レガシー) 今週のSCGの結果 エタパ直前!
2012年12月4日 紹介 コメント (4)
皆さん、こんばんは。しもべです。
エタパまで1週間を切りましたね。
皆さん最終調整に入った頃でしょうか?
私も皆さんに負けず劣らず、シャカシャカしてますよ!!
当然一人回しですよ(´・ω・`)
さて、今回はSCG Open Legacyが行われたのでその結果を見ていこうと思います。
エタパのメタ読みの一つの指標にもなる(海外と日本でのメタの差はありますが)ので、楽しみですね。
どうでも良いですが、SCGのhpがリニューアルしていて非常に見難いです・・・。
まずは結果をペタる↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t[C1]=3&start_date=2012-12-02&end_date=2012-12-02&event_ID=20&city=Baltimore
今週の優勝はShaheen Soorani氏のEsper SfMです!!。
何だかんだで息の長いSfM系。その中でも最近では最も勢力を伸ばしているEsper型が優勝です。
以下、Top8(上から順に1位→8位)
Esper SfM
BUG Delver
BUG Control
Dredge
Sneak Show
BUG Delver
UW Miracle
BUG Tempo
以下、Top16(上から順に9位→16位)
Esper SfM
RUG Delver
RUG Delevr
Scapshift
Dredge
Jund
Sneak Show
Esper SfM
です。
・・・うん、真っ青ですねw
ここはInvitationalですか?
しかし、SfM系が大躍進ですね・・・。
今までもそれなりの数を出していましたが・・・。
HighTideは頑張ってますが、相対的に見てStorm系コンボの減少と、もう一つ、RUG Delverが居ない事も関係があるのかもしれません。
バター着地でかなり厳しくなるDelverですが、逆にマナ基盤を攻められるとSfMはかなり弱いです。SfMをもみ消される危険もありますし。
そして何より、《古えの遺恨》の存在が癌でした。
が、今回は何故かRUGが少ない。
それがSfM躍進につながったのかもしれませんね。
それでは、ここからは個別に、気になったデッキを見ていこうと思います。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51262
まずは優勝したShaheen Soorani氏のEsper SfMです。
特徴的なのは「《直観》+《未練ある魂 / LgS》」を採用している事。
つまり、ビートコントロールデッキであるという事です。
ここ最近は、基本的にEsperSfMはメインはフィニッシャーにSfMパッケージを添えたコントロールタイプが主流でしたが、これは違うようです。
環境は純粋なBeatデッキが少ない為LgSでも十分な戦力になります。
そこに装備品まで付けば手が付けられなくなります。
リカバリーが自力で出来る為、全体除去に強く、フライヤーをばら撒けるためPWにも強いです。
《直観》は、+《瞬唱の魔道士》がある為、宛らスペルの銀弾としても働きます。
通常よりもBeatよりな構成でありながらコントロール力もここで補えるわけですね。
このタイプの弱点は遅い事以上に、重い事。
動きが鈍すぎます。
個人的には《金属モックス》が1枚位取ってあると展開がかなり楽な気もしますが・・・。
まぁ、《ヴェールのリリアナ》もいませんし、そこまでは必要ないのかもしれませんが・・・。
もう一つ気になったのが、スウィーパーを取っているか否か、という事です。
Sam Roukas氏は《仕組まれた爆薬 / EE》3枚のみで36位
Bill Senneway氏(19位)Javier Arevalo氏(9位)の両名はEE2枚、《至高の評決》1枚の3枚
Edgar Flores氏はEE2枚に《終末》2枚で最も手厚な4枚で16位
優勝したShaheen Soorani氏はEE1枚、評決1枚と言う最も手薄な内容で1位です。
Shaheen氏はサイドまで含めても、除去の枚数は一番薄いと言えます。
それはBeat仕様だから・・・という事では無い気がします。
なんせリカバリーできるんですからね。
これは何を意味するんですかねw
今回は非常に躍進したこのデッキですが、脆いデッキであるのは相変わらず。
今後はそれをどこまで補っていけるかに依るでしょうね・・・。
BUGは色々ある為、纏めてみていきます
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51260
2位、Daniel Signorini氏のBUG Delverです。
が、殆んど《死儀礼のシャーマン / DrS》を取ったTeam Americaです。
以前までのBUG Delverとは少し違います。
以前のそれはDrSやボブの有無はあれど、基本的にはRUG Delverの踏襲で、火力をハンデスに置き換えたものでした。
が、コンセプト的に脆いですし、このBUGはRUGの下位交換と言われても否定はできませんでした。
が、今回のこれは、デッキコンセプトが異なりますね。
上記しましたが、RUG Delver → Team America になっています。
では、そのチアメと何が違うのか?と言うと
《ヴェンディリオン三人衆》の不在
と
DrS+《突然の衰微》の投入でしょう。
衰微の登場によりボードコントロール力が向上したチアメですが、2マナ構えて動くのは至難の業。
それを補うためのDrSでしょう。序盤の畳み掛ける展開もよりスムーズに動きます。
また、Cliqeを失ったことでハンドへの干渉力を減衰させました。
が、衰微の存在はCliqeにとっても使われる立場では癌です。
テンポデッキがテンポ損するわけですからね。
それも考えて、Cliqeは解雇となったのでしょう。
フィニッシャーは変わらず《墓忍び》ですが、こちらは衰微の増加により、相対的に除去耐性が向上しました。
またハンデス→DrSでリムーブにより、保護もしやすくなりましたしね。
環境、対処が簡単なKotRぐらいしかサイズ負けしませんし、Tier1のRUG Delverには一方的に勝てるサイズです。
非常に強いカードだと今思います。
このカードと衰微のお陰でかなりRUGには有利が付くのではないでしょうか?
これらの変更で唯一の難点はPW、というか《精神を刻む者、ジェイス》に弱くなったことでしょうか・・・。
《思考囲い》も無い為、ランデスし損ねたら、あとは打消ししかありません。
少々不安です・・・。
まぁ、チアメ使っていてダブルシンボル含む4マナスペルキャストされているようではその時点でダメダメなのでしょうが・・・。
因みに同型は、このDaniel氏と共にAlix Hatfield氏も6位に入っています。
対してDrS抜きの場合はJames Pogue氏が38位です。
上手く結果に表れていますね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51267
対して、8位、Jarvis Yu氏のBUG Tempoです。
が、内実はミドルコントロールテンポデッキです。
生物やスペルの内容は専らのテンポデッキですが、PWが5枚も取られています。
最近はあまり見る事の無くなった、所謂Team Portugalと言う形でしょうか?
一見コントロールデッキのようにも見えますが、基本的にはTempoデッキです。
前まではチアメにPW足しただけのデッキでしたが、DrSの存在で運用にも大分余裕が出るようになったようです。
比較的流動的な挙動を取れる事が強みだと思いますが、裏を返せば危ういという事でもあります。
展開の見極めが難しそうですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51299
3位、Brian Braun-Duin氏のBUG Controlです。
これぞコントロールと言ったデッキですね。
これを見れば上のデッキがコントロールに分類できないのもお分かり頂けると思います。
このデッキはその中でもPWコントロールデッキですね。
系8枚も投入されています。
ランドスティルの如きヘビーコンですねw
そんなデッキさえ強化するDrSは罪深い・・・。
面白いのは《情け知らずのガラク》の存在。
このカードはコントロールとフィニッシャーの両方を務める事が出来るという、ある意味5枚目のJtMsになります。
基本的にミドルBeatデッキでの運用が多いカードですが、こうしてみるとヘビーコンにも意外に似合っていますね。
因みにこのデッキはサイド後BUG Tempoへと変身できます。
Esper・UWがサイド後《聖トラフトの霊》を積んだテンポBeatへと変貌するのと同じで、相手の意表をつけますね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51275
4位、Dan Walton氏のDredgeです。
最近はめっきりリターンは見なくなったなぁ~と思い、このリストもか・・・とぼんやり思っていたのですが、サイドに積まれていました。
相手が問題なくリターンできる相手、若しくは墓地対策の穴を縫った一撃必殺
という事でしょうか?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51289
5位、Zack Mullin氏のSneak Showです。
苛められ続けてきたSneakShowが久々入賞です。
今回はもう一方いて、軽二人が上位です。
一時期は《全知》型が流行りましたが、結局SnTに合わせればいいだけなので対処が簡単なんですよね。
そして、このデッキで最も怖いのはSnTでは無く《騙し討ち》の方。
私としては、こちらが上がってきたのは必然だと思います。
もう一つの要因としては、今週はかなり対SnTの意識が薄いという事。
対策さえされなければ、すぐにでも上に上がれることが改めて証明されたと思います。
そんな訳で、エタパは皆でしっかり対策していきましょう!!
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51287
10位、Anthony Scalzo氏のRUG Delverです。
今週は少々大人しいRUGですね。
このAnthony氏は結構珍しい構成ですね。
《呪文貫き》3
《呪文嵌め》2
《もみ消し》2
普通はどれかを斬って種類ですが・・・。
特にもみ消し2枚と言うのは本当に珍しい。
ある(3~4枚)か無しか
なのがもみ消しの常道です。
何故なら仕様のタイミングがかなり限定的だからです。
にも拘らず、2枚のみ。
一体何を意図しているのでしょうか・・・?
《思考掃き》1枚の投入は個人的には好感です。
能動的にスレッショルドに突入できるのでかなり動きやすくなるはずです。
墓地対策が厳しい今なら尚更ですね。
《二股の稲妻》がサイドのみ、と言うのみ珍しいです。
総じてみるとかなり丸い構成にしてある気がします。
RUG Delverとして丸いのではなく、デッキとして丸いという事ですね。
正直、RUGのように尖ったデッキには似つかわしくない思想だと思いますが・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51298
12位、Sam Castrucci氏のScapshiftです。
以前にも一度見たデッキですね。
Scapeshift、つまりヴァラクートと表記されていますが、内実はJund NicFitにヴァラクート要素を取り入れたデッキですね。
基本的には《老練の探険者》を用いたBigMana戦略からパワーカードを連打して相手を圧倒します。
隙をついてヴァラクートコンボですね。
このデッキは比較的親和性が高いのが良いですね。
《燃え立つ願い》は基本は《風景の変容》を探すコンボパーツですが、コントロール用の銀弾を調達するのにも有用です。
また、ベテランは土地を高速で伸ばす、序盤だけの存在です。
それも5~6マナもあれば十分なため、本当に必要期間が短いカードですが、
このデッキでは土地を伸ばす事には、それ以上に意味があり、そして、ヴァラクート設置後でもダメージソースになります。
互いの難点をデッキを合わせる事で補い合っているのは素晴らしいですね。
コンボ以外の相手には本当に強いデッキなんですがねぇ・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51272
14位、Kenny Mayer氏のJundです。
ちょこちょこと増えてきてはいるJundですね。
個人的には《血編み髪のエルフ》4枚で1マナハンデス6枚は無い気がします・・・。
がっかり過ぎる。
もう一つ《樹上の村》の存在。
強力なカードですが、どうしてもテンポが悪すぎる気がします。
私なら普通の土地1枚と、《ラクドスの魔鍵》2枚にしますかね・・・。
まぁ、AtfとLandじゃそもそも比べる次元が違いますが・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51255
22位、Calosso Fuentes氏のCephalid Breakfastです。
久しく見てはいなかった朝食さんです。
というより、私は朝食は無限ライフを狙うデッキだと思っていたのですが、このデッキは殆どDredgeですよね。
《セファリッドの幻術師》で掘り進んで、ナルコ→リターン→で《絶滅の王》or《擬態の原形質》で(《絶滅の王》《残忍なレッドキャップ》)で焼き殺す形ですね。
最悪、ナルコのコピーで出ても飛行持ちの絶滅の王として機能するわけですね。
しかし、
「発掘」を用いない代わりに瞬間的に墓地を掘れるDredgeにしか見えない・・・。
いつの間にかこんな形になっか・・・。
《催眠の宝珠》+モノリスもありましたし、掘り進む手段・デッキも色々あっていいですね。
う~ん、面白い。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51247
24位、Joshua Cho氏のUB Tempoです。
( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
「・・・変なのがいる」
OHHhhh・・・。
とうとうメジャーデビウしてしまったのか
《ニヴメイガスの精霊》+《天主の勢力》
まさか、ここまで来るとは・・・。
しかも面白い事に、以前まであった《死の影》型UB Tempoデッキに組み込まれています。
メイガスは兎も角、Auraの方の場違い感が半端ないww
なんせ《死の影》には何もしてくれませんからねw
サイドに3枚目まで取ってあって、拘りすぎぃ!!
かなり歪ですね。
面白いのはサイドに《上位のエラヨウ》が取ってある事。
上手く使えているのでしょうかね・・・。
あぁ~しかしこういうのを見ると益々くみたくなってきますね。
電波魂が燃え立ってくる。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51250
26位、David Price氏のZooです。
先日高速Zooの話をしていたら、ここに来て登場です。
タイムリーですねw
《精神的つまずき》期のBeatの暗黒期の「除去が何ぼのもんじゃい!!」でつくられたZooです。
考えてみれば、今もあの時と同じく除去が過多なBeat暗黒期ですね。
ただし、あの頃よりもコントロール側が使用する小型生物が多い為、タイガ猿は《渋面の溶岩使い》に変更されています。
それでも1マナ12枚(スペルも合わせれば24枚)
2マナ10枚、3マナ4枚で、昔のSligh・Brunを見るようなマナカーブですね。
スペルも極力軽い物を最低限積んであるだけなため、《スレイベンの守護者、サリア》の存在もほぼ苦にならないでしょう。
《地平線の梢》3枚も良いですね。
ある意味、一つのZooの生き抜く形ですね。
さて、こんな所です。
今回は昨今でも珍しいぐらい同じ系統のデッキが多かったですね。
そしてUが多すぎる。
SfM、そしてBUGの躍進。
似た様なデッキが多くても変化はあります。
これらは特に面白かったですね。
さて、来週はエタパです。
皆さんもお忙しいでしょうが、それもあとちょっと。
最後に笑うために頑張りましょう。
今週はここまで、です。
今回も最後までお付き合いいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
エタパまで1週間を切りましたね。
皆さん最終調整に入った頃でしょうか?
私も皆さんに負けず劣らず、シャカシャカしてますよ!!
当然一人回しですよ(´・ω・`)
さて、今回はSCG Open Legacyが行われたのでその結果を見ていこうと思います。
エタパのメタ読みの一つの指標にもなる(海外と日本でのメタの差はありますが)ので、楽しみですね。
どうでも良いですが、SCGのhpがリニューアルしていて非常に見難いです・・・。
まずは結果をペタる↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t[C1]=3&start_date=2012-12-02&end_date=2012-12-02&event_ID=20&city=Baltimore
今週の優勝はShaheen Soorani氏のEsper SfMです!!。
何だかんだで息の長いSfM系。その中でも最近では最も勢力を伸ばしているEsper型が優勝です。
以下、Top8(上から順に1位→8位)
Esper SfM
BUG Delver
BUG Control
Dredge
Sneak Show
BUG Delver
UW Miracle
BUG Tempo
以下、Top16(上から順に9位→16位)
Esper SfM
RUG Delver
RUG Delevr
Scapshift
Dredge
Jund
Sneak Show
Esper SfM
です。
・・・うん、真っ青ですねw
ここはInvitationalですか?
しかし、SfM系が大躍進ですね・・・。
今までもそれなりの数を出していましたが・・・。
HighTideは頑張ってますが、相対的に見てStorm系コンボの減少と、もう一つ、RUG Delverが居ない事も関係があるのかもしれません。
バター着地でかなり厳しくなるDelverですが、逆にマナ基盤を攻められるとSfMはかなり弱いです。SfMをもみ消される危険もありますし。
そして何より、《古えの遺恨》の存在が癌でした。
が、今回は何故かRUGが少ない。
それがSfM躍進につながったのかもしれませんね。
それでは、ここからは個別に、気になったデッキを見ていこうと思います。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51262
まずは優勝したShaheen Soorani氏のEsper SfMです。
特徴的なのは「《直観》+《未練ある魂 / LgS》」を採用している事。
つまり、ビートコントロールデッキであるという事です。
ここ最近は、基本的にEsperSfMはメインはフィニッシャーにSfMパッケージを添えたコントロールタイプが主流でしたが、これは違うようです。
環境は純粋なBeatデッキが少ない為LgSでも十分な戦力になります。
そこに装備品まで付けば手が付けられなくなります。
リカバリーが自力で出来る為、全体除去に強く、フライヤーをばら撒けるためPWにも強いです。
《直観》は、+《瞬唱の魔道士》がある為、宛らスペルの銀弾としても働きます。
通常よりもBeatよりな構成でありながらコントロール力もここで補えるわけですね。
このタイプの弱点は遅い事以上に、重い事。
動きが鈍すぎます。
個人的には《金属モックス》が1枚位取ってあると展開がかなり楽な気もしますが・・・。
まぁ、《ヴェールのリリアナ》もいませんし、そこまでは必要ないのかもしれませんが・・・。
もう一つ気になったのが、スウィーパーを取っているか否か、という事です。
Sam Roukas氏は《仕組まれた爆薬 / EE》3枚のみで36位
Bill Senneway氏(19位)Javier Arevalo氏(9位)の両名はEE2枚、《至高の評決》1枚の3枚
Edgar Flores氏はEE2枚に《終末》2枚で最も手厚な4枚で16位
優勝したShaheen Soorani氏はEE1枚、評決1枚と言う最も手薄な内容で1位です。
Shaheen氏はサイドまで含めても、除去の枚数は一番薄いと言えます。
それはBeat仕様だから・・・という事では無い気がします。
なんせリカバリーできるんですからね。
これは何を意味するんですかねw
今回は非常に躍進したこのデッキですが、脆いデッキであるのは相変わらず。
今後はそれをどこまで補っていけるかに依るでしょうね・・・。
BUGは色々ある為、纏めてみていきます
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51260
2位、Daniel Signorini氏のBUG Delverです。
が、殆んど《死儀礼のシャーマン / DrS》を取ったTeam Americaです。
以前までのBUG Delverとは少し違います。
以前のそれはDrSやボブの有無はあれど、基本的にはRUG Delverの踏襲で、火力をハンデスに置き換えたものでした。
が、コンセプト的に脆いですし、このBUGはRUGの下位交換と言われても否定はできませんでした。
が、今回のこれは、デッキコンセプトが異なりますね。
上記しましたが、RUG Delver → Team America になっています。
では、そのチアメと何が違うのか?と言うと
《ヴェンディリオン三人衆》の不在
と
DrS+《突然の衰微》の投入でしょう。
衰微の登場によりボードコントロール力が向上したチアメですが、2マナ構えて動くのは至難の業。
それを補うためのDrSでしょう。序盤の畳み掛ける展開もよりスムーズに動きます。
また、Cliqeを失ったことでハンドへの干渉力を減衰させました。
が、衰微の存在はCliqeにとっても使われる立場では癌です。
テンポデッキがテンポ損するわけですからね。
それも考えて、Cliqeは解雇となったのでしょう。
フィニッシャーは変わらず《墓忍び》ですが、こちらは衰微の増加により、相対的に除去耐性が向上しました。
またハンデス→DrSでリムーブにより、保護もしやすくなりましたしね。
環境、対処が簡単なKotRぐらいしかサイズ負けしませんし、Tier1のRUG Delverには一方的に勝てるサイズです。
非常に強いカードだと今思います。
このカードと衰微のお陰でかなりRUGには有利が付くのではないでしょうか?
これらの変更で唯一の難点はPW、というか《精神を刻む者、ジェイス》に弱くなったことでしょうか・・・。
《思考囲い》も無い為、ランデスし損ねたら、あとは打消ししかありません。
少々不安です・・・。
まぁ、チアメ使っていてダブルシンボル含む4マナスペルキャストされているようではその時点でダメダメなのでしょうが・・・。
因みに同型は、このDaniel氏と共にAlix Hatfield氏も6位に入っています。
対してDrS抜きの場合はJames Pogue氏が38位です。
上手く結果に表れていますね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51267
対して、8位、Jarvis Yu氏のBUG Tempoです。
が、内実はミドルコントロールテンポデッキです。
生物やスペルの内容は専らのテンポデッキですが、PWが5枚も取られています。
最近はあまり見る事の無くなった、所謂Team Portugalと言う形でしょうか?
一見コントロールデッキのようにも見えますが、基本的にはTempoデッキです。
前まではチアメにPW足しただけのデッキでしたが、DrSの存在で運用にも大分余裕が出るようになったようです。
比較的流動的な挙動を取れる事が強みだと思いますが、裏を返せば危ういという事でもあります。
展開の見極めが難しそうですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51299
3位、Brian Braun-Duin氏のBUG Controlです。
これぞコントロールと言ったデッキですね。
これを見れば上のデッキがコントロールに分類できないのもお分かり頂けると思います。
このデッキはその中でもPWコントロールデッキですね。
系8枚も投入されています。
ランドスティルの如きヘビーコンですねw
そんなデッキさえ強化するDrSは罪深い・・・。
面白いのは《情け知らずのガラク》の存在。
このカードはコントロールとフィニッシャーの両方を務める事が出来るという、ある意味5枚目のJtMsになります。
基本的にミドルBeatデッキでの運用が多いカードですが、こうしてみるとヘビーコンにも意外に似合っていますね。
因みにこのデッキはサイド後BUG Tempoへと変身できます。
Esper・UWがサイド後《聖トラフトの霊》を積んだテンポBeatへと変貌するのと同じで、相手の意表をつけますね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51275
4位、Dan Walton氏のDredgeです。
最近はめっきりリターンは見なくなったなぁ~と思い、このリストもか・・・とぼんやり思っていたのですが、サイドに積まれていました。
相手が問題なくリターンできる相手、若しくは墓地対策の穴を縫った一撃必殺
という事でしょうか?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51289
5位、Zack Mullin氏のSneak Showです。
苛められ続けてきたSneakShowが久々入賞です。
今回はもう一方いて、軽二人が上位です。
一時期は《全知》型が流行りましたが、結局SnTに合わせればいいだけなので対処が簡単なんですよね。
そして、このデッキで最も怖いのはSnTでは無く《騙し討ち》の方。
私としては、こちらが上がってきたのは必然だと思います。
もう一つの要因としては、今週はかなり対SnTの意識が薄いという事。
対策さえされなければ、すぐにでも上に上がれることが改めて証明されたと思います。
そんな訳で、エタパは皆でしっかり対策していきましょう!!
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51287
10位、Anthony Scalzo氏のRUG Delverです。
今週は少々大人しいRUGですね。
このAnthony氏は結構珍しい構成ですね。
《呪文貫き》3
《呪文嵌め》2
《もみ消し》2
普通はどれかを斬って種類ですが・・・。
特にもみ消し2枚と言うのは本当に珍しい。
ある(3~4枚)か無しか
なのがもみ消しの常道です。
何故なら仕様のタイミングがかなり限定的だからです。
にも拘らず、2枚のみ。
一体何を意図しているのでしょうか・・・?
《思考掃き》1枚の投入は個人的には好感です。
能動的にスレッショルドに突入できるのでかなり動きやすくなるはずです。
墓地対策が厳しい今なら尚更ですね。
《二股の稲妻》がサイドのみ、と言うのみ珍しいです。
総じてみるとかなり丸い構成にしてある気がします。
RUG Delverとして丸いのではなく、デッキとして丸いという事ですね。
正直、RUGのように尖ったデッキには似つかわしくない思想だと思いますが・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51298
12位、Sam Castrucci氏のScapshiftです。
以前にも一度見たデッキですね。
Scapeshift、つまりヴァラクートと表記されていますが、内実はJund NicFitにヴァラクート要素を取り入れたデッキですね。
基本的には《老練の探険者》を用いたBigMana戦略からパワーカードを連打して相手を圧倒します。
隙をついてヴァラクートコンボですね。
このデッキは比較的親和性が高いのが良いですね。
《燃え立つ願い》は基本は《風景の変容》を探すコンボパーツですが、コントロール用の銀弾を調達するのにも有用です。
また、ベテランは土地を高速で伸ばす、序盤だけの存在です。
それも5~6マナもあれば十分なため、本当に必要期間が短いカードですが、
このデッキでは土地を伸ばす事には、それ以上に意味があり、そして、ヴァラクート設置後でもダメージソースになります。
互いの難点をデッキを合わせる事で補い合っているのは素晴らしいですね。
コンボ以外の相手には本当に強いデッキなんですがねぇ・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51272
14位、Kenny Mayer氏のJundです。
ちょこちょこと増えてきてはいるJundですね。
個人的には《血編み髪のエルフ》4枚で1マナハンデス6枚は無い気がします・・・。
がっかり過ぎる。
もう一つ《樹上の村》の存在。
強力なカードですが、どうしてもテンポが悪すぎる気がします。
私なら普通の土地1枚と、《ラクドスの魔鍵》2枚にしますかね・・・。
まぁ、AtfとLandじゃそもそも比べる次元が違いますが・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51255
22位、Calosso Fuentes氏のCephalid Breakfastです。
久しく見てはいなかった朝食さんです。
というより、私は朝食は無限ライフを狙うデッキだと思っていたのですが、このデッキは殆どDredgeですよね。
《セファリッドの幻術師》で掘り進んで、ナルコ→リターン→で《絶滅の王》or《擬態の原形質》で(《絶滅の王》《残忍なレッドキャップ》)で焼き殺す形ですね。
最悪、ナルコのコピーで出ても飛行持ちの絶滅の王として機能するわけですね。
しかし、
「発掘」を用いない代わりに瞬間的に墓地を掘れるDredgeにしか見えない・・・。
いつの間にかこんな形になっか・・・。
《催眠の宝珠》+モノリスもありましたし、掘り進む手段・デッキも色々あっていいですね。
う~ん、面白い。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51247
24位、Joshua Cho氏のUB Tempoです。
( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
「・・・変なのがいる」
OHHhhh・・・。
とうとうメジャーデビウしてしまったのか
《ニヴメイガスの精霊》+《天主の勢力》
まさか、ここまで来るとは・・・。
しかも面白い事に、以前まであった《死の影》型UB Tempoデッキに組み込まれています。
メイガスは兎も角、Auraの方の場違い感が半端ないww
なんせ《死の影》には何もしてくれませんからねw
サイドに3枚目まで取ってあって、拘りすぎぃ!!
かなり歪ですね。
面白いのはサイドに《上位のエラヨウ》が取ってある事。
上手く使えているのでしょうかね・・・。
あぁ~しかしこういうのを見ると益々くみたくなってきますね。
電波魂が燃え立ってくる。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=51250
26位、David Price氏のZooです。
先日高速Zooの話をしていたら、ここに来て登場です。
タイムリーですねw
《精神的つまずき》期のBeatの暗黒期の「除去が何ぼのもんじゃい!!」でつくられたZooです。
考えてみれば、今もあの時と同じく除去が過多なBeat暗黒期ですね。
ただし、あの頃よりもコントロール側が使用する小型生物が多い為、タイガ猿は《渋面の溶岩使い》に変更されています。
それでも1マナ12枚(スペルも合わせれば24枚)
2マナ10枚、3マナ4枚で、昔のSligh・Brunを見るようなマナカーブですね。
スペルも極力軽い物を最低限積んであるだけなため、《スレイベンの守護者、サリア》の存在もほぼ苦にならないでしょう。
《地平線の梢》3枚も良いですね。
ある意味、一つのZooの生き抜く形ですね。
さて、こんな所です。
今回は昨今でも珍しいぐらい同じ系統のデッキが多かったですね。
そしてUが多すぎる。
SfM、そしてBUGの躍進。
似た様なデッキが多くても変化はあります。
これらは特に面白かったですね。
さて、来週はエタパです。
皆さんもお忙しいでしょうが、それもあとちょっと。
最後に笑うために頑張りましょう。
今週はここまで、です。
今回も最後までお付き合いいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
コメント
ニヴは暫く回していましたが、結構強いですよ。デルバーが特に強かったですがw
しかし、5位の方のサイド、防御の光網4枚積みに並々ならぬカウンターへの殺意を感じましたw自分もサイドに取ってますが、流石に4枚はスペースがないと思ってました。
1T目2マナランドからの設置を確実にするための4積みだとは思うんですが、大胆というかw
つい去年か一昨年の【ZOO】【マーフォーク】【ANT】の3強時代が懐かしいです。
>なべKII さん
そうですか。
朝食は対戦したことに上に、中々大会結果にも出ないのでスルーでしたが、今はそんな事に成っているんですね。
正直、生物依存過ぎなのであまり強い印象が無いのですが・・・。
ニヴは強いけど、DoSはもっと強いというこの格差www
>神柳 さん
そうですね。これだけ青い環境ならまぁ判らなくもないですがね。
もうそれぐらいしないと、この青い海を渡っていけないという事でしょうw
個人的には、ハンデス対策の《神聖の力線》を切っていたりするのも印象的でした。
>ハイバネ さん
もうこれは《窒息》とか《難問の鎮め屋》を使うしかない環境・・・。
まぁ、それは良いんですが、正直ハンデス一本では苦しい環境ですよね。
今の青はアド手段も半端ないので、ハンデス(笑)な状況。
クヤシイ!!