レガシー) 今週のSCG・・・Patoriotの2縦つおい
2013年7月30日 紹介 コメント (4)
皆さん、こんばんは。しもべです。
一日中降り続く雨は本当に久しぶりです。
東海地方はとうの昔に梅雨明けしていますが、寧ろ梅雨明け後の方が降っている気がしないでもないです。
しかし、東北にしろ中国地方にしろ本当に雨が凄いですね・・・。
ニュースのコメンテーターが仰ってましたが、大雨警報がもはや地震や津波とかのレベルの危機順位です。
恐ろしい・・・。
さて、今週は久々にSCGでLegacyの大会が開かれました。
InvititonalとOpenが其々行われましたので、両方少しづつ見ていきたいと思います。
まずはInviの方からです。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/130726_somerset.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?event_ID=21&feedin=&start_date=2013-07-28&end_date=2013-07-28&city=Somerset&state=&country=&start=1&finish=8&exp=&p_first=&p_last=&simple_card_name%5B1%5D=&simple_card_name%5B2%5D=&simple_card_name%5B3%5D=&simple_card_name%5B4%5D=&simple_card_name%5B5%5D=&w_perc=0&g_perc=0&r_perc=0&b_perc=0&u_perc=0&a_perc=0&comparison%5B1%5D=%3E%3D&card_qty%5B1%5D=1&card_name%5B1%5D=&comparison%5B2%5D=%3E%3D&card_qty%5B2%5D=1&card_name%5B2%5D=&comparison
優勝したのはErik Smith氏のTricorol Delver(Patoriot)です。
以下Top8(上から順に1位→8位)
Tricorol SfM(Patoriot)
BUG 続唱
DeathBlade
BUG 続唱
BUG 続唱
BUG 続唱
Jund
4c Loam
です。
コンボが少なく、U系が非常に多いというのはInvitationalの常態ではありますが、今回驚くべきはBUG 続唱の多さでしょうね。
Tempo系かMidrangeのBlade系のどちらかがTopのメタと言うのが殆どであったはずです。
が故にそのどちらでもない、アドバンテージ型のMidrangeと言うのは新鮮ですね。
ではデッキを少し、
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57840
優勝したErik Smith氏のPatoriotです。
ここ最近はSCGでもRoauge扱いされなくなってきたPatoriotです。
因みに前回のSCG WorcesterでもErik氏は同じPatoriotで4位に入っています。
つえぇな。
しかしその時とはデッキの基礎が異なります。というよりPatoriotと言うデッキから見てもかなり珍しい形を取っていますね。
と言うのは
《秘密を掘り下げる者》と《石鍛冶の神秘家》の共存です。
上記の大会雑感でも記述しましたが、DoSとSfMは共にデッキの顔ですが、採用されるデッキ自体のコンセプトがかけ離れているため中々共存する形はありません。
このPatoriotでも構築初期には試されていたのですがあまり実用性を伴わなかったのかすぐに見なくなりました。
最近ではこの部分に《瞬唱の魔道士》を入れるのが基本でしたね。
個人的にはデッキコンセプトは異なるにしても対応の仕方が異なるため、Esper SfMのアグレッシブサイドの様な形でなら十分実用的だとは思っていたのですが、それをメインからとは驚きを隠せません。
結果としてデッキのテーマである《聖トラフトの霊》は3枚に収められ、ビッグツーのような形になっていますね。
この形が今後価値を認められるかは判りませんが、SCGという比較的大きな規模の、それもInviの様な高レベルの大会で優勝したのには見るべき物が在ると思います。
また同様に、その過程で《Force of will》《剣を鍬に》が3枚に縮小されています。
まぁ、今のメタではあまりStPに高価値は認められませんし、コンボが居ないのならFoWについても同じ。
削れるべくして削られた部分ですかね。
それらはサイドにとってあるため万一でも問題は無いのでしょう。・・・という事にしていたのかもしれませんがBUGのタルモゴイフは大丈夫だったのでしょうかね?
Bladeを加えて《饗宴と飢餓の剣》が取れるのもかなり大きな部分ですね。
特にこの出来は重たいので・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57838
2位、Andrew Tenjum氏のBUG 続唱です。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57841
5位、Michael Braverman氏のBUG 続唱です。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57842
6位、James Buckingham氏のBUG 続唱です。
今回大当たりしたBUG 続唱です。
が、以前から書いている通り未だにデッキが使い手によってずいぶん異なっているのがもはや様式美ですね。
それだけ触り幅のあるデッキなのかもしれませんが。
まぁ、Midrangeにしろ中速コントロールにしろ、アーキタイプで区切るほどの差はありませんが。
前回書いたエントリーのハンデス>打消しが実践されているデッキであり、物量戦法の中に妨害も取り込んでいるためですね。
このデッキの不思議なところはデッキの方が異なってもほぼ全てのデッキが22枚の土地で構成されているところ。
これが《死儀礼のシャーマン》の力か・・・。
Hymnの有無やPWの差異も存在しますが、Andrew氏と他の方の大きな違いの中で注目したのは全体除去として取られているのが《ゴルガリの魔除け》と《虐殺》である事ですね。
ElvesやGoblins、《未練ある魂》等に強く、他のモードも便利なゴルチャームですが、今回の大会では小粒が多いので《虐殺》の方が威力があったでしょうね。単に対Esperのカードであるわけでは無いと思います。
日本のDN内では毛嫌いされている感のある《祖先の幻視》が4枚固定と言うのはどのデッキでも同じことだというのも少し気になる処ではあります。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57835
8位、Jeff Hoogland氏の4c Loamです。
4c Loamは最近流行っているLoamの方ですが、その中でも一際土地単に近しい構成ですね。
衰微に溢れるこの環境で《モックス・ダイアモンド》《虚空の杯》の4対は無謀にも思えますが・・・。
《ナントゥーコの僧院》は余り注目されていませんが、チャリスが機能するのなら非常に頼りになる生物です。
火力に強く、衰微、EE、PWに引っ掛からない為安定した戦力になりますね。
えぇ、墓地を掃除されなければね・・・・。
続いてOpenです。
結果をペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=2013-07-28&end_date=2013-07-28&start=1&finish=16&event_ID=20
優勝はGerard Fabiano氏のTricorol Delver(Patoriot)です。
またかよΣ(||゚Д゚)
以下Top16(上から順に1位→16位)
Tricorol Delver(Patoriot)
D&T
ANT
DeathBlade
BUG 続唱
Snaek Show
TES
RUG Delver
BUG 続唱
Sneak Show
Omni-Tell
BUG 続唱
ANT
RUG Delver
Storm
RUG Delver
です。
まさかの2縦。Patoriotつえーな!!
コンボが死んでいた前回までから一転して、コンボが大分増えてきました。SnT系とStorm系の両方が出揃う結果ですね。欲を言えば他のコンボも欲しかったところですが・・・。
こちらでも同じくBUG 続唱が最勢力ですがRUG Delverも同規模ですね。これが比率的にどちらになるかでコンボの生き死にが随分変わってくるのですがw
では気になったデッキをば
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57895
優勝したGerard Fabiano氏のTricorol Delver(Patoriot)です。
恐らく、Erik氏とシェアでもしていたのではないかと思う程のリストの酷似、しかもこのデッキの形で、です。
が、重要なのはトラフトが2枚になっているところ。
もともとトラフトを中核にしたデッキ軸から、戦力分散でのBladeタイプなのですが、もはやBladeの方が顔になっています。
が、代わりに投入された《ヴェンディリオン三人衆》が今回のメタで言えばトラフトの3枚目より余程役に立ったでしょうね。もしかしてOpenの大会だからCliqeにコンバートしたのかしれませんね。
サイドの墓地対策が
《安らかなる眠り》か《大祖始の遺産》か、と言う違いも結構重要ですね。
メタと《渋面の溶岩使い》や《瞬唱の魔道士》のウェイトにも関わってきますし。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57894
2位、Jonathan Kurpaska氏のD&Tです。
最近のD&Tにはない形です。
まず《セラの報復者》が採られています。衰微はされるわ、火力で焼かれるわで良い所無しの印象が強い報復者ですが戦闘力が高いのは事実です。
《ミラディンの十字軍》の4枚目と合わせてかなりマッシブな形ですね。
代わりに抜けているのが《エイヴンの思考検閲者》と《ちらつき鬼火》です。
特に鬼火はこのデッキのマンガラに次ぐ生物の顔で様々なカードとのシナジーが存在していたためかなり大胆ですね。
思考検閲者がいないのは今回のメタには合ってない気も・・・。
3本目の装備品が取られている事も含め、基本的に中速コントロール的なデッキですが、かなり攻撃に依った構築が成されています。
《トロウケアの敷石》の4枚採用も珍しいですね。
M14のルール改正で、コンボカードとしては弱くなった物の、普通の土地としては寧ろ使いやすくなったので良いかもしれませんね。
このデッキのフェッチランドとして機能していそうです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57897
15位、Wilson Hunter氏のStormです。
どうせStormとか言ってANTだろ?とか思っていたら、なんと《むかつき》が無いではありませんか!
《燃え立つ願い》TESルートも当然取ってません。
本当にむかつき抜きのStormです。
時折DN内でも《むかつき》要らなくない?と言うような意見が散見されますが、まさか本当に抜けてしまうとは・・・・。
形としては土地多めの《Grim tutor》型。しかも2枚も取られていますね。《思考囲い》も1枚採られておりライフへの配慮をしない事の美点を押し出しています。
2種目の勝ち筋《巣穴からの総出》が取られているのも一応ポイントですかね?
しかしこういう形も在るんですね・・・。
私は全然知らなかったのですが昔から在ったんですかね?
3位のANTもそうですし、この頃16キャントリップ型でない《Grim tutor》が少し増えてきた気がします。
http://www.starcitygames.com/events/coverage/legacy_deck_tech_esper_deathbl.html
Deck Tech: Esper Deathblade with Brian Braun-Duin です。
DeathBlade考案者BBDによる新型。
3枚ずつの計6枚採られたPWと《Hymn to Tourach》が特徴。
http://www.starcitygames.com/events/coverage/legacy_deck_tech_zoo_with_dan_.html
Deck Tech: Zoo with Dan Musser です。
《精神的つまづき》期の高速Zooを思わせる超軽量仕様。
《実験体》と《炎樹族の使者》が新戦力ですね。
http://www.starcitygames.com/events/coverage/legacy_deck_tech_young_tokens_.html
Deck Tech: Young Tokens with Sam Blackです。
我らがBlack閣下の新デッキ。
てっきりアリストクラッツに《ザスリッドの屍術師》を入れてくると思ったのですがw
しかしTockenデッキなのは同じですね。
核となるのは《若き紅蓮術士》です。スペルが多いデッキでこそ使える為か、まさかの5c仕様です。実質4cですがね。
前々回のエントリーでも触れましたが、やはり《若き紅蓮術士》と《陰謀団療法》の組み合わせは凶悪なようですね。
他には《闇の腹心》と《ギタクシア派の調査》、サイドの《外科的摘出》もかなり強力なシナジーですね。
どれだけ効果があるのか知りませんが、《若き紅蓮術士》を守るためも含めピッチのFoWもアドロス無しです。
能力的にどうしてもWee系で私は見てしまっていますが、考えてみれば《若き紅蓮術士》の能力は場に残るtockenなのですから、こういう形も在りなのかもしれませんね。
マナーブーストと押し込み、ついでに回復でここでもDrSが良い働きをしてますね。
サイズの底上げに《無形の美徳》が使われています。
1/1では戦力外通告ですが、2/2ならば5~6体程度なら平気で生めるので凶悪ですね。
《直観》は何を持ってくるのでしょうね?
恐らくはセラピーとLgSを2-1/1-2でしょうが・・・。要るんですかね?3マナは重い気も・・・。
只返しのターンで一気にtockenを生めるのである種のフィニッシュカードなの屋も・・・。
流石はBlack閣下ですね。次回も楽しみです。
こんな所でしょうか?
今週はOpenの方は比較的解りやすいメタの推移をしました。が、Patoriotが2日続けての優勝とは目を見張る物が在りますね。
HighTideやDeathBladeのOpen2回連続とはまた違った凄味が有ります。
ほとんどM14の影響は見られませんでしたが・・・
少し気になった事として、中速デッキがほぼ一様に《名誉回復》/《大渦の脈動》を1枚採っていたことです 。
まぁ、以前から1枚挿しはあったのですが、今まで以上の物を感じます・・・。
やっぱりアレですかね・・・。
さて、今回はここまで、です。
大会2つの割に少なめですが、ドラゴンズクラウンをやりたい 時間が無いのでカッとカット。
という訳で、今回もお付き合いいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(__)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------
全然関係ありませんが、女性の「黒髪化」が増えているという記事が有りました。
まぁ、何のかんのと言ってますが、へぇ…程度の内容。
しかし、最後の一文
そもそも男であの茶髪と言う名の髪色好きって奴そんなにいるんですか?
(まぁ、居るからこんな記事にもなるのでしょうが・・・)
悪魔で私見ですし、失礼な話ですが、○んこ色にしか見えない。
社会人に成ったら黒髪の方が大人ぽくて良いと思うんですがね?日本人ならやっぱり黒やろ!!
一日中降り続く雨は本当に久しぶりです。
東海地方はとうの昔に梅雨明けしていますが、寧ろ梅雨明け後の方が降っている気がしないでもないです。
しかし、東北にしろ中国地方にしろ本当に雨が凄いですね・・・。
ニュースのコメンテーターが仰ってましたが、大雨警報がもはや地震や津波とかのレベルの危機順位です。
恐ろしい・・・。
さて、今週は久々にSCGでLegacyの大会が開かれました。
InvititonalとOpenが其々行われましたので、両方少しづつ見ていきたいと思います。
まずはInviの方からです。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/130726_somerset.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?event_ID=21&feedin=&start_date=2013-07-28&end_date=2013-07-28&city=Somerset&state=&country=&start=1&finish=8&exp=&p_first=&p_last=&simple_card_name%5B1%5D=&simple_card_name%5B2%5D=&simple_card_name%5B3%5D=&simple_card_name%5B4%5D=&simple_card_name%5B5%5D=&w_perc=0&g_perc=0&r_perc=0&b_perc=0&u_perc=0&a_perc=0&comparison%5B1%5D=%3E%3D&card_qty%5B1%5D=1&card_name%5B1%5D=&comparison%5B2%5D=%3E%3D&card_qty%5B2%5D=1&card_name%5B2%5D=&comparison
優勝したのはErik Smith氏のTricorol Delver(Patoriot)です。
以下Top8(上から順に1位→8位)
Tricorol SfM(Patoriot)
BUG 続唱
DeathBlade
BUG 続唱
BUG 続唱
BUG 続唱
Jund
4c Loam
です。
コンボが少なく、U系が非常に多いというのはInvitationalの常態ではありますが、今回驚くべきはBUG 続唱の多さでしょうね。
Tempo系かMidrangeのBlade系のどちらかがTopのメタと言うのが殆どであったはずです。
が故にそのどちらでもない、アドバンテージ型のMidrangeと言うのは新鮮ですね。
ではデッキを少し、
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57840
優勝したErik Smith氏のPatoriotです。
ここ最近はSCGでもRoauge扱いされなくなってきたPatoriotです。
因みに前回のSCG WorcesterでもErik氏は同じPatoriotで4位に入っています。
つえぇな。
しかしその時とはデッキの基礎が異なります。というよりPatoriotと言うデッキから見てもかなり珍しい形を取っていますね。
と言うのは
《秘密を掘り下げる者》と《石鍛冶の神秘家》の共存です。
上記の大会雑感でも記述しましたが、DoSとSfMは共にデッキの顔ですが、採用されるデッキ自体のコンセプトがかけ離れているため中々共存する形はありません。
このPatoriotでも構築初期には試されていたのですがあまり実用性を伴わなかったのかすぐに見なくなりました。
最近ではこの部分に《瞬唱の魔道士》を入れるのが基本でしたね。
個人的にはデッキコンセプトは異なるにしても対応の仕方が異なるため、Esper SfMのアグレッシブサイドの様な形でなら十分実用的だとは思っていたのですが、それをメインからとは驚きを隠せません。
結果としてデッキのテーマである《聖トラフトの霊》は3枚に収められ、ビッグツーのような形になっていますね。
この形が今後価値を認められるかは判りませんが、SCGという比較的大きな規模の、それもInviの様な高レベルの大会で優勝したのには見るべき物が在ると思います。
また同様に、その過程で《Force of will》《剣を鍬に》が3枚に縮小されています。
まぁ、今のメタではあまりStPに高価値は認められませんし、コンボが居ないのならFoWについても同じ。
削れるべくして削られた部分ですかね。
それらはサイドにとってあるため万一でも問題は無いのでしょう。・・・という事にしていたのかもしれませんがBUGのタルモゴイフは大丈夫だったのでしょうかね?
Bladeを加えて《饗宴と飢餓の剣》が取れるのもかなり大きな部分ですね。
特にこの出来は重たいので・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57838
2位、Andrew Tenjum氏のBUG 続唱です。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57841
5位、Michael Braverman氏のBUG 続唱です。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57842
6位、James Buckingham氏のBUG 続唱です。
今回大当たりしたBUG 続唱です。
が、以前から書いている通り未だにデッキが使い手によってずいぶん異なっているのがもはや様式美ですね。
それだけ触り幅のあるデッキなのかもしれませんが。
まぁ、Midrangeにしろ中速コントロールにしろ、アーキタイプで区切るほどの差はありませんが。
前回書いたエントリーのハンデス>打消しが実践されているデッキであり、物量戦法の中に妨害も取り込んでいるためですね。
このデッキの不思議なところはデッキの方が異なってもほぼ全てのデッキが22枚の土地で構成されているところ。
これが《死儀礼のシャーマン》の力か・・・。
Hymnの有無やPWの差異も存在しますが、Andrew氏と他の方の大きな違いの中で注目したのは全体除去として取られているのが《ゴルガリの魔除け》と《虐殺》である事ですね。
ElvesやGoblins、《未練ある魂》等に強く、他のモードも便利なゴルチャームですが、今回の大会では小粒が多いので《虐殺》の方が威力があったでしょうね。単に対Esperのカードであるわけでは無いと思います。
日本のDN内では毛嫌いされている感のある《祖先の幻視》が4枚固定と言うのはどのデッキでも同じことだというのも少し気になる処ではあります。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57835
8位、Jeff Hoogland氏の4c Loamです。
4c Loamは最近流行っているLoamの方ですが、その中でも一際土地単に近しい構成ですね。
衰微に溢れるこの環境で《モックス・ダイアモンド》《虚空の杯》の4対は無謀にも思えますが・・・。
《ナントゥーコの僧院》は余り注目されていませんが、チャリスが機能するのなら非常に頼りになる生物です。
火力に強く、衰微、EE、PWに引っ掛からない為安定した戦力になりますね。
えぇ、墓地を掃除されなければね・・・・。
続いてOpenです。
結果をペタル↓
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=2013-07-28&end_date=2013-07-28&start=1&finish=16&event_ID=20
優勝はGerard Fabiano氏のTricorol Delver(Patoriot)です。
またかよΣ(||゚Д゚)
以下Top16(上から順に1位→16位)
Tricorol Delver(Patoriot)
D&T
ANT
DeathBlade
BUG 続唱
Snaek Show
TES
RUG Delver
BUG 続唱
Sneak Show
Omni-Tell
BUG 続唱
ANT
RUG Delver
Storm
RUG Delver
です。
まさかの2縦。Patoriotつえーな!!
コンボが死んでいた前回までから一転して、コンボが大分増えてきました。SnT系とStorm系の両方が出揃う結果ですね。欲を言えば他のコンボも欲しかったところですが・・・。
こちらでも同じくBUG 続唱が最勢力ですがRUG Delverも同規模ですね。これが比率的にどちらになるかでコンボの生き死にが随分変わってくるのですがw
では気になったデッキをば
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57895
優勝したGerard Fabiano氏のTricorol Delver(Patoriot)です。
恐らく、Erik氏とシェアでもしていたのではないかと思う程のリストの酷似、しかもこのデッキの形で、です。
が、重要なのはトラフトが2枚になっているところ。
もともとトラフトを中核にしたデッキ軸から、戦力分散でのBladeタイプなのですが、もはやBladeの方が顔になっています。
が、代わりに投入された《ヴェンディリオン三人衆》が今回のメタで言えばトラフトの3枚目より余程役に立ったでしょうね。もしかしてOpenの大会だからCliqeにコンバートしたのかしれませんね。
サイドの墓地対策が
《安らかなる眠り》か《大祖始の遺産》か、と言う違いも結構重要ですね。
メタと《渋面の溶岩使い》や《瞬唱の魔道士》のウェイトにも関わってきますし。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57894
2位、Jonathan Kurpaska氏のD&Tです。
最近のD&Tにはない形です。
まず《セラの報復者》が採られています。衰微はされるわ、火力で焼かれるわで良い所無しの印象が強い報復者ですが戦闘力が高いのは事実です。
《ミラディンの十字軍》の4枚目と合わせてかなりマッシブな形ですね。
代わりに抜けているのが《エイヴンの思考検閲者》と《ちらつき鬼火》です。
特に鬼火はこのデッキのマンガラに次ぐ生物の顔で様々なカードとのシナジーが存在していたためかなり大胆ですね。
思考検閲者がいないのは今回のメタには合ってない気も・・・。
3本目の装備品が取られている事も含め、基本的に中速コントロール的なデッキですが、かなり攻撃に依った構築が成されています。
《トロウケアの敷石》の4枚採用も珍しいですね。
M14のルール改正で、コンボカードとしては弱くなった物の、普通の土地としては寧ろ使いやすくなったので良いかもしれませんね。
このデッキのフェッチランドとして機能していそうです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=57897
15位、Wilson Hunter氏のStormです。
どうせStormとか言ってANTだろ?とか思っていたら、なんと《むかつき》が無いではありませんか!
《燃え立つ願い》TESルートも当然取ってません。
本当にむかつき抜きのStormです。
時折DN内でも《むかつき》要らなくない?と言うような意見が散見されますが、まさか本当に抜けてしまうとは・・・・。
形としては土地多めの《Grim tutor》型。しかも2枚も取られていますね。《思考囲い》も1枚採られておりライフへの配慮をしない事の美点を押し出しています。
2種目の勝ち筋《巣穴からの総出》が取られているのも一応ポイントですかね?
しかしこういう形も在るんですね・・・。
私は全然知らなかったのですが昔から在ったんですかね?
3位のANTもそうですし、この頃16キャントリップ型でない《Grim tutor》が少し増えてきた気がします。
http://www.starcitygames.com/events/coverage/legacy_deck_tech_esper_deathbl.html
Deck Tech: Esper Deathblade with Brian Braun-Duin です。
DeathBlade考案者BBDによる新型。
3枚ずつの計6枚採られたPWと《Hymn to Tourach》が特徴。
http://www.starcitygames.com/events/coverage/legacy_deck_tech_zoo_with_dan_.html
Deck Tech: Zoo with Dan Musser です。
《精神的つまづき》期の高速Zooを思わせる超軽量仕様。
《実験体》と《炎樹族の使者》が新戦力ですね。
http://www.starcitygames.com/events/coverage/legacy_deck_tech_young_tokens_.html
Deck Tech: Young Tokens with Sam Blackです。
我らがBlack閣下の新デッキ。
てっきりアリストクラッツに《ザスリッドの屍術師》を入れてくると思ったのですがw
しかしTockenデッキなのは同じですね。
核となるのは《若き紅蓮術士》です。スペルが多いデッキでこそ使える為か、まさかの5c仕様です。実質4cですがね。
前々回のエントリーでも触れましたが、やはり《若き紅蓮術士》と《陰謀団療法》の組み合わせは凶悪なようですね。
他には《闇の腹心》と《ギタクシア派の調査》、サイドの《外科的摘出》もかなり強力なシナジーですね。
どれだけ効果があるのか知りませんが、《若き紅蓮術士》を守るためも含めピッチのFoWもアドロス無しです。
能力的にどうしてもWee系で私は見てしまっていますが、考えてみれば《若き紅蓮術士》の能力は場に残るtockenなのですから、こういう形も在りなのかもしれませんね。
マナーブーストと押し込み、ついでに回復でここでもDrSが良い働きをしてますね。
サイズの底上げに《無形の美徳》が使われています。
1/1では戦力外通告ですが、2/2ならば5~6体程度なら平気で生めるので凶悪ですね。
《直観》は何を持ってくるのでしょうね?
恐らくはセラピーとLgSを2-1/1-2でしょうが・・・。要るんですかね?3マナは重い気も・・・。
只返しのターンで一気にtockenを生めるのである種のフィニッシュカードなの屋も・・・。
流石はBlack閣下ですね。次回も楽しみです。
こんな所でしょうか?
今週はOpenの方は比較的解りやすいメタの推移をしました。が、Patoriotが2日続けての優勝とは目を見張る物が在りますね。
HighTideやDeathBladeのOpen2回連続とはまた違った凄味が有ります。
ほとんどM14の影響は見られませんでしたが・・・
少し気になった事として、中速デッキがほぼ一様に《名誉回復》/《大渦の脈動》を1枚採っていたことです 。
まぁ、以前から1枚挿しはあったのですが、今まで以上の物を感じます・・・。
やっぱりアレですかね・・・。
さて、今回はここまで、です。
大会2つの割に少なめですが、
という訳で、今回もお付き合いいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(__)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------
全然関係ありませんが、女性の「黒髪化」が増えているという記事が有りました。
まぁ、何のかんのと言ってますが、へぇ…程度の内容。
しかし、最後の一文
黒髪美女の増殖は「男の目」より「自分の目」を信じる強さの表われなのか。だとしたら、男性にとっては、厳しい現実なのかもしれない。
そもそも男であの茶髪と言う名の髪色好きって奴そんなにいるんですか?
(まぁ、居るからこんな記事にもなるのでしょうが・・・)
悪魔で私見ですし、失礼な話ですが、○んこ色にしか見えない。
社会人に成ったら黒髪の方が大人ぽくて良いと思うんですがね?日本人ならやっぱり黒やろ!!
コメント
ちょくちょく見に来る事が多いので、リンクさせてもらいます。
めちゃくちゃわかりやすくて、参考になります。
本文の筋に関係ないツッコミで恐縮なのですが
Invititonal(いんびてぃとーなる)→Invitational(いんびてーしょなる)
Patoriot(ぱとーりおっと)→Patriot(ぱとりおっと)
Tricorol(とりこーろる)→Tricolore(とりからー)
Roauge(ろーじ)→Rogue(ろーぐ)
Snaek(すねっく)→Sneak(すにーく)
Cliqe(くらいく)→Clique(くりーく)
Tocken(とっくん)→Token(とーくん)
ではないでしょうか。間違っていたらすみません。読んでいたらやけに気になってきて・・。
この人はセラピーとリンリンがほんとに好きなんですね‥
わざわざ4Cにしてまで使い倒してやろうという気満々ですね。直感もその現れではないでしょうか‥?
パイロマンサーとWillの相性は地味に最凶な気がします。
トーナメントで使おうとなるとやっぱり除去を弾く動きはとりたくなってくるのではと思います。
直感までとっていながらなぜサイドにグラッジがないのかが、個人的には一番気になりました。
>ごみ箱 さん
御役に立っているようで何よりです(^^)
こちらこそよろしくお願いいたします。
>ひまじん さん
なるほど、確かにGrimLongはしっくりきますね!
結構タイプミスが多いので恐縮です。
基本的に結構間違えても気付かない場合が多いので・・・。
推敲をしている事もあるのですが・・・お恥ずかしい。
まぁ、タイプミスから普通に覚えてたスペルが違ってたまでいろいろありますw
>poporon さん
この方は基本的に唯我独尊ですよねw
でもこういう、高レベルな方のRogueデッキの構築は結構参考になる部分がそれはそれで多いので電波wwで片づけられない。
グラッジは確かに不思議ですよね。メタを考えれば入れてもおかしくないはずですが・・・。きっと梅沢の十手の事を忘れてたんですよw