みなさん、こんばんは、しもべです。

今回もMTGとは関係ない話ですが、無性に書きたかったんで書いときます。
MTGのエントリーはこの後書きます。


以下転載
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「114番元素と116番元素の名称が間もなく決定!」

ケムステニュース
 http://www.chem-station.com/chemistenews/2011/12/-114116-1.html
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 超絶的に古いニュースなんですが、最近(去年の11月のはじめから?)ずっと放置していたのに気付き、さっき確認すると、何と前から追っていた記事の続報が!!知っている方からはなんで今なんだよwって言われそうなほど古いんですが。


 はっきり言って理系以外の方は何言ってるのか解からないと思うので説明します。

 まず、元素番号は皆さんわかりますよね?
多くの方が中・高校で化学元素の番号を始めの方覚えたと思います。因みに私の中学は20番まででした。それでこの元素番号、教科書に載っているだけでも100番ぐらいまであるんです。そして今なお新しい元素を人間の手で生み出すことで数を増やしているんです!!


 作り方は簡単…嘘です、超大変です。でも原理は簡単です。
元素(原子)というのは原子核と電子から出来ていて、その原子核の中には陽子と中性子が詰まってます。その陽子と中性子の数が増えていく事で原子番号自体の数も連動して増えていきます。
 つまり「陽子と中性子」の数を能動的に増やす事が出来れば新しい原子を生み出すことも可能なんですね!!!

 それで増やし方ですが2つの原子をぶつける(超瞬間的にくっついた状態にする)んです。でも単にぶつけても無理なんで円状のアクセラレーター(加速器)の中に2種類の原子を入れて、超スピードで円の中を回転運動させるんです。
 そうする事で、運動の中で2種類の原子がぶつかって、ほんの瞬間的にくっついた状態になるんですね。そのくっついている時間(維持されている時間)からまた、色々判ったりするんですがそれは長いのでまた別の話。

 そんなこんなで、今に至るわけですが、今回研究されていた方々は元素番号114番、116番を作成(生成)して報告したわけですね。そして、上記の実験などを再度行い、問題が無いことが確認(承認実験)されたうえで、正式に認められたんですね…大分前に(114は2009年との事)。
それから、更に色々実験重ねて様々な数値(特性)出しながら、名前を決めるわけです。114はほぼ決まりだったようですが、116は難航してましたね(何故かは知りません)。
 そしてついに正式に参考書とかに乗るわけですね。
…?どーでもいい?これって結構すごい事なんですよ!?
この世にある万物は元素から出来ています。その元素を人間の手で新たに生み出しているんですから!!!!


 因みに、特にすごいのがこの114番(おそらくフレロヴィウムになると思います)です。
核物理学用語で魔法数って言葉があって「特定数の陽子+中性子からなる元素が異常な安定性を誇る」という物なんです。
もっと解りやすく言えば原子としての寿命が長い(安定している)って事なんです。
それでこの114番もその「魔法数」なんですが、現在確認されている最長の寿命を持つといわれる鉛の同位体が半減期(昨今この言葉も大分有名になりましたね)にして地球の寿命以上と言われてるんですね。
 つまりこの114番はそれ以上の寿命を持つのではないのか?って期待されている訳なんです。
 そんなもん実際には何に使えるんだ?って言われると困るんですけど…夢がありますよね!!単純にスゲ~って思えます。


 こういった方たちにはこれからも頑張ってほしいです。大半の方にとっては、完全にどうでもいい話だったかもしれませんが、うれしくてつい書いてしまいましたwでも、この様な記事から科学の世界にちょっとでも興味を持っていただければ嬉しいです。

 話は少しずれますがこの新元素の承認で113?だったかな?あんまり覚えてないんですが…確かそれくらいの新元素は日本の研究者の方が生成していて、いま承認待ちなんですよ!!

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