皆さん、こんばんは。しもべです。
先日、夜中に急に目が覚めてからオボロロロロ・・・。
鯖寿司が当たったのか・・・?
少しすつ症状が治まり本日はかなりマシになるも、気力は減退中
(ヽ´ω`)
そんなこんなで更新予定はなかったのですが、折角の祭りですし、なかなか盛り上がっているようで他の型の感想を見ていて私も見たくなった次第です。
という事で、今週はSCG Openはお休み。
代わりに週末に行われたGP Washington D.C.を見ていきましょう。
とは言え、体調は悪いので軽~く。
詳しくは他の方のエントリーでも見て頂ければ。
さて、GPですが、初日の方は約1700人だそうで、物凄い盛況ですね。
GP Las Vegas 2013は横に置くとしても、Charlotte 2013や横浜2013には及ばないにしてもフォーマットがLegacyという事を考えれば十分な混雑ぶり。MTGの人気は未だ衰えてはいませんね。というより根強いと言った方がこの場合は良いかもしれませんが。
そして本選(2日目)には235名は出場したとか。
いいなぁ~。
日本でもLegacyをメインにしたGP開いてくれない物でしょうかね?
まぁ、競技人口的に参加者が4桁を下回りそうな勢いなので流石に無理か・・・。
で、まずの初日です。
(http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpwas13/day1)
文章の書き直しが余りに多くて面倒なので、明らかに不要の部分は消しておきます。初日に載せられているのは32名トーナメントの権利獲得者の様です。
済みませんでした。
権利獲得者のデッキ郡
RUG Delver
Lands
Death & Tax
Esper SfM
UW Miracle
Jund
TES
Death & Tax
RUG Delver
RUG Delver
Death & Tax
Slivers
UR Delver
UW MiracletR
です。
RUG Delver3名、D&T3枚がともにトップ勢力ですね。
ここ最近のSCGの結果でも見られるような判り易いメタです。
同じくSnT系が零と言うのも過剰に寂しい結果ですが、下火なのは事実。それよりもSnTを含めコンボがTES1名という事の方が余程驚きです。
やはりコンボに強いデッキが最上にメタに来ると厳しい物が在りますね。
では個々からは気になったデッキを少し。
リストは上のURLから確認してください。
まずはMarcel Shautz氏のRUG Delverです。
メインのリストからは《四肢切断》と《タール火》が特徴的。
かなりフェアデッキに対して強いメタを張っています。切断はまぁ、ビッグトーナメント御用達のミラーマッチを考えれば自然な選択でしょうね。
問題は後者。2種類目の火力は長年(?)《二股の稲妻》が担ってきました。Elvesはいるものの《未練ある魂》の急激な減少と《死儀礼のシャーマン/DrS》の台頭で大分薄れましたが、それでも《Chain Lightning》では無いのはなぜか?
環境的にDrS/SfMを除去出来る2点火力が有力なのは事実ですが、3点でも必要十分でしょう。Insである事がそこほどに大きかったという事ですかね。まぁ、《Volcanic Island》は立ててターンを返すのが基本ですし。
「部族」カードである点は一長一短。タルモの打点向上はMidrangeが増えている現状では有難い恩恵ですが、それはターンを重ねて初めて意味を成す事ですし、何よりミラーマッチでは相手へ塩を送りかねません。
それを考慮しても《ショック》が重要であったという事でしょうかね。
サイドも面白い。
《古の遺恨》不在で??でしたが《破壊的な享楽》が取り入れられています。ダメージソースになる点で有力でAtfを破壊できてもゲームが長引けば不利になるMidrange戦の性質を考えればなくは無い選択ですね。RGの2マナを構えるという苦行に耐えきる必要は合いますが。
《忌むべき者のかがり火》は謎ですが、土地が1枚でも運用可能なデッキに本来の意味で入るわけも無いので・・・あるとしたらElvesやD&Tに対してX=1でキャストするぐらいですかね?素直に《電謀》で良い気もしますが欲張るとこうなります。
墓地対策が《墓掘りの檻》1枚と言うのは少々以外ですが、これ一枚でReanimatorとElvesとGSZデッキを封殺できるので便利ですよね。
総数的にカウンターがかなり少ない部類です。
ここら辺もメタった結果でしょうね。
Mark Benning氏のD&T。
サイドの《呪われたトーテム像》が死なば諸共過ぎる・・・。
追加の《真髄の針》ではいけないのか・・・。若しくは《謙虚》。
このD&Tで気になるのは最終的に《ミラディンの十字軍》と《セラの報復者》の差ですね。
どちらに転ぶべきか?
Alex Bertoncini氏のDeathBlade。
《真の名の宿敵/TNN》入りのEsperは多い物の、DeathBladeに入れたのは珍しいですね。
当然《聖トラフトの霊》からのスイッチ。
3マナで場に出るTNNの性質上、タップアウトの可能性も高いため、カウンターを構えるにも多少の難があるので、ハンデスで露払いから入るというのは良い動きだと思います。
2マナ+ハンデスor3マナスペルと言う展開がメインになっており、DrSが大車輪の活躍をしますね。
Lewis Laskin氏のUW MiracleのHelmRip型です。
特徴は《海の神、タッサ》入りな事。《相殺》と《精神を刻む者、ジェイス》が有れば~的な事をそのままデッキにした形ですね。
他にも《拘留の宝球》《エネルギー・フィールド》《基本に帰れ/BTB》が信心に貢献します。
《天使への願い》が無いため基本はHelmコンボで勝つことになりますが、《ヴェンディリオン三人衆》と合わせてタッサがそこそこの速度で殴れる点は質実剛健。下手なMidrangeよりも動き出すと速いですね。
ただ、それ以上にControlデッキとしてタッサの「占術」の効果が大きいのが素晴らしいですね。
今回は振るいませんでしたが、依然メタ上でBTBが有効なのは変わりません。今後も見られるでしょうかね?
Kyle Pittleman氏のSliverは5c型です。
多くはBant型ですがこの様な形も在るのですね。
基本のBantカラーにRからは速攻と先制攻撃、Bからは絆魂を加えて単体で無双できる戦力を数で集めるような形ですね。
スペルは辛うじて《四肢切断》を載っていますが、他は《霊気の薬瓶》を除き後は全て生物。殴り合い上等も清々しいですねw
Goblins宜しくの構築姿勢ですが、子鬼どもと違い、アドも稼げなければサーチも無いこのデッキでカウンターやドローソースを抜いてしまって大丈夫なのでしょうかね?
5色故に土地も豊富で《古代の聖塔》等特別な物もあるんですね。
という事で2日目及び結果
(http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpwas13/day2)
(http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpwas13/welcome)
最終的に1700名の栄冠を勝ち取ったのはOwen Turtenwald氏のPatriotでした!!
以下Top16(一位→9位→16位)
Patriot
SneakShow
Dredge
Bant Aggro
Death and Taxes
Elve
BUG 続唱
Esper SfM
----------------
BUG Delver
RUG Delver
RUG Delver
BUG 続唱
DeathBlade
SneakShow
Esper SfM
BUG Delver
です。
これを見ると、大方の予想通り、UのテンポとMidrangeの独壇場の様な感じも受けます。
前日のトライアルではあれだけの強さを見せたD&Tが僅か1名と言うのはさみしい結果。逆に零名と死んでいたSneakShowは2名は輩出し面目を保った形。
何だかんだでSCGで見られるメタがそのまま具現化したような結果になりましたね。
ただ、アーキタイプはばらけているのだけは救いですか。
因みに2日目のメタを見ると
RUG(17%)、D&T(8%)、Elves(7%)、Esper(5%)、BUG続唱(5%)、BUG Delver(5%)、ANT(4%)、UW Miracle(4%)、SneakShow(4%)、その他(41%)です。
これを見ると、SneakShowが如何に強いデッキかがよく判りますね。
逆にRUG Delverは圧倒的最大勢力だったにも拘らず、Top16に2名で少々物足りない。もっと言うならTop8には残れていない。まぁ残念ながらTop8に優位がはっきりと付くデッキが有りませんしね・・・。
RUG Delverの強さと脆さも垣間見えますね・・・。
最も成功したのは《石鍛冶の神秘家》デッキですね。Tempo/Midrangeに跨って使われていて、Top8中実に4名(計15枚)も使用されています。話題のTNNも3名(9枚)と十分に多い数ですが悪までSfMの付属品扱いです。
如何に強くとも有能な3マナバニラの限界でしょうか?
さて、ここからはまた個別に。
リストは上記URLから見てくださいな。
まずは優勝したOwen Turtenwald氏のPatoriot。
私は従来のPatriotにTNNをトラフトとスイッチで入れるのにはかなり抵抗が強かったのです(何故ならPatriotはトラフトを基盤として組まれたデッキであるため)が、このOwen氏のデッキはトラフトデッキからしっかりとTNNデッキへとコンバートされています。
まず、《もみ消し》が全抜きされています。TempoデッキのLandDinale戦略と対コンボ、加えてトラフトへの応用もあったので役割的に大きかった部分ですが懐疑的な意見も多かった。其処をトラフトを抜く事で躊躇なく抜いてしまっています。
私もこれが最もトラフトデッキからの転換に必要な部分だと考えていたので非常にしっくりきています。
代わりに受け手の広い《呪文貫き》をフルで積み込む事が出来ています。また貧弱さを戦略とタイミングで補うための《ギタクシア派の調査》もTNNの安定性から必要性が薄れたため抜き。
また、過剰なブロッカーへの懸念が不要になるため、《渋面の溶岩使い》はサイド行き。抜いてしまっても良かったのかもしれませんがメタ的に必要にもなるのでサイドが妥当ですね。
枠が大きく取れる為、SfMを取ってもまだ余る状況。3枚で我慢していた各種カードにも手が出せます。サイドまで含めて不確定カウンターの割合が多いのは不安要素と言えば不安要素ですが・・・。
TNNの3枚目が不要なのか?と言う部分を置いてはほぼ描いていた理想のTricoloreのTNNデッキを見ているようです。
ただ、TNNの部分は1枚あれば事足りるカードですし、悪までDoS→SfMに続く3の矢なのでこの枚数でも問題ないのかもしれませんね。
サイドの《饗宴と飢餓の剣》は少々悩みますが・・・、DoSとTNNの性質上ブロッカーの回避は無い。タップアウトの緩和と言うのも無くは無いでしょうが枚数的に気にするほどでもない。在るに越した事は無い程度。
とすると、狙いはハンデスですかね。毎ターンハンデスする事で対コンボへの抑止力とする事ではないかと。打消しも非常に多く取られているため序盤戦を捌くだけならばわけは無いでしょう。そこから先マウントを取るための品といった所でしょうか?
・・・と言うかTopCardsに書いてあったw
もっと言えば先週の金曜日にOwen氏自身のデッキ解説を和訳したばっかりでしたw
(http://www.channelfireball.com/articles/owens-a-win-uwr-delver/)
なんと言うタイムリーww
と言うか忘れるなよ私ww
挙げても良いんですが、英語力屑過ぎて見るに堪えないので、他の人がアップしてくれると期待。
という訳で非常に、私好みのTricoloreTNNです。
正直もうPatriotとは別物なので、違う名前があると良いのですがね。
まぁ、Esper系どころか未だにTeamAmericaとBUG Delverが混同する様な状況なので無理でしょうがね・・・。
2位、Jared BoettcherのSneakShowはメインはこれと言った特徴はありません。
が、サイドは特殊。対小型を一掃できる《紅蓮地獄》があるためこの方面は十分だとは思っていたのですが《硫黄の精霊》まで取っています。如何にD&Tが驚異かが判りますね。
《方向転換》もそうですが、《真髄の針》《防御の光網》《神聖の力線》など防御的な物よりも、カウンター(反撃)系を好んでいるようですね。
また、コンボデッキにも拘らず2枚も採られている《墓掘りの檻》も目立ちますね。
3位、Drew Tunison氏のDregdeは生物が21枚と少々少ないですが、《グリセルブランド》の2枚目が取られています。
サイドは、てっきり《灰燼の乗り手》《エメリアの盾、イオナ》《炎の渦》あたりが取られるかと思っていたのですが・・・。
SnTは純粋な速度、対Comboは下火、小型生物は《大修道士、エリシュ・ノーン》で十分なのかもしれませんが・・・。
特にギタ調が入っているため、これら細かいケアをするよりも適時で突っ走った方が良いという事なのかもしれませんね。
4位、Sam Black氏のBant SfMです。ブラック閣下が持ち込んだのは謹製のBantカラーのBladeデッキですね。
最大の特徴は《貴族の教主》ですね。単純なマナ加速だけならDrSよりも安定していますし「賛美」が直接的な打点に成りやすい。DrSよりもある種TNNと相性が良いのでは?的なエントリーを上げる予定だったのですが必要が無くなりましたw
Gを足した事で生物単体での厚みが出て、単体除去のメタ的なシフトの時期をうまくつけるかもしれませんね。安定したマナ加速は《不毛の大地》《目くらまし》の効果の相対的なアップとGSZのテンポロスを補えます。TNNの4枚と言うのもやり過ぎ感は否めませんが、だぶつきが減らせます。
悠長なMidrangeをManaDinale地獄に叩き落としやすいですね。
当然ですが《聖遺の騎士》のお陰で攻防で優位を作り易く、《輪作》により対ファッティコンボにもメインから耐性を作れます。
とは言え、生物とGSZを取る関係上枠が無いためピアス含め追加のカウンターはサイド。初速はあるとは言えないため、ここら辺が難点ですね。ついでにアドも取れない。
サイドからはHateBearをはじめかなり生物が増える為、BantというよりMavericktUに近くなるかもしれませんね。《エーテル宣誓会の法学者》も悪くは無いですが《翻弄する魔道士》ではいけなかったんですかね?
サイドの《白鳥の歌》も良いですね。
前回のSCGのエントリーでも上げましたが、TNNがいる関係で相手の鳥tokenがあまり気にならない(ダメージレースで負けない、ブロックされない、DoSもトラフトもいない)のは良いですね。
このデッキは他のTNNデッキほど初速はありませんが、展開後の構成では太いので鳥は其処まで問題は無いでしょう。また、サイド後はピアス等の増加を警戒して特にマナをだぶつかせるプレイングで不確定カウンターを腐らせてしまう可能性も、確定カウンターなら心配無用ですね。
しかし、《白鳥の歌》3枚に《謙虚》2枚と、かなりある種のデッキへのHate値が高いですねw
《被覆》は4枚目の《白鳥の歌》ですかね?
今のメタを考えると檻を使いたいところですが、このデッキでは残念ですねw
《森の知恵》は余りサイドに見かけるカードではありませんが、カードの引き増しになりますし、消耗戦に成りやすいサイド後はアド手段の少ないこのデッキでは良いかもしれませんね。
追加の装備品を剣シリーズでは無く《梅沢の十手》の2枚目を取っているのも特徴と言えば特徴。単純に魅力が薄かったのかもしれませんが、KoRのような存在がいるのならあっても良かったかもしれないと思います。
こんな所です。
ついでにTop5カードも少し。
5位《ゴルガリの魔除け》
:記事でも触れられてますが、あの低評価をよくぞ覆した。よく私をバカにした奴らの鼻を明かしてくれた(´;ω;`)ウル
TNNの登場で更に評価を挙げましたが、Elves、D&Tに加えて、TNNを使う様なデッキではその他にもCliqeやScM等様々な相手がいる為本当にスイーパーとして優秀です。
4位《緑の太陽の頂点》
:Elvesも使われていますが、環境のマナ域が一つ後ろに下がった事からこのカードも多少は評価されやすくなったかと。
後はデッキか・・・。
3位《グリセルブランド》
:記事の通りチート。それだけ。
これ無くてもSnTもDredgeも強いからBanはやく。
2位《石鍛冶の神秘家》
:TNNより目立っていたGPの真の顔。なんせ文中にある通りデッキの要。
環境をアドゲー低速ゲーにしてタルモ以上にお見合いに草を生やした罪深き存在。
そりゃBlack閣下も必死になる。
1位《真の名の宿敵》
:GPの表の顔。
上位を見ると如何に活躍したかが判る。
が、文中でも触れた通り所詮3マナバニラの限界を感じました。
記事にある通り、お見合いゲーでは無く先置きゲーになるだけマシかもしれませんがねw早く終わるから。
気になったのは、各人の採用枚数ですね。多い方は4枚なんですがデッキによっては2枚もあります。タルモやKotRの様に簡単にはいかない部分ですかね?
また、BUG Delverは初期はTNN採用でった筈が、今は《墓忍び》が主流の様です。除去耐性は落ちるとはいえ最大速度(設置と攻撃力)が段違いですからね。
ここも重要かもしれませんね。
こんな所です。
ちかれた(ヽ´ω`)
年内最大のLegacy大会も終わり、後は余韻を残すのみ。
結果としては比較的順当な物になりましたね。
気になるとすれば、最近多少復調気味だったRUG Delverは今後どうするんでしょうかね?
さて今週はここまで。
今回もお付き合いいただけた方には感謝申し上げます。
ありがとうございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
P.S.
ところで我らがJunkは何処ですかね?
5名?
P.S.2
どうでもいいのですが、私はTNNは嫌いではないのですが、いじり甲斐のあるカードがただ強いだけのカードより好きなので、多分Patriot作ってもトラフトを使うと思います。
先日、夜中に急に目が覚めてからオボロロロロ・・・。
鯖寿司が当たったのか・・・?
少しすつ症状が治まり本日はかなりマシになるも、気力は減退中
(ヽ´ω`)
そんなこんなで更新予定はなかったのですが、折角の祭りですし、なかなか盛り上がっているようで他の型の感想を見ていて私も見たくなった次第です。
という事で、今週はSCG Openはお休み。
代わりに週末に行われたGP Washington D.C.を見ていきましょう。
とは言え、体調は悪いので軽~く。
詳しくは他の方のエントリーでも見て頂ければ。
さて、GPですが、初日の方は約1700人だそうで、物凄い盛況ですね。
GP Las Vegas 2013は横に置くとしても、Charlotte 2013や横浜2013には及ばないにしてもフォーマットがLegacyという事を考えれば十分な混雑ぶり。MTGの人気は未だ衰えてはいませんね。というより根強いと言った方がこの場合は良いかもしれませんが。
そして本選(2日目)には235名は出場したとか。
いいなぁ~。
日本でもLegacyをメインにしたGP開いてくれない物でしょうかね?
まぁ、競技人口的に参加者が4桁を下回りそうな勢いなので流石に無理か・・・。
で、まずの初日です。
(http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpwas13/day1)
文章の書き直しが余りに多くて面倒なので、明らかに不要の部分は消しておきます。初日に載せられているのは32名トーナメントの権利獲得者の様です。
済みませんでした。
権利獲得者のデッキ郡
RUG Delver
Lands
Death & Tax
Esper SfM
UW Miracle
Jund
TES
Death & Tax
RUG Delver
RUG Delver
Death & Tax
Slivers
UR Delver
UW MiracletR
です。
RUG Delver3名、D&T3枚がともにトップ勢力ですね。
ここ最近のSCGの結果でも見られるような判り易いメタです。
同じくSnT系が零と言うのも過剰に寂しい結果ですが、下火なのは事実。それよりもSnTを含めコンボがTES1名という事の方が余程驚きです。
やはりコンボに強いデッキが最上にメタに来ると厳しい物が在りますね。
では個々からは気になったデッキを少し。
リストは上のURLから確認してください。
まずはMarcel Shautz氏のRUG Delverです。
メインのリストからは《四肢切断》と《タール火》が特徴的。
かなりフェアデッキに対して強いメタを張っています。切断はまぁ、ビッグトーナメント御用達のミラーマッチを考えれば自然な選択でしょうね。
問題は後者。2種類目の火力は長年(?)《二股の稲妻》が担ってきました。Elvesはいるものの《未練ある魂》の急激な減少と《死儀礼のシャーマン/DrS》の台頭で大分薄れましたが、それでも《Chain Lightning》では無いのはなぜか?
環境的にDrS/SfMを除去出来る2点火力が有力なのは事実ですが、3点でも必要十分でしょう。Insである事がそこほどに大きかったという事ですかね。まぁ、《Volcanic Island》は立ててターンを返すのが基本ですし。
「部族」カードである点は一長一短。タルモの打点向上はMidrangeが増えている現状では有難い恩恵ですが、それはターンを重ねて初めて意味を成す事ですし、何よりミラーマッチでは相手へ塩を送りかねません。
それを考慮しても《ショック》が重要であったという事でしょうかね。
サイドも面白い。
《古の遺恨》不在で??でしたが《破壊的な享楽》が取り入れられています。ダメージソースになる点で有力でAtfを破壊できてもゲームが長引けば不利になるMidrange戦の性質を考えればなくは無い選択ですね。RGの2マナを構えるという苦行に耐えきる必要は合いますが。
《忌むべき者のかがり火》は謎ですが、土地が1枚でも運用可能なデッキに本来の意味で入るわけも無いので・・・あるとしたらElvesやD&Tに対してX=1でキャストするぐらいですかね?素直に《電謀》で良い気もしますが欲張るとこうなります。
墓地対策が《墓掘りの檻》1枚と言うのは少々以外ですが、これ一枚でReanimatorとElvesとGSZデッキを封殺できるので便利ですよね。
総数的にカウンターがかなり少ない部類です。
ここら辺もメタった結果でしょうね。
Mark Benning氏のD&T。
サイドの《呪われたトーテム像》が死なば諸共過ぎる・・・。
追加の《真髄の針》ではいけないのか・・・。若しくは《謙虚》。
このD&Tで気になるのは最終的に《ミラディンの十字軍》と《セラの報復者》の差ですね。
どちらに転ぶべきか?
Alex Bertoncini氏のDeathBlade。
《真の名の宿敵/TNN》入りのEsperは多い物の、DeathBladeに入れたのは珍しいですね。
当然《聖トラフトの霊》からのスイッチ。
3マナで場に出るTNNの性質上、タップアウトの可能性も高いため、カウンターを構えるにも多少の難があるので、ハンデスで露払いから入るというのは良い動きだと思います。
2マナ+ハンデスor3マナスペルと言う展開がメインになっており、DrSが大車輪の活躍をしますね。
Lewis Laskin氏のUW MiracleのHelmRip型です。
特徴は《海の神、タッサ》入りな事。《相殺》と《精神を刻む者、ジェイス》が有れば~的な事をそのままデッキにした形ですね。
他にも《拘留の宝球》《エネルギー・フィールド》《基本に帰れ/BTB》が信心に貢献します。
《天使への願い》が無いため基本はHelmコンボで勝つことになりますが、《ヴェンディリオン三人衆》と合わせてタッサがそこそこの速度で殴れる点は質実剛健。下手なMidrangeよりも動き出すと速いですね。
ただ、それ以上にControlデッキとしてタッサの「占術」の効果が大きいのが素晴らしいですね。
今回は振るいませんでしたが、依然メタ上でBTBが有効なのは変わりません。今後も見られるでしょうかね?
Kyle Pittleman氏のSliverは5c型です。
多くはBant型ですがこの様な形も在るのですね。
基本のBantカラーにRからは速攻と先制攻撃、Bからは絆魂を加えて単体で無双できる戦力を数で集めるような形ですね。
スペルは辛うじて《四肢切断》を載っていますが、他は《霊気の薬瓶》を除き後は全て生物。殴り合い上等も清々しいですねw
Goblins宜しくの構築姿勢ですが、子鬼どもと違い、アドも稼げなければサーチも無いこのデッキでカウンターやドローソースを抜いてしまって大丈夫なのでしょうかね?
5色故に土地も豊富で《古代の聖塔》等特別な物もあるんですね。
という事で2日目及び結果
(http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpwas13/day2)
(http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpwas13/welcome)
最終的に1700名の栄冠を勝ち取ったのはOwen Turtenwald氏のPatriotでした!!
以下Top16(一位→9位→16位)
Patriot
SneakShow
Dredge
Bant Aggro
Death and Taxes
Elve
BUG 続唱
Esper SfM
----------------
BUG Delver
RUG Delver
RUG Delver
BUG 続唱
DeathBlade
SneakShow
Esper SfM
BUG Delver
です。
これを見ると、大方の予想通り、UのテンポとMidrangeの独壇場の様な感じも受けます。
前日のトライアルではあれだけの強さを見せたD&Tが僅か1名と言うのはさみしい結果。逆に零名と死んでいたSneakShowは2名は輩出し面目を保った形。
何だかんだでSCGで見られるメタがそのまま具現化したような結果になりましたね。
ただ、アーキタイプはばらけているのだけは救いですか。
因みに2日目のメタを見ると
RUG(17%)、D&T(8%)、Elves(7%)、Esper(5%)、BUG続唱(5%)、BUG Delver(5%)、ANT(4%)、UW Miracle(4%)、SneakShow(4%)、その他(41%)です。
これを見ると、SneakShowが如何に強いデッキかがよく判りますね。
逆にRUG Delverは圧倒的最大勢力だったにも拘らず、Top16に2名で少々物足りない。もっと言うならTop8には残れていない。まぁ残念ながらTop8に優位がはっきりと付くデッキが有りませんしね・・・。
RUG Delverの強さと脆さも垣間見えますね・・・。
最も成功したのは《石鍛冶の神秘家》デッキですね。Tempo/Midrangeに跨って使われていて、Top8中実に4名(計15枚)も使用されています。話題のTNNも3名(9枚)と十分に多い数ですが悪までSfMの付属品扱いです。
如何に強くとも有能な3マナバニラの限界でしょうか?
さて、ここからはまた個別に。
リストは上記URLから見てくださいな。
まずは優勝したOwen Turtenwald氏のPatoriot。
私は従来のPatriotにTNNをトラフトとスイッチで入れるのにはかなり抵抗が強かったのです(何故ならPatriotはトラフトを基盤として組まれたデッキであるため)が、このOwen氏のデッキはトラフトデッキからしっかりとTNNデッキへとコンバートされています。
まず、《もみ消し》が全抜きされています。TempoデッキのLandDinale戦略と対コンボ、加えてトラフトへの応用もあったので役割的に大きかった部分ですが懐疑的な意見も多かった。其処をトラフトを抜く事で躊躇なく抜いてしまっています。
私もこれが最もトラフトデッキからの転換に必要な部分だと考えていたので非常にしっくりきています。
代わりに受け手の広い《呪文貫き》をフルで積み込む事が出来ています。また貧弱さを戦略とタイミングで補うための《ギタクシア派の調査》もTNNの安定性から必要性が薄れたため抜き。
また、過剰なブロッカーへの懸念が不要になるため、《渋面の溶岩使い》はサイド行き。抜いてしまっても良かったのかもしれませんがメタ的に必要にもなるのでサイドが妥当ですね。
枠が大きく取れる為、SfMを取ってもまだ余る状況。3枚で我慢していた各種カードにも手が出せます。サイドまで含めて不確定カウンターの割合が多いのは不安要素と言えば不安要素ですが・・・。
TNNの3枚目が不要なのか?と言う部分を置いてはほぼ描いていた理想のTricoloreのTNNデッキを見ているようです。
ただ、TNNの部分は1枚あれば事足りるカードですし、悪までDoS→SfMに続く3の矢なのでこの枚数でも問題ないのかもしれませんね。
サイドの《饗宴と飢餓の剣》は少々悩みますが・・・、DoSとTNNの性質上ブロッカーの回避は無い。タップアウトの緩和と言うのも無くは無いでしょうが枚数的に気にするほどでもない。在るに越した事は無い程度。
とすると、狙いはハンデスですかね。毎ターンハンデスする事で対コンボへの抑止力とする事ではないかと。打消しも非常に多く取られているため序盤戦を捌くだけならばわけは無いでしょう。そこから先マウントを取るための品といった所でしょうか?
・・・と言うかTopCardsに書いてあったw
もっと言えば先週の金曜日にOwen氏自身のデッキ解説を和訳したばっかりでしたw
(http://www.channelfireball.com/articles/owens-a-win-uwr-delver/)
なんと言うタイムリーww
と言うか忘れるなよ私ww
挙げても良いんですが、英語力屑過ぎて見るに堪えないので、他の人がアップしてくれると期待。
という訳で非常に、私好みのTricoloreTNNです。
正直もうPatriotとは別物なので、違う名前があると良いのですがね。
まぁ、Esper系どころか未だにTeamAmericaとBUG Delverが混同する様な状況なので無理でしょうがね・・・。
2位、Jared BoettcherのSneakShowはメインはこれと言った特徴はありません。
が、サイドは特殊。対小型を一掃できる《紅蓮地獄》があるためこの方面は十分だとは思っていたのですが《硫黄の精霊》まで取っています。如何にD&Tが驚異かが判りますね。
《方向転換》もそうですが、《真髄の針》《防御の光網》《神聖の力線》など防御的な物よりも、カウンター(反撃)系を好んでいるようですね。
また、コンボデッキにも拘らず2枚も採られている《墓掘りの檻》も目立ちますね。
3位、Drew Tunison氏のDregdeは生物が21枚と少々少ないですが、《グリセルブランド》の2枚目が取られています。
サイドは、てっきり《灰燼の乗り手》《エメリアの盾、イオナ》《炎の渦》あたりが取られるかと思っていたのですが・・・。
SnTは純粋な速度、対Comboは下火、小型生物は《大修道士、エリシュ・ノーン》で十分なのかもしれませんが・・・。
特にギタ調が入っているため、これら細かいケアをするよりも適時で突っ走った方が良いという事なのかもしれませんね。
4位、Sam Black氏のBant SfMです。ブラック閣下が持ち込んだのは謹製のBantカラーのBladeデッキですね。
最大の特徴は《貴族の教主》ですね。単純なマナ加速だけならDrSよりも安定していますし「賛美」が直接的な打点に成りやすい。DrSよりもある種TNNと相性が良いのでは?的なエントリーを上げる予定だったのですが必要が無くなりましたw
Gを足した事で生物単体での厚みが出て、単体除去のメタ的なシフトの時期をうまくつけるかもしれませんね。安定したマナ加速は《不毛の大地》《目くらまし》の効果の相対的なアップとGSZのテンポロスを補えます。TNNの4枚と言うのもやり過ぎ感は否めませんが、だぶつきが減らせます。
悠長なMidrangeをManaDinale地獄に叩き落としやすいですね。
当然ですが《聖遺の騎士》のお陰で攻防で優位を作り易く、《輪作》により対ファッティコンボにもメインから耐性を作れます。
とは言え、生物とGSZを取る関係上枠が無いためピアス含め追加のカウンターはサイド。初速はあるとは言えないため、ここら辺が難点ですね。ついでにアドも取れない。
サイドからはHateBearをはじめかなり生物が増える為、BantというよりMavericktUに近くなるかもしれませんね。《エーテル宣誓会の法学者》も悪くは無いですが《翻弄する魔道士》ではいけなかったんですかね?
サイドの《白鳥の歌》も良いですね。
前回のSCGのエントリーでも上げましたが、TNNがいる関係で相手の鳥tokenがあまり気にならない(ダメージレースで負けない、ブロックされない、DoSもトラフトもいない)のは良いですね。
このデッキは他のTNNデッキほど初速はありませんが、展開後の構成では太いので鳥は其処まで問題は無いでしょう。また、サイド後はピアス等の増加を警戒して特にマナをだぶつかせるプレイングで不確定カウンターを腐らせてしまう可能性も、確定カウンターなら心配無用ですね。
しかし、《白鳥の歌》3枚に《謙虚》2枚と、かなりある種のデッキへのHate値が高いですねw
《被覆》は4枚目の《白鳥の歌》ですかね?
今のメタを考えると檻を使いたいところですが、このデッキでは残念ですねw
《森の知恵》は余りサイドに見かけるカードではありませんが、カードの引き増しになりますし、消耗戦に成りやすいサイド後はアド手段の少ないこのデッキでは良いかもしれませんね。
追加の装備品を剣シリーズでは無く《梅沢の十手》の2枚目を取っているのも特徴と言えば特徴。単純に魅力が薄かったのかもしれませんが、KoRのような存在がいるのならあっても良かったかもしれないと思います。
こんな所です。
ついでにTop5カードも少し。
5位《ゴルガリの魔除け》
:記事でも触れられてますが、あの低評価をよくぞ覆した。よく私をバカにした奴らの鼻を明かしてくれた(´;ω;`)ウル
TNNの登場で更に評価を挙げましたが、Elves、D&Tに加えて、TNNを使う様なデッキではその他にもCliqeやScM等様々な相手がいる為本当にスイーパーとして優秀です。
4位《緑の太陽の頂点》
:Elvesも使われていますが、環境のマナ域が一つ後ろに下がった事からこのカードも多少は評価されやすくなったかと。
後はデッキか・・・。
3位《グリセルブランド》
:記事の通りチート。それだけ。
これ無くてもSnTもDredgeも強いからBanはやく。
2位《石鍛冶の神秘家》
:TNNより目立っていたGPの真の顔。なんせ文中にある通りデッキの要。
環境をアドゲー低速ゲーにしてタルモ以上にお見合いに草を生やした罪深き存在。
そりゃBlack閣下も必死になる。
1位《真の名の宿敵》
:GPの表の顔。
上位を見ると如何に活躍したかが判る。
が、文中でも触れた通り所詮3マナバニラの限界を感じました。
記事にある通り、お見合いゲーでは無く先置きゲーになるだけマシかもしれませんがねw早く終わるから。
気になったのは、各人の採用枚数ですね。多い方は4枚なんですがデッキによっては2枚もあります。タルモやKotRの様に簡単にはいかない部分ですかね?
また、BUG Delverは初期はTNN採用でった筈が、今は《墓忍び》が主流の様です。除去耐性は落ちるとはいえ最大速度(設置と攻撃力)が段違いですからね。
ここも重要かもしれませんね。
こんな所です。
ちかれた(ヽ´ω`)
年内最大のLegacy大会も終わり、後は余韻を残すのみ。
結果としては比較的順当な物になりましたね。
気になるとすれば、最近多少復調気味だったRUG Delverは今後どうするんでしょうかね?
さて今週はここまで。
今回もお付き合いいただけた方には感謝申し上げます。
ありがとうございましたm(_ _)m
この文章が何処かで誰かのお役に立てば幸いです。
P.S.
ところで我らがJunkは何処ですかね?
5名?
P.S.2
どうでもいいのですが、私はTNNは嫌いではないのですが、いじり甲斐のあるカードがただ強いだけのカードより好きなので、多分Patriot作ってもトラフトを使うと思います。
コメント
一応誘導スリヴァーなるサーチ用スリヴァーがいますよ
この5cスリヴァーデッキはアド稼げないしサーチもないって話ですよね
>Arvel さん
>acm さん
あ、成程。併催の常時行われる奴ですね。
直しておきます。
>ジン さん
解り難かったようですみません。