[歴代3社長に無罪=事故の予見可能性争点―JR福知山線脱線・神戸地裁]
時事通信 9月27日(金)10時12分配信

 兵庫県尼崎市で2005年4月、乗客106人が死亡した福知山線脱線事故で、業務上過失致死傷罪で強制起訴されたJR西日本歴代社長で元相談役の井手正敬(78)、元会長南谷昌二郎(72)、元社長垣内剛(69)3被告の判決公判が27日、神戸地裁であり、宮崎英一裁判長はいずれも無罪(求刑禁錮3年)を言い渡した。

 事故をめぐり、神戸地検が同罪で在宅起訴した山崎正夫元社長(70)は昨年1月、同地裁で無罪判決を受け確定しており、経営幹部の刑事責任は全て否定される結果となった。
 井手氏ら3人が社長在任時、現場カーブでの脱線の危険性を予見でき、自動列車停止装置(ATS)の設置を指示する義務を負っていたかが争点。
 検察官役の指定弁護士は、現場カーブの半径を半減した工事や、列車本数を増やし運転の余裕をなくしたダイヤ改正などから事故の危険性を容易に認識できたと主張。「利益を優先し安全への投資を節減した」と会社の体質も批判した。
 一方、弁護側は「多数あるカーブの中で個別の1カ所を危険と気付くのは不可能。在任時にATSの整備を義務付ける法令もなかった」と反論。「指定弁護士の指摘は大規模組織の実態からかけ離れている」と訴えた。

 検察審査会の起訴議決による強制起訴の一審判決は5件目。有罪は、検察が起訴猶予とした1件だけとなった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130927-00000052-jij-soci

 まぁ、実際に、カーブの危険性云々を完全に把握するなんてTopに出来るわけありませんからね。そういうのは現場の仕事ですから。
責任は上が負うのが世の習わしとはいえ、これでは罪を求めるのも難しいでしょう。
従業員の勤務体系等ならまだ罪に問えたのでしょうが。
遺族には納得できない事でしょうがね。


 んで、本論ですが、今回も「検察審査会制度」に則っての起訴です。
が、これ本当に意味あるのでしょうかね・・・。
某政党のクラッシャーさんの時から思っていましたが、検察が「起訴したところで罪に問えない」と判断した事件が大半の筈。
なら実際そんな事件を強制的に挙げても、裁判で罪に問われないのは自明の理。
遺族にしても自己満足にさえならない。
罪の問えないのですから溜飲が下がるはずもない。
時間と金の無駄にしか思えません。

 もちろん、検察の権力が今現在独占状態であり、国民の意思と乖離する部分が大きいのは判りますが、それは検察の在り方を問う以上に司法の在り方を問うべきです。
 エンジン壊れているのに、ガソリン入れて無理やりアクセル踏みこんだって動くわけもない。
国民の血を入れるというお題目は判りますが入れる場所がおかしい。
 それとも只の当て馬ですかね?
それでしたら正に無駄以外の何物でもありませんよね、一般市民的には・・・。



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