レガシー)  The Rockにおける《モックス・ダイアモンド》と《金属モックス》について考えを整理してみる
レガシー)  The Rockにおける《モックス・ダイアモンド》と《金属モックス》について考えを整理してみる
レガシー)  The Rockにおける《モックス・ダイアモンド》と《金属モックス》について考えを整理してみる
皆さん、こんばんは。しもべです。

 相も変わらず禁MTG生活実施中でフラストマックスな日々が続いています。
そして日中は服2枚でも暑い。汗っかきな私にはつらい季節が近づいてきました。


 はてさて、そんな中、久々にRockの事で気になる事を書いてみようかと思います。
今回も特に、難しい事は書いてないのであしからず、自分の中に在る考えの整理です。


 前々回Ian氏がSCGで優勝したことで最近のRockでは《モックス・ダイアモンド》搭載型がトレンドです。
もともとRockは1枚1枚のカードパワーが高い事と引き換えに、各スペルのマナコストが重く中盤過ぎまでは1ターンに1枚キャストするのが精々な、展開的なもっさりデッキでした。
が、このモックスを採用することで序盤の動きに余裕が生まれ、複数挙動も可能になってきました。
同じモックス搭載JUNK系でも1ターン目から2マナスペルをキャストする事に主眼を置いているDarkHorizonとは思想がまるで異なるわけですね。
また、その様な観点で見ても、MoxRockの場合2ターン目に3マナor1+2マナのスペルのキャストが出来る点がより大きな恩恵となっています。

 正直、ディスアドバンテージなカード大嫌いな私(私の場合、基本的に構築の基礎に《破滅的な行為》を置いていることが大きな原因ですが・・・)はこのカードの採用に疑いを持っていたのですが、他のDNの方の使用感を見ていると中々好感触なようですね。
機会があれば私も使ってみたいと思います。


 そんな訳でThe Source[The Rock]スレでもこのタイプが大流行なのですが、[Qweerions]氏がデッキにダイアではなく《金属モックス》を採用したことで少し話題が生じました。
そして同時に私も疑問を持つようになりました。
つまり、採用するのなら《モックス・ダイアモンド》と《金属モックス》はどちらが優れているのだろうか?
という事です。


特徴

《モックス・ダイアモンド》
1d)土地は必要とする
2d)土地は捨てる
3d)全てのマナを出せる


《金属モックス》
1c)土地・アーティファクト以外を必要とする
2c)刻印(疑似リムーブ)
3c)刻印しかカードの色マナしか使えない


となります。


 まず、比較として必要カード:1)だけの効果を考えるのなら
1d>1c
と言えるでしょう。
もちろん、ハンドの内容や、盤面に左右されますが、ハンド内の1枚(費用対効果)として考えた場合、恐らくスペルの方が土地よりも重要度が上ではないかと思います。
が、[Qweerions]氏がここで提起しています。

「2X(21~24?)枚よりも、3Y(35前後)枚の方が初手に来やすいだろ?」と。

つまり、初手にモックスが来た場合、期待値が2~3枚である土地は軽々しく犠牲に出来ないのではないか?2枚でも悩ましいのに、1枚しか土地が来なかったらどうするのか?
という事を言っているようです。
なるほど、序盤のマナ加速においてはよりキャスト条件が整いやすい金属の方がより使いやすいという事ですね。
その「序盤のマナ加速」という観点までも含めれば
1d<1c
と言えるのかもしれません。

 また、ダイアは土地を必要とする以上、デッキ内の土地の枚数を減らす事が出来ないという難点もあります。
もちろん、金属の方も積んだ枚数分そのまま土地を減らせるわけではないですが、それでも交換は可能です。
ダイアは結果的にデッキ内の土地配分を増やしてしまう事になるので、デッキパワーの低下につながり、際してJUNKの特徴であるTop力も大きく低下してしまいます。
この点でも、デッキ思想との相性として
1d<1c
と言えるでしょう。


 次に犠牲とする方法:2)ですね。
これ単純に
2d≫≫≫2c
と言えるでしょう。
2dの条件であるディスカードは、《聖遺の騎士》のサイズ強化に繋がるのはどのデッキでも言えます。加えて《壌土からの生命》を使えば簡単にディスアドを回収できてしまいます。
2cは刻印である以上、回収は不可能(確か、刻印したカードを何らかの方法で回収した場合、元のカードの効果を失う筈)です。
どうやってもディスアドが生じてしまう2cと抜け道がある2dでは比べ物になりませんね。
滅多にない事ですが、刻印は誘発能力なので《もみ消し》されてしまう可能性もありますしね。
(ダイアの方は常在型能力)


 最後にマナ:3)ですね。
 これも単純に
3d>3c
で決着が付きますね。
議論の余地はありません。
ただ、《Hymn to Tourach》を以前のように積んでいないのであれば、特定の色しか出せない事はそれほど大きな差にはならないでしょう。
と言っても、飽くまでも「それほど」ですね。
好きなマナを出せるのに越したことはありません。



 といった感じになります。
纏めてみてみると、
序盤にマナ加速をする「だけ」なら金属に、使いやすさや戦略性ではダイアに軍配が上がります。
う~ん、
今は基本的に基本地形から入る安定志向が主流なので、色マナのサポートを考えるのならダイアの様な気もします。
が、適切な土地配分が出来ていれば、余り色で困る事もないので、金属の方が私の性に合っている気がします。
只でさえ、私はマナフラッドの鬼なので・・・。
とはいえここから先は、両方を使用して比較してみないと判断が付かない、もとい付ける出来ではないでしょうね。
皆さんは如何考えますか?



 因みに私もそうですが[Qweerions]氏も、デッキ内に《極楽鳥》を1枚積んでいるようです。
《緑の太陽の頂点》搭載デッキで《ドライアドの東屋》を1枚挿すのは基本ですが、私はこのマナ生物1枚挿しも非常に気に入っています。
調整のもとに入れた1枚でした(単純にGSZ抜きでマナ生物4枚入れれば?というのはデッキパワーを下げる故に私の中では却下されました)。
どうしても、土地事故を起こすことはあるので、そんな時の選択肢として1枚取ってあるだけで、随分デッキが安定的に動き気がしました。
初手に来たとき、普通にプレイしても非常に強い動きですから、無駄が無いです。
 逆にGSZから1ターン目に東屋を出すのは非常に嫌いな動きです。
《瞬唱の魔道士》の存在のお陰で、後の生物のための避雷針という存在に価値が失われてしまったために、この動きに価値が見いだせなくなりました。
本当に選択肢の無いハンドか、どうしても素早くマナ加速したい場合ぐらいしか今ではしない動きです。

 採用するマナ生物は、人によってはバッパラ≪《貴族の教主》という方もいるかもしれませんね。
というよりその方が多いでしょうねw
私は単純に、装備品を搭載していたため飛行>賛美だっただけです。
この点もデッキの構成に依ってくるところですね。




 さて、今回はここまで、です。
今回も最後まで様で頂いた方には感謝申し上げます。
ありがとうございましたm(_ _)m
今回の文が皆さんのデッキ構築の一助になれば幸いです。



コメント

ここあ
2012年5月28日6:23

はじめまして、リンクさせて頂きました。
自分はダイヤモンド派です。
自分も仕事でリアルマジックができてないです
(>_

たま
2012年5月28日10:27

GSZの1差生物はほんとに素晴らしいですよね、柔軟性と安定性をつけてくれるのが
ランダム性が苦手系プレイヤーとしてはありがたいです。

しもべの一人、H
2012年5月28日14:06

>ここあさん
コメントありがとうございます。
こちらもリンクさせて頂きました。よろしくお願いしますm(_ _)m
リアるでしてないのに、カードだけは増えていく現状は何とかしたいものです・・・(´;ω;`)

>たまさん
コメントありがとうございます。
そうですね。テンポロスを気にされる方もいますが、個人的にはそれを補って余りある魅力がGSZにはあると思っています。
もともとZooなどと違い、速度を重視するデッキではないですからね。

ミルミル
2012年5月28日23:39

はじめまして
関西でBカラーに拘泥している者です。
私も同じ議論を覗いていたので、ホットな話題でした。
ダイアモンドは能動的にタルモのサイズを上げられるというメリットもあります。しかし、爆薬でX=4,5が可能になる点が見過ごせません。ウーズの起動回数も増やせますし。

バッパラも積みたいのですが、GSZが現状2枚投入で枠もないので躊躇っています。ゼニスで鳥を探すプレイが強いと思えない(+マナをこれ以上増やしたくない)ので、起用するならダイアモンドの代わりかな・・・というのが個人的な感想です
(ロック板と同じ議論になりましたね^^;

しもべの一人、H
2012年5月29日0:57

>ミルミルさん
コメントありがとうございます。

確かに好きな色マナを出せる事には色々な副次効果がありますよね。
やはりダイアの方が戦略幅は広いですね。

JUNKは自由枠は結構あるのですが、選択肢が多い分結局枠が足りなくなりますよね。私もいつも困っています。

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