レガシー)今週のSCGの結果 日米連日のSnT優勝で、しもべ怒りの五体投地
レガシー)今週のSCGの結果 日米連日のSnT優勝で、しもべ怒りの五体投地
レガシー)今週のSCGの結果 日米連日のSnT優勝で、しもべ怒りの五体投地
皆さん、こんばんは。しもべです。


 THSのフルスポが発表されましたね。
余りこれは!?と言う様な拾い物は、残りにはありませんでしたが、皆さんにはどう映ったでしょうか。
何だかんだでもうすぐ発売ですね・・・。


 さて、SCG Atlantaが開催されました。Open Legacyも併催されましたので結果を見ていこうと思います。
まずは結果をペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/140913_atlanta.html

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?t%5BT2%5D=3&event_ID=20&feedin=&start_date=2013-09-15&end_date=2013-09-15&city=Atlanta&state=&country=&start=1&finish=16&exp=&p_first=&p_last=&simple_card_name%5B1%5D=&simple_card_name%5B2%5D=&simple_card_name%5B3%5D=&simple_card_name%5B4%5D=


 今週の優勝はOmni-TellのBrian Hood氏です。

以下Top16(上から順に1位→9位→16位)
OmniTell
BUG 続唱
Burn
Patriot
Merfolk
UR Delver
RUG Delver
Jund
----------------------
WB SfM
Painted Stone
Grixis Dlver
RUG Delver
SneakShow
SneakShow
OmniTell
Burn

 です。
見事な真っ青っぷり。
ここまで青いのは久々ですね。寧ろ懐かしいw
コンボにしても殆んどSnT系であり(先週までの墓地勢、先々週のStorm勢は無です)、フェアデッキにしても殆んどテンポ系という2分割な結果でした。
しかし、ここまでUのフェアデッキが多いにも拘らずSnT系がこれだけ残るというのも意外ですね・・・。


さて、ここからは個別に気になった物を見ていこうと思います。

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=59102
1位、Brian Hood氏のOmniTellです。

 近頃、勢力的に元気がなかったSnT系ですが、先週は上位に3名を輩出し、今回は4名で更に1名が優勝です。
SnT系は不思議な物で優勝するまでは徐々に数を伸ばす事が多く、今回もそれに従っていますね。

 構築は《無限への突入》型の青単《全知》SnTです。
一時はSneakShowを駆逐しSnT最大勢力になりましたが最近は徐々に数を減らしていました。やはりデッキを把握され始めたのでしょうか。
とは言え、今は同列程度の数ですし、同様のデッキながら対処法が異なるので厄介ですよね。
Brain氏の構築は《研究室の偏執狂》ではなく《蟻の解き放ち》でありこれもここ最近の主流です。
置物に依存しない点と一応場に干渉できる点/対処されづらい点が扱いやすいのかもしれません。

 比較的オーソドックスですが、2マナランドを計4枚積んでおり、かつ《古の墳墓》3枚《裏切りの都》1枚と言う珍しい割合です。
速度と継続的な2マナ捻出に力を入れていますね。
加えて言うのなら《否定の契約》を3枚積んでいるところが特徴と言えば特徴です。
《狼狽の嵐》等の細々としたスペルを積む枠ですが、スペルを押し通す事に力を入れていますね。
つまり単騎決戦をより意識している様に見えます。
まぁ、そんな程度の特徴ですか。
(15位のJohn Goins氏の方が余程へんてこな形です。)


 が、別にだからと言って対Uで他のデッキに優位という訳では無く、当たった相手がMerfolk→Burn→BUG 続唱だったというのが大きかったのではないかと・・・。
そういえば先日の日本のエターナルフェスティバルも優勝はSneakShowでありSnT系ですね。
国を跨いで連日の優勝とは・・・やってくれるぜ!!



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=59104
2位、Chi Hoi Yim氏のBUG 続唱です。

 ハンデス枠が2-2のハイブリッドであるというのがメインの特徴ですね。
物量の《Hymn to Tourach》かピンポイントの《思考囲い》かでメタ上でよく判れますが、2-2と言う苦悩と調整が垣間見えます。
 面白いのはサイドです。
《虚無の呪文爆弾》1枚以外は14枚のすべてが除去/ハンデス/カウンターに区別できる類の物で特別なHateカードと言うものでは無く汎用性の高いメインから採用するような品々で埋められています。
効果にブレのあるHateカードでは無く、メインの妨害の比率を変えるという異色のアプローチですね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=59114
3位、Doug Honeycutt氏のBurnです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=59131
16位、Jeremy Maciolek氏のBurnです。

 Burnが上位に二人と言うのもいつ以来か?と思いますが、アプローチが全く別である点が尚面白いです。
Doug氏のBurnはBurnというよりSlighですね。
生物が15枚も取られており、最近Hotな《若き紅蓮術士》も2枚採られていますね。
正直、2マナ且つおいても単体では何もできない為Burnでの使用は難しいのではないか?とも思うのですが・・・。
 しかし何より驚かされるのが
Lands (19)
19 Mountain
でしょうねw
何時のデッキですかww
まぁ、Burnの様な早期決着を望むデッキはあえてそうする事もあるようですがね。
サイドのカードで対SnT枠が4枚も取られているのも驚きで且つメタ読みは抜群でしたね。にも拘らずBrain氏に負けてしまったには本当に残念です。

 対照的にJeremy氏は模範的なBurnですが、こちらも変り種が。
《硫黄の渦》がメインから4枚も取られていますね。
2枚程度なら在り得るでしょうが・・・。
3マナも掛けて次のターンからしか機能せず、勝つ時間をかける必要がある為あまりメイン向きとは思えませんが・・・。
それぐらいフェアデッキとの長期戦までを想定しているのかもしれません。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=59103
5位、David Warshawsky氏のMerfolkです。

 《ギタクシア派の調査》が採用されていますね。
ここ最近はコンボに《若き紅蓮術士》系のデッキにと大忙しですがついにMerfolkでもですか。まぁ、畳み掛ける系と言う意味では同じですし、それらよりも個別のパーツが脆いのでこれも良い選択なのかもしれません。
バウンスには《蒸気の絡みつき》ではなく《残響する真実》を採っておりより幅広いデッキに対応できます。
《魂の洞窟》と言うのも珍しいですね。
Uマナの安定供給は心配にもなりますが、スペルが生物以外でも11/18枚が0マナ/無色マナでキャスト出来る仕様なので問題は無いようですね。

 この所は自由枠はカウンターが多めでしたが、より能動的な作りになっていて安定して自分の動きを出来る形に整えられています。
逆にそれでコンボと当たってしまったのは皮肉な話ですね・・・。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=59122
6位、Ricky McCombs氏のUR Delverです。

 基軸は忠実なUR Delverなのですが少々変わったところも。
目を引くのが《もみ消し》と《方向転換》の存在。
通常のカウンターでは無い物が採用されるのはとても珍しいように思います。
正直対コンボ(特にStorm)以外では攻防に直接かかわらないためだと思いますが、故に何を目的にしているのか少々不明です。
基本Stifleを入れる場合、シナジーが無いならば土地を攻める事ですが、このデッキでは《不毛の大地》を採っていません。故に土地を攻めるという事は無し。
と言うより《発展の代価》の関係上相手にガンガン特殊地形を並べて欲しいので下手にこの戦略は取れない。
逆に自分の特殊地形を守るというのも枚数の関係と受動的な態度を鑑みれば考えづらい。
とすると・・・?
SfMのCip対策という事もありますが、それなら直接火力を増強すればいいだけの事。
返ってくるのは、対Comboではないか?という事ですかね。
《呪文貫き》や《狼狽の嵐》でない事まで含めれば、ElvesやGoblinsの誘発能力、SneakShowの《騙し討ち》《グリセルブランド》の起動能力とStormにおけるフィニッシュ対策。
しかし、仮にもBurn系統のデッキにまで《もみ消し》を入れなければいけないほどなのでしょうかね?
 もう一つのDivertは中々面白いですね。
妨害系の中でも数少ない攻めのカードです。
《秘密を掘り下げる者》や《ゴブリンの先達》に対する除去を跳ね返せればクロックの保護とブロッカーの排除を同時にこなせますし、相手の火力を跳ね返せればそれも良い。
単純に火力を積むよりも余程ハイリターンを狙えるようです。
まぁ、《Hymn to Tourach》を跳ね返せれば一番効果が大きいでしょうが。

 残りで気になったのは、土地の実存の数ですね。
《島》《山》で5~6枚程度と言うのも珍しくは無いデッキで、その分フェッチランドを多く積んでいるこのが多いのですが、このデッキでは逆です。
基本地形だけで9枚も取っており、《Volcanic Island》も合わせれば11枚もの土地が入っています。
序盤の安定した挙動に加え、《瞬唱の魔道士》→《発展の代価》へと安定して繋ぐ事も可能かもしれませんね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=59117
9位、Jeffrey Moseley氏のWB SfMです。

 2週連続で残っていたTeamItaliaから何故かRが抜けてしまいましたw
デッキとしては判り易いBladeデッキですが、Hymnは採られていません。しかしメインには11枚のハンデス可能なスペルが採用されており、セラピーとLotVの関係上枚数以上のハンデスが可能です。
また、ここ最近この手のデッキには必ず《潮の虚ろの漕ぎ手》が入っています。
Hymnは抜いても、それだけ対Comboは意識されているという事でしょう。

 また枠に余裕がある事から、他のBladeに比べ《ミラディンの十字軍》《刃砦の英雄》と単体で勝てるカードが取れるのはある種の強みですね。
しかし単体除去は兎も角REBを失ってしまったのは痛い・・・。

 因みに《死儀礼のシャーマン》を入れており且つGマナまで出るにも拘らず《突然の衰微》は不採用です。
これも珍しいですね。下手に欲張る必要性は無いという事でしょうかね。



http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=59124
11位、Andrew Schneider氏のGrixis Dlverです。

 CincinnatiでのEric Rill氏の優勝デッキとほぼ同じメインです。
が微調整の跡が見られますね。
《渋面の溶岩使い》をサイドから1枚メインに増量しています。ブロッカーを退かす作業が重要だったという事でしょうか。
《もみ消し》は減らされいてます。どうだったのでしょうね。

 サイドではセラピーの増量が見られますね。
やはりここは外せませんねw
墓地対策と神器対策が入れられておりバランスが取られています。
FoWと《造物の学者、ヴェンセール》は一長一短ですが、FoWの方が幅は広いですね。このデッキならアドの回収も見込めますし。Bulecountはメインで26ありますしサイドから調整も出来ますしね。
 不思議なのは《イゼットの静電術師》の存在ですね。
何に使うのでしょうね?《電謀》ではいけないのでしょうか?
瞬足速攻のティムであり事とタフネス3がポイントでしょうか?
LgS対策可と思ったのですがそれならば《硫黄の精霊》で十分の筈。
ふむむ・・・。


 因みにTheSourceではPatriotとGrixisで《若き紅蓮術士》がどちらがより有効に使えるか?と言う様な議論が少し起こってました。
色的に、直接的なシナジーで考えるのなら断然B>Wなのですが、Patriotには《聖トラフトの霊》もいるため単純な比較はできませんね。



Deck Tech: Pyro Loam with Korey McDuffie
http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_pyro_loam_with_korey.html
誰もが考えた《罰する火》+《若き紅蓮術士》のコンボをいれたLoamControlです。
加えてJtMsにDDコンボにと欲張りですね。
興味のある方は是非拝聴してみては如何でしょうか。



 こんな所です。
今週のUの台頭とその中身の2分化は実に面白いですね。
本来在り得るはずの無い共存が来大会ではどうなるのか楽しみです。
また、ここ最近は《若き紅蓮術士》が本当に熱い。そこかしこで使われています。
面白いけど遅くて重い、微妙とか言ってた自分はやはりバカでしたww早めに買っておいてよかったですよ・・・。

 さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただけた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。




 P.S.
最近、安倍首相のビッグマウスが止まらない・・・。
そろそろ、誰か制御してください・・・。



コメント

ぎす子
2013年9月17日13:15

バーンの渦4はすごいなーと思いましたが、日本のレシピもsnt対策に渦2、橋1をメインに入れてる時代なのでメタ的には渦4が正解かもしれないですねー

しもべの一人、H
2013年9月17日22:36

>ギス子@ライトニング:バロン さん
コメントありがとうございます。

効くデッキにはとことん凶悪なカードですからね渦は。
究極の金太郎飴デッキなので、4枚変なカードが入っていても過剰にデッキの展開を阻害する事も無い点もこのデッキには追い風です。
メタ次第ではあり得るのかもしれません。
何はともあれ目から鱗です。

BERGER
2013年9月29日4:21

初めまして。
デッキ分析等、いつも大変参考にさせていただいております。
今後も参考にさせていただきたく、リンクさせて頂きました。
よろしくお願いいたします。

しもべの一人、H
2013年9月30日23:27

>BERGER さん
初めまして。
御役に立てているようなら何よりです(^^)
こちらこそ、今後とも宜しくお願い致しますm(_ _)m

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索