皆さんこんばんは。しもべです。
今夜はMTGの別のエントリーを書く予定でしたが、余りにふざけた事件の記事を見つけてしまったのでこちらを優先する事にしました。
MTGには関係のない記事ですので、興味の無い方は、スルーしてください。

 でも、ちょっと怒りを抑えられない内容なので、できれば読んでいただきたいと思います。
この様なふざけた事があるという事を知っていただきたいです。


点線内転載
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[10歳少女の告訴無効に=富山地裁、「幼い」と判断―強制わいせつ事件]

時事通信 3月25日(日)15時42分配信

 強制わいせつ事件の裁判で、被害を受けた当時10歳の少女の告訴を富山地裁(田中聖浩裁判長)が「幼い」ことを理由に無効とし、公訴の一部を棄却する判決を言い渡していたことが25日、分かった。
検察側は・・・

  ・・・判決は「調書作成時、10歳11カ月とまだ幼い年齢であった」とし、「告訴能力を有していたことには相当な疑問が残り、有効な告訴があったとは認めがたい」と少女の告訴を無効と判断。
その上で、最終的に母親が起訴されなかった1事件については、告訴権は母親にあり、祖母の告訴状は無効として公訴を無効とした。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120325-00000038-jij-soci
 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012032500098

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 最初、[loving-c.]さんの今日のエントリーを拝見した時には目を疑いました。

 事件の中身も勿論ですが、この判決理由が信じられない。
「10歳では話の中身に信憑性が無い」のなら何歳ならいいのでしょうか?
[loving-c.]さんの記事では13歳11か月では、「告訴の訴訟能力」があるとされているようです。
実際、15歳のお姉さんの方は認められており、それが両親の直接の罪状にもなっているようですが・・・。

 しかし、同時ではないにしろ、同期間中に犯罪に晒されていた一方の証言を採用して、もう一方はダメなんておかしくありませんか?
この妹さんの証言にそれほど、信ずるに値しない不自然な点があったというのでしょうか?
と、いうより、大人でさえ自身の犯罪被害を理路整然と説明するのなんて難しいですよね?
よしんば、妹さんの方に不自然な点が目立ったとしても、その大人の基準を直接子供にそのまま適用しますか?
こいつら全員頭おかしいと思います。


 例えばの話ですが、夜道で8歳の子供が1人の時に暴漢に襲われたとして、その子供が近く人や警察に助けを求めて事件が発覚したします。
その場合、親が告訴代理人になるでしょうから、今回の事件のそれを直接当てはめる事は出来ませんが、それでも大枠はずれてません。
この基準では、これも犯人が逮捕されても刑事罰に問う事が難しいわけですよね?

 ふざけてませんか?こんな判決許されるんでしょうか?


 日本は、皆さんご存知のように判例至上主義です。今回の判決でこの様な基準が出来てしまっては[loving-c.]さんもおっしゃってますが、今後も類似の事件で刑事罰に課すことが難しくなります。
文字通り「やりたい放題」出来てしまうわけです。

・・・こいつら本当に人間か?


 本論からはずれますが、もちろん両親は屑この上ないですね。
特に判決上は再婚者の夫(43)の方が13年の懲役を課せられており、実の親である妻(39)よりも重い罪です。
が、人道上・道義上の罪でいえば遥かに妻の方が重いですよね?
子供たちにとって夫はあくまで他人ですが、妻は血のつながった、今まで一緒に暮らしてきた、紛れもない親なんです。
その親に裏切られて子供たちの心の傷の深さは・・・とてもおもんぱかる事は出来ません。
本当に・・・なんて痛ましい。



以前の記事でも書きましたが、何故ここまで「司法」とはここまで「被害者感情」から遠いのでしょうか?
納得なんてできるはずもありません。

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