レガシー)今週のSCGの結果 諸行無常の~
2013年8月6日 紹介 コメント (4)皆さん、こんばんは。しもべです。
先ほど、21時のNHKニュースで米軍ヘリコプター墜落の方を初めて知りました。
事件としては中々タイムリーと言うかショッキングな事件です。が、報道されるのはオスプレイがどうとか基地の移設がどうとかの話ばかりです。
生存者とか死傷者の話題にはほとんど触れていません。
何か違わないか?と思ったのは私だけですかね??
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さて、今週もSCGがMinneapolisで開催されOpen Legacyも併催されました。
早速結果を見ていきましょう。
ペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/130803_minneapolis.html
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=2013-08-04&end_date=2013-08-04&start=1&finish=16&event_ID=20
今週の優勝はKenny Dungar氏のGoblinsです。
以下Top16(上から順に1位→16位)
Goblins
ANT
Reanimator
Jund
Merfolk
ANT
RUG Delver
BUG 続唱
UW Miracles
Jund
HighTide
ANT
OmniTell
Sligh/Burn
12Post
Merfolk
です。
先回までとは顔ぶれが全く異なる結果ですね。
BUG 続唱もDeaathBladeもいません。
逆にComboは色彩豊かでこれでDredgeまで加わればLegacyの有名どころは揃う勢いですね。
まぁ、揺れ戻しが有るのは毎度のことですし、BUGは支配体制を確立できるほど安定感のある完成度のデッキでもないのでこの結果はまぁ順当といった所でしょうね。
さて、ここからは個別に見ていこうと思います。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=58133
1位、Kenny Dungar氏のGoblinsです。
デッキカラーはWRのタッチ《スレイベンの守護者、サリア》です。ここ最近はずっとメインは単色で再度にW/Gを散らしていたのでこの色は久々に見ますね。
今回は非常にコンボが多かったので結果的に見ればジャストな調整でしょうね。メインに仕込む事で再度の枠も確保できています。
型は《ゴブリンの群衆追い》と《群衆の親分、クレンコ》のハイブリッドですね。
これも最近は親分では無く《包囲攻撃の司令官》が追加のフィニッシャーだったので久々です。
中盤以降の支配力と安定性では無く、圧殺/瞬殺力にウェイトを置いているようですね。
重要なのは《宝石の手の焼却者》3枚+《タール火》2枚の除去耐性を取っているという事ですね。
普通この枠は焼却者4枚が盤石なのですが、わざわざ1枚減らして1マナ2点火力を2枚突っ込んでいますね。
まぁ、理由については言はずもがな。
サイドにもきっちり、《Pyrokinesis》3枚採られているので序盤の火力は十分ですね。
サイドも特徴的です。
まず、SnT系の対策カードが1枚も取られていません(一応Sneakに効く針はありますが・・・)。
ここ最近ではめったに見られない調整ですね。《忘却の輪》《絶望の天使》若しくは《エメリアの盾、イオナ》のどれかが採用されるのが常道だったのですが・・・。
メインのサリアと土地妨害があれば十分速度差で勝てるという事でしょうか?
また、《エーテル宣誓会の法学者》と《精神壊しの罠》が採られており、これまたStorm系に良く効くカードを取っていますね。
本当によくメタに合致しています。ここは《アメジストのとげ》が多いのですが・・・。
《摩耗+損耗》も珍しいですね。
ここは《ブリキ通りの悪党》《クローサの掌握》のどちらかが多いのですが。
干渉力が半端で速度もノロいフェアデッキに対して有効な速度と面制圧と言うコンセプトは良くメタに合致していると思います。
またサイドの調整も独特ながらアジャストしており素晴らしいですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=58120
4位、Mike Mackay氏のJundです。
メインは特筆つべきものは無いのですが、サイドは少々特殊。
10位のMichael氏のそれを見るとよく判りますが、よく見られる対U対策である《Chains of Mephistopheles》や《紅蓮破》が取れられいません。
対特殊地形様に《血染めの月》と島対策の《窒息》が代わりに入っています。
ここは最近のフェアデッキ用にカードをシフトさせたのでしょうかね?1枚では力不足かもしれませんが火力・不毛と合わせれば十分な必殺になりますからね。
ただ、コンボ対策も兼ねるブラストは大丈夫なのでしょうかね?
両者ともサイドに8枚ものコンボ対策が取られているため良く意識はしているのでしょうがね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=58134
5位、Dana Drew氏のMerfolkです。
14ロードのマッシブ仕様。《幻影の像》の存在が泣ける(´;ω;`)
《メロウの騎兵》は使われていませんね。タッパーはメタ的に不要という事でしょうか?
まぁ、《行き詰まり》を採用している以上、《霊気の薬瓶》をカウンターは固定したいでしょうしね。
打点が足りないのか《ミシュラの工廠》が1枚採られていますね・・・。
不思議なのは《撤廃》の存在。
以前《蒸気の絡みつき》は使われていることはありましたが・・・。
1ドローと「土地以外のパーマネント」と言う部分が味噌なのでしょうか?しかしそんなにマナの余裕があるのでしょうか?
M14からはサイドに《潮縛りの魔道士》が。大方の予想通りですね。
使い勝手が気になりますが・・・騎兵や水没に勝るカードであったのでしょうか・・・。
ついでに現状のメタ的に《セファリッドの女帝ラワン》入らないと思うのですがね・・・。
深読みのし過ぎでは無いですかね・・・。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=58124
6位、Alex Olsen氏のANTです。
先回までとは異なり、16キャントリップ型に全員が戻りましたね。
少し気になるのは、全体的にハンデスが少なめでセラピー>Duressである事。
まぁ、カウンター少ないですしね。
サイドの《夜の戦慄》4枚が異様ですね。
何に使うのでしょうか?サリアや法学者用ですかね?
4枚もいるんですかね?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=58121
7位、Richard Germar氏のRUG Delverです。
《目くらまし》《Force of Will》《呪文嵌め》《呪文貫き》で計15枚ものカウンターを取っていますね・・・。
多すぎるでしょう・・・。まぁ、コンボが多い状況だったので、その場合は良く効いたのでしょうが。
残念ながら結果《もみ消し》を切ってしまったことが響きましたね。
環境を映す鏡ですがこれは尖り過ぎましたねw
嘗てのヘビーコントロールの様な量のカウンターは流石に腐る場面も多かったのではないでしょうか?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=58122
8位、Andrew Tenjum氏のBUG 続唱です。
諸行無常の響きあり・・・。
先週の活躍は見る影もありませんね。
ただ、一応メタ読みをした故にAndrew氏は唯一生き残ったのかもしれません。
まずPWがたったの3枚のみ。
多いときは6~7枚も取られるこのデッキで、です。
また、《思考囲い》を抜いてHymnを4枚にするという選択をしています。
これはStorm系には有効ですがSnT系には逆効果ですし、どうだったのでしょうね?貴重な1ターン目のアクションでもあったはずですが。
3・4枚目のFoWに2枚の《狼狽の嵐》。そして《秘儀の研究室》と対コンボに意識を傾けているのがよく判ります。
《虐殺》はまぁ、判るのですが使えるんですかねこのデッキで・・・。
一方的に蹂躙されている場合ぐらいでしょうか?躊躇なく使えるのは。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=58128
14位、Craig Spitzer氏のOmni-Tellです。
最近の活躍はこの《無限への突入》型が占めていますね。
基本的にSnT系の中でも安定感が高くプレイも簡単らしいのでまぁ順当ですかね。
何時からか、すっかり14キャントリップも定着しましたね。
少々不思議なのはカウンターの選別。
ピアスは取っておらず、逆に《否定の契約》は多めに取られています。
その上ハンデスが多いにも拘らず、ピアスだけでなく《誤った指図》も無し。
メタ読み上外したのでしょうか?それとも勝つまでひたすら耐えて、状況を整えて一気に!という事でしょうか?
些か疑問が・・・。
こんなところです。
今週はまぁ、判り易い名簿表なのですが、中身を見ていると各人の試行錯誤とメタの読み合いとがグルグルしています。
特に、ほぼ全員が対コンボ対策に力を入れているところと、にも拘らずコンボが相応の結果を残しているところは中々面白い結果だと思いました。
さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただいた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かでお役に立てば幸いです。
コメント
成程!!
納得です。
しかし、メインから入れるほどなんですかね?
リンクさせていただきました。
ゴブリンって今の環境でも優勝できるものなんですね。
赤緑でも黒でもなく白って。
リンク・コメントありがとうございます。
Goblinsの優勝はメタゲームにも依りますが、時折見られます。
盤面への性圧力の高いデッキが多かったり、圧倒的な速度のコンボが多かったりすると厳しいのですが。今の中速のフェアデッキが多いような状況であるなら割と有望だと思います。
が、対策された利回りが悪いと簡単に折られる部分もありますね。
白は、サリア登場以降は再主流と言えるカラーであると思います。
《魂の洞窟》のお陰で色マナの問題も薄いですからね。