レガシー)今週のSCGの結果 大振りだなぁ
2013年10月8日 紹介 コメント (2)皆さん、こんばんは。しもべです。
今日は2週間ぶりにSCGでLegacy Openが開催されましたので早速見ていきます。
結果をペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/051013-cleveland.html
http://sales.starcitygames.com/deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=2013-10-06&end_date=2013-10-06&start=1&finish=16&city=Cleveland
今週の優勝はNick Cowden氏のPatriotです。
以下Top16(上から順に1位→16位)
Patriot
Reanimator
Reanimator
Goblins
Blecher
Painted Stone
MUD
4c 続唱
---------------------
BUG 続唱
Jund
RUG Delver
OmniTell
Lands
Reanimator
Belcher
BUG 続唱
うん、コンボ(アンフェア)と続唱しかいませんね。
清々しいくらいに。
しかしReanimatorが3名も排出されるとは珍しい事もある物ですね。
続小は一時的にはこれぐらいの勢いはありましたが。
この2種がいることで良い感じにテンポ系が圧殺されているのですが、哀しい現実ですが。
そんな中で勝っているPatriotのデッキパワーの高さよ・・・。
こういう2種の異なるタイプが共存していると次回のメタは非常に読み辛いんですよね。
さて、ここからは個別に気になったデッキを見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=59742
優勝したNick Cowden氏のPatriotです。
並み居るコンボの群れを渡たり切ったのはTricorolTempoのPatriot、最近はGrixisに話題を奪われがちでしたが面目躍如の活躍。
但し構成は少々特殊。
まず、基本の型がカナスレ系Tempoでは無く、《石鍛冶の神秘家》を入れたパワー型です。
デッキコンセプトが若干緩まる代わりにフェアデッキとのパワーカード対決で力を発揮するタイプです。
コンボの多かった今大会ではどこまで当たっているのかは少々不明ですが、準決勝で当たったGoblinsに確かな効果があるので結果的には優位に働いたはず。
速度差が問題で無駄になる事も多いのですが、この出来は打消し/除去で具出らせる事も出来るので間に合う筈。
サイドの《紅蓮地獄》も極めて効果的だったでしょう。
StPが2枚ですがこちらはコンボが多い今大会では寧ろ功を奏したはず。
その分を《ギタクシア派の調査》に割いており、対コンボでのプレイングで良い働きをしたと思います。
このデッキでは《聖トラフトの霊》やSfMをプレイするための安全確認が第一ですが、メタによっては今回の様な想定以上の働きをするので使い出が有りますね。
SfMやギタ調などを仕込むためにStPやStifleなど4枚積みの物の多くが2枚3枚等にされており、広く浅い形になっています。
ここまで散らすのは、最近では《瞬唱の魔道士》以外でこういうのも珍しいですが。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=59738
2位、Robert Cucunato氏のReanimatorです。
StormとSnTの活躍の狭間、隙を突くように息をし続けるデッキです。
一月前のPhiladelphiaでも2名を上位16位に輩出している様に数は多くはない物の一定の活躍はしていますね。
但しデッキの型は多くのデッキが同じ生物を採用しています。
《大修道士、エリシュ・ノーン》《エメリアの盾、イオナ》《潮吹きの暴君》に《グリセルブランド》が3~4枚です。
対SnT/対コンボと対フェアデッキの両方に対応できるためこれが最もメタに向いているのでしょうね。
Robert氏のデッキの特徴はサイドボードで《実物提示教育》の3・4枚目と《裏切り者の都》2枚を取っており完全にSnTに変形する事が出来ますね。
ハンデスしたりパーマネントに干渉したりしてこちらのリアニメイトを捻じ込むためのカードが取られる事が多い中では珍しい仕様です。
コンボの方向性としては同じような物であるため劇的な効果を見込めるかは別ですが、サイドから投入されるであろう墓地対策を容易に躱せる点は素晴らしいですね。
それらに多くの枠を裂いているため、余りコンバートできる生物が取れていないのは残念。まぁメタ的にこれで十分と判断したのかもしれません。
予想された通り、《灰燼の乗り手》は全員採用していますね。
まぁ天使に劣るのはイラストぐらいで気からねw
今回は準決勝で同系で潰し合ってしまったのは残念ですね。
その意味で《棺の追放》を取ってあったRobert氏の選択は御見事の一言です。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=59754
15位、Jeramiah Alton氏のBelcherです。
サイドが面白いですね。
AnT御用達の《花の絨毯》で対Uに対してStormプランを押し通せます。
5位のDustin氏は《苦悶の触手》を入れていますがプランを強化するかサポートするかの違いですね。個人的にはこちらの方が好み。
そして面白いのは《袖の下》の存在。
ファッティを操るデッキが多い昨今では素晴らしいですね。キャスト出来れば。
それを支える為にも絨毯は役に立ちますね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=59730
6位、Nam Tran氏のPainted Stoneです。
Legacyが今のメタ環境になってから非常に威力を発揮しているPainted Stoneですが、今回のは何と2色です。
Uを入れることでコンボ達成の安定感と最高速度を早めています。
《渦巻く知識》は嗜み。
特に強力なのが《Transmute Artifact》と《直観》ですね。
前者はテゼレッターでも活躍していますが、《帝国の徴募兵》と異なり両方をサーチ出来る点が素晴らしい。
《直観》も同じく。また墓地に落ちてしまう点を利用した《ゴブリンの溶接工》もいるのも特徴。このため別ルートとして《ワームとぐろエンジン》も積んでいるようです。
ワームは2マナランドと《厳かなモノリス》からの素出しも十分可能であり、1ターン目2マナランド:モノリスから2ターン目に置くことも可能ですね。
そしてこの6マナはぺインターコンボでも同様マナである事もポイント。
ただ2色にした代償も色々と。
まず、デッキの主軸である《血染めの月》《月の大魔術師》がメインではありません。
最近の続唱やDeathBladeの様な緩い土地基盤にはそれだけでGGなのでこれが失われたのは非常に残念ですが、腐る時は腐るのでサイドと言うのも納得は出来ます。
2色だけならともかく、《Transmute Artifact》のダブルシンボルは調達が難しいですからね・・・。
またメインからのブラスト2種による染色カウンターを2枚しか取っていません。
こうして見るとペイにたーコンボを使ってはいるものの殆ど別物に見えますね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=59740
8位、Peter Tragos氏の4c 続唱です。
続唱デッキであるBUGにJundを組み合わせたデッキです。
というか《血編み髪のエルフ》を入れただけの存在。
Jundとはいったい・・・。
BUGに比べると随分Beatシフトされていますがそれでも中~低速Beatですね。
《ヴォルラスの要塞》まで入れてあり、そこまでして続称したいのかwと。
まぁ、続小できれば十中八九アドの回収以上が狙えますからね。下手にドローをするよりも効果が高いのでしょう。
チアミンのみで切ないRですが、サイドには《鞭打ち炎》が取られています。
非常にナイスな選択ですね。
《紅蓮地獄》や《乱暴+転落》など、対フェアデッキに対しては非常に重要な現状ですが、このデッキは小型生物が中心で寧ろ焼畑されているだけでした。
が、非Atfのみを狙い撃ちできるので2/3は生き残る事が出来ます。
また面白いのは《秘儀の研究室》の存在。
対SnTや対Stormに非常に効果を発揮しますが、続唱も同じく牙を剥けられる側であったはず・・・。
それを採用しなければならないほど逼迫しているという事でしょうか?
因みに、9位のMatt Hoey氏はBUGですが、サイドから《鞭打ちの炎》が取られています。
つまりメインで《血編み髪のエルフ》を取るか《精神を刻む者、ジェイス》を取るかの差でしょうね。
そうやって考えるとチアミン凄いですねw
http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_no_stax_with_nichola.html
今週のDekTech: NO STAX with Nicholas Rauschです。
所謂エレファントストンピィですね。
動画でも言われている様にDragonStompyの系譜ですが、このデッキは《自然の秩序》コンボを積めるため、最高速度では遥かに上回ります。
それが5マナのドラゴンに上回る利点であるかどうかは疑問点ですが、自然に積めるこちには意味がありますね。
珍しいのは《磁石のゴーレム》。《からみつく鉄線》と合わせてとことん相手を虐めるようです。
ドラストに比べ《血染めの月》が積めないハンドを補う必要はありますからね。
面白いのは《野生の狩りの達人》。戦力の拡充と盤面干渉により場を支配します。
対フェアデッキでは素晴らしい働きをするでしょうね。
2マナランドと《野生語りのガラク》により暴対な量のマナを生み出す事が出来る為、やろうと思えば《緑の太陽の頂点》から《大祖始》のサーチも出来るのがこのデッキの凄い所ですね。
こういうデッキなら《狩猟の神、ナイレア》《世界を喰らう者、ポルクラノス》《霧裂きのハイドラ》などのテーロス組も活躍できると思うのですが・・・。
興味がある方は拝聴してみては如何でしょうか?
こんな所です。
何やら今回は非常に複雑怪奇な結果でしたね。
まぁ先回の時点で流れがリセットされていたのでどう転ぶかはわからない所だったのは事実でして・・・。
こういう結果もまぁ在り得ることなのでしょうね。
テーロス後の新環境一発目でしたが予想通り寂しい結果ですね。
リアニで使われた《灰塵の乗り手》以外は、何故か入っていた《悪夢の織り手、アショク》のみ。
う~む・・・。
また最近特に目立ちますが、Tempo系に於けるギタ調の登用が顕著です。
それ程今のコンボは脅威という事なのでしょうね。
さて、今週はここまで、です。
今回もお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
コメント
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私の方は全て正常にページ表示できますが・・・。
私は特に何か会員などに入っているわけでもないため、特殊な入り方が出来ているという訳ではないはずですが・・・。
まずは、UBBさんは検索サイトから普通にSCGのhpには入れるかを試されては?