レガシー) 今週のSCGの結果 青は藍より出でて藍より青し
2013年2月19日 考察 コメント (2)(^ω^)「さようなら青くない世界、こんにちは蒼い世界」
皆さん、こんばんは。しもべです。
オークションで買った商品がいつまでも届かなくてイライラしている今日この頃です。
なんか紛失している可能性が日増しに高まってきてるんですよね・・・。
14日発送のまま今日まで変化しないとかおかしいでしょう・・・。
さて、今日はSCG OPEN Legacy(CINCINNATI)が行われました。
早速結果を見ていきましょう。
http://www.starcitygames.com/events/130217_cincinnati.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=2013-02-10&end_date=2013-02-17&start=1&finish=16&city=Cincinnati&state=OH&country=US
今週の優勝はLauren Nolen氏のEsperSfMです。
以下 Top8(順に1位→8位)
EsperSfM
HighTide
EsperSfM
UR Delver
Omni SnT
Maverick
RUG Delver
Esper SfM
Top16(順に9位→16位)
UW Miracle
SneakShow
Merfolk
BUG Delver
Charbelcher
Bant
ANT
Sligh Burn
です。
メタは廻るって?回り過ぎでしょう・・・。
と言うか、本当に進んでいない。約一年前のGP IndianapolisのTop8とほぼ同じ顔ぶれなんですがね・・・。
「運命はね、輪環では無く、螺旋なのです」(`・ω・´)キリッ
・・・全く進んでないのですが(哀
先週は「BGx → コンボ」と言う動き故に、今週はU系が増える事が予想されてましたが、ここまで予想通りだと正直萎える・・・。
もっとサプライズが欲しいものですよね。
しかし、万能系UであるEsperの台頭という点では、少々予測外でした。
之ならばもう少しコンボが上にいてもおかしくないと思うのですが、下の方で斬られたのでしょうかね?
さて、ここからは気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53139
1位、Lauren NolenのEsperSfM
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53135
3位、Joe Bernal
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53163
8位、Jacob Hollon
何が有ったか、今週最大の勝ち組のEsperSfMです。
全体的に見て、攻撃的な構成を受けます。3つ全てで生物が8枚+《未練ある魂/LgS》が3枚採られています。
生物4~6枚や下手をすれば0枚なんて構成もあり、LgSも2枚程度に抑えられることも少なくない為、比べてオフェンシブです。勝ち手段を増やす事で決着を早めたいのかもしれません。
また、全てのデッキが基本地形を1種計3枚以上積んでいる状況も目に留まりましたね。《沼》無しのリストも中にはありますし。
環境的な推移で《不毛の大地》が増える事への警戒でしょうか?同時に《忍び寄るタール坑》も3名とも零です。こちらもメタ的な脆さから抜いたのかもしれません。
Lauren氏のリストは非常に平均的な構成になっています。ただ、1枚リストが不明なため考察が不可能です。恐らく22枚目の土地ではないかと思うのですが・・・。
敢えて言うのなら6枚のカウンターが採用されている事でしょうね。サイドにも4枚と多めにカウンターが取られていますね。
先週の祭りを見れば順当な採用に思えます。
Joe氏のEsperはさらに攻撃型の《聖トラフトの霊》がメインに積まれたタイプです。
それを活かすため、より有利な事前準備を行うためかハンデスが6枚積まれています。
普通この型はサイド後の変形種の一つなのですが、メタを読んでか、メインをBeatにシフトしています。対同系に強い作りになっていますね。
また《Karakas》がメインから2枚取られているのも特徴ですね。
サイドの《天界の粛清》は何を意識してのことなのでしょうね?対Bでは《ヴェールのリリアナ》、対Rでは《硫黄の渦》《騙し討ち》ぐらいしか対象が思い浮かびませんが・・・。
メインをBeatに寄せている以上サイドはコントロールシフトするのかと思いきや、サイドの多くは対コンボで占められています。メタには合っているかもしれませんが、ここら辺も特殊な作りになってますね。
Jacob氏の構成はオーソドックスですが、基本地形が4枚積まれている点と《不毛の大地》を2枚積んでいる点が特徴ですね。
マナを使うデッキである以上、不毛は敬遠される事も少なくないのですが、Jacob氏は相手のマナ基盤破壊に重きを置いているようですね。
BGx系には自身の基本地形と合わせて良く効く有利な条件ですが・・・メタにあってない感が強い気も・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53157
4位、Terrell Boaz氏のUR Delverです。
4枚目の《瞬唱の魔道士》が採用されているコントロール寄りのタイプ。それに伴い基本地形2種3枚ずつ計6枚とかなり多めに採られていますね。
対して《Volcanic Island》はわずか2枚です。如何に安定して土地を伸ばす事に重きを置いているかがよく判ります。
《蒸気の絡みつき》が面白いですね。
通常の火力よりも威力では当然劣るものの、テンポを取りながらダメージソースにもなる素晴らしいカードです。
こちらの攻撃を通すのにも当然使えますが、相手のファッティから1ターン稼ぐことが非常にこのデッキでは大きいそうですね。当然地を這う生物は熊サイズなので攻撃時でも素晴らしい働きをしますが。
また、《目くらまし》が僅か2枚に抑えられています。
前述の様に土地を伸ばしたいという構想でも当然ですが、対コンボではSnTでもStormでも多量のマナを出してくるため見た目以上の効果が期待できないDazeより確定カウンターを優先したという事でしょうか?
Dazeの場合デッキに入れておくだけで半分ぐらいは役目を終えていますしね。
サイドのRED計4枚・《狼狽の嵐》3枚はメタの産物ですね・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53131
5位、Rob Vaca氏のOmni SnTです。
今週のDechTechにもなっています。
「Deck Tech: Enter the Infinite with Rob Vaca」
( http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_enter_the_infinite_w.html )
2個前のAtlantaでも28位に入ったSnTの最新派生型です。
(http://thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=10097&iddeck=73603)このタイプとはずいぶん異なっていると思いましたが、インタビューでも触れられていたようにSnT-Hivemindからのアッパーバージョンの様です。
《実物提示教育》だけでなく《ドリーム・ホール》を素でキャスト出来る構成である事が最大の特徴であり驚異ですね。
そのため、3~4マナ到達が目標であった時よりも高マナ製造の目的で《水連の花びら》→《厳かなモノリス》となっていますね。
また、しっかりと土地を置いていくためか基本地形が多めで《裏切り者の都》は無しです。
キャントリップ3種4枚計12枚に加え《直観》2枚、そして《師範の占い独楽》2枚と、とことんまで安定性に重きを置いているのもかなり強い個性ですね。
URやUWなど安易に2色にするよりも単色で可能な限り安定した挙動を目指してますね。
《狡猾な願い》1枚挿しが異色。を言うより目を引き増す。
メインをキャントリップとコンボパーツにつぎ込んでいる分、これでボードコントロールを一応とれるようにという事でしょうかね?
《ハーキルの召還術》でモノリス戻して~と言う動きも出来ますしね。
これには言及してましたが、よく聞き取れませんでした・・・orz
《研究室の偏執狂》は何ですかね・・・?HighTide用ですかね、まさか・・・。
と、一瞬思いましたが、普通にセカンドオプションでしたねw
ほぼカード引き切るのですから、殴る必要性が無い分確実性がありそうです。
通常よりやや遅いですがその分始動用コンボパーツが多い為通常の《全知》型よりも遥かに厄介に思えます。
ハンデスやカウンターの1発や2発では沈みませんからね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53143
6位、Evan Wagstaff氏のMaverickです。
実にSCG Seattle(18/11/2012)以来のTop8入りのMaverickです。
クロックパーミとコンボが増えてくれば、Maverickにもまだまだ可能性を感じる事が出来ます。
対コンボ用の《エイヴンの思考検閲者》が2枚積んであるメタ用です。また、《石鍛冶の神秘家》を抜いて、1枚1枚のカードパワーとテンポを重視した形ですね。
凄いのは《漁る軟泥》が3枚積まれている事です。
・・・もう一度言います。
軟泥3枚です・・・。
どれだけ墓地を食い荒らそうというのかw
まぁ、苦手なBG系はどんな形でも、否応なしに墓地に依存しがちですので、効果的だと思います。
ただ、ここまでマナを使う生物を重視しているのに《ガイアの揺籃の地》は不採用です。不安定性を嫌ったのでしょうかね?どうせならサイドに《輪作》まで積んでもよさそうですが。
特に輪作はSnTやReanimater/Dredgeに良く効くカードなので使う機会も多いはず。
《はらわた撃ち》はまだ狙う対象は多いのでしょうかね?
一時期ほどの有用性は感じませんが・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53159
7位、Derek Raufeisen氏のRUG Delverです。
混沌期に最も勢力を伸ばしそうなRUGですが、未だ伸び悩んでいますね・・・。
このデッキにはなんと驚きの《島》1枚が投入されています!!
19枚目の土地として採用です。ついに外国人が日本に追いついてきたか・・・
「・・・調子に乗るな」( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
3枚目の《二股の稲妻》として《火+氷》が採用されています。
SnT系が増えているのなら良い味を出しそうです。が、やはり2マナが重い。火の方は間に合うのでしょうかね?
サイドの《寒気》が対Rには強烈に刺さりそうですね。
苦手なJundはマナ喰いデッキなので《突然の衰微》にさえ破壊されなければ独壇場になりそうです。
また、自身より速いUR BurnやBurnにも非常に効果的ですね。
今まで知らなかったんですけど、《寒気》って2マナ何ですね・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53153
9位、Alex Binek氏のUW Miracleです。
タイプは《安らかな眠り》型HelmComboのMiracleです。
やはり墓地を使うデッキの多さや《突然の衰微》による《相殺》ロックの不確定さを考えればこちらが優勢の様ですね。
このデッキで珍しいのはにも拘らずフィニッシャーにSfMパッケージを採用している事です。
もともと対同系に強くするために《遍歴の騎士、エルズペス》を入れるHelmMiracleは存在してましたが・・・。
勝ち筋を増やす事は望ましい事が多いのですが、《殴打頭蓋》1枚のフィニッシャーのために枠4枚の価値はあるのでしょうか?
些か疑問です。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53162
11位、Scott Muir氏のMerfolkです。
《幻影の像》驚異の4積型・・・。
対生物コンボへの嫌がらせっぷりが凄いですね・・・。
特に意味のないデッキにもロードや《銀エラの達人》の水増しになるので無駄に成り難い・・・のは判るのですが4枚は些か思い切りが良すぎる気も・・・。単体で来て邪魔になったりしないのでしょうか?
メインから1枚積まれた《残響する真実》は良い味を出しそうです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53160
12位、Eric Delver氏のBUG Delverです。
時折見かけた《もみ消し》を使うデッキのハイブリッドでスタイフルノートとTeamAmericaくっ付けてみた的なデッキの派生形ですね。
今の時分になってみる事になるとは・・・。
個人的には《突然の衰微》のせいで《ファイレクシアン・ドレッドノート》は終わった・・・と思っていたのですが猛者はいる者ですね・・・。
基本的にはここを《タルモゴイフ》にする事でtGとなるのですが、この形のお陰でUB2色に出来ています。
これはBBやUUを抱えるデッキにとってはとても有難い事ですね。
また、除去は基本的に《殺し》や《四肢切断》等のペインピッチが採られるのですが、採用されている生物がファッティが多い為に《見えない損ない》で済んでいますね。
丁度それについて考察中なので有難いですね。
ドレッドノートは4枚取ってありますが、可能ならキャストする程度の姿勢なのでしょうね。
ScMもボブも無く、相方が5枚なので《秘密を掘り下げる者》《墓忍び》に続く3の矢、4の矢程度の存在なのでしょうね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53165
14位、Mark Reed氏のBantです。
所謂BantBladeという型でしょうか?
しかし、衰微や除去過多のこの環境でSfMタイプにする理由はなんなのでしょうね?
まぁ、確かに着地できればクロックパーミや部族には効果的なのでしょうが・・・。
また、珍しい事に《アカデミーの廃墟》が積まれてますね。
何が何でも装備品で撲殺する気の様ですw
こんな所でしょうか?
今週の動きから次にUを食うデッキが台頭する事も予想されますが、未だコンボとUが入り混じっている状況なのでよりEsperに強いU系あたりが来週には出張ってくると私は予想している次第です。
BG系はその後ですかね?
さて、衰微衰微っと。
今週はここまで、です。
今回も最後まで読んでいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
P.S.
Tyler氏がエイトグ系が大好きなのは理解出来ましたが、いい加減親分の事は許してあげてください。すべてはWotcの性なんです(´;ω;`)
コメント
インタビューでも「今日一番勝ちに貢献したのはフィーダー」って言ってますねw
また、エスパーの基本土地が増えているのは、Jund対策に血染めの月や不毛が取られている事をケアした構成なのかなと個人的には思いました。
メタが廻るとは言え、レガシーは固定使用者も多いですし、デッキに対する熟練度に依存する環境でもあるので、次がどうなるかまた楽しみですね。
>>オク
国内なら各所に連絡して確認。
国外なら…「よくある」ってやつですかねw
コメントありがとうございます。
《スパイクの飼育係》にはビックリしましたねw普通そこは《台所の嫌がらせ屋》だろ!って誰もが突っ込むところだと思います。まぁ、私も飼育係好きなので使って連れる方が増えると嬉しいですね。まぁ、スラーンやサリアを強化できる点を考慮するとまた評価も変わってきますね。
>基本地形
ですね。そう思います。
特殊地形を使うデッキも多いですが、最近またそこを狙ってくるカードの登用も増えているため、念を入れているのだと思います。
>メタ
確かに好きなデッキを使い続ける方が多いのもLegacyの特徴ですね。好きなデッキを時代ごとにチューンできるのは他にはない美点です。
>オク
無事今日届きました。良かったですよ~。
まぁ、デュアランとかではないので最悪買いなおす検討までしていたところでした。