皆さん、こんばんは。
しもべです。

 今日は久々に気になった時事です。
と言っても少しだけ。
相変わらず世事にほぼ興味が湧かないので・・・。


 特に難しい事は書いていないので斜め読み推奨です。
では行きます。
以下、点線内転載

[児童わいせつ、氏名記載要求=被害者匿名の起訴状で東京地裁―地検は拒否]
時事通信 7月13日(土)12時19分配信

 強制わいせつ事件の起訴状で、東京地検が被害児童を保護するため氏名を伏せたところ、東京地裁が記載を命じていたことが13日、関係者への取材で分かった。地検は応じず、地裁と協議しているが、起訴状の不備を理由に公訴棄却が言い渡され、裁判が打ち切られる可能性もある。
 関係者によると、問題になったのは、児童が見ず知らずの男に公園のトイレに連れ込まれ、わいせつな行為をされて写真を撮られた事件。2次被害を恐れる両親の強い要望を受け、地検は起訴状で児童の氏名は伏せ、犯行日時や場所、方法とともに、年齢のみ記載した。
 これに対し、地裁は起訴内容が特定されていないとして、児童の氏名を記載するよう補正を命じたが、地検は応じていない。被告の男の弁護人は氏名を伏せることに同意しており、地検は被害者が特定可能な別の記載方法について地裁と協議を続けているという。
 刑事訴訟法は「日時、場所、方法」によって起訴内容を特定するよう求めている。被害者の氏名は明記されていないが、犯罪事実の一部であり、通常は起訴状への記載が必要とされる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130713-00000050-jij-soci

う~ん・・・。
刑事裁判とは、加害者の罪状の確定とそれによる社会への今後の適用等を決める物で、有態を言えば加害者のための物。加害者を罰するための場所でも否ければ、ましてや被害者のために開かれるものでは無い。
その原則は判るのですが・・・。
 そうだとしても、社会秩序の制定・安定保持と社会正義の実現と言う観点も無いわけでは無いはず。
ならば、喩え被害者のための物では無いにしても被害者を保護する・守るという事に掛けては妥協してはいけないのではないか?
そう思わざるを得ないのですが・・・。


 この件を見ていて思いついたのは昨年の下記の事件です。
「逗子ストーカー殺人事件」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%97%E5%AD%90%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 昨年、元交際相手の男性が探偵を使って相手を探し出して殺害、その後自殺した事件です。
名前を言っても判らないかもしれませんが、概要を見れば思い出される方も多いのではないでしょうか?
 この事件で、後に判明したのが、警察が容疑者の過去の取り調べの時に「被害女性の結婚後の名字や転居先の市名などを読み上げていた」ことです。
本来、犯罪を抑止し、市民を守る立場の警察がやらかしてしまった大失態です。
このケースも被害者の個人情報が漏えいされなければ防げた可能性は十分にあったはず。

 ここで話は戻りますが、
今回のケースも、被害者を特定する事は、刑事訴訟法に明記されている事であり、加害者のための裁判故に厳格な施行を成そうとするのも判るですが・・・。
それで被害者に将来の被害の可能性を植え付ける事、禍根を残す余地が許容されるのでしょうか?

 私のDNでは今まで何度も謳ってきましたが、幾ら原則として加害者のための物であっても、相対的に見て被害者≪加害者と言う権利保護の今の形には疑問を持たざるを得ません。
これはもう、刑事と民事の関係性や、被害者の救済や利益確保と言うのとは別の問題ではあると思います。
と言うよりもっと根本的な大原則である。
私はそう思うのですが・・・。


 今回の裁判では被害者側・地検・加害者の裁判を成り立たせる主要者全員が、被害者の不特定化には賛成しています。
反対しているのは地裁だけ。
司法だけ。
厳格な法の施行執行に拘るあまり、世事・世論から乖離し、被害者を蔑ろにする。
こんな社会が果たして法治国家と呼ぶに足る存在なのでしょうか?
私には甚だ疑問でしかありません・・・。

 裁判員裁判などと言う無理やりな介入が在ってさえ未だ逃げ水のように遠く捕えがたい(理解しがたい)存在ですね。



[わいせつ写真のCG加工で児童ポルノ禁止法違反 「モデル実在ならアウト」は初のケース]
J-CASTニュース 7月12日(金)19時13分配信

 わいせつな写真をCG加工した画像で、児童ポルノ禁止法違反――。岐阜市の52歳の男が、全国初となるケースで逮捕となった。

 実在する少女の写真をもとに精巧に加工された画像だったため、CGでも同法による取り締まり対象になったようだ。ではCGではなく、「絵」そのものだったらどうだろう。弁護士がインターネット上で論じている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130712-00000005-jct-sci

 まぁ、色々小難しい点はあるのでしょうが、特に知識の無いパンピーな私の意見からすれば、

 「加工云々しようが、写真取り込んでそれを基にしてる時点で完全にOUTだろ
( ゚д゚)、ペッ」

 という事です。
暈そうがペン入れようが、「実在」だろうが・・・。
 まぁ、有識者の方は、加工というクッションが存在する事で実在と非実在の中間点に存在し、故に非実在物への規制の橋頭保になるのでは?
と危惧されているようで、それも判らなくもないのですが、喩えそうだったとしても実在の時点でOUT。
もう言い訳の仕様が無い。

 私は児ポ改正法の現行案には散々表明している通り反対派ですが、こういう事案はどんどん取り締まってほしいですね。
やっぱり規制強化で犯罪が減るか云々は何とも言えませんが、このレベルの準犯罪者を野放しにすべきではないと思います。




 世の中は、参院選関連のから騒ぎですが、全く興味がありません。
中身に乏しい大声演説煩いわ、選挙法違反無視で電話かけてくるわ、チラシ配るだけ配って捨てられた分回収しないから街中ゴミだらけだわ。
イラつくばかり。
甚だどうでもいい事です。
とはいえ、参政は国民の義務ですし、それで後に「やっぱ~はダメだわ!」とか言うような卑怯者にもなりたくは無いので大人しく何処か投票には行こうと思いますがね・・・。



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