皆さん、こんばんは。しもべです。
春は過ぎ往くもの、別れと出会いの季節。
柄にもなく哀愁に身を染めている本日です。
私にとっても一つの節目となりました。・゚・(ノ∀`)・゚・。
さて、恒例のSCG(Kansas) Legacy OPENが行われているので見ていこうと思います。
まずは結果をペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/130324_kansascity.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?t%5BT2%5D=3&event_ID=&feedin=&start_date=2013-03-17&end_date=2013-03-24&city=Kansas+City++&state=MO&country=US&start=1&finish=16&exp=&p_first=&p_last=&simple_card_name%5B1%5D=&simple_card_name%5B2%5D=&simple_card_name%5B3%5D=&simple_card_name%5B4%5D=&simple_card_name%5B5%5D=&w_perc=0&g_perc=0&r_perc=0&b_perc=0&u_perc=0&a_perc=0&comparison%5B1%5D=%3E%3D&card_qty%5B1%5D=1&card_name%5B1%5D=&comparison%5B2%5D=%3E%3D&card_qty%5B2%5D=1&card_nam
今週の優勝は、Grant Wilkinson氏のANTです。
なんと2週連続のStorm系コンボの優勝です。
之には驚かざるを得ないですね・・・。
以下Top8(上から順に1位→8位)
ANT
Esper SfM
Reanimator
RUG Delver
Elves
Lands
Punishing Jund
Nic Fit
以下Top16(上から順に9位→16位)
4c Tempo
Esper SfM
4c Miracle
Esper SfM
Esper SfM
Merfolk
RUG Delver
Elves
です。
今週も変わらずEsperは大勢力を誇る勝ち組ですが、やはりメタの揺れ戻しは起きているようです。
部族やUに強いデッキも少しずつ増えていますね。
さて、ではここから個別に気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54235
まずは優勝したGrant Wilkinson氏のANTです。
このところ増えてきている、所謂16キャントリップ型ですね。
コンボが多い環境ならブッパの方が有用かもしれませんが、フェアなデッキが多い環境ではより安定性を重視したいという事かもしれませんね。
SCGでもAdam Prosak氏が最近過去2回入賞していますが、それとほぼ同型です。
と言うより、メインはフェッチを1枚ばらけさせているだけで、後は全く同じです。
このリストが如何に高い完成度なのかという事がよく判りますね。
異なるのはサイドです。
基本はサイド後にGを足して《花の絨毯》《突然の衰微》を足して柔軟性を上げる型なのですが、余剰部分が異なりますね。
Adam氏は《無知の喜び》2、《虐殺》1、を取っていましたが、
Grant氏は《殺戮の契約》2、2枚目の《苦悶の触手》1が取られています。
其々の、配分を逆転させたような感じですね。
パクトを優先させた理由はなんでしょうかね?
Hatebearを狙うだけなら《虐殺》でも十分でしょうし、Esper SfMが大流行中なら尚更でしょうが・・・。
それを食うデッキの存在を見越して・・・という事でしょうかね。
しかし、冒頭でも書しましたが、2回連続で同一系統のデッキ、特にコンボが勝者となるというのは本当に珍しいです。
依然青が多い環境、RUG Delverは減っていますが、逆風である事には変わりないはずですが・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54234
2位、Nick Carlson氏のEsper SfMです。
3回続けて大勝利のEsper SfM
ここまで有力なのは去年でもなかなか見なかった光景ですね。
今週もTop16に4名を排出しています。
が、今週は先週までとはまた毛色が異なる結果となりました。
詳しくは先回の文と比較していただければ判るのですが、今週は4名全てがほぼ同一のタイプである事です。
それは、全員がシステム生物コントロール型を取っているという事です。
《精神を刻む者、ジェイス》の枚数や、《仕組まれた爆薬》+《アカデミーの廃墟》、サイドからのトラフトBeat仕様まで一緒です。
また、メインサイド共にカウンターが増量傾向にあり、もっと言えば確定除去が増えてきていると言えます。
SnT系にしろ、Storm系にしろ不確定カウンターでは役不足という事でしょうね。
サイドに《陰謀団式療法》2枚を積んでいる方も3名おり、やはり対コンボを強く意識していますね。
型が無数にあるのが、Esper SfMの特徴でしたが・・・次はどうでしょうかね。
まぁ、今のこれはメタの産物に過ぎないので長続きはしないと思いますが・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54219
3位、Devin Koepke氏のReanimatorです。
RUG Delverと同じぐらいメタにより構成を変化させるリアニ。
今回のDevin氏は対生物に非常に重きを置いていますね。
《大修道士、エリシュ・ノーン》は当然として、《魅力的な執政官》を積んでいます。前回までのメタにも今回のメタにもあった素晴らしいチョイスだと思います。
ここ最近は、メインからSnTとのハイブリッドも多かったのですが、これは純正のReanimatorです。サイド後はテンプレのSnT返信ですが、《裏切り者の都》まで積んでおり、よりSnTに近い形へと変化できます。
面白いですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54220
4位、Jeff Rasmussen氏のRUG Delverです。
環境を映す鏡であるRUG。今回はどんな仕様なのかと思いましたが、少々意外でした。
《もみ消し》4はここのところの普遍部なのですが、セカンド火力無しの《呪文貫き》《呪文嵌め》の両テンポカウンター搭載型でした。
個人的にはてっきり《二股の稲妻》あたりが増えるのでは・・・と思っていたのですが。
《森の知恵》の1枚挿しも対同系の消耗戦を想定したものでは無く、上で挙げたあたりの物を早く大量に抱え込むための手段に見えます。
サイドの《精神支配》は何を想定して?専らタルモ捕縛カードとして使われてますが・・・。何故このタイミングで?
また、メインと同じく、Esper SfMの事はそれほど気に掛けていないように見えます。豪胆と言うかなんというか・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54226
7位、Michael Bryant氏の《罰する火》型Jundです。
ここのところはすっかり《罰する火》型が定着しているJundです。
まぁ、環境がここまでフェアデッキ同士ではアド合戦になっているのならわからなくもないのですが・・・。
個人的に注目したのは《稲妻》が2枚しか取ってない、という事ですね。
正直4枚以外の選択肢が無いこの部分が2枚しか採用されていないのには驚きです。
まぁ、GP横浜の選手権では稲妻0枚のリストもありましたしね・・・。
同じく、アド合戦故か《森の知恵》や《壌土からの生命》の1枚挿しがしてあります。
《大渦の脈動》は対トークンで素晴らしい活躍をしてくれるので、メタ用ですね。安全牌でもあります。
全体的に、色々な要素を積めているせいか、大分Junk色が強くなっている様に見えます。
もはや、Jundのそれとは別物に見えます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54217
8位、Tim Wilson氏のNicFitです。
フェアなデッキが多いなら、このデッキの出番ですね。カードパワーで圧殺じゃぁ!!
主流であるJundカラーなのですが、非常に珍しい事にヴァラクートコンボを積んでいません。メインどころかサイドにも無し。
しかし《原初のタイタン》はしっかり居座っています。
このデッキでは単純に土地を伸ばせば、それが《ケッシグの狼の地》でX火力に成ったり、《罰する火》を連続キャスト出来たりと恩恵が多いので、ヴェらクートの有無は関係ないようですね。
フェアデッキが多く、コンボが減少傾向にあるのなら、自分の方も速度に拘る必要もないですしね。
ヴァラクートパッケージは《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》《風景の変容》《燃え立つ願い》と非常に枠を圧迫していたのでその分、デッキパワーを充実させる事が出来ますね。
結果的にはここに《罰する火》コンボを入れているわけですが。
サイドの《花の絨毯》の存在が謎です。
元々マナはあまるほどのデッキなのですが・・・対U相手に序盤のアクションの増加と、罰する火の回転率の増加が狙い・・・という事でしょうか?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54235
9位、Nicholas Lassen氏の4cTempoです。
今週のRouge枠ですね。
UW Tempo → Esper Tempo → Tricorol Tempoの流れからとうとう4色化しましたね。
なんだかどこかで見た事のあるような構成ですが・・・。
この手の性か、カウンターがどうしても薄くなる傾向にあるのですが、ここに《ディミーアの魔除け》がうまくマッチしていますね。除去の制限も他の2種で十分カバーできるでしょう。問題は2マナという事ですか・・・。
サイド後は《未練ある魂》や《遍歴の騎士、エルズペス》を積んだ枚数戦略を取るようです。
丁度、Esper SfMのが取る形とは逆ですね。《ヴェールのリリアナ》が紙切れと化しますw
Tempoと言っても構成上、マナ否定戦略を取れないのは痛い点ですね。
どうしてもカードパワーのみで押す必要があるため、相性差がもろに出そうなデッキですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54233
11位、Shawn Dewey氏の4c Miracleです。
通常はUW MiracletRの動きをし、必要に応じてサイドからBを足す4cデッキです。
メインは、ここ最近では珍しい、純正UW Miracleの勝ち手段に、罰する火コンボを足した型です。
専ら《安らかな眠り》+《Helm of Obedience》型が主流でしたので久しい気分です。
ただ、Esperの様なデッキを相手にするのなら多数のギミックを積んで構造を軋ませるよりも簡略化を図り骨太を目指したのかもしれません。ほぼLandStill系デッキです。
メインを生物零に抑える事で、サイド後の《聖トラフトの霊》《ヴェンディリオン三人衆》《悪残の天使》の威力が増しますしね。
tBを選んだ結果としてハンデスが入ってます。
理由としては、やはり対コンボを睨んだ動きが主流なのでしょう(どうしてもヘビーコンの性で序盤は脆いですからね)が、合わせて《相殺》パッケージの適正機能化を目指しているのではないかと・・・。
つまり、相殺コンボにとっての癌である《突然の衰微》を事前に抜くようという事ですね。
4c構成や罰する火コンボの影響でtRの旨みの一つ《血染めの月》を積めなくなってしまっているのは大きな痛手ですね。
また、《紅蓮破》《赤霊破》をサイドに積んでいないのも些か勿体無いし、疑問でもあります。
本当に罰する火のためだけの存在ですね、tRは。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54236
14位、Seth Aesoph氏のMerfolkです。
構成は12ロードに古き良き、《不毛の大地》《もみ消し》(但し1枚)《行き詰まり》を積んだ幹は古典型。
ただし、1枚挿しの《もみ消し》や《ヴェンディリオン三人衆》、サイドの《虚空の杯》など、対コンボを強く意識していますね。
サイドの《寒気》は、元々苦手な火力に耐性を付ける事が出来、更に環境柄フェアなデッキが増える→《罰する火》が増える、となっているのでより効果的でしょうね。
しかし、何よりサイドの《十二足獣》の存在・・・。
実は月初めに、リンクしている[silvergill]さんが提唱されていたこのカード。
完全に(笑)扱いされていて、私もwwとか思ってたんですが、まさか本当に使われるとは…舐めてたましたwごめんなさい。
使用感が気になりますね・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54238
16位、Brandon Neer氏のElvesです。
一時期の熱狂は収まったものの、いまだに根強いファンを抱えるElvesです。
基本的な形に纏った5位、Steve Medanic氏のそれとは異なり、大分極地型な構成ですね。と言うよりブン回り仕様です。
サイドも随分特殊です。その分面白いのですがw
サイド後は用途に応じてW/Bを使い分ける構成ですね。
Wを使う文種々のカードが入っています。
元々《忘却の輪》があったのでしょうが、1枚《引き裂かれし永劫、エムラクール》を入れている!!
まぁ、確かに素出しも可能かも知れませんが。
また、単体除去過多なためか、《葉の王エラダムリー》が入っていますね。
自身は守れませんが、彼を除去するのに序盤の1ターンを使ってくれるだけでもこのデッキにとっては十分かもしれませんね。地味に「森渡り」も強力です。
http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_combo_loam_with_jeff.html
今週のDeck Tech:Combo Loam with Jeff Blydenです。
ビビィッ!!とくるような衝撃的なデッキです。
Glennが動画中で触れてますが、実に美しいデッキです。個人的にはDeck Techで一番感動したかもしれません・・・。
《ボガーダンの金床》と《Chains of Mephistopheles》のコンボで、1ターンに2枚ずつハンドを枯渇させていきます。
どちらかが増えれば、更にその量は増えていきますね。
重要なのは金床はドローパーツでもあるという事ですね。また必要な物は先に捨てておけるので自分にはほぼメフィストの呪いはありません。
とりあえず、序盤は《罰する火》《ヴェールにリリアナ》で凌いで、コンボが完成したらほぼ抜け出せませんね。すぐハンドは枯渇してサンドバックにされてしまいます。動画でも触れてましたが《変化の風》により、相手がどれだけハンドを抱えていようと一瞬でハンドを空に出来ます。
また、その性質上、序盤の時間を稼ぐことが重要です。
そういう意味では、サイドの《Word of command》はハンデスとテンポの両方を獲得できる点が偉いですね。Jeff氏も触れてましたが、《渦巻く知識》なんて使おうものなら向こう3ターン相手のターンを腐らせる事が出来ます。素晴らしい!
単純にUが未だ多い環境で、《Chains of Mephistopheles》がUに非常に強い点も良いですね。《グリセルブランド》や《森の知恵》にもよく効きますし。
しかし、何より、《Chains of Mephistopheles》4枚に《Word of command》2枚とか、どれだけの黒資産を抱えてらっしゃるんだ!ウラヤマシイゾ!!!
こんな所でしょうか?
予測よりも1回分ほど早くメタが回っています。
このままいくとまた近いうちにコンボパラダイス環境になってしまう!!
それは嫌だ!!
さて、今週はここまで、です。
今回も最後までお付き合いいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かの刺激になれば幸いです。
P.S.《Chains of Mephistopheles》4枚に《Word of command》2枚とかウラヤマシイゾ!!!
あと、某通販のスタッフの一押し、JtMsのJのFoilが200Kとか頭おかしくなりそう・・・。
春は過ぎ往くもの、別れと出会いの季節。
柄にもなく哀愁に身を染めている本日です。
私にとっても一つの節目となりました。・゚・(ノ∀`)・゚・。
さて、恒例のSCG(Kansas) Legacy OPENが行われているので見ていこうと思います。
まずは結果をペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/130324_kansascity.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?t%5BT2%5D=3&event_ID=&feedin=&start_date=2013-03-17&end_date=2013-03-24&city=Kansas+City++&state=MO&country=US&start=1&finish=16&exp=&p_first=&p_last=&simple_card_name%5B1%5D=&simple_card_name%5B2%5D=&simple_card_name%5B3%5D=&simple_card_name%5B4%5D=&simple_card_name%5B5%5D=&w_perc=0&g_perc=0&r_perc=0&b_perc=0&u_perc=0&a_perc=0&comparison%5B1%5D=%3E%3D&card_qty%5B1%5D=1&card_name%5B1%5D=&comparison%5B2%5D=%3E%3D&card_qty%5B2%5D=1&card_nam
今週の優勝は、Grant Wilkinson氏のANTです。
なんと2週連続のStorm系コンボの優勝です。
之には驚かざるを得ないですね・・・。
以下Top8(上から順に1位→8位)
ANT
Esper SfM
Reanimator
RUG Delver
Elves
Lands
Punishing Jund
Nic Fit
以下Top16(上から順に9位→16位)
4c Tempo
Esper SfM
4c Miracle
Esper SfM
Esper SfM
Merfolk
RUG Delver
Elves
です。
今週も変わらずEsperは大勢力を誇る勝ち組ですが、やはりメタの揺れ戻しは起きているようです。
部族やUに強いデッキも少しずつ増えていますね。
さて、ではここから個別に気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54235
まずは優勝したGrant Wilkinson氏のANTです。
このところ増えてきている、所謂16キャントリップ型ですね。
コンボが多い環境ならブッパの方が有用かもしれませんが、フェアなデッキが多い環境ではより安定性を重視したいという事かもしれませんね。
SCGでもAdam Prosak氏が最近過去2回入賞していますが、それとほぼ同型です。
と言うより、メインはフェッチを1枚ばらけさせているだけで、後は全く同じです。
このリストが如何に高い完成度なのかという事がよく判りますね。
異なるのはサイドです。
基本はサイド後にGを足して《花の絨毯》《突然の衰微》を足して柔軟性を上げる型なのですが、余剰部分が異なりますね。
Adam氏は《無知の喜び》2、《虐殺》1、を取っていましたが、
Grant氏は《殺戮の契約》2、2枚目の《苦悶の触手》1が取られています。
其々の、配分を逆転させたような感じですね。
パクトを優先させた理由はなんでしょうかね?
Hatebearを狙うだけなら《虐殺》でも十分でしょうし、Esper SfMが大流行中なら尚更でしょうが・・・。
それを食うデッキの存在を見越して・・・という事でしょうかね。
しかし、冒頭でも書しましたが、2回連続で同一系統のデッキ、特にコンボが勝者となるというのは本当に珍しいです。
依然青が多い環境、RUG Delverは減っていますが、逆風である事には変わりないはずですが・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54234
2位、Nick Carlson氏のEsper SfMです。
3回続けて大勝利のEsper SfM
ここまで有力なのは去年でもなかなか見なかった光景ですね。
今週もTop16に4名を排出しています。
が、今週は先週までとはまた毛色が異なる結果となりました。
詳しくは先回の文と比較していただければ判るのですが、今週は4名全てがほぼ同一のタイプである事です。
それは、全員がシステム生物コントロール型を取っているという事です。
《精神を刻む者、ジェイス》の枚数や、《仕組まれた爆薬》+《アカデミーの廃墟》、サイドからのトラフトBeat仕様まで一緒です。
また、メインサイド共にカウンターが増量傾向にあり、もっと言えば確定除去が増えてきていると言えます。
SnT系にしろ、Storm系にしろ不確定カウンターでは役不足という事でしょうね。
サイドに《陰謀団式療法》2枚を積んでいる方も3名おり、やはり対コンボを強く意識していますね。
型が無数にあるのが、Esper SfMの特徴でしたが・・・次はどうでしょうかね。
まぁ、今のこれはメタの産物に過ぎないので長続きはしないと思いますが・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54219
3位、Devin Koepke氏のReanimatorです。
RUG Delverと同じぐらいメタにより構成を変化させるリアニ。
今回のDevin氏は対生物に非常に重きを置いていますね。
《大修道士、エリシュ・ノーン》は当然として、《魅力的な執政官》を積んでいます。前回までのメタにも今回のメタにもあった素晴らしいチョイスだと思います。
ここ最近は、メインからSnTとのハイブリッドも多かったのですが、これは純正のReanimatorです。サイド後はテンプレのSnT返信ですが、《裏切り者の都》まで積んでおり、よりSnTに近い形へと変化できます。
面白いですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54220
4位、Jeff Rasmussen氏のRUG Delverです。
環境を映す鏡であるRUG。今回はどんな仕様なのかと思いましたが、少々意外でした。
《もみ消し》4はここのところの普遍部なのですが、セカンド火力無しの《呪文貫き》《呪文嵌め》の両テンポカウンター搭載型でした。
個人的にはてっきり《二股の稲妻》あたりが増えるのでは・・・と思っていたのですが。
《森の知恵》の1枚挿しも対同系の消耗戦を想定したものでは無く、上で挙げたあたりの物を早く大量に抱え込むための手段に見えます。
サイドの《精神支配》は何を想定して?専らタルモ捕縛カードとして使われてますが・・・。何故このタイミングで?
また、メインと同じく、Esper SfMの事はそれほど気に掛けていないように見えます。豪胆と言うかなんというか・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54226
7位、Michael Bryant氏の《罰する火》型Jundです。
ここのところはすっかり《罰する火》型が定着しているJundです。
まぁ、環境がここまでフェアデッキ同士ではアド合戦になっているのならわからなくもないのですが・・・。
個人的に注目したのは《稲妻》が2枚しか取ってない、という事ですね。
正直4枚以外の選択肢が無いこの部分が2枚しか採用されていないのには驚きです。
まぁ、GP横浜の選手権では稲妻0枚のリストもありましたしね・・・。
同じく、アド合戦故か《森の知恵》や《壌土からの生命》の1枚挿しがしてあります。
《大渦の脈動》は対トークンで素晴らしい活躍をしてくれるので、メタ用ですね。安全牌でもあります。
全体的に、色々な要素を積めているせいか、大分Junk色が強くなっている様に見えます。
もはや、Jundのそれとは別物に見えます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54217
8位、Tim Wilson氏のNicFitです。
フェアなデッキが多いなら、このデッキの出番ですね。カードパワーで圧殺じゃぁ!!
主流であるJundカラーなのですが、非常に珍しい事にヴァラクートコンボを積んでいません。メインどころかサイドにも無し。
しかし《原初のタイタン》はしっかり居座っています。
このデッキでは単純に土地を伸ばせば、それが《ケッシグの狼の地》でX火力に成ったり、《罰する火》を連続キャスト出来たりと恩恵が多いので、ヴェらクートの有無は関係ないようですね。
フェアデッキが多く、コンボが減少傾向にあるのなら、自分の方も速度に拘る必要もないですしね。
ヴァラクートパッケージは《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》《風景の変容》《燃え立つ願い》と非常に枠を圧迫していたのでその分、デッキパワーを充実させる事が出来ますね。
結果的にはここに《罰する火》コンボを入れているわけですが。
サイドの《花の絨毯》の存在が謎です。
元々マナはあまるほどのデッキなのですが・・・対U相手に序盤のアクションの増加と、罰する火の回転率の増加が狙い・・・という事でしょうか?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54235
9位、Nicholas Lassen氏の4cTempoです。
今週のRouge枠ですね。
UW Tempo → Esper Tempo → Tricorol Tempoの流れからとうとう4色化しましたね。
なんだかどこかで見た事のあるような構成ですが・・・。
この手の性か、カウンターがどうしても薄くなる傾向にあるのですが、ここに《ディミーアの魔除け》がうまくマッチしていますね。除去の制限も他の2種で十分カバーできるでしょう。問題は2マナという事ですか・・・。
サイド後は《未練ある魂》や《遍歴の騎士、エルズペス》を積んだ枚数戦略を取るようです。
丁度、Esper SfMのが取る形とは逆ですね。《ヴェールのリリアナ》が紙切れと化しますw
Tempoと言っても構成上、マナ否定戦略を取れないのは痛い点ですね。
どうしてもカードパワーのみで押す必要があるため、相性差がもろに出そうなデッキですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54233
11位、Shawn Dewey氏の4c Miracleです。
通常はUW MiracletRの動きをし、必要に応じてサイドからBを足す4cデッキです。
メインは、ここ最近では珍しい、純正UW Miracleの勝ち手段に、罰する火コンボを足した型です。
専ら《安らかな眠り》+《Helm of Obedience》型が主流でしたので久しい気分です。
ただ、Esperの様なデッキを相手にするのなら多数のギミックを積んで構造を軋ませるよりも簡略化を図り骨太を目指したのかもしれません。ほぼLandStill系デッキです。
メインを生物零に抑える事で、サイド後の《聖トラフトの霊》《ヴェンディリオン三人衆》《悪残の天使》の威力が増しますしね。
tBを選んだ結果としてハンデスが入ってます。
理由としては、やはり対コンボを睨んだ動きが主流なのでしょう(どうしてもヘビーコンの性で序盤は脆いですからね)が、合わせて《相殺》パッケージの適正機能化を目指しているのではないかと・・・。
つまり、相殺コンボにとっての癌である《突然の衰微》を事前に抜くようという事ですね。
4c構成や罰する火コンボの影響でtRの旨みの一つ《血染めの月》を積めなくなってしまっているのは大きな痛手ですね。
また、《紅蓮破》《赤霊破》をサイドに積んでいないのも些か勿体無いし、疑問でもあります。
本当に罰する火のためだけの存在ですね、tRは。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54236
14位、Seth Aesoph氏のMerfolkです。
構成は12ロードに古き良き、《不毛の大地》《もみ消し》(但し1枚)《行き詰まり》を積んだ幹は古典型。
ただし、1枚挿しの《もみ消し》や《ヴェンディリオン三人衆》、サイドの《虚空の杯》など、対コンボを強く意識していますね。
サイドの《寒気》は、元々苦手な火力に耐性を付ける事が出来、更に環境柄フェアなデッキが増える→《罰する火》が増える、となっているのでより効果的でしょうね。
しかし、何よりサイドの《十二足獣》の存在・・・。
実は月初めに、リンクしている[silvergill]さんが提唱されていたこのカード。
完全に(笑)扱いされていて、私もwwとか思ってたんですが、まさか本当に使われるとは…舐めてたましたwごめんなさい。
使用感が気になりますね・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=54238
16位、Brandon Neer氏のElvesです。
一時期の熱狂は収まったものの、いまだに根強いファンを抱えるElvesです。
基本的な形に纏った5位、Steve Medanic氏のそれとは異なり、大分極地型な構成ですね。と言うよりブン回り仕様です。
サイドも随分特殊です。その分面白いのですがw
サイド後は用途に応じてW/Bを使い分ける構成ですね。
Wを使う文種々のカードが入っています。
元々《忘却の輪》があったのでしょうが、1枚《引き裂かれし永劫、エムラクール》を入れている!!
まぁ、確かに素出しも可能かも知れませんが。
また、単体除去過多なためか、《葉の王エラダムリー》が入っていますね。
自身は守れませんが、彼を除去するのに序盤の1ターンを使ってくれるだけでもこのデッキにとっては十分かもしれませんね。地味に「森渡り」も強力です。
http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_combo_loam_with_jeff.html
今週のDeck Tech:Combo Loam with Jeff Blydenです。
ビビィッ!!とくるような衝撃的なデッキです。
Glennが動画中で触れてますが、実に美しいデッキです。個人的にはDeck Techで一番感動したかもしれません・・・。
《ボガーダンの金床》と《Chains of Mephistopheles》のコンボで、1ターンに2枚ずつハンドを枯渇させていきます。
どちらかが増えれば、更にその量は増えていきますね。
重要なのは金床はドローパーツでもあるという事ですね。また必要な物は先に捨てておけるので自分にはほぼメフィストの呪いはありません。
とりあえず、序盤は《罰する火》《ヴェールにリリアナ》で凌いで、コンボが完成したらほぼ抜け出せませんね。すぐハンドは枯渇してサンドバックにされてしまいます。動画でも触れてましたが《変化の風》により、相手がどれだけハンドを抱えていようと一瞬でハンドを空に出来ます。
また、その性質上、序盤の時間を稼ぐことが重要です。
そういう意味では、サイドの《Word of command》はハンデスとテンポの両方を獲得できる点が偉いですね。Jeff氏も触れてましたが、《渦巻く知識》なんて使おうものなら向こう3ターン相手のターンを腐らせる事が出来ます。素晴らしい!
単純にUが未だ多い環境で、《Chains of Mephistopheles》がUに非常に強い点も良いですね。《グリセルブランド》や《森の知恵》にもよく効きますし。
しかし、何より、《Chains of Mephistopheles》4枚に《Word of command》2枚とか、どれだけの黒資産を抱えてらっしゃるんだ!ウラヤマシイゾ!!!
こんな所でしょうか?
予測よりも1回分ほど早くメタが回っています。
このままいくとまた近いうちにコンボパラダイス環境になってしまう!!
それは嫌だ!!
さて、今週はここまで、です。
今回も最後までお付き合いいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かの刺激になれば幸いです。
P.S.《Chains of Mephistopheles》4枚に《Word of command》2枚とかウラヤマシイゾ!!!
あと、某通販のスタッフの一押し、JtMsのJのFoilが200Kとか頭おかしくなりそう・・・。
コメント
20Kじゃなくて!?(迫真)
TtMs→JtMs スマソ
ケッシグの大パンプしか使い道が分からないですね。
>silvergill さん
マジですwワロたですwww
>ジオン軍 さん
>ごはんは飯屋 さん
もう完全にVintageの値段。時折、所持・使用されている方がおられますが、個人的には破損が怖すぎてとても使う勇気は無いですよ・・・。紛失・盗難は言はんやおや。
>鬱っちー さん
ですよね。
一体何を想定しているのか・・・。