皆さん、こんばんは。
しもべです。
今日はここ最近では最も暖かくて平穏な日々でした。
それを思うと、万里の長城で豪雪の中、遭難死した方々(正確には救出された後ですが)は可哀想だなぁと思いました。
話は変わって、今日はSCG Legacy Openが行われました。
今回もその結果を見ていくとします。
まずは結果をペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/121104_stlouis.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&start_date=2012-11-04&end_date=2012-11-04&event_ID=20
今回の優勝はKendal Guthrie氏のRUG Delverです。
RtR後も変わらず強いRUGですが、優勝したのは久々に感じます。
(まぁ、それでも他のデッキより遥かに勝っていますが)上位に常に名前が上がる分、勝ってないと余計に目立つんですよねw
Top8(上から1位→8位)
RUG Delver
RUG Delver
UW Miracle
Bant Maverick
High Tide
Deadguy Ale
Reanimator
Esper SfM
Top16(上から9位→16位)
UW Miracle
UW Miracle
BUG Delver
Esper SfM
POX
白単Weenie
Enchantress
ZOO
と言う結果です。
前回に引き続き、決勝ではミラーマッチが行われました。
(前回はUW Miracle同士のミラーマッチ)
今週も多様なデッキを見るが出来ます。
が、やはりTop8に勝ち上がっているのはU系デッキですね。
環境の変化と言うには今一歩な状況が続いている気がします。
さて、ここからは気になったデッキを見ていこうと思います。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50527
まずは優勝したKendal Guthrie氏のRUG Delverです。
非常にオーソドックスな形です。特に奇をてらった物が無いですね
準優勝したBen Robinson氏ともほぼ一緒です。
フェッチランドの土地配分以外には
Kendal氏:《森の知恵》《思考掃き》
Ben氏:《呪文貫き》《二股の稲妻》
の違いしかありません。
が、そのわずかな違いが最終的な勝敗を決めたのかもしれませんね。
まず、《森の知恵》の存在が圧倒的に響いたでしょうね。
消耗戦に成りやすいミラーマッチでは当然手数の多さが勝負を決めます。
このアド差はどうやっても埋めがたいものがありますね。
また、1マナドローである《思考掃き》の1枚追加により、よりスムーズに動けている事も影響しているかもしれません。
Benの採用したカード群はピアスは兎も角、二股はこのマッチではあまり役には立ちません。
ピアスも生物で勝負を決める以上、有用なカードをは言えないでしょう。
サイドを見てみても、
Kendal氏は《渋面の溶岩使い》がありミラーマッチに有利なカードです。
Ben氏のそれは《金粉のドレイク》《古えの遺恨》《外科的摘出》《ヴェンディリオン三人衆》等、他のデッキへの対策カードが目立ちます。
ここら辺も勝敗に影響を及ぼしているでしょうか。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50524
3位、Caleb Durward氏のUW Miracleです。
Helm+Pierceコンボが採用されていますね・・・。
HelmコンボはUWの新たな武器になったようです・・・。
SCMは当然として、SfMも切って完全なFull Controlになりました。
勝ち手段は
《天使への願い》
《精神を刻む者、ジェイス》
Helmコンボ
の三種。
願いは強力であるものの、弱点もあるカードであったため徐々にその信頼を下げていきましたので、ここでもう一つの瞬殺プランを加えたわけですね。
SfMパッケージも対処は簡単だったので、この選択肢もアリですね。
《安らかな眠り》はこちらの墓地も使用不可にしてしまいます。
が、もともとSCMはデッキに入っていても1~2枚でした。《アカデミーの廃墟》も不採用のデッキが多かったためそれほど問題は無いでしょう。
相手のSCM・タルモ・KotRやZombardment・Reanimator・Dredge等に良く効くことを考えればむしろ利があるとさえ言えます。
若干の流行を見せている《死儀礼のシャーマン》にも効きますしね。
そして汎用性を捨てた分、しっかりコントロール用のカードを増やしています。
2枚目の《拘留の宝球》
4枚目の《終末》
加えて《エネルギー・フィールド》の存在です。
《Helm of Obedience》の採用枚数を考えると、寧ろピース+フィールドがメインの働きと言えるかもしれませんね。
ますます構えて動く鈍重なヘビーコントロールになった気がします。
テンポを取る必要が無い分、確定カウンターが取られていますね。
それでも少々枚数が少ない気もしますが、対コンボがFoWと相殺コンボで捌ければ、後のデッキは十分コントロールできるのかもしれませんね。
土地の総数が21枚と少々少ないですね。
これでコントロールデッキが回るのでしょうか?
ただ、基本地形は8枚とかなり多めに取られています。しかも《平地》3枚です。
《島》2枚《平地》1枚があればある程度回るのかもしれませんね。
サイドの《ジェイス・べヘレン》2枚と《ヴェンディリオン三人衆》3枚が気になりますね。
前者は対U系中速コン用、後者は対コンボ用追加要因といった所でしょうか?
10位、Jeremy Stowe氏も土地が異なるだけでほぼ同じです。シェアしていたのでしょうか?
9位Alex Binek氏のオーソドックスなUW Miracleと比べると、このデッキがどんなデッキか、よく判りますね。
これからは《破滅的な行為》《クァーサルの群れ魔道士》《突然の衰微》等の重要性がより増すかもしれませんね。
SnTがお寒い関係か、1月前に登場したver.tRは見る影もありませんね。
コントロールの性か、このUWコントロールも随分と変化が激しいデッキになりましたねw
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50523
4位、Steven Schlepphorst氏のBantです。
複数あるうちのMaverick型Bantです。
スペルの構成的にMavericktUよりも、そう表現するべきでしょうね。
他のU系デッキと比べ、このデッキの最大の強みは《貴族の教主》を積んでいるという事でしょうね。
KotR、Cliqe、JtMsに他のデッキよりも1T早く到達出来る事。
また、ゲームを低速化する《不毛の大地》、見える打消しとしてテンポを稼ぐ不確定カウンターとの相乗効果も教主は期待できます。
こちらは加速して、相手は遅くする。
この動きを如何に、必殺の動きに昇華できるかにかかっている気がします。
ただ、勝ち筋が薄く、且つ速くも無いデッキなのでなかなか結果が付いてきません。
環境的にそれ程優位なわけでもないので、まだまだ受難の日々は続きそうですね・・・。
サイドは打って変わってMavericktUの様な配分になっています。
このメインとのずれは中々面白いですねw
オーダーパッケージも完備していますね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50521
6位、Josh Hendricks氏のDeadguy AletGです。
この処DNでよく見かけるt《死儀礼のシャーマン》型Deadguyですね。
Gマナも土地では《Bayou》1枚のみです。《金属モックス》を合わせても2枚だけ。
本当におまけですね。
DrSは取られていますが、《不毛の大地》《Hymn to Tourach》無しです。
《エイヴンの思考検閲者》のような存在。メインアタッカーが3~4マナ域と、Deadguyと言うよりもピキュラ黒(BW Pikula’s Homebrew)と言う方がしっくり来ますね。
《ヴェールのリリアナ》が4枚とられているのも、盤面に蓋をするよりも使いきりの除去と見ている帰来があります。
ビートコントロールである以上、ゲームプランは中速であるようです。
また、《未練ある魂》《刃砦の英雄》+《梅沢の十手》がフィニッシャーの様です。
ここまでするのなら1枚程《苦花》も取っても良い気もしますね。
サイドの攻勢がよく判りませんね・・・。
どういう思想・意図があるのか・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50525
7位、William Buehler氏のReanimatorです。
特に書くほどの事でもないのですが、《不運な研究者》が最近は2枚積んでありますね。
前々から1枚積んであることはあったのですが、これは何を意味しているのでしょうか?
Ins速度で墓地に落としたい、とかでしょうかね?
サイドには《狼狽の嵐》が4枚も取られていますね。
これは珍しい。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50526
11位、Ryan Forsberg氏のBUG Delverです。
BUG型Tempoは数か月前からいろいろ試行錯誤を重ねていますが、未だその形に定型は存在しないようですね。
このデッキはRの火力をBの除去に置き換えたRUG Delverの様ですね。
ハンデスさえ取られていませんし、生物構成なんかそのままです。
最大の特徴は4枚取られた《突然の衰微》ですね。
「打ち消されない」ため、現環境のテンポを制する戦いを非常に有利に進める事が出来ますね。
相手のテンポゲームに付き合う必要性が無い(DazeやPierceを無視できる)為、ある意味マナ生物の様な印象を覚えます。
また、このデッキは《もみ消し》《不毛の大地》《目くらまし》《呪文貫き》とManaDinalカードが多い為、衰微の消費期限を長くする事が出来ます。
ハンデスさえあれば完璧だと思いますが、Ryan氏は不要と取ったのでしょうか?まぁ、FoWという保険がある以上必要性は薄いのでしょうね。
2マナスペルを4枚取ってある関係か土地がRUGに比べはるかに多い22枚も取られているのも印象的ですね。
サイドのDrSを入れれば、現在DN内で人気のDrS BUGに出来ますねw
個人的には《ゴリガリの魔除け》がナイスガイ。推しているカードが使われているのを見ると嬉しいですねw
このデッキもまだまだいろいろな形が出てきそうですね。
楽しみです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50540
16位、Chris Wynes氏のZooです。
非常に久々に名前を聞きますね。
なんならVintageの方が活躍している気もするぐらいお寒い状況のZooです。
形としては一時期流行った高速型Zooに類似していますね(寧ろNaya Burnが正解でしょうか?)。
1マナ域:生物10枚+スペル12枚
の超軽量型です。
また火力も14枚取られており、とにかく高速攻略に意気込みを掛けていますね。
一応、《聖遺の騎士》2枚+《漁る軟泥》1枚 が取られていますが、殆んど飾りですね。
ゲームの低速化を避ける為に《不毛の大地》も0枚です。
Aggroならば不毛!!なんてバカな概念を見事に打ち破っています。
この形が今後も見れるでしょうか?それとも今回は偶然の産物でしょうか?
今後に期待したいですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50519
24位、Brandon Large氏のJundです。
今週のVideo紹介に取り上げられているデッキです。
(http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_deathrite_jund_with_.html)
DrS登場時に書いた記事で、最も強いDrSのデッキで挙げたのがJundだったのでこの様に形が現れるのは嬉しいですね。
形は比較的、標準的なJundです。
不毛・Hymnで崩して、ヴェリアナで蓋をするか《血編み髪のエルフ》で展開差をより広げる構成ですね。
DrSによりこれらの動きを1T早く仕掛ける事が出来るという事が本当に偉大ですね。
また、畳み掛ける構成なので《突然の衰微》も十分活きるはず。
少々特殊なのが《永遠の証人》の1枚挿し。
何を意図した採用なのでしょうか?
ユーティリティですが、ややゲームプランと開きがあります。
強いのは確かなのですが・・・墓地回収用ならば《Regrowth》で良いのではないでしょうか?
装備品もありませんので、打点計算はできませんし・・・。
なにより、このデッキでGGを要求するのは些かハードルが高い気もします。
判りませんね・・・。
《ヴォルラスの要塞》で使いまわすとか?流石に悠長すぎますよね・・・。
《溶岩爪の辺境》は目立っていますねw
このデッキはブレス能力が活かせるほどマナが出るのでしょうかね?
使用感が気になりますね。
他に気になるのは土地が22枚で回るのか?という事ですね。あとフェッチ1枚ぐらいほしい気がします。
DrSが機能しないと途端に重いデッキになってしまいます。
まぁ、ここら辺は個人の使用感にもよるのでしょうが・・・。
後はメインの1マナハンデスを囲い3、審問2にしたいところ。
ワザワザ仕事域が被る衰微と審問を併用したくはありませんね。
サイドではファッティ様にEdict系除去も取りたいですね・・・。
色々思う処はありますが、Brandon氏なりの色々な理由・構築思想があるのでしょうね。
こんな所でしょうか?
今回も比較的色々なデッキがあり、また特殊なカードを採用しているデッキも多かった気がします。
こういうのを見ていると楽しいですね。
RtRのカードも徐々に環境で使用されてくるようになりました。
続報に期待ですねw
さて、今回はここまで、です。
今回も最後まで読んでいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
しもべです。
今日はここ最近では最も暖かくて平穏な日々でした。
それを思うと、万里の長城で豪雪の中、遭難死した方々(正確には救出された後ですが)は可哀想だなぁと思いました。
話は変わって、今日はSCG Legacy Openが行われました。
今回もその結果を見ていくとします。
まずは結果をペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/121104_stlouis.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&start_date=2012-11-04&end_date=2012-11-04&event_ID=20
今回の優勝はKendal Guthrie氏のRUG Delverです。
RtR後も変わらず強いRUGですが、優勝したのは久々に感じます。
(まぁ、それでも他のデッキより遥かに勝っていますが)上位に常に名前が上がる分、勝ってないと余計に目立つんですよねw
Top8(上から1位→8位)
RUG Delver
RUG Delver
UW Miracle
Bant Maverick
High Tide
Deadguy Ale
Reanimator
Esper SfM
Top16(上から9位→16位)
UW Miracle
UW Miracle
BUG Delver
Esper SfM
POX
白単Weenie
Enchantress
ZOO
と言う結果です。
前回に引き続き、決勝ではミラーマッチが行われました。
(前回はUW Miracle同士のミラーマッチ)
今週も多様なデッキを見るが出来ます。
が、やはりTop8に勝ち上がっているのはU系デッキですね。
環境の変化と言うには今一歩な状況が続いている気がします。
さて、ここからは気になったデッキを見ていこうと思います。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50527
まずは優勝したKendal Guthrie氏のRUG Delverです。
非常にオーソドックスな形です。特に奇をてらった物が無いですね
準優勝したBen Robinson氏ともほぼ一緒です。
フェッチランドの土地配分以外には
Kendal氏:《森の知恵》《思考掃き》
Ben氏:《呪文貫き》《二股の稲妻》
の違いしかありません。
が、そのわずかな違いが最終的な勝敗を決めたのかもしれませんね。
まず、《森の知恵》の存在が圧倒的に響いたでしょうね。
消耗戦に成りやすいミラーマッチでは当然手数の多さが勝負を決めます。
このアド差はどうやっても埋めがたいものがありますね。
また、1マナドローである《思考掃き》の1枚追加により、よりスムーズに動けている事も影響しているかもしれません。
Benの採用したカード群はピアスは兎も角、二股はこのマッチではあまり役には立ちません。
ピアスも生物で勝負を決める以上、有用なカードをは言えないでしょう。
サイドを見てみても、
Kendal氏は《渋面の溶岩使い》がありミラーマッチに有利なカードです。
Ben氏のそれは《金粉のドレイク》《古えの遺恨》《外科的摘出》《ヴェンディリオン三人衆》等、他のデッキへの対策カードが目立ちます。
ここら辺も勝敗に影響を及ぼしているでしょうか。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50524
3位、Caleb Durward氏のUW Miracleです。
Helm+Pierceコンボが採用されていますね・・・。
HelmコンボはUWの新たな武器になったようです・・・。
SCMは当然として、SfMも切って完全なFull Controlになりました。
勝ち手段は
《天使への願い》
《精神を刻む者、ジェイス》
Helmコンボ
の三種。
願いは強力であるものの、弱点もあるカードであったため徐々にその信頼を下げていきましたので、ここでもう一つの瞬殺プランを加えたわけですね。
SfMパッケージも対処は簡単だったので、この選択肢もアリですね。
《安らかな眠り》はこちらの墓地も使用不可にしてしまいます。
が、もともとSCMはデッキに入っていても1~2枚でした。《アカデミーの廃墟》も不採用のデッキが多かったためそれほど問題は無いでしょう。
相手のSCM・タルモ・KotRやZombardment・Reanimator・Dredge等に良く効くことを考えればむしろ利があるとさえ言えます。
若干の流行を見せている《死儀礼のシャーマン》にも効きますしね。
そして汎用性を捨てた分、しっかりコントロール用のカードを増やしています。
2枚目の《拘留の宝球》
4枚目の《終末》
加えて《エネルギー・フィールド》の存在です。
《Helm of Obedience》の採用枚数を考えると、寧ろピース+フィールドがメインの働きと言えるかもしれませんね。
ますます構えて動く鈍重なヘビーコントロールになった気がします。
テンポを取る必要が無い分、確定カウンターが取られていますね。
それでも少々枚数が少ない気もしますが、対コンボがFoWと相殺コンボで捌ければ、後のデッキは十分コントロールできるのかもしれませんね。
土地の総数が21枚と少々少ないですね。
これでコントロールデッキが回るのでしょうか?
ただ、基本地形は8枚とかなり多めに取られています。しかも《平地》3枚です。
《島》2枚《平地》1枚があればある程度回るのかもしれませんね。
サイドの《ジェイス・べヘレン》2枚と《ヴェンディリオン三人衆》3枚が気になりますね。
前者は対U系中速コン用、後者は対コンボ用追加要因といった所でしょうか?
10位、Jeremy Stowe氏も土地が異なるだけでほぼ同じです。シェアしていたのでしょうか?
9位Alex Binek氏のオーソドックスなUW Miracleと比べると、このデッキがどんなデッキか、よく判りますね。
これからは《破滅的な行為》《クァーサルの群れ魔道士》《突然の衰微》等の重要性がより増すかもしれませんね。
SnTがお寒い関係か、1月前に登場したver.tRは見る影もありませんね。
コントロールの性か、このUWコントロールも随分と変化が激しいデッキになりましたねw
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50523
4位、Steven Schlepphorst氏のBantです。
複数あるうちのMaverick型Bantです。
スペルの構成的にMavericktUよりも、そう表現するべきでしょうね。
他のU系デッキと比べ、このデッキの最大の強みは《貴族の教主》を積んでいるという事でしょうね。
KotR、Cliqe、JtMsに他のデッキよりも1T早く到達出来る事。
また、ゲームを低速化する《不毛の大地》、見える打消しとしてテンポを稼ぐ不確定カウンターとの相乗効果も教主は期待できます。
こちらは加速して、相手は遅くする。
この動きを如何に、必殺の動きに昇華できるかにかかっている気がします。
ただ、勝ち筋が薄く、且つ速くも無いデッキなのでなかなか結果が付いてきません。
環境的にそれ程優位なわけでもないので、まだまだ受難の日々は続きそうですね・・・。
サイドは打って変わってMavericktUの様な配分になっています。
このメインとのずれは中々面白いですねw
オーダーパッケージも完備していますね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50521
6位、Josh Hendricks氏のDeadguy AletGです。
この処DNでよく見かけるt《死儀礼のシャーマン》型Deadguyですね。
Gマナも土地では《Bayou》1枚のみです。《金属モックス》を合わせても2枚だけ。
本当におまけですね。
DrSは取られていますが、《不毛の大地》《Hymn to Tourach》無しです。
《エイヴンの思考検閲者》のような存在。メインアタッカーが3~4マナ域と、Deadguyと言うよりもピキュラ黒(BW Pikula’s Homebrew)と言う方がしっくり来ますね。
《ヴェールのリリアナ》が4枚とられているのも、盤面に蓋をするよりも使いきりの除去と見ている帰来があります。
ビートコントロールである以上、ゲームプランは中速であるようです。
また、《未練ある魂》《刃砦の英雄》+《梅沢の十手》がフィニッシャーの様です。
ここまでするのなら1枚程《苦花》も取っても良い気もしますね。
サイドの攻勢がよく判りませんね・・・。
どういう思想・意図があるのか・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50525
7位、William Buehler氏のReanimatorです。
特に書くほどの事でもないのですが、《不運な研究者》が最近は2枚積んでありますね。
前々から1枚積んであることはあったのですが、これは何を意味しているのでしょうか?
Ins速度で墓地に落としたい、とかでしょうかね?
サイドには《狼狽の嵐》が4枚も取られていますね。
これは珍しい。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50526
11位、Ryan Forsberg氏のBUG Delverです。
BUG型Tempoは数か月前からいろいろ試行錯誤を重ねていますが、未だその形に定型は存在しないようですね。
このデッキはRの火力をBの除去に置き換えたRUG Delverの様ですね。
ハンデスさえ取られていませんし、生物構成なんかそのままです。
最大の特徴は4枚取られた《突然の衰微》ですね。
「打ち消されない」ため、現環境のテンポを制する戦いを非常に有利に進める事が出来ますね。
相手のテンポゲームに付き合う必要性が無い(DazeやPierceを無視できる)為、ある意味マナ生物の様な印象を覚えます。
また、このデッキは《もみ消し》《不毛の大地》《目くらまし》《呪文貫き》とManaDinalカードが多い為、衰微の消費期限を長くする事が出来ます。
ハンデスさえあれば完璧だと思いますが、Ryan氏は不要と取ったのでしょうか?まぁ、FoWという保険がある以上必要性は薄いのでしょうね。
2マナスペルを4枚取ってある関係か土地がRUGに比べはるかに多い22枚も取られているのも印象的ですね。
サイドのDrSを入れれば、現在DN内で人気のDrS BUGに出来ますねw
個人的には《ゴリガリの魔除け》がナイスガイ。推しているカードが使われているのを見ると嬉しいですねw
このデッキもまだまだいろいろな形が出てきそうですね。
楽しみです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50540
16位、Chris Wynes氏のZooです。
非常に久々に名前を聞きますね。
なんならVintageの方が活躍している気もするぐらいお寒い状況のZooです。
形としては一時期流行った高速型Zooに類似していますね(寧ろNaya Burnが正解でしょうか?)。
1マナ域:生物10枚+スペル12枚
の超軽量型です。
また火力も14枚取られており、とにかく高速攻略に意気込みを掛けていますね。
一応、《聖遺の騎士》2枚+《漁る軟泥》1枚 が取られていますが、殆んど飾りですね。
ゲームの低速化を避ける為に《不毛の大地》も0枚です。
Aggroならば不毛!!なんてバカな概念を見事に打ち破っています。
この形が今後も見れるでしょうか?それとも今回は偶然の産物でしょうか?
今後に期待したいですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=50519
24位、Brandon Large氏のJundです。
今週のVideo紹介に取り上げられているデッキです。
(http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_deathrite_jund_with_.html)
DrS登場時に書いた記事で、最も強いDrSのデッキで挙げたのがJundだったのでこの様に形が現れるのは嬉しいですね。
形は比較的、標準的なJundです。
不毛・Hymnで崩して、ヴェリアナで蓋をするか《血編み髪のエルフ》で展開差をより広げる構成ですね。
DrSによりこれらの動きを1T早く仕掛ける事が出来るという事が本当に偉大ですね。
また、畳み掛ける構成なので《突然の衰微》も十分活きるはず。
少々特殊なのが《永遠の証人》の1枚挿し。
何を意図した採用なのでしょうか?
ユーティリティですが、ややゲームプランと開きがあります。
強いのは確かなのですが・・・墓地回収用ならば《Regrowth》で良いのではないでしょうか?
装備品もありませんので、打点計算はできませんし・・・。
なにより、このデッキでGGを要求するのは些かハードルが高い気もします。
判りませんね・・・。
《ヴォルラスの要塞》で使いまわすとか?流石に悠長すぎますよね・・・。
《溶岩爪の辺境》は目立っていますねw
このデッキはブレス能力が活かせるほどマナが出るのでしょうかね?
使用感が気になりますね。
他に気になるのは土地が22枚で回るのか?という事ですね。あとフェッチ1枚ぐらいほしい気がします。
DrSが機能しないと途端に重いデッキになってしまいます。
まぁ、ここら辺は個人の使用感にもよるのでしょうが・・・。
後はメインの1マナハンデスを囲い3、審問2にしたいところ。
ワザワザ仕事域が被る衰微と審問を併用したくはありませんね。
サイドではファッティ様にEdict系除去も取りたいですね・・・。
色々思う処はありますが、Brandon氏なりの色々な理由・構築思想があるのでしょうね。
こんな所でしょうか?
今回も比較的色々なデッキがあり、また特殊なカードを採用しているデッキも多かった気がします。
こういうのを見ていると楽しいですね。
RtRのカードも徐々に環境で使用されてくるようになりました。
続報に期待ですねw
さて、今回はここまで、です。
今回も最後まで読んでいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
コメント
お疲れさまです!
4位はMaverickというより、良くあるZenith Bantの一種と思います。
Maverickと呼ぶかBantと呼ぶかは、青の濃さ、特にWillとジェイスの有無が差を分ける部分かと。
コメントありがとうございます。
どうもです(`・ω・?)ゝ
1ページ分しかデッキリストが無いので何とかなりましたw
>4sur さん
コメントありがとうございます。
ですね。
流石にこれはMaverickとは呼べませんよね。
成程、FoWとJtMsの有無ですか。
確かにBeatデッキはそんな物より生物・打点優先ですからね。
コメントありがとうございます。
もともと、マナ生物は見たら即除去がLegacyでの通念ですが、シャーマンは残しておくと碌な事に成らないので、本当の意味でMust除去になります。
逆に、自分で使う場合にもこれは当てはまるので、こいつを入れたマナカーブを考えていると痛い目を見そうですね。
問題は何を使って除去するか?でしょうかね。
T2が厄介ですね。
StPはつかいたくないですし。
《稲妻》が最適、《罰する火》が最良でしょうかね?