レガシー) 今週のSCG・・・色々と試行されている。Jacob氏つおい。
2013年7月9日 紹介皆さん、こんばんは。しもべです。
暑い暑いと言っていたら更に熱くなったでござる・・・。皆さんも熱中症には気を付けてください。
さて、本日は待望?のM14のフルスポが発表されましたね。Rの対抗色対策以外は特に目ぼしい物は無かったですが・・・。
ついでに今日は禁止改定の日で、これまたいつも通り「No Change」です。ハイハイ、天丼天丼。
M14の気になったカードの続きも書きたいのですが、まずはSCG Open Legacyですね。
今回はWorcesterです。
では早速結果を見ていきましょう・
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/130706_worcester.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=2013-07-07&end_date=2013-07-07&start=1&finish=16&city=Worcester
今回の優勝はJacob Wilson氏のRUG Delverです。
以下順位(上から順に1位→16位)
RUG Delver
RUG Delver
Tricorol Blade
Patoriot
TES
続唱BUG
Goblins
Elves
---Top8-------------
DeathBlade
RUG Delver
Elves
UW MiracletR
UW MiracletB
Maverick
Death&Tax
続唱 BUG
です。
正直流れもリセットされてきて何が来るか判らない週でしたが、蓋を開けてみたらフェアデッキの大勝利でした。
そしてそのフェアデッキに強い非コンボ系デッキとの呉越道中と言う結果です。
驚く事に非生物のコンボはTES一つのみであり、SnT系が一つも存在しません。
かなり久々の光景に思えます・・・。
さて、ここからは気になったデッキを個別に見ていこうと思います。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57046
1位、Jacob Wilson氏のRUG Delverです。
久々に優勝したLegacyの顔事、RUG Delverは今回最多の3名を輩出しました。
Jacob氏は結構個人チューンが多いのですが、今回も人とは異なる色を出しています。
現状はややフェアデッキが多いため、それ用の枠が2~3枚確保されるのが常道です。
打消しで言えば《呪文嵌め》、火力で言えば《Chain Lightning》や《二股の稲妻》など。中型戦力が増えているようなら《四肢切断》。実際に他の2名は採っています。
が、Jacob氏は何れも採らず、採ったのは《ギタクシア派の調査》で、それも枠ギリギリの3枚です。
驚くべき選択ですね。
下手に相手に依った選択するよりも、自身の展開とアクションを確実なものにするという事の様です。
その分のデッキの硬直化は《瞬唱の魔道士》の万能性で多少補うようです。
サイドは、いつも通り《硫黄の精霊》が採られています。Esper最盛期の頃なら判らなくもないのですが、いったい今は何を想定しているのでしょうかね・・・。
また、《精神を刻む者、ジェイス》が1枚採られています。対フェアデッキ用に広い幅の受け手ではあるのですが、このデッキで使用可能なのでしょうかね?守れるのでしょうか?
《Zuran Orb》も珍しいですが、対R用や、継続的に墓地掃除をしてくるカードに対抗できるので意外と面白いかもしれませんね。ギタ調が痛いので尚更重要です。
少々他のRUGに比べ、75枚が重めにも拘らず土地の数は同じなのですが、ギタ調を取ってあるのもこういう事も踏まえているのかもしれませんね。
以外なのは《古の遺恨》が全体的に少ない事。
これだけBlade系が在るのならばほぼ2枚固定かとも思っていたのですが・・・。
対し、2位のBrian Knoppのデッキが非常にオーソドックスにメタチューンしてあるので対比が面白いです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57066
3位、Jared Boettcher氏のTricorol Bladeです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57059
4位、Erik Smith氏のPatoriotです。
ちょうど前回、このTricorolのデッキについてのエントリーを上げていたので本当にタイムリーですねw
ただし、デッキはずいぶん異なりますが。
ここ最近、随分活躍しているデッキカラーですね。打消しを多めに抱え対コンボを備えながら、W/Rでフェアデッキにも耐性を持つため混沌とした時期には比較的合っているかもしれません。
特に今のフェアデッキは火力が有効なのでRが強いですね。
Jared氏のデッキは正にTricorolカラーのSfMデッキです。
ミッドレンジ~コントロールの間といった所で、EsperSfMとよく似ています。
Rは入っている物の、メインの《イゼットの魔除け》、サイドの《紅蓮破》《仕組まれた爆薬》のためだけであり、UW MiracletRのデッキ構成に似ていますね。
イゼットチャームは2マナの重さがPatoriotでは敬遠されていますが、このデッキならばそれほど問題は無さそうです。
基本的には中級のパワーカードで圧倒できるように多めの土地に加え、《世界のるつぼ》まで備えていますからね。
11枚の打消しに、6枚~の除去とかなり妨害スペルに力を注いでおり、サイド後はさらにそれが増えていきます。
そう言う点でもEsperに似ていますね。
4位、Erik氏のPatoriotはお手本のような構成です。
《Force of will》が3枚なのは稀にありますね。今回は、コンボはそう多くは無いと踏んだようです。実際その通りの結果ですしね。
ただ、残念なのはRUG Delverが残ってしまった所。
サイドのEE2枚だけではどうにもならない為、もう一枚ぐらい何かあると良かったかもしれませんね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57060
5位、Bryant Cook氏のTESです。
一時期はANT一色でしたが、最近またTESが多少増えています。
フェアデッキが多いせいでしょうかね。
今のデッキは以前ほど土地/マナを締め付けてこない為、そちらの意味でも余裕があるのかもしれません。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57049
7位、Jon Ashworth氏のGoblinsです。
青いデッキが居てい以上になると必ず現れるゴブリンです。
ただ、火力/単体除去が多い現状で《ゴブリンの群衆追い》型にする理由はなんでしょうか?
展開が早くない為、速度を重視しているのでしょうか?
サイドはtG/Wの主流の形ですが、目立っているのは《エメリアの盾、イオナ》の存在。
一瞬??となりましたが恐らくは青単SnT(《無限への突入》)型用でしょう・・・か?。
SnT→《無限への突入》と繋がる為、イオナを出されるとスタックさえ割り込ませず封殺できます。なんせ青「単」ですからね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57053
6位、Kevin Jennings氏の続唱 BUGです。
16位、Jake Gans氏のそれもそうですが、一時期に比べ随分とBeatの様相が強まりました。
嘗てのアドバンテージ型コントロールの面影はありません。
採用カードもやみくもにアドバンテージを偉うようなものが減った気がしますね。
サイドの《In the Eye of Chaos》は珍しいカードですね。以前[ひまじん]さんがご紹介していただいてその存在を知ったカードです。
対Insですのでかなり多くのデッキに刺さりますが、特にUですね。
このデッキは他のUデッキよりSocが多いですし、《突然の衰微》は無視できるため、結構マッチした形ですね。
黒が《Chains of Mephistopheles》を入れるようなものですかね?
使用感が気になりますね。
9位のChris Van Meter氏のDeathBladeもそうですが、この手のシフトが増えているようです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57058
8位、Nicholas Malatesta氏のElvesです。
《ジョラーガの戦呼び》が入ってますね。
どう使うのか判らなかったのですが、恐らく《緑の太陽の頂点》→《ジョラーガの戦呼び》→《ワイアウッドの共生虫》でバウンスしながらマナを出す。
という事でしょうかね?それなら《ティタニアの僧侶》が欲しくなりますが・・・。
サイドにも《大祖始》を押しのけてまで入っています。
7月のルール改正でガイアマンセーが出来るElvesはどう変わるのでしょうね?
楽しみです(^^)
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57068
12位、Garrett Fehon氏のUW MiracletRです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57070
13位、Joshua Cicio氏のUW MiracletBです。
Miracleが出てくるのも久々ですがそれもむべなるかな。
面白いのは対コンボのアプローチが異なる事ですね。
GarrettのtRはスタンダードな構築で《血染めの月》で一部のデッキを封殺できるようになっています。
対し、Joshua氏のtBは余分な枠は撤廃し、メインは基礎で固めて、サイド後に変化を持ってきています。
月は以前より支配力が落ちているのでそれもアリかもしれませんね。
REBに比べハンデスの方が広いコンボ/それ以外も含めて対処出来るてんを尊重しているのかもしれません。
HelmPeaceコンボや《天使への願い》等大雑把なフィニッシャーなのでその点でもハンデスは良いのかも・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57051
14位、Raeef Istfan氏のMaverickです。
対JtMs、打点強化の《遍歴の騎士、エルズペス》、対フェアデッキ用の《情け知らずのガラク》
対《ヴェールのリリアナ》用のメイン《鷺群れのシガルダ》+サイド《萎れ葉のしもべ》
と、かなり今の非コンボデッキに対する形になっています。
また、
《罰する火》コンボを採っておきながら、メインには《罰する火》を入れないという大胆の構築をしています。
逆なら判りますが、メインから抜けない土地がある以上、意味あるんですかね?
それでも回りを重視したという事ですかね?
フェアデッキをしっかりメタっている代わりに、逆に対コンボの枠はありません。とことん削っています。
サイドに申し訳程度に採ってありますが、これでは難しいでしょう。
こういう決断も時には必要何でしょうね。
http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_death__taxes_with_th.html
今週のDeckTech: Death & Taxes with Thomas Enevoldsenです。
興味のある方は拝聴してみては如何でしょうか?
こんなところです。
疲れた・・・。
今週はかなり創られたデッキが多かった印象です。見ていくのは面白いのですが疲れる。
しかしここまでコンボが根絶されてしまうのは些か予想外。
何が有ったのでしょうか?
さて、今週はここまで、です。
お付き合いいただけた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
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