レガシー)今週のSCGの結果 真実を知りたいか?
2013年11月12日 紹介 コメント (3)
皆さん、こんばんは。しもべです。
寒くなりましたね。
冬将軍も到来したそうです。
私も返ってきてから頭痛い・・・。風邪の引きかけの症状な気がするので風邪薬飲みました。
皆さんもお気をつけて。
また、台風30号の影響でフィリピンの惨状が凄まじい・・・。
先程見たNHKの21時のニュースの「服を一着ください。それだけでいいので、服を1枚ください。」と涙ながらに懇願する女性の映像を見て、胸を痛めました。
この上で、31号まで到来する可能性があるとか・・・。
神様も何を思っているのか・・・。
さて、気を取り直して、恒例のSCG Open Legacyの結果を見ていきましょう。
今週はDallasで行われました。
結果をペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/091113_dallas.html
http://sales.starcitygames.com/deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=2013-11-10&end_date=2013-11-10&start=1&finish=16&exp=45&state=TX
今週の優勝はTimothy Thomason氏のUW SfMです。
以下Top16(上から順に1位→8位→16位)
UW SfM
ANT
UB Delver
RUG Delver
Merfolk
Esper SfM
BUG Delver
UW MiracletR
---------------
Reanimator
Elves
UR Delver
BUG Delver
TinFins (GriselStorm)
UW SfM
Patriot
UB Tezzeret
です。
Legacyは青いってことさ(タイトルの答え)
そして《真の名の宿敵/TNN》の多さよ・・・(タイトルと掛けている)。様子見期間が終わって、さぁどうかな?と思いましたが大攻勢でしたね。
Combo勢も相変わらずのループを繰り返しています。
まぁ、どうせ来週は半減しそうですが・・・。
ここからは気になったデッキを個別で見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60551
1位、Timothy Thomason氏のUW SfMです。
所謂Nogoyfのカラーですが、NoGoyfでは無くUW SfMです。
TNNが発表された時に予測してはいましたが、見込み通り、矢張り出てきましたね。
これは明確にTNNを活かせる且つデッキ側も咽喉から手が出るほど欲しかった安定したクロックですからね。
何が違うかと言うと、NoGoyfはTempoデッキであり、UW SfMはコントロール要素を高めたミッドレンジという事。
その事から判る通り、EsperからBが抜かれた様なデッキです。
ハンデスが抜けた分カウンターが微増されていますが、それでも余り多くは無く《Force of Will》4枚を含め7枚。サイドにも3枚のみと多いとは言えません。ここら辺がミッドレンジの特徴でもありますね。
中速の名に相応しく攻め手は非常に遅く、主役たるTNN若しくは《石鍛冶の神秘家》→《殴打頭蓋》か《ヴェンディリオン三人衆》の3ターン目セットが基本でしょう。
が、その分威力の高い物で詰め込まれています。
また、同じく、よりコントロール力の高さの向上や攻め手の不足から《精神を刻む者、ジェイス》が4枚積まれています。ヘビコンより多いって凄いですよねw
優秀なブロッカーを確保できた事で、彼が再び神の名を関するやもしれませんね。
同系のTNNには無力に思えるかもしれませんが[+2]でひたすら延命し、時間稼ぎをする事で結果としてダメージレースを大いに有利に持って行けます。
《天界のほとばしり》は前はトラフト攻撃時にブロッカー排除に使われましたが、このデッキでは逆に同系のアタッカーのTNN排除用ですね。
特にTNN自体も排除できればもちろんのこと、装備品を付けてくれていればテンポも取れます。
WWのダブルシンボルがかなり重たいのですが、2色になった事で3色に比べ遥かに実用的になりました。
そして目に付いたのが随所に見られる同系及び対策への配慮。
まず、使われている装備品の3本目が《火と氷の剣》だという事もかなり大きいですね。足りないパンチ力を補える上にアドも稼げる。
何より、正しく無敵のブロッカーに引っ掛かる事なく速やかに相手のライフを削れます。
次にメインの《アカデミーの廃墟》。
見れば判りますが、サイドの《真髄の針》を除けば、残りのAtfは全て装備品。破壊される前提で構築されています。
まぁ、装備品が破壊された時点で攻撃力は正しく半減するので、道理ですね。
そしてサイドの《万力鎖》。
《Maze of ith》や《市長の塔》ではTNNに対処できないので今後SfMを使っているのならこちらも選択肢ですね。
メタを想定して構築されているのが判ります。
最後に《至高の評決》。
これはまぁ、同系意識とは言えなくもない程度ですが、75枚中で2枚残しているところを見ると確実な意味を持ってきます。これのおかげでコントロールデッキとしての要素もより活かしやすくなります。
これはPatriotやURにも言える事ですが、TNNの存在のより《白鳥の歌》が使い易くなったことも有難いですね。
特にこのデッキでは、もともと《秘密を掘り下げる者》は使用していない上に、UW系の主力であった《聖トラフトの霊》も抜けました。
代わりに入ったTNNはブロックされない上にダメージレースでも鳥には勝てる為、デメリットが苦になりません。JtMsでも対処可能ですしね。
メタ次第のカードではありますが、1マナの確定カウンターとしては非常に広範囲ですし、それを有効活用できるのは大きいですね。
サイドのTNN1枚は何を相手に足すんでしょうかね?
今までも存在したUW SfMですが、TNNと言う明確で安定したフィニッシャーを授かり、ここに結果を残しましたね。
正直、遅い上に緩いデッキにも見えますが・・・機能性の安定感は半端ない。このデッキの先が楽しみです。何故DeckTechで紹介解説してくれなんだし・・・。
因みに、14位、Shane Remelt氏もW絡みのフェッチが2枚違うだけで実質的には75枚同じデッキです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60557
2位、Avery Williams氏のANTです。
サイドに《Karakas》を取ってあるのが特徴的ですね。
一部のHatebearにも有効ですし、何よりファッティを使うReanimatorやSnT等へより優位が保てます。
しっかり、ハンデスは採られている物の、7枚目も欲しかったかもしれませんね。
《花の絨毯》の採用はメタに合致しましたが、《ザンティッドの大群》も欲しかったかもしれませんね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60550
3位、Wyatt Archer氏のUB Delverです。
時折見かける《死の影》をフィーチャーしたデッキ。
4枚の影は当然ですが、それを活かすためかSuicideカードが半端ない数が入ってます。相性差が出るため中々勇気のいる選択ですね。
TNNとは違いサイズに依る力技で押し通るデッキです。追加で《墓忍び》も入っています。ピッチで唱える事も多いため比較的墓地にカードが溜まり易い点がマッチしていますね。
TNNのお陰で《未練ある魂》が環境から減少する事が追い風にもなっていますね。
少々面白いのは《悪意の大梟》の存在。
この手のデッキならば《死儀礼のシャーマン》が常道でした。または、アドを取りたいのなら《闇の腹心》。
Suicideばかりであるため、ダメージレースに影響を及ぼせるブロッカーが欲しかった・・・ということでしょうかね。
2色で運用もしやすいはずなのに何故か入っていないTNN。
低速化せず、速攻で殴り切ることを旨に置かれたアンチテーゼですね。マナを伸ばす必要性が薄いため《目くらまし》も気兼ねなく取られています。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60556
4位、Tommy Wells氏のRUG Delverです。
この所、メインの微調整という物が殆ど行われていません。
Counterや火力、生物によりメタと個人調整が必ず入るデッキでしたが・・・。それだけメタが固定化されているという事なのかもしれませんね・・・
気になるのはサイドの《呪われたトーテム像》。
以前までなら対Maverickだったはずですが・・・、今は対Elvesですかね?
ピンポイントで狙いたいのなら《真髄の針》で十分ですからね。
直接は関係ありませんが少し気になるのは、このデッキでのTNNはどうなのだろうか?ということ。
もちろん3マナのクロック云々で仕様上難しい面があるのは判ります。
私が話しているのはサイドの話。
より具体的に言うのは《硫黄の渦》との比較です。
問答無用のクロックとして対Controlを含めた中速以下のデッキに無類の強さを誇りましたが、TNNとは同じ3マナ。
ダブルシンボルですがRよりUの方が出しやすく有用性も高い。
自分がダメージを受けないばかりかブロッカーにもなる上にクロックも1点多い。ほぼ良い事尽くめな気もしますが・・・。
生物である事、ゲインを許してしまう事が渦用の仮想敵には辛い部分があるのでしょうかね?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60553
5位、Alexander Dochnal氏のMerfolkです。
まぁ、これも大方の予想通りで、TNN採用型ですね。
私が気になっていたのは「何枚採用され得るのか?」と言う部分でしたが、Alex氏は2枚です。
お守り以上主戦力未満という事でしょうかね?
まぁ、そもそも数の力で押し切るのが魚の常道ですしね。
犠牲になった《幻影の像》も応用力のあるカードなので、殴るだけのTNNとは一長一短ですね。
3マナが6枚と少々重たい気もします、が土地に変更はありませんね。
サイドの《魔力流出》は珍しい部類ですが、なかなかいいですね。
SfM系の増加は魚の命運を左右しますし、TezzeretterやMUDにも劇的に効きます。
《大いなる玻璃紡ぎ、綺羅》はよく判りません。
もちろん効能は理解できるのですが、敢えて今必要な物なのか・・・?ここら辺は専門家に聞いてみないと判りませんね・・・。
そろそろ《セファリッドの女帝ラワン》の出番ですかねww
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60559
7位、Jason Crone氏のBUG Delverです。
大方はTNNが採用されているのが主力ですが、このJason氏は《墓忍び》を用いています。
除去耐性は異なるものの、クロックの速度、着地可能なターンも合わせ攻撃力では遥かに勝ります。
前述の通り、TNNの存在によりLgSやPWが環境的に弱まっているので、彼にとっては多少は追い風でしょうか?
またこのデッキだけではありませんが《悪魔の布告》の存在も目立ちますね。
これはファッティ系のComboにも有用であるため、思わぬ戦果を生むかもしれません。
LotVの存在も含めかなり、環境的に強い除去能力を持っていますね。
サイズを有しているという点では環境で最速クラスの攻撃力を有しているデッキですね。
対して12位、Benjamin Guillerm氏のリストは判り易い流行物。
対比すると面白いですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60558
8位、Joe Bass氏のUW MiracletRです。
TNN等のミッドレンジの台頭により、私がメタの上位進出を密かに予想しているMiracleです。
が、Joe氏のListはかなりそれとは遠いですね。
生物が何と6枚も入っておりその内5枚がミッドレンジで使用される類のカードです。
3枚のSfMに2枚のCliqeと、コントロールもするけど殴り合い上等の様な精神が見れますね。
1位のUW SfMをよりコントロールに寄せてみました的な構築です。
SfMのお陰で対魚にある程度の耐性が持てるのは有難いでしょうね。同じくTNNにも殴り合いで負けない。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60561
10位、Chris Vanwinkle氏のElvesです。
先回はランクインできませんでしたが、それでもこの所の常連でありTier1.5位の位置づけに感じますね。
Chris氏のデッキの特徴はフィニッシャーの数ですね。
普通、デッキ内に2枚。
《威厳の魔力》と《孔蹄のビヒモス》を1枚ずつか後者を2枚が最近のスタンダードです。
が、Chris氏は其処に更に《自由なる者ルーリク・サー》《ジョラーガの戦呼び》を1枚ずつ取っています。
状況に依って色々と使い分けるのでしょうが、そこまで要るのでしょうかね?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60560
13位、Nathan Zamora氏のTinFinsです。
・・・おかしいな?
《苦悶の触手》が見当たらないぞ?
目の錯覚でしょうか?
疲れてるのかな??
真面目な話、もはやStormという態を成していません。
デッキとしては間違いなくTinFinsなのですが、どちらかと言うとReanimatorですね。
釣る生物に「速攻」を付与して、通常のReanimatorよりも1ターン早く決着を狙う形という事でしょうかね?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60565
16位、Jody Keith氏のUB Tezzeretです。
気になったのはサイドの《The Abyss》。
正直、同じ4マナならより効果範囲の広い《滅び》でも、と思ったのですが、テキストをよく確認すると「非Atf生物を破壊」と書いてあります。
つまり実質リスク零。
横に広がるデッキならば微妙ですが単騎型ならばより最適ですね。色拘束も薄い。
しかしPWコンは今後難しくなっていく気もします。
ダメージレースでは負ける事など無いでしょうが(ソプターコンボもありますしね)、デッキコンセプトとして通用するのでしょうか?
さて、こんな所です。
本当はTNNの入ったURやPatriot、Reanimatorの感想も書きたいのですが長すぎるためここで終えます。
しかし、何処まで増えるかと思ってはいましたが、蓋を開けてみればこの様よ・・・。
7/16名、実に23枚です。
おいおい・・・(´・ω・`)たかが3マナパワー3の脳筋ですよ?
しかし、実際Uいデッキは増えましたが、クロックスピードは速くないですし、カウンターも多くは枠の関係で取れない。
こういう状況なら、今後もっとComboが活きてきそうです。
私的にもこんなカードが流行ってくれるなら寧ろ追い風wありがとうございます!って言いたいぐらいですよw
そんな事を思いながら、本日はここまで。
今回もお付き合いいただけた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
P.S.
この結果を受けて、沈静化しつつあるTNN高騰が再び起こるやもw
流行のカードの価格云々に「生物 《真の名の宿敵》15K」とかくチャンスですよ!!
寒くなりましたね。
冬将軍も到来したそうです。
私も返ってきてから頭痛い・・・。風邪の引きかけの症状な気がするので風邪薬飲みました。
皆さんもお気をつけて。
また、台風30号の影響でフィリピンの惨状が凄まじい・・・。
先程見たNHKの21時のニュースの「服を一着ください。それだけでいいので、服を1枚ください。」と涙ながらに懇願する女性の映像を見て、胸を痛めました。
この上で、31号まで到来する可能性があるとか・・・。
神様も何を思っているのか・・・。
さて、気を取り直して、恒例のSCG Open Legacyの結果を見ていきましょう。
今週はDallasで行われました。
結果をペタル↓
http://www.starcitygames.com/events/091113_dallas.html
http://sales.starcitygames.com/deckdatabase/deckshow.php?&t%5BC1%5D=3&start_date=2013-11-10&end_date=2013-11-10&start=1&finish=16&exp=45&state=TX
今週の優勝はTimothy Thomason氏のUW SfMです。
以下Top16(上から順に1位→8位→16位)
UW SfM
ANT
UB Delver
RUG Delver
Merfolk
Esper SfM
BUG Delver
UW MiracletR
---------------
Reanimator
Elves
UR Delver
BUG Delver
TinFins (GriselStorm)
UW SfM
Patriot
UB Tezzeret
です。
Legacyは青いってことさ(タイトルの答え)
そして《真の名の宿敵/TNN》の多さよ・・・(タイトルと掛けている)。様子見期間が終わって、さぁどうかな?と思いましたが大攻勢でしたね。
Combo勢も相変わらずのループを繰り返しています。
まぁ、どうせ来週は半減しそうですが・・・。
ここからは気になったデッキを個別で見ていきます。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60551
1位、Timothy Thomason氏のUW SfMです。
所謂Nogoyfのカラーですが、NoGoyfでは無くUW SfMです。
TNNが発表された時に予測してはいましたが、見込み通り、矢張り出てきましたね。
これは明確にTNNを活かせる且つデッキ側も咽喉から手が出るほど欲しかった安定したクロックですからね。
何が違うかと言うと、NoGoyfはTempoデッキであり、UW SfMはコントロール要素を高めたミッドレンジという事。
その事から判る通り、EsperからBが抜かれた様なデッキです。
ハンデスが抜けた分カウンターが微増されていますが、それでも余り多くは無く《Force of Will》4枚を含め7枚。サイドにも3枚のみと多いとは言えません。ここら辺がミッドレンジの特徴でもありますね。
中速の名に相応しく攻め手は非常に遅く、主役たるTNN若しくは《石鍛冶の神秘家》→《殴打頭蓋》か《ヴェンディリオン三人衆》の3ターン目セットが基本でしょう。
が、その分威力の高い物で詰め込まれています。
また、同じく、よりコントロール力の高さの向上や攻め手の不足から《精神を刻む者、ジェイス》が4枚積まれています。ヘビコンより多いって凄いですよねw
優秀なブロッカーを確保できた事で、彼が再び神の名を関するやもしれませんね。
同系のTNNには無力に思えるかもしれませんが[+2]でひたすら延命し、時間稼ぎをする事で結果としてダメージレースを大いに有利に持って行けます。
《天界のほとばしり》は前はトラフト攻撃時にブロッカー排除に使われましたが、このデッキでは逆に同系のアタッカーのTNN排除用ですね。
特にTNN自体も排除できればもちろんのこと、装備品を付けてくれていればテンポも取れます。
WWのダブルシンボルがかなり重たいのですが、2色になった事で3色に比べ遥かに実用的になりました。
そして目に付いたのが随所に見られる同系及び対策への配慮。
まず、使われている装備品の3本目が《火と氷の剣》だという事もかなり大きいですね。足りないパンチ力を補える上にアドも稼げる。
何より、正しく無敵のブロッカーに引っ掛かる事なく速やかに相手のライフを削れます。
次にメインの《アカデミーの廃墟》。
見れば判りますが、サイドの《真髄の針》を除けば、残りのAtfは全て装備品。破壊される前提で構築されています。
まぁ、装備品が破壊された時点で攻撃力は正しく半減するので、道理ですね。
そしてサイドの《万力鎖》。
《Maze of ith》や《市長の塔》ではTNNに対処できないので今後SfMを使っているのならこちらも選択肢ですね。
メタを想定して構築されているのが判ります。
最後に《至高の評決》。
これはまぁ、同系意識とは言えなくもない程度ですが、75枚中で2枚残しているところを見ると確実な意味を持ってきます。これのおかげでコントロールデッキとしての要素もより活かしやすくなります。
これはPatriotやURにも言える事ですが、TNNの存在のより《白鳥の歌》が使い易くなったことも有難いですね。
特にこのデッキでは、もともと《秘密を掘り下げる者》は使用していない上に、UW系の主力であった《聖トラフトの霊》も抜けました。
代わりに入ったTNNはブロックされない上にダメージレースでも鳥には勝てる為、デメリットが苦になりません。JtMsでも対処可能ですしね。
メタ次第のカードではありますが、1マナの確定カウンターとしては非常に広範囲ですし、それを有効活用できるのは大きいですね。
サイドのTNN1枚は何を相手に足すんでしょうかね?
今までも存在したUW SfMですが、TNNと言う明確で安定したフィニッシャーを授かり、ここに結果を残しましたね。
正直、遅い上に緩いデッキにも見えますが・・・機能性の安定感は半端ない。このデッキの先が楽しみです。何故DeckTechで紹介解説してくれなんだし・・・。
因みに、14位、Shane Remelt氏もW絡みのフェッチが2枚違うだけで実質的には75枚同じデッキです。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60557
2位、Avery Williams氏のANTです。
サイドに《Karakas》を取ってあるのが特徴的ですね。
一部のHatebearにも有効ですし、何よりファッティを使うReanimatorやSnT等へより優位が保てます。
しっかり、ハンデスは採られている物の、7枚目も欲しかったかもしれませんね。
《花の絨毯》の採用はメタに合致しましたが、《ザンティッドの大群》も欲しかったかもしれませんね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60550
3位、Wyatt Archer氏のUB Delverです。
時折見かける《死の影》をフィーチャーしたデッキ。
4枚の影は当然ですが、それを活かすためかSuicideカードが半端ない数が入ってます。相性差が出るため中々勇気のいる選択ですね。
TNNとは違いサイズに依る力技で押し通るデッキです。追加で《墓忍び》も入っています。ピッチで唱える事も多いため比較的墓地にカードが溜まり易い点がマッチしていますね。
TNNのお陰で《未練ある魂》が環境から減少する事が追い風にもなっていますね。
少々面白いのは《悪意の大梟》の存在。
この手のデッキならば《死儀礼のシャーマン》が常道でした。または、アドを取りたいのなら《闇の腹心》。
Suicideばかりであるため、ダメージレースに影響を及ぼせるブロッカーが欲しかった・・・ということでしょうかね。
2色で運用もしやすいはずなのに何故か入っていないTNN。
低速化せず、速攻で殴り切ることを旨に置かれたアンチテーゼですね。マナを伸ばす必要性が薄いため《目くらまし》も気兼ねなく取られています。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60556
4位、Tommy Wells氏のRUG Delverです。
この所、メインの微調整という物が殆ど行われていません。
Counterや火力、生物によりメタと個人調整が必ず入るデッキでしたが・・・。それだけメタが固定化されているという事なのかもしれませんね・・・
気になるのはサイドの《呪われたトーテム像》。
以前までなら対Maverickだったはずですが・・・、今は対Elvesですかね?
ピンポイントで狙いたいのなら《真髄の針》で十分ですからね。
直接は関係ありませんが少し気になるのは、このデッキでのTNNはどうなのだろうか?ということ。
もちろん3マナのクロック云々で仕様上難しい面があるのは判ります。
私が話しているのはサイドの話。
より具体的に言うのは《硫黄の渦》との比較です。
問答無用のクロックとして対Controlを含めた中速以下のデッキに無類の強さを誇りましたが、TNNとは同じ3マナ。
ダブルシンボルですがRよりUの方が出しやすく有用性も高い。
自分がダメージを受けないばかりかブロッカーにもなる上にクロックも1点多い。ほぼ良い事尽くめな気もしますが・・・。
生物である事、ゲインを許してしまう事が渦用の仮想敵には辛い部分があるのでしょうかね?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60553
5位、Alexander Dochnal氏のMerfolkです。
まぁ、これも大方の予想通りで、TNN採用型ですね。
私が気になっていたのは「何枚採用され得るのか?」と言う部分でしたが、Alex氏は2枚です。
お守り以上主戦力未満という事でしょうかね?
まぁ、そもそも数の力で押し切るのが魚の常道ですしね。
犠牲になった《幻影の像》も応用力のあるカードなので、殴るだけのTNNとは一長一短ですね。
3マナが6枚と少々重たい気もします、が土地に変更はありませんね。
サイドの《魔力流出》は珍しい部類ですが、なかなかいいですね。
SfM系の増加は魚の命運を左右しますし、TezzeretterやMUDにも劇的に効きます。
《大いなる玻璃紡ぎ、綺羅》はよく判りません。
もちろん効能は理解できるのですが、敢えて今必要な物なのか・・・?ここら辺は専門家に聞いてみないと判りませんね・・・。
そろそろ《セファリッドの女帝ラワン》の出番ですかねww
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60559
7位、Jason Crone氏のBUG Delverです。
大方はTNNが採用されているのが主力ですが、このJason氏は《墓忍び》を用いています。
除去耐性は異なるものの、クロックの速度、着地可能なターンも合わせ攻撃力では遥かに勝ります。
前述の通り、TNNの存在によりLgSやPWが環境的に弱まっているので、彼にとっては多少は追い風でしょうか?
またこのデッキだけではありませんが《悪魔の布告》の存在も目立ちますね。
これはファッティ系のComboにも有用であるため、思わぬ戦果を生むかもしれません。
LotVの存在も含めかなり、環境的に強い除去能力を持っていますね。
サイズを有しているという点では環境で最速クラスの攻撃力を有しているデッキですね。
対して12位、Benjamin Guillerm氏のリストは判り易い流行物。
対比すると面白いですね。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60558
8位、Joe Bass氏のUW MiracletRです。
TNN等のミッドレンジの台頭により、私がメタの上位進出を密かに予想しているMiracleです。
が、Joe氏のListはかなりそれとは遠いですね。
生物が何と6枚も入っておりその内5枚がミッドレンジで使用される類のカードです。
3枚のSfMに2枚のCliqeと、コントロールもするけど殴り合い上等の様な精神が見れますね。
1位のUW SfMをよりコントロールに寄せてみました的な構築です。
SfMのお陰で対魚にある程度の耐性が持てるのは有難いでしょうね。同じくTNNにも殴り合いで負けない。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60561
10位、Chris Vanwinkle氏のElvesです。
先回はランクインできませんでしたが、それでもこの所の常連でありTier1.5位の位置づけに感じますね。
Chris氏のデッキの特徴はフィニッシャーの数ですね。
普通、デッキ内に2枚。
《威厳の魔力》と《孔蹄のビヒモス》を1枚ずつか後者を2枚が最近のスタンダードです。
が、Chris氏は其処に更に《自由なる者ルーリク・サー》《ジョラーガの戦呼び》を1枚ずつ取っています。
状況に依って色々と使い分けるのでしょうが、そこまで要るのでしょうかね?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60560
13位、Nathan Zamora氏のTinFinsです。
・・・おかしいな?
《苦悶の触手》が見当たらないぞ?
目の錯覚でしょうか?
疲れてるのかな??
真面目な話、もはやStormという態を成していません。
デッキとしては間違いなくTinFinsなのですが、どちらかと言うとReanimatorですね。
釣る生物に「速攻」を付与して、通常のReanimatorよりも1ターン早く決着を狙う形という事でしょうかね?
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=60565
16位、Jody Keith氏のUB Tezzeretです。
気になったのはサイドの《The Abyss》。
正直、同じ4マナならより効果範囲の広い《滅び》でも、と思ったのですが、テキストをよく確認すると「非Atf生物を破壊」と書いてあります。
つまり実質リスク零。
横に広がるデッキならば微妙ですが単騎型ならばより最適ですね。色拘束も薄い。
しかしPWコンは今後難しくなっていく気もします。
ダメージレースでは負ける事など無いでしょうが(ソプターコンボもありますしね)、デッキコンセプトとして通用するのでしょうか?
さて、こんな所です。
本当はTNNの入ったURやPatriot、Reanimatorの感想も書きたいのですが長すぎるためここで終えます。
しかし、何処まで増えるかと思ってはいましたが、蓋を開けてみればこの様よ・・・。
7/16名、実に23枚です。
おいおい・・・(´・ω・`)たかが3マナパワー3の脳筋ですよ?
しかし、実際Uいデッキは増えましたが、クロックスピードは速くないですし、カウンターも多くは枠の関係で取れない。
こういう状況なら、今後もっとComboが活きてきそうです。
私的にもこんなカードが流行ってくれるなら寧ろ追い風wありがとうございます!って言いたいぐらいですよw
そんな事を思いながら、本日はここまで。
今回もお付き合いいただけた方には感謝申し上げます。
有難うございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
P.S.
この結果を受けて、沈静化しつつあるTNN高騰が再び起こるやもw
流行のカードの価格云々に「生物 《真の名の宿敵》15K」とかくチャンスですよ!!
コメント
コメントありがとうございます。
成程。確かに。
しかしSnTで着地されるとやっぱり辛いので、如何にそれまでに削れているかが鍵ですね。
>服を着た萌豚シェルダー.UBB さん
コメントありがとうございます。
コラコラww