レガシー) 今週のSCGの結果 やったね、ノートンさん!!!!
2012年10月16日 紹介 コメント (4)
皆さん、こんばんは。しもべです。
この処、寒暖の激しさで服装に困っています。
昼は暑いし、朝夕は寒い。
面倒な季節です。
こういう時期には気を付けないとすぐに風邪をひくので皆さんも体調管理には気を付けてください。
さて、今週もSCGの結果を見ていきます。
まずは結果をペタリ↓
http://www.starcitygames.com/events/121014_providence.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?t_all=All&deck_name%5B%5D=&event_ID=20&feedin=&start_date=2012-10-14&end_date=2012-10-14&city=&state=&country=&start=&finish=&exp=&p_first=&p_last=&simple_card_name%5B1%5D=&simple_card_name%5B2%5D=&simple_card_name%5B3%5D=&simple_card_name%5B4%5D=&simple_card_name%5B5%5D=&w_perc=0&g_perc=0&r_perc=0&b_perc=0&u_perc=0&a_perc=0&comparison%5B1%5D=%3E%3D&card_qty%5B1%5D=1&card_name%5B1%5D=&comparison%5B2%5D=%3E%3D&card_qty%5B2%5D=1&card_name%5
今週の優勝は(も)Elliott Wolchesky氏のRUG Delverです!!
・・・またかい(´・ω・`)
なんだかんだ言ってRUG強すぎでしょう。
安定しすぎです。
Top8
RUG Delver
12POST
BUG Tempo
Goblins
Reanimator
Esper SfM
BUG Control
フェアリーストンピィ
です。
相変わらず青が多い環境ですが、結構いろいろなデッキタイプに分かれており面白いですね。
Top16
Dredge
No RUG
Affinity
Nic Fit
Elves
RUG Tempo
ANT
Mono Black Smallpox
です。
こちらも負けず劣らず、色々なデッキが多くて、ここ最近では珍しいですね。
更にSnTもUW MiracleもTop16に一人もいないという事態です。
衝撃的ですね。
特にUW MiracleはRUGに次いで安定した成績を残していたので驚きです。
個人的には嬉しい限りですがw
続いて、個別にデッキを見ていこうと思います。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50055
まずは優勝したElliott Wolchesky氏おRUG Delverです。
どれだけ環境が変わっても成績を残し続ける恐ろしいデッキですね。
が、環境に即したデッキゆえ、常にその構造は変化してゆきます。
特にElliot氏の構成はここ最近では見られない物で、甲斐があります。
まず、《呪文嵌め》2枚の存在。
SnTが警戒されていた故にしばらく不在でしたが、ここのところの低迷っぷりにワザワザ備える必要性が無いと考えたんでしょう。
同じように対策するのなら、結果を残しているRUG、SfM、Miracleに効く方を優先すべきですからね。
次に分割火力の減少。
《二股の稲妻》や、ここ最近復活していた《火+氷》の総計が1枚のみです。
これは除去対象が環境的に減っている、と見たのでしょうか?
それとも、より構えた動きを優先したのでしょうか?
最後に《思考掃き》の不在。
最近は9~10枚目の1マナドロースペルとして使われていました。
スレッショルドへの助力や、Miracle対策など、色々使われていた掃きが不採用です。
特に気になるのが、
・墓地対策への対策。
環境的に緩くなったわけでもないのですが、大丈夫なのでしょうか?
・土地の回り
《不毛の大地》4枚込の土地18枚です。正直削り過ぎな印象があるのですが・・・。
これが、不毛3枚ならまだわからなくもないのですが・・・。
色々と特徴的ですね。
これが今後の指標なのでしょうか?
それともたまたまなのでしょうか?
要注意です。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50060
10位、Bobby Sullivan氏のNo RUGです。
何と、《自然の秩序》入りRUGです。
とはいえ、1マナ域は《秘密を掘り下げる者》も《敏捷なマングース》も不在。
《渋面の溶岩使い》《貴族の教主》と、完全にコントロール仕様です。
《緑の太陽の頂点》や《精神を刻む者、ジェイス》まで入っていますね。
そして《もみ消し》《不毛の大地》も不採用。
そうは言っても、《タルモゴイフ》や《ヴェンディリオン三人衆》に豊富な火力。
油断しているとあっという間に押し切られそうですね。
気になるのは《ドライアドの東屋》の2枚目の意味です。
取り敢えず、マナ加速できる手段、という事でしょうか?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50050
14位、Si Ning Li氏のRUG Tempoです。
最初は?なネーミングでしたが、リストを見て納得。
これは確かにRUG Delverでは無いですね。
RUG台頭以前の初期に見られたコントロール力重視、ミドルスペルが採用されているカナディアンスレッショルドです。
そのため、基本地形も三枚取られていますね。
神ジェイスやCliqeは解りますが、《対抗呪文》まで2枚も取られています。
正直これはもうコントロールと言ってしまっても良いぐらいですね。
この様に、同じRUGでも未だに複数のタイプが見られるというのは珍しい事です。
比較するのが楽しいですねw
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50057
2位はJeremiah Rudolph氏の12POSTです。
時折出てくるBigMana系統のデッキですね。
中速以下のデッキには非常に強いデッキですが、今回はSnTとのハイブリッドになっており、
最速でファッティを場に出せます。
《実物提示教育》で場に出す生物ですが、エルドラージよりも《原初のタイタン》がメインですね。
これにより、「神座」系土地をそろえるか、《ウギンの目》を揃えたうえで、エルドラージをキャストするのでしょう。
もちろん、最速直出しもアリでしょうが、どうせならキャストボーナスが欲しいところですよね。
マナが出やすいデッキなので、《撤廃》が良い味を出していますね。
いくつか採用カードに疑問があります。
何故《探検の地図》なのでしょうか?
同じ土地をそろえるのなら《森の占術》や《生ける願い》の方が有用な気もしますが・・・。
色拘束が無い点が魅力だったのでしょうか?
また、そうであるのなら何故《粗石の魔道士》は不採用なのか?
加えて、構造上、特殊地形対策に弱いと思うのですが、何故《壌土からの生命》も無いのか?
1枚挿しでも十分な気もするのですが・・・。
色々わからない事が多い構築です。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50040
3位、Ryan Phraner氏のBUG Tempoです。
ここ最近、使用者を伸ばしているBUGカラーのTempoデッキです。
が、初期のころのRUGと同じ様にまだデッキが確立されておらず複数のタイプに分かれていますね。
このRyan氏はかなりコントロール寄りの仕様です。
RtRから《突然の衰微》です。
「打ち消されない」カードはUで使用するのが一番つよい(`・ω・´)キリッ
これに加えて、様々のアドバンテージ手段があるため、RUGに対してはかなり有利なのではないでしょうか?
飽くまで、序盤にハメ殺されなければ、の話ですが・・・。
ハンデスに重きを置いているので、その分カウンターが少なめです。
アド確保手段は多いのでFoWぐらいとってもいい気もしますが・・・。
Blueカウントが足りないと判断したのでしょうかね?
私だったら《闇の腹心》では無く《悪意の大梟》にしますが、何か理由があるのでしょうかね?
《タルモゴイフ》とも相性が良いですし、《クァーサルの群れ魔道士》はそんなにいませんしね。
打消しも少なめで守り切れるとも思えませんが・・・。
また、除去の枚数にかなり不安があります。
序盤に押し込まれたら、挽回が効かないような気もします。
《恐ろしい死》《悪魔の布告》などを取った方が良いと思いますが・・・。
正直色々疑問がありますが、それらはサイドで補う、という事なのでしょう。
羅列した分のほとんどがサイドにありました。
が、逆にこのメインは何を意識しているのでしょうか・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50056
4位、Jim Davis氏のGoblinsです。
先回に引き続き、赤単使用のゴブリンが上位入賞です。
4枚目の《ゴブリンの群衆追い》に、2枚目の《包囲攻撃の司令官》
《ゴブリンの親分、クレンコ》《鏡割りのキキジキ》等の小技は無し。
Simple is BEST とは言いませんが、下手な小細工をするよりも爆発力に掛けるべきなのでしょうか?
代わりにサイドは
ストーム対策の《精神壊しの罠》
SnT対策の《絶望の天使》
置物対策の《クローサの掌握》
と判りやすくならんでいますね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50048
Drew Rosen氏のReanimaterです。
久々のリアニですね。
正直墓地対策が吹き荒れるリアニですが、大丈夫でしょうか?
《死儀礼のシャーマン》が流行るのなら厳しそうですが、このデッキでは《動く死体》が3枚ですね。
これを含め釣竿は計10枚取られており、なかなか骨太ですね。
《不運な研究者》も2枚目が取られています。
また、珍しい事にメインからSnTが1枚取られています。
大抵はサイド後なのですが、意表をつく面白い技ですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50043
Boaz van Driel氏のBUG Controlです。
珍しいBUGカラーの《行き詰まり》デッキです。
また、《モックス・ダイアモンド》が4枚取られており、
先手1T目に《行き詰まり》がセットできます。
やられたら絶望するしかないですねw
勝ち手段はミシュラランドとPWに頼っており、通常のUWのランドスティルよりさらに防御寄りのデッキとなっています。
正直対戦するのは御免被りたいですねw
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50049
John Miklinevich氏のフェアリーストンピィです。
やったね、 タエちゃん[ノートン]さん!!
《幻影の天使》の登場でスルーされ気味だった《Serendib Efreet》が追加で4枚も取られています。
《古の墳墓》《四肢切断》も含め、かなり痛そうですが、《戦争と平和の剣》3枚、《梅沢の十手》2枚が取られており、何とかなるのかもしれませんね。
特に赤白剣は《虚空の杯》と合わせて除去耐性を付与する重要な効果があるので、なかなかよさそうです。
ドロー枠には《知識の渇望》等のスペルでは無く《熟考漂い》が採用されていますね。
そして、こんな所にもいる《精神を刻む者、ジェイス》
隙はあるものの、より大きなアドの確保を優先しているようです。
全体的に見て、かなり多めの生物を取っていますね。
ストンピィの名に相応しいですねw
サイドの《卓越の印章》は面白いですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50039
12位、Steven Thompson氏のNic Fitです。
久々に見ましたNic Fitですね。カラーはWBG三色構成。
ミドル速度を誇るヘビーコントロールですが、なかなかに面白いカードを採用していますね。
まず、3枚の《アカデミーの教授》です。
大技使用目的では無く、飽くまでデッキの潤滑油ですね。
また、目を引くのが《信仰の足枷》ですね。
??と思う方がおられるかもしれませんが、実はこれ、TheSource Nic Fitスレで以前議論されていた対神ジェイス用の切り札なんです。
「破壊するのではなく、場に出したまま封ずる」と言う手段を取っており、急スタン期にチビジェイスを使用していたのと同じ、唯一性ルールの利用ですね。
しかも、これをどうにかするにはEnc破壊するか、2枚目のジェイスを置いて消滅させた後、3枚目を置くしかありません。
ジェイスを用いるようなデッキでは打消し以外では《忘却の輪》位しか対抗手段が無い為かなり効果があります。
4点ライフゲインも有難いですしね。
次に《明けの星、陽星》の存在。
Highパワーカードで圧殺するしか能が無いのも問題でしたが、この陽星によりロック出来る様になりました。
《飢えたルサルカ》で食べたりして、《永遠の証人》や《繰り返す悪夢》で回収します。
完全なロックとは言い難いですが、有るに越したことはありませんよね。
(《老練の探険者》により、威力が減衰しやすいのは問題ですが・・・)
そして、数々のミドル級生物。
《悪斬の天使》《スラーグ牙》《鷺群れのシガルダ》です。
正直、シガルダ入らない気もしますが、除去耐性のある壁フライヤーと言う点では価値がありますね。
特に《ヴェールのリリアナ》に強いのは有難いですね。
残りの2種はタダツヨです。
《悪魔の意図》にベテラン7枚体制と非常に私好みの構築でもあります。
個人的にはB級紹介で扱いたかった《信仰の足枷》まで見れて、大満足です。
サイドにも色々面白いものがあります。
SnT対策にもなる《謙虚》
豊富なマナを活かした《Nether Void》
《花の絨毯》と合わせてより効力を増します。
なにより目に付いたのが《掻き集める梢》の存在。
苦手なUW Miracleの《天使への願い》を封殺できます。
教授ルートなら打ち消される心配もありませんし、《謙虚》《破滅的な行為》もあるのでかなりUW Miracleに有利に動けるのではないでしょうか?
また、梢は《秘密を掘り下げる者》や《ヴェンディリオン三人衆》にも効きますね。
そうじて、色々な要素の詰まったデッキです。
個人的にはかなり勉強になりましたね。
今後も、Nic Fitには頑張ってもらいたいものです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50045
16位、Christopher Powellの黒単SmallPoxです。
黒単Smallpoxです。
Smallpox・・・。
Pox・・・(´・ω・`)
攻め手は《墓所這い》に《呪われた巻物》《ミシュラの工廠》の8枚です。
這いは《不浄》と《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》でUnblockableですね。
それ以外の勝ち手段が無いのは少々不安に思いますが・・・。
サイドの《墓忍び》を1枚ぐらいメインに映しても良い気もしますが・・・。
まぁ、《冥界のスピリット》もいませんしね。
しかし、《悪疫》は何故抜けてしまったんでしょうかね?
やはり、ライフ以外ではほぼ重い《小悪疫》という事でしょうか?
BBBは重いですからね。
《壌土からの生命》のあるBGでなければ難しいのでしょうか?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50059
今週のDeck Tech、Michael Stanley氏のValakutです。
Valakutと言う表記ですが、実際は《自然の秩序》《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の両コンボ入りMaverickです。
Maverickの新しいアプローチと言えますね。
《風景の変容》は不採用、《聖遺の騎士》《原初のタイタン》で無理やりヴァラクートを揃えます。
3種類のルートがあり、相手にしてみれば厄介この上ないでしょう。
爆発力もあります。一瞬の油断が命取りになりますね。
が、引き換えにMaverickの持ち味である安定性は失われています。
特にマナ基盤に問題があるので、余り環境に即しているとは思えませんが・・・。
気になる方はチェックしてみてください
(http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_valakut_with_michael.html)
因みに今週のQuick Question
・Is U/B Tezzeret the ‘real deal?’
・Which card from Return to Ravnica will have the most impact on Legacy?
もなかなか面白いです。
特にUB Tezzeretは今週も24位に入っていますからね。
しかし、やはりあれはCalebあっての力だと思いますがねぇ・・・。
さて、こんな所でしょうか?
相変わらずTempo系が強いですが、今週はその他のデッキがなかなか色に富んでいます。
やはりMTGはこうでなくてはね。
個人的にはもうMiracleとSnTにはフェイズアウトして欲しいのですがねw
皆さんは、気になるデッキはありましたか?
今週はここまで、です。
今回も最後まで読んでいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
この処、寒暖の激しさで服装に困っています。
昼は暑いし、朝夕は寒い。
面倒な季節です。
こういう時期には気を付けないとすぐに風邪をひくので皆さんも体調管理には気を付けてください。
さて、今週もSCGの結果を見ていきます。
まずは結果をペタリ↓
http://www.starcitygames.com/events/121014_providence.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?t_all=All&deck_name%5B%5D=&event_ID=20&feedin=&start_date=2012-10-14&end_date=2012-10-14&city=&state=&country=&start=&finish=&exp=&p_first=&p_last=&simple_card_name%5B1%5D=&simple_card_name%5B2%5D=&simple_card_name%5B3%5D=&simple_card_name%5B4%5D=&simple_card_name%5B5%5D=&w_perc=0&g_perc=0&r_perc=0&b_perc=0&u_perc=0&a_perc=0&comparison%5B1%5D=%3E%3D&card_qty%5B1%5D=1&card_name%5B1%5D=&comparison%5B2%5D=%3E%3D&card_qty%5B2%5D=1&card_name%5
今週の優勝は(も)Elliott Wolchesky氏のRUG Delverです!!
・・・またかい(´・ω・`)
なんだかんだ言ってRUG強すぎでしょう。
安定しすぎです。
Top8
RUG Delver
12POST
BUG Tempo
Goblins
Reanimator
Esper SfM
BUG Control
フェアリーストンピィ
です。
相変わらず青が多い環境ですが、結構いろいろなデッキタイプに分かれており面白いですね。
Top16
Dredge
No RUG
Affinity
Nic Fit
Elves
RUG Tempo
ANT
Mono Black Smallpox
です。
こちらも負けず劣らず、色々なデッキが多くて、ここ最近では珍しいですね。
更にSnTもUW MiracleもTop16に一人もいないという事態です。
衝撃的ですね。
特にUW MiracleはRUGに次いで安定した成績を残していたので驚きです。
個人的には嬉しい限りですがw
続いて、個別にデッキを見ていこうと思います。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50055
まずは優勝したElliott Wolchesky氏おRUG Delverです。
どれだけ環境が変わっても成績を残し続ける恐ろしいデッキですね。
が、環境に即したデッキゆえ、常にその構造は変化してゆきます。
特にElliot氏の構成はここ最近では見られない物で、甲斐があります。
まず、《呪文嵌め》2枚の存在。
SnTが警戒されていた故にしばらく不在でしたが、ここのところの低迷っぷりにワザワザ備える必要性が無いと考えたんでしょう。
同じように対策するのなら、結果を残しているRUG、SfM、Miracleに効く方を優先すべきですからね。
次に分割火力の減少。
《二股の稲妻》や、ここ最近復活していた《火+氷》の総計が1枚のみです。
これは除去対象が環境的に減っている、と見たのでしょうか?
それとも、より構えた動きを優先したのでしょうか?
最後に《思考掃き》の不在。
最近は9~10枚目の1マナドロースペルとして使われていました。
スレッショルドへの助力や、Miracle対策など、色々使われていた掃きが不採用です。
特に気になるのが、
・墓地対策への対策。
環境的に緩くなったわけでもないのですが、大丈夫なのでしょうか?
・土地の回り
《不毛の大地》4枚込の土地18枚です。正直削り過ぎな印象があるのですが・・・。
これが、不毛3枚ならまだわからなくもないのですが・・・。
色々と特徴的ですね。
これが今後の指標なのでしょうか?
それともたまたまなのでしょうか?
要注意です。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50060
10位、Bobby Sullivan氏のNo RUGです。
何と、《自然の秩序》入りRUGです。
とはいえ、1マナ域は《秘密を掘り下げる者》も《敏捷なマングース》も不在。
《渋面の溶岩使い》《貴族の教主》と、完全にコントロール仕様です。
《緑の太陽の頂点》や《精神を刻む者、ジェイス》まで入っていますね。
そして《もみ消し》《不毛の大地》も不採用。
そうは言っても、《タルモゴイフ》や《ヴェンディリオン三人衆》に豊富な火力。
油断しているとあっという間に押し切られそうですね。
気になるのは《ドライアドの東屋》の2枚目の意味です。
取り敢えず、マナ加速できる手段、という事でしょうか?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50050
14位、Si Ning Li氏のRUG Tempoです。
最初は?なネーミングでしたが、リストを見て納得。
これは確かにRUG Delverでは無いですね。
RUG台頭以前の初期に見られたコントロール力重視、ミドルスペルが採用されているカナディアンスレッショルドです。
そのため、基本地形も三枚取られていますね。
神ジェイスやCliqeは解りますが、《対抗呪文》まで2枚も取られています。
正直これはもうコントロールと言ってしまっても良いぐらいですね。
この様に、同じRUGでも未だに複数のタイプが見られるというのは珍しい事です。
比較するのが楽しいですねw
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50057
2位はJeremiah Rudolph氏の12POSTです。
時折出てくるBigMana系統のデッキですね。
中速以下のデッキには非常に強いデッキですが、今回はSnTとのハイブリッドになっており、
最速でファッティを場に出せます。
《実物提示教育》で場に出す生物ですが、エルドラージよりも《原初のタイタン》がメインですね。
これにより、「神座」系土地をそろえるか、《ウギンの目》を揃えたうえで、エルドラージをキャストするのでしょう。
もちろん、最速直出しもアリでしょうが、どうせならキャストボーナスが欲しいところですよね。
マナが出やすいデッキなので、《撤廃》が良い味を出していますね。
いくつか採用カードに疑問があります。
何故《探検の地図》なのでしょうか?
同じ土地をそろえるのなら《森の占術》や《生ける願い》の方が有用な気もしますが・・・。
色拘束が無い点が魅力だったのでしょうか?
また、そうであるのなら何故《粗石の魔道士》は不採用なのか?
加えて、構造上、特殊地形対策に弱いと思うのですが、何故《壌土からの生命》も無いのか?
1枚挿しでも十分な気もするのですが・・・。
色々わからない事が多い構築です。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50040
3位、Ryan Phraner氏のBUG Tempoです。
ここ最近、使用者を伸ばしているBUGカラーのTempoデッキです。
が、初期のころのRUGと同じ様にまだデッキが確立されておらず複数のタイプに分かれていますね。
このRyan氏はかなりコントロール寄りの仕様です。
RtRから《突然の衰微》です。
「打ち消されない」カードはUで使用するのが一番つよい(`・ω・´)キリッ
これに加えて、様々のアドバンテージ手段があるため、RUGに対してはかなり有利なのではないでしょうか?
飽くまで、序盤にハメ殺されなければ、の話ですが・・・。
ハンデスに重きを置いているので、その分カウンターが少なめです。
アド確保手段は多いのでFoWぐらいとってもいい気もしますが・・・。
Blueカウントが足りないと判断したのでしょうかね?
私だったら《闇の腹心》では無く《悪意の大梟》にしますが、何か理由があるのでしょうかね?
《タルモゴイフ》とも相性が良いですし、《クァーサルの群れ魔道士》はそんなにいませんしね。
打消しも少なめで守り切れるとも思えませんが・・・。
また、除去の枚数にかなり不安があります。
序盤に押し込まれたら、挽回が効かないような気もします。
《恐ろしい死》《悪魔の布告》などを取った方が良いと思いますが・・・。
正直色々疑問がありますが、それらはサイドで補う、という事なのでしょう。
羅列した分のほとんどがサイドにありました。
が、逆にこのメインは何を意識しているのでしょうか・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50056
4位、Jim Davis氏のGoblinsです。
先回に引き続き、赤単使用のゴブリンが上位入賞です。
4枚目の《ゴブリンの群衆追い》に、2枚目の《包囲攻撃の司令官》
《ゴブリンの親分、クレンコ》《鏡割りのキキジキ》等の小技は無し。
Simple is BEST とは言いませんが、下手な小細工をするよりも爆発力に掛けるべきなのでしょうか?
代わりにサイドは
ストーム対策の《精神壊しの罠》
SnT対策の《絶望の天使》
置物対策の《クローサの掌握》
と判りやすくならんでいますね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50048
Drew Rosen氏のReanimaterです。
久々のリアニですね。
正直墓地対策が吹き荒れるリアニですが、大丈夫でしょうか?
《死儀礼のシャーマン》が流行るのなら厳しそうですが、このデッキでは《動く死体》が3枚ですね。
これを含め釣竿は計10枚取られており、なかなか骨太ですね。
《不運な研究者》も2枚目が取られています。
また、珍しい事にメインからSnTが1枚取られています。
大抵はサイド後なのですが、意表をつく面白い技ですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50043
Boaz van Driel氏のBUG Controlです。
珍しいBUGカラーの《行き詰まり》デッキです。
また、《モックス・ダイアモンド》が4枚取られており、
先手1T目に《行き詰まり》がセットできます。
やられたら絶望するしかないですねw
勝ち手段はミシュラランドとPWに頼っており、通常のUWのランドスティルよりさらに防御寄りのデッキとなっています。
正直対戦するのは御免被りたいですねw
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50049
John Miklinevich氏のフェアリーストンピィです。
やったね、
《幻影の天使》の登場でスルーされ気味だった《Serendib Efreet》が追加で4枚も取られています。
《古の墳墓》《四肢切断》も含め、かなり痛そうですが、《戦争と平和の剣》3枚、《梅沢の十手》2枚が取られており、何とかなるのかもしれませんね。
特に赤白剣は《虚空の杯》と合わせて除去耐性を付与する重要な効果があるので、なかなかよさそうです。
ドロー枠には《知識の渇望》等のスペルでは無く《熟考漂い》が採用されていますね。
そして、こんな所にもいる《精神を刻む者、ジェイス》
隙はあるものの、より大きなアドの確保を優先しているようです。
全体的に見て、かなり多めの生物を取っていますね。
ストンピィの名に相応しいですねw
サイドの《卓越の印章》は面白いですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50039
12位、Steven Thompson氏のNic Fitです。
久々に見ましたNic Fitですね。カラーはWBG三色構成。
ミドル速度を誇るヘビーコントロールですが、なかなかに面白いカードを採用していますね。
まず、3枚の《アカデミーの教授》です。
大技使用目的では無く、飽くまでデッキの潤滑油ですね。
また、目を引くのが《信仰の足枷》ですね。
??と思う方がおられるかもしれませんが、実はこれ、TheSource Nic Fitスレで以前議論されていた対神ジェイス用の切り札なんです。
「破壊するのではなく、場に出したまま封ずる」と言う手段を取っており、急スタン期にチビジェイスを使用していたのと同じ、唯一性ルールの利用ですね。
しかも、これをどうにかするにはEnc破壊するか、2枚目のジェイスを置いて消滅させた後、3枚目を置くしかありません。
ジェイスを用いるようなデッキでは打消し以外では《忘却の輪》位しか対抗手段が無い為かなり効果があります。
4点ライフゲインも有難いですしね。
次に《明けの星、陽星》の存在。
Highパワーカードで圧殺するしか能が無いのも問題でしたが、この陽星によりロック出来る様になりました。
《飢えたルサルカ》で食べたりして、《永遠の証人》や《繰り返す悪夢》で回収します。
完全なロックとは言い難いですが、有るに越したことはありませんよね。
(《老練の探険者》により、威力が減衰しやすいのは問題ですが・・・)
そして、数々のミドル級生物。
《悪斬の天使》《スラーグ牙》《鷺群れのシガルダ》です。
正直、シガルダ入らない気もしますが、除去耐性のある壁フライヤーと言う点では価値がありますね。
特に《ヴェールのリリアナ》に強いのは有難いですね。
残りの2種はタダツヨです。
《悪魔の意図》にベテラン7枚体制と非常に私好みの構築でもあります。
個人的にはB級紹介で扱いたかった《信仰の足枷》まで見れて、大満足です。
サイドにも色々面白いものがあります。
SnT対策にもなる《謙虚》
豊富なマナを活かした《Nether Void》
《花の絨毯》と合わせてより効力を増します。
なにより目に付いたのが《掻き集める梢》の存在。
苦手なUW Miracleの《天使への願い》を封殺できます。
教授ルートなら打ち消される心配もありませんし、《謙虚》《破滅的な行為》もあるのでかなりUW Miracleに有利に動けるのではないでしょうか?
また、梢は《秘密を掘り下げる者》や《ヴェンディリオン三人衆》にも効きますね。
そうじて、色々な要素の詰まったデッキです。
個人的にはかなり勉強になりましたね。
今後も、Nic Fitには頑張ってもらいたいものです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50045
16位、Christopher Powellの黒単SmallPoxです。
黒単Smallpoxです。
Smallpox・・・。
Pox・・・(´・ω・`)
攻め手は《墓所這い》に《呪われた巻物》《ミシュラの工廠》の8枚です。
這いは《不浄》と《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》でUnblockableですね。
それ以外の勝ち手段が無いのは少々不安に思いますが・・・。
サイドの《墓忍び》を1枚ぐらいメインに映しても良い気もしますが・・・。
まぁ、《冥界のスピリット》もいませんしね。
しかし、《悪疫》は何故抜けてしまったんでしょうかね?
やはり、ライフ以外ではほぼ重い《小悪疫》という事でしょうか?
BBBは重いですからね。
《壌土からの生命》のあるBGでなければ難しいのでしょうか?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50059
今週のDeck Tech、Michael Stanley氏のValakutです。
Valakutと言う表記ですが、実際は《自然の秩序》《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の両コンボ入りMaverickです。
Maverickの新しいアプローチと言えますね。
《風景の変容》は不採用、《聖遺の騎士》《原初のタイタン》で無理やりヴァラクートを揃えます。
3種類のルートがあり、相手にしてみれば厄介この上ないでしょう。
爆発力もあります。一瞬の油断が命取りになりますね。
が、引き換えにMaverickの持ち味である安定性は失われています。
特にマナ基盤に問題があるので、余り環境に即しているとは思えませんが・・・。
気になる方はチェックしてみてください
(http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_valakut_with_michael.html)
因みに今週のQuick Question
・Is U/B Tezzeret the ‘real deal?’
・Which card from Return to Ravnica will have the most impact on Legacy?
もなかなか面白いです。
特にUB Tezzeretは今週も24位に入っていますからね。
しかし、やはりあれはCalebあっての力だと思いますがねぇ・・・。
さて、こんな所でしょうか?
相変わらずTempo系が強いですが、今週はその他のデッキがなかなか色に富んでいます。
やはりMTGはこうでなくてはね。
個人的にはもうMiracleとSnTにはフェイズアウトして欲しいのですがねw
皆さんは、気になるデッキはありましたか?
今週はここまで、です。
今回も最後まで読んでいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
コメント
フェアリーストンピィなんてイベントに持ち込むと良いデッキ(笑)と後ろで苦笑いされてましたが(特に都内の某ショップで)なんかスカッとしました
しかしやはり使ってる自分自身もコレで結果残さないとでかい顔できないなーとも思うのでがんばりますよー!SCGという舞台で上に来た以上二番煎じになってしまうんですけどね(´・ω・`)
あとセレンディブイフリートは流行りのデルバーに対して殴り合って4点(デルバー+イフリートのデメリットダメージ)対3点で殴り負け、睨み合いでデメリットダメージが蓄積されて不利という生物なので装備品必須なんですよ
最序盤のデルバーに対して出遅れてもライフレースを何とかするのにこのWP剣チョイスはかなりマッチしていると思いました
マルドリ使うならLS剣でもいいんですが、そういう意味ではかなり攻撃的な装備のラインナップにしてあるかと
コメントありがとうございます。
いやぁ、目出度いですね。
自分の使い込んでいるデッキが結果を残すなんて嬉しいですよね。
でも、仰る通り、ここから先はご自分で結果を残さないといけないですね。
>WP剣
除去耐性の面でも>LS剣ですし、何より火力が上ですからね。
中々見られないながらもよくマッチしていますね。
でも、同じ剣を3枚取っているというのもかなり珍しいですよね。
【親和】は勢いがあっても息切れと打点が中途半端で、どうにも勝てない印象が強いですが、結構頑張れるものなんですねぇ・・・見直しました。
トップメタの中では【奇跡コントロール】が一番当たりたくないですねぇ・・・天使に一撃で葬られる様が『散々待たされて直前で整理券が無くなりました。』と言うような感じで、あの理不尽さはどうしても苦手ですね。(笑)
コメントありがとうございます。
>フェアリーストンピィ
まさかのマサカですよねw
でも、こういうのがあるからこそのカードプールの広さですよね。
>親和
親和はサイドに2~3枚程度のAtf 破壊があるくらいじゃ止まりませんからね。
意識が薄いと簡単に負けちゃいますからね。
>UWコン
この系統は相手をしていても本当に疲れるんですよね。
1回戦から当たるともうそれで帰りたくなるぐらいです。
1銭で30分以上なんてザラですし。
そして、あのMiracleの理不尽さが何とも言えない。
それまで頑張って築いてきた盤面を一瞬でひっくり返された時のあの虚無感といったら・・・。