M14) 今まで気になった物色々主にLegacy、ついでStd視点 その3
2013年7月13日 新カード紹介
皆さん、こんばんは。しもべです。
M14のカードの続きです。
今回は作成して改良を続けているLife系デッキに関連したカード郡です。
では行きます。
《テューンの大天使》
:世間でプチ話題を提供したM14の白の神話枠にして天使枠です。
その様から《悪残の天使》と比較する声が上がりますが、彼女は単体で機能したのに対し、大天使は専用の構築をして初めて輝くカードなので、些か比べるべき対象に相応しいとは言いがたいと思います。
自分がコントロールする全ての生物に《アジャニの群れ仲間》と同様の効果を与えます。
「5マナで3/4飛行、絆魂+α」ですからそれだけでも悪くない性能ですが、「5マナで3/4飛行、ライフゲインに関係した能力」と言う面では《解放の執政官》にも似ています。
またライフ→強化の流れは《活力の揺り籠》にも通ずるところがあります。
3/4飛行という近年人気のあるサイズで、《稲妻》されないタフネス4は偉いですね。
ただ、5マナは決して軽くない上に、《悪残の天使》と言う素晴らし生物が居る以上、やはりデッキコンセプトを重視するべきでしょうね。
当然Life系デッキでの運用が前提となるはずです。
ライフ回復・全体強化・フィニッシャーを兼ね備えています。
が、全体強化を活かすほど数を展開できないLifeよりもSoulSistersで使われるべきカードですね。
5マナと言う程、単体では支配力はありませんし、除去耐性も皆無一歩手前です。
そこら辺もしっかりと意識すべきことだと思います。
単純に強化するだけならStdでも《ガヴォニーの居住区》《練達の生術師》《集団的祝福》等の複数の強力な選択肢がありますし、類似のカードで《勇気の道》も存在します。
5マナを掛ける意味を見出すべきでしょうね。
SoulSistersならば、ETBでCip誘発するのでそれだけで既に仕事をしています。
仮にSistersが3体場にいれば、自陣の生物全てが恒久「+1/+1」×3なのです。弱い訳が無い。
ある種、クルセイド系の全体強化スペルにも思えますね。
除去耐性が薄くとも、仮に使い切りのスペルとして見ても、《ティタニアの加護》や《草原恵み》を考えれば「+2/+2」出来れば十分なマナレシオとも言えますね。
場に出た時点で、Sisters系が1体でもいれば、自身も「4/5~」のサイズにもなれるため中々のマナレシオとも言えます。
自力で自身を強化していける為、徐々に支配力を高めていく点は面白いですね。
《再誕の宣言》はSistersで素晴らしい働きをしますが、マナカーブや釣れる量を考えると《不死の隷従》にも価値があります。1マナ以外もつれますしね。
このカードとの併用では釣れる数が多い=自軍の戦線強化ですからね。
これらのカードで戦線の回復は出来るのでそれ程意味はありませんが、地味に《罰する火》コンボに耐性がありますね。
相手が《燃え柳の木立ち》を起動するたびに生物を強化できます。
《アジャニの群れ仲間》宜しく、十手がさらに素晴らしくなります。
また、戦闘フェイズが疑似的に異なる「先制攻撃」や「2段攻撃」とも誘発回数が増やせるので素晴らしい。
複数の絆魂持ちが居れば、1回の戦闘で十分全体を巨大化できますね。《鬼斬の聖騎士》は「絆魂」と「先制攻撃」を有していますので良い相棒です。
同セットの《勇気の道》が在れば、戦闘前に自軍を強化できますね。
Stdでは「強請」持ちとも非常に相性が良い。
その後のスペルが、ドレインに成るだけでなく、それを強化スペルにもなるのですから。
特に相性が良いのは
ブロッカーを排除しやすく、ライフゲインのお陰でノーガード戦法も採れる《盲従》
「強請」に加え、自身が「絆魂」持ちである《税収飲み》。
特に税収飲みは自力で強化していけます。その強化が絆魂の威力を更に引き上げるループ。
《太陽の大魔術師の杖》も結構いい動きをするかもしれません。
毎ターン一回程度では価値が薄いですが、この杖サイクルや「強請」の様に誘発条件が軽く複数回誘発も可能な物には価値を認める事が出来ますね。
(新型チャームは2マナならば・・・。
3マナならせめて「あなた」ではなく「プレイヤー」にして欲しかった・・・。
まぁそんな事したらR単とか死んでしまいますか・・・。)
起動能力でライフを回復したり、各ターン毎に誘発でライフ回復したりと言うカード群も勿論相性は良いのですが、Eternalに於いて5マナの生物がそんなに悠々と場に留まれるわけも無く・・・。
Eternal程では無くとも、それはStdでも同じでしょう。
Sistersの様にCipで機能する/十手の様に単体で高性能
と言う点を除けば悠長に回復して強化して~と言うカード群との併用は優れているとは言えないでしょう。
《台所の嫌がらせ屋》との併用は確かに無限に頑強出来ますが、それならばよりコンボ的な《シルヴォクののけ者、メリーラ》との無限頑強の方が余程効率的で安定的でしょう。
《柏槙教団のレインジャー》よりはマシかもしれないので無限頑強デッキに大天使を投入するのはアリかもしれませんが、逆のLife系に大天使を入れるからキッチンも~と言うのは些か浅薄に映ります。
ただ、
散々言われている《スパイクの飼育係》との無限ライフには価値はあると思います。
2枚コンボ、且つ他のスイッチは不要で瞬間的に作用できますからね。
他のカードとのシナジーも形成できるカードなので、上手く組み込めばしっかり機能させれるはず。
確実に勝てるコンボではありませんが、決まれば取り敢えずダメージでは負けないのでお守り程度の価値はあると思います。
SoulSistersはソプターコンボとも相性が良いので併用できるか考えたのですがどう考えてもOverKillでしょうねw
ただまぁ、1枚位入れておくのも良いかもしれません。どうせデッキスピードは遅い構成になりますしね。
繰り返しますが、「5マナの生物」と言う部分をクリアできるシナジーをデッキ内で形成できるかどうか?でしょうね。
可能ならば複数のシナジーが欲しい所です。
《勇気の道》
:《十字軍》枠の新種ですね。
今回はライフ関係のカードが非常に多くこれもその一種。条件付きなため専用系デッキである事が望ましいのですが、数を展開するウィニー/ビートダウンなら結構なライフ量を回復してくれるでしょう。
ですので、普通の生物デッキでも運用は可能ですね。Beatが用いる対Beat用カードと言えるかもしれません。
重要なのは、自軍生物の攻撃に誘発で頭数分のライフを回復する能力の事。
この能力を得ようとするとEternalまで言っても《正義の理由》と言う5マナが必要になります。半分しか持っていないとはいえその分クルセイド能力も有るので、このカードがいかに効率的かがよく判ります。
複数枚張りの方も2種類の効果が両方とも重複するため、《清浄の名誉》よりも1マナ重い事にも溜飲を飲めます。
専用のライフ系デッキならばLifeよりSoulSisters型で輝くカードですね。
数を展開しますし、それらが戦力になるため一石二鳥です。ライフを獲得と戦線の強化を1枚でやってのける為、デッキコンセプトに完璧にマッチしています。
しかし、《魂の管理人》達は幾ら戦闘力が挙がっても全線には投入しづらいため、Tockenをばら撒くような類のカードも欲しいですね。
ただ、そうすると3マナと言うのは決して軽くないのも事実です。
《未練ある魂》や《幽体の行列》と同じマナ域なのは頂けませんね・・・。Stdの新戦力である《鬼斬の聖騎士》ともマナ域が被る・・・。
元々ライフ系は序盤から殴っていくデッキでは無いので早く置けることに意義が大きいという訳でもないのですが・・・。
ただ、強化条件がライフ20以上であることを条件としているのなら、悠長に構えるのも無理があるかもしれませんしね。
強化に対して色の指定は無いため、GのTockenを生む《生存+存命》は使いやすくなっていますね。
一緒に使えるでしょう。
このカードの最大の敵は、戦略上より強力であろう《テューンの大天使》が同セットに存在する事ですねw
同時に使うのもアリかもしれませんが・・・。
Eternalなら《エルズペス・ティレル》の方が戦略上マッチしているでしょうがね。LgSなどに比べ、素のキャストは些か重い物の、テンポ良く展開できる点を考えると《金切るときの声》は結構良好な選択肢かもしれません。
《天使の協定》
:条件達成で「4/4飛行」の天使をゲットできるため効果自体は非常に強力です。
ただ、4点ゲインがトリガーであるため、工夫無しでの条件達成は難しいでしょうね。ライフ系のデッキならば無理なく達成できるため検討できます。
4マナ域だと余り比較対象がありませんがCipゲインの生物だったり《活力の揺り籠》等が比較対象になると思われます。
単体では何もしない為、しっかりとトリガーを用意できることが望ましいですね。
その意味ではライフ回復の機会は多くとも1度の回復量が少ないSoulSistersよりもLife系の方がより望ましいでしょうね。
もう一つの問題は4マナの置物であるという事。
昨今は《突然の衰微》の登場に依り、軽い事が一概に美点では無くなりましたが、やはり単体で機能しない上に4マナは重い。
一刻も早く置いて一刻も早く機能させたい以上、設置時に、マナが掛らず任意で4点ゲイン出来るカードとの相性が良いですね。
条件を満たす物は
《斑の猪》
《魂の打ち込み》
の2つ。
魂の打ち込みは効果は安定しているのですが、ピッチコスト(黒2枚)を用意するのがハードルとしては高すぎるためあまり現実的とは言えませんね。
猪はStdで同席しているカードで、「チャンプブロック→4点ゲイン」が出来、それで天使を召還できるので非常にこちらは実用的です。
Life系のデッキ特性にも合っているので採用は検討可能でしょう。StdではLife系のデッキは組めませんが、その他のパーツで試行錯誤する事で組めなくもないでしょう。
《清々しい雨》をピッチで撃つという荒業も有りますが、流石に条件がきつ過ぎるw
このカードの重要な点として「各終了ステップ」に誘発可能である事です。
つまり1ターンの表裏で天使を2体まで召喚可能なわけです。
ならば継続して4点ゲインする方法がある事がより望ましいですね。それが任意ならば最高の相性となるはずです。
で条件を満たす物が
《交易所》
《泡立つ大釜》
ですね。
そう、共にStdに在ります。
《交易所》はハンド1枚と1マナで天使が召喚できます。多機能なカードなので無駄に為り難いのも良いですね。只協定と同じ4マナ域なのは頂けないですね。
《泡立つ大釜》は既にいろいろなところで検討されているためご存じの方も多いですが結構凶悪なシナジーです。
「どんなサイズでも生物1体と1マナで4点ゲイン」故に、適当な生物をチャンプブロックや除去にスタックで天使へと変換できます。
また、生み出した天使を煮込む事でまた4点ゲイン→天使召喚です。
つまりマナさえあれば天使は疑似除去耐性・疑似警戒・無敵ブロッカーを保持できるわけですね。
上々の戦力比は変わらずとも4点ゲインを続けているだけで対Beatdownには十分。つまり2枚目3枚目が無駄に為り難いんですね。
これは協定が2枚目3枚目遠ければ更に凶悪化します。
設置コストが2マナである点も有難いですね。マナカーブが整っています。これだけでも十分なため無理に残りのセットを使う事もないでしょう。
OverKill感は漂うものの両方あれば尚良いですね。
《交易所》は1ライフと1マナで0/1のヤギを作れるため、大釜でそれを煮込めます。
また、戦場の生物1体と1マナで破壊された《交易所》《泡立つ大釜》を回収できます。
取り敢えず、全てに無駄が無い。
因みにEternalでは他にも
《太陽の報奨》なんかも現実的です。生物死亡時に復活コスト2マナとCMC2マナの計4マナで4点ゲインが出来るため大釜よりは大振りな物のしっかり機能します。単体で動けると事は美点。《失われし者への祈り》でもいいのですが本体が重い上に単体で機能しない為×。
単純に「絆魂」「魂の絆」持ちで殴ればいいだけ~と言うのも一つの答えですね。
《殴打頭蓋》なり装備品やEncですね。
ただ「それらが安定して機能しているのなら最初から《天使の協定》なんて要らない。」と言う結論に陥りますが・・・。
《Zuran Orb》は現実的には可能ですが、土地2枚は少々難易度が高いかもしれません
《壌土からの生命》や《トロウケアの敷石》《土地税》等が必要になりますね。只それらは無駄が多い・・・。
《エルズペス・ティレル》も面白い選択ですね。
[+2]でライフ回復、[-2]で生物を投入できるため、単体でも時間は掛るものの機能します。
《崇拝の言葉》はアドバンテージを得ることは出来ませんが、安定して5点ゲインと天使を1マナが確保できます。
戦況によって任意に判断できますし、他のドロー手段を用意できてれば問題は無いですね。
Eternalには《剣を鍬に》が存在するため、Life系Beatdownに普通に組み込むだけでもリスクヘッジになります。
一応重要なポイント。
と、まぁ、色々悪さの出来るカードではあるので使ってみるのも面白いかもしれません。
単体では機能しない事
そのくせ、4マナと重い事
など問題点も少なくないのでしっかりと構築段階で意識する必要性はあると思います。
既に、アリストクラッツの様なデッキでの運用を検討している方もいるようですね。
《泡立つ大釜》の関係上生物を多数必要とするので、比較的継続展開が可能なデッキでの運用を旨としているようですね。
序盤は壁
中盤以降はライフと天使の種
と言う中速コントロールてきな感じですかね?
オフェンシブなデッキなら素直に《セレズニアの声、トロスターニ》で良いと思います。
ただ、《大食のワーム》との共存はトリガーの関係上可能でしょうね。
《大食のワーム》
:《墓所生まれの恐怖》の逆版として見ると非常に判り易いですね。
マナコストが軽く、最初から2/2~が保障されています。代わりにトランプルが無いためただの木偶の某になる可能性が大きいのが残念。
効果は面白く強大化しやすいです。
スペルによるパンプの場合、ゲイン>ダメージのマナ効率なので効果は高い。
ただし、戦闘ダメージなど、、不安定ながらマナの掛らない方法もあるダメージとは一長一短。この動きを取ろうとすれば「絆魂」や《魂の絆》関連の能力を持つ生物に限られてしまうため何とも難しい。
常在型能力であるため、《魂の管理人》系を併用して自身をトリガーにする事は不可能な点が痛い。
故に、2マナと言うのは見せ掛けだけで、実際には追加でライフ獲得用のマナが必要になります。
つまり3マナ4マナ5マナが普通と考えられるという訳ですね。
Stdでは上記の絆魂系を用いるのが手っ取り早いでしょう。
《ひるまぬ勇気》《オルゾヴァの贈り物》を用いた生物でライフを獲得し、そこから展開するという物です。
自身を展開するしかない場合は能力の旨みは全く無くなってしまいますが、Auraの強化できるので最低限の戦力にはなります。
また《鬼斬の聖騎士》は場持ちが良いため、良い相棒に成りそうです。
次にスペルを用いて強化し展開する場合です。
やはり1マナ圏が有力になります。
生物なら《大聖堂の聖別者》を使えば、実質3マナで5/5.まぁ弱くは無いでしょう。
スペルなら展開上の制限はあるものの、《生存+存命》を使用すれば上手くいけば6点回復ぐらいは出来ます。数を展開する事が前提ならば《勇気の道》でも十分ですね。
ただ、やはり何らかのトリガーが必要である点は痛いですね。
2マナと言う軽さの意味が薄らぐため、マナが掛る点もそうですが、特定のカードが伴わなければ意味が無い所が何とも・・・。
序盤から展開するのが難しいため何枚入れるのかも悩ましいでしょうね。
Eternalでは少々事情が異なります。
抱える問題は同じな物の、カードプールが圧倒的に広いため改善策もいくつかあります。
《砂の殉教者》を使用すれば、9点回復ぐらいは軽く出来ます。同じ3マナでも11/11程度なら現実的に整える事が可能です。
《崇拝の言葉》も先置きから「1マナ+1ドロー置換で5点回復」できます。それだけでも7/7と十分なサイズです。が、それ以上に、このワームを足す事でデッキカラーがWGになる事が特徴です。
つまり《森の知恵》が併用可能なわけです。本来膨大なライフの使い道となるカードですが、コイツが在れば「1マナ+1ドロー置換で5点回復」を1ターン毎に3回まで起動可能です。サイズ調整を行う事が出来、2マナ2/2・3マナ7/7・4マナ12/12・5マナ17/17まで好きなように選べます。
中盤以降が主な機能時間帯になりますが、故にドロー力を上げることで引き増す能力で巧く弱点を補えるので良い補強です。
ただ、Legacy以下の環境で最も重要なのは《剣を鍬に》が存在する事。
相手がライフ回復を詩hてくれる場面もあるという事です。
基本的にライフ系デッキは《砂の殉教者》→回復→《セラの高位僧》が基本となります。
この時StPを食らう事が最大の問題点なのですが、その流れを逆手に取るわけですね。これなら相手にマナを使わせた上に6点ゲインなので8/8が場に出せます。
除去されずとも「絆魂」で6点ゲイン出来るためどちらにも対応できます。
《突然の衰微》相手なら諦めるw
また《霊気の薬瓶》があるため多少マナ基盤にかかる負担も抑えられます。
もともと2マナ圏の薄いデッキでもあるため選択肢の一つになりそうです。
悪まで考えられるのはライフゲイン系デッキであり、同じくライフ系でもSoulSistersには難しいかもしれません。
元々1度の回復量は少ないデッキですし、自身をトリガーにできない事は上記の通り。何よりこのデッキには《アジャニの群れ仲間》がいるためそれ程2マナ圏に困っていないのが実情ですしね。
こんな所です。
前回挙げた《鬼斬の聖騎士》やDGM/GTCのカードなどここ最近Life系に検討できるカードがかなり刷られているので嬉しい悲鳴ですw
M14のカードの続きです。
今回は作成して改良を続けているLife系デッキに関連したカード郡です。
では行きます。
《テューンの大天使》
:世間でプチ話題を提供したM14の白の神話枠にして天使枠です。
その様から《悪残の天使》と比較する声が上がりますが、彼女は単体で機能したのに対し、大天使は専用の構築をして初めて輝くカードなので、些か比べるべき対象に相応しいとは言いがたいと思います。
自分がコントロールする全ての生物に《アジャニの群れ仲間》と同様の効果を与えます。
「5マナで3/4飛行、絆魂+α」ですからそれだけでも悪くない性能ですが、「5マナで3/4飛行、ライフゲインに関係した能力」と言う面では《解放の執政官》にも似ています。
またライフ→強化の流れは《活力の揺り籠》にも通ずるところがあります。
3/4飛行という近年人気のあるサイズで、《稲妻》されないタフネス4は偉いですね。
ただ、5マナは決して軽くない上に、《悪残の天使》と言う素晴らし生物が居る以上、やはりデッキコンセプトを重視するべきでしょうね。
当然Life系デッキでの運用が前提となるはずです。
ライフ回復・全体強化・フィニッシャーを兼ね備えています。
が、全体強化を活かすほど数を展開できないLifeよりもSoulSistersで使われるべきカードですね。
5マナと言う程、単体では支配力はありませんし、除去耐性も皆無一歩手前です。
そこら辺もしっかりと意識すべきことだと思います。
単純に強化するだけならStdでも《ガヴォニーの居住区》《練達の生術師》《集団的祝福》等の複数の強力な選択肢がありますし、類似のカードで《勇気の道》も存在します。
5マナを掛ける意味を見出すべきでしょうね。
SoulSistersならば、ETBでCip誘発するのでそれだけで既に仕事をしています。
仮にSistersが3体場にいれば、自陣の生物全てが恒久「+1/+1」×3なのです。弱い訳が無い。
ある種、クルセイド系の全体強化スペルにも思えますね。
除去耐性が薄くとも、仮に使い切りのスペルとして見ても、《ティタニアの加護》や《草原恵み》を考えれば「+2/+2」出来れば十分なマナレシオとも言えますね。
場に出た時点で、Sisters系が1体でもいれば、自身も「4/5~」のサイズにもなれるため中々のマナレシオとも言えます。
自力で自身を強化していける為、徐々に支配力を高めていく点は面白いですね。
《再誕の宣言》はSistersで素晴らしい働きをしますが、マナカーブや釣れる量を考えると《不死の隷従》にも価値があります。1マナ以外もつれますしね。
このカードとの併用では釣れる数が多い=自軍の戦線強化ですからね。
これらのカードで戦線の回復は出来るのでそれ程意味はありませんが、地味に《罰する火》コンボに耐性がありますね。
相手が《燃え柳の木立ち》を起動するたびに生物を強化できます。
《アジャニの群れ仲間》宜しく、十手がさらに素晴らしくなります。
また、戦闘フェイズが疑似的に異なる「先制攻撃」や「2段攻撃」とも誘発回数が増やせるので素晴らしい。
複数の絆魂持ちが居れば、1回の戦闘で十分全体を巨大化できますね。《鬼斬の聖騎士》は「絆魂」と「先制攻撃」を有していますので良い相棒です。
同セットの《勇気の道》が在れば、戦闘前に自軍を強化できますね。
Stdでは「強請」持ちとも非常に相性が良い。
その後のスペルが、ドレインに成るだけでなく、それを強化スペルにもなるのですから。
特に相性が良いのは
ブロッカーを排除しやすく、ライフゲインのお陰でノーガード戦法も採れる《盲従》
「強請」に加え、自身が「絆魂」持ちである《税収飲み》。
特に税収飲みは自力で強化していけます。その強化が絆魂の威力を更に引き上げるループ。
《太陽の大魔術師の杖》も結構いい動きをするかもしれません。
毎ターン一回程度では価値が薄いですが、この杖サイクルや「強請」の様に誘発条件が軽く複数回誘発も可能な物には価値を認める事が出来ますね。
(新型チャームは2マナならば・・・。
3マナならせめて「あなた」ではなく「プレイヤー」にして欲しかった・・・。
まぁそんな事したらR単とか死んでしまいますか・・・。)
起動能力でライフを回復したり、各ターン毎に誘発でライフ回復したりと言うカード群も勿論相性は良いのですが、Eternalに於いて5マナの生物がそんなに悠々と場に留まれるわけも無く・・・。
Eternal程では無くとも、それはStdでも同じでしょう。
Sistersの様にCipで機能する/十手の様に単体で高性能
と言う点を除けば悠長に回復して強化して~と言うカード群との併用は優れているとは言えないでしょう。
《台所の嫌がらせ屋》との併用は確かに無限に頑強出来ますが、それならばよりコンボ的な《シルヴォクののけ者、メリーラ》との無限頑強の方が余程効率的で安定的でしょう。
《柏槙教団のレインジャー》よりはマシかもしれないので無限頑強デッキに大天使を投入するのはアリかもしれませんが、逆のLife系に大天使を入れるからキッチンも~と言うのは些か浅薄に映ります。
ただ、
散々言われている《スパイクの飼育係》との無限ライフには価値はあると思います。
2枚コンボ、且つ他のスイッチは不要で瞬間的に作用できますからね。
他のカードとのシナジーも形成できるカードなので、上手く組み込めばしっかり機能させれるはず。
確実に勝てるコンボではありませんが、決まれば取り敢えずダメージでは負けないのでお守り程度の価値はあると思います。
SoulSistersはソプターコンボとも相性が良いので併用できるか考えたのですがどう考えてもOverKillでしょうねw
ただまぁ、1枚位入れておくのも良いかもしれません。どうせデッキスピードは遅い構成になりますしね。
繰り返しますが、「5マナの生物」と言う部分をクリアできるシナジーをデッキ内で形成できるかどうか?でしょうね。
可能ならば複数のシナジーが欲しい所です。
《勇気の道》
:《十字軍》枠の新種ですね。
今回はライフ関係のカードが非常に多くこれもその一種。条件付きなため専用系デッキである事が望ましいのですが、数を展開するウィニー/ビートダウンなら結構なライフ量を回復してくれるでしょう。
ですので、普通の生物デッキでも運用は可能ですね。Beatが用いる対Beat用カードと言えるかもしれません。
重要なのは、自軍生物の攻撃に誘発で頭数分のライフを回復する能力の事。
この能力を得ようとするとEternalまで言っても《正義の理由》と言う5マナが必要になります。半分しか持っていないとはいえその分クルセイド能力も有るので、このカードがいかに効率的かがよく判ります。
複数枚張りの方も2種類の効果が両方とも重複するため、《清浄の名誉》よりも1マナ重い事にも溜飲を飲めます。
専用のライフ系デッキならばLifeよりSoulSisters型で輝くカードですね。
数を展開しますし、それらが戦力になるため一石二鳥です。ライフを獲得と戦線の強化を1枚でやってのける為、デッキコンセプトに完璧にマッチしています。
しかし、《魂の管理人》達は幾ら戦闘力が挙がっても全線には投入しづらいため、Tockenをばら撒くような類のカードも欲しいですね。
ただ、そうすると3マナと言うのは決して軽くないのも事実です。
《未練ある魂》や《幽体の行列》と同じマナ域なのは頂けませんね・・・。Stdの新戦力である《鬼斬の聖騎士》ともマナ域が被る・・・。
元々ライフ系は序盤から殴っていくデッキでは無いので早く置けることに意義が大きいという訳でもないのですが・・・。
ただ、強化条件がライフ20以上であることを条件としているのなら、悠長に構えるのも無理があるかもしれませんしね。
強化に対して色の指定は無いため、GのTockenを生む《生存+存命》は使いやすくなっていますね。
一緒に使えるでしょう。
このカードの最大の敵は、戦略上より強力であろう《テューンの大天使》が同セットに存在する事ですねw
同時に使うのもアリかもしれませんが・・・。
Eternalなら《エルズペス・ティレル》の方が戦略上マッチしているでしょうがね。LgSなどに比べ、素のキャストは些か重い物の、テンポ良く展開できる点を考えると《金切るときの声》は結構良好な選択肢かもしれません。
《天使の協定》
:条件達成で「4/4飛行」の天使をゲットできるため効果自体は非常に強力です。
ただ、4点ゲインがトリガーであるため、工夫無しでの条件達成は難しいでしょうね。ライフ系のデッキならば無理なく達成できるため検討できます。
4マナ域だと余り比較対象がありませんがCipゲインの生物だったり《活力の揺り籠》等が比較対象になると思われます。
単体では何もしない為、しっかりとトリガーを用意できることが望ましいですね。
その意味ではライフ回復の機会は多くとも1度の回復量が少ないSoulSistersよりもLife系の方がより望ましいでしょうね。
もう一つの問題は4マナの置物であるという事。
昨今は《突然の衰微》の登場に依り、軽い事が一概に美点では無くなりましたが、やはり単体で機能しない上に4マナは重い。
一刻も早く置いて一刻も早く機能させたい以上、設置時に、マナが掛らず任意で4点ゲイン出来るカードとの相性が良いですね。
条件を満たす物は
《斑の猪》
《魂の打ち込み》
の2つ。
魂の打ち込みは効果は安定しているのですが、ピッチコスト(黒2枚)を用意するのがハードルとしては高すぎるためあまり現実的とは言えませんね。
猪はStdで同席しているカードで、「チャンプブロック→4点ゲイン」が出来、それで天使を召還できるので非常にこちらは実用的です。
Life系のデッキ特性にも合っているので採用は検討可能でしょう。StdではLife系のデッキは組めませんが、その他のパーツで試行錯誤する事で組めなくもないでしょう。
《清々しい雨》をピッチで撃つという荒業も有りますが、流石に条件がきつ過ぎるw
このカードの重要な点として「各終了ステップ」に誘発可能である事です。
つまり1ターンの表裏で天使を2体まで召喚可能なわけです。
ならば継続して4点ゲインする方法がある事がより望ましいですね。それが任意ならば最高の相性となるはずです。
で条件を満たす物が
《交易所》
《泡立つ大釜》
ですね。
そう、共にStdに在ります。
《交易所》はハンド1枚と1マナで天使が召喚できます。多機能なカードなので無駄に為り難いのも良いですね。只協定と同じ4マナ域なのは頂けないですね。
《泡立つ大釜》は既にいろいろなところで検討されているためご存じの方も多いですが結構凶悪なシナジーです。
「どんなサイズでも生物1体と1マナで4点ゲイン」故に、適当な生物をチャンプブロックや除去にスタックで天使へと変換できます。
また、生み出した天使を煮込む事でまた4点ゲイン→天使召喚です。
つまりマナさえあれば天使は疑似除去耐性・疑似警戒・無敵ブロッカーを保持できるわけですね。
上々の戦力比は変わらずとも4点ゲインを続けているだけで対Beatdownには十分。つまり2枚目3枚目が無駄に為り難いんですね。
これは協定が2枚目3枚目遠ければ更に凶悪化します。
設置コストが2マナである点も有難いですね。マナカーブが整っています。これだけでも十分なため無理に残りのセットを使う事もないでしょう。
OverKill感は漂うものの両方あれば尚良いですね。
《交易所》は1ライフと1マナで0/1のヤギを作れるため、大釜でそれを煮込めます。
また、戦場の生物1体と1マナで破壊された《交易所》《泡立つ大釜》を回収できます。
取り敢えず、全てに無駄が無い。
因みにEternalでは他にも
《太陽の報奨》なんかも現実的です。生物死亡時に復活コスト2マナとCMC2マナの計4マナで4点ゲインが出来るため大釜よりは大振りな物のしっかり機能します。単体で動けると事は美点。《失われし者への祈り》でもいいのですが本体が重い上に単体で機能しない為×。
単純に「絆魂」「魂の絆」持ちで殴ればいいだけ~と言うのも一つの答えですね。
《殴打頭蓋》なり装備品やEncですね。
ただ「それらが安定して機能しているのなら最初から《天使の協定》なんて要らない。」と言う結論に陥りますが・・・。
《Zuran Orb》は現実的には可能ですが、土地2枚は少々難易度が高いかもしれません
《壌土からの生命》や《トロウケアの敷石》《土地税》等が必要になりますね。只それらは無駄が多い・・・。
《エルズペス・ティレル》も面白い選択ですね。
[+2]でライフ回復、[-2]で生物を投入できるため、単体でも時間は掛るものの機能します。
《崇拝の言葉》はアドバンテージを得ることは出来ませんが、安定して5点ゲインと天使を1マナが確保できます。
戦況によって任意に判断できますし、他のドロー手段を用意できてれば問題は無いですね。
Eternalには《剣を鍬に》が存在するため、Life系Beatdownに普通に組み込むだけでもリスクヘッジになります。
一応重要なポイント。
と、まぁ、色々悪さの出来るカードではあるので使ってみるのも面白いかもしれません。
単体では機能しない事
そのくせ、4マナと重い事
など問題点も少なくないのでしっかりと構築段階で意識する必要性はあると思います。
既に、アリストクラッツの様なデッキでの運用を検討している方もいるようですね。
《泡立つ大釜》の関係上生物を多数必要とするので、比較的継続展開が可能なデッキでの運用を旨としているようですね。
序盤は壁
中盤以降はライフと天使の種
と言う中速コントロールてきな感じですかね?
オフェンシブなデッキなら素直に《セレズニアの声、トロスターニ》で良いと思います。
ただ、《大食のワーム》との共存はトリガーの関係上可能でしょうね。
《大食のワーム》
:《墓所生まれの恐怖》の逆版として見ると非常に判り易いですね。
マナコストが軽く、最初から2/2~が保障されています。代わりにトランプルが無いためただの木偶の某になる可能性が大きいのが残念。
効果は面白く強大化しやすいです。
スペルによるパンプの場合、ゲイン>ダメージのマナ効率なので効果は高い。
ただし、戦闘ダメージなど、、不安定ながらマナの掛らない方法もあるダメージとは一長一短。この動きを取ろうとすれば「絆魂」や《魂の絆》関連の能力を持つ生物に限られてしまうため何とも難しい。
常在型能力であるため、《魂の管理人》系を併用して自身をトリガーにする事は不可能な点が痛い。
故に、2マナと言うのは見せ掛けだけで、実際には追加でライフ獲得用のマナが必要になります。
つまり3マナ4マナ5マナが普通と考えられるという訳ですね。
Stdでは上記の絆魂系を用いるのが手っ取り早いでしょう。
《ひるまぬ勇気》《オルゾヴァの贈り物》を用いた生物でライフを獲得し、そこから展開するという物です。
自身を展開するしかない場合は能力の旨みは全く無くなってしまいますが、Auraの強化できるので最低限の戦力にはなります。
また《鬼斬の聖騎士》は場持ちが良いため、良い相棒に成りそうです。
次にスペルを用いて強化し展開する場合です。
やはり1マナ圏が有力になります。
生物なら《大聖堂の聖別者》を使えば、実質3マナで5/5.まぁ弱くは無いでしょう。
スペルなら展開上の制限はあるものの、《生存+存命》を使用すれば上手くいけば6点回復ぐらいは出来ます。数を展開する事が前提ならば《勇気の道》でも十分ですね。
ただ、やはり何らかのトリガーが必要である点は痛いですね。
2マナと言う軽さの意味が薄らぐため、マナが掛る点もそうですが、特定のカードが伴わなければ意味が無い所が何とも・・・。
序盤から展開するのが難しいため何枚入れるのかも悩ましいでしょうね。
Eternalでは少々事情が異なります。
抱える問題は同じな物の、カードプールが圧倒的に広いため改善策もいくつかあります。
《砂の殉教者》を使用すれば、9点回復ぐらいは軽く出来ます。同じ3マナでも11/11程度なら現実的に整える事が可能です。
《崇拝の言葉》も先置きから「1マナ+1ドロー置換で5点回復」できます。それだけでも7/7と十分なサイズです。が、それ以上に、このワームを足す事でデッキカラーがWGになる事が特徴です。
つまり《森の知恵》が併用可能なわけです。本来膨大なライフの使い道となるカードですが、コイツが在れば「1マナ+1ドロー置換で5点回復」を1ターン毎に3回まで起動可能です。サイズ調整を行う事が出来、2マナ2/2・3マナ7/7・4マナ12/12・5マナ17/17まで好きなように選べます。
中盤以降が主な機能時間帯になりますが、故にドロー力を上げることで引き増す能力で巧く弱点を補えるので良い補強です。
ただ、Legacy以下の環境で最も重要なのは《剣を鍬に》が存在する事。
相手がライフ回復を詩hてくれる場面もあるという事です。
基本的にライフ系デッキは《砂の殉教者》→回復→《セラの高位僧》が基本となります。
この時StPを食らう事が最大の問題点なのですが、その流れを逆手に取るわけですね。これなら相手にマナを使わせた上に6点ゲインなので8/8が場に出せます。
除去されずとも「絆魂」で6点ゲイン出来るためどちらにも対応できます。
《突然の衰微》相手なら諦めるw
また《霊気の薬瓶》があるため多少マナ基盤にかかる負担も抑えられます。
もともと2マナ圏の薄いデッキでもあるため選択肢の一つになりそうです。
悪まで考えられるのはライフゲイン系デッキであり、同じくライフ系でもSoulSistersには難しいかもしれません。
元々1度の回復量は少ないデッキですし、自身をトリガーにできない事は上記の通り。何よりこのデッキには《アジャニの群れ仲間》がいるためそれ程2マナ圏に困っていないのが実情ですしね。
こんな所です。
前回挙げた《鬼斬の聖騎士》やDGM/GTCのカードなどここ最近Life系に検討できるカードがかなり刷られているので嬉しい悲鳴ですw
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