皆さん、こんばんは。しもべです。
GTCのカードが次々に公開される年始ですね。
個人的には待望の新スペクターが登場し、嬉しい限りです。
何が良いかって?
BBBなキャストコストな事さ(`・ω・´)キリッ
まぁ、それについては何れ考察でもします。
が、本日はここ最近の新エキスパンションの目玉たるPW2枚についてみてみたいと思います。
それで、つらつらと書いて行ったんですが、特に面白いことは何一つ書いてなかった、長いのにww
と、言う事で、斜め読み推奨。
間違いなく途中からウザったくなるのでww
というわけで、新ギデオンさんが発表されましたね。
大方の予想を裏切り、WW2の白単でした。
イラストやネームから益々、ストーリー上の勇者ポジションを担うイメージですね。
それで、肝心の能力ですが・・・微妙すぎる、と言うか弱い。
初代ギデオンの能力を継承しているようですが、その良い所が失われてしまっているような・・・。
奥義が無い代わりに、博打を狙わず安定した効果を常に意識できた初代を比べ、小マイナスが無くなりました。
別にそれは問題は無いのですが、簡単にアドを狙える能力が無くなりました。
幾らコンバット主体のPWとはいえ、殴るだけならもっと安定性でも、効率性でも上の「生物」は腐るほどいます。
[+1]:相手のコントロールする生物分の忠誠値カウンター(LP)を追加で置く。
ここ最近増えてきた、準自己防衛能力と言えるものです。
単純に対Beat用能力と言えます。
効果としては《月の賢者タミヨウ》の[+1]に似ていますが、LPを挙げれる分こちらの方が強力でしょう。
・・・が、問題は相手の生物数に依存するという事。
確かに+3や+4が一機に狙えれば非常に強力でしょうが、それほどの生物数を展開されていたらまず攻撃されます。
大抵の生物はパワーが1以上なので、相手の生物が増えるほど、LPは増加しにくいジレンマとも言えます。
そして更に問題は、この能力に「自身を強制攻撃させる能」が無いという事。
大きくLPを増加させられる状況ならば、PW本体も危ういですが、それ以上にプレイヤーが危ない状況と言えるのではないでしょうか?
マイナスが[-15]の奥義しかない為、しばらく放置しておいても良い、と言うこのカードの性質がその悪性に輪を掛けています・・・。
初代ギデオンは自身を強制的に攻撃させる事が出来たため、高い対Beat性能を有していましたし、プレイヤーを護る事も出来ました。
タミヨウは小マイナスが相応のアドに繋がる危険性がありました(ので小プラスは厄介でした)。
《見えざる者、ヴラスカ》は、強力な小マイナスの脅威が自身への攻撃誘導でありながら、小プラスの破壊効果でアドが狙えました。
小マイナスが無く、大マイナスは遠く、LPは溜まり難く、自身への攻撃誘導が無い為プレイヤーの壁にも出来ない。
大マイナスは強力な効果ですが、自陣を巻き込みます。
このPWを護るために生物を展開していれば、それを失います。
有利な状況なら必要性が薄く、不利な状況なら、まずここまでLPが堪らない、溜まっても使用しづらい。
正直強みを全く感じない能力です。
[0]:LP地に依存するサイズのダメージ軽減・非破壊生物化
初代ギデオンの[0]を踏襲しています。
初代が6/6だったのに対し、こちらは最初は4/4であるもののLPによりサイズが変化します。
大きいサイズで除去されにくい為、そこそこ性能は優秀です。
が、PWとしては初代より火力に弱く、《戦慄掘り》の様なPWを直接破壊する手段も以前より増えています。
[+1]のお陰でサイズも安定しません。
破壊・ダメージ以外にも、バウンスやリムーブなど多様な除去があるのも厳しいですね。
上記しましたが、コンバット生物としては他に優秀な物の多い環境であるため、これを敢えて投入する理由にはできません。
[-15]:自分以外のすべての置物を破壊する。
効果は強力な物の、自陣にも起爆範囲が及ぶため、被害を抑えにくいのが難点です。
基本的に、これを使ってから、無人の荒野をギデオンが闊歩するのが意図されたデザインなのでしょう。
が、15も引かれたLPがまともな量で残っている状況も考え辛く、相手の場に何もなければやはりサイズの増加は望めません。
つまりフィニッシュに時間が掛る。
まぁ、そんな場でサイズUpが狙えるような生物数が相手陣にいては、取り返しがつきませんが・・・。
また、これの発動までに初動から膨大な時間が恐らくかかる為、相手もその間にリカバリー用のカードをハンドに備蓄させやすいのも欠点です。
前述の様に[+1]も難しい能力のため早急な目標LPまでの到達は期待しにくい。
見れば見るほど、使い難い。
対ビートにしても対コントロールにしてもあまりに中途半端な能力です。
何を意図して使えばいいのか理解に苦しみます。
唯一、考え浮かぶのはTurbFog系でしょうか?
多量の生物を展開されてもこちらへの攻撃をシャットアウトできるため、急速なLPの蓄積を期待できます。
多くは相手のライブラリーアウトが基本勝ち筋ですので、状況が厳しくなれば[-15]にて時間稼ぎが出来ます。
幾ら準備をしていても立て直しには時間が掛る為、良くマッチしている上に、相手が対応できていなければそのまま撲殺する選択肢も得る事が可能です。
WW2というキャストコストは少々厳しいですが、それを補って余りあるデッキ相性ではないでしょうか?
が、
それ以外に有用性を見いだせるデッキを私は思いつきませんでした。
一体、彼にはどのような活用法があるでしょうか?
発売前なので何とも言えませんが・・・。
Legacy?
言わせんな恥ずかしい(∀`*ゞ)テヘッ
対してグルールの新PWドムリ氏です。
まぁ、パッと見な感想なのですが、弱くは無いのではないでしょうか?
3マナと言う軽いPWです。
そして、GGでもRRでもない為、多色デッキではむしろ出しやすい色拘束と言えるでしょう。
同マナ域のPWでは、今まで
《ジェイス・べヘレン》
《ヴェールのリリアナ》
《群れの統率者アジャニ》
が存在してきました。
どれも相応の強さを持っていました(個人的にはヴェリアナ>チビJ≫≫群れアジャニです)。
が、コイツも負けず劣らずであると思います。
理由としては、「盤面に触れる(自衛できる)」能力とアドバンテージを獲得できる[+]能力の存在です。
能力の差異はかなりありますが、この2点は実はヴェリアナと共通項でもあります。
これだけ見てもなかなかの物では無いでしょうか?
では、各能力について、です。
[+1]:
不確実とはいえカードアドバンテージを獲得できる能力です。
しかも[+]能力で、です。
その能力上、
a)デッキ内の生物比率を多くする(最低20枚以上?)。
b)Topに生物を置ける工夫をする(カードを併用する)。
事が望ましいでしょうね。
a)については、元々グルールカラーです。
そう難題とは言えないでしょう
Stdの事は良くは判りませんのでスルー。
Legacyでは筆頭として挙がるのはもちろんZoo(グルール)でしょう。
また、tRのMaverickも可能性を感じさせます。
Jundは選択肢の一つです。ただ、Jundはこれ以外にもアド獲得手段はありますし、生物数も不足気味でしょう。
うまく生かす構築が求められると思います。
残るカラーはRUGになりますが、当然RUG Delverでは運用は出来ないでしょう。
そもそも3マナのカードですしね。
一部に愛好家のいるBuleZooならば・・・。
続いてb)についてです。
Stdでは《ムウォンヴーリーの獣記し》を用いれば、簡単にアドを獲得できますね。
ただ、これのためだけに獣記しを入れるのでは些かデッキパワーが低すぎる気もします。
元々、生物の多めのデッキで単純に使う方がデッキを歪める必要が無い為、強い気がしますね。
Legacyですが・・・Zoo/Maverick/Jundとくれば《森の知恵》でしょう。
必ずしも用いるリストばかりではありませんが、用いられている実績がある以上、併用も問題ないでしょう。
その他の手段として[DJ IZUMA]さんが以前挙げていたのが《ヴォルラスの要塞》です。
継戦向き・中速戦略ですが、(PWの能力が)マナが掛らない為に相性は良いです。
要塞の弱点であったドローが止まってしまう難点も同時に解消しているため相思相愛ですね。
他には、《俗世の教示者》《夜明けの集会》等もありますが、アドバンテージを得るためにアドバンテージを失うという本末転倒な方法ですので却下です。
BlueZooならば《渦まく知識》が活きますね
DEMPA~なプレイヤーである私としてはTopのドローを進める事が出来る点に着目し《復讐に燃えたファラオ》を是非活用したいですねw
《獣相のシャーマン》と合わせてデッキ内の生物を掘り漁りながら相手生物を潰していくプラン。
あぁ~DEMPA~な香りがしますww
他にも《ロッテスのトロール》とかも・・。
[-2]:
キーワード能力「格闘」を行う事が出来る能力です。
PWとしてトップクラスに重要な継続的に盤面に干渉できる能力です。
同様の類として《闘技場》《ウルヴェンワルドの足跡追い》《情け知らずのガラク》等がいます。
前者2つは、其々が《輪作》《緑の太陽の頂点》等でサーチ出来る上にInsタイミングで発動できる利点があります。
対して、このカードの利点は展開を阻害させることなく(マナが掛らない)起動できる点でしょう。
Beat系のデッキではたとえ1マナであっても大きなテンポロスになります。
それが無いこいつはBeatデッキにとっては優秀でしょう。
また、「格闘」以外にも使い道がある点でも優れていて、つまり前者2種よりもKPが高いわけです。
同じく展開を阻害しない黒ガラクと比較すれば、
・2度目以降の発動も視野に入れる事が出来る点。
・タフネス4以上の生物も相手に出来る点
・軽い点
で優れていると言えます。
黒ガラクでは[0]は、システム生物を狙うぐらいしか2発目が計算できる場面がありませんが、ドムリ氏は打点用生物を退けるのにも使えます。
また、3マナは許容範囲でも、4マナは少々厳しいというデッキもあります。
この差は大きいでしょう。
対して、黒ガラクは格闘用の種が自身なため単体で機能するという点、また継続的にTockenを生み出せる点で優れています。
高速Beat向けのドムリと中速向けの黒ガラクとして棲み分けが出来るのではないでしょうか?
Beat用のカードとしてはやはり継続して除去が出来るという点が何よりも大きいと言えます。
一撃でも多く本体に叩き込みたいので、相手ブロッカーを退かす事は非常に大きな役割でしょう。
また、相手がシステム生物しか場にいない状況で、(その生物が大事なので)ブロックしなかったとしても、第2メインフェイズにキャストして打ち取る事も出来、相手の計算を狂わす事が出来ますね。
[-7]:
特にいう事なし。
敢えて言うのなら、キーワード過多なのでサイズ修正が欲しい。
と、こんな所です。
単体ではほぼ機能しないゆえ、どうしても生物の多いデッキでの採用となってしまうため、デッキの選択肢は多くはありません。
やはり最右翼はZooになるでしょうか。
その最大の理由は《タルモゴイフ》ですね。
現環境では、生物は小型が主流です。X=3~4もあればKotRを除けばほぼ戦闘でサイズ負けをする事は無くなります。
つまりアド損無しで「格闘」を敢行しやすいのです。
また、《クァーサルの群れ魔道士》の「賛美」で更に有利な状況に持って行けるでしょう。
《野生のナカティル》でも十分ですね。
加えて、比較的墓地に落ちやすいPWでもあるのでタルモのサイズUpにも貢献できます。
《遍歴の騎士、エルズペス》を用いるようなヘビーZooでは不要かもしれませんが、3マナ域数枚程度の通常のZooならば問題なく活用していけるでしょう。
2枚目の《森の知恵》の代わりに投入してみても面白いかもしれません。
ライブラリー操作が出来るという点で、ぜひ《森の知恵》とは併用したいですね。
瞬間的なサイズを得る事の出来る「上陸Zoo」も良いかもしれません。
一時的なサイズでしかないので、継続的な除去の有用性では通常のZooよりも更に上でしょう。
が、噛み合わなかった時は悲惨すぎますね。
何にせよ、除去手段を他に得る事が出来たため、火力を本体のために温存しやすいと言う利点は非常に大きでしょう。
問題は火力・除去に加えPWを入れる事で生物数が限られている事でしょうか。
2番目に挙げたtRのMaverickですが、これはタルモが基本的にいません。
だからZooほど安定した活用は難しいかもしれません。
が、このデッキには《ルーンの母》が居る為、一方的な「格闘」が出来ます。
また、このデッキは「賛美」持ちが6~8枚投入されるため、何だかんだでサイズは確保できます。
《貴族の教主》がいる為KotRを2T目に場に出せる為、それをタルモの代わりに出来ますしね。
問題は、このデッキはGSZを3~4枚取っているため《ウルヴェンワルドの足跡追い》で十分な事ですね。
[+1]の能力にどれ程重点を置くかに依ります。
Jundですが、既に挙げた通り既存のアド源が豊富にある為、敢えてこれを使う必要性は薄いと思います。
が、Zoo以上にタルモゴイフのサイズを確保しやすいデッキでもある為「格闘」はその分強力です。
また、《血編み髪のエルフ》がブロッカーを越えられず、
「速攻・・・(´・ω・`)ショボーン」
となる事態を回避しやすいとも言えます。
ただ、タルモ以外の生物はあまりサイズに恵まれているとは言えません。
《朽ちゆくヒル》がいないタイプならば尚更です。
加えてJundはコントロール要素の強いデッキでもある為、上記の黒ガラクの方が良いかもしれません。
また、同マナ域に《ヴェールのリリアナ》がいる事もマイナス要因です。
大抵のJundは《Hymn to Tourach》を採用してるので、ヴェリアナは色拘束が連動しており、除去として単体でも機能する点も含めてヴェリアナの方が優秀です。
如何に適切な構築が出来るかに依るでしょうね。
まぁ、(単体では機能しづらいので)決して「強い」カードではない為、過度の期待は禁物です。
が、弱いという程でもありません。
そこそこに強いカードではないでしょうか?
なんと言っても3マナでアドの可能性と盤面に触れるPWなんですからねw
他にもデッキの組み込み方はいろいろあると思います。
皆さんも是非いろいろ考えてみてください。
さて、今回はここまで、です。
今回も最後まで読んでいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この記事が、どこかで誰かの興味を少しでも刺激できれば幸いです。
しかし、自分で書いといてなんですが、読み返してみると当たり前のことしか書いていないww
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さて、ここから電波の続き。
DEMPA~1)
実はRUGはNoだろ~と言っておきながら活きが良いのがいるんですw
↓
《知識鱗のコアトル》
《虚無跡のガルガンチュアン》
の2体です。
基本サイズだけで棒立ち上等な彼らです。
が、サイズ「だけ」は有る為一応、格闘向きと言えるでしょう。
ガルガンチュアンのデメリットもドムリの能力で解消できます。
ScMでも戻しましょう!
コアトルはブレストや森の知恵でモリモリ大きくしましょう!!
やっぱり[+1]とも噛み合うぞ!!
DEMPA~2)
みなさん、かつてこのDNで取り上げたあの生物を憶えておられるでしょうか?
そう、あれです・・・。
↓
《祭影師ギルドの魔道士》です。
そう、U能力で生物をTopに戻すんです。
これを使って、忠誠値を稼ぎながらチップを使い放題!!
UBRGのBeatデッキなんかね~よww
DEMPA~3)
実は以前
《ハートウッドの語り部》を使った生物デッキを考えていました。
最低限のスペル以外は「想起」等で無理やり済ませる生物デッキです。
《スレイベンの守護者、サリア》が出てきてからWGで行けるかも…なんて考えていました。
それに、このドムリを突っ込んで
生物数30枚overのデッキを・・・!!
ふう~、ここまで、妄想できればお腹一杯です(^^)
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