レガシー) 今週のSCGの結果 Miracleがミラクル
レガシー) 今週のSCGの結果 Miracleがミラクル
レガシー) 今週のSCGの結果 Miracleがミラクル

 皆さん、こんばんは。しもべです。

 銭型警部の中の方が鬼籍に入られたようです。
もう、とっつぁんには会えないんだ・・・(´;ω;`)

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 昨日は3月11日は、いわずもがなですが、東日本大震災の日です。
早いものですね。もう2年が立とうとしています。
あの時の揺れは今でも鮮明に覚えています。
私のようなほぼ無関係の人間でさえそうなのですから、被災者の方たちの思いはかくや・・・。
あれから少しは前に進んでいるのでしょうかね?

 亡くなった方のご冥福を祈るとともに、少しでも明るい光の射さんことを。


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 さて、恒例のSCG Legacy OPENを見ていこうかと思います。
まずは結果をペタる↓
http://www.starcitygames.com/events/130310_indianapolis.html

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=2013-02-24&end_date=2013-03-10&start=1&finish=16&city=Indianapolis&state=IN&country=US


 今週の優勝はAlex Binek氏のUW Miracleです!!
・・・アレ?
もしかして2週連続のミラクルですか?


Top8(上から順に1位→8位) 
UW Miracle
RUG Delver
4c Loam
Elves
ANT
Sneak Show
RUG Delver
12POST

Top16(上から順に9位→16位)
Esper SfM
UR Delver
AneakShow
P-Maverick
Esper SfM
ANT
Reanimator
UR Delver


 です。
いや、ミラクルの2縦には驚きましたね・・・。
ただ、残りは予想通り、コンボが減少し、クロックパーミが増えてきました。
これが後1~2回ぐらいは続きそうな予感です。


さて、ここからは個別に気になったデッキを見ていきます。

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53938
 まずは優勝したAlex Binek氏のUWtR Miracleです。

 先週に引き続き優勝したのはUWtR MiracleのHelm Pieaceとのハイブリッドバージョンです。
ッ、強いですね・・・。
ただ、先週のそれ程は違い特段特殊な構築にはなっていません。
メタの構成ではあるのでしょうが比較的シンプルです。

 敢えて言うのなら、《剣を鍬に》がメイン3枚である事でしょうか?
確かに全体除去が4枚/万能除去1枚が搭載されているとはいえ、役割は軽量除去とは異なりますし、こういうヘビーコントロールデッキにとっては結構珍しい事です。
ScMの水増しも当然ありませんし(在ったらあったで矛盾を感じますが)、大胆ですね。
それだけ、現環境が低速化しているという事なのかもしれません。

 また、先週も少し触れましたがカウンターの枚数がまた元に戻ってきています。
これは7枚。4,5枚程度のころが懐かしいですね。


 サイドで意外だったのが、墓地対策を取っていないという事でしょうか。
確かにメインに《安らかな眠り》2枚+《悟りの教示者》2枚があるとはいえかなり珍しい。
その上危うい。
決して高速コンボに相性が良いとは言えないはずですが・・・。


http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53930
(DeckTech:http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_4_color_loam_with_je.html)
 3位、Jeff Hoogland氏の4c Loamです。

 今週のRouge枠?
Loamなんて表記から、てっきりAggroLoamを予想していたのですが、Land Controlとの中間のようなデッキですね。

 まず、このデッキのリストは、何故か穴あきだらけなので、正確なリストであるDeckTechのURLで見ると良いかと思います。
通常のJundカラーのLoamにメインでは《聖遺の騎士》《ガドック・ティーグ》のためにWを足しています。
コンボ耐性を高めたかったということでしょうね。

 動画でもありましたが、《罰する火》《突然の衰微》で環境の大半の生物は制圧でき、《壊滅的な夢》を用いれば更にそれが絞まります。
数を除去できる点も優れていますが、土地を絞める事によって後続や強力なスペルをシャットアウトできる点が素晴らしいですね。
之ゆえにKotRも活きてきます。
墓地虐めや衰微の影響下でかなり支配力を落したKotRですが、このデッキでは積極的に土地を攻めに行くため安定感があります。
《虚空の杯》による保護、不毛嵌め以外にも赤夢で基本地形まで破壊できるためマナベースの問題でもかなり優位に立つ事が出来そうです。

 メインのチャリス、KotR、ガドックに加え《燃え立つ願い》やサイドの《スレイベンの守護者、サリア》などかなりコンボに対しての意識を傾けているようですね。
まぁ、今の環境はコンボを除けば、中~低速のデッキかクロックパーミが大半なので、コンボさえどうにかできればこのデッキに基本不利は付かないという事でしょうね。
また、それ故に4色と言う難しい構成でも無理が通るのかもしれません。

 《ナントゥーコの僧院》もスレッショルドさえ維持できれば非常に強力ですね。
チャリスによりStP/PtEは無視できる上に、環境の主力除去である衰微には引っかからない。当然Soc系のスペル/スキルも回避できます。
先制攻撃持ちのサイズ4/4なので通常のコンバットではまず負けないですし、《罰する火》があれば尚更でしょうね。
墓地を一瞬にして肥やせる為、ここでも赤夢が強力ですね。結果として回避能力は不要でしょうね。


 サイドの《戦慄掘り》には少々疑問も・・・。
これでなければいけない理由も見当たりませんが・・・、敢えて言うのなら2マナである事でしょうか?
3マナでは願い経由では重すぎると判断したのかもしれませんね。
また、デッキにとってRと言う色が調達しやすい事もあるかもしれません。


 こういうデッキならば《ヴェールのリリアナ》もさぞ強力でしょうが、流石に色マナが苦しいですね・・・。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53939
 2位、Eric Rill氏のRUG Delverです。

 Eric氏のデッキはかなりバーン寄りなRUGですね。
2種目の火力が搭載されており、その上それが《Chain Lightning》です。
加えて《瞬唱の魔道士》までは行っておりかなり火点による押し込みを軸としています。

 対応して土地は1枚多い19枚です。
そして恐らくはそれが《島》です。この1枚は結構キーですね。
コンボにしろ同系にしろ続唱にしろ有用であるためか《もみ消し》も4枚仕様です。この所はこれがスタンダードですね。

 サイドはまた特殊。
《漁る軟泥》の存在や4枚目の《水没》などなくは無いけど・・・のような構築ですね。
まぁ水没の4枚目は普通にありますかね・・・。
また《Cooperation》なる存在がありますが、恐らくは間違いでしょう。候補としては《輪作/Crop Rotation》なのですが、だとすると何を持ってくるのでしょうね・・・。 


 対して7位、Reed Hartman氏のそれはかなりシンプルな作りになってます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53929
が、Eric氏のそれよりもよりテンポを意識した造りになっていますね。

 サイドの《金粉のドレイク》は久々に見ましたね。またこれがレギュラーを張る日が来るのか・・・。
また、《誤った指図》はBG系への配慮でしょうが、多少アドを取れる構成なため仕様のハードルを若干下げる事が出来ていますね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53935
 5位、Ben Ball氏のANTです。

 最近は14位、Adam Prosakの16キャントリップANTが流行りの様ですが、またカウンターも増えてきた事ですし、ハンデス7枚+のブッパ仕様のこちらの方がメタにあっている気がします。
ハンデスの減少やSnT系の増加なども含めれば尚更速度重視の方が良い気がしますが・・・。

 また、昨今はめっきり減ったサイド後《闇の腹心》仕様ですね。懐かしい。
ただ、サイド後にANTに対して必ずしもStPを抜くか?と言われれば微妙なのでどうなのでしょうね?
有効なのかしらん?



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53936
 6位、Dave King氏のSneakShowです。

 リストが大分かけているため詳細は不明ですが、恐らくは《思案》4枚+何かのスペル1枚でしょうね。
問題はそこでは無くサイドの《もみ消し》3枚。
何のためでしょうかね。
個人的には対コンボ用かとも思うのですが・・・。SnT最大の弱点は自分より早いコンボに弱い事ですからね。
この枠なら大体は《狼狽の嵐》になるはずですが・・・。
まぁ、HighTideには無力ですし、打ち消されないならもみ消しの方が有効ではありますが・・・。
余りないとは思いますが、騙し討ちの誘発効果を打ち消したり、同系相手を泣かせてみたり用途も色々ありますしね。

 しかし、最近は随分《神聖の力線》がサイドから減ったように思います。
それだけ黒が衰退したんだなぁ・・・(´;ω;`)



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53928
 9位、Bernie Wen氏のEsper SfM
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53942
 13位、Justin Uppal氏のEsper SfM

 同じデッキですが結構コンセプトが異なっており比較が楽しいです。
Bernie氏のデッキは《不毛の大地》3枚が示す通りテンポ系な印象。
スペルもそれに準じる物が積まれており。軽めの構成です。が、そこはコントロール色の強いデッキの性でしょうか。《師範の占い独楽》が1枚ありますね。
通常のそれよりも不毛に3枚の枠を裂いているため結果としてマナの調達が難しくなっていますが、それを補う面もあるのかもしれません。無色マナさえ出れば独楽は回せますしね。
 また、サイドの《修復の天使》3枚は珍しいですね。
既にUWの2色では相応に成果を出している生物です。強力な事は証明されています。問題はこのデッキで4マナまで問題なく到達できるのか?という事でしょうか。
クロックパーミ系に特に威力を発揮する生物ですので余計にそこがネックですね。


 対してJustin氏のデッキはかなりコントロール仕様。
不毛無し、FoW3枚です。
が《アカデミーの廃墟》+《仕組まれた爆薬》、《至高の評決》、《名誉回復》とかなり盤面支配に力を入れています。
こういうデッキにとっては《未練ある魂》の3枚目が攻防で大いに役立つのでしょうね。


 ともにサイドに積まれている《暗黒破》は素晴らし効能を発揮しそうですね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=53941
 12位、Josh Weinandy氏のP-Maverickです。

 フッ( ̄ー ̄)、今週の真のRouge枠はこちらだったか・・・。
《罰する火》型MavericktRです。
罰する火による盤面支配を優先しているためサリアは降格です。
ただ、完全に抜いているわけでは無く、サイドに2枚取ってあり、サイド後に通常のMaverickへとスイッチ出来るようになっています。
 また、使い回し用のマナ確保のためか通常のマナ生物枠に加え《極楽鳥》が2枚取ってあります。
ただ、対して土地は21枚とかなり少なめです。
《燃え柳の木立ち》に加えかなり特殊地形も多く、果たしてこれで安定して回るのでしょうかね・・・?
私は小心者なのでこういう構成ならば1枚《壌土からの生命》を取りたくなりますが・・・。
 ある意味、序盤のテンポを優先していると言えるのかもしれませんね。
序盤のマナ加速の増強は《石鍛冶の神秘家》にも効力がありますし。
また、《森の知恵》が2枚採用されているというのもPointかもしれません。

 そして罰する火コンボに伴い《カヴーの捕食者》が登用されています。
誰もが考え誰もが諦めたコイツがいるとは…猛者ですね。
ただ、このデッキなら何時までも2/2という事も無いでしょうし、《ルーンの母》によって守れるので比較的強力な戦力になるかもしれません。
安定感はありそうもないですが・・・。
 その犠牲になったのか、《漁る軟泥》は解雇されています。
《ボジューカの沼》も無く、かなり墓地への意識が薄いようです。
まぁ、21枚の中に入れる事は不可能でしょうが・・・。

 《戦争と平和の剣》は些か疑問。
カヴーやルンママの突破力に期待し、高火力の装備品という事でしょうか。除去耐性も補うという事も同時に考えているのかもしれません。
ただ、罰する火を使いまわすのならサイドの《饗宴と飢餓の剣》の方が良い様な気も・・・。
 また《復讐のアジャニ》も珍しいですね。
非常に優れたPWですが、テンポを意識した作りと言うのはここでもそうなのかもしれません。
不毛が1枚《黄塵地帯》なのもこのためかもしれませんね。



 
 こんな所でしょうか。
冒頭でも述べたとおり、後しばらくはクロパが優勢なままコンボとクロパの間で趨勢が行き来するかと思います。
その後は・・・ゴクリ。

 しかし、今週のDeck Listの中身が酷い。
穴抜け、間違いが多すぎる。
ちゃんと仕事してよ・・・(´・ω・`)ショボーン

 さて、今週はここまでです。
今週も最後までお付き合いいただいた方には感謝申し上げます。
ありがとうございましたm(_ _)m
この文章がどこかで誰かの御役に立てば幸いです。





コメント

ぎす子
2013年3月12日9:01

恐らく12位のマヴェはレインジャーで土地をぐるぐるするみたいっすね。
土地は4並べばいいって言う感じがしました

ご飯屋
2013年3月12日10:41

優勝のヘルムが墓地対をメイン二枚しか取ってないのは思い切った判断だと思いました。
先週グリセルストームが準優勝した事に加え、死儀礼の減少にともなってリアニも微増したことから、今週は周りが勝手に墓地ヘイトを上げてくれるから、自分は二枚だけで十分だと思ったのかも知れません。
あるいは、土地柄か。
それ以外はいたって標準的。ビート対策にエネフィリップをサイドから積んでくる等、合計3枚の白チューを使い尽くす構成になってますね。
高速コンボに相性は良くないですが、初動を弾いてからの3tトラフトをFoWで守り、速やかに勝ちに行くアグレッシブサイドも最近の流行りに則っていると思います。

また、SnTがサイドから入れるもみ消しは、RUG相手で速度的に厳しい1tデルバーの誘発を消したり、奇跡コンの奇跡誘発を消したり等、メタ的には同型以外にも割と刺さるので、良いサイドですよね。黒が減ってきたからこそですが。

しもべの一人、H
2013年3月12日11:56

>ギス子@ライトニング:バロン さん
コメントありがとうございます。

 確かにレインジャーが良い仕事をすると思います。
個人的に最も好きな緑生物の一つです。
が、危惧している問題はやはり土地事故が起こらないか?という事です。
マナ生物もレインジャーも生き残っていて初めて仕事をしますし、最低限の土地は必要になるはず。ブレストやポンダーの無いデッキでは事故発生確率も低くありませんし、そこは大丈夫なのか?と思うのです。
 まぁ、しかし、結果を残している以上、問題は無いのかもしれませんね。


>ごはんは飯屋 さん
コメントありがとうございます。

ですね。GY Hateを切ったのは大胆と言っていい判断だと思います。
仰るように裏の裏という事かもしれませんね。私には無理な決断ですw

 基本に忠実なつくりで勝てるというのがいかに優秀なデッキかを表してますね。うらやましすです。

>もみ消し
デルバーの誘発は予想外でした。確かに3~9点程度の被害が出ますからコカは大きいですね。
用途は多く強力なのですが、効果が限定的なので引き込むタイミングと交換札をどうするかが重要ですね。

のぶ
2013年3月12日16:34

もみ消し

対カラカスやリング、ジェイス、聖遺、リリアナにも強いですよ♪

しもべの一人、H
2013年3月12日22:51

>のぶ さん
コメントありがとうございます。

そうかΣ(゚Д゚;)
そう考えると、SnTの弱点/隙を結構補う事が出来ていますね。

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