皆さん、こんばんは。しもべです。
フルスポが発表されて暫く経ちますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
世間では塩だの潮だの汐だのSHIOだのと言われていますが、ここ最近の基本セットが利益優先でKPを高くし過ぎただけです。
旧10版までの基本セットの悲惨さを考えればこれぐらい何ともないですよね。寧ろこれでも十分高いと言えます。
まぁ、RtR後、皆さんが満足される様なカードは少ないのも事実ですが、それでも環境に影響を与えるようなカードは相応に出てきているので、こんなものではないでしょうかね?
という訳で気になるカードの続きです。
とりあえず対抗色対策サイクルの続きとその他少し
《鬼斬の聖騎士》
「絆魂」を得た代わりに除去耐性が薄れた《ヴェクの聖騎士》
又は重くなって、その分で除去耐性を得た《メドウグレインの騎士》。
好意的に見れば、超強くなった《アジャニの陽光弾手》。
《紅蓮地獄》等の全体火力や《渋面の溶岩使い》に弱くなってしまった点はかなり頂けない。
ただ、「絆魂」と言うのは(特に赤に)それだけ強い能力ですし、3マナを考えれば弱いわけがない。
ブロックスルーは出来ないものの、先制攻撃があればあまり戦闘で負ける事も無い。特にLegacyの場合は。Stdは知らん。
よく、Legacyプレイヤーは渋面に対応できない。
終わた・・・。
と言っていますが、私はそれほど悲観的でもありません。
スペルに対応できているだけで十分ですから。Legacy最高の除去StP/PtE以外にほぼ対応できているのでそれで十分。
《稲妻》に比べたら渋面なんて微々たる数しかいませんから。
そもそも渋面なんて使用デッキにもよるでしょうが、見かけたら即除去が基本。機能するまで放置なんてしませんしね。自分の使用デッキがBeatdownなら尚更です。
確かに《ヴェクの聖騎士》の方が場持ちは良いのですが、それ以上に「絆魂」の方が存在はデカいと考えています。
R/Bでパワー2先制攻撃で対処できないのはフェアデッキでは《墓忍び》ぐらいでしょうし。
まぁ、《ミラディンの十字軍》と比べるのは判りますが、彼とはもっているカードの質が異なるのでそれ程には私は問題氏はしていません。
彼は攻撃手一辺倒で、コイツは攻防両面で使えるカードですから。
そもそも彼は対B/Gで、鬼斬は対R/B。
ベクトルが異なるカードですので使うデッキ・場面も異なるはず。
個人的には「きざん」ではなく「おにきり」の方が良いのですが(※「おにぎり」ではなく)・・・。
サイズや除去耐性云々が問題視されていますが、《メドウグレインの騎士》があれだけ強かったんだから、こちらは更に活躍できるはず。
彼女も強化前提なのだからそうすればいいだけでしょう。
プロテクションでない以上その利点を活かさなければ。
《ボロスの反攻者》には弱いので、尚更《火山の力》が活きるはずだった・・・。再録落ち・・・。
Rを使いたくないのなら《聖なるマントル》でどうでしょうかね。
ブロッカーを無視できるのでノーガードの殴り合いが出来る。しかもこちらは強化された「絆魂」持ち。
強力とは言い難いですが《群れの統率者アジャニ》がいる事も意味はあると思います。
継続して、恒常強化[+1]が出来るので場持ちは良くなるし、アジャニ自身の保護にも繋がる。
また[-3]で瞬間的な強化が出来るのも有難い。ここでも「絆魂」により大きくダメージレースを狂わせる事が出来ます。
優れた性能と除去耐性を有しているためAura系の戦力として捉える事が出来ます。
《アジャニに選ばれし者》もいるため、Wが強い事もそれほど悪い印象にはなりませんしAuraの弱点も補いやすい。
結構活躍できると思います。
ただ、素晴らしいAuraであるはずの《ひるまぬ勇気》や《オルゾヴァの贈り物》の本領が発揮できないのは残念ですね・・・。
《トロール皮》や《シヴの抱擁》とかで我慢するしかないですかね・・・。
《精神灼き》
:3マナ3/2先制攻撃+α
《灰の盲信者》と言い、《丘巨人》wなんて言うセリフが皮肉になるぐらいしょぼかったRのマナレシオも最近は違いますね・・・。
しかもその+αも非常に実用的。
取り敢えず何をされてもW/Uならば2点を飛ばせるわけで、非常に攻撃的な色であるRのやりたい事と防御的で遅い色であるWUのやられたくは無い事の重なっている部分を抑えていますね。
パワー3の先制攻撃持ちなので攻防どちらでも活躍できます。
サイクル中では最も規制が緩く、実用的な能力ですね。
残念なのは場持ちがヨロシクない事。
除去耐性は無くタフネスは2なので凡そ全ての除去に引っ掛かってしまいます。
場に長くいればいるほど強力な能力なので勿体無いですね。
特にLegacyでは、最も効果が期待出来るUでも、タッチでW/B/Rの何れかが加味されるのでほぼ確実に1~2マナで処理されてしまいます。
ドロー能力も高いですし、能力の稼げる期待値は大きいとは言えませんね・・・。Modernでも厳しいかも・・・。
サイズは小さくとも1~2マナでこの能力ならもっと使いようもあったかもしれませんが流石に3マナではテンポロスが大きすぎます・・・。
除去耐性を加味できればもう少し見方も変わってくるでしょう。Modernで言えば《呪文滑り》の様なカードですね。
ただ、この手のカードはミッドレンジの様なカードフィニッシャー足り得るカードを保護するために使うのであって、Rと言う攻撃的なデッキに組み込まれるであろうこのカードをそこまで保護するべきか?と言う風にも感じます。
Stdではどこまで活躍できるかは不明ですが、攻防で活躍できる《ボロスの反攻者》とはある種ベクトルが重なります。その点では受けの広さで劣り、攻めの深さでは勝っていますね。要考慮が必要でしょうね。
《チャンドラのフェニックス》はコンボ/シナジー向きなのでまた別の枠でしょう。とはいえ同じ3マナ域なので狭き門ですね。
《魔女跡追い/Witchstalker》
:私はある種テンポカードの様に捉えています。
能力は《カビのマムシ》と《大貂皮鹿》を足して2で割った感じですね。
《復活の声/VoR》の時にも書きましたが、この能力は相手の展開を阻害するテンポカードです。
VoRほど強力な抑止力/応用性ではありませんが、その分本体の戦闘能力が高い。
呪禁は一見価値が非常に高いのですが、相手の的になって且つテンポを削ぐという役割もあったVoRのそれとは一概に比べられませんね。ただし、本体の戦闘能力が高くなった事で呪禁の価値自体は遥かに高くなっています。
対Uと言う色で見てみると、呪禁トロール2種に比べ、再生が不可能であるため《至高の評決》に弱くなっている点はUWカラーに対して難点。Stdに置いてはやはり全体除去に僅かながら耐性を持っていたVoRに劣ります。
カウンター耐性も無いため一層弱くなっている。
もともと《終末》には無力・・・。
対して、UB系と言うかBにはメインの《ヴェールのリリアナ》、サイドの《非業の死》があるためそれ程、大勢に影響は無いでしょうね、残念ながら。
寧ろ通常のUスペルに加え、このカラーの重要な要素である《突然の衰微》に対して大きなテンポプレッシャーを迫れる。これは動きだけならStP/PtEと何ら変わりない。ですが、W1マナを用意するのとBGの2マナを用意するのではテンポの差が圧倒的でしょう。
という訳で、色対策と言うほど劇的な効果を持っているカードでは無いと思います。
少なくとも、フェアリー蔓延時に環境調整/駆逐用(嫌がらせ)として刷られた《硫黄の流弾》や上記《大貂皮鹿》程の実用性はあるとは思えまえん。
RUG Delverにはスラーンの方が強力。地上生物全てに対処出来たので。狼はサイズが大きくなる必要性がありますからね。
が、別に楽な相手という訳でも否いでしょう。
デッキ色にも依りますが、3マナ出るような状況ならば大抵の除去は通りますし、それでなくとも《突然の衰微》がある環境です。
RUG側からすれば、デッキで一番頼りになる生物であるマングースを、喩えテンポ差で勝っているとはいえ、簡単に失いたくは無いでしょう。
サイドは今は《乱暴》が主流なので、そこまで含めてみても結構厭らしい相手ではないでしょうか?
まぁ、楽々と3マナ生物を展開させてはくれないでしょうが・・・。《炎渦竜巻》を取っている場合も在りますしね。
対して、’Murica(Patoriot)にはこちらの方が優位。
マナ否定戦略上マナが軽い方が望ましく、メインのトラフトに対処しやすい。スラーンでは遅い。
マナ否定の関係上RUGでもスラーンは遅いのですが、この狼も遅い事には変わりなく、且つほぼ確実に出した直後の戦闘では沈没してしまうので、それならまだ生存率が高いスラーンを~という事です。
重めなカードが多いため、RUGほど軽快なテンポデッキでは無く、やはり嫌がらせにはもってこいでしょう。
サイドに全体除去を取りにくいのも追い風。
個人的には色対策カードとはいえ
《トロールの苦行者》よりは上。スラーンとは場合に依る。
《大貂皮鹿》には打ち消されない点は勝っている物の、2色目も考えればほぼ確実に対処されてしまう皮鹿より上といった所です。皮鹿はBUGぐらいにしか除去耐性が機能しませんからね。
Stdでの場合はまぁ、セレズニア/Bantに入るでしょう。因みにこちらは《鬼斬の聖騎士》も候補ですね。
ただ、トラフト・《幽体の飛行》が消える以上もはやBantである必要性は薄いでしょう。
GW Auraに素直に出来ますね。
《魔女跡追い》にしろ《鬼斬の聖騎士》にしろダブルシンボルですからね・・・。
《オルゾヴァの贈り物》も実用的になるでしょう。2色ランドも無くなるようなので流石に3色は厳しいでしょうから。
問題は《怨恨》が残ってい無い事・・・。《天上の鎧》だけでは心許無いでしょう。
また、デッキの方向として恐らく単騎掛けは良く起こり得る状況でしょう。
そうなると心配なのがEdict系の除去。
ヴァリアナはトラフト共に間もなく退場するものの、Auraデッキが存在するのなら確実にEdictも使用され続けるはず。
ならば《肉貪り》や《遠隔+不在》も残る計算です。
今のところ考えられませんが、テーロス後環境が低速化するのなら《捕獲+放流》も視野に入れておく必要があります。
この難関をどう突破できるか・・・。
どうでもいいけど、コイツの見た目。皆さんカピバラとかイノシシとか言ってるけど、タイプー「狼」を先に見てしまった私に指向/思考の余地はなかった。
コイツは、しかし、何処かで見た・・・。
絶対にあるこの既視感
デジャヴ・・・。
何処だ?
・・・と思ったら同じ発想をしていた方がいて、答えを出してくれました。
「エデンの檻」に出てきた「アンドリューサリュクス」です。
間違いない。
しかし、似てるなぁ・・・。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9)
(http://image.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9)
どうでもいいですが、「エデンの檻」って打ち切りだったんですね。
さっぱり謎が回収されぬまま、しかも現状の問題も解決されぬままで終わって??だったのですが打ち切りなら納得ですね。
いや、納得はできないだろ!!
20巻以上出して打ち切りって、シャーマン○ングか!!
《風乗りスリヴァー》
:多くのデッキが《空中浮遊》や《不可思議》を使って手に入れる「飛行」を僅か1マナで打点つきで手に入れる。
これだけで如何にこのカードが強いのかが証明されていますね。
《有翼スリヴァー》からは1マナ軽くなりました。良い点と悪い点がありますね。
良い点は普通に軽くなった事。EEで一族壊滅の危機から多少生きながらえる事。
悪い点は《霊気の薬瓶》で出すのが手間になった事。
ただし、どうせX=2に至るまでにX=1は経由するのだし、1マナならば展開上で支障をきたす事も無いでしょう。
「自分だけ~」になった点は素晴らしいですが、どうせミラーマッチなんて起こらないので特に気にする事も無いでしょう。
「スリヴァー」に遭遇するより「多相」持ち(ex.《変わり谷》)に遭遇する事の方が余程確率が高い。
《吸管スリヴァー》
:《精油スリヴァー》よりも軽く扱いやすいのですが・・・。
もともとスリヴァーに入ってる要素では無いですし、W系は《水晶スリヴァー》や《筋力スリヴァー》が存在したために使っている色でした。
《霊気の薬瓶》から外れる色ですし、《魂の洞窟》があるとはいえ必要なマナは少ない方が好ましい。
本家の《精油スリヴァー》とは異なり複数入れる意味も無いですし・・・。
弱くは無いのですがネガティブな要素が揃っていますね・・・。
それ以前にまず枠が無い。
《大身スリヴァー》/《捕食スリヴァー》
:どれだけ、スリヴァーはプロテインを飲んでいるというんだ・・・。
これで12マッスルになる。正にマッスル集団・・・(;´Д`)ォェ・・・。
魚並み。
+3/+3の方もいますが、重すぎるので《増力スリヴァー》の方がマシな気が。
それでも重いので、《菅草スリヴァー》で更にマッスルで良い。
そもそも既にマッスル3種目まで出て《幻影の像》まで入れれば4種も有るので要らない・・・。
まぁ、枠もそんなにないので。ルール変更も伴って単純に弱体化する《幻影の像》を補色スリヴァーと入れ替えでしょうね。
しかし、魚もスリヴァーもマッスルとは程遠い見た目な印象なのですが、何故かマッスルですね。
まぁ、魚は、回遊魚は実際は至極マッスルですが・・・。
こんな所です。
フルスポが発表されて暫く経ちますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
世間では塩だの潮だの汐だのSHIOだのと言われていますが、ここ最近の基本セットが利益優先でKPを高くし過ぎただけです。
旧10版までの基本セットの悲惨さを考えればこれぐらい何ともないですよね。寧ろこれでも十分高いと言えます。
まぁ、RtR後、皆さんが満足される様なカードは少ないのも事実ですが、それでも環境に影響を与えるようなカードは相応に出てきているので、こんなものではないでしょうかね?
という訳で気になるカードの続きです。
とりあえず対抗色対策サイクルの続きとその他少し
《鬼斬の聖騎士》
「絆魂」を得た代わりに除去耐性が薄れた《ヴェクの聖騎士》
又は重くなって、その分で除去耐性を得た《メドウグレインの騎士》。
好意的に見れば、超強くなった《アジャニの陽光弾手》。
《紅蓮地獄》等の全体火力や《渋面の溶岩使い》に弱くなってしまった点はかなり頂けない。
ただ、「絆魂」と言うのは(特に赤に)それだけ強い能力ですし、3マナを考えれば弱いわけがない。
ブロックスルーは出来ないものの、先制攻撃があればあまり戦闘で負ける事も無い。特にLegacyの場合は。Stdは知らん。
よく、Legacyプレイヤーは渋面に対応できない。
終わた・・・。
と言っていますが、私はそれほど悲観的でもありません。
スペルに対応できているだけで十分ですから。Legacy最高の除去StP/PtE以外にほぼ対応できているのでそれで十分。
《稲妻》に比べたら渋面なんて微々たる数しかいませんから。
そもそも渋面なんて使用デッキにもよるでしょうが、見かけたら即除去が基本。機能するまで放置なんてしませんしね。自分の使用デッキがBeatdownなら尚更です。
確かに《ヴェクの聖騎士》の方が場持ちは良いのですが、それ以上に「絆魂」の方が存在はデカいと考えています。
R/Bでパワー2先制攻撃で対処できないのはフェアデッキでは《墓忍び》ぐらいでしょうし。
まぁ、《ミラディンの十字軍》と比べるのは判りますが、彼とはもっているカードの質が異なるのでそれ程には私は問題氏はしていません。
彼は攻撃手一辺倒で、コイツは攻防両面で使えるカードですから。
そもそも彼は対B/Gで、鬼斬は対R/B。
ベクトルが異なるカードですので使うデッキ・場面も異なるはず。
個人的には「きざん」ではなく「おにきり」の方が良いのですが(※「おにぎり」ではなく)・・・。
サイズや除去耐性云々が問題視されていますが、《メドウグレインの騎士》があれだけ強かったんだから、こちらは更に活躍できるはず。
彼女も強化前提なのだからそうすればいいだけでしょう。
プロテクションでない以上その利点を活かさなければ。
《ボロスの反攻者》には弱いので、尚更《火山の力》が活きるはずだった・・・。再録落ち・・・。
Rを使いたくないのなら《聖なるマントル》でどうでしょうかね。
ブロッカーを無視できるのでノーガードの殴り合いが出来る。しかもこちらは強化された「絆魂」持ち。
強力とは言い難いですが《群れの統率者アジャニ》がいる事も意味はあると思います。
継続して、恒常強化[+1]が出来るので場持ちは良くなるし、アジャニ自身の保護にも繋がる。
また[-3]で瞬間的な強化が出来るのも有難い。ここでも「絆魂」により大きくダメージレースを狂わせる事が出来ます。
優れた性能と除去耐性を有しているためAura系の戦力として捉える事が出来ます。
《アジャニに選ばれし者》もいるため、Wが強い事もそれほど悪い印象にはなりませんしAuraの弱点も補いやすい。
結構活躍できると思います。
ただ、素晴らしいAuraであるはずの《ひるまぬ勇気》や《オルゾヴァの贈り物》の本領が発揮できないのは残念ですね・・・。
《トロール皮》や《シヴの抱擁》とかで我慢するしかないですかね・・・。
《精神灼き》
:3マナ3/2先制攻撃+α
《灰の盲信者》と言い、《丘巨人》wなんて言うセリフが皮肉になるぐらいしょぼかったRのマナレシオも最近は違いますね・・・。
しかもその+αも非常に実用的。
取り敢えず何をされてもW/Uならば2点を飛ばせるわけで、非常に攻撃的な色であるRのやりたい事と防御的で遅い色であるWUのやられたくは無い事の重なっている部分を抑えていますね。
パワー3の先制攻撃持ちなので攻防どちらでも活躍できます。
サイクル中では最も規制が緩く、実用的な能力ですね。
残念なのは場持ちがヨロシクない事。
除去耐性は無くタフネスは2なので凡そ全ての除去に引っ掛かってしまいます。
場に長くいればいるほど強力な能力なので勿体無いですね。
特にLegacyでは、最も効果が期待出来るUでも、タッチでW/B/Rの何れかが加味されるのでほぼ確実に1~2マナで処理されてしまいます。
ドロー能力も高いですし、能力の稼げる期待値は大きいとは言えませんね・・・。Modernでも厳しいかも・・・。
サイズは小さくとも1~2マナでこの能力ならもっと使いようもあったかもしれませんが流石に3マナではテンポロスが大きすぎます・・・。
除去耐性を加味できればもう少し見方も変わってくるでしょう。Modernで言えば《呪文滑り》の様なカードですね。
ただ、この手のカードはミッドレンジの様なカードフィニッシャー足り得るカードを保護するために使うのであって、Rと言う攻撃的なデッキに組み込まれるであろうこのカードをそこまで保護するべきか?と言う風にも感じます。
Stdではどこまで活躍できるかは不明ですが、攻防で活躍できる《ボロスの反攻者》とはある種ベクトルが重なります。その点では受けの広さで劣り、攻めの深さでは勝っていますね。要考慮が必要でしょうね。
《チャンドラのフェニックス》はコンボ/シナジー向きなのでまた別の枠でしょう。とはいえ同じ3マナ域なので狭き門ですね。
《魔女跡追い/Witchstalker》
:私はある種テンポカードの様に捉えています。
能力は《カビのマムシ》と《大貂皮鹿》を足して2で割った感じですね。
《復活の声/VoR》の時にも書きましたが、この能力は相手の展開を阻害するテンポカードです。
VoRほど強力な抑止力/応用性ではありませんが、その分本体の戦闘能力が高い。
呪禁は一見価値が非常に高いのですが、相手の的になって且つテンポを削ぐという役割もあったVoRのそれとは一概に比べられませんね。ただし、本体の戦闘能力が高くなった事で呪禁の価値自体は遥かに高くなっています。
対Uと言う色で見てみると、呪禁トロール2種に比べ、再生が不可能であるため《至高の評決》に弱くなっている点はUWカラーに対して難点。Stdに置いてはやはり全体除去に僅かながら耐性を持っていたVoRに劣ります。
カウンター耐性も無いため一層弱くなっている。
もともと《終末》には無力・・・。
対して、UB系と言うかBにはメインの《ヴェールのリリアナ》、サイドの《非業の死》があるためそれ程、大勢に影響は無いでしょうね、残念ながら。
寧ろ通常のUスペルに加え、このカラーの重要な要素である《突然の衰微》に対して大きなテンポプレッシャーを迫れる。これは動きだけならStP/PtEと何ら変わりない。ですが、W1マナを用意するのとBGの2マナを用意するのではテンポの差が圧倒的でしょう。
という訳で、色対策と言うほど劇的な効果を持っているカードでは無いと思います。
少なくとも、フェアリー蔓延時に環境調整/駆逐用(嫌がらせ)として刷られた《硫黄の流弾》や上記《大貂皮鹿》程の実用性はあるとは思えまえん。
RUG Delverにはスラーンの方が強力。地上生物全てに対処出来たので。狼はサイズが大きくなる必要性がありますからね。
が、別に楽な相手という訳でも否いでしょう。
デッキ色にも依りますが、3マナ出るような状況ならば大抵の除去は通りますし、それでなくとも《突然の衰微》がある環境です。
RUG側からすれば、デッキで一番頼りになる生物であるマングースを、喩えテンポ差で勝っているとはいえ、簡単に失いたくは無いでしょう。
サイドは今は《乱暴》が主流なので、そこまで含めてみても結構厭らしい相手ではないでしょうか?
まぁ、楽々と3マナ生物を展開させてはくれないでしょうが・・・。《炎渦竜巻》を取っている場合も在りますしね。
対して、’Murica(Patoriot)にはこちらの方が優位。
マナ否定戦略上マナが軽い方が望ましく、メインのトラフトに対処しやすい。スラーンでは遅い。
マナ否定の関係上RUGでもスラーンは遅いのですが、この狼も遅い事には変わりなく、且つほぼ確実に出した直後の戦闘では沈没してしまうので、それならまだ生存率が高いスラーンを~という事です。
重めなカードが多いため、RUGほど軽快なテンポデッキでは無く、やはり嫌がらせにはもってこいでしょう。
サイドに全体除去を取りにくいのも追い風。
個人的には色対策カードとはいえ
《トロールの苦行者》よりは上。スラーンとは場合に依る。
《大貂皮鹿》には打ち消されない点は勝っている物の、2色目も考えればほぼ確実に対処されてしまう皮鹿より上といった所です。皮鹿はBUGぐらいにしか除去耐性が機能しませんからね。
Stdでの場合はまぁ、セレズニア/Bantに入るでしょう。因みにこちらは《鬼斬の聖騎士》も候補ですね。
ただ、トラフト・《幽体の飛行》が消える以上もはやBantである必要性は薄いでしょう。
GW Auraに素直に出来ますね。
《魔女跡追い》にしろ《鬼斬の聖騎士》にしろダブルシンボルですからね・・・。
《オルゾヴァの贈り物》も実用的になるでしょう。2色ランドも無くなるようなので流石に3色は厳しいでしょうから。
問題は《怨恨》が残ってい無い事・・・。《天上の鎧》だけでは心許無いでしょう。
また、デッキの方向として恐らく単騎掛けは良く起こり得る状況でしょう。
そうなると心配なのがEdict系の除去。
ヴァリアナはトラフト共に間もなく退場するものの、Auraデッキが存在するのなら確実にEdictも使用され続けるはず。
ならば《肉貪り》や《遠隔+不在》も残る計算です。
今のところ考えられませんが、テーロス後環境が低速化するのなら《捕獲+放流》も視野に入れておく必要があります。
この難関をどう突破できるか・・・。
どうでもいいけど、コイツの見た目。皆さんカピバラとかイノシシとか言ってるけど、タイプー「狼」を先に見てしまった私に指向/思考の余地はなかった。
コイツは、しかし、何処かで見た・・・。
絶対にあるこの既視感
デジャヴ・・・。
何処だ?
・・・と思ったら同じ発想をしていた方がいて、答えを出してくれました。
「エデンの檻」に出てきた「アンドリューサリュクス」です。
間違いない。
しかし、似てるなぁ・・・。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9)
(http://image.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9)
どうでもいいですが、「エデンの檻」って打ち切りだったんですね。
さっぱり謎が回収されぬまま、しかも現状の問題も解決されぬままで終わって??だったのですが打ち切りなら納得ですね。
いや、納得はできないだろ!!
20巻以上出して打ち切りって、シャーマン○ングか!!
《風乗りスリヴァー》
:多くのデッキが《空中浮遊》や《不可思議》を使って手に入れる「飛行」を僅か1マナで打点つきで手に入れる。
これだけで如何にこのカードが強いのかが証明されていますね。
《有翼スリヴァー》からは1マナ軽くなりました。良い点と悪い点がありますね。
良い点は普通に軽くなった事。EEで一族壊滅の危機から多少生きながらえる事。
悪い点は《霊気の薬瓶》で出すのが手間になった事。
ただし、どうせX=2に至るまでにX=1は経由するのだし、1マナならば展開上で支障をきたす事も無いでしょう。
「自分だけ~」になった点は素晴らしいですが、どうせミラーマッチなんて起こらないので特に気にする事も無いでしょう。
「スリヴァー」に遭遇するより「多相」持ち(ex.《変わり谷》)に遭遇する事の方が余程確率が高い。
《吸管スリヴァー》
:《精油スリヴァー》よりも軽く扱いやすいのですが・・・。
もともとスリヴァーに入ってる要素では無いですし、W系は《水晶スリヴァー》や《筋力スリヴァー》が存在したために使っている色でした。
《霊気の薬瓶》から外れる色ですし、《魂の洞窟》があるとはいえ必要なマナは少ない方が好ましい。
本家の《精油スリヴァー》とは異なり複数入れる意味も無いですし・・・。
弱くは無いのですがネガティブな要素が揃っていますね・・・。
それ以前にまず枠が無い。
《大身スリヴァー》/《捕食スリヴァー》
:どれだけ、スリヴァーはプロテインを飲んでいるというんだ・・・。
これで12マッスルになる。正にマッスル集団・・・(;´Д`)ォェ・・・。
魚並み。
+3/+3の方もいますが、重すぎるので《増力スリヴァー》の方がマシな気が。
それでも重いので、《菅草スリヴァー》で更にマッスルで良い。
そもそも既にマッスル3種目まで出て《幻影の像》まで入れれば4種も有るので要らない・・・。
まぁ、枠もそんなにないので。ルール変更も伴って単純に弱体化する《幻影の像》を補色スリヴァーと入れ替えでしょうね。
しかし、魚もスリヴァーもマッスルとは程遠い見た目な印象なのですが、何故かマッスルですね。
まぁ、魚は、回遊魚は実際は至極マッスルですが・・・。
こんな所です。
コメント
かなりカンスリは改善されるので期待大ですねー
コメントありがとうございます。
細マッチョww
成程、これが彼らなりの時代に沿ったビジュアルという事かw
>アンノーン さん
コメントありがとうございます。
う~む、どうなんでしょうね?
今回のカード郡はどれも非常に優秀ですが、現状の針金sが抱える問題を打破する要素なのかは些か疑問です。どれだけ良いカードが出てもZooの様なデッキが現在のLegacyで一定以上の活躍をするのが難しいように、ベクトルは異なりますがカンスリも単純にKPが上がるだけでは難しいような気もします・・・。
少なくとも魚の《真珠三叉矛の達人》程の影響力は無いのではないかと・・・。
まぁ、組んで見て回ってみるまでは判りませんしね。
個人的には群雄割拠が好きなのでカンスリも復活して欲しいですね。