レガシー)真面目な電波:《突然の俗化》
2013年11月10日 電波 コメント (6)
皆さん、こんばんは。しもべです。
さて、久々のこの企画。
今回挙げるカードもドマイナーカードですよw
今回はこちら↓
一応今まで挙げてきたカード群の中では最も高いレアリティを誇るカードw《突然の俗化》です。
《突然の衰微》ではありませんよ!!
このカードを思いついたのは《真の名の宿敵/以下、TNN》に対してのHateカードを探している時でした。
TNNはご存じの通り、対処手段はある物の限定的な物が多いため、実質的には対処しにくい部類です。
こちらを優先すれば、あちらが立たずなんて事もあるでしょう。
そこで汎用性を持ったカードを探したいと考えていた矢先に頭の片隅で思い浮かびました、このカードが。
「?」
と思われる方もいるでしょう。
が、これにはもう一つ思考の原初となる路線が有りました。
実は前々から《謙虚》について考えていました。
SnTやReanimator等に劇的に効果を発揮するこのカード。
問答無用で生物を無力化するこのカード。特に大きいのが能力まで無力化する点。ダメージだけなら他にも手段はありますが能力まで無力化するので本当に唯の置物化できます。
が、ダブルシンボルを含む4マナは重い。当然白が濃いデッキでの運用が基本になるはず。SnTの合わせで出すというだけでは不安定すぎますからね。
が、私は黒使い。
黒の濃いカードならともかく白の濃いカードはデッキの運用思想的にも厳しい物が在ります。
《罠の橋》は悪くは無いのですがイマイチしっくりこない。
何とか能力に影響を及ぼすカードで黒系統はない物だろうか?と思っていた時のこれを思いついていました。
そして、今回のTNNの騒動に至り能力無力化を持つこのカードに目が止まったわけです。
という訳でこのカードの具体的な強みを挙げましょう。
(i):「サイズの無力化」+「能力の無効化」
上で挙げた最大の強みですね。
常在だろうが起動だろうが誘発だろうが、如何に強力な能力であろうとも無力化できます。
TNNの様な強力な除去耐性はもちろん、《引き裂かれし永劫、エムラクール》や《グリセルブランド》の様な物まで封じ込めます。
他にも、特に各カード間でのシナジーが要である部族デッキにも良く効きます。
(ii):「刹那」スペルである事
これは《謙虚》にはない優位性です。
使い捨てであるが故に奇襲性があるスペルの安全/確実性を引き上げています。
カウンターに悩まされることはありません。
また、相手に優先権を渡さずに封じ込めれるため、より奇襲性が高いとも言えます。
悪まで相手が優先権を譲ってくれてからの話ではありますが、スタックで7ドローされる事もありませんし、《ワイアウッドの共生虫》で避難される心配もありません。親分が子分を呼ぶ事も出来ません。
(まぁ、そもそもグリ様出して引かずにアタックしてくれる輩が如何程いるのかとww)
(iii):相手のみである事。
一方的に効果を付すため、戦闘での優位性が遥かに益します。アタックしてきた相手を当然のごとく打ち取れますね。
エムラクールには出来ませんが・・・。
一回限りの《孔蹄のビヒモス》のエルフアタックはもちろん、 UW Miracleの《天使への願い》やDredge相手のトークンアタックを一時的に凌げます。
ここが《罠の橋》との最大の違いであると思います。罠の橋は運用範囲が相手によりかなり制限され、それは結果として自分のデッキの運用や構築/展開にも大きく影響を及ぼしてしまいかねません。
次に難点を挙げましょう。
(I):対策として「不完全」である事。
単体の効果では相手を減縮するだけであるので、一時的な時間稼ぎにしかなりません。
戦闘をするにも生物が、除去をするにも除去スペル自体が、このカードに加えて必要になってきます。
(特に後者の場合2枚のカードに加え後述しますが、当然2枚分のマナも必要になってきます。)
加えて戦闘で打ち取るにしても相手に自軍の生物が除去されてはいけない。除去スペルならカウンターされてはいけない。
色々な制約があります。
なんにせよ、単体では一時しのぎ以上の効力がない点が悩み。
運用するにしてもその点を念頭に置いて問題の無いデッキでなければいけません。
(II):3マナである事。
対策カードとしては些か悠長です。
SnTやReanimator、Elvesなど間に合わなくもないデッキ群が仮想想定相手ではあります(Dredgeはムリ・・・。)が、それでも問題なく払えるマナでは無い点は要注意。
加えて、先に戦力を展開できていない場合、3マナを構えながらのプレイなんてテンポロスこの上ない。
また、上記しました追加の除去を必要とするとして考えれば1マナや2マナの除去を併用するにしても、かなり難しくなります。
その上で考えれば、低マナ域の生物によるコンバットを中心としたデッキである事が現実的な運用となるでしょうね。
(III):減縮しても0/2と言うサイズ。
このタフネス2と言うのが意外と曲者。
《死儀礼のシャーマン》をはじめとしたシステム生物単体ではなかなか打ち取れません。
除去をするにしても、単体除去ならいざ知らず、全体除去でタフネス2を除去しようとすると途端にマナ域が跳ね上がります。
ここら辺でも如何にうまく打ち取れるデッキで運用するか重要なポイントですね。
(IV):「刹那」ルールによる弊害
プレイヤー同士によるコミニュケ-ション不足の齟齬は必ず生じるでしょう。
《根絶》の時もそうですが、相手にとっては必殺の一枚になる可能性が高い以上、ごねてトラブルになるケースも多発する。
フェイズの移行/優先権の放棄確認は忘れずにね!
また《謙虚》程では無い物のルール上ややこしい部分もあるので、プレイヤー本人が誤解を起こす事も・・・。 自分が引っ掛かっていたと言うオチw
とこんな所です。
運用相手に対して幅(対フェア/部族/生物コンボ、但しDredgeはムリ)を持たせ、奇襲性も有るため面白いカードだとは思います。
が、単体で機能が完成しない点を思うとHateカードとしては些か弱いと言わざるを得ませんね・・・。
基本的には除去耐性持ちやファッテイ等には布告を使うのが一番でしょう。
がマナ生物から繋がれ得てしまったり、《騙し討ち》の様に速攻を持って殴ってこられるとかなり厳しい部分があります。
Sneakに関しては《真髄の針》が有効ですが、それだけでは心許無い上にSnTの方には無力。
また、TNNで注目されている全体マイナス除去ではこれらのファッティは当然打ち取れません(難しい)。
ですので両方に効能あるカードとして、この《突然の俗化》はどうだろうか?
考えている次第です。
特にJunk系の場合はハンデスで妨害兼除去への露払いが運用上行えるので、比較的問題なく運用できるのではないかぁ?と。
この《突然の俗化》は、自分でもどう考えても電波カードであるのですが以外にちらほら意見に挙がっているようです。
他のDNでも挙げておられる方もいましたし、TheSourceでも挙がっていました。
意外とヤリおるのでしょうかww
という訳で、今回の真面目な電波はここまで。
今まで上げたカードはハイリターンな攻め型の物が多かったのですが、今回の物は徹底した受け身の防御重視のカードです。
その意味でも今回のカードは異色でした。
しかし
こんなカードを挙げねばならないほどSneakShowは黒には厳しい相手・・・。
P.S.
単体で機能する物としてはやはりマイナス修正は使いやすいですね。
《未練ある魂》を採用しているのなら《妄信的迫害》も良いかもしれませんが、Junkに採用するなら、LgS無しならやはり《ゴルガリの魔除け》でしょうね。
どの能力も使い道があります。
さて、久々のこの企画。
今回挙げるカードもドマイナーカードですよw
今回はこちら↓
《Sudden Spoiling / 突然の俗化》 (1)(黒)(黒)
インスタント
刹那(この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文を唱えられず、マナ能力でない起動型能力を起動できない。)
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで0/2になるとともにすべての能力を失う。
一応今まで挙げてきたカード群の中では最も高いレアリティを誇るカードw《突然の俗化》です。
《突然の衰微》ではありませんよ!!
このカードを思いついたのは《真の名の宿敵/以下、TNN》に対してのHateカードを探している時でした。
TNNはご存じの通り、対処手段はある物の限定的な物が多いため、実質的には対処しにくい部類です。
こちらを優先すれば、あちらが立たずなんて事もあるでしょう。
そこで汎用性を持ったカードを探したいと考えていた矢先に頭の片隅で思い浮かびました、このカードが。
「?」
と思われる方もいるでしょう。
が、これにはもう一つ思考の原初となる路線が有りました。
実は前々から《謙虚》について考えていました。
SnTやReanimator等に劇的に効果を発揮するこのカード。
問答無用で生物を無力化するこのカード。特に大きいのが能力まで無力化する点。ダメージだけなら他にも手段はありますが能力まで無力化するので本当に唯の置物化できます。
が、ダブルシンボルを含む4マナは重い。当然白が濃いデッキでの運用が基本になるはず。SnTの合わせで出すというだけでは不安定すぎますからね。
が、私は黒使い。
黒の濃いカードならともかく白の濃いカードはデッキの運用思想的にも厳しい物が在ります。
《罠の橋》は悪くは無いのですがイマイチしっくりこない。
何とか能力に影響を及ぼすカードで黒系統はない物だろうか?と思っていた時のこれを思いついていました。
そして、今回のTNNの騒動に至り能力無力化を持つこのカードに目が止まったわけです。
という訳でこのカードの具体的な強みを挙げましょう。
(i):「サイズの無力化」+「能力の無効化」
上で挙げた最大の強みですね。
常在だろうが起動だろうが誘発だろうが、如何に強力な能力であろうとも無力化できます。
TNNの様な強力な除去耐性はもちろん、《引き裂かれし永劫、エムラクール》や《グリセルブランド》の様な物まで封じ込めます。
他にも、特に各カード間でのシナジーが要である部族デッキにも良く効きます。
(ii):「刹那」スペルである事
これは《謙虚》にはない優位性です。
使い捨てであるが故に奇襲性があるスペルの安全/確実性を引き上げています。
カウンターに悩まされることはありません。
また、相手に優先権を渡さずに封じ込めれるため、より奇襲性が高いとも言えます。
悪まで相手が優先権を譲ってくれてからの話ではありますが、スタックで7ドローされる事もありませんし、《ワイアウッドの共生虫》で避難される心配もありません。親分が子分を呼ぶ事も出来ません。
(まぁ、そもそもグリ様出して引かずにアタックしてくれる輩が如何程いるのかとww)
(iii):相手のみである事。
一方的に効果を付すため、戦闘での優位性が遥かに益します。アタックしてきた相手を当然のごとく打ち取れますね。
エムラクールには出来ませんが・・・。
一回限りの
ここが《罠の橋》との最大の違いであると思います。罠の橋は運用範囲が相手によりかなり制限され、それは結果として自分のデッキの運用や構築/展開にも大きく影響を及ぼしてしまいかねません。
次に難点を挙げましょう。
(I):対策として「不完全」である事。
単体の効果では相手を減縮するだけであるので、一時的な時間稼ぎにしかなりません。
戦闘をするにも生物が、除去をするにも除去スペル自体が、このカードに加えて必要になってきます。
(特に後者の場合2枚のカードに加え後述しますが、当然2枚分のマナも必要になってきます。)
加えて戦闘で打ち取るにしても相手に自軍の生物が除去されてはいけない。除去スペルならカウンターされてはいけない。
色々な制約があります。
なんにせよ、単体では一時しのぎ以上の効力がない点が悩み。
運用するにしてもその点を念頭に置いて問題の無いデッキでなければいけません。
(II):3マナである事。
対策カードとしては些か悠長です。
SnTやReanimator、Elvesなど間に合わなくもないデッキ群が仮想想定相手ではあります(Dredgeはムリ・・・。)が、それでも問題なく払えるマナでは無い点は要注意。
加えて、先に戦力を展開できていない場合、3マナを構えながらのプレイなんてテンポロスこの上ない。
また、上記しました追加の除去を必要とするとして考えれば1マナや2マナの除去を併用するにしても、かなり難しくなります。
その上で考えれば、低マナ域の生物によるコンバットを中心としたデッキである事が現実的な運用となるでしょうね。
(III):減縮しても0/2と言うサイズ。
このタフネス2と言うのが意外と曲者。
《死儀礼のシャーマン》をはじめとしたシステム生物単体ではなかなか打ち取れません。
除去をするにしても、単体除去ならいざ知らず、全体除去でタフネス2を除去しようとすると途端にマナ域が跳ね上がります。
ここら辺でも如何にうまく打ち取れるデッキで運用するか重要なポイントですね。
(IV):「刹那」ルールによる弊害
プレイヤー同士によるコミニュケ-ション不足の齟齬は必ず生じるでしょう。
《根絶》の時もそうですが、相手にとっては必殺の一枚になる可能性が高い以上、ごねてトラブルになるケースも多発する。
フェイズの移行/優先権の放棄確認は忘れずにね!
また《謙虚》程では無い物のルール上ややこしい部分もあるので、プレイヤー本人が誤解を起こす事も・・・。 自分が引っ掛かっていたと言うオチw
とこんな所です。
運用相手に対して幅(対フェア/部族/生物コンボ、但しDredgeはムリ)を持たせ、奇襲性も有るため面白いカードだとは思います。
が、単体で機能が完成しない点を思うとHateカードとしては些か弱いと言わざるを得ませんね・・・。
基本的には除去耐性持ちやファッテイ等には布告を使うのが一番でしょう。
がマナ生物から繋がれ得てしまったり、《騙し討ち》の様に速攻を持って殴ってこられるとかなり厳しい部分があります。
Sneakに関しては《真髄の針》が有効ですが、それだけでは心許無い上にSnTの方には無力。
また、TNNで注目されている全体マイナス除去ではこれらのファッティは当然打ち取れません(難しい)。
ですので両方に効能あるカードとして、この《突然の俗化》はどうだろうか?
考えている次第です。
特にJunk系の場合はハンデスで妨害兼除去への露払いが運用上行えるので、比較的問題なく運用できるのではないかぁ?と。
この《突然の俗化》は、自分でもどう考えても電波カードであるのですが以外にちらほら意見に挙がっているようです。
他のDNでも挙げておられる方もいましたし、TheSourceでも挙がっていました。
意外とヤリおるのでしょうかww
という訳で、今回の真面目な電波はここまで。
今まで上げたカードはハイリターンな攻め型の物が多かったのですが、今回の物は徹底した受け身の防御重視のカードです。
その意味でも今回のカードは異色でした。
しかし
こんなカードを挙げねばならないほどSneakShowは黒には厳しい相手・・・。
P.S.
単体で機能する物としてはやはりマイナス修正は使いやすいですね。
《未練ある魂》を採用しているのなら《妄信的迫害》も良いかもしれませんが、Junkに採用するなら、LgS無しならやはり《ゴルガリの魔除け》でしょうね。
どの能力も使い道があります。
コメント
質問なんですが、エルフの口蹄のビヒモスでのアタックの場合、相手生物のパワータフネスは0/2になりますが、ビヒモスによる修正は残ったままになるのではないでしょうか?
個人的に、Junkで使うカードではないように感じるのです。
Junkは豊富な除去で露払いをして、エディクト系の除去で対処するのがいいように思えるのです。
俗化でブロックするのは強いとは思うのですが、謙虚のほうが丸いように思えるので追加で足すかと考えると入らないと思うのですよね。
はじめまして。
あと、意図的なものなら申し訳ないのですが、前の記事がThe Rokになってますよ。
コメントありがとうございます。
適用順序に依ります。俗化→ビヒモスではCipの修正は当然残ります。ビヒモスCip解決→俗化ならば0/2に出来ます。
ですので、相手の戦闘フェイズにキャストすれば問題ありません。
>葉月 さん
コメントありがとうございます。
はじめまして。というより、以前コメントされていたような・・・?
仰るように豊富な除去で露払いして布告はもちろん有効戦略です。基本はそれで十分かと。あくまで私が挙げたのは可能性の一つという事です。
が、露払いも布告も、相応の枚数が必要です。相手の場にも手札にもかなり依存します。メインの戦略としては確実な物が在りますが、隙は比較的大きいと思います。
それと悪までサブプランの話で、その上でなるべく広い相手を対象に使える物を~という事です。布告が有効な相手には布告を使うのが一番ですからね。しかしそれだけでカヴァーするのはやはり難しいと思います。
謙虚との比較ですが、まぁ、普通に謙虚が丸いと思います。私が検挙を使いたくないという我儘の産物ですからねこの記事はw。そもそも3マナ構えるとか正気の沙汰ではできませんよw
>Rok
失礼、直しておきます。
俗化による0/2固定→第7b種
ビヒモスによる修正→第7c種
なのでタイムスタンプ順に関わらずこの順に適用されて
結果的にビヒモスによる修正は残ります。
尚、俗化による能力喪失とビヒモスによるトランプル付加は
共に第6種なのでタイムスタンプ順に適用されます。
コメントありがとうございます。
Oh!
確認してみたらそうでした・・・。
ルールに~とか言って自分が引っ掛かってましたw
では、エルフ対策としては微妙ですね~。