レガシー) 今週のSCGの結果・・・SnTばっかりじゃねぇかよぃ!!
レガシー) 今週のSCGの結果・・・SnTばっかりじゃねぇかよぃ!!
レガシー) 今週のSCGの結果・・・SnTばっかりじゃねぇかよぃ!!
皆さん、こんばんは。しもべです。

 5月も第4週が始まりましたね。
そして、今日は何と言っても「金環日食」の日!!
皆さん、ちゃんとご覧になれましたか?私はしっかり見ましたよ!!
TVでね(ゝω・)

 次に本土で見られるのは300年後だとか・・・私は生きてられますかね?


 さて、今週もSCGの結果が出ましたね。
まずはリストをペタル↓

 http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t[C1]=3&start_date=2012-05-20&end_date=2012-05-20&event_ID=20

 今週は先週に引き続き、Teir1と呼ばれるデッキが多数を占めるわかりやすい結果でした。
が、そのTier1より下が変化してきています。
そして、《グリセルブランド》の登場により現在最もコンボ界で盛況なShow and Tell系のデッキが今回も多数上位入賞しました。
今後はRUG Delver、Marverickに続くトップメタの仲間入りを果たすのでしょうか?
そしてそれに続くように今回は他のコンボもちらほら。恐れていたコンボの復権が始まっているのでしょうか?


 そんな中今週の優勝はMark Eilers氏のDredgeです。おめでとうございます。
ここ最近は目立たないながらコンスタントに入賞しているDredge勢が頂に立ちましたね!!


 さて、ここからは気になったデッキを見ていこうと思います。


 http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=46328
 まずは、優勝した Eilers氏のDredgeです。
瞬殺用の《炎の血族の盲信者》搭載型ですが、何と言っても人目を引くのがグリ様ですね。
場に出さえすれば、圧倒的な量のアドを稼ぐグリ様ですが、このDredgeではそれこそライブラリーの大半を1回で発掘できますね。
オーバーキルでは?と言われていますが・・・決まった時は圧巻ですね。
上記の2点を考えても、瞬間最高速度を如何に重視しているかが窺い知れますね。

 14thのEddy Pereira氏もグリ様は採用していますが、盲信者は不採用。またこの両者はサイドでもかなり趣が異なりますね。
Eilers氏はリターン用の生物を5種類も積んでいます。ここでも殺意の波動が滲み出ていますね。
対し Pereira氏は《虚空の力線》や《憎悪縛りの剥ぎ取り》など幅を持たせた戦略を取っています。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=46311
 そして、巨大生物で忘れてはならないのがDavid Butzin氏のReanimateです。
グリ様の登場当初もっとも騒がれていたリアニメイトですが、その起動能力と、最高の釣竿である《再活性》との相性の悪さから中々SCGでは出てこなかったですが、今回やっと日の目を見ましたね。環境的にRが多いのも逆風でしたね。
(まぁ、他の大会とかではいたようですが・・・。)

 グリ様の登場により《鋼の風のスフィンクス》《核の占い師、ジン=ギタクシアス》の2枚は不要論も出ていますが・・・Butzin氏は其々を積んでいますね。
というよりも前主1枚ずつと、少々獲物が少ない気もします・・・。

 面白いのが新たなルートとして《実物提示教育》が2枚積まれている事。ここでもSnTかよ・・・
また、通常積まれているハンデスが積まれていないなど、少々独自のチューンが見られます。
SnTの事を考えてでしょうか?《すべてを護るもの、母聖樹》まで積まれています。

 サイドはその特殊な構成をサポートするかのごとく判り易いですね。ハンデス、追加の獲物。
《真髄の針》の存在は少々気になりますね?何を意識しているのでしょうか?



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=46298
 4thにはShawn French氏のU/W Miraclesです。

 ミラクル発表当初から予見されていたUWヘビーコントロールですね。ミラクルの性質上、《行き詰まり》と相性が悪い為、構造は異なりますが、まごう事なきヘビーコントロールの系譜。
Landstillの新たなナカ~マさんですね。
ミラクルのために本来は不要なはずの《師範の占い独楽》まで入れています。
これによりサイドからCTGコンボを採用出来、対コンボに睨みを利かせる事が出来ます。
このデッキには入っていませんがフィニッシャーにミシュラランドを採用したいですね。

 正直この手のデッキはRockにとっては悪夢そのものなので・・・流行らないでほしいですね!!


http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=46320
 同じUWコントロールでもテンポを意識した能動型がこのChristopher Mahaffey氏のUW Stone Bladeです。
《石鍛冶の神秘家》パッケージの有無ぐらいしか構造に違いはありませんが、デッキ思想。挙動はだいぶ異なりますね。
Happymtgでのコラム「ユニット論」をよく表しているデッキですね。


http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=46324
 そして、SfM系統の雄、Esper Stonebladeです。
John Bedalov氏により久々に上位入賞です。
しかし、一時の勢いは完全に失ってしまいましたね。
グリ様ドーン!!してる間に同じ3マナで《未練ある魂》してもね~・・・という事で人気が陰りがちです。
 
 このデッキでは珍しく《肉体と精神の剣》が採用されていますね。
何を意識しているのでしょうか?Uの方の能力が完全に「相手に塩を・・・」状態な気もしますが・・・。



 今回も変わらず最大勢力のRUG Delverは7名も上位入賞です。
気になるのが《もみ消し》の採用の有無。前回まで中速環境ゆえ《もみ消し》の不要論も上がり、現在はほぼ5-5程度の割合です。
が、グリ様の起動能力を1度でも打ち消せれば火力圏内なので、個人的には今後は《もみ消し》採用型が安定選択ではないかと思います。
流行るかは未だ不透明ですが、ミラクルも誘発能力なので《もみ消し》で対処できますしね。



 同じくTier1のMarverickも変わらずの安定感。今回は4名を輩出しました。
しかし、SnT系が流行るとこのデッキは厳しくなりますね。
一部では《ファイレクシアの変形者》や《幻影の像》等の名前も挙げられていますが・・・能動的な対策をするのがこのデッキの強み。
そのような要件を満たすカードを探す必要が出てくるかもしれませんね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=46305
 27thには久々にZooの登場です。
最近小動物の如く大人しいZooですがJeremy Blair氏の構造はNaya Burnと高速Zooのハイブリッド。
軽量多数展開+火力によるSlighの様な構成ですね。
下手に生物を並べても維持は難しい以上この形が望ましいように私も思います。
《瞬唱の魔道士》+Fb除去と言っても1マナ生物ならむしろ相手のテンポ損ですからね。こちらは当然アドバンテージ差で負け待ていますがそれが響いてくる前にテンポさで勝つ構成は環境に合っていると思います。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=46296
 42thにはChristopher Piedra氏の食物連鎖です。
AVR発売前に話題になった《霧虚ろのグリフィン》無限マナコンボも搭載しています。

《獣相のシャーマン》の搭載により、グリフィンの他に《復讐蔦》《霊気撃ち》《激情の共感者》など中々個性的な構築ですね。
逆に最終到達点であるエルドラージ生物は2種1枚ずつ。

この様な新しいデッキには心躍りますね!!



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=46318
 45thにはAnthony Pitman氏の駆るBurnが登場。

 AVRから《苛立たしい小悪魔》《轟く怒り》が2枚ずつ採用されています。
生物11枚を採用したSligh型Burnです。
もっと増えるかと思ったのですが、以外と流行りませんね。
特に小悪魔はどうだったのか、使用感が気になりますね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=46326
 50th Dean Kruse氏のサルベイジャーコンボ。
今回のTopローグですね。歴史は古いのですが中々見かけないコンボです。挙動が地味だから人気無いのかしら?

 構成は
1.サルベイジャーコンボ(《オーリオックの廃品回収者》+《ライオンの瞳のダイアモンド》+《黄鉄の呪文爆弾》)
2.ぺインターコンボ (《絵描きの召使い》+《丸砥石》)
3.ソプターコンボ (《弱者の剣》+《飛行機械の鋳造所》)
4.《精神を刻む者、ジェイス》
の4種を勝ち手段としたUWアーティファクトコントロールです。
《悟りの教示者》《工匠の直観》によるサーチがデッキの柔軟な対処挙動・勝ち手段への迅速な挙動の2種を体現させていますね。

 サイドは驚異の15枚前主枚挿し。中々特殊なものが揃っています。
《主の存在》は何を意識しているのでしょうか?・・・エンチャントレスのためだけの採用?



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=46323
 62thにはこちらも久々Affinityです。

 Brandon Wallace氏が駆るこちらは最近の主である金属術親和ではなく健全な親和。
しかし、その構成はサイドを除けばメインは《ボーラスの工作員、テゼレット》のためのtBを除けばほぼ青茶単という物。
火力は無く、生物の数で押す懐かしい親和です。《羽ばたき飛行機械》《金属カエル》《マイアの処罰者》等に加え、《エーテリウムの達人》《信号の邪魔者》など数で押す高速物量戦型。
個人的には《大霊堂のスカージ》位入れてもいい気もしますね。



 さて、こんな所でしょうか?
今週はTier1の2つが多く、且つコンボも非常に多かったですね。
RUG Delverが7名、Marverickが4名、コンボは11名で、それらで22/31を占めています。
そして、コンボの中でもSnT搭載タイプが5名と最大勢力ですね。それもこれも《グリセルブランド》の力ですね。恐ろしい子!!
今後はこれにも焦点を当てていく必要がありますね。
(黒信者としてはグリ様が禁止されやしないか((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
まだ私は1度もピットサイクルしてないのに!!)
 対してミラクルは2名のみ。それも以前までいたUR BurnやRUG Delverは不採用。こちらはなかなか伸びてきませんね。


 それと先日行われたBazaar of Moxenの結果です↓

http://www.watchdamatch.com/Articles/Magic/Coverage-et-News/MTG-BOM-2012-MAIN-EVENT-LEGACY.html

これは既にほかの方が詳細な考察をしてくれているので考察については割愛。
各種デッキが1名ずつと健全な結果ですね。

気になるのはTempoZooと呼ばれるTerroy Cyril氏のデッキです。
RUG Delverと同じカラーで同じテンポ系ですが、Zooの名が示す通りより攻撃的な挙動を取るようです。
感覚的にはMordenの4cZooとカナスレのハイブリッドといった所でしょうか?




 今回はここまで、です。
今回も最後まで読んでいただいた方には感謝申し上げます。
ありがとうございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役にたてば幸いです。



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 何やら好きなプレイ、嫌いなプレイが流行っている様子。
そんなこだわりは特にありませんが・・・
敢えて書くなら

 好きなプレイ:
・黒いこと

 嫌いなプレイ:
・バシーン!!で終わるカード・デッキ


といった所です。


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そう言えばThe Source [The Rock]スレにて前回のSCG優勝者Ian氏がデッキの構成について他の投稿者からのQ&Aも交えながら簡単な解説をしてくれています。

 [damionblackgear]のNameで132ページぐらいから解説してくれているので興味のある方は是非覗いてみてはいかがでしょうか?


コメント

たま
2012年5月24日23:47

初めまして!信仰の盾の検索でたどり着きました
グリセル記事や神聖の力線記事など、参考になりとても面白く読ませて頂きました。
勝手ながらリンクさせて頂きましたので、もし問題あればおっしゃって下さい。

しもべの一人、H
2012年5月25日0:26

>たま さん
リンクありがとうございます。
拙い記事ですがお役にたてれば幸いです。

当方、リンクフリーなので問題はありません。
こちらもリンクさせて頂きます。
今後とも、よろしくお願いしますm(_ _)m

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