然だと。しかし、この土地を必要とするデッキである残酷Conならばこちらを優先するべきなのではないのか?
それにより土地を伸ばすことがデッキの優先度としてあるのではないのか?
そう考えているわけです。

 とはいえ、必要な時に必要なカードを引けないと役に立たないので、今構想として有るのは巡航2枚+DTT1枚のスプリットタイプです。探査ドローの4枚目がいけるようなら運用したいですが流石にそれは難しそうです。そこまでするなら《禁忌の錬金術》の様な少し重めな代わりに効果の高いカードを1枚使おうかと思います。


 どうでしょうね。






レガシー)FearieStompyと探査ドロー
レガシー)FearieStompyと探査ドロー
レガシー)FearieStompyと探査ドロー
皆さん、こんばんは。しもべです。


 前回BのStompyについて書いた時にFearieStompyの話も出たので少し考えてみました。
その時に、以前から気になっていた部分があったのです。

 KTK以降環境に濃い影響を与え続ける2種類の探査ドロー《宝船の巡航》《時を超えた探索》。
ドロースペルとしてFearieStompyにも影響を及ぼす可能性もあると言えます
効力は証明済み。
但し問題があります。
両方共が探査が前提な当然の事実なのです。

 FearieStompyは他のUとは異なり基本的には置物が優先して扱われる、性質上キャントリップの連打も難しい。
故に非常に墓地が溜まりにくいのです。
とは言え、出来ない事も無いので一応考えてみました。


・《宝船の巡航》
:こちらは(7)(U)なので2マナランドを非常に安定してマナとして宛がう事が出来ます。
そのため意外とキャスト自体は可能と思われますね。置物中心であるためSocの挙動が問題になるシーンも少ないでしょう。
 ただ、このデッキは全体的に小さく纏った金太郎飴デッキでは無く、ComboやControlに近いデッキ内札のパワーの上下が激しいデッキなので3枚ドローが全てゴミと言う事も在り得る・・・。
それを考えるとそこまで無理して使う程の物でもないように思いますが・・・。
そしてそれ程墓地を肥やせないのならハッキリ言って《集中》で十分なのでは?とも思われてしまいますね。


・《時を超えた探索/DTT》
:対してこちらは(6)(U)(U)と言うコストが少々難しいものの、やはり2マナランドの貢献は大きい。その上Insなので想像以上に融通の利くキャストが可能だと思われます。何よりこちらが優れているのが7枚掘って2枚を手札に入れるという部分ですね。巡航の欄で述べた通りデッキ内札の上下が大きいデッキなので、選択的に必要な札をかき集める事が出来る点が非常にありがたい。
 只やはり問題は(U)(U)のダブルシンボルでしょうね。
モックスと《島》で用意可能なので恐らく問題性は大きくは無いでしょうが、気にならないわけでもない。


 と言う事で使うならDTTを前提。
その上で使用するという事で構築をするのなら、 やはり最も大きな問題は如何に探査の費用をかき集めるかにかかってくると言えるかと思います。
墓地を如何に肥やせるスペルを集められるのか・・・。
土地に関してはフェッチランドの採用も考えられる。また《金属モックス》→《モックス・ダイアモンド》に変更するのはアリかもしれないです。モックスの性質上土地の枠が大きくする必要があるのでそこにフェッチを入れるという方向性で行くと墓地をある程度溜めやすくなるかもしれない。《裏切り者の都》自体は簡単に墓地に落せるのでこれも流用できます。
土地が増えるという難点はDTTを採用していればある程度克服できる部分でもある。
と言う訳で、モックスDとフェッチのための土地枠の拡大が必要になるかと思われます。
 他には色マナを揃えるためのサイクリングや生物を使う方法もある。
サイクリング持ちは正直微妙な性能なので、Cipのフライヤーである《巡礼者の目》が現実的でしょうかね。


 また、ドロースペルでも《知識の渇望》と言う優れたスペルが有ります。
3マナInsで3ドローからAtf1枚or2枚を捨てるという効果で最大でこれ1枚で3枚の墓地を肥やせるようになります。3マナ有る状況で墓地に3枚なので後はドロー内容さえ整っていれば比較的簡単に探査の圏内ですね。
同時に、このスペルは無駄牌が多いデッキに置いて新陳代謝を行うという重要な役割が有るので探査に関係なく運用していく事が可能です。上で述べた様に土地枠を増量するという前提で考えてもやはりここが活きてきます。
類似のスペルの増量も可能ですが、余りこの手のスペルを増やすのは難しい。1マナ重くすれば《入念な考慮》《嘘か真か》があるのですが流石に重すぎる感もある。1枚で墓地を4枚近く耕し大量のドローも出来るのですが、悪までドローはデッキの潤滑油だという認識を失っては危険。
・・・《大あわての捜索》さえあれば・・・。
 他の選択肢として考える事が可能なカードは《トレイリアの風》《巧みな軍略》《直観》、tBやtGが考えられるのであれば《禁忌の錬金術》《追跡者の本能》ぐらいですかね。
ただ、どれも一長一短。そもそもドロースペルにそこまでかけるべきかと言うと怪しい。所詮ドロースペルですからね。


 生物で考えるのなら
《熟考漂い》《難問のスフィンクス》《波止場の用心棒》辺りですかね?
熟考漂いは普通にアド生物兼想起役。
スフィンクスはアタッカー兼不要牌の交換役。不要な手札をさっさと交換捨てれるので中々有用かと。こいつも(U)(U)が問題になってきますね。用心棒はバウンサー。ハンドの不要牌を捨てる事が出来るので重要。只引き増して手札にある程度余裕がある事が求められるので熟考漂いのようにしっかりアドが採れる手段が別途欲しいですね。
 もう少し重いと《失われた真実のスフィンクス》と言う素敵なカードが在るのですが、5マナのカードを使ってまでせっせとする事なのかと言われると・・・。まぁ行動を途切れさせないと言う点では意味が有るのかもしれませんが・・・。
装備品でもダメージが通れば毎度《目録》が撃てる《記憶の仮面》が有るのですが、ダメージが通り、且つ装備品を使えている状況なら《火と氷の剣》や《梅沢の十手》でとっとと殴り倒せ!と言う話になるのでまぁ無いでしょうね。



 使えそうなカードはこんなものですかね。
一応、上で述べた通りDTT自体の効果は強そうなので、後はそれをどう使えるように心がけるか。
ただ、置物中心のデッキでしたから、やっぱり運用しようとなるとドロースペルが必然的に使わざるを得なくなりますね・・・。いくら強力と言ってもドロースペル。デッキ全体に実存の無いスペルの割合を増やす事にこの手のデッキの場合如何ほどの価値があるのか・・・。少々怪しい部分がありますね。





レガシー)SCG「Innovation Spotlight III: Amazing Legacy Decks」より「HelmVoid」の紹介
レガシー)SCG「Innovation Spotlight III: Amazing Legacy Decks」より「HelmVoid」の紹介
レガシー)SCG「Innovation Spotlight III: Amazing Legacy Decks」より「HelmVoid」の紹介
皆さん、こんばんは。しもべです。


 昨日に引き続きSCGより面白いデッキの紹介。
Helm Gains
Matsumoto Atsushi(7th Place at Miscellaneous on 12/1/2014)
---------------------------------
Lands (22)
4 Swamp
4 Ancient Tomb
2 Crystal Vein
4 Darkslick Shores
4 Gemstone Mine
2 River of Tears
1 Boseiju, Who Shelters All
1 Urborg, Tomb of Yawgmoth

Spells (38)
4 Helm of Obedience
4 Lotus Petal
4 Serum Powder
4 Leyline of the Void
4 Dark Ritual
2 Lim-Dul’s Vault
2 Spoils of the Vault
4 Duress
2 Gitaxian Probe
4 Ill-Gotten Gains
4 Thoughtseize


Sideboard
4 Grindstone
4 Painter’s Servant
4 Grave Titan
3 Show and Tell

http://www.starcitygames.com/article/29833_Innovation-Spotlight-III-Amazing-Legacy-Decks.html

SCGの[Carsten Kotter]氏のコラム「Innovation Spotlight III: Amazing Legacy Decks」より抜粋です。
所謂「HelmVoid」デッキですね。
《血清の粉末》まで入れて初手に命をかけている感じのデッキです。
最近はテゼレッターなんかにも使われているComboで、従来はサイド後のアグレッシブサイドボードとして使用されることが多かったコンボですね。

 パーツが直ぐに揃わなくとも、力線さえあればとりあえず巡航やDTTで引き増しを食らわないので相手の原則をさせる事が出来ます。その間にゆっくりとコンボを決めれるわけですね。
 本文で触れられていて初めて気が付きましたが《虚空の力線》+《不正利得》を使う事で相手は《機知の終わり》になるんですね。恐ろしい・・・。その上こちらは使用したカードが3枚戻ってくるとか。

 ネタデッキに見えますがこの大会は144名参加の大型大会でその中で7位という事ですから、地雷の強みもあったのでしょうが、決して戦えないデッキでもないという事ですよね。


追記
てゆーか、DNやっている方のデッキだったらしいです。



モダン)SCG Daily DigestよりDemigodBurnの紹介/ Woo氏とは気が合う
モダン)SCG Daily DigestよりDemigodBurnの紹介/ Woo氏とは気が合う
モダン)SCG Daily DigestよりDemigodBurnの紹介/ Woo氏とは気が合う
皆さん、こんばんは。しもべです。

寒い・・・。
でも冬の到来を感じます。まだまだ寒さも序の口ちょろあまです。
Burn

Smaland  2nd Place at Magic Online Daily Event on 10/27/2014

Creatures (8)
4 Demigod of Revenge
4 Snapcaster Mage

Lands (22)
4 Mountain
2 Blood Crypt
4 Bloodstained Mire
1 Creeping Tar Pit
4 Polluted Delta
4 Steam Vents
2 Watery Grave
1 Urborg, Tomb of Yawgmoth


Spells (30)
4 Burst Lightning
4 Lightning Bolt
4 Searing Blaze
3 Terminate
4 Thought Scour
4 Volcanic Fallout
3 Blightning
4 Faithless Looting


Sideboard
4 Dragon’s Claw
3 Pithing Needle
4 Dispel
4 Negate


http://www.starcitygames.com/article/29835_Daily-Digest.html

Gerry Tompson氏のDaily Digestのコーナーは結構面白いデッキが乗っているので毎回見てますが、今回もその一つ。
本文曰く「巡航Burn流行り過ぎでゲインカード増えたから火力だけでは辛い。仕方ないからより大きなファッティも一緒に走らせてみようか。」と言う感じらしいです。

 確かに亜神なら1パンチで相手のゲイン取り返せますからね。打消し/火力にも強めで《流刑への道》さえなんとかできればそのままゲームも決めてしまいそう。
 またマナカーブの頂点が5なので、それに合わせてScMや《噴出の稲妻》の様なパワーカードも積めるようになっている所も良いですね。


 ただ、個人的に思うのは、これBの要素いるんですかね?
《終始》も《荒廃稲妻》も弱いカードではないのは確かですが亜神のいるデッキでマナサポートも無しで3色とか・・・。特に《荒廃稲妻》を入れている理由が今一つ不明です。
 個人的にはURにして、且つせっかく《思考掃き》《信仰無き物あさり》積んでいるんですから《宝船の巡航》を2~3枚積んだ方が土地も遙かに回りやすいと思うのですがね・・・。サイドに《血染めの月》も取れますし。
というか《雷口のヘルカイト》や《嵐の息吹のドラゴン》ではダメなんでしょうかね?
まぁロマンが無くなってしまいますがね!!

 何にせよ亜神大好きなのでこんな風に使えるデッキが構築されるのは見ていてうれしいです。



----------------------------------------------------------

 CFBで毎週コラム「Woo Brews 」を執筆しているTravis Woo氏。
基本的に彼の電波 イマジネーションの産物が毎度載るんですが、どうもその方向性が被る事が多いです。

今回は《絵描きの召使い》で色付けして《万神殿の兵士》でゲイン仕様と言うデッキと《ゴブリンの熟練煽動者》の打点とアド精製能力を活かして《ゴブリンの手投げ弾》や《ゴブリンの集中攻撃》使おうとするデッキなどです。
http://www.channelfireball.com/articles/woo-brews-painters-servant-and-howl-of-the-horde-in-modern/

 最初のModern版R Painterを除いたその2つは私も妄想でデッキ構築とかしていて・・・。これまでも結構な頻度でこの方のデッキと同コンセプトの物を作っています(まぁ、本人の構築力については言わずもがな)。
 もちろん想像するだけなら誰でもするでしょうが、それを形にしてしまう所までを見てしまうと親近感がわくというか、彼とは言語さえ通じれば安酒で一晩中電波トークが出来る気がしますw


 因みにラブルマスターはお安くなるのを待っていたのでもう買えません。
あの時買っておけば(´;ω;`)ブワッ



レガシー)今週のSCGの結果 Hateカードを抜くと当たる
レガシー)今週のSCGの結果 Hateカードを抜くと当たる
レガシー)今週のSCGの結果 Hateカードを抜くと当たる
 皆さん、こんばんは。しもべです。


 やはり冬は訃報が多い・・・。



 さて、気を取り直して、今週のSCGの結果を見ていきたいと思います。今回はAtlantaで開催されました。
早速Legacy Openの結果を見ていきましょう。
http://www.starcitygames.com/events/291114_atlanta.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=11/30/2014&end_date=11/30/2014&start=1&finish=16&event_ID=20&city=Atlanta


 今週の優勝はWill Fleischman氏のUR Delverです。


以下Top16(上から順に1位→9位→16位)
UR Delver
RUG Delver
Reanimator
SneakShow
ANT
Elves
Lands
Jeskai Blade
-----------------------
TinFins
TES
Merfolk
Lands
Miracles
Miracles
Miracles
Death&Tax

 です。
前回の時にも書きましたが、ここの所Combo勢が落ち気味でした。故に各デッキも対フェアデッキを想定して調整を加えていました。今回もそうでしょう。が、それで上手くいくほどLegacyは優しくないという事ですね。今回はある程度Combo勢が増えていますし、それ以上に最上位に入るComboの数がここ最近では最も高い成績の一つと言えそうです。対してMiraclesの様なデッキが数は要るもののTop8に何れもあげれておらず、探査系Delverも優勝こそUR Delverが成し遂げたものの、その勢力は僅か1名のみ。圧倒的なパワーの束であるLegacyのデッキ群だからこそ対策を怠った時にぶつかるとこういう結果になるでしょうね。
特に《Karakas》の減少が表すように(MiraclesどころかLandsのメインからも外れていると言う衝撃の事実。)明らかに対ファッティに対しての警戒は薄れました。その上《ヴェールのリリアナ》や《死儀礼のシャーマン》を有するBGx系が息をしていないので、こうなるのも自明の理かもしれませんね。
これで少しはまた構築の有り方が揺れ戻るでしょうかね?



さて、ここからは気になったデッキを個別に見ていきたいと思います。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76808
1位、Will Fleischman氏のUR Delverです。

 他が沈みゆく中、唯一上位に進出した環境最大勢力の一つUR Delverは矢張り調整された結果だと思います。
 メインは《二股の稲妻》2枚、《紅蓮破》1枚、《発展の代価》1枚の火力構成になっています。初期の頃は《Chain Lightning》を用いて火力の厚みを持たせていましたが、ここ最近はより大きな火力である《発展の代価》を用いることが多くなっています。《不毛の大地》の減少によりDualLandは以前よりも並びやすくなっていますし、チェンライと違いミラーマッチで反射される心配もありません。またサイドから入ってくる事も多い《虚空の杯/CotV》にも抵抗できます。
 チェンライは生物も狙える事が美点ですが、その点は諦めているようです。必要があればサイドからと言う事ですね。ただ二又は多くの場合1~2枚採用されているのでこれがギリギリと言えるラインかもしれません。

 このデッキで秀逸なのはサイドでCombo勢を切らなかった事ではないかと思います。内容的にバランスの取れたサイドボード内容なのですが、対フェアデッキ用に火力や妨害の増強に奔らなかったという部分ですね。特に対策の対策と言う意味不明な《水流破》の様な物まで出てきている中でしたからね。
2枚目の《真髄の針》や2枚採ってある《狼狽の嵐》は然り威力を発揮した事でしょう。何だかんだで採ってある火力群もElves戦で光ったはず。《残響する真実》はイレギュラーな置物にも対処できる上にミラーでも《若き紅蓮術士》のTokenを弾いたりできるので中々に便利です。もっと使われても良い様な気もしますが。
メタを読んでサイドを練る事の大切さを思い知らされます。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76804
2位、Daniel Olivieri氏のRUG Delverです。

 日本ではいまだに使われている古典的なRUG Delverですね。KTK後のTemur Delverではありません。《敏捷なマングース》もいるよ!!
構築自体は非常にオーソドックスです。
自由枠が《もみ消し》4枚型に《二股の稲妻》2枚、《呪文貫き》2枚になっている程度ですが、特別珍しいわけではありませんからね。Temur型では無いにしろ《もみ消し》を抜いて《森の知恵》や追加の火力等を入れるようなデッキ構築が多かったわけですが、そういった横道にそれず基本に忠実なManadenial戦略で仕掛けています。
 土地の総数は減りつつある上に、フェッチランドも非常に多めに取っているのが現状のDelver系の特徴です。幾ら墓地のカードを探査に利用できると言っても、その許容量を超えるManadenialを仕掛ければ十分勝機を見いだせるのかもしれませんね。同時に、今回の様にCombo勢の反撃が有るような状況だと従来のRUG型の強みも非常に活かせます。やはりこのデッキは強いんですね・・・。

 個人的には1枚《漁る軟泥》をメインに、サイドには《発展の代価》を採りたいのが願望ですが・・・。準々決勝でも当たっている様にLandsがここ最近見るようになっているのでManadenialとのスイッチなんてどうでしょうかね?2枚目の《水没》は要るのでしょうかね?



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76803
3位、Jesse Inman氏のReanimatorです。

 特徴的なのは2枚の《不運な研究者》。
Ins速度で墓地に落す事で相手の妨害を掻い潜る動きが採り易くなりますね。墓地に落す手段も計10枚になっています。
またメインに《真髄の針》が有るのも珍しいですね。これはなんでしょうかね?もちろん用途は広いはずですが・・・DrSや《トーモッドの墓所》《虚無の呪文爆弾》等の対策が主ですしょうか?サイドにも2枚採っていますし相当固執しているようですが・・・。

 ここの所《実物提示教育》とのハイブリッドが減ってきている様に感じます。
奇襲性も無いですし、相手に対策がされている以上カウンターを喰らう可能性もあるからでしょうか。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76812
9位、Michael Lux氏のTinFinsです。

 上のReanimatorはSnTとのハイブリッド戦略を抜いていますが、こちらは逆にメイン・サイドの両方で取り入れています。同じく墓地からの釣りをするデッキながら違いが有るのは方向性ゆえでしょうかね。《再活性》も含めて計9枚も生物を出せるスペルが揃っています。サイドに土地を3枚も採っており、《Bayou》は《突然の衰微》の為ですが、サイド後はゆっくりSnTと言う形なのかもしれません。

 メインに《オアリムの祈り》や《沈黙》が入る事も多いデッキですが、やはり妨害が少ないと踏んだのかサイドに落されていますね。
 何より驚いたのが《苦悶の触手》が入っていない事です。
TinFinsは《グリセルブランド》を釣ってドロー→《コーリスの子》でライフゲインをしてドロー、を繰り返し山札が無くなったら《引き裂かれし永劫、エムラクール》で修復し、ストームを溜めてから最終的に顎ニーで占めるのがデッキの基本戦略なのですが・・・。この出来は生物で決めることを全てにしているようです。Modernにある「グリセルシュート」の様な物でしょうかね?



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76818
10位、Daniel Battle氏のTESです。

 最近はStorm系の少しずついるようですが、どちらかと言うとANTが主体でTESは少なめ。ANTの方が安定感がありますからU全盛の時代にTES型は少々リスキーやもしれませんね。ただ、妨害札自体は減っているので、5cTESにする必要も無く、爆発力のあるTESを取りのは選択肢の一つになると思います。
U全盛故にサイドの《花の絨毯》はかなり威力を発揮してくれそうですね。




http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76810
12位、Chris YarbroughのLandsです。

 年の初めの方に一時的に少数が使われた「Blue Depths」ですね。
懐かしい・・・。

 あの頃と違い《不毛の大地》が環境から激減している関係でこのデッキのアキレス腱であった部分が解消されています。このデッキはUを足す事で通常のLandsに安定性を求めたデッキですが、通常のLands以上に環境的な追い風もあるのかもしれません。
 あの時とは違い、生物対策に力が入れられています。
《至高の評決》に加えて《仕組まれた爆薬/EE》+《アカデミーの廃墟》パッケージに何より《Glacial Chasm》があります。《壌土からの生命》《世界のるつぼ》による回収や《演劇の舞台》による水増しが可能となっており《不毛の大地》も《血染めの月》も積んでいないフェアデッキには正しく悪夢となるでしょう。

 対大型生物カードは《平和の番人》《Karakas》と積んでいますが全てサイドです。またスペルが多い関係で《抵抗の宝球》等も積めません。ここら辺が今後上に上がろうとするなら課題になってくるでしょうか・・・。




 こんなところですか。
矢張り一筋縄ではいかないのがLegacyと言うのはまざまざと思い知らされる結果でしたね。
この結果を受けてTier1のデッキ群はどうなるでしょうね?

 こんかいは、ここまです。
お付き合いいただいた方には感謝申しげます、ありがとうございましたm(_ _)m
この文章がお役に立てば幸いです。





巨星がまた一つ失われました。
巨星がまた一つ失われました。
元俳優の「菅原文太」さんがお亡くなりになったようです。

 3週間前に健さんがお亡くなりになったばかりだというのに・・・。
漢の俳優がまた一人・・・。


 どうもやはり冬と言う季節は良くないようですね。
ここ数年、冬は三國連太郎さん、大滝秀治さんなどもお亡くなりになっていますし。

残念ですね・・・。
ご冥福をお祈りします、トラック野郎。
レガシー)徒然:えんじぇるすとんぴぃについてわたしはおもいちがいをしていましたまる
レガシー)徒然:えんじぇるすとんぴぃについてわたしはおもいちがいをしていましたまる
レガシー)徒然:えんじぇるすとんぴぃについてわたしはおもいちがいをしていましたまる
皆さん、こんばんは。しもべです。


 先日の続きで実は5色すべての色のStompyを妄想しております。
閃の軌跡で奪われてから一向に回復する兆しの無かったモチベーションですが、ここ最近でやっと復活してきたやも・・・。
やはり電波ビルダーは電波を受信していないと死んでしまうのか・・・。


 で色々な所を見ていていろんな形を妄想しているのですが「Angel Stompy」についてMtG Wikiの古いデッキリストを見た時に衝撃を受けました。
2色ランドと《金属モックス》こそ入っていますが、《虚空の杯/CotV》も《三なる宝球》も入っていないじゃないですか!!
もうこれ只の《賛美された天使》叩きつけるデッキですがな・・・。


 まぁ、さすがにそれは昔の話の様ですがw
最近では普通に妨害も入れているようで。
ただ、Wで妨害のBeatdownと言うと《スレイベンの守護者、サリア》が出てくるわけです。実際強いのですが、これも入れようとすると三球と齟齬を起こしてしまいます。互いに役割被ってますからね。しかも互いに2枚目以降が無駄杯になる・・・。
その上、Wは他の色と違いドローも無く、無駄杯を処理する手段にかけているという致命的な欠点も。
 という事で結構デッキの構築に困るデッキだと思いました。
普通に行くなら三球でもいいのですが、せっかくの白なのにサリアを使わないというのも・・・。どちらを使うか、巧くスプリットするかで結構デッキの方向性に違いが出るのが面白い。


 環境の変化で、特にSnTとLotVが激減したので
1t目:《虚空の杯》
2t目:変異状態《賛美されし天使》
3t目:天使「変異」→アタック
の支配力は確実に増しているので、このデッキも作ってみたいところですが・・・。悪斬には出来ない元祖「白い悪魔」の活躍を見たいです。《石鍛冶の神秘家》も入れればパワー4絆魂を2種類用意できるわけですからね。AggroデッキをBeatできます。



 P.S.
昔から「Angel」は人名などにも用いられてきて、様々な創作物にも色々な読み方で使われてきました。個人的には一番印象に残っているのが「Angel=アンジール」です。
CCFF7の主要キャラですね。
「天使の願いは一つだけ。
 人間になりたい」
は忘れられません・・・。


レガシー)すとんぴぃのきせつ:アドバンテージ型B Stompy with《肉裂き魔》
レガシー)すとんぴぃのきせつ:アドバンテージ型B Stompy with《肉裂き魔》
レガシー)すとんぴぃのきせつ:アドバンテージ型B Stompy with《肉裂き魔》
 皆さん、こんばんは。しもべです。

 KTK以来Legacyのメタは大きく変化しました。
それに依り幾つかのポイントが出てきます。
・探査ドローのための0~1マナ域のスペル連打のデッキの増加
・それに依りBG系の減少:ハンデスの減少
           :《突然の衰微》の減少
           :《タルモゴイフ》の減少⇔小型の面展開の増加
・同時に消耗戦の減少:《不毛の大地》の減少
・《封じ込める僧侶》の増加によりSnT系の減少

 依って再び
《虚空の杯》《三なる宝球》
が支配的な環境に戻りました。
もちろんそれだけでは対処できない相手もいるのですが、以前より遥かにやり易い環境になってきました(もちろん巡航やDTTには無力ですが引いてくる脅威自体には変わらず有効なので結果は変わりません)。
と言う事でRogue好きな人間としてはStompy系デッキを妄想する季節でしょう。

 ついでに統率者2014にては刷られた《肉裂き魔》も中々いいポテンシャルを持っているので使ってみたい。
と言う事で今回は予ねてから考えていたB系Stompyを形にして作ってみました。
[アドバンテージ特化型Black Stompy]
Land*18
4《古の墳墓》
3《裏切り者の都》
2《変わり谷》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
1 追加の《沼》/《ヴォルラスの要塞》
7《沼》

Cre*18
4《群れネズミ》
4《叫び大口》
2《疫病吐き》
4《肉裂き魔》
4《ボーラスの信奉者》

Soc/Ins*5
4《肉貪り》
1《骨読み》/《ヴィスの吸収》

Other*19
3《金属モックス》
4《虚空の杯》
1《梅沢の十手》
1《漸増爆弾》
3《三なる宝球》
1《ファイレクシアのトーテム像》
1《火と氷の剣》
3《融合する武具》
1《交易所》
1《エレボスの鞭》


Side*テキトー
《仕組まれた疫病》
《頭蓋の摘出》
《墓掘りの檻》
《催眠の悪鬼》
《ファイレクシアの破棄者》
《虚空の力線》+《Helm of the Obrdience》/《虚無の呪文爆弾》
 etc

 的な感じです。
生物全てが何らかのアドバンテージ手段を採れる様になっています。
大口はほぼSocの《恐怖》として使い時々生物としてキャストします。一応SnTに合わせて《永劫を引き裂くもの、エムラクール》を除去出来ます。
それでもファッティが増えるようなら《肉袋の匪賊》に何枚かスイッチ。
《疫病吐き》は小型面展開が蔓延っているので効果的なはず。リムーブ除去さえ喰らわなければPiG時にもダメージをばら撒くので牽制役にもなるはず。
 《群れネズミ》はタルモや墓忍びが減った状況ではサイズで戦闘を優位に進めやすい。その上、非常に無駄牌の多いデッキなのでそれを戦力へと変換できる点が偉い。除去されなければそのまま勝利できる打撃力も売り。単体除去にも強いのもいいですね。
 《ボーラスの信奉者》はライフとハンドで両方アドを稼げるので中々強力。特にライフが減り易いので。パワー3以上を生け贄に出来ればまずアドにはつながります。そしてコイツは《肉裂き魔》との相性が非常に良い点でも重要です。こいつのパワーを一度でも高めておけば対応して除去されても同サイズのTokenが出るので安定して生贄役を用意できる事になります。ネズミも数とサイズを確保できるので素晴らしい。


 除去が《悪魔の布告》では否く貪りなのは緊急時に自分に撃ってライフ回復するためです。
ライフの消耗の激しいデッキなので。R相手にCotVや三球無しで墳墓使いながらとか悪夢ですからね・・・。
 ドローサポートに《骨読み》を1枚。ただし土地が足りないようなら土地サイクリングが出来る《ヴィスの吸収》を使う予定。最終的には《魂の饗宴》になるので。
それでも回らないなら素直に土地にする方が良いですね。


 装備品が5枚と多めなのは《肉裂き魔》《ボーラスの信奉者》《肉貪り》とパワーを参照するカードが多いためです。
また大口・肉裂き魔が回避能力を持つので攻撃を本体に飛ばしやすいので単純に強化する事の意味合いが大きいといえます。
 《漸増爆弾》はスィーパー兼ユーティリティ。
ただしX=0で起爆するとCotVが吹き飛ぶ・・・。
 《金属モックス》が3枚なのは装備品のせいで、ただでさえ多いAtfの枚数が跳ね上がっているから・・・。《三なる宝球》は2枚目以降が完全に腐るので3枚に。
 《交易所》《エレボスの鞭》はアドバンテージ枠。
両方共ライフアドが採れます。交易所はハンドの不要牌をライフに変換したり要らない生物やAtfをアドに変換できるのでやはりデッキの潤滑油枠。鞭は生物アドの増産係。


 と言う事で、Stompy系の基本パーツ以外は何やってもアドバンテージを稼げるような形になっています。
上でも書きましたがタルモの減少で生物のサイズが低下しています、そのため《深淵の迫害者》が不要に。こんな感じの形でもそこそこ戦闘が成り立つ環境になってきました。


 サイド後は開き直ってHelmVoidコンボ型に移行するのもあり。
相手の生物除去は腐らせる事も出来るし、どの道CotVや三球等との齟齬は起こらないので。

 相手が一定の部族に固まっているようなら疫病を。前回のエントリーでも挙げた通り一方的な効果に出来ますし(2)(B)とキャストもしやすいので。
対Combo/Controlには《頭蓋の摘出》を。三球後にキャストでまぁ大体通るでしょう。 
破棄者はSneakShow・PWの少数化故にメインから解雇。但しメタによっては復帰もありですね。



 他にも使ってみたいカードも有るので色々調整したいと考えています。
これ形で3マナでアドが採れるというと《薄暮の小僧》が居るので《肉裂き魔》とスイッチしても良い。すると《黒の太陽の頂点》とのコンボが組めるようになる。スィーパーとしても機能させれるため十分強い。
カウンターなので《僧院の速槍》にも対処出来る。
ただカウンターでサイズが縮むのでパワーを参照する系のカードには合わないでしょう。故に《肉裂き魔》を抜くという事でもあるのです。

 対Miracles等に対処したいなら
《変わり谷》を4積にして《ファイレクシアのトーテム像》も2~3枚にしたいです。単純にControlに強い系な上に谷の増加でネズミゲーに移行できる。因みにこの形にする場合スィーパー役を《疫病吐き》から《墓所のネズミ》にしておくと効果的。ネズミゲーに貢献できる上に起動能力で《黒死病》が使えるのでPWにも《天使への願い》にも対応できるようになる。
当然破棄者はメイン4積。ライフゲイン系は依って減量。サイドからは頭蓋摘出を三球とスイッチで。

 対Comboを考えるのなら
やはり破棄者はメインで。可能なら《催眠の悪鬼》や《呆然》等を使いたいですね。

 対Beatdownを考えるのなら《深淵の大魔術師》型にしたいですね。
後は《苦花》や《梅沢の十手》の2枚目など。どうせなら「陰鬱」の良カードが在ると良かったのですが無いので・・・。敢えて言うなら《スカースダグの高僧》で。



 こんな感じで。
やはりデッキの妄想は楽しいなぁ。




レガシー)TheRockに関してつれづれ:KTK~その他《仕組まれた疫病》
レガシー)TheRockに関してつれづれ:KTK~その他《仕組まれた疫病》
レガシー)TheRockに関してつれづれ:KTK~その他《仕組まれた疫病》
皆さん、こんばんは。しもべです。


 TheRock考察中続き続き
《Engineered Plague/仕組まれた疫病》(2)(B)
エンチャント
仕組まれた疫病が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプを1つ選ぶ。
選ばれたタイプのクリーチャーは、-1/-1の修整を受ける。
http://mtgwiki.com/wiki/%E4%BB%95%E7%B5%84%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%96%AB%E7%97%85/Engineered_Plague


 探査ドローのお陰で環境は多くがそれで溢れた。それまでの続唱が行う様なアド合戦に挑まなくてはいけなくなりました。
私としては《破滅的な行為/Deed》で相手の展開した盤面を吹き飛ばしたり、または相手の展開を抑制しながら1枚KPの高さでその間に優位を作るという方法で現状の方向性を持っています。

 まぁ、それはこれまで話したとおり。
ただ、Deedがどうしても設置→起動が重く鈍いカードであるためこのカードで固めるのは非常に危険。これをメインに添えるのでもサポーターが必要になる。と言う事で3枚目をどうするのかと言う話をしてきましたが、ここにきて新しい選択肢が生まれました。
《仕組まれた疫病》です。
要はメイン疫病1枚挿しです。

 なぜ疫病なのかと言うと
・限定範囲とは言え選択制なので相手に一方的に被害を与えられるという事
・恒常効果であり効く相手には長時間の支配力を発揮する事
です。

 特にそれを思わせたのが《若き紅蓮術士/YPM》の存在です。
現状スペル連打のデッキが多いためそこから生まれるアドを利用する事で、巡航の効果を更に高める事が出来る上に巡航をめぐるアドアド消耗戦にも単体除去で高い体制を誇るという理由で採用されているカードです。要はこれを封じ込めれば後はURxは単体除去でも十分勝負になります。それに二十日霧ではやはりアド合戦に引きずり込まれてしまいます。Deedの様に抑制する以外の方法として考え付いたのが常在修正を掛けるカードと言う事ですね。
 また、例えばURで採用される生物は
・《若き紅蓮術士》:人間・シャーマン+エレメンタル
・《秘密を掘り下げる者》:人間・ウィザード/昆虫
・《僧院の速槍》:人間・モンク
だ。
この様に場に何もない状況ならそれこそ「人間」を指定するだけでほぼ完封できる。速槍は普通に単体除去で弾ける。ある程度展開されてしまっている状況なら「エレメンタル」指定をする事で後は貧弱な生物のみを除去すればいいだけに出来る。

 この様に一方的な子弟である程度以上の効果を満たせるデッキが多いためメインと言うのもアリなのではないかと思う。

・Blade系:デッキやカラーに依るが「魚」を指定しておけば除去出来ない相手はいない。
・D&T系:「人間」指定で《ルーンの母》《スレイベンの守護者、サリア》を潰せる。《ミラディンの十字軍》も弱体化。場合によっては「兵士」もあり。
・BUG:特に対象がいないのでサイドアウト候補で、メインは「ウィザード」か「魚」
・Elves:「エルフ」。
・Miracles:ScM/Cliqeを潰せる「ウィザード」か「天使」。一撃死のハードルを上げることは可能。

と言う様にフェアデッキ相手なら十分に一方的な除去として機能する。
何より置いておけばそれ以上のアドを稼がれないので、アド合戦を回避できる。


 ただ、見れば判るが指定で「人間」「ウィザード」が多い。
また場合によってはスピリットの可能性も無いわけではない。
その点で考えて《闇の腹心》と《未練ある魂》との併用は難しいかもしれない。よしんばLgSは兎も角これが有るとボブは非常に苦しい。もちろん1枚挿し程度のカードなので共存する可能性はほぼ無いが・・・。
それでも不安は残らないでもない。
 LgSの場合はそもそも《妄信的迫害》か《オルゾフの司教》の方が丸いと思われる。そもそもLgSはDeedと相性が良いかは怪しい部分があるが・・・。



レガシー)今週のSCGの結果 変わりゆくLegacy
レガシー)今週のSCGの結果 変わりゆくLegacy
レガシー)今週のSCGの結果 変わりゆくLegacy
みなさん、こんばんは。しもべです。


 熱いGP NJから早一週間。
その影響がどれだけ出ているのかが気になるところです。
早速SCGの結果を見ていきましょう。今週はRichmondでOpen Legacyが開かれました。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/221114_richmond.html
http://sales.starcitygames.com/deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=11/23/2014&end_date=11/23/2014&start=1&finish=16&city=Richmond

 今週の優勝はMarc Konig氏のDeath&Taxです。


以下Top16(順に1位→9位→16位)
D&T
Miracles
UR Delver
Jeskai Blade
Miracles
Infect
Jeskai Blade
Lands
------------------
Miracles
Miracles
Elves
BUG Delver
ANT
Patriot
Dredge
Jeskai Blade

 です。
Tempo、Combo、Controlとバランスよく判れていたNJに対し、U系Tempoが非常に多い今回です。そして単一のアーキタイプであるJeskai BladeとMiraclesが3名、4名と非常の多い。偏りの有る結果と言えそうですね。
 U系TempoはURも存在しますが一時期の様な圧倒的な数では無くなっています。代わりに存在するのがPatriotを含めたTricoloreカラーが最近では圧倒的な存在感です。それも従来からのPatriot、BBD謹製のJeskai Blade、Rudy Briksza氏のUWR Bladeなど幾つものバリエーションが存在し其々で結果を出しているという無双ぶりです。今週の数の多さは直近のBBDのGP優勝の影響が有るのは事実でしょうが、この圧倒的な成績は実績であるのも事実です。
 Miraclesは一時期は数を消していましたが、環境への適応が済んだのか最近は復調傾向にあります。GPでも3枚がTop16(うち2名がTop8)で今回もTop16が名(うち2名がTop8)と言う好成績です。つまりこれは今回もいますがTom Ross氏が愛するInfectも復調する可能性があるという事ですね。

 対してCombo勢ですが変わらず種類は豊富ですが、勢いがあるとは言い難い。
これはCombo要素を最小限まで削ったURからバランス型のUWRにTempo系の最上位外交した事が関係しているのでしょうかね?
また、それは同時に《封じ込める僧侶》の増加も意味しています。今回は16名中9名が採用しておりその数は計19枚です。これの関係か速度のあるElvesやDredgeはまだいますが、ReanimatorやSneakShowはここの所確実に少しずつですが勢いが衰えているように思えます。


ここからは気になったデッキを個別に見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76626
1位、Marc Konig氏のDeath&Taxです。

 Tempo系に強いMaverickの耐性を対Comboに寄せたデッキですが、同じく対Tempoへも威力を持ちます。特に軽量連打を旨とする巡航系がいまだに最上位にある以上《スレイベンの守護者、サリア》の威力はかなりの物です。反対に現状《若き紅蓮術士/YPM》の存在や火力自体の増加の影響かでPWの減少が起こり、SneakShow等も減っているので《ファイレクシアの破棄者》はメインの枚数を減らしています。代わりにほぼ固定枠となっているのが《迷宮の霊魂》ですね。《時を超えた探索/DTT》には無力であるもののそれ以上にU系デッキの根幹を潰せるので効果はプルーフされたようです。

 今回は決勝ラスト数ターンをギリギリ見れたのですが、《悪残の天使》に加えて《天使への願い》X=4をされた時は流石に3本目突入かと思いました。しかし、《ミラディンの十字軍》セット《殴打頭蓋》装備の12点ライフリンクが出てきて膠着状況になり、ブロッカーを残しながら削り合いをした直後に《ルーンの母》の着地で決まるという大技勝負で決着と相成りました。
 現状YPMによる地上面の壁が相応のデッキに取り入れられている以上《セラの報復者》>《ミラディンの十字軍》とも考えていたのですが、最後は十字軍が決めましたね。2-1とスプリットしてあるのもこういう事が理由の一つでしょうね。
 
 目立つのがサイドの数枚。
《絶対の法》と《赤の防御円》ですね。対Rに対してはこれで生物を確保できるのでダメージレースも挑めますし何より装備品の効果が計算できるようになります。
 《はらわた撃ち》も2枚あります。
これについては少々疑問ですが、《太陽の槍》でない以上タフネス1を撃ちたいのでしょう。UR系、Elves、同系、Infect?とかですかね?



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76635
2位、Joe Lossett氏のUW MiraclestRです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76633
9位、Shawn French氏のUW MiraclestRです。

 復調気味のUW Miracles。一時期は《安らかなる眠り》《Helm of Obedience》のHelm-Rip型での対抗を主に考えられていたように思いますがやはり上手くはいかないようです。
そしてその結果本来の形を調整する事になったのですがその結果の変化がJoe氏の場合はメインの《ヴェンディリオン三人衆/Cliqe》《造物の学者、ヴェンセール》+2枚のメインの《大祖始の遺産》の様です。Cliqeはタイミングを見計らってハンドを検閲出来ますので相手がSocなら鴨ですね。ヴェンセールは探査ドローをバウンスする事で再起不能にします。これのために《Karakas》がメインに2枚採られています。これらの構築はSneakShow等のファッティComboが全盛だった頃に扱われていた形ですが、全く異なるアーキタイプに対しても運用されるというのも数奇な運を感じますね。
 それ以上に恐ろしいのは遺産のメイン2枚。
随分アグレッシブですが、Ripの様に唯あっても役に立たない物では無く最低限ドローも出来るので価値は有りますね。メインの1CMCの枚数を上げる事も出来ますし。それでもアグレッシブな選択ですが・・・。
環境的にはあまり見ない形なのですが、それを調整して持ち込めるのは凄いですね。


 また探査ドローの影響を受けてより一般的に変化したのはScMの数の増加です。
これまでは生物0枚も珍しい事ではなかったのですが、2~3枚メインに置かれる場合が多いです。またDTT採用型も一時期よりは数を若干増やしている様に思います。そして9位のShawn French氏の《嵐の神、ケラノス》。これは本来ミラーマッチに対しての運用も考えられた品ですが・・・。
 前述の生物群も含め、ほぼ全て何らかのアドバンテージを採ろうとする動きです。
つまりそれが調整されたMiraclesの多くの見解なのかもしれません。
アドにはアドを。
 DTT型は併用しているのが《思案》では無く《定業》である事も多いですね。これの理由は今一つ不明ですが・・・。
土地を21枚に切り詰めた思案方も同じく増えていますがDTTと併用する時は定業である以上何らかの理由はあるのでしょう。
因みに9位のShawn氏が21枚土地なのは思案型ではなくケラノスの能力確率を上げる為でもあるのでしょう。


 他にもMiraclesを通して幾つかの変化があります。
サイドには高確率で《水流破》が見られるようになりました。単純にPyrの増加対策でしょう。
メインから《Karakas》が消えつつあります。有効なファッティ系が青息吐息だからでしょうか。久しく見ない光景です。
 またサイドからのアグレッシブサイドとしてSfM-《殴打頭蓋》パッケージが《悪残の天使》に変わりつつあるようにも思います。UR系には火力で焼かれる心配も無くテンポも悪くないカードが有効だからでしょうかね。


 一時期はかなり大人しくなっていたMiraclesですがかなりの変化を遂げているようです。やはりここは切れないなぁ・・・。




http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76631
4位、Ben Friedman氏のJeskai Bladeです。

 GP優勝で話題となったBBDの《秘密を掘り下げる者/DoS》抜きPatriotですが早速亜種が作られています。
まずメインに《相殺》+《師範の占い独楽》の相殺コンボが取り入れられています。というよりこれはRudy Briksza氏のUWR Bladeとも言えるかもしれませんね。Rudy氏のそれは中速Tempoですから。
 また相殺をサイドに置くこと自体はGPでBob Haung氏も行っていた様に稀に(実際に今回も14位のDylan Donegan氏が行っています)見る手法ですがそれをサイドからメインに移しています。また打消しの種類が《呪文貫き》→《狼狽の嵐》になっています。サイドにも2枚あるため計4枚採られておりココに非常に重点をおかれています。いくつか理由が考えられますが、UR系のような軽量連打のデッキ相手に有効である事。脅威を捌いて後は相殺を置くなり構えるなりするだけです。同時に増えているStrom系にも有効です。ですが最大の関心は《紅蓮破/Pry》ではないでしょうかね。ピアスでは対処されてしまいますがこちらならほぼ問題はありません。《石鍛冶の神秘家/SfM》《真の名の宿敵/TNN》に探査ドローなどパワー札が多いからこそより妨害合戦で勝ちやすいカードを採っているように思えます。結果メインにあれほど採られていたPryもこのデッキでは在りません。

 1マナの除去が《稲妻》を減らし《剣を鍬に》がそのままである事も中速系だと考える根拠の一つになると思います。同時にこれはダメージでは対《僧院の速槍》に対して除去としての信頼性に劣る空とも考えられます。PWの減少もこれに拍車をかけていますね。
 探査ドローは巡航4枚では無く1枚DTTになっています。
もともとTricoloreでは各カードのKPが高いため巡航では無くDTTの方が強いのでは?とも議論が起きていましたし、このデッキは相殺の様なコンボパーツも仕込んでいるので納得です。相殺の(U)(U)を考えるのなら尚更色拘束の問題は薄いですしね。
しかもその上で《瞬唱の魔道士/ScM》をメインから2枚採用しています。
探査ドローの採用に伴い数を減らしたのは当然共存が難しいから。其々を減らしながら共存させるというのはたまに見ましたがScM2枚と多めな上に探査ドロー4枚と盛りだくさんです。URのように素早く墓地を肥やすタイプでもないのですが、上手い共存は可能なのでしょうかね?まぁ上手く探査で抜くカードを調整すればScMの運用は可能だとは思いますが。

 土地はBBDのそれを踏襲していますが、デッキの展開を考えて《島》が追加されています。少なくともここはRudy氏のデッキとは異なりますね。サイド後はデッキを更に中速にControl調にするようです。


 他にはBBDのデッキの調整デッキが2つありますがそのどちらもがTNNの3枚目を追加しています。なんだかPatriot登場期のOwenのデッキが調整されるのと同じ流れですね。




http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76630
6位、Ryan Macedo氏のInfectです。

 Miracles全盛の数か月前にスポットライトが当たり、火力系の増加で再び姿を消していたInfect。
ですが、Tom Ross氏の華々しい功績で再びスポットライトを浴びることになるのでしょうかね?


 このデッキで特に目立つのが探査スペルが《強大化》2枚のみと言う事です。2枚目が採られている事もそうですが何より《宝船の巡航》が入っていません。ただ正直、個人的にはこの手のデッキで消耗戦対策を想定している時点で本末転倒ではないのか?とも考えていたのでこちらの方が納得も出来ます。まぁ実際の事は知りませんが。打ち消されると逆に自分がピンチになる巡航に対しての《紅蓮破》を入れてくる相手の裏をかく事も出来ます。

 《もみ消し》の3枚採用と言うのも珍しい。
Manadenial戦略と言う事も考えられなくもありません。《不毛の大地》も他よりも1枚多い2枚になっていますからね。ただ幾ら速度が有るとはいえRUG Delverの様に徹底しないと効果も薄いのですが・・・。もちろん対Comboでも役に立ちますが、別にこのデッキは極めて愛種が悪いという訳でもありませんし。ひょっとすると《Berserk》の誘発能力を打ち消し生物を保護する目的もあるのかもしれません。

 不可解なのは《墨蛾の生息地》が3枚しかないという事。
もともとこのデッキは採用できる生物が極めて限られている事が消耗戦に弱い理由の一つでした。環境から《不毛の大地》も減っている以上わざわざ減らす必要性も薄いように思いますが・・・。《輪作》も1枚しかありませんし・・・。




http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76652
David Long氏のLandsです。

 フェアデッキの増加により数を増すアンフェアデッキのLegacy代表格の1つとも言えそうですね、もはや。
これが定期的に表れる事がメタの兆候を読む指標の一つとして非常に判り易いです。
一時期にJund Depthの様な妨害要素が濃くはないのもメタの特徴の一つと言えそうですね。

 メインは特段特徴的な事は無いです。敢えて言うなら《暗黒の深部》の3枚目が入っているぐらいですか。
以前に比べると今はTempoデッキもクロックパーミッションよりもより直線的な勝利を目指す形に推移しているため決着をつける手段が多いに越した事が無いのがこのデッキの現状でもあると思います。

 気になったのはサイドの《突撃の地鳴り》。
まぁ稀に見るようですが、やはりこれも攻撃的手段の一つであり、盤面を支配するカードの一つ足り得るカードですね。(R)(R)(R)のトリプルシンボルがきつくは無いのか?とも思ったので《大地の刃》で言いようにも思えたのですが、盤面に干渉出来る点が攻撃的な今の環境では重要ですよね。それにRいTempo系が使ってくる可能性のある《血染めの月》の事を考えればダブルもトリプルも変わりませんね。月への対策は《森》からの《クローサの掌握》もありますが、攻撃的手段が有るのは良いですよね。

 サイドの《虚空の杯/CotV》は1枚で良いのかと思ったのですが、このデッキでは《抵抗の宝球》が4枚既にあるのでまぁ不足も無いのかもしれません。今の環境がChain系と言う事を考えるとCotVなどより遥かに凶悪ですからね。





 こんなところですか。
なんとも流動的なメタです。
デッキ分布も変化し、中身も変化している。そして何よりDoSの数がかなり減っています。
悪まで一時的なものかもしれませんが、近年最大の変化と言えるようになるかもしれないですね、下手をすると。

 さて、今回はここまで、です。
今回もお付き合いいただいた方には感謝申し上げます。ありがとうございましたm(_ _)m
この文章が役に立てば幸いです。



モダン)今日の電波:エレボスBurn
モダン)今日の電波:エレボスBurn
モダン)今日の電波:エレボスBurn
 先日、「晴れる屋」さんの神決定戦でModernでは神のBurnを挑戦者のSoulSistersがフルボッコにするという試合があり視聴していました。黒の信奉者としてはBurnには常に煮え湯を飲まされていたので胸の空く想いでした。ついでにSoulsistersも持ちデッキの一つなのでそれが活躍しているのは見ていて楽しい。
が余りの一方的な展開に見ていて少々不憫な気も・・・。
特にサイド後はある程度やり合えそうな状況だったにも拘らず、悉くSoulSisters側に優位な展開になってしまったのが何とも言えない気分にさせました。


 と言う訳で、見ていて思ったのが、当たり前ですがBurnにとってゲインは本当に天敵なんだなぁ・・・と。
これどうするべきなんでしょうかね・・・と。
そもそもメタ上にほとんどいない様なデッキの事を気にする必要があるのかは怪しい所ですが。まぁ考えてみようと。

 何より《硫黄の渦》が存在しないのが一番の問題ですよね~。
一応《頭蓋割り》が有るのだから、後はサイドからのカードさえあれば十分対処できるはず。
同系の《血の手の炎》の事も考えました。
がやはり重い点がネック。その上プロテクションの対処サポートも出来ない。最低限の効果は果たしますが継続的なゲイン手段の有るデッキには弱いですよね。と言うか何でこのカード6~700円もするんですか?
継続的な火力なら《溶鉱炉の脈動》もありますが何かしっくりこない・・・。
《斑点の殴打者》も考えましたが、ブロッカーを退かせない場合は余りに無力。
《処罰の力線》は今一つKPが低いのであまり使いたくは無い・・・。


 と言う処で思いついたのが《死者の神、エレボス》です。
《Erebos, God of the Dead/死者の神、エレボス》(3)(B)
伝説のクリーチャー エンチャント — 神(God)
破壊不能
あなたの黒への信心が5未満であるかぎり、死者の神、エレボスはクリーチャーではない。(あなたの黒への信心は、あなたがコントロールするパーマネントのマナ・コストに含まれる(黒)の数に等しい。)
あなたの対戦相手はライフを得られない。
(1)(黒),ライフを2点支払う:カードを1枚引く。
5/7
(´・ω・`)「そんな頭で大丈夫か?」

 まぁ電波だからねww
取り敢えず「ライフ禁止」と言う部分が第一。
それに2つ目の利点として「破壊不能」が有るのでまず対処されない。2戦目の渾身の力線→《解呪》の流れにはならない。
スタートで置ける利点はありませんがサイド後は中速戦になるのなら何とかなる可能性も・・・。
でその場合に生きてくるのが《強欲》のドロー能力。土地だけは有って何もする事が無い状況にも陥っていたのでそこも解決できます。2戦目はマナフラッドでしたからね。
と言う事でサイド後を考えると中々生きるカードではないかと・・・。まぁ権限は出来ないので2枚目以降はやはり屑にしかなりませんが。

 ついでに《悲哀まみれ》や《損失》を入れる事でスィーパーを用意出来ます。ダメージ修正では無くサイズ修正なのでプロテクション耐性も完備。

巡航によってマナも伸びることが予想できるのなら《夜の衝突》《不死の火》等1~2枚使えまる可能性も。
と言う事で《宝船の巡航》仕様のUBR型ModernBurnなんてどうでしょうねww



レガシー)巡航と妨害を両立させるにはハンデスすればいんでない?
レガシー)巡航と妨害を両立させるにはハンデスすればいんでない?
レガシー)巡航と妨害を両立させるにはハンデスすればいんでない?
みなさん、こんばんは。しもべです。


 最近環境は巡航探索の一色です。

 巡航を使うのに特に重要なのは「如何に能動的に動く事が出来るのか」と言う事です。
探査ドローと言う点ではDTTも当てはまらないわけではないのですが、(U)(U)と言うコストやInsと言う事を含めればこちらの方が遥かにパッシブである事が許されるといえるでしょう。
それに対して巡航は、ただひたすらにアクティブである事が求められます。Socである事やアドバンテージ量と得られる質の問題により各札の格差が小さい事が望まれやすい事、加えて最少で(U)まで減らせる伸び白の多さが有るからです。

 この結果、下手な妨害を捨ててより能動的に動くことが出来る、つまり攻撃的な行動に偏重したデッキが増えました。
その象徴がUR Delverです。もはや毛の生えたただのUR Burnとさえ言えます。

 が、この結果が齎したのは対Combo性能の大幅劣化です。
致し方の無い部分はあります。相手の脅威に構えるだけでは墓地は肥えない。もちろんそれが弱いわけではなかったのですが、フェアデッキ同士の場合では明確な差が出てしまう事が多い。
故に防御(妨害)面を捨ててしまいました。
しかし、これが嫌と言うのならば能動的な妨害を採ればいいのではないのか?と言うのが今回の妄想です。
それが詰まる所のハンデスです。


 そしてそれをしながらChain的な要素があるのが
「《若き紅蓮術士》-《ギタクシア派の調査》-《陰謀団式療法》」
 のラインのアクションと言う訳です。
これならスペルの連打、墓地の肥えるスピードを確保しながら妨害も入れる事も出来ています。
 ボムを2枚も捨てられては幾ら引き増しで回復できるとは言っても大きな損失の筈。そしてハンデスから漏れた物は《Force of Will》で撃ち落とす事も出来ます。1枚で2回と言う性質がリソースの勝負さえも可能とするわけです。
普通に《思考囲い》でも良いですが動きの連動性がありませんからね。


 もちろんその妨害札はフェアデッキ戦では差して役には立ちませんが、サイド後に抜けばいいだけです。と言うより抜くしかない。ハンデスが相手の墓地を肥え挿してしまうのだから・・・。
 まぁ、リスキーな部分を押し出すというのなら《外科的摘出》を併用するという荒業もありますがね。
巡航系のデッキは脅威が絞られている傾向がありますから1種類抜けるだけでも劇的に展開は変化してくるでしょう。
幸いアド損もYPMと巡航が補ってくれますからね。
攻めるのならこれぐらいしてみても良いと思います。


 と言う訳でもっとGrixis系のデッキ、特にTempoは増えませんかね~。






皆さん、こんばんは。
しもべです。


文化や価値観の違いとは実に難しいものだと思います。
それをここ最近のスポーツ報道を通して感じたのでつらつらと書いてみました。
特に意味がある文章でもなければ、主張をするものでもありません。本当に思った事を書くだけ。
  独断と偏見の入り混じった分なので、御見苦しい部分もあるかと思います。お読みになられる方はどうかご容赦を。




 先日まで開催していた日米野球で第3戦?にてデッドボールを受け、米国選抜のロビンソン・カノー選手は負傷交代。結果的に骨折が判明し次戦以降の欠場が決定しました。
そのため、暴投をした投手は次の日にカノー選手本人に直接謝罪を行いました。
わざわざ来ていただいたお客さんにけがをさせてしまったのだから日本人としては当然の行動と言えます。
 が、これを受け現地米国の報道機関の一つがこの行為に対し「カノーは怒りはしなかったが、なんて無礼な奴なんだ」と言うような記事を載せました。
意味不明な反応なのですが、米国の常識では「故意でない行動の結果は謝罪しない」と言う物が根底にあります(もちろんそれが唯一無二の思考ではありませんが)。野球でも故意でないのならデッドボールでも基本的には謝罪などしない。もし謝罪をするのなら、それは故意に相手にぶつけたものと捉えられてしまうのです
故にこの謝罪も「わざとカノーにぶつけたのか!!」と怒っているわけですね。
 日本人にとっては当然のことをしているだけなのに相手には曲解されてしまう訳です。
価値観の違いとは難しいです。



 日本人は昔から戦いに置いても「美学」を持っています。
士道に則っているのか、基本的には正々堂々の真っ向勝負を好みます。小手先の技や奇策などが否定されるわけではありませんが、それとは別に盤外の行為を卑怯とし、相手を讃え無礼を嫌います。
悪まで一般論ですが。
これは特に正義感の強い方でなくとも比較的それに準じた行動思想を持つ方が多いと私は思っています。
が、それを思うととくに不思議なのが、サッカーにおける「アウェイの洗礼」。
この言葉が在る事自体が私には大きな違和感なのです(まぁ、サッカーファンにはもはや慣れっこの慣習かもしれませんが)。

 日本をホームとする試合の場合は、当然大応援団の見守る試合になります。また審判の笛もホームとアウェイで多少の偏りがある点は事実です。しかし、この「アウェイの洗礼」は声援の有無やホイッスルの多少の偏りに留まりません。よく聞くのはコートがほぼ不整備で芝が剥げていたり伸びすぎていたり石が転がっていたり・・・。他には練習時間の明らかな短縮を狙う措置を取られるなどなど。また、愛郷心が強いのか、中東では観客席から発煙筒が投げ込まれたり最近ではレーザーポインターによる妨害などもあります。しかもチームやその国家がそれを恥じている様子も怒りを覚えている様子も無い。これほどではなくとも欧州のリーグでも相手の貶めるようなチャントが平然と謳われます。笑い話にもなってしまってますが、余りにこの手の行為が横行したためサポーターのゴール裏席数没収で試合を行い、代わりに要請があった地元の子供を無償で招待したところ、その子供たちが全く同じ行為をして相手に野次を飛ばしたという話まで有ります。
数年前にはW杯予選のたしか対イラン戦、日本の敗戦後の香川選手にイランの選手が執拗にユニフォーム交換を迫った後、首を掻っ切るパフォーマンスを見せた事もあります。観客はこれに拍手拍手。
 正直理解に苦しみます。
そもそも「無礼」と言う言葉自体が存在しないのではないのかと勘繰るほど。
前述のように日本でも多少の有利不利は尽きますし、一部の熱狂的(笑)サポーターが暴走する事もあります。が、チームや国ぐるみで行為に及んだり、大多数のサポーターがこの手の盤外戦術を行うという事はアングラサイトを探してみても殆んど見る事はありません。(謀国家を除けば)相手からの著しい不正や行為をなじる声もあまり聞かれません。当然です。(私の考えでは)日本人は正々堂々を好み、卑怯を嫌う。この様な行為をすれば他者からの諫言を受け、叱責もされるでしょう。こんな事が発覚すれば組織としても恥と捉えます。在ったとすれば是正をするのが基本方針でしょう。
故にこの手の行為が横行する事は海外に比べ多くはありません。

 ただ今触れた様に、「海外」では割とある行為の様です。
つまり日本が独自と言える価値観を持っているのかもしれません。
善い悪いを言うつもりはありませんがやはり文化や価値観の違いは難しい。



 そして中には同じ日本でも今一つ理解に苦しむ場面も。
先日、大相撲九州場所にて、横綱鶴竜が豪栄道を立会いの変化を使って下しました。
この勝利に対して、会場からはブーイングの嵐だったようです。
確かに、「横綱らしい」勝利とは言い難いとも言えます。が、別にルール上禁じられているわけでもない。横綱になったらやってはいけないという明文化もされてはいない。にも拘らず大顰蹙(ひんしゅく)です。
もうそんなに言うのなら制度化しろと・・・。暗黙のルールとか言う意味不明な物を作るなと思います。
そもそも江戸時代、横綱は寄り切り以外は邪道とまでされたそうです(たしか・・・)。それに照らし合わせれば今の横綱たちも邪道ではないのかと。その価値観ルールを何とかしてくれと思います。
 相撲に関してはここだけでは無く、祖母や母と話していると朝青竜が大嫌いだそうです。
曰く「素行が悪い」「最後の突出しが要らない、大人げない」とか「カメラ目線で勝ち誇るのが嫌見たらしい、勝ち誇るな」などなど。
正直バスケットボールをしてきた私にとっては意味不明理論で謎美意識。
素行うんぬはまぁ当然かもしれませんが、ガッツポーズや雄叫びなんて言語道断だそうです。
じゃあもうそこまで言うのなら明文化しろよ・・・美学と言う通り聞こえの良い言葉で片付けるなと思わずにはいられません。
こんな日本人同士でも理解に苦しむ価値観や文化に合わせるのは海外出身の力士には相当に難しいでしょうね。故に海外出身ながら日本人力士よりも日本人の精神を体現していると言われる白鵬にはファンが多いのかもしれません。


 価値観の違いとは難しいものです。
お互いに悪意や害意が無くとも齟齬を生む素地になってしまう事も多々。しかし地域には地域の考えや風習があるのは当然事実。
ですがこのグローバルな時代、互いに風習の異なる存在と接するのなら、不要な衝突を避ける最大限の努力が必要とされているように思います。
不要な諍いが起こるほど不幸は無いでしょう。


 なんだかんだ言いながら、矢張り横綱相撲と言われる真っ向勝負や威風堂々としながらも清廉で落ち着いた横綱の理想形の美学はカッコいいものだと思いますね。




 P.S.
価値観や美学の違いはそれでも仕方がないと言えるかもしれませんが、日本のスポーツ界における閉鎖性と独自殿様理論はいい加減どうにかしてもらいたいものです。旧態依然は兎も角としても傲岸不遜な様はどうにかして欲しいものです。

 個人の好悪が優先されているとしか思えない横綱審議会。任命責任なんてどこ吹く風。
未だFA宣言するだけで裏切り者扱いされる野球界。過去の田沢に対する報復行為には吐き気を覚えました。明らかに人材流出の防止措置を超えた物がありました。
 そして私の最も愛するスポーツであるバスケットボールでも、FIBAからの勧告にもかかわらず恥知らずなNBL組織。ついでに無力なJBL。「バスケット人口の増加は迷惑」とまで言ったあの頃から何か改善されているんですかね・・・。まぁ組織形態が異なるbjリーグとの統合はは難しい部分も多いでしょうが、それだけとは思えない。そもそもbjリーグが誕生した経緯が経緯ですからね。
何とかならない物でしょうかね、ほんと・・・。



レガシー)TC DecksよりBoros D&T?
レガシー)TC DecksよりBoros D&T?
レガシー)TC DecksよりBoros D&T?
昨日に引き続きもう一つ。
TC Decksに転がっていたレシピ
Hareruya Legacy Cup

Number of Players : 47 Date: 02/11/2014 Format: Legacy

Deck Name: Boros Position: 4
Rogue Hiyama Kenji

Creatures [23]
1 Kiki-Jiki, Mirror Breaker
2 Grim Lavamancer
2 Magus of the Moon
2 Restoration Angel
3 Goblin Rabblemaster
3 Imperial Recruiter
3 Stoneforge Mystic
3 Thalia, Guardian of Thraben
4 Mother of Runes

Instants [6]
2 Lightning Bolt
4 Swords to Plowshares

Artifacts [8]
1 Batterskull
1 Relic of Progenitus
1 Sword of Fire and Ice
1 Umezawa’s Jitte
4 Aether Vial

Lands [23]
1 Mountain
1 Plains
1 Tower of the Magistrate
2 Ancient Tomb
2 Flooded Strand
2 Karakas
3 Cavern of Souls
3 Plateau
4 Arid Mesa
4 Rishadan Port


Sideboard
2 Pithing Needle
3 Grafdigger’s Cage
1 Thorn of Amethyst
1 Duergar Hedge-Mage
3 Kor Firewalker
2 Blood Moon
2 Rest in Peace
1 Celestial Purge

ModernにあるWR双子の要素たる《修復の天使》+《鏡割りのキキジキ》が目を引きますが、他にも《月の大魔術師》とSfMパッケージ等色々な勝ち手段がある面白いデッキです。
 基本はD&TにRの要素を混ぜたような形です。
《ルーンの母》を展開しながら特殊な生物群で相手を縛り制圧するという物。本家宜しく《スレイベンの守護者、サリア》のManadenialも入ってます。ただ《不毛の大地》は月と相性が悪いため《リシャーダの港》だけ。 そもそも月をおいたら勝てますからね。月対策の基本地形はリシャポで寝かせられます。

 また《ゴブリンの熟練煽動者》が火力とルンママの助けがあるのでそのままBeatする事も出来ますね。ラブルマスターは装備品の担ぎ手も供給できますし、キキジキと並ぶと瞬間的な打点の膨脹も可能です。

 当然D&Tの本家が苦手だった生物除去も火力の補助で可能。ただしサリアと齟齬を起こさないよう《渋面の溶岩使い》との併用です。
個人的には《電謀》が欲しい所でもありますが。


 色々なギミックのある面白いデッキだと思います。
こういう操作し甲斐のあるデッキをデザインしたいものですね。

レガシー)SCG「Pretty Hate Machine」より《大変動》型Hate Junk
レガシー)SCG「Pretty Hate Machine」より《大変動》型Hate Junk
レガシー)SCG「Pretty Hate Machine」より《大変動》型Hate Junk
皆さん、こんばんは。しもべです。

 SCGに「Pretty Hate Machine(by Brian DeMars氏)」なる記事が挙がっていたので読んでみました。
紹介されていたデッキがこちら
Abzan Cataclysm
--------------------
Brian Demars  0th Place at Test deck on 11/18/2014 Legacy

Lands (20)
1 Forest
1 Plains
1 Swamp
1 Bayou
4 Marsh Flats
3 Savannah
2 Scrubland
4 Windswept Heath
2 Karakas
1 Mikokoro, Center of the Sea

Creatures (20)
1 Phyrexian Revoker
4 Deathrite Shaman
1 Scavenging Ooze
4 Stoneforge Mystic
4 Voice of Resurgence
2 Spirit of the Labyrinth
2 Gaddock Teeg
2 Thalia, Guardian of Thraben

Spells (20)
3 Aether Vial
1 Batterskull
1 Chrome Mox
1 Sensei’s Divining Top
1 Sword of War and Peace
1 Chains of Mephistopheles
3 Abrupt Decay
4 Swords to Plowshares
1 Umezawa’s Jitte
2 Cataclysm
2 Bitterblossom


Sideboard(15)
3 Containment Priest
3 Kor Firewalker
1 Chains of Mephistopheles
1 Choke
1 Engineered Plague
4 Leyline of Sanctity
2 Zealous Persecution
http://www.starcitygames.com/article/29752_Pretty-Hate-Machine.html

まぁ、環境のHateカードを詰め込んだJunk。Death&Taxとのあいのこのようなデッキだと考えると判りやすいかもしれませんね。

 成程と思ったのがEnc/CreやAtf/Creと《大変動》のシナジーで、これを利用する事で自分だけ場に相手よりも多くの生物を確保できるという物。何となく「リシド」を活用していた昔のデッキを思わせる作りですね。
しかもこれらはHateBearなので、相手の場を壊滅させた上に蓋だけは継続してあるというたちの悪い状況を維持できます。
 生物の部分は《復活の声》がいれば更にTokenで底上げできます。コントロールしている生物数分のサイズになれるというTokenの性質もここで活きますね。

 個人的には《復活の声》のペナルティを活かしやすいハンデスや大変動に合わせるための《トロウケアの敷石》とかも使ってみたいですが・・・。

 個人的には封殺系はそれ程好きではありませんが、こういう風に形にされるとThe Rockerとしても刺激を受けます。



 P.S.
鎖1枚に流石に400$は出せねーさ(´・ω・`)



< 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 >

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索