皆さんこんにちは、しもべです。
SCGの今週の結果が出ましたね。一々全ての結果を解説するのは面倒なのでそんな気は更々なかったのですが、今回は先週と違い非常に印象的だったので(先週は先週で別の意味で印象的でしたが・・・)特別に1つ1つ見ていく事にしました。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BCT1%5D=1&t%5BCT4%5D=3&start_date=2012-03-25&end_date=2012-03-25&event_ID=21&feedin=46
比較的有名なプレイヤーの多い上位ですね。
今回の上位16は4種を除き、その構成も含め正にメタの縮図ですね。
EsperBlade、Marverick、URGテンポ(カナスレ)の上位3つです。
UW Bladeは《未練ある魂(以下、LgS)》の存在によりエスパーに取って代られてしまいましたが、まぁこれは大方の予想通りでしょう。
同コンセプトでも、デッキパワーでUWは明らかに劣りますので・・・。
以前から存在したチームイタリア、BUGLandstillは兎も角、MatelwokerとBUG Delverの存在が注目の的ですね。
またこれらはそれぞれ面白い構成をしているので分析のしがいがあります。
しかし、コンボが何と0。些か信じられない事です。幾らU勢力の蔓延やサリアの登場があるにしてもここまでとは・・・。
PoAMCの優勝がANTであるの事とは対照的で、同じフォーマットの大会だとは思えませんね。
・1st Punishing Marverick by Max Tietze
優勝は環境メタの一角であり、唯一息をしているビートダウンである《罰する火》型Marverick!!
エスパー:「トークン展開+装備」(`・ω・´)キリッ→ 《罰する火》(^^)
Landstill:「PW、《ミシュラの工廠》」(`・ω・´)キリッ→ 《罰する火》(^^)
で両デッキに優位が付くことが非常に活きましたね。
以前のエントリーでも軽く触れましたが、やはり《罰する火》の重要性は今後も増していくでしょうね。
メインにはこれと言って言及するものが無いのですが・・・敢えて挙げていきます。
《梅澤の十手》はもちろん、《光と影の剣》は今後、より重要な装備品になるという事でしょう。
後は、環境的に《スクリブのレインジャー》《遍歴の騎士、エルズペス》が微妙になってきたけれど役に立っているのか?という事でしょうね。
この2種ともLgSが理由ですね。
《漁る軟泥》や《窒息》がメインサイド合わせて3枚ずつ採用されていることもメタを意識しているという点で記述するべき点でしょうか?
《ガイアの揺籃の地》の不採用も気になりますが・・・絶対枠でもないのですからね。でもウーズの存在を考えればやはり欲しい所ですね。
代わりにサイドは興味深いです。
《墓掘りの檻》は今後はより強力になるでしょう。浅くとも広く対策出来る点が良いですね。
《静寂の守り手、リンヴァ‐ラ》の1枚挿しは何を意識している物なのでしょうか?この点は謎ですね。起動能力を封じたいのなら《真髄の針》や《ファイレクシアの破棄者》の方が遥かに有用だと思うのですが。
何より4マナ生物で1枚挿し・・・?
・2nd BUG Control by Nicholas Spagnolo
2011年中期の覇者、BUGLandstillの登場ですね。ただし《行き詰まり》は有りませんが・・・コンセプトは同じです。
環境の低速化に伴って、ボードコントロールの雄の復権にも兆しが見えましたね。
個人的には非常に迷惑な話ですが・・・。
メインで《暗黒破》《恐ろしい死》でも十分ですが、何と言っても《魂の裏切りの夜》がその異彩を一際放っています。
昨日の記事でもちょうど名前が出てきたものですが・・・これも環境の生物が小型化している恩恵を如実に受けていますね。
ローム2枚により、土地も安泰。
サイドは《カラスの罪》のカラスローム戦略と《夜の戦慄》の存在感が異常ですね。戦慄も同じく昨日扱いました。その時は《虐殺》を推しましたが、ヘビーコンでは当然、継続的なこちらが優先されますね。
・3rd EsperBlade by Shaheen Soorani
こちらはGPインディアナポリスの優勝デッキに、同系対策と打点向上も兼ねて十手の2枚目を採用している点が目立ちますね。
Benさんのそれとは異なり、単体で確実に機能する囲い、《名誉回復》を投入している点でより堅実な構成に見えます。
サイドも同系を意識して、迫害に加え《暗黒破》を意識してある点が特徴ですね。メインの《市長の塔》の存在も合わせて徹底していますね。
・4th BUG Delver by Javier Arevalo
今大会1番の注目作ですね。打消しではなくハンデスに特化した構成ですね。Willはサイドから対コンボ用という事でしょうね。まぁ、ボブと同居させる蛮勇は犯さないという事でしょう(でも先日のホビステレガシーではボブ入りチアメが優勝していました)。
環境生物が小型化している点を見て《恐ろしい死》3枚の採用もひかりますね。
しかし、この手のデッキのお供ヴェンディは完全に息をしていませんね。
サイドはバランスよく組まれていますね。コンボ用が少し少ない点は気になりますが枠が無いのかもしれませんね。
《クローサの掌握》はCTG用でしょうか?それとも《殴打頭蓋》用でしょうか?まぁ、丸い解答ではあると思います。環境も遅い事ですしね。
・5th EsperBlade by Ben Fridman
特に言及する必要が無いぐらい、判り易い構成にしてありますね。
ハンデス、打消し、ドローでサポートしながらトークンで圧殺。そこまでしなくても優位を築いた時点で《精神を刻む者、ジェイス》で蓋をすれば勝ちですね。
環境を意識して《盲信的迫害》、《仕組まれた爆薬》を1枚ずつ取ってありますね。
そうはいってもせっかくなので少し感想を。
まず、中速で、且つランデス要素がゼロなのに(SCMやジェイスを考えれば当たり前ですが)、ハンデスの選択が《コジレックの審問》という事でしょうか。
打消しの枚数も少なく、かつその中に《呪文嵌め》を取ってあるのなら尚更《思考囲い》優先な気もします。
また、現環境はPWが強くないので、同系を意識するのならジェイスを1枚《盲信的迫害》にしてもいいと思いますが・・・。
サイドには《闇の腹心/Dark Confidant》が取られていますね。これは対R以外では環境が中速化しているため、生き残れば有効、と判断したのでしょうか?
・6th RUGテンポ by Drew Levin
生物には《秘密を掘り下げる者》《俊敏なマングース》に《タルモゴイフ》の3種12枚。《ヴェンデリオンの三人衆》ではなく何故タルモ?と思わなくもないのですが、これも環境の変化でしょうね。
LgSの蔓延により、ヴェンディはただの3マナハンデスになってしまいました。また同時に環境の生物の小型化が進んでいるためKoRぐらいしかタルモは素の殴り合いでサイズ負けする生物が居ない事が大きいです。
カウンターが多めに取られていることもあり、除去耐性がなくとも守り切れると判断したのでしょうね。
私はあまり対戦した経験が無いのですが、海外では多い、押し込みように《Chain Lighting》が2枚取られています。
《もみ消し》が採用されていない事が大きな驚きですね。テンポ系に必需品だと思っていたのですが、この枠は《呪文貫き》を採用しているようですね。
また、再び《思考掃き》にもお目にかかりましたね。これ、デッキとあっているのでしょうか?確かに自他ともにトップを叩き落とせる点は偉いのですが・・・。
サイドの《硫黄の渦》は流行っているのでしょうか?序盤の優位をこれで押し込み蓋をする、という処でしょうか?
環境が遅くなっている分、旨味がありますね。
・7th RUGテンポ by Caleb Durward
有名どころCalebさんですね。相変わらずこの方は少し特殊な形を好まれるようですね。ですが、GPの時とはまた構成が違いますね。
《漁る軟泥》を切ってあります。《二股の稲妻》は逆に3枚に増量。サイドの《硫黄の精霊》2枚と合わせてメタをより意識していますね。
しかし、相変わらずの《予報》《思考掃き》の1枚挿しは謎ですが、より謎なのは《緑の太陽の頂点》の1枚挿し。WHY?
Drew Levinさんと違い、ちゃんとStifleは4積ですね。しかし、サイドのCTパッケージは本当にいるのでしょうか?
コンボにならカナスレでも十分戦えると思うのですが・・・?
また、こちらもサイドに《硫黄の渦》。これも今後は流行るのでしょうか?
・8th EsperBlade by Joshua Ravitz
Ben Fridmanさんとほぼ同じ構成ながら《アカデミーの廃墟》が取られているのが特徴ですね。より長期戦向けです。
サイドは比較的普通の構成で特に語る事もないので省略。
あえて言及するのなら迫害が2枚取られていることでしょうか?
・11th Metalworker by Phillip Fortner
《金属細工師(以下、のび太)》をKeyとし、《ゴブリンの溶接工》要素も含めたMUD。《虚空の杯》《三なる宝球》はメインではなくサイド。メインの妨害は《血染めの月》《磁石のゴーレム》の2種5枚のみ。自身の展開に重きを置いているようです。
ウェルダー、《ギャンブル》《カルドーサの鍛冶場主》の3種10枚により比較的安定した挙動が可能となっているようです。
《威圧の杖》《精神隷属器》のどちらかが着地したらGGですね。
サイドで気になるのが《混沌のねじれ》ですね。これは対PW、エンチャントなどを想定しているのでしょうか?しかし1枚挿し・・・。
枠が余ったため丸い物1枚入れとけ!!という選択な気がしないでもない1枚です。
《ネビニラルの円盤》ではなく《火薬樽》なのはメタを意識して、という事でしょうね。
・15th W/B/R Stoneblade by Gerard Fabiano
久々に上位に来ましたチームイタリア。新戦力の《スレイベンの守護者、サリア》が投入されていますね。このデッキは比較的スペルが多く、マナサポートも無いので自身の首も締める気がするのですが・・・プレイングでカヴァーできる範疇だという事でしょうか?
《ミラディンの英雄》がフィニッシャーとして、採用されていますね。環境生物の小型化もあり、このサイズでも十分ですね。《稲妻》にも耐えれます。この点が《オキシド峠の英雄》との大きな差でしょうね。
ハンデス特化は今の環境に合っていない気もしますが・・・それでも彼は勝っていますね・・・。
サイドの《コーの火歩き》3枚が非常に共感を持てますね。彼もやはりRが憎いんでしょうか?
彼とは仲良くできそうです(^^)
《直観》コンボは上位16人では2人だけ。思ったよりも大人しいですね。あくまでシークレットテクやサポートの範疇という事でしょうか?
まぁ、遅い+重いの両揃いですからね。
URGは環境に即していますが、上位のデッキとはあまり相性が良くないので、なかなか頂点を勝ち取る事が出来ませんね。
しかし、執拗に積まれている《思考掃き》の存在が気になります。
冒頭でも書きましたが、今回は正にメタの縮図。非常に判り易いデッキが並んでいますね。そして其々がメタを意識した造りになっています。
コンボがゼロという事を除いては・・・。
コンボは何処に行ってしまったのか?
他のDNの方が言っていましたが、環境の低速化、Uの蔓延故に今Dregeを使えば大きく勝ち越せるのではないでしょうか?
生物の小型化故に部族にも1チャン!!と思わなくもないのですが・・・残念ながら全体除去が流行っている影響をもろに受けるので難しいでしょうね。
完全にLgSの2次被害です。
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追記)
知らない間に日曜のSCG LEAGCY OPENの結果も出ていました。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&start_date=2012-03-25&end_date=2012-03-25&event_ID=20&city=baltimore
でも頑張る気が起こりませんorz
さっきので疲れた。
と、いう事で気になったものを簡易で挙げてきます。
まず全体でTop8中6人がMarverickという結果!!・・・Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ
しかもそのうち4人が純正GWという物です。残り2人はtU。インビテーショナルとはずいぶん開きがありますね。
そしてTOP16にエスパー・UW Bladeは3人いましたがいずれもそのラウンドで負けています。
同じく物量で攻めても、《ルーンの母》《聖遺の騎士》の存在により、直接対決ではエスパーより上なんですかね?
でもインディアナポリスでは2人連続でMarverick切られていましたよね?
・・・サイド後が相性が逆転するという事でしょうか?
先ほどDredgeイケるんじゃ?という話題していたらTop16に2人入ってますね。
そして、HighTideも2人。SaTも久々の上位入賞です。でもSnTは物量作戦が多い今の環境、江村さんが微妙ですね。
ではここから、気になったものを・・・
・1st Fauna Maverick by Adam Cai
以前のエントリーで、紹介したThe Sourceでのログ「《大修道士、エルシュノーン》は今強いんじゃないの?」という事を証明しましたね。
隙の多いギミックであるものの、決まった時はコンボ以外には劇的な効果が望めますね。
また、このデッキも十手2枚挿し。やはり今後十手が重要ですね。
サイドは非常に特徴的です。《狼狽の嵐》、ピアスによりコンボ耐性を高めていますね。
キモロンさん推薦の《はらわた撃ち》も採用されています。小型システム生物を生かしておく気ないですねw
ここでもリンヴァ-ラが採用されています。しかし、インビテーショナルのデッキと違い2枚の採用+サーチ手段があるので引くことは十分可能ですね。
しかし、何を意識しての採用なのでしょうか?
生物のみとはいえ、相手の生物全般に効果を及ぼす事から・・・同系であるMarverickを意識しての採用でしょうか?
確かに場に早めに出せれば劇的に効きますが・・・。
纏めていきますが、
・2nd Todd Andersonさんはサイドが特徴的です。
サイド後対策の《不屈の随員》、そして、同系を意識して環境変化後、数少ない株を挙げたPWである《ギデオン・ジュラ》が面白いですね。
・6th Michael BravermanさんはtUのMarverickです。メインにほぼ打消しは無いからBantじゃありません(`・ω・´)キリッ
《聖トラフトの霊》も大きいですが、やはりtUの一番の恩恵はブレストでしょうね。
サイドは少し不思議な構成です。ジェイス?
・9th mono W winny by Jordon Robbins
久々登場の白単。
何と言っても《ハルマゲドン》!!・・・Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ
環境が低速化している点を衝く恐ろしいチョイスですね!!サリアと《霊気の薬瓶》で脇をきっちりガード。
古き良き白ウィニーですね。
サイドは以前紹介した対R兵器の1つ《絶対の法》、そして《名誉の神盾》。彼にはとても他人とは思えない何かをを感じますねw
しかしデッキ名が「HateBear」って・・・クマ一体もいないんですが・・・十字軍の事でしょうか?やはり憎いのはRなんでしょうか?
彼は殺意の波動に目覚めてそのうち黒化しますねw
・11th Zombies by Sam Black
皆大好き(?)、僕の、私のゾンビ~ズだよ!!
すごいですね。本当に実践する方がいるなんて・・・。しかも結果出してる。
《ゴブリンの砲撃》+《墓所這い》とのシナジーは私も考えました。そのために《墓所這い》4枚買ったよ!!ついでに《墓穴までの契約》もねw
しかし、私はこれのためだけにRを足すぐらいなら《爆破基地》で十分!!と、Rを見限りましたが、この方は《信仰なき物漁り》まで投入していますね。
これがレベルの差か。
LgSの採用も光りますね。装備品が無くても・・・俺たちにはこれがある!!「南斗人間爆弾!!!!」 (詳細は[さざめ雪]さんのDNにて)
《墓忍び》の1枚挿しに思わず唸らされます。基本は面展開しながらも隙をついて点で攻め入る。コレがセンスか。
しかし、tWなら《潮の虚ろの漕ぎ手》、tRなら《呪詛術士》等も選択肢に入ると思うのですが・・・この方はいずれも採用されていませんね。
場の再構築も簡単なはずなので《虐殺》や《滅び》などサイドにとってもいいような気もします。
・12th Dredge by Bryan Gottlieb
再び現れる《憎悪縛りの剥ぎ取り》。やはり瞬殺失敗後も安定してダメージを飛ばせることを意識しているのでしょうか?
メインで遅いDredgeである事を意識させ、サイドから《炎の血族の盲信者》で瞬殺を仕掛ける。
殺意に満ちていますねw
同じく
・13thby Michael KellerさんはLEDの純正型。でも《太陽のタイタン》は何を釣るつもりなのでしょうか?
疲れているので、こんな所で勘弁してくださいorz
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さて、今回はここまで、です。
またしても非常に長ったらしくなってしまいましたが、最後まで読んでいただいた方には感謝申し上げます
ありがとうございましたm(_ _)m
この記事がどこかの誰かの役に立っていただければ幸いです。
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英国女王が一般人の結婚式に飛び入り参加したようです。
式を挙げる夫婦がノリで招待状を送ったら、夫妻揃って出席されたとか・・・。
相変わらずこの方はお茶目ですね~( ´∀`)bグッ!
SCGの今週の結果が出ましたね。一々全ての結果を解説するのは面倒なのでそんな気は更々なかったのですが、今回は先週と違い非常に印象的だったので(先週は先週で別の意味で印象的でしたが・・・)特別に1つ1つ見ていく事にしました。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BCT1%5D=1&t%5BCT4%5D=3&start_date=2012-03-25&end_date=2012-03-25&event_ID=21&feedin=46
比較的有名なプレイヤーの多い上位ですね。
今回の上位16は4種を除き、その構成も含め正にメタの縮図ですね。
EsperBlade、Marverick、URGテンポ(カナスレ)の上位3つです。
UW Bladeは《未練ある魂(以下、LgS)》の存在によりエスパーに取って代られてしまいましたが、まぁこれは大方の予想通りでしょう。
同コンセプトでも、デッキパワーでUWは明らかに劣りますので・・・。
以前から存在したチームイタリア、BUGLandstillは兎も角、MatelwokerとBUG Delverの存在が注目の的ですね。
またこれらはそれぞれ面白い構成をしているので分析のしがいがあります。
しかし、コンボが何と0。些か信じられない事です。幾らU勢力の蔓延やサリアの登場があるにしてもここまでとは・・・。
PoAMCの優勝がANTであるの事とは対照的で、同じフォーマットの大会だとは思えませんね。
・1st Punishing Marverick by Max Tietze
優勝は環境メタの一角であり、唯一息をしているビートダウンである《罰する火》型Marverick!!
エスパー:「トークン展開+装備」(`・ω・´)キリッ→ 《罰する火》(^^)
Landstill:「PW、《ミシュラの工廠》」(`・ω・´)キリッ→ 《罰する火》(^^)
で両デッキに優位が付くことが非常に活きましたね。
以前のエントリーでも軽く触れましたが、やはり《罰する火》の重要性は今後も増していくでしょうね。
メインにはこれと言って言及するものが無いのですが・・・敢えて挙げていきます。
《梅澤の十手》はもちろん、《光と影の剣》は今後、より重要な装備品になるという事でしょう。
後は、環境的に《スクリブのレインジャー》《遍歴の騎士、エルズペス》が微妙になってきたけれど役に立っているのか?という事でしょうね。
この2種ともLgSが理由ですね。
《漁る軟泥》や《窒息》がメインサイド合わせて3枚ずつ採用されていることもメタを意識しているという点で記述するべき点でしょうか?
《ガイアの揺籃の地》の不採用も気になりますが・・・絶対枠でもないのですからね。でもウーズの存在を考えればやはり欲しい所ですね。
代わりにサイドは興味深いです。
《墓掘りの檻》は今後はより強力になるでしょう。浅くとも広く対策出来る点が良いですね。
《静寂の守り手、リンヴァ‐ラ》の1枚挿しは何を意識している物なのでしょうか?この点は謎ですね。起動能力を封じたいのなら《真髄の針》や《ファイレクシアの破棄者》の方が遥かに有用だと思うのですが。
何より4マナ生物で1枚挿し・・・?
・2nd BUG Control by Nicholas Spagnolo
2011年中期の覇者、BUGLandstillの登場ですね。ただし《行き詰まり》は有りませんが・・・コンセプトは同じです。
環境の低速化に伴って、ボードコントロールの雄の復権にも兆しが見えましたね。
個人的には非常に迷惑な話ですが・・・。
メインで《暗黒破》《恐ろしい死》でも十分ですが、何と言っても《魂の裏切りの夜》がその異彩を一際放っています。
昨日の記事でもちょうど名前が出てきたものですが・・・これも環境の生物が小型化している恩恵を如実に受けていますね。
ローム2枚により、土地も安泰。
サイドは《カラスの罪》のカラスローム戦略と《夜の戦慄》の存在感が異常ですね。戦慄も同じく昨日扱いました。その時は《虐殺》を推しましたが、ヘビーコンでは当然、継続的なこちらが優先されますね。
・3rd EsperBlade by Shaheen Soorani
こちらはGPインディアナポリスの優勝デッキに、同系対策と打点向上も兼ねて十手の2枚目を採用している点が目立ちますね。
Benさんのそれとは異なり、単体で確実に機能する囲い、《名誉回復》を投入している点でより堅実な構成に見えます。
サイドも同系を意識して、迫害に加え《暗黒破》を意識してある点が特徴ですね。メインの《市長の塔》の存在も合わせて徹底していますね。
・4th BUG Delver by Javier Arevalo
今大会1番の注目作ですね。打消しではなくハンデスに特化した構成ですね。Willはサイドから対コンボ用という事でしょうね。まぁ、ボブと同居させる蛮勇は犯さないという事でしょう(でも先日のホビステレガシーではボブ入りチアメが優勝していました)。
環境生物が小型化している点を見て《恐ろしい死》3枚の採用もひかりますね。
しかし、この手のデッキのお供ヴェンディは完全に息をしていませんね。
サイドはバランスよく組まれていますね。コンボ用が少し少ない点は気になりますが枠が無いのかもしれませんね。
《クローサの掌握》はCTG用でしょうか?それとも《殴打頭蓋》用でしょうか?まぁ、丸い解答ではあると思います。環境も遅い事ですしね。
・5th EsperBlade by Ben Fridman
特に言及する必要が無いぐらい、判り易い構成にしてありますね。
ハンデス、打消し、ドローでサポートしながらトークンで圧殺。そこまでしなくても優位を築いた時点で《精神を刻む者、ジェイス》で蓋をすれば勝ちですね。
環境を意識して《盲信的迫害》、《仕組まれた爆薬》を1枚ずつ取ってありますね。
そうはいってもせっかくなので少し感想を。
まず、中速で、且つランデス要素がゼロなのに(SCMやジェイスを考えれば当たり前ですが)、ハンデスの選択が《コジレックの審問》という事でしょうか。
打消しの枚数も少なく、かつその中に《呪文嵌め》を取ってあるのなら尚更《思考囲い》優先な気もします。
また、現環境はPWが強くないので、同系を意識するのならジェイスを1枚《盲信的迫害》にしてもいいと思いますが・・・。
サイドには《闇の腹心/Dark Confidant》が取られていますね。これは対R以外では環境が中速化しているため、生き残れば有効、と判断したのでしょうか?
・6th RUGテンポ by Drew Levin
生物には《秘密を掘り下げる者》《俊敏なマングース》に《タルモゴイフ》の3種12枚。《ヴェンデリオンの三人衆》ではなく何故タルモ?と思わなくもないのですが、これも環境の変化でしょうね。
LgSの蔓延により、ヴェンディはただの3マナハンデスになってしまいました。また同時に環境の生物の小型化が進んでいるためKoRぐらいしかタルモは素の殴り合いでサイズ負けする生物が居ない事が大きいです。
カウンターが多めに取られていることもあり、除去耐性がなくとも守り切れると判断したのでしょうね。
私はあまり対戦した経験が無いのですが、海外では多い、押し込みように《Chain Lighting》が2枚取られています。
《もみ消し》が採用されていない事が大きな驚きですね。テンポ系に必需品だと思っていたのですが、この枠は《呪文貫き》を採用しているようですね。
また、再び《思考掃き》にもお目にかかりましたね。これ、デッキとあっているのでしょうか?確かに自他ともにトップを叩き落とせる点は偉いのですが・・・。
サイドの《硫黄の渦》は流行っているのでしょうか?序盤の優位をこれで押し込み蓋をする、という処でしょうか?
環境が遅くなっている分、旨味がありますね。
・7th RUGテンポ by Caleb Durward
有名どころCalebさんですね。相変わらずこの方は少し特殊な形を好まれるようですね。ですが、GPの時とはまた構成が違いますね。
《漁る軟泥》を切ってあります。《二股の稲妻》は逆に3枚に増量。サイドの《硫黄の精霊》2枚と合わせてメタをより意識していますね。
しかし、相変わらずの《予報》《思考掃き》の1枚挿しは謎ですが、より謎なのは《緑の太陽の頂点》の1枚挿し。WHY?
Drew Levinさんと違い、ちゃんとStifleは4積ですね。しかし、サイドのCTパッケージは本当にいるのでしょうか?
コンボにならカナスレでも十分戦えると思うのですが・・・?
また、こちらもサイドに《硫黄の渦》。これも今後は流行るのでしょうか?
・8th EsperBlade by Joshua Ravitz
Ben Fridmanさんとほぼ同じ構成ながら《アカデミーの廃墟》が取られているのが特徴ですね。より長期戦向けです。
サイドは比較的普通の構成で特に語る事もないので省略。
あえて言及するのなら迫害が2枚取られていることでしょうか?
・11th Metalworker by Phillip Fortner
《金属細工師(以下、のび太)》をKeyとし、《ゴブリンの溶接工》要素も含めたMUD。《虚空の杯》《三なる宝球》はメインではなくサイド。メインの妨害は《血染めの月》《磁石のゴーレム》の2種5枚のみ。自身の展開に重きを置いているようです。
ウェルダー、《ギャンブル》《カルドーサの鍛冶場主》の3種10枚により比較的安定した挙動が可能となっているようです。
《威圧の杖》《精神隷属器》のどちらかが着地したらGGですね。
サイドで気になるのが《混沌のねじれ》ですね。これは対PW、エンチャントなどを想定しているのでしょうか?しかし1枚挿し・・・。
枠が余ったため丸い物1枚入れとけ!!という選択な気がしないでもない1枚です。
《ネビニラルの円盤》ではなく《火薬樽》なのはメタを意識して、という事でしょうね。
・15th W/B/R Stoneblade by Gerard Fabiano
久々に上位に来ましたチームイタリア。新戦力の《スレイベンの守護者、サリア》が投入されていますね。このデッキは比較的スペルが多く、マナサポートも無いので自身の首も締める気がするのですが・・・プレイングでカヴァーできる範疇だという事でしょうか?
《ミラディンの英雄》がフィニッシャーとして、採用されていますね。環境生物の小型化もあり、このサイズでも十分ですね。《稲妻》にも耐えれます。この点が《オキシド峠の英雄》との大きな差でしょうね。
ハンデス特化は今の環境に合っていない気もしますが・・・それでも彼は勝っていますね・・・。
サイドの《コーの火歩き》3枚が非常に共感を持てますね。彼もやはりRが憎いんでしょうか?
彼とは仲良くできそうです(^^)
《直観》コンボは上位16人では2人だけ。思ったよりも大人しいですね。あくまでシークレットテクやサポートの範疇という事でしょうか?
まぁ、遅い+重いの両揃いですからね。
URGは環境に即していますが、上位のデッキとはあまり相性が良くないので、なかなか頂点を勝ち取る事が出来ませんね。
しかし、執拗に積まれている《思考掃き》の存在が気になります。
冒頭でも書きましたが、今回は正にメタの縮図。非常に判り易いデッキが並んでいますね。そして其々がメタを意識した造りになっています。
コンボがゼロという事を除いては・・・。
コンボは何処に行ってしまったのか?
他のDNの方が言っていましたが、環境の低速化、Uの蔓延故に今Dregeを使えば大きく勝ち越せるのではないでしょうか?
生物の小型化故に部族にも1チャン!!と思わなくもないのですが・・・残念ながら全体除去が流行っている影響をもろに受けるので難しいでしょうね。
完全にLgSの2次被害です。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------
追記)
知らない間に日曜のSCG LEAGCY OPENの結果も出ていました。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&start_date=2012-03-25&end_date=2012-03-25&event_ID=20&city=baltimore
でも頑張る気が起こりませんorz
さっきので疲れた。
と、いう事で気になったものを簡易で挙げてきます。
まず全体でTop8中6人がMarverickという結果!!・・・Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ
しかもそのうち4人が純正GWという物です。残り2人はtU。インビテーショナルとはずいぶん開きがありますね。
そしてTOP16にエスパー・UW Bladeは3人いましたがいずれもそのラウンドで負けています。
同じく物量で攻めても、《ルーンの母》《聖遺の騎士》の存在により、直接対決ではエスパーより上なんですかね?
でもインディアナポリスでは2人連続でMarverick切られていましたよね?
・・・サイド後が相性が逆転するという事でしょうか?
先ほどDredgeイケるんじゃ?という話題していたらTop16に2人入ってますね。
そして、HighTideも2人。SaTも久々の上位入賞です。でもSnTは物量作戦が多い今の環境、江村さんが微妙ですね。
ではここから、気になったものを・・・
・1st Fauna Maverick by Adam Cai
以前のエントリーで、紹介したThe Sourceでのログ「《大修道士、エルシュノーン》は今強いんじゃないの?」という事を証明しましたね。
隙の多いギミックであるものの、決まった時はコンボ以外には劇的な効果が望めますね。
また、このデッキも十手2枚挿し。やはり今後十手が重要ですね。
サイドは非常に特徴的です。《狼狽の嵐》、ピアスによりコンボ耐性を高めていますね。
キモロンさん推薦の《はらわた撃ち》も採用されています。小型システム生物を生かしておく気ないですねw
ここでもリンヴァ-ラが採用されています。しかし、インビテーショナルのデッキと違い2枚の採用+サーチ手段があるので引くことは十分可能ですね。
しかし、何を意識しての採用なのでしょうか?
生物のみとはいえ、相手の生物全般に効果を及ぼす事から・・・同系であるMarverickを意識しての採用でしょうか?
確かに場に早めに出せれば劇的に効きますが・・・。
纏めていきますが、
・2nd Todd Andersonさんはサイドが特徴的です。
サイド後対策の《不屈の随員》、そして、同系を意識して環境変化後、数少ない株を挙げたPWである《ギデオン・ジュラ》が面白いですね。
・6th Michael BravermanさんはtUのMarverickです。メインにほぼ打消しは無いからBantじゃありません(`・ω・´)キリッ
《聖トラフトの霊》も大きいですが、やはりtUの一番の恩恵はブレストでしょうね。
サイドは少し不思議な構成です。ジェイス?
・9th mono W winny by Jordon Robbins
久々登場の白単。
何と言っても《ハルマゲドン》!!・・・Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ
環境が低速化している点を衝く恐ろしいチョイスですね!!サリアと《霊気の薬瓶》で脇をきっちりガード。
古き良き白ウィニーですね。
サイドは以前紹介した対R兵器の1つ《絶対の法》、そして《名誉の神盾》。彼にはとても他人とは思えない何かをを感じますねw
しかしデッキ名が「HateBear」って・・・クマ一体もいないんですが・・・十字軍の事でしょうか?やはり憎いのはRなんでしょうか?
彼は殺意の波動に目覚めてそのうち黒化しますねw
・11th Zombies by Sam Black
皆大好き(?)、僕の、私のゾンビ~ズだよ!!
すごいですね。本当に実践する方がいるなんて・・・。しかも結果出してる。
《ゴブリンの砲撃》+《墓所這い》とのシナジーは私も考えました。そのために《墓所這い》4枚買ったよ!!ついでに《墓穴までの契約》もねw
しかし、私はこれのためだけにRを足すぐらいなら《爆破基地》で十分!!と、Rを見限りましたが、この方は《信仰なき物漁り》まで投入していますね。
これがレベルの差か。
LgSの採用も光りますね。装備品が無くても・・・俺たちにはこれがある!!「南斗人間爆弾!!!!」 (詳細は[さざめ雪]さんのDNにて)
《墓忍び》の1枚挿しに思わず唸らされます。基本は面展開しながらも隙をついて点で攻め入る。コレがセンスか。
しかし、tWなら《潮の虚ろの漕ぎ手》、tRなら《呪詛術士》等も選択肢に入ると思うのですが・・・この方はいずれも採用されていませんね。
場の再構築も簡単なはずなので《虐殺》や《滅び》などサイドにとってもいいような気もします。
・12th Dredge by Bryan Gottlieb
再び現れる《憎悪縛りの剥ぎ取り》。やはり瞬殺失敗後も安定してダメージを飛ばせることを意識しているのでしょうか?
メインで遅いDredgeである事を意識させ、サイドから《炎の血族の盲信者》で瞬殺を仕掛ける。
殺意に満ちていますねw
同じく
・13thby Michael KellerさんはLEDの純正型。でも《太陽のタイタン》は何を釣るつもりなのでしょうか?
疲れているので、こんな所で勘弁してくださいorz
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さて、今回はここまで、です。
またしても非常に長ったらしくなってしまいましたが、最後まで読んでいただいた方には感謝申し上げます
ありがとうございましたm(_ _)m
この記事がどこかの誰かの役に立っていただければ幸いです。
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英国女王が一般人の結婚式に飛び入り参加したようです。
式を挙げる夫婦がノリで招待状を送ったら、夫妻揃って出席されたとか・・・。
相変わらずこの方はお茶目ですね~( ´∀`)bグッ!
コメント
疎かになってしまうことも多いので、非常に助かりました。
DNリンクさせて頂きましたm(_ _)m
>ひよこ さん
それでも結果を出しているMarverickの構成が全然違うところが面白いですね。
私も早くtB作らなくては・・・。
>YASSSY さん
こんな箇条書きでもお役にたてて光栄です。
リンクありがとうございました。こちらからもさせて頂きます。
今後はよろしくお願いしますm(_ _)m
リンクさせてもらいましたm(__)m
カナスレのCTパッケージはミラー戦用だと思ってるんですがどうでしょう??
また記事楽しみにしてます(^-^)
実際に、このタイプのPunishing Maverickは、《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》一枚でクリーチャー勢がほぼ沈黙します。
単体で対処できるのは《剣を鋤に/Swords to Plowshares》位ですし。
まぁ、Maverick自体が少ないのでそこまで考慮したかは謎ですが(笑)
コメント、リンクありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m
なるほど、同系に対してCTパッケージですか・・・。これはちょっと盲点でした。参考にさせて頂きます。
あんまりハードル挙げて頂いても困るので、適当に流し見でよろしくお願いしますw
>MUD さん
コメントありがとうございます。
>リンヴァ‐ラ
やはりその結論でしょうか。
私も同様なのですがサイドの採用枚数が1枚でサーチ手段無しが大半。
引く期待値が低すぎて真面目に対策したいために入れているとは思えないんですよね。
まぁ、レジェンドで4マナ生物が何枚もハンドに来ても困りますが・・・。
コメントありがとうございます。
>ゲドン、サリア
打消しのない中速以下のデッキには悪夢そのものですw
レガシーでも十分通用すると思います。
このデッキはサリアを積んでいるから尚更ですね。
サリアはメインに入れられる性能という事が大きいと思います。
2マナと軽く、生物故に場持ちが悪いので複数入れても困らないという点も大きいのではないでしょうか?