健さんが・・・。
健さんが・・・。
健さんが・・・。

日本映画界の伝説の俳優、高倉健さんが鬼籍に入られていたようです。

本当に残念・・・。
匂い立つような二枚目や美形、という訳ではありませんでしたが、武骨で味のあるカッコよさが有りました。「日本の男(漢)のカッコよさ」の象徴の様な方だったと個人的には感じていました。


 その知名度は日本だけでなくハリウッドでも名前が通っているほど。
「日本人は嫌いだけど、健さんだけは別」と日本嫌いを自称する一部の中国人や韓国人も言う程の人気がアジアでもある方。

 こんな方もう出てこないだろうなぁ・・・。
健さんのご冥福をお祈りします。


 P.S.
鉄道屋っても1999年の映画なんですね・・・。
もうそんな昔の映画になってしまったのか。時がたつのは本当に早い。

レガシー)GP New JerseyはBBDの優勝。
レガシー)GP New JerseyはBBDの優勝。
レガシー)GP New JerseyはBBDの優勝。
皆さん、こんばんは。しもべです。


 大盛況で幕を閉じたGP New Jersey。
4000人越えと言う歴史に残る記録をした大会のフォーマットがLegacyと言うのが感慨深いものがあります。
私が始めた当初は一月に20人程度が集まる大会が一つあるだけだったのに、今では日本だけで見ても多くの大会が週ごとに開かれていますからね。


 さて、結果の方を見ていきましょう。
今週はSCGはGPを開催しているので当然Open大会は無しです。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/141114_edison.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=11/15/2014&end_date=11/16/2014&start=1&finish=16&event_ID=3&city=Edison

 大会を制したのはSCGでもお馴染みのBBDことBrian Braun-Duin氏のJeskai Bladeです。

以下Top16(上から順に1位→9位→16位)
Jeskai Blade
Infect
ANT
Miracles
Miracles
UR Delver
Metalwolker
UR Landstill
--------------
Omni-Tell
Patriot
Miracles
Elves
SneakShow
Grixis
Jeskai Stoneblade
BUG Delver

 です。
今大会は探査ドローを要したデッキ群の台頭とそれに対して他のデッキ群が如何に対抗策を打ち出すのか?と言う事に主眼を置いてみていました。が、蓋を開けてみると探査ドロー系が最勢力であるのは事実ですが、それ以外のデッキもばらけて結果を出しています。
特にTempo系として一瞬輝いた後はKTK以後姿を消していたInfectの準優勝(なぜ今更Infectが出てきたのかは大いに疑問ですが・・・。)と同じくKTK以降陰りが見えていたMiraclesの様なControl系がいるというのが意外でしたね。やはりMiraclesのデッキとしての強さが大規模大会では発揮されるのかもしれません。個別のアーキタイプとしてはTop16中最多の3名ですからね。
 非U系は残念ながらほぼ無し。
特にトライアルで多数の結果を出していたDark Maverickが全くいないというのが現状の厳しさを物語っているように思います。D&TやJundもいない。
Comboもここの所少々息を吹き返しているように思いますが、矢張り一つの勢力が勝っている状況に持って行けてはいないようです。相変わらずばらけているのがもうこの環境の特徴の様にも思えますね。

 少々気になるのは7位のMetalWoker。
というより《虚空の杯》+《三なる宝球》からなるデッキ群。
ここのところ《不毛の大地》《突然の衰微》やSnT勢の減少、加えて低マナスペル連打の傾向が強くなってきたため再びこの2つのAtfを軸に添えたデッキが増加傾向にあると思います。
もちろん苦手札やデッキが死滅したわけではないのでまだまばら程度ですが、それでも確実に数を増やしているようにも思えます。

 統率者2014の注目株《封じ込める僧侶》は白いデッキ6名中5名に其々2枚ずつ取られていました。
これだけでは何とも言えませんが、まぁ殆んどのデッキで採用されているという事は確かなようです。



 さて、ここからは個別に気になったデッキを見ていきましょう。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76124
1位、BBDのJeskai Bladeです。

 TricoloreカラーのTempoデッキですが、Patriotとは異なります。また先週SCG Openで優勝したRudy Briksza氏のJeskai Bladeとも異なります。
丁度PatriotはBob Haung氏が10位に、Jeskai Bladeは15位にリストが有るのでそれと見比べてみると違いが判りますね。

 非常に判り易い部分では《秘密を掘り下げる者/DoS》→《若き紅蓮術士/YPM》になっていますね。
アタッカーの仕様が点突破から面制圧に代わっています。
どちらもデッキ内のIns/Socスペル比率を上げることを要求するカードですが、DoSは捲れれば何でもいいのに対して、YPMは能動的に使用していく事まで強要しています。
つまりデッキとしてより攻撃的になるわけで、積極的に墓地を肥やす動きに繋がるためより《宝船の巡航》との親和性が高まっているという訳ですね。
 またTokenを多数生める性質から《梅沢の十手》の威力を発揮しやすいとも言えます。
担ぎ手も確保しやすいため《真の名の宿敵》は基本の2枚に抑えられていますね。

 次に見えるのが《目くらまし/Daze》と《不毛の大地》(ついでに《もみ消し》の不在)ですね。
詰まる所ManaDenial戦略を採る気が無い。
その分土地基盤の安定と能動的なスペル選択がされています。
土地はフェッチランド実に12枚とこれでもかと盛り込んでいる上に基本地形まで使う余裕が出てきています。また《ギタクシア派の調査》を取りながらもマナ基盤の総必要枚数の低下から《呪文貫き》を入れる余裕も出てきていますね。

 総じて見えるのがKTK後のUR DelverをベースにPatriotの要素を突っ込んだデッキと言うのが印象です。
それでいてPatriotの特徴である《稲妻》と《剣を鍬に》を搭載できるため除去合戦も挑む事が出来る仕様になっています。其々無駄牌になる可能性が在るため1枚ずつ減じて2枚の《紅蓮破》が仕込んであるのも対環境用ですね。打消しにも除去にもなりますから。
UR Delver程工芸一辺倒では無く、除去にカウンターにと相変わらず総合的なデッキパワーをこさえた形にしてあります。
前述の通り、より探査ドローをしやすくしたPatriotですね。

 サイドの打消しは《狼狽の嵐》の2枚だけ。あとは其々《紅蓮破》《水流破》は1枚ずつです。
それに対して《封じ込める僧侶》2枚+《翻弄する魔道士》3枚のHatebear5枚体制。
対Storm様に採ってある物を除けば、基本的にHatebearで対処していく方向性の様ですね。


 しかしより能動的な形にしたらDoSが抜けてしまったというのが中々大きな衝撃ですね・・・。
Uでアグレッシブな形と言ったらISD以降はDoS4枚がほぼ鉄板でしたし・・・。
流石BBDですね。
Top16にはPatriotも中速Bladeありますが、どれが最適な形になるのでしょうね?

 因みにBob Haung氏はサイドボードに《相殺》+《師範の占い独楽》を仕込んでいるアグレッシブ仕様です。
対Comboに少々不安も残るPatriotですからこれは面白いですね。




http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76116
8位、Lam Phan氏のUR LandstillControlです。

 デッキカラーでは最勢力のURですが、もっぱらTempoでControlは滅多にいません。が、そうかと思うと今回の様に時折出てくる事もあります。
今回も《行き詰まり》を軸にしたパーミッション型のCounterBurnデッキですね。
《不毛の大地》と《ミシュラの工廠》を4積ずつするというのも今ではこれ以外には滅多に見られません。

 今やLegacyのアドバンテージは探査ドローが顔になっていますが《行き詰まり》と言うお手軽アドバンテージカードも強さに揺るぎはありません。
もちろん相手の初動を捌けることが前提なのでその分火力も多め。
特に目を引くのが《突然のショック》です。
DoSだけでなく《僧院の速槍》を確実に除去できる「刹那」が光りますね。特に速槍は2枚ハンドをつぎ込まれると《稲妻》では届かないサイズになってしまうためこのデッキでは死活問題。
またElvesの《ワイアウッドの共生虫》も安全に対処できます。代わりとして見当たらないのが《ヴィダルケンの枷》の存在。理由は知りませんが、現状《タルモゴイフ》が一時期に比べて減った事に加え前述の速槍やYPMの様なパクッても仕方のない生物が増えたからかもしれません。
少々気になるのはスィーパーが無い事。
もちろんサイドには採ってありますが、分割火力さえもないのは大丈夫なんでしょうかね?《火+氷》位取ってある事も珍しくもありませんし、環境柄必要にも思えるのですが・・・。

 基本は《行き詰まり》でアドを採っていくのでしょうが、それに加えて探査ドローも採ってある欲張り構築ですね。
《瞬唱の魔道士/ScM》がいるお陰であまり墓地を食い荒らせないため、探査ドローは2枚に抑えてありますが、共存と言う意味では珍しいですよね。
むしろScMを使いながらアドも取っていきたいために探査ドローを抑えめにして行き詰まりを採ったとも取れなくもないです。




http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76144
14位、Eli Kassis氏のGrixis Controlです。

 一応Controlと表記されていますが何とも判別のし辛い構築です。
《不毛の大地》抜きとはいえ僅か17枚の土地にGrixis Delverと殆ど変わらないSoc/Insのスペル構成です。《思案》まで入ってますしね。ついでにミシュランも無い。
が、生物は《悪意の大梟》《概念泥棒》《瞬唱の魔道士》とアドバンテージに特化した生物群です。それに加えて《ダク・フェデン》と言う珍しいPWまで入っておりこちら方面で見るとControl成分が強い。
と言う事で生物とPWはControl系で土地とそれ以外のスペルはTempo系と言う極めて特殊な作りです。
 今一つ確信がありませんがダクは[+1]でルーターしハンドの質を高めながら墓地を肥やす事で《宝船の巡航》に繋げる。それで引き増す事でよりルーターの価値も高まるはず。それで溜まった忠誠値で[-6]の奥義を使って相手の生物をパくれるようにするという形の筈。
しかしここまでやるほどの効力が有るんですかね?
余りに特殊なので、判別がつかないデッキですが・・・。

 《唐突なる死》は強力なのですが、環境柄U/Rの生物を指定する事も多いはず。このカードの強みである一方的な焼き払いは難しいようにも思いますが・・・。




http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_helmerator_with_zach.html
Deck Tech: Helmerator with Zach Dobbinです。

 Zach Dobbin氏はこのデッキでEternal Weekend2014でも5位に入っています。サイドが《漸増爆弾》→《残響する真実》になっている部分ぐらいしか違いはありませんね。
前述のとおりCotVと三球の威力が増している状況で、動画でも本人もその事に触れていますね。
またこのデッキ最大の特徴は《虚空の力線》をメインに4枚積んで《Helm of Obedience》とのHelmVoidコンボを取り入れているところですね。
探査ドローも含め益々墓地掃除が重要になっている環境で、ならメインから入れてしまおうという話ですね。
このデッキでの優れているところは《Transmute Artifact》及び《求道者テゼレット》が有る所で初手に力線が有れば、そこからサーチして瞬殺と言うパターンが組める部分ですよね。
 ただ、無駄牌の処理が苦手なデッキでもあるので、初手に無かったりメインで役に立たなかったりすると結構大きな負債になりますね。



http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_reset_high_tide_with.html
Deck Tech: Reset High Tide with Feline Longmoreです。

 現状の殆どは《Candelabra of Tawnos》を使った燭台型High Tideですが、このデッキは《Reset》を使った形で所謂「ソリダリティ」ですね。
《時のらせん》が使える利点もあったため燭台型が主流でしたが、このタイプもまだ使っている方もいるようですね。当たり前ですがIns速度で動く事になる為圧倒的にカードの選択肢が狭まります。
以前とは異なり、HighTideと同じくメインにフィニッシャーは積まない形です。
そして最大の変化は《時を超えた探索》を積んでいるところでしょうか。ScMと合わせて墓地を食いながら進めていく事が出来る為HighTideとは異なる強みもありますね。




 こんな所ですか。
探査ドローの隆盛は確かにありましたが、実際にはそれぞれのアーキタイプが1名ずつと言う圧倒的な勝ち組とは評価しづらい結果でしたね。
Comboもそうですが、どれか一つの一強と言うのは少々難しい状況なのかもしれませんね。

 さて、今回はここまで、です。
今回もお付き合いいただけた方には感謝申し上げますm(_ _)m
この文章がお役に立てば幸いです。



つれづれ)Hymnは衰退しました?
つれづれ)Hymnは衰退しました?
つれづれ)Hymnは衰退しました?
皆さん、こんばんは。しもべです。


 先日から開催されたGP New Jerseyはどえらい事になっとる様です。
4000人overとかどんだけ・・・。
これは来年の京都も!と期待したいところですが、残念ながら開催地が日本では限界がありますよね・・・。
2000人も超えれないんじゃないですかね。

 トライアルの結果も掲載されていましたが、Dark Maverickの多いこと多いこと(何故かAbzan Maverickと表記されていますが・・・少々強引すぎません?)
やはりTempoデッキが台頭し始めるとMaverickも復活してきますね。
特に一時期の様に少々重めに奔るのではなく、軽量連打という状況がMaverick最盛期の当時を再現させてくれますからね。
結果が楽しみですよ。

 SCGでも多数記事が挙がっています。
翻訳して読むのは面倒なので気になった部分だけの流し読みですが、それでも記事が多いのは有難い。
プレミア記事も読みたいですね・・・。


--------------------------------------------------

 で、《Hymn to Tourach》です。
BUGの減少もそうですが、Jundも含めその搭載数そのものが減っています。
まぁ、理由は判ります。
ハンデス自体が探査ドローに「存在を否定されているから」ですね。折角マナを掛けて数を削ったものが、それを利用されて消耗させた以上のドローをいとも簡単にされれば嫌にもなります。
Reid Dukeも「There’s just no sense in casting Hymn to Tourachs or Abrupt Decays when your opponents can so easily topdeck Ancestral Recall to undo everything you’ve worked for.」とまで言ってますからね。
ハンデスした分が簡単に取り返されるばかりか、ハンデスした方がむしろ不利になる意味不明ぶり。

 同様の理由で《ヴェールのリリアナ/LotV》も圧倒的に弱体化しました。
[+1]をしても蓋にはならず自分ばかりが損をする状況ですからね。

 「Hymnで削って → LotVで蓋をする」
と言う黄金パターンも通じない以上、これらが減るのも致し方ない事です。

 ただ、本当にそうなのか?とも思います。
確かに《宝船の巡航》や《時を超えた探索》を使われれば文字通り元の木阿弥。
しかし、それを使われるまでは、これまでと同じ様に効力を発揮しているわけですよね?と・・・。
なら要はその補給行為をさせなければこれまで通り十分な働きをしてくれるのではないのか?と考えているわけです。
 まぁ
打消したり、ドロー/キャスト制限掛けたり、墓地取り除いたりなど等ですね。
これらで探査ドロー自体を潰せれば、Hymnからの威力はそのまま残る、優位性は保たれるはず。
と言う事は、考え方を換えれば前環境までとは「蓋」となるカードが変化したとも考えられるかもしれませんね。
これまでは単純にタダツヨだったLotVをHymnから繋げるだけでも十分蓋の機能を発揮してくれました。が、今後はHymnの威力を発揮しようとするのなら、環境に合わせて別種の蓋に変更する必要が出てきたわけですよね。


 と言う訳で、使おうと思えば、「強いHymn」をまだ使う事は出来るのではないか?と言う希望的結論に至りました。
とは言え、誰に対しても何時引いても一定以上の効力を持っていたLotVが機能しづらいという事を考えると、Hymnを活かすデッキを組む事は出来ても、そのデッキ自体のパワーはやはり劣ってしまったというのも避けようのない現実なのかもしれません。




レガシー)SCG デッキ紹介よりGB Stompy
レガシー)SCG デッキ紹介よりGB Stompy
レガシー)SCG デッキ紹介よりGB Stompy
皆さん、こんばんは。しもべです。

テキトウ意訳↓
Daily Digest: I Hope You Choke

Gerry Thompson (11/13/14)


 Legacyの様な広いフォーマットでは、純粋なHateデッキを扱うのは難しい。理想的には、幅広いデッキへのHateカードを抱えようとするだろう。UはLegacyの広大な部分を抑えているので、恐らく《窒息》はその様なカードの一つであると思われる。

 《虚空の杯》は幾らかのデッキに対して偉大なんだ、《三なる宝球》の様にね。それらは恐らく君のデッキの構築をも制限してしまう、けれど制限は発想力を生む事になるじゃないかな?《古の墳墓》は君に1マナのカードの使用を諦めさせながらも競争力を持たせるCotVと三球の設置を助けるんだよ。その一方で《緑の太陽の頂点》は多分完璧なカードだよ、1t目には《ラノワールのエルフ》(=《ドライアドの東屋》)になりながらも後半では《アルゴスの庇護者、ティタニア》を含めどんな物にもなれるのだからね!

 《突然の衰微》はあらゆるものをキャッチでき、《森の知恵》は君にカードの選択制とカードアドバンテージを必要に応じて与えてくれるんだ、特に返却する分も含めれば多数のカードを扱えるようになるからね。《強情なベイロス》はBurnとのマッチを助けてくれて《Hymn to Tourach》と《ヴェールのリリアナ》に対しても効果が有るんだ。

 このデッキは《宝船の巡航》とUR Delverに対して過剰反応が過ぎるかもしれないが、君がHate満載のデッキを探しているのなら、こいつをどうだい。《横揺れの増長》は少し不可解かもしれないという事は理解しておいてくれ。

[G/B Midrange]
Lejay  1st Place at Magic Online Daily Event on 11/10/2014

Lands (23)
5《森》
1《沼》
3《古の墳墓》
3《Bayou》
3《霧深い雨林》
4《新緑の地下墓地》
4《不毛の大地》

Creatures (10)
1《死儀礼のシャーマン》
4《強情なベイロス》
1《再利用の賢者》
2《クルフィックスの狩猟者》
1《アルゴスの庇護者、ティタニア》
1《ドライアドの東屋》

Spells (27)
4《虚空の杯》
1《ゴルガリの印鑑》
4《三なる宝球》
4《窒息》
4《森の知恵》
4《突然の衰微》
4《緑の太陽の頂点》
2《横揺れの増長》


Sideboard
2《フェアリーの忌み者》
1《巨大ヒヨケムシ》
1《カロニアのハイドラ》
2《クァーサルの群れ魔道士》
1《漁る軟泥》
1《スパイクの織り手》
1《棘投げの蜘蛛》
1《ガドック・ティーグ》
2《虐殺》
1《毒の濁流》
1《Savannah》
1《Karakas》

http://www.starcitygames.com/article/29728_Daily-Digest-I-Hope-You-Choke.html

[運び屋(旧名:hak0)]さんのところで知って、SCGのデッキ紹介にも載っていたデッキ。所謂ElephantStompy系。

BUGの現象による《突然の衰微》と《ヴェールのリリアナ》の減少でSnT系にさえ対処出来ればStompy系にも光が当たってくるような気がします。

 驚きの2色構成ですが、それが結果として《アルゴスの庇護者、ティタニア》の運用に繋がっているわけですね。他のデッキの様にわざわざティタニアのためのギミックは入れていませんがハンドに割れる土地がある場合はGSZからこいつを持ってくるという運用方法ですかね。
個人的には《憑依された沼墓》か《地平線の梢》を試してみたいところですが・・・。

 ようわからんと言われる《横揺れの増長》はまぁ普通に考えれば《三なる宝球》とManadenial戦略のサポート件スィーパーなのでしょうね。ここまでやる必要があるのかは些か疑問ですが。

 正直、現状《不毛の大地》系統をどうしようか考えていたのですが確かに《窒息》は有効性が高いですね。完全に忘れていた・・・。
巡航やDTTのために土地を減らしているのなら尚更効果的ですね。探査に利用されない分《津波》よりも効果的。

 これは確かにやり過ぎ感は出ていますが、これぐらい突き抜けたデッキ制作も面白そうですよね。



レガシー)Daze0枚のUR Delver
レガシー)Daze0枚のUR Delver
レガシー)Daze0枚のUR Delver
皆さん、こんばんは。しもべです。


Legacy Weapon The Best Deck in Legacy and Modern
By Caleb Durward // 12 Nov, 2014
(http://www.channelfireball.com/articles/legacy-weapon-the-best-deck-in-legacy-and-modern/)
 より
UR Delver, by a Legacy Wizard
-----------------------
Lands
2 x Polluted Delta
1 x Island
1 x Mountain
1 x Flooded Strand
4 x Volcanic Island
1 x Misty Rainforest
4 x Scalding Tarn
2 x Bloodstained Mire
1 x Arid Mesa

Creatures
4 x Monastery Swiftspear
4 x Delver of Secrets // Insectile Aberration
3 x Young Pyromancer

Noncreature Spells
4 x Gitaxian Probe
4 x Brainstorm
4 x Ponder
4 x Lightning Bolt
4 x Treasure Cruise
4 x Chain Lightning
1 x Price of Progress
1 x Fireblast
3 x Force of Will
1 x Preordain
1 x Dig Through Time
1 x Forked Bolt


Sideboard
2 x Grafdigger’s Cage
2 x Pyroblast
1 x Force of Will
1 x Price of Progress
3 x Smash to Smithereens
1 x Electrickery
1 x Hydroblast
3 x Eidolon of the Great Revel
1 x Submerge
 もともと現在のUR DelverはRUG Devlerをより《宝船の巡航》を扱いやすくするために変形させた形。
RUGの頃はTempoデッキでありクロックパーミッションと言うデッキの正にそれを体現していた。が、URになり相手の妨害をするよりも自分の行動を増やした結果かなり攻撃面は骨太になった代わりに防御面はかなりか細くなりました。
結果として相手の妨害には強くなったけれど自分から妨害が出来辛くなったのでComboの復活を許す事になりました。

 が、Calebが今回残しているのはそのURの特色を更に先鋭化させた様な形。
巡航で引き増す場合、攻めを考えるのならそれは当然Dazeより直接的な攻撃手段(文中では脅威)が有った方が良いに決まってますよね。そのため、Dazeを抜いてその枠にドローと火力を詰め込むというトンデモ仕様。
追加の火力で《Chain lightning》は4枚に。
追加のドローで其々5枚目の《思案》/《宝船の巡航》として《定業》/《時を超えた探索》

 言ってる事は判るのですがこれはもはや完全にクロックパーミッションでは無くなっていますよねw
ついでに言うとTempoデッキかどうかも怪しい。
もはやUR「Sligh」なのでは?と言いたくなる仕様ですね。

 土地が大事とか言いながら、調整して《火炎破》増やすかも~とか言う恐ろしい発言も・・・。
それは確かに火炎破で消耗した分を探査に使えるのは理論ですが、火炎破打つのってトドメが大半では?他はリスクが大き過ぎて使えない気も・・・。


 ついでにサイドも《狼狽の嵐》ではなくて《大歓楽の幻霊》。
これもより前のめりな結果ですよね。
もう殆どノーガード一歩手前。
実に漢気のあるデッキになってます。

 苦手分野捨てて得意分野伸ばしてますからね。Glenn JonesがSCGの記事で「If You Play Burn, Play Burn」って書いてますけど、ある意味それをしてしまったデッキ。
BoF4のサイアスの「羅刹」を思い出しましたとさ・・・。


 しかしアプローチも違うのでしょうが、UR Delverは人によって行ってる事が結構異なるので面白い。まだまだ粗の多いデッキなんだと思えますよね。


 P.S.
[Patrick Chapin]のTrico Blade Controlの記事が読みたい・・・。



レガシー)TheRockに関してつれづれ:KTK~2 墓地対策とスィーパー
レガシー)TheRockに関してつれづれ:KTK~2 墓地対策とスィーパー
レガシー)TheRockに関してつれづれ:KTK~2 墓地対策とスィーパー
皆さん、こんばんは。しもべです。


 大分間が空きましたが、1の続き。
現状のTheRockで色々思っている事。

・墓地対策
:これまでの対墓地Combo、対タルモ、スレッショルドが主に挙げられました。
が、今後は《宝船の巡航》《時を超えた探索/DTT》が入る事に依りあらゆるU系にデッキに数での対策が必要となってくるでしょう。
《死儀礼のシャーマン》4枚は当然。
これで継続的に相手の墓地に威嚇を行う。加えて採っておきたいと考えているのが《漁る軟泥》。(G)マナ1つに付き1枚の墓地を掃除できる。これで数への対策も出来るようになります。
 同時にライフゲイン要素にもなります。
軟泥は基本は1枚ですが可能なら2枠採りたい。難しいですが・・・。

 これらは相手にとってのマスト除去になり易いため、避雷針として機能しやすい。
また、使われたカードで探査されては消耗させた意味が無いので後続で素早く墓地掃除をする。そのための枠増量でもあります。

 自分でDrSを用いるようになってからは《ボジューカの沼》の価値は皆無になりました。
が、墓地に対して対策を取りたいというのならこれの勝ちも出てきます。当然銀弾出来る《聖遺の騎士》も。


 そしてこれらの傾向は他のデッキにも言えるようになります。
これまで以上に墓地対策が溢れる可能性もあり、何とも今の時点では言えませんが《タルモゴイフ》への依存度を下げる必要もあります。軟泥の枠の1つはタルモを使えるかも・・・。只そうすると他のフェアデッキには兎も角、本体サイズが下がるので火力自体には弱くなってしまう?

 現状墓地対策は枚数を考慮できる物を入れるのが現実的です。
しかしこれだけElvesがいるのなら《墓掘りの檻》も使わざるを得ない。墓地対策に2種類も使わねばならないのが厄介ですね。
が、Carsten Kotter氏も言っていたけれど、墓地対策は探査ドローへの根本的な解決案にはならない。そのため、あくまで余剰部分に留めておくという認識を失ってはいけないと思います。




・ハンデスから除去へのシフト。
:探査ドローのお陰で真面にはハンデスは機能しないため、最序盤のゲームプランを崩す+露払い程度の価値しか出ないのが現状。思いっきりReid Dukeにナンセンスって言われましたからね。
そのためハンドでは無く盤面への支配力を高めていく方針にしたいと考えています。
以前挙げた《破滅的な行為》と言うのはそう言う事。
また幾ら枚数を稼ごうと1枚で吹き飛ばせる為、見えている脅威として相手に展開制限を掛けさせることが出来ます。それまでに如何に盤面で優位性を確保できるか、後続を引き込めるかが重要になるでしょう。決してDeedを使った消耗戦を挑むという事ではない。消耗戦ではやはり分が悪いためですね。それが出来るのは2枚目も確保できている場合に限ります。
対Miraclesでも重要。
 また、
Deedはどうしても遅い。
支配力は高いのですが使用するならメインかサイドに直接型スィーパーかより軽量な設置型のスィーパーを用意したい。その意味で《仕組まれた爆薬》は有り。ただ直截的なスィーパーでもいいと思います。《悲哀まみれ》や《ゴルガリの魔除け》等。
悲哀まみれの方が受け幅が広くマナが難しいですね。《毒の濁流》は強力ですがSuecideなデッキなのに火力が流行っている現状では正しく自殺行為。除去が豊富なデッキですしね。
ただ《悲哀まみれ》は重すぎる。
 ゴルチャはサイド要員に置けて活用性が高いのですが、汎用性も高いのでサイドどころかメインの1枚として考えているのが現状です。《若き紅蓮術士》やElvesを考えるならこちらの方が有用。《僧院の速槍》には対処できないですが2修正でもスペル1枚の投資で対処圏外になるのでそれ程気に掛ける必要性が薄いでしょう。どのみち無理と言えると思います。問題は自陣を巻き込む事でしょうね・・・。この観点から《盲信的迫害》でも言いようにも思えます。
より汎用性が高く受け幅の広いゴルチャか、Beatプランでも使える迫害か。《未練ある魂》を使うのならばそれも良いかも知れません。

 また現状考えているのが《オルゾフの司教》。
「憑依」と合わせて2度の能力を行使できる点と、除去/Beatの選択が出来る点、自陣に被害が無い点などが優位性として挙げられます。また生物である事も非常に重要。
《石鍛冶の神秘家》を用いる装備品Beatなら当然担ぎ手にもなりますからね。また現状使われているカウンターとしてFoW、Dazeに続くのが主に《呪文貫き》であるという意味では、これに引っ掛からない生物であるというのもまぁ意味が出てくる部分です。
3マナと少々重いのですが、StP/Decayと積んでいる除去単デッキなので他のデッキほど問題にはなりにくい。

 最後に以前から挙げている《仕組まれた爆薬/EE》。
本体の軽さと選択的な起爆が可能な点でDeedと区別できますし、DrSで4色目を確保出来ればPWを潰す事も出来る。
ある意味万能除去の代わりを務める事も出来ますね。
(X)部分を操作すれば《相殺》にもかかりづらい。

 ここら辺は正直メタにより使い分けが必要になってくるので何とも言えない・・・。
取り敢えず2枚のDeedに
・《ゴルガリの魔除け》:汎用性と軽さ
・《オルゾフの司教》:使い回しの良さと生物
・《仕組まれた爆薬》:3枚目のDeed
としてどれか1枚ぐらい入れる予定です。


 DeedはMiraclesには有効札ですが、同様に有効札足り得る《森の知恵》との共存が難しい。
意識するなら《森の知恵》2枚目も十分圏内なのですが齟齬も有ります。その意味で別種tのスィーパーとのスプリットと言う意味もあります。




・万能除去の枠
:《真の名の宿敵》の存在を考えるのなら最も丸いのは《議会の評決》。《引き裂かれし永劫、エムラクール》を潰せるのも強みですね。ただWWが重い。
LotVやDeedが有るのならこれに拘る必要性は薄いのではないか?上のスィーパーや《大渦の脈動》の同一生物一掃能力が丸い。
残念ながら土地破壊に現状旨味を見いだせないので《名誉回復》は考えていません。どうしても《燃え柳の木立ち》を潰したいとか相手の《Karakas》が気になる構築でもない限りは・・・。
そもそも《突然の衰微》とハンデスが有る以上過剰な枠は必要ないのではないかとも・・・。





レガシー)今週のSCGの結果 逆襲のUR
レガシー)今週のSCGの結果 逆襲のUR
レガシー)今週のSCGの結果 逆襲のUR

 皆さん、こんばんは。しもべです。


 NARUTOが終わりましたね・・・。
長かった・・・。今週のJampは永久保存版ですな。


 さて、今日も今日とてSCGの結果を見ていきましょう。
今週はCOLUMBUSで行われました。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/081114_columbus.html
http://sales.starcitygames.com/deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=11/08/2014&end_date=11/09/2014&start=1&finish=16&city=Columbus&state=OH&country=US

 今週の優勝はRudy Briksza氏のJeskai(Tricolore)Stonebladeです。

以下Top16(上から順に1位→9位→16位)
Jeskai Blade
Elves
UR Delver
UR Delver
SneakShow
Mono-Red Moggchather
Miracles
UR Delver
--------------------
BUG Delver
UW Blade
UR Delver
Maverick
POX
UR Delver
ANT
UR Delver

 と言う結果です。
ここ2回ほどは非U系統の特にフェアデッキに強いComboも含めたアンフェアデッキに押されていたU系統ですが、今週は逆転。圧倒的な真っ青振りです。
が、その真っ青ぶりの中でも圧倒的な存在感が有るのがUR Delverです。
実にTop8に3名(そのうち2名がTop4)で、Top16まで含めれば実に6名も輩出しています。そして対照的にそれ以外のDelverはBUGが1名のみです。
この圧倒的な開きは偶々と言っていいとは思えないほどです。
この状態がどこまで続くのか、それとも今週だけで終わるのかはまだわかりかねますが、一つの重要な指標と言えそうです。


 さて、ここからは個別に気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76010
1位、Rudy Briksza氏のJeskai(Tricolore)Stonebladeです。
これは今週のDeck Tech(http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_jeskai_stoneblade_wi.html)にもなっています。

 Jeskaiと言うのでてっきりPatriotなのかとも思いましたが、蓋を開けてみるとBlade系の中速デッキです。
DeathBladeとEsperBladeの関係性と同じですね。
実はTricoloreカラーの中速Bladeデッキと言うのはLegacyでは殆ど居なかった為、今回の優勝は驚きです。
何か月ぶりかでわざわざDeck Techが設けられたのも納得がいきますね。
本人もノリノリで話してくれているので8分と言うで長め濃い目の内容。興味のある方は是非ご視聴を。

 さて、上でDeathbaldeに対するEsperBladeといいましたが、実際はそれ以上に重めの構築です。
Tempo系から速度を落としControl要素を入れデッキパワーを高めたのが中速のBlade系ですが、その方向性をより強くしているようで、重いスペルも枚数を積んでいます。

 生物は9枚。《石鍛冶の神秘家》は兎も角、3マナ圏《真の名の宿敵/TNN》《ヴェンディリオン三人衆/Cliqe》が2枚ずつのスプリットで計4枚も採られています。その上《瞬唱の魔道士/ScM》までいるので実質は5枚ですね。
これは本人も触れていますが、より幅広い層に対応するた目に散しているそうです。

 スペルはPatriot宜しく《稲妻》《剣を鍬に》で纏めてありますが、稲妻1枚を《議会の採決》に換えている辺り、より除去に力を入れていると言えますね。
ここら辺も攻めに力を入れているPatirotとの違いが出ています。カウンターは《Force of Will》4枚に《呪文貫き》と《対抗呪文》です。
《目くらまし》は無し。《不毛の大地》が無い事からも判りますが、カードパワーを高める為に重めの構築になっているためマナの伸びを阻害する要素がぬかれているわけですね。
そしてここでも現れる《紅蓮破》。
対Uスペル限定とはいえ打消しにも除去にもなります。其々の不足をこれで補う訳ですね。
 ドロー呪文は《渦まく知識》以外は《思案》でも《ギタクシア派の調査》でもなく探査ドローを入れています。
Tempoほどすばやく墓地は溜まりませんが、土地を伸ばしやすい構築になっているので1マナでなくとも軽めのマナでキャスト出来ればそれでいいという事でしょう。
Tempoは《宝船の巡航》が優先されていますが、このデッキはよりカードパワーの差が出やすい中速デッキなので《時を超えた探索》が優先されていますね。それでもスプリットされていますが。

 土地は多めの22枚。
その上、前述の通り《不毛の大地》は無し。基本地形も6枚もありDazeも無いのでかなりマナが伸びやすくなっています。
安定させたマナ基盤から高いカードパワーの札を叩きつけようという事でしょうね。
それでも(U)(U)の札が10枚も在るため展開は気を付ける必要はありそうですが。


 サイドも準Controlの様な仕様になっていてわかり易い。
特に《悪残の天使》はMiraclesがとるアグレッシブサイドボードの一種ですからね。確かにいきなりこれが出てこれら手は対処も難しい。ただノンクリーチャーに近いMiraclesがやるほどの効果があるとも思えませんが・・・。
《コーの火歩き》は丁度、私も考えていたカードなのですが、実際にこれだけRが環境に多いのなら素晴らしい効力を持つでしょう。
《封じ込める僧侶》は早速使われていますね。決勝のElvesでも使われた事でしょう。
FoWが有るとはいえ、軽量カウンターに乏しいデッキなので《狼狽の嵐》の2枚には納得ですね。


 正直Tempoが探査ドローを使うようになって、だんだんと中速のアドやKPを求めるような、続唱に近しい形になっていくかも・・・と考えていたら案の定ですね。
この手の出来が出てくるという事がメタが回る合図ですので、ここからは多少忙しくなりそうですね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76011
3位、Brandon Hulings氏のUR Delverです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76004
4位、Jared Rice氏のUR Delverです。

 今週は大隆盛のUR Delver。
基本は先回のGlenn Jones氏の《紅蓮破》型が多いようですが、最上位に進出した2人は更に変わった試みをしています。

 3位のBrandon氏は《蒸気の絡みつき》を1枚採用しています。
使われたのは追加の火力の枠で、さらに言えばGlenn氏の2枚目の紅蓮破の枠でもあり、火力の難点であるサイズのある生物への対策と言う事でしょう。バランスを取っているとも言えますね。
また《僧院の速槍》がいる状況なら、実質1マナで2点分の働きにもなりますね。
対小型用に分割火力では無く《渋面の溶岩使い》と《忌むべき者のかがり火》が採られています。かがり火は正直重いのであまり火力としては期待は出来ませんが、一方的に2手に状のダメージを与える事が出来るのは利点ですね。2点と言うとどうしても《紅蓮地獄》の様に自陣も巻き込んでしまいますからね。

 4位のJared氏は2枚の《発展の代価》(サイドにも3枚目)を採っておりよりBurnに近しいデッキと言えます。また分割火力は1枚に抑えられていますが《梅沢の十手》を1枚採っています。
これに依り機能すれば分割火力以上に盤面の支配を高める事が出来、サイズ差もある程度補えます。テンポは悪いのですが《若き紅蓮術士》がいれば装備先に困る事も無いでしょう。
装備品に依るマナの要求と《発展の代価》への影響を考慮し、基本地形が《島》2枚《山》2枚ずつの計4枚も採られている事も特徴ですね。
捌くのではなくより攻撃的でパワフルな仕様と言えるのではないでしょうか。
その分重く序盤の盤面への隙があるのか《電謀》の2枚目がサイドに有ります。
また対小型除去を警戒してか《ミジウムの外皮》が2枚採られていますね。これはYPMを使う様なデッキでは時折見ましたが、2枚も採ってある以上一定以上の成果を見ているのでしょうね。


 圧倒的なまでの数が今回ランクインしており、他の大会等を見ても探査ドローを組み込んだDelverデッキの中では最大の成果を上げていると言っていいでしょう。
やはり探査ドローを使用するDelverを組むとするのならこのUR Delverが一番と言う事でしょうかね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76028
9位、Brendan McGrail氏のBUG Delverです。

 それとも完成度の高さの違いでしょうかね?
今回唯一UR以外でのTop16入りをしたBUGですが、ここ最近はハンデス減枠や無しにして《もみ消し》等を優先している形が多いです。
LotVも減枠されている状況で0枚と言うのも有るから驚きですよね。
が、今回のBrendan氏の様に《Hymn to Tourach》を残してあるのは珍しいと言えます。

 とはいえ、LotVにしろHymnにしろ本来はTempoに極めて有効なカードです。
最序盤にHymnを叩きつけてLotVで蓋をすればそれで封殺できるのも未だ事実。探査ドローで抜け道が出来てしまったとは言え嵌れば強いんですよね。
その意味で今一つUR以外はデッキとしての形が定まっていないように思えます。

 ただひとつ傾向として言えるのが《ディミーアの魔除け》が増加傾向にあるという事でしょうかね。
《押しつぶし》と《被覆》の有効性が認められてきたという事でしょうかね。
特にHymn→LotVと繋いで、そこからリカバリーに入ろうとする相手の《宝船の巡航》に被覆モードを叩きつければそれでほぼ詰みになりますからね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76009
5位、Brad Nelson氏のSneakShowです。

 風当たりの厳しいSnT勢ですが、今週はSneakShowがランクインですね。
メインに《圧服》を2枚入れておりギタ調と合わせて計5枚も安全確認が入れてあります。ドロースペルや妨害を入れている枠を使っている以上引いてきたものを確実に通すように組んでありますね。
圧服まで入れる程安定性に拘っているという事でしょう。
まぁ、出せば高確率で勝てるデッキですからね。

 サイドに《防御の光網》が在ります。
ここ最近は減少傾向にあった光網。本来は対カウンター等の使用方法ですが、今後《封じ込める僧侶》が流行る様ならこれの価値も上がってくるかもしれませんね。
現在ハンデスも《ヴェールのリリアナ》も減っているにも拘らず《神聖の力線》を4枚採る理由はなんなのでしょうね?



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=76017
10位、Eric Rill氏のUW Bladeです。

 名前の通りUWカラーのSfMデッキです。
が中身はどちらかと言うとControl仕様。《ヴィダルケンの枷》に加え相殺コンボ、HelmRipなどを仕込んでおり、サイドには《終末》が入っています。
この事から、サイド後のデッキの有り方を逆転させたUW Miraclesと言えるかもしれませんね。
丁度10/26のMinneapolis大会でRyan Warnerが類似のデッキを用いています。
が、そのデッキよりも中速Bkade仕様になっていますね。

 普通のBladeと思っていたらいきなりコンボ決められたり、サイド後は単体除去が腐ったりと相手の裏をかくデッキですね。



http://www.tcdecks.net/deck.php?id=15220&iddeck=112961
12位、Blake Kettle氏のDeath&TaxtGです。

 リストが不完全です。
その上SCGのサイトではごちゃごちゃになって判別がつかないのでTC Decksのページを張ってあります。

 で、本命のリストですが一応名前はMaverickになっていますが、どう考えてもDeath&TaxtGです。
マナ生物、《緑の太陽の頂点》《聖遺の騎士》の総てがいないデッキはMaverickとは言えないと思います。

 ただtGをしているだけあって《ガドック・ティーグ》《クァーサルの群れ魔道士》等を採っていますね。
また「Hatebear」とでも呼ばれそうなほどその手のカードを採っています。通常のサリア、破棄者に加え最近の定型である《迷宮の霊魂》に期待の新星《封じ込める僧侶》など。
加えて《審判官の使い魔》を入れており、妨害要素に非常に力を入れていますね。
《ちらつき鬼火》+《封じ込める僧侶》で、単体除去が面白い。
しかし、その代償としてアタッカーの枠が無くなっています。
《ミラディンの十字軍》と《オレスコスの王、ブリマーズ》の計2枚だけ。《セラの報復者》と合わせてあと数枚はありそうな部分が使われているわけですから、殴り合いでは不利ですね。

 また装備品では追加枠は《火と氷の剣》ではなく《戦争と平和の剣》と《光と影の剣》が採られています。
火力が多い事からライフゲインを重要視しているのでしょうかね?

 少々気になるのはスィーパーが無い事。
《Holy Light》にしろ《大変動》にしろ何かしら採られていました。またメタ的にも必要性が高いはずですが・・・。

 また僧侶と《霊気の薬瓶》の祖語はどうなのでしょうね?
必要性を感じなければ出さなければいい~的な話で解決するのでしょうか?




 こんな所ですかね。
ここ最近のうっ憤を晴らすかのようなUR Delverの大暴れ振りでしたね。
他のDelverは結局どのような形を追い求めることになるのでしょうかね。日本ではRUGなんか今もって古典式の方が人気がありますし。
気になりますね。

 さて、今週はここまでです。
今回もお付き合いいただけた方には感謝もうし上げますm(_ _)m
この文章が何処かでお役に立てば幸いです。




 P.S.
今週のSMASHはStatesだね絶対!!とか思っていたらCAROKINAだった・・・。



レガシー)エタフェスTop4のThe Rockを凝視
レガシー)エタフェスTop4のThe Rockを凝視
レガシー)エタフェスTop4のThe Rockを凝視
皆さん、こんばんは。しもべです。


 エタフェス2014のTop8のデッキリストが発表されましたね。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~FDC/EFT2014Top8D.html
驚きの《宝船の巡航》零枚。
またRUG Delverは古典仕様が2名。
日本と海外の差はあるとはいえ中々に興味深い結果ですね。
そんな中でも驚きなのがThe RockのTop4入り。
残念ながら準決勝でMiraclesに当たってしまいました(非常に失礼ながらリアルタイムで観戦しながらも、マッチングを見た瞬間に\(^o^)/となりました)。
が、久々に大きな大会で上位入りと言うのは快挙です。
同じロッカーとして、嬉しい事ですね。

「GBW Junk」 / Keita Kikuchi
【Top 4】

Main Deck

Land*23
1《沼/Swamp》
1《平地/Plains》
1《森/Forest》
4《不毛の大地/Wasteland》
4《湿地の干潟/Marsh Flats》
3《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
2《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
2《Scrubland》
2《Bayou》
1《Savannah》
2《Karakas》

Cre*17
4《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4《闇の腹心/Dark Confidant》
3《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》
3《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
3《タルモゴイフ/Tarmogoyf》

Other*20
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4《突然の衰微/Abrupt Decay》
3《思考囲い/Thoughtseize》
3《未練ある魂/Lingering Souls》
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
1《殴打頭蓋/Batterskull》
2《ミリーの悪知恵/Mirri’s Guile》
2《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》


Side Board
1《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
1《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
1《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
1《クローサの掌握/Krosan Grip》
2《真髄の針/Pithing Needle》
2《外科的摘出/Surgical Extraction》
2《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
2《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
3《強迫/Duress》
 で、見て行った中で中々に珍しい構築が。
メインに《迷宮の霊魂》が3枚採られています。
対Uを見越してメイン投入ですが、すごいですね。《ガドック・ティーグ》のメインと言うのは効いたことはありますが。
ただ、《闇の腹心》にしろ《死儀礼のシャーマン/DrS》にしろ《石鍛冶の神秘家》にしろマスト除去が多いデッキですので霊魂はそれらの隙に出す事も可能かもしれません。
特にDrSや1t目ハンデスから霊魂を設置できれば簡単な「蓋」として機能するかもしれませんからね。
それにしてもメインと言うのは驚いたなぁ・・・。
是非使用感を聞いてみたいのですが・・・。

 実質生物20枚のかなり多い構築の割に装備品は2枚だけ。もう一枚ぐらい入れても良い様な気もしますが・・・。
サイドに《火と氷の剣/FI剣》と《遍歴の騎士、エルズペス》が在りますね。
メタを考えるのならFI剣、対Miraclesを考えるのならペス。


 また通常なら《師範の占い独楽》若しくは《森の知恵》の枠が《ミリーの悪戯》に。
これもかなり珍しい。
独楽はテンポを採られるのを嫌うプレイヤーが、KPを優先して《森の知恵》にする場合はあります。が、この方は2マナである事が気に入らなかったのでしょうかね?
正直、1t目に《森》系統からランドインしたくは否いため、微妙。
ただ、テンポを採られない。
対Miracles様に《真髄の針》を挿す場合に被害を被らない。やはり1マナ枠は偉大。
など色々利点もあるので何とも言えませんね。このデッキでは《聖遺の騎士》もいない為、相手のエンド前にフェッチからTop操作の水増しをし辛いため独楽の旨みが少ないですし。


 《剣を鍬に》《突然の衰微》の8枚体制は個人的には現状では正義。むしろ無駄と言うほど余裕のあるデッキではない。

 《ヴェールのリリアナ/LotV》と《Karakas》の枚数。
LotVの支配力が著しく落ちているので、数を減らすのもやぶさかではない。しかしその場合のファッティ系統のデッキへの対策が疎かになる。
でどうしようかと考えていたのですが、正直目から鱗でしたね、2枚目のKarakasは。
他のデッキでは時折見られた構築なのに考えた事もなかったですww
ただ、やはり(W)マナしか出ないのはネック。2枚もあるなら《平地》を削りたくなりますが、無いと何だかんだ不安なんですよね・・・。
 まぁ、ここは今後《封じ込める僧侶》の影響でどうなるか見物ですね。

 《不毛の大地》の4枚入るのかどうか・・・。
まぁ不毛するならKotLもいないですしMaxでも良いのでしょうが、Manadenialしているほどマナに余裕のあるデッキでもないしなぁ・・・。
しかし巧く霊魂で蓋を出来るのならアリですかね。

 メインのハンデスは《思考囲い》3枚。
今はもう初動のゲームプランを崩す以外では本当にハンデスの価値が薄まっているので、これぐらいで良いのかもしれませんね。
私は《強迫》症候群なので初手ハンデスから入れないと発作を起こしますから5~6枚が基本でした。中盤以降のハンデスの使い方も学んできたつもりでしたが、もう工夫云々を言う部分ではカバーもし辛い状況。
割り切ってこの様にサイドから増やすので良いのやもしれません。


 サイドに1枚の《クローサの掌握》。
実はこれ最近考えていた枠なので非常に親近感がわきます。
BladeにしろMiraclesにしろ、置物系Comboにしろ安定感がありますからね。それらには3マナ程度は許される猶予もありますし。
実証していらっしゃる方がいてうれしい。



 と言う事で、感想。
まじまじと見てしまいましたが、うん、素晴らしい。
同好の士の頑張りは励みになります。私も一層研鑽をつみたいですね。




レガシー)今週のSCGの結果 私はMr.ドリラーが今でも好きです。
レガシー)今週のSCGの結果 私はMr.ドリラーが今でも好きです。
レガシー)今週のSCGの結果 私はMr.ドリラーが今でも好きです。
皆さん、こんばんは。しもべです。


 長いようで短い3連休も終わり。
大会に溢れた週末も終わり。


 今週はOaklandでSCG Openが開かれました。併催されたLegacy Openの結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/011114_oakland.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=11/02/2014&end_date=11/02/2014&start=1&finish=16&event_ID=20


 今週の優勝はJoseph Moreno氏のDredgeです。


以下Top16(上から順に1位→9位→16位)
Dredge
BUG Delver
ANT
UR Delver
Miracles
Goblins
SneakShow
Lands
----------------
UG 12Post
Dredge
Dredge
UBR Delver
RUG Delver
BantBlade
TinFins
Elves

 と言う結果です。
先回はDelver系を食う様なControl系とそれを食べようとするComboデッキとで溢れていました。
が、今週はComboはそのままに部族デッキまで入ってきましたね。尚更Delver系には辛いはず。

 探査ドローによってDelver系もかなり強化しましたが、結果ドローに注力するような形になっているため本来持っていた妨害力等が落ちているので、やはりメタの独占と言う形にはなりませんね。
明確に数を減らしているのはMiraclesぐらいでしょうか?
しかしそれでも何だかんだで上位に入るので、数は減っている物の居間で一定以上の勢力はいますね。


ここからは気になったデッキを個別に見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75647
1位、Joseph Moreno氏のDredgeです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75649
10位、Alexander Shearer氏のDredgeです。

 本当に久々のDredgeの頂点。SCGに限って言えば次に新しい記録では2012年の5月にまで遡る事になってしまいます。
毎エキスパンションごとに墓地Hateに見舞われていますが、それでもしぶとく生き残っているデッキの栄冠ですね。今回は実に3名がTop16入りを果たしています。


 土地が12枚で《ゴルガリの凶漢》が4枚なのでてっきり速効型かとも思ったのですが、《炎の血族の盲信者》や釣り上げる用の特別な生物もいません。
《憎悪縛りの剥ぎ取り》はありませんが《イチョリッド》は4枚ですし、1枚《暗黒破》を採っている事から、継戦用の形ですかね。

 面白いのはサイドで5枚のマナ源が在ります。
2枚は追加の土地で《真鍮の都》ですが、残りの3枚は《水連の花びら》です。サイド後は速攻型へのかじ取りをするのでしょうか?
 またメインに《暗黒破》が有る事から除去にも目を向けており、サイドには実に5枚の除去が採られています。特にバウンスでは無く重い2マナの《突然の衰微》を採用している辺りが徹底していますね。
他に変わっているのはサイドに墓地対策が積まれている事でしょうか。
Joseph氏は2枚の《トーモッドの墓所》、10位のAlexander Shearer氏は2枚の《フェアリーの忌み者》、11位のAndrew Murch氏も3枚の《虚空の力線》を入れています。それほどまでに注力しているという事でしょう。しかし一体何に使うのでしょうね?


 10位のAlexander Shearer氏のDredgeも珍しい形ですね。
《信仰無き物あさり》を抜いて代わりに《不運な研究者》を入れています。Reanimatorでは時折見かけますが、Dredgeでは私は初めて見ました。
結果としてRのスペルがメインから抜けたため《宝石鉱山》や《マナの合流点》の様な5色ランドに頼る必要が無く、フェッチランドと《Undergroung Sea》を用いています。
UB Dredgeと言う事ですね。
ドローソースの低下、土地の増加、色の減少等からして、速度と引き換えに安定感を上げようとしているのでしょうか?《炎の血族の盲信者》もこの場合は初速の低下を補うための存在のように思えますね。

 ライフレースを意識しているのか《祖神に選ばれし者》も2名が採用していますね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75636
4位、Glenn Jones氏のUR Delverです。

 ここ最近はご無沙汰ですが、依然はよくDeck Tachでお世話になりましたね。
またやってくれませんかね?

 メインで大きく異なるのは《Chain Lighning》の枠と土地1枚を削って《紅蓮破》を2枚採っているところでしょうね。
火力を撃ちこむスピード勝負を挑むよりも相手のボムを刈る事に注力しています。しかしURとはいえほぼBurnに近いデッキでメインに《紅蓮破》を積ませるとは・・・。この環境の歪みっぷりを象徴しています。
また、唯でさえ少なかった土地17枚からさらに圧縮し16枚と言うのは本当に回るのでしょうか?
確かに《宝船の巡航》のお陰で枚数よりも土地は伸びるとは言われていますが、、キャスト出来るまでの枚数を安定して確保できるのか些か不安な枚数です。
墓地を確保するために減らしたのもフェッチランドでは無く実存の土地ですし。

 その結果か、サイドの《粉々》は《溶解》に変更されています。
また、メインで火力を減らした反動もあるでしょうし、小型が多い環境で、特にElvesを潰そうとしているのか《電謀》、追加の《二股の稲妻》に加え《呪われたトーテム像》も入っています。
《無のロッド》も増やされていますし、これらは同時にDeathBladeへの対策も兼ねているようですね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75631
6位、Richard Liu氏のGoblinsです。

 Delverを食う様な低速デッキを食い物にし、そこらのTempo系も有らせる力を持っているGoblins。
Elvesに比べ、ここ最近は殆ど見ませんでしたが、やっとこさSCGでも見る事が出来ました、

 が、その中身はかなり異様です。
まずフィニッシャーである《ゴブリンの群衆追い》《包囲攻撃の司令官》《群衆の親分、クレンコ》の何れも存在していません。
これらはアド源であったり打点で合ったりと非常に重要なパーツの筈ですが・・・。
代わりに《鏡割りのキキジキ》が入っていてクルセイダーや1枚挿しの銀弾の水増しを行う用です。
《ゴブリンの従僕》に加えて《巣穴の煽動者》もいて、ここから実体のある軽いゴブリンを繋ぎ《ゴブリンの酋長》で全体強化をして殴るという形なのでしょうかね?

 またメインに《宝石の手の焼却者》と《ゴブリンの名手》のゴブリン以外にスペルで5枚も除去が採られています。
《タール火》はそれほど珍しくもありませんが、《Pyrokinesis》がメインと言うのはなかなかない。

 各サイズ後小さいためかメインに《ペンデルヘイヴン》、サイドに《梅沢の十手》と言う強化手段も採っています。
メインはR単ですがサイド後は必要に応じて《スレイベンの守護者、サリア》《安らかな眠り》を採ります。サリアがサイドと言うのも珍しいですね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75668
9位、Dylan Fox氏のUG 12Postです。

 通常のSnT系が数をひそめるような時期に、勢力を伸ばす傾向が以前は強かったのですが最近はご無沙汰でしたね。
これも少々変わった構築がされています。
通常の勝ち手段は「座」系の土地を伸ばしてエルドラージ呪文で勝つか《実物提示教育》でそれらを直接出すかが採られていますが、このデッキではSnTが入っていません。
勝ち手段はマナランプからのファッティに絞られています。これは何故でしょうね?
一応、別途勝ち筋として《暗黒の深部》《演劇の舞台》のDDコンボが採られていますが・・・。

 また、《粗石の魔道士》はUG型なら珍しくもありませんが《クルフィックスの狩猟者》と言うのも珍しい。
普通この枠を採るのなら《ムル・ダヤの巫女》が有るのですが、そちらよりも軽く鍋になれる狩猟者を採っています。

 他には《狼狽の嵐》《サイクロンの裂け目》《The Tabernacle at Pendrell Vale》など、どうもContol要素に力を入れているようですね。

 統率者2014の《封じ込めるの僧侶》が力を発揮するような環境になるのなら、このPostの様に直接的にファッティを出すSnT系に数が流れそうですが・・・。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75655
14位、Patrick Holder氏のBantです。

 BantカラーのBladeデッキですが、中身はMaverick+Uと言う様な構築ですね。
もともと比較的Comboには強いデッキでしたが寄り信頼できるカウンターを採っていて代わりにデッキの顔だった《スレイベンの守護者、サリア》が抜けています。
《ガドック・ティーグ》等もいない為HateBearにはそれ程頼らないのでしょう。しかし《ルーンの母》もいますので保護は万全。サイドには《翻弄する魔道士》は入っています。
他にも信頼できる担ぎ手である《真の名の宿敵》、デッキの安定性を高める《渦まく知識》があり、依然に見られたD&TtUの様な方向性でしょうかね。

 あまり墓地を肥やすのが得意なデッキには思えませんが、《宝船の巡航》が2枚ほど入っています。
どうだったのでしょうね?
まぁ、マナを伸ばすのは比較的特異なデッキなので、強引にキャスト可能のかもしれません。




 こんな所ですかね。
上でも書きましたが、Delver系がドローソースに注力している結果なのか、Comboも色々な物が出てくるようになりました。
一時期の様にStorm系だけ、SnT系だけ、と言うのではなく万遍なく散らばっているような印象です。

 また、《時を超えた探索》も探査ドローとして相応に力を認められていますが、この所SnTやMiraclesは採っていません。
結局は不要と言う判断なのでしょうかね?
ここら辺も気になる処です。

 デッキ自体の分布は上手くばらけているので後は非U系のフェアデッキが2つほどいれば完璧なのですが・・・。

 さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
m(_ _)m
この文章がお役に立てば幸いです。






統率者のカード雑感4 白
統率者のカード雑感4 白
統率者のカード雑感4 白
続き
《石術師、ナヒリ》 (3)(W)(W)
プレインズウォーカー - ナヒリ M
+2:白の1/1のコー・兵士・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。あなたは、それにあなたがコントロールする装備品1つをつけてもよい。
-2:あなたは、あなたの手札か墓地にある装備品・カードを1枚戦場に出してもよい。
-10:無色の「石鍛冶製の剣」という名前の装備品・アーティファクト・トークンを1つ戦場に出す。それは破壊不能と「装備しているクリーチャーは+5/+5の修整を受けるとともに二段攻撃をもつ。」と装備「0」を持つ。
~は統率者として使用できる。
初期値:[3]
:《石鍛冶の神秘家/SfM》を思わせる装備品と関連したPW。

 [+2]は1/1Tokenを出しつつ、場の装備品を装備させるという物。
出せるトークンのサイズは小さいものの、カードアドバンテージと戦略上のテンポアドバンテージを得る事が出来る可能性があり中々強力です。
基本的には装備してもそのターンは殴りにいけない為、他の生物で戦闘後、第2メインフェイズで起動し歩哨として立たせるのが良いかも知れませんね。

 逆に言えば3/3や1/1×3を生み出す様なマナ域なので装備品が存在しなければお話にならない。可能な限り装備品を先に置いておきたいですね。
また、装備コストが重い物も扱いやすくなります。
最も判り易いのは《殴打頭蓋》ですが、他にも4/4天使を出せる《月銀の槍》やタップで《殺害》が使える《心臓追いの短剣》等強力なものは多い。中でも《アージェンタムの鎧》は嘗ての「白単アーマー」の主力でありプチエルドラージ化できます。

 「Tokenを出す → 装備品を装備させる」までが一連の流れなので、妨害され辛いのも良い。被覆やプロテクションで生物の保護も非常にしやすいですね。
絶えず装備先を出せるので《梅沢の十手》の支配力が凄まじい事になりますね。

 [-2]は手札/墓地から装備品を直接場に出すという物。
マナコストの大きい装備品をハンドから出すSfMの起動能力の代わりでもあり、破壊された装備品の改修作業にもなっています。
矢張り戦略上一貫していて非常に使いやすい。
特にサイド後はAtf破壊が横行しますので、その対策になりますね。
SfM宜しく、「生体武器」を出せれば自信を護る壁も手配できます。
これであの《束縛の刃、エルブラス》からウィゼンガーを解き放つことも出来ますよ!!

 [-10]は自力で装備品を生成するという物。
「破壊不能」「装備コスト0」で+5/+5と2段攻撃を付与するという物。装備品としては悪くは無い性能で火力も高い。
ただ、回避能力も無く除去の妨害に合う可能性もある以上、そこを補う必要がありますね。


 とりあえず、Equipと言う方向性で纏ったデザインをしていてその手のデッキに入れれば非常に使いやすいでしょうね。
装備品が無ければ役に立たないため、SfMは非常に重要。彼女で先駆けて場に装備品を置いておけば[+2]を起動できます。手配しておくだけでも[-2]で場には出せますからね。
なんにせよ装備品を如何に調達するかが鍵。
 また、《殴打頭蓋》の価値を引き上げるカードでもありますね。
バターは最近場に出せても破壊されたりと妨害行為に合う事も多く、隙の多いばかりの装備品になっていました。
が、[+2]で装備の隙を生め、[-2]でマナコストの重さの隙を生めることが出来ます。4/4警戒なので壁としても最高。
SfM、バターと合わせて3枚セットで使っていきたいですね。

 基本的には装備品在っての運用で、そこからすぐに殴って行く事がメインになるので、正直[-10]を使うまでには決着はついている可能性が高い。
しかし、一応これを使うのだとしたら最高の相性を持っているのは《真の名の宿敵》ですかね。
ナヒリのブロッカーになり、8/6二段攻撃、アンブロッカブルなので、そのターン内に決着がつくでしょう。が、それ以前にTNNがいてバターや十手が有ればそれでまず終りだと思いますが・・・。

 5マナで装備品関連のカードと言うと《石切りの巨人》がいます。
マナが掛るとはいえ、装備品をサーチし、場に出し、装備までさせると言う非常に強力な能力も有るので、[+2]がなければナヒリは負けていたかもしれませんねw


 とりあえず運用できそうなのは中速以下の速度を持つデッキでしょうかね。
UWの低速BladeControlなんて良いかも知れません。UW Miraclesがサイド後にSfMを入れる形ですね。
また、装備品を扱えて低速気味なBWGカラーのNicFitも良いかも知れませんね。あのデッキは《アカデミーの学長》型でないのなら高マナ域は《太陽のタイタン》程度しかマナの使い道が無かったので。

 中速以上のデッキで扱おうとするとどうしても本体の遅さが気になります。
5マナと言う重さ、装備品が無ければ機能しない能力等。対して《遍歴の騎士、エルズペス》は本体も軽く、自身が半ば装備品の様になれる為、テンポも良い。
ナヒリは飽くまで装備品を使ったControl要素の強いデッキでの運用が基本となりそうです。


《封じ込める僧侶》 (1)(W)
クリーチャー - 人間・クレリック R
瞬速
トークンでないクリーチャーが唱えられず戦場に出るなら、変わりにそれを追放する。
2/2
:各所で話題のインチキ摘発僧侶ですね。

 マナコストを支払っていない生物を代りに追放する置換能力を持っています。
主に影響を受けるのは
SnT:《実物提示教育》《騙し討ち》
Reanimator:リアニスペル全て、《実物提示教育》
Dredge:《戦慄の復活》《イチョリッド》《ナルコメーバ》
Elves:《緑の太陽の頂点》《自然の秩序》
Goblins:《ゴブリンの従僕》
部族全般:《霊気の薬瓶》
D&T:《霊気の薬瓶》
Maverick:《緑の太陽の頂点》
と言った所でしょうかね?

 今回のHatebearはやはりComboに効きますが、非常に珍しい生物系Comboに対策を掛ける形なんですよね。
その意味でこのカードの登場は非常に有用です。
特にSnT系はこれまでは現実的な対策手段が他のComboとはかなり方向性が異なりかつ種類も少なかったことが強みでした。が、コイツの登場でその強みにも一定の影響が出るようになりましたね。
特に打消しを持たないデッキは実物提示教育用に《忘却の輪》、《騙し討ち》様に《真髄の針》など別々に枠を用意しなければいけなかった煩わしさから多少解放されます。

 また、他のHatebearと異なり「瞬足」を備えているため、相手の行動に合わせてのカウンターが行るという部分が特徴ですね。
もちろん他と同様蓋の役割も可能ですが、少なくとも相手のCombo札1組を消費させる事が可能です。

 置換効果なので妨害は受けにくいのは利点。
ところで、相手のSnTでこれを場に出した場合、自分も追放されないけど相手の生物も追放できないで合っていましたっけ?
ルール詳しくないからよく判らない・・・。


 とりあえず、現状の生物系ComboはStrom系よりも一段メタ上で上にいるわけですが、その優位性には多少の影響は出そうです。
ただ、それで壊滅するのか?と言われれば否でしょう。
そもそもComboの多くはカウンターやハンデスを抱えています。
またSnT系は《紅蓮地獄》とバウンス、Dradgeはハンデスと《炎の嵐》《突然の衰微》、ReanimatorやElvesもそれぞれ《突然の衰微》やバウンスを抱えているので、対処手段はある。
《ルーンの母》でも横に置いていない限り安心は出来ないでしょうね。
実はバウンスか1~2枚の《四肢切断》しか抱えていないMarfolkや同じく《タール火》ぐらいしか火力が無くラッキーが潰されるGoblinsが一番の被害者ではないかと。まぁGoblinsはサイドからパイロとかありますが。

 また、既存のどのデッキに入るのか?と言われるとこれも難しい。
D&Tは自分の《霊気の薬瓶》が、MaverickはGSZが齟齬を起こします。それでももちろん採用は出来るでしょうが、デッキ上のチグハグは出てきますよね・・・。
そもそもD&TはSnTやReanimatorに強いという理由からメタ上で挙がってきた存在。それをこれまで以上に特化させる必要性が果たしてあるのか些か疑問です。
UW系は有力かもしれませんが、この手のデッキには既に《翻弄する魔道士》がその地位を占めています。
もちろん「瞬足」で相手の札を潰せる利点も僧侶には有りますが、メッダーの方が受け幅が広く、且つU札であるため無駄も起こりにくい。カウンターと言う万能は防御手段を抱えている以上は先鋭的なHateカードに拘る必要性が薄いように思います。
じゃぁ、どのデッキで有効活用が出来るのだろうか?と言うのが現状の私の疑問ですね。
 私の持ちデッキであるTheRockはGSZさえ諦めれば/枚数を減らせば普通に使えます。
支配力の落ちているLotVを切る理由になるかもしれません。もちろん除去耐性は薄いので枚数を積むことになるでしょう。
が、メタ上の主なデッキではどうなのでしょうね?

 SnTは《全知》型と言う逃げ道が有るので、今後はそちらぬもばらける割合が増えるかもしれませんね。
ただ、通常のSnT以上に大振りで隙も大きいデッキなのでこのデッキで勝ちきれるかは少々怪しいです。
 Elvesはこれが流行るようなら《威厳の魔力》が数を増やすかもしれませんね。もともと自力でマナ加速からの素出しも行えるデッキですしね。


 よく言われていますが、《ちらつき鬼火》の効果で「ちらつく」どころか「来世への旅」ね。
これは《霊体の地滑り》や《パララクスの波》を使ったControlデッキが作れるやも??


 しかし環境のテコ入れのためのHateカードなのでしょうが、どうにもWotcの感覚がずれてるとしか言いようが無い様な・・・。
去年から既にDelver/Tempo系がメタの最上位であったにも拘らず《真の名の宿敵》を作成し、偏りを助長させています。どう考えても色の役割無視したデザインの上で、しかも今回の作成秘話では失敗だったと認めています。
本当にテストしてるのかしら?
そして今回は明らかに生物系Comboを狙い撃ちにするかの如きカード。
SnTがメタ最上位独占だったのは2年前前後の事で、去年あたりからはDelverやMiraclesが最上位。そんな状況でSnTを潰にかかってどうするというのでしょうかね?
しかもGSZの失敗の帳尻を合わせる過程で作った《墓掘りの檻》とおなじく、迫害されているReanimatorやDredgeに今回もまたとばっちりが言ってます。
メタへのテコ入れを考えるのなら、どうせならUを潰す様なデザインして欲しいものですが。
私としては持ちデッキに使えるカードなので有難いのですが、どうにも納得できない部分も・・・。




《神聖なる魂の守り手》
:まぁ弱くは無いと思います。
個人的には《復活の声》の焼き直しと言った所。
ただ、同じ3マナでトークンを生める《オレスコスの王、ブリマーズ》に比べるとタフネスが低く戦闘力は小さい。明らかに死んでTokenを生むためのデザインになっています。
その意味で段階を踏むToken発生器であり、《未練ある魂/LgS》との比較が正しいのかもしれません。
そう考えると、多量に数を生める可能性はある物の、PiG能力と言う煩わしさがネックで、LgSを上回るのは少々難しいでしょうね。



こんなところで。



統率者のカード雑感3 赤
統率者のカード雑感3 赤
統率者のカード雑感3 赤
皆さん、こんばんは。しもべです。

 エターナルフェスティバル2014も終わったようですね。
BMOや神戦など大きな大会はかつてとは比べ物にならないほど増えましたが、やはりエタフェスは特別な感じがします。
優勝はMiraclesでしたっけ?
やはり日本人はControl大好きですね。


 続き
《屑鉄の学者、ダレッティ》 (3)(R)
プレインズウォーカー - ダレッティ M
+2:カードを最大2枚まで捨て、その後その枚数に等しいカードを引く。
-2:あなたの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とする。アーティファクト1つを生け贄に捧げる。そうしたなら、対象としたカードを戦場に戻す。
-10:あなたは「アーティファクトが1つ戦場からあなたの墓地に置かれるたび、次の終了ステップの開始時に、そのカードを戦場に戻す。」を持つ紋章を得る。
~は統率者として使用できる。
初期値:[3]
:ゴブリン初のPW。
おバカなイメージの強いゴブリンですが、結構能力を持ったゴブリンはストーリー上にもいますからね。

 [+2]は使いやすい《入念な研究》。
引く/捨てるを最大2枚で行えるため、手札に捨てる物が無い場合は強引に2枚引きに行く必要もない。
《ダク・フェデン》の[+1]とは一長一短ですが、特別なコンボでもない限り相手にルーターさせても意味が薄いため、単体の性能はこちらが上。
忠誠度の上昇も大きい。《精神を刻む者、ジェイス》以来の4マナPWで[+2]持ちです。

 当然、その能力自体の強さは保証済み。
単体で使っても相応。手札を減らさず、手札の質を上げ、墓地を肥やす事が出来ます。
たんにルーターエンジンとして使っても十分強いですが、やはり墓地を利用できる何らかのギミックがあると強い。
リアニメイト、《罰する火》、「発掘」「探査」等ですね。

 [-2]は《財宝発掘》
このカードの方向性を決定づける能力ですね。これにより赤茶系での有用性がグッと高まっています。
《財宝発掘》と異なり打ち消されても追加コストの分のディスアドは発生しません。また、時間が有ればその分使い回せる為、一撃系のComboだけでなくControl要素の有るデッキでの運用も可能となっています。

 [-10]はAtfに復活能力を付与する紋章です。
自分で破壊したり食べたりして、Cipや消散/蓄積カウンターの再利用と言う方法も有るので応用も可能。
ただ、単純な除去耐性は《遍歴の騎士、エルズペス》の[-8]の「破壊不能」と異なり、墓地対策に引っ掛かる、釣るまでにラグがあるなど隙も大きいですね。
 まぁ、[-2]で勝負を決めに行くデッキならそもそもこの奥義自体使わない。

 と言う事で運用していくのならどのデッキでも使える[+2]ではなく[-2]が軸になるので、必然的に赤茶系のデッキになるはず。
候補は「Painted Stone」か「Welder MUD」でしょうかね。
「DragonStompy」も使えなくは有りませんが装備品以外に[-2]が使える場面がありません。《紅蓮の達人チャンドラ》や《槌のコス》の方がマッチするはず。
Stone系は一見4マナは重く遅いようにも思えますが、同じ4マナの《紅蓮の達人チャンドラ》が1~2枚運用されているので不可能では無い筈。[+1]による小型の除去こそできないものの、デッキの本旨であるCombo成分へのサポートは[+2][-2]共に遥かにこちらの方が貢献度は上。
《絵描きの召使い》さえ維持できれば《紅蓮破》による破壊工作や[+2]の耐久値のお陰で、見た目より堅牢になるはずです。
一瞬UR Painterでも使えないか?
[+2]で墓地肥やしながら《時を超えた探索》を使えないか?とか考えたのですが、そんな物より《直観》や《Transmute Artifact》の方が遥かに早い・・・。

 赤茶は正しくこのカードの活用が出来るデッキですね。
引き斑の有るデッキなので[+2]で安定性をだし、ファッティを釣り上げる。
軽い《ゴブリンの溶接工》もいますが、こちらも相応に使い道はあるはず。マナ加速も得意なデッキなので4マナと言う重さもそれほど苦にはならないはず。
また溶接工と異なり[+2]→[-2]で自分のファッティを手札から釣り上げる事も出来る為、カード自体の完成度が高いですね。
ただ溶接工は相手のAtfを疑似的に破壊したりも出来たので一長一短。
釣り上げたい対象も《カルドーサの鍛冶場主》《磁石のゴーレム》《ワームとぐろエンジン》《隔離するタイタン》等多いため獅子奮迅の大暴れが出来ますね。《精神隷属器》入れればControlも屠れます。


 と言う事で、親和性も高いデッキも既に存在しており、カード自体の完成度も高いためすぐにでも採用されそうなスペックです。
同じAtf関連のPWである《ボーラスの工作員、テゼレット》よりも尖った性能をしておりよりCombo向きでしょうね。



《二重詠唱の魔道師》 (1)(R)(R)
クリーチャー - 人間・ウィザード R
瞬速
~が戦場に出たとき、インスタント呪文1つかソーサリー呪文1つを対象とし、それをコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
2/2
:Rい《瞬唱の魔道士/ScM》と噂の一枚。
確かに《Fork》内蔵なので実質1マナで2/2が付いてくるような物。非常にコストパフォーマンスが良い。
色々なコンボがあるようですが、《ちらつき》で無限出し入れ、《双つ身の炎》《熱の陽炎》で無限Token、等々。
ただし、無限系などはコンボパーツ自体が少々貧弱ですね。

 単純に自分の適当なスペルを水増しするという使い方も出来なくはない。
但しその場合、殆んどの場合では1マナ重くなったScMであり、または使い難くなった《永遠の証人》程度の価値しかない。

 3マナと言う重さも厄介です。自分でコピー元を作るのなら多くは4マナ以上を必要とします。
残念ながら多くのデッキではそれは現実的ではありません。ScMでさえ重いと言われていたのですからね。
その上、(R)(R)が非常に厄介。
これを積極的に使い、且つこの(R)(R)を満たせるデッキは中々既存のデッキでは存在しない。そもそも水増しだけならScMで十分なのですから。
Burnの様なデッキなら色拘束は問題ないでしょうが、これで水増しするのなら、単純にスペルの水増しで十分でしょうしね。《火炎破》か《発展の代価》のコピーでも安定してできるのならまぁまぁと言った所。

 他の使い方としては《Fork》宜しく相手のスペルをコピーするという物でしょうね。
相手の《Force of Will》をコピーしてそのWill事態を打ち消す事が出来れば大きなアドバンテージ。
また、現在Legacyで猛旋風を巻き起こしている《宝船の巡航》《時を超えた探索》をコピーしてやれば圧倒的なアドバンテージでしょう。それで引いてきたカウンターや《紅蓮破》で大元を打ち消せれば尚面白い。
この様に相手のスペルを利用するのならば、本体3マナと言う部分も多少は緩和できます。
が、この部分は相手に非常に依存しています。
戦力としての計算が立ちにくい。


 マナの問題、Comboの貧弱さ、相手への依存度。
スペックを見れば間違いなく強いカードではある物の、今一つ利用方法の確率が難しい部類であると思います。


《屑鉄の熟達》 (3)(R)(R)
ソーサリー R
各プレイヤーは、自分の墓地からすべてのアーティファクト・カードを追放し、その後自分がコントロールするすべてのアーティファクトを生け贄に捧げ、その後これにより自分が追放したすべてのカードを戦場に出す。
:《生ける屍》のAtf版ですね。
まじかwwと言うのが第一印象でしたね。
どうせなら《生ける屍》の様に小説から取って来たカード名だったり、味の有るイラストを採用してくれると尚嬉しかったのですが・・・。

 中々に夢のあるカードですが、残念ながら《生ける屍》とは使い方が大きく異なりそうです。
屍は高速で墓地を肥やして一気に展開と言う一撃系のCombo要素であると共に、場に在る生物を一掃する《神の怒り》の効果も併せ持っていました。
故にControl要素も持ったカードとして活用も出来ました。
が、残念ながら熟達で弄べるAtfでは盤上への影響が小さく、これでCotrolするというのは些か無謀です。

 しかし、もう一方の大量のAtfリアニの方は変わらず強力。
というか、これまでは大量のAtfを釣る方法は7マナの《再利用の咆哮》か6マナの《蔵の解放》しかありませんでしたので、その点だけを考えても1マナ軽くなっています。
Rはマナ加速を活用しやすい色ですので実際はさらに軽い上に墓地も肥やすのが得意です。もちろん相手のAtfも釣りあげてしまいますが、盤上への影響が小さいのと同じく、墓地にある枚数もたかが知れているため、こちらの攻勢の妨げにはそれ程ならないでしょう。
MUDを一とした赤茶系では1枚位取っておくと保険になるかもしれません。



《第三の道のフェルドン》
:3マナの起動能力で墓地の生物を1ターン限定で速攻持ちで釣り上げる能力を持っています。
少々効果は異なりますが効果自体は《浅すぎる墓穴》の上位版と考えても遜色なく、それを内蔵していながら何度でも使い回せることから《ネクロマンサーの弟子》の上位版と捉えてもよさそうです。
・・・リアニメイトは黒の能力(´;ω;`)ブワッ

 当然何らかのコンボ要素が考えられますが、何があるでしょうね。
Modernにある「グリセルシュート」をLegacy様に仕上げるのに使えるかもしれません。TinFinとことなりBRが基本のデッキなのでまぁ活用の道もあるでしょうね。
強いかどうかは別ですが、生物の起動能力なのでStrom系のHateカードには掛りにくいはず。

 他にも単純に墓地のカードを釣り上げるという方法も有りますが・・・。
単純に生物を釣り上げたいだけなら3マナ+1ターン後+3マナと言うのは少々悠長すぎまし。



《火山の捧げ物》
:5マナ掛るとはいえ、土地1枚とタフネス7までの生物を最大2体まで除去できる可能性もある優れた除去スペル。
DragonStompyの様なデッキなら5マナを払う事も可能ですし、サイズの大きい生物の除去に苦慮しているデッキなので有難いと言えますね。
ただ、対象を4つも取るためキャストまでが一苦労・・・。



 こんな所で。
しかし赤の統率者デッキは、上で紹介した以外にも《ゴブリンの溶接工》《真面目な身代わり》《ワームとぐろエンジン》 《ルビーの大メダル》《混沌のねじれ》《イシュ・サーの背骨》などそこそこからかなり値の張る物まで多数入っていますね。安くても使えるカードも多いですし。
コレ小売りは幾らになるんでしょうね?



統率者のカード雑感2 黒
統率者のカード雑感2 黒
統率者のカード雑感2 黒
続き
相変わらずモチベが低い。

《黒き誓約、オブ・ニクシリス》 (3)(B)(B)
プレインズウォーカー - ニクシリス M
+2:各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失う。あなたはこれにより失われたライフに等しい点数のライフを得る。
-2:飛行を持つ黒の5/5のデーモン・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。あなたは2点のライフを失う。
-8:あなたは「(1)(B),クリーチャーを1体生け贄に捧げる:あなたはX点のライフを得て、カードをX枚引く。Xはその生け贄に捧げられたクリーチャーのパワーに等しい。」を持つ紋章を得る。

~は統率者として使用できる。
初期値:[3]
まさかのオブ様のPW化。まぁ、Zenの時点で以前はPWだったってありましたが・・・。

[+2]:ぷち《吸魂》。
5マナのPWの能力としては小粒なのですが、EDHの様な多人数戦になると回復量が数倍に跳ね上がるので結構強い能力です。1-1を考えるのならせめて元祖同様2点吸引して欲しい所ですが、多人数戦デザインなので致し方ない。
それでも実際はこれ1っ怪で差し引き4点分のライフを動かしているので決して小さい数値では無いです。まぁ《ソリン・マルコフ》の[+2]と比べると泣きたくなりますが。
それでも[+2]と言う上昇量も含めて、線の細いフェアデッキには十分な時間稼ぎが出来ます。
まぁ無いよりはマシの一段上程度の評価でしょうかね。

[-2]:2点のライフロスで5/5フライヤーを出す。
オブ様のメイン能力でしょうね。
忠誠度的に2ターンに一回しか使えませんが、流石に《墓忍び》を2ターンに一度生成できると考えれば恐ろしい能力です。
フィニッシャーとしても十分でしょう。
まぁ《突然の衰微》で死にますが・・・。
しかし、プレッシャーとしては十分です。
また、もう一つ注目できる点としてこのカードが黒いという事。そう《暗黒の儀式》からの高速キャストが可能なのです。ハンデスから3t目に出して隔ターンで5/5を出せるのなら素晴らしい。

[-8]:《ボーラスの信奉者》のPiG能力を(1)(B)で起動できる紋章を得る事が出来ます。
能力としては決して弱くは無く、使いやすい部類です。《生命の遺産》と比較するとよく判ります。
ただ、この能力自体は勝ちからは遠く奥義として用いるには悠長すぎます。使用できるのも順調に言って場に出してから4ターン後です。
これで[-2]が別の能力ならともかく、5/5フライヤーと言う極めて高い決定力を持っているため、こちらを達成する意義が薄い。トークンで殴っていた方が速くゲームが終わります。
使う価値が薄いとしか言いようが有りません。
一応ライフ燃える事が可能であるため、[+2]も含めてライフレースを強いられるようなデッキ相手ならまぁ役に立たない事も無いのですが、例えば沿う様なデッキであるBurn等にはサイドアウト候補筆頭です。

 ということで、基本的には[+2]→[-2]→[+2]→~を繰り返すのが基本的な運用になるでしょう。
それでもマナ加速を含めて3~4t目程度に出せれば十分強い。
というか5/5フライヤーを生めるという決定力が素晴らしい。
黒単色のPWは《リリアナ・ヴェス》《ソリン・マルコフ》《ヴェールのリリアナ》《闇の領域のリリアナ》に続く5体目ですが、相手に依存しない直接的な決定力を持っている初の黒PWです。
故にマナ加速を持っているデッキならばフィニッシャーとして確立できるわけですね。
ハンデスで露払いも出来ますし。
《暗黒の儀式》《死儀礼のシャーマン》等の他に2マナランドを使う「DemonStompy」の様なデッキでの運用も可能なはず。
 ただ、その決定力の代償か、唯一相手に干渉する術を持たないので、他の札でフォローする必要性があります。
そして、基本的に忠誠度は1~3前後を行き来するため、何時でも3点ダメージ(《稲妻》や《秘密を掘り下げる者》《ヴェンディリオン三人衆》)の圏内ですので脆い。

 とりあえず、3ターン(トークン2体)生き残ったら神。


《肉裂き魔》 (2)(B)
クリーチャー - 人間・ウィザード R
威嚇
(1)(B)、他のクリーチャー1体を生け贄に捧げる:~の上に+1/+1カウンター2個をの置く。
~が死亡した時、黒のX/Xのホラー・トークンを1体戦場に出す。Xは~のパワーの値に等しい。
2/2
余り注目度は高くありませんが、中々強力な生物だと思います。
不要な生物を食べることでサイズ強化を図る事が出来、サイズに関係なく2サイズ上げる事が出来る為1体でも食べれば4/4とフィニッシャー級です。
またその能力を活かすために2つのメリット能力が有ります。
一つは「威嚇」《死儀礼のシャーマン》や《殴打頭蓋》の細菌Tokenにつかまってはしまいますが、基本的には回避能力として働くはず。それらは黒が抱える自前の除去で対処出来るためです。《墓忍び》は少々難しいですが、サイズを上回る事も可能。
というか《タルモゴイフ》と《真の名の宿敵》を躱せるだけで十分です。特にTNNは除去手段が限られるので。
 もう一つはPiG能力であり、死亡時に同サイズのTokenを残す事が出来ます。
これで《稲妻》や《突然の衰微》の的になるという難点も緩和できます。回避能力は無くなりますが、同サイズの生物が出てくるだけでも相当にウザいでしょう。
最初に食べた時にスタックで焼かれたら泣きますがw

 自己サイズ強化と回避能力、アドの回収能力が有り中々すぐれたアタッカーだと思います。
個人的には、何処となく《地割れ潜み》を思わせますね。
まぁ、下手なアタッカーよりは遥かに安定します。マナ域も仕様圏内であるため、物理面では十分に使用圏内だと思われます。
 
 問題点はやはり3マナにして殴る事しかできない点でしょうかね。
他のデッキがコンボしてたり、フィニッシャーを出してたりする時に只々無力。アタッカーにする場合でも何らかのフォローが確実に必要になりますね。
また、当然ですがWが天敵。
《剣を鍬に》《流刑への道》《終末》《安らかなる眠り》。
悉くPiGが発動しない為ほぼ勝ちが有りません。

 いくらPiGが有るとはいえ、生け贄要素を満たさなければ、《暗影のボブキャット》と大差ありません。
これを如何に意識できるか・・・。
黒系統なら当然《闇の腹心》の処理。また同セットでも在りますが「陰鬱」等を満たす場合。
G系ならばNicFitの《老練の探険者》を食べる要素等に採っておくと良いかも知れません。


《悪意の苦悶》 (B)(B)
インスタント R
陰鬱 - あなたは~をコピーしてもよい。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
黒でないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
:「陰鬱」内蔵の《破滅の刃》。
凡そ考えられる中では最高レベルの黒除去性能ですね。
環境的に2マナの除去は遅いのですが、Insであり、且つ2マナでアドバンテージの取れる可能性がある除去と言うとそうそうありません。

 もちろん「陰鬱」と言う面倒な要素を満たさなければいけないのは厄介ですが、それでもKPの最高値は高め。
(B)(B)と言えば《Hymn to Tourach》か《小悪疫》ぐらいでしたが、今後新しい要素になるでしょうかね。

 ただ、やはり「陰鬱」の要素が面倒です。
能動的に満たすにしても、効果自体が受動的であるためやや使い難い。相手の除去に合わせる受動的な動きは相手に依存し過ぎています。
1マナならともかく2マナ立てておくというのが厄介この上ない。
しかも囮役は幾らでもいますが、それに加えてこれを構える以上、現実的に陰鬱を狙おうとすると3~4マナ程度ある状況でなければ難しい。
ハードル高すぎです。

 また、2体を同時に除去するというのも結構厄介。
この単体除去の雨が降りすさぶ中で、相手の生物が2体場に在るという状況が珍しい 。意図的に用意しようとすると除去出来るまでが危険ですし、万一妨害等で出来なかった場合即死亡に繋がる危険も。

 効果自体は高いのですが、下手に「陰鬱」は狙わず当たればラッキー程度に考えておくのが正解ではないでしょうかね。
相棒は《苦花》が最適でしょうか。
毎ターン、マナを掛けず、死にやすい、ブロッカーを生成してくれるので。
どちらも単体で相応の性能なので、デッキに入れてもデッキパワーを下げずらい。



こんなところで。



統率者のカード雑感1 フレイアリーズ
統率者のカード雑感1 フレイアリーズ
統率者のカード雑感1 フレイアリーズ
皆さん、こんばんは。しもべです。

 相変わらずMtGに対するモチベが低いです。
統率者2014も今一つ盛り上がりが無い。
とは言いつつもカードでも見て行こうかと思います。

《ラノワールの憤激、フレイアリーズ》 (3)(G)(G)
プレインズウォーカー - フレイアリーズ M
+2:「T:あなたのマナ・プールに(G)を加える。」を持つ緑の1/1のエルフ・ドルイド・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
-2:アーティファクトかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。
-6:あなたがコントロールする緑のクリーチャー1体につきカードを1枚引く。

~は統率者として使用できる。
初期値:[3]
APCで登場して以来のDeed信奉者である私にとっては最も嬉しいキャラクターのカード化です。
見た目はなんかどこぞの大塚明夫に雰囲気が似ていますがww

 で、肝心の能力の方は
[+2]:《ラノワールのエルフ》の召喚
[-2]:《帰化》
[-6]:《集団的潜在意識》のG限定版。《威厳の魔力》のCipのみ。
ということ。
まぁ、何ともお寒い・・・。
 一応、自身を護れる能力も有りますし、盤面に触れる能力もあるとはいえ、各能力が本体5マナを掛けるにしては弱すぎる。BGガラクの時もそうでしたが、それ以上にKPが低い。

 [+2]のラノエル召喚は能力単体で見れば強いのですが、5マナ出る状況からさらにマナ加速しても・・・。
生物としては最弱クラスであり、同様にTokenを出せる《原初の狩人、ガラク》《世界を目覚めさせる者、ニッサ》と比べると嘆き節さえ聞こえそうです。
特に、ニッサの場合は同じく[+1]でより大きなマナ加速を瞬間的に出来ます。
生物の戦闘力でも、マナ加速でも劣っているわけですね・・・。
[+2]の忠誠度の増加量ぐらいしか褒めるところが無い。

 《帰化》は素晴らしいのですが、5マナ掛けてやりたい事ではないですし、何より[-2]も消費したくは無い。
とは言え[-1]にすると、特定のデッキを皆殺しにする勢いなので判らなくもないのですが・・・。
このカラーだと、同マナ域の《見えざる者、ヴラスカ》の[-3]と比較するとどうにも弱弱しい。

 [-6]の奥義は弱くは無いです。
が、Gの生物しかカウントできない等いろいろな問題点が有ります。
元祖の《集団的潜在意識》は土地を《生》等で生物化する事で土地分のドローが出来ましたが、色指定されているためこれは難しい。
普通に使えば、BigManaの様なデッキの運用になるでしょうから自身の[+2]×2+それまでのマナ生物等を合わせて3~4枚程度は引けるでしょう。が、5マナから3ターン後にそんな技をするぐらいなら最初から《調和》でいい。
その上、PWの抱き合わせ能力と考えても《原初の狩人、ガラク》の[-3]でも同程度のドローが出来ます。わざわざ大技にする分使い難い。そしてそれ以上の数を確保できているのなら最初からそれで殴れ!と言う結論に・・・。
 一応、[+2]からマナブーストも出来るという点を考慮すれば《錯乱した隠遁者》《ゼンディカーの報復者》《女王スズメバチ》等のファッティに繋げる手から次ターンに奥義をする事で大量のドローが可能です。
また、もっと軽い生物としては《スズメバチの巣》がおり、ブロッカーとして優秀です。
が、ここまでマナとターンを掛けた以上、もっと勝ちに直結する能力が欲しい。少なくとも[-6]の奥義としては弱弱しいです。

 もちろんCombo性を狙うには遅すぎる上にそれがしたいならElvesで《威厳の魔力》を使う事になるでしょう。
故にBigManaしか場所が無い。

 とりあえず、KPが低い。
同マナ域と比べても、
生物生成力とマナ加速で《世界を目覚めさせる者、ニッサ》に負け
生物生成力とドローの使い易さで《原初の狩人、ガラク》に負け
盤面への干渉力で《見えざる者、ヴラスカ》に負けています。
そしてその何れもが、甲乙は有れど、奥義が直接的に勝ちを狙えるものばかり。
正直使い道が欠片も思い浮かばない・・・。
強い所を探す方が難しいレベルです(´;ω;`)ブワッ


 せめてModernやStdで使えたら・・・。
Legacy以下でどう使えと。
せめて、ネタに奔って、奥義は《命の川》にしてくれれば・・・。

 とは言いつつも、コレクション用に1枚は購入しようかと考えていますがww



《忍び寄る大蔦》
:HappyMtgの先行プレビューカード。
5マナ5/5トランプルで、2マナで対象の生物を5/5+トランプルに変えること出来ます。
こちらは上と違い中々に強い。
BigManaである以上、マナ生物が出やすいのですが、そいつらを再利用できます。
もちろんStPの餌食ですが、それ以外の単体除去には耐性が有ります。サイズと突破力が有り見た目より強力です。

 個人的には《踏み荒らし》を内蔵しているような感じですね。
5マナを出せる上で生物を展開する様なデッキ、MaverickやNicFitなら使えない事も無いといったレベルです。



《硫酸の波》
:「《浄化》+《灰からの再興》」の9マナ((6)(W)(W)(R))が単色の7マナで使えると思うと非常にお得。
マナブーストが出来るのなら、もっと軽く打てる上に土地破壊も出来る。
が、矢張り一つのタイプを狙うには重すぎて、リセットボタンとして使うなら生物に触れない。また土地を狙うにも相手に依っては2~3枚程確保されてしまう事も。
大技は好きですがどうにも、使い難い。

 そもそも硫酸の波を待ちに流しているのに、生物に被害が出ないってどういうことでしょうかね?




《無限地帯》
:JUGの《クローサの境界》の亜種。
境界は《平地》と《森》を持ってくる事が出来ましたが、こちらは基本地形1種類2枚です。
普通に考えれば、DualLandも持ってこれる境界の方が便利ですが、単色のG以外のControlを組もうとする場合には結構役に立ちますね。



《炎族の村》
:まさかのLOWランドの系譜です。
5色地形だったエレメンタルランドが、R単色で速攻付与になりました。
過去の速攻付与の土地には《山賊の頭、伍堂》と《処刑者の要塞》が有りましたが、それらに比べるとKPは低め。
伍堂はライフを失う事と伝説限定とはいえ、純粋にマナを出しながらなのでまさしくテンポを稼げる品でした。要塞は実質3マナ掛るとはいえ、速攻以外にもパワー+2と警戒が付与出来ました。単純に生物強化能力が優勝でした。
が、この村は実質2マナ掛けて速攻付与だけ。
1マナの生物でも3マナ掛けなければいけない。タップインもあって、序盤では真面に使えません。テンポを得るためにテンポを失う本末転倒ぶりです。

 これのために2マナ掛けるぐらいなら《稲妻のすね当て》を使いたいです。
まぁ、土地と装備品を比べるのは些かナンセンスですが、それぐらいにしか見えないです。




レガシー)今週のSCGの結果 「蟹工船」が如く酷使される巡航
レガシー)今週のSCGの結果 「蟹工船」が如く酷使される巡航
レガシー)今週のSCGの結果 「蟹工船」が如く酷使される巡航
皆さん、こんばんは。しもべです。


 今週末は大きな大会の目白押しでしたね。
EternalweekendにBMOそしてこのSCGです。
其々の結果を見るのが楽しみです。
今週のSCG OpenはMinneapolisで行われました。Legacy Openの結果を早速見ていきます。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/251014_minneapolis.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=10/26/2014&end_date=10/26/2014&start=1&finish=16&event_ID=20


 今週の優勝はAnthony Leen氏のPatriotです。

以下Top16(上から順に1位→9位→16位)
Patriot
Miracles
Lands
Slivers
UR Painter
Storm
Reanimator
UR Delver
--------------------
Patriot
Dredge
Omni-Tell
Miracles
DragonStompy
UR Delver
Painted Stone
BUG 続唱

 です。
と言う事で今週もTempo系の優勝です。
もちろん毎週毎に優勝したデッキは違うのですが
SCG Edison:UR Delver
SCG Worcester:DeathBlade
Big Magic Open:DeathBlade
Eternal Weekend:UR Delver
SCG Minneapolis:Patriot
と言う結果。
うむむmmm・・・・。これは少々不味いかもしれませんね(´ε`;)

 まぁとは言え、今週はそれまでよりもTempo系比率は落ちてきています。
またフェアデッキに強いとされるデッキ群もちらほらと上の方に出てきています。特にLandsの様なデッキが上に来れるあたりこのままの停滞は許されない状況でしょうね。
 ComboもStrom/SnT/Reanimator/Dredgeとバランスよく纏っています。
これだけばらけると特定のカードでは対策が出来ないので矢張り根本的なデッキ構築上で考慮の必要も出てきますね。
個人的には、見事にBMOで予想が外れたPainter系が2つ出てきているので嬉しいですね。
Elvesは今週はお休みです。


 さて、ここからは個別で気になったものを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75197
1位、Anthony Leen氏のPatriotです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75198
9位、Joey Hayes氏のPatriotです。

 《宝船の巡航》登場後、他のTempo系が結果を残す中唯一勝利の無かったPatriotですがようやっとのこと今週花を添えましたね。
そして今週はSCGのTop16に2名、Eternal WeekendのTop8に2名(さらに言えばTop4に合わせて3名)と華々しい戦果です。

 もともとTempo系の中では《剣を鍬に》《稲妻》の両方を積めることから同系には優位性が高かったのでまぁ順当かと。
また《安らかなる眠り》を積めるというのも特徴でしたが、これも優位性となりますね。

 ただ、やはりまだ定型が決まっていないようです。
具体的には何を抜いて《宝船の巡航》を入れるのかが決まりかねているようで、各人によって分かれていますね。
優勝したAnthony氏は3種目のカウンター(主に《呪文貫き》)とStP1枚の枠を使っています。サイドにも特別に枠を設けているわけでもないのでドロー分で十分補えるという事でしょうかね。そして《ギタクシア派の調査》は3枚確保されています。
9位のJoey氏はギタ調1枚と土地2枚を使っていますね。もともとDelver系の中では《石鍛冶の神秘家》のBlade戦略の影響もあって土地は多めに採られています。それをドローに置き換えているという訳ですね。巡航さえ打てれば土地は潤沢になるという事でしょうかね。土地が2枚減ってはいてもフェッチ/不毛で12枚も枠を採っているので墓地は溜まり易くしています。また土地が少ない分破壊されては堪らないので《島》を1枚入れていますね。
 因みにEternal weekendで2位のJohn Grudzina氏はカウンターは3種確保し、ギタ調の枠全てを交換しています。4位Eric Markowicz氏も同じくギタ調の枠を使っています。ただ枠は同じでも他のパーツは少々異なり3種目のカウンターに《呪文嵌め》《紅蓮破》を採った上に《もみ消し》もデッキ内に残しています。

 こうしてみると巡航の枚数は皆さん3枚です。
枠としては3種目のカウンターかギタ調/もみ消しのどちらかが使われているという事ですね。
カウンターを採っておく方が対Comboも有利ですし、何かと丸いです。が、ギタ調はその時点でのベストな選択をする事が可能となりゲームプランを練り易くなると言う潤滑油。巡航を通せるかどうかの判断も付けやすく攻めたいならギタ調の方ですね。ただ、Comboの増加も考えられる以上使いやすいしメタに合致するのもカウンターを残す方だとは思いますが。

 特徴である《安らかなる眠り》は皆さんが2枚サイドに確保していますね。
サイド後は巡航とスイッチでしょうか。
気になったのは2名がサイドにPWを採っている事。
消耗戦を想定したボムでしょうか、それとも対Controlでしょうか?



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75183
2位、Darrel E Feltner氏のUW Miraclesです。

 今週はおしくも2位のMiracles。いつも通りの構成かと思いきや久々のHelm-RIPコンボ型です。
瞬殺要素と別のルートの勝ち筋を用意するという名目のもと一時期使われていましたが、最近はさっぱりでした。リストがばらける上に安定感が無くなる。Control出来れば《天使への願い》と《精神を刻む者、ジェイス/JtMs》で十分という事でしょう。
が、ここへ来て出てきたのはやはりメインに《安らかなる眠り》を積めるという事でしょう。
 《宝船の巡航》と《時を超えた探索》のお陰で序盤を凌ぎ切っても、中/後半も染めてがやまない事も多いためその補給路を断つという事でしょうね。とりあえず《死儀礼のシャーマン》と《タルモゴイフ》は潰せますしね。

 またほぼ確定要素であったtR部分を完全に切っています。
今の環境なら《紅蓮破》が腐る事は殆どないと思われますが、Combo要素も入れているため、不安定になる事に加え必要性も薄れているのかもしれません。その代わりなのか特定のカード対策用に《翻弄する魔道士》を入れていますね。《エネルギー・フィールド》も合わせて盤面を吹き飛ばす事に固執する必要性も薄いため採用できるのでしょうかね。

 Combo性の強いデッキですが《時を超えた探索》は無し。
まぁ、アドも稼ぐ必要も無く終わる瞬殺要素も有りますし、どうしても欲しいサーチなら《悟りの教示者》も有りますからね。
枠も余裕は有りませんし。

このデッキも今後の評価が気になります。


 因みに12位のRyan Warnerのデッキも定義上はUW Miraclesですが、「奇蹟」要素はメインの《終末》1枚のみです。
メイン/サイドにHelm-RIPコンボや《罠の橋》《ヴィダルケンの枷》等様々な置物を用意しており、古のヘビーコントロールを思わせる仕様ですね。そのくせJtMsは在りませんが・・・。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75185
3位、Nikolas Leaf氏のLandsです。

 環境からComboが減ってくる時期に必ず現れるLands。
今回はMiraclesに当たってしまったため3位どまりでしたが、当りが逆ならさらに上の順位だったかもしれませんね。

 一時期は《マナ結合》抜きと言う形も在りましたが、GR型はここ最近は2枚程の採用が普通になってますね。
やはり土地を展開する関係上他のデッキより遅くなりがちなのでそこを気にしてという事でしょうね。

 また4枚目の《罰する火》が採られており小型生物への対処に力を入れているのも判ります。
から理に《輪作》の4枚目も無しで、フィニッシャーの《暗黒の深部》も2枚のみです。Comboの達成はそれ程神経を使っているわけではなさそうです。サイドにはとられていますし、一撃要素として《原初のタイタン》も1枚採られていますね。
 他には《Karakas》が在りません。これは4枚目の《Maze of Ith》になっているのかもしれません。
SnTやReanimatorは未だ存在していますが、以前ほどの脅威を感じてはいないという事でしょうか?

 サイドには《抵抗の宝球》《アメジストのとげ》が合わせて5枚も採られており、やはり速度を気にしているのが判りますね。
まぁ、これだけTempo系が溢れているのなら素晴らしい効果を発揮してくれるでしょうねw




http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75187
9位、Jon Hepola氏のDredgeです。

 少し前はManalessが多かったですが、最近はまた通常型のDregeが数を戻してきています。
とは言えJon氏の構成は結構異色。
先ず、《打開》の代わりに《トレイリアの風》が採用されています。単純に掘る速度だけなら打開の方が上なので選択的にゲーム展開に合わせていきたいのでしょうかね。他にも14枚目の土地の《ダクムーアの回収場》や《暗黒破》《恐血鬼》など安定性を求めた構築になっているようです。その分速度が劣るためか釣る用の生物として《グリセルブランド》や《炎の血族の盲信者》が採られていますね。

 サイドも《炎の嵐》や《突然の衰微》の様な除去では無く5枚の1マナハンデスが採られており、如何に自分の展開性を確保するかに向いているように見えますが・・・。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75193
13位、John Bagley氏のDragonStompyです。

 定義的にはDragonStompyですが、ドラゴンの面影は何処にも無いためまぁ名前通りMoggcatcherで良い気もします。
TheSourceのドラスト版では時折名前も見る《モグ捕り人》を使用したDragonstompy。
これまでは主にサーチ先として《鏡割りのキキジキ》《タクタクの潰し屋》《群衆の親分、クレンコ》《包囲攻撃の司令官》の様な重めでアドバンテージの取れるパワーカードが主でした。また《Goblin Settler》も見ますね。
が、このデッキも最序盤の脆さと言う欠点を抱えていました。
そこへ登場したのが《ゴブリンの熟練扇動者》。
1~2tに場に出て高い打点とアドを残すこのカードの登場に依り速度も手にする事が出来ましたね。

 ドラストの基本パーツ《血染めの月》《虚空の杯/CotV》《三なる宝球》も当然積んでいます。
月系は特殊地形対策に抜群ですし、CotVと三球もSnTへの影響力が小さいため駆逐されていましたが、それらが減りTempoが増えているのなら圧倒的な効果を再び発揮するはず。

 やはり安定性が無いのは全く変わっていませんが、環境の変化はこういうデッキの復活も在り得る可能性を齎すので歓迎したいですよね。サイドの《Anarchy》は何に使うのか今一つ不明です。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=75204
16位、Joe Cady氏のBUG 続唱tWです。

 探査ドロー登場後、アドバンテージと言う強みを失いつつありますが、獲得できるアドの量ならやはりこのデッキが一番ですからね。《祖先の幻視》4枚に《宝船の巡航》2枚と3ドロー6枚体制です・・・。
 《毒の濁流》の2枚採用と言うのが印象的です。
ボードコントロールに力を入れる事で相手の攻勢を捌く姿勢の様ですね。サイドにも《ゴルガリの魔除け》も2枚取られています。




 こんな所です。
今週は結構デッキがばらけていて面白かったですね。
もっと《紅蓮破》《赤霊破》が増えてくるかとも思いましたが、それ程でもありませんでした。
代わりに増えていたのが《翻弄する魔道士》です。受動的に動くのではなく能動的に動いて優位性を確保しようとしているのかもしれません。まぁ消耗したところに置けばある意味蓋ですからね。
Tempo系も色々あり退屈はしませんが、そろそろ別のデッキが見たいものです・・・。

 さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただきありがとうございますm(_ _)m
この文章がお役に立てば幸いです。




レガシー)TheRockに関してつれづれ:KTK~1 対Burn/石鍛冶の有無
レガシー)TheRockに関してつれづれ:KTK~1 対Burn/石鍛冶の有無
レガシー)TheRockに関してつれづれ:KTK~1 対Burn/石鍛冶の有無
皆さん、こんばんは。しもべです。


 BMOを疲れ様でした。
非常に盛況なようで喜ばしい事ですね(^^)
Legacy部門優勝は探査型DeathBladeの様ですね。SCG Open Legacy in WorcesterでもDeathBladeでしたし、今ノッていますね。
決勝の舞台は動画を見ましたが、熱かったですね。見入ってしまいました。
《もみ消し》の存在には現状少々懐疑的だったのですが、相手から守る意味で使う後大きく価値があるように思えました。
他にも大きな大会が固まって開かれるようなのでそちらの結果も気になりますね。


 さて、今回は私の魂、The Rockに関して。
放置していても良いのですが、余りに過ぎると扱い方を忘れそうなのでww
折角[A-KEY]さんに機会を与えてもらったので、考えている事をつらつらと書いていこうかと思います。[A-KEY]さんのリストへの感想は一番下に乗せています。



・Burn/火力対策
幾つかあります。
 a)《虚空の杯》を用いる。
:他のデッキへの応用も効く。特にUR Delverには効果的と言われているのでメタ的にアリだと思います。
ElvesやStorm系にも一定の効果を望めますし、墓地対策に《墓掘りの檻》が有るのなら尚更です。
 ただ、自分への被害も在るためその齟齬の解消の必要があります。
 また今のBurnは2マナ域も《若き紅蓮術士》《大歓楽の幻霊》《発展の代価》《焼尽の猛火》など非常に多いためそれだけで完封は難しいと考えられます。


 b)枚数に頼るハンデス
:現状はModernに見られる《宝船の巡航》タッチのBurnはLegacyではほぼ見られないため消耗戦に引きづり込む戦法は未だに有効。代名詞が《ヴェールのリリアナ》。即[+1]を行えば忠誠度が4になるため、速攻で焼かれても相手に3枚の札を消耗させる事が出来ます。当然[-2]も価値がある。対Burnならここは3~4は固定したいですね。
 が、現状悩ましいのは探査ドロー組に相性が悪い事。どちらかと言うとそいつらの数が多いため枚数を増やすというのは余りメタ的に有効な手とは言い難いと考えられます。SnTやReanimatorも存在するため、メインに数を積んでサイド後は抜くという戦法が丸いかもしれない。

 以前までなら《ジェラードの評決》も真剣に考えていた枠ですね。
相手に札を使わせる事が兎に角有効な札。土地を捨てさせても火力を捨てさせても実質3点ゲインです。Storm相手にも札を消耗させる事が出来る点で優秀。ただTempo系には探査ドローのお陰で枚数系の効果がイマイチになるため、価値は半減です。 


 c)《悟りの教示者》の銀弾サイドボード
:少々遅いのですが、《暖気》か《法の領域》を置く。
どちらも置ければかなり効果を発揮します。前者は早いのですが、《硫黄の渦》には無力。後者は遅い代わりにRの生物まで効果が及びます。UR Delverを一としたR系統を使うデッキにも扱えます。ただ、ここら辺は少々専用過ぎる感もありますね。
 他には《神聖の力線》も有り。
ただ、矢張り遅い上にスペルにしか対応できない。B方面にも使える、特にLotVに使えるのはポイント。

 正直効果としては防御的すぎて且つ半端なのが銀弾戦法なのですが、他のサイドと併用して運用できるため一考の価値もなくもない。それでも守ってて勝てる相手でもないので・・・。


 c)ライフゲイン要素の確保
:対Burnの基本の考え方。
如何にココを軽く且つ達成できるかも重要だと言えます。
 私が《包囲サイ》を現実的に考えるのもここが要員。サイズも在るため焼くのにも手間を掛けさせることが出来る。加えて重いのですが《エレボスの鞭》か《ナイレアの弓》も1枚採りたいです。少々やり過ぎ感もありますが、ここの部分は後述。

 装備品関係は当然視野に入ります。
《梅沢の十手》が基本。《殴打頭蓋》は着地できればベストですが着地はまず出来ないので考慮外。また故に《石鍛冶の神秘家》自体に現状では懐疑的。他には《光と影の剣》が現実的です。ライフゲインの部分は当然で、サイズが上がるため焼くのにもひと手間。装備にスタックで焼かれる可能性も高いのですが、もうそれだけでそこそこの価値がある。生物の回収も出来る為やはり消耗戦に引きづり込めます。タルモゴイフや《未練ある魂》等の担ぎ手を確保できるかと如何に早く又は相手の妨害しながらスムーズに装備できるかが鍵。
 サイズのある生物は相手へのブロッカーにもなり、火力を複数枚使わせる可能性も在るため消耗戦用にもなります。その意味でもタルモに加え犀を考えているわけです。
そこに加えて自分の《剣を鍬に》を使って緊急のライフゲインにもなる。その点でサイズの確保は重要なのです。そして現状のThe Rockは《突然の衰微》4枚《剣を鍬に》3枚が主流ですが、Burnを意識するならStPは4固定になります。古典的なBurnには単体除去は腐りますが、生物比率が増えている現在なら生物除去は下手には抜けない貯め、その点でも4枚に増やすのは理に適っていると言っていいと思います。
 《突然の衰微》は価値が下がるようにも思えますが、サイドから《硫黄の渦》が高確率で入ってくるためここを減らすのも得策とは言えません。特に渦は毎ターン削られるだけでも厄介なのにライフゲインまで潰してきますからね。更に衰微はDelverに対抗する手段でありMiraclesに対しても《相殺》嵌めを抜けれるカードなので外せない。


 で、ここからがサイドとしてとるカードですが、対Burnとして考えているのは主に2つ。
《コーの火歩き》と《機を見た援軍》です。
 《コーの火歩き》も現状では考慮しているサイドカード。
当然《ドラゴンの爪》内蔵に加えプロテクション(R)で信頼できるブロッカー。Burnが生物要素は10枚以上になる事も在るためここは意味が出てくる。UR系が《僧院の速槍》、Jund/Patriotが《ゴブリンの熟練扇動者》を使うというなら尚更支配力が高くなる。また上に挙げた装備品の担ぎ手としても最高。
 《機を見た援軍》も採用理由はほぼ同じ。
ライフゲインと担ぎ手/ブロッカーの確保です。フルBurnの頃は役にも立たなかった援軍ですが、最近は前述の通りSlighが中心であるため両方の効果を得る事が出来るはず。1マナ重い分即座に《稲妻》2回分ゲイン出来るのが大きいです。
 軽くて小さく纏っているのが火歩き、重くて効果も大きいのが援軍ですね。
援軍は重い分ManadenialやDaze/Pierceに注意が必要になりますが。


   《台所の嫌がらせ屋》《クルフィックスの狩猟者》《エイヴンの裂け目追い》も一応検討中。
矢張りそれぞれSlighBurnになってのでブロッカーとして価値も出てきましたしね。


  直接的には関係ありませんが《思考囲い》4枚の枠を変更するのも有り。1枚《コジレックの審問》か《強迫》にしておくだけでも相性的な無駄牌が減る。
  
 と言った所。
依然試していた《新たなる信仰》とか面白いとは思いますが、如何せんKPが低すぎますね・・・。《永遠の証人》で回収とかして悶絶させていたのは良い思い出。
最も現実的に考えているのは《機を見た援軍》ですかね。
効果が安定していて強い。


 とりあえず、ライフロス要素を極力サイドアウトしつつ、単体除去と生物数を確保するのが命題。
隙間に装備品。基本地形の優先。



・《石鍛冶の神秘家》と《殴打頭蓋》
:以前から考えていましたが《殴打頭蓋》の支配力が現状低すぎると思います。
場に出せれば強いのは間違いが無いのですが、まず場に出ない。出ても生物が除去されれば無意味です。同時にSfMはこれまで以上に焼かれやすくなっています。これはTempo系が探査ドローを手に入れた事により消耗戦を恐れなくなったためです。序盤から惜しげも無く火力/打消しを投入してくるようになったため、まずSfMは生き残れないし細菌Tokenも除去されやすい。そうなるとバターはただの置物です。初手に在れば当然マリガン1回分ですしね。
 また面展開も増えている現状では今一つ壁としての信頼性が薄い。
現状これをサーチしたい相手がほとんど見当たらないです。

 もちろん、出て、維持できれば強いのは間違いないのですがね。

 SfMは上記のようにあまりに簡単に焼かれる上に消耗戦ではこちらに分が悪いため、避雷針になったから・・・とお茶を濁すのはもう難しい様に考えます。単にテンポロスしているだけに見えます。《もみ消し》されたりハンデスされたり《焼尽の猛火》で焼かれると泣きそうになりますね。
もちろん、Tempoで他のデッキと勝負する必要はないのですが、重いデッキである分、確定的な行動をとっていく事がRockの勝ち筋だと思っているので、この不安定で期待値の低いカードを運用したくは無いのです。
 なので装備品自体の増量枠に換えようかとも考えているのが現状です。
単純に装備品自体を引く確率を上げたいわけです。
上で書いた《エレボスの鞭》や《ナイレアの弓》の様な物も要は個々の装備品増量枠の部分ですね。装備と言うテンポロスをなくしたいので置物です。鞭は消耗戦用。弓は《秘密を掘り下げる者》用兼用ゲイン。
 同時にPWを考えてもいます。《遍歴の騎士、エルズペス》《イニストラードの君主、ソリン》《不動のアジャニ》《真面目な訪問者、ソリン》らへんですかね。ライフレースが厳しいならタルモに《不動のアジャニ》の[+1]で殴っているのも良いと考えているわけです。後ろ3種は《機を見た援軍》や《未練ある魂》のTokenとの併用が前提。パワー2の壁は価値が断然違いますからね。真面目ソリンはそれ程考えていなかったのですが、[-2]で《秘密を掘り下げる者》用のブロッカーですね。ついでに[+1]するか《稲妻》喰らうかしてくれれば十分かと。Miraclesを考えるのならエルズペスか君主ソリンかアジャニですかね。 ここらへんはBomの部分にもなるので如何に巧く繋げる攻勢が出来るかにも依ってきます。


 もちろんSfMは貴重な担ぎ手になりますし、銀弾仕様も素晴らしいのですがね。
ですのでここは一応考えているだけの部分。


 因みに《稲妻のすね当て》ですが以前考えた事はあります。
同様「被覆」「速攻」が欲しかったためです。と言うかまぁ対Miracle(以前ならLandstill)のJtMs憎しの余りですね。
結果はほぼ期待値を示していました。
問題点は少々KPが低い事。そのため他の装備品と併用できるように《速足のブーツ》を用いましたが重すぎて論外でした。
また、《終末》には無力な点やバターやTNNの様な無敵ブロッカーに心折れたという事も有りました・・・。
 ただ、その時点でも生物の確保と言う名目やJtMsの[-1]への対抗と言う役割は出来ていました。
特に《闇の腹心》を確保できていた場合はあふれ出る肉汁・・・アドバンテージも素晴らしかった。また当時は存在しなかったDrSと言う名の固定砲台も手に入れた為現状面白い存在かもしれません。
KPの部分を他で補えるというのなら十分な選択になる得るカードだと思います。

 ついでに探査ドローが増えている関係上《ガドック・ティーグ》を一としたHatebearの保護と言う部分でも光りますね。
《迷宮の霊魂》等でも良いですが、ガドックの方が受け幅も広い。



 と言う事で考えるているのは
・SfMを抜いて装備品多め
・生物群に対抗するため生物除去も減らさない
・タフネスの大きい生物も多め
・サイドに《機を見た援軍》
・ハンデスの内容調整
ですかね。


 もし[A-KEY]さんのlistについて、失礼ながら口出しするのなら

・《突然の衰微》は4枚に
  →Delver、Miraclesに外せない。
・《議会の採決》の2枚目は必要性?
・ライフロスが厳しいと感じたのなら《思考囲い》の4枚目を《コジレックの審問》に
・《石鍛冶の神秘家》を1枚《梅沢の十手》に

 ぐらいです。
まぁ、メインについては完成しているそうなので要らぬ世話でしたね。
後はサイドにBurn用のサイドを入れる事ですが、サイドに関してはどの枠を使えるのかが少々判断辛いため言及は避けておきます。他にはいくつか。
《エラダムリーの呼び声》の運用思想は理解できますし指示できるのですが、対Burn相手に使っていては少々遅すぎるので、これと《コーの火歩き》の併用は難しそうですね。
それと《エーテル宣誓会の法学者》と《サディストの聖餐》の存在。
前者は《スレイベンの守護者、サリア》の方が良いのでは?、後者は何用に採ってあるのでしょうか?
と言う部分が少々疑問でした。

 《仕組まれた爆薬》はDeedの遅さを考えるともう少し軽いスィーパーを1枚は採りたいと私も考えているので賛成です。

 MiraclesやSnTを考えているのなら《謙虚》もアリだと思います。
天使どもを減衰できますし、SnTには維持できれば勝ちですからね。


 こんなところです。
参考になれば幸いです。


 
嬉しいけどさ、hide・・・ / いよいよBMOですが
嬉しいけどさ、hide・・・ / いよいよBMOですが
嬉しいけどさ、hide・・・ / いよいよBMOですが
皆さん、こんばんは。
しもべです。

先日ネット巡りをしているとこんなニュースが↓(点線内転載)
[hideさんの歌声がよみがえる…“最後の新曲”をアルバム収録]
スポニチアネックス 10月23日(木)6時0分配信


 98年5月に死去したX JAPANのギタリスト、hideさん(享年33)の新曲がリリースされる。亡くなる直前に書いていた歌詞とデモ音源をもとに、ヤマハが開発した音声合成技術「ボーカロイド」で歌声を再現。生誕50周年記念で企画され、完成まで約2年を費やした。「最後の新曲」として12月10日発売のアルバムに収録される。

 曲名は「子 ギャル」。作詞、作曲はhideさん。製作された98年当時は女子高生らの間で茶髪にミニスカート、ルーズソックス姿のコギャルファッションが大流行しており、世相を風刺。3分強のロックナンバーで、試聴した関係者は「本人の歌声にしか聴こえない」と口をそろえる。


・・・

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141023-00000004-spnannex-ent


 嬉しいけど引っ張り過ぎ。
もう何年経ってるのさ、いい加減彼を死なせてあげて欲しいです。

 まぁ、なんだかんだ言いながら
「Hurry Go Round」も「Junk Story」も「In Motion」も好きですけどね。
どうせこれも買う事になるんですけれどね!!!


----------------------------------------------------------------------

 さて、いよいよ明日開幕のBMO。
どんな結果になるのやら。
私は参加しませんが、放送でも見て楽しみたいですね。

 どんなデッキで出る方が多いでしょうかね?
因みに今、私が所有カードの制限なく好きにデッキを組んで大会に出るのなら「Painted Stone」で出ますかね。

 メインから多少火力積む感じのですね。サイドには追加の火力とスィーパーも用意。メインのPWはまぁMiraclesがどれだけいるかに依りますが、多分真っ先に抜ける候補。でも入れたいものも当別無いんですよねww

 優勝は難しいですがTop16ぐらいなら十分狙えるはず。
まぁどうにも日本の大きな大会はここのところMiraclesが多い印象でしたが、どうでしょうね。


 参加される方は頑張ってください。
あと、盗難/置き引きにはお気をつけて。





レガシー)徒然デッキ構築:StifleNought with《時を越えた探索》
レガシー)徒然デッキ構築:StifleNought with《時を越えた探索》
レガシー)徒然デッキ構築:StifleNought with《時を越えた探索》
皆さん、こんばんは。しもべです。


 徒然デッキ構築。
新カードが出るたびにアップデートするデッキ郡の一つ。今回は「StifleNought」です。


 KTKにて収録され話題を集める探査ドロー組。
今の所Stdでは《時を超えた探索/DTT》が、Legacyでは《宝船の巡航》が主に活躍していますが、もう一方も各フォーマットで相応の活躍をしていますね。と言う事で是非使ってみたい。
基本的にはTempo系は墓地の貯まるスピードが速く、且つ比較的KPの斑が小さ目である点、そして各KPが低めである点から軽くなりやすくアドの量の多い《宝船の巡航》が使われる傾向にあります。対してMiraclesやSneakShowの様な各KP差が激しいデッキではアドは小さくなるものの7枚にアクセスできるという点が買われ《時を超えた探索》が主に使われています。小さなサーチカードとも宛ら言われていますからね。


 《ファイレクシアン・ドレッドノート》は生物Beatによる勝利を目指すデッキですが、Aggroに近いComboデッキです。
2枚コンボ故に墓地にカードは溜まり易い傾向にはあると言えるでしょう。
またアドロスが生じやすいデッキであるため、今回の探査ドローでは巡航が優先されているようです。
が、Comboデッキである以上、より適しているのはどう考えてもDTTの方だろうかと。これで直接2枚とも集める事も出来る可能性があるからですね。

 アドロスの回収と言う点ではこれまで《瞬唱の魔道士/ScM》が主に使われてきました。
個々の部分は競合する枠と言えるかもしれない。ですがScMでは回収できるアドはスペルだけ。《もみ消し》のカバーは出来ても本体のドレッドノートが無いという状況に陥ることもあるでしょう。
 同時にScMは生物と言う性質を持っている。
打点やブロッカーになると言えば聞こえはいいですが、セカンドアタッカーとして《秘密を掘り下げる者》を扱う以上生物比率は少ない方が望ましい。加えてドレッドノートの狂打点が有るのなら半端な2点はそれほど価値が無いといえます。


と言う事で核となるのが
《ファイレクシアン・ドレッドノート》
《もみ消し》
に、サポーターとして《時を超えた探索》となる。


 また、ここで使ってみたいのが《幻視の魔除け》。
もともと2種類目の《もみ消し》として使われるカードの1種で、《突然の衰微》の登場以降は除去回避と言う名目も比較的大事なものになりました。山札を削る能力は奇跡札を削ったり、ハンデスのブレスト回避を潰したり程度しか価値が無かったものでした。
が、今回のデッキでは「探査」が存在します。
1マナで墓地に5枚ものカードを置く事が出来るため探査限定で実質4マナ加速。フェッチ2枚が有れば2t目のDTTキャストも容易です。一種のKeep基準になります。
この方法は2ndアタッカーに《墓忍び》を用いていた時に使用された方法ですが、DTTとなら色が同じであるため土地基盤の負担は無いですし、アドの回収も出来るようになります。
要らないブレストやポンダーの無駄牌Topを掃くのにも使えます。
(前回挙げた時の《アーティファクトの魂込め》といい《幻視の魔除けは大活躍ですね。)

 《突然の衰微》の問題はやはり付きまとうので打消しではなくハンデスは取っておきたい。
基本は《思考囲い》が優先されるでしょうが別にそこらの生物なら苦にしない為、妨害に合いにくい《強迫》でも良い。


 《モックス・ダイアモンド》は墓地を肥やしながら1t速いマナ加速が出来る。
1t目に行きなりスタイフルノートを作る事も出来る。が打ち消されて時や破壊された時のリスクを考えると難しいです・・・。
いくらDTTでアドを回収出来るとはいえ、貴重な土地が失われるわけです。DTTの(U)(U)の用意も難しくなる。どちらかと言えば《宝船の巡航》との組み合わせが向いていると言えますね。


[Cre]*9
4《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》
4《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
1《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
  /《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》

[Other]*31
3《幻視の魔除け/Vision Charm》
4《もみ消し/Stifle》
1《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4《渦まく知識/Brainstorm》
3《思案/Ponder》
3《思考囲い/Thoughtseize》
1《強迫/Duress》
2《見栄え損ない/Disfigure》
1《蘇りし者の儀式/Ritual of the Returned》
   /《有毒の蘇生/Noxious Revival》
4《Force of Will》
1《誤った指図/Misdirection》
4《時を越えた探索/Dig Through Time》

[Land]*20
4《Underground Sea》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
2《冠雪の島/Snow-Covered Island》
1《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》
4《不毛の大地/Wasteland》
3《沸騰する小湖/Scalding Tarn》

 こんな感じです。
《もみ消し》と《不毛の大地》を積む以上《目くらまし》まで積んでManadenial戦略に特化させるべきかもしれないのですが、Comboデッキである以上、他のクロックパーミッションの様に打点を確保しにくく妨害の効力期間に有効打を与えられる安定性は無い。加えて最低でもドレッドノートコンボ分の土地2枚からがスタートのデッキで余剰を考えれば3枚目の土地も欲しいデッキ。《死儀礼のシャーマン》も使ってない以上は下手に土地を戻すと自分の痛みが有る可能性もあります。
そもそもこのデッキは別に土地基盤を攻める出来ではない。《もみ消し》も積んであるとはいえコンボ用のパーツなので余力のある状況でしか使えない。
と言う事で今回は抜きに。


こう、ガチャガチャと趣味のデッキをいじくるのは楽しいですよね。


レガシー)今週のSCGの結果 スレッショルドは衰退しました
レガシー)今週のSCGの結果 スレッショルドは衰退しました
レガシー)今週のSCGの結果 スレッショルドは衰退しました
皆さん、こんばんは。しもべです。


 実に3週間ぶりの実施されたSCG Legacy Open。
KTKショックの影響の1つがどこまで見られるのかが楽しみでったのでやっとこさ、ですね。
今週はWorcesterにて行われています。早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/181014_worcester.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=10/19/2014&end_date=10/19/2014&start=1&finish=16&event_ID=20&city=Worcester


 今週の優勝はBen Glancy氏のDeathBladeです。

以下Top16(上から順に1位→9位→16位)
DeathBlade
Elves
UR Delver
RUG Delver
UBR Delver
Elves
UR Delver
Miracles
-----------------
Burn
Reanimator
BUG Delver
Reanimator
UR Delver
Elves
Reanimator
Elves

 です。
う~ん凄まじい結果ですね。
DelverTempoとElvesとReanimatorしか居ません。もちろんそれ以外もいますが、そう表現できてしまうぐらいです。
Tempo系はTop16に7名でしかもそのうち5名がTop8です。探査ドローの関係で数が増加するであろうことは予期されていましたが、当然それを食うためにデッキを持ち込んだ方々もいたはず。それにも拘らずの結果です・・・。
もちろん未だKTK解禁から日は浅いので今後はもっと変化もあるでしょうが、それでも凄まじい戦果です。
 そしてもう一つ。
Elvesですね。今回はTop16に4名を輩出。その内Top8内に半分の2名でIndianapolisの上位独占には及ばないものの準じる結果と言えます。同じくここの所好調のReanimatorと違いTop8の壁を破れるという明確な違いが有りますね。

 とりあえずですが、圧倒機に早いデッキが多い。
Tempo系も速攻では無い物の前のめりなAggroデッキです。そしてそれ以外は2種類のComboとBurn。もうとにかく素早いデッキで溢れています。それまでのMiraclesの天下だった頃が懐かしいですね。恐らくMiraclesも今後対応してくるでしょうが、それでも今のところ勢いに圧倒有れている感じです。Comboでこれらが多いのはそれぞれ特徴があるとは思いますがアドバンテージを稼がれる前に終わらせる事が出来るからでしょうね。またElvesはプレイングでHateカードも在る程度カバーできます。其方を重視した故にTempoは打消し牌等が減っているため相応に相性が変化されているようです。

 またTempo系でも特に軽く且つRいデッキの多さも注目ですね。
まぁ普通に考えれば判りますが、前のめりで攻め手の速さがあり、故に墓地のたまりも早い。そして真っ青な状況にも最適のサイドを採れる。普通に考えれば現状Rを除く事のメリットが薄いと言えそうです。

 これらの結果から言える部分ですがPWも青息吐息
Miraclesもそうですが続唱が一時期数を増やしていたのなんて今では信じられない状況ですねw


 もうほんとこの結果には驚きしかないですね。
何時までこれが続くのかが次の注目部分ですね。



さて、ここからは個別に気になったデッキを見ていきたいと思います。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=74766
1位、Ben Glancy氏のDeathBladeです。

 KTK発売後主に注目された既存のデッキはRUGやBUGが中心でしたが、まさかのDeathBladeですね。
DeathBladeのSCG勝利は約半年ぶりです。基本的にこのカラーは デッキパワーを優先したEsper Bladeが中心でしたからね。
しかしKTKの探査ドローを有効活用するために墓地のたまりの速いTempo型にしているようですね。

 これまで取られていたアド部分の生物は《石鍛冶の神秘家/SfM》を残して撤廃。その代わりに《宝船の巡航》が3枚入っていますね。因みに巡航では無く《時を超えた探索/DTT》を採用している形も在るようです。《死儀礼のシャーマン》が居るのならUUも比較的楽になりますね。

 最も注目したいのは土地の少なさとそれに比例した《思案》の枚数。
Miraclesなどでもたまに見られますが、土地の分をポンダーに変換してデッキの回転率を上げているわけですね。この場合は更に墓地に落ちやすい札で揃えているとも言えます。フェッチの数がしっかりと11枚も採られているところを見てもそれが判ります。
実存の土地を減らしてもまわると考えるのは正にアンリコパワー様々でしょうね。
抜かれているのは《忍び寄るタール坑》と《不毛の大地》の3枚目。
不毛は相手の墓地を肥やすだけなのでメタ読みを考えれば妥当かもしれません。タール抗はよく判りませんが速度差を嫌ったのでしょうかね?

 またPWも《ヴェールのリリアナ》の僅か1枚です。
Esperカラーと言えばDelver系で最もPWを積むデッキですが、それも抑えめですね。遅すぎる事が問題かもしれません。
代わりにメインのデッキパワーは相対的に下がってしまう訳ですが、きっちりサイドにその分は採られています。対Controlではこちらにシフトし従来の形を取るのでしょうね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=74778
2位、Nicholas Malatesta氏のElvesです。

 ここ最近絶好調のElves。
数が増えてきたのに対応して小型除去やスィーパーも多くなっていて、更にRの数が増えているにもかかわらず更に好調と言う只々圧巻の戦果です。

 Nicholas氏の特徴は《樺の知識のレインジャー》を3枚採っている事ですかね。
この所かっているのは大体が1枚程度。中には0枚にしてあるデッキも有り、その手のデッキは代りに《ラノワールのエルフ》等をその枠に充てています。3色故に好きなマナを生み出せるという部分が評価点なのでしょうがね。ただタップアウトレットとはいえ2体と言うのは少々面倒なはずですが・・・。




http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=74774
4位、Joan Anton Mateo氏のRUG Delverです。

 KTK発売後《宝船の巡航》を使うために調整されAlberto Quintero氏が結果を出した新型のRUGです。
判り易い所では「Canadian Threshold」最後の砦《敏捷なマングース》が《若き紅蓮術士/YPM》に変更されている部分ですね。
墓地のリソースを探査に回していると言えます。
またYPMの登用やドローにリソースを裂いている点などから《トレストの密偵長、エドリック》を使ったRUG/4c Delver型に近しい形にシフトしたとも言えますね。
 ほぼAlberto氏のListと同じで唯一サイドが謎の18枚仕様になっていますが、恐らく《紅蓮破》2枚《赤霊破》1枚のスプリットを入力ミスしたのでしょう。

 マングースが抜けた結果メインでの(G)マナへの依存度が減りました。それゆえか《森》絡みのフェッチランドも《霧深い雨林》2枚しか採用されていません。少々不安も有りますが、他のエッチからでも《Tropical Island》は引っ張る事が出来るため杞憂ですかね

 大流行りなBob Huang氏のUR Delverと異なりアタッカーに2マナ域を6枚採っておりGの要素も合わせてデッキパワーとしてはこちらが上です。サイドの《梅沢の十手》等もRUGだから採れるのでしょう。その分デッキの動きは少々遅く窮屈に。RUG DelverがTempo系最軽量を譲る時代が来るとは・・・。個人的には1枚入った《森の知恵》が素敵だと思います。別にCaleb氏が指摘する通り他の物でもいいのですがドローソースをUだけに頼り切らないようにしているという点で差別化と安定化が図られていると思います。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=74779
8位、Christopher Stitson氏のUW MiraclestRです。

 少々勢いが落ちているMiraclesですが未だに結果を残すあたり流石ですね。
真っ青な情勢を考慮してかメインに2枚、サイドに2枚の《紅蓮破》が有ります。がもうこの状況では尖っているとは言えなくなってきましたねww

 気になる点は2つ。
一つは生物枠を5枚も採っているという事。《瞬唱の魔道士》は実質的に《紅蓮破》とついでの《剣を鍬に》の水増しになっているので判ります。尖らせるほどに価値が出てくるスペルですからね。
が《ヴェンディリオン三人衆》3枚に《造物の学者、ヴェンセール》1枚と言うのがよく判りません。普通はSnTの様な中速気味のComboや同系等に対して威力のある生物達です。が現状のメタはそうではない。読み違えとも考えにくいのですが。これだけの枚数を積み、更に《Karakas》まで積んでいる以上明らかにこだわっている枠の筈。一応探査ドロー組を潰すのにはうってつけで、特に《宝船の巡航》はSocのため良い餌食になりますが・・・。
Why??

 もう一つは《時を超えた探索》が入っていないという事。
優れたドローソースとして中々の評価をほぼ確立していますが、それを活用しない意図は如何に?
サイドの《安らかなる眠り》は明らかに使いやすくなりますが、別に墓地対策に枠を割いているわけでもないですしね・・・。

 今回は落ち気味ですが、対応力もあるデッキなので何れ浮上してくると思います。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=74786
11位、Bob Huang氏のBUG Delverです。

 UR Delverで世間を沸かせたBob氏ですがやっぱり個人的にはBUGを使っているとらしさを感じますねw
前回のEdisonでは探査ドローは1~2枚と抑え気味でしたが、今回は目一杯の4枚積みです。BUGはDelver系の中でもっとオン微地依存するデッキであるため枚数を抑えられていましたが、巡航のために墓地を使っても引いたカードですぐに墓地を肥やせるという事が判明して以降はこの形ですね。

 特徴的なのはハンデスが無い事。代わりに《もみ消し》が入っています。
今回私の中で印象的だったのはRUGやGrixisもそうでしたが《もみ消し》《不毛の大地》4積のManadenialeを続けている事でした。探査ドローが増えている現状、追従して《ギタクシア派の調査》や《思案》の数が増える事まで含めて土地破壊はそれほど効果を発揮しないのではないか?と考えていたのですが、そうでもないようですね・・・。

 上でも書きましたがPWの減少はここでも見えます。
少々重くてもLotVが無いというのは殆ど見られなかった事ですが、これも環境の大きな変化になるでしょうかね。

 とく判らないのは《ディミーアの魔除け》。
使いやすいですが2マナは重いという結論が出ていたと思いますが・・・《被覆》を使っていない以上このチャームの価値が見られると重く産しての筈。CFBの記事で挙がりますかね、この部分は?

 サイドの《寒気》はRを採っていないBUGのメリットですね。
しかも2枚です。さぞ効果を発揮した事でしょう。
《暗黒破》も中々活用性が高い。墓地肥やしもそうですが、これだけElvesが流行るのなら1マナ除去は増やしたいですからね。


 ハンデス入ってないともはや何のためのBなのかと言いたくなりますね・・・。




 こんな所ですか。
久々のSCGでしたがまさかここまで極端になるとは思いもしませんでしたね。
今の所、環境は探査ドローを手に入れたTempoを中心に回っているようです。それにより環境の高速化やPWの小数化が起きています。が、それは未だ環境初期であるためです。今後はそれに対応した形も出てくるでしょう。また今回のGrixisやMiraclesの様に使っていないデッキも存在しています。必ずしも探査ドローを使うのが正義と言う訳でもないようですね。

 また今のところほとんど変更されていないBob Huang氏のURがどの様な形になっていくのかも楽しみです。
次回はどうなるのでしょうね?


 さて、今回はここまで、です。
最後までお付き合いいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章がお役に立てば幸いです。


カッコ内転載
[橋下市長VS在特会 「お前って言うな」怒号飛び交い、面談10分弱で終了]
産経新聞 10月20日(月)18時53分配信

-----------------------------------

・・・
・・・

双方が怒号を飛ばした議論は平行線に終わり、10分弱で終わった。

 桜井氏「あんた」

 橋下市長「『あんた』じゃねぇだろ」

 桜井氏「『お前』でいいのか?」

 橋下市長「お前なぁ」

 桜井氏「『お前』って言うなよ」

 橋下市長「うるせぇな、お前」

・・・
・・・

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141020-00000585-san-pol


 各人、主張云々以前の問題。
大人げないにもほどがあるでしょうよ・・・。

 こんなのが組織のTopを務めているのか・・・。



ネタバレ)閃の軌跡II感想 クリア後感想2 軌跡と絆システムの弊害/ ラウラドレスは即課金
ネタバレ)閃の軌跡II感想 クリア後感想2 軌跡と絆システムの弊害/ ラウラドレスは即課金
ネタバレ)閃の軌跡II感想 クリア後感想2 軌跡と絆システムの弊害/ ラウラドレスは即課金
今週のDLC
・ラウラ  → 即課金するわ
・マキアス → 芸人だから仕方ないけどコレは可哀想です・・・。
・クレア  → 可愛いのは事実ですが、24歳がこれをやっていると考えると痛々しさが・・・。

 うん、後はラウラ髪解くだけですね。
というか、これで閃Iのお弁当イベントをやりたい!!!!

--------------------------

 やっぱり軌跡シリーズとしての評価で言うと、特に「空の軌跡」からのファン層には評価が低いなぁ・・・と感じます。
何を隠そう私もそうなので、レビューで低評価付けている方々の意見一つ一つにまぁ共感できるのですよね。

 広げた風呂敷を包まないどころか、おもちゃ箱の底を攫んで外に向けて中身をばら撒いて後は放置と言う表現が相応しいぐらいのストーリーの放置感が不味い。
一つ一つの行動理由や中身も薄い。
同じことの繰り返しに無意味なやり取り。
ツッコミどころは満載。
ブツ切りで許されるのはライトノベルの様な単価の安い商品だけ。



 そして最大の弊害は矢張り「絆システム」だと思うんですよね。
「ストーリーRPG」という名目通り、出てくるキャラクターが織りなす「物語」=劇が最大の魅力の筈。
しかし「絆システム」という物を持ってくる事で、
「一部のキャラクターとのストーリーが見られる」
     ↓
「選ばなければそのキャラクターのストーリーは掘り下げられない」
と言う事態に陥り、結果全体として見れば中身が希薄化してしまうんですよね。
私の様に全員と絆イベントをしっかり見ることで初めて全員の掘り下げが出来るようになる。つまり目的であるキャラクター間の交流が見たいなら必然的に全員のイベントを周回なりセーブ&ロード也で見直すわけで、一々選択肢を作る意味が薄い。
が、求められている「濃密な交流」を得るにはこれしかない。
でもこれだけならまだマシだったかもしれません。

 「零/碧の軌跡」の問題点としてランディやリーシャ、ワジの様な非常に重要な個人の背景に迫る話を絆イベントに持ってきた結果、メインでの関係性が薄れてしまいました。
故に多くのユーザーが「メインでやれ!」と言う意見を書きました。
この反省を活かしたのか、「閃の軌跡」では非常に軽い「日常の交流」の様な物が描かれるようになります。これ自体は問題はありません。
が、肝心のキャラクターたちの「背景/根幹に繋がる様な話」が、今回はほとんど在りませんでした。
ゆえに希薄化されたことに加えて、その後の補完が全くされていない薄っぺらいだけの繋がりになってしまったわけです。

 また主人公との関係性ばかりが絆システムで補完されますが、仲間-仲間間の交流も非常に少ない
中を深めている描写が薄いんですよね(皆無ではないのですが・・・)。
これも「物語」としては致命的。


 同時に、最後の絆イベントで、各ヒロインとくっつける為か、本編ではそれらしい素振りが殆ど無いにも拘らずいきなり「誰それが好き」に対して「俺も好き」と言う返しが生まれ、如何にも不自然に思えてしまいます。
結果、主人公のキャラクターが定まらず、何コイツ唐突に?と言うモヤモヤした思いが生まれます。
(そのくせアリサの涙イベントなんて罪悪感だけを催す物用意しやがってヽ(`Д´)ノ )

 これはプレイヤー個々人が好みで進めていくため致し方ない部分ではあるのです。余りその手の描写を掘り進めると、恋人直前までいった相手はスルーして別の人間とくっ付いた場合に色々(倫理的な側面も含め)な齟齬/問題が出てきますからね。
だからその分、主人公の個性/性格自体は薄くし、いつでもプレイヤーの選択の余地を広げなければいけない
が、こういう方法はいわゆるドラクエやペルソナ、若しくはギャルゲーの様な「名前が無いキャラクター」という自己投影型主人公であるから成立するのです。
文字通りロールプレイングする、主人公=自分になる形ですね。
 しかし軌跡シリーズはそうではない。
「物語」、ストーリーを期待している人たちの多くは「主人公(名前を入力してください)」と言う人物ではなく「リィン・シュバルツァー」と言う人物が織りなす交流劇が見たいのではないでしょうか?
プレイヤーが決めるのではなく、リィンと言う人物の個性が反映されたお話です。
システム的に、根源的な部分から既に成立しない仕様になってしまっているわけです。
 故に、古参のファンにとっては受け入れがたい物になってしまうのではないでしょうか? 空の主人公のエステルのキャラは賛否両論あります(私もあまり好きではない)が、その個性が如何なく発揮されていたストーリーですからね。逆に(閃から入ったような)新規の層にとっては古参のプレイヤーが何をそこまでムキになっているのか判らず対立を生む下地にもなっていると思います。


 「零/碧の軌跡」もこの要素はありましたが、メインストーリーに詰め込まれた各仲間との交流の様子の多さでそこを補っています(それでもノエルの様な碧から正式に仲間になった人間に対しては必要な要素が不足しているには否めませんが・・・)。
 しかし、リィンは「閃の軌跡」自体のシステム変更により、仲間個々と絆システムで補おうとするため、結果的に非常に薄っぺらです。
そして「空の軌跡SC」でも見えた仲間選択制により、本筋での進行時はいてもいなくても関係の無い様な無難な発言しかしなくなる仲間達。「零の軌跡」の様に連れている仲間が固定ではない為、仲間-仲間との会話も少ない。

 詰まる所、「零/碧の軌跡」の絆システムの悪い部分、「空の軌跡SC」の仲間選択制の悪い部分。
その両方を詰め込んでしまったのが本作「閃の軌跡II」になってしまっている
んです。
それでいて交流劇/濃厚なストーリー「物語」を紡ぐと言うのが土台無理な話です。
かなり詰め込み作り込めばばできなくもない。
Persona3や4の様に、本筋の部分の濃い交流が描かれればまだ良かった(そもそもPersonaは主人公が会話に参加しないため、仲間同士の交流・会話劇が増えるのは必然)。「碧の軌跡」ではギリギリ出来ていた。
しかし本作ではそれが出来なかった。
それがユーザーの怒りの一端を買っているのだと思います。
(「閃の軌跡I」でさえ見られた交流が、唯でさえ薄かったにもかかわらず更に希釈されてしまっているってどういうことなの?
もしかしたらIIIのために本筋を含めストックしておいたのかもしれませんが、それにしても余りにも酷い・・・。)


 と言う事で、今の所Falcomに分岐選択型RPGの制作ノウハウは無いように思えます。
一本筋の通った話を作ってください。
と言うか絆システムと言う「選択性」と「濃密な交流劇」という対極にある2兎を追うのは止めてください。両立させる実力は無い。
一軌跡ファンの願い。
なんだかんだ言ってお気に入りのキャラとの交流を深められるのは嬉しい要素も多いんですがね!
会長大好き!!!
でもそれは本編を充実させたうえで余剰要素として求められる物であるはずです・・・。



 後、お寒い主人公上げ上げのノリをどうにかして欲しい。
空のエステルがへっぽこ扱いされなくなるまでにどれだけの時間を要したか。
零のロイドが役立たず扱いされなくなるまでにどれだけの苦労をしたか。
ロイドの場合は女性からのモテ具合は同じですが、それぐらい本筋の中心で活躍しています。時にそれはロイドを周りが持ち上げているだけのゲームとも揶揄されますが、活躍しているのは事実。
 が、何故かリィンは一瞬で異性から好意を持たれます。
殆ど交流が無い様な相手からも異様に評価が高い。描かれていない部分で何らかの交流が在ったのかもしれませんが不自然極まりない。このノリを貫くならせめてもっと過程を踏んでほしい
 ギャルゲー表現はもう諦めました。
そもそもFalcomはこういう会社ですし。空が抑え気味だっただけでそこかしこに要素は入っていましたからね。拒否感を催しますが致し方ない。それが時代の潮流かもしれませんし、販促は営利企業なので大事。
でも「軌跡」とは何たるかは失わないでほしいです(´;ω;`)



 と言う訳で色々考えました。
ストーリーの部分については前回で十分語ったからまぁ今回は無しです。

 今回は巷に溢れる批判的な意見に共感した部分を書いてみました。
が、特にAmazonの評価に見られるようですが、「ダメ」な部分を「ダメ」でシャットアウトしている意見も非常に多いように思えます。
その仕様が気に入らないのは仕方がないと思います。個人の価値観に依りますし。
が余りに見方/了見が狭いようにも思います。
・何故、この様に表現されているのか製作者側の意図を理解しようとしたのか?
・良い部分は在ったかどうか捜そうとしたのか?

嫌いな部分だけに目をとめて論って喚きまわる様な評価が非常に多い
当てにならないとは思いませんが、一方的すぎる意見なのではないか?と感じさせられる物が非常に多いように思えます。


 実際、意欲的な挑戦が多い今作ですがグラフィックをはじめ不足しているのは事実であっても、着実に進歩もしているのですからね。未完成品買わされたと思えば腹も立ちますが、ずっと同じ物を出されても嫌なので意欲的な挑戦は好意的に受け止めていきたいと思います。

 3Dにしたことで、剣匠vsマクバーンの様な活劇的な要素も生まれましたし、リーシャを好きなだけ堪能できる!!
 同時期を別舞台とする事でリィンとロイドの2つの視点からみられる群像劇的な要素も出てきました。

 新たな挑戦により部分は確かにあるはずです。




< 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 >

 

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