レガシー) 今週のSCGの結果 誰もそこに呪文を差しはさむことができないんだ
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レガシー) 今週のSCGの結果 誰もそこに呪文を差しはさむことができないんだ
 皆さん、こんばんは。しもべです。


 祝日の無い、世のの○太君が絶望する季節です。
カラダ痛い・・・。


 さて、今日はSCG Baltimoreが開催され、Open Legacyも併催されました。
早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/130601_baltimore.html

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=2013-05-26&end_date=2013-06-02&start=1&finish=16&city=Baltimore

 今週の優勝はEsperSfMのTodd Anderson氏です。
相変わらずこの方は強いですね~。

以下Top8(上から順に1位→8位)
EsperSfM
SneakShow
BUG 続唱
Tricorol Tempo
RUG Delver
SneakShow
OmniSnT
EsperSfM

以下Top16(上から順に9位→16位)
Maverick
OmniSnT
Reanimator
EsperSfM
EsperSfM
Tezzerator
D&T
BUG 続唱
OmniSnT

 です。
前回を変わらず、真っ青+Combo祭。この状況は何時変わるの・・・(´・ω・`)??
とはいえ、明確に異なるのが、コンボの中身です。
前回と異なりStorm系がおらず、一発系のコンボで占められています。これだけ青い環境でそれ程青に強いわけでもないこれらが結果を残すというのは・・・。
特にSnT系が驚きの5名もの輩出です。
第二勢力は前回から引き続いてのEsperSfMです。
前回よりも相対的な順位は落としましたが、2回連続での優勝は環境/メタ上での強さを物語っていますね。



 それでは気になったデッキを個別に見ていきます。

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=56323
まずは優勝したTodd Anderson氏のEsperSfMです。

 EsperSfMと評していますが、より正確にはDeathBladeと言われるタイプです。
そのDeathBladeが同じく今回も活躍しています。3名全員がそうですからね。
前述しましたが2週連続でのOpenLegacy優勝はこのデッキのポテンシャルの高さを物語っていますね。

 他のDNの方の意見を引用させていただくと、「DeathBladeはDeadguyに《渦巻く知識》を突っ込んだデッキ」と言うに相応しい構築が基本です。
が、このTodd氏は少々アレンジを加えています。
 メインにはしっかり打消しを残し、対コンボの耐性を最低限維持しています。これだけコンボの多い環境ゆえに他の2名との大きな差が生まれたのではないでしょうかね?
対して《ヴェールのリリアナ》は抜かれています。盤面・ハンドへの干渉力は落ちていますが、色の調達は非常に楽になり安定感は増しますね。
Storm系が上位に残らなかったのは僥倖でしたね。逆にSnTがいた故にマイナスもあったはず。
 どちら(FoWとヴェリアナ)が良いのかは判りませんが、まぁ結果だけを見ればTodd氏の選択が優れていたのでしょう。

 またヴェリアナを抜いた結果か、《不毛の大地》を通常の土地の枠に+1枚しています。
SnTにしろEsperSfMにしろ有効な時間稼ぎにはなるのでこれも良いですね。


http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=56324
 8位、Chris Marshall氏のEsperSfMtGです。

 こちらは輪郭はDeathBladeなのですが、根幹が異なります。
なんとメインに《石鍛冶の神秘家》と装備品が存在しません。サイドに申し訳程度の《梅沢の十手》が1枚きり。
・・・Blade??
代わりとして入っているのが《タルモゴイフ》4枚です。
Tempoの悪さや対処された時の脆さを拭い、単体で仕事が出来るカードにしたという事でしょう。
 5枚目のハンデスも採られておりよりTempo系Beatdownの形になっています。

 tGをする事で《突然の衰微》が積める様になったのも大きな恩恵ですね。
その分マナ基盤は、より脆くなりますが。
その影響を考慮してでしょうか?
《Karakas》はサイドに置かれています。

 サイドの《ジェイス・べヘレン》が見られるのもあと1ヶ月か・・・(´;ω;`)



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=56336
 2位、Chas Hikle氏のSneakShowです。

 今回5名もの選手を輩出したSnT系ですが、やはり上位に来ているのはこのSneakShowです。
前回のそれを見る限り、対コンボを踏んで、メインでのカウンターが増えるのではないか(特に《狼狽の嵐》)?と考えていたのですが特にそんな事もありませんでした・・・。

 Chas氏はそれよりもむしろ初速に注力したようで《猿人の指導霊》が1枚取られていますね。
同系との対策ではこれも一手かもしれません。

 これだけEsperが多い環境だと、サイドの《血染めの月》はさぞや効力を発揮する事でしょう。


 サイドの《Karakas》が見られるのもあと1ヶ月か・・・(´・ω・`)


http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=56326
 7位、Keith Blackwell氏のOmniSnTです。

 対して《全知》SnTの《ドリーム・ホール》搭載型です。
以前はStormでの〆が基本形でしたが、《無限への突入》登場後はこの《研究室の偏執狂》がフィニッシャーを担うタイプが主流ですね。
BoM VIIで見た青単に近い形ですが、別種のフィニッシャーとして《引き裂かれし永劫、エムラクール》で激突し続ける《蟻の解き放ち》があります。
またエムラを加えることで純粋に《実物提示教育》/《全知》を用いて場に出す事も出来、一気に3種の勝ち筋を作れますね。 

 《サファイアの魔除け》はよく判りませんが・・・ドロー(フィニッシュ)と置物(生物)の除去の兼用という事ですかね・・・?
《エラダムリーの呼び声》を用いることでエムラ攻勢→激突攻勢と動きが作り易いので面白いですね。
しかし《全知》やりたい放題ですねww



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=56332
 5位、Chris Pikula氏のRUG Dekverです。

 Pikula!?
あのChris Pikula!!

 まぁ、それだけでは難なのでww
構成を見ると基本に忠実。ただし、2nd火力が《chain lightning》であるところは流石ですね。
《未練ある魂》を要するEsperSfMでは無く、単体生物の多いDeathBladeではこちらの方が効果的です。
 ただ、今後はEsperカラーでもそのどちらもあり得るため、火力の選択や《硫黄の精霊》の採用可否など難しいですね。


 
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=56349
 9位、Meru Bhanot氏のMaverickです。

 特にメインで触れる物はありません。
気になったのはサイドの《静寂の守り手、リンヴァーラ》の存在。
基本は、以前Maverickが一大勢力を築いた時の対同系カードだったのですが、今は何を意味するのでしょう?
部族には間に合う訳も無いので・・・D&TやDeathBlade様ですかね?
メインの《クァーサルの群れ魔道士》《Maze of ith》に加え、サイドに《市長の塔》まで採られているのを見ると、かなり装備品への警戒が強いように思います。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=56340
 11位、Seth Zulinski氏のReanimatorです。

 時折見かけるSnTとのハイブリッドですが、このデッキはさらに《水連の花びら》投入型でもあります。
これにより初速を上げる事が出来ますが、2種の勝ち筋がある分より効果的ですね。特にSnTは重いので。

 生物の選択は、小型生物用の《大修道士、エリシュ・ノーン》、対コンボ用の《エメリアの盾、イオナ》に加え、同系/SnT系用の《潮吹きの暴君》と非常に明確で理に適っていますね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=56353
 14位、Joshua Ravitz氏のD&Tです。

 GP StrasbourgでのThomas Enevoldsen氏のそれとメインではほぼ一緒です。
今のDeathBladeの様に、中速でもより置物一枚一枚の比重の強いデッキや、 7月以降のルール改正での置物の強化を考えるとこのD&Tもこれからより価値が出てくるのかもしれません。
特に今回サイドに積まれている《大変動》は非常に重要な働きをするようになるかもしれません・・・。

 このデッキももう少し対コンボ耐性を上げれれば・・・。




 こんな所です。
前回の結果を受けて如何にUヘイト/コンボヘイトなデッキが増えるかと思いきや、ウェイトが移動しただけだったでござる・・・(´・ω・`)
とはいえ今回は結構メタ的に重要な意味を持つ結果になったのではないかとも思い、次回次々回への影響が楽しみでもあるけふこの頃であります。

 さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。




 P.S.
ModernMastersがそれほどマスターしてない件。
《思考囲い》とか《貴族の教主》とか入れなさいよ・・・。

 個人的には《ブドウ弾》のイラストが良い。指弾。
未来予知のカードの枠が普通の枠になると違和感がかなりありますねw


コメント

ジオン軍
2013年6月4日1:46

モダンで《頭蓋骨〆》使いたかったでござる・・・(´・ω・`)

4sur
2013年6月4日17:46

8位は白成分少なすぎて、Esperと言うよりもはやBUGwくらいの勢いですね。
自分も同じく4C使ってますが、この構成だとメインではリリアナやJundに対する耐性がやや低いように見えます。
だもんで、個人的にはメイン1差しの対抗呪文は万能除去の衰微の方が良さそうに見えるんですが、やっぱ少しでもコンボメタで、ってことでしょうか。

しもべの一人、H
2013年6月4日22:16

>ジオン軍 さん
コメントありがとうございます。

〆の前にAtfLandじゃないですかね、要求候補順は。
というかLegacyでも禁止の〆をModernしちゃったら・・・:(;゙゚’ω゚’):


>4sur さん
コメントありがとうございます。
確かに、白と緑の成分分布量は逆ですね。ほとんどStPのためですねこれではw

確かにヴェリアナやJundの様な盤面干渉力の高いカードを積まれると苦労しそうです。まぁ、それが通常のEsper SfMからのペイオフされる部分ですからね。

 仰るように今は、特に直近はコンボが非常に多い事が《対抗呪文》を採らせたのかもしれません。

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