レガシー) 今週のSCGの結果 コンボが良いね
2012年10月23日 紹介 コメント (8)皆さん、こんばんは。しもべです。
東山動物園から脱走していた「ムコドノ」と言う猿が捕獲されました。
実にどうでもいい話なのですが、何故この名前なんですかね?
剣客商売からですかね?
藤田誠ってそんなにサル顔でしたかね・・・?
さて、今週もSCG Legacy Openが行われました。
結果を見ていきたいと思います。
まずは結果をペタリ↓
http://www.starcitygames.com/events/121021_indianapolis.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t[C1]=3&start_date=2012-10-21&end_date=2012-10-21&event_ID=20
今週の優勝はMichael Bernat氏のHigh Tideです!!
Stormコンボの優勝なんて何週間ぶりでしょうかね?
個人的にはコンボは嫌いなんですが、それでも久々の成功にはオメデトウと言いたいですね。
~Top8
High Tide
Esper SfM
OmniSnT
RUG Derver
Maverick
Goblins
Enchantress
UW Miracle
~Top16
UW SfM
Belcher
Esper SfM
Goblins
RUG Delver
Goblins
Zombardment
超起源
です。
こうしてみると久しぶりにコンボが勝ち組と言える結果ですね。実に3/8、5/16 と中々の勢力です。
がそれも含め、今回はかなりデッキが散っていますね。
現Legacyでの主要どころをある程度網羅できているぐらいの種類です。
(後はReanimateとDredgeを加えれば十分でしょうねw)
種類別に見ても、Beat/Control/Comboとかなりうまく判れています。
ある意味、望ましいメタともいえる状況ですね。
~Top16までで最多はGoblinsの3名です。次にRUG DelverとEsper SfMの2名です。
部族はMerfolk、Elvesも見ますが、ゴブリンが未だ最有力の様ですね。
さて、ここから先は気になったデッキを個別に見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50193
まずは1位、Michael Bernat氏のHigh Tideです
フリースペルは無し。
また、《青の太陽の頂点》メインで《思考停止》サイドのタイプでもあります。
1マナドローは8枚の安定感重視タイプですが、そのうちの2枚が《ギタクシア派の調査》になっています。
6枚1ドロー型+調査2枚を加えた形とみる事も出来ますね。
代わりとしては《狡猾な願い》や《瞑想》の3枚目が削られていますね。
この点でも、ブッパの爆発力より、序盤から安定した展開を意識している事が判ります。
《Force of will》や《狼狽の嵐》が其々3枚、1枚の様な仕様のタイプもありますが、このデッキは4枚、2枚目もきっちり取っていますね。
どちらが優れているかは判りませんが、結果的にコンボが多かった今回では有効に働いたようですね。
準決勝・準々決勝とコンボを切っています。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50176
2位、Lauren Nolen氏のEsper SfMです。
ここ最近安定した成績を残しているSfM系デッキ。その中でも特に使用者の多いEsperです。
が、このLauren氏の構成は少々特殊です。
まず、4枚目のハンデスの代わりに、《ヴェンディリオン三人衆》の3枚目が取られているという事。
必然的に基本土地の載積数も変化しますが、《島》3枚に《沼》0枚です。Bは本当におまけ成分な扱いですね。
また《ミシュラの工廠》が3枚も取られています。不毛系は0枚、《アカデミーの廃墟》も0枚とかなり攻撃的な構成になっている事が判ります。
何故、《忍び寄るタール坑》ではないのか?とい事ですが・・・起動3マナを忌避したのかもしれませんね。
サイドにはかなり除去を多めに取っていますね。
逆に墓地対策は3枚しかありません。大丈夫なんでしょうかね?
解らないのは《拘留の宝球》の存在。
ここは素直に《忘却の輪》で良い気がします。《紅蓮破》を使わずに、これが有用な相手ってDredgeぐらいしかいない気もしますが・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50184
3位、Sam Krohlow氏のOmniSnTです。
SnTの上位も久々ですね。
幾らデッキパワーが高いとはいえ、目の敵にされていた感がある最近でしたからね。
中々結果が伴っていませんでしたが、これで一矢報いた形になりますね。
デッキの中身も如何に苛められているかがわかるtB使用です。
わざわざ《圧服》では無くハンデスを選択しているわけですね。
只でさえ大振りなSneakShowを更にブッパ型にした《全知》型であるにもかかわらず、安全策ハンデスを取っています。
何か涙ぐましい努力を感じますね・・・。
また、《精神を刻む者、ジェイス》も2枚積んでいます。
やはりよりサブルートを取っていますね。
が、安全性を重視しているにも拘らず《ギタクシア派の調査》は0枚ですね。
枠が無かったんでしょうか?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50200
5位、Tony Payton氏のMaverickです。
ここ最近多い、《獣相のシャーマン》+《石鍛冶の神秘家》型です。
珍しくも無いですが、《クァーサルの群れ魔道士》《漁る軟泥》の2枚目が良い味を出してます。
逆に珍しいのは《光と影の剣》の存在ですね。
別に弱くは無いんですが、イマイチ使用されることが少ない剣ですよね。
特にMaverickには《ルーンの母》が居るので敢えて常在除去耐性を優先する必要はないのかもしれません。
今回の採用の真相は判断できませんが、個人的には上記Esper SfMが環境に多い事を意識しているのではないかと考えています。
また、《遍歴の騎士、エルズペス》の採用も、同様に増えている神ジェイスに強いのが理由ではないでしょうか?
しかし、軟泥の2枚目まで取っているのなら、なおさら《ガイアの揺籃の地》が欲しい気がするのですが、最近のリストではほとんど抜かれていますね。
何故なんでしょうね?土地として安定してマナを出せない点が敬遠されているのでしょうか?
サイドには《ファイレクシアの変形者》があります。
伝説の生物への対処なら《忘却の輪》でも良い気もしますが、より攻め気な仕様も出来る事を考えればこちらの方があっているかもしれませんね。
ついでにLS剣で回収できますし。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50186
6位、Arvin Uppal氏のGoblensです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50192
12位、Steven Martin氏の同じくGoblinsです。
同様のゴブリンでも少々毛色が違います。
Arvin氏のゴブリンはここ最近多いオールド型。
4枚の《ゴブリンの群衆追い》、2枚目の《包囲攻撃の司令官》《ブリキ通りの悪党》等で、古き良きタイプですね。
また、ここ最近最も成功しているタイプでもありますね。
逆に、Steven氏の構成はやや特殊です。
群集追いは2枚、《タクタクの潰し屋》に《巣穴の煽動者》3枚、
《群衆の親分、クレンコ》+《ゴブリンの酋長》型。
非常にパワフルな挙動が出来ます。
その分隙も大きそうですが・・・。
まぁ、詳しい考察は専門家におまかします。
しかし、最近はいない白ゴブリン(サリアゴブリン)も今回の事を考えればまだまだ、選択の余地はありそうな気もしますね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50183
7位、Drew Idoux氏のEnchantressです。
最近上位に良く残るEnchantressです。
それもSCGではWUGの「エターナルウィンド」型が主流の様ですね。
爆発力は薄いものの、ソフトロックできる点が評価が高いのかもしれませんね。
また、Blueカウントが心許無いもののFoWを積める点も評価を挙げているのかもしれません。
個人的には《生ける願い》からの《引き裂かれし永劫、エムラクール》が殺意に満ち満ちており好感が持てますねw
気になるのは2枚目の《永遠の証人》の存在。いるんですかね?
まぁ、こちらも考察は専門家におまかせしたいと思います。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50189
8位、Justin Adams氏のUW Miracleです。
以前にも紹介したほぼノン生物デッキです。
十分なBeat耐性を持つので《瞬唱の魔道士》さえいらないという事でしょうねw
それでも一応Cliqeは1枚取られています。保険的な意味か、それとも単に3マナ域の増量のためかは判りませんが・・・。
ミシュランも取っていないあたりが、このデッキの神ジェイスか《天使からの願い》のフィニッシュ力の高さを物語っていますね。
メインから《悟りの教示者》を1枚取っているので、挙動に幅が出ますね。
サイドカードの水増しにもなります。
《光輝王の昇天》が実に嫌らしいですねw
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50190
9位、Kenta Hiroki氏のUW SfMです。
U系SfMはどうしてもコントロール色が強くなりがちですが、これは珍しいTempo仕様です。
《もみ消し》は採用していません。がそれは《流刑への道》を採用しているためでしょうか?
Tempoデッキの中でも、相対的にかなり攻撃的な仕様です。
なんせ《聖トラフトの霊》も4枚目が取られています。
凄いですねw
ここまで来るのなら《ルーン唱えの槍》ぐらい入れても良かったかもしれないですねw
余談ですが、このKenta Hiroki氏は恐らく「Happymtg」でのLagacyでのコラムを書かれておられる方と同一人物だと思われます。
以前からSCGには参加されていたようで、今回見事上位の成績を残されたようですね。
おめでたいですね。
(http://www.happymtg.com/column/usa-legacy-express/7768/)
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50199
10位、Tyler King氏のBelcherです。
古より環境最速を誇ってきたBelcherは未だに健在ですね。
(1度だけHulkFlashに抜かれましたが・・・)
隙も大きいとはいえ、その分回りはほぼ交通事故レベルで多くの大会でUを使わない参加者が悲鳴を上げていますね。
まぁ、そんな事はどうでも良いんですが、今回驚いたのはその内容です。
メインでは無く、サイドです。
ええ、もう、スンゴイですww
詳しくはご自身の目でお確かめくださいw
まぁ、時々いますがね、こういう方。
べらんめぇ、Belcherに小細工はいらねぇよぃ!!
って事だと思いますww
しかし、《蒸気打ちの親分》は何時からくりを組み立てられるんでしょうね??
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50197
15位、David Gleicher氏のZombardmentです。
《死儀礼のシャーマン》が入っています。
・・・
・・・
・・・何に使うのでしょうね?
流石にゾンビでの使用は考えたことはありませんでした・・・。
結構マナを使うデッキなので序盤のマナ加速という事なのでしょうかね?
それは良いのですが、そのために《血の芸術家》の枠が取られてしまっています。
こちらの方が痛い気もするのですが・・・。
之ばかりは使用者本人に聞いてみないと判りませんねw
また、サイドに《ラクドスの復活》があります。
これも謎ですね。
確かに中盤で、X=3~4程度で決まればほぼ相手の行動を封じる事が出来ますが・・・。
一応X火力ですしね・・・。
しかし、これである必要性を感じません・・・。
個人的に今妄想しているのが、このデッキR抜けないか?という事と、《略奪の爆撃》はどうか?という事。
まぁ、妄想ですからねw
面白ければそれで良いww
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50196
16位、Jeremy Peterson氏の超起源です。
エクテンで一時期流行った「超起源」デッキのLegacy版ですね。
《断片無き工作員》登場当初、真先に使用されたデッキでありその恩恵を最も受けていたデッキとされていましたが、最近はBUG続唱に食われ気味ですねw
爆発力は高いものの、大振りで安定性にかけ、且つ遅いといろいろ問題を抱えているデッキです。
なかなか勝ち越せないのも仕方がないですね。
しかし、U以外にはかなり強いですし、使う価値が無いわけでは無いと思います。
サイドプランにSnTも取ってありますので、油断していると一気に勝負を決められてしまいますね。
こういうデッキがあるからこそ、《もみ消し》や《エーテル宣誓会の法学者》は抜けないんですよね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50177
132位、AJ Sacher氏のUB Tempoです。
デッキ名はTempoになっていますが、中速コントロールと言うのが正しい気もします。
何より珍しいのは《サイカトグ》の存在ですねw
強いとは思いませんが、お膳立てしてやればまだまだ一線で働けると思います。
こういう懐かしいカードを見ると無性に嬉しくなりますねw
今週のDeck TechはHelmコンボについてです。
興味のある方は覗いてみては如何でしょうか?
(Deck Tech: Helm Combo with Rob Vaca:http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_helm_combo_with_rob_.html)
こんな所でしょうか?
今週は色々とデッキが散っており、細々としたカードが目につきます。
こういう結果だと見ていて楽しいですねw
久々にコンボも勝利を収めて、また少し、これでメタが回ればいいのにと思います。
さて、今週はここまで、です。
今回も最後まで読んでいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この記事が何処かで誰かのお役にたてれば幸いです。
コメント
コメントありがとうございます。
そうですね。ここまでコンボがいるのは数か月ぶり?というような気もします。
個人的にコンボは嫌いですが、それでも、今回の結果の方がメタ的には健全と言えますね
リンクさせていただきました!
リンクありがとうございます。
m(_ _)m
今後もよろしくお願いします。
拘留の宝球はwillのためのBlueカウントを考慮したから、というのもあるのでは?
あと青白奇跡の天使トークンを流せるのは大きいですね。
コメントありがとうございます。
仰る通り、それらは明確な利点足りえると思います。
が、それらがデメリットに目を瞑れるほどとは、私には思えないのです。
Blueカウントは大切なのですが、以前[しるびあ]さんが自身のDNで触れていた様にこれをサイドINしたい相手でFoWが効果的な相手が思いつかないのです。
これをINするならFoWは抜かれている場合が多いと思います。
もちろん、在るに越したことはありませんが・・・。
また、天使トークンを流すのなら、メインのEEやサイドの《至高の票決》で十分だと思われます。打消しもありますし、3マナで間に合って、願いに4マナが間に合わないという事は無いでしょう。
Socタイミングなのは同じですしね。
もちろんこれも大きな利点ですが、環境に溢れている《紅蓮破》《赤霊破》のあるデッキに対して使えなくなるデメリットの方が個人的には大きいと感じています。
まぁ、しかし、これらの考えは人それぞれなので、Lauren氏にとってはそれらデメリットよりも[通りすがり]さんのおっしゃるメリットの方が大きかった可能性も十分に考えられますね。
SnT相手にも、奇跡相手にもInできるというのは大きいと思います。
墓地(ドレッジ)対策スロットをトークンに効果的なユーティリティである《拘留の宝球》に差し替えたと思えば、私は納得できました。
《紅蓮破》《赤霊破》相手への弱さというのも確かにあると思いますが、そもそもSnT以外の《紅蓮破》《赤霊破》を使うデッキ相手にはInしないのでは?
それと、このデッキは青白奇跡相手に《至高の票決》ってInするんですかね?
個人的には入らないと思っていたので……。
まあ、そのあたりは個人の感性ですのでなんともいえないところではありますが。
これは、考え方の違いかもしれませんが、受けが広いカードはメインでこそ光ると考えています。対して明確な凹凸のあるカードはサイドに積む方が良いと考えています。特にJUNKやEsperの様なデッキの類では。
その点で、メインに積むのならまだしも、サイドに積むのはよく判らない、というのが私の考えですね。
もちろん、これが強いカードである事は否定しません。
>REB
寧ろ、Burn・Stormコンボ以外の赤いデッキなら、「万能除去」はほぼ全て入りうる可能性があるのではないでしょうか?メタに上がらない様なRougeデッキも考えられますし。
ただ、下にも関係する事ですが、今のMiracleの最も流行の形がUWtRです。
それを考えれば、余計に拘留の評価は厳しいと感じます。
>評決のIN
正直、要らないと言えば要らないと思いますが、それを言うのならリング系にもそれほど必要性を私は感じませんので。
評決で対処できないのはJtMs、独楽、相殺が主な物でしょうが、JtMsはこちらも積んでいますし、残りの2種は対処できないのはリング系でも一緒です。ハンデス・打消しもありますし、速度が絶対的に必要とされるマッチでもない以上、確実な効果が望める方が優れていると考えています。
ただ、仰るように入らない選択も十分でしょうね。
また、SfM型Miracleも存在していますので、そこまでを考慮に入れるのであれば、リング系の方が確かに優れています。
対し、上で述べたようにUWtRが最も主流である以上、拘留はINしたいとは積極的には思いませんね。他の打消しまでが不安定になる以上、評決の様な確定除去はより重要だと思います。